特許第6475450号(P6475450)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6475450
(24)【登録日】2019年2月8日
(45)【発行日】2019年2月27日
(54)【発明の名称】航空機の油圧系
(51)【国際特許分類】
   F15B 21/041 20190101AFI20190218BHJP
   B01D 35/02 20060101ALI20190218BHJP
   B01D 29/01 20060101ALI20190218BHJP
   B01D 29/62 20060101ALI20190218BHJP
   B64C 25/22 20060101ALI20190218BHJP
【FI】
   F15B21/04 D
   B01D35/02 E
   B01D29/04 510Z
   B01D29/04 520Z
   B01D29/04 530B
   B01D29/38 580Z
   B01D35/02 A
   B64C25/22
【請求項の数】13
【外国語出願】
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-190716(P2014-190716)
(22)【出願日】2014年9月19日
(65)【公開番号】特開2015-92103(P2015-92103A)
(43)【公開日】2015年5月14日
【審査請求日】2017年9月8日
(31)【優先権主張番号】14/038,911
(32)【優先日】2013年9月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506388923
【氏名又は名称】ジーイー・アビエイション・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 俊久
(74)【代理人】
【識別番号】100113974
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 拓人
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・エス・メアーズ
【審査官】 山本 崇昭
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−148671(JP,A)
【文献】 実開昭59−102114(JP,U)
【文献】 特開2000−104299(JP,A)
【文献】 特開平07−303808(JP,A)
【文献】 実開昭62−031910(JP,U)
【文献】 実開昭52−075974(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0000757(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F15B 20/00−21/12
B01D 23/00−35/04
B01D 35/08−37/08
B64B 1/00−1/70
B64C 1/00−99/00
B64D 1/00−47/08
B64F 1/00−5/60
B64G 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機(40)の複数の油圧作動アクチュエータ(12)を作動させるための航空機の油圧系(10)であって、
作動油が蓄えられる油槽(14)と、前記油槽(14)と前記アクチュエータ(12)とを接続し、かつ前記油槽(14)と接続された主流路(24)を有する油圧供給系(16)と、前記油槽(14)から前記主流路(24)に前記作動油を圧送するために前記主流路(24)および前記油槽(14)と流体接続された油圧ポンプ(18)と、前記アクチュエータ(12)の少なくとも一部の上流で前記主流路(24)と流体接続された主濾過システム(20)と、前記主濾過システム(20)の上流と流体接続された自浄式フィルタ(22、122、222)であって、前記主流路(24)と直列に接続された主流れ部(32、132、232)および分岐部(34、134、234)を有する本体(30、130、230)を有し、分岐フィルタ(36、136、236)が、前記分岐部(34、134、234)を通過する前記作動油を濾過するために前記本体(30、130、230)内に配置されており、前記分岐部(34、134、234)が、前記主流れ部(32、132、232)を通って流れる前記作動油が前記分岐フィルタ(36、136、236)を洗浄するように前記主流れ部(32、132、232)に対して方向付けられている自浄式フィルタ(22、122、222)と、
を備える航空機の油圧系(10)。
【請求項2】
前記分岐部(34、134、234)が、前記主流れ部(32、132、232)のサイズの半分未満のサイズに形成されている、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項3】
前記分岐部(34、134、234)が、前記主流れ部(32、132、232)の1/4以下である、請求項2に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項4】
前記主流れ部(32、132、232)の直径が1インチであり、前記分岐部(34、134、234)の直径が0.25インチである、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項5】
前記油圧ポンプ(18)が、毎分10〜100ガロンを圧送するサイズに形成されている、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項6】
前記自浄式フィルタ(22、122、222)の前記本体(30、130、230)が、前記主流れ部(32、132、232)および前記分岐部(34、134、234)が形成されたT継手を備える、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項7】
前記自浄式フィルタ(22、122、222)の前記分岐フィルタ(36、136、236)が、前記T継手内にスクリーンを備える、請求項6に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項8】
少なくとも1つの付勢要素(176)が、前記T継手内に前記スクリーンを保持している、請求項7に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項9】
前記油圧供給系(16)が、前記航空機の油圧系(10)の複数の部分を流体接続するための油圧ラインを備える、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項10】
前記分岐フィルタ(36、136、236)が、前記主流れ部(32、132、232)を通る前記作動油の流れ方向と略平行である、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項11】
前記分岐フィルタ(36、136、236)が、前記分岐部(34、134、234)の開口に対して直角である、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項12】
前記分岐フィルタ(36、136、236)が、スクリーンフィルタである、請求項1に記載の航空機の油圧系(10)。
【請求項13】
前記スクリーンフィルタの平均細孔径が、0.005インチ以下である、請求項12に記載の航空機の油圧系(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機の油圧系に関する。
【背景技術】
【0002】
現代の航空機は、着陸装置、ブレーキなどの、航空機の可動部品の作動または駆動を行うための油圧系を含む場合がある。作動油は、使用中に汚染されるため、濾過する必要がある場合がある。したがって、交換可能なメディアフィルタなどの濾過システムが、そこから汚染物質を濾過するために航空機に含まれる場合がある。このような現代の航空機の油圧フィルタシステムは、費用のかかるものであり、フィルタの交換または洗浄を行うために定期的な保守点検を必要とする。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態において、本発明は、航空機の複数の油圧作動アクチュエータを作動させるための航空機の油圧系であって、作動油が蓄えられる油槽と、油槽とアクチュエータとを接続し、かつ油槽と接続された主流路を有する油圧供給系と、油槽から主流路に作動油を圧送するために主流路および油槽と流体接続された油圧ポンプと、アクチュエータの少なくとも一部の上流で主流路と流体接続された主濾過システムと、主濾過システムの上流と流体接続された自浄式フィルタであって、主流路と直列に接続された主流れ部および分岐部を有する本体を有し、分岐フィルタが、分岐部を通過する作動油を濾過するために本体内に配置されており、分岐部が、主流れ部を通って流れる作動油が分岐フィルタを洗浄するように主流れ部に対して方向付けられている自浄式フィルタとを有する、航空機の油圧系に関する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】航空機の油圧系の概略図である。
図2】航空機の一部における図1の航空機の油圧系の概略図である。
図3図1および図2の航空機の油圧系と共に使用され得る例示的な自浄式フィルタの分解斜視図である。
図4図3の自浄式フィルタの断面図である。
図5図1および図2の航空機の油圧系と共に使用され得る別の自浄式フィルタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1は、複数の油圧作動アクチュエータ12を作動させるための航空機の油圧系10であって、油槽14と、油圧供給系16と、油圧ポンプ18と、主濾過システム20と、自浄式フィルタ22とを有する航空機の油圧系10の実施形態を概略的に示している。油槽14は、作動油が蓄えられ得る任意の適切な容器であってもよい。油圧供給系16は、油槽14とアクチュエータ12とを流体接続してもよい。油圧供給系16は、油槽14と接続された主流路24を含むものとして示されている。油圧ポンプ18は、主流路24および油槽14と流体接続されてもよく、これにより、油圧ポンプ18は、油槽14から主流路24に作動油を圧送することができるようになっていてもよい。主濾過システム20は、アクチュエータ12の少なくとも一部の上流で主流路24と流体接続されてもよい。このような主濾過システム20は、交換可能なメディアフィルタアセンブリを含んでもよい。
【0006】
自浄式フィルタ22は、主濾過システム20の上流と流体接続されている。自浄式フィルタ22は、主流れ部32および分岐部34を有する本体30を含む自浄式油圧分岐フィルタとして示されている。主流れ部32は、主流路24と直列に接続されており、分岐部34は、主流れ部32から90度の角度の位置に示されている。分岐フィルタ36は、分岐部34を通過する作動油を濾過するために本体30内に配置されてもよい。さらに、分岐フィルタ36は、主流れ部32を通って流れる作動油が分岐フィルタ36を洗浄するように主流れ部32に対して方向付けられてもよい。
【0007】
航空機の油圧系10およびその構成要素は、航空機の任意の適切な部分に用いられてもよい。図2は、航空機40内の航空機の油圧系10を概略的に描いており、その一部が示されている。航空機の油圧系10が、任意の航空機40(1つ以上のエンジンアセンブリ42と、胴体44と、胴体44内に配置されたコックピット46と、胴体44から外側に延在する翼アセンブリ48とを有するものを含む)に用いられ得ることが考えられる。1つのエンジンアセンブリ42を含む、航空機40の一部しか示されていないが、任意の数のエンジンアセンブリ42が含まれ得ることが理解されるであろう。油槽14と、エンジンアセンブリ42内の油圧作動アクチュエータ12につながっているラインを含む、油圧供給系16の部分と、油圧ポンプ18と、自浄式フィルタ22とを含む、航空機の油圧系10の部分が、エンジンアセンブリ42内に含まれているものとして示されている。航空機の様々な他の部分内の油圧作動アクチュエータ12につながっている様々な油圧ラインを含む、油圧供給系16の部分および主濾過システム20を含む、航空機の油圧系10の他の部分は、航空機40の他の部分内に配置されている。図示のように、主流路24は、油槽14から、エンジンアセンブリ42を離れて、胴体44内に配置された主濾過システム20に導かれてもよい。図示の例では、油圧ポンプ18は、どこであっても毎分10〜100ガロンを圧送するサイズに形成されてもよく、主流路24は、これに応じたサイズに形成されてもよい。
【0008】
航空機40の複数の油圧作動アクチュエータ12が示されている。航空機の油圧作動アクチュエータ12の例は、ブレーキ50、フラップ52、着陸装置54、逆スラスト装置56などを含み得る。このような油圧作動アクチュエータ12の駆動または作動を行うための様々な制御機構58が、コックピット46内に含まれてもよい。制御機構58は、任意の適切な機構であってもよい。
【0009】
また、航空機40の適切な動作を可能にする複数のさらなる航空機システム(図示せず)およびコントローラ60が、航空機40に含まれてもよい。コントローラ60は、航空機の油圧系10を含む航空機システムと動作可能に接続されてもよい。例えば、油圧部品12、制御機構58、および油圧ポンプ18は、コントローラ60と動作可能に接続されてもよい。また、コントローラ60は、航空機40の他のコントローラと接続されてもよい。コントローラ60は、コックピット46に配置されているものとして示されているが、コントローラ60は、航空機40の他の部分に配置されてもよい。コントローラ60は、メモリ62および1つ以上のプロセッサ64(任意の適切なプログラムを実行し得る)を含んでもよい。
【0010】
航空機40が動作している間、様々な制御機構58が、油圧作動アクチュエータ12の位置を設定するために用いられてもよい。特定のシステムが駆動されるとき、流体は、油槽14から油圧作動アクチュエータ12に圧送される。例として、フラップ52の場合、作動油は、油圧ポンプ18によって油槽14から主濾過システム20を通って、次に、フラップ52に関連する油圧作動アクチュエータ12まで圧送されてもよい。逆スラスト装置56の場合、作動油は、油圧ポンプ18によって油槽14から自浄式フィルタ22を通って、逆スラスト装置56に関連する油圧作動アクチュエータ12まで圧送されてもよい。逆スラスト装置56および油槽14の両方が、エンジンアセンブリ42に配置されていることから、作動油は、エンジンアセンブリ42から離して配置された主濾過システム20を通過する必要がないため、作動油が自浄式フィルタ22を通過する能力は、かなり効率的である。
【0011】
自浄式フィルタは任意の適切な方法で形成されてもよいことが理解されるであろう。例えば、図3は、例示的な自浄式フィルタ122の分解図を示している。自浄式フィルタ122は、先に説明した自浄式フィルタ22と同様であり、したがって、同じ部分は、100を加えた同じ参照符号によって特定される。なお、自浄式フィルタ22の同じ部分の説明は、他に断らない限り自浄式フィルタ122にも妥当することが理解される。
【0012】
自浄式フィルタ122の自浄式フィルタ本体130は、主流れ部132および分岐部134が形成されたT継手として示されている。分岐部134は、主流れ部132のサイズの半分未満のサイズに形成されているものとして示されている。自浄式フィルタ122の分岐フィルタ136は、T継手内のスクリーンフィルタとして示されている。任意の適切な分岐フィルタ136が用いられてもよいが、フィルタスクリーンは、円筒形のスクリーンとして示されている。このようなスクリーンフィルタは、分岐フィルタ136の堅牢性および信頼性を改善するために、レーザドリル穴を有する金属円筒であってもよいし、あるいは、メッシュスクリーンが使用されてもよい。スクリーンフィルタの平均細孔径は、0.005インチ以下であってもよい。
【0013】
さらに、自浄式フィルタ122は、様々な開口172を有する、分岐フィルタ136のためのハウジング170と、取付具174と、付勢要素176とを含むさらなる部品を含むものとして示されている。図4は、組み立てられた自浄式フィルタ122の断面を示している。より容易に分かるように、付勢要素176を伴うハウジング170は、T継手内に分岐フィルタ136を保持している。付勢要素176は、スクリーンの潜在的な動作を制限することができる、図示のスプリングワッシャを含む任意の適切な種類の付勢要素であってもよい。1つの付勢要素176しか示されていないが、分岐フィルタ136を適切な位置に保持するためにさらなる付勢要素176が含まれてもよいことが理解されるであろう。取付具174は、油圧供給系16内に自浄式フィルタ122を動作可能に接続するために使用され得る任意の適切な取付具を含んでもよい。リングロック取付具(図示せず)が、油圧ラインと取付具174または主流れ部132および分岐部134を含む自浄式フィルタ122自体とを接続するために使用されてもよい。リングロック取付具は、油圧供給系16に対する信頼性の高い簡単な組込みおよび連結を可能にし得る。シール178は、分岐フィルタ136の部分内を含む、自浄式フィルタ122の部分内に含まれてもよく、これにより、作動油は、適切に自浄式フィルタ122の部分を通るように導かれてもよい。
【0014】
図示のように、分岐フィルタ136は、主流れ部132を通る作動油の流れ方向と略平行であり、分岐フィルタ136は、分岐部134の開口に対して直角である。動作中、自浄式フィルタ122は、分岐フィルタ136の汚染物質を洗い流すために、主流れ部132を通る流れを使用する。なお、この流れは、分岐部134およびこれと流体接続された油圧作動アクチュエータ12への直交流を形成するためにも使用される。このように、より大きな油圧系の一部である1つの油圧系への流れは、分岐部134によって供給されるものであり、主流れ部132の供給に対して90度の角度で分岐フィルタ136を通過する。供給流は、主流れ部132およびスクリーンフィルタの中央を通過し、流れのより大きな部分を含み、スクリーンフィルタによって捕集された汚染物質を運び去る。
【0015】
さらに、図5は、代替的な自浄式フィルタ222を示している。自浄式フィルタ222は、先に説明した自浄式フィルタ22および自浄式フィルタ122と同様であり、したがって、同じ部分は、100を加えた同じ参照符号によって特定される。なお、自浄式フィルタ22および自浄式フィルタ122の同じ部分の説明は、他に断らない限り自浄式フィルタ222にも妥当することが理解される。1つの違いは、分岐フィルタ236が円筒形ではなく、分岐フィルタ236と動作可能に接続されたフレーム280を含むことである。分岐フィルタ236およびフレーム280は、取付具274によって適切な位置に保持されてもよい。あるいは、分岐フィルタ236自体が、取付具274間に固定されてもよく、フレームは含まれなくてもよい。
【0016】
図示の例では、分岐部234は、主流れ部232の1/4以下のサイズに形成されている。例えば、主流れ部232の直径は、1インチであってもよく、分岐部234の直径は、0.25インチであってもよい。自浄式フィルタ222は、主流れ部232を通過する供給流が分岐フィルタ236を洗浄し得ることを含めて上述した自浄式フィルタと同様に機能する。
【0017】
上述した実施形態は、自浄式フィルタが、現在濾過されている航空機の流れではないシステムの流体を濾過するために使用され得ることおよびシステムの油圧ラインに直接組み込まれ得ることを含む様々な利点を提供する。さらに、サイズの小さな上述した自浄式フィルタは、一般的なフィルタアセンブリと比較して容易な組込みおよび低いコストを可能にする。さらに、このような自浄式または洗浄流れフィルタは、より大きな油圧系におけるより小さなまたはサブシステムのための一般的なフィルタアセンブリの必要性を除去することができる。さらに、上述した実施形態は、その自浄機能によってリリーフ弁、圧力損失表示(delta pressure indication)を備える必要性およびフィルタエレメントの除去、洗浄、または保守点検の必要性を除去する。
【0018】
これまでに説明されていない範囲に関して、様々な実施形態の異なる特徴および構造が、必要に応じて互いに組み合わされて使用されてもよい。ある特徴が、実施形態のすべてに示されていない場合もあるが、これは、その特徴がなくても構わないと解釈されることを意図したものではなく、説明を簡潔にするために行われている。したがって、異なる実施形態の様々な特徴は、新しい実施形態が明示的に説明されていようがいまいが、新しい実施形態を形成するために必要に応じて混合および適合されてもよい。本明細書で説明されている特徴の組合せまたは置換のすべてが、本開示に含まれる。
【0019】
この記載された説明では、最良の態様を含めて本発明を開示するために、さらには、任意の当業者が任意の装置またはシステムの作製および使用ならびに任意の組み込み方法の実行を含めて本発明を実施することを可能にするために、例が使用されている。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定されており、また、当業者によって想到される他の例を含み得る。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造的要素を有する場合または特許請求の範囲の文言と実質的な差異のない均等な構造的要素を含む場合に、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【符号の説明】
【0020】
10 航空機の油圧系
12 アクチュエータ
14 油槽
16 油圧供給系
18 油圧ポンプ
20 主濾過システム
22 洗浄流れフィルタ
24 主流路
30 本体
32 主流れ部
34 分岐部
36 分岐フィルタ
40 航空機
42 エンジンアセンブリ
44 胴体
46 コックピット
48 翼アセンブリ
50 ブレーキ
52 フラップ
54 着陸装置
56 逆スラスト装置
58 制御機構
60 コントローラ
62 メモリ
64 プロセッサ
122 洗浄流れフィルタ
130 洗浄流れフィルタ本体
132 主流れ部
134 分岐部
136 分岐フィルタ
170 ハウジング
172 開口
174 取付具
176 付勢要素
178 シール
222 洗浄流れフィルタ
230 洗浄流れフィルタ本体
232 主流れ部
234 分岐部
236 分岐フィルタ
274 取付具
278 シール
280 フレーム
図1
図2
図3
図4
図5