(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を説明する。なお、以下の説明は、実施の形態の一例であり、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0010】
図1は、本実施例にかかる生体情報管理システム10の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、生体情報管理システム10は、管理サーバ100と、携帯端末装置200と、計測装置300と、情報端末装置400とを、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続する。ネットワークNは、一部または全部が有線あるいは無線であり、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、移動体通信網等の通信ネットワークである。
【0011】
管理サーバ100は、携帯端末装置200を操作する利用者を識別する利用者識別情報(以下、利用者IDという)に対応する電子証明書(以下、利用者証明書という)および携帯端末装置200を識別する端末識別情報(以下、端末IDという)に対応する電子証明書(以下、端末証明書という)を生成するサーバである。また、管理サーバ100は、携帯端末装置200から送信される生体情報を受信し、蓄積するとともに、蓄積した生体情報を分析するサーバである。
【0012】
携帯端末装置200は、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末その他の利用者が操作する情報処理装置である。携帯端末装置200は、利用者の身体上に貼付け、または身体に接して装着された計測機器300と近距離通信を行い、計測装置300によって計測される利用者の生体情報、例えば心拍数、心電図、血圧、体温、呼吸数、歩数、脳波等を受信する。
【0013】
情報端末装置400は、利用者の生体情報を用いた利用者の心身状態の分析や、所定の条件に合致した利用者の生体情報から算出できる指標等を用いて利用者群の傾向を分析する医師や分析者が操作する、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、その他の情報処理装置である。
【0014】
次に、管理サーバ100の構成、機能について説明する。管理サーバ100は、送受信部101、証明書生成部102、証明書認証部103、生体情報分析部104、生体情報記憶部110、証明書情報記憶部120を備える。
【0015】
図2は、生体情報記憶部110のデータ構成の一例を示す説明図である。生体情報記憶部110は、携帯端末装置200から送信される生体情報および生体情報に関連する情報を記憶する。具体的には、生体情報記憶部110は、端末IDと、生体情報と、位置情報と、日時情報とを対応付けて記憶する。
【0016】
図3は、証明書情報記憶部120のデータ構成の一例を示す説明図である。証明書情報記憶部120は、利用者証明書に関する情報および端末証明書に関する情報を記憶する。具体的には、証明書情報記憶部120は、利用者ID、利用者証明書情報、端末ID、端末証明書情報を対応付けて記憶する。ここで、利用者証明書情報とは、利用者証明書に含まれる情報で、かつ、利用者証明書を認証する際に使用する情報である。例えば、利用者証明書のシリアル番号である。また、端末証明書情報は、端末証明書に含まれる情報で、かつ、端末証明書を認証する際に使用する情報である。例えば、端末証明書のシリアル番号である。
【0017】
送受信部101は、携帯端末装置200または情報端末装置400との間でデータを送受信する。具体的には、送受信部101は、携帯端末装置200から送信された利用者IDおよび端末IDを受信し、利用者証明書および端末証明書を携帯端末装置200に送信する。また、送受信部101は、携帯端末装置200から送信された生体情報および生体情報に関連する情報を受信する。
【0018】
証明書生成部102は、携帯端末装置200から送信された利用者IDに対応する利用者証明書または利用者の生体情報に対応する利用者証明書を生成する。また、証明書生成部102は、携帯端末装置200から送信された端末IDに対応する端末証明書を生成する。利用者証明書および端末証明書には、上述したシリアル番号のほか、利用者ID(または端末ID)、暗号化通信を行うための公開鍵、電子署名等が含まれる。
【0019】
証明書認証部103は、利用者証明書および端末証明書を認証する。具体的には、証明書認証部103は、携帯端末装置200から送信された利用者証明書に含まれる利用者証明書情報と、証明書情報記憶部120に記憶する利用者証明書情報を照合し、利用者証明書を認証する。証明書認証部103は、携帯端末装置200から送信された端末証明書に含まれる端末証明書情報と、証明書情報記憶部120に記憶する端末証明書情報を照合し、端末証明書を認証する。
【0020】
生体情報分析部104は、生体情報記憶部110に記憶した生体情報を分析する。具体的には、生体情報分析部104は、生体情報記憶部110に記憶した生体情報を条件で絞り込み、絞り込んだ生体情報群から所定の指標を算出する。複数の条件の利用者の生体情報群から算出した指標を対比することにより、それぞれの傾向を分析することができる。
【0021】
次に、携帯端末装置200の構成、機能について説明する。携帯端末装置200は、送受信部201、近距離通信部202、タイミング判断部203、操作表示部204、証明書記憶部210、生体情報記憶部220を備える。
【0022】
証明書記憶部210は、管理サーバ100で生成された、携帯端末装置200の利用者に対応する利用者証明書および携帯端末装置200に対応する端末証明書を記憶する。
【0023】
生体情報記憶部220は、計測機器300から送信された生体情報に、位置情報および日時情報を追加し記憶する。位置情報は、図示しないGPS(Global Positioning System)等を用いた測位部が測位した携帯端末装置200の位置情報であり、日時情報は、図示しないタイマ部が計時した日時情報である。
【0024】
送受信部201は、利用者IDおよび端末IDを管理サーバ100に送信し、利用者証明書および端末証明書を受信する。送受信部201は、生体情報記憶部220に記憶した生体情報、位置情報、日時情報を管理サーバ100に送信する。なお、携帯端末装置200と管理サーバ100との通信は、電子証明書を用いたSSL(Secure Socket Layer)暗号化通信で行うことができる。
【0025】
近距離通信部202は、Bluetooth(登録商標)やWiFi(WIreless FIdelity)(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等などの近距離無線通信方式により計測機器300の近距離通信部との間でデータを送受信する。
【0026】
タイミング判断部203は、計測機器300で生体情報を計測するごとに、生体情報、位置情報、日時情報が生体情報記憶部220に記憶され、徐々に蓄積する生体情報、位置情報、日時情報を管理サーバ100に送信するタイミングを判断する。
【0027】
操作表示部204は、入力部と表示部を備え、例えばスマートフォンの場合は、タッチパネルのように、表示部である液晶ディスプレイや有機ELパネルと、入力部であるタッチセンサを重畳して構成する。
【0028】
上述のように構成された生体情報管理システム10で実行する証明書生成処理について説明する。
図4は、管理サーバ100、携帯端末装置200、計測機器300が実行する証明書生成処理手順を示すフローチャートである。
【0029】
まず、携帯端末装置200において、操作表示部204に表示されたアイコンをタップする等により、生体情報を送信するアプリケーションプログラムを起動する(ステップS401)。操作表示部204は、利用者IDの入力を受付ける(ステップS402)。送受信部201は、図示しない記憶部から端末IDを取得する(ステップS403)。送受信部201は、利用者IDおよび端末IDを管理サーバ100に送信する(ステップS404)。
【0030】
管理サーバ100の送受信部101は、利用者IDおよび端末IDを受信し、証明書生成部102は、利用者IDに対応する利用者証明書と、端末IDに対応する端末証明書を生成する(ステップS405)。送受信部101は、利用者証明書と端末証明書を携帯端末装置200に送信する(ステップS406)。証明書生成部102は、利用者ID、利用者証明書情報、端末ID、端末証明書情報を対応付けて証明書情報記憶部120に格納する(ステップS407)。
【0031】
携帯端末装置200の送受信部201は、利用者証明書と端末証明書を受信し、送受信部201は、利用者証明書と端末証明書を証明書記憶部210に格納する(ステップS408)。近距離通信部202は、計測機器300の近距離通信部との間で通信を確立する(ステップS409、S410)。
【0032】
次に、生体情報管理システム10で実行する生体情報蓄積処理について説明する。
図5は、管理サーバ100、携帯端末装置200、計測機器300で実行する生体情報蓄積処理手順を示すフローチャートである。なお、携帯端末装置200と計測機器300は、
図4のステップS409、S410において近距離通信を確立した状態である。
【0033】
計測機器300は、利用者の生体情報を計測する(ステップS501)。計測機器300の近距離通信部は、生体情報を携帯端末装置200に送信する(ステップS502)。計測機器300の近距離通信部は、生体情報の計測を終了したか否かを判断し(ステップS503)、生体情報の計測を終了しないと判断した場合は(ステップS503:No)、ステップS501に進み、生体情報を計測する。生体情報の計測を終了したと判断した場合は(ステップS503:Yes)、すなわち、利用者の計測機器300が取り外されたような場合は、計測を終了する。
【0034】
携帯端末装置200の近距離通信部202は、生体情報を受信し、受信した生体情報に日時情報および位置情報を追加し、生体情報記憶部220に格納する(ステップS504)。タイミング判断部203は、生体情報記憶部220に記憶した生体情報、位置情報、日時情報を管理サーバ100に送信するタイミングであるか否かを判断する(ステップS505)。具体的に、生体情報を送信するタイミングであるか否かは、(1)生体情報記憶部220に予め定めておいた所定のデータ量を格納した、(2)前回の送信から
予め定めておいた所定の時間が経過した、(3)操作表示部204から送信の指示を受付けた等の条件に合致するか否かで判断する。生体情報を管理サーバ100に送信するタイミングではないと判断した場合は(ステップS505:No)、ステップS504でさらに生体情報を受信する。
【0035】
生体情報を管理サーバ100に送信するタイミングであると判断した場合は(ステップS505:Yes)、送受信部201は、端末証明書を証明書記憶部210から取得し(ステップS506)、管理サーバ100に送信する(ステップS507)。
【0036】
管理サーバ100の送受信部101は、端末証明書を受信し、証明書認証部103は、端末証明書を認証する(ステップS508)。具体的には、端末証明書に含まれる端末証明書情報と、端末証明書に含まれる端末IDに対応付けられた、証明書情報記憶部120に記憶する端末証明書情報とが合致するか否かによって端末証明書を認証する。送受信部101は、認証結果を携帯端末装置200に送信する(ステップS509)。
【0037】
携帯端末装置200の送受信部201は、認証結果を受信し、受信した認証結果によって端末証明書が認証されたと判断する場合は(ステップS510:Yes)、送受信部201は、生体情報記憶部220から生体情報、位置情報、日時情報を取得し、端末IDとともに管理サーバ100に送信する(ステップS511)。このとき、SSL暗号化通信を用い、暗号化して生体情報等を送信する。端末証明書が認証されなかったと判断する場合は(ステップS510:No)、操作表示部204は、認証されなかった旨を表示し(ステップS512)、処理を終了する。
【0038】
管理サーバ100の送受信部101は、端末ID、生体情報、位置情報、日時情報を受信する(ステップS513)。送受信部101は、端末ID、生体情報、位置情報、日時情報を生体情報記憶部110に格納する(ステップS514)。
【0039】
このように、アプリケーションプログラムを起動する際に、利用者および端末について管理サーバ100が電子証明書を発行したうえで、携帯端末装置200に利用者および端末に対応する電子証明書を記憶しておき、利用者の生体情報を送信する際に、携帯端末装置200に格納された端末証明書を送信し管理サーバ100で認証したうえで、生体情報を、電子証明書で暗号化して送信し蓄積することができる。これにより、利用者の生体情報の改ざんや他人によるなりすまし、盗聴されることなく、利用者の生体情報の正当性を確保して蓄積することができる。
【0040】
また、生体情報の送信タイミングを利用者が制御できない形で送信することによって、生体情報を利用者によっても操作することができず、より信頼性の高い生体情報として蓄積することができる。
【0041】
次に、生体情報管理システム10で実行する生体情報参照処理について説明する。
図6は、管理サーバ100、携帯端末装置200で実行する生体情報参照処理手順を示すフローチャートである。
【0042】
携帯端末装置200の操作表示部204は、生体情報を参照する操作者の利用者IDの入力を受付ける(ステップS601)。送受信部201は、利用者証明書を生体情報記憶部220から取得し(ステップS602)、取得した利用者証明書を管理サーバ100に送信する(ステップS603)。なお、利用者証明書に加え、端末証明書も送信し、認証してもよい。
【0043】
管理サーバ100の証明書認証部103は、利用者証明書を認証し(ステップS604)、送受信部101は、認証結果を携帯端末装置200に送信する(ステップS605)。携帯端末装置200の送受信部201は、認証結果を受信し、認証結果から利用者証明書が認証されたか否かを判断する(ステップS606)。利用者証明書が認証されなかったと判断した場合は(ステップS606:No)、メッセージを表示し処理を終了する。
【0044】
利用者証明書が認証されたと判断した場合は(ステップS606:Yes)、操作表示部204は、生体情報を参照する対象者の指定を受付ける(ステップS607)。具体的には、対象者の利用者IDを受付ける。送受信部201は、利用者IDを管理サーバ100に送信する(ステップS608)。
【0045】
管理サーバ100の送受信部101は、利用者IDを受信し、受信した利用者IDに対応する生体情報、位置情報、日時情報を生体情報記憶部110から取得する(ステップS609)。具体的には、利用者IDに対応する端末IDを証明書情報記憶部120から取得し、取得した端末IDに対応する生体情報、位置情報、日時情報を生体情報記憶部110から取得する。送受信部101は、生体情報、位置情報、日時情報を情報端末装置400に送信する(ステップS610)。
【0046】
携帯端末装置200の送受信部201は、生体情報、位置情報、日時情報を受信し、操作表示部204は、受信した生体情報、位置情報、日時情報を表示する(ステップS611)。生体情報の表示方法は、日時ごとの生体情報をグラフ化したり、さらに位置情報から判断できる利用者の滞在していた場所(例えば、会社や自宅等)を加えた表示にしてもよい。また、生体情報に対する公知のアルゴリズムによる判断結果を加えてもよい。例えば、平常時の血圧が基準値より高い場合に、その計測値を赤色に表示する等である。
【0047】
このように、電子証明書によって認証された利用者の生体情報を蓄積しておき、利用者本人が蓄積した情報を参照することができるため、自己の生体情報をセキュリティ上安全に取り扱うことができ、自己の心身状態を適切に把握することができる。
【0048】
上述した例では、携帯端末装置200によって生体情報を参照する例を説明したが、携帯端末装置200に代えて、医師や専門家等の分析者が使用する情報端末装置400で上記処理を実行してもよい。この場合は、医師や専門家等の分析者が、正当性のある利用者の生体情報を参照することができるため、利用者の生体情報に対して適切な分析を行うことができる。また、分析者自身も電子証明書によって認証されたうえで、生体情報へのアクセスが可能になるため、生体情報の漏洩、改ざん等のセキュリティ事故を防ぐことができる。
【0049】
なお、利用者証明書は、携帯端末装置200の証明書記憶部210に格納しておくほか、USBメモリ等の外部記憶媒体に格納しておき、利用者が携帯端末装置200を使用する際にUSBポートにUSBメモリを接続することによって利用者証明書を取得してもよい。
【0050】
次に、生体情報管理システム10で実行する生体情報分析処理について説明する。
図7は、管理サーバ100で実行する生体情報分析処理手順を示すフローチャートである。
【0051】
送受信部101は、対象者条件を情報端末装置400から受信する(ステップS701)。対象者条件は、場所と時間で絞り込んだ条件である。例えば、2015年7月6日(月)9:00−10:00、会議室Aに居た利用者を対象者条件とする。
【0052】
生体情報分析部104は、対象者条件に合致した生体情報を生体情報記憶部110から取得する(ステップS702)。具体的には、生体情報記憶部110に記憶する端末ID、生体情報、位置情報、日時情報から、位置情報と日時情報が2015年7月6日(月)9:00−10:00、会議室Aに合致する、端末IDごとの生体情報を抽出する。
【0053】
生体情報分析部104は、生体情報から所定の指標を算出する(ステップS703)。ここで、所定の指標とは、生体情報から算出することができる公知のアルゴリズムを用いた指標であり、例えば、脳波から判断される意識が集中しているか散漫であるかの度合いや、呼吸数や心拍数から判断されるリラックスしているか緊張しているかの度合い等である。送受信部101は、所定の指標を情報端末装置400に送信する(ステップS704)。
【0054】
なお、情報端末装置400の表示部では、時系列に指標の平均値をグラフ化し表示することができる。また、所定の指標とともに、一般的な判断基準をあわせて送信することで、時系列に指標の平均値をグラフ化に一般的な判断基準をあわせて表示することができる。上述した例では、集中していると判断される数値と散漫と判断される数値を示す、リラックスしていると判断される数値と緊張していると判断される数値を示す等である。また、対象者条件を複数指定することで、複数の分析結果を対比して表示してもよい。例えば、開発会議が開催されている2つの時間、月曜の9:00−10:00と金曜の15:00−16:00での集中←→散漫の度合いを表示する等である。
【0055】
このように、対象者条件に合致した生体情報から指標となる数値を算出することによって、対象者群の状態を把握することができる。これによって、効率よく高い効果を期待できる作業時間や作業順序等を発見することができる。また、多くの生体情報を分析することによって、疾病や事故が発生する予兆を発見することも期待できる。
【0056】
他の実施例として、利用者IDに対応付けた利用者の属性情報を記憶部に記憶しておくことによって、対象者条件を属性情報によって絞り込むこともできる。例えば、属性情報として所属部署や性別、年齢等を持つことによって、所定の部署に所属する社員を抽出して分析することや、性別や年齢ごとに分析することができる。
【0057】
上述した実施例にかかる管理サーバ100、携帯端末装置200、情報端末装置400のハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置、通信制御装置等を備えた通常のコンピュータであり、ROMやRAM、HDD等に記憶されたプログラムをCPUが読み出し動作させることによって、上述した構成や機能を実現する。
【0058】
管理サーバ100、携帯端末装置200、情報端末装置400で動作するプログラムは、ネットワークNに接続されたコンピュータ上に格納しておき、ネットワークN経由でダウンロードさせることにより提供したり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、DVD、USBメモリ、SDカード等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録し提供してもよい。また、上述した機能や処理を実行するプログラムは、API(Application Programming Interface)やSaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという利用形態で提供してもよい。
【0059】
なお、本発明は、上述した実施例そのままに限定されるものではなく、必ずしも物理的に図示したように構成されている必要はない。また、本発明は、実施例で説明した構成要素の全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じ、任意の単位で機能的または物理的に分割、統合、入替、変形または削除して構成することができる。