(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6474837
(24)【登録日】2019年2月8日
(45)【発行日】2019年2月27日
(54)【発明の名称】移動端末のアンテナ
(51)【国際特許分類】
H01Q 5/378 20150101AFI20190218BHJP
H01Q 1/22 20060101ALI20190218BHJP
【FI】
H01Q5/378
H01Q1/22 Z
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-570249(P2016-570249)
(86)(22)【出願日】2016年9月30日
(65)【公表番号】特表2018-509782(P2018-509782A)
(43)【公表日】2018年4月5日
(86)【国際出願番号】CN2016100988
(87)【国際公開番号】WO2017128758
(87)【国際公開日】20170803
【審査請求日】2016年11月30日
(31)【優先権主張番号】201610066990.8
(32)【優先日】2016年1月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】薛 宗林
(72)【発明者】
【氏名】王 霖川
(72)【発明者】
【氏名】熊 ▲曉▼峰
【審査官】
佐藤 当秀
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2015/166345(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/00− 1/52
H01Q 5/378
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の放射ユニットと、2つの結合ブランチとを含む移動端末のアンテナであって、
前記第1の放射ユニットと前記2つの結合ブランチとが結合給電を行うことができ、前記第1の放射ユニットの一端にエネルギー入力のための給電点が設置され、
前記2つの結合ブランチのそれぞれの一端が、それぞれ前記移動端末の金属フレームの第1段目の両端に接続され、前記2つの結合ブランチのそれぞれの他端によって間隙が形成され、
前記2つの結合ブランチが前記第1の放射ユニットの周囲を囲むように設置され、前記2つの結合ブランチと前記第1の放射ユニットとが互いに接触しておらず、
前記金属フレームが四つの辺を有し、前記金属フレームの第1段目の両端と前記金属フレームの他の段との間に切れ目があり、前記金属フレームの第1段目が前記金属フレームの第1辺に設置されることを特徴とする、移動端末のアンテナ。
【請求項2】
前記第1の放射ユニットの他端にグランド点が設置されることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ。
【請求項3】
前記第1辺が前記金属フレームの4つの辺のうちの狭い辺であることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ。
【請求項4】
前記第1の放射ユニットと前記2つの結合ブランチとが、前記移動端末におけるプリント回路基板PCBのクリアランスゾーンに設置されることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
当該出願は、出願番号が201610066990.8であり、出願日が2016年01月29日である中国特許出願を基礎として優先権を主張し、当該中国特許出願の内容全体は、本願に援用される。
【0002】
本発明は、通信技術に関し、特に、移動端末のアンテナに関する。
【背景技術】
【0003】
科学技術の進歩に伴って、移動端末が広く普及しており、且つ、これに伴い、移動端末の性能に対する要求がますます高まっており、移動端末のアンテナは移動端末の性能に影響を与える重要な指標の一つになっている。
【0004】
移動端末のアンテナは、アンテナの入力ポートから放射側までエネルギーの損失が生じることになり、従来技術では、ある周波数帯域に対して、共振周波数に応じてアンテナの長さを決定することにより、ある周波数帯域の範囲内において、アンテナの入力ポートから放射側まで、エネルギーの損失が低減されることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記のような従来技術に存在する問題を克服するために、本発明は、広い周波数帯域においてアンテナの入力ポートから放射側までのエネルギーの損失が低減されるようになる、移動端末のアンテナを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、
第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとを含む移動端末のアンテナであって、第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとが結合給電を行うことができ、第1の放射ユニットの一端に給電点が設置され、前記給電点がエネルギーの入力に用いられ、
少なくとも1つの結合ブランチの一端が移動端末の金属フレームに接続され、少なくとも1つの結合ブランチが第1の放射ユニットの周囲を囲むように設置され、少なくとも1つの結合ブランチと第1の放射ユニットとが互いに接触しておらず、少なくとも1つの結合ブランチが開口を備える、
移動端末のアンテナを提供する。
【0007】
第1の態様を組み合わせ、第1の態様の第1の可能な実施形態において、少なくとも1つの結合ブランチが2つある。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実施形態を組み合わせ、第1の態様の第2の可能な実施形態において、2つの結合ブランチの一端が、それぞれ金属フレームの第1段目の両端に接続され、金属フレームの第1段目の両端と金属フレームの他の段との間に切れ目がある。
【0009】
第1の態様を組み合わせ、第1の態様の第3の可能な実施形態において、第1の放射ユニットの他端に、グランド点が設置される。
【0010】
第1の態様の第2の可能な実施形態を組み合わせ、第1の態様の第4の可能な実施形態において、金属フレームの第1段目が金属フレームの第1辺に設置され、第1辺が金属フレームの4つの辺のうちの狭い辺である。
【0011】
第1の態様を組み合わせ、第1の態様の第5の可能な実施形態において、第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとが、移動端末のプリント回路基板(Printed circuit board、PCB)のクリアランスゾーンに設置される。
【発明の効果】
【0012】
本発明に提供された技術案によれば、以下のような有益な効果が奏される。
【0013】
第1の放射ユニットの一端に、エネルギーの入力に用いられる給電点が設置され、少なくとも1つの結合ブランチの一端が移動端末の金属フレームに接続され、少なくとも1つの結合ブランチが第1の放射ユニットの周囲を囲むように設置され、少なくとも1つの結合ブランチと第1の放射ユニットとが互いに接触しておらず、少なくとも1つの結合ブランチが開口を備えることで、第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとが結合給電を行うことができ、結合給電にて、第1の放射ユニットの構造、少なくとも1つの結合ブランチの構造、及び第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとの間の相対的な位置を調整することにより、より広い周波数帯域のカバーエリアにおいて、アンテナの入力ポートから放射側までのエネルギーの損失が低減されることになる。
【0014】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
以下の図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈するように構成される。
【0016】
【
図1】例示的な一実施例に係る移動端末のアンテナを示す構成図である。
【
図2】他の例示的な一実施例に係る移動端末のアンテナを示す構成図である。
【
図3】他の例示的な一実施例に係る移動端末のアンテナを示す構成図である。
【
図4】例示的な一実施例に係る移動端末800を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ここで、図面に示される例示的な実施例について詳細に説明する。以下、図面に関連して説明する際に、特別な説明がない限り、異なる図面での同一符号は、同一又は類似な要素を示す。以下の例示的な実施例で記載する実施例は、本発明に一致する全ての実施例を代表するわけではない。かえって、それらは、添付される特許請求の範囲で詳細に記載される本発明の一部の態様に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0018】
本発明は、結合給電により、第1の放射ユニットの構造、少なくとも1つの結合ブランチの構造、及び第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとの間の相対的な位置を調整することから、より広い周波数帯域のカバーエリアにおいて、アンテナの入力ポートから放射側までのエネルギーの損失が低減されることになる。
【0019】
以下、具体的な実施例により、本発明の技術案について詳しく説明する。以下の具体的な実施例は、相互に組み合わせて実施することができ、同一又は類似する概念やプロセスについて、ある実施例に説明を省略することがある。
【0020】
図1は例示的な一実施例に係る移動端末のアンテナを示す構成図である。
図1に示すように、本実施例に係るアンテナは、第1の放射ユニット11と少なくとも1つの結合ブランチ12(
図1に、2つあることを例として示す)とを含み、第1の放射ユニット11と少なくとも1つの結合ブランチ12とが結合給電を行うことができ、第1の放射ユニット11の一端に、エネルギーの入力に用いられる給電点13が設置され、少なくとも1つの結合ブランチの一端121が前記移動端末の金属フレーム14に接続され、少なくとも1つの結合ブランチ12が前記第1の放射ユニット11の周囲を囲むように設置され、前記少なくとも1つの結合ブランチ12と前記第1の放射ユニット11とが互いに接触しておらず、前記少なくとも1つの結合ブランチ12が開口を備える。
【0021】
ここで、
図1に、第1の放射ユニットの構造の一種のみを示しており、第1の放射ユニットは、長尺型、L型、F型等とすることができ、本発明の実施例によって制限されない。
【0022】
図1に結合ブランチの構造の一種のみを示しており、結合ブランチは、その構造が、例えば、長尺型、L型、F型等、種々の変形したものとすることができ、第1の放射ユニットとが互いに接触していなく且つ第1の放射ユニットの周囲を囲むように設置されるものであればよく、本発明の実施例によって制限されない。
【0023】
本実施例において、第1の放射ユニットの一端に、エネルギーの入力に用いられる給電点が設置され、少なくとも1つの結合ブランチの一端が移動端末の金属フレームに接続され、少なくとも1つの結合ブランチが第1の放射ユニットの周囲を囲むように設置され、少なくとも1つの結合ブランチと第1の放射ユニットとが互いに接触しておらず、少なくとも1つの結合ブランチが開口を備えることで、第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとが結合給電を行うことができ、結合給電により、第1の放射ユニットの構造、少なくとも1つの結合ブランチの構造、及び第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとの間の相対的な位置を調整することにより、より広い周波数帯域のカバーエリアにおいて、700〜3000MHzの周波数帯域のカバーを実現することができ、アンテナの入力ポートから放射側までのエネルギーの損失が低減されることになる。
【0024】
図2は他の例示的な一実施例に係る移動端末のアンテナを示す構造図である。
図2に示すように、
図2に示す実施例は、
図1に示す実施例を基にしたものであり、さらに、2つの結合ブランチ12の一端121が、それぞれ前記金属フレーム14の第1段目141の両端に接続され、前記金属フレーム14の第1段目141の両端と前記金属フレームの他の段142との間に切れ目143がある。
【0025】
ここで、金属フレームの第1段目141が前記金属フレームの第1辺142に設置され、前記第1辺が前記金属フレームの4つの辺のうちの狭い辺である。
【0026】
本実施例において、2つの結合ブランチの一端が、それぞれ金属フレームの第1段目の両端に接続され、ここで、金属フレームの第1段目の両端と金属フレームの他の段との間に切れ目があり、この切れ目を設置することにより、アンテナ全体が第1段目に接続されることになっているので、ユーザが移動端末を使用する場合、手によるアンテナへの妨害が低下されるため、ヘッド・ハンド影響が改善される。
【0027】
図3は他の例示的な一実施例に係る移動端末のアンテナを示す構造図である。
図3に示すように、
図3に示す実施例は、
図2に示す実施例を基にしたものであり、さらに、第1の放射ユニットの他端にグランド点15が設置され、第1の放射ユニットの他端にグランド点を設置することで、第1の放射ユニットの構造、少なくとも1つの結合ブランチの構造、及び第1の放射ユニットと少なくとも1つの結合ブランチとの間の相対的な位置を調整する場合、複数の共振周波数を呼び出しやすくなり、複数の共振周波数及びそれらの帯域はより広い周波数帯域の範囲をカバーすることができる。
【0028】
上記の実施例において、第1の放射ユニット及び結合ブランチを設置する場合、留意すべき点は、PCB板に既設のデバイス、例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB(登録商標)と略称される)口や送話器(Speaker Box)を避けることである。
【0029】
上記の実施例において、前記第1の放射ユニット及び前記少なくとも1つの結合ブランチが、前記移動端末のプリント回路基板(Printed circuit board、PCBと略称される)のクリアランスゾーンに設置される。PCBのクリアランスゾーンが、一般的に、アンテナの設置に用いられる。
【0030】
上記の各実施例において、アンテナ以外のデバイスは、ある程度の配置の自由があり、例えば、送話器、モータなどのデバイスが、アンテナ性能に対する大きな影響を与えることなく左右両側の額縁付近の領域において調整されてもよい。
【0031】
図4は例示的な一実施例に係る前記アンテナを含むための移動端末800のブロック図である。
図4を参照して分かるように、移動端末800は、処理ユニット802、メモリ804、電源ユニット806、マルチメディアユニット808、オーディオユニット810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサーユニット814、及び通信ユニット816からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えていてもよい。
【0032】
処理ユニット802は、一般的には、移動端末800の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット802は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー820を備えていてもよい。また、処理ユニット802は、他のユニットとのインタラクションが便利になるように、少なくとも1つのモジュールを備えていてもよい。例えば、処理ユニット802は、マルチメディアユニット808とのインタラクションが便利になるように、マルチメディアモジュールを備えていてもよい。
【0033】
メモリ804は、装置800での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、移動端末800で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ804は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0034】
電源ユニット806は、移動端末800の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び移動端末800のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えていてもよい。
【0035】
マルチメディアユニット808は、移動端末800とユーザーとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを備えていてもよい。幾つかの実施例でスクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えていてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。幾つかの実施例では、マルチメディアユニット808は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有していてもよい。装置800が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0036】
オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配設される。例えば、オーディオユニット810は、マイクロフォン(MiC)を有していてもよい。移動端末800が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配設される。受信したオーディオ信号は、さらに、メモリ804に記憶されてもよいし、通信ユニット816を介して送信されてもよい。幾つかの実施例では、オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備える。
【0037】
I/Oインターフェース812は、処理ユニット802と外部のインターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供するためのものである。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0038】
センサーユニット814は、移動端末800のために各種の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを有していてもよい。例えば、センサーユニット814は、装置800のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、移動端末800のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット814は、移動端末800又は移動端末800の1つのユニットの位置の変化、ユーザによる移動端末800への接触の有無、移動端末800の方向又は加速/減速、移動端末800の温度変化などを検出することができる。センサーユニット814は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配設される近接センサーを有していてもよい。センサーユニット814は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有していてもよい。幾つかの実施例では、当該センサーユニット814は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに有していてもよい。
【0039】
通信ユニット816は、移動端末800と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にするように配置される。移動端末800は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。例示的な一実施例では、通信ユニット816は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信ユニット816は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに有していてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID:Radio Frequency Identification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth)技術、及び他の技術によって実現されてもよい。
【0040】
例示的な実施例では、移動端末800は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0041】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を保持するメモリ804をさらに提供する。前記命令は、上述した
図1〜
図3のいずれか1つのアンテナを含む移動端末800により実行される。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0042】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0043】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。