(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明者らは、複数の構成要素にフラグを配信するために、中央回路にルーティングされる離散したポイントツーポイント配線をなくしながら、フラグの信頼性の高い配信を可能にすることにより、様々な望ましい機能が可能になることを認識し理解した。例えば、テストシステムの異なる部分は、異なる「論理パターン生成器」として動作し得る。各論理パターン生成器は、テストシステムの構成要素の異なるサブセットを制御して、他の論理パターン生成器に関連付けられた構成要素もそれらの構成要素と同期する必要なく、同期して実行し得る。その結果、各論理パターン生成器に関連付けられた構成要素は、様々なイベントに応答して、様々な時間にパターンの実行フローの開始、停止、又は変更を行い得る。そのような柔軟性は、例えば、単一のテストシステムを用いて複数のDUTを同時にテストするに当たり、又は独立して動作する複数の機能コアを用いてDUTをテストするに当たり有用であり得る。
【0014】
本発明者らは、中央回路への離散したポイントツーポイント配線なしでフラグを配信することにより、離散配線を用いて実際に実施することが可能な論理パターン生成器よりも多数の論理パターン生成器がテスタ内で可能になり得ることをさらに認識し理解した。さらに、本発明者らは、離散配線が、特定のモジュールをテストシステムに設置するために、所定位置になければならないため、テストシステムの柔軟性を制限し得ることを認識し理解した。
【0015】
本明細書に記載されるテストシステムの実施形態は、モジュール間の直列通信パスによってテストシステムを構成し使用するに当たり、より高い柔軟性を提供し得る。同じテスタサイクルで全てのモジュールによって生成されるフラグの値は、通信パス上で
集約し得る。例えば、フラグが、サイクルでの障害を通知する場合、通信パスは、そのサイクル中にそのモジュールによってその障害が検出されたか否かを示すモジュールからの情報を
集約し得、それにより、そのサイクル中に任意の障害が発生したか否かの
集約された
表示を、通信パスから同時に読み出し得る。
【0016】
幾つかの実施形態では、この
集約は、複数のフラグを論理的に結合して単一の値にすることによって行われ得る。例えば、
集約された
表示は、個々のモジュールからのフラグの何れかが障害を示す場合、障害を示すように設定し得る。他の実施形態では、
集約された
表示は、同じテスタサイクル中のイベントを表す、異なるモジュールからのフラグが、通信パスを介して、情報を受信するモジュールに同時に提供され得るように、通信パス上の情報を編成することによって作成し得る。
【0017】
適切なタイミング関係のフラグ及び
集約された
表示を提供するために、モジュールの入力及び/又は出力は、バッファを通して通信パスに結合し得る。バッファは、通信パスに沿って時間的に関連する情報の伝搬時間に関連する時間についての情報をバッファリングするように構成し得る。例えば、通信パスは、モジュールを直列に接続し、順序を定義し得る。各サイクルで、情報のパケットは、1つのモジュールに関連付けられたインタフェース回路から、順序の中で次のモジュールに関連付けられたインタフェース回路に渡し得る。フラグを生成しているモジュールは、順序において最初に接続し得る。フラグに応答しているモジュールは、順序において最後に接続し得る。
【0018】
特定のサイクル中のイベントを表す情報のパケットが、あるモジュールのインタフェース回路から次のモジュールのインタフェース回路に渡される際、そのインタフェース回路は、特定のサイクルに関連する情報を、そのサイクルに関連するパケット内に既にある情報と
集約するために提供する。したがって、パケットが、サイクル中、イベントについての情報を生成しているモジュールに関連付けられたパスの第1の部分を渡ると、パケットは、全てのモジュールの
集約フラグを含むことになる。
【0019】
このパケットは通信パスに沿って続くにつれ、特定のサイクルの
集約情報は、順序において最後に接続されるモジュールに提供される。連続インタフェース回路は、例えば、各連続サイクルでのパケットにアクセスし得る。したがって、Nサイクル後、X個のモジュールが情報をパケットに追加し得、Y個のパケットがその情報にアクセスし得る。但し、(X+Y)=Nである。
【0020】
適切なタイミングのフラグ配信を提供するために、異なる長さの時間にわたり情報を記憶するバッファを使用して、モジュールの入力及び/出力を通信パスに結合し得る。特定のタイミング関係が、モジュールと通信パスとの間に存在する場合、バッファを使用して、モジュールによって出力されたフラグを、バッファがフラグを通信パスに出力する時間まで、タイミング関係が守られるような時間長にわたって記憶し得る。例えば、モジュールが、特定のサイクル中にフラグを生成し、通信パスが、フラグがMサイクル後に読み取られるように構成される場合、フラグは、Mサイクル後に読み取られるようにバッファに配置し得る。
【0021】
モジュールがフラグを同期して提供し、例えば、テストシステム内の複数のモジュールから特定の時間でテストシステムについての情報を調整することが有利であり得る。したがって、そのようなフラグの
集約は、特定の時間でのテストシステムの状態の
表示を提供し得る。例えば、幾つかのモジュールが、各サイクルでテストの結果(例えば、合格又は不合格)を示すフラグを提供し得る。これらのフラグを
集約することにより、これらのモジュールが集合的にテストに合格したか、それとも不合格であったかの
表示をテストシステムの他の部分に提供し得る。
【0022】
フラグ及び/又は
集約された
表示は、テストシステムによって同期してアクセスし得る。例えば、フラグ及び/又は
集約された
表示は、フラグ及び/又は
集約された
表示間の時間関係が保たれるようにアクセスし得る。そのような時間関係は、フラグ及び/又は
集約された
表示の同時生成又はテストシステムの単一のサイクル中での生成を含み得るが、生成の時間関係が処理中に保たれるような、異なる時間及び処理での生成を含むこともできる。
【0023】
テストシステムの構成要素は、1つ又は複数のフラグ及び/又は
集約された
表示の読み出しに基づいて動作を実行し得、それにより、テストシステムの構成要素は協働してテスト機能を実行することが可能であり得る。例えば、
集約された
表示が、テストの成功又は失敗の
表示を提供する場合、テストシステムは、テストシステム全体を通して、各モジュールで
集約された
表示を同期して読み出すことにより、
表示に基づいて後続動作を調整し得る。
【0024】
以下は、自動テストシステムで低待ち時間通信を実施する方法及び装置に関連する様々な概念及び実施形態のより詳細な説明である。本明細書に記載される様々な態様が任意の多くの方法で実施可能であることを理解されたい。特定の実施態様の例は、本明細書では例示のみを目的として提供される。さらに、以下の実施形態に記載される様々な態様は、単独で使用してもよく、又は任意の組合せで使用してもよく、本明細書に明示的に記載される組合せに限定されない。
【0025】
図1は、本発明の任意の実施形態に関連して使用し得る自動テスト機器を使用して、デバイスをテストするのに適するシステムを示す。特に、
図1は、各サイクルで、被試験デバイス(DUT)110の信号を生成するか、又はDUT110からの信号を測定するように、チャネル130
1、130
2、・・・、130
Nを制御するコントローラ120を備えるテスタ100を示す。チャネル130
1、130
2、・・・、130
Nは、ライン170
1、170
2、・・・、170
Nを介してそれぞれ、DUT110にテスト信号を送信し、DUT110からテスト信号を受信する。Nが、テストシステムのニーズに応じて任意の適する値をとり得ることが理解されよう。
【0026】
コントローラ120は、例えば、テスタ100によって実行されるテストプロセスを
表示するようにプログラムされたコンピュータを含み得る。そのような例示的なコントローラは、テスト中にデータを更に収集し、且つ/又は処理し得、オペレータへのインタフェースを提供し得る。コントローラ120は、複数のチャネル130
1、130
2、・・・、130
Nによって共有される回路を含むこともできる。
【0027】
図1の例では、チャネル130
1は更に詳細に示され、パターン生成器140、タイミング生成器150、及びピンエレクトロニクス160を含む。パターン生成器140は、テストシステムの各サイクル中、テストチャネル130
1の動作を定義するテストパターンの実行を行う。例えば、動作は、テストシステムをDUT110と相互作用させるテストパターンの部分を実行し得る。そのような相互作用は、1つ又は複数のテスト信号をDUT110上の1つ又は複数のテスト点に駆動すること、及び/又はDUT110上の1つ又は複数のテスト点から1つ又は複数のテスト点を受信することを含み得る。テストパターンがプログラムされた、システム100等の自動テストシステムは、テストパターンを任意の適するロケーションに記憶し得、それにより、パターン生成器はテストパターンを検索して実行することが可能である。非限定的な例として、テストパターンは、システム100内、例えばパターン生成器140内に配置されるメモリに記憶し得る。
【0028】
タイミング生成器150は、テスト信号間の遷移を制御するタイミング信号を生成する。例えば、タイミング生成器150は、テスト信号がDUT110に提供され始める開始時間又はDUT110から提供されるテスト信号を測定すべきときを定義し得る。
【0029】
ピンエレクトロニクス160は、ライン170
1を介してDUT110と送受信されるテスト信号のインタフェースを提供する。特に、ピンエレクトロニクス160は、DUT110上の1つ又は複数のテスト点にテスト信号を提供する駆動回路を含むとともに、DUT110上の1つ又は複数のテスト点からテスト信号を受信する検出回路を含む。駆動回路は、ドライバ162及びフリップフロップ164を含む。フリップフロップ164は、タイミング生成器150によって提供されるタイミング信号によってクロックされ、パターン生成器140からのデータが供給される。それにより、フリップフロップ164は、ドライバ162によって出力される特定のテスト信号及び出力される時間を制御することが可能である。
【0030】
ピンエレクトロニクス160は、ライン1701及び比較器166を介して、DUT110からテスト信号を検出することもできる。比較器は、プログラマブル参照値生成器168によって提供される参照値に加えて、DUT110上の1つ又は複数のテスト点から提供されるテスト信号を受信する。比較器166は、受信テスト信号が、プログラマブル参照値生成器168から提供される特定の値は又は指定される値の範囲を満たすか否かを判断し得る。例えば、比較器166を使用して、DUT110から受信したテスト信号が、実行中のテストの予期される結果に一致するか否かを判断し得るとともに、テスト信号が予期値よりも上であるか、それとも下であるかに基づいて高値又は低値を提供し得る。それにより、
ピンエレクトロニクス160は、テストの成功又は失敗を示すフラグを生成し、パターン生成器140に提供し得る。ラッチ165は、タイミング生成器150によってクロックされ、更に処理するために、比較器166の出力をパターン生成器140にもたらす。
【0031】
図1の例は、パターン生成器を使用して、被試験デバイスにテスト信号を提供し、且つ被試験デバイスからテスト信号を受信する非限定的な例として提供される。しかし、本発明はこの点において限定されないため、自動テストシステムの任意の適する実施態様を使用することができる。
図1がテストを実行する概念例として提供され、テストシステムでの実際の回路が、
図1に示されていない構成要素を含むこともでき、且つ/又は異なる構成を使用して示される構成要素を接続してもよいことが理解されよう。例えば、実際の回路では、パターン生成器は、クロック又はデータをフリップフロップ164又はラッチ165に提供しなくてもよく、むしろ、パターン生成器は、制御信号をタイミング生成器150に提供し、制御信号をタイミング生成器及び/又はシステム内の他の構成要素から受信してもよい。
【0032】
上述したように、テストの結果は、フラグ等のメッセージで実施し得、テストシステムの構成要素がメッセージに基づいて行い得る動作の順序で、テストシステム全体を通して配信し得る。例えば、
図1に示されるパターン生成器140は、DUT110がテストに失敗したことの
表示を受信し得る。
図1に示される任意のチャネル2、・・・、Nに配置される任意のパターン生成器がこの失敗に基づいてテストを構成できるように、失敗の
表示は、これらのパターン生成器のうちの1つ又は複数に通信することができる。しかし、パターン生成器が続く動作を
表示に基づかせるために、各パターン生成器は、同時等の特定のタイミング関係で動作する必要があり得る。上述したように、テストシステムの構成及び使用に柔軟性を有するシステムは、モジュール間に直列通信パスを提供することによって達成し得る。
【0033】
図2は、幾つかの実施形態による、直列通信パスを使用してメッセージを処理するのに適するシステムの概略図を示す。
図2の例では、システム200は、メッセージ生成器211〜213から発せられたメッセージをメッセージ消費器241〜243に通信する直列通信パス230を備える。
【0034】
メッセージ生成器211〜213は、出力としてメッセージを提供可能な任意の回路を備え得る。例えば、メッセージ生成器211〜213は、自動テストシステムの部分であるパターン生成器であってもよく、又は自動テストシステム内のモジュール(任意の数のパターン生成器を備え得る)であってもよい。しかし、本発明はこの点において限定されないため、任意の適するメッセージ生成器を使用し得る。
【0035】
メッセージ生成器211〜213は、メッセージを各バッファ221〜223に同期して提供するように動作する。例えば、システム200は、クロックの連続サイクルで動作し得、メッセージ生成器211〜213はそれぞれ、イベントを示すメッセージを出力し得、イベントは全て、テストシステムの同じサイクル中に生じたものである。しかし、メッセージ生成器211〜213がメッセージを同期して出力することを保証する任意の技法を使用し得る。
【0036】
メッセージ生成器が1つ又は複数のパターン生成器を備える任意の実施形態では、提供されるメッセージは、1つ又は複数のパターン生成器の任意の構成要素からの任意の適する
表示を反映し得る。例えば、メッセージは、単一のパターン生成器によって実行される単一のテストの成功若しくは失敗を示してもよく、又はパターン生成器の集まりによって実行されるテストの集まりの成功若しくは失敗を示してもよい。例えば、メッセージ生成器はパターン生成器であり得、提供されるメッセージは、テストの成功又は失敗を表す単一ビット等の、例えばフラグの形態のテスト失敗の
表示であり得る。別の例として、メッセージ生成器は、パターン生成器の論理群であり得、パターン生成器はそれぞれ、各論理群内のパターン生成器の出力を結合し、パターン生成器によって実行されるテストの集合的な成功又は失敗を示す単一の出力を提供する回路を備え得る。
【0037】
メッセージの内容に関係なく、バッファ221〜223は、各メッセージ生成器からメッセージを受信する(例えば、バッファ221は、メッセージをメッセージ生成器211から受信する)。各バッファは、メッセージ生成器から受信されるメッセージを記憶する。バッファは、任意の適する時間長にわたってメッセージを記憶し得、時間長は、システム200の動作のサイクル数であり得るが、バッファは、1サイクルよりも短い時間量、メッセージを記憶することもできる(すなわち、バッファは、メッセージの受信と同じサイクル中にメッセージを渡す)。
【0038】
バッファ221〜223は、キュー、スタック、又はリングバッファ等のメッセージを記憶可能な任意の適するハードウェアを備え得る。幾つかの実施形態では、バッファは先入れ先出し(FIFO)バッファである。しかし、一般に、メッセージをバッファリングする任意の適するメカニズムを使用し得る。バッファ221〜223は、バッファ内のあるロケーションの内容が、バッファの動作の各サイクル中に出力として提供されるタイプのものであり得る。例えば、バッファは、メッセージが、ある数のサイクルにわたってバッファリングされてから、出力されるFIFOであり得る。
【0039】
幾つかの実施形態では、バッファは、メッセージをバッファに異なる時間に記憶する。例えば、バッファは、メッセージをバッファの第1のロケーションに記憶し、システム200の続くサイクルでは、別のメッセージをバッファの同じロケーションに記憶し得る。バッファがFIFOである場合、これにより、例えば、バッファへのメッセージの記憶に続けて、異なる時間にメッセージをバッファから通信パスに出力することができる。
【0040】
バッファ221〜223がメッセージをいかに記憶するかに関係なく、バッファがメッセージを出力するとき、メッセージは通信パス230に提供され、通信パスはメッセージの
集約を実行する。通信パスは、メッセージに対して論理演算を実行することによる方法、又は幾つか若しくは全てのメッセージを結合して別のメッセージにすることによる方法を含め、任意の適する方法でメッセージを
集約し得る。幾つかの実施形態では、
集約は、通信パスの複数のロケーションで実行される。例えば、バッファ221から出力されるメッセージの
集約は、通信パスで実行し得、次に、この
集約メッセージは続けて、バッファ222から出力されるメッセージと
集約し得る。この
集約は、イベントに関連する複数のメッセージを同時に読み取ることができるような時間に実行し得る。代替又は追加として、
集約は、複数のメッセージを結合して、
集約された任意の回路でイベントが発生したか否かの
表示を提供する単一の値にすることにより、行い得る。しかし、一般に、通信パス230内の任意の数のロケーションで任意の
集約動作を実行し得る。
【0041】
メッセージの
集約がいかに実行されるかに関係なく、
集約メッセージはバッファ241〜243に提供される。バッファ221〜223と同様に、バッファ241〜243は、FIFOバッファを含め、キュー、スタック、又はリングバッファ等のメッセージを記憶可能な任意の適するハードウェアを備え得る。バッファ241〜243は、バッファ内の1つのロケーションの内容が、バッファの動作の各サイクル中に出力として提供されるタイプのものであり得る。例えば、バッファはFIFOであり得、FIFOでは、メッセージは、あるサイクル数にわたってバッファリングされてから、出力される。幾つかの実施形態では、1つ又は複数のバッファは、システム200の1サイクル未満にわってメッセージを記憶する(すなわち、バッファはメッセージの受信と同じサイクル中にメッセージを渡す)。
【0042】
バッファ241〜243は、
集約メッセージを各メッセージ消費器251〜253に出力する。例えば、バッファ241は、
集約メッセージをメッセージ消費器251に出力する。メッセージ消費器251〜253は、受信した
集約メッセージに基づいて1つ又は複数の動作を実行する(又は1つ若しくは複数の動作を実行するように他の回路に通知する)ことが可能な任意の回路であり得る。例えば、メッセージ消費器は、受信する
集約メッセージに基づいて後続動作を実行するテストシステムの構成要素であり得る。
【0043】
図2の特定の例が非限定的であり、システム200が、上記説明に一致するよう任意の数のメッセージ生成器、バッファ、及びメッセージ消費器を使用するように構成可能なことを理解されたい。さらに、通信パス230は、バッファ221〜223又はバッファ241〜243に直列接続する必要はなく、代わりに、パスに沿った任意のバッファへの複数の接続を有し得る。メッセージ生成器及び/又はメッセージ消費器はまた、
図2の例に示されるように、バッファと1対1の関係を有さなくてもよい。例えば、単一のメッセージ生成器は、メッセージを複数のバッファに提供し得、且つ/又は単一のバッファは、複数のメッセージ生成器からメッセージを受信し得る。加えて、通信パスは、並列に通信パスを通して複数のメッセージを結合し得る(且つ
集約もし得る)ような複数のトラックを備え得る。
【0044】
幾つかの実施形態では、メッセージを生成する回路は、メッセージを消費する同じ回路の部分である。例えば、テストシステム内のパターン生成器は、テスト失敗に応答してメッセージを生成するとともに、テスト失敗の
集約された
表示を消費する(例えば、テスト中に後続動作を決定するために)ことができる。そのような実施形態では、通信パス230はループになり、メッセージをメッセージ生成器から受信し、メッセージの
集約を実行し、次に、
集約メッセージを同じメッセージ生成器に提供する。これらの実施形態は、
図3の例に示される。
【0045】
図3は、幾つかの実施形態による、直列通信パスを使用してメッセージを処理するのに適するシステムの概略図を示す。
図3の例では、システム300は、メッセージをメッセージ生成器/消費器311〜313から通信パス330に提供し、通信パス330はメッセージの
集約を実行し、
集約メッセージをメッセージ生成器/消費器311〜313に提供する。
【0046】
図4は、幾つかの実施形態による、自動テストシステムでの複数のパターン生成器によって生成されるフラグを処理するのに適する回路の概略図を示す。
図4の例では、システム400は、パターン生成器411〜414によって生成されるフラグの
集約を実行し、
集約された
表示をパターン生成器に提供する。システム400は、システムの10サイクルにわたってこの処理を実行し、各サイクルの終わりで、システムを通って伝搬中のデータは、フリップフロップ436〜439若しくは471〜473のうちの1つでラッチされるか、又はバッファ421〜424若しくは461〜464のうちの1つでラッチされる。システム400は通信パス401を備え、この通信パスは、ORゲート431〜434を介して
集約を実行し、各サイクルの終わりで、フリップフロップ436〜439又は471〜473内でデータをラッチする。
【0047】
図4の例では、バッファ421〜424は、受信したフラグをキューの一番下に記憶し、各キューの有効深度は、通信パス401に接続される際のバッファ及びパターン生成器の順序での位置に基づいて異なり得る。
【0048】
バッファ421〜424は、4つのスロットを有するキューとして
図4に示されるが、この図が単に、説明されている概念を明確に示すために使用され、本明細書での記載に一致するバッファの任意の実施態様を使用し得ることを理解されたい。特定の例として、バッファ421〜424はFIFOであり得、
図4に示されるバッファは、FIFOのメモリ内の読み出しポインタと書き込みポインタとの間に4つの異なる距離を有して実施し得る(例えば、バッファ421の両ポインタは、バッファ424の両ポインタよりも互いに近い)。しかし、本発明はこの点において限定されないため、フラグが、システム400内の位置に基づいて特定の時間長にわたって記憶される任意のタイプのバッファの任意の実施態様を使用し得る。
【0049】
さらに、連続サイクルでバッファ421〜424に記憶されるフラグは、
図4では「C2」、「C3」、及び「C4」で表されるが、これが、システム400の幾つかのサイクルにわってバッファに記憶されるフラグの概念を表すために示されており、実際の回路が
図4に示されるものと異なり得ることも理解されよう。FIFOであるバッファ421〜424の例と同様に、
表示「C2」、「C3」、及び「C4」は、読み出しポインタと、フラグが最初にバッファに記憶された後の連続サイクル中にバッファに記憶されたフラグとの間の有効距離を示し得る。
【0050】
システム400の第1のサイクル(
図4において「C1」で示される)中、パターン生成器411〜414はそれぞれ、各パターン生成器によって実行されたテストが成功したか、それとも失敗したかを示すフラグを生成する。例えば、フラグは、テストの成功又は失敗を示す1ビット値(すなわち、高又は低)であり得る。このサイクル中、パターン生成器411〜414は、各バッファ421〜424にフラグを提供する。
【0051】
システム400の第1のサイクル中、パターン生成器411から出力されるフラグは、バッファ421内のスロット425に記憶される。バッファ421は、次のサイクル中、スロット425の内容がバッファから出力されるように構成される。また、システム400の第1のサイクル中、パターン生成器412からの出力されるフラグは、バッファ422内のスロット426に記憶される。バッファ422は、次のサイクル中、スロット426の内容が、
図4では「C2」と記されるバッファ422内の次のスロットに伝搬されるように構成される。同様に、システム400の第1のサイクル中、パターン生成器413から出力されるフラグは、バッファ423内のスロット427に記憶され、パターン生成器414から出力されるフラグは、バッファ424内のスロット428に記憶される。
【0052】
システム400の第2のサイクル中、バッファ421内のスロット425に記憶されたフラグは、バッファ421から出力される。また、このサイクル中、第1のサイクル中にバッファ422、423、及び424のスロット426、427、及び428にそれぞれ記憶されたフラグは、それぞれが
図4で「C2」と記される各バッファ内の次のスロットに伝搬される。
【0053】
バッファ421から出力されるフラグは、ORゲート431に入力され、このゲートは、フラグと、ORゲートの他の入力に入力されている通信パス401の内容とをする。例えば、通信パス401は、低値をORゲート431の入力に提供し得、それにより、ORゲートの出力は、バッファ421から提供される値を示す。しかし、バッファによって提供される値との
集約に、任意の適する値を提供し得る。第2のサイクルの終わりで、ORゲートから出力される値は、フリップフロップ436においてラッチされる。
【0054】
システム400の第3のサイクル中、バッファ422は、第1のサイクル中にスロット426に提供されたフラグを出力する。また、このサイクル中、第1のサイクル中にバッファ423及び424内のスロット427及び428にそれぞれ記憶されたフラグは、それぞれが
図4で「C3」と記される各バッファ内の次のスロットに伝搬される。バッファ422から出力されたフラグは、ORゲート432に入力され、このゲートは、この値を、前のサイクル中にORゲート431から出力された値であるフリップフロップ436でラッチされた値と
集約する。第3のサイクルの終わりで、ORゲート432から出力される値は、フリップフロップ437でラッチされる。
【0055】
システム400の第4のサイクル中、バッファ423は、第1のサイクル中にスロット427に提供されたフラグを出力する。また、このサイクル中、第1のサイクル中にバッファ424内のスロット428に記憶されたフラグは、
図4で「C4」と記されるそのバッファ内の次のスロットに伝搬される。バッファ423から出力されたフラグは、ORゲート433に入力され、このゲートは、この値を、前のサイクル中にORゲート432から出力された値であるフリップフロップ437でラッチされた値と
集約する。第4のサイクルの終わりで、ORゲート433から出力される値は、フリップフロップ438でラッチされる。
【0056】
システム400の第5のサイクル中、バッファ424は、第1のサイクル中にスロット428に提供されたフラグを出力する。バッファ424から出力されたフラグは、ORゲート434に入力され、このゲートは、この値をフリップフロップ438でラッチされた値と
集約する。第5のサイクルの終わりで、ORゲート434から出力される値は、フリップフロップ439でラッチされる。
【0057】
それにより、システム400の動作の上記サイクル中、第1のサイクル中にパターン生成器411〜414によって提供される4つのフラグは
集約され、第5のサイクルの終わりでフリップフロップ439でラッチされる
集約された
表示を提供する。
【0058】
図4の例では、
集約された
表示は、バッファ461〜464を介してパターン生成器411〜414に提供される。これにより、パターン生成器は、パターン生成器461〜464のうちの何れか1つから、任意のテスト失敗の
表示を受信することが可能であり得る。例えば、パターン生成器411はテスト失敗を生成しないが、パターン生成器414がテスト失敗を生成する場合、システム400の少数のサイクル内で、パターン生成器411は、
集約された
表示を介してその失敗の
表示を受信し得る。
【0059】
システム400の第6のサイクル中、フリップフロップ439でラッチされた
集約された
表示は、バッファ461のスロット465に提供され、更にフリップフロップ471でラッチされる。バッファ461は、次のサイクル中、スロット471の内容が、
図4で「C7」と記されるバッファ461内の次のスロットに伝搬されるように構成される。バッファ461〜464も同様に、後述するように、各スロットの内容を各バッファ内の後続スロットに伝搬するように構成される。
【0060】
システム400の第7のサイクル中、フリップフロップ471でラッチされる
集約された
表示は、バッファ462のスロット466に提供され、更にフリップフロップ472でラッチされる。また、このサイクル中、バッファ461内のスロット465に第6のサイクル中に記憶されたフラグは、
図4で「C7」と記されるそのバッファ内の次のスロットに伝搬する。
【0061】
システム400の第8のサイクル中、フリップフロップ472でラッチされた
集約された
表示は、バッファ463のスロット467に提供され、更にフリップフロップ473でラッチされる。また、このサイクル中、バッファ461内のスロット465に第6のサイクル中に記憶されたフラグ及びバッファ462内のスロット466に第7のサイクル中に記憶されたフラグはそれぞれ、
図4で「C8」と記されるそれらのバッファ内の次のスロットに伝搬する。
【0062】
システム400の第9のサイクル中、フリップフロップ473でラッチされた
集約された
表示は、バッファ464のスロット468に提供され、更にフリップフロップ474でラッチされる。また、このサイクル中、バッファ461内のスロット465に第6のサイクル中に記憶されたフラグ、バッファ462内のスロット466に第7のサイクル中に記憶されたフラグ、及びバッファ463内のスロット467に第8のサイクル中に記憶されたフラグはそれぞれ、
図4で「C9」と記されるそれらのバッファ内の次のスロットに伝搬する。
【0063】
システム400の第10のサイクル中、
集約された
表示は、各バッファ461〜464から各パターン生成器411〜414に出力される。上述したように、これにより、例えば、パターン生成器は、システム400の幾つかのサイクル内で、任意のパターン生成器411〜414からテスト失敗の
表示を受信することが可能であり得る。
【0064】
図4の例が単に、パターン生成器からのメッセージを
集約する通信パスの例示的な構成として提供され、本発明の他の実施形態が、
図4に示されていない他の構成を利用してもよいことを理解されたい。例えば、本発明は、1ビットフラグへのOR演算の実行に限定されないため、任意の
集約方法を利用し得、むしろ、論理演算に限定されない任意の適する演算を実行し得る。さらに、任意の数のパターン生成器を利用し得ることが理解されよう。
【0065】
さらに、
図4の例が幾つかのサイクルにわたる
集約を示すが、本発明の他の実施形態が、各
集約ステップでシステム400の異なるが、固定された数のサイクルを利用し得ることを理解されたい。そのような実施形態では、フラグが第1のサイクルで記憶されるバッファ内の位置は、それに従って調整されて、
集約に適切な時間にフラグがバッファによって出力されることを保証する。例えば、各
集約ステップに関連付けられたハードウェア(例えば、フリップフロップ436からフリップフロップ437まで)が、
図4の例に示されるような単一のサイクルではなく、システム400の4つのサイクルをとることがある。この例では、バッファ421〜424は、第1のサイクル中、フラグをバッファ421〜424内のスロット1、5、9、及び13にそれぞれ配置することができることを保証するために、最高で13個のスロットに対して十分なストレージを有する必要がある。
【0066】
さらに、システム400が、任意のサイクル中、
集約プロセスの幾つか又は全てのステップでデータを処理中であり得ることを理解されたい。
図4の例は、例示的なフラグがパターン生成器411〜414によって出力されている状態で開始される10サイクルのシーケンスを示したが、
図4の例示的なシーケンスの開始後の任意の時間に、同じシーケンスを再び開始し得ることが理解されよう。例えば、パターン生成器は、あらゆるサイクルでフラグを出力し得、パターン生成器は、あらゆるサイクルで
集約された
表示を受信し得、フリップフロップ436〜439及び471〜473は、あらゆるサイクルの終わりでデータをラッチし得る。それにより、システム400は、全て同じパターン生成器に伝搬されるパターン生成器群の何れか1つからのテスト失敗に、固定及び既知の時間を提供し得る。
【0067】
上述したように、テストシステムは、複数のモジュール内に複数のパターン生成器を備え得る。さらに、モジュールは、複数のスロットを含むバックプレーンに接続し得、且つ/又はテストシステムに複数のバックプレーンがあり得る。したがって、
図4に関連して上述したように、モジュール内のパターン生成器にわたって実行される
集約に加えて、追加の
集約をスロット及び/又はバックプレーンにわたって実行し得る。
【0068】
図5は、幾つかの実施形態による、自動テストシステムでのモジュール及びバックプレーンにわたってフラグを
集約するのに適する回路の概略図を示す。
図5の例では、
集約された
表示が、各モジュール内で特定されると、
集約された
表示は、それぞれ2つのバックプレーン内の4つのモジュールにわたって更に
集約され、次に、2つのバックプレーンにわたって更に
集約される。例えば、
図4に示されるフリップフロップ439において、各モジュール内で特定される
集約された
表示をシステム500に提供して、更に
集約し得る。例えば、
図5の例は、フリップフロップ439の出力をシステム500への入力として提供することにより(例えば、フリップフロップ439として
図5のフリップフロップ505を識別することにより)、
図4の例と結合し得る。同様に、他のモジュールは、
図5に示される他の入力として、それらのモジュール内で特定される
集約された
表示を提供し得る。システム500の出力は、フリップフロップ562から提供される
集約された
表示であり、次に、サイクル6〜10で
図4に示されるように配信する8つのモジュールのそれぞれに戻される。
【0069】
図5の例では、モジュール511〜514から出力される
集約された
表示は、ORゲート531、532、及び533によって3つのサイクルにわたって
集約される。
図4に関連して上述したように、テストの成功又は失敗を表すフラグの
集約された
表示を
集約して、フラグを生成したパターン生成器内の任意のテストが失敗したか否かについての
表示を生成し得る。それにより、モジュール511の出力は、モジュール511内のパターン生成器の
集約された
表示を表し、モジュール512の出力は、モジュール512内のパターン生成器の
集約された
表示を表すなどである。それにより、ORゲート533の出力は、モジュール511〜514内のパターン生成器の全ての
集約された
表示を提供する。同様に、ORゲート543の出力は、モジュール521〜524内の全てのパターン生成器の
集約された
表示を提供する。
【0070】
図5の例では、モジュール511〜514はバックプレーン551にあり、モジュール521〜524はバックプレーン552にある。次に、各バックプレーンから出力される
集約された
表示は、ORゲート561において
集約され、ORゲート561は、テストシステム全体を示す「グローバル」な
集約された
表示を生成し得る。各バックプレーン内の
集約は、他のバックプレーン内の
集約と同時に発生し得るため、システム500での
集約には、
図4の例で実行される処理よりも追加で4つのサイクルがかかり得る。例えば、2つのバックプレーンを有し、各バックプレーン内に4つのモジュールがあり、各モジュールに4つのパターン生成器がある(合計で32個のパターン生成器になる)テストシステムでは、システムでの全てのパターン生成器の
集約された
表示は、生成中のフラグの14サイクル内の32全てのパターン生成器に同期して提供し得る。
【0071】
それにより、
図4及び
図5の例は、自動テストシステム内の任意の場所での障害の低待ち時間
表示を、そのシステム内の全てのパターン生成器に提供し得る。しかし、
図4及び
図5の例は、テスト失敗を示す信号
表示(すなわち、
集約された
表示)が、テストシステムの部分について生成されるシステムを示し、この使用事例では、どの構成要素が失敗テストフラグを生成したかについてのあらゆる情報は失われる。
【0072】
幾つかの使用事例では、異なる
集約技法を利用して、どの構成要素が失敗テストフラグを生成したかについての情報を保持することが有利であり得る。例えば、フラグを時間多重化することにより、失敗を生成した構成要素についてのより多くの情報を
集約された
表示内に提供し得る。しかし、この技法では、システムの特定の構成要素を使用して生成された
表示が、
図4及び
図5の例でのようにあらゆるサイクル中ではなく、Mサイクル毎に生成されているため、時間分解能が低くなり得る。ここで、Mは1よりも大きい。
【0073】
図6は、幾つかの実施形態による、自動テストシステムでの複数のパターン生成器によって生成されたフラグを時間多重化するのに適する回路の概略図を示す。
図6の例では、テストシステムによって実行されるテストの成功又は失敗を示すフラグは、パターン生成器611〜614によって出力され、通信パス621によって
集約される。
【0074】
システム600の幾つかのサイクル中、各パターン生成器611〜614によって出力されたフラグは、同じパターン生成器によって出力される続くフラグと
集約される。このプロセスは、そのパターン生成器からそれらのサイクル中に失敗を示す任意のフラグがあったか否かを示す
集約された
表示を生成する。例えば、システム600の4つのサイクルにわたってパターン生成器611によって出力されるフラグが
集約されて、パターン生成器611がそれらの4つのサイクル中にテスト失敗を示す任意のフラグを生成したか否かの
集約された
表示を生成し得る。したがって、
図6の例で生成される
集約された
表示は、システム600内の各パターン生成器の
集約された
表示を含む。
【0075】
生成された
集約された
表示は、幾つかのタイムスロットを有する単一の信号に
表示を時間多重化することにより、1つ又は複数の回路に提供し得、各タイムスロットは、パターン生成器の1つからの
集約された
表示を含む。この特定の手法が単なる一例であり、時間にわたってフラグを
集約し、
集約された
表示を時間多重化する任意の適する技法を一般に使用し得ることを理解されたい。
図4の例では、
集約された
表示はバッファに提供され、バッファは、システム600の一連のサイクルにわたって1つずつ
集約された
表示を出力する。
【0076】
システム600の第1のサイクルでは、パターン生成器611〜614はそれぞれ、テストの成功又は失敗を示すフラグを出力する。上述したように、そのようなフラグは任意の形態をとり得、例えば、フラグは、テストの成功(低値)又はテストの失敗(高値)を表す単一のビットであり得る。フラグがいかに表されるかに関係なく、第1のサイクルにおいて、フラグはORゲート631に提供される。
図6の例では、4つのパターン生成器611〜614のそれぞれの処理は、別個の並列パスで行われ、各パスは、4つのORゲート及び4つのフリップフロップを直列に備える。明確にするために、これらのパスは、
図6では、回路内の構成要素619からの「4」と記された単一のパスで表される。例えば、パターン生成器611によって出力されるフラグは、ORゲート631のうちの第1のORゲートに提供され、第1のサイクルの終わりに、フリップフロップ636のうちの第1のフリップフロップでラッチされる。同様に、パターン生成器612によって出力されるフラグは、ORゲート631のうちの第2のORゲートに提供され、ORゲートによって出力される
集約フラグは、第1のサイクルの終わりに、フリップフロップ636のうちの第2のフリップフロップでラッチされるなどである。
【0077】
幾つかの実施形態では、構成要素619は、パターン生成器611〜614からのフラグを幾つかのサイクルにわたって記憶してから、フラグを通信パス631に提供するように構成されるバッファである。
【0078】
ORゲート631に提供される各フラグは、ORゲートのその他の入力に入力されている通信パス621の内容と
集約される。例えば、通信パス621は、ORゲート631の入力に低値を提供し得、それにより、ORゲートの出力は、パターン生成器611〜612から提供される値を示す。しかし、パターン生成器によって提供される値と
集約するために、任意の適する値を提供し得る。
【0079】
例えば、通信パス621が低値をORゲート631に入力する場合、パターン生成器611は、高値を出力し、パターン生成器612〜614は低値を出力し、フリップフロップ636のうちの第1のフリップフロップは、第1のサイクルの終わりに高値をラッチし、フリップフロップ636のうちのその他の3つのフリップフロップは低値をラッチする。
【0080】
システム600の第2のサイクル中、パターン生成器611〜614はそれぞれ、テストの成功又は失敗を示す別のフラグを出力する。これらのフラグは、第1のサイクル中にパターン生成器によって出力されるフラグとは別個であり、ORゲート632に提供される。第1のサイクル中にフリップフロップ636でラッチされた
集約フラグは、ORゲートのその他の入力に提供される。例えば、フリップフロップ636のうちの第1のフリップフロップは、ORゲート632のうちの第1のORゲートに入力として提供され、パターン生成器611の出力は、ORゲート632のうちの第1のORゲートに別の入力として提供される。
【0081】
システム600の第3及び第4のサイクル中、パターン生成器611〜614から引き続き出力されるフラグは、ORゲート633及び634によって同様に
集約される。システム600の第4のサイクルの終わりで、ORゲート634は、システム600の4サイクルにわたって
集約された各パターン生成器611〜614の
集約フラグを表す4つの値を出力する。それにより、これらの
集約された
表示は、パターン生成器611〜614のそれぞれについて、パターン生成器が、これらの4サイクル中のテスト失敗を示す少なくとも1つのフラグを出力したか否かを示し得る。
【0082】
集約フラグはバッファ650に提供され、バッファ650は、
集約された
表示を4つのスロット651〜654のうちの1つに記憶する。
図6の例では、バッファ650は、4つのスロットを有するキューとして示されるが、この図が単に明確にするために使用され、本明細書での説明に一致するバッファの任意の実施態様を使用し得ることを理解されたい。
【0083】
システム600の第5、第6、第7、及び第8のサイクル中、4つの
集約フラグがバッファ650から引き続き出力される。例えば、第5のサイクル中、パターン生成器611によって出力されるフラグから生成される
集約された
表示は、バッファから各パターン生成器611〜14に出力される。このサイクル中も、パターン生成器612によって出力されるフラグから生成される
集約された
表示は、バッファ650内のスロット652からスロット651に進む。同様に、スロット653及び654内の
集約された
表示はそれぞれスロット652及び653に進む。
【0084】
それにより、
図6の例では、4サイクル期間にわたる各パターン生成器によって出力されるフラグの
集約された
表示は、システム600内の4つのパターン生成器のそれぞれに提供される。
【0085】
図6の例が単に、パターン生成器からのメッセージを
集約し、時間多重化する通信パスの例示的な構成として提供され、本発明の他の実施形態が、
図6に示されていない他の構成を利用してもよいことを理解されたい。例えば、
図6に示されるパターン生成器611〜614は代わりに、テストシステム内のモジュール又はパターン生成器の任意の他の論理的な集まりであり得る。そのような使用事例では、通信パス621に結合された論理パターン生成器は、論理パターン生成器に含まれる物理的パターン生成器から出力されるフラグの
集約を実行してから、フラグを構成要素619に提供し得る。したがって、論理パターン生成器によって出力されるフラグは、例えば、システムの動作の前のサイクル内で物理的パターン生成器によって実行されたテストの成功又は失敗の
集約された
表示を含み得る。論理パターン生成器内の
集約は、本明細書に記載される任意の技法、例えば、
図4に関連して上述した
集約技法を使用して実行することができる。
【0086】
幾つかの実施形態では、パターン生成器(又は論理パターン生成器)は、2つ以上のバッファ650を利用して、
集約された
表示を記憶し配信するシステムで利用される。そのような実施形態では、
集約された
表示は、複数のタイムスロットと、複数のトラックとを有する信号であり得、タイムスロットは、バッファのうちの1つから出力される連続
集約された
表示に対応し、トラックは、バッファの数に対応する。例えば、128個のパターン生成器(又は論理パターン生成器)を備えるシステムは、4つのトラックと、32個のタイムスロットとを利用する。各パターン生成器によって出力されるフラグは、32サイクル期間にわたって
集約され、32個の1サイクルタイムスロットと、4つのトラックとを備える
集約された
表示として出力される。それにより、
集約された
表示は4つの
集約フラグを含み、各
集約フラグは、各タイムスロット内で、32サイクル期間にわたって単一のパターン生成器から生成される。しかし、本発明のこの点において限定されないため、時間多重化された
集約された
表示を提供する任意の適する方法を利用し得る。
【0087】
幾つかの実施形態では、
図6に関連して上述した技法を使用して生成される
集約された
表示は、システムによって実行された前のテストの
表示を記憶するメモリに提供される。例えば、メモリは、DUTのピン状態又はそのときに実行されていたテストパターンの部分等のシステムの動作中の特定時間からの「履歴データ」を記憶し得る。幾つかの実施形態では、データは、
集約期間の長さに対応する時間長にわたり、メモリに記憶される。幾つかの実施形態では、メモリは、バッファ、例えばFIFOとして実施される。
【0088】
例えば、4つのトラックと、32個のタイムスロットとを利用する128個のパターン生成器を備える上述した例示的なシステムでは、履歴データは、少なくとも64サイクルにわたってメモリに記憶し得、少なくとも64サイクルは、テストフラグがパターン生成器によって生成され、伝搬される
集約された
表示をパターン生成器に戻すのに十分な時間である。この技法により、例えば、メモリに記憶された
集約された
表示及びデータに基づいて、テストシステムの続く挙動を決定することができる。例えば、メモリがDUTのピン状態を記憶する場合、
集約された
表示により、テストシステムは、特定の障害についての詳細を特定し、それらの詳細に基づいて続く動作を実行することが可能であり得る。
【0089】
図6の例はいくつかのサイクルにわたる
集約を示すが、本発明の他の実施形態が、各
集約ステップにおいて、システム600の
、異なるが、固定された数のサイクルを利用し得ることを理解されたい。例えば、
集約された
表示内の各タイムスロットの幅が固定されており、
集約された
表示の時間窓が、
集約された
表示の生成にかかる時間に等しい限り、プロセスの各ステップ中にシステム600によってカウントされる物理的なサイクル数は問題ではない。
【0090】
さらに、システム600が利用するクロックが、システム600内の任意のパターン生成器(又は論理パターン生成器)によって使用されるクロックと同じである必要がないことを理解されたい。クロックが同じ周波数で動作する必要はないため、システム600の動作をパターン生成器と同期させる任意の適する技法を利用し得る。
【0091】
図7は、
図6に示されるシステム600の12個の例示的なサイクルを示す図である。
図7の例では、パターン生成器611〜614から出力されるフラグは、それぞれ線721〜724として示されている。線721〜724は、フラグ出力が失敗したテストを表す場合、高値を含み、フラグ出力が成功したテストを表す場合、低値を含む。例えば、パターン生成器611は、
図7に示される12サイクル中、2つの高値及び10の低値を出力する。
【0092】
システム600によって生成される
集約された
表示は、「トラック1」730及び出力740によって示される。出力740は、現在のタイムスロットに対応する
集約された
表示が高の場合、高であり、対応する
集約された
表示が低の場合、低である。
【0093】
システム600によって利用されるクロックは、
図7の例に線750で示される。上述したように、1サイクルの期間が、
集約された
表示内のタイムスロットの期間に等しい必要はない。例えば、
図7の例でのクロック期間は、示される値の半分又は1/4であることができ(したがって、例えば、タイムスロットはそれぞれ、クロック期間の2倍又は4倍である)、本明細書に記載される技法に一致することができる。
【0094】
図6に関連して上述したように、システム600の最初の4つのサイクル中、4つのパターン生成器611〜614の
集約された
表示が生成される。これらの4つのサイクルは、
集約期間711として示され、
図700の下においてクロックサイクルC1〜C4によって示される。システム600の続く4サイクル中、
集約された
表示は、
集約期間712内に、
図700の下においてクロックサイクルC5〜C8によって
図7に示される時間多重化出力740として提供される。同時に、これらの4つのサイクル中、パターン生成器611〜614によって出力される次の4つのフラグの
集約された
表示が生成され、これらの
集約された
表示は、
集約期間713中に時間多重化出力として提供される。
【0095】
図7の例では、
集約期間711中、任意のパターン生成器611〜614によって出力される失敗したテストを示すフラグのみが、サイクル1中にパターン生成器611により出力され、サイクル3中にパターン生成器612により出力される(それぞれ線721及び722で示される)。上述したように、各パターン生成器からのフラグは、
集約期間711中に
集約され、
集約期間712中、出力740の4つのタイムスロットの1つ内で提供される。出力740の第1のタイムスロットは、前の
集約期間中にパターン生成器611によって出力されるフラグに対応するため、出力740は、このタイムスロット中で高である。同様に、出力740の第2のタイムスロットは、前の
集約期間中にパターン生成器612によって出力されるフラグに対応するため、出力740は、この第2のタイムスロット中で高である。出力740の第3及び第4のタイムスロットはそれぞれ、パターン生成器613及び614によって出力されるフラグに対応し、これらのパターン生成器は、前の
集約期間中、失敗したテストを示すフラグを出力しないため、これらのタイムスロット中、出力740は低である。
【0096】
図7の例では、
集約期間712中、テスト失敗を示すフラグが、サイクル2においてパターン生成器611によって出力され、サイクル1及び4においてパターン生成器612により出力され、サイクル4においてパターン生成器613によって出力される(それぞれ線721〜723で示されるように)。各パターン生成器からのフラグは、
集約期間712中に
集約され、
集約期間713中、出力740の4つのタイムスロットのうちの1つ内で提供される。
集約期間713中の出力740の最初の3つのタイムスロットは、パターン生成器611〜613に対応し、これらのパターン生成器のそれぞれは、この
集約期間中、高値を出力し、これら3つのタイムスロットは高である。
集約期間713中の残りのタイムスロットは、パターン生成器614によって出力されるフラグに対応し、このパターン生成器は、前の
集約期間中に失敗したテストを示すフラグを出力しないため、このタイムスロット中、出力740は低である。
【0097】
図7の例には示されていないが、その
集約期間中に高値になったパターン生成器によって出力される任意のフラグが、前の
集約期間中に出力されていたであろうため、出力740が、単に明確にするために、
集約期間711全体を通して低値を有して示されることを理解されたい。
【0098】
図8は、幾つかの実施形態による、直列通信パスを使用してメッセージを処理する方法を示す。
図8に示される方法800は、上述した実施形態を含む、直列通信パスを使用してメッセージを処理可能な任意の適するテストシステムで実行し得る。
【0099】
方法800は、動作810で開始され、動作810では、M個のメッセージが生成される。メッセージは、テストシステム内で生成し得る任意の適するメッセージを含み得る。例えば、動作810において生成されたM個のメッセージは、テストシステムによって実行されるテストの結果の
表示を含み得る。メッセージは、任意の形態をとり得、例えば、情報の1つ又は複数のビットを含み得る。メッセージは、上述したように、パターン生成器によって生成されるテストの成功又は失敗の1ビット
表示であり得る。
【0100】
動作820において、値が、通信パス内の第1の位置に設定される。設定される値は、その値が、動作810で生成される1つ又は複数のメッセージと
集約可能なような任意の適する値を含み得る。例えば、値は、低値に設定された1ビットであり得るが、任意の形態の任意の数のビットを含み得る。
【0101】
動作830において、動作810において生成されるM個のメッセージのうちの第1のメッセージは、動作820において設定される値と
集約される。
集約は、結果がメッセージと値との両方に依存するような任意の適する動作又は1組の動作を含み得る。例えば、メッセージ及び値の
集約は、OR演算又はAND演算等の論理演算を含み得る。
【0102】
動作840において、動作810において生成されたM個のメッセージのうちの第2のメッセージが、動作830において実行された
集約の結果と
集約される。この
集約は、動作830において実行された
集約と同じ又は異なる
集約動作を含み得る。動作850において、M個のメッセージのうちの最後のメッセージが
集約されていない場合、動作840は、M個のメッセージのうちの次のメッセージ及び前の
集約の結果を用いて再び実行される。この
集約は、これまで方法800で実行された任意の
集約動作と同じ又は異なる
集約動作を含み得る。
【0103】
動作850において、M個のメッセージのうちの最後のメッセージが
集約された場合、最後の
集約の結果が宛先、例えば、1つ又は複数の回路に提供される。最後の
集約は、例えば、テストを実行するときに、テストシステム内の1つ又は複数の回路が失敗したことの
表示を提供し得る。
【0104】
本明細書で概説した様々な方法又はプロセスは、1つ又は複数のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向け集積回路(ASIC)等の任意の適するハードウェアで実施し得る。バッファを含め、データ構造は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に任意の形態で記憶し得、且つ/又はデジタル回路を備え得る。説明を簡潔にするために、データ構造は、データ構造内のロケーションを通して関連するフィールドを有するものとして示され得る。そのような関係は同様に、フィールド間の関係を伝える非一時的なコンピュータ可読媒体内のロケーションにフィールドの記憶を割り当てることによって達成し得る。しかし、ポインタ、タグ、又はデータ要素間に関係を確立する他のメカニズムの使用を通してを含め、データ構造のフィールド内の情報間に関係を確立するために、任意の適するメカニズムを使用し得る。
【0105】
また、様々な本発明の概念は、一例が提供された1つ又は複数の方法として実施し得る。方法の一環として実行される動作は、任意の適する方法で順序付けし得る。したがって、動作が、例示的な実施形態では順次動作として示されるにも関わらず、幾つかの動作を同時に実行することを含み得る、示される順序とは異なる順序で実行される実施形態を構築し得る。
【0106】
全ての定義は、本明細書で定義され使用される場合、辞書での定義、参照により援用される文献での定義、及び/又は定義される用語の通常の意味よりも優先されるものとして理解されたい。
【0107】
不定冠詞「a」及び「an」は、ここで本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、逆のことが明確に示されない場合、「少なくとも1つ」を意味するものとして理解されるべきである。
【0108】
ここで本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、1つ又は複数の要素のリストを参照した語句「少なくとも1つ」は、要素のリスト内の要素の任意の1つ又は複数から選択される少なくとも1つの要素を意味するが、要素のリスト内に特に列挙されたありとあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含むわけではなく、要素のリスト内の要素の任意の組合せを除外しないものとして理解されるべきである。この定義では、語句「少なくとも1つ」が参照する要素のリスト内で特に識別される要素以外の要素が、特に識別される要素に関連するか否かに関係なく、任意選択的に存在し得ることも可能である。
【0109】
語句「及び/又は」は、ここで本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、そうして結合される要素、すなわち、場合によっては、結合して提示されることもあり、分離して提示されることもある要素の「いずれか一方又は両方」を意味するものとして理解されるべきである。「及び/又は」を用いて列挙される複数の要素も同様に解釈されるべき、すなわち、そうして結合される要素の「1つ又は複数」として解釈されるべきである。「及び/又は」節によって特に識別される要素以外の他の要素が、特に識別される要素に関連するか否かに関係なく、任意選択的に存在し得る。したがって、非限定的な例として、「A及び/又はB」への言及は、「備える」等のオープンエンド言葉と併せて使用される場合、一実施形態では、Aのみ(任意選択的にB以外の要素を含む)を指すことができ、別の実施形態では、Bのみ(任意選択的にA以外の要素を含む)を指すことができ、更に別の実施形態では、A及びBの両方(任意選択的に他の要素を含む)を指すことができるなどである。
【0110】
ここで本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、「又は」は、上で定義した「及び/又は」と同じ意味を有するものとして理解されるべきである。例えば、リスト内で項目を隔てる際、「又は」又は「及び/又は」は、包含的であるものとして、すなわち、幾つかの要素又は要素のリストのうちの少なくとも1つを包含するが、2つ以上及び任意選択的に列挙されていない追加の項目も包含するものとして理解されるものとする。「のうちの1つのみ」若しくは「のうちの厳密に1つ」又は特許請求の範囲で使用される場合には「からなる」等の逆を明確に示す用語のみが、幾つかの要素又は要素のリストのうちの厳密に1つの要素の包含を指す。一般に、本明細書で使用される場合、用語「又は」は、「いずれか一方」、「のうちの1つ」、「のうちの1つのみ」、又は「のうちの厳密に1つ」等の排他的な用語が後置される場合のみ、排他的な選択肢(すなわち、「1つ又は他方、しかし両方ではない」)を示すものとして解釈されるものとする。「本質的に〜からなる」は、特許請求の範囲で使用される場合、特許法の分野で使用される通常の意味を有するものとする。
【0111】
請求項要素を修飾するための特許請求の範囲での「第1の」、「第2の」、「第3の」等の序数詞の使用はそれ自体、ある請求項要素が別の請求項要素よりも優先されること、先行すること、若しくは請求項要素の順序又は方法の動作が実行される時間的順序を暗示しない。そのような用語は単に、特定の名称を有するある請求項要素を、(序数詞を使用しなければ)同じ名称を有する別の要素から区別するためのラベルとして使用される。
【0112】
本明細書で使用される表現及び用語は、説明を目的としており、限定としてみなされるべきではない。「含む」、「備える」、「有する」、「包含する」、「関わる」及びそれらの変形の使用は、その前に列挙される項目及び追加の項目の包含を意味する。
【0113】
本発明の幾つかの実施形態を詳細に説明したが、当業者は様々な変更及び改善を容易に思い付くであろう。
【0114】
例えば、テストシステム内の直列通信パスの設計及び動作についての技法を説明した。これらの技法は、他の状況で適用することもできる。例えば、コンピュータシステムを含む任意のデジタル回路で直列通信パスを使用する低待ち時間通信が、本明細書に記載の技法を使用し得る。
【0115】
さらに、イベントの
表示の一例として、1ビット失敗フラグを説明した。イベントが失敗である必要はない。本明細書に記載の技法は、例えば、テストシステムの動作を変更するプログラム命令の実行を含め、任意の適するタイプのイベントについての情報を
集約し記述するのに使用し得る。さらに、イベントが1ビットである必要はない。イベントは、複数のイベント又は複数値のイベントを通信し得るように、マルチビットフォーマットで通信し得る。
【0116】
そのような変更及び改善は、本発明の趣旨及び範囲内にあると意図される。したがって、上記説明は単なる例としての説明であり、限定として意図されない。本発明は、以下の特許請求の範囲及びその均等物によってのみ規定される。