【実施例】
【0224】
式(I)の化合物を合成し、それらのMNK1/2キナーゼを阻害する能力を、酵素アッセイおよび細胞アッセイの両方で評価した。並行して、その他のキナーゼを阻害する能力も評価した。酵素アッセイにより、式(I)の化合物は、1000nMから10nM未満の範囲のIC
50値を有するMNK1およびMNK2の阻害剤であることが示された。Hela細胞株中でのeIF4Eリン酸化阻害は、平均して酵素IC
50の10倍高いIC
50を有することが見出された。これらの細胞に基づくIC
50は、下は40nMから3μMまで様々である。
【0225】
これらの二環式分子の治療剤としての可能性をさらに評価するために、いくつかの腫瘍型細胞株(tumotype cell lines)の増殖を阻害するそれらの能力の評価を行った。以下
は、これらのアッセイの技術的記載である。
【0226】
酵素および細胞に基づくeIF4Eリン酸化アッセイおよびサーマルシフトアッセイ
生物学的方法
本発明で述べる化合物は、キナーゼ、MNK1およびMNK2と結合し、これらを阻害する。それらを、本技術分野にて公知の生体外および生体内アッセイの両方を用いて分析した。
【0227】
サーマルシフトアッセイ
サーマルシフトアッセイでは、タンパク質が化合物と結合した際の熱安定性の向上に起因する溶融温度の変化を測定することにより、これを用いて小分子のタンパク質への結合をモニタリングすることができる。熱に誘発されたタンパク質のアンフォールディングを、蛍光染料、Sypro Orangeの存在下、リアルタイムPCRシステムを用いてモニタリングする。Sypro Orangeの固有の蛍光は、水性環境中では消光されるが;アンフォールドするタンパク質の露出した疎水性残基などの疎水性非極性環境中では、この化合物は、強い蛍光を発する。このことから、蛍光の増加を測定することにより、タンパク質のアンフォールディングをモニタリングすることができる。溶融温度は、タンパク質の半分がアンフォールディング状態である温度として定義される。
【0228】
小分子量化合物と結合した際のMNK1およびMNK2の溶融温度の上昇を、N末端GSTタグ(グルタチオン‐S‐トランスフェラーゼ)を有する組換え完全長ヒト酵素を用いて特定した。このタンパク質を大腸菌中で発現させ、Profiniaタンパク質精製システム(バイオラッド(BioRad),ハーキュリーズ,カリフォルニア州)を用いてグル
タチオンセファロース上で精製し、PreScissionプロテアーゼを用いてGSTタグを除去した。両方の組換え酵素を、バッファーA(10mM Tris/HCl pH7.5、50mM NaCl、1mM DTT)で希釈し、62.5μMの濃度とした。分析すべき化合物を、100% DMSOに溶解し、100μMの最終濃度とした。反応混合物は、5μM 酵素(MNK1またはMNK2)、4μM 化合物、17μL バッファーA、および5μL 5× Sypro Orangeから構成し、最終体積は25μLであった。熱分析をBioRad CFX96 RTPCRの装置上、保持時間20秒、0.5℃の上昇幅で20℃から90℃にて実施した。
【0229】
データ解析は、温度の関数として蛍光強度をプロットすることで行う。溶融曲線のS字形領域の前または後ろで得られる読み取り値は破棄する。蛍光値は、最大読み(UL)を100、最小読み(LL)を0として、各化合物について標準化する。曲線を、非線形回帰を用いてボルツマンの式にフィッティングさせる(GraphPad Prism、グラフパッドソフトウェア社(GraphPad Software Inc.))。この遷移曲線の変曲点、T
m(V50)を、ボルツマンの式を用いて算出し:
Y=[LL+(UL−LL)]/[1+exp(T
m−t/α)]
式中、t=温度、LLおよびULは、それぞれ、最小および最大強度であり、αは、T
m内の曲線の傾きである。サーマルシフトは、化合物の存在下および非存在下での溶融温度の相違として定義される。
【0230】
生体外MNKキナーゼアッセイ
MNK1およびMNK2阻害剤活性は、大腸菌中で発現された組換えキナーゼドメインを用いて特定した。MNK1およびMNK2を、GST融合タンパク質として発現させ、GSTタグは、PreScissionプロテアーゼを用いて除去した。10−15mg/mLまで濃縮した後、タンパク質を、液体窒素中で急速冷凍し、−80℃で保存した。MNK1およびMNK2の活性化は、MEK1の構成的活性変異体を用いて活性化した組換えERK2を用いて行い、ERK2およびMEK1はいずれも大腸菌中にて、N末端hisタグタンパク質としてで発現させた。組換えERK2は、1μM MEK1および100μM ATPと共に11.3μMのキナーゼをインキュベートすることで活性化した。次に、この反応混合物を、MNKの活性化に直ちに用いた。MNK1の活性化は、0.3μMの活性化ERK2および500μM ATPと共に、5.0μMのMNK1を、30℃にて6時間インキュベートすることで行った。MNK2の活性化は、3.0μMの活性化ERK2および500μM ATPと共に、50μMのMNK2を、30℃にて2時間インキュベートすることで行った。活性化MNKは、アッセイに必要となるまで−20℃で保存した。
【0231】
キナーゼアッセイは、カリパーライフサイエンス(Caliper Life Sciences)(マウン
テンビュー,カリフォルニア州)のマイクロフルイディクスLabChip(登録商標)プラットフォームで行った。酵素活性は、マイクロタイタープレートからLabChipへの「シッピング」反応(sipping reaction)によって分析する。データシグネチャは、チップ中での電気泳動による非リン酸化ペプチド基質およびリン酸化生成物の移動度のシフトによって発生し、LED誘発蛍光によって検出する。蛍光シグナルの大きさによって、反応の度合いが分かる。データ解析は、基質および生成物のピークの相対高さを算出することで行い、生成物/(生成物+基質)のピーク比で報告する。
【0232】
キナーゼ活性の分析には、以下のバッファーを用いた:
再構成バッファー:10mM HEPES/NaOH pH7.5、0.003% Brij(登録商標)L23、0.004% TWEEN(登録商標)20
基質バッファー:245mM HEPES/NaOH pH7.5、0.003% Brij(登録商標)L23、0.004% TWEEN(登録商標)20、26mM MgCl
2
停止バッファー:100mM HEPES/NaOH pH7.3、0.022% Brij(登録商標)L23、5.6% DMSO、0.16% CR3、11.2mM EDTA pH8.0
分離バッファー:100mM HEPES/NaOH pH7.3、0.02% Brij(登録商標)L23、5% DMSO、0.1% CR3、1mM EDTA pH8.0
ペプチド基質(JH3):5−FAM−TATKSGSTTKNRFVV−CONH
2
【0233】
MNK1アッセイは、再構成バッファー15μLの体積中の65nMの活性化MNK1および1μLの試験化合物をマイクロタイタープレートに添加することで行った。プレートを、22℃にて15分間インキュベートし、その後、10μLの基質バッファー中、3.9μMのJH3および3.12mM ATPを添加し、さらに60分間、28℃にてインキュベートした。45μLの停止バッファーを添加することで反応を停止した。MNK1、JH3ペプチド、ATP、および化合物の最終濃度は、26μLのアッセイ体積中、それぞれ、40nM、1.5μM、1.2mM、および1×であった。
【0234】
MNK2アッセイは、再構成バッファー15μLの体積中の32.5nMの活性化MNK1および1μLの試験化合物をマイクロタイタープレートに添加することで行った。プレートを、22℃にて15分間インキュベートし、その後、10μLの基質バッファー中、3.9μMのJH3および650μM ATPを添加し、さらに60分間、28℃にてインキュベートした。45μLの停止バッファーを添加することで反応を停止した。MNK2、JH3ペプチド、ATP、および化合物の最終濃度は、26μLのアッセイ体積中、それぞれ、20nM、1.5μM、250μM、および1×であった。
【0235】
阻害定数(IC
50)は、キナーゼ活性を対数化合物濃度に対してプロットし、GraphPad Prism(グラフパッドソフトウェア社)を用いた非線形回帰アルゴリズムによってフィッティングすることで特定した。
【0236】
MNK細胞アッセイ
eIF4EのSer209が、MNK酵素によってのみリン酸化されることが報告されている。Hela細胞中にてこのプロセスを阻害する化合物の能力を、パーキンエルマー(ウォルサム,マサチューセッツ州)製のAlphaScreen SureFire(登録商標)アッセイプラットフォームを用いて調べた。Ser209がリン酸化されたeIF4Eの認識は、2つの抗体で行い、第一は、ストレプトアビジンコーティングドナービーズと融合したもので、Ser209から離れたエピトープと結合し、第二は、プロテインA結合アクセプタービーズと融合したもので、リン酸化Ser209と結合する。Ser209でのeIF4Eのリン酸化は、2つの抗体を近接させ、レーザーで励起されると、一重項酸素がドナービーズから放出され、それが、アクセプタービーズを励起することで、発光が得られる。これにより、eIF4EのSer209リン酸化、および細胞の状況下でのその阻害をモニタリングすることができる。
【0237】
Hela細胞を、マイクロタイタープレートの100μLの培地中へ播種し(ウェルあたり30000細胞)、37℃にて24時間インキュベートした。次に、培地を吸引除去し、細胞を、試験化合物を含有する50μLの無血清培地に再懸濁し、37℃にて2時間インキュベートした。再度培地を吸引除去し、細胞をライシスバッファー(パーキンエルマーSureFire(登録商標)アッセイキット中に提供される)へ再懸濁した。22℃、350rpmにて20分間撹拌した後、4μLを、384ウェルOptiPlate(商標)(パーキンエルマー,ウォルサム,マサチューセッツ州)に移した。5μLのアクセプターミックスを各ウェルへ添加し;プレートをシールし、22℃にて2時間、ゆっくり撹拌した。次に、弱光下、2μLのドナーミックスを各ウェルへ添加し、プレートをシールし、アルミニウム箔で包み、22℃にて2時間、ゆっくり撹拌した。EnVision(登録商標)プレートリーダー(パーキンエルマー,ウォルサム,マサチューセッツ州)を用いて発光を測定した。
【0238】
阻害定数(IC
50)は、AlphaScreenシグナルを対数化合物濃度に対してプロットし、GraphPad Prism(グラフパッドソフトウェア社)を用いた非線形回帰アルゴリズムによってフィッティングすることで特定した。
【0239】
細胞傷害性アッセイ
方法:
癌細胞株、MV‐4‐11(白血病)、P116.c139(急性T細胞白血病)、およびD1.1(急性T細胞白血病)を、ATCCから購入し、供給業者の推奨に従って培養した。eIF4Eを過剰発現するK562細胞(骨髄性白血病)も、細胞傷害性アッセイに用いた。48時間の処理を行う細胞の場合、ブラック平底96ウェルプレート中の70μLの増殖培地へ、5000細胞を播種した。6日間の処理を行う細胞の場合、ブラック平底96ウェルプレート中の70μLの増殖培地へ、1000細胞を播種した。化合物、セラコスポラミド(Cercosporamide)、実施例176(ETC‐7114)、実施例175(ETC‐7117)、実施例133(ETC‐7165)、および実施例62(ETC‐7168)を、0.003μMから50μMの範囲の用量で処理した。希釈した化合物の50μLを細胞に添加し、5% CO
2中、37℃にてインキュベートした。48時間または6日間の処理後、細胞生存率を、CellTiter‐Glo Luminescent Cell Viability Assay(プロメガ(Promega),マジ
ソン,ウィスコンシン州)で特定した。120μLの試薬を細胞に添加し、Tecan Safire Readerを用いて発光を測定した。Graphpad Prismソフトウェアを用いてデータの解析を行い、提示した図は、半数阻害濃度(IC
50)を示す。エラーバーは、標準偏差(SD)を示す。
【0240】
結果:
【0241】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【0242】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
考察:
全体として、IC
50は、48時間の処理を行った細胞よりも、6日間の処理を行った細胞の方が低い。3つの試験細胞株の中で、MV‐4‐11細胞株が、すべての試験化合物に対して最も感受性が高い。
【0244】
4つの化合物の中で、実施例176(ETC‐7114、および実施例62(ETC‐7168)の細胞傷害性が最も強い。実施例176(ETC‐7114)および実施例62(ETC‐7168)のIC
50は、3つの試験細胞株において、処理時間に関わらず、それぞれ、≦1μMおよび≦2μMである。eIF4Eを過剰発現するK562細胞では、実施例176(ETC‐7114)および実施例62(ETC‐7168)のIC
50は、処理時間を6日間に延長した場合、半分以下に減少した。これらのデータから、実施例176(ETC‐7114)および実施例62(ETC‐7168)の細胞傷害性効果は、恐らくは、細胞株非特異的であることが示唆される。
【0245】
処理時間は、試験細胞株における実施例175(ETC‐7117)および実施例133(ETC‐7165)の化合物の細胞傷害性効果に影響を与えている。48時間から6日間に処理時間を延長すると、P116.c139細胞において、IC
50を半分以上減少させることができた。しかし、eIF4Eを過剰発現するK562細胞およびD1.1細胞では、実施例175(ETC‐7117)および実施例133(ETC‐7165)のIC
50は、処理時間の影響を受けなかった。これらのデータから、実施例175(ETC‐7117)および実施例133(ETC‐7165)の細胞傷害性効果は、恐らくは、より細胞株特異的であることが示唆される。
【0246】
免疫蛍光および連続再播種アッセイ
方法
臍帯血(CB)サンプルは、シンガポール臍帯血バンクから購入した。CMLサンプルは、現地のIRB承認手順の下、インフォームドコンセント署名後のシンガポール総合病院(Singapore General Hospital)のものであった。MNCは、フィコール分離を用いて得られたものであり、CD34
+細胞は、免疫磁気ビーズ(ミルテニーバイオテック(Miltenyi Biotech),ドイツ)によって選別した。
【0247】
細胞培養および細胞株の樹立
K562細胞株を、ATCCから入手し、10% FCS、L‐グルタミン、およびペニシリン/ストレプトマイシンを添加したRPMI中で増殖させた。
【0248】
連続再播種アッセイ
CD34濃縮CBおよびBC細胞を解凍し、ヒト成長因子および1×栄養補助剤(インビトロジェン(Invitrogen))を添加した無血清StemPro培地(インビトロジェン,カールスバッド,カリフォルニア州)中で一晩回復させた。次に、細胞を48時間の薬物処理に掛け、回収し、洗浄し、メチルセルロース(H4434、ステムセルテクノロジーズ(STEMCELL Technologies),カナダ)に播種した。2週間後、コロニーを計数し、
個々に取り出し、96ウェルフォーマット中の新しいメチルセルロースに再播種し、2週間で計数した。3ラウンドの連続再播種(>8週間の培養を表す)を行った。
【0249】
免疫蛍光分析
細胞(1×10
5)を、ガラススライド上にサイトスピンし、4% パラホルムアルデヒドで固定し、活性化β‐カテニンに対してはマウスモノクローナル抗体で(クローン8E7、ミリポア(Millipore),英国)、またはリン酸化‐eIF4E S209に対し
てはウサギモノクローナル抗体で(EP2151Y、アブカム(Abcam),英国)で染色
した。次に、スライドを、PE結合抗マウスまたはFITC結合抗ラビット抗体で染色した。蛍光顕微鏡(オリンパス IX71S1F3)を40×の倍率で用いて画像を撮影した。
【0250】
ウェスタンブロッティング
指数関数的に増殖する細胞を、2×10
5細胞/mLで播種し、ホールセルライセートを、eIF4E、リン酸化‐eIF4Eを認識する抗体を用いたウェスタンブロット分析用に処理した(セルシグナリングテクノロジー(Cell signaling Technology)。
【0251】
考察
図1Aに示すように、薬物の濃度を増加させてのK562細胞の処理では、eIF4Eリン酸化の用量依存的減少が引き起こされている。BC‐CML細胞株で観察されたものと同様に、発明者らは、BC‐CML一次細胞の薬物用量を増加させての処理でも、eIF4Eリン酸化ならびに活性ベータ‐カテニンの用量依存的減少が得られた(
図1B−D)。ベータ‐カテニンならびにeIF4Eリン酸化の減少がBC白血病幹細胞(LSC)の自己再生能力に及ぼす機能的影響を、次で評価した。発明者らは、過去の報告(Jamieson et al., 2004)に従って、連続再播種アッセイを実施した。重要なことには、連続再
播種アッセイは、BC‐GMPにおけるベータ‐カテニン誘発自己再生と、さらには様々な融合遺伝子誘発LSCの生体内連続移植能(Huntly et al., 2004)と相関しているこ
とが見出された。正常CB CD34
+細胞を用いることで、発明者らは、コントロール処理細胞の場合、3回までの連続再播種が可能であることを見出した(生体外での>8週間に相当)。発明者らはまた、実施例6(ETC‐0445)での処理が、DMSOと比較して、連続再播種効率を大きく変化させなかったことも見出した(
図2A)。対照的に、CD34
+ BC細胞の場合、実施例6(ETC‐0445)および実施例1(ETC‐5336)による用量を増加させての処理が、DMSOと比較して、連続再播種効率を低下させている(
図2Bおよび2C)。実施例2(ETC‐6740)による用量を増加
させてのCD34
+ BC細胞の処理は、10.0μMおよび20.0μMにて、連続再播種効率を低下させるだけでなく、BC細胞の連続再播種能を減退させた可能性もある(
図2D)。
【0252】
参考文献
Huntly, B. J., Shigematsu, H., Deguchi, K., Lee, B. H., Mizuno, S., Duclos, N., Rowan, R., Amaral, S., Curley, D., Williams, I. R., et al. (2004). MOZ-TIF2, but not BCR-ABL, confers properties of leukemic stem cells to committed murine hematopoietic progenitors. Cancer Cell 6, 587-596.
Jamieson, C. H., Ailles, L. E., Dylla, S. J., Muijtjens, M., Jones, C., Zehnder, J. L., Gotlib, J., Li, K., Manz, M. G., Keating, A., et al. (2004). Granulocyte-macrophage progenitors as candidate leukemic stem cells in blast-crisis CML. N Engl J Med 351, 657-667.
【0253】
K562細胞の実施例176(ETC‐7114)または実施例62(ETC‐7168)による処理は、eIF4Eリン酸化の減少を引き起こしており(
図1A);eIF4Eリン酸化の阻害に加えて、BCR‐ABLの生体内基質であるCrKlのリン酸化減少によって示されるように、BCR‐ABL活性の低下も観察される。eIF4Eリン酸化の減少はまた、免疫蛍光分析を用いて示されるように、核内ベータ‐カテニン蓄積の減少も伴っている(
図1BおよびC)。
【0254】
合成実施例
以下の実施例は、本発明を、その範囲を限定することなく例証するためのものである。
【0255】
略語
CAN:アセトニトリル
AcOEt:酢酸エチル
AcOH:酢酸
AUC:曲線下面積
Brine:NaClの飽和水溶液
cat.:触媒
d:日
DCM:ジクロロメタン
DIEA:ジイソプロピル‐エチル‐アミン
DMF:N,N‐ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
DMSO‐d
6:過重水素化ジメチルスルホキシド
dppf:1,1’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
EDCI:1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)
Ether:ジエチルエーテル
EtOH:エタノール
h:時間
HATU:2‐(1H‐7‐アザベンゾトリアゾール‐1‐イル)‐1,1,3,3‐テトラメチル ウロニウム ヘキサフルオロホスフェート メタナミニウム
HBTU:O‐ベンゾトリアゾール‐N,N,N’,N’‐テトラメチル‐ウロニウム‐ヘキサフルオロ‐ホスフェート
hOBt:N‐ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC:高圧液体クロマトグラフィー
L:リットル
LC‐MS:液体クロマトグラフィー‐質量分析
Me:メチル
MeOH:メタノール
min:分
m.p.:融点
MS:質量分析
NBS:N‐ブロモスクシンイミド
NEt
3:トリエチルアミン
NIS:N‐ヨードスクシンイミド
NMM:N‐メチルモルホリン
NMR:核磁気共鳴
Pd(dppf)Cl
2:[1,1’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)
rt:室温
THF:テトラヒドロピラン
TFA:トリフルオロ酢酸
TLC:薄層クロマトグラフィー
【0256】
本発明に従う化合物、例えば出発物質、中間体、または生成物は、本明細書の記載に従って、または従来から用いられる、もしくは文献に記載の方法であることを意味する公知の方法の応用もしくは適合によって作製される。本発明において有用である化合物は、従来から用いられる、もしくは文献に記載の方法であることを意味する公知の方法の応用もしくは適合によって作製されてよく、例えば、その全内容が参照により本明細書に組み込まれるLarock, R.C., Comprehensive Organic Transformations, VCH publishers, (1989)に記載の方法である。
【0257】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
DMF中の4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸、N‐メチルモルホリン、およびHATUの溶液へ、所望されるアミン(RR’NH)を添加し、得られた混合物を、窒素雰囲気下にて10時間撹拌した。この反応混合物を、氷水へ注ぎ入れ、析出物をろ過によって単離し、乾燥して、所望されるアミドが得られ、これをそのまま、または示したように精製して用いた。
【0260】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
1,4‐ジオキサン中のハロゲン化二環式誘導体の溶液へ、ボロン酸またはボロン酸エステル誘導体、K
3PO
4、および水、およびPd(PPh
3)
4を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で12時間加熱し、次に、セライトを通してろ過し、減圧濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、所望される生成物を得た。
【0262】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
中間体1:4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸
【0264】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
工程1:トルエン(400mL)中の6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン(30g、151mmol)の溶液へ、Cs
2CO
3(123g、378mmol)、4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(35.2g、181mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(3.70g、4.50mmol)を順に添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で12時間撹拌し、次に、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 n‐ヘキサン/EtOAc 70:30)で精製して、エチル4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(16g、39%)。
1H NM
R(400MHz,DMSO‐d
6)δ:9.35(s,1H),9.17(s,1H),8.15(d,J=8.4Hz,2H),8.03(d,J=8.4Hz,2H),7.88(s,1H),7.79(s,1H),4.32(q,J=6.8Hz,2H),1.44(t,J=7.2Hz3H);MS(ESI) m/z 268[C
15H
13N
3O
2+H]
+
【0266】
工程2:CCl
4/CH
3OH(200/50mL)中のエチル4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート(16.0g、59.8mmol)の溶液へ、N‐ブロモスクシンアミド(12.7g、71.8mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で30分間撹拌し、次にセライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、水に再懸濁し、CH
2Cl
2で抽出した。有機相を濃縮して、エチル4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(18.0g、87%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ:9.17(s,1H),8.78(s,1H),8.28(d,J=8.4Hz,2H),8.09(d,J=8.0Hz,2H),7.94(s,1H),4.34(q,J=7.2Hz,2H),1.35(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 345[C
15H
12BrN
3O
2]
+
【0267】
工程3:THF/CH
3OH(300/100mL)中のエチル4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート(27.0g、77.9mmol)の溶液へ、LiOH(26.0g、623mmol)および水(100mL)を添加した。この反応混合物を、室温にて5時間撹拌し、次に濃縮し、水(200mL)で希釈し、HCl水溶液でpH3まで酸性化した。析出物をろ過によって単離し、乾燥して、4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸を白色固体として得た(14.0g、56%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:9.17(s,1H),8.68(s,1H),8.25(d,J=8.4Hz2H),8.09(d,J=8.0Hz,2H),7.99(s,1H);MS(ESI) m/z 316[C
13H
8BrN
3O
2]
+
【0268】
中間体2および3:(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0269】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
工程1:DMF中の6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリミジン(2.4g、12.1mmol)の溶液へ、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(4.1gの80%、12.1mmol)、水(30mL)によるNaHCO
3(3.1g、36.3mmol)の溶液、水(3mL)、および(A‐Phos)
2PdCl
2(400mg、0.60mmol)を順に添加した。この反応混合物を、90℃で4時間加熱し、次に水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。1つにまとめ
た有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5から85:15)で精製して、(4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを得た(1.5g、65%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.60(d,J=2.0Hz,1H),8.10(d,J=4.0,1H),7.80(d,J=8.0Hz,1H),7.58(m,4H)7.39(d,J=8.0,1H),3.84(brs,2H),3.50(brs,2H),2.40(brs,4H),2.35(s,3H);MS(ESI) m/z 322[M+1]
【0271】
工程2:ACN(15mL)およびDCM(5mL)中の((4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(1.4g、4.36mmol)の溶液へ、N‐ブロモスクシンイミド(0.93g、5.23mmol)を0℃で添加した。この反応混合物を、室温まで加温しながら90分間撹拌した。この反応混合物を、DCMで希釈し、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5から90:10)で精製して、((4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを褐色固体として得た(1.0g、83%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.82(d,J=4.0Hz,1H),8.53(d,J=4.0Hz,1H),7.87(s,1H),7.50(m,4H),3.84(bs,2H),3.50(brs,2H),2.39(bs,4H),2.34(s,3H);MS(ESI) m/z 400
【0272】
中間体4および5:4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸および(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0273】
【化46】
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【0274】
工程1:DMF(200mL)中のエチル4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート(8.00g、29.9mmol)の溶液へ、N‐ヨードスクシンイミド(8.10g、36.0mmol)を添加し、この混合物を、60℃で2時間加熱し、氷水へ注ぎ入れた。析出物をろ過によって単離し、乾燥して、エチル4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(11g、94%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.13(s,1H),8.80(s,1H),8.29(d,J=8.4Hz,2H),8.07(d,J=8.4Hz,2H),8.00(s,1H),4.37−4.31(m,2H),1.34(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 393[C
15H
12IN
3O
2]
+
【0275】
工程2:THF/CH
3OH/H
2O(200/50/50mL)中のエチル4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート(11g、30.5mmol)およびLiOH・H
2O(5.00g、121mmol)の溶液を、12時間
撹拌した。この反応混合物を、濃縮し、水(20mL)で希釈し、pH2となるまでHCl水溶液で酸性化した。析出物をろ過によって単離し、乾燥して、4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸をオフホワイト色固体として得た(8.00g、72%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ:9.12(s,1H),8.78(s,1H),8.26(d,J=8.4Hz,2H),8.06(d,J=8.4Hz,2H),8.05(s,1H);MS(ESI) m/z 366[C
13H
8IN
3O
2+H]
+
【0276】
工程3:N‐メチルモルホリン(6.90mL、54.64mmol)、HATU(15.58g、40.98mmol)、およびN‐メチルピペラジン(4.15mL、40.98mmol)を、順に、DMF(50mL)中の4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(10.0g、27.32mmol)の溶液へ添加した。得られた混合物を、窒素雰囲気下、室温で3時間撹拌し、水(100mL)で希釈した。析出物をろ過によって単離し、乾燥して、(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンをオフホワイト色固体として得た(10.5g、86%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:9.15(d,J=1.2Hz,1H),8.44(d,J=1.2Hz,1H),8.05(d,J=8.0Hz,2H),7.83(s,1H),7.57(d,J=8.0Hz,2H),3.85(bs,2H),3.51(bs,2H),2.53(bs,2H),2.41(bs,2H),2.35(s,3H);MS(ESI) m/z 447[C
18H
18IN
5O]
+
【0277】
中間体6:(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンの合成
N‐メチル‐モルホリン(3.0mL、7.5mmol)、HATU(7.5g、27mmol)、およびモルホリン(1.26g、14.85mmol)を、順に、DMF(10mL)中の4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(5.0g、3.25mmol)の溶液へ添加し、得られた混合物を、窒素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。この反応混合物を、水(50mL)で希釈し、形成した析出物をろ取し、乾燥して、(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンをオフホワイト色固体として得た(2.0g、65%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.10(s,1H),8.50(s,1H),8.10(d,2H),7.90(s,1H),7.60(d,2H),3.4−3.9(m,8H);MS(ESI) m/z 434[C
17H
15IN
4O
2+H]
+
【0278】
中間体7:(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン
DMF(70mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(8.00g、25.14mmol)の溶液へ、N‐メチル‐モルホリン(5.5mL、50.28mmol)、HATU(14.4g、37.71mmol)、およびモルホリン(3.32mL、37.71mmol)を順に添加した。この反応混合物を、窒素雰囲気下、室温で3時間撹拌し、次に水(50mL)で希釈した。析出物をろ過によって単離し、乾燥して、化合物(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンをオフホワイト色固体として得た(6.40g、66%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.15(d,J=1.2Hz,1H),8.44(d,J=1.2Hz,1H),8.05(d,J=8.0Hz,2H),7.83(s,1H),7.57(d,J=8.0Hz,2H),3.85(bs,2H),3.51(bs,2H),2.53(bs,2H),2.41(bs,2H);MS(ESI) m/z 387[C
17H
15BrN
4O
2+H]
+
【0279】
中間体8:(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド 5aおよび4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
DMF(20.0mL)中の3‐ブロモ‐6‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン(500mg、1.50mmol)の溶液へ、4‐カルバモイルフェニルボロン酸(305mg、1.84mmol)、Na
2CO
3(408mg、3.84mmol)、水(2.00mL)、およびPd(PPh
3)
4(36mg、0.03mmol)を添加した。この混合物を、90℃で2時間加熱し、水で希釈した。析出物をろ過によって単離し、真空乾燥して、4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミドをオフホワイト色固体として得た(300mg、61%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:9.04(s,1H),8.82(s,1H),8.20(s,1H),8.12(s,1H),8.05(d,J=8.4Hz,2H),7.86(d,J=8.4Hz,2H),7.50(s,1H);MS(ESI) m/z 317[C
13H
9BrN
4O]
+
【0280】
中間体9:4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
DMF(50mL)中の6‐ブロモ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン(3g、9.26mmol)の溶液へ、4‐シアノフェニルボロン酸 3(1.632g、11.1mmol)、K
3PO
4(4.91g、23.15mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.534mg、0.46mmol)、および水(5mL)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、水をこの混合物に添加して析出を誘発した。析出物をろ過によって単離し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc 1:1)によって精製して、4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(2.5g、90%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.88(s,1H),8.90(s,1H),8.27(s,1H),8.05−7.99(m,4H);MS(ESI) m/z 301.1[C
13H
7BrN
4+2]
+
【0281】
実施例1:(4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0282】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
表題の化合物を、一般手順Bに従い、(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルシクロヘキシル)メタノン(中間体7)および4‐ヒドロキシフェニルボロン酸を出発物質として用いて作製した。反応粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)によって精製して、(4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンをオフホワイト色固体として得た(930mg、40%、AUC HPLC 98.2%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.21(s,1H),8.54(s,1H),7.96(d,J=8.4Hz,2H),7.83(s,1H),7.54(d
,J=8.4Hz,2H),7.43(d,J=8.4Hz,2H),7.06(d,J=8.8Hz,2H),3.86(bs,2H),3.51(bs,2H),2.53(bs,2H),2.41(bs,2H),2.35(s,3H);MM(ESI) m/z 414[C
24H
23N
5O
2+H]
+
【0284】
実施例2:(4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン
【0285】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
表題の化合物を、一般手順Bに従い、((4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(中間体7)および4‐ヒドロキシフェニルボロン酸を出発物質として用いて作製した。反応粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH
95:5)によって精製して、4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンをオフホワイト色固体として得た(150mg、32%、AUC HPLC 97.6%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.88(s,1H),9.21(s,1H),8.83(s,1H),8.11(d,J=8.0Hz,2H),7.94(s,1H),7.61(d,J=8.4Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),6.97(d,J=8.4Hz,2H),3.60(bs,8H);MS(ESI) m/z 401[C
23H
20N
4O
3+H]
+
【0287】
実施例3:4‐(6‐(4‐(4,4‐ジメチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド
【0288】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
工程1:表題の化合物を、一般手順Aに従って作製し、反応粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:9.08(s,1H),8.41(s,1H),8.04(d,J=8.4Hz,2H),7.90(s,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),3.75(bs,2H),3.40(bs,2H),1.51(bs,2H),1.34(s,2H),1.02(s,6H);MS(ESI) m/z 460[C
20H
21IN
4O]
+
【0290】
工程2:表題の化合物を、一般手順Bに従い、(4,4‐ジメチルピペリジン‐1‐イ
ル)(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンおよび4‐カルバモイルフェニルボロン酸を出発物質として用いて作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 90:10)によって精製して、6‐(4‐(4,4‐ジメチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミドをオフホワイト色固体として得た(130mg、34%、AUC HPLC 95.4%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:9.26(s,1H),8.62(s,1H),8.06(d,J=8.4Hz,2H),7.96(s,1H),7.95(d,J=4.8Hz,2H),7.73(d,J=8.4Hz,2H),7.52(d,J=8.0Hz,2H),6.25(bs,1H),5.74(bs,1H),3.75(bs,2H),3.39(bs,2H),1.49(bs,2H),1.32(bs,2H),1.02(s,6H);MS(ESI) m/z 453[C
27H
27N
5O
2+H]
+
【0291】
中間体10:4‐(3‐(4‐カルバモイルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸
【0292】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
工程1:1,4‐ジオキサン(25mL)および水(5mL)の混合物中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド(2.00g、6.30mmol)の溶液へ、4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(1.30g、6.90mmol)、Na
2CO
3(3.30g、6.90mmol)、およびPd(PPh
3)
4(363mg、0.31mmol)を順に添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で16時間加熱し、次に、セライトの短パッドを通してろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)によって精製して、エチル4‐(3‐(4‐カルバモイルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(1.50g、62%)。MS(ESI) m/z 387[C
22H
18N
4O
3+H]
+
【0294】
工程2:THF/CH
3OH(20/10mL)中のエチル4‐(3‐(4‐カルバモイルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート(1.50g、12.7mmol)の溶液へ、LiOH・H
2O(870mg、20.7mmol)を添加した。この混合物を、室温で5時間撹拌し、次に減圧濃縮して体積を減少させた。残渣を水(20mL)で希釈し、pH3となるまで2M HCl水溶液で酸性化した。析出物をろ過によって単離し、乾燥して、4‐(3‐(4‐カルバモイルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸をオフホワイト色固体として得た(750mg、93%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.30(s,1H),9.06(s,1H),8.17(d,J=8.4Hz,2H),8.14(s,1H),8.10(d,J=8.4Hz,2H),8.03(d,J=8.4Hz,2H),7
.93(d,J=8.4Hz,3H),7.49(bs,1H);MS(ESI) m/z 359[C
20H
14N
4O
3+H]
+
【0295】
実施例4:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド塩酸塩
【0296】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
工程1:cを、一般手順Aに従い、tert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメートおよびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメートを出発物質として用いて作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)によって精製して、boc保護中間体を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.28(s,1H),9.00(s,1H),8.16−8.13(m,3H),8.08(d,J=8Hz,2H),7.93(d,J=8.4Hz,2H),7.49−7.45(m,3H),6.89(s,1H),4.30−4.20(m,1H),3.55−3.46(m,2H),3.15−3.10(m,4H),1.79−1.71(m,2H),1.23(s,9H);MS(ESI) m/z 541[C
30H
32N
6O
4+H]
+
【0298】
工程2:CH
2Cl
2(5mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐カルバモイルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(500mg、0.98mmol)の溶液へ、1,4‐ジオキサン中の20% HCl溶液(0.15mL、0.82mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌し、次に減圧濃縮して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド塩酸塩を黄色固体として得た(90mg、15%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.54(s,1H),9.09(s,1H),8.48(s,1H),8.23−8.18(m,4H),7.96(d,J=8.0Hz,2H),7.60(d,J=8.0Hz,2H),4.80(bs,1H),3.89−3.85(m,2H),3.10−3.00(m,2H),2.10−2.00(m,2H),1.59−1.50(m,2H);MS(ESI) m/z 477[C
25H
24N
6O
2+H]
+
【0299】
実施例5:4‐(6‐(4‐(4‐tert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド
【0300】
【化52】
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【0301】
表題の化合物を、一般手順Aに従い、N‐t‐ブチルピペラジンを用いて作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 97:3)によって精製して、4‐(6‐(4‐(4‐tert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミドをオフホワイト色固体として得た(158mg、70%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.28(s,1H),9.00(s,1H),8.16(d,J=8.0Hz,2H),8.13(s,1H),8.08(d,J=8.0Hz,2H),7.94(d,J=8.0Hz,2H),7.52(d,J=8.0Hz,3H),7.45(bs,1H),3.65(bs,1H),2.82(bs,1H),2.70−2.65(m,3H),1.80(bs,3H),1.54(s,9H);MS(ESI) m/z 483[C
28H
30N
6O
2+H]
+
【0302】
実施例6:4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0303】
【化53】
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【0304】
トルエン(4mL)およびエタノール(2mL)中の(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(200mg、0.50mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(138mg、1.00mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(110mg、0.75mmol)、およびPd(PPh
3)
4(58mg、0.05mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波オーブン中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)によって精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(154.7mg、73%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(300MHz,DMSO‐d
6)δ9.31(s,1H),9.04(s,1H),8.25(s,1H),8.16(d,J=8.1Hz,2H),8.11−8.04(m,4H),7.51(d,J=8.1Hz,2H),3.63(bs,2H),3.46−3.20(m,2H),2.32(bs,4H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z 423[C
25H
21FN
6O+H]
+
【0305】
実施例7:4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0306】
【化54】
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【0307】
トルエン(3mL)および水(1.5mL)の混合物中の(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(200mg、0.52mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(127g、0.92mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(111mg、0.52mmol)、およびPd(PPh
3)
4(53mg、0.05mmol)を順に添加した。得られた混合物を、140℃で15分間、マイクロ波加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 DCM/MeOH 95:5)によって精製して、4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(100mg、53%、AUC HPLC 95%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.17(d,J=0.7Hz,1H),8.55(d,J=1.0Hz,1H),7.95−7.86(m,3H),7.80(d,J=8.3Hz,2H),7.72(d,J=8.3Hz,2H),7.43(d,J=8.2Hz,2H),3.88−3.22(m,8H);MS(ESI) m/z 410[C
24H
19N
5O
2+H]
+
【0308】
実施例8:2‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0309】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
トルエン(8mL)およびエタノール(4mL)の混合物中の(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(400mg、0.89mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(247mg、1.79mmol)、2‐シアノフェニルボロン酸(197mg、1.34mmol)、およびPd(PPh
3)
4(103mg、0.089mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波オーブン中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、2‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(134mg、35%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.13(d,J=0.8Hz,1H),8.65(d,J=0.8Hz,1H),8.06(s,1H),8.03−7.98(m,3H),7.91−7.84(m,2H),7.73−7.68(m,1H),7.46(d,J=8.2Hz,2H),3.77(bs,2H),3.48(bs,2H),2.5
2−2.42(m,4H),2.33(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.99,143.89,141.99,140.85,139.26,137.46,136.94,135.46,135.09,132.04,131.99,131.26,128.72,127.97,125.66,55.96,55.53,46.01,43.00;MS(ESI) m/z 423[C
25H
22N
6O+H]
+
【0311】
実施例9:4‐(6‐(4‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0312】
【化56】
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【0313】
工程1:DMF(10.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(59mg、0.588mmol)、およびtert‐ブチルメチル(ピペリジン‐4‐イル)カルバメート(126mg、0.588mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、boc保護誘導体を黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 537[C
31H
32N
6O
3+H]
+
【0314】
工程2:メタノール(3mL)およびジオキサン(3mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメート(0.294mmol)の溶液へ、ジオキサン(3mL)中の4M HCl溶液を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、次に減圧濃縮した。残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(63.3mg、50%、AUC HPLC
96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.22(s,1H),8.97(s,1H),8.17(d,J=8.2Hz,2H),8.13(s,1H),8.03−7.98(m,4H),7.57(d,J=8.2Hz,2H),4.75−4.72(m,1H),3.91(bs,1H),3.17−3.11(m,2H),3.01−2.98(m,1H),2.64(s,3H),2.19−2.05(m,2H),1.51(bs,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ172.10,144.07,142.39,141.09,139.45,137.02,136.83,134.47,133.68,129.78,128.56,128.03,119.37,115.42,113.53,57.32,31.51;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0315】
実施例10:4‐(6‐(4‐(4‐(2‐アミノエチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0316】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
工程1:DMF(5.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(50mg、0.147mmol)の溶液へ、HATU(84mg、0.221mmol)、N‐メチルモルホリン(30mg、0.294mmol)、およびtert‐ブチル2‐(ピペリジン‐4‐イル)エチルカルバメート(67mg、0.294mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、カルバメート誘導体を黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 551[C
32H
34N
6O
3+H]
+
【0318】
工程2:DCM(1mL)中のtert‐ブチル2‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)エチルカルバメート(0.147mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、次に減圧濃縮した。残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(2‐アミノエチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(15.9mg、22%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.19(d,J=1.3Hz,1H),8.93(d,J=1.3Hz,1H),8.13−8.11(m,3H),8.01−7.96(m,4H),7.53(d,J=8.4Hz,2H),4.69−4.66(m,1H),3.82−3.80(m,1H),3.18−3.15(m,1H),3.04−3.00(m,2H),2.91(bs,1H),1.89(bs,1H),1.75−1.64(m,4H),1.30−1.27(m,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.92,167.39,144.03,142.35,141.11,139.14,137.48,136.83,134.46,133.65,129.74,128.50,127.94,119.39,115.32,113.48,43.46,38.38,34.93,34.58,33.46,32.58;MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【0319】
実施例11:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐1,2,3,6‐テトラヒドロピリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0320】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
DMF(0.56mL)中の4‐(3‐(4‐カルバモイルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.279mmol)の溶液へ、オキシ塩化リン(51μL、0.558mmol)を滴下した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で4時間撹拌し、続いて4‐メチルピペリジン‐4‐オール(43mg、0.279mmol)および無水ピリジン(1mL)を添加した。この反応混合物を、0℃に冷却し、オキシ塩化リン(28μL、0.307mmol)を滴下した。この反応混合物を、0℃で少なくとも30分間撹拌し、一晩室温まで加温した。次に、この反応混合物を、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐1,2,3,6‐テトラヒドロピリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(36mg、31%、AUC HPLC 93%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.29(s,1H),8.59(s,1H),7.98−7.95(m,3H),7.91−7.88(m,2H),7.77−7.75(m,2H),7.56−7.54(m,2H),5.48−5.23(brs,1H),4.17(bs.,1H),3.88(bs.,2H),3.50(bs.,1H),2.16−2.07(m,2H),1.74(s.,3H);
13C NMR(400MHz,CDCl
3)δ144.12,141.20,140.31,137.37,136.99,136.25,133.45,132.49,128.18,126.49,125.66,118.13,112.69,112.38,23.10;MS(ESI) m/z 420[C
26H
21N
5O+H]
+
【0322】
実施例12:4‐(6‐(4‐(4‐エチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0323】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
工程1:(4‐エチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンを、一般手順Aに従って作製し、反応粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.11(s,1H),8.72(s,1H),8.10(s,1H),8.19(d,J=8.0Hz,2H),7.51(d,J=8.0Hz,2H),3.61
(bs,2H),3.51(bs,4H),2.39(bs,2H),2.34(m,2H),1.00(s,3H);MS(ESI) m/z 461[C
19H
20IN
5O]
+
【0325】
工程2:表題の化合物を、(4‐エチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンおよび4‐シアノフェニルボロン酸を出発物質として用い、一般手順Bに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH
95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐エチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄緑色固体として得た(95mg、20%、AUC HPLC 95.7%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.30(s,1H),8.60(s,1H),7.99(s,1H),7.97(d,J=8Hz,2H),7.91(d,J=8.4Hz,2H),7.77(dJ=8Hz,2H),7.55(d,J=8Hz,2H),3.86−3.80(m,2H),3.50−3.43(m,2H),2.60−2.40(m,6H),1.10(t,J=5.4Hz,3H);MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0326】
実施例13:4‐(6‐(4‐(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0327】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
工程1:(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐イル)メタノンを、一般手順Aに従って作製し、反応粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.15(d,J=1.2Hz,1H),8.44(d,J=1.2Hz,1H),8.05(d,J=8.0Hz,2H),7.83(s,1H),7.57(d,J=8.0Hz,2H),3.85(bs,2H),3.51(bs,2H),2.53(bs,2H),2.41(bs,2H),2.05−2.00(m,1H),1.35(d,J=8.0Hz,6H);MS(ESI) m/z 475[C
20H
22IN
5O]
+
【0329】
工程2:4‐(6‐(4‐(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを、(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐イル)メタノンおよび4‐シアノフェニルボロン酸を出発物質として用い、一般手順Bに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 98:2)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐
a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(60mg、23%、AUC HPLC >99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.30(s,1H),9.03(s,1H),8.23(s,1H),8.14(d,J=8.0Hz,2H),8.03−8.09(m,4H),7.50(d,J=8.4Hz,2H),3.60(bs,4H),2.66−2.72(m,1H),2.49(bs,4H),0.96(d,J=6.4Hz,6H);MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【0330】
実施例14:4‐(6‐(4‐(4‐シクロプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0331】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0332】
工程1:(4‐シクロプロピルピペラジン‐1‐イル)(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンを、一般手順Aに従って作製し、反応粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.21(s,1H),δ8.89(s,1H),7.96(d,J=8.0Hz,2H),7.83(s,1H),7.55(d,J=8.0Hz,2H),3.75(bs,4H),3.53(bs,4H),2.84−2.90(m,1H),1.10(s,2H),0.77(d,J=8.0Hz,2H);MS(ESI) m/z 473[C
20H
20IN
5O+H]
+
【0333】
工程2:表題の化合物を、(4‐シクロプロピルピペラジン‐1‐イル)(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンおよび4‐シアノフェニルボロン酸を出発物質として用い、一般手順Bに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 97:3)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐シクロプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(65mg、28%、AUC HPLC 96.9%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.30(s,1H),9.03(s,1H),8.23(s,1H),8.15(d,J=8.0Hz,2H),8.03−8.09(m,4H),7.50(d,J=8.0Hz,2H),3.58(bs,4H),2.62(bs,4H),1.64−1.67(m,1H),0.32(d,J=8.0Hz,2H),0.42(d,J=8.0Hz,2H);MS(ESI) m/z 449[C
27H
24N
6O+H]
+
【0334】
実施例15:4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0335】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
工程1:1‐(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐オンを、一般手順Aに従って作製し、反応粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.15(d,J=1.2Hz,1H),8.44(d,J=1.2Hz,1H),8.05(d,J=8.0Hz,2H),7.83(s,1H),7.57(d,J=8.0Hz,2H),3.85(bs,2H),3.51(bs,2H),2.53(bs,2H),2.41(bs,2H);MS(ESI) m/z 446[C
18H
15IN
4O
2+H]
+
【0337】
工程2:4‐(6‐(4‐(4‐オキソピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを、1‐(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐オンおよび4‐シアノフェニルボロン酸を出発物質として用い、一般手順Bに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 97:3)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐オキソピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(20mg、24%、AUC HPLC 96.9%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.31(s,1H),9.05(s,1H),8.24(s,1H),8.18(d,J=8.4Hz,2H),8.04−8.09(m,4H),7.61(d,J=8.4Hz,2H),3.75(bs,8H);MS(ESI) m/z 422[C
25H
19N
5O
2+H]
+
【0338】
工程3:メタノール(5mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐オキソピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(140mg、0.34mmol)の溶液へ、水素化ホウ素ナトリウム(19mg、0.5mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で1時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを灰色固体として得た(65mg、50%、AUC HPLC >99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.30(s,1H),9.03(s,1H),8.23(s,2H),8.03−8.09(m,5H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),4.10(d,J=8.0Hz,1H),1.22(bs,8H);MS(ESI) m/z 424[C
25H
21N
5O
2+H]
+
【0339】
中間体11:エチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート
【0340】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
工程1:DMF(100mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(5.00g、16.7mmol)の溶液へ、4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(4.90g、25.2mmol)、Na
2CO
3(4.40g、41.5mmol)、水(5.0mL)、およびPd(PPh
3)
4(386mg、0.33mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で2時間加熱し、次に水で希釈した。析出物をろ過によって単離し、真空乾燥して、エチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエートをオフホワイト色固体として得た(2.80g、46%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.28(s,1H),9.07(s,1H),8.25(s,1H),8.22(d,J=6.0Hz,2H),8.08−8.02(m,6H),4.38−4.33(m,2H),1.36(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 369[C
22H
16N
4O
2+H]
+
【0342】
工程2:THF/CH
3OH/H
2O(50/20/20mL)中のエチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾエート(2.80g、7.61mmol)の溶液へ、LiOH・H
2O(1.25g、30.5mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で12時間撹拌し、濃縮して体積を減少させた。残渣を、水(20mL)で希釈し、pH2となるまで酸性化した。析出物をろ取し、乾燥して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸をオフホワイト色固体として得た(2.00g、80%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ:9.30(s,1H),9.08(s,1H),8.22(d,J=9.6Hz,3H),8.06−8.02(m,6H);MS(ESI) m/z 341[C
20H
12N
4O
2+H]
+
【0343】
実施例16:4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0344】
【化64】
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【0345】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて4‐メチルピペリジン‐4‐オール塩酸塩(89mg、0.587mmol)を添
加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(73mg、57%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.28(s,1H),8.59(s,1H),7.98−7.94(m,3H),7.90−7.88(m,2H),7.77−7.75(m,2H),7.53(d,J=8.4Hz,2H),4.35(bs,1H),3.51−3.38(m.,3H),1.70−1.55(m,4H),1.32(s,3H);
13C NMR(400MHz,CDCl
3)δ169.70,144.12,141.20,140.29,137.33,136.86,136.24,133.45,132.47,128.19,127.70,126.54,125.68,118.13,112.70,112.39,68.13,30.41;MS(ESI) m/z 438[C
26H
23N
5O
2+H]
+.
【0346】
実施例17:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0347】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
表題の化合物を、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸および1‐メチル‐ホモピペラジンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にそれを、水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(11mg、17%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.30(d,J=1.2Hz,1H),9.03(d,J=1.2Hz,1H),8.24(s,1H),8.15(d,J=8.4Hz,2H),8.11−8.01(m,4H),7.50(d,J=7.2Hz,2H),3.70−3.60(m,4H),2.70−2.64(m,1H),2.61−2.55(m,1H),2.60−2.50(m,2H),2.29(d,J=26.0Hz,3H),1.91−1.82(m,1H),1.80−1.70(m,1H);MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0349】
実施例18:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル塩酸塩
【0350】
【化66】
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【0351】
工程1:tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメートを、一般手順Aに従って作製し、反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 97:3)により精製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.30(s,1H),8.61(s,1H),8.02(bs,1H),8.00(s,1H),7.98(d,J=8.4Hz,2H),7.96(d,J=8.0Hz,2H),7.79(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=8.0Hz,2H),4.30−4.25(m,1H),3.74−3.70(m,4H),2.10−2.06(m,4H),1.45(bs,9H);MS(ESI) m/z 523[C
30H
30N
6O
3+H]
+
【0352】
工程2:CH
2Cl
2(5mL)および1,4‐ジオキサン中の20% HCl溶液(0.15mL、0.82mmol)の混合物中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(100mg、0.90mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル塩酸塩を黄色固体として得た(52mg、59%、AUC HPLC 98.0%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.32(s,1H),9.04(s,1H),8.3(bs,1H),8.26(s,1H),8.18−8.16(m,3H),8.07−8.04(m,4H),7.48(d,J=8.0Hz,2H),3.30−3.20(m,2H),2.01−1.96(m,4H),1.49−1.39(m,2H);MS(ESI) m/z 458[C
25H
22N
6O+H]
+
【0353】
実施例19:4‐(6‐(4‐(4,4‐ジメチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0354】
【化67】
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【0355】
表題の化合物を、4,4‐ジメチルピペリジンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、100−200 溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)により精製して、4‐(6
‐(4‐(4,4‐ジメチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄褐色固体として得た(35mg、14%、AUC HPLC 95%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.29(s,1H),8.59(s,1H),7.99−7.89(m,5H),7.77(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=8.4Hz,2H),3.75(bs,2H),3.39(bs,2H),1.49(bs,2H),1.32(bs,2H),1.01(s,6H);MS(ESI) m/z 436[C
27H
25N
5O+H]
+
【0356】
実施例20:4‐(6‐(4‐(4‐(アミノメチル)‐4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0357】
【化68】
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【0358】
工程1:THF中のt‐ブチル‐4‐(アミノメチル)‐4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボキシレート(2.0g、8.69mmol)の溶液へ、DMAP(110mg、0.86mmol)およびエチル2,2,2‐トリフルオロアセテート(1.5g、10.43mmol)を添加した。この反応混合物を、70℃で加熱し、6時間撹拌し、次に酢酸エチルで希釈した。続いて有機層を1N HCl(2×10mL)および鹹水で洗浄し、次にNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 n‐ヘキサン/EtOAc 70:30)により精製して、tert‐ブチル4‐ヒドロキシ‐4‐((2,2,2‐トリフルオロアセタミド)メチル)ピペリジン‐1‐カルボキシレートをオイルとして得た(2.00g、84%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ6.90(bs,1H),3.79(bs,2H),3.41(bs,2H),3.25−3.18(m,4H),1.57(bs,4H),1.48(s,9H);MS(ESI) m/z 327[C
13H
21F
3N
2O
4+H]
+
【0359】
工程2:1,4‐ジオキサンおよび1,4‐ジオキサン(10mL)中の30% HCl溶液の混合物中のtert‐ブチル4‐ヒドロキシ‐4‐((2,2,2‐トリフルオロアセタミド)メチル)ピペリジン‐1‐カルボキシレート(500mg、8.69mmol)の溶液。この反応混合物を、室温で3時間撹拌し、濃縮して、2,2,2‐トリフルオロ‐N‐((4‐ヒドロキシピペリジン‐4‐イル)メチル)アセタミドをオイルとして得た(400mg、90%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ5.08(bs,1H),3.37(bs,2H),3.20(d,J=6.4Hz,2H),3.10−3.07(m,2H),3.01−2.94(m,2H),1.72−1.64(m,2H),1.57−1.54(m,2H);MS(ESI)m/z227[C
8H
14ClF
3N
2O
2+H]
+
【0360】
工程3:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)‐1‐(テトラヒドロ‐2H‐ピラン‐2‐イル)‐1H‐インダゾール‐5‐イル)安息香酸(300mg、0.88mmol)の溶液へ、N‐メチルモルホリン(270mg、3.57mmol)、HATU(503mg、1.32mmol)、および2,2,2‐トリフルオロ
‐N‐((4‐ヒドロキシピペリジン‐4‐イル)メチル)アセタミド(350mg、3.57mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で10時間撹拌し、水を添加することで反応停止した。水相をCH
2Cl
2で抽出し、有機層を鹹水溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)により精製して、N‐((1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐ヒドロキシピペリジン‐4‐イル)メチル)‐2,2,2‐トリフルオロアセタミドをオフホワイト色固体として得た(70mg、20%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.29(s,2H),9.03(s,1H),8.23(s,1H),8.14(d,J=8.4Hz,2H),8.09−8.03(m,4H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),4.78(s,1H),4.20(bs,1H),3.40(bs,1H),3.28(bs,1H),3.22(d,J=6.0Hz,2H),3.15(bs,1H),1.52−1.40(m,4H);MS(ESI )m/z 549[C
28H
23F
3N
6O
3+H]
+.
【0361】
工程4:メタノール(5mL)中のN‐((1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐ヒドロキシピペリジン‐4‐イル)メチル)‐2,2,2‐トリフルオロアセタミド(100mg、0.17mmol)の溶液へ、K
2CO
3(97mg、0.44mmol)を添加した。この反応混合物を、5時間撹拌し、次に減圧濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(アミノメチル)‐4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄黄色固体として得た(50mg、40%、AUC HPLC 96.7%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.20(s,1H),8.95(s,1H),8.15−8.11(m,3H),8.02−7.96(m,4H),7.55(d,J=8.4Hz,2H),4.41(bs,1H),3.65−3.49(bs,2H),3.35(s,2H),2.94(s,2H),1.77−1.63(m,4H);MS(ESI) m/z 453[C
26H
24N
6O
2+H]
+
【0362】
実施例21:4‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0363】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
表題の化合物を、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸およびNN‐ジメチル‐4‐アミノピペリジンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 96:4)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(65mg、22%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)
δ9.31(s,1H),9.03(s,1H),8.24(s,1H),8.16(d,J=8.0Hz,2H),8.04−8.09(m,4H),7.52(d,J=8.0Hz,2H),3.55(bs,4H),3.08−3.16(m,1H),2.85(t,6H),2.25(bs,4H);MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【0365】
実施例22:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)アセタミド
【0366】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0367】
表題の化合物を、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸および4‐N‐アセタミド‐ピペリジンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 93:7)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)アセタミドをオフホワイト色固体として得た(80mg、29%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.21(s,1H),8.96(s,1H),8.14(d,J=8.4Hz,2H),8.11(s,1H),8.02−7.96(m,4H),7.54(d,J=8.0Hz,2H),3.96(bs,1H),3.72(s,3H),3.09(bs,1H),2.51(bs,2H),4.59(bs,1H),2.02(bs,1H),1.94(s,3H),1.88(bs,1H);MS(ESI) m/z 465[C
27H
24N
6O
2+H]
+
【0368】
実施例23:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル塩酸塩
【0369】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
工程1:tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートを、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)
安息香酸およびtert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)により精製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.30(s,1H),9.03(s,1H),8.23(s,1H),8.12(d,J=8.0Hz,2H),8.09−8.03(m,4H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),6.62(bs,1H),3.39−3.35(m,1H),3.21(bs,3H),2.10−1.96(m,3H),1.37−1.30(m,13H);MS(ESI) m/z 537[C
31H
32N
6O
3+H]
+
【0371】
工程2:CH
2Cl
2(5mL)および1,4‐ジオキサン中の20% HCl溶液(0.15mL、0.82mmol)の混合物中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(150mg、0.27mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル塩酸塩をオフホワイト色固体として得た(76mg、60%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.32(s,1H),9.04(s,1H),8.26(s,1H),8.24(bs,1H),8.17(d,J=12.0Hz,2H),8.09−8.04(m,4H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),3.39−3.29(m,3H),1.76−1.58(m,4H),1.39(bs,3H);MS(ESI) m/z 473[C
26H
24N
6O+H]
+
【0372】
実施例24:4‐(6‐(4‐(2‐オキサ‐7‐アザスピロ[3.5]ノナン‐7‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0373】
【化72】
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【0374】
表題の化合物を、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸および2‐オキサ‐7‐アザスピロ[3.5]ノナンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(2‐オキサ‐7‐アザスピロ[3.5]ノナン‐7‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(58mg、25%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.30(s,1H),9.04(s,1H),8.24(s,1H),8.14(d,J=8.0Hz,2H),8.09−8.03(m,4H),7.27(d,J=8.0Hz,2H),4.33(bs,4H),3.53(bs,2H),3.28(bs,2H),1.78−1.72(m,4H);MS(ESI) m/z 450[C
27H
23N
5O
2+H]
+
【0375】
実施例25:4‐(6‐(4‐(2‐オキサ‐6‐アザスピロ[3.3]ヘプタン‐6‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0376】
【化73】
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【0377】
表題の化合物を、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸および2‐オキサ‐6‐アザスピロ[3.3]ヘプタンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 93:7)により精製して、4‐(6‐(4‐(2‐オキサ‐6‐アザスピロ[3.3]ヘプタン‐6‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(40mg、33%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.30(s,1H),9.09(s,1H),8.25(s,1H),8.12(d,J=8.4Hz,2H),8.01−8.10(m,4H),7.27(d,J=8.0Hz,2H),4.70(bs,4H),4.50(bs,2H),4.20(bs,2H);MS(ESI)m/z 422 [C
25H
19N
5O
2+H]
+
【0378】
実施例26:4‐(6‐(4‐(4‐tert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0379】
【化74】
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【0380】
表題の化合物を、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸およびN‐t‐ブチルピペラジンを出発物質として用い、一般手順Aに従って作製した。反応粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐tert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(137mg、27%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.29(s,1H),9.02(s,1H),8.21(s,1H),8.14(d,J=8.0Hz,2H),8.13−8.03(m,4H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),3.59(bs,2H),2.49−2.43(m,6H),1.02(s,9H);MS(ESI) m/z 465[C
28H
28N
6O+H]
+
【0381】
実施例27:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐メチルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0382】
【化75】
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【0383】
工程1:DMF(60mL)中の6‐ブロモ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン(5.00g、15.4mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Na
2CO
3(4.08g、38.6mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(2.66g、16.9mmol)、およびPd(PPh
3)
4(356mg、0.31mmol)を添加した。得られた混合物を、80℃で48時間撹拌し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 ヘキサン/EtOAc 3:2)により精製して、粗4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをピンク色固体として得た(1.51g、33%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.07(d,J=1.2Hz,1H),8.88(d,J=1.2Hz,1H),8.27(s,1H),8.02(q,J=7.8Hz,4H);MS(ESI) m/z 301[C
13H
7BrN
4+H]
+
【0384】
工程2:4‐ボロノ‐2‐メチル安息香酸(100mg、0.55mmol)、K
2CO
3(138mg、1.00mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(73.1mg、0.01mmol)を、DMF中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg、0.50mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、室温にて順に添加した。この反応混合物を、18時間還流し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸を褐色固体として得た(105mg、83%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)12.87(bs,1H),9.31(s,1H),9.07(s,1H),8.24(s,1H),8.10−8.04(m,5H),8.02(d,J=8.2Hz,1H),7.94(d,J=8.2Hz,1H),2.62(s,3H);MS(ESI) m/z 355[C
21H
14N
4O
2+H]
+
【0385】
工程3:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸(50mg、0.14mmol)の溶液へ、HATU(80mg、0.21mmol)、N‐メチルモルホリン(57mg、0.56mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート塩酸塩(56mg、0.30mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチルベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色粉末として得た(63mg、83%)。MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0386】
工程4:DCM(3mL)およびTFA(3mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチルベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメートの溶液を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐メチルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(38mg、94%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.16(d,J=1.4Hz,1H),8.89(d,J=1.4Hz,1H),8.08(s,1H),8.00−7.88(m,6H),7.33(t,J=8.6Hz,1H),4.78(s,1H),3.60(bs,1H),3.43(t,J=11.3Hz,1H),3.21(t,J=11.9Hz,1H),2.97(bs,3H),2.38(d,J=3.8Hz,3H),2.17(d,J=12.3Hz,1H),1.97(bs,1H),1.71−1.42(m,2H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ171.84,163.22,163.88,162.53,143.96,142.33,141.26,138.66,137.22,136.79,134.45,133.65,129.74,127.91,127.57,127.21,125.59,119.72,119.38,115.20,113.47,46.00,40.81,31.85,31.36,30.84,19.05;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0387】
実施例28:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐メチルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0388】
【化76】
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【0389】
工程1:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸(55mg、0.15mmol)の溶液へ、HATU(86mg、0.30mmol)、N‐メチルモルホリン(31mg、0.30mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート塩酸塩(65mg、0.30mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、水相をDCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチルベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色粉末として得た(36mg、83%)。MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0390】
工程2:DCM(3mL)およびTFA(3mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メチルベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートの溶液を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ
‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐メチルフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(37mg、54%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)9.18(d,J=1.4Hz,1H),8.91(d,J=1.4Hz,1H),8.10(s,1H),8.05−7.86(m,6H),7.32(d,J=8.0Hz,1H),4.37−3.90(m,2H),3.78−3.51(m,1H),3.61−3.32(m,1H),2.98(t,J=8.6Hz,3H),1.93−1.64(m,2H),1.61(bs,2H),1.36(s,3H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ170.32,142.54,140.94,139.92,137.19,136.04,135.36,134.88,132.27,128.43,126.51,124.11,117.95,113.77,112.07,37.45,36.95,36.30,17.72;MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【0391】
実施例29:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐フルオロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0392】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
工程1:4‐ボロノ‐2‐フルオロ安息香酸(102mg、0.55mmol)、K
2CO
3(138mg、1.00mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(73.1mg、0.01mmol)を、DMF中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg、0.50mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下にて順に添加した。この反応混合物を、18時間還流し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、粗‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸を褐色固体として得た(161mg、67%)。MS(ESI) m/z 359[C
20H
11FN
4O
2+H]
+
【0394】
工程2:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸(60mg、0.17mmol)の溶液へ、HATU(95mg、0.25mmol)、N‐メチルモルホリン(67mg、0.67mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート塩酸塩(67mg、0.34mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、水相をDCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色粉末として得た(70mg、76%)。MS(ESI) m/z 441[C
25H
21FN
6O+H]
+
【0395】
工程3:DCM(3mL)およびTFA(3mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(70mg、0.13mmol)の溶
液を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐フルオロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(39mg、53%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.20(d,J=1.4Hz,1H),9.00(d,J=1.4Hz,1H),8.11(s,1H),8.07−7.91(m,6H),7.50(t,J=7.5Hz,1H),4.75(d,J=13.7Hz,1H),3.69(d,J=12.6Hz,1H),3.39−3.18(m,2H),2.98(t,J=11.7Hz,1H),2.11(d,J=12.1Hz,1H),1.97(d,J=11.7Hz,1H),1.97−1.45(m,2H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ170.23,166.98,161.24,158.80,144.16,142.48,141.84,139.82,136.98,134.49,133.61,130.45,129.86,128.20,125.04,124.85,124.06,124.03,119.40,115.980,115.24,115.01,113.61,46.78,41.45,32.61,31.88;MS(ESI) m/z 441[C
25H
21FN
6O+H]
+
【0396】
実施例30:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐フルオロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0397】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
工程1:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸(90mg、0.25mmol)の溶液へ、HATU(95mg、0.25mmol)、N‐メチルモルホリン(55mg、0.50mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート塩酸塩(106mg、0.50mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、水相をDCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色粉末として得た。MS(ESI) m/z 455[C
26H
23FN
6O+H]
+
【0399】
工程2:DCM(3mL)およびTFA(3mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートの溶液を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐フルオロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(42mg、2工程を通して37%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3O
D)δ9.20(d,J=1.4Hz,1H),8.99(d,J=1.4Hz,1H),8.11(s,1H),8.02−7.94(m,6H),7.50(t,J=5.0Hz,1H),4.41(d,J=14.1Hz,1H),3.60(d,J=14.5Hz,1H),3.49−3.34(m,2H),2.05−1.76(m,4H),1.50(s,3H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ165.53,159.80,157.35,142.70,140.99,140.55,140.47,138.36,138.33,135.50,133.03,132.13,129.03,128.40,126.75,123.36,123.18,122.60,117.94,114.54,113.81,113.57,11.16,52.22,42.86,37.46,35.17,34.42,20.74;MS(ESI) m/z 455[C
26H
23FN
6O+H]
+
【0400】
実施例31:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0401】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
工程1:4‐ボロノ‐2‐クロロ安息香酸(110mg、0.55mmol)、K
2CO
3(138mg、1.00mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(73.1mg、0.01mmol)を、DMF中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg、0.50mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下にて順に添加した。この反応混合物を、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐クロロ安息香酸を褐色固体として得た(127mg、68%)。MS(ESI) m/z 375[C
20H
11ClN
4O
2+H]
+
【0403】
工程2:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐クロロ安息香酸(53mg、0.14mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、HATU(80mg、0.21mmol)、N‐メチルモルホリン(57mg、0.56mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート塩酸塩(56mg、0.28mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐クロロベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色粉末として得た(70mg、89%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.26(s,1H),8.61(s,1H),8.23(d,J=2.7Hz,1H),8.07−7.96(m,2H),7.93−7.81(m,4H),7.35(m,J=9.8Hz,1H),4.64(s,2H),3.72(s,1H),3.44(t,J=12.5Hz,1H),3.18(t,J=11.5Hz,1H),3.00−2.94(m,3H),2.08(d,J=10.6Hz,1H),1.93(t,J=10.3Hz,1H),1.45(s,9H);MS(ESI) m/z 457[C
23H
21C
lN
6O+H]
+
【0404】
工程3:DCM(5mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(70mg、0.13mmol)の溶液へ、TFA(5mL)を添加し、得られた混合物を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物を、減圧濃縮し、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(15mg、26%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.20(d,J=1.4Hz,1H),8.93(d,J=1.2Hz,1H),8.23(d,J=2.7Hz,1H),8.04−8.15(m,2H),7.98(m,J=7.6Hz,4H),7.45(m,J=9.7Hz,1H),4.73(t,J=14.9Hz,1H),3.53(t,J=12.5Hz,1H),3.11−3.27(m,2H),2.98(m,J=6.5Hz,1H),2.09(d,J=14.2Hz,1H),1.93(t,J=13.0Hz,1H),1.70−1.45(m,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ167.27,167.15,142.72,140.99,139.16,139.04,138.33,135.51,135.34,135.21,133.03,132.15,130.59,130.50,128.42,127.91,127.49,127.44,126.75,125.32,125.27,114.50,112.14,45.44,44.87,39.84,39.03,31.72,31.13,30.85;MS(ESI) m/z 457[C
23H
21ClN
6O+H]
+
【0405】
実施例32:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0406】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
工程1:DMF(2mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐クロロ安息香酸(75mg、0.20mmol)の溶液へ、HATU(114mg、0.30mmol)、N‐メチルモルホリン(61mg、0.40mmol)、およびtert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート塩酸塩(86mg、0.40mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、水層をDCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、tert‐ブチル1‐(2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色粉末として得た。MS(ESI) m/z 471[C
26H
23ClN
6O+H]
+
【0408】
工程2:DCM(3mL)およびTFA(3mL)中のtert‐ブチル1‐(2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)
ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートの溶液を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)‐3‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(11mg、2工程を通して13%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.20(d,J=1.3Hz,1H),8.99(d,J=1.3Hz,1H),8.24(s,1H),8.21−7.88(m,2H),7.98(m,J=5.7Hz,4H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),4.32−4.00(m,1H),3.71−3.51(m,1H),3.50−3.30(m,2H),1.93−1.51(m,4H),1.37(d,J=4.0Hz,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ170.32,142.54,140.94,139.92,137.19,136.04,135.36,134.88,132.27,128.43,126.51,124.11,117.95,113.77,112.07,43.01,37.45,36.95,36.3,17.72;MS(ESI) m/z 471[C
26H
23ClN
6O+H]
+
【0409】
実施例33:4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0410】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
工程1:1,4‐ジオキサン中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(2.00g、6.91mmol)の溶液へ、3‐メトキシ‐4‐(メトキシカルボニル)フェニルボロン酸(1.76g、8.7mmol)、Na
2CO
3の水溶液(1.46g、13.8mmol)、およびPd(PPh
3)
4(498mg、0.43mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で3時間加熱し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 98:2)により精製して、メチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メトキシベンゾエートを黄色固体として得た(1.20g、44%)。
1H
NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ:9.87(s,1H),9.22(s,1H),8.89(s,1H),7.95(s,1H),7.80(s,1H),7.73(s,1H),7.61(d,J=8.0Hz,2H),6.98(d,J=8.0Hz,2H),3.91(s,3H),3.79(s,3H);MS(ESI),m/z 385[C
22H
16N
4O
3+H]
+
【0412】
工程2:THF/CH
3OH(40/10mL)中のメチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メトキシベンゾエート(1.20g、3.20mmol)の溶液へ、水(10mL)によるLiOH(440mg、
9.7mmol)の溶液を添加した。この反応混合物を、室温で5時間撹拌し、真空濃縮した。残渣を、まず水(10mL)で希釈し、次に2N HClの水溶液を用いてpH3まで酸性化した。黄色析出物をろ過によって単離し、水で洗浄し、次に真空乾燥して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メトキシ安息香酸を薄黄色固体として得た(800mg、80%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ:9.91(s,1H),9.23(s,1H),8.89(s,1H),7.97(s,1H),7.73(d,J=8.0Hz,2H),7.61(d,J=8.0Hz,2H),6.98(d,J=8.0Hz,2H),3.91(s,3H);MS(ESI),m/z 371[C
21H
14N
4O
3+H]
+
【0413】
工程3:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メトキシ安息香酸(300mg、0.81mmol)の溶液へ、N‐メチルモルホリン(250mg、2.43mmol)、HATU(465mg、1.22mmol)、およびtert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボキシレート(230mg、1.22mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で10時間撹拌し、水で希釈し、続いてCH
2Cl
2で抽出した。有機層を、鹹水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/CH
3OH 97:3)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メトキシベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートをオフホワイト色固体として得た(100mg、30%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.29(s,1H),9.02(s,1H),8.17(s,1H),8.08(d,J=8.4Hz,2H),7.94(d,J=8.4Hz,2H),7.75(s,1H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.30(d,J=7.6Hz,1H),3.89(s,3H),3.62−3.56(m,2H),3.46−3.41(m,2H),3.37−3.29(m,4H),1.39(s,9H);MS(ESI) m/z
539[C
30H
30N
6O
4+H]
+
【0414】
工程4:1,4‐ジオキサンおよび1,4‐ジオキサン(1mL)中の30% HCl溶液の混合物中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐2‐メトキシベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(50mg、0.09mmol)の溶液を、室温で3時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 10% CH
2Cl
2/CH
3OH 90:10)により精製して、4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄黄色固体として得た(25mg、30%、AUC HPLC 88%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.21(bs,1H),8.97(s,1H),8.12(bs,1H),8.02−7.96(m,4H),7.81(s,1H),7.69(d,J=7.6Hz,1H),7.39(d,J=8.0Hz,1H),3.99(s,3H),3.89−3.84(m,2H),3.52−3.43(m,2H),3.14(bs,2H),3.03(bs,2H);MS(ESI) m/z 439[C
25H
22N
6O
2+H]
+
【0415】
実施例34:4‐(6‐(2‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0416】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
工程1:DMF(2mL)および水(1.3mL)の混合物中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(50mg、0.167mmol)の溶液へ、Na
2CO
3(35mg、0.334mmol)、4‐ブロモ‐3‐フルオロ安息香酸(33mg、0.183mmol)、およびPd(PPh
3)
4(19mg、0.016mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で0.5時間加熱し、セライトを通してろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィにより精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐3‐フルオロ安息香酸をオフホワイト色固体として得た(25.0mg、42.3%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ9.33(s,1H),8.97(s,1H),8.26(s,1H),8.10−8.01(m,5H),7.84(d,J=8.4Hz,2H),7.72(d,J=12.6Hz,2H);MS(ESI) m/z 359[C
20H
11FN
4O
2+H]
+
【0418】
工程2:CH
2Cl
2(2mL)およびDMF(1.3mL)の混合物中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)‐3‐フルオロ安息香酸(30mg、0.083mmol)の溶液へ、DIPEA(60μL、0.351mmol)、HOBt(23mg、0.175mmol)、EDCI・HCl(33mg、0.175mmol)、およびN‐メチルピペラジン(14μL、0.125mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次に溶媒を真空除去した。粗残渣をカラムクロマトグラフィにより精製して、4‐(6‐(2‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(16mg、45%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ9.36(s,1H),9.01(s,1H),8.30(s,1H),8.14(t,J=7.8Hz,1H),8.15−8.03(m,4H),7.44(d,J=11.4Hz,1H),7.39(d,J=9.6Hz,1H),3.64−3.62(m,2H),2.40−2.26(m,4H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z 441[C
25H
21FN
6O+H]
+
【0419】
実施例35:3‐フルオロ‐4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0420】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
トルエン(4mL)およびエタノール(2mL)の混合物中の(4‐(3‐ヨードイミ
ダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(200mg、0.45mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(124mg、0.89mmol)、4‐シアノ‐2‐フルオロフェニルボロン酸(88mg、0.54mmol)、およびPd(PPh
3)
4(52mg、0.045mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、3‐フルオロ‐4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(18.1mg、9%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.21(s,1H),8.74(d,J=1.5Hz,1H),8.12(d,J=8.2Hz,2H),8.10(s,1H),8.00−7.96(m,1H),7.89−7.87(m,1H),7.82(d,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=8.2Hz,2H),3.81(bs,2H),3.53(bs,2H),2.55−2.52(m,4H),2.36(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.97,160.63,143.81,142.39,140.94,139.19,138.00,136.99,133.17,130.43,128.75,127.91,122.44,122.00,121.61,118.25,116.42,115.57,55.98,55.58,46.01;MS(ESI) m/z 441[C
25H
21FN
6O+H]
+
【0422】
実施例36:4‐(6‐(6‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)ピリジン‐3‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0423】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
工程:1 DMF/H
2Oの混合物(6:1、3.5mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(140mg、0.468mmol)およびメチル5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)ピコリネート(246mg、0.936mmol)の溶液へ、Na
2CO
3(148mg、1.40mmol)を添加した。この懸濁液を、N
2で脱気しながら、5分間激しく撹拌し、その後Pd(PPh
3)
4(54mg、0.046mmol)を添加した。この混合物を、3時間100℃に加熱し、次に減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィで精製して、メチル5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ピコリネートをオフホワイト色固体として得た(120mg、72%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ9.42(s,1H),9.35(s,1H),9.25(s,1H),8.66(d,J=10.8Hz,1H),8.28(s,1H),8.18(d,J=8.4Hz,1H),8.12−8.05(m,4H),3.92(s,3H);MS(ESI) m/z 356[C
20H
13N
5O
2+H]
+
【0425】
工程:2 メタノール(3mL)中のメチル5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダ
ゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ピコリネート(60mg、0.169mmol)および5N 水酸化ナトリウム溶液(135μL、0.676mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。5N 塩酸(319μL)を、室温でこの反応溶液に添加し、続いて酢酸エチルで抽出した。抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。DMF(1,5mL)中のこの粗酸(50mg、0.146mmol)の溶液へ、N‐メチルピペリジン(41μL、0.366mmol)、HBTU(139mg、0.366mmol)、HOBt(38mg、0.278mmol)、およびDIPEA(127μL、0.733mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で12時間撹拌し、次にこれを水(3mL)で希釈し、CH
2Cl
2(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィで精製して、4‐(6‐(6‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)ピリジン‐3‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄褐色固体として得た(35mg、56%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ9.33(s,1H),9.28(s,1H),9.27(s,1H),8.57(d,J=10.2Hz,1H),8.26(s,1H),8.13−8.02(m,4H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),3.71−3.64(m,2H),3.50−3.42(m,2H),2.45−2.37(m,2H),2.34−2.26(m,2H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z
424[C
24H
21N
7O+H]
+
【0426】
実施例37:4‐(6‐(5‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)ピリジン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0427】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
工程1:無水DMF(0.5mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(50mg、0.167mmol)、エチル6‐ブロモニコチネート(39mg、0.167mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(12mg、0.016mmol)、およびヘキサメチル二スズ(35μL、0.167mmol)の混合物を、100℃で3時間加熱し、次に室温まで冷却し、溶媒を真空除去した。粗残渣をカラムクロマトグラフィにより精製して、メチル6‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ニコチネートをオフホワイト色固体として得た(29.6mg、48%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ9.42(s,1H),9.36(s,1H),9.16(s,1H),8.53−8.46(m,2H),8.29(s,1H),8.14(d,J=8.4Hz,2H),8.05(d,J=8.4Hz,2H),4.38(q,J=7.2Hz,2H),1.36(t,J=7.2Hz,2H);MS(ESI) m/z 370[C
21H
15N
5O
2+H]
+
【0429】
工程2:エタノール(1mL)中のメチル6‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ニコチネート(20mg、0.054mmol)および5N 水酸化ナトリウム溶液(43μL、0.216mmol)の溶液を、室温で1
時間撹拌した。5N 塩酸(101μL)をこの反応溶液へ室温で添加し、続いて酢酸エチルで抽出した。抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、さらなる精製を行わずに次の工程で直接用いた。
DMF(0.5mL)中の上記酸(15mg、0.043mmol)の溶液へ、N‐メチルピペラジン(12μL、0.109mmol)、HBTU(42mg、0.109mmol)、HOBt(12mg、0.083mmol)、およびDIPEA(13μL、0.073mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で12時間撹拌し、次に水(1mL)で希釈し、EtOAc(3×5mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィにより精製して、4‐(6‐(5‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)ピリジン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄褐色固体として得た(12mg、66%、AUC HPLC 93.6%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ9.34(d,J=12.0Hz,2H),8.68(s,1H),8.40(d,J=7.8Hz,1H),8.26(s,1H),8.12(d,J=8.4Hz,2H),8.05−7.98(m,3H),3.68−3.63(m,2H),2.40−2.35(m,4H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z 424[C
24H
21N
7O+H]
+
【0430】
実施例38:4‐(6‐(2‐ヒドロキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0431】
【化86】
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【0432】
工程1:DMF(5mL)中の3‐メトキシ‐4‐ブロモ安息香酸(500mg、2.16mmol)の溶液へ、NMM(0.44g、4.32mmol)を、続いてHATU(1.23g、3.24mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(0.24g、2.38mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、350mg(83%)の(4‐ブロモ‐3‐メトキシフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを褐色固体として得た(AUC LC‐MS 83%)。
【0433】
工程2:(4‐ブロモ‐3‐メトキシフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(350mg) 1,4‐ジオキサン(10mL)の溶液へ、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.30g、1.19mmol)、KOAc(330mg、3.36mmol)、PdCl
2dppf(24mg、0.03mmol)、およびdppf(18mg、0.033mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で16時間加熱し、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、350mgの(3‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンが褐色液体として得られ、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
【0434】
工程3:1,4‐ジオキサン(5mL)および水(5mL)中の4‐(6‐ブロモイミ
ダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(232mg)、(3‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(350mg)、K
3PO
4(412mg、1.94mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(56mg、0.048mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で16時間加熱し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。続いて、有機相を、水、鹹水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィで精製して、4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(80mg、30%、AUC HPLC 99.3%);融点 311−318℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):9.27(s,1H),9.14(s,1H),8.19(d,J=8.0Hz,1H),7.99(s,1H),7.88(d,J=8.0Hz,2H),7.79(d,J=8.0Hz,2H),7.14−7.12(m,2H),3.95(s,3H),3.84(bs,2H),3.54(bs,2H),2.54(s,2H),2.36(bs,2H),2.34(s,3H);MS(ESI) m/z 453.32[C
26H
24N
6O
2+H]
+
【0435】
工程4:無水DCM(5mL)中の4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg)の溶液を、BBr
3により室温で3時間処理した。TLCによって示される反応の完了後、反応混合物をNaHCO
3で洗浄した。有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。残渣を分取用HPLCで精製して、4‐(6‐(2‐ヒドロキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(50mg、34%、AUC HPLC 97%):融点 237−241℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):11.15(s,1H),9.43(s,1H),9.31(s,1H),8.26(s,1H),8.16(d,J=12.0Hz,1H),8.09−8.01(m,4H),6.95(s,2H),3.59(bs,2H),3.34(bs,2H),2.49(bs,2H),2.27(bs,2H),2.19(s,3H);MS(ESI) m/z 439.2[C
25H
22N
6O
2+H]
+
【0436】
実施例39:4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0437】
【化87】
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【0438】
工程1:DMF(15mL)中の4‐ブロモ‐2‐メトキシ安息香酸(1g、4.34mmol)の溶液へ、NMM(0.876mL、8.68mmol)を、続いてHATU(2.08g、6.51mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(0.478mg、4.78mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、石油
エーテル/EtOAc 100:0から50:50)により精製して、(4‐ブロモ‐2‐メトキシフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンをオフホワイト色固体として得た(1.1g、81%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.33(s,1H),7.25−7.19(m,2H),3.84(s,3H),3.6−2.9(m,8H),2.83(s,3H);MS(ESI) m/z 315.10[C
13H
17BrN
2O
2+2]
+
【0439】
工程2:1,4‐ジオキサン(20mL)中の(4‐ブロモ‐2‐メトキシフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(1.1g、3.52mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.07g、4.23mmol)、KOAc(1.03g、10.56mmol)の混合物を、アルゴンで30分間脱気した。PdCl
2dppf(75mg、0.1mmol)、dppf(56mg、0.1mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、800mgの(2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンが暗褐色液体として得られ、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
【0440】
工程3:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(5mL)中の2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(678mg、1.88mmol)、4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(400mg、1.34mmol)、K
3PO
4(568.1mg、2.68mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(77mg、0.05mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを淡褐色固体として得た(180mg、30%、AUC HPLC 96.7%);融点 188−192℃。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):9.19(s,1H),8.94(s,1H),8.89(s,1H),8.00−7.94(m,4H),7.78(s,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=8.0Hz,1H),3.95(s,3H),3.80(bs,2H),3.34(bs,2H),2.54(s,2H),2.45(bs,1H),2.38(bs,1H),2.33(s,3H);MS(ESI) m/z 453.30[C
26H
24N
6O
2+H]
+
【0441】
実施例40:4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イルスルホニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0442】
【化88】
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【0443】
1‐メチル‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニルスルホニル)ピペラジン(240mg、0.656mmol)、K
3PO
4(212mg、1mmol)、およびPd(PPh
3)
4(28mg、0.025mmol)を、1,4‐ジオキサン/H
2O(10:1mL)の混合物中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg、0.5mmol)の溶液へ、アルゴン雰囲気下、室温にて順に添加した。この反応混合物を、6時間還流し、水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イルスルホニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(80mg、36%、AUC HPLC 99.1%);融点 220−228℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):9.30(s,1H),8.61(s,1H),8.08(d,J=8.8Hz,2H),8.00(s,1H),7.92−7.85(m,4H),7.77(d,J=8.4Hz,2H),3.08(bs,4H),2.50−2.48(m,4H),2.27(s,3H);MS(ESI) m/z 459.27[C
24H
22N
6O
2S+H]
+
【0444】
実施例41:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0445】
【化89】
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【0446】
トルエン(4mL)およびエタノール(2mL)の混合物中の(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(150mg、0.34mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下にて、K
2CO
3(93mg、0.67mmol)、4‐クロロフェニルボロン酸(79mg、0.50mmol)、およびPd(PPh
3)
4(39mg、0.034mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(128.4mg、66%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.24(d,J=1.4Hz,1H),8.54(d,J=1.4Hz,1H),7.95(d,J=8.4Hz,2H),7.89(s,1H),7.60−7.55(m,4H),7.52(d,J=8.4Hz,2H),3.82(bs,2H),3.49(s,2H),2.50−2.33(m,7H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.78,143.84,140.70,139.63,137.76,136.14,135.34,135.33,129.98,129.36,127.84,126.45,126.41,126.24,112.54,55.27,54.79,46.03;MS(ESI) m/z 432[C
24H
22ClN
5O+H]
+
【0447】
実施例42:4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンズアミド
【0448】
【化90】
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【0449】
トルエン(3mL)およびEtOH(1.5mL)の混合物中の6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン(200mg、0.65mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下にて、K
2CO
3(180mg、1.30mmol)、4‐カルバモイルフェニルボロン酸(117mg、0.71mmol)、およびPd(PPh
3)
4(75mg、0.06mmol)を順に添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で30分間加熱し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 ヘキサン/EtOAc 3:2)により精製して、4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンズアミドを白色固体として得た(31mg、83%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.26(s,1H),8.97(s,1H),8.16(d,J=8.2Hz,2H),8.13−8.02(m,2H),7.99(d,J=8.2Hz,2H),7.87(d,J=8.2Hz,2H),7.66(d,J=8.3Hz,2H),7.42(m,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ167.43,142.93,140.29,138.83,187.92,135.55,133.99,133.30,129.74,129.38,127.87,126.43,126.21,126.01,114.30;MS(ESI) m/z 390[C
19H
13ClN
4O+H]
+
【0450】
実施例43:1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐オン
【0451】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
工程1:DMF(20mL)中の6‐ブロモ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン(3.00g、9.26mmol)の溶液へ、Na
2CO
3(2.46g、23.2mmol)、4‐クロロフェニルボロン酸(1.60g、10.2mmol)、およびPd(PPh
3)
4(214mg、0.18mmol)を添加した。得られた混合物を、不活性雰囲気下、80℃で18時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 ヘキサン/EtOAc 3:2)により精製して、6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジンを黄色固体として得た(9
30mg、32%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.03(d,J=1.2Hz,1H),8.36(d,J=1.2Hz,1H),7.91(s,1H),7.54(q,J=12.3Hz,4H);MS(ESI) m/z 308[C
13H
7BrN
4+H]
+
【0453】
工程2:DMF(24mL)および水(4.8mL)の混合物中の6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン(2.78g、9.03mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(2.50g、18.1mmol)、4‐ボロノ安息香酸(1.65mg、9.94mmol)、およびPdCl
2dppf(1.32g、1.81mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で30分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 9:1)により精製して、4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸 5を褐色固体として得た(326mg、11%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ13.02(bs,1H),9.28(d,J=1.3Hz,1H),9.00(d,J=1.4Hz,1H),8.22(d,J=8.5Hz,2H),8.11(s,1H),8.04(d,J=8.5Hz,2H),7.88(d,J=8.5Hz,2H),7.67(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ167.05,142.99,140.33,140.30,137.64,135.62,133.35,130.56,129.81,129.66,129.40,126.42,126.31,114.72;MS(ESI) m/z 350[C
19H
12ClN
3O
2+H]
+
【0454】
工程3:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(45mg、0.13mmol)の溶液へ、HATU(73mg、0.19mmol)、N‐メチルモルホリン(52mg、0.51mmol)、およびピペリジン‐4‐オン(45mg、0.40mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐オンを褐色固体として得た(41mg、75%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.11(s,1H),8.74−8.79(m,1H),8.00−8.08(m,2H),7.96(s,1H),7.71(d,J=8.5Hz,2H),7.59(d,J=8.5Hz,2H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),4.12−3.61(m,3H),3.45(bs,1H),2.70−2.36(m,1H),1.91−1.62(m,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ208.88,1.72.48,171.94,164.41,143.52,143.47,141.05,140.96,139.31,138.96,137.41,137.35,136.89,136.40,135.00,134.92,130.90,128.70,128.53,127.89,127.84,127.22,115.16,115.09,99.62,96.49,46.52,40.93,36.99,36.14;MS(ESI) m/z 431[C
24H
19ClN
4O
2+H]
+
【0455】
実施例44:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐イル)メタノン
【0456】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
MeOH(3mL)中の1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐オン(22mg、0.05mmol)の溶液へ、NaBH
4(5mg、0.13mmol)を添加し、この反応混合物を、室温で18時間撹拌した。水(10mL)を滴下することで反応を停止し、この水溶液を、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐イル)メタノンを白色固体として得た(10mg、45%、AUC HPLC >99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.15(d,J=1.3Hz,1H),8.82(d,J=1.3Hz,1H),8.08(d,J=8.4Hz,2H),7.98(s,1H),7.75(d,J=8.6Hz,2H),7.63(d,J=8.6Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),4.19(bs,1H),3.91(m,J=4.0Hz,1H),3.68(bs,1H),3.46−3.19(m,2H),2.04−1.74(m,2H),1.67−1.39(m,2H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ172.00,143.69,141.66,140.95,139.15,137.42,136.35,135.43,130.89,128.56,128.46,127.44,115.12,67.64,46.48,40.87,35.45,34.75;MS(ESI) m/z 433[C
24H
21ClN
4O
2+H]
+
【0458】
実施例45:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐エチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0459】
【化93】
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【0460】
DCM(5mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(50mg、0.14mmol)の溶液へ、0℃にて、塩化オキサリル(36mg、0.29mmol)を添加し、こうして得られた混合物を、室温まで3時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、その残渣へ、DMF(5mL)、1‐エチルピペラジン(92mg、0.23mmol)、およびKOHの溶液(0.10mL、THF中13M)を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、(4‐(3‐(4‐クロロフェ
ニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐エチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを褐色固体として得た(28mg、44%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.08(d,J=1.0Hz,1H),8.76(d,J=1.1Hz,1H),8.05(d,J=8.3Hz,2H),7.93(s,1H),7.71(d,J=8.5Hz,2H),7.60(d,J=8.5Hz,2H),7.52(d,J=8.3Hz,2H),3.80(bs,4H),3.10−2.79(m,6H),1.25(t,J=7.2Hz,3H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ171.92,143.84,141.82,140.56,139.58,136.24,136.22,135.84,130.88,130.81,128.89,128.46,127.86,127.49,115.11,53.17,52.79,10.67;MS(ESI) m/z 446[C
25H
24ClN
5O+H]
+
【0461】
実施例46:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(ピペラジン‐1‐イル)メタノン2,2,2‐トリフルオロ酢酸塩
【0462】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(50mg、0.14mmol)の溶液へ、HATU(82mg、0.22mmol)、N‐メチルモルホリン(29mg、0.29mmol)、およびtert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボキシレート(54mg、0.29mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを褐色固体として得た(23mg、31%、AUC HPLC 100%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.33(s,1H),8.54(s,1H),7.96(d,J=8.0Hz,2H),7.91(s,1H),7.57(d,J=7.5Hz,4H),7.51(d,J=8.0Hz,2H),3.84−3.60(bs,2H),3.60−3.28(bs,6H),1.46(s,9H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.97,162.65,154.55,143.07,140.40,139.28,137.46,136.05,135.90,133.08,129.61,127.89,126.69,125.36,112.64,80.47,28.36;MS(ESI)
m/z 518[C
28H
28ClN
5O
3+H]
+
【0464】
工程2:DCM(5mL)およびTFA(5mL)の混合物中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(66mg、0.65mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌し、次に減圧濃縮して、(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(ピペラジン‐1‐イル)メタノンを
TFA塩として、褐色固体として得た(24mg、69%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.29(d,J=1.3Hz,1H),8.96(d,J=1.3Hz,1H),8.18(d,J=8.4Hz,2H),8.12(s,1H),7.88(d,J=8.5Hz,2H),7.67(d,J=8.5Hz,2H),7.58(d,J=8.4Hz,2H),3.68(s,5H),3.20(s,4H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ170.01,142.99,140.34,138.97,138.12,136.21,134.45,132.67,130.23,129.65,127.99,126.99.126.88,125.02,112.75,43.42,29.69;MS(ESI) m/z 418[C
23H
20ClN
5O+H]
+
【0465】
実施例47:(4‐アミノピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノン2,2,2‐トリフルオロ酢酸塩
【0466】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.20mmol)の溶液へ、HATU(114mg、0.30mmol)、N‐メチルモルホリン(41mg、0.40mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(80mg、0.40mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、分取用(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH酸)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメートを褐色固体として得た(47mg、44%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.30(s,1H),8.53(s,1H),7.92(t,J=7.3Hz,3H),7.56(d,J=1.2Hz,4H),7.47(d,J=8.1Hz,2H),4.58(d,J=7.1Hz,2H),3.69(bs,2H),3.21−2.83(m,2H),1.97(bs,2H),1.43(s,9H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.72,162.92,155.09,143.03,140.39,139.36,137.27,136.51,135.80,133.20,130.09,129.59,127.64,126.66,126.60,125.44,112.64,79.67,47.92,46.55,41.22,33.10,32.15,28.39;MS(ESI) m/z 532[C
29H
30ClN
5O
3+H]
+
【0468】
工程2:DCM(5mL)およびTFA(5mL)の混合物中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(40mg、0.08mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌し、次に減圧濃縮して、(4‐アミノピペリジン‐1‐イル)(4‐
(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンをTFA塩として、褐色固体として得た(54mg、>99%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.22(s,1H),8.83(s,1H),8.07(d,J=7.8Hz,3H),7.73(d,J=8.2Hz,2H),7.62(d,J=8.2Hz,2H),7.51(d,J=8.0Hz,2H),4.71(bs,1H),3.85(bs,1H),3.45(m,J=3.4Hz,1H),3.30−2.85(m,2H),2.28−1.91(m,2H),1.62(bs,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ172.04,143.03,141.45,140.50,139.00,137.041,136.68,133.66,131.50,131.04,130.94,130.58,128.76,128.60,128.02,126.78,117.47,115.32,114.65,47.09,41.61,32.74,31.48,30.76;MS(ESI) m/z 432[C
23H
20ClN
5O+H]
+
【0469】
実施例48:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)‐2,2,2‐トリフルオロアセタミド
【0470】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0471】
DMF(3mL)中の(4‐アミノピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノン(16mg、0.04mmol)の溶液へ、ピリジン(0.05mL)および無水2,2,2‐トリフルオロ酢酸(0.3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。粗残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01%
HCOOH)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)‐2,2,2‐トリフルオロアセタミドを黄色固体として得た(13mg、63%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.12(d,J=1.3Hz,1H),8.80(d,J=1.3Hz,1H),8.08(d,J=8.4Hz,2H),7.96(s,1H),7.74(d,J=8.6Hz,2H),7.61(d,J=8.6Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),4.65(bs,1H),4.05(m,J=5.7Hz,1H),3.80(bs,1H),3.25(bs,1H),3.00(bs,1H),2.00(bs,1H),1.88(bs,1H),1.58(bs,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ170.63,157.09,156.35,142.41,140.45,139.30,137.92,135.67,134.86,134.86,134.38,129.44,127.09,126.46,126.11,120.32,117.47,114.62,113.69,111.77,46.44,40.91,31.11,30.32;MS(ESI) m/z 528[C
26H
21ClF
3N
5O+H]
+
【0472】
実施例49:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)‐2,2,2‐アセタミド
【0473】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
DMF(3mL)中の(4‐アミノピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノン(16mg、0.04mmol)の溶液へ、ピリジン(0.05mL)および無水酢酸(0.3mL、3.18mmol)を順に添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。粗残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)‐2,2,2‐アセタミドを白色固体として得た(11mg、61%、AUC HPLC >99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.13(d,J=1.3Hz,1H),8.81(d,J=1.3Hz,1H),8.07(d,J=8.4Hz,2H),7.96(s,1H),7.74(d,J=8.6Hz,2H),7.62(d,J=8.6Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),4.55(bs,1H),3.95(d,J=5.3Hz,1H),3.74(bs,1H),3.24(bs,1H),3.07(bs,1H),2.03−1.81(m,5H),1.32−1.60(m,2H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ172.61,172.03,143.83,141.86,140.75,139.39,137.21,136.27,135.79,130.87,128.49,127.87,127.54,115.10,42.30,42.30,33.22,32.31,22.66;MS(ESI) m/z 474[C
26H
24ClN
5O
2+H]
+
【0475】
実施例50:(4‐(3‐(4‐(2H‐テトラゾール‐5‐イル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0476】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
DMF(3mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリルメタノン(100mg、0.16mmol)の溶液へ、NH
4Cl(30mg、0.56mmol)およびNaN
3(30mg、0.46mmol)を添加した。得られた混合物を、100℃で18時間加熱し、減圧濃縮した。残渣を、分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、(4‐(3‐(4‐(2H‐テトラゾール‐5‐イル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを白色固体として得た(25mg、33%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.15(d
,J=1.2Hz,1H),9.91(d,J=1.2Hz,1H),8.29(d,J=8.4Hz,2H),8.13(t,J=8.7Hz,3H),8.06(s,1H),7.91(d,J=8.4Hz,2H),7.60(d,J=8.3Hz,2H),3.86(m,4H),3.19(m,4H),2.84(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ172.09,165.22,160.86,143.88,141.92,140.60,139.91,135.96,135.77,130.35,129.80,129.15,127.98,115.40,54.60,44.2;MS(ESI) m/z 366[C
25H
23N
9O+H]
+
【0478】
実施例51:(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノン
【0479】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0480】
トルエン(4mL)およびエタノール(2mL)の混合物中の(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(200mg、0.45mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下にて、K
2CO
3(124mg、0.89mmol)、4‐(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(101mg、0.54mmol)、およびPd(PPh
3)
4(52mg、0.045mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)メタノンを黄色固体として得た(150mg、72%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.18(s,1H),8.91(s,1H),8.11(d,J=8.2Hz,2H),8.08(s,1H),8.00(d,J=8.2Hz,2H),7.94(d,J=8.2Hz,2H),7.54(d,J=8.3Hz,2H),3.81(bs,2H),3.54(bs,2H),2.55−2.47(m,4H),2.36(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ172.00,143.96,142.16,140.93,139.31,136.90,136.43,132.89,131.85,129.77,128.75,128.19,127.90,127.57,125.52,115.24,45.99;MS(ESI) m/z 466[C
25H
22F
3N
5O+H]
+
【0481】
実施例52:N‐ヒドロキシ‐4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミド
【0482】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
工程1:1,4‐ジオキサン(25mL)中の(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルシクロヘキシル)メタノン(1.00g、2.5mmol)の溶液へ、4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(970mg、5.0mmol)、K
3PO
4(1.06g、5.0mmol)、水(5mL)、およびPd(PPh
3)
4(580mg、0.5mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で12時間加熱し、次に冷却し、セライトのパッドを通してろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(溶出液 CHCl
3/MeOH 94:6)により精製して、エチル3‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾエートをオフホワイト色固体として得た(600mg、55%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.28−9.27(d,J=1.2Hz,1H),δ8.64−8.64(d,J=1.2Hz,1H),8.29−8.27(d,J=8.0Hz,2H),7.99−7.98(d,J=2.0Hz,2H),7.96(s,1H),7.74−7.72(d,J=8.4Hz,2H),7.55−7.53(d,J=8.4Hz,2H),4.48−4.43(q,J=7.2Hz,2H),3.84(bs,2H),3.50(bs,2H),2.53(bs,2H),2.39(bs,2H),2.35(s,3H),1.47−1.44(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 470[C
27H
27N
5O
3+H]
+
【0484】
工程2:THF/MeOH/H
2O(6/2.5/2 20mL)中のエチル3‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾエート(600mg、1.28mmol)およびLiOH(107mg、2.56mmol)の溶液を、室温で5時間撹拌した。この反応混合物を、蒸発させ、H
2O(200mL)で希釈し、pH3となるまでHCl水溶液で酸性化した。白色析出物をろ過によって単離し、乾燥して、3‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)安息香酸を白色固体として得た(450mg、80%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ9.28(s,1H),9.01(s,1H),8.17−8.11(m,5H),7.94−7.92(d,J=8.0Hz,2H),7.50−7.48(d,J=8.0Hz,2H),3.61(bs,4H),2.32(bs,4H),2.19(s,3H);MS(ESI) m/z 440[C
25H
23N
5O
3−H]
+
【0485】
工程3:CH
2Cl
2:DMF(3:1、4mL)中の酸(50mg、0.113mmol)の溶液へ、DIPEA(83μL、0.476mmol)、HOBt(32mg、0.238mmol)、EDCI・HCl(45mg、0.238mmol)、およびNH
2−OTHP(26mg、0.226mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で12時間撹拌し、次にこれを、水(3mL)で希釈し、CH
2Cl
2(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィにより精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3
‐イル)‐N‐(テトラヒドロ‐2H‐ピラン‐2‐イルオキシ)ベンズアミドを白色固体として得た(44.6mg、73%、AUC HPLC 94.5%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ11.81(bs,1H),9.30(s,1H),9.00(s,1H),8.19(s,1H),8.16(d,J=12Hz,2H),7.99(dd,J=10.6,8.3Hz,4H),7.51(d,J=12Hz,2H),5.08−5.04(m,1H),4.13−4.06(m,1H),3.70−3.53(m,3H),2.43−2.27(m,4H),2.22(s,3H),1.79−1.73(m,3H),1.63−1.53(m,3H);MS(ESI) m/z 541[C
30H
32N
6O
4+H]
+
【0486】
工程4:CH
3CN:MeOH(1:1、0.6mL)中の保護ヒドロキサメート(10mg、0.018mmol)の溶液へ、1M HCl水溶液(0.111mL)を室温で添加した。4時間の撹拌後、この溶液を真空濃縮した。固体をヘキサンで研和し、乾燥して、N‐ヒドロキシ‐4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンズアミドを薄黄色固体として得た(5.3mg、63%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(600MHz,DMSO‐d
6)δ11.39(bs,1H),9.35(s,1H),9.04(s,1H),8.26(s,1H),8.20(d,J=8.4Hz,2H),8.00(d,J=7.8Hz,2H),7.95(d,J=8.4Hz,2H),7.59(d,J=8.4Hz,2H),4.39−3.60(m,6H),3.05−3.15(m,2H),2.77(s,3H);MS(ESI) m/z 457[C
25H
24N
6O
3+H]
+
【0487】
実施例53:(4‐(3‐(4‐(ジフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0488】
【化101】
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【0489】
1,4‐ジオキサン(10mL)および水(1mL)中の2‐(4‐(ジフルオロメチル)フェニル)‐4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン(200mg、0.5mmol)、(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(317mg、1.25mmol)、K
3PO
4(212mg、1mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(30mg)を添加し、この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。水をこの反応混合物に添加し、EtOAcで抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeO
96.5:3.5%)により、および分取用HPLCにより精製して、(4‐(3‐(4‐(ジフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンをオフホワイト色固体として得た(50mg、23%、AUC HPLC 99.59%);融点 73−86℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):9.26(s,1H),8.60(s,1H),7.96−7.94(m,3H),7.77−7.71(m,4H),7.52(d,J=8.0Hz,2H),6.76(t,J=5.6Hz,1H),3.82(
bs,2H),3.47(bs,2H),2.51(bs,2H),2.34(bs,2H),2.33(s,3H);MS(ESI) m/z 448.46[C
25H
23F
2N
5O+H]
+
【0490】
【化102】
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【0491】
中間体12:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸
【0492】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
工程1:DMF(20mL)および水(1mL)の混合物中の6‐クロロ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(1.00g、3.58mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Na
2CO
3(759mg、7.16mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(885mg、5.37mmol)、およびPd(PPh
3)
4(414mg、0.358mmol)を添加した。得られた混合物を、90℃で18時間撹拌し、氷水で反応停止した。析出物をろ過によって単離し、真空乾燥して、4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(897mg、98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.24−8.21(m,2H),8.18(s,1H),8.02(d,J=9.4Hz,1H),7.81−7.79(m,2H),7.45(d,J=9.4Hz,1H);MS(ESI) m/z 255[C
13H
7ClN
4+H]
+
【0494】
工程2:DMF(20mL)および水(4mL)中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(484mg、1.9mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Cs
2CO
3(1.24g、3.8mmol)、4‐ボロノ安息香酸(473mg、2.85mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(278mg、0.38mmol)を添加した。得られた混合物を、90℃で18時間加熱し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×40mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸を褐色固体として得た(310mg、48%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.54(s,1H),8.51(d,J=8.6Hz,2H),8.40(d,J=9.6Hz,1H),8.26(d,J=8.4Hz,2H),8.13(d
,J=8.4Hz,2H),8.03(d,J=8.6Hz,2H),8.02(d,J=9.6Hz,1H);MS(ESI) m/z 341[C
20H
12N
4O
2+H]
+
【0495】
中間体13:4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸
【0496】
【化104】
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【0497】
工程1:4‐ボロノ安息香酸(11.88g、71.61mmol)、K
3PO
4(27.60g、13.02mmol)、およびPd(PPh
3)
4(3.75g、3.25mmol)を、1,4‐ジオキサン/H
2O(250:50mL)の混合物中の6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(10g、65.10mmol)の溶液へ、アルゴン雰囲気下、室温で順に添加した。この反応混合物を、6時間還流し、水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。1つにまとめた水層を、クエン酸を用いてpH2まで酸性化した。析出物をろ過によって単離し、減圧乾燥して、4‐(イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸をオフホワイト色固体として得た(4.5g、57%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ13.01(bs,1H),8.04(s,1H),8.3−8.01(m,5H),7.85(d,J=7.2Hz,2H);MS(ESI) m/z 240[M+H]
+
【0498】
工程2:DCM(25mL)およびACN(55mL)中の4‐(イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(4.5g、18.82mmol)の溶液へ、NBS(3.68g、20.71mmol)を添加し、0℃で3時間撹拌した。この反応混合物を、ろ過し、水で洗浄し、乾燥して、4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸を黄色固体として得た(5.5g、93%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ13.01(bs,1H),8.3−8.01(m,5H),7.85(d,J=7.2Hz,2H);MS(ESI) m/z 317[M]
+
【0499】
実施例54:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0500】
【化105】
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【0501】
工程1:DMF(20mL)および水(1mL)の混合物中の6‐クロロ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(1.00g、3.58mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Na
2CO
3(759mg、7.16mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(885mg、5.37mmol)、およびPd(PPh
3)
4(414mg、0.3
58mmol)を添加した。得られた混合物を、90℃で18時間撹拌し、氷水で反応停止した。析出物をろ過によって単離し、真空乾燥して、4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(897mg、98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.24−8.21(m,2H),8.18(s,1H),8.02(d,J=9.4Hz,1H),7.81−7.79(m,2H),7.45(d,J=9.4Hz,1H);MS(ESI) m/z 255[C
13H
7ClN
4+H]
+
【0502】
工程2:トルエン(3mL)およびエタノール(1.5mL)中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg、0.785mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(347mg、2.51mmol)、4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニルボロン酸塩酸塩(268mg、0.942mmol)、およびPd(PPh
3)
4(91mg、0.079mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(91.2mg、43%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.30(d,J=8.6Hz,2H),8.23−8.21(m,2H),8.06(d,J=8.4Hz,2H),7.81(d,J=8.6Hz,2H),7.66−7.61(m,3H),7.31(bs,1H),3.97−3.74(m,4H),2.84(bs,4H),2.56(s,3H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.57,165.35,151.41,140.15,137.01,136.67,134.25,132.82,132.60,128.12,127.49,127.05,126.70,126.54,118.75,116.71,111.15,53.78,44.43;MS(ESI) m/z 423[C
25H
22N
6O+H]
+
【0503】
実施例55:4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0504】
【化106】
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【0505】
DMF(8mL)および水(2mL)の混合物中の(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐イル)(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(94mg、約0.28mmol)の溶液へ、窒素によるブランケット下、K
2CO
3(217mg、1.58mmol)、Pd(dppf)Cl
2(114mg、0.08mmol)、および4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg、0.78mmol)を順に添加した。この反応混合物を、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄
色固体として得た(52mg、61%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.51−8.47(m,3H),8.37(d,J=8.0Hz,1H)8.19(d,J=8.0Hz,2H),8.02−7.96(m,3H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),4.82(s,1H),4.03(s,1H),3.77(s,1H),3.54(s,1H),3.37−3.20(m,2H),1.82−1.74(m,2H),1.40(s,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
4)ppm 168.14,150.88,140.10,138.02,135.60,135.37,132.84,132.64,127.37,127.17,126.58,126.22,125.87,118.79,116.89,109.47,65.32,44.49,34.391,33.63;MS(ESI) m/z 424[C
25H
21N
5O
2+H]
【0506】
実施例56:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0507】
【化107】
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【0508】
工程1:DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(59mg、0.588mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(126mg、0.588mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、表題の化合物を黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 523[C
30H
30N
6O
3+H]
+
【0509】
工程2:DCM(1mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(0.294mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(20.5mg、15%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.30(d,J=8.4Hz,2H),8.21(bs,1H),8.14−8.10(m,3H),7.83(d,J=9.4Hz,1H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),7.62(d,J=8.2Hz,2H),4.78(bs,1H),3.89(bs,1H),3.51−3.45(m,1H),3.32−3.22(m,1H),3.07−2.99(m,1H),2.18−2.05(m,2H),1.67(bs,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.72,167.66,152.79,141.68,138.46,138.03,135.25,134.11,133.59,128.88,128.64,128.17,127.68,127.07,119.71,
118.50,111.88,47.10,41.61,31.59,30.85;MS(ESI) m/z 423[C
25H
22N
6O+H]
+
【0510】
実施例57:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)アセタミド
【0511】
【化108】
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【0512】
DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(224mg、0.588mmol)、N‐メチルモルホリン(89mg、0.882mmol)、およびN‐(ピペリジン‐4‐イル)アセタミド(125mg、0.882mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)アセタミドを黄色固体として得た(33mg、24%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.53−8.49(m,3H),8.39(d,J=9.6Hz,1H),8.22(d,J=8.3Hz,2H),8.03−7.98(m,3H),7.86(d,J=7.6Hz,1H),7.59(d,J=8.3Hz,2H),4.34(bs,1H),3.85−3.83(m,1H),3.59(bs,1H),3.19−3.03(m,2H),1.89−1.70(m,5H),1.35−1.34(m,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.31,168.23,150.88,140.12,137.83,135.71,135.38,132.85,132.67,127.39,127.23,126.61,126.27,125.91,118.79,116.93,109.49,45.48,22.63;MS(ESI) m/z 465[C
27H
24N
6O
2+H]
+
【0513】
実施例58:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0514】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
工程1:DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(59mg、0.
588mmol)、およびtert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(126mg、0.588mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 537[C
31H
32N
6O
3+H]
+
【0516】
工程2:DCM(1mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(0.294mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(23.5mg、17%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.28(d,J=8.4Hz,2H),8.18(bs,1H),8.12−8.08(m,3H),7.82(d,J=9.4Hz,1H),7.74(d,J=8.4Hz,2H),7.61(d,J=8.0Hz,2H),4.36(bs,1H),3.73(bs,1H),3.50−3.47(m,2H),1.94−1.85(m,4H),1.53(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.70,152.75,138.42,137.99,135.25,134.08,133.58,128.89,128.62,128.10,127.63,127.06,119.72,118.48,111.84,53.50,44.88,39.31,36.73,36.01,22.66;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0517】
実施例59:4‐(6‐(4‐(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0518】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(55mg、0.162mmol)の溶液へ、HATU(123mg、0.324mmol)、N‐メチルモルホリン(49mg、0.486mmol)、および1‐イソプロピルピペラジン(62mg、0.486mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b
]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(32mg、44%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.53−8.49(m,3H),8.39(d,J=9.5Hz,1H),8.22(d,J=8.3Hz,2H),8.03−8.01(m,3H),7.64(d,J=8.2Hz,2H),3.90−3.59(m,3H),2.99−2.92(m,2H),2.75(bs,4H),1.08(d,J=6.3Hz,6H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.14,150.84,137.18,135.92,135.42,132.85,132.66,127.79,127.18,126.64,126.28,125.93,118.79,116.92,109.50,47.54,17.43;MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【0520】
実施例60:4‐(6‐(4‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0521】
【化111】
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【0522】
工程1:DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(55mg、0.162mmol)の溶液へ、HATU(123mg、0.324mmol)、N‐メチルモルホリン(49mg、0.486mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(104mg、0.486mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメートを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 537[C
31H
32N
6O
3+H]
+
【0523】
工程2:DCM(1mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメート(0.162mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(29.8mg、42%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.29(d,J=8.4Hz,2H),8.19(bs,1H),8.13−8.09(m,3H),7.82(d,J=9.4Hz,1H),7.75(d,J=8.4Hz,2H),7.62(d,J=8.0Hz,2H),3.94(bs,1H),3.40(bs,1H),3.34−3.20(m,2H),3.01(bs,1H),2.77(s,3H),2.37−2.16(m,2H),1.66(bs,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.69,152.76,138.39,138.02,135.24,134.09,133.59,128.91,128.62,1
28.12,127.65,127.06,119.72,118.49,111.84,57.16,47.09,41.58,30.66,29.87,29.16;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0524】
実施例61:4‐(6‐(4‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0525】
【化112】
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【0526】
DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(120mg、0.353mmol)の溶液へ、HATU(402mg、1.06mmol)、N‐メチルモルホリン(143mg、1.41mmol)、および1‐エチルピペラジン(181mg、1.41mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、その後、水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
CH
2Cl
2/MeOH 95:5〜90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(64.6mg、42%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.54(s,1H),8.51(d,J=8.7Hz,2H),8.42(d,J=9.6Hz,1H),8.25(d,J=8.4Hz,2H),8.03−8.00(m,3H),7.69(d,J=8.2Hz,2H),3.44−3.22(m,4H),3.17−3.04(m,6H),1.24−1.20(m,3H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.45,162.96,150.86,140.21,136.40,135.54,132.93,132.73,128.01,127.34,126.77,126.39,126.02,118.86,117.00,109.62,51.01,50.26,9.12;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0527】
実施例62:4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0528】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
DMF(2.5mL)および水(0.5mL)中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg、0.59mmol)の溶液
へ、不活性雰囲気下、Cs
2CO
3(384mg、1.18mmol)、モルホリノ(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(279mg、0.88mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(86mg、0.118mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で30分間加熱し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(72.1mg、35%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.31−8.25(m,4H),8.06−8.05(m,2H),7.82−7.81(m,2H),7.70−7.61(m,3H),3.78−3.53(m,8H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.39,151.86,137.43,136.45,133.24,132.63,132.52,128.14,128.08,127.47,127.26,126.86,126.30,118.66,117.32,111.39,66.87,48.21,42.67;MS(ESI) m/z 410[C
24H
19N
5O
2+H]
+
【0530】
実施例63:4‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0531】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0532】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(500mg、1.57mmol)の溶液へ、NMM(317mg、3.14mmol)を、続いてHATU(754.7mg、2.35mmol)を添加し、この溶液を、室温で30分間撹拌した。N,N‐ジメチルピペリジン‐4‐アミン(221mg、1.72mmol)をこの反応混合物に添加し、さらに16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル)メタノンをオフホワイト色固体として得た(350mg、52%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ13.01(bs,1H),8.3−8.01(m,5H),7.85(d,J=7.2Hz,2H);MS(ESI) m/z 317[M]
+
【0533】
工程2:1,4‐ジオキサン(25mL)および水(5mL)中の(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル)メタノン(350mg、0.817mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(144mg、0.981mmol)、K
3PO
4(346mg、1.63mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(47mg、0.04mmol)を添加した。
この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で6時間加熱し、次に水(200mL)で希釈した。析出物をろ過によって単離し、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(150mg、41%、AUC HPLC 98.9%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=8.77Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.2Hz,2H),8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.76(d,J=7.7Hz,2H),7.62(d,J=7.6Hz,2H),7.41(d,J=7.4Hz,1H),4.9(bs,1H),3.9(bs,1H),3.17(bs,1H),2.91(bs,1H),2.45(bs,1H),2.38(bs,6H),2.08(bs,1H),1.95(bs,1H),1.52(b.s,2H);MS(ESI) m/z 451.2[C
27H
26N
6O+H]
+
【0534】
実施例64:4‐(6‐(4‐(1,4‐オキサゼパン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0535】
【化115】
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【0536】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.588mmol)の溶液へ、NMM(118.8mg、1.176mmol)を、続いてHATU(376.3mg、1.17mmol)を添加し、この溶液を、室温で30分間撹拌した。1,4‐オキサゼパン(65mg、0.646mmol)をこの反応混合物に添加し、これをさらに16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(1,4‐オキサゼパン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを淡黄色固体として得た(120mg、50%、AUC HPLC 99.42%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.33(d,J=7.9Hz,2H),8.21(s,1H),8.16(d,J=9.7Hz,1H),8.05(d,J=7.5Hz,2H),7.82(d,J=8.3Hz,2H),7.63−7.59(m,3H),3.9(m,5H),3.7(bs,1H),3.59(bs,2H),2.17(bs,1H),1.87(bs,1H);MS(ESI) m/z 424.31[C
25H
21N
5O
2+H]
+.
【0537】
実施例65:4‐(6‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0538】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
工程1:DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(120mg、0.353mmol)の溶液へ、HATU(402mg、1.06mmol)、N‐メチルモルホリン(143mg、1.41mmol)、およびtert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボキシレート(263mg、1.41mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 509[C
29H
28N
6O+H]
+
【0540】
工程2:DCM(1mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.353mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(15.4mg、11%、AUC HPLC 92%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.45(d,J=8.6Hz,2H),8.34(s,1H),8.26−8.22(m,3H),7.95(d,J=9.6Hz,1H),7.89(d,J=8.6Hz,2H),7.71(d,J=8.4Hz,2H),3.87(bs,4H),3.27(bs,4H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.80,152.88,138.46,137.54,135.28,134.19,133.64,129.23,129.11,128.72,128.27,127.85,127.14,119.70,118.58,112.00,44.56;MS(ESI) m/z 409[C
24H
20N
6O+H]
+
【0541】
実施例66:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐エチルピペリジン‐4‐イル)アセタミド
【0542】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
工程1:DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(120mg、0.353mmol)の溶液へ、
HATU(402mg、1.06mmol)、N‐メチルモルホリン(143mg、1.41mmol)、およびtert‐ブチル4‐エチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(322mg、1.41mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐エチルピペリジン‐4‐イルカルバメートを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 509[C
29H
28N
6O+H]
+
【0544】
工程2:DCM(1mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐エチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(0.353mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。粗化合物を、さらなる精製を行わずに次の工程へと進めた。MS(ESI) m/z 409[C
27H
26N
6O+H]
+
【0545】
工程3:DCM(1mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐エチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(0.353mmol)の溶液へ、無水酢酸(0.1mL、1.06mmol)およびトリエチルアミン(0.15mL、1.06mmol)を添加した。得られた混合物を、室温で1時間撹拌し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)および分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐エチルピペリジン‐4‐イル)アセタミドを黄色固体として得た(44.2mg、25%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.20(d,J=8.3Hz,2H),8.02−7.98(m,3H),7.72(d,J=9.5Hz,1H),7.67(d,J=8.3Hz,2H),7.55−7.53(m,3H),4.39−4.36(m,1H),3.58−3.55(m,1H),3.37−3.34(m,1H),3.24−3.18(m,1H),2.31−2.29(m,2H),2.01(s,3H),1.86−1.77(m,2H),1.55−1.50(m,2H),0.86(t,J=7.4Hz,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.50,171.37,152.67,138.98,137.55,135.19,133.98,133.59,133.54,128.83,128.45,127.49,126.93,119.70,118.35,111.80,56.18,45.30,39.55,35.26,34.54,31.58,23.64,7.70;MS(ESI) m/z 493[C
29H
28N
6O
2+H]
+
【0546】
実施例67:N‐((1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メチル)アセタミド
【0547】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0548】
工程1:DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(120mg、0.353mmol)の溶液へ、HATU(402mg、1.06mmol)、N‐メチルモルホリン(143mg、1.41mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルメチルカルバメート(302mg、1.41mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メチルカルバメートを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 537[C
31H
32N
6O
3+H]
+
【0549】
工程2:DCM(1mL)およびTFA(1mL)中のtert‐ブチル(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メチルカルバメート(0.353mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。粗化合物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0550】
工程3:DCM(1mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐(アミノメチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(0.353mmol)の溶液へ、無水酢酸(0.1mL、1.06mmol)およびトリエチルアミン(0.15mL、1.06mmol)を添加した。得られた混合物を、室温で1時間撹拌し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)および分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、N‐((1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メチル)アセタミドを黄色固体として得た(40.3mg、24%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.42(d,J=8.6Hz,2H),8.29(bs,1H),8.18(d,J=8.6Hz,3H),7.90(d,J=9.6Hz,1H),7.86(d,J=8.6Hz,2H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),4.68−4.65(m,1H),3.79−3.76(m,1H),3.13(bs,3H),2.93−2.87(m,1H),1.95(s,3H),1.88−1.79(m,2H),1.73−1.70(m,1H),1.28−1.24(m,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ173.51,171.60,153.21,139.20,137.96,135.24,134.37,133.75,128.78,128.69,128.60,128.07,127.62,127.17,119.75,118.77,45.65,43.39,37.59,31.55,30.70,29.07,22.56;MS(ESI) m/z 479[C
28H
26N
6O
2+H]
+
【0551】
実施例68:4‐(6‐(4‐(3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イ
ミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0552】
【化119】
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【0553】
DMF(0.74mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(50mg、0.147mmol)の溶液へ、HATU(84mg、0.221mmol)、N‐メチルモルホリン(65μL、0.588mmol)、および2‐オキソピペラジン(18mg、0.177mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
CHCl
3/MeOH 92:8)により精製して、4‐(6‐(4‐(3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(28mg、45%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.53−8.46(m,3H),8.38(d,J=9.6Hz,1H),8.22(d,J=8.4Hz,2H),8.15(s,1H),8.03−7.96(m,3H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),4.20−4.05(m,1H),4.05−3.90(m,1H),3.90−3.70(m,1H),3.60−3.50(m,1H),3.30−3.20(m,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.44,150.95,140.24,137.06,136.24,135.51,132.94,132.79,127.93,127.36,126.74,126.39,126.04,118.92,117.07,109.62,30.70;MS(ESI) m/z 423[C
24H
18N
6O
2+H]
+
【0554】
実施例69:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0555】
【化120】
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【0556】
DMF(0.74mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(50mg、0.147mmol)の溶液へ、HATU(84mg、0.221mmol)、N‐メチルモルホリン(65μL、0.588mmol)、および1‐メチル‐2‐オキソピペラジン塩酸塩(27mg、0.177mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(
シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 92:8)により、続いて分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(16mg、24%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.52−8.47(m,3H),8.39(d,J=9.6Hz,1H),8.23(d,J=8.4Hz,2H),8.04−7.97(m,3H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),4.25−3.95(m,2H),3.95−3.75(m,1H),3.75−3.55(m,1H),3.50−3.20(m,2H),2.88(s,3H);MS(ESI) m/z 437[C
25H
20N
6O
2+H]
+
【0557】
実施例70:4‐(6‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0558】
【化121】
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【0559】
DMF(0.74mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(50mg、0.147mmol)の溶液へ、HATU(84mg、0.221mmol)、N‐メチルモルホリン(65μL、0.588mmol)、および1‐メチル‐4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン(32mg、0.177mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(17mg、23%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.53−8.47(m,3H),8.38(d,J=9.6Hz,1H),8.20(d,J=8.4Hz,2H),8.04−7.96(m,3H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),4.55−4.40(m,1H),3.70−3.60(m,1H),3.50−3.20(m,4H),3.15−3.00(m,1H),2.90−2.75(m,1H),2.55−2.40(m,2H),2.40−2.20(m,3H),2.13(s,3H),1.95−1.65(m,2H),1.50−1.35(m,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.18,151.03,140.24,138.08,135.75,135.47,132.97,132.80,127.56,127.29,126.73,126.41,126.04,118.92,117.07,109.61,60.71,55.16,48.50,45.75,30.70;MS(ESI) m/z 506[C
30H
31N
7O+H]
+
【0560】
実施例71:4‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カル
ボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0561】
【化122】
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【0562】
工程1:DMF(1.47mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、tert‐ブチル1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレート塩酸塩(103mg、0.353mmol)、およびN‐メチルモルホリン(162μL、1.47mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、H
2O(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96:4)により精製して、tert‐ブチル9‐({4‐[3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル]フェニル}カルボニル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレートを黄色固体として得た(70mg、41%)。MS(ESI) m/z 577[C
34H
36N
6O
3+H]
+
【0563】
工程2:tert‐ブチル9‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレート(50mg、0.131mmol)へ、CH
2Cl
2(5mL)中の20% TFAを添加した。この反応混合物を、室温で20分間撹拌し、次に減圧濃縮した。残渣へ、飽和炭酸水素ナトリウム(10mL)を添加し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(37mg、89%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.54−8.48(m,3H),8.38(d,J=9.6Hz,1H),8.28(s,1H),8.21(d,J=8.0Hz,2H),8.04−7.97(m,3H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),3.75−3.60(m,3H),2.85−2.70(m,2H),1.80−1.40(m,11H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.36,164.63,151.10,140.29,138.00,135.87,135.50,133.01,132.86,127.61,127.40,126.79,126.49,126.11,118.99,117.14,109.68,30.76,24.82,18.89;MS(ESI) m/z 477[C
29H
28N
6O+H]
+
【0564】
実施例72:4‐(6‐(3‐クロロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0565】
【化123】
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【0566】
工程1:DMF(4mL)および水(1mL)の混合物中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(100mg、0.39mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(108mg、0.78mmol)、Pd(dppf)Cl
2(57mg、0.08mmol)、および4‐ボロノ‐2‐クロロ安息香酸(78mg、0.39mmol)を室温で順に添加した。この反応混合物を、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、粗2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸を黒色固体として得た。MS(ESI) m/z 375[C
20H
11ClN
4O
2+H]
+
【0567】
工程2:DMF(5mL)中の2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸の溶液へ、HATU(223mg、0.59mmol)、N‐メチルモルホリン(80mg、0.78mmol)、および1‐メチルピペラジン(78mg、0.78mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、水相を、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/HCOOH 0.01%)により精製して、4‐(6‐(3‐クロロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(50mg、28%、AUC HPLC 95%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.06−7.97(m,3H),7.96−7.85(m,3H),7.64(d,J=9.5Hz,1H),7.58(d,J=8.4Hz,2H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),3.97(s,2H),3.48(s,2H),2.93(s,2H),2.85(s,2H),2.60(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ168.03,151.17,141.47,138.71,137.81,135.52,133.65,132.25,130.16,130.01,129.61,128.93,128.01,127.73,127.23,127.17,127.11,119.65,117.95,111.78,55.23,54.75,48.42,46.57,45.08,41.43,30.75;MS(ESI) m/z 457[C
25H
21ClN
6O+H]
+
【0568】
実施例73:4‐(6‐(3‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0569】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
工程1:DMF(4mL)および水(1mL)の混合物中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(100mg、0.39mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、室温にて、K
2CO
3(108mg、0.78mmol)、Pd(dppf)Cl
2(57mg、0.08mmol)、および4‐ボロノ‐2‐フルオロ安息香酸(72mg、0.39mmol)を順に添加した。この反応混合物を、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈した。水相をDCM(3×10mL)で抽出し、1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、粗4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸を黒色固体として得た。MS(ESI) m/z 359[C
20H
11FN
4O
2+H]
+
【0571】
工程2:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸(約0.39mmol)の溶液へ、HATU(223mg、0.59mmol)、N‐メチルモルホリン(80mg、0.78mmol)、および1‐メチルピペラジン(78mg、0.78mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(3‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(35mg、20%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.07−8.33(m,3H),8.02(d,J=9.0Hz,1H),7.87(d,J=7.6Hz,1H),7.63−7.82(m,4H),7.58(t,J=7.2Hz,1H),3.99(bs,2H),3.61(bs,2H),3.03(bs,2H),2.93(bs,2H),2.67(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ167.15,166.38,161.13,158.67,151.44,141.60,140.24,140.16,135.51,133.56,135.51,133.80,133.56,131.29,131.19,130.15,127.97,127.44,127.15,126.08,125.90,124.73,124.70,119.67,118.14,115.68,115.45,111.89,55.11,54.66,46.59,44.77,41.44;MS(ESI) m/z 441[C
25H
21FN
6O+H]
+
【0572】
実施例74:4‐(6‐(3‐メチル‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0573】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
工程1:DMF(4mL)および水(1mL)の混合物中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg、0.67mmol)の溶液へ、窒素ブランケット下、K
2CO
3(185mg、1.34mmol)、Pd(dppf)Cl
2(98mg、0.13mmol)、および4‐ボロノ‐2‐メチル安息香酸(131mg、0.73mmol)を順に添加した。この反応混合物を、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮することで、粗4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸が黒色固体として得られ(271mg)、これをさらなる精製を行わずに次の工程へと進めて用いた。MS(ESI) m/z 355[C
21H
14FN
4O
2+H]
+
【0575】
工程2:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸(90mg、粗)の溶液へ、HATU(142mg、0.38mmol)、N‐メチルモルホリン(52mg、0.50mmol)、および1‐メチルピペラジン(51mg、0.50mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(3‐メチル‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを褐色固体として得た(30mg、28%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.12(s,1H),8.02(d,J=9.5Hz,1H),7.91−7.82(m,2H),7.75(d,J=9.5Hz,3H),7.70(d,J=8.4Hz,2H),7.39(d,J=7.9Hz,1H),4.09−3.85(m,2H),3.48(s,2H),2.95(s,2H),2.79(s,2H),2.60(s,3H),2.41(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ169.86,165.89,151.43,140.16,136.98,135.48,133.71,132.62,132.10,128.96,126.58,126.51,126.08,125.48,124.59,118.29,117.07,110.36,53.90,53.46,45.20,43.59,39.84,17.97;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0576】
実施例75:4‐(6‐(3‐イソプロポキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0577】
【化126】
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【0578】
DMF(4mL)および水(1mL)の混合物中の4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(100mg、0.39mmol)の溶液へ、窒素ブランケット下、K
2CO
3(108mg、0.78mmol)、Pd(dppf)Cl
2(57mg、0.08mmol)、および(2‐イソプロポキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(200mg、0.39mmol)を順に添加した。この反応混合物を、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(3‐イソプロポキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(74mg、40%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ ppm 8.00−8.14(m,3H),7.95(d,J=8.16Hz,1H)7.66−7.74(m,1H),7.51−7.60(m,4H),7.40(d,J=6.90Hz,1H),4.69−4.82(m,1H)3.82−4.20(m,2H),3.57(s,2H),2.90−3.18(m,4H),2.74(s,3H),1.31−1.49(m,6H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ ppm 169.42,155.57,152.50,138.95,135.28,133.94,130.30,129.05,128.73,127.23,126.91,120.88,119.67,118.36,112.90,111.70,72.498,55.09,55.092,54.63,48.42,46.06,44.56,40.80,22.52,22.36;MS(ESI) m/z 481[C
28H
28N
6O
2+H]
+
【0579】
実施例76:4‐(6‐(3‐イソプロポキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0580】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0581】
三臭化ホウ素(195mg、0.78mmol)を、DCM(10mL)中の4‐(6‐(3‐イソプロポキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(237mg、0.49mmol)の溶液へ、−78℃でゆっくり添加し、次にこの反応混合物を、室温で6時間撹
拌した。反応混合物にMeOHを添加することで反応停止し、真空濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(3‐イソプロポキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(18mg、11%、AUC HPLC 95%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ ppm 8.29(d,J=8.0Hz,3H),8.19(s,1H),8.00−8.12(m,1H),7.70−7.82(m,3H),7.49−7.63(m,2H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),3.48−4.11(m,4H),3.01(s,4H),2.64−2.74(m,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ ppm 169.82,167.16,155.65,152.74,141.68,139.22,135.16,134.13,133.71,133.58,130.52,128.06,127.66,126.91,126.42,125.79,119.83,119.72,118.45,115.15,111.86,54.97,44.70,40.47;MS(ESI) m/z 439[C
25H
22N
6O
2+H]
+
【0582】
実施例77:4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0583】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
工程1:DMF(20mL)中の4‐ブロモ‐2‐メトキシ安息香酸(2g、8.66mmol)の溶液へ、HATU(4.94g、12.99mmol)、N‐メチルモルホリン(1.75g、17.32mmol)、およびモルホリン(0.83g、0.95mmol)を添加した。この反応混合物を、0℃から室温まで、16時間撹拌し、次にH
2O(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐ブロモ‐2‐メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノンを得た(1.4g、54%)。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)7.07−7.04(m,2H),6.99(s,1H),3.78(s,3H),3.74−3.71(bs,4H),3.69−3.52(bs,2H),3.19−3.66(bs,2H);MS(ESI) m/z 301[C
12H
14BrNO
3+H]
+
【0585】
工程2:1,4‐ジオキサン(18mL)中の(4‐ブロモ‐2‐メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(1.19g、3.96mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.07g、402mmol)、KOAc(1.16g、11.89mmol)の混合物へ、PdCl
2dppf(87.08mg、0.12mmol)、dppf(65
.97mg,0.12mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、(2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンが褐色液体として得られ(1.23g、90%)、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。直接質量分析により、所望されるm/z 345が示された。
【0586】
工程3:1,4‐ジオキサン(18mL)および水(3mL)中の(2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン 2(1.23g、3.54mmol)、6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(0.43g、2.84mmol)、K
3PO
4(1.5g、7.08mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(204mg、0.17mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、(4‐(イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノンを薄黄色固体として得た(0.7g、58.8%、LC‐MS 85%)。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)8.04(d,J=6.8Hz,2H),7.82(s,1H),7.59(s,1H),7.49−7.40(m,3H),3.98(s,3H),3.87−3.65(m,4H),3.61−3.33(m,2H),3.29(bs,2H);MS(ESI) m/z 339.14[C
18H
18N
4O
3+H]
+
【0587】
工程4:ACN(10mL)中の(4‐(イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(0.66g、1.95mmol)の溶液へ、NIS(0.52g、2.34mmol)を添加し、70℃で3時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノンを緑色固体として得た(0.88g、97%、LC‐MS 65%)。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)7.99(d,J=9.2Hz,1H),7.88(s,1H),7.71(s,1H),7.60(d,J=7.6Hz,1H),7.54(d,J=9.2Hz,1H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),3.99(s,3H),3.83−3.80(m,4H),3.61−3.59(m,2H),3.39−3.33(m,2H);MS(ESI) m/z 465[C
18H
17N
4O
3+H]
+
【0588】
工程5:1,4‐ジオキサン(14mL)および水(2mL)中の(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メトキシフェニル)(モルホリノ)メタノン(0.86g、1.85mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(0.33g、2.22mmol)、K
3PO
4(0.78g、3.7mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(106.8mg、0.09mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄黄色固体として得た(0.35g、43.2%、LC‐MS 99%)。
【0589】
工程6:0℃に冷却したCH
2Cl
2(10mL)中の4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(0.25g、0.57mmol)の溶液へ、BBr
3(2mL)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(10mL)を滴下することで反応停止し、CH
2Cl
2(3×30mL)で抽出した。有機層を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
MeOH/CHCl
3 3:97)により、続いて分取用TLCにより精製して、4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを淡黄色固体として得た(80mg、33%、AUC HPLC 98.2%)、融点:149−153℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)9.86(s,1H),8.39(d,J=8.4Hz,2H),8.14(d,J=9.2Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,2H),7.61(t,J=10Hz,2H),7.52(d,J=8.0,1H),7.42(d,J=8.2Hz,1H),3.81(bs,8H);MS(ESI) m/z 426[C
24H
19N
5O
3+H]
+
【0590】
実施例78:4‐(6‐(2‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0591】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
DMF(10mL)中の(4‐ブロモ‐3‐メトキシフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(312mg、1.00mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’‐オクタメチル‐2,2’‐ビ1,3,2‐ジオキサボロラン)(280mg、1.10mmol)、KOAc(295mg、3.00mmol)、およびPdCl
2dppf(22mg、0.03mmol)を添加した。得られた混合物を、100℃で2時間撹拌し、その後、この反応混合物を、DMF(8mL)および水(2mL)で希釈し、その後、4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(100mg、0.39mmol)、K
2CO
3(108mg、0.78mmol)、および追加のPdCl
2dppf(57mg、0.08mmol)を添加した。こうして得られた反応混合物を、3時間加熱して還流し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(2‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(30mg、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ ppm 8.33(s,1H),8.27(d,J=8.2Hz,2H),8.18(s,1H),8.01(d,J=9.5Hz,1H),7.66−7.78(m,4H),7.16(d,J=7.7Hz,1H),3.65−4.00(m,7H),2.83−3.01(m,4H),2.57−2.67(m,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ ppm 171.45,167.58,159.10,152.89,141.44,139.44,134.71,134.21,133.41,132.29,130.47,129.04,127.95,127.76,127.58,125.35,122.63,120.58,119.73,11
1.91,111.69,56.66,54.99,444.92;MS(ESI) m/z 453[C
26H
24N
6O
2+H]
+
【0593】
実施例79:4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)‐3‐ニトロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0594】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
工程1:DMF(6mL)中の2‐ニトロ‐4‐ブロモ安息香酸(9.3mmol)の溶液へ、NMM(1.87g、18.6mmol)を添加し、続いてHATU(5.3g、13.95mmol)を添加し、この混合物を、室温で30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(1.39g、13.95mmol)を添加し、室温でさらに16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、((4‐ブロモ‐2‐メチルフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを褐色固体として得た(1.9g、70%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ8.4(s,1H),8.01(d,J=6.2Hz,1H),7.4(d,J=8.3Hz,1H)3.8(bs,2H),2.3−2.5(s,7H)
【0596】
工程2:DMF(10mL)中の(4‐ブロモ‐2‐ニトロフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン 6(328mg、1.00mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’‐オクタメチル‐2,2’‐ビ1,3,2‐ジオキサボロラン)(280mg、1.10mmol)、KOAc(295mg、3.00mmol)、およびPdCl
2dppf(22mg、0.03mmol)を添加した。得られた混合物を、100℃で2時間撹拌し、その後、これをDMF(8mL)および水(2mL)で希釈し、その後、4‐(6‐クロロイミダゾ[1,2‐a]ピラジン‐3‐イル)ベンゾニトリル 3(200mg、0.78mmol)、K
2CO
3(217mg、1.58mmol)、および追加のPdCl
2dppf(114mg、0.08mmol)を添加した。こうして得られた反応混合物を、3時間加熱して還流し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)‐3‐ニトロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(129mg、2工程を通して36%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)8.94(d,J=1.6Hz,1H),8.56(dd,J=8.0,1.63Hz,1H),8.43(d,J=8.5Hz,2H),8.36(s,1H),8.28(d,J=9.5Hz,1H),8.02(d,J=9.5Hz,1H),7.89(d,J=8.5Hz,2H),7.72(d,J=7.9Hz,1H),3.71−4.05(m,2H),3.41(s,2H),2.70(t,J=5.0Hz,2H),2.53(s,2H),2.42(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δppm168.22,151.26,147.63,141.86,139.15,135.75,134.46,134.18,133.78,130.40,128.68,128.24,127.63,124.68,119.67,118.41,112.39,55.35,54.99,47.6
1,45.88,42.47;MS(ESI) m/z 468[C
25H
21N
7O
3+H]
+
【0597】
実施例80:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【0598】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
工程1:DMF(15mL)中の4‐ブロモ‐2‐ニトロ安息香酸(2.5g、10.16mmol)の溶液へ、HATU(5.79g、15.24mmol)、N‐メチルモルホリン(2.05g、20.32mmol)、およびモルホリン(0.97g、11.18mmol)を添加した。この反応混合物を、0℃から室温まで16時間撹拌し、次にこれをH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐ブロモ‐2‐ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノンを得た(4.2g、91.8%、LC‐MS 69.8%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm)8.40(s,1H),8.08(d,J=8.4Hz,1H),7.54(d,J=8.0Hz,1H),3.67−3.51(m,4H),3.51(bs,2H),3.21(bs,2H);MS(ESI) m/z 316[C
11H
11BrN
2O
4+H]
+
【0600】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
工程2:1,4‐ジオキサン(15mL)中の6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(1.5g、9.76mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.65g、10.45mmol)、KOAc(2.87g、29.29mmol)の混合物へ、PdCl
2dppf(214mg、0.29mmol)およびdppf(162.4mg、0.29mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジンが褐色液体として得られ(2.15g、90%)、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。MS(ES
I) m/z 246[C
12H
16BN
3O
2+H]
+
【0602】
工程3:1,4‐ジオキサン(30mL)および水(4mL)中の(4‐ブロモ‐2‐ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノン(2g、7.32mmol)、6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(2.15g、8.78mmol)、K
3PO
4(3.1g、14.64mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(423mg、0.36mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、(4‐(イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノンを薄黄色固体として得た(1.25g、55.8%、LC‐MS 96.5%)。
1H NMR:(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm)8.84(s,1H),8.54(d,J=6.0Hz,1H),8.46(s,1H),8.32(d,J=9.6Hz,1H),7.98(d,J=9.6Hz,1H),7.89(s,1H),7.77(d,J=8.0Hz,1H),3.7(bs,4H),3.55(bs,2H),3.17(bs,2H);MS(ESI) m/z 354[C
17H
15N
5O
4+H]
+
【0603】
工程4:ACN(18mL)中の(4‐(イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノン(1.24g、3.51mmol)の溶液へ、N‐ヨードスクシンイミド(0.95g、4.2mmol)を添加した。この反応混合物を、80℃で2時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノンを緑色固体として得た(1.7g、94%、LC‐MS 93.3%)。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)8.84(s,1H),8.45(d,J=8.0Hz,1H),8.08(d,J=9.6Hz,2H),7.94(s,1H),7.59(d,J=8.0Hz,1H),3.85−3.66(m,6H),3.29(bs,2H);MS(ESI) m/z 480[C
17H
14N
5O
4+H]
+
【0604】
工程5:1,4‐ジオキサン(18mL)および水(2.5mL)中の(4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノン(1.7g、3.54mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(0.62g、4.25mmol)、K
3PO
4(1.5g、7.08mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(204mg、0.17mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)‐3‐ニトロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄黄色固体として得た(1.1g、68.7%、LC‐MS 91%)。
1H
NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)8.80(s,1H),8.67(d,J=8.0Hz,1H),8.55−8.23(m,4H),7.83(d,J=8.4Hz,2H),7.67(d,J=9.6Hz,1H),7.61(d,J=8.0,1H),3.86−3.67(m,4H),3.66(bs,2H),3.31(t,J=4.4Hz,2H);MS(ESI) m/z 455[C
24H
18N
6O
4+H]
+
【0605】
工程6:エタノール(10mL)中の4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)‐3‐ニトロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(0.6g、1.32mmol)の溶液へ、SnCl
2・2H
2O(0.89g、3.96mmol)および濃HCl(1mL)を添加した。この反応混合物を、90℃で3時間撹拌した。溶媒を減圧蒸発させ、飽和NaHCO
3水溶液で塩基性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(250mg、45%、LC‐MS 77%)。
【0606】
工程7:ジクロロメタン(10mL)中の4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(0.24g、0.56mmol)の溶液へ、TEA(0.15mL、1.13mmol)および塩化アセチル(0.06mL、0.85mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、H
2O(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で塩基性化し、CHCl
3(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を減圧濃縮して、粗化合物を得た。粗化合物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 97:3)により精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)アセタミドを淡黄色固体として得た(100mg、38%、AUC HPLC 98.09%)、融点:226−229℃。NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)9.12(d,J=11.6Hz,2H),8.39(d,J=8.4Hz,2H),8.22(s,1H),8.14(d,J=9.1Hz,1H),7.84(d,J=8.0Hz,2H),7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.66(d,J=9.2Hz,1H),7.39(d,J=7.6Hz,1H),3.76(bs,8H),2.26(s,3H);MS(ESI) m/z 467[C
26H
22N
6O
3+H]
+
【0607】
実施例81:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【0608】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0609】
工程1:1,4‐ジオキサン(40mL)中の2‐アミノ‐4‐ブロモ安息香酸(4g
、18.51mmol)の溶液へ、1,4‐ジオキサン中のビス(トリクロロメチル)カーボネート(1.81g、6.11mmol)を、0℃で滴下した。この反応混合物を、110℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧蒸発させ、n‐ヘキサンで洗浄して、7‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d][1,3]オキサジン‐2,4‐ジオンを得た(4.3g、95.8% LC‐MS 97%)。
1H NMR:(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm)11.8(s,1H),7.80(d,J=8.4Hz,1H),7.40(d,J=8.4Hz,2H);MS(ESI) m/z 243.02[C
8H
4BrNO
3+H]
+
【0610】
工程2:乾燥DMF(10mL)中の7‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d][1,3]オキサジン‐2,4‐ジオン(1g、4.13mmol)、N,N‐ジメチルピペリジン‐4‐アミン(0.58g、4.54mmol)の溶液へ、DMAP(50.4mg、0.41mmol)を室温で添加した。この反応混合物を、16時間撹拌し、次にH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(2‐アミノ‐4‐ブロモフェニル)(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル)メタノンを得た(0.97g、72.4%、LC‐MS 99.5%)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm)6.92(d,J=8.0Hz,1H),6.88(s,1H),6.83(d,J=6.8Hz,1H),4.4(s,2H),2.96(bs,2H),2.39−2.37(m,1H),2.36(s,6H),1.89(d,J=11.6Hz,2H),1.49−1.41(m,2H);MS(ESI) m/z 327[C
14H
20BrN
3O+H]
+.
【0611】
工程3:ジクロロメタン(10mL)中の(2‐アミノ‐4‐ブロモフェニル)(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル)メタノン(0.5g、1.53mmol)の溶液へ、トリエチルアミン(0.63mL、4.59mmol)および塩化アセチル(0.16mL、2.29mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で3時間撹拌した。この反応混合物を、H
2O(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で塩基性化し、CHCl
3(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を減圧濃縮して、N‐(5‐ブロモ‐2‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミドを得た(0.6g、88.23%、LC‐MS 83%)。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)9.01(s,1H),8.53(s,1H),7.42(d,J=8.4Hz,1H),7.06(d,J=7.6Hz,1H),4.6(bs,1H),2.95(bs,3H),2.41(m,1H),2.32(s,6H),2.08(s,3H),1.95(bs,2H),1.52(bs,2H);MS(ESI) m/z 369.07[C
16H
22BrN
3O
2+H]
+
【0612】
工程4:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のN‐(5‐ブロモ‐2‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミド(0.52g、1.42mmol)、6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(416.3mg、1.69mmol)、K
3PO
4(602mg、2.84mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(82mg、0.07mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で6時間加熱した。この反応混合物を、セライト層を通してろ過し、CHCl
3中の10% MeOHで洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH/NH
3 90:10:1)により精製して、N‐(2‐((4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル]カルボニル)‐5‐(イミダゾ(1,2‐a)ピリダジン‐6‐イル)フェニル)アセタミドを薄黄色固体として得た(0.5g、70%、LC‐MS 81%)。NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)9.07(s,1H),8.91(s,1
H),8.02(d,J=8.8Hz,2H),7.76(s,1H),7.75(d,J=6.4Hz,1H),7.42(d,J=1.6Hz,1H),4.75(bs,1H),3.95(bs,1H),3.15−2.95(m,2H),2.41(m,1H),2.25(s,6H),2.19(s,3H),1.98(bs,1H),1.75(bs,2H),1.25(s,3H);MS(ESI) m/z 406.16[C
23H
27N
5O
2+H]
+
【0613】
工程5:ACN(10mL)中のN‐(2‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)‐5‐(イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)アセタミド(0.49g、1.21mmol)の溶液へ、N‐ヨードスクシンイミド(0.32g、1.45mmol)を添加し、80℃で3時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、N‐(2‐((4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル)カルボニル)‐5‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)アセタミドを緑色固体として得た(0.3g、46.7%)。この粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
【0614】
工程6:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のN‐(2‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)‐5‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)アセタミド(0.3g、0.56mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(99.4mg、0.67mmol)、K
3PO
4(237mg、101mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(32.3mg、0.03mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、セライトを通してろ過し、CHCl
3中の10% MeOHで洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLCにより精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミドを黄色固体として得た(50mg、17.4%、LC‐MS 95%)。融点:141−146℃。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)9.13(s,1H),9.08(s,1H),8.39(d,J=8.4Hz,2H),8.22(s,1H),8.13(d,J=9.2Hz,1H),7.85(d,J=8.4Hz,2H),7.75(d,J=7.6,1H),6.67(d,J=9.6Hz,1H),7.40(d,J=8.4Hz,1H),4.75(bs,1H),3.95(bs,1H),3.15−2.95(m,2H),2.41(m,1H),2.3(s,6H),2.21(s,3H),1.95(bs,2H),1.65(bs,2H);MS(ESI) m/z 508.16[C
29H
29N
7O
2+H]
+
【0615】
実施例82:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0616】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
工程1:1,4‐ジオキサン(4.5mL)中の3‐ブロモ‐6‐クロロイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(500mg、2.15mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、N
a
2CO
3水溶液(3.76mL、2M)、4‐クロロフェニルボロン酸(336mg、2.15mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(124mg、0.108mmol)を添加した。得られた混合物を、18時間加熱して還流し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、6‐クロロ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジンを黄色固体として得た(243mg、43%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.06(s,1H),8.01−7.96(m,3H),7.50−7.47(m,2H),7.11(d,J=12Hz,1H);MS(ESI) m/z 264[C
12H
7C
l2N
3+H]
+
【0618】
工程2:トルエン(3mL)およびエタノール(1.5mL)中の6‐クロロ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(200mg、0.757mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、K
2CO
3(335mg、2.4mmol)、4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニルボロン酸塩酸塩(259mg、0.909mmol)、およびPd(PPh
3)
4(88mg、0.076mmol)を添加した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、140℃で15分間加熱し、次に減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(41mg、17%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.19(d,J=9.5Hz,1H),8.11−8.06(m,5H),7.62−7.58(m,3H),7.54−7.51(m,2H),3.94−3.67(m,4H),2.72−2.66(m,4H),2.49(s,3H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.59,165.33,150.94,139.36,137.12,136.71,133.88,132.95,129.00,128.02,127.98,127.90,127.36,126.89,126.24,115.76,54.12,44.83;MS(ESI) m/z 432[C
24H
22ClN
5O+H]
+
【0619】
実施例83:(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メチルフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0620】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
工程1:DMF(4mL)および水(1mL)の混合物中の6‐クロロ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン(308mg、1.00mmol)の溶液へ、K
2CO
3(138mg、1.00mmol)、Pd(dppf)Cl
2(146mg、0.20mmol)、および4‐ボロノ‐2‐メチル安息香酸(198mg、1.10mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、80℃で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮して、4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸を
黒色固体として得た(724mg)。MS(ESI) m/z 364[C
20H
14ClN
3O
2+H]
+
【0622】
工程2:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メチル安息香酸(363mg、約1.00mmol)の溶液へ、HATU(1.14g、3.00mmol)、N‐メチルモルホリン(400mg、4.00mmol)、および1‐メチルピペラジン(200mg、2.00mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)‐2‐メチルフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(24mg、5%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.05−7.93(m,4H),7.89−7.82(m,2H),7.67(d,J=9.5Hz,1H),7.39(d,J=8.6Hz,3H),4.18−3.83(m,2H),3.50(s,2H),3.08(s,2H),2.91(s,2H),2.70(s,3H),2.39(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.40,166.86,152.68,140.84,138.16,137.71,136.82,134.77,133.56,130.39,129.87,129.14,128.97,128.33,127.93,126.71,126.03,117.84,55.26,54.85,46.54,44.94,41.19,19.34;MS(ESI) m/z 446[C
25H
24ClN
6O+H]
+
【0623】
実施例84:(4‐(3‐(1H‐インドール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0624】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
工程1:DMF(1.5mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.314mmol)の溶液へ、HATU(179mg、0.471mmol)およびN‐メチルモルホリン(138μL、1.257mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて1‐メチルピペラジン(70μL、0.628mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次にH
2O(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、生成物を黄色固体として得た(127mg、99%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.09(d,J=8.0Hz,2H),8.02(d,J=9.2Hz,1H),7.81(s,1H),7.59−7.54(m,3H),3.84(bs,2H),3.49(bs,3H),2.50−2.34(m,6H);MS(ESI) m/z 400[C
18H
18BrN
5O+H]
+
【0626】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
工程2:(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(100mg、0.250mmol)、1H‐インドール‐5‐イルボロン酸(48mg、0.300mmol)、Pd(PPh
3)
4(29mg、0.025mmol)、およびCs
2CO
3(163mg、0.50mmol)を、ジオキサン(2.0mL)および水(0.5mL)に溶解した。得られた混合物を、マイクロ波反応器中、110℃で30分間加熱し、次に、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、セライトを通してろ過し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、(4‐(3‐(1H‐インドール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(51mg、47%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.45(s,1H),8.32(bs,1H),8.10−8.07(m,4H),7.91(d,J=8.4Hz,1H),7.57−7.50(m,4H),7.29(t,J=2.8Hz,1H),6.67(s,1H),3.83(bs,2H),3.49(bs,2H),2.50−2.33(m,7H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3):169.67,150.44,138.93,137.35,137.10,135.61,133.08,130.37,128.11,127.80,127.27,126.09,125.00,121.77,120.35,119.87,114.56,111.32,103.30,46.06;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0628】
実施例85:5‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オン
【0629】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(100mg、0.250mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(78mg、0.300mmol)、Pd(PPh
3)
4(29mg、0.025mmol)、およびCs
2CO
3(163mg、0.500mmol)を、ジオキサン
(2.0mL)および水(0.5mL)に溶解した。この反応混合物を、マイクロ波反応器中、110℃で30分間加熱し、次に、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、セライトを通してろ過し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、5‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オンを黄色固体として得た(33mg、29%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.12(d,J=9.2Hz,1H),8.06−8.04(m,4H),7.99(s,1H),7.60(d,J=8.4Hz,3H),7.55(d,J=9.6Hz,1H),7.04(d,J=8.0Hz,1H),3.85(bs,2H),3.68(s,2H),3.52(bs,2H),2.53−2.36(m,7H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ176.79,169.52,150.82,142.26,139.19,137.34,137.08,132.93,128.78,127.89,127.25,127.00,126.29,125.78,123.54,123.03,115.13,109.71,46.04,36.22;MS(ESI) m/z 453[C
26H
24N
6O
2+H]
+
【0631】
実施例86:(4‐(3‐(1H‐インダゾール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0632】
【化139】
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【0633】
(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(100mg、0.250mmol)、1H‐インダゾール‐5‐イルボロン酸(49mg、0.300mmol)、Pd(PPh
3)
4(29mg、0.025mmol)、およびCs
2CO
3(163mg、0.500mmol)を、ジオキサン(2.0mL)および水(0.5mL)に溶解した。この反応混合物を、マイクロ波反応器中、110℃で30分間加熱し、次にこれを、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、セライトを通してろ過し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、(4‐(3‐(1H‐インダゾール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(21mg、19%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.62(s,1H),δ8.20(s,1H),8.13−8.05(m,5H),7.66(d,J=8.8Hz,1H),7.59−7.53(m,3H),3.84(bs,2H),3.50(bs,2H),2.51−2.34(m,7H);MS(ESI) m/z 438[C
25H
23N
7O+H]
+
【0634】
実施例87:(4‐(3‐(1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタ
ノン
【0635】
【化140】
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【0636】
(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(50mg、0.125mmol)、1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐5‐イルボロン酸(22mg、0.137mmol)、およびPd(PPh
3)
4(22mg、0.019mmol)を、ジオキサン(0.6mL)に溶解し、飽和NaHCO
3溶液(0.6mL)を添加した。この反応混合物を、マイクロ波反応器中、150℃で10分間加熱し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、セライトでろ過し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、(4‐(3‐(1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(15mg、27%、AUC HPLC 95%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.55(s,1H),8.18−8.15(m,2H),8.12(t,J=4.8Hz,2H),8.03(d,J=8.0Hz,2H),7.95−7.92(m,1H),7.82−7.80(m,1H),7.56−7.49(m,3H),3.89(bs,2H),3.55(bs,2H),2.60−2.50(m,4H),2.39(s,3H);MS(ESI) m/z 438[C
25H
23N
7O+H]
+
【0637】
実施例88 (4‐(3‐(1H‐ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0638】
【化141】
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【0639】
1,4‐ジオキサン(0.65mL)中の(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(53mg、0.132mmol)、1H‐ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール‐5‐イルボロン酸(24mg、0.146mmol)、およびテトラキス(23mg、0.020mmol)、ならびに飽和NaHCO
3溶液(0.65mL)の混合物を、マイクロ波反応器中、150℃で10分間加熱し、次にこれを、H
2O(25mL)で希釈し、Et
OAc(3×25mL)で洗浄した。粗生成物が水層中に残ったので、これを減圧濃縮し、メタノールに溶解し、セライトでろ過し、ろ液を減圧濃縮した。次に、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、(4‐(3‐(1H‐ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た(13mg、23%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.91(s,1H),8.21−8.14(m,3H),8.06−8.03(m,4H),7.61(d,J=8.4Hz,2H),7.55(d,J=8.8Hz,1H),3.95(bs,2H),3.63(bs,2H),2.68−2.60(m,4H),2.43(s,3H);MS(ESI) m/z 439[C
24H
22N
8O+H]
+
【0640】
実施例89:5‐(6‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オン
【0641】
【化142】
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【0642】
工程1:DMF(3.0mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.589mmol)の溶液へ、HATU(336mg、0.884mmol)およびN‐メチルモルホリン(259μL、2.357mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて1‐メチル‐4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン(162mg、0.884mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH/NH
4OH 94:5:1)により精製して、薄黄色固体を得た(128mg、45%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.25(d,J=8.4Hz,2H),8.14(d,J=9.6Hz,1H),7.92(d,J=9.6Hz,1H),7.86(s,1H),7.63(d,J=8.4Hz,2H),4.73(bs,1H),4.58(bs,1H),3.85(bs,1H),3.15(bs,1H),2.93(bs,1H),2.68−2.57(m,8H),2.32(s,3H),2.09−1.92(m,2H),1.51(bs,2H);MS(ESI) m/z 483[C
23H
27BrN
6O+H]
+
【0643】
工程2:(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐イル)メタノン(125mg、0.258mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(81mg、0.310mmol)、Pd(PPh
3)
4(30mg、0.026mmol)、およびCs
2CO
3(169mg、0.517mmol)を、ジオキサン(2.0mL)および水(0.5mL)に溶解した。この反応混合物を、マイクロ波反応器中、110℃で30分間加熱し、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で洗浄した。水層を減圧濃縮した。粗残渣を、
ジクロロメタンに溶解し、セライトのパッドを通してろ過した。ろ液を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、5‐(6‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オンを黄色固体として得た(15mg、11%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.21(d,J=8.4Hz,2H),8.16(d,J=9.6Hz,1H),8.10−8.07(m,3H),7.86(d,J=9.6Hz,1H),7.63(d,J=8.4Hz,2H),7.08(d,J=8.0Hz,1H),4.69−4.58(m,2H),3.86(bs,1H),3.32−3.20(m,3H),2.94−2.62(m,9H),2.45(s,3H),2.05−1.89(m,2H),1.55(bs,2H);MS(ESI) m/z 536[C
31H
33N
7O
2+H]
+
【0644】
実施例90:5‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オン
【0645】
【化143】
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【0646】
工程1:tert‐ブチル9‐(4‐(3‐(2‐オキソインドリン‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレートを、4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸およびtert‐ブチル1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレートを出発物質として用いて、一般手順Aに従って作製した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc/ヘキサン 60:40)により精製して、薄黄色固体を得た(330mg)。MS(ESI) m/z 554[C
27H
32BrN
5O
3+H]
+
【0647】
工程2:tert‐ブチル9‐(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレート(340mg、0.521mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(162mg、0.625mmol)、Pd(PPh
3)
4(60mg、0.052mmol)、およびCs
2CO
3(340mg、1.042mmol)を、ジオキサン(4.0mL)および水(1.0mL)に溶解した。この反応混合物を、マイクロ波反応器中、110℃で30分間加熱し、次にこれを、H
2O(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、セライトでろ過し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、黄色固体を得た(144mg)。MS(ESI)
m/z 607[C
35H
38N
6O
4+H]
+
【0648】
工程3:DCM(3.0mL)中のtert‐ブチル9‐(4‐(3‐(2‐オキソイ
ンドリン‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレート(142mg、0.234mmol)の溶液へ、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で30分間撹拌し、次にこれを、NaHCO
3で中和し、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で洗浄した。粗生成物が水層中に残ったので、これを減圧濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタンに溶解し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、5‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オンを黄色固体として得た(85mg、79%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.23(d,J=8.4Hz,2H),8.17(d,J=9.6Hz,1H),8.09−8.06(m,3H),7.86(d,J=9.6Hz,1H),7.64(d,J=8.4Hz,2H),7.08(d,J=8.0Hz,1H),4.57−4.38(m,2H),3.73−3.44(m.,4H),3.23(bs,2H),2.15−1.79(m,10H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ179.83,171.80,152.36,144.81,140.39,138.61,138.07,132.82,130.46,128.81,128.58,128.01,127.56,126.70,124.44,123.70,117.22,110.84,56.81,40.76,30.79,23.56,18.69;MS(ESI) m/z 507[C
30H
30N
6O
2+H]
+
【0649】
実施例91:5‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)イソインドリン‐1‐オン
【0650】
【化144】
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【0651】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.63mmol)の溶液へ、HATU(479mg、1.26mmol)、N‐メチルモルホリン(191mg、1.89mmol)、およびN,N‐ジメチルピペリジン‐4‐アミン(242mg、1.89mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 428[C
20H
22BrN
5O+H]
+
【0652】
工程2:DMF(4mL)および水(0.8mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.63mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Cs
2CO
3(411mg、1.26mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(245mg、0.945mmol)
、およびPd(dppf)
2Cl
2(92mg、0.126mmol)を添加した。得られた混合物を、18時間、撹拌して90℃に加熱し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×40mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、5‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)イソインドリン‐1‐オンを黄色固体として得た(66mg、22%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ10.56(s,1H),8.30−8.02(m,6H),7,88−7.86(m,1H),7.60−7.58(m,2H),7.02−7.00(m,1H),4.47(bs,1H),3.62(bs,3H),3.06(bs,1H),2.83(bs,1H),2.35(bs,1H),2.18(s,6H),1.84−1.71(m,2H),1.37(bs,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ176.28,168.12,150.21,143.46,138.61,137.72,135.92,132.61,128.02,127.43,126.97,126.28,126.24,125.99,122.76,121.43,115.21,109.19,61.09,54.80,41.32,35.81;MS(ESI) m/z 481[C
28H
28N
6O
2+H]
+
【0653】
実施例92:5‐(6‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オン
【0654】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.63mmol)の溶液へ、HATU(479mg、1.26mmol)、N‐メチルモルホリン(191mg、1.89mmol)、およびtert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボキシレート(352mg、1.89mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 486[C
22H
24BrN
5O
3+H]
+
【0656】
工程2:DMF(4mL)および水(0.8mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.63mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Cs
2CO
3(411mg、1.26mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(245mg、0.945mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(92mg、0.126mmol)を添加した。得ら
れた混合物を、18時間、撹拌して90℃に加熱し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×40mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(2‐オキソインドリン‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを得た。MS(ESI) m/z
539[C
30H
30N
6O
4+H]
+
【0657】
工程3:DCM(1mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(2‐オキソインドリン‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.63mmol)の溶液へ、TFA(1mL)を添加した。得られた混合物を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)および分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、5‐(6‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オンを黄色固体として得た(71mg、26%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ10.56(s,1H),8.29(d,J=9.6Hz,1H),8.19−8.17(m,3H),8.09(d,J=8.0Hz,1H),8.02(s,1H),7.87(d,J=9.5Hz,1H),7.58(d,J=7.7Hz,2H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),3.62−3.51(m,7H),2.75−2.69(m,4H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ176.29,168.24,150.21,143.46,138.61,137.56,135.92,132.60,128.02,127.60,126.97,126.28,126.24,126.00,122.76,121.43,115.20,109.20,54.79,45.71,35.81;MS(ESI) m/z 439[C
25H
22N
6O
2+H]
+
【0658】
実施例93:5‐(6‐(4‐(1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)イソインドリン‐1‐オン
【0659】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0660】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.63mmol)の溶液へ、HATU(479mg、1.26mmol)、N‐メチルモルホリン(191mg、1.89mmol)、およびtert‐ブチル1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレート(379mg、1.89mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレートを黄色固体として得
た。MS(ESI) m/z 500[C
23H
26BrN
5O
3+H]
+
【0661】
工程2:DMF(4mL)および水(0.8mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレート(0.63mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Cs
2CO
3(411mg、1.26mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(245mg、0.945mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(92mg、0.126mmol)を添加した。得られた混合物を、18時間、撹拌して90℃に加熱し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×40mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(2‐オキソインドリン‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレート 5を褐色固体として得た(310mg、48%)。MS(ESI) m/z 553[C
31H
32N
6O
4+H]
+
【0662】
工程3:DCM(1mL)およびTFA(1mL)の混合物中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(2‐オキソインドリン‐5‐イル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレート(0.63mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)および分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、5‐(6‐(4‐(1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)イソインドリン‐1‐オンを黄色固体として得た(46mg、16%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ10.55(s,1H),8.29(d,J=9.5Hz,1H),8.19−8.17(m,3H),8.09(d,J=8.2Hz,1H),8.03(s,1H),7.87(d,J=9.4Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,2H),7.01(d,J=8.2Hz,1H),3.68−3.62(m,4H),3.41−3.38(m,2H),3.17(d,J=5.2Hz,1H),2.91−2.85(m,1H),2.81−2.74(m,3H),1.78−1.72(m,1H),1.63−1.56(m,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)176.28,169.60,150.24,143.46,138.61,135.56,128.02,127.27,127.01,126.92,126.28,126.24,126.00,122.76,121.45,115.20,109.20,48.49,44.53,35.80;MS(ESI) m/z 453[C
26H
24N
6O
2+H]
+
【0663】
実施例94:5‐(6‐(4‐(4‐モルホリノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オン
【0664】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.63mmol)の溶液へ、HATU(479mg、1.26mmol)、N‐メチルモルホリン(191mg、1.89mmol)、および4‐(ピペリジン‐4‐イル)モルホリン(321mg、1.89mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐モルホリノピペリジン‐1‐イル)メタノンを黄色固体として得た。MS(ESI) m/z 470[C
22H
24BrN
5O
2+H]
+
【0666】
工程2:DMF(4mL)および水(0.8mL)中の(4‐(3‐ブロモイミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐6‐イル)フェニル)(4‐モルホリノピペリジン‐1‐イル)メタノン(0.63mmol)の溶液へ、不活性雰囲気下、Cs
2CO
3(411mg、1.26mmol)、5‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)インドリン‐2‐オン(245mg、0.945mmol)、およびPd(dppf)
2Cl
2(92mg、0.126mmol)を添加した。得られた混合物を、18時間、90℃に加熱し、次に水(20mL)で希釈し、DCM(3×40mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5から90:10)により精製して、5‐(6‐(4‐(4‐モルホリノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐b]ピリダジン‐3‐イル)インドリン‐2‐オンを黄色固体として得た(16.2mg、5%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ10.56(s,1H),8.29(d,J=9.5Hz,1H),8.19−8.17(m,3H),8.09(d,J=8.0Hz,1H),8.02(s,1H),7.88(d,J=9.6Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,2H),7.01(d,J=8.1Hz,1H),4.48−4.46(m,1H),3.62−3.56(m,7H),3.08(bs,1H),2.84(bs,1H),2.44−2.41(m,5H),1.91−1.76(m,2H),1.05−1.03(m,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ176.85,168.69,150.78,144.04,139.19,138.27,136.50,133.18,128.59,128.00,127.54,126.85,126.82,126.57,123.33,122.01,115.78,109.76,67.03,61.41,49.87,36.38;MS(ESI) m/z 523[C
30H
30N
6O
3+H]
+
【0667】
【化148】
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【0668】
中間体14:6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジンの合成
【0669】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0670】
工程1:DMF(100mL)および水(15mL)の混合物中の6‐ブロモ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン(21g、65.4mmol)、4‐クロロフェニルボロン酸(11.22g、71.9mmol)、K
3PO
4(27.7g、130.8mmol)の溶液へ、Pd(PPh
3)
4(3.77g、3.27mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で6時間加熱し、その後水(200mL)を添加した。析出物をろ過によって単離し、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジンを黄色がかった緑色固体として得た(10.6g、52%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.38(s,1H),7.69(s,1H),7.60(d,J=8.0Hz,2H),7.82(t,J=9.2Hz,1H),7.58(q,J=5.2Hz,4H),MS(ESI) m/z
309[C
13H
8BrN
2Cl+2H]
+
【0671】
工程2:4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(3.81g、19.67mmol)、K
3PO
4(6.95g、32.78mmol)、およびPd(PPh
3)
4(0.56g、0.49mmol)を、1,4‐ジオキサン(50mL)および水(5mL)の混合物中のエチル4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(5g、16.39mmol)の溶液へ、室温で順に添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、6時間還流し、水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc 1:1)により精製して、エチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートをオフホワイト色固体として得た(2.7mg、45%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9,21(s,1H),8.54(s,1H),8.16(d,J=8.4Hz,2H),7.85−7.44(m,9H),4.44(q,J=7.2Hz,2H),1.42(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 369[M+H]
+
【0672】
工程3:THF(40mL)中のエチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(2.7g、7.18mmol)の溶液へ、水(10mL)およびMeOH(10mL)中のLiOH(0.9g、21.54mmol)の溶液を添加した。この反応混合物を、室温で5時間撹拌し、減圧濃縮すること
で、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸がオフホワイト色固体として得られ、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.88(s,1H),8.13−8.03(m,6H),7.92−7.90(m,4H);MS(ESI) m/z 340[C
21H
13N
3O
2+H]
+
【0673】
実施例95:4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0674】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
DMF(11mL)および水(2mL)の混合物中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(210mg、0.9mmol)、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(388mg、1.17mmol)、NaHCO
3(228mg、2.71mmol)の溶液へ、(A‐Phos)
2PdCl
2(31mg、0.04mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で1時間加熱し、次に水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を、水および鹹水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を分取用TLCで精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを淡黄色固体として得た(130mg、45%、AUC HPLC 純度98.4%);融点 106−116℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.50(s,1H),7.85−7.79(m,4H),7.74(d,J=8.0Hz,2H),7.60−7.52(m,5H),3.83(bs,2H),3.50(bs,2H),2.51(bs,2H),2.37(bs,2H),2.34(s,3H).
13C NMR(75MHz,CDCl
3)δ(ppm):169.5,146.3,138.5,135.6,134.8,133.8,133.2,128.1,127.8,127.2,127.1,125.6,124.5,120.6,118.7,118.4,111.5,55.3,47.7,46.0;MS(ESI) m/z 422.30[C
26H
23N
5O+H]
+
【0676】
実施例96:4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0677】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(0.2g、0.58mmol)の溶液へ、HATU(0.33g、0.88mmol)、N‐メチルモルホリン(0.18g、1.76mmol)、およびモルホリン(60mg、0.70mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、まずカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、および分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(39mg、16.2%、AUC HPLC >99);融点 117−130℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.49(s,1H),7.84−7.71(m,5H),7.60−7.50(m,5H),3.72(m,8H);MS(ESI) m/z 409.19[C
25H
20N
4O
2+H]
+
【0679】
実施例97:4‐(6‐(4‐(1,4‐オキサゼパン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0680】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0681】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(0.2g、0.58mmol)の溶液へ、0℃にて、HATU(0.33g、0.88mmol)、N‐メチルモルホリン(0.18g、1.76mmol)、および1,4‐オキサゼパン(64mg、0.638mmol)を添加した。この反応混合物を、室温まで加温し、不活性雰囲気下にて16時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(130mg、54%、AUC HPLC 99.85%);融点 107−112℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.49(s,1H),7.84−7.71(m,5H),7.60−7.50(m,5H),4.09−3.8(m,5H),3.7(bs,1H),3.67(b.s,2H),2.1(bs,1H);1.9(bs,1H);MS(ESI) m/z 423.32[C
26H
22N
4O
2+H]
+
【0682】
実施例98:4‐(6‐(4‐(4‐エチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0683】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて、1‐エチルピペラジン(75μL、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐エチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(93mg、73%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.80(s,1H),8.03−7.98(m,5H),7.84−7.81(m,3H),7.74−7.72(m,1H),7.50(d,J=8.0Hz,2H),3.62−3.38(m,4H),2.37(s,6H),1.01(t,J=6.8Hz,3H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.49,145.73,137.74,135.24,135.08,133.49,133.15,127.73,127.66,127.02,125.73,125.51,124.40,121.82,118.78,117.76,109.77,51.40,11.69;MS(ESI) m/z 436[C
27H
25N
5O+H]
+
【0685】
実施例99:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イル)アセタミド
【0686】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
工程1:DMF(15.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(1g、2.9mmol)の溶液へ、HATU(1.65g、4.38mmol)、N‐メチルモルホリン(0.641mL、5.8mmol)、およびtert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(691mg、3.24mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1
6時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色固体として得た(800mg、53%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.47(s,1H),7.88(d,J=7.6Hz,2H),7.83(s,1H),7.78(d,J=8.0Hz,2H),7.72(d,J=9.2Hz,1H),7.60(d,J=8.0Hz,2H),7.51(d,J=7.6Hz,2H),4.42(bs,1H),4.19(bs,1H),3.55−3.32(m,3H),2.07−1.95(m,4H),1.44(s,9H),1.40(s,3H);MS(ESI) m/z 536.2[C
32H
33N
5O3+H]
+
【0688】
工程2:DCM(10mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(800mg、1.49mmol)の溶液へ、DCM(5mL)中のTFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)、NaHCO
3(2×100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下で濃縮乾固して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(600mg、61%、AUC HPLC >99%);融点 233−235℃。
1H
NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.75(s,1H),7.92(m,3H),7.87(s,1H),7.79−7.76(m,4H),7.52(d,J=11.2Hz,2H),3.8(bs,2H),3.62(m,2H),1.72−1.41(m,4H),1.20(s,3H);MS(ESI) m/z 436.2[C
27H
25N
5O+H]
+
【0689】
工程3:DCM(10mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg、046mmol)の溶液へ、TEA(0.13mL、0.92mmol)および塩化アセチル(0.05mL、0.596mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で4時間撹拌し、次に冷水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、NaHCO
3(2×10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、および分取用HPLCにより精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イル)アセタミドをオフホワイト色固体として得た(100mg、47%、AUC HPLC 98.1%);融点 188−210℃。
1H NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.79(s,1H),8.02−7.96(m,5H),7.81(d,J=8.0Hz,2H),7.72(d,J=12.0Hz,2H),7.50−7.45(m,3H),4.12(bs,1H),3.23(bs,2H),2.09(bs,2H),1.82(s,3H),1.44(bs,2H),1.29(s,3H);MS(ESI) m/z 478.39[C
29H
27N
5O
2+H]
+
【0690】
実施例100:4‐(6‐(4‐(4‐(ジエチルアミノ)‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0691】
【化155】
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【0692】
メタノール(15.0mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg、0.46mmol)の溶液へ、アセトアルデヒド(40mg、0.92mmol)、触媒量の酢酸(0.5mL)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃で2時間撹拌し、次にNaBH
3CN(97mg、1.38mmol)をゆっくり添加し、その後この反応物を、室温までゆっくり加温し24時間撹拌した。反応混合物を、水で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5 により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ジエチルアミノ)‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(100mg、46%、AUC HPLC 97.2%);融点 204−208℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.49(s,1H),7.84−7.71(m,6H),7.60−7.50(m,5H),3.85−3.59(m,3H),3.33(bs,1H),2.57−2.49(m,4H),1.90(bs,1H),1.74(bs,1H),1.42−1.30(m,2H),1.06−1.01(m,9H);MS(ESI) m/z 492.34[C
31H
33N
5O+H]
+
【0693】
実施例101:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐メチル‐N‐(2‐モルホリノ‐2‐オキソエチル)ベンズアミド
【0694】
【化156】
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【0695】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて2‐(メチルアミノ)‐1‐モルホリノエタノン塩酸塩(115mg、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 C
H
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐メチル‐N‐(2‐モルホリノ‐2‐オキソエチル)ベンズアミドを白色固体として得た(87mg、61%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.50(s,1H),7.84−7.79(m,4H),7.75−7.73(m,2H),7.63−7.52(m,5H),4.36(s,2H),3.73−3.54(m,8H),3.11(s,3H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ170.16,166.08,145.71,137.68,135.54,135.04,133.49,133.16,127.75,127.60,126.95,125.75,124.42,121.83,118.78,117.76,109.80,66.06,52.21,48.37,44.53,41.68,34.39;MS(ESI) m/z 480[C
28H
25N
5O
3+H]
+
【0696】
実施例102:4‐(6‐(4‐(3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0697】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0698】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および2‐オキソピペラジン(25mg、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(80mg、92%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.81(s,1H),8.13(bs,1H),7.95−8.05(m,5H),7.78−7.89(m,3H),7.70−7.78(m,1H),7.57(d,J=8.53Hz,2H),4.09(bs,2H),3.72(bs.,1H),3.55(bs,1H),3.26(bs,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6)δ168.65,145.74,138.12,135.06,133.48,133.17,127.75,128.00,125.69,125.55,124.44,121.93,118.79,117.76,109.79;MS(ESI) m/z 422[C
25H
19N
5O
2+H]
+
【0699】
実施例103:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0700】
【化158】
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【0701】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、およびN‐メチルホモピペラジン(31μL、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 90:10)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(47mg、52%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(s,1H),7.90−7.97(m,4H),7.88(s,1H),7.74−7.82(m,4H),7.56(d,J=8.2Hz,2H),3.80−3.83(m,1H),3.74−3.80(m,1H),3.56−3.62(m,1H),3.52−3.56(m,1H),2.95(s,1H),2.86(bs,1H),2.70−2.76(m,1H),2.64−2.70(m,2H),2.42(d,J=0.8Hz,3H),1.86−1.94(m,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ169.94,145.78,135.10,133.55,133.22,127.81,127.47,127.03,125.80,125.59,124.47,121.81,118.84,117.83,109.84,47.98;MS(ESI) m/z 436[C
27H
25N
5O+H]
+
【0702】
実施例104:4‐(6‐(4‐(4‐(ピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0703】
【化159】
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【0704】
工程1:DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(129μL、1.18mmol)、および1‐Boc‐4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン(95mg、0.353mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96:4)により精製して、tert‐ブチル4‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a
]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを白色固体として得た(57mg、33%、AUC HPLC 98%)。
1H
NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(bs.,1H),7.96−7.88(m,5H),7.83−7.77(m,4H),7.56(d,J=8.0Hz,2H),4.00−3.85(m,1H),3.65−3.55(m,4H),3.25−3.10(m,2H),3.10−3.00(m,4H),3.00−2.70(m,2H),2.25−1.95(m,2H),1.75−1.55(m,2H),1.47(s,9H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ171.93,155.72,140.09,136.30,134.67,134.40,134.25,129.50,129.96,128.76,128.55,128.10,122.92,119.49,118.30,112.80,82.11,64.13,28.53;MS(ESI) m/z 591[C
35H
38N
6O
3+H]
+
【0705】
工程2:tert‐ブチル4‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(56mg、0.095mmol)の溶液へ、CH
2Cl
2(5mL)中の20% TFAを添加した。この反応混合物を、室温で20分間撹拌し、次に減圧濃縮した。この残渣に、飽和炭酸水素ナトリウム(10mL)を添加し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機部分を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(47mg、99%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.88(s,1H),8.36−8.30(m,2H),8.11(d,J=9.6Hz,1H),8.05−7.98(m,4H),7.84(d,J=8.4Hz,2H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),4.75−4.65(m,1H),3.90−3.75(m,1H),3.35−3.25(m,1H),3.25−3.15(m,1H),3.10−3.00(m,4H),3.00−2.85(m,2H),2.15−1.85(m,2H),1.70−1.50(m,2H),1.40−1.20(m,2H),1.00−0.85(m,1H)
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6)δ168.47,158.52,158.19,136.84,135.75,133.25,131.81,128.85,127.55,127.38,125.16,122.92,118.59,117.87,115.44,114.92,111.09,61.85,45.27;MS(ESI) m/z 491[C
30H
30N
6O+H]
+
【0706】
実施例105:4‐(6‐(4‐(1’‐メチル‐4,4’‐ビピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0707】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU
(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(129μL、1.18mmol)、および1‐メチル‐4,4’‐ビピペリジン(64mg、0.353mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96:4)により精製し、続いて冷CH
3OH/CH
3CNで洗浄して、4‐(6‐(4‐(1’‐メチル‐4,4’‐ビピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(131mg、89%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.80(s,1H),8.04−7.98(m,5H),7.87−7.79(m,3H),7.77−7.70(m,1H),7.50(d,J=8.0Hz,2H),4.60−4.40(m,1H),3.75−3.60(m,1H),3.45−3.35(m,1H),3.15−2.70(m,9H),2.65−2.55(m,1H),2.50−2.35(m,2H),1.90−1.65(m,2H),1.50−1.30(m,2H),1.30−1.10(m,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.39,145.66,137.60,135.02,133.44,133.09,127.69,127.41,126.94,125.67,125.46,124.34,121.74,118.71,117.71,109.72,53.11,45.67;MS(ESI) m/z
505[C
32H
33N
5O+H]
+
【0709】
実施例106:4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0710】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
DMF(15.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.58mmol)の溶液へ、HATU(335mg、0.88mmol)、N‐メチルモルホリン(0.21mL、1.17mmol)、および4‐メチルピペリジン‐4‐オール塩酸塩(115mg、0.76mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次にこれを、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(100mg、40%、AUC HPLC >99%);融点 149−154℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.80(bs,1H),8.03−7.97(m,5H),7.82−7.71(m,4H),7.48(d,J=8.0Hz,2H),4.45(s,1H),4.11(bs,1H),3.41(bs,1H),3.27(bs,2H),1.53−1.44(m,4H),1.16(s,3H);MS(ESI) m/z 437.26[C
27
H
24N
4O
2+H]
+
【0712】
実施例107:4‐(6‐(4‐(1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0713】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
工程1:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.29mmol)の溶液へ、HATU(165mg、0.44mmol)、N‐メチルモルホリン(117mg、1.16mmol)、およびtert‐ブチル1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレート(118mg、0.59mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、その後、水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 DCM/MeOH 7:3)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレートを白色固体として得た(120mg、79%、AUC HPLC 98%)。MS(ESI) m/z 522[C
31H
31N
5O
3+H]
+
【0715】
工程2:DCM(3mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボキシレートの溶液へ、TFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、次に減圧濃縮し、残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/0.01% HCOOH)により精製して、4‐(6‐(4‐(1,4‐ジアゼパン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(78mg、64%、AUC HPLC 98%)。
1H
NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(s,1H),7.93(s,4H),7.89(s,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),7.77(s,2H),7.61(d,J=8.2Hz,2H),4.05−3.60(m,4H),3.50−3.32(m,4H),2.27−2.00(m,2H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ173.64,166.40,147.45,140.31,136.31,134.85,134.72,134.43,129.51,129.00,128.59,127.84,126.63,122.92,119.53,118.53,112.79,46.73,45.87,43.46,27.48;MS(ESI) m/z 422[C
26H
23N
5O+H]
+
【0716】
実施例108:4‐(6‐(4‐(4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0717】
【化163】
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【0718】
工程1:DMF(3mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.58mmol)の溶液へ、HATU(330mg、0.87mmol)、N‐メチルモルホリン(235mg、2.32mmol)、およびtert‐ブチル4‐(ピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボキシレート(312mg、1.16mmol)を順に添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(10mL)で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 DCM/MeOH 9:1)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボキシレートをオフホワイト色固体として得た(239mg、69%、AUC HPLC 95%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.64(s,1H),7.84(s,4H),7.80(s,1H),7.20−7.65(m,4H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),4.72(s,1H),4.00−3.69(s,1H),3.55−3.36(m,4H),3.29−2.75(m,2H),2.65−2.49(m,5H),2.19−1.59(m,2H),1.59−1.38(m,11H);MS(ESI) m/z 591[C
35H
38N
6O
3+H]
+
【0719】
工程2:DCM(3mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボキシレートの溶液へ、TFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で18時間撹拌し、次に減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 DCM/MeOH 4:1)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをピンク色固体として得た(141mg、48%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.79(s,1H),8.09−8.03(s,1H),8.02−7.98(m,1H),7.96(s,4H),7.94−7.88(m,1H),7.80(d,J=8.0Hz,2H),7.55(d,J=8.0Hz,2H),4.66(s,1H),3.82(s,1H),3.28−3.06(m,5H),3.00−2.83(m,5H),2.76(m,J=5.5Hz,1H),2.08−1.74(m,2H),1.67−1.40(m,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD)δ171.78,163.59,163.24,162.90,162.56,145.15,139.22,137.14,135.65,134.53,133.45,130.87,130.28,130.20,129.37,128.96,128.86,128.73,127.23,123.65,119.75,119.36,116.94,113.75,62.66,47.18,45.13,44.43,42.58,29.70,28.94;MS(ESI) m/z 491[C
35H
30N
6O+H]
+
【0720】
実施例109:4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0721】
【化164】
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【0722】
工程1:DMF(2mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(300mg、0.88mmol)の溶液へ、NMM(134mg、1.33mmol)を添加し、続いてHATU(504mg、1.33mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。tert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(195mg、0.97mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。この反応混合物を、水で希釈し、ろ過して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート淡黄色固体として得た(325mg、55%、LC‐MS 78.5%)。MS(ESI) m/z:522.2(M+H)
【0723】
工程2:CH
2Cl
2(15mL)中のトリフルオロ酢酸(3.5mL)を、CH
2Cl
2中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イルカルバメート(325mg、0.624mmol)の溶液へ0℃で添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を、水で希釈し、飽和Na
2CO
3溶液で塩基性化した。水層をEtOAcで抽出し、乾燥し、減圧濃縮して粗生成物が得られ、これを分取用HPLCで精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(30mg、21%、AUC HPLC 97.3%);融点 129−138℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.80(s,1H),8.03−7.97(m,5H),7.82(d,J=11.0Hz,2H),7.72(d,J=14.0Hz,2H),7.46(d,J=11.0Hz,2H),4.29(bs,1H),3.57(bs,1H),3.07−2.84(m,3H),2.27−2.18(m,2H),1.76(bs,2H),1.23(bs,2H);MS(ESI) m/z 422.24[C
26H
23N
5O+H]
+
【0724】
実施例110:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)‐2,2,2‐トリフルオロアセタミド
【0725】
【化165】
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【0726】
ジクロロメタン(10mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(300mg、0.71mmol)の溶液へ、ジクロロメタン中の無水トリフルオロ酢酸(0.12mL、0.85mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL、1.42mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、H
2O(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下にて濃縮乾固して、粗化合物を得た。この粗生成物を分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)‐2,2,2‐トリフルオロアセタミドを白色固体として得た(120mg、33%、AUC HPLC 97.7%);
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):9.40(d,J=9.3Hz,1H),8.80(s,1H),8.03−7.97(m,5H),7.86−7.82(m,4H),7.50(d,J=7.48Hz,2H),4.47(s,1H),3.97(q,J=3.2Hz,1H),3.69−3.36(m,1H),3.31−3.28(m,1H),2.97−2.93(m,1H),2.07−1.77(m,2H),1.51−1.49(m,2H);MS(ESI) m/z 518.31[C
28H
22F
3N
5O
2+H]
+
【0727】
実施例111:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メタンスルホンアミド
【0728】
【化166】
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【0729】
ジクロロメタン(10mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(130mg、0.30mmol)の溶液へ、TEA(0.12mL、0.91mmol)およびMsCl(0.42mL、0.37mmol)を添加した。この反応混合物を、周囲温度で2時間撹拌し、H
2O(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下にて濃縮乾固して、粗化合物を得た。この粗生成物を分取用HPLCにより精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メタンスルホンアミドをオフホワイト色固体として得た(60mg、42%、AUC HPLC 99.02%);融点 211−215℃、
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.50(s,1H),7.84−7.80(m,4H),7.73(d,J=8.4Hz,2H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),7.53−7.50(m,3H),4.60(bs,1H),4.29(d,J=7.6Hz,1H),3.85(bs,1H),3.63−3.60(m,1H),3.15(bs,2H),3.09(s,3H),2.03(bs,2H),1.45(bs,2H);MS(ESI) m/z 500[C
27H
25N
5O
3S+H]
+
【0730】
実施例112:4‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0731】
【化167】
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【0732】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(0.2g、0.58mmol)の溶液へ、HATU(0.33g、0.88mmol)、N‐メチルモルホリン(0.18g、1.76mmol)、およびN,N‐ジメチルピペリジン‐4‐アミン(81mg、0.70mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃から室温まで16時間撹拌し、次にこれを、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(140mg、57%、AUC HPLC >99%);融点 128−132℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.49(s,1H),7.84−7.71(m,5H),7.60−7.50(m,5H),7.80(m,3H),7.71(m,1H),7.45(q,2H),4.45(bs,1H),3.65(bs,1H),3.15−2.8(m,2H),2.39(m,1H),2.22(bs,6H),1.9−1.6(m,2H),1.35(m,2H);MS(ESI) m/z 450.3[C
28H
27N
5O+H]
+
【0733】
実施例113:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐エチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0734】
【化168】
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【0735】
工程1:DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いてtert‐ブチル4‐エチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(134mg、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、白色固体を得た(45mg、28%、AUC HPLC 96%);MS(ESI) m/z 550[C
33H
35N
5O
3+H]
+
【0736】
工程2:DCM(1.0mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐エチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(45mg、0.082mmol)の溶液へ、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で30分間撹拌し、次にNaHCO
3で中和し、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH/NH
4OH 90:9:1)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐エチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(6mg、16%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.77(s,1H),7.97−7.90(m,5H),7.82−7.79(m,4H),7.55(d,J=8.4Hz,2H),3.90−3.54(m,4H),1.75−1.51(m,6H),0.98(t,J=7.6Hz,3H);MS(ESI) m/z 451[C
28H
27N
5O+H]
+
【0737】
実施例114:4‐(6‐(4‐(2,7‐ジアザスピロ[3.5]ノナン‐7‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0738】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
工程1:DMF(15.0mL)中の4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(500mg、1.37mmol)の溶液へ、HATU(782.9mg、2.05mmol)、N‐メチルモルホリン(0.03mL、2.74mmol)、および1‐メチルピペラジン(340mg、1.5mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次にこれを水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、tert‐ブチル7‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐2,7‐ジアザスピロ[3.5]ノナン‐2‐カルボキシレートをオフホワイト色固体として得た(440mg、56%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.45(s,1H),7.94−7.67(m,5H),4.08(s,1H),3.98(s,1H),3.79(s,1H),3.29(m,4H),2.89(s,3H),1.77−1.70(m,4H),1.38(s,9H);MS(ESI)
m/z 573.1[C
26H
29IN
4O
3+H]
+
【0740】
工程2:4‐シアノフェニルボロン酸(135mg、0.92mmol)、K
3PO
4(326mg、1.53mmol)、およびPd(PPh
3)
4(66mg、0.04mmol)を、1,4‐ジオキサン/H
2O(30:10mL)の混合物中のtert‐ブチル7‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐2,7‐ジアザスピロ[3.5]ノナン‐2‐カルボキシレート(440mg、0.769mmol)の溶液へ、アルゴン雰囲気下、室温で順に添加した。この反応混合物を、6時間還流し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(2,7‐ジアザスピロ[3.5]ノナン‐7‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを得た(250mg、59%)
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.80(s,1H),8.01(s,4H),7.85−7.73(m,6H),4.06(s,1H),3.78(s,1H),3.34(m,4H),1.66(bs,4H),1.38(s,9H);MS(ESI) m/z 548[C
33H
33N
5O
3+H]
+
【0741】
工程3:ジクロロメタン(10mL)中の4‐(6‐(4‐(2,7‐ジアザスピロ[3.5]ノナン‐7‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(150mg、0.274mmol)の溶液へ、ジクロロメタン(5mL)中のTFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下にて濃縮乾固して、粗化合物を得た。この粗生成物を分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)メタノンを褐色固体として得た(80mg、16%、AUC HPLC 97.23%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.81(s,1H),8.01(m,5H),7.85−7.82(d,J=7.83Hz,3H),7.76−7.73(d,J=7.74Hz,3H),4.01(bs,2H),3.73(bs,2H),2.50(m,4H),1.60(m,4H);MS(ESI) m/z 448.26[C
28H
25N
5O+H]
+
【0742】
実施例115:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(2‐モルホリノ‐2‐オキソエチル)ベンズアミド
【0743】
【化170】
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【0744】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて2‐アミノ‐1‐モルホリノエタノン(106mg、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次にこれを、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(2‐モルホリノ‐2‐オキソエチル)ベンズアミドを白色固体として得た(84mg、61%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.84(s,1H),8.65(t,J=5.6Hz,1H),8.04−7.98(m,7H),7.89−7.87(m,2H),7.84−7.75(m,2H),4.16(d,J=5.6Hz,2H),3.61−3.57(m,4H),3.51−3.46(m,4H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ167.20,165.82,145.76,139.39,135.11,133.49,133.28,133.17,127.92,127.75,126.88,125.57,125.52,124.46,121.97,118.79,117.76,109.79,66.04,44.61,41.78,40.81;MS(ESI) m/z 466[C
27H
23N
5O
3+H]
+
【0745】
実施例116:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(2‐モルホリノエチル)ベンズアミド
【0746】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU
(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて2‐モルホリノエタナミン(77μL、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次にこれを、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(2‐モルホリノエチル)ベンズアミドを白色固体として得た(90mg、67%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.52(s,1H),7.90−7.88(m,2H),7.84−7.80(m,4H),7.75−7.73(m,2H),7.64−7.61(m,2H),7.56−7.53(m,1H),3.74(t,J=4.4Hz,4H),3.61−3.57(m,2H),2.64(t,J=6.0Hz,2H),2.53(s,4H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ165.59,145.69,139.17,135.05,133.54,133.42,133.09,127.75,127.65,126.77,125.51,125.44,124.37,121.85,118.71,117.69,109.72,65.92,57.09,53.04;MS(ESI) m/z 452[C
27H
25N
5O
2+H]
+
【0748】
実施例117:4‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0749】
【化172】
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【0750】
工程1:DMF(1.7mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(120mg、0.353mmol)の溶液へ、HATU(201mg、0.530mmol)およびN‐メチルモルホリン(155μL、1.41mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いてtert‐ブチル1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレート塩酸塩(205mg、0.707mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次にこれを、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、tert‐ブチル9‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレートを白色固体として得た(192mg、94%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.81(s,1H),8.03−7.98(m,5H),7.84−7.81(m,3H),7.75−7.72(m,1H),7.49−7.47(m,2H),3.42−3.31(m,5H),1.70−1.51(m,9H),1.40(bs,11H);MS(ESI) m/z 576[C
35H
37N
5O
3+H]
+
【0751】
工程2:DCM(1.0mL)中のtert‐ブチル9‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐1‐カルボキシレート(183mg、0.318mmol)の溶液へ、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で30分間撹拌し、次に固体NaHCO
3で中和し、続いて水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 92:8)により精製して、4‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(96mg、64%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.80(s,1H),8.03−7.98(m,5H),7.86−7.82(m,3H),7.75−7.72(m,1H),7.49−7.47(m,2H),3.50−3.31(m,4H),2.98(bs,2H),1.69−1.58(m,10H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.64,145.73,137.80,135.26,135.08,133.49,133.16,127.75,127.44,127.09,125.71,125.51,124.42,121.81,118.78,117.78,115.76,109.79,53.66,22.92,17.80;MS(ESI) m/z 476[C
30H
29N
5O+H]
+
【0752】
実施例118:4‐(6‐(4‐(1‐アセチル‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0753】
【化173】
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【0754】
DCM(0.5mL)中の4‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(30mg、0.063mmol)の溶液へ、トリエチルアミン(26μL、0.189mmol)を、続いて塩化アセチル(10μL、0.126mmol)を0℃で添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃で撹拌し、30分間かけて室温まで加温した。次にこの反応混合物を、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH/NH
4OH 90:9:1)により精製して、4‐(6‐(4‐(1‐アセチル‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(14mg、43%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.49(s,1H),7.85−7.82(m,4H),7.81−7.78(m,2H),7.75−7.
73(m,5H),3.96−3.40(m,6H),3.09−2.96(m,2H),2.13(s,3H),1.76−1.69(m,6H),1.42(bs,2H);MS(ESI) m/z 518[C
32H
31N
5O
2+H]
+
【0755】
実施例119:4‐(6‐(4‐(1‐メチル‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0756】
【化174】
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【0757】
アセトニトリル(3mL)および酢酸(1.7mL)中の4‐(6‐(4‐(1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(104mg、0.219mmol)およびパラホルムアルデヒド(70mg)の混合物を、水素化ホウ素ナトリウム(35mg)で処理した。この反応混合物を、24時間撹拌し、次にこれを、飽和NaHCO
3(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
CH
2Cl
2/MeOH/NH
4OH 90:9:1)により精製して、4‐(6‐(4‐(1‐メチル‐1,9‐ジアザスピロ[5.5]ウンデカン‐9‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(49mg、45%、AUC HPLC 93%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.52(s,1H),7.86−7.82(m,4H),7.77−7.74(m,2H),7.61−7.59(m,2H),7.55−7.53(m,3H),4.45(bs,1H),3.77(bs,1H),3.24(bs,2H),2.94(bs,2H),2.56(bs,3H),2.01−1.52(m,10H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3)δ169.72,146.34,138.62,134.78,133.79,133.25,127.95,127.84,127.23,127.19,125.68,124.52,120.61,118.73,118.43,111.60,50.03,35.99,22.12,21.78,18.94;MS(ESI) m/z 490[C
31H
31N
5O+H]
+
【0758】
実施例120:4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシ‐4‐フェニルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0759】
【化175】
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【0760】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて4‐フェニルピペリジン‐4‐オール(105mg、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ヒドロキシ‐4‐フェニルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(52mg、35%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.80(s,1H),8.03−7.98(m,5H),7.84−7.81(m,3H),7.75−7.72(m,1H),7.58−7.53(m,4H),7.35−7.31(m,2H),7.24−7.21(m,1H),5.18(s,1H),4.46(bs,1H),3.53(brs,2H),3.31(bs,1H),1.96(bs,2H),1.72−1.58(m,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ168.44,149.11,145.66,137.42,135.80,134.99,133.44,133.08,127.79,127.66,127.47,126.91,126.32,125.74,125.49,124.69,124.33,121.71,118.71,117.67,109.69,70.07;MS(ESI) m/z 499[C
32H
26N
4O
2+H]
+
【0761】
実施例121:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(2‐(1‐メチルピペリジン‐4‐イル)エチル)ベンズアミド
【0762】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0763】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いて2‐(1‐メチルピペリジン‐4‐イル)エタナミン(84mg、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次にこれを水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、MeOH(3×25mL)で洗浄し、真空乾燥して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(2‐(1‐メチルピペリジン‐4‐イル)エチル)ベンズアミドを白色固体として得た(36mg、26%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.82(s,1H),8.49(brs,1H),8.03−7.99(m,5H),7.96−7.94(m,2H),7.88−7.82(m,3H),7.76−7.74(m,1H),3.41(b.s,3H),3.02−2.56(m.,11H),2.32(m,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ145.68,139.25,135.05,133.42,133.09,127.76,127.67,126.78,125.49,125.44,124.37,121.84,118.71,117.71,109.75,55.77,52.67,49.48,20.65;MS(ESI) m/z 465[C
29H
29N
5O+H]
+
【0764】
実施例122:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐メチル‐N‐(ピリジン‐4‐イル)ベンズアミド
【0765】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0766】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.442mmol)およびN‐メチルモルホリン(130μL、1.178mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で1時間撹拌し、続いてN‐メチルピリジン‐4‐アミン(64mg、0.589mmol)を添加した。この反応混合物を、18時間撹拌し、次にこれを、水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/水/ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐メチル‐N‐(ピリジン‐4‐イル)ベンズアミドを白色固体として得た(20mg、16%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.77(s,1H),8.45−8.43(m,2H),7.99−7.98(m,5H),7.79−7.68(m,4H),7.45−7.43(m,2H),7.24−7.23(m,2H),3.43(s,3H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6)δ169.33,151.39,150.40,145.72,138.18,135.09,134.83,133.45,133.15,129.
10,127.76,126.53,125.32,125.22,124.69,121.88,120.50,118.78,117.72,109.79,37.04;MS(ESI) m/z 430[C
27H
19N
5O+H]
+
【0767】
実施例123:4‐(6‐(4‐(4‐(アミノメチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0768】
【化178】
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【0769】
工程1:DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.295mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(129μL、1.18mmol)、および4‐(boc‐アミノメチル)ピペリジン(95mg、0.441mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96:4)により精製して、tert‐ブチル(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メチルカルバメートを白色固体として得た(157mg、99%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.80(s,1H),8.03−7.98(m,5H),7.84−7.80(m,3H),7.75−7.70(m,1H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),6.90−6.85(m,1H),4.55−4.35(m,1H),3.70−3.55(m,1H),3.10−2.95(m,1H),2.90−2.70(m,4H),1.75−1.55(m,2H),1.37(s,9H),1.15−1.00(m,2H);MS(ESI) m/z 536[C
32H
33N
5O
3+H]
+
【0770】
工程2:tert‐ブチル(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)メチルカルバメート(70mg、0.131mmol)へ、CHCl
3(3mL)中の20% TFAを添加した。この反応混合物を、室温で20分間撹拌し、次に減圧濃縮した。この残渣へ、飽和炭酸水素ナトリウム(10mL)を添加し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/H
2O/ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(アミノメチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(26mg、46%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(s,1H),8.55(s,1H),7.95−7.90(m,4H),7.89(s,1H),7.81−7.76(m,3H),7.54(d,J=8.4Hz,2H),4.80−4.65(m,1H),3.90−3.75(m,1H),3.30−3.15(m,1H),3.00−2.85(m,1H),2.86(d,J=6.8Hz,2H),2.00−1.85(m,2H),1.85−1.70(m,1H),1.40−1.
20(m,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD):δ171.96,147.44,140.03,136.66,134.84,134.72,134.39,129.44,128.84,128.61,128.50,127.80,126.56,122.83,119.50,118.48,112.72,45.70,36.32;MS(ESI) m/z 436[C
27H
25N
5O+H]
+
【0771】
実施例124:4‐(6‐(4‐(4‐(2‐アミノエチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0772】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
工程1:DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(129μL、1.18mmol)、およびtert‐ブチル2‐(ピペリジン‐4‐イル)エチルカルバメート(101mg、0.441mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 97:3)により精製して、tert‐ブチル2‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)エチルカルバメートを白色固体として得た(79mg、49%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6):δ8.70(s,1H),8.05−7.97(m,4H),7.85−7.78(m,3H),7.75−7.70(m,1H),7.48(d,J=8.0Hz,2H),6.80−6.73(m,1H),4.55−4.35(bs,1H),3.70−3.50(bs,1H),3.10−2.90(m,3H),2.85−2.70(bs,1H),1.85−1.50(m,3H),1.37(s,9H),1.35−1.30(m,2H),1.20−1.00(m,3H);MS(ESI) m/z 550[C
33H
35N
5O
3+H]
+
【0774】
工程2:tert‐ブチル2‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)エチルカルバメート(70mg、0.127mmol)へ、CHCl
3(3mL)中の20% TFAを添加した。この反応混合物を、室温で20分間撹拌し、次にこれを減圧濃縮した。この残渣へ、飽和炭酸水素ナトリウム(10mL)を添加し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機部分を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN/水/ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(2‐アミノエチル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(16mg、29%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(s,1H),8.55(s,1H),7.95−7.90(m,4H),7.89(s,1H),7.81−7.76(m,3H),7.53(d,J=8.4Hz,
2H),4.75−4.60(m,1H),3.90−3.75(m,1H),3.25−3.10(m,1H),3.00−2.80(m,3H),1.95−1.80(m,1H),1.80−1.65(m,2H),1.65−1.60(m,2H),1.40−1.15(m,2H);
13C NMR(400MHz,CD
3OD)δ171.89,147.44,139.93,136.82,134.84,134.71,134.39,129.43,128.81,128.64,128.48,127.81,126.55,122.81,119.50,118.47,112.71,38.53,35.50,34.61;MS(ESI) m/z 450[C
28H
27N
5O+H]
+
【0775】
実施例125:4‐(6‐(4‐(4‐(ピリジン‐4‐イル)ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0776】
【化180】
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【0777】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(129μL、1.18mmol)、および1‐(4‐ピリジニル)‐ピペラジン(58mg、0.441mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 92:8)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(ピリジン‐4‐イル)ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(34mg、24%、AUC
HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.77(s,1H),8.17(d,J=7.2Hz,2H),7.96−7.90(m,4H),7.90(s,1H),7.83(d,J=8.0Hz,2H),7.79(s,2H),7.63(d,J=8.0Hz,2H),7.08(d,J=7.2Hz,2H)3.95−3.68(m,8H);
13C NMR(400MHz,DMSO‐d
6):δ168.98,156.53,145.76,140.38,138.13,135.11,134.76,133.51,133.19,127.91,127.79,127.10,125.70,125.55,124.46,121.92,118.81,117.81,109.83,107.56;MS(ESI) m/z 485[C
30H
24N
6O+H]
+
【0778】
実施例126:4‐(6‐(4‐(4‐ベンゾイルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0779】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
DMF(1.5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(100mg、0.294mmol)の溶液へ、HATU(168mg、0.441mmol)、N‐メチルモルホリン(129μL、1.18mmol)、および1‐ベンゾイルピペラジン(67mg、0.441mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 92:8)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ベンゾイルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(75mg、50%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.75(s,1H),7.95−7.89(m,4H),7.88(s,1H),7.82−7.55(m,4H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),7.63−7.43(m,5H),4.00−3.40(m,8H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD):δ172.90,172.34,147.49,140.29,136.50,136.11,134.87,134.76,134.43,131.43,129.87,129.48,129.22,128.63,128.59,128.21,127.85,126.61,122.92,119.55,118.51,112.76;MS(ESI) m/z 512[C
32H
25N
5O+H]
+
【0781】
実施例127:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(4‐(4‐メチルピペリジン‐1‐イル)フェニル)ベンズアミド
【0782】
【化182】
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【0783】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および4‐(4‐メチルピペリジン‐1‐イル)アニリン(47mg、0.309mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を、冷CHCl
3/MeOH混合物で洗浄し、得られた析出物を、さらに冷CH
3CNで洗浄して、4‐(3‐(4‐シ
アノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(4‐(4‐メチルピペリジン‐1‐イル)フェニル)ベンズアミドを白色固体として得た(17mg、17%、AUC HPLC 96%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.80(s,1H),8.07(d,J=8.4Hz,2H),7.98−7.91(m,4H),7.90(s,1H),7.85(d,J=8.4Hz,2H),7.80(s,2H),7.69(d,J=8.4Hz,2H),7.30(d,J=8.4Hz,2H),3.60−3.45(m,2H),3.13(bs,1H),3.10−2.95(m,2H),2.85(s,3H),2.20−2.05(m,2H),2.03−1.85(m,2H);
13C NMR(400MHz,DMSO‐d
6):δ164.93,145.82,139.73,139.29,137.63,135.20,134.03,133.53,133.21,128.37,127.78,126.95,126.70,125.55,124.51,122.08,120.67,118.82,117.85,109.86.37.72;MS(ESI) m/z 512[C
33H
29N
5O+H]
+
【0784】
実施例128:4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(4‐((4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メチル)フェニル)ベンズアミド
【0785】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および4‐((4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メチル)アニリン(51mg、0.309mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐N‐(4‐((4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メチル)フェニル)ベンズアミドを白色固体として得た(40mg、37%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.78(s,1H),8.05(d,J=8.4Hz,2H),7.96−7.90(m,4H),7.84(s,1H),7.83(d,J=8.4Hz,2H),7.80−7.76(m,2H),7.68(d,J=8.8Hz,2H),7.34(d,J=8.4Hz,2H),3.56(s,2H),2.70−2.40(m,8H),2.36(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD):δ168.12,147.47,141.62,139.17,135.76,134.82,134.74,134.53,134.40,131.08,129.56,129.44,128.49,128.30,127.79,126.61,122.95,122.18,119.51,118.48,112.72,63.14,55.55,53.15
,45.65;MS(ESI) m/z 527[C
33H
30N
6O+H]
+
【0787】
実施例129:4‐((4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐イル)メチル)ベンズアミド
【0788】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(113μL、0.824mmol)、および4‐(1‐ピペラジニルメチル)ベンズアミド二塩酸塩(72mg、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐((4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐イル)メチル)ベンズアミドを白色固体として得た(7mg、7%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.80(s,1H),8.03−7.97(m,5H),7.95(bs,1H),7.90−7.80(m,5H),7.96−7.71(m,1H),7.51(d,J=7.6Hz,2H),7.43(bs,2H),7.34(bs,1H),3.80−3.40(m,8H),2.69(s,2H);MS(ESI) m/z 541[C
33H
28N
6O
2+H]
+
【0790】
実施例130:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0791】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0792】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および1‐メチルピペラジン‐2‐オン(37mg、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル
、溶出液 CHCl
3/MeOH 96:4)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐3‐オキソピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(64mg、57%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(bs,1H),7.97−7.89(m,4H),7.88(s,1H),7.84−7.78(m,2H),7.77(d,J=1.2Hz,2H),7.64−7.57(m,2H),4.40−4.10(m,2H),4.10−3.60(m,2H),3.57−3.42(m,2H),3.01(s,3H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD):δ171.72,147.44,140.53,135.51,134.81,134.72,134.38,129.42,129.27,128.56,128.52,127.79,126.58,122.93,119.50,118.47,112.70,34.68;MS(ESI) m/z 436[C
26H
21N
5O
2+H]
+
【0793】
実施例131:4‐(6‐(4‐(4‐フェニルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0794】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0795】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および4‐フェニルピペラジン(38μL、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐フェニルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(83mg、84%、AUC HPLC 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.81(s,1H),8.04−7.98(m,5H),7.88−7.80(m,3H),7.66−7.62(m,1H),7.56(d,J=8.0Hz,2H),7.37−7.20(m,2H),6.96(d,J=8.0Hz,2H),6.83−6.79(m,1H),3.90−3.45(m,4H),3.30−3.10(m,4H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6):δ168.66,150.74,145.77,137.86,135.18,135.10,133.52,133.19,128.99,127.79,127.77,127.09,125.77,125.57,124.45,121.88,119.40,118.81,117.79,115.94,109.81;MS(ESI) m/z 484[C
31H
25N
5O+H]
+
【0796】
実施例132:4‐(6‐(4‐(4‐ベンジルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0797】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および4‐ベンジルピペラジン(43μL、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次にこれを水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96:4)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐ベンジルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(48mg、47%、AUC HPLC 97%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.79(bs,1H),8.03−7.96(m,5H),7.84−7.78(m,3H),7.74−7.69(m,1H),7.49(d,J=8.4Hz,2H),7.36−7.28(m,4H),7.28−7.22(m,1H),3.75−3.55(m,2H),3.51(s,2H),3.50−3.33(m,2H),2.49−2.30(m,4H);
13C NMR(100MHz,DMSO‐d
6):δ168.54,145.75,137.77,137.74,135.28,135.09,133.51,133.18,128.89,128.21,127.76,127.70,127.04,125.75,125.54,124.43,121.83,118.81,117.79,109.80,61.83;MS(ESI) m/z 498[C
32H
27N
5O+H]
+
【0799】
実施例133:4‐(6‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0800】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
DMF(1.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(70mg、0.206mmol)の溶液へ、HATU(117mg、0.309mmol)、N‐メチルモルホリン(90μL、0.824mmol)、および1‐メチル‐4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン(45mg、0.247mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で18時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18
、溶出液 ACN、水、ギ酸 0.1%)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(23mg、22%、AUC HPLC 99%)。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(brs,1H),7.97−7.90(m,4H),7.89(s,1H),7.81−7.76(m,4H),7.54(d,J=8.4Hz,2H),4.75−4.60(m,1H),3.90−3.75(m,1H),3.25−3.10(m,1H),3.00−2.85(m,1H),2.80−2.55(m,9H),2.40(s,3H),2.10−1.95(m,1H),1.95−1.80(m,1H),1.65−1.40(m,2H);
13C NMR(100MHz,CD
3OD):δ171.87,140.01,136.75.134.89,134.75,134.44,129.48,128.89,128.71,128.53,127.89,122.89,119.56,118.51,112.75,62.65,55.83,45.55;MS(ESI) m/z 505[C
31H
32N
6O+H]
+
【0802】
実施例134:4‐(6‐(4‐(4‐モルホリノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0803】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(0.2g、0.58mmol)の溶液へ、HATU(0.33g、0.88mmol)、N‐メチルモルホリン(0.18g、1.76mmol)、および4‐(ピペリジン‐4‐イル)モルホリン(108.4mg、0.70mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃から室温まで16時間撹拌し、次にこれを水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐モルホリノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(140mg、50%、AUC HPLC 98.7%);融点 131−141℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.6(s,1H),8.05−7.91(m,5H),7.80(m,2H),7.48(m,1H),4.45(bs,1H),3.65−3.56(m,5H),3.01−2.82(m,2H),2.46−2.39(m,5H),1.85−1.75(m,2H),1.38(bs,2H);MS(ESI)
m/z 492.23[C
30H
29N
5O
2+H]
+
【0805】
実施例135:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐(5‐メチル‐1,3,4‐オキサジアゾール‐2‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a
]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0806】
【化190】
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【0807】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(150mg、0.44mmol)および2‐メチル‐5‐(4‐メチルピペリジン‐4‐イル)‐1,3,4‐オキサジアゾール B(105mg、0.48mmol)の溶液へ、HATU(250mg、0.66mmol)を、続いてNMM(0.09mL、0.88mmol)を添加し、この反応混合物を、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐(5‐メチル‐1,3,4‐オキサジアゾール‐2‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(60mg、27%、AUC HPLC 95.3%)、融点:150−160℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.80(s,1H),8.03−7.98(m,5H),7.82(d,J=7.9Hz,4H),7.51(d,J=8.3Hz,2H),4.08(bs,1H),3.54(bs,1H),3.31(bs,2H),2.48(s,3H),2.07(bs,2H),1.70(bs,2H),1.35(s,3H);MS(ESI) m/z 503.34[C
30H
26N
6O
2+H]
+
【0808】
実施例136:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐(1H‐ピラゾール‐3‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0809】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
DMF(5.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(150mg、0.442mmol)の溶液へ、HATU(251mg、0.663mmol)、N‐メチルモルホリン(0.17mL、1.547mmol)、およびtert‐ブチル4‐メチル‐4‐(1H‐ピラゾール‐3‐イル)ピペリジン塩酸塩(126mg、0.53mmol)を添加した。この反応混合物を、
不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次にH
2O(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐(1H‐ピラゾール‐3‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(80mg、38%、AUC HPLC 97.2%);融点 223−226℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.50(s,1H),7.83−7.73(m,6H),7.57−7.50(m,6H),6.18(s,1H),4.21(s,1H),3.58(s,1H),3.38(s,2H),2.22−2.16(m,2H),1.85−1.77(m,2H),1.32(s,3H);MS(ESI) m/z 487.5[C
30H
26N
6O+H]
+
【0811】
実施例137:4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0812】
【化192】
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【0813】
工程1:エタノール(50mL)中の5‐ブロモ‐4‐メチルピリジン‐2‐アミン(8g、42.78mmol)およびクロロアセトアルデヒド水溶液(約50重量%)(27.52mL、214mmol)の溶液を、N
2下、100℃で16時間加熱した。溶媒を除去し、残渣をEtOAc(100mL)に溶解した。有機層を、飽和NaHCO
3(2×50mL)、水(2×50mL)、鹹水(2×100mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、溶媒を真空下にて完全に除去して、6‐ブロモ‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジンを褐色固体として得た(8.5g、94%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.93(s,1H),7.85(s,1H),7.57(d,J=7.56Hz,2H),2.38(s,3H);LC‐MS(95%) m/z 211[C
8H
7BrN
2+H]
+
【0814】
工程2:MeOH(100mL)中の6‐ブロモ‐7‐メチルイミダゾ(1,2‐a)ピリジン(9g、43.0mmol)および無水酢酸ナトリウム(9.52g、116.1mmol)の溶液へ、0℃にて、ヨウ素(12.0g、47.3mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で20時間撹拌した。析出物をろ過によって回収し、MeOHで洗浄して、6‐ブロモ‐3‐ヨード‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジンを薄灰色固体として得た(6g、41%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.30(s,1H),7.64(s,1H)7.49(s,1H)2.50(s,3H);MS(ESI) m/z 336.7[M+H]
+
【0815】
工程3:1,4‐ジオキサン(200mL)および水(50mL)中の6‐ブロモ‐3
‐ヨード‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン(5g、14.9mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(2.41g、16.4mmol)、およびK
3PO
4(6.32g、29.8mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(860mg、0.74mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAc(2×100mL)で抽出し、水(2×50mL)および鹹水溶液(2×50mL)で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、4‐(6‐ブロモ‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを得た(2.72g、59%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.52(s,1H),7.83(d,J=7.82Hz,2H),7.74(s,1H),7.68(d,J=7.6Hz,2H),2.49(s,3H);MS(ESI) m/z 312[M+H]
+
【0816】
工程4:1,4‐ジオキサン(200mL)および水(50mL)中の4‐(6‐ブロモ‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(2.7g、8.68mmol)、4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(1.85g、9.54mmol)、K
3PO
4(3.68g、17.36mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(501mg、0.43mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、水で希釈し、EtOAc(2×100mL)で抽出し、水(2×50mL)および鹹水溶液(2×50mL)で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、1.6g(50%)のエチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートを得た。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.21(s,1H),8.95(s,1H),8.21(s,1H),8.17−8.12(m,5H),8.08(s,1H),7.91(d,J=8.0Hz,1H),7.82(t,J=8.4Hz,1H),4.03(q,J=7.2Hz,2H),2.39(s,3H)2.1−2.23(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 353[M+H]
+
【0817】
工程5:THF(20mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(1.6g、3.26mmol)の溶液へ、水(15mL)およびMeOH(15mL)中のLiOH(0.411g、9.79mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。TLCにより、SMが存在しないこと、および極性スポットの形成が示された。この反応混合物を減圧濃縮することで、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸がオフホワイト色固体として得られ(900mg、64%)、これを、精製を行わずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.21(s,1H),8.95(s,1H),8.21(s,1H),8.17−8.12(m,5H),8.08(s,1H),7.91(d,J=8.0Hz,1H),7.82(t,J=8.4Hz,1H),4.03(q,J=7.2Hz,2H),2.39(s,3H)2.1−2.23(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 353[M+H]
+
【0818】
工程6:DMF(15.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(250mg、0.7mmol)の溶液へ、HATU(400mg、1.05mmol)、N‐メチルモルホリン(0.155mL、1.4mmol)、およびtert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(165mg、0.77mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次に水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。
粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色固体として得た(300mg、77%、LC‐MS 92%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.41(s,1H),7.95−7.94(m,5H),7.67(s,1H),7.54(d,J=12.0Hz,2H),7.44(d,J=12.0Hz,2H),3.79(bs,2H),3.45(bs,3H),2.29(s,3H),1.58−1.24(m,6H),1.09(s,9H);MS(ESI) m/z 510[M+H]
+
【0819】
工程7:ジクロロメタン(10mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(300mg、0.546mmol)の溶液へ、ジクロロメタン(5mL)中のTFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)およびNaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下で濃縮乾固して、4‐(6‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(100mg、46%、AUC HPLC
95.5%);融点 124−132℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.41(s,1H),7.95−7.94(m,5H),7.67(s,1H),7.54(d,J=12.0Hz,2H),7.44(d,J=12.0Hz,2H),3.79(bs,2H),3.45(bs,3H),2.29(s,3H),1.58−1.24(m,6H),1.09(s,3H);MS(ESI) m/z
450.31[C
28H
27N
5O+H]
+
【0820】
実施例138:4‐(7‐メチル‐6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0821】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0822】
DMF(10.0mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)‐7‐メチルイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(200mg、0.566mmol)の溶液へ、HATU(322mg、0.849mmol)、N‐メチルモルホリン(0.158mL、1.132mmol)、および1‐メチルピペラジン(0.068mL、0.623mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次にこれを水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(7‐メチル‐6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリ
ルをオフホワイト色固体として得た(100mg、50%、AUC HPLC 97.6%);融点 162−164℃。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.47(s,1H),7.85−7.81(m,5H),7.57−7.53(m,5H),3.83(bs,2H),3.53(bs,2H),2.54−2.34(bm,4H),2.34(s,3H),2.33(s,3H);MS(ESI) m/z 436.27[C
27H
25N
5O+H]
+
【0823】
実施例139:4‐(6‐(2‐メチル‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0824】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0825】
工程1:DMF(6mL)中の2‐メチル‐4‐ブロモ安息香酸(2g、9.30mmol)の溶液へ、NMM(1.87g、18.604mmol)を、続いてHATU(5.3g、13.95mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(1.39g、13.95mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐ブロモ‐2‐メチルフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを褐色固体として得た(1.9g、70%、AUC LC‐MS 98%)。
【0826】
工程2:1,4‐ジオキサン(30mL)中の(4‐ブロモ‐2‐メチルフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(1.9g、6.39mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.74g、6.84mmol)、KOAc(41.88g、19.19mmol)の混合物を、アルゴンで30分間脱気した。PdCl
2dppf(140.5mg、0.19mmol)およびdppf(106.4mg、0.19mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、粗(2‐メチル‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンが褐色液体として得られ(約1.3g)、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。MS(ESI) m/z 345
【0827】
工程3:1,4‐ジオキサン(30mL)および水(6mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(3.95g、13.33mmol)、(2‐メチル‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(1.3g、3.78mmol)、K
3PO
4(1.6g、7.56mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(218mg、0.188mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィにより、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(2‐メチル‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1
,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを得た(45mg、AUC HPLC >99%);白色固体;融点 169−173℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.46(s,1H),7.85−7.80(m,3H),7.77−7.72(m,2H),7.52−7.48(m,1H),7.39−7.37(m,2H),7.28(s,1H),3.86(bs,2H),3.31(bs,2H),2.51(bs,2H),2.39(s,3H),2.33(s,5H);MS(ESI) m/z 436[C
27H
25N
5O+H]
+
【0828】
実施例140:4‐(6‐(2‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0829】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0830】
工程1:DMF(3mL)中の2‐フルオロ‐4‐ブロモ安息香酸(1g、4.56mmol)の溶液へ、NMM(922mg、9.13mmol)を、続いてHATU(2.6g、6.85mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(684mg、6.85mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐ブロモ‐2‐フルオロフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを褐色固体として得た(1.6g、100%、LC‐MS 87%)。MS(ESI) m/z 302
【0831】
工程2:1,4‐ジオキサン(30mL)中の(4‐ブロモ‐2‐フルオロフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(1.6g、5.31mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.45g、5.68mmol)、KOAc(1.56g、15.95mmol)の混合物を、アルゴンで30分間脱気した。PdCl
2dppf(116mg、0.159mmol)およびdppf(88.4mg、0.159mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、2‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニルボロン酸が褐色液体として得られ(900mg、LC‐MS 55%)、これを精製せずに次の工程で用いた。
【0832】
工程3:1,4‐ジオキサン(12mL)および水(3mL)の混合物中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(400mg、1.342mmol)、2‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニルボロン酸(900mg、3.30mmol)、K
3PO
4(711mg、3.35mmol)の溶液へ、Pd(PPh
3)
4(77.5mg、0.067mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、水で希釈し、EtOAcで抽出し、有機相を、水および鹹水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(2‐メチル‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを得た(35mg、AUC HPLC 99.56%);融点 170−1
74℃。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.77(s,1H),7.91(m,5H),7.79−7.66(m,3H),7.38−7.36(m,2H),3.80(bs,2H),3.54(bs,2H),2.61(bs,4H),2.40(s,3H);MS(ESI) m/z 440.40[C
26H
22FN
5O+H]
+
【0833】
実施例141:4‐(6‐(3‐クロロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0834】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
工程1:1,4‐ジオキサン(14mL)および水(3.5mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(436mg、1.46mmol)、3‐クロロ‐4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(500mg、1.61mmol)、K
3PO
4(775mg、3.65mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(85mg、0.0736mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、次に水で希釈し、EtOAcで抽出した。続いて、有機層を水および鹹水で洗浄し、次に無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、エチル2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートを得た(1g、90%)。この生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
【0836】
工程2:THF(10mL)およびMeOH(10mL)中のエチル2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(1g、2.49mmol)の溶液へ、水(4mL)中のLiOH(261mg、6.23mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で16時間撹拌し、減圧濃縮し、次に水で希釈し、硫酸水素カリウムで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し、これを乾燥し、減圧濃縮して、300mg(38%)の2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸を黄色固体として得た(LC‐MS 68%)。
【0837】
工程3:DMF(2mL)中の2‐クロロ‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(300mg、0.80mmol)の溶液へ、NMM(162mg、1.60mmol)を、続いてHATU(458mg、1.20mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(120mg、1.21mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、水で希釈し、ろ過することで固体が得られ、これを分取用HPLCによりさらに精製して、4‐(6‐(3‐クロロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(60mg、24%);融点 143−157℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.46(s,1H),7.85−7.79(m,4H),7.73−7.71(m,2H),7.56(s,1H),7.49−7.38(m,3H),3.88−3.83(m,2H),3.34(bs,2H),2.51−2.41(m,4
H),2.33(s,3H);MS(ESI) m/z 456.32[C
26H
22ClN
5O+H]
+
【0838】
実施例142:4‐(6‐(3‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0839】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0840】
工程1:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(3mL)中の4‐(エトキシカルボニル)‐3‐フルオロフェニルボロン酸(1.29g、6.091mmol)、K
3PO
4(3.22g、15.22mmol)の溶液へ、6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン(1g、5.07mmol)を添加し、アルゴンで30分間脱気した。(A‐Phos)
2PdCl
2(293mg、0.25mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で一晩加熱した。この反応混合物を、水で洗浄した。有機層を、濃縮し、粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96.5:3.5)により精製して、2‐フルオロ‐4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートを得た(1.16g、81%、AUC LC‐MS 84%)。
1H NMR(300MHz,DMSO‐d
6)ppm δ9.1(s,1H),7.9(m,2H),7.6(m,5H),4.3(q,J=6.9Hz,2H),1.3(t,J=6.9Hz,3H);MS(ESI) m/z 285(M+1)
【0841】
工程2:DMF(20mL)中の2‐フルオロ‐4‐(イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(1.16g、4.10mmol)の溶液へ、NIS(1.10g、4.92mmol)を添加した。この反応混合物を、100℃で3時間撹拌した。水をこの反応混合物に添加して生成物の析出を誘発し、これをろ過し、減圧乾燥して、エチル2‐フルオロ‐4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートを得た(1.2g、75%、AUC LC‐MS 92.5%)。
1H NMR(300MHz,DMSO‐d
6)δ8.5(s,1H),7.8(m,6H),4.3(q,J=6.9Hz,2H),1.3(t,J=6.9Hz,3H);MS(ESI) m/z 410(M+1)
【0842】
工程3:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(1mL)中のエチル2‐フルオロ‐4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(900mg、2.23mmol)、および4‐シアノフェニルボロン酸(394mg、2.68mmol)、K
3PO
4(949mg、4.47mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。(A‐Phos)
2PdCl
2(129mg、0.111mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で一晩加熱した。TLC
により、SMが存在しないことが示された。この反応混合物を、水で洗浄した。有機層を、濃縮し、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96.5:3.5)により精製して、エチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾエートを得た(600mg、71%)。
1H NMR(300MHz,DMSO‐d
6)ppm δ8.9(s,1H),7.8(m,6H),4.3(q,J=6.9Hz,2H),1.3(t,J=6.9Hz,3H);MS(ESI) m/z 386(M+1)
【0843】
工程4:THF(5mL)、水(5mL)、EtOH(5mL)に溶解したエチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾエート(600mg、1.55mmol)の溶液へ、LiOH(130mg、3.11mmol)を添加した。この反応混合物を、1時間撹拌した。TLCによって反応の完了が示された後、この反応混合物を、クエン酸に添加し、水で洗浄し、EtOAcで抽出した。有機層を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を再結晶によって精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸を得た(450mg、81%、AUC LC‐MS 83.2%)。
1H NMR(300MHz,DMSO‐d
6)ppm δ8.07(s,1H),7.6(d,J=8.0Hz,2H),7.5(m,2H),7.4(m,4H),7.3(d,J=11.2Hz,2H);MS(ESI) m/z 358(M+1)
【0844】
工程5:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸(450mg、1.26mmol)の溶液へ、NMM(0.28mL、2.52mmol)を、続いてHATU(957mg、2.52mmol)を室温で添加し、20分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(0.138mL、1.38mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、4‐(6‐(3‐フルオロ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(150mg、27.1%、AUC HPLC 97.4%);融点 176−185℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.86(s,1H),8.01(m,5H),7.84−7.67(m,4H),7.49(t,J=8.0Hz,1H),3.65(bs,2H),3.26(bs,4H),2.37(bs,2H),2.27(bs,4H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z 440[C
26H
22FN
5O+H]
+
【0845】
実施例143:4‐(6‐(2‐ヒドロキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0846】
【化198】
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【0847】
工程1:1,4‐ジオキサン(80mL)および水(20mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(3.95g、13.33
mmol)、(2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(4.9g、13.61mmol)、K
3PO
4(5.8g、27.22mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(785.9mg、0.68mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィにより、および分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(54mg、AUC HPLC 98.1%);融点 121−134℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.46(s,1H),7.84−7.71(m,4H),7.49(d,J=15.0Hz,1H),7.34(d,J=10.4Hz,1H),7.13(d,J=10.4Hz,1H),7.01(s,1H),3.90(s,3H),3.85(bs,2H),3.32(bs,2H),2.61−2.40(m,4H),2.32(s,3H);MS(ESI) m/z 452[C
27H
25N
5O
2+H]
+
【0848】
工程2:CH
2Cl
2(10mL)中の4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(600mg、1.33mmol)の溶液を、0℃に冷却し、続いてBBr
3(738mg、2.2mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を滴下することで反応停止し、続いてEtOAc(3×100mL)で抽出した。続いて、有機層を水および鹹水で洗浄し、次に無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 99/1から97/3)により、および分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(80mg、20%、AUC HPLC 98.7%);
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.69(s,1H),8.28(s,1H),8.00(m,4H),7.82−7.79(m,1H),7.64−7.61(m,1H),7.21−7.15(m,3H),3.39(bs,4H),2.29(bs,2H),2.18(s,3H);MS(ESI) m/z 438.2[C
26H
23N
5O
2+H]
+
【0849】
実施例144:4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0850】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0851】
工程1:1,4‐ジオキサン(30mL)および水(6mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(2.38g、8mmol)、(3‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラ
ン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(2.88g、8mmol)、K
3PO
4(3.4g、2mmol)の混合物を、アルゴンで30分間脱気した。Pd(PPh
3)
4(462mg、0.4mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィにより精製して、4‐(6‐(2‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(1g、28%、AUC 99.3%);融点 123−178℃。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.72(s,1H),7.92−7.86(m,5H),7.70−7.52(m,3H),7.17(s,1H),7.10(d,J=8.0Hz,1H),3.90(s,3H),3.81−3.56(br.m,4H),2.60(bs,4H),2.41(s,3H);MS(ESI) m/z 452.36[C
27H
25N
5O
2+H]
+
【0852】
工程2:CH
2Cl
2(10mL)中の4‐(6‐(2‐メトキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(500mg、1.1086mmol)の溶液を、0℃に冷却し、続いてBBr
3(1.72g、6.87mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌し、30分間、40℃に加熱した。完了後、この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を滴下することで反応停止し、続いてEtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 99:1から97:3)により精製して、4‐(6‐(2‐ヒドロキシ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(100mg、20%、AUC HPLC 96.8);融点 263−272℃。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ(ppm):10.20(s,1H),8.81(s,1H),8.00−7.93(m,5H),7.76−7.73(m,1H),7.63−7.60(m,1H),7.53−7.50(m,1H),6.96−6.89(m,2H),3.70−3.35(m,4H),2.34(bs,4H),2.21(s,3H);MS(ESI) m/z 438[C
26H
23N
5O
2+H]
+
【0853】
実施例145:4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0854】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
工程1:DMF(15mL)中の2‐トリフルオロメチル‐4‐ブロモ安息香酸(1g、3.74mmol)の溶液へ、NMM(755mg、7.41mmol)を、続いてHATU(2.14g、5.61mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチ
ルピペラジン(411mg、7.41mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc 100:0から60:40)により精製して、(4‐ブロモ‐2‐(トリフルオロメチル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを赤色液体として得た(1.2g、91%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.56(d,J=8.1Hz,2H),7.39(s,1H),3.79(bs,2H),3.58(bs,2H),2.45(bs,4H),2.32(s,3H);MS(ESI) m/z 352[M+H]
+
【0856】
工程2:1,4‐ジオキサン(20mL)中の4‐ブロモ‐2‐(トリフルオロメチル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(1.2g、3.42mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.04g、4.11mmol)、KOAc(1g、10.26mmol)の溶液へ、PdCl
2dppf(75mg、0.1mmol)、dppf(56mg、0.1mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)‐2‐(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン(600mg)が褐色液体として得られ、これをさらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
【0857】
工程3:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(390mg、1.3mmol)、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)‐2‐(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン(400mg、1mmol)、K
3PO
4(636mg、3mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。Pd(PPh
3)
4(34mg、0.03mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。TLCにより、SMが存在しないことが示された。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物を分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを淡黄色固体として得た(40mg、8%、AUC HPLC >99%);融点 126−131℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.49(s,1H),7.86−7.83(m,5H),7.76−7.72(m,3H),7.51−7.44(m,2H),3.89(bs,1H),3.81(bs,1H),3.26(bs,2H),2.50(bs,2H),2.33(s,5H);MS(ESI) m/z 490[C
27H
22F
3N
5O+H]
+
【0858】
実施例146:4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0859】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
工程1:1,4‐ジオキサン(15mL)中の(4‐ブロモ‐2‐ニトロフェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(750mg、2.29mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(623mg、2.45mmol)、KOAc(675mg、6.87mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。PdCl
2dppf(50mg、0.068mmol)、dppf(38mg、0.0687mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(2‐ニトロ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(400mg)が褐色液体として得られ、これは、直接質量分析により、所望されるm/zを示した。この粗生成物を、さらなる精製を行わずに次の工程で用いた。
【0861】
工程2:1,4‐ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(2‐ニトロ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(400mg、1.06mmol)、K
3PO
4(451mg、2.13mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。(A‐Phos)
2PdCl
2(61mg、0.053mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。この反応混合物に水を添加して析出を誘発し、これをろ過して粗生成物を得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 96.5:3.5)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)‐3‐ニトロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを得た(340mg、68.5%、LC‐MS 89%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ8.5(s,1H),8.3(s,1H,),7.8(s,4H),7.7(d,J=8.3Hz,2H),7.5(d,J=7.9Hz,2H),3.9(bs,1H),3.7(bs,1H),3.3(s,2H),2.5(bs,2H),2.3(s,5H)
【0862】
工程3:EtOH(10mL)中の4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)‐3‐ニトロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(340mg、0.73mmol)の溶液に、HCl(1mL)およびSnCl
2(492mg、2.18mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で2時間加熱した。仕上げ処理およびカラムクロマトグラフィによる精製を行って、4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(120mg、99.2%、AUC HPLC >99%);融点 218−222℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.67(s,1H),8.02−7.99(m,5H),7.80(d,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),7.10(d,J=8.0Hz,1H),7.02(s,1H),6.93(d,J=8.0Hz,1H),5.32(s,2H),3.47(bs,4H),2.31(bs,4H),2.19(s,3H);MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0863】
実施例147:4‐(6‐(3‐(ジエチルアミノ)‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0864】
【化202】
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【0865】
メタノール(20mL)中の4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg)の溶液へ、ホルムアルデヒド(6mL)および酢酸(2mL)を添加し、この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。NaCNBH
3(4当量)を0℃で添加し、この反応混合物を、室温で6時間撹拌した。この反応混合物を、NaHCO
3溶液で塩基性化し、EtOAcで抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィにより精製することで(150mg、75%)が得られ、これをさらに分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐(ジメチルアミノ)‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(90mg、45%、AUC HPLC 97.52%);融点 161−166℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.47(s,1H),7.84−7.74(m,6H),7.51(d,J=9.2Hz,1H),7.31(d,J=8.0Hz,1H),7.05(d,J=7.6Hz,1H),3.85(s,2H),3.40−3.27(m,2H),2.87(s,6H),2.51(bs,2H),2.34(bs,6H);MS(ESI) m/z 465[C
28H
28N
6O+H]
+
【0866】
実施例148:4‐(6‐(3‐(ジエチルアミノ)‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0867】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0868】
メタノール(20mL)中の4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg)の溶液へ、アセトアルデヒド(4mL)および酢酸(2mL)を添加し、この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。NaCNBH
3(4当量)を0℃で添加し、この反応混合物を、室温で6時間撹拌した。この反応混合物を、NaHSO
4溶液で塩
基性化し、EtOAcで抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィにより精製することで、所望される生成物が得られ(90mg、90%)、これをさらに分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐(ジエチルアミノ)‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(70mg、31%、AUC HPLC 99.15%);融点
118−122℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.48(s,1H),7.83−7.73(m,6H),7.50(d,J=9.2Hz,1H),7.33(d,J=8.0Hz,1H),7.11(d,J=7.6Hz,1H),7.05(s,1H),4.00(bs,1H),3.71(bs,1H),3.39(bs,1H),3.26−3.15(m,5H),3.58(bs,1H),2.42(bs,2H),2.32(s,2H),2.22(bs,2H),1.11(t,J=6.0Hz,6H);MS(ESI) m/z 493[C
30H
32N
6O+H]
+
【0869】
実施例149:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【0870】
【化204】
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【0871】
DCM(20mL)中の4‐(6‐(3‐アミノ‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(200mg、0.45mmol)の溶液へ、無水酢酸(70mg、0.68mmol)およびピリジン(72mg、0.91mmol)を0℃で添加し、この反応混合物を、0℃から室温まで16時間撹拌した。この反応混合物を、NaHSO
4水溶液で酸性化し、EtOAcで抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮し、分取用HPLCにより精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミドをオフホワイト色固体として得た(50mg、22%、AUC HPLC 96.7%);融点 156−172℃。
1H NMR(400MHz,DMSO d
6)δ9.68(s,1H),8.73(s,1H),7.99(s,5H),7.81−7.80(m,2H),7.65(d,J=11.2Hz,1H),7.58(d,J=12.0Hz,1H),7.34(d,J=10.8Hz,1H),3.6(bs,2H),3.25(bs,2H),2.39(bs,2H),2.25(bs,2H),2.20(s,3H),2.00(s,3H);MS(ESI) m/z 479[C
28H
26N
6O
2+H]
+
【0872】
実施例150:4‐(6‐(3‐(メチルアミノ)‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0873】
【化205】
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【0874】
工程1:THF(23mL)中のメチルアミン(THF中2M、128mL、255mmol)の溶液へ、n‐ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、80mL、201mmol)を0℃でゆっくり添加した。この混合物を、0℃で1時間撹拌し、次にこれを、THF(5mL)中の4‐ブロモ‐2‐フルオロ安息香酸(5g、22.8mmol)の溶液へ、カニューレを介して−78℃で移した。この反応物を30分間撹拌し、その後、これを、270mLの1N HClにより、−78℃で反応停止した。水層を酢酸エチル(4×200mL)で抽出し、1つにまとめた有機抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィ(シリカ、溶出液 100% CH
2Cl
2からCH
2Cl
2/MeOH 93:7)により精製して、4‐ブロモ‐2‐(メチルアミノ)安息香酸を薄オレンジ色固体として得た(1.83g、35%、LC‐MS 94%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.82(d,J=8.8Hz,1H),6.86(d,J=1.2Hz,1H),6.76(dd,J=1.6,8.4Hz,1H),2.94(s,3H);LC‐MS m/z 230[M]+
【0875】
工程2:DMF(15mL)中の4‐ブロモ‐2‐(メチルアミノ)安息香酸(1g、4.38mmol)の溶液へ、NMM(664mg、6.57mmol)を、続いてHATU(2.49g、6.57mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(486mg、4.81mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 石油エーテルから石油エーテル/EtOAc 60/40)により精製して、(4‐ブロモ‐2‐(トリフルオロメチル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンをオフホワイト色固体として得た(0.8g、60%、LC‐MS 68%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.01(s,1H),6.91(d,J=7.9Hz,2H),6.79(d,J=4.8Hz,1H),5.3(bs,1H),3.61(bs,4H),2.54(bs,4H).LC‐MS m/z 312[M]+
【0876】
工程3:1,4‐ジオキサン(20mL)中の(4‐ブロモ‐2‐(メチルアミノ)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(0.8g、2.564mmol)の溶液へ、ビス(ピナコラート)ジボロン(716mg、2.82mmol)、KOAc(544mg、5.56mmol)、PdCl
2dppf(56mg、0.076mmol)、およびdppf(42mg、0.076mmol)を順に添加した。この反応混合物を、90℃で16時間加熱し、次にEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、(2‐(メチルアミノ)‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンが褐色液体として得られ(700mg)、精製を行わずにこれを次の工程で用いた。
【0877】
工程4:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(4mL)中の(2‐(メチルアミ
ノ)‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(300mg、1.01mmol)、(2‐(メチルアミノ)‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(400mg、1.1mmol)、K
3PO
4(428mg、2.02mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気し、その後Pd(PPh
3)
4(34mg、0.03mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で1時間加熱し、次に水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH
95:5)により、続いて分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、4‐(6‐(3‐(メチルアミノ)‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄褐色固体として得た(145mg、26%、AUC HPLC 99.2%);融点 128−133℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.5(s,1H),7.84−7.54(m,6H),7.54−7.52(d,J=7.5Hz,1H),7.15−7.13(d,J=7.1Hz,1H),6.80−6.76(m,2H),5.04(s,1H),3.67(bs,4H),2.88(d,J=0.08Hz,3H),2.44(bs,4H),2.33(s,3H);MS(ESI) m/z 451.1[C
27H
26N
6O+H]
+
【0878】
実施例151:4‐(6‐(3‐(メチルアミノ)‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0879】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0880】
工程1:THF(23mL)中のメチルアミン(THF中2M、128mL、255mmol)の溶液へ、n‐ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、80.3mL、201mmol)を0℃でゆっくり添加した。この混合物を、0℃で1時間撹拌し、次にこれを、THF(5mL)中の4‐ブロモ‐2‐フルオロ安息香酸(5g、22.8mmol)の溶液へ、カニューレを介して−78℃で移した。この反応物を30分間撹拌し、その後、これを、270mLの1N HClにより、−78℃で反応停止した。水層を酢酸エチル(4×200mL)で抽出した。1つにまとめた有機抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 100% CH
2Cl
2からCH
2Cl
2/MeOH 93:7)により精製して、4‐ブロモ‐2‐(メチルアミノ)安息香酸を薄オレンジ色固体として得た(1.83g、35%、LC‐MS 94%)。
1H NMR(400MHz,CDCI
3)δ7.82(d,J=8.8Hz,1H),6.86(d,J=1.2Hz,1H),6.76(dd,J=1.6,8.4Hz,1H),2.94(s,3H);LC‐MS m/z 230.8[M]+
【0881】
工程2:DMF(15mL)中の4‐ブロモ‐2‐(メチルアミノ)安息香酸(1g、4.38mmol)の溶液へ、NMM(664mg、6.57mmol)を、続いてHATU(2.49g、6.57mmol)を添加し、得られた混合物を、室温で30分間撹
拌した。モルホリン(419mg、4.81mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 100% 石油エーテルから石油エーテル/EtOAc 40/60)により精製して、(4‐ブロモ‐2‐(トリフルオロメチル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノンを固体として得た(1.2g、92%、AUC LC‐MS 88%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.82(d,J=8.8Hz,1H),6.86(d,J=1.2Hz,1H),6.76(dd,J=8.4Hz,1H),5.41(bs,1H),3.84−3.61(m,8H),2.94(d,J=4.4Hz,3H).LC‐MS m/z 299[M]+
【0882】
工程3:1,4‐ジオキサン(20mL)中の(4‐ブロモ‐2‐(メチルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン(1.2g、4.02mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.12g、4.42mmol)、KOAc(1.18g、12.06mmol)の溶液へ、PdCl
2(dppf)(87mg、0.12mmol)およびdppf(66mg、0.12mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、(2‐(メチルアミノ)‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノンが褐色液体として得られ(800mg)、精製を行わずにこれを次の工程で用いた。
【0883】
工程4:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(300mg、1.013mmol)、(2‐(メチルアミノ)‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(385mg、1.1mmol)、K
3PO
4(428mg、2.02mmol)の溶液へ、Pd(PPh
3)
4(58mg、0.05mmol)を添加した。この反応混合物を、90℃で1時間加熱し、次に水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、4‐(6‐(3‐(メチルアミノ)‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(4.5mg、10.2%、AUC HPLC 94.67%);融点 302−307℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.5(s,1H),7.84−7.54(m,6H),7.54−7.52(d,J=7.5Hz,1H),7.15−7.13(d,J=7.1Hz,1H),6.80−6.76(m,2H),5.04(s,1H),3.70−3.79(m,8H),2.88(d,J=2.8Hz,3H);MS(ESI) m/z 436.1[C
26H
23N
5O
2+H]
+
【0884】
実施例152:4‐(6‐(4‐(2‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)アセチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0885】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0886】
工程1:ACN(30mL)中の2‐ブロモ‐1‐(4‐ブロモフェニル)エタノン(2.5g、8.99mmol)の溶液へ、K
2CO
3(2.5g、173mmol)を、続いて1‐メチルピペラジン(1.17g、11.69mmol)を室温で添加し、16時間撹拌した。この反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、CHCl
3中の10% MeOHを溶出液として用いてシリカゲルのプラグに通し、濃縮して、1‐(4‐ブロモフェニル)‐2‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)エタノン 1を黄色固体として得た(500mg、40%、LC‐MS 84%)。
【0887】
工程2:1,4‐ジオキサン(10mL)中の1‐(4‐ブロモフェニル)‐2‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)エタノン(250mg、0.84mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(278mg、1.09mmol)、KOAc(323mg、3.29mmol)の混合物へ、PdCl
2(dppf)(18.5mg、0.02mmol)およびdppf(14mg、0.02mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。直接質量分析により、所望されるm/zが示された。この反応混合物を、単離せずに次の工程で用いた。
【0888】
工程3:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(3mL)中の(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)‐1‐(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)エタノン(1.2g、3.48mmol)、4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(1.24g、4.18mmol)、K
3PO
4(2.21g、10.44mmol)の混合物をへ、Pd(PPh
3)
4(120mg、0.1mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で4時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(2‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)アセチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(150mg、15%、AUC HPLC 95.07%);融点
93−98℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.53(s,1H),8.12(d,J=10.8Hz,2H),7.85−7.77(m,6H),7.62(d,J=10.8Hz,2H),7.54(d,J=12.8Hz,1H),3.82(s,2H),2.67−2.62(m,8H),2.32(s,3H);MS(ESI) m/z 436[C
27H
25N
5O+H]
+
【0889】
下表中の以下の化合物を、実施例152の工程3で用いたものに類似の手順に従って作製した。
【0890】
【表3-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0891】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0892】
中間体15:4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
1,4‐ジオキサン(15mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(450g、1.51mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(410mg、1.61mmol)、KOAc(444mg、4.53mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気した。PdCl
2dppf(33mg、0.045mmol)、dppf(25mg、0.045mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルが褐色液体として得られ、これを精製せずに次の工程で用いた。MS(ESI)m/z 346[M+H]
【0893】
実施例159:4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0894】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0895】
工程1:DMF(5mL)中の2‐メトキシ‐4‐ブロモ安息香酸(1g、4.32mmol)の溶液へ、NMM(0.97mL、8.65mmol)を、続いてHATU(2.46g、6.49mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。N‐Boc‐ピペラジン(886mg、4.76mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、tert‐ブチル4‐(4‐ブロモ‐2‐メトキシベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを固体として得た(1.7g、95%、LC‐MS 92%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):7.29(s,1H),7.17(q,J=11.6Hz,2H),3.82(s,3H),3.5(bs,2H),3.31−3.26(m,2H),3.25−3.09(m,4H),1.40(s,9H);MS(ESI) m/z 398/401[C
17H
23BrN
2O
4]
+
【0896】
工程2:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐ブロモ‐2‐メトキシベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(649mg、1.62mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(468mg、1.35mmol)、K
3PO
4(862mg、4.06mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(78mg、0.06mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐メトキシベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを固体として得た(500mg、50%、LC‐MS 87%)。
【0897】
工程3:CH
2Cl
2(5mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐メトキシベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(100mg、0.18mmol)の0℃に冷却した溶液へ、BBr
3(2mL)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(50mL)を滴下することで反応停止し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を水、鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/CHCl
3 5:95)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(50mg、63%、AUC HPLC 96.65%)、融点:170−175℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):10.0(bs,1H),8.69(s,1H),7.99(s,5H),7.80(d,J=9.3Hz,1H
),7.62(d,J=7.9Hz,1H),7.19(s,2H),7.12(s,1H),3.51(bs,2H),3.21(bs,2H),2.63(s,4H);MS(ESI) m/z 422.0[C
25H
21N
5O
2−H]
【0898】
実施例160:4‐(6‐[3‐(モルホリン‐4‐イル)‐4‐(モルホリン‐4‐イルカルボニル)フェニル]イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0899】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
工程1:DMF(6mL)中の2‐フルオロ‐4‐ブロモ安息香酸(1g、4.56mmol)の溶液へ、K
2CO
3(1.26g、9.13mmol)を、続いてモルホリン(0.47g、5.47mmol)を室温で添加し、反応物を加熱して還流し、同じ温度で20時間撹拌した。この反応混合物を、室温まで冷却し、水(20mL)を添加し、1N HCl(5mL)で酸性化した。この反応混合物を、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、4‐ブロモ‐2‐(モルホリン‐4‐イル)安息香酸を得た(700mg、90%、LC‐MS 95%)。
【0901】
工程2:DMF(6mL)中の4‐ブロモ‐2‐モルホリノ安息香酸(700mg、2.46mmol)の溶液へ、NMM(0.49g、4.91mmol)を、続いてHATU(1.39g、3.68mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。モルホリン(0.25g、2.94mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を室温で16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、(4‐ブロモ‐2‐モルホリノフェニル)(モルホリノ)メタノンを得た(600mg、LC‐MS 86%)。
【0902】
工程3:1,4‐ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の(4‐ブロモ‐2‐モルホリノフェニル)(モルホリノ)メタノン(400mg、1.12mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(470mg、1.35mmol)、K
3PO
4(478mg、2.25mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(50mg)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐[3‐(モルホリン‐4‐イル)‐4‐(モルホリン‐4‐イルカルボニル)フェニル]イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(50mg、20%、AUC HPLC 99.20%);融点 237−240℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.46(s,1H),7.84−7.79(m,4H),7.73(d,J=8.4Hz,2H),7.51(t,J=5.6Hz,1H),7.37(d,J=8.0Hz,1H),7.24(s,1H),7.11(s,1H),3.99−3.95(m,1H),3.85−3.66(m,8H),3.55−3.40(m,1H),3.42−3.32(m,3H),3.21−3.18(m,1H),2.90−2.89(m,2H);MS(ESI) m/z 494[C
29H
27N
5O
3+H]
【0903】
実施例161aおよびb:4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0904】
【化211】
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【0905】
工程1:MeOH(5mL)中の(4‐ブロモフェニル)(ピペリジン‐4‐イル)メタノン(600mg、2.23mmol)の溶液へ、(Boc)
2O(561mg、2.57mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌し、濃縮した。残渣をメタノールから再結晶して、tert‐ブチル4‐(4‐ブロモベンゾイル)ピペリジン‐1‐カルボキシレートを固体として得た(650mg、74.5%、LC‐MS 98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):7.94(d,J=8.4Hz,2H),7.78(d,J=8.8Hz,2H),3.82−3.59(m,3H),3.02(bs,2H),1.92(bs,2H),1.75(bm,2H),1.46(bs,9H);MS(ESI) m/z 370[C
17H
22BrNO
3+2]
+
【0906】
工程2:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐ブロモベンゾイル)ピペリジン‐1‐カルボキシレート(599mg、1.62mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(468mg、1.35mmol)、K
3PO
4(862mg、4.06mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(78mg、0.06mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を、水および鹹水溶液で洗浄し、次に無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィにより精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐1‐カルボキシレートを固体として得た(250mg、28%、LC‐MS 39.6%)。
【0907】
工程3:tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐1‐カルボキシレート(250mg)を、1,4‐ジオキサン(5mL)中のHClにより、0℃で2時間処理した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(50mL)を滴下することで反応停止し、この混合物を、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/CHCl
3 5:95)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(ピペリジン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体とし
て得た(50mg、25%、AUC HPLC 98.84%)、融点:129−133℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.87(s,1H),8.59(bs,1H),8.30(bs.1H),8.11(d,J=8.4Hz,1H),8.07(s,1H),8.04−7.97(m,4H),7.95−7.87(m,4H),3.80(bs,1H),3.34(d,J=12.7Hz,2H),3.10(t,J=11.2Hz,2H),1.97(d,J=13.2Hz,2H),1.76(q,J=10.8Hz,2H);MS(ESI) m/z 407[C
26H
22N
4O+H]
【0908】
工程4:MeOH(5mL)中の4‐(6‐(4‐(ピペリジン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)(20mg、0.04mmol)の0℃に冷却した溶液へ、NaBH
4(37mg、0.09mmol)を添加し、この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで抽出し、有機層を、水および鹹水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/CHCl
3 5:95)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(ヒドロキシ(ピペリジン‐4‐イル)メチル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(50mg、25%、AUC HPLC 97%)。このラセミ化合物を、キラルHPLCにより分割して、両エナンチオマーを白色固体として得た。第一のエナンチオマー(実施例161a)(10mg、30%、AUC HPLC 98%、キラルHPLC 99.6%)および第二のエナンチオマー(実施例161b)(15mg、AUC HPLC 98%、キラルHPLC 95.3%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.48(s,1H),7.83−7.71(m,6H),7.53−7.50(m,3H),7.41(d,J=7.6Hz,2H),4.48(d,J=6.8Hz,1H),3.20(dd,J=12.48Hz,2H),2.60(q,J=9.6Hz,3H),2.10(d,J=13.2Hz,2H),1.80(bs,2H),1.40(d,J=12.8Hz,2H);MS(ESI) m/z 409[C
26H
24N
4O+H]
+
【0909】
実施例162:4‐(6‐(3‐フルオロ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0910】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
工程1:1,4‐ジオキサン(5mL)および水中の4‐(エトキシカルボニル)‐3‐フルオロフェニルボロン酸(400mg、1.34mmol)、4‐6‐ブロモイミダゾ[1,2a]ピリジン3イル)ベンゾニトリル(313mg、1.47mmol)、K
3PO
4(853mg、4.02mmol)の混合物へ、(A‐Phos)
2PdCl
2(77mg、0.06mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、100℃で一晩加熱した。この反応混合物を、水で洗浄し、酢酸エチルで抽出し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/CHCl
3 10:90)により精製して、エチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾエートを得た(350mg、67.8%、LC
‐MS 98.5%)。
1H NMR;(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.91(s,1H),7.99−8.02(m,6H),7.83−7.79(m,4H),4.3(q,J=7Hz,2H),1.3(t,J=7.4Hz,3H);MS(ESI) m/z 386[C
23H
16FN
3O
2+H]
+
【0912】
工程2:15mLのTHF/H
2O/EtOH 1:1:1中のエチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロベンゾエート(350mg、0.90mmol)の溶液へ、LiOH(76mg、1.81mmol)を添加し、この反応混合物を、室温で3時間撹拌した。この反応混合物を、クエン酸で反応停止し、水で洗浄し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。有機層を、水および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗生成物を、再結晶により精製して、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸を得た(200mg、61.7%、LC‐MS
95.7%)。
【0913】
工程3:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐フルオロ安息香酸(200mg、0.56mmol)の溶液へ、NMM(0.12mL、1.12mmol)を、続いてHATU(319g、0.84mmol)を添加し、20分間撹拌した。この反応混合物へ、モルホリン(0.05g、0.61mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、4‐(6‐(3‐フルオロ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(100mg、42%、AUC HPLC 99.33%)、融点:115−135℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.48(s,1H),7.85−7.80(m,4H),7.72(d,J=8.3Hz,2H),7.54−7.45(m,2H),7.47(dd,J=3.0Hz,1H),7.29(d,J=1.2Hz,1H),3.83(d,J=4.3Hz,4H),3.79(s,2H),3.39(s,2H);MS(ESI) m/z 427.35[C
25H
19FN
4O
2+H]
+
【0914】
実施例163:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐モルホリノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0915】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0916】
DMF(10mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(250mg、0.73mmol)、4‐(4‐メチルピペリジン‐4‐イル)モルホリン(149mg、0.81mmol)の混合物へ、HATU(41mg、1.10mmol)およびNMM(0.16mL、1.47mmol)を添加し、この反応混合物を、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希
釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐モルホリノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(60mg、16%、AUC HPLC 97.67%)、融点:238−242℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.79(s,1H),8.00(s,5H),7.82−7.72(m,4H),7.49(d,J=7.4Hz,2H),3.92(bs,1H),3.58(s,4H),3.41(s,2H),3.31(s,1H),2.44(s,4H),1.82(bs,1H),1.75(bs,1H),1.39(bs,2H),0.90(s,3H);MS(ESI) m/z
506.46[C
31H
31N
5O
2+H]
【0917】
実施例164:4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0918】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0919】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(250mg、0.73mmol)、1‐メチル‐4‐(4‐メチルピペリジン‐4‐イル)ピペラジン(159mg、0.81mmol)の混合物へ、HATU(419mg、1.10mmol)を、続いてNMM(0.16mL、1.47mmol)を添加し、この反応混合物を、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、4‐(6‐(4‐(4‐メチル‐4‐(5‐メチル‐1,3,4‐オキサジアゾール‐2‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(100mg、26%、AUC HPLC 98.77%)、融点:262−267℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ(ppm):8.49(s,1H),7.84−7.72(m,6H),7.57−7.50(m,5H),4.01(bs,1H),3.55(bs,2H),3.37(bs,1H),2.55−2.45(m,8H),2.28(s,3H),1.93(bs,1H),1.77(bs,1H),1.51(bs,1H),1.42(bs,1H),0.97(s,3H);MS(ESI) m/z 519[C
32H
34N
6O+H]
【0920】
実施例165:4‐(6‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0921】
【化215】
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【0922】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(0.25g、0.74mmol)の溶液へ、HATU(0.419g、1.1mmol)、N‐メチルモルホリン(0.15g、1.47mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐カルボキシレート A(0.15g、0.81mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃から室温まで16時間撹拌し、次にH
2O(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを得た(0.23g、LC‐MS 92%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3);δ8.48(s,1H),7.87−7.83(m,4H),7.72(d,J=8Hz,2H),7.59−7.51(m,5H),3.7−3.46(m,8H),1.43(s,9H);MS(ESI) m/z 508[C
30H
29N
5O
3+H]
+
【0923】
工程2:エーテル中の塩酸の溶液を、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.23g、0.45mmol)へ0℃で滴下した。反応混合物を、室温で2時間撹拌した。エーテルを減圧蒸発させ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性化した。こうして形成された固体をろ過して、4‐(6‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(80mg、43.3%、AUC HPLC 95.22%)、融点:88−98℃。
1H NMR:(400MHz,CDCl
3)δ(ppm)8.50(s,1H),7.84−7.73(m,6H),7.59−7.51(m,5H),3.84(bs,2H),3.25(bs,2H),3.05−2.8(m,4H),1.62(s,1H);MS(ESI) m/z 408.2[C
25H
21N
5O+H]
+
【0924】
実施例166:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【0925】
【化216】
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【0926】
工程1:DCM(15mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾエート(1g、4.37mmol)の溶液へ、TEA(0.873g、8.6mmol)を、続いて塩化アセチル(0.406g、5.21mmol)を0℃で添加し、4時間撹拌した。この反応混合物を、DCMで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、メチル2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾエートを白色固体として得た(600mg、51%)。
【0927】
工程2:1,4‐ジオキサン(15mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾエート(0.6g、2.21mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.61g、2.435mmol)、KOAc(0.65g、6.64mmol)の溶液へ、Pd
2(dba)
3(60mg、0.066mmol)、P(Cy)
3(60mg、0.066mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、メチル2‐アセタミド‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)ベンゾエートが緑色固体として得られ(600mg、LC‐MS 70%)、これを精製せずに次の工程で用いた。
【0928】
工程3:1,4‐ジオキサン(5mL)および水(1mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)ベンゾエート(0.6g、1.87mmol)、4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(0.4g、1.34mmol)、K
3PO
4(0.57g、mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(40mg)を添加し、この反応混合物を、90℃で一晩加熱し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/CHCl
3 3.5:96.5)により精製して、メチル2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートを得た(350mg、63%、LC‐MS 85%)。
【0929】
工程4:10mLのTHF:H
2O:EtOH(1:1:1)中のメチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐ホルムアミドベンゾエート(350mg、0.85mmol)の溶液へ、LiOH(72mg、1.723mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、減圧濃縮し、次に水(10mL)をこの反応混合物に添加し、得られた固体をろ過して、2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸を白色固体として得た(200mg、LC‐MS 92%)。
【0930】
工程5:DMF(6mL)中の2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(200mg)の溶液へ、NMM(0.178g、1.76mmol)を、続いてHATU(0.59g、1.56mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。モルホリン(92mg、1.06mmol)を添加し、撹拌を室温で一晩継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、粗化合物が得られ、これを分取用HPLCにより精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)アセタミドを淡黄色固体として得た(151mg、AUC HPLC 96.2%):融点 150−153℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.10(s,1H),8.57(s,1H),8.53(s,1H),7.84−7.73(m,6H),7.53(d,J=9.6Hz,1H),7.31(d,J=8.0Hz,2H),3.73(bs,8H),2.21(s,3H);MS(ESI) m/z 466[M+1]
【0931】
実施例167:4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0932】
【化217】
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【0933】
工程1:1,4‐ジオキサン(80mL)および水(20mL)中の4‐(6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(400mg、1.35mmol)、(2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(562mg、1.62mmol)、K
3PO
4(572mg、2.7mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(77mg、0.068mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(120mg、20%、AUC HPLC 95.96%);融点 169−174℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.46(s,1H),7.84−7.71(m,6H),7.49(d,J=15.0Hz,1H),7.34(d,J=10.4Hz,1H),7.13(d,J=10.4Hz,1H),7.01(s,1H),3.90(s,3H),3.85(bs,4H),3.42(bs,2H),3.35(m,2H);MS(ESI) m/z 437[C
26H
22N
4O
3−H]
+
【0934】
工程2:CH
2Cl
2(10mL)中の4‐(6‐(3‐メトキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(120mg、0.273mmol)の0℃に冷却した溶液へ、BBr
3(136mg、0.547mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を滴下することで
反応停止し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を、水、鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(80mg、72%、AUC HPLC 98.42%)。融点 104−106℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):10.06(s,1H),8.69(s,1H),7.99(m,5H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.62(d,J=9.2Hz,1H),7.27−7.54(m,2H),7.13(s,1H),3.59−3.26(m,8H);MS(ESI) m/z 425[C
25H
20N
4O
3+H]
+
【0935】
実施例168:4‐(6‐(3‐((1,3‐ジオキソイソインドリン‐2‐イル)メチル)‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0936】
【化218】
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【0937】
工程1:MeOH(100mL)中の5‐ブロモイソベンゾフラン‐1(3H)‐オン(5g、23.47mmol)およびKOH(1.58g、28.17mmol)の溶液を、4時間還流した。MeOHを除去し、残渣をDMF(30mL)に溶解し、イミダゾール(4.79g、70.41mmol)およびtert‐ブチルジメチルシリルクロリド(7.07g、46.94mmol)により0℃で処理し、反応物を、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を水へ注ぎ入れ、Et
2O(3×100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、鹹水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、真空濃縮した。粗残渣を、MeOH(15mL)およびTHF(15mL)に溶解し、次にK
2CO
3(6.47g、46.94mmol)の水溶液で処理した。この混合物を、室温で16時間撹拌し、水(60mL)で希釈した。この混合物を、0℃に冷却し、クエン酸の飽和溶液でpHを5−6に調節した。2つの相を分離し、水層をEt
2O(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、鹹水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、真空濃縮して、4‐ブロモ‐2‐((tert‐ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)安息香酸を得た(4g、49%、LC‐MS 90.5%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ13.21(s,1H),7.88−7.81(m,2H),7.
62(d,J=8Hz,1H),5.08(s,2H),0.97(s,9H),0.48(s,6H);MS(ESI) m/z 346[C
14H
21BrSiO
3+H]
+
【0938】
工程2:DMF(20mL)中の4‐ブロモ‐2‐((tert‐ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)安息香酸(3g、8.69mmol)の溶液へ、HATU(4.95g、13.03mmol)、N‐メチルモルホリン(1.75g、17.38mmol)、およびモルホリン(0.9g、10.43mmol)を添加した。この反応混合物を、0℃から室温まで16時間撹拌し、次にH
2O(50mL)で希釈し、EtOAc(3×150mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 ヘキサン/EtOAc 70:30)により精製して、(4‐ブロモ‐2‐((tert‐ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)フェニル)(モルホリノ)メタノンを得た(1g、28%、LC‐MS
98.56%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.70(s,1H),7.43(d,J=1.6Hz,1H),7.02(d,J=8Hz,1H),4.69(bs,2H),3.77(bs,4H),3.58(bs,2H),3.26(bs,2H),0.94(s,9H),0.11(s,6H);MS(ESI) m/z 415[C
18H
22BrNSiO
3+H]
+
【0939】
工程3:THF(10mL)中の(4‐ブロモ‐2‐((tert‐ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(1g、2.41mmol)の溶液へ、THF中のフッ化テトラブチルアンモニウム(THF中の1M溶液、4.83mL、4.83mmol)を0℃で滴下した。この反応混合物を、室温で1時間撹拌し、H
2O(20mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 ヘキサン/EtOAc 30:70)により精製して、(4‐ブロモ‐2‐(ヒドロキシメチル)フェニル)(モルホリノ)メタノンを得た(570mg、79%、LC‐MS 90%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.62(s,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.09(d,J=8Hz,1H),4.55(bs,2H),3.78(bs,4H),3.60(bs,2H),3.35(bs,2H);MS(ESI) m/z 301.15[C
12H
14BrNO
3+H]
+
【0940】
工程4:THF(30mL)中の(4‐ブロモ‐2‐(ヒドロキシメチル)フェニル)(モルホリノ)メタノン(2.8g、9.33mmol)、フタルイミド(1.5g、10.26mmol)、およびトリフェニルホスフィン(3.66g、13.99mmol)の溶液へ、DEAD(2.43g、13.99mmol)を0℃で滴下した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌し、次にH
2O(50mL)で希釈し、EtOAc(3×150mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 ヘキサン/EtOAc 70:30)により精製することで、2‐(5‐ブロモ‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)ベンジル)イソインドリン‐1,3‐ジオンが得られ(2g、LC‐MS 39%)、これを精製せずに次の工程で用いた。
【0941】
工程5:1,4‐ジオキサン(15mL)および水(3mL)中の2‐(5‐ブロモ‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)ベンジル)イソインドリン‐1,3‐ジオン 5(540mg、1.26mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(521mg、1.51mmol)、K
3PO
4(534mg、2.52mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(72.7mg、0.06mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、水で希
釈し、EtOAcで抽出し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、4‐(6‐(3‐((1,3‐ジオキソイソインドリン‐2‐イル)メチル)‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを薄黄色固体として得た(250mg、35%、AUC HPLC 98%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.44(s,1H),7.86−7.64(m,10H),7.46(d,J=8.4Hz,2H),7.31(d,J=8.2Hz,2H),5.03−4.97(m,2H),3.85−3.66(m,6H),3.40(s,2H);MS(ESI) m/z 568[C
34H
25N
5O
4+H]
+
【0942】
実施例169:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【0943】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0944】
工程1:1,4‐ジオキサン(10mL)中の2‐アミノ‐4‐ブロモ安息香酸(2.5g、11.57mmol)の溶液へ、ビス(トリクロロメチル)カーボネートを0℃で添加し、この反応混合物を、110℃で16時間加熱した。この反応混合物を、濃縮し、ろ過し、ヘキサンで洗浄して、7‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d][1,3]オキサジン‐2,4‐ジオンをオフホワイト色固体として得た(2.3g、82%、LC‐MS 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ11.8(s,1H),7.83(d,J=8.4Hz,1H),7.43(d,J=8.4Hz,2H);MS(ESI) m/z 242[C
8H
4BrNO
3+H]
+
【0945】
工程2:DMF(5mL)中の7‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d][1,3]オキサジン‐2,4‐ジオン(400mg、1.65mmol)、tert‐ブチルメチル(ピペリジン‐4‐イル)カルバメート(389mg、1.81mmol)の溶液へ、DMAP(20mg、0.16mmol)を室温で添加し、同じ温度で16時間撹拌した。この反応混合物に、氷冷水を添加し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、水、鹹水溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得
た。粗生成物をn‐ペンタンで洗浄して、tert‐ブチル1‐(2‐アミノ‐4‐ブロモベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメートを得た(670mg、98%、LC‐MS 94%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ6.93(d,J=8.4Hz,1H),6.88(s,1H),6.83(d,J=6.8Hz,1H),4.42(s,3H),4.21(brs,2H),2.95(s,2H),2.88(s,3H),1.72−1.62(m,4H),1.46(s,9H);MS(ESI) m/z 412/414[C
18H
26BrN
3O
3]
+
【0946】
工程3:DCM(10mL)中のtert‐ブチル1‐(2‐アミノ‐4‐ブロモベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメート(0.73g、1.78mmol)の溶液へ、トリエチルアミン(0.74mL、5.34mmol)を添加した。塩化アセチル(0.19mL、2.67mmol)をこの反応混合物へ0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。この反応混合物に、水を添加し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、水、鹹水溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をn‐ペンタンで洗浄して、tert‐ブチル1‐(2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメートを得た(650mg、80.5%、LC‐MS 92.5%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.01(s,1H),8.55(s,1H),7.25(d,J=8.4Hz,1H),7.01(d,J=6.8Hz,1H),4.18(s,2H),2.95(s,3H),2.74(s,4H),2.18(s,3H),1.82−1.65(m,3H),1.46(s,9H);MS(ESI) m/z 554/556[C
20H
28BrN
3O
4]
+
【0947】
工程4:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のtert‐ブチル1‐(2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメート(215mg、0.47mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(196.8mg、0.57mmol)、K
3PO
4(201mg、0.95mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(27.4mg、0.02mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、セライト層を通してろ過し、CHCl
3中の10% MeOHで洗浄し、ろ液を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 97:3)により精製して、tert‐ブチル1‐(2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメートを薄黄色固体として得た(210mg、75%、LC‐MS 61%)。
【0948】
工程5:DCM(10mL)中のtert‐ブチル1‐(2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル(メチル)カルバメート(200mg、0.33mmol)の溶液へ、TFA(1.2mL)を0℃で添加した。この反応混合物を、室温で3時間撹拌し、減圧濃縮し、飽和NaHCO
3溶液で塩基性化した。析出物をろ過によって単離し、乾燥した。粗生成物を分取用HPLCにより精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(4‐(メチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミドを淡黄色固体として得た(30mg、18%、AUC HPLC 95.9%)。融点 147−151℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.07(s,1H),8.53(s,2H),7.84−7.73(m,6H),7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.73(s,1H),7.31(d,J=8.0Hz,1H),4.60(s,1H),3.95(s,1H),3.15(s,2H),2.77(s,1H),2.49(s,3H),2.19(s,3H
),2.05(s,3H),1.44(s,2H);MS(ESI) m/z 493.05[C
29H
28N
6O
2+H]
+
【0949】
実施例170:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【0950】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0951】
工程1:1,4‐ジオキサン(10mL)中の2‐アミノ‐4‐ブロモ安息香酸(2.5g、11.57mmol)の溶液へ、ビス(トリクロロメチル)カーボネートを0℃で添加し、この反応混合物を、110℃で16時間加熱した。この反応混合物を、濃縮し、ろ過し、ヘキサンで洗浄して、7‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d][1,3]オキサジン‐2,4‐ジオンをオフホワイト色固体として得た(2.3g、82%、LC‐MS 99%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ11.8(s,1H),7.83(d,J=8.4Hz,1H),7.43(d,J=8.4Hz,2H);MS(ESI) m/z 242[C
8H
4BrNO
3+H]
+
【0952】
工程2:DMF(5mL)中の7‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d][1,3]オキサジン‐2,4‐ジオン(400mg、1.65mmol)、tert‐ブチルメチル(ピペリジン‐4‐イル)カルバメート(389mg、1.81mmol)の溶液へ、DMAP(20mg、0.16mmol)を室温で添加し、この混合物を16時間撹拌した。この反応混合物に、氷冷水を添加し、こうして析出した固体をろ過し、水、n‐ペンタンで順に洗浄し、乾燥して、tert‐ブチル4‐(2‐アミノ‐4‐ブロモベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを得た(910mg、57%、LC‐MS 64.6%)。MS(ESI) m/z 384/386[C
16H
22BrN
3O
3+H]
+
【0953】
工程3:ジクロロメタン(10mL)中のtert‐ブチル4‐(2‐アミノ‐4‐ブロモベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.9g、2.35mmol)の溶液へ、TEA(0.98mL、7.05mmol)を添加した。この反応混合物に、塩化アセチル(0.25mL、3.53mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。この反応混合物に水を添加し、この混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、水および鹹水で順に洗浄した。有機溶液を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(
シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 97:3)により精製して、tert‐ブチル4‐(2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを薄黄色固体として得た(600mg、60%、LC‐MS 96.3%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.96(s,1H),8.54(s,1H),7.24(d,J=10Hz,1H),7.04(d,J=8.0Hz,1H),3.58−3.41(m,8H),2.15(s,3H),1.47(s,9H);MS(ESI)
m/z 426/428[C
18H
24BrN
3O
4]
+
【0954】
工程4:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中のtert‐ブチル4‐(2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(373mg、0.87mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル C(364mg、1.05mmol)、K
3PO
4(372.7mg、1.76mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(50.7mg、0.04mmol)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、セライト層を通してろ過し、CHCl
3中の10% MeOHで洗浄し、ろ液を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 97:3)により精製して、tert‐ブチル4‐(2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを薄黄色固体として得た(310mg、62%、LC‐MS 76%)。MS(ESI) m/z 565[C
32H
32N
6O
4+H]
+
【0955】
工程5:ジクロロメタン(10mL)中のtert‐ブチル4‐(2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(250mg、0.44mmol)の溶液へ、TFA(1.2mL)を0℃で添加した。この反応混合物を、室温で3時間撹拌した。反応混合物を、水で希釈し、飽和NaHCO
3溶液で塩基性化し、CHCl
3中の10% MeOHで抽出した。1つにまとめた有機層を、水、鹹水溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。この化合物を、分取用HPLCによりさらに精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)‐2‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)アセタミドをオフホワイト色固体として得た(30mg、14.6%、AUC HPLC 98.3%)。融点 160−165℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.08(s,1H),8.56−8.53(m,2H),7.84−7.77(m,6H),7.75−7.73(m,1H),7.55−7.30(m,3H),3.62(s,4H),2.93(s,4H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z 465[C
27H
24N
6O
2+H]
+
【0956】
実施例171:4‐(6‐(3‐(ピペラジン‐1‐イル)‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0957】
【化221】
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【0958】
工程1:DMF(6mL)中の4‐ブロモ‐2‐(4‐(tert‐ブトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル)安息香酸(0.8g、2.08mmol)の溶液へ、NMM(0.41g、4.16mmol)を、続いてHATU(1.18g、3.12mmol)を室温で添加し、この反応混合物を、30分間撹拌した。tert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボキシレート(0.46g、2.49mmol)を添加し、撹拌を室温で16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水、鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、tert‐ブチル4‐(4‐ブロモ‐2‐(4‐(tert‐ブトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートをオフホワイト色固体として得た(600mg、52%、LC‐MS 80%)。
【0959】
工程2:1,4‐ジオキサン(15mL)および水(1mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐ブロモ‐2‐(4‐(tert‐ブトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(612mg、1.10mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(470mg、1.00mmol)、K
3PO
4(427mg、2.01mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(40mg、0.01mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 メタノール/ジクロロメタン 10:90)により精製して、tert‐ブチル4‐(2‐(4‐(tert‐ブトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル)‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを薄褐色固体として得た(200mg、29%、LC‐MS 52%)。
【0960】
工程3:DCM(5mL)中のtert‐ブチル4‐(2‐(4‐(tert‐ブトキシカルボニル)ピペラジン‐1‐イル)‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(200mg)の溶液へ、エーテル(5mL)中のHCl溶液を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、濃縮し、NaHCO
3で塩基性化し、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 メタノール/ジクロロメタン 10:90)により精製して、4‐(6‐(3‐(ピペラジン‐1‐イル)‐4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(100mg、70%、AUC HPLC 94.35%);融点 170−174℃。
1H NMR(400MHz,DMSOd
6)δ8.76(s,1H),8.02(s,5H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.39(d,J
=8.0Hz,1H),7.28(s,1H),7.25(d,J=8.0Hz,2H),3.67−3.64(m,1H),3.51−3.47(m,1H),3.16−3.13(m,3H),3.01(s,1H),2.97−2.67(m,9H),2.5(s,1H);MS(ESI) m/z 492.31[C
29H
29N
7O+H]
+
【0961】
実施例172:4‐(6‐(4‐(4‐メトキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルの合成
【0962】
【化222】
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【0963】
工程1:DMF(10mL)中の4‐ブロモ安息香酸(500mg、4.97mmol)の溶液へ、HATU(1.41g、7.46mmol)、N‐メチルモルホリン(0.69mL、12.44mmol)、および4‐メチルピペリジン‐4‐オール塩酸塩(452mg、5.97mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃から室温まで16時間撹拌し、次にH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、水、鹹水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 97:3)により精製して、(4‐ブロモフェニル)(4‐ヒドロキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐イル)メタノンを淡黄色固体として得た(435mg、58%、LC‐MS 92.2%)。MS(ESI) m/z 298/300[C
13H
16BrNO
2+H]
+
【0964】
工程2:無水DMF(8mL)中の(4‐ブロモフェニル)(4‐ヒドロキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐イル)メタノン(375mg、1.26mmol)の溶液を、予めn‐ヘキサンで洗浄して0℃に冷却した水素化ナトリウム(120.8mg、50%、5.03mmol)に添加した。ヨウ化メチル(2.5mL、40.14mmol)をこの反応混合物に添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、氷冷水で反応停止し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、水、鹹水溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、(4‐ブロモフェニル)(4‐メトキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐イル)メタノンを緑色固体として得た(250mg)。MS(ESI) m/z 312/314[C
14H
18BrNO
2+H]
+
【0965】
工程3:1,4‐ジオキサン(15mL)および水(2mL)中の(4‐ブロモフェニル)(4‐メトキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐イル)メタノン(240mg、0.77mmol)、4‐(6‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(318.4mg、0.92mmol)、K
3PO
4(326mg、1.54mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(44mg、0.04mmol)を添加し、この反応混合物を、100℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で順に洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/DCM/MeOH 97:3)により精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メトキシ‐4‐メチルピペリジン‐1‐
カルボニル)フェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐3‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(70mg、29%、AUC HPLC 96.73%)。融点 159−163℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.50(s,1H),7.84−7.72(m,6H),7.58−7.50(m,5H),4.40(s,1H),3.55−3.40(m,2H),3.33−312(m,4H),,1.92(s,1H),1.75(s,1H),1.45(s,2H),1.20(s,3H);MS(ESI) m/z 451[C
28H
26N
4O
2+H]
+
【0966】
実施例173:(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)メタノン
【0967】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0968】
工程1:ACN(300mL)中の6‐ブロモイミダゾ[1,2‐a]ピリジン(20g、101.5mmol)の溶液へ、N‐ヨードスクシンイミド(22.8g、101.5mmol)を室温で添加し、5時間撹拌した。この反応混合物を、ろ過し、熱アセトニトリルで洗浄して、6‐ブロモ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジンを淡黄色固体として得た(22g、67%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.29(s,1H),7.58(d,J=9.2Hz,1H),7.35(d,J=7.6Hz,1H),7.27(s,1H)
【0969】
工程2:DMF(100mL)および水(15mL)中の6‐ブロモ‐3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン(21g、65.4mmol)、4‐クロロフェニルボロン酸(11.22g、71.9mmol)、K
3PO
4(27.7g、130.8mmol)の混合物を、アルゴンで30分間脱気した。Pd(PPh
3)
4(3.77g、3.27mmol)を添加し、再度アルゴンで30分間脱気し、この反応混合物を、90℃で6時間加熱した。TLCにより、SMが存在しないこと、および2つの極性スポットの形成が示された。水(2×100mL)をこの反応混合物に添加して析出を誘発し、これをろ過して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 (CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジンを黄色がかった緑色固体として得た(10.6g、52%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.38(s,1H),7.69(s,1H),7.60(d,J=8.0Hz,2H),7.82(t,J=9.2Hz,1H),7.58(q,J=5.2Hz,4H),MS(ESI) m/z 309[C
13H
8BrN
2Cl+2H]
+
【0970】
工程3:4‐(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(3.81g、19.67mmol)、K
3PO
4(6.95g、32.78mmol)、およびPd(PPh
3)
4(
0.56g、0.49mmol)を、1,4‐ジオキサン/H
2O(50:5mL)の混合物中のエチル6‐ブロモ‐3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン(5g、16.39mmol)の溶液へ、アルゴン雰囲気下、室温で順に添加した。この反応混合物を、6時間還流し、水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc
1:1)により精製して、エチル4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエートをオフホワイト色固体として得た(2.7mg、58%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9,21(s,1H),8.95(s,1H),8.21(s,1H),8.17−8.12(m,5H),8.08(s,1H),7.91(d,J=8.0Hz,2H),7.82(t,J=8.4Hz,1H),4.03(q,J=7.2Hz,2H),1.42(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 378[C
22H
17ClN
2O
2+H]
+
【0971】
工程4:THF(40mL)、水(10mL)、およびMeOH(10mL)の混合物中のエチル4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(2.7g、7.18mmol)およびLiOH(0.9g、21.54mmol)の溶液を、室温で5時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮することで、4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸がオフホワイト色固体として得られ(900mg、37%)、これを精製せずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.87(s,1H),8.14(s,1H),8.12−8.02(m,5H),7.95−7.87(m,5H);MS(ESI) m/z 349[C
20H
13ClN
2O
2+H]
+
【0972】
工程5:DMF(15.0mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(500mg、1.43mmol)の溶液へ、HATU(817mg、2.14mmol)、N‐メチルモルホリン(0.317mL、2.86mmol)、およびtert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(336mg、1.58mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色固体として得た(410mg、52%、LC‐MS 92%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.68(s,1H),7.85−7.77(m,6H),7.70−7.66(m,1H),7.61(d,J=12.0Hz,2H),7.46(d,J=12.0Hz,2H),3.79(bs,2H),3.45(bs,3H),1.45(bs,5H),1.38(s,9H),1.10(s,3H);MS(ESI) m/z 545[C
31H
33ClN
4O
3+H]
+
【0973】
工程6:ジクロロメタン(10mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(400mg、0.73mmol)の溶液へ、ジクロロメタン(5mL)中のTFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下にて濃縮乾固して、粗化合物を得た。粗化合物を分取用HPLCにより精製して、(4‐アミノ‐
4‐メチルピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)メタノンを黄色固体として得た(80mg、16%、AUC HPLC 97.59%);融点 109−124℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.68(s,1H),7.85−7.77(m,6H),7.70−7.66(m,1H),7.61(d,J=12.0Hz,2H),7.46(d,J=12.0Hz,2H),3.79(bs,2H),3.45(bs,3H),1.45(bs,5H),1.10(s,3H);MS(ESI) m/z 445[C
26H
25ClN
4O+H]
+
【0974】
実施例174:(4‐アミノピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)メタノン
【0975】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0976】
工程1:DMF(15.0mL)中の4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)安息香酸(400mg、1.14mmol)の溶液へ、HATU(651mg、1.71mmol)、N‐メチルモルホリン(0.235mL、2.28mmol)、およびtert‐ブチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(251mg、1.26mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌し、次にこれを、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5 により精製して、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートをオフホワイト色固体として得た(310mg、50%、LC‐MS 91%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.42(s,1H),8.0(s,1H),7.79(d,J=9.2Hz,2H),7.73(s,1H),7.58−7.45(m,7H),4.60(bs,1H),4.45(bs,1H),3.78(bs,2H),3.18(bs,2H),3.00(bs,2H),2.18−1.89(m,2H),1.44(s,9H);MS(ESI) m/z 531[C
30H
31ClN
4O
3+H]
+
【0977】
工程2:DCM(15mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(310g、0.73mmol)の溶液へ、TFA(3mL)を添加し、この反応混合物を、室温で3時間撹拌した。この反応混合物を、濃縮し、氷冷水へ注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を、NaHCO
3溶液(2×20mL)、水(2×10mL)、および鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物を分取用HPLCにより精製して、(4‐アミノピペリジン‐1‐イル)(4‐(3‐(4‐クロロフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリ
ジン‐6‐イル)フェニル)メタノンを白色固体として得た(80mg、21%、AUC
HPLC 97.7%);融点 85−89℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.69(s,1H),7.85(s,1H),7.82−7.78(m,5H),7.70−7.61(m,3H),7.46(d,J=8.0Hz,2H),4.28(bs,1H),3.58(s,1H),3.07(bs,1H),2.94(bs,1H),2.82(m,1H),1.75−1.67(m,4H),1.23(s,1H),1.18(bs,1H);MS(ESI) m/z 431.44[C
25H
23ClN
4O+H]
+
【0978】
実施例175:(4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン
【0979】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0980】
4‐ヒドロキシフェニルボロン酸(136mg、0.98mmol)、K
3PO
4(380mg、1.79mmol)、およびPd(PPh
3)
4(51mg、0.04mmol)を、1,4‐ジオキサン/H
2O(15:1.5mL)の混合物中の4‐(3‐ヨードイミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)メタノン(400mg、0.896mmol)の溶液へ、アルゴン雰囲気下、室温で順に添加した。この反応混合物を、6時間還流し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により、および分取用HPLCにより精製して、(4‐(3‐(4‐ヒドロキシフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)フェニル)(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)をオフホワイト色固体として得た(100mg、23%、AUC HPLC 98.3%);融点 151−217℃。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):9.79(s,1H),8.55(s,1H),7.78−7.72(m,3H),7.67−7.46(m,6H),6.94(d,J=12.0Hz,2H),3.62(bs,2H),3.35(bs,2H),2.31(m,4H),2.20(s,3H);MS(ESI) m/z 413[C
25H
24N
4O+H]
+
【0981】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
実施例176:4‐(5‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0983】
【化227】
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【0984】
工程1:1,4‐ジオキサン(10mL)および水(2mL)中の5‐ブロモピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン(300mg、1.5mmol)の溶液へ、4‐エトキシカルボニルフェニルボロン酸(380mg、1.95mmol)、K
3PO
4(955mg、4.5mmol)、およびPd(PPh
3)
4(52mg、0.04mmol)を順に添加した。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下、90℃で4時間加熱し、次にEtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc 9:1から1:1)により精製して、エチル4‐(ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(200mg、49%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.77(d,J=8.0,1H),8.18−8.15(m,4H),7.33(d,J=7.5Hz,2H),7.12(d,J=4.4Hz,1H),6.77(d,J=2.2Hz,1H),4.45(q,J=6.8Hz,2H),1.44(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 268[C
15H
13N
3O
2+H]
+
【0985】
工程2:DCM(15mL)およびACN(35mL)中のエチル4‐(ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート(2.3g、9.36mmol)の溶液へ、NBS(2.02g、11.23mmol)を0℃で添加し、同じ温度で1時間撹拌した。この反応混合物を、ろ過し、水で洗浄し、乾燥して、エチル4‐(3‐ブロモピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(2.0g、67%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.77(d,J=8.0Hz,1H),8.18−8.15(m,4H),8.14(s,1H),7.38(d,J=4.4Hz,1H),4.40(q,J=6.8Hz,2H),1.44(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 346[C
15H
12BrN
3O
2]
+
【0986】
工程3:1,4‐ジオキサン(3mL)および水(1mL)中のエチル4‐(3‐ブロモピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート(120mg、0.34mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(66mg、0.44mmol)、K
3PO
4(220mg、1.03mmol)の溶液を、アルゴンで30分間脱気し、その後、Pd(PPh
3)
4(12mg、0.01mmol)を添加した。この反応混合物を、アルゴン下、90℃で3時間加熱し、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ
(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc 90/10から50/50)により精製して、エチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエートを黄色固体として得た(80mg、61%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.80(d,J=7.5Hz,1H),8.58(s,1H),8.30−8.20(m,6H),7.79(d,J=12.0Hz,2H),7.45(d,J=12.0Hz,1H),4.40(q,J=6.8Hz,2H),1.44(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI) m/z 369[C
22H
16N
4O
2+H]
+
【0987】
工程4:THF(20mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート(500mg、1.35mmol)の溶液へ、水(4mL)中のLiOH(228mg、5.43mmol)を室温で添加し、16時間撹拌した。TLCにより、SMが存在しないこと、および極性スポットの形成が示された。この反応混合物を減圧濃縮することで、700mgの4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸が黄色固体として得られ、これを、精製せずに次の工程で用いた。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):12.2(bs,1H),9.35(d,J=6.8Hz,1H),8.97(s,1H),8.48−8.44(m,2H),8.34(d,J=8.0Hz,1H),8.14(d,J=8.4Hz,2H),8.09(d,J=8.0Hz,2H),7.93(d,J=8.0Hz,1H),7.86(d,J=8.0Hz,1H);MS(ESI) m/z 340[C
20H
12N
4O
2+H]
+
【0988】
工程5:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(460mg、1.35mmol)の溶液へ、NMM(348mg、2.7mmol)を添加し、続いてHATU(775mg、2.03mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(270mg、2.7mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 90:10)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(5‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(50mg、9%、AUC HPLC 97.6%);融点 111−124℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=8.0Hz,1H),8.52(s,1H),8.29(d,J=16.0Hz,2H),8.23(d,J=16.0Hz,2H),7.75(d,J=16.0Hz,2H),7.61(d,J=16.0Hz,1H),7.41(d,J=12.0Hz,1H),3.84(bs,2H),3.49(bs,2H),2.53(bs,2H),2.39(bs,2H),2.34(s,3H);MS(ESI) m/z 423[C
25H
22N
6O+H]
+
【0989】
実施例177:4‐(5‐(4‐(4‐イソプロピルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0990】
【化228】
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【0991】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(400mg、1.17mmol)の溶液へ、NMM(303mg、2.3mmol)を、続いてHATU(670mg、1.76mmol)を室温で添加し、この反応混合物を、30分間撹拌した。1‐イソプロピルピペラジン(196mg、1.52mmol)をこの反応混合物に添加し、室温で撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取用HPLCにより精製して、4‐(5‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(45mg、8%、AUC HPLC >99%);融点 106−116℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.77(d,J=8.0Hz,1H),8.51(m,1H),8.30(d,J=12Hz,2H),8.22(d,J=12Hz,2H),7.75(d,J=8.0Hz,2H),7.61(d,J=8.0Hz,2H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),3.83(s,2H),3.47(bs,2H),2.75(m,1H),2.63(bs,2H),2.49(bs,2H),1.06(d,J=8.0Hz,6H);MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【0992】
実施例178:4‐(5‐(4‐(4‐エチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0993】
【化229】
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【0994】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(400mg、1.17mmol)の溶液へ、NMM(303mg、2.35mmol)を、続いてHATU(670mg、1.76mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。1‐メチルピペラジン(270mg、2.7mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取用HPLCにより精製して、4‐
(5‐(4‐(4‐エチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(15mg、AUC HPLC 97.4%);融点 200−202℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.77(d,J=8.0Hz,1H),8.51(s,1H),8.30−8.20(m,4H),7.75(d,J=12.0Hz,2H),7.61(d,J=12.0Hz,2H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),3.85(bs,2H),3.50(bs,2H),2.56(bs,4H),2.47(q,J=8.0Hz,2H),1.11(t,J=8.0Hz,3H);MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【0995】
実施例179:4‐(5‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0996】
【化230】
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【0997】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(200mg、0.588mmol)の溶液へ、NMM(117mg、1.17mmol)を、続いてHATU(667mg、0.88mmol)を添加し、この溶液を、室温で30分間撹拌した。1‐メチル‐4‐(ピペリジン‐4‐イル)ピペラジン(118mg、0.646mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間維持した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残渣を分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/0.075% NH
4HCO
3)により精製して、4‐(5‐(4‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(30mg、10%、AUC HPLC 98.6%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=8.7Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.2Hz,2H),8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.768(d,J=7.7Hz,2H),7.62(d,J=7.6Hz,2H),7.41(d,J=7.4Hz,1H),5.6(bs,1H),3.8(bs,1H),3.19(bs,1H),2.6(bs,4H),2.4(bs,4H),2.3(bs,3H),2.06−1.82(m,2H),1.45(bs,3H);MS(ESI) m/z 506[C
30H
31N
7O+H]
+
【0998】
実施例180:4‐(5‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【0999】
【化231】
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【1000】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(200mg、0.588mmol)の溶液へ、NMM(117mg、1.17mmol)を、続いてHATU(667mg、0.88mmol)を添加し、この溶液を、室温で30分間撹拌した。N,N‐ジメチルピペリジン‐4‐アミン(82mg、0.646mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、4‐(5‐(4‐(4‐(ジメチルアミノ)ピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(50mg、19%、AUC HPLC 99.8%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3);δ(ppm):8.78(d,J=8.7Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.2Hz,2H),8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.76(d,J=7.7Hz,2H),7.62(d,J=7.6Hz,2H),7.41(d,J=7.4Hz,1H),4.9(bs,1H),3.90(bs,1H),3.17(bs,1H),2.91(bs,1H),2.45(bs,1H),2.38(bs,6H),2.08(bs,1H),1.95(bs,1H),1.52(bs,2H);MS(ESI) m/z 451[C
27H
26N
6O+H]
+
【1001】
実施例181:4‐(5‐(4‐(1,4‐オキサゼパン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【1002】
【化232】
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【1003】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(200mg、0.58mmol)の溶液へ、NMM(117mg、1.17mmol)を、続いてHATU(667mg、0.88mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。1,4‐オキサゼパン(65mg、0.646mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により、続いて分取用HPLC(C
18、ACN/H
2O/0.075% NH
4HCO
3)により精製して、4‐(5‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(20mg、8%、AUC HPLC 99%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=8.7Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.3Hz,2H),8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.768(d,J=7.7Hz,2H),7.62(d,J=7.6Hz,2H),7.41(d,J=7.4Hz,1H)4.09−3.80(m,5H),3.7(bs,1H),3.67(bs,2H),2.1(bs,1H);1.9(bs,1H);MS(ESI) m/z 424[C
25H
21N
5O
2+H]
+
【1004】
実施例182:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イル)アセタミド
【1005】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(600mg、1.76mmol)の溶液へ、NMM(266mg、2.64mmol)を、続いてHATU(1.0g、2.64mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。tert‐ブチル4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(414.3mg、1.93mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮することで、粗生成物が得られ、tert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメートを黄色固体として得た。(400mg、42.5%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.77(d,J=7.5Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.3Hz,2H),8.22(d,J=7.9Hz,2H),7.75(d,J=8.4Hz,2H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),7.41(d,J=8.8Hz,1H),4.39(bs,1H),4.1(s,1H),3.41−3.32(m,3H),2.3(m,2H),1.67−1.44(m,2H),1.44(s,3H),1.25(s,9H);MS(ESI) m/z 537[C
31H
32N
6O
3+H]
+
【1007】
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イルカルバメート(400mg、0.73mmol)の溶液へ、ジクロロメタン(5mL)中のTFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下で濃縮
乾固して、粗生成物としての4‐(5‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(300mg、93%);
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):9.33(d,J=7.2Hz,1H),8.96(s,1H),8.46(d,J=8.4Hz,2H),8.41(d,J=8.4Hz,2H),7.93(d,J=8.0Hz,2H),7.84(d,J=7.2Hz,2H),7.60(d,J=8.4Hz,1H),5.20(bs,2H),3.44−3.35(m,4H),1.90−1.60(m,4H),1.38(s,3H);MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+;MS(ESI) m/z 437[C
26H
24N
6O+H]
+
【1008】
工程3:ジクロロメタン(10mL)中の4‐(5‐(4‐(4‐アミノ‐4‐メチルピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル 7(300mg、0.73mmol)の溶液へ、TEA(3mL)およびジクロロメタン中の塩化アセチル(63mg、0.825mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下で濃縮乾固して、粗化合物を得た。粗残渣を分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)‐4‐メチルピペリジン‐4‐イル)アセタミドを黄色固体として得た(180mg、56%、AUC HPLC 99.48%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=7.6Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.4Hz,2H),8.23(d,J=8.4Hz,2H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),7.62(d,J=8.0Hz,2H),7.41(d,J=7.6Hz,1H),5.19(s,1H),4.1(bs,1H),3.54−3.25(m,3H),2.3−2.10(m,2H),2.0(s,3H),1.6−1.70(m,2H),1.42(s,3H);MS(ESI) m/z 479.35[C
28H
26N
6O
2+H]
+;MS(ESI) m/z 479[C
28H
26N
6O
2+H]
+
【1009】
実施例183:4‐(5‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【1010】
【化234】
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【1011】
工程1:DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(400mg、1.17mmol)の溶液へ、NMM(234mg、2.35mmol)を、続いてHATU(667mg、1.76mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。tert‐ブチルピペラジン‐1‐カルボキシレート(239mg、1.28mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄
した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、粗生成物が得られ、tert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレートを得た(250mg、42%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=7.6Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.0Hz,2H),8.23(d,J=8.4Hz,2H),7.75(d,J=8.4Hz,2H),7.62(d,J=8.0Hz,2H),7.41(d,J=7.6Hz,1H)3.90−3.40(m,8H),1.48(s,9H);MS(ESI) m/z 509[C
29H
28N
6O
3+H]
+;MS(ESI) m/z 509[C
29H
28N
6O
3+H]
+
【1012】
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のtert‐ブチル4‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)ピペラジン‐1‐カルボキシレート(250mg、0.492mmol)の溶液へ、ジクロロメタン(5mL)中のTFA(3mL)を添加した。この反応混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、水(100mL)、NaHCO
3(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、減圧下で濃縮乾固して、粗化合物を得た。粗生成物を分取用HPLC(C18、ACN/H
2O/10mM NH
4HCO
3)により精製して、4‐(5‐(4‐(ピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(120mg、38%、AUC HPLC 97.14%);8.78(d,J=7.6Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.4Hz,2H),8.23(d,J=8.4Hz,2H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),7.6(d,J=8.0Hz,2H),7.42(d,J=7.6Hz,1H),3.8(bs,2H),3.43(bs,2H),3.00−2.80(m,4H);MS(ESI) m/z 409[C
24H
20N
6O+H]
+
【1013】
実施例184:4‐(5‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【1014】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【1015】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸 6(400mg、1.17mmol)の溶液へ、NMM(234mg、2.35mmol)を、続いてHATU(667mg、1.76mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。1‐(ピペラジン‐1‐イル)エタノン(164.7mg、1.28mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗残渣を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(5‐(4‐(4‐アセチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(220
mg、42%、AUC HPLC 98.4%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=8.7Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.2Hz,2H),8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.76(d,J=7.7Hz,2H),7.62(d,J=7.6Hz,2H),7.41(d,J=7.4Hz,1H)3.9−3.4(m,8H),2.16(bs,3H);MS(ESI) m/z 451.1[C
26H
22N
6O
2+H]
+
【1016】
実施例185:4‐(5‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【1017】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1018】
DMF(5mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸(200mg、0.58mmol)の溶液へ、NMM(117mg、1.17mmol)を、続いてHATU(667mg、0.88mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。モルホリン(56mg、0.646mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CH
2Cl
2/MeOH 95:5)により精製して、4‐(5‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(120mg、75%、AUC HPLC 97.6%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.78(d,J=8.7Hz,1H),8.52(s,1H),8.30(d,J=8.2Hz,2H),8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.76(d,J=7.7Hz,2H),7.62(d,J=7.6Hz,2H),7.41(d,J=7.4Hz,1H)3.9−3.4(m,8H);MS(ESI) m/z 410[C
24H
19N
5O
2+H]
+
【1019】
実施例186:N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)アセタミド
【1020】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【1021】
工程1:DCM(10mL)中のtert‐ブチル1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イ
ルカルバメート(450mg、0.865mmol)の溶液へ、1,4ジオキサン(7mL)中のHClを0℃で添加し、0℃から室温まで4時間撹拌した。この反応混合物を、NaHCO
3水溶液で塩基性化し、次にDCM(60mL)で抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、4‐(5‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルが黄色固体として得られ(300mg、80%、LC‐MS 91%)、これを、精製せずに次の工程で用いた。
【1022】
工程2:DCM(5mL)中の4‐(5‐(4‐(4‐アミノピペリジン‐1‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(300mg、0.71mmol)の溶液へ、TEA(0.25mL、2.13mmol)および塩化アセチル(0.07g、0.855mmol)を添加した。この反応混合物を、不活性雰囲気下、0℃から室温まで1時間撹拌し、氷冷水(10mL)で希釈し、DCM(25mL)で抽出した。有機層を、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/DCM 5:95)により精製して、N‐(1‐(4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾイル)ピペリジン‐4‐イル)アセタミドを黄色固体として得た(61mg、18%、AUC HPLC 96.26%);融点 295−297℃;
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.77(d,J=7.6Hz,1H),8.52(s,1H),8.29(d,J=8.0Hz,2H),8.22(d,J=8.4Hz,2H),7.75(d,J=8.4Hz,2H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),7.40(d,J=7.2Hz,1H),5.37(d,J=8.0Hz,1H),4.71(bs,1H),4.09−4.06(m,1H),3.78(bs,1H),3.19(bs,1H),2.98(bs,1H),2.10(bs,2H),2.00(s,3H),1.37(bs,2H);MS(ESI) m/z
465[C
27H
24N
6O
2+H]
+
【1023】
実施例187:4‐(5‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル
【1024】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【1025】
工程1:1,4‐ジオキサン(15mL)中のメチル‐4‐ブロモ‐2‐メトキシベンゾエート(3g、12.24mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(3.42g、13.46mmol)、KOAc(3.59g、36.72mmol)の混合物へ、PdCl
2(PPh
3)
2(300mg)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、単離せずに次の工程で用いた。
【1026】
工程2:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(2mL)中のメチル2‐メトキシ‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)ベ
ンゾエート(3.2g、11.04mmol)、5‐クロロピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン(1.3g、8.49mmol)、K
3PO
4(3.6g、16.99mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(150mg)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで、メチル2‐メトキシ‐4‐(ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエートが粗生成物として作製され(850mg、LC‐MS 83%)、これを、精製せずに次の工程で用いた。
【1027】
工程3:ACN(30mL)中のメチル2‐メトキシ‐4‐(ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート(850mg、3.00mmol)の溶液へ、N‐ヨードスクシンイミド(810mg、3.60mmol)を室温で添加し、2時間撹拌した。水をこの反応混合物に添加し、得られた固体をろ過し、水で洗浄して、メチル4‐((4‐ヨード‐1‐メチル‐1H‐ピラゾール‐5‐イルイミノ)メチル)‐2‐メトキシベンゾエートを得た(1.1g、90%、LC‐MS 70%)。
【1028】
工程4:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(3mL)中の(E)‐メチル4‐((4‐ヨード‐1‐メチル‐1H‐ピラゾール‐5‐イルイミノ)メチル)‐2‐メトキシベンゾエート(1.1g、2.68mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(0.51g、3.49mmol)、K
3PO
4(1.14g、5.37mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(150mg)を添加し、この反応混合物を、アルゴン下、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、メチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)‐2‐メトキシベンゾエートを黄色固体として得た(1g、90%、LC‐MS 44%)。
【1029】
工程5:THF(40mL)中のエチル4‐(3‐(4‐シアノフェニル)イミダゾ[1,2‐a]ピリジン‐6‐イル)ベンゾエート(2.7g、7.18mmol)の溶液へ、水(10mL)およびMeOH(10mL)中のLiOH(0.9g、21.54mmol)を室温で添加し、この反応混合物を、5時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮することで粗化合物が得られ、これをEtOAcで洗浄し、この反応混合物に水を添加し、次にEtOAcで希釈した。水層を、飽和KHSO
4溶液で酸性化し、次に、こうして形成された固体をろ過し、乾燥することで、4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)‐2‐メトキシ安息香酸が得られ(600mg、64%、LC‐MS 51%)、これを、精製せずに次の工程で用いた。
【1030】
工程6:DMF(6mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)‐2‐メトキシ安息香酸(300mg、0.81mmol)の溶液へ、NMM(0.163g、1.62mmol)を、続いてHATU(0.42g、1.21mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。モルホリン(84mg、0.97mmol)を添加し、撹拌を室温で16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH/DCM 10:90)により精製して、4‐(5‐(3‐メトキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(300mg、84%、LC‐MS 27%)。
【1031】
工程7:DCM中の4‐(5‐(3‐メトキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリル(300mg)の溶液へ、BBr
3(3mL)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、NaHSO
4水溶液で塩基性化し、DCMで抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 MeOH‐DCM 10:90)により、続いて分取用HPLCにより精製して、4‐(5‐(3‐ヒドロキシ‐4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐3‐イル)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(25mg、8%、AUC HPLC 98.06%));融点 290−295℃;
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):9.81(s,1H),8.77(d,J=7.2Hz,1H),8.52(s,1H),8.29(d,J=8.0Hz,2H),7.78−7.72(m,4H),7.44(d,J=7.6Hz,1H),7.38(d,J=7.6Hz,1H),3.81−3.79(m,8H);MS(ESI) m/z 426[C
24H
19N
5O
3+H]
+
【1032】
実施例188:N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)アセタミド
【1033】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【1034】
工程1:1,4‐ジオキサン(15mL)中のメチル‐2‐アセタミド‐4‐ブロモベンゾエート(2g、7.38mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.06g、8.11mmol)、KOAc(2.16g、22.14mmol)の溶液へ、Pd
2(dba)
3(200mg)およびP(Cy)
3(200mg)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、単離せずに次の工程で用いた。
【1035】
工程2:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(2mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)ベンゾエート(2.3g、7.18mmol)、5‐クロロピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン(1g、6.53mmol)、K
3PO
4(2.77g、13.07mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(150mg)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc/石油エーテル 50:50)により精製して、メチル2‐アセタミド‐4‐(ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエートを淡黄色固体として得た(600mg、30%、LC‐MS 98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ11.14(s,1H),9.4
3(s,1H),8.74(d,J=7.6Hz,1H),8.17(d,J=8.1Hz,1H),7.94(d,J=1.6Hz,1H),7.93−7.92(m,1H),7.38(d,J=7.6Hz,1H),6.76(s,1H),3.97(s,3H),2.29(s,3H);MS(ESI) m/z 311[M+H]
+
【1036】
工程3:ACN(30mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐(ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート(600mg、1.93mmol)の溶液へ、N‐ヨードスクシンイミド(522mg、2.32mmol)を室温で添加し、2時間撹拌した。水をこの反応混合物に添加し、得られた固体をろ過し、水で洗浄して、メチル2‐アセタミド‐4‐(3‐ヨードピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエートを薄褐色固体として得た(0.7g、83%、LC‐MS 87%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ11.15(s,1H),9.46(s,1H),8.70(d,J=7.6Hz,1H),8.18(d,J=8.8Hz,2H),8.09(d,J=8.4Hz,1H),7.43(d,J=7.6Hz,1H),3.98(s,3H),2.29(s,3H);MS(ESI) m/z 437[C
16H
13IN
4O
3+H].
【1037】
工程4:1,4‐ジオキサン(20mL)および水(3mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐(3‐ヨードピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート(0.7g、1.60mmol)、4‐シアノフェニルボロン酸(0.3g、2.08mmol)、K
3PO
4(0.68g、3.21mmol)の混合物へ、Pd(PPh
3)
4(100mg)を添加し、この反応混合物を、90℃で16時間加熱した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 CHCl
3/MeOH 95:5)により精製して、メチル2‐アセタミド‐4‐((E)‐1‐(4‐シアノスチリルイミノ)アリル)ベンゾエートを黄色固体として得た(550mg、85%、LC‐MS 30%)。この中間体を、精製せずに次の工程で用いた。
【1038】
工程5:THF(6mL)中のメチル2‐アセタミド‐4‐((E)‐1‐(4‐シアノスチリルイミノ)アリル)ベンゾエート(0.55g、1.33mmol)の溶液へ、水(2mL)およびMeOH(4mL)中のLiOH(0.11g、2.67mmol)を室温で添加し、5時間撹拌した。この反応混合物を減圧濃縮することで、2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸が黄色固体として得られ(350mg、リチウム塩、LC‐MS 30%)、これを、精製せずに次の工程で用いた。
【1039】
工程6:DMF(6mL)中の2‐アセタミド‐4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)安息香酸 5(350mg、0.88mmol)の溶液へ、NMM(0.17g、1.76mmol)を、続いてHATU(0.44g、1.16mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。モルホリン(92mg、1.05mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮することで粗化合物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液
MeOH/DCM 10:90)により、続いて分取用HPLCにより精製して、N‐(5‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)‐2‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)アセタミドを黄色固体として得た(28mg、7%、AUC HPLC 95.24%)。融点 151−155℃。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.16(s,1H),9.10(s,1H),8.76(d,J=7.6Hz,1H),8.52(s,1H),8.31(d,J=8.0
Hz,1H),8.04(d,J=1.2Hz,1H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),7.46−7.41(m,2H),3.76(bs,8H),2.25(s,2H);MS(ESI) m/z 465[M−1]
【1040】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【1041】
実施例189:4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)‐1H‐イミダゾ[4,5‐c]ピリジン‐1‐イル)ベンゾニトリル
【1042】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【1043】
工程:1 THF(50mL)中の無水NH
3(150mL)の溶液へ、カリウムt‐ブトキシド(19.1g、170mmol)を−78℃で添加し、この反応混合物を、−35℃まで加温した。THF100mL中の4‐メトキシ‐3‐ニトロピリジン(10.5g、68.2mmol)の溶液を、0℃に冷却し、15mLのt‐BuOOH(デカン中5M、75mmol)を5分間かけてゆっくり添加した。次に、得られた溶液を、上記で作製したt‐BuOK溶液へ1時間かけて滴下し、次に−35℃で2時間撹拌し、続いて飽和NH
4Cl水溶液の50mLで注意深く反応停止した。この反応混合物から気体を放出させ、室温まで一晩加温し、次に有機部分を濃縮し、残渣を、NH
4Cl溶液で酸性化し、ろ過した。得られた固体を、冷水で洗浄し、真空乾燥して、表題の化合物を褐色固体として得た(10.6g、91%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.48(s,1H),5.58(s,1H),3.84(s,3H);MS(ESI) m/z 171[M+H]
+
【1044】
工程2:オキシ臭化リン(5.73g、20mmol)を、アセトニトリル(20mL
)中の4‐メトキシ‐5‐ニトロ‐1H‐ピリジン‐2‐オン(1.70g、10mmol)の懸濁液へ室温で添加し、3時間加熱して還流した。この反応混合物を、冷却し、氷冷した飽和K
2CO
3水溶液へ注意深く注ぎ入れ、次にEtOAcで抽出した。有機抽出物を1つにまとめ、水および鹹水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮して、2,4‐ジブロモ‐5‐ニトロピリジンを黒色固体として得た(2.1g、75%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.87(s,1H),7.94(s,1H),MS(ESI) m/z 285[M+H]
+
【1045】
工程3:エタノール(25mL)中の2,4‐ジブロモ‐5‐ニトロピリジン(3g、7.16mmol)の溶液を、0℃に冷却し、続いて4‐シアノアニリン(0.845g、7.16mmol)およびトリエチルアミン(1.52mL、10.75mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で24時間撹拌した。完了後、この反応混合物を、0℃に冷却し、ろ過し、真空乾燥して、4‐(2‐ブロモ‐5‐ニトロピリジン‐4‐イルアミノ)ベンゾニトリルを黄色固体として得た(1.7g、38.8%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ9.73(bs,1H),9.09(s,1H),7.82(d,J=7.80Hz,2H),7.43(d,J=7.42Hz,2H);MS(ESI) m/z 317[M]
+
【1046】
工程4:エタノール(25mL)中の4‐(2‐ブロモ‐5‐ニトロピリジン‐4‐イルアミノ)ベンゾニトリル(1g、3.15mmol)の溶液を、0℃に冷却し、続いてSnCl
2・H
2O(2.13g、9.46mmol)を添加した。この反応混合物を、80℃で4時間撹拌した。完了後、この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3(100mL)を滴下することで反応停止し、続いてEtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を、水、鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、4‐(5‐アミノ‐2‐ブロモピリジン‐4‐イルアミノ)ベンゾニトリルを得た(0.8g)。MS(ESI) m/z 288[M]
+。粗生成物を、精製せずに次の工程で用いた。
【1047】
工程5:トリエチルオルソホルメート(15mL)中の4‐(5‐アミノ‐2‐ブロモピリジン‐4‐イルアミノ)ベンゾニトリル(0.8g、2.77mmol)の溶液を、100℃で16時間撹拌した。完了後、この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を滴下することで反応停止し、続いてEtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を、水、鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗化合物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 石油エーテル/EtOAc 70:30)により精製して、4‐(6‐ブロモ‐1H‐イミダゾ[4,5‐c]ピリジン‐1‐イル)ベンゾニトリルを得た(0.4g、48%);
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ8.9(d,J=8.9Hz,2H),8.15(d,J=8.1Hz,2H),7.9(t,J=7.9Hz,3H),MS(ESI) m/z 297[M]
+
【1048】
工程6:DMF(15mL)および水(5mL)中の4‐(6‐ブロモ‐1H‐イミダゾ[4,5‐c]ピリジン‐1‐イル)ベンゾニトリル(300mg、1.0mmol)、(4‐メチルピペラジン‐1‐イル)(4‐(4,4,5,5‐テトラメチル‐1,3,2‐ジオキサボロラン‐2‐イル)フェニル)メタノン(366mg、1.11mmol)、NaHCO
3(169mg、2.02mmol)の混合物へ、(A‐Phos)
2PdCl
2(35mg、0.05mmol)を添加し、この反応混合物を、90℃で1時間加熱した。この反応混合物を、水で希釈し、EtOAcで抽出し、有機相を、水および鹹水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を分取用TLCで精製して、4‐(6‐(4‐(4‐メチルピペラジン‐1‐カルボニル)フェニル)‐1H‐イミダゾ[4,5‐c]ピリジン‐1‐イル)ベンゾニトリルをオフホ
ワイト色固体として得た(60mg、15%、AUC HPLC 99.6%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):9.32(s,1H),8.23(s,1H),8.05(d,J=8.0Hz,2H),7.97(d,J=8.8Hz,2H),7.86(s,1H),7.72(d,J=8.8Hz,2H),7.53(d,J=8.4Hz,2H),3.83(bs,2H),3.48(bs,2H),2.51(bs,2H),2.34(bs,2H),2.33(s,3H);MS(ESI) m/z 423.24[C
25H
22N
6O+H]
+
【1049】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【1050】
実施例190:4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾ‐1‐イル)ベンゾニトリルの合成
【1051】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
工程1:濃硫酸(80mL)中の1,3‐ジブロモベンゼン(8.2mL、34.7mmol)の氷浴で冷却した溶液へ、KNO
3(6.8g、34.7mmol)を、内部反応温度が10℃未満に維持されるようにゆっくり添加した。この反応混合物を、さらに1時間撹拌し、次に粉砕した氷(500mL)上へ注ぎ入れた。黄色析出物を、ろ過によって単離し、水で洗浄し、減圧乾燥して、2,4‐ジブロモ‐1‐ニトロベンゼンを黄色固体として得た(8.4g、90%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):7.92(s,1H),7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.61(d,J=1.6Hz,1H);MS(ESI) m/z 280.9[C
6H
3Br
2NO
2]
+
【1053】
工程2:DMF(100mL)中の2,4‐ジブロモニトロベンゼン(8g、28.47mmol)および4‐アミノベンゾニトリル(3.69g、28.79mmol)の溶液へ、温度を0℃から5℃に維持しながら、t‐BuOK(6.38g、56.94mmol)をゆっくり添加した。この反応混合物を、室温で1時間撹拌し、次に氷水へ注ぎ入
れ、5% HCl水溶液によりpHを6に調節した。固体を回収し、水で洗浄し、EtOHからの再結晶により精製して、4‐(5‐ブロモ‐2‐ニトロフェニルアミノ)ベンゾニトリルを淡黄色固体として得た(7.0g、77%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):9.54(s,1H),8.19(d,J=9.2,1H),7.71(d,J=8.4Hz,2H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),6.91(d,J=2.0Hz,1H);MS(ESI) m/z 318[C
13H
8BrN
3O
2]
+
【1054】
工程3:エタノール(70mL)中の4‐(5‐ブロモ‐2‐ニトロフェニルアミノ)ベンゾニトリル(7g、22mmol)の0℃に冷却した溶液へ、SnCl
2・H
2O(14.9g、66.0mmol)を添加した。この反応混合物を、80℃で4時間撹拌した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を滴下することで反応停止し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を、水、鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、4‐(2‐アミノ‐5‐ブロモフェニルアミノ)ベンゾニトリルを得た(5.0g、79%、LC‐MS 60%)。この粗生成物を、精製せずに次の工程で用いた。MS(ESI) m/z 288[C
13H
10BrN
3]
+
【1055】
工程4:トリエチルオルソホルメート(25mL)中の4‐(2‐アミノ‐5‐ブロモフェニルアミノ)ベンゾニトリル(5g、17.36mmol)の溶液を、100℃で16時間撹拌した。この反応混合物を、0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を滴下することで反応停止し、次にEtOAc(3×100mL)で抽出した。有機層を、水、鹹水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc/石油エーテル 30:70)により精製して、4‐(6‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐1‐イル)ベンゾニトリルを得た(3.5g、68%、LC‐MS 80%);
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.11(s,1H),7.92(d,J=4.0Hz,2H),7.76(d,J=8.8Hz,1H),7.71(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,2H),7.51(d,J=1.6Hz,1H);MS(ESI) m/z 298[C
14H
8BrN
3]
+
【1056】
工程5:1,4‐ジオキサン(100mL)および水(20mL)中の4‐(6‐ブロモ‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐1‐イル)ベンゾニトリル(3.5g、11.74mmol)、4‐エトキシカルボニルフェニルボロン酸(2.5g、12.94mmol)、K
3PO
4(4.97g、23.48mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.67g、0.587mmol)の混合物を、アルゴン下、90℃で4時間加熱した。この反応混合物を、EtOAc(2×100mL)で希釈し、水(2×50mL)、鹹水溶液(2×50mL)で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、溶出液 EtOAc/石油エーテル 10:90から50:50)により精製して、エチル4‐(1‐(4‐シアノフェニル)‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐6‐イル)ベンゾエートをオフホワイト色固体として得た(2.8g、65%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.19(s,1H),8.12(d,J=8.4Hz,2H),7.99−7.92(m,3H),7.75−7.65(m,6H),4.41(d,J=7.2Hz,2H),1.44(t,J=7.6Hz,3H);MS(ESI) m/z 368[C
23H
17N
3O
2+H]
+
【1057】
工程6:THF(20mL)中の4‐(3‐(4‐シアノフェニル)ピラゾロ[1,5‐a]ピリミジン‐5‐イル)ベンゾエート 5(2.5g、6.8mmol)の溶液へ、水(4mL)中のLiOH(571mg、13.6mmol)を添加し、室温で16時
間撹拌した。この反応混合物を、仕上げ処理し、減圧濃縮して、4‐(1‐(4‐シアノフェニル)‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐6‐イル)安息香酸をオフホワイト色固体として得た(2g、86%、LC‐MS65%)。
1H NMR(400MHz,DMSO‐d
6)δ(ppm):8.77(s,1H),8.14(d,J=8.0Hz,2H),8.10−7.95(m,5H),7.95−7.83(m,3H),7.72(d,J=8.4Hz,1H);MS(ESI) m/z 340.13[C
21H
13N
3O
2+H]
+
【1058】
工程7:DMF(5mL)中の4‐(1‐(4‐シアノフェニル)‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾール‐6‐イル)安息香酸 6(300mg、0.88mmol)の溶液へ、NMM(0.178mL、1.76mmol)を、続いてHATU(501mg、1.32mmol)を室温で添加し、この溶液を、30分間撹拌した。モルホリン(0.84mL、0.968mmol)をこの反応混合物に添加し、撹拌を16時間継続した。この反応混合物を、EtOAcで希釈し、水および鹹水溶液で洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を、分取用HPLCにより精製して、4‐(6‐(4‐(モルホリン‐4‐カルボニル)フェニル)‐1H‐ベンゾ[d]イミダゾ‐1‐イル)ベンゾニトリルをオフホワイト色固体として得た(100mg、27%、AUC HPLC 95.9%);融点 207−210℃;
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.18(s,1H),7.98−7.92(m,3H),7.72(d,J=6.6Hz,3H),7.66−7.61(m,3H),7.51(d,J=7.9Hz,2H),3.90−3.40(m,8H);MS(ESI) m/z 409.15[C
25H
20N
4O
2+H]
+
【1059】
付属資料
【1060】
【表4-1】
[この文献は図面を表示できません]
【1061】
【表4-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1062】
【表4-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1063】
【表4-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1064】
【表4-5】
[この文献は図面を表示できません]
【1065】
【表4-6】
[この文献は図面を表示できません]
【1066】
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