特許第6474482号(P6474482)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6474482多孔質材料と交互配置された熱可塑性材料のロールを巻解するシステム、及び、関連する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6474482
(24)【登録日】2019年2月8日
(45)【発行日】2019年2月27日
(54)【発明の名称】多孔質材料と交互配置された熱可塑性材料のロールを巻解するシステム、及び、関連する方法
(51)【国際特許分類】
   B65H 26/04 20060101AFI20190218BHJP
   B65H 23/32 20060101ALI20190218BHJP
【FI】
   B65H26/04
   B65H23/32
【請求項の数】18
【外国語出願】
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-234861(P2017-234861)
(22)【出願日】2017年12月7日
(62)【分割の表示】特願2015-552905(P2015-552905)の分割
【原出願日】2014年1月14日
(65)【公開番号】特開2018-58704(P2018-58704A)
(43)【公開日】2018年4月12日
【審査請求日】2017年12月11日
(31)【優先権主張番号】61/752,220
(32)【優先日】2013年1月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513036859
【氏名又は名称】マイクログリーン ポリマーズ,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ナデラ,クリシュナ,ブイ.
(72)【発明者】
【氏名】エマーソン,アラン
【審査官】 大山 広人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−166940(JP,A)
【文献】 特開2009−091157(JP,A)
【文献】 特開2000−280442(JP,A)
【文献】 特開2008−100841(JP,A)
【文献】 特開2001−180858(JP,A)
【文献】 特開2007−050600(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 23/00−23/34
B65H 26/00−26/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートが第1の位置から第2の位置に移動するとき、前記材料シートの配向を変更する装置(ターンバー)であって、
前記材料シートが第1の位置から第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートを第1の配向に支持するように構成された第1のローラと、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートを第2の配向に支持するように構成された第2のローラと、
前記第1のローラと前記第2のローラの間に配置されているターンバーローラと、を備え、
前記ターンバーローラは、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記第1の配向と第2の配向との中間にある第3の配向に前記材料シートを支持するように構成され、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートの所定の張力を維持するように、前記第1のローラに相対的に可動である、装置。
【請求項2】
前記第1のローラ及び前記第2のローラは、それぞれ第1のフレームに取り付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1のローラは、前記材料シートが、前記材料シートの移動方向に対して横断する方向に移動することを防ぐように構成された、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第2のローラは、前記材料シートを前記第2の位置に向かって付勢するように構成された、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記ターンバーローラは第2のフレームに取り付けられており、且つ、前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記第2のフレームは、前記材料シートの所定の張力を維持するように前記第1のローラに対して移動する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記装置は、1つのターンバーローラを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第3の配向は、前記第1の配向と前記第2の配向との間の中間にある、請求項に記載の装置。
【請求項8】
前記ターンバーローラは、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートの張力を減少するように前記第1のローラに向かって可動であり、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートの張力を増加させるように、前記第1のローラから離れるように可動である、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの張力量を表す信号を生成するように動作可能な張力センサと、
前記張力センサによって生成される前記信号を監視し、それに応答して、前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの所定の張力を維持するように前記ターンバーローラを前記第1のローラに対して移動させるように動作可能であるコントローラと、をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの張力量を表す信号を生成するように動作可能な張力センサと、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの縁部の位置を表す信号を生成するように動作可能な縁部センサと、
前記張力センサ及び前記縁部センサが生成した前記信号を監視し、それに応答して、前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記ターンバーローラを前記第1のローラに対して移動させるように動作可能なコントローラとをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ターンバーローラは、前記材料シートの幅が変わるとき、前記第2の配向で移動する前記材料シートの中央線の位置を維持するように、前記第1のローラに相対的に可動である、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
シートが第1の位置から第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの配向を変更する方法であって、
前記材料シートが第1の位置から第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートを第1の配向に支持する工程と、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するとき、前記材料シートを第2の配向に支持する工程と、
前記材料シートが前記第2の位置に移動するとき、ターンバーローラを用いて、前記第1の配向と前記第2の配向との中間にある第3の配向に前記材料シートの配向を支持する工程と、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの所定の張力を維持するように、前記ターンバーローラを前記第1の位置に対して移動させる工程と、を含む方法。
【請求項13】
前記材料シートを第1の配向に支持する工程は、前記材料シートの移動方向に対して前記材料シートが横断する方向に移動することを防ぐことを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記材料シートを第2の配向に支持する工程は、前記材料シートを前記第2の位置に向かって付勢することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第3の配向は前記第1の配向と前記第2の配向との間の中間にある、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記第3の配向は、前記第1の配向と前記第2の配向との間の丁度中間的な配向である、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの張力を判断する工程と、
これに応答して、前記ターンバーローラを前記第1の位置に対して移動させる工程と、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの張力を判断する工程と、
前記材料シートが前記第2の位置に向かって移動するときに、前記材料シートの縁部の位置を判断する工程と、
これら両方に応答して、前記ターンバーローラを前記第1の位置に対して移動させる工程と、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2013年1月14日に出願され、「APPARATUSES AND METHODS FOR A ERTICAL ROLL UNINTERLEAVING SYSTEM」と題された、現在係属中の米国仮出願第61/752,220号の優先権を主張するものであり、参照により組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
熱可塑性材料の固体状態の発泡成形(foaming)は、多数の小さな気泡または空洞を含む材料の微細構造を生成する処理である。この処理は、ガスを材料に注入するために、一定時間、高圧ガスの大気に材料を露出することを含む。材料が十分なガスを吸収した後、材料はより圧の低い大気に露出され、溶解されずに加熱されることで、材料内部のガスに気泡を発生させる。気泡が所望のサイズになったら、または、特定の量の気泡が形成されたら、材料は冷却される。材料は全工程で(溶解されない)固体のままであることから、材料は固体の状態で発泡成形される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
加圧された大気中で熱可塑性材料に十分なガスが注入されるには時間がかかるため、固体の状態の発泡成形処理は、典型的には連続処理としてではなくバッチ処理として実施される。1つのバッチ間に処理されうる材料を最大化するために、熱可塑性材料はシート状に形成され、ロールに巻回される(図1A及び図1Bの10)。ロール10のすべての層へのガス注入を容易にし、そうすることで熱可塑性材料をガスに露出する時間を低減するために、ガス透過性材料のシートがロール10の熱可塑性材料のそれぞれの層の間に交互配置(インターリーブ)される。ガス透過性材料は、ロール10の各層を分離状態に保つことにより、及び、ガス透過性シートの微細構造を通じた、ガスの容易な経路を可能にしてすべての巻き取られた熱可塑性ポリマー材料を露出することにより、巻き取られた熱可塑性材料全体へのガス注入を容易にする。
【0004】
ガス透過性材料が交互配置された熱可塑性材料のロールは、典型的には大直径、及び数百ポンド(数十〜数百キログラム)の重量である。このような寸法と重量のため、図1Aに示されるように、ロールは水平位置に形成されることがよくある。水平位置では、ロール10の重量はハブ12の両端14aと14bで支持されるので、ハブ12を把持することで、ロール10をより確実に支持及び操作できる。
【0005】
巻き取られた熱可塑性材料全体が所望の量のガスで注入された後、熱可塑性材料は、ロールから巻解され(ほどかれ、展開され)、材料内でガスに気泡を形成させるために、材料を加熱する炉に移動される。残念ながら、水平位置のロール10を巻解する際に問題が生じうる。ロール10が水平位置で巻解されると、熱可塑性材料は張力の変動を起こしうる。ロール10が平衡を失い、ロールの回転中、より重い領域18が上方に移動すると、ロール10からずり落ちる層に、より大きな力を付加して、ロールの回転に対するより重い領域の抵抗に対抗しなければならない。さらに、より重い領域18がロールの回転中に下方へと移動すると、ロール10からずり落ちる層に、より小さな力を付加して、速く回転しようとするロール10に対抗しなければならない。この熱可塑性ポリマー材料の張力における変動は、材料が発泡成形される際、たわんだり折り重なったりする原因となりうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のひとつの特徴では、別の材料で交互配置された材料のロールを巻解し、且つ、材料を分離させる装置(アンインターリーバ、分離装置(un−interleaver))は、第1のプラットフォーム及び第2のプラットフォームを含む。第1のプラットフォームは、ロールの縦軸が垂直または略垂直であるように、第2の材料と交互配置された第1の材料のロールを保持し、且つ、ロールから第1及び第2の材料を巻き解く(ほどく、展開する)ように回転するよう構成されている。第2のプラットフォームは、第2の材料のロールを保持し、第1のプラットフォームが第1及び第2の材料を巻き解くように回転する間、ロール上の巻解された第2の材料を巻き取るように回転するように構成されている。また、この装置は、張力センサ、縁部センサ及びコントローラを含む。張力センサは、第2の材料が第1のプラットフォームから第2のプラットフォームへと移動するときに、第2の材料の張力量を示す信号を生成する。縁部センサは第2の材料が第1のプラットフォームから第2のプラットフォームに移動するときに、第2の材料の縁部の位置を示す信号を生成する。コントローラは、張力センサに生成された信号、及び縁部センサに生成された信号を監視する。また、監視された信号に応答して、コントローラは、
a)第2の材料が第1のプラットフォームから第2のプラットフォームに移動するとき、第2のプラットフォームが回転する速度を、第2の材料の所定の張力を維持するように変化させ、
b)第1のプラットフォームに対して第2のプラットフォームを移動させて、ロール内の第2の材料の縁部(エッジ)に、第2の材料のロールの方向に移動する第2の材料の縁部(エッジ)を揃える(整合させる)。
【0007】
第2の材料と交互配置された第1の材料のロールを垂直位置で巻解することにより、第1の材料の張力の変化を避けることができる。なぜなら、第1の材料は、第1の材料が加熱されるであろう炉など、その後に続く処理に向かって移動されるからである。そして、ロールから巻解された第2の材料の張力を監視し、それに応答して第2のプラットフォームの回転速度を変更することによって、第2の材料の回収に悪影響を及ぼすことなく、第1のプラットフォームの回転速度を変更することができる。第1のプラットフォームの速度変更の能力により、巻解された第1の材料の所定の張力を維持させるように、(後続の処理によってなされてもよいが)巻解された第1の材料の張力を増加または/及び減少させることが可能となる。さらに、巻解された第2の材料が、第2のプラットフォームによって保持された第2の材料のロールに向かって移動する際、第2の材料の縁部の位置を監視することによって、第2の材料と交互配置された第1の材料のロールから巻解された第2の材料を素早く、効率的に回収でき、さらに、第2の材料を容易に再利用できる。
【0008】
本発明の別の特徴において、材料が第1の位置から第2の位置へと移動するとき、材料シートの配向(姿勢)を変更するための装置(ターンバー)は、第1のローラ、第2のローラ、及び、第1のローラと第2のローラの間に配置されたターンバーローラを含む。材料が第1の位置から第2の位置に移動するとき、第1のローラは材料シートを第1の配向に支持するように構成される。材料が第2の位置に移動する時、第2のローラは材料シートを第2の配向に支持するように構成される。そして、材料が第2の位置に移動するとき、ターンバーローラは第1及び第2の配向の中間に位置する第3の配向に、材料シートを支持するよう構成され、また、ターンバーローラは第1のローラに相対的に可動であり、材料シートの所定の張力を維持する。
【0009】
第1及び第2の配向の中間に位置する第3の配向に材料シートを支持することにより、第1の配向とは実質的に異なる方向に、シートの配向をより容易に変更できる。例えば、シートの向きを、第1の材料がアンインターリーバ装置によって巻解されるときに第1の材料に見られる垂直方向から水平方向に変更できる。また、ターンバーローラを第1のローラに相対的に動かすことにより、材料が第2の位置に移動するときに、材料シートの張
力を増加及び/または減少させて、材料シートの所定の張力を維持できる。ターンバーローラを第1のローラと相対的に移動させることにより、各シートの中央線の位置を変更することなく、ターンバー装置を使用して、それぞれ異なる幅を有する異なるシートの配向を変更できる。例えば、幅が51インチ(約129.5cm)であり、中央線が第2のローラの中央に位置するシートの配向を変更するのに、ターンバーを使用できる。次いで、前記処理が完了した後、ターンバーローラを第1のローラから離し、ターンバーを使用して、幅24インチ(約61.0cm)で、中央線が第2のローラの中央に位置するシートの配向を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A-1B】図1A及び図1Bは水平位置に方向づけられた、ガス透過性材料が交互配置された熱可塑性ポリマーロールの図である。
【0011】
図2図2は本発明の実施形態に従ったシステムの斜視図である。
【0012】
図3図3は本発明の実施形態に従った、図2に示されたシステムに含まれるアンインターリーバの斜視図である。
【0013】
図4A-4B】図4A及び図4Bは本発明の実施形態に従った、図3に示されるアンインターリーバに含まれる張力センサの部分的な斜視図である。
【0014】
図5図5は本発明の実施形態に従った、図3に示されるアンインターリーバの別の図である。
【0015】
図6図6は本発明の実施形態に従った、図2に示されるシステムに含まれるターンバーの斜視図である。
【0016】
図7図7は、ターンバーのターンバーローラが第1の位置に配置された、図6に示されるターンバーの図である。
【0017】
図8図8は、ターンバーのターンバーローラが第2の位置に配置された、図6に示されるターンバーの図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図2は、本発明の実施形態に従った、システム30の斜視図である。システム30は別の材料36(ここではガス透過性材料)と交互配置された材料34(ここでは熱可塑性材料)のロール32を巻解し、材料34と材料36とを分離し、材料34が、炉の中での加熱といった次の処理へと下流(矢印38で示される)に移動するとき、材料34の1つのシートの配向(姿勢、orientation)を変更する。システム30は、垂直位置(図示される)でロール32を巻き解き、且つ、材料34と36とを分離するためのアンインターリーバ装置40(図3から図5で詳述される)を含む。材料34は次の処理に向かって導かれ、材料36が将来の使用のためにロール42に回収される。
【0019】
垂直位置で材料36と交互配置された材料34のロール32を巻解することにより、材料34が加熱されるであろう炉などの、次の処理に向かって材料34が導かれるとき、材料34(ここでは熱可塑性材料)の張力の変化を避けることができる。このことは、材料34の次の処理、及び/または次の処理で生産された製品(図示されず)に悪影響を及ぼしうる、材料34の物理的損傷を防止するのに役立つ。また、材料34の張力変化の回避は、材料34が次の処理に移動し、実質的に処理されるときに、材料34の所定の張力(張力がゼロの場合もある)をより容易に維持することを可能とする。
【0020】
システム30は、第1の配向と第2の配向の中間にある第3の配向(ここでは垂直と水平の中間)にある材料34のシートを支持することにより、第1の配向(ここでは垂直)から第2の配向(ここでは水平)へと材料34の1つのシートの配向を変更するためのターンバー装置44(図6から図8で詳述される)をも含む。第3の配向に材料34のシートを支持するために、ターンバー装置44は両方向矢印48で示される方向に可動であるターンバーローラ46を含む。
【0021】
第1の配向と第2の配向の中間である第3の配向に材料34のシートを支持することにより、第1の配向とは実質的に異なる配向に、シートの配向(姿勢)をより容易に変更できる。例えば、材料34がアンインターリーバ装置40によって巻解されるときに材料34に見られるように、シートの向きを垂直配向から水平配向に変更できる。また、矢印48で示された方向のうちの一方にターンバーローラ46を移動することによって、材料34が次の処理に移動するとき、材料34のシートの張力を増加及び/または減少可能であり、シートの所定の張力を維持できる。ターンバーローラを動かすことにより、ターンバー装置44を使用して、各シートの中央線の位置を変更することなく(図6から図8で詳述される)、それぞれ異なる幅を有する異なるシートの配向を変更できる。
【0022】
さらに図2を参照すると、材料34は任意の所望の材料であってもよい。例えば、材料34はテレフタル酸ポリエチレン(PET)を含む熱可塑性材料であってもよい。加えて、または代替的に、熱可塑性材料は、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、グリコール修飾PET、ポリエチレン、ポリプロピレン、NORYL(登録商標)(ポリフェニレンオキシドとポリスチレンの混合物)、ポリ塩化ビニル、結晶性テレフタル酸ポリエチレン(CPET)のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0023】
同様に、材料36は任意の所望の材料であってもよい。例えば、材料36は、その微細構造を通過して容易に気体が流れる、ガス透過性材料であってもよい。このような材料の例には、従来のセルロース、オープンセル(開細胞)型微細構造を有するプラスチック、不織合成材料、高ロフトの繊維が含まれる。
【0024】
図3は本発明の実施形態に従った、図2に示されたシステムに含まれるアンインターリーバ40の斜視図である。アンインターリーバ装置40は別の材料と交互配置された材料の垂直位置のロール(図2では32)を巻解し、材料を分離する(図2では34と36)。
【0025】
本実施形態、及び別の実施形態では、アンインターリーバ40は第1のプラットフォーム52及び第2のプラットフォーム54を含む。第1のプラットフォーム52は、ロール32の縦軸(図示されず)が垂直またはほぼ垂直であるように、材料36と交互配置された材料34のロール32を保持し、材料34と材料36をロール32から巻解するために回転するように構成される。第2のプラットフォーム54は、材料36のロール42を保持し、材料36がロール32から巻き解かれるとき、ほどかれた材料36をロール42に巻回するために回転するように構成される。また、アンインターリーバ装置40は、張力センサ56、縁部センサ58及びコントローラ60を含む。コントローラ60はアンインターリーバ装置のフレーム62から離れて示され、ケーブル61を用いてプラットフォーム52及びプラットフォーム54、張力センサ56、並びに、縁部センサ58に連結されているが、コントローラ60は必要に応じてフレーム62内に位置してもよい。張力センサ56は、材料36が第1のプラットフォーム52から第2のプラットフォーム54に移動するとき、材料36の張力量を表す信号を生成する。縁部センサ58は、材料36が第1のプラットフォーム52から第2のプラットフォーム54に移動するとき、材料の縁部
の位置を示す信号を生成する。コントローラ60は、張力センサ56及び縁部センサ58によって生成された信号を監視する。そして、監視された信号に応答して、コントローラ60は、
a)材料36が第1のプラットフォーム52から第2のプラットフォーム54に移動するときに、材料36の所定の張力を維持するように第2のプラットフォームの回転速度を変更させ、
b)ロール42内の材料36の縁部に、ロール42の方向に移動する材料36の縁部を揃えるように、両側矢印64が示す方向に、第1のプラットフォームに対して第2のプラットフォームを移動させる。
【0026】
さらに図3を参照すると、第1のプラットフォーム52は所望の位置にロール32を保持し、ロール32から材料を巻解するとき、材料34の張力の変化を最小限に抑えることができる。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、第1のプラットフォーム52はロール32を垂直位置に保持する。別の実施形態では、第1のプラットフォーム52はロール32をほぼ垂直位置、または傾斜した位置でも保持しうる。このような傾斜した、または垂直ではない位置は、材料がロール32からほどかれるとき、材料34に所望の効果をもたらすのに必要とされうる。
【0027】
さらに、第1のプラットフォーム52は必要に応じて、材料が次の処理に移動するとき、材料34の所定の張力を維持するために回転しうる。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、装置40は、その動作がコントローラ60でなされる誘導モータ66(図5に図示される)を含む。コントローラ60がモータ66を通じて電力を流すと、モータ66は第1のプラットフォーム52を回転し、それによって、プラットフォーム52によって時計回り方向に保持されたロール32に、材料34からロール32を巻解させる。コントローラ60がモータ66を通じて流れる電力を停止させると、第1のプラットフォームは自由に回転できるようになる。このように、ターンバー装置44のような下流に位置する装置によって、材料34がロール32から引き離される場合、モータ66はロール32の回転を妨害することはない。さらに、選択的にモータ66に対して電力供給することによって、コントローラ60は所定の張力を超えた材料34の張力に応じて、プラットフォーム52、そしてロール32を、より高速で回転させることが可能である。より高速で回転することにより、プラットフォームの回転の摩擦からの反力、及び、ロール32の慣性からの反力が減少され、こうして、材料34の張力が減少される。別の実施形態では、モータがプラットフォーム52を回転させない場合、モータは、プラットフォームを自由に回転させるクラッチまたは他のトランスミッションを介して、第1のプラットフォーム52に結合されうる。
【0028】
材料34の所定の張力は、任意の所望の張力であってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、所定の張力はゼロである。このような実施形態では、材料34は、張力が材料34に発生することを防ぐために、同じ量の力を用いてロール32で引っ張られ、及び押し出される。別の実施形態では、所定の張力は0.1ポンド(45.36グラム)であってもよい。さらに別の実施形態では、所定の張力は0.1ポンド(45.36グラム)よりも大きくてもよい。
【0029】
さらに図3を参照すると、第2のプラットフォーム54は、ロール42を任意の所望の位置で保持してもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、第2のプラットフォーム54はロール42を垂直位置に保持し、それによって、ロール42はロール32に平行又はほぼ平行となる。ロール42をもう1つのロール32に対して平行又はほぼ平行に保持することにより、材料36がロール42に巻きつけられる前に、材料36のシートの配向を変更する必要がない。別の実施形態では、第2のプラットフォーム54は、ロール32に対して傾斜した位置のロール42を保持しうる。
【0030】
さらに、材料がロール42に移動するとき、材料36の所定の張力を維持するために、第2のプラットフォーム54は必要に応じて回転してもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、アンインターリーバ装置40は、第2のプラットフォーム54を反時計回りに回転させ、その動作がコントローラ60によって継続的になされるサーボモータ68(図5にも示される)を含む。コントローラ60は、材料36がロール42に巻きつけられる前に、材料36の張力を監視することにより、ロール42の回転速度を変更するか否かを判断する。ローラ42が材料36の張力を増加させるためにより速く回転する必要があるとコントローラ60が判断すると、コントローラ60はモータ68にプラットフォーム54をより速く回転するように指示する。そして、コントローラ60が、ローラ42は材料36の張力を減少させるために、より遅く回転する必要があると判断すると、コントローラ60はモータ68にプラットフォーム54をより遅く回転するように指示する。別の実施形態では、コントローラ60は第1のプラットフォーム52の回転速度を監視し、その速度と第2のプラットフォームの回転速度を比較する。この実施形態では、コントローラ60はロール32を巻解しながらロール32の直径を減少させることと、ロール42が巻き取りながらロール42の直径を増加させることの両方を考慮しなければならない。ロール32を巻解するとき、ロール32の回転速度が変更されない場合、材料34及び36を巻解する速度は減少する。また、ロール42が巻き取るとき、ロール42の回転速度が変更されない場合、材料36を巻き取る速度は増加する。別の実施形態では、モータは、モータがプラットフォーム52を回転させない場合、プラットフォームを自由に回転させるクラッチまたは他のトランスミッションを介して、第1のプラットフォーム52に連結されうる。
【0031】
ロール32から巻解される材料36の張力を監視し、且つ、それに応じて第2のプラットフォーム54の回転速度を変更することにより、材料36の回収に悪影響を及ぼすことなく、第1のプラットフォーム52の回転速度を変更できる。第1のプラットフォーム52の速度を変更する性能は、材料34の所定の張力を維持するために、材料34の張力を増加及び/または減少させることを可能にする。
【0032】
材料36の所定の張力はいかなる望ましい張力であってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、所定の張力はゼロである。このような実施形態では、材料36は、張力が材料36に発生することを防ぐために、同じ量の力を用いてロール32で引っ張られ、且つ、押し出される。別の実施形態では、所定の張力は0.1ポンド(45.36グラム)であってもよい。さらに別の実施形態では、所定の張力は0.1ポンド(45.36グラム)よりも大きくてもよい。
【0033】
さらに図3を参照すると、第2のプラットフォーム54は必要に応じてフレーム62上で支持されてもよく、そうすることによりプラットフォーム54を矢印64で示された方向に移動可能となる。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、アンインターリーバ装置40は筐体70を含む(図5でも図示される)。筐体70は、筐体板74の各角部に位置するジャック72と、1つ以上のジャック72に筐体板74及びプラットフォーム54を両方向矢印64で示される一方の方向に移動させるように、伸張又は収縮させるモータ76(図5に図示される)とを含む。コントローラ60は、モータ76の動作を制御し、ほどかれた材料36がロール42に向かって移動するとき、材料36の縁部の位置を監視することにより、筐体板74を移動するか否かを判断する。コントローラ60は、ロール42が、ロール42に巻き取られる材料36の縁部をロール42の縁部を揃えるために上昇する必要があると判断すると、コントローラ60はモータ76にジャック70のそれぞれを伸張させるよう指示する。また、コントローラ60は、ロール42が、ロール42に巻き取られる材料36の縁部をロール42の縁部を揃えるために下降する必要があると判断すると、コントローラ60はモータ76にジャック70のそれぞれを収縮させるよう指
示する。他の実施形態では、コントローラ60は、筐体板74及びロール42が以前の位置から傾斜させるように、1つ以上のジャック70に対して伸張するように指示しうる。
【0034】
ほどかれた材料36がロール42に向かって移動するとき、材料の縁部の位置を監視することにより、ロール32からほどかれた材料36を素早く効率的に回収でき、材料36を容易に再利用できる。
【0035】
さらに図3を参照すると、張力センサ56は、コントローラ60が材料36の張力が所定の張力を超過するか、または下回るかを判断するのに使用することができる信号を生成できる、任意の所望のセンサであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、張力センサ56は、材料36がロール32からロール42へと移動するときに材料36に接触し、回転するローラ78(図4A図4B及び図5に示される)を含む。ローラ78は台80によってフレーム60に取り付けられ、材料36がロール42に向かって移動するとき、材料36が湾曲した表面部分のみ接触するように配置される。この構成では、張力が材料36に存在する場合、材料36はローラ78をフレーム62から遠ざける。材料36のこの張力を計測するために、台80に相対的なローラ78の移動を感知する従来のセンサ82(図4A図4Bで示される)が、ローラ78が台80のそれぞれに連結される場所に配置される。センサ82はローラ78の移動を電圧へと変換し、該電圧をコントローラが読み取り、特定の張力に関連付ける。
【0036】
縁部センサ58は、材料36がロール42に巻きつくときにロール42に向かって移動する材料36の縁部がロール42の縁部と揃うか否かをコントローラ60が判断することに使用可能な信号を生成できる、任意の所望のセンサであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、縁部センサ58は、縁部からの反射光における変化を監視することにより、縁部の位置の変化を感知する従来のセンサ(図示されず)を含む。
【0037】
コントローラ60は張力センサ56と縁部センサ58からの信号を処理し、それに応じてアンインターリーバ装置40の動作を変更するよう指示する性能を有する、いかなる望ましいコントローラであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、コントローラ60はメモリ回路、プロセッサ回路、及びプロセッサ回路が監視、判断及び指示機能を実行するソフトウェアを含むコンピュータであってもよい。
【0038】
さらに図3を参照すると、本実施形態及び別の実施形態では、フレーム62は、ロール32及び42をそれぞれ支持するプラットフォーム52及び54のうち、それぞれ1つを支援する支持アーム84及び86を含む。アンインターリーバ装置に、それぞれが異なるシート幅を有する様々な異なるロール32を巻解することを可能にさせるために、アーム84及び86の各々が両方向矢印64で示される方向にそれぞれ移動されるように、フレーム60に取り付けられる。
【0039】
図6は本発明の実施形態に従った、図2に示されるターンバー装置44の斜視図である。ターンバー装置44は、水平配向と垂直配向の間の中間点、すなわち第1の配向と第2の配向の中間点である第3の配向に材料34のシートを支持することにより、材料34のシートの配向を図2に示されるような垂直の第1の配向から、図2で示される水平の第2の配向へと変更する。
【0040】
本実施形態及び別の実施形態では、ターンバー装置44は、第1のローラ92、第2のローラ94、及び第1のローラ92と第2のローラ94との間に配置されたターンバーローラ96を含む。第1のローラ92は、材料34がアンインターリーバ装置40といった第1の位置から、加熱炉といった第2の位置に向かって移動するとき、材料34のシートを第1の配向に支持するように構成される。第2のローラ94は、材料が第2の位置に向
かって移動するとき、材料34のシートを第2の配向に支持するように構成される。第1の配向は垂直に、また、第2の配向は水平に示されているが、これらの各方向はいかなる所望の方向であってもよい。ターンバーローラ96は、材料34のシートを第1及び第2の配向の中間である第3の配向に支持するよう構成される。また、ターンバーローラ96は両方向矢印48で示される方向に、第1のローラと相対的に可動であり、材料34が第2の位置に移動するとき、材料34のシートの所定の張力を維持する。
【0041】
材料34のシートを第1及び第2の配向の中間にある第3の配向に支持することにより、シート34の向きを第1の向きとは実質的に異なる向きに、より容易に変更できる。そして、ターンバーローラ96を第1のローラ92に相対的に動かすことによって、材料34のシートの張力を増加及び/または減少させ、材料34が第2の位置に向かって移動するときにシートの所定の張力を維持する。さらに、ターンバーローラを第1のローラに相対的に動かすことによって、各シートの中央線98の位置を変更することなく、それぞれ異なる幅を有する、様々な異なるシート34の配向を変更するのにターンバー装置44を使用できる(図7及び8に示される)。例えば、ターンバー装置44を使用して51インチの幅で(図8に示される)、中央線98が第2のローラ94の中央に位置するシートの配向を変更できる。そして、上記が完了すると、ターンバーローラは第1のローラ92から離れるように移動させ、24インチの幅で(図7に示される)、中央線98が第2のローラ94の中央に位置するシートの配向を変更するのにターンバー装置44を使用する。
【0042】
第1のローラ96は材料34のシートを第1の配向に支持することができる、いかなる望ましいローラであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、第1のローラは張力ローラ100及びニップローラ102を含む。張力ローラ100は先述されたアンインターリーバ装置40のローラ78と同様である。張力ローラ100はフレーム104に取り付けられ、材料がターンバーローラ96に向かって移動するときに材料34の張力を測定する。ニップローラ102は、材料34のシートが張力ローラ100の縦軸に沿って上下に動くことを避けるよう、張力ローラ100に対して材料34のシートを付勢する。材料34の張力が所定の張力を超過すると、ターンバーローラ96は張力ローラ100に向かって移動しうる。材料34の張力が所定の張力を下回る場合、ターンバー装置44を離れる材料の速度が増すか、あるいはターンバー装置に進入する材料の速度が減少されるかのいずれか、またはその両方の処理がなされうる。
【0043】
第2のローラ94は第2の方向に材料34のシートを支持できる任意の所望のローラであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、第2のローラ94は、従来の駆動ローラ106、従来の遊びローラ108及び駆動ローラ106を回転させるための従来の電子モータ110を含む。張力ローラ100と同様に、駆動ローラ106と遊びローラ108はフレーム104にそれぞれ取り付けられる。
【0044】
図3をさらに参照すると、ターンバーローラ96は、第1及び第2の配向の中間に位置する方向に、シート34を支持できる任意の所望のローラであってもよい。さらに、ターンバーローラ96は、任意の所望の中間地点の方向にシート34を支持するよう、必要に応じて位置されうる。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、ターンバーローラ96は、フレーム112に取り付けられた、1つの要素で構成される従来の遊びローラを含み、遊びローラはフレーム104と相対的に可動である。さらに、1つの要素で構成される遊びローラは、45°または垂直の第1の配向と水平の第2の配向の間の中間に固定される。別の実施形態では、ターンバーローラ96は2つまたはそれ以上の従来の遊びローラを有し、ターンバーローラ96は、2つの中間配向のうち、1つの中間配向の材料34のシートをそれぞれ支持する。さらに別の実施形態では、ターンバーローラ96はローラを含まないが、材料シートがスライドする表面を含みうる。
【0045】
本実施形態及び別の実施形態では、ターンバー装置44は縁部センサ114も含む。縁部センサ114は、第2の位置に向かって移動する材料34の縁部が所望のとおりに位置されているか否かをコントローラ(図示されず)が判断するのに使用可能な信号を生成できる、任意の所望のセンサであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、縁部センサ58は、縁部からの反射光の変化を監視することにより、縁部の位置における変化を感知する従来のセンサ(図示されず)を含む。
【0046】
さらに図3を参照すると、ターンバー装置44は、先述のアンインターリーバ装置40におけるコントローラと同等のコントローラ(図示されず)をも含む。コントローラは張力ローラ100及び縁部センサ114からの信号を処理し、それに応じてターンバー装置44の動作の変更を指示できる、任意の所望のコントローラであってもよい。例えば、本実施形態及び別の実施形態では、コントローラ60は、メモリ回路、プロセッサ、及びプロセッサが監視、判断及び指示機能を実行するソフトウェアを含むコンピュータであってもよい。別の実施形態では、コントローラ60はターンバー装置44を制御するのに使用されうる。
【0047】
先行する議論は、当業者が本発明を実施及び使用できるように示されている。実施形態に対する様々な改変は当業者が見てすぐに理解するであろう。また、ここに示される一般的な原理は、本発明の精神と範囲から乖離することなく、別の実施形態や応用に適用されうる。このように、本発明は、ここに示される実施形態に限定されることを目的とせず、ここに開示される原理及び特徴と整合する最大範囲で許容されることを目的とする。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8