(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記トリグリセリド脂質成分の質量百分率含有量は下記とおり、トリリノレイン5.47〜6.69%、1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド14.63〜17.88%、1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド5.9〜7.21%、1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド14.88〜18.19%、1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド11.55〜14.11%、1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド2.57〜3.14%、トリオレイン16.25〜19.86%、1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド9.07〜11.08%、1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド1. 54〜1. 88%、1,3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド1. 71〜2. 09%および1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド1.45〜1. 78%である、
ことを特徴とする請求項1に記載のヨクイニン油。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的はヨクイニンから抽出した1つのヨクイニン油を提供することにある。その特徴は下記とおりであり、該ヨクイニン油は下記質量百分率含有量を有する11種のトリグリセリド脂質成分が含まれており、つまり、トリリノレイン4.87〜6.99%、1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド13.00〜18.69%、1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド5.25〜7.54%、1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド13.23〜19.02%、1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド10.26〜14.75%、1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド2.28〜3.28%、トリオレイン14.44〜20.76%、1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド8.06〜11.58%、1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド1. 37〜1. 97%、1,3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド1. 52〜2. 19%および1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド1. 29〜1. 86%である。
好ましくは、前記11種のトリグリセリド脂質成分の質量百分率含有量は下記とおり、トリリノレイン5.47〜6.69%、1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド14.63〜17.88%、1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド5.9〜7.21%、1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド14.88〜18.19%、1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド11.55〜14.11%、1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド2.57〜3.14%、トリオレイン16.25〜19.86%、1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド9.07〜11.08%、1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド1. 54〜1. 88%、1,3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド1. 71〜2. 09%および1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド1.45〜1. 78%である。
さらに好ましくは、前記11種のトリグリセリド脂質成分の質量百分率含有量は下記とおり、トリリノレイン5.96〜6.20%、1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド15.93〜16.58%、1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド6.43〜6.69%、1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド16.20〜16.87%、1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド12.57〜13.09%、1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド2.79〜2.91%、トリオレイン17.69〜18.42%、1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド9.87〜10.27%、1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド1. 68〜1. 74%、1,3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド1.86〜1. 94%および1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド1. 58〜1. 65%である。
【0004】
前記含有量は共にトリグリセリド化合物はヨクイニン油においての質量百分率含有量と指し、それは本発明に記載の方法によって調製し得たヨクイニン油を原料として、調製とクロマトグラフ分離法で11つのトリグリセリド単量体化合物を得て、重み付け、計算を介して得た。また本分野における従来の分析方法によって得ることもできる。
【0005】
そのうち、前記ヨクイニン油は脂肪油として検出した物理化学的定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.917〜0.920、20℃時の屈折率が1.471〜1.474、酸価が<0.2、ヨウ素価が102〜106、けん化価が188〜195である。
【0006】
本発明に記載のヨクイニン油は下記方法によって得たものであり、つまり、
超臨界二酸化炭素で抽出するステップにおいて、ヨクイニンを20〜60メッシュに粉砕し、超臨界二酸化炭素抽出器で抽出してから、ヨクイニン粉を抽出ケトル抽出器に装入し、本体内層の循環熱水によって二酸化炭素予熱器、抽出ケトル抽出器および分離カラムを加熱して、抽出温度と分離温度をそれぞれ33〜45℃と30〜45℃に達成させ、分離機Iと分離機IIの出口における温度をそれぞれ20〜50℃と15〜35℃に保持させており、液体二酸化炭素は2. 5 kg /h·kg〜7. 5 kg /h·kg(ヨクイニン粉の質量に計算して)の流量で高圧ポンプにより加圧して二酸化炭素予熱器に進入して超臨界状態下の流体を構成してから、抽出ケトル抽出器に進入し、圧力19〜23Mpaを保持して、1種のオイルを抽出し得ており、該種のオイルが溶解された超臨界二酸化炭素流体は分離カラムに進入され、分離カラムの圧力を7〜10Mpaにコントロールして分離を行い、分離カラムからの二酸化炭素気体は分離機Iと分離機IIに順次進入され、それぞれ圧力を5〜7Mpaと4〜6Mpaに保持し、解析により得た水分などの不純物を除去し、二酸化炭素気体は凝縮器によって液体二酸化炭素に変身して循環使用になり、2〜3時間で連続抽出してから、ヨクイニン粗オイルがすでに製成される。
精製するステップにおいて、超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の60℃〜90℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量36%〜56%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、18〜24時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、18〜24時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、40〜50時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られたその上層を油重量70%〜90%のアセトンで解乳し、2〜4時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に3〜8%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌し、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量2〜6%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、40℃〜50℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、1〜2時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、再度油重量8〜12%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過したオイルは160℃〜170℃によって1〜2時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してからすでに製成される。
【0007】
好ましくは、前記精製するステップは下記とおり、
超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の60℃〜90℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量36%〜56%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、20時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、22時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、46時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られた上層を油重量70%〜90%のアセトンで解乳し、3時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に5%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌した後、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量4%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、40℃〜50℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、1時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、再度油重量10%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過したオイルは160℃〜170℃によって2時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してからすでに製成される。
【0008】
本発明に記載のヨクイニン油は淡黄色の澄明液体であり、ちっぽけなにおいで味が薄い。それは石油エーテルまたはトリクロロメタンの中で極めて溶解されやすく、アセトンに易溶、エタノールに微溶、水に不溶される性質である。
【0009】
本発明に記載の方法に基づいて調製し得たヨクイニン油は2010年版中国薬典第1部付録における方法によって検出を行い、その物理化学的定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.917〜0.920、20℃時の屈折率が1.471〜1.474、酸価が<0.2、ヨウ素価が102〜106、けん化価が188〜195である。そのうち、薬典における前記酸価系は、脂肪と脂肪油またはその他類似物質1gを中和することにおいて含有された遊離脂肪酸に所要する水酸化カリウムの重量(mg数)と指す。油脂類製品の質量についての研究において、酸価は重要な評価指標になり、本願に記載のヨクイニン油としては、その酸価がすべて0.2以下に収められ、すなわち調製工程における超臨界抽出パラメータとアルカリ化などの精製プロセスの最適化によって調製し得たヨクイニン油は下記の利点を有し、一方雑質としての遊離脂肪酸の含有量が極めて低くて、製品の品質が比較的によくなり、他方その中に大量のトリグリセリド類活性成分が富化され、純度が比較的に高く、且つそのうちのトリグリセリド類成分の種類は明確で、含有量が安定である。その外、他の物理化学的定数、例えケン化価、ヨウ素価等については、マルチロットサンプル測定でそれらの値の変化範囲が比較的に小さいため、さらに本発明記載のヨクイニン油の質量は安定的なもので、臨床薬としてより一層安全である。本発明に記載の調製方法は収率が高く、コストが低く、製品性能が安定で、工業化の生産に適し、安全性も制御可能になる。
【0010】
本発明のもう1つの目的は1つのヨクイニン油含有の薬物製剤を提供することにある。具体的に本発明に記載のヨクイニン油及び1種、または複数種の薬学的に許容され得るキャリアを含む。
そのうち、前記薬学的に許容され得るキャリアは、薬学分野における従来の希釈剤、賦形剤、充填剤、乳化剤、結合剤、滑沢剤、吸収促進剤、界面活性剤、崩壊剤、潤滑剤または酸化防止剤を含み、さらに必要に応じて香味剤、甘味剤、防腐剤または着色剤を加えてもよい。
【0011】
前記薬学的に許容され得るキャリアは下記化合物から選出してもよく、つまり、マンニトール、ソルビトール、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、塩酸システイン、チオグリコール酸、メチオニン、大豆リン脂質、ビタミンC、ビタミンE、EDTA−2Na、EDTAカルシウムナトリウム、1価のアルカリ金属の炭酸塩、酢酸塩、リン酸塩またはその水溶液、塩酸、酢酸、硫酸、リン酸、アミノ酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、乳酸ナトリウム、スチレンエステル溶液、安息香酸、ソルビン酸カリウム、酢酸クロルヘキシジン、キシリトール、マルトース、グルコース、フルクトース、デキストラン、グリシン、澱粉、ショ糖、乳糖、マンニトール、シリコン誘導体、セルロース及びその誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、グリセリン、界面活性剤トゥイーン80、寒天、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム、界面活性剤、ポリエチレングリコール、シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、リン脂質系材料、カオリン、タルカムパウダー、ステアリン酸カルシウムまたはステアリン酸マグネシウムである。
【0012】
前記薬物製剤は、経口固形製剤、経口液剤または注射剤てあってもよい。
好ましくは、前記経口固形製剤はカプセル剤、錠剤、滴丸、顆粒剤、濃縮滴丸のうちのいずれか1種から選ばれる。前記経口用液体製剤は水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップ剤またはエリキシル剤から選ばれ、または使用前に水または他の好適なキャリアで再度調合できる1つの乾燥製品である。前記注射剤はナノ懸濁剤、リポソーム、乳剤、フリーズドライ注射剤および水溶液注射剤のいずれか1種から選ばれる。
さらに好ましくは、前記注射剤は下記成分を含み、本発明に記載のヨクイニン油50g〜350gで、注射用大豆リン脂質または注射用可能な大豆リン脂質10〜40gで、注射用グリセリンまたは注射用可能なグリセリン15〜50gで、注射用水は1000mlまでを加算する。
【0013】
前記注射剤は下記方法によって調製できる。
処方用量の注射用大豆リン脂質または注射用可能な大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリンまたは注射用可能なグリセリンを加えて且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油と水分散液をそれぞれ60〜70℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は5〜12 MPa、高圧は25〜50MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度3〜6回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOH、またはHClでpH値が4.8〜8.5、好ましくは6.8〜7.0、最も好ましくは6.8であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
前記カプセル剤は下記成分を含み、ヨクイニン油200〜800g、酸化防止剤及び/または乳化剤0.20〜0.60gで、1000錠を作成する。
前記カプセル剤は下記方法によって調製できる。
【0014】
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:0.6〜1.2:0.3〜0.8:0.0001〜0.01の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン、防腐剤を秤量、グリセリン、精製水、防腐剤(10%のエチルパラベン溶液、安息香酸、ソルビン酸カリウム、酢酸クロルヘキシジンのうちの1種から選ばれる)をパイロゾル溶融タンクに順次装入し、70℃〜90℃に加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、56℃〜62℃下で格納して予備用としており、
薬液を調合するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、酸化防止剤および/または乳化剤(酸化防止剤はビタミンEで、乳化剤は界面活性剤トゥイーン80である)を調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、15℃〜30℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、カプセルに印字、梱包したらすでに商品が得られる。
【0015】
本発明が薬効実験によって見出したのは、前記ヨクイニン油及びその製剤は複数のヒトの腫瘍細胞株に異なる程度の抑制作用を持つため、腫瘍疾患治療薬として成り得る。
そのため、さらに本発明の目的は、前記ヨクイニン油、薬物製剤により抗腫瘍薬物の調製における1つの応用を提供することにある。
そのうち、前記腫瘍は早期、中期または末期の肺ガン、肝臓がん、膵臓がん、前立線がん、卵巣がんまたは乳がんと指す。
【0016】
以下は実験のデータによって本発明に記載のヨクイニン油及び製剤は抗腫瘍治療面においての有益な効果を説明する。
【0017】
一、体外MTT法でヨクイニン油及びその製剤は8種類のヒト腫瘍細胞株に対する抑制効果の測定
1、実験材料と調製
(1)細胞株:PANC−1(ヒト膵臓がん細胞)、SKOV3(ヒト卵巣がん細胞)、MCF−7(ヒト乳がん細胞)、Bcap−37(ヒト乳がん細胞)、SMMC−7721(ヒト肝臓がん細胞)、HepG−2(ヒト肝臓がん細胞)、A549(ヒト肺がん細胞)、H460(ヒト肺がん細胞)で、前記細胞株上海医薬工業研究所薬理評価研究センターによって保存、且つ継代維持される。
(2)DMEM完全培地:10%新生ウシ胎児血清(GIBCOBRL)、ペニシリン-ストレプトマイシンを添加する。
(3)0.25%トリプシン溶液(Trypsin):インビトロジェン株式会社(Invitrogen)から購入、−20℃で保存する。
(4)リン酸緩衝液(PBS):NaCl8g、KCL0.2g、Na
2HPO
41.15g、KH
2PO
40.2g、再蒸留水1Lに溶解され、121℃で20分間高圧で消毒、4℃で保存する。
(5)MTT(AMRESCO)溶液:PBSで5mg/mL溶液を調整する。
(6)溶解液:100mlのディオン再蒸留水にSDS10g、イソブチルアルコール5ml、濃塩酸0.1mlが含有される。
【0018】
2、実験方法
前記細胞株に対するサンプルの抑制効果は、MTT法により測定される。
具体的なステップは下記とおり、
(1)細胞培養において、1細胞を窒素液体からを取り出し、37℃の水浴において速やかに解凍してから、細胞を無菌作業台において6ml細胞培地を加えて10ml無菌遠心チューブに移し1000回転/分で5分間遠心する。上澄みを捨てて、沈殿において5〜6ml細胞培地を加え、パスツールピペットを動揺して懸濁させた後細胞培養ボトルに移し、37℃細胞インキュベータ内に格納される。2翌日、細胞インキュベータから細胞を取り出し、細胞瓶における細胞培地を廃棄し、5〜6ml細胞培地を加え、37℃で細胞インキュベータ内に格納される。3隔日、細胞をインキュベータから取り出し、細胞瓶における細胞培地を廃棄し、PBS(pH7.4)2〜3mlを加えて振り動かしてから洗浄、PBS溶液を捨てた後洗浄をもう一度繰り返す。培養フラスコに3〜5滴の0.25%トリプシン溶液を入れて均一にキャッピング揺れを行いた後、蓋閉めてから37℃の細胞インキュベータで3分程度内蔵させてから後、顕微鏡で観察されている細胞は培養ボトル壁上から外れることを発見した後、細胞培地2mlを加えて、パスツールピペットで動揺させボトル壁から細胞を完全に離脱させた後、2つクリーンフラスコ内にそれぞれ移し、細胞培地5〜6mlを加え均一動揺させた後、37℃細胞インキュベータに内蔵される。4隔日、3のステップを繰り返す。培養の全部過程において、壁依存の細胞の過密な成長が許可されず、また懸濁細胞の対数増殖期を常に守っている。
(2)サンプル及び対照品の調製において、ヨクイニン油サンプルを適量秤量してDMSOに溶解させ、濃度が10mg/mLの溶液を得た後、PBSで段階希釈を行って、濃度が10mg/mL、5000μg/ml、2500μg/ml、1250μg/ml、625μg/ml、312.5μg/mlである希釈サンプルを得た。
(3)希釈されたサンプルを平底96ウェルプレートに入れ、10μl/ウェルとなるように2つの平行試験を行う。DMSOを相応的に段階希釈してからウェルプレートに装入し、対照用とする。
(4)対数増殖期における細胞を取り、細胞はトリプシン処理を経て且つ洗浄後10%のウシ胎児血清を含む培地に懸濁させ、トリパンブルー色素排除試験法で生細胞数をカウントし、且つ細胞懸濁液密度を2×10
5細胞/mlまでに調整する。
(5)細胞を加えた平底96ウェルプレートに37℃で、5%の二酸化炭素細胞インキュベーターに48時間に培養する。
(6)20μlの5mg/mLMTT溶液を各ウェルに入れ、インキュベータにおいて3〜4時間の保温を継続する。
(7)各ウェルに100lμl溶解液を加え、インキュベータに保温を一晩継続し、生成されたホルマザン結晶を十分に溶解させる。570nmの 吸光度値を測定する。
(8) 吸光度値に基づいて各サンプル濃度群の細胞増殖抑制率を算出する。その算出式は以下のとおり:
(1−実験用ウェルにおける平均の光吸収値/コントロールウェルにおける平均の光吸収値)×100%。
【0020】
4、まとめ
異なる濃度の本発明におけるヨクイニン油は体外において前記8種腫瘍細胞株に対する異なる程度の抑制効果を有する。
試験により確認されたことは、本発明に記載のヨクイニン油及びその製剤はともに上述した試験例に記載の効果を達成できる。
さらに以下の具体的な実施形態によって本発明を説明するが、但し本発明に対する制限としない。
【発明を実施するための形態】
【0021】
実施例1 ヨクイニン油の調製
超臨界二酸化炭素で抽出するステップにおいて、ヨクイニンを20メッシュに粉砕し、超臨界二酸化炭素抽出器で抽出してから、ヨクイニン粉を抽出ケトル抽出器に装入し、本体内層の循環熱水によって二酸化炭素予熱器、抽出ケトル抽出器および分離カラムを加熱して、抽出温度と分離温度をそれぞれ40℃と45℃に達成させ、分離機Iと分離機IIの出口における温度をそれぞれ50℃と35℃に保持させており、液体二酸化炭素は2.5 kg /h·kg(ヨクイニン粉の質量に計算して)の流量で高圧ポンプにより加圧して二酸化炭素予熱器に進入して超臨界状態下の流体を構成してから、抽出ケトル抽出器に進入し、圧力20Mpaを保持して、1種のオイルを抽出し得ており、該種のオイルが溶解された二酸化炭素流体は分離カラムに進入され、分離カラムの圧力を7Mpaにコントロールして分離を行い、分離カラムからの二酸化炭素気体は分離機Iと分離機IIに順次進入され、それぞれ圧力を7Mpaと6Mpaに保持し、解析により得た水分などの不純物を除去し、二酸化炭素気体は凝縮器によって液体二酸化炭素に変身して循環使用になり、2.5時間で連続抽出して、ヨクイニン粗オイルが製成される。
精製するステップにおいて、超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の60℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量45%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、20時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、22時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、46時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られた上層を油重量80%のアセトンで解乳し、3時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に5%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌し、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量4%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、45℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、1時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、油重量10%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過したオイルは165℃によって2時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してから、ヨクイニン油がすでに製成され、その収率は4.5%であり、測定した物理化学定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.917で、20℃時の屈折率がは1.471、酸価が0.18、ヨウ素価が102、ケン化価が190である。
【0022】
実施例2 ヨクイニン油の調製
超臨界二酸化炭素で抽出するステップにおいて、ヨクイニンを30メッシュに粉砕し、超臨界二酸化炭素抽出器で抽出してから、ヨクイニン粉を抽出ケトル抽出器に装入し、本体内層の循環熱水によって二酸化炭素予熱器、抽出ケトル抽出器および分離カラムを加熱して、抽出温度と分離温度をそれぞれ35℃と40℃に達成させ、分離機Iと分離機IIの出口における温度をそれぞれ20℃と15℃に保持させており、液体二酸化炭素は7. 5 kg /h·kg(ヨクイニン粉の質量に計算して)の流量で高圧ポンプにより加圧して二酸化炭素予熱器に進入して超臨界状態下の流体を構成してから、抽出ケトル抽出器に進入し、圧力22Mpaを保持して、1種のオイルを抽出し得ており、該種のオイルが溶解された二酸化炭素流体は分離カラムに進入され、分離カラムの圧力を8Mpaにコントロールして分離を行い、分離カラムからの二酸化炭素気体は分離機Iと分離機IIに順次進入され、それぞれ圧力を6Mpaと5Mpaに保持し、解析により得た水分などの不純物を除去し、二酸化炭素気体は凝縮器によって液体二酸化炭素に変身して循環使用になり、2時間で連続抽出して、ヨクイニン粗オイルが製成される。
精製するステップにおいて、超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の90℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量56%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、22時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、20時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、48時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られた上層を油重量90%のアセトンで解乳し、2時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に8%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌し、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量6%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、42℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、2時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、油重量9%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過した油は170℃によって1.5時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してから、ヨクイニン油がすでに製成され、その収率は4.9%であり、測定した物理化学定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.920で、20℃時の屈折率がは1.473、酸価が0.19、ヨウ素価が104、ケン化価が188である。
【0023】
実施例3 ヨクイニン油の調製
超臨界二酸化炭素で抽出するステップにおいて、ヨクイニンを40メッシュに粉砕し、超臨界二酸化炭素抽出器で抽出してから、ヨクイニン粉を抽出ケトル抽出器に装入し、本体内層の循環熱水によって二酸化炭素予熱器、抽出ケトル抽出器および分離カラムを加熱して、抽出温度と分離温度をそれぞれ33℃と39℃に達成させ、分離機Iと分離機IIの出口における温度をそれぞれ30℃と20℃に保持させており、液体二酸化炭素は5. 5 kg/h·kg(ヨクイニン粉の質量に計算して)の流量で高圧ポンプにより加圧して二酸化炭素予熱器に進入して超臨界状態下の流体を構成してから、抽出ケトル抽出器に進入し、圧力19Mpaを保持して1種のオイルを抽出し得ており、該種のオイルが溶解された二酸化炭素流体は分離カラムに進入され、分離カラムの圧力を9Mpaにコントロールして分離を行い、分離カラムからの二酸化炭素気体は分離機Iと分離機IIに順次進入され、それぞれ圧力を5Mpaと4Mpaに保持し、解析により得た水分などの不純物を除去し、二酸化炭素気体は凝縮器によって液体二酸化炭素に変身して循環使用になり、3時間で連続抽出して、ヨクイニン粗オイルが製成される。
精製するステップにおいて、超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の80℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量36%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、18時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、18時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、42時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られた上層を油重量75%のアセトンで解乳し、2時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に3%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌し、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量2%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、47℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、1時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、再度油重量11%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過した油は窒素ガ160℃によって2時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してから、ヨクイニン油がすでに製成され、その収率は4.7%であり、測定した物理化学定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.918で、20℃時の屈折率がは1.474、酸価が0.15、ヨウ素価が102、ケン化価が194である。
【0024】
実施例4 ヨクイニン油の調製
超臨界二酸化炭素で抽出するステップにおいて、ヨクイニンを50メッシュに粉砕し、超臨界二酸化炭素抽出器で抽出してから、ヨクイニン粉を抽出ケトル抽出器に装入し、本体内層の循環熱水によって二酸化炭素予熱器、抽出ケトル抽出器および分離カラムを加熱して、抽出温度と分離温度をそれぞれ35℃と42℃に達成させ、分離機Iと分離機IIの出口における温度をそれぞれ40℃と30℃に保持させており、液体二酸化炭素は4. 5 kg /h·kg(ヨクイニン粉の質量に計算して)の流量で高圧ポンプにより加圧して二酸化炭素予熱器に進入して超臨界状態下の流体を構成してから、抽出ケトル抽出器に進入し、圧力21Mpaを保持して1種のオイルを抽出し得ており、該種のオイルが溶解された二酸化炭素流体は分離カラムに進入され、分離カラムの圧力を10Mpaにコントロールして分離を行い、分離カラムからの二酸化炭素気体は分離機Iと分離機IIに順次進入され、それぞれ圧力を7Mpaと5Mpaに保持し、解析により得た水分などの不純物を除去し、二酸化炭素気体は凝縮器によって液体二酸化炭素に変身して循環使用になり、2時間で連続抽出して、ヨクイニン粗オイルが製成される。
精製するステップにおいて、超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の70℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量50%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、19時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、21時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、50時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られた上層を油重量85%のアセトンで解乳し、4時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に6%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌し、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量5%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、50℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、1. 5時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、再度油重量12%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過した油は162℃によって1時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してから、ヨクイニン油がすでに製成され、その収率は4.0%であり、測定した物理化学定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.920で、20℃時の屈折率がは1.471、酸価が0.16、ヨウ素価が105、ケン化価が192である。
【0025】
実施例5 ヨクイニン油の調製
超臨界二酸化炭素で抽出するステップにおいて、ヨクイニンを60メッシュに粉砕し、超臨界二酸化炭素抽出器で抽出してから、ヨクイニン粉を抽出ケトル抽出器に装入し、本体内層の循環熱水によって二酸化炭素予熱器、抽出ケトル抽出器および分離カラムを加熱して、抽出温度と分離温度をそれぞれ42℃と45℃に達成させ、分離機Iと分離機IIの出口における温度をそれぞれ35℃と25℃に保持させており、液体二酸化炭素は6. 5kg /h·kg(ヨクイニン粉の質量に計算して)の流量で高圧ポンプにより加圧して二酸化炭素予熱器に進入して超臨界状態下の流体を構成してから、抽出ケトル抽出器に進入し、圧力23Mpaを保持して1種のオイルを抽出し得ており、該種のオイルが溶解された二酸化炭素流体は分離カラムに進入され、分離カラムの圧力を8Mpaにコントロールして分離を行い、分離カラムからの二酸化炭素気体は1級分離機Iと分離機IIに順次進入され、それぞれ圧力を6Mpaと4Mpaに保持し、解析により得た水分などの不純物を除去し、二酸化炭素気体は凝縮器によって液体二酸化炭素に変身して循環使用になり、2.5時間で連続抽出して、ヨクイニン粗オイルが製成される。
精製するステップにおいて、超臨界二酸化炭素で抽出して得たヨクイニン粗オイルに、油重量の55%の80℃の石油エーテルを加えてから、酸価によって油重量40%の2%NaOH溶液を加えて10分間撹拌してから、24時間で静置してから後、下層ソーダ油さいを除去、上層を取って浄水で水洗を行い、24時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層を取って第二回水洗を行い、44時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、取られた上層を油重量70%のアセトンで解乳し、3時間で静置してから後、下層のアセトン廃液を除去しており、取られた上層の油溶液に4%の活性化した中性アルミナを加えて30分撹拌し、濾過しており、濾液を加熱してから、油重量3%の活性化したカオリンを加えて撹拌し、40℃下で30分保温してから濾過しており、濾液を減圧し溶剤を回収してから、再度浄水を加えて水洗を行い、2時間で静置してから後、下層廃水を除去しており、上層の油は窒素ガス充てん法で加熱減圧乾燥を行い、再度油重量8%の活性化した中性アルミナを加えて撹拌し、冷たいところに静置して濾過し、濾過した油は窒素ガ165℃によって2時間で減圧乾熱滅菌を行い、冷却した後0.2μmの微孔性濾過膜を介して濾過してから後、500mlの輸液ガラス瓶にそれぞれ装入し、密閉してから、ヨクイニン油がすでに製成され、その収率は4.3%であり、測定した物理化学定数は下記とおり、20℃時の相対密度が0.917で、20℃時の屈折率がは1.473、酸価が0.14、ヨウ素価が103、ケン化価が192である。
【0026】
実施例6 トリリノレインに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油用溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が12.6〜14.2minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、トリリノレインがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=878.7344(Calcd. =878.7363、C
57H
98O
6)、不飽和度=9。
IR(KBr film):1746、1170、1098、2928、2856、724、3008、1655cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【表3】
【表4】
【0027】
実施例7
1−オレイン酸−2,3−リノール酸グリセリドに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油用溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が15.4〜17.3minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1−オレイン酸−2,3−リノール酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=880.7518(Calcd. =880.7520、C
55H
98O
6)、不飽和度=7。
IR(KBr film):1747、1164、1098、2925、2854、723、3008、1655cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0028】
実施例8、1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリドに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油用溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が17.4〜18.1minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、粗生成物が得られておる。
二次精製の際において、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、前記粗生成物を移動相Bで20mg/mLの溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(10mm×250mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜23min:50%〜60%であり、32〜43min:60%〜90%であり、43〜60min:100%である。流速は3mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が31.2〜34.7minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリドのモノマーがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=854.7370(Calcd. =854.7363、C
55H
98O
6)、不飽和度=7。
IR(KBr film):1746、1165、1095、2926、2854、722、3009、1648cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0029】
実施例9
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリドに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が18.4〜20.2minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1−オレイン酸−2,3−リノール酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=882.7678(Calcd. =882.7672、C
57H
102O
6)、不飽和度=7。
IR(KBr film):1747、1163、1097、2925、2855、723、3007、1655cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0030】
実施例10
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリドに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が20.3〜21.4minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=856.7519(Calcd. =856.7513、C
55H
100O
6)、不飽和度=6。
IR(KBr film):1747、1164、1098、2925、2854、723、3008、1655cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0031】
実施例11
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリドに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が25.7〜26.2minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=830.7371(Calcd. =830.7363、C
53H
98O
6)、不飽和度=5。
IR(KBr film):1747、1164、1098、2925、2854、723、3008、1655cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0032】
実施例12
トリオレインに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が26.6〜27.7minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、トリオレインがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=884.7851(Calcd. =884.7833、C
57H
104O
6)、不飽和度=6。
IR(KBr film):1749、1165、1095、2925、2854、723、3004、1654cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0033】
実施例13
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリドに対する分離と同定
P3000A高速液体相調製クロマトグラフを用いて分離を行い、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、移動相Bを加えて50mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(20mm×150mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜27min:50%〜60%であり、27〜35min:90%であり、35〜45min:100%である。流速は18mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が28.2〜29.3minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、粗生成物が得られておる。
二次精製の際において、移動相Aはアセトニトリル、移動相Bはアセトニトリル−テトラヒドロフラン(1:1)であり、前記粗生成物を移動相Bで20mg/mLの溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:1.5mL。カラムはSuperstar Benetnach
TMC
18(10mm×250mm、5μm)。グラジエント条件は移動相B:0〜23min:50%〜60%であり、32〜43min:60%〜90%であり、43〜60min:100%である。流速は3mL/min。紫外線検出波長は208nm。保持時間が32.9〜35.1minであるクロマトグラフピークストリームの流動部分を収集してから後、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=858.7672(Calcd. =858.7676、C
55H
102O
6)、不飽和度=5。
IR(KBr film):1747、1166、1095、2926、2854、722、3003、1654cm
−1(弱い)。
1H−NMRデータは表3を参照。
13C−NMRデータは表4を参照。
【0034】
実施例14
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリドの調製
CHEETAH−HP100高速液体相調製クロマトグラフを用いてしょほの分離を行う。移動相はアセトニトリル−テトラヒドロフラン(78:22)であり、テトラヒドロフランを加えて750mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離注入量は毎回:2ml。カラムはVenusil XBP C18(2)(50
*250mm、5μm100Å)で、流速は80mL/min。紫外線検出波長は205nm/280nmである。保持時間が29-38minであるクロマトグラフピークの流動部分を収集して、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、粗生成物が得られておる。
二次精製の際において、移動相はアセトニトリル−ジクロロメタン(65:35)であ、前記粗生成物をジクロロメタンで10mg/mLの溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:2mL。カラムはVenusil XBP C18(L)(30
*150mm、5μm150Å)で、流速は32mL/min。紫外線検出波長は205nm/280nmである。保持時間が15minであるクロマトグラフピークの流動部分を収集して、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=832.7542(Calcd. = 832.7566、C
53H
100O
6),不飽和度=4。
IR(KBr film):1747、1166、1095、2925、2854、722、3003、1654cm
−1(弱い)。
1H−NMR(CDCl
3)データは表5を参照。
【表5】
13C−NMR(CDCl
3)データは表6を参照。
【表6】
【0035】
実施例15、1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリドの調製
CHEETAH−HP100高速液体相調製クロマトグラフを用いてしょほの分離を行う。移動相はアセトニトリル−テトラヒドロフラン(78:22)であり、テトラヒドロフランを加えて750mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離注入量は毎回:2ml(1.5g)。カラムはVenusil XBP C18(2)(50
*250mm、5μm100Å)で、流速は80mL/min。紫外線検出波長は205nm/280nmである。保持時間が29-38minであるクロマトグラフピークの流動部分を収集して、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、粗生成物が得られておる。
二次精製の際において、移動相はアセトニトリル−ジクロロメタン(65:35)であ、前記粗生成物をジクロロメタンで10mg/mLの溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:2mL。カラムはVenusil XBP C18(L)(30
*150mm、5μm150Å)で、流速は32mL/min。紫外線検出波長は205nm/280nmである。保持時間が17minであるクロマトグラフピークの流動部分を収集して、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=886. 8011(Calcd. = 886. 7991, C
57H
106O
6),不飽和度 = 5。
IR(KBr film):1747、1166、1095、2926、2856、722、3003、1654cm
−1(弱い)。
1H−NMR(CDCl
3)データは表7を参照。
【表7】
13C−NMR(CDCl
3)データは表8を参照。
【表8】
【0036】
実施例16、1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリドの調製
CHEETAH−HP100高速液体相調製クロマトグラフを用いてしょほの分離を行う。移動相はアセトニトリル−テトラヒドロフラン(78:22)であり、テトラヒドロフランを加えて750mg/mLのヨクイニン油溶液を調製した。分離注入量は毎回:2ml(1.5g)。カラムはVenusil XBP C18(2)(50
*250mm、5μm100Å)で、流速は80mL/min。紫外線検出波長は205nm/280nmである。保持時間が29-38minであるクロマトグラフピークの流動部分を収集して、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、粗生成物が得られておる。
二次精製の際において、移動相はアセトニトリル−ジクロロメタン(65:35)であ、前記粗生成物をジクロロメタンで10mg/mLの溶液を調製した。分離サンプル注入体積量は毎回:2mL。カラムはVenusil XBP C18(L)(30
*150mm、5μm150Å)で、流速は32mL/min。紫外線検出波長は205nm/280nmである。保持時間が19minであるクロマトグラフピークの流動部分を収集して、窒素ガス保護の下でロータリーエバポレーターによって減圧濃縮させ、クロロホルムで10mLバイアルに移し、真空乾燥キャビネット中において35℃で6時間乾燥した後、窒素ガスを充填し、乾燥されたサンプルを冷蔵庫において凍結保存し、1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリドがすでに製成される。
HR−EI−MS:m/z=884.7832(Calcd. = 884.7848,C
57H
104O
6),不飽和度 = 6。
IR(KBr film):1747、1164、1098、2925、2855、723、3008、1655cm
−1(弱い)。
1H−NMR(CDCl
3)データは表9を参照。
【表9】
13C−NMR(CDCl
3)データは表10を参照。
【表10】
【0037】
実施例17、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 100g
注射用大豆リン脂質 10g
注射用グリセリン 15g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.10%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 16.18%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.56%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 16.69%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド12.96%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.88%
トリオレイン 18.30%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 10.18%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 72%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.88%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 60%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油脂と水分散液をそれぞれ60℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は6MPa、高圧は30MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度4回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が8.5であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0038】
実施例18、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 300g
注射用可能な大豆リン脂質 40g
注射用可能なグリセリン 50g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 4.87%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 13.00%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 5.25%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 15.13%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド10.26%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 3.05%
トリオレイン 20.46%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 11.50%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 95%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 2.16%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.84%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油脂と水分散液をそれぞれ70℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は12 MPa、高圧は45MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度3回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が7.1であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0039】
実施例19、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 200g
注射用大豆リン脂質 25g
注射用可能なグリセリン 30g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 5.47%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 14.75%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.01%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 18.19%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド14.11%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.60%
トリオレイン 16.25%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 9.11%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 88%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 2.09%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.76%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油脂と水分散液をそれぞれ65℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は10MPa、高圧は30MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度5回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が4.8であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0040】
実施例20、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 150g
注射用可能な大豆リン脂質 35g
注射用グリセリン 30g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 5.96%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 15.93%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.43%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 16.20%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド12.57%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.79%
トリオレイン 17.69%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 9.87%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 75%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.92%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.66%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油脂と水分散液をそれぞれ68℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は7MPa、高圧は35MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度3回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が6.8であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0041】
実施例21、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 200g
ビタミンE 0.20g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.20%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 16.58%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.69%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 16.87%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド13.09%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.91%
トリオレイン 18.42%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 10.27%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 67%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.86%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.56%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:1.2:0.8:0.01の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン及び10%のエチルパラベン溶液を秤量、グリセリン、精製水、10%のエチルパラベン溶液をパイロゾル溶融タンクに順次装入し、70℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、60℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、ビタミンEを調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、18℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。
【0042】
実施例22、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 800g
界面活性剤トゥイーン80 0.60g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.69%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 17.88%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 7.21%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 14.92%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド11.55%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 3.14%
トリオレイン 19.86%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 11.08%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 50%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.70%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.43%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:1.2:0.8:0.01の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン及び安息香酸を秤量、グリセリン、精製水、安息香酸をパイロゾル溶融タンクに順次装入し、90℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、56℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、界面活性剤トゥイーン80を調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、26℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。
【0043】
実施例23、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 500g
ビタミンE 0.40g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.99%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 18.69%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 7.54%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 19.02%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド14.75%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 3.28%
トリオレイン 15.96%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 8.11%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 38%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.52%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.29%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:0.9:0.6:0.005の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン及びソルビン酸カリウムを秤量、グリセリン、精製水、ソルビン酸カリウムをパイロゾル溶融タンクに順次装入し、80℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、62℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、ビタミンEを調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、28℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。
【0044】
実施例24、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 600g
界面活性剤トゥイーン80 0.3g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.15%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 16.31%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.66%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 16.77%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド12.89%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.88%
トリオレイン 18.30%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 10.18%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 81%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 2.08%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.81%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:1.0:0.5:0.008の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン及び酢酸クロルヘキシジンを秤量、グリセリン、精製水、酢酸クロルヘキシジンをパイロゾル溶融タンクに順次装入し、85℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、56℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、界面活性剤トゥイーン80を調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、30℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。
【0045】
実施例25、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 100g
注射用大豆リン脂質 10g
注射用グリセリン 15g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 5.13%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 14.09%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 5.74%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 18.61%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド11.90%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.88%
トリオレイン 20.75%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 11.19%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 92%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 2.11%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.84%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油と水分散液をそれぞれ60℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は7MPa、高圧は26MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度5回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が6.8であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0046】
実施例26、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 300g
注射用可能な大豆リン脂質 40g
注射用可能なグリセリン 50g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 5.71%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 15.11%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.02%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 15.45%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド14.20%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 3.20%
トリオレイン 19.91%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 9.22%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 78%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 2.01%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.70%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油と水分散液をそれぞれ70℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は11MPa、高圧は48MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度6回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が7.5であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0047】
実施例27、本発明ヨクイニン油注射剤の調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 200g
注射用大豆リン脂質 25g
注射用可能なグリセリン 30g
注射用水は1000mlまでを加算する、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.18%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 16.03%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.51%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 16.30%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド12.83%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.81%
トリオレイン 18.10%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 9.95%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 71%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.97%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.69%
工芸において、
処方用量の注射用大豆リン脂質を秤量してから後、適宜量の注射用水を加えて高せん断分散乳化ホモジナイザーで、塊状及び粒子状固体がないように分散させ、配合量により秤量した注射用グリセリン且つ所定量までの注射用水を加えて均一に撹拌してから後予備用とする。
別途ヨクイニン油を秤量し、秤量された油と水分散液をそれぞれ65℃まで加熱した後、高圧ホモジナイザーに入れて高圧乳化処理を行い、乳化の時ホモジナイザーにおける低圧は8MPa、高圧は40MPaで、2μm以下の粒子が95%を下回らないものとし、5μm以上の粒子を検出してはいけないまでに再度4回に均質化焼なまし処理を繰り返し、必要に応じてNaOHまたはHClでpH値が6.5であるまでに調整する。
作製した均質の乳液を窒素ガスで加圧して≦3μmの微孔濾材フィルタを介して濾過し、窒素ガスを充てんと瓶に装入し、滅菌と冷却してからすでに製成される。
【0048】
実施例28、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 200g
ビタミンE 0.20g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.51%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 17.26%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 6.84%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 17.65%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド13.56%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 3.07%
トリオレイン 19.33%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 8.69%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 59%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.73%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.49%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:1.2:0.8:0.01の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン及び10%のエチルパラベン溶液を秤量、グリセリン、精製水、10%のエチルパラベン溶液をパイロゾル溶融タンクに順次装入し、70℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、59℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、ビタミンEを調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、16℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。
【0049】
実施例29、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 800g
界面活性剤トゥイーン80 0.60g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.71%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 18.01%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 7.25%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 18.50%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド10.95%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 2.63%
トリオレイン 17.14%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 9.78%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 42%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.60%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.31%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:1.2:0.8:0.01の重量比で適量のゼラチン、精製水、及び安息香酸を秤量、グリセリン、精製水、安息香酸をパイロゾル溶融タンクに順次装入し、90℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、60℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、界面活性剤トゥイーン80を調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、26℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。
【0050】
実施例30、本発明ヨクイニン油カプセルの調製
処方は下記とおり:
ヨクイニン油 500g
ビタミンE 0.40g
1000粒を製成し、
そのうち、ヨクイニン油は下記のトリグリセリド成分が含まれる:
トリリノレイン 6.85%
1−オレイン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 18.24%
1−パルミチン酸−2,3−ジリノール酸グリセリド 7.25%
1,3−ジオレイン酸−2−リノール酸グリセリド 15.01%
1−パルミチン酸−2−リノール酸−3−オレイン酸グリセリド12.03%
1,3−ジパルミチン酸−2−リノール酸グリセリド 3.01%
トリオレイン 18.60%
1−パルミチン酸−2,3−ジオレイン酸グリセリド 10.80%
1−オレイン酸−2−リノール酸−3−ステアリン酸グリセリド 1. 39%
1, 3−ジパルミチン酸−2−オレイン酸グリセリド 1.53%
1, 2−ジオレイン酸−3−ステアリン酸グリセリド 1.30%
工芸において、
パイロゾル液を調製するステップにおいて、1:0.9:0.6:0.005の重量比で適量のゼラチン、精製水、グリセリン及びソルビン酸カリウムを秤量、グリセリン、精製水、ソルビン酸カリウムをパイロゾル溶融タンクに順次装入し、80℃までに加熱後、さらにゼラチンを加えて絶えず撹拌し、ゼラチンが完全に溶解するまで真空抽出を行い、パイロゾル液を濾過し、62℃下で格納して予備用としており、
薬液を調製するステップにおいて、処方所定量のヨクイニン油、ビタミンEを調合タンク内に装入し、均一に混合されたまで絶えず撹拌しており、
カプセル圧製するステップにおいて、カプセル大きさに応じて適宜の押圧金型を選択し、20℃、相対湿度が<35%の条件下でカプセル圧製定型を行った後乾燥させ、不規則なカプセルを捨てて、再度95%の薬用エタノールで洗い上がり、含水量は12%以下となるまで乾燥を継続し、不良品を目視検出してから、梱包ですでに商品が得られる。