(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6474901
(24)【登録日】2019年2月8日
(45)【発行日】2019年2月27日
(54)【発明の名称】軸方向力を増幅するための携帯用の装置及びこの装置を有する下方外骨格
(51)【国際特許分類】
B25J 11/00 20060101AFI20190218BHJP
【FI】
B25J11/00 Z
【請求項の数】13
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-535024(P2017-535024)
(86)(22)【出願日】2015年12月9日
(65)【公表番号】特表2018-503522(P2018-503522A)
(43)【公表日】2018年2月8日
(86)【国際出願番号】EP2015079161
(87)【国際公開番号】WO2016107723
(87)【国際公開日】20160707
【審査請求日】2017年6月29日
(31)【優先権主張番号】1463477
(32)【優先日】2014年12月31日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】510325651
【氏名又は名称】コミサリヤ ア レネルジ アトミク エ ウ エネルジ アルタナティブ
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153084
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 康史
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100157211
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 一夫
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ ギャレック
【審査官】
貞光 大樹
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2014/159608(WO,A1)
【文献】
特表2014−530078(JP,A)
【文献】
実開平7−28319(JP,U)
【文献】
実開平5−43818(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3121450(JP,U)
【文献】
米国特許第4613179(US,A)
【文献】
実開平3−622(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25J 1/00 − 21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
道具に対して縦軸線に沿う軸方向補助力を加えるための携帯用の装置であって、
前記装置を使用者に連結するための手段と、
前記縦軸線に沿って前記道具を平行移動の形で案内するための手段と、
前記縦軸線に沿って前記道具を駆動するための駆動手段であって、モーターを備えるドラムと、前記道具に堅固に連結されており且つ前記ドラムの周りに少なくとも1つの巻きを形成するロープとを備える駆動手段と、
制御ユニットを介して前記道具に対して使用者によって与えられる操作力に応答して、前記道具に前記軸方向補助力を加えるための、前記駆動手段を制御するための手段と、を備え、
前記使用者に連結するための手段と、前記道具を前記平行移動の形で案内するための手段とが、前記縦軸線を中心として、且つ、前記縦軸線に対して垂直な平面内を延びる少なくとも1つの軸線を中心として、前記道具が自由に回転することを可能にする、ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記制御ユニットは前記操作力を測定するための手段を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記装置を前記使用者に連結するための手段と、前記平行移動の形で案内するための手段とが、前記縦軸線に対して垂直な平面内を延びる2つの垂直な軸線を中心として、前記道具が自由に回転することを可能にする、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記道具の自由回転の前記軸線の一方は概ね垂直である、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記制御ユニットは、少なくとも1つの弾性要素によって所定位置に戻される指標の移動のためのセンサーを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記制御ユニットは無線リンクによって前記駆動手段を制御するための手段に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記道具を前記平行移動の形で案内するための手段は、少なくとも1つのドーリーを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ロープの少なくとも1つの末端は前記道具に連結されている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記使用者に連結するための手段は、前記道具の高さを適合化させるための手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記使用者に連結するための手段は平衡化平行四辺形を備える、ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
請求項1〜10の何れか一項に記載の装置を備える、ことを特徴とする下方外骨格。
【請求項12】
少なくとも1つの関節連結されている下方部材を備え、及び、処理ユニットは、前記下方部材の少なくとも1つの関節連結部の阻止を制御することが可能であるように構成されている、ことを特徴とする請求項11に記載の下方外骨格。
【請求項13】
少なくとも1つの関節連結されている下方部材を備え、及び、処理ユニットは、前記下方部材の関節連結部に対する平衡トルクの印加を制御することが可能であるように構成されている、ことを特徴とする請求項11に記載の下方外骨格。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、力増幅器の分野に関し、及び、さらに特に、建設工事現場及び/又は土木工事現場での作業に適用される携帯用の力増幅器に関する。
【背景技術】
【0002】
建物の壁に固定されている水平フレームを備え且つ垂直方向に延びるアームを支持する、力を増幅するための装置が、すでによく知られている。このアームの下方末端が、例えばドリル、スクリュードライバー、または、リベット打ち機のような道具を受け入れるためのインターフェースを含む。使用者は、垂直方向力センサーを備えている制御ユニットを作動させることによって、その装置を操作する。力増幅装置がこのセンサー上で垂直方向の制御力を検出すると、この力増幅装置は、制御ユニットに加えられる力に比例している垂直方向の力をその道具に対して及ぼすように、アクチュエーター(一般的には、ジャッキ)を制御する。
【0003】
さらに、使用者によって操作される揚重アームを支持する装軌式プラットフォーム(tracked platform)を備える、吊上力を増幅するための装置が、特許文献1から公知である。このような装置は垂直方向力の容易な増幅を可能にするが、しかし、多くの水平方向成分を含む力の増幅には適していない。
【0004】
コンクリート基礎地盤、道路、又は、さらには建築スラブのような土木工学的作業の実施が、製品(コンクリート、アスファルト等)の表面を水平にするためにくま手(rake)を用いてその製品が「引かれる(draw)」ことを必要とする場合が多い。このような移動は、オペレーターの労力を必要とし、及び、様々な負傷と産業的事故の原因である。この力の可変的な方向(くま手の移動が進捗するのに応じて、地面に対するくま手の相対的な傾斜が変化する)が、このような用途で慣習的に使用される単一軸方向力の増幅器の適合を可能にしない。
【0005】
したがって、くま手に加えられる力が少なくとも部分的に補足されることを可能にし、且つ、掻き寄せ作業が進行する時の使用者の迅速な移動を可能にする装置は存在していない。最後に、既知の力増幅器の全体が、建設現場での作業の際に遭遇する特に過酷な状況に適合させられていない壊れやすい機構(制御ユニット、アクチュエーター)を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第2012/149402号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、工事現場における掻き寄せ作業(raking operation)の最中にオペレーターによって提供されなければならない力を減少させ、且つ、掻き寄せ作業の過程においてオペレーターの適切な機動性を維持することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のために、道具に加えられる軸方向力を増幅するための携帯用の装置が提案され、この装置は、
使用者にその装置を連結するための手段と、
縦軸線に沿った平行移動の形で道具を案内するための手段と、
縦軸線に沿って道具を駆動するための手段であって、モーターを備えるドラムと、道具に堅固に連結されており且つドラムの周りに少なくとも1つの巻きを形成するロープとを備える手段と、
制御ユニットを介して使用者によって与えられる駆動力に応答して道具に補助力を加えるための、駆動手段を制御するための手段と、を備え、
使用者に連結するための前記手段と、道具を平行移動の形で案内するための前記手段とが、縦軸線を中心として、且つ、縦軸線に対して垂直な平面内を延びる少なくとも1つの軸線を中心として、道具が自由に回転することを可能にする。
【0009】
したがって、この装置は、引っ張られる時と押される時との両方においてくま手のような道具の動作を補助する同時に、掻き寄せ作業の遂行のために必要な自由度を維持することを可能にする。ロープを駆動するドラムの補助による動力化(motorization)が、頑丈で単純で軽量で経済的であり、及び、これと同時に、確実な力の伝達を確かなものにする。
【0010】
本発明は、さらに、本発明による力の増幅のための装置を備えている下方外骨格(lower oxoskeleton)にも関する。
【0011】
本発明の他の特徴と利点とが、本発明の特定の非限定的な実施形態の以下の説明の検討によって、理解されるだろう。
【0012】
次では添付図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明による増幅装置の第1の実施形態の斜視図の形の概略的な表現である。
【
図2】
図1の増幅装置の力センサーの詳細な概略図である。
【
図3】本発明の第2の実施形態の斜視図の形の部分的な概略的表現である。
【
図5】本発明による増幅装置の第3の実施形態の平面図の形の概略的な表現である。
【
図7】
図5の装置の斜視図の形の概略的な表現である。
【
図8】本発明の第4の実施形態の斜視図の形の概略的な表現である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1と
図2を参照すると、全体的に1で示されている増幅器装置が、使用者によって着用されることが意図されているベルト100の上に取り付けられており、この装置は、
縦軸線Xに沿った平行移動の形でくま手4のハンドル3を案内するための半円形のガター2と、
この場合には水平である、軸線Zを中心としてモーター6によって回転駆動されるドラム5と、
ドラム5の周りに3つの巻き8を形成するロープ7であって、そのロープの2つの末端7.1、7.2がくま手4のハンドル3に連結されているロープ7と、
ガター2とこのガターの上に載るハンドル3との周りを延びる円筒形の操作スリーブ9とを備える。
【0015】
スリーブ9は、スリーブ9に対して軸線Xに沿って加えられる縦方向力を測定する力センサー10に連結されている。この力センサー10は、ドラム5の上に取り付けられているアイドラープーリー13の周りに巻かれているロープ12を介して、測定された力とこの力の方向とに比例している電気信号を、処理ユニット11に伝送する。
図1に見て取れるように、縦軸線Xは、ドラム5の回転の軸線Zに対して概ね垂直方向に延びる。
【0016】
したがって、軸線Xに沿ったくま手4のハンドル3の平行移動を補助する力が、操作スリーブ9の移動によって起動されるモーター6に対するトルクの付加によって制御されてもよい。操作スリーブ9の移動が、この操作スリーブに軸方向に及ぼされる操作力に比例しているので、したがって、くま手4のハンドル3上に及ぼされる補助力は、この操作力に依存している。スリーブ9がドラムに向かって道具の末端から引っ張られる(
図1の矢印14)かどうかに応じて、または、スリーブ9が押される(
図11の矢印15)かどうかに応じて、くま手4上のモーターの力が、押すこと(方向16におけるドラム5の回転)か、または、引っ張ること(方向17におけるドラム5の回転)である。
【0017】
行われるべき作業に適合している振幅の範囲(概ね−45°、+45°に等しい)内で、次の自由度が自由なままにしておかれるので、くま手4は作動しやすい状態のままである。すなわち、自由度は、
縦方向軸線Xを中心としたくま手4の回転(
図11に矢印18で示されている)と、
ドラム5の回転の軸線Zを中心とした、ガター2の回転、したがって、くま手4の回転(
図1に矢印19で示されている)と、
ガター2に対するドラム5の接触点における、ドラム5に対して接線方向の平面Pに対して垂直な軸線Yを中心とした、ガター2の回転、したがって、くま手4の回転(
図1に矢印20によって示されている)と、である。
【0018】
軸線Yと軸線Zは互いに対して垂直であり、及び、縦方向軸線Xに対して垂直である平面内を延びる。
【0019】
ガター2は、くま手4のハンドル3の滑動を容易化するために、テフロン(登録商標)で作られた被覆で覆われていることが有利だろう。
【0020】
動作時には、使用者が、ドラム5がこの使用者の臀部の片方の付近に位置するように、ベルト100を着用する。使用者は、片方の手でスリーブ9を把持し、及び、他方の手はガター2を掴んでいても掴んでいなくともよい。スリーブ9を保持する手と、他方の手とが、必要に応じて、軸線Xに対して垂直である平面において案内力を及ぼす。使用者が縦軸線Xに沿ってくま手4を移動させることを望む時には、使用者は、スリーブ9に対して加えられる力21の形で制御指令(control order)を及ぼす。処理ユニット11は、スリーブ9に加えられる制御力21の方向と強度とを検出し、及び、その後に、ドラム5に対して作用トルク(working torque)22を加えるためにモーター6を制御する。作用トルク22の方向と強度は、スリーブ9に及ぼされる力21の方向と強度とに依存している。オペレーターは、すべての他の方向においてと同様に、軸線Xに沿ったくま手4の位置の制御を行うままであるが、これは、ドラムが、位置又は特定の軌道の影響を受けないけれども、滑動力を及ぼすからである。
【0021】
図2を参照して、力センサー10の1つの具体例を詳細に説明する。センサー10は、スリーブ9と一体的であり且つガター2に対して相対的に滑動自在に取り付けられている平行六面体の指標(parallelepipedic index)30を備える。この指標30は、ガター2に堅固に連結されている抵抗トラック(resistive track)31上を滑動し、及び、この抵抗トラックの一方の末端はロープ12の第1のストランド12.1に連結されている。ロープ12の第2のストランド12.2は、指標30に堅固に連結されている針32に連結されており、及び、その針32の一方の末端はトラック31と接触する。指標30は、スリーブ9の第1の末端9.1の付近に位置しているガター2上の箇所34に第1のスプリング33によって連結されている。指標30は、さらに、スリーブ9の第2の末端9.2の付近に配置されているガター2上の第2の箇所36に第2のスプリング35によって連結されている。
【0022】
使用者がスリーブ9を引っ張るか又は押す時に、この使用者は、ロープ12.1に連結された針32と、ストランド12.1に連結されている抵抗トラック31の末端との間を延びる、抵抗トラック31の長さが変化することを生じさせる。ストランド12.1とストランド12.2との間で測定される抵抗が、スリーブ9の移動の値と方向とを決定することを容易にする。したがって、スプリング33とスプリング35のそれぞれの剛性K
33、K
35が、スリーブ9上に及ぼされる力の強度が推定されることを可能にする。この力センサー10は、特に頑丈であり、且つ、工事現場で遭遇する湿度、埃、衝撃の条件による影響を全く受けないということがすでに実証されている。
【0023】
次に、本発明の第2の特定の実施形態を、
図3と
図4とを参照して説明する。この実施形態では、くま手4のハンドル3が、ドーリー(dolly)40によってガター2内に保持される。
図4に見てとれるように、ドーリー40は、ドラム5の回転軸線Zに対して平行なシャフト41上に回転自在に取り付けられている。シャフト41は、2つのロッド44、45上にそれぞれにその2つの末端42、43において滑動自在に取り付けられている。ロッド44、45のそれぞれの末端46、47は、軸受56、57上にドラム5の回転軸線Zを中心として回転自在に取り付けられている。シャフト41は2つのアバットメント(abutment)を備え、及び、中央位置に向かってドーリー40を戻すために、スプリング48、49が、その2つのアバットメントに押し当たっている。これらのスプリング48、49は、さらに、特にドラム5上での巻き(turn)の巻き付けと巻き戻しとを補助するために、軸線Zの方向のドーリー40の平行移動を可能にする。末端46、47とは反対側に位置したロッド44、45の末端52、53にそれぞれに押し当たるスプリング50、51が、ドーリー40をハンドル3との接触状態に維持する。ドラム5の軸受54、55と、ロッド44、45の軸受56、57とが、スプリングで助勢された変形可能な平衡平行四辺形(spring−assisted deformable balancing parallelogram)61の概ね垂直な側部60の周りに回転自在に取り付けられている支持物58と一体状である。側部60に対して平行である平行四辺形61の側部62は、ベルト100に堅固に連結されている概ね垂直な軸の周りに回転自在に取り付けられている。平行四辺形61の平衡が、その平行四辺形61の2つの互いに反対側に位置した隅64、65の間を延びるスプリング63の補助によって実現される。
【0024】
使用者がベルト100を装着する時に、この使用者は、
縦軸線Xを中心としたくま手4のハンドル3の回転、
ドラム5の回転軸線Zを中心としたガター2の回転としたがってくま手4の回転、及び、
平行四辺形61の垂直側部60の周りでの構造58の回転という自由度を維持しながら、増幅器装置1の高さを自由に調節することが可能である。
【0025】
図5から
図7は、2つのドーリー40を備えるボギー(bogie)70によってドーリー40が置き換えられている実施形態を示し、これによってガター2内のハンドル3の案内の向上を確実なものにする。この実施形態では、平行四辺形61の側部62は、ハーネス111のバッキングプレート(backing plate)110と一体状である概ね垂直の軸線を中心として回転自在に取り付けられている。ハーネス111の使用は、力、さらに具体的には、垂直力と、トルクとの、使用者上でのより適切な分散を可能にする。
【0026】
図8を参照すると、増幅装置1は、下方外骨格80に一体化されている。この下方外骨格80は、使用者の右脚部110に対して平行な平面内と、使用者の左脚部111に対して平行な平面内とをそれぞれに延びる2つの下方部材81、82を備える。下方部材81は、臀部セグメント83に関節連結されており、及び、脛骨セグメント85上に関節連結されている太腿セグメント84を備え、及び、脛骨セグメント85の末端には、使用者の足112が固定されている足86が関節連結されている。臀部セグメント83と太腿セグメント84と脛骨セグメント85との間の関節連結部分がモーター駆動され、及び、下方外骨格80の処理ユニット87によって制御される。下方部材82は、一方では臀部セグメント83上に関節連結されており、且つ、他方では脛骨セグメント89上に関節連結されている、太腿セグメント88を、類似の形で備え、及び、使用者の足113が上に固定されている足90がその脛骨セグメント89の末端に関節連結されている。
図6に示されている実施形態では、スリーブ9がハンドル9.3を受け入れ、及び、スリーブ9を駆動するために使用者が腰を曲げる必要をなくすことを可能にする。
【0027】
処理ユニット87は、使用者の脚110、111の移動と、増幅装置1の処理ユニット11によって受け取られる情報とに基づいて、下方外骨格80の関節連結部の動力化を制御する。処理ユニット87は、したがって、使用者の脚と背中とにおけるストレスを軽減するために、くま手3の駆動中に、単一の下方部材又は2つの下方部材81、82の阻止、又は、処理ユニット87によって計算される平衡力の印加を調整することが可能である。
【0028】
この場合には、表現ロープ(expression rope)が、円形又は平面又は他の形状を有する中実又は管状の断面の可とう性構成要素を示すために使用され、及び、例えばチェーン又はベルトのような互いに関節連結されている副次的要素によって構成されることが可能である。
【0029】
当然であるが、本発明は、上述した具体例に限定されず、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に含まれる任意の変形例を含む。
【0030】
特に、
増幅装置は、バッキングプレートを備えるベルト又はハーネス上に取り付けられているが、本発明は、使用者に対する連結のための他の手段、例えば、バッキングプレートなしのハーネス、ブレース、又は、おそらくは、トラフ(trough)に堅固に連結されている第2のハンドルに対しても適用可能であり、
また、くま手は半円形のトラフによって平行移動の形で案内されるが、本発明は、さらに、例えば、複数の同軸の滑動ブッシング、スライド内の1つ又は複数のピン、又は、三角形又は何らかの他の形状のトラフのような、平行移動の形での案内のための他の手段にも適用する。
また、トラフに対する相対的なくま手のハンドルの平行移動が、低い摩擦係数を有する被覆上の摩擦によって確保されるが、本発明は、さらに、ハンドル及びトラフの一方又は他方と一体状である例えばプーリー又はローラーのような他の滑動手段に適用する。
また、この装置はくま手の駆動に関して説明されているが、本発明は、さらに、例えばスクレーパー、ローラー、又は、フロート(float)のような他のタイプの道具に適する。
また、ドラムの駆動軸線が水平であるが、本発明は、さらに、例えば、垂直方向又は任意の方向に向けられている軸線のような、異なる形で駆動軸線が方向配置されているドラムを備える駆動装置に適用する。
また、ロープがドラムの周りに3つの巻きを形成するが、本発明は、さらに、例えば単一の巻き、2つの巻き、又は4つ以上の巻きのような、異なる数の巻きに適用する。
また、駆動手段の制御が使用者によってスリーブ上に加えられるが、本発明は、さらに、例えばハンドル、回転ノブ、又は、ジョイスティックのような、他のタイプの制御手段に適用する。
また、力センサーが抵抗タイプであるが、本発明は、さらに、例えば変形ゲージ、分割されたトラックに面している光学センサー、増分ロータリーエンコーダーに連結されているロープのような、制御装置に加えられる力の検出及び/又は測定のための他の手段に適用する。
このセンサーは、例えばWi−Fi又はブルートゥース(登録商標)プロトコルによって、有線又は無線で情報を送信してもよく、すなわち、
力センサーの指標がスプリングの作用によって所定位置に戻されるが、本発明は、さらに、例えばエラストマーブロック、皿ばね、1つ又は複数のガススプリングのような、他のタイプの弾性手段に適用する。
また、ドラムの動力化の制御が、処理ユニットによって行われるが、本発明は、さらに、例えば3方向油圧弁又は空気圧弁、又は、電気速度バリエーターのような、他の制御手段に適用する。