(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザが前記強制リマインダユーザインタフェースにコマンドを入力することに応答して、強制リマインダメッセージ生成ユーザインタフェースを表示することをさらに含み、前記強制リマインダメッセージ生成ユーザインタフェースが、入力制御エリアを含み、前記入力制御エリアが、
生成された強制リマインダメッセージの1人または複数の受信者を前記ユーザが指定できるようにするための受信者入力制御、
前記生成された強制リマインダメッセージを伝達するための前記第2の通信チャネルを前記ユーザが指定できるようにするための通信チャネル入力制御、および、
前記生成された強制リマインダを伝達する時間を前記ユーザが指定できるようにするための伝達時間制御
を少なくとも含む、請求項1に記載の方法。
前記生成された強制リマインダメッセージが、既定の特別なイベントに特有の、システムが生成したオーディオメッセージを含み、前記システムが生成したオーディオメッセージが、前記ユーザによって録音されたオーディオメッセージ上にオーバーレイされる、請求項5に記載の方法。
前記第2のメッセージが、ショートメッセージサービス(SMS)チャネルを介して前記第2のクライアントデバイスにSMSメッセージとして送信される、請求項15に記載の方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、現在利用可能なメッセージシステムは、一般の人々を対象としている場合が多く、特別な設定(例えば、ビジネスまたは企業設定)で使用するようには設計されていない。実際に、ほとんどの人々が、業務を行うために従来の電子メールメッセージや電話を使用し続けている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
本発明の一実施形態は、強制リマインダを伝達するためのシステムを提供する。動作の間、クライアントデバイスは、ユーザインタフェースを表示し、ユーザインタフェースは、強制リマインダと関連付けられたメニュー項目を含む。ユーザがメニュー項目を選択することに応答して、クライアントデバイスは、強制リマインダユーザインタフェースを表示し、強制リマインダユーザインタフェースは、1つまたは複数の強制リマインダメッセージを表示するように構成されたコンテンツ表示エリアを含む。
【0005】
この実施形態の変形形態では、ユーザが強制リマインダユーザインタフェースのフィルタリングオプションを構成することに応答して、コンテンツ表示エリアは、ユーザと関連付けられたすべての強制リマインダメッセージ、ユーザによって受信された1つまたは複数の強制リマインダメッセージ、ユーザによって送信された1つまたは複数の強制リマインダメッセージ、および、ユーザによって削除された1つまたは複数の強制リマインダメッセージの少なくとも1つを表示する。
【0006】
この実施形態の変形形態では、それぞれの強制リマインダメッセージを表示することは、強制リマインダメッセージと関連付けられた確認ステータス情報を得ることと、強制リマインダメッセージの受信者のすべてが強制リマインダメッセージを確認したか、強制リマインダメッセージの受信者の一部分が強制リマインダメッセージを確認したか、または、強制リマインダメッセージのどの受信者も強制リマインダメッセージを確認しなかったかを示すために、確認ステータス情報を表示することとをさらに伴う。
【0007】
さらなる変形形態では、ユーザが強制リマインダユーザインタフェースのフィルタリングオプションを構成することに応答して、コンテンツ表示エリアは、すべての受信者によって確認された1つまたは複数の強制リマインダメッセージ、受信者の一部分によって確認された1つまたは複数の強制リマインダメッセージ、および、どの受信者によっても確認されていない1つまたは複数の強制リマインダメッセージの少なくとも1つを表示する。
【0008】
この実施形態の変形形態では、ユーザが強制リマインダユーザインタフェースにコマンドを入力することに応答して、クライアントデバイスは、強制リマインダメッセージ生成ユーザインタフェースを表示する。強制リマインダメッセージ生成ユーザインタフェースは、入力制御エリアを含み、入力制御エリアは、生成された強制リマインダメッセージの1人または複数の受信者をユーザが指定できるようにするための受信者入力制御、生成された強制リマインダメッセージを伝達するための通信チャネルをユーザが指定できるようにするための通信チャネル入力制御、および、生成された強制リマインダを伝達する時間をユーザが指定できるようにするための伝達時間制御を少なくとも含む。
【0009】
さらなる変形形態では、通信チャネルは、電話チャネルおよびショートメッセージサービス(SMS)チャネルのうちの1つを含む。
【0010】
さらなる変形形態では、ユーザが通信チャネルを電話チャネルとして指定することに応答して、システムは、指定された伝達時間に1人または複数の指定された受信者に音声電話をかける。受信者が音声電話に出ることに応答して、システムは、生成された強制リマインダメッセージを受信者に再生する。
【0011】
さらなる変形形態では、生成された強制リマインダメッセージは、既定の特別なイベントに特有の、システムが生成したオーディオメッセージを含む。システムが生成したオーディオメッセージは、ユーザによって録音されたオーディオメッセージ上にオーバーレイされる。
【0012】
さらなる変形形態では、システムが生成したオーディオメッセージは、休日のお祝い、誕生日のお祝いおよび記念日のお祝いのうちの1つまたは複数を含む。
【0013】
この実施形態の変形形態では、それぞれの強制リマインダメッセージは、テキスト、絵文字、グラフィックス、オーディオおよびビデオのうちの1つまたは複数を含む。
【0014】
一実施形態は、通信方法を提供する。方法は、ユーザがクライアントデバイスでコマンドを入力することに応答して、クライアントデバイスでユーザインタフェースを表示することを含む。ユーザインタフェースは、ナビゲーションエリアおよびコンテンツ表示エリアを含む。ナビゲーションエリアは、ユーザ連絡先と関連付けられたメニュー項目を少なくとも含む。ユーザがメニュー項目を選択することに応答して、ユーザインタフェースは、コンテンツ表示エリア内に、第1の連絡先一覧を表す第1のアイコンと、第2の連絡先一覧を表す第2のアイコンとを表示する。第1の連絡先一覧は、階層関係を有する第1の連絡先セットを含む。第1の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバに格納することができる。第2の連絡先一覧は、第2の連絡先セットを含む。第2の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイス上でローカルに格納することができる。
【0015】
この実施形態の変形形態では、第1の連絡先一覧は、企業のアドレス帳を含む。
【0016】
さらなる変形形態では、企業のアドレス帳は、多数の企業連絡先に対するエントリを含む。それぞれの企業連絡先のエントリは、従業員の識別(ID)番号、従業員のニックネーム、職場の電話番号、職場の電子メールアドレス、責任者の名前、チームの名前、職務およびオフィスの所在地のうちの1つまたは複数を含む。
【0017】
この実施形態の変形形態では、第1の連絡先一覧は、多数の企業連絡先を含む。通信方法は、ユーザが児童部門を選択することに応答して、児童部門に属する1つまたは複数の企業連絡先を表示することをさらに含み、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバから1つまたは複数の企業連絡先と関連付けられた連絡先情報をダウンロードすることを伴う。
【0018】
さらなる実施形態では、通信方法は、ユーザが「戻る(「back」または「return」)」コマンドを入力することに応答して、リモートサーバからダウンロードされた連絡先情報をクライアントデバイスから消去することをさらに含む。
【0019】
この実施形態の変形形態では、通信方法は、ユーザが第1の連絡先セットから連絡先を選択することに応答して、選択された連絡先と関連付けられた詳細な連絡先情報および制御オプションを表示することをさらに含む。選択された連絡先と関連付けられた詳細な連絡先情報は、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバからダウンロードすることができる。
【0020】
さらなる変形形態では、表示される制御オプションは、強制リマインダプッシュオプションを含む。通信方法は、ユーザが強制リマインダプッシュオプションを選択することに応答して、強制リマインダユーザインタフェースを表示することをさらに含む。強制リマインダユーザインタフェースは、コンテンツ入力エリアを含み、コンテンツ入力エリアにより、ユーザは、音声、テキスト、ビデオおよびグラフィックスの少なくとも1つを使用してコンテンツを入力することができる。
【0021】
さらなる変形形態では、コンテンツは、ユーザによって入力されたコンテンツおよびクライアントデバイスで格納されたコンテンツを含む。
【0022】
さらなる変形形態では、通信方法は、ユーザが強制リマインダプッシュオプションを選択することに応答して、強制リマインダユーザインタフェースを表示することをさらに含む。強制リマインダユーザインタフェースは、送信オプション入力エリアを含み、送信オプション入力エリアは、受信者入力制御、伝達方法制御および伝達タイミング制御を含む。伝達方法は、電話およびシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージを含み得る。伝達時間は、ユーザからの入力に基づいて設定することができる。
【0023】
この実施形態の変形形態では、第2の連絡先一覧は、クライアントデバイスと関連付けられたアドレス帳を含む。通信方法は、ユーザが第2のアイコンを選択することに応答して、クライアントデバイスと関連付けられた多数の連絡先およびそれらの詳細な連絡先情報を表示することをさらに含む。
【0024】
さらなる変形形態では、アドレス帳の連絡先がユーザのクライアント側の友人であることに応答して、アドレス帳の連絡先に対するビジュアルインジケータを表示する。
【0025】
さらなる変形形態では、第2の連絡先一覧は、多数のクライアント側の友人を含む。
【0026】
さらなる変形形態では、通信方法は、ユーザが第2の連絡先セットから連絡先を選択することに応答して、選択された連絡先と関連付けられた詳細な連絡先情報および制御オプションを表示することをさらに含む。選択された連絡先がクライアント側の友人と企業連絡先の両方である場合は、企業連絡先と関連付けられた情報の方が、表示される詳細な連絡先情報に優先的に含まれる。
【0027】
この実施形態の変形形態では、通信方法は、ユーザがメニュー項目を選択することに応答して、ユーザインタフェースが、コンテンツ表示エリア内に、第3の連絡先一覧を表す第3のアイコンを表示することをさらに含む。第3の連絡先一覧は、ユーザのクライアント側の友人を含む。
【0028】
さらなる変形形態では、通信方法は、ユーザが第3の連絡先一覧から連絡先を選択することに応答して、選択された連絡先と関連付けられた詳細な連絡先情報および制御オプションを表示することをさらに含む。選択された連絡先がクライアント側の友人と企業連絡先の両方である場合は、企業連絡先と関連付けられた情報の方が、表示される詳細な連絡先情報に優先的に含まれる。
【0029】
この実施形態の変形形態では、第2の連絡先一覧は、ユーザグループを含む。
【0030】
さらなる変形形態では、通信方法は、ユーザが第2の連絡先一覧からグループを選択することに応答して、選択されたグループと関連付けられた詳細な情報を表示することをさらに含む。
【0031】
さらなる変形形態では、通信方法は、ユーザがグループ内の電話会議を初期化することに応答して、グループメンバーの少なくともサブセットに音声電話をかけることをさらに含む。
【0032】
この実施形態の変形形態では、通信方法は、ユーザがメニュー項目を選択することに応答して、ユーザインタフェースが、コンテンツ表示エリア内に、第4の連絡先一覧を表す第4のアイコンを表示することをさらに含む。第4の連絡先一覧は、連絡先履歴を含む。
【0033】
さらなる変形形態では、通信方法は、連絡先の連絡頻度に基づいて、高い順に、連絡先履歴を表示することをさらに含む。
【0034】
さらなる変形形態では、通信方法は、連絡先履歴が企業連絡先であることに応答して、連絡先履歴のサムネイルビジュアルアイコンおよび名前を表示することをさらに含む。表示されるサムネイルビジュアルアイコンは、連絡先履歴の名前のイニシャルを含む。
【0035】
この実施形態の変形形態では、クライアントデバイスは、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、着用可能コンピュータの少なくとも1つを含む。
【0036】
この実施形態の変形形態では、ユーザインタフェースは、クライアントマシン上にインストールされたクライアント側のモジュールによって表示される。
【0037】
一実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第1の処理ユニットと、第2の処理ユニットとを含む。第1の処理ユニットは、ユーザがクライアントデバイスでコマンドを入力することに応答して、クライアントデバイスでユーザインタフェースを表示するように構成される。ユーザインタフェースは、ナビゲーションエリアおよびコンテンツ表示エリアを含む。ナビゲーションエリアは、ユーザ連絡先と関連付けられたメニュー項目を少なくとも含む。第2の処理ユニットは、ユーザがメニュー項目を選択することに応答して、コンテンツ表示エリア内に、第1の連絡先一覧を表す第1のアイコンと、第2の連絡先一覧を表す第2のアイコンとを表示するように構成される。第1の連絡先一覧は、階層関係を有する第1の連絡先セットを含む。第1の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバに格納することができる。第2の連絡先一覧は、第2の連絡先セットを含む。第2の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイス上でローカルに格納することができる。
【0038】
この実施形態の変形形態では、第1の連絡先一覧は、多数の企業連絡先を含む。通信装置は、ユーザが児童部門を選択することに応答して、児童部門に属する1つまたは複数の企業連絡先を表示するように構成された第3の処理ユニットをさらに含み、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバから1つまたは複数の企業連絡先と関連付けられた連絡先情報をダウンロードすることを伴う。
【0039】
この実施形態の変形形態では、通信装置は、ユーザが「戻る(「back」または「return」)」コマンドを入力することに応答して、リモートサーバからダウンロードされた連絡先情報をクライアントデバイスから消去するように構成された消去メカニズムをさらに含む。
【0040】
本発明の一実施形態は、ポータブルコンピューティングデバイスを提供する。デバイスは、ディスプレイ、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行されるとポータブルコンピューティングデバイスに方法を実行させるクライアント側のプログラムを格納するように構成することができる。方法は、ユーザがクライアントデバイスでコマンドを入力することに応答して、ディスプレイでユーザインタフェースを表示することを含む。ユーザインタフェースは、ナビゲーションエリアおよびコンテンツ表示エリアを含む。ナビゲーションエリアは、ユーザ連絡先と関連付けられたメニュー項目を少なくとも含む。ユーザがメニュー項目を選択することに応答して、ユーザインタフェースは、コンテンツ表示エリア内に、第1の連絡先一覧を表す第1のアイコンと、第2の連絡先一覧を表す第2のアイコンとを表示する。第1の連絡先一覧は、階層関係を有する第1の連絡先セットを含む。第1の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバに格納することができる。第2の連絡先一覧は、第2の連絡先セットを含む。第2の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイス上でローカルに格納することができる。
【0041】
この実施形態の変形形態では、ユーザインタフェースは、連絡先ショートカットボタンをさらに含む。ユーザが連絡先ショートカットボタンをタップすることに応答して、ユーザインタフェースは、次の連絡先ショートカット機能、すなわち、インスタントメッセージ、友人リストへの友人の追加およびグループの作成の少なくとも1つを表示する。
【0042】
この実施形態の変形形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイである。ページをめくるというジェスチャをユーザから受信することに応答して、ユーザインタフェースは、連絡先ショートカットボタンを隠す。
【0043】
本発明の一実施形態は、ポータブルコンピューティングデバイスを提供する。デバイスは、ディスプレイ、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行されるとポータブルコンピューティングデバイスに方法を実行させるクライアント側のプログラムを格納するように構成することができる。方法は、ユーザがクライアントデバイスでコマンドを入力することに応答して、ディスプレイでユーザインタフェースを表示することを含む。ユーザインタフェースは、ナビゲーションエリアおよびコンテンツ表示エリアを含む。ナビゲーションエリアは、ユーザ連絡先と関連付けられたメニュー項目および強制リマインダと関連付けられたメニュー項目を含む。ユーザがユーザ連絡先と関連付けられたメニュー項目を選択することに応答して、ユーザインタフェースは、コンテンツ表示エリア内に、第1の連絡先一覧を表す第1のアイコンと、第2の連絡先一覧を表す第2のアイコンとを表示する。第1の連絡先一覧は、階層関係を有する第1の連絡先セットを含む。第1の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイスと通信しているリモートサーバに格納することができる。第2の連絡先一覧は、第2の連絡先セットを含む。第2の連絡先セットと関連付けられた連絡先情報は、クライアントデバイス上でローカルに格納することができる。第1および第2の連絡先セットからのそれぞれの連絡先は、強制リマインダを送信するために選択することができる。ユーザが強制リマインダと関連付けられたメニュー項目を選択することに応答して、ユーザインタフェースは、コンテンツ表示エリア内に、送信予定の強制リマインダの少なくとも一部分を表示する。
【0044】
本発明の一実施形態は、第1のポータブル端末デバイスおよび第2のポータブル端末デバイスと通信するように構成されたサーバを提供する。サーバは、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行されるとサーバに方法を実行させる強制リマインダ処理プログラムを格納するように構成することができる。方法は、特別なイベントと関連付けられた強制リマインダメッセージを第1のポータブル端末デバイスから受信することと、組み合わされた強制リマインダメッセージを得るために、受信された強制リマインダメッセージ上に特別なイベントと関連付けられた情報をオーバーレイすることと、音声通信ネットワークを介して第2のポータブル端末デバイスに音声電話をかけることと、第2のポータブル端末デバイスが音声電話を受けることに応答して、第2のポータブル端末デバイスで組み合わされた強制リマインダメッセージを再生することとを含む。
【0045】
本発明の一実施形態は、通信方法を提供する。方法は、多数の連絡先を含む電話会議要求を送信することと、多数の連絡先と関連付けられた連絡先情報をサーバにアップロードすることと、電話会議要求に対応する音声電話要求をサーバから受信することとを含む。方法は、ユーザから動作コマンドを受信することに応答して、電話会議制御インタフェースを生成することをさらに含む。電話会議制御インタフェースは、多数の連絡先と関連付けられたアイコンを表示する。また、方法は、電話会議制御インタフェースを介して電話会議を制御することも含む。
【0046】
この実施形態の変形形態では、方法は、連絡先から電話への応答を受信することに応答して、連絡先に相当するアイコンの表示ステータスを修正することをさらに含む。
【0047】
この実施形態の変形形態では、電話会議制御インタフェースは、参加者を追加するためのメニュー項目をさらに含む。電話会議の間、ユーザは、新しい参加者を電話会議に追加することを求める要求をサーバに送信するためのメニュー項目を選択することができる。電話会議制御インタフェースは、新しい参加者を追加することを求める要求に応答して、新しい参加者に相当する追加のアイコンを表示するように構成することができる。
【0048】
この実施形態の変形形態では、アップロードされた連絡先情報は、連絡先の名前を含む。
【0049】
この実施形態の変形形態では、アップロードされた連絡先情報は、連絡先の無線電話番号を含む。
【0050】
この実施形態の変形形態では、アップロードされた連絡先情報は、グループ識別子を含む。
【0051】
この実施形態の変形形態では、電話会議制御インタフェースは、連絡先と関連付けられた1つまたは複数の制御を含む。それぞれの制御は、ユーザが連絡先を選択するというコマンドを入力することに応答して、選択された連絡先に対するステータス制御ボタンの表示を修正するように構成することができる。
【0052】
さらなる変形形態では、ステータス制御ボタンは、「ミュート」ボタンを含む。方法は、ユーザが選択された連絡先の「ミュート」ボタンをタップすることに応答して、選択された連絡先の音声を遮断することを求める要求をサーバに送信することをさらに含む。
【0053】
さらなる変形形態では、方法は、サーバからの要求に対するフィードバックに応答して、選択された連絡先の通信ステータスを更新することをさらに含む。
【0054】
本発明の一実施形態は、通信方法を提供する。方法は、電話会議を確立することを求める要求をクライアントデバイスから受信することと、電話会議を確立することと、受信された要求に基づいて会議への参加者を決定することとを含む。方法は、決定された参加者に音声電話要求を送信することと、参加者の通信経路を接続することと、接続された通信経路を介して音声電話要求を受諾した参加者から音声信号を受信することと、音声電話要求を受諾した参加者に音声信号を送信することとをさらに含む。
【0055】
この実施形態の変形形態では、電話会議を確立することを求める要求を受信することは、インターネットプロトコル(IP)に関与する。
【0056】
この実施形態の変形形態では、要求は、参加者の名前を含む。参加者を決定することは、参加者の名前に基づいて、無線電話番号に関して連絡先情報データベースへのクエリを行うことを伴う。音声電話要求を送信することは、無線電話番号と関連付けられたセルラネットワークを介して無線電話番号に向けられた音声電話要求を送信することを伴う。
【0057】
この実施形態の変形形態では、要求は、グループ識別子を含む。参加者を決定することは、グループ識別子に基づいて、グループのメンバーの無線電話番号に関して連絡先情報データベースへのクエリを行うことを伴う。音声電話要求を送信することは、無線電話番号と関連付けられたセルラネットワークを介して無線電話番号に向けられた音声電話要求を送信することを伴う。
【0058】
この実施形態の変形形態では、要求は、参加者の無線電話番号を含む。
【0059】
本発明の一実施形態は、通信システムを提供する。システムは、電話会議管理モジュールおよび通信経路交換モジュールを含む。電話会議管理モジュールは、ユーザから電話会議要求を受信し、受信した要求に基づいて電話会議ルームを確立し、電話会議ルームに識別子を割り当てるように構成される。通信経路交換モジュールは、音声電話要求を電話会議の参加者に送信し、すべての参加者への通信経路を定めるように構成される。
【0060】
この実施形態の変形形態では、通信経路交換モジュールは、割り当てられた識別子を有する通話要求を第3のユーザから受信することに応答して、第3のユーザへの通信経路を定めるように構成される。
【0061】
この実施形態の変形形態では、電話会議管理モジュールは、電話会議要求を送信しているユーザに対して第1の制御権限を設定し、第1の制御権限をユーザに返すように構成される。
【0062】
本発明の一実施形態は、グループ内の通信方法を提供する。方法は、1人または複数のメンバーを含むグループを確立することを求める要求を受信することと、IPチャネルを介して第2のユーザに向けられた第1のユーザからの音声電話要求を受信することと、第1および第2のユーザがグループに属しているかどうかを判断することと、第1および第2のユーザがグループに属していることに応答して、第1および第2のユーザのそれぞれに対応する通信ネットワークを介して第1および第2のユーザの両方に音声電話をかけることと、第1および第2のユーザからの音声電話への応答を受信することに応答して、第1および第2のユーザ間の音声通信経路を確立することを含む。
【0063】
この実施形態の変形形態では、グループを確立することを求める要求は、グループのメンバーと関連付けられた特性情報を含む。方法は、第1のユーザと関連付けられた特性情報を第2のユーザに表示することをさらに含む。
【0064】
この実施形態の変形形態では、方法は、ユーザコマンドに応答して、少なくとも1人のグループメンバーの能力権限を制限することと、第2のユーザが制限された能力権限を有するかどうかを判断することと、第2のユーザが制限された能力権限を有することに応答して、第1のユーザからの音声電話要求を拒否することとをさらに含む。
【0065】
本発明の一実施形態は、ソーシャルネットワーク内でユーザメッセージと関連付けられたリマインダを送信するための方法を提供する。方法は、ユーザからのユーザメッセージおよびユーザメッセージに特有のリマインダイベントを受信することと、ユーザによって指定された他のユーザまたはユーザグループにユーザメッセージを送信することと、他のユーザおよびユーザグループからユーザメッセージに対するフィードバックを受信することとを含む。方法は、受信されたフィードバックに基づいて、リマインダイベントがトリガされたかどうかを判断することと、リマインダイベントがトリガされたと判断することに応答して、リマインダイベントをトリガしたフィードバックに対応するユーザまたはユーザグループに音声電話要求を送信するためにコールエージェントを呼び出すことと、対応するユーザまたはユーザグループが音声電話要求に応えることに応答して、ユーザメッセージを再生することとをさらに含む。
【0066】
この実施形態の変形形態では、リマインダイベントは、ユーザメッセージと関連付けられたユーザによって定義された重要性レベルを含む。重要性レベルは、既定の時間閾値に相当する。他のユーザまたはユーザグループからのフィードバックがリマインダイベントをトリガしたかどうかを判断することは、ユーザメッセージと関連付けられた確認メッセージが、ユーザメッセージの重要性レベルに相当する既定の時間閾値内に受信されたかどうかを判断することを伴う。
【0067】
本発明の一実施形態は、ソーシャルネットワーク内で異なるタイプのクライアントデバイスと通信するための方法を提供する。方法は、第1のネットワークを介して、主要な発信元から、異なるタイプの少なくとも1つのクライアントデバイスとの音声電話を確立することを求める要求を受信することと、音声電話の参加クライアントデバイスを決定することを伴う音声電話を確立することと、第2のネットワークを介して、音声電話要求を参加クライアントデバイスに送信することと、参加クライアントデバイスの間で音声通信経路を確立することと、参加クライアントデバイスからの音声信号を音声電話要求に応答している他のクライアントデバイスに送信することとを含む。
【0068】
この実施形態の変形形態では、第2のネットワークは、参加クライアントデバイスのタイプに基づいて決定される。
【0069】
さらなる変形形態では、参加クライアントデバイスは、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))対応デバイス、符号分割多元接続(CDMA)対応デバイス、同期時分割CDMA(TD−SCDMA)対応デバイス、WCDMA(登録商標)対応デバイス、時分割ロングタームエボリューション(TD−LTE)対応デバイスおよび周波数分割LTE(FDD−LTE)対応デバイスのうちの1つまたは複数を含む。
【0070】
この実施形態の変形形態では、第1のネットワークは、セルラ通信ネットワークまたはWi−Fi(登録商標)ネットワークを含む。
【0071】
この実施形態の変形形態では、第2のネットワークは、公衆交換電話網(PSTN)を含む。
【0072】
本発明の一実施形態は、ネットワーク上で相互作用するためのコンピュータ実行可能方法を提供する。方法は、コンピュータのユーザからコマンドを受信することに応答して、ユーザインタフェースを表示することを含み、ユーザインタフェースは、多数の連絡先リストを含む。第1の連絡先リストは、多数の第1のメンバーを含む。ユーザインタフェースは、ユーザが第1のメンバーと関連付けられた連絡先情報を編集できないように、ユーザの編集権限を制限するように構成される。第2の連絡先リストは、多数の第2のメンバーを含む。ユーザインタフェースは、ユーザが第2のメンバーと関連付けられた連絡先情報を編集できるように、ユーザに編集権限を与えるように構成される。方法は、第1または第2の連絡先リストからのユーザが相互作用コマンドを送信することに応答して、ネットワーク上でのユーザ間の相互作用を可能にすることをさらに含む。
【0073】
この実施形態の変形形態では、第1または第2の連絡先リストは、ソーシャルネットワークグループ、クラブ、企業、友人グループ、趣味グループ、学友グループなどのうちの1つを含む。
【発明を実施するための形態】
【0075】
図中、同様の参照番号は、同じ図要素を指す。
【0076】
詳細な説明
以下の説明は、当業者が本発明を実現し、使用できるように提示され、特定の応用およびその要件の文脈において提供される。開示される実施形態の様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の実施形態および応用に適用することができる。従って、本発明は、示される実施形態に限定されないが、本明細書で開示される原理および特徴と一致する最も広い範囲に添うものとする。
【0077】
要約
本発明の実施形態は、ビジネスまたは企業設定で使用できる新規のメッセージシステムを提供する。より具体的には、メッセージシステムにより、大会社の従業員は、安全で効率的な方法で互いに通信することができる。メッセージシステムにより、ユーザは、会社の組織階層に基づいて、連絡先リストを整理し、様々なユーザグループを確立することができる。テキストメッセージに加えて、メッセージシステムは、ユーザが、オーディオおよびビデオメッセージを送信できるようにする。いくつかの実施形態では、メッセージシステムは、強制リマインダ(「Ding」メッセージと称される)を生成し、そのような「Ding」メッセージをユーザに送信することができる。「Ding」メッセージは、テキスト、絵文字、オーディオおよびビデオメッセージを含み得る。また、メッセージシステムは、「Ding」メッセージを送信する方法をユーザが構成できるようにするためのユーザインタフェースを提供することもできる。
【0078】
新規のメッセージシステム
図1は、本発明の実施形態による、例示的な通信システムを示す図を提示する。
図1では、通信システム100は、多くのクライアントデバイス(例えば、デバイス102および104)、多くのネットワーク(例えば、ネットワーク106、108および110)およびサーバ112を含む。クライアントデバイスは、ネットワーク上の音声通信また他のタイプの通信を可能にすることができるコンピューティングデバイスを含み得、これらに限定されないが、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ゲームコンソール、着用可能デバイスなど(例えば、スマートグラスおよびスマートウォッチ)を含む。その上、クライアントデバイスは、これらに限定されないが、移動体通信用グローバルシステム(GSM)対応デバイス、符号分割多元接続(CDMA)対応デバイス、同期時分割CDMA(TD−SCDMA)対応デバイス、WCDMA対応デバイス、時分割ロングタームエボリューション(TD−LTE)対応デバイスおよび周波数分割LTE(FDD−LTE)対応デバイスを含み得る。
図1は2つのクライアントデバイスを示しているが、通信システム100に含まれるクライアントデバイスの数は、2つに制限されない。クライアントデバイスが通信の受信者である場合は、クライアントデバイスは、クライアント側のプログラムをインストールしていないデバイスであり得る。例えば、通常の携帯電話(例えば、携帯電話104)が、スマートフォン(例えば、スマートフォン102)によって開始された通信の受信者であり得る。
【0079】
ネットワークは、公衆交換電話網(PSTN)やインターネットなどの様々なタイプの有線または無線ネットワークを含み得る。
図1では、ネットワーク106および108は、PSTNを含み得、ネットワーク110は、Wi−Fi(登録商標)ネットワークまたはセルラネットワークなどの他のタイプのネットワークを含み得る。動作の間、クライアントデバイス102および104は、ネットワークのうちの1つまたは複数を介して互いに通信することができる。クライアントデバイスにクライアント側のプログラムがインストールされていない場合(例えば、携帯電話104)は、クライアントデバイスは、セルラネットワーク122を介して、他のクライアントデバイスおよびサーバ112と通信する必要があり、セルラネットワーク122は、これらに限定されないが、符号分割多元接続(CDMA)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、広帯域CDMA(WCDMA)、同期時分割CDMA(TD−SCDMA)などを含む、様々な通信規格を実装することができる。クライアントデバイスにクライアント側のプログラムがインストールされている場合(例えば、スマートフォン102)は、クライアントデバイスは、ネットワーク110を介して、他のクライアントデバイスおよびサーバ112と通信することができる。同時に、スマートフォン102は、音声通信のためのセルラネットワーク124を介して、PSTN 106に接続することができる。
【0080】
サーバ112は、物理的なサーバであり得、スタンドアロンコンピュータ、スタンドアロンコンピュータのクラスタによって提供される仮想サーバまたはクラウドサーバを含む。いくつかの実施形態では、通信システム100によって提供される機能に応じて、サーバ112は、
図1に示されるように、ビジネスサーバ114および交換サーバ116、118を含み得る。ビジネスサーバ114は、交換サーバ116、118および対応するゲートウェイ(例えば、ゲートウェイ132、134、136および138)を介して、PSTN 106およびPSTN 108に接続することができる。例えば、クライアントデバイス102がクライアントデバイス104へのメッセージ(例えば、「Ding」メッセージ)の送信を試みる際は、クライアントデバイス102は、ネットワーク110を介して、ビジネスサーバ114にメッセージを送信することができる。次いで、ビジネスサーバ114は、交換サーバ116または118に命令を送信し、クライアントデバイス104に音声電話を送信するように交換サーバ116または118に指示することができる。クライアントデバイス104が音声電話を受け次第、ビジネスサーバ114は、クライアントデバイス104上でユーザに「Ding」メッセージを再生する。「Ding」メッセージがオーディオメッセージを含む場合は、オーディオメッセージは、クライアントデバイス104上でユーザに直接再生することができる。ある特定のシナリオでは、「Ding」メッセージは、テキストメッセージを含み得、ビジネスサーバ114は、テキストメッセージをオーディオメッセージに変換し、再生予定のクライアントデバイス104にそのようなオーディオメッセージを送信することができる。
【0081】
動作の間、ユーザは、クライアントデバイスにユーザコマンドを入力して、クライアントデバイス上のメッセージアプリケーションを起動することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザコマンドを手動で入力することができる。例えば、ユーザは、クライアントデバイスのタッチスクリーン上のメッセージアプリケーションに相当するアイコンをタップして、メッセージアプリケーションを開始することができる。タッチスクリーン上に表示されるユーザインタフェースは、アプリのリストを表示する画面、ロック画面、主要な起動画面などを含み得る。あるいは、ユーザは、システム設定に進み、メッセージアプリケーションと関連付けられた通知をタップして、メッセージアプリケーションを起動することができる。
【0082】
この開示では、例示を目的として、クライアントデバイスはスマートフォンであり、メッセージシステムのためのユーザインタフェースは、ユーザがタッチスクリーン上をタップするかまたはタッチスクリーン上のジェスチャを実行することによってユーザコマンド(例えば、メニュー選択を行う)を入力できるようにするためのタッチスクリーンを含む。実際には、ユーザがユーザインタフェースを通じてコマンドを入力できる限り、他のタイプのユーザインタフェースも可能である。例えば、クライアントデバイスがタッチスクリーンを有さないデスクトップコンピュータである場合は、ユーザは、キーボードまたはコンピュータマウスを介して、ユーザコマンドを入力することができる。
【0083】
図2は、本発明の実施形態による、メッセージシステムのための初期のユーザインタフェースを示す図を提示する。いくつかの実施形態では、ユーザがクライアントデバイス(例えば、スマートフォン)から彼のアカウントにログインした後、クライアントデバイス上に主要なページ200を表示することができる。いくつかの実施形態では、主要なページ200は、ナビゲーションエリア210およびコンテンツ表示エリア240を含み得る。
図2に示される例では、ナビゲーションエリア210は、主要なページ200の最上部のシステムステータス表示エリア(時間、接続性、バッテリの寿命などを表示する)の近くに位置する。コンテンツ表示エリア240は、主要なページ200の下方部分に位置する。主要なページ200の構成(ナビゲーションエリア210およびコンテンツ表示エリア240の配置を含む)は変更することができる。例えば、ナビゲーションエリア210を最下部に位置付け、コンテンツ表示エリア240を主要なページ200の最上部に位置付けることも可能である。
【0084】
ナビゲーションエリア210は、検索アイコン212、さらなるオプションアイコン214、メッセージアイコン216、DINGアイコン218および連絡先アイコン220などの多くの選択可能なアイコンを含み得る。また、ナビゲーションエリア210は、任意選択により、ロゴ222など、メッセージシステムのロゴを表示することもできる。コンテンツ表示エリア240は、ナビゲーションエリア210で選択されたアイコンと関連付けられたコンテンツを表示する。
図2に示される例では、連絡先アイコン220が選択されており(網掛けにすることによって示されている)、コンテンツ表示エリア240は、多くのパネルに分割されている様々なタイプの連絡先情報を表示している。
【0085】
あるパネルは、会社全体の連絡先リスト242とチーム連絡先リスト244に分かれた企業連絡先を表示することができる。他のパネルは、ユーザの電話連絡先リスト246、友人または仲間リスト248、グループリスト250および高頻度の連絡先リスト252を表示することができる。クリック可能なボタン254により、ユーザは、新しい連絡先を追加することも、新しいグループを作成することもできる。
【0086】
企業連絡先は、会社の従業員または組織のメンバーなど、階層関係を有する連絡先を含む。
図2に示される例では、会社全体の連絡先リスト242は、会社Aのすべての従業員の一覧である、会社Aなどのシングルエントリを含む。同様に、チーム連絡先リスト244は、チームR&Dのすべてのメンバーの一覧である、R&Dなどのシングルエントリを含む。いくつかの実施形態では、企業連絡先(会社全体の連絡先およびチーム連絡先を含む)は、メッセージシステムのサーバから得られる。当ユーザが企業連絡先を選択すると、その特定の企業連絡先の連絡先情報(例えば、アドレス帳)をサーバからクライアントデバイスにダウンロードすることができる。
【0087】
電話連絡先リスト246は、通常、クライアントデバイス(例えば、スマートフォン)上でローカルに格納される連絡先を含む。当ユーザが電話連絡先リスト246を選択した場合は、クライアントデバイスは、個人の連絡先の各々と関連付けられた連絡先情報を表示することができる。電話連絡先リスト246の個人の連絡先が当ユーザのメッセージシステム内の友人でもある場合は、そのような特別な関係を示すために、個人の連絡先の名前の横に特別なインジケータを表示することができる。いくつかの実施形態では、当ユーザは、メッセージシステムを使用して、ローカルのいかなる連絡先とも通信することができる。そのような通信は、インスタントメッセージ(例えば、テキスト、絵文字、グラフィックス、オーディオ、ビデオメッセージ)を送信すること、「Ding」メッセージを送信することおよび/または音声電話をかけることを含み得る。
【0088】
友人リスト248は、通常、メッセージシステム内の当ユーザの友人のリストを含む。電話連絡先および友人は両方とも、これらの連絡先情報はローカルのクライアントデバイスに格納されるため、ローカルの連絡先と見なすことができる。ある特定の状況では、メッセージシステムの「友人」は、企業連絡先にも属し得る。例えば、当ユーザの「友人」は、会社Aのメンバーでもあり得る。そのような状況では、企業連絡先が優先的に表示される。言い換えれば、「友人」の連絡先情報は、会社Aへの所属に基づいて表示される。
【0089】
グループリスト250は、通常、当ユーザが加入している通信グループ(例えば、チャットグループ)を含む。グループは、例えば、家族、友人および同僚など、いかなるタイプのグループも含み得る。当ユーザは、グループに相当するエントリをタップすることによっていかなるグループも入力することができる。いくつかの実施形態では、システムは、当ユーザがグループを選択することに応答して、グループと関連付けられた詳細な情報(例えば、グループメンバーのリスト)を表示することができる。当ユーザは、インスタントグループチャットを起動してメッセージを送信するために、グループリスト250内のいかなるグループも入力することができる。いくつかの実施形態では、当ユーザは、グループのメンバーのすべてまたはサブセットとの電話会議を起動することができる。
【0090】
高頻度の連絡先リスト252は、通常、過去に当ユーザと通信した連絡先を含む。いくつかの実施形態では、連絡先は、連絡先が当ユーザと通信した頻度に基づいてランク付けすることができる。リストの最上部には、最も高くランク付けされたメンバーが表示される。
図2に示される例では、高頻度の連絡先リスト252は、1つのエントリ、すなわち、Thumbtackを含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、高頻度の連絡先リスト252に含まれる高頻度の連絡先の数を設定することができる。高頻度の連絡先リスト252は、当ユーザが、他のサブメニューに進むことなく、高頻度の連絡先リスト252のエントリをタップすることによって通信を初期化できるようにするためのショートカットとして機能し得る。いくつかの実施形態では、高頻度の連絡先が企業連絡先に属する(例えば、Thumbtackは会社Aに属し得る)場合は、システムは、高頻度の連絡先のサムネイルビジュアルシンボルおよび名前(ニックネームの代わりに)を表示する。サムネイルビジュアルシンボル(例えば、サムネイル256)は、個人の連絡先の名前のイニシャルを含み得る。
【0091】
いくつかの実施形態では、システムは、会社の組織階層に基づいて企業連絡先を整理することができる。例えば、ユーザが会社Aの連絡先の最上位のメニューであるエントリ242を選択すると、新しいページが表示される。
図3は、本発明の実施形態による、メッセージシステムのためのサブメニューページを示す図を提示する。
図3では、ページ300は、会社Aの組織階層に従って、最上位の組織連絡先をリストしている。例えば、選択可能なアイコン302、304および306はそれぞれ、会社Aの社長(Ding_1)、CEO(Ding_2)およびCTO(Ding_3)を表す。これらのエンティティは、組織/チームシンボル(例えば、シンボル308)によって示されるように、組織またはチームとしてマーク付けされることに留意されたい。ユーザがアイコンのうちの1つをクリックすると、次のレベルの連絡先を示すために、異なるページが表示される。
図3に示される例では、ページ300にリストされるすべてのエンティティは組織である。実際には、この最上位のメニューが個々の顧客連絡先担当者などの会社A内の個人を表す1つまたは1つのエントリを含むことも可能である。ユーザは、特定の顧客連絡先担当者を表すアイコンをタップして、その顧客連絡先担当者に関する詳細な情報を閲覧することができる。
【0092】
組織の連絡先(例えば、アイコン302、304および306)は、クライアントデバイスと通信しているサーバから得ることができる。いくつかの実施形態では、サーバから得られた連絡先は、クライアントデバイスに結合されたローカルの記憶装置に格納することができる。例えば、そのような情報は、クライアントデバイスのメモリ(揮発性または不揮発性メモリを含む)またはハードドライブに格納することも、クライアントデバイスに結合されたフラッシュメモリ(例えば、セキュアデジタル(SD)メモリカード)に格納することもできる。いくつかの実施形態では、組織全体のアドレス帳は、サーバが維持することも、記憶装置に格納することもできる。当ユーザが特定のレベルの組織階層を選択すると、そのレベルのメンバーの連絡先情報がサーバからクライアントデバイスに送信される。企業連絡先の連絡先情報はサーバによって維持されるため、当ユーザは、通常、企業連絡先への変更を行う権限を有さないことに留意されたい。
【0093】
また、ページ300は、「戻る」ボタン310も含み得る。ユーザは、現在のページ300から主要なページ200に戻るために、「戻る」ボタン310を起動することができる(例えば、「戻る」ボタン310をタップすることによって)。いくつかの実施形態では、「戻る」ボタン310が起動された時点で、最上位の組織連絡先302〜306を含むページ300に表示された連絡先情報は、ローカルメモリから消去される。組織連絡先はサーバで維持されるため、ローカルのコピーを消去することにより、起こり得る情報コンフリクトが阻止される。
【0094】
以前に論じたように、ユーザは、
図3に示される連絡先アイコンをクリックして、対応する組織連絡先の詳細な情報(例えば、次のレベルの連絡先)を見ることができる。例えば、ユーザがDing_1(アイコン302)を選択した場合は、会社Aの組織階層に基づいて、Ding_1の下位の個人またはグループ(部門)をリストするページが表示される。
図4は、本発明の実施形態による、メッセージシステムのためのサブメニューページを示す図を提示する。より具体的には、
図4は、ユーザが最上位の組織連絡先Ding_1を選択することに応答してクライアントデバイス上に表示されたページ400を示す。ページ400は、連絡先402、404および406など、Ding_1の下位の多くの連絡先をリストしている。また、ページ400は、前のページ300に戻るための「戻る」ボタン410も含み得る。
【0095】
図4に示される例では、ページ400にリストされているある特定の連絡先は、エントリの横に表示された組織/チームシンボルによって示されるように、組織連絡先(例えば、連絡先402および404)である。連絡先エントリの横に表示された組織/部門シンボル(例えば、シンボル408)は、1つまたは複数の下位の連絡先が存在することを示す。ページ400にリストされているある特定の連絡先は、連絡先406などの個人である。ユーザが特定の個人を選択すると、選択した個人と関連付けられた詳細な連絡先情報を示すために新しいページが表示される。ページ300と同様に、ページ400に表示された情報は、メッセージシステムのサーバから得ることができる。当ユーザが「戻る」ボタン410をタップすると、ページ400に表示された情報は、ローカルメモリから消去される。このように、当ユーザが組織連絡先ページにアクセスする度に、サーバは、最新情報をクライアントデバイスに送信する。
【0096】
図5は、本発明の実施形態による、メッセージシステムのためのサブメニューページを示す図を提示する。より具体的には、
図5は、ユーザが連絡先ページの特定の個人を選択することに応答してクライアントデバイス上に表示されたページ500を示す。
図5では、ページ500は、個人Ding_15と関連付けられた詳細な企業情報を示し、彼の名前、電話番号、電子メールアドレスなどを含む。また、特別なエントリ502は、この個人の企業への所属が検証済みであることを示す。言い換えれば、システムは、個人Ding_15がまさに会社Aの従業員であることを検証済みである。電話番号や電子メールアドレスなどの個人と関連付けられた標準的な連絡先情報に加えて、ページ500は、エントリ504を使用して、個人のマネージャーもリストしている。これにより、会社Aの顧客もしくは事業協力者または会社Aの別の従業員は、必要に応じてDing_15のマネージャーと連絡を取ることができる。例えば、ユーザは、エントリ504を拡張して、マネージャーに関する詳細を閲覧することができる。ここでのマネージャーは、上位の連絡先であり、組織連絡先または一個人であり得る。ページ500に表示できる他の企業情報は、これらに限定されないが、従業員の番号、従業員のニックネーム、職場の電話番号、職場の電子メールアドレス、マネージャーの名前、会社内でのチームへの所属、職務およびオフィスの所在地などを含み得る。
【0097】
以前に論じたように、ページ500に表示された企業情報は、システムによって検証済みであり、企業情報は、サーバで維持される。従って、当ユーザが連絡先情報を編集できる従来のアドレス帳とは異なり、ページ500に表示された企業情報は、当ユーザが編集することはできない。言い換えれば、ユーザは、リモートの連絡先への変更を行う権限を有さない。
【0098】
また、ページ500は、ユーザが他のタイプの通信(例えば、テキストメッセージ、電話、電子メール)を初期化できるようにするための様々な選択可能なアイコンも含む。例えば、アイコン506をクリックすることにより、対応する電話番号への電話をシステムに行わせることができ、アイコン508をクリックすることにより、その番号へのテキストメッセージの送信をシステムに行わせることができる。
【0099】
また、ページ500は、ユーザが、インスタントメッセージ、電話およびDingメッセージなどの様々な通信チャネルを通じて個人の連絡先(Ding_15)と通信できるようにするための通信パネル510も含み得る。いくつかの実施形態では、メッセージシステムは、無料電話サービスをユーザに提供することができる。例えば、ユーザは、一日または一週間に一定の時間(分)まで任意の電話番号に無料電話をかけることができる。そのような電話は、メッセージシステムの通信サーバを通じて転送することができ、ユーザにコストの負担がかかることはない。
【0100】
ユーザがインスタントメッセージアイコン512を選択すると、ユーザがページ500にリストされた個人の連絡先(すなわち、Ding_15)にインスタントメッセージを送信できるようにするために、メッセージページが表示される。
図6は、本発明の実施形態による、例示的なメッセージページを示す図を提示する。
図6では、ページ600は、制御エリア610、メッセージ表示エリア620およびメッセージ入力エリア630を含む。
【0101】
制御エリア610は、特定の企業の個人の連絡先(この例では、Ding_15)と、1つまたは複数の制御オプションとを示す。電話アイコン612は、当ユーザがメッセージページ(ページ600)を離れることなく個人の連絡先への電話を迅速に初期化できるようにし、ユーザアイコン614は、当ユーザが個人の連絡先のプロファイルを閲覧できるようにする。
【0102】
メッセージ表示エリア620は、特定の個人の連絡先から当ユーザに送信されたメッセージを表示する。メッセージは、テキスト、絵文字、グラフィックス、オーディオおよび/またはビデオメッセージを含み得る。
図6に示される例では、メッセージ表示エリア620は、多くのオーディオメッセージを表示している。当ユーザは、メッセージエントリに埋め込まれた「再生」アイコンをタップして、メッセージを再生することができる。例えば、メッセージ624に埋め込まれたアイコン622をタップすることにより、当ユーザは、メッセージ624を再生することができる。いくつかの実施形態では、当ユーザがメッセージを開いた(例えば、オーディオメッセージを再生した)時点で、メッセージシステムは、システムサーバを介して、メッセージを送信した特定の個人の連絡先に確認メッセージを返信することができる。例えば、当ユーザがオーディオメッセージ624を再生した時点で、個人の連絡先Ding_15に確認メッセージが返信され、メッセージ受信者がメッセージを開いたかまたは読んだことをDing_15に通知する。いくつかの実施形態では、Ding_15のクライアントデバイスは、メッセージのステータスを「未読」から「既読」に更新することができる。
【0103】
メッセージ入力エリア630は、多くの入力制御を含む。テキスト入力制御632は、当ユーザがテキストメッセージを入力できるようにし、カメラ入力制御634は、ユーザが写真またはビデオクリップを撮って写真またはビデオクリップをメッセージに含めることができるようにするために、クライアントデバイスに装備されたカメラを起動するために使用することができる。メッセージ入力エリア630は、ユーザが音声メッセージなどのオーディオクリップを送信できるようにするためのオーディオ入力制御636をさらに含む。
図6に示される例では、オーディオ入力制御636は、ページ600の右下隅に位置している。実際には、オーディオ入力制御636は、ページ600のいたる所に位置することも、一時的に隠すこともできる。いくつかの実施形態では、当ユーザは、オーディオ入力制御636を押したまま、音声入力動作を開始することができ、オーディオ入力制御636を放すことによって音声入力動作を停止することができる。いくつかの実施形態では、当ユーザがオーディオメッセージを録音している間、録音されたオーディオメッセージの持続時間および/または波形をリアルタイムでメッセージ入力エリア630に表示することができる。例えば、当ユーザがオーディオ入力制御636を押したままでいると、テキスト入力制御632は消え、録音されたオーディオメッセージの波形が表示される。当ユーザは、オーディオ入力制御636を放すことによって、オーディオメッセージを瞬時に送信することを選ぶことができる。あるいは、当ユーザは、送信する前に、録音されたオーディオメッセージを聴いて編集することを希望する場合がある。いくつかの実施形態では、システムは、当ユーザが、メッセージを送信する前に、ハンドジェスチャを使用して、録音されたオーディオメッセージを視聴して編集するという彼の意図を示すことができるようにすることができる。
【0104】
図7〜8は、本発明の実施形態による、当ユーザがオーディオ入力制御を操作している際のメッセージページの例示的な外観を示す図を提示する。いくつかの実施形態では、当ユーザが
図6に示されるオーディオ入力制御636を押したままでいると、ページ600は、ページ700になるようにその外観を更新する。ページ700の制御エリアおよびメッセージ表示エリアは、ページ600のものと同様である。メッセージ入力エリアの代わりに、ページ700は、波形表示エリア710およびオーディオ制御エリア720を含む。
【0105】
波形表示エリア710は、録音されたオーディオメッセージの波形をその時間持続時間と共にリアルタイムで表示する。オーディオ制御エリア720は、オーディオ入力制御722、オーディオプレビュー制御724、「取消」ボタン726などの多くの制御を含む。オーディオ入力制御722は、
図6に示されるオーディオ入力制御636と同様である。オーディオ入力制御722を押したままでいると、クライアントデバイスのマイクロフォンがオンになり、オーディオメッセージが録音される。オーディオ入力制御722を放すと、録音を停止することができ、録音されたメッセージが受信者(例えば、この例では、Ding_15)に送信される。他方では、当ユーザが彼の録音を完了すると、オーディオ入力制御722を放す代わりに、当ユーザは、彼の指を左のオーディオレビュー制御724の方にスライドすることができる。そのような動作により、オーディオ録音を停止し、録音されたオーディオメッセージの再生を開始することができる。ユーザの指がオーディオレビュー制御724に達した時点で、オーディオ制御エリア720は、
図8に示されるように、その外観を更新する。
図7に示される例では、オーディオレビュー制御724は、オーディオ入力制御722の左側に位置している。実際には、オーディオレビュー制御724は、オーディオ制御エリア720内のいたる所に位置することができ、ユーザは、オーディオレビュー制御724の場所に向けて彼の指をスライドすることによって、メッセージの再生を開始することができる。
【0106】
より具体的には、オーディオプレビュー制御724は、「再生」シンボル(三角形によって示されるような)から「一時停止」シンボル(二重線によって示されるような)にその外観を変更し、オーディオ入力制御722は、「送信」ボタン730(紙飛行機の形状で示されている)と置き換えられる。メッセージが再生されている際、ユーザは、オーディオプレビュー制御724をタップすることによって、再生を一時停止することができる。ユーザは、「送信」ボタン730をタップすることによって、録音されたオーディオメッセージを送信することができる。他方では、「取消」ボタン726は、ユーザがオーディオ入力動作全体を取り消し、録音されたメッセージを削除できるようにする。また、ユーザは、オーディオメッセージを録音している間にオーディオ入力動作を取り消すこともできる。そうするため、ユーザは、単に、オーディオ入力制御722から「取消」ボタン726の方に、彼の指をスライドすることができる。いくつかの実施形態では、システムは、受信者に送信する前に、雑音フィルタリングおよび低減など、録音されたオーディオメッセージを処理することができる。
【0107】
図9は、本発明の実施形態による、当ユーザがオーディオメッセージを送信した後のメッセージページの例示的な外観を示す図を提示する。
図9に示されるように、オーディオメッセージが送信された後(再生の有無にかかわらず)、オーディオメッセージ902は、送信済みメッセージとして、ページ900のメッセージ表示エリアに表示される。また、送信済みメッセージ904が受信者によって読まれたか(または再生されたか)どうかを当ユーザに示すため、送信済みメッセージ902の横に、ステータスインジケータ904も表示される。
【0108】
メッセージ902を読む/再生することを受信者に思い出させるため、当ユーザは、「Ding」メッセージを受信者に送信することができる。「Ding」メッセージは、システムによってまたはユーザによって他のユーザに送信される特別な強制リマインダである。特別な強制リマインダは、ユーザ間で送信されるインスタントメッセージとは異なる。より具体的には、「Ding」メッセージは、メッセージシステムとは異なる通信チャネルを介して、ユーザに伝達することができる。例えば、「Ding」メッセージは、電話チャネルまたはSMSチャネルを介して送信することができる。また、「Ding」メッセージをアプリ内通知として送信することも可能である。「Ding」メッセージは、受信されたメッセージが読まれていない、閲覧されていない、または再生されていないことをユーザに思い出させるために使用することができる。それに加えて、ほとんどの人々が電話またはSMSメッセージに適時に応答する傾向があるため、「Ding」メッセージは、会議通知やタスク割り当てなどの重要な一刻を争う情報を送信するために使用することもできる。この本開示では、特定のユーザに「Ding」メッセージを送信することは、「ユーザに「Ding」する」と呼ぶこともできる。「Ding」メッセージは、テキスト、絵文字、グラフィックス、オーディオおよびビデオメッセージを含み得、編集することも、「Ding」メッセージを介して送信することもできる。
図10は、本発明の実施形態による、例示的なDINGページを示す図を提示する。
【0109】
図10では、DINGページ1000は、制御エリア1010、オプション入力エリア1020およびメッセージ入力/表示エリア1030を含む。制御エリア1010は、「戻る」ボタン1012および「送信」ボタン1014を含む。オプション入力エリア1020は、受信者入力制御1022、チャネル入力制御1024、タイミング入力制御1026など、多くのオプション入力制御を含み得る。
【0110】
受信者入力制御1022は、当業者が「Ding」メッセージの1人または複数の受信者を入力できるようにする。
図9を参照すると、ユーザDing_15に未読メッセージ902を思い出させるため、当ユーザは、「Ding」メッセージをユーザDing_15に送信することができる。いくつかの実施形態では、DINGページ1000は、当ユーザが未読メッセージ902をタップし、ポップアップウィンドウから「DING」オプションを選択した際にも表示することができる。そのようなシナリオでは、表示されるDINGページは、未読メッセージの受信者を「Ding」メッセージのデフォルト受信者として設定することができる。
【0111】
チャネル入力制御1024は、当ユーザが「Ding」メッセージを伝達するための通信チャネルを選択できるようにする。可能な通信チャネルは、電話、SMSおよびアプリ内通知を含み得る。例えば、当ユーザの通信チャネルのオプションが「電話」である場合は(
図10に示されるように)、システムは、受信者に電話をかける。通信チャネルが「SMS」である場合は、システムは、SMSサービスを通じてテキストメッセージを受信者の電話に送信する。通信チャネルが「アプリ内通知」である場合は、システムは、プッシュ通知を1人または複数の受信者に送信し、1人または複数の受信者のDingメッセージページ(後に詳細に論じる)にそのようなプッシュ通知を表示する。
【0112】
タイミング入力制御1026は、当ユーザが「Ding」メッセージの伝達時間を設定できるようにする。伝達時間は、今この瞬間でも、後の任意の時間でもあり得る。いくつかの実施形態では、システムは、当ユーザが伝達時間を設定するためのタイムゾーンを選択できるようにする。タイムゾーンを指定しなければ、伝達時間は、システム時間と同じタイムゾーンになる。
図10に示される例では、伝達時間は、2016年2月14日23時19分に設定され、通信チャネルは電話であり、受信者はDing_15である。それに従って、システムは、2016年2月14日23時19分に、ユーザDing_15に電話する(システムに格納されたDing_15の電話番号を使用して)。いくつかの実施形態では、システムは、現在時間から1分後など、デフォルト伝達時間を設定することができる。いくつかの実施形態では、伝達時間は、10分毎になど、定期的な時間系列を含み得る。あるいは、「Ding」メッセージ間の時間間隔を動的に更新することができる。例えば、メッセージの受信者が長い間メッセージを読んでいないかまたは開いていない場合は、システムは、未読メッセージに対して「Ding」メッセージを送信する頻度を増加することができる。
【0113】
メッセージ入力/表示エリア1030は、ユーザが「Ding」メッセージを入力したり、「Ding」メッセージを表示したりできるようにする。メッセージ入力/表示エリア1030は、オーディオタブ1032およびテキストタブ1034を含み得る。当ユーザがオーディオタブ1032を選択すると、システムは、ユーザがオーディオメッセージを録音できるようにし、当ユーザがテキストタブ1034を選択すると、システムは、ユーザがテキストメッセージを入力できるようにする。
【0114】
図10に示される例では、Dingページ1000は、当ユーザが
図9に示される未読メッセージ902をタップした結果として表示されている。それに従って、メッセージ入力/表示エリア1030は、未読メッセージ902に相当する波形1036を表示する。また、メッセージ入力/表示エリア1030は、「再生」ボタン1038も表示する。当ユーザは、「再生」ボタン1038をタップして、未読メッセージ902を再生することができる。それに加えて、当ユーザは、「Ding」メッセージを完成するために、未読メッセージ902を編集することも、テキスト、絵文字、グラフィックス、および、追加のオーディオまたはビデオクリップなどの他の情報を追加することもできる。システムが、設定された伝達時間に受信者Ding_15に電話すると、システムは、録音されたDingメッセージを受信者に再生する。「Ding」メッセージがテキストを含む場合は、システムは、テキストを音声メッセージに変換し、電話の間に、変換した音声メッセージを受信者に再生できることに留意されたい。
【0115】
いくつかの実施形態では、「Ding」メッセージが「電話」オプションを通じて伝達される際は、1人または複数の受信者は、彼らの電話を通じて確認を返信することができる。例えば、「Ding」メッセージの受信者は、彼の電話上のボタン(特定の数字キーなど)を押して、彼が「Ding」メッセージを受信したことを示すことができる。あるいは、受信者は、オーディオ確認メッセージを録音して送信することができる。例えば、「Ding」メッセージを聞いた後、受信者は、彼の電話上のキー(例えば、数字「1」のキー)を押して音声録音を開始し、「#」キーを押して音声録音を終了することができる。次いで、音声確認メッセージは、システムサーバによって、「Ding」メッセージの送信者に送信することができる。
【0116】
いくつかの実施形態では、「Ding」メッセージの送信者が、企業の個人連絡先に該当する場合は、受信者がそのような情報を格納していない場合であっても、システムは、受信者のデバイスで、送信者情報(その名前、企業への所属、職務などを含む)を表示する。
【0117】
図10に示される例では、当ユーザは、未読メッセージ902に対する「Ding」メッセージの伝達を手動で設定する。いくつかの実施形態では、システムは、未読メッセージに対するリマインダ(「Ding」メッセージ)を自動的に生成することができる。例えば、メッセージの受信者がメッセージを受信してから30分経ってもメッセージを読んでいないかまたは開いていないことをシステムが検出した場合は、送信者のクライアントデバイスは、「Ding」メッセージを自動的に生成し、Dingメッセージページにおいて、そのような「Ding」メッセージを受信者に送信するように送信者に促すことができる。送信者は、システムが生成したDingメッセージに対する伝達オプション(例えば、電話またはSMS)を設定することができる。あるいは、送信者のクライアントデバイスは、送信者によって以前に設定された伝達オプションを使用して「Ding」メッセージを自動的に送信することができる。
【0118】
ここでは、DINGアイコン218を含む
図2に戻る。当ユーザは、DINGアイコン218をタップして、当ユーザに送信されたかまたは当ユーザによって受信されたDINGメッセージをリストするDingメッセージページを表示することができる。
図11は、本発明の実施形態による、例示的なDingメッセージページを示す図を提示する。
図11では、Dingメッセージページ1100は、ナビゲーションエリア1110およびDingメッセージ表示エリア1120を含む。
【0119】
ナビゲーションエリア1110は、
図2に示されるナビゲーションエリア210と同様である。Dingメッセージ表示エリア1120は、当ユーザに送信されたかまたは当ユーザによって受信された多くの「Ding」メッセージを表示する。フィルタセットアップに応じて、Dingメッセージ表示エリア1120は、すべての「Ding」メッセージを表示することも、送信された「Ding」メッセージを表示することも、受信された「Ding」メッセージを表示することも、当ユーザによって以前に削除された「Ding」メッセージを表示することもできる。
図11に示される例では、Dingメッセージ表示エリア1120は、「Ding」メッセージ1122、1124および1126を表示している。
【0120】
「Ding」メッセージ1122は、受信された「Ding」メッセージであり、確認を待っている状態である。「Ding」メッセージ1122は、「未確認」とマーク付けされている。当ユーザは、アイコン1132をタップして、「Ding」メッセージ1122の受信を確認することができる。そのような確認メッセージは、システムによって「Ding」メッセージ1132の送信者に瞬時に送信することができる。「Ding」メッセージ1124は、「確認済み」とマーク付けされており、当ユーザが「Ding」メッセージ1124の受信を送信者に確認したことを意味する。Dingメッセージが確認された時点で、当ユーザは、テキスト、絵文字、グラフィックス、オーディオまたはビデオファイルを使用して「Ding」メッセージに返答することができる。
【0121】
特別な(休日または特別なイベントが間近に迫った)状況では、Dingメッセージページ1100は、特別なエントリ1140を表示して、ユーザが特別な「Ding」メッセージを送信できるようにすることができる。例えば、旧正月の直前または旧正月中には、特別なエントリ1140は、ユーザが新年の挨拶「Ding」メッセージを送信できることを示すことができる。同様に、バレンタインデーの近くには、ユーザは、「Ding」バレンタインデーカードを友人に送信することができる。当ユーザがボタン1142をタップすると、ユーザが挨拶Dingメッセージを編集して送信できるようにするために、挨拶Dingページが表示される。
図12は、本発明の実施形態による、例示的な挨拶Dingページを示す図を提示する。
図12に示される挨拶Dingページ1200は、
図10に示されるDingページ1000と同様である。より具体的には、挨拶Dingページ1200は、制御エリア1210およびオプション入力エリア1220を含み、それらは、制御エリア1010およびオプション入力エリア1020と同様である。メッセージ入力/表示エリア1230は、メッセージ入力/表示エリア1030と同様であり得る。
図12に示される例では、メッセージ入力/表示エリア1230は、アタッチメントエントリ1232を含み得、アタッチメントエントリ1232により、ユーザは、受信者に送信される挨拶「Ding」メッセージにグラフィックスおよび/またはビデオを添付することができる。そのようなアタッチメントエントリを通常の「Ding」メッセージ1000に含めることも可能であることに留意されたい。
図12では、当ユーザは、オーディオメッセージを入力することを選択しており、メッセージ入力/表示エリア1230は、オーディオ入力制御1234を表示している。当ユーザは、オーディオ入力制御1234を押したまま、オーディオメッセージを録音することができる。
【0122】
いくつかの実施形態では、挨拶Dingページ1200は、特別なイベントに対応する特別なグラフィックデザインを含み得る。例えば、特別なイベントが旧正月である場合は、新年のお祝いを反映するグラフィックスおよび追加のオーディオまたはビデオ(例えば、クラッカー、音楽、赤色など)を挨拶Dingページ1200上にオーバーレイすることができる。同様に、特別なイベントが中秋節である場合は、月の写真、Chang’eなどを挨拶Dingページ1200上にオーバーレイすることができる。その上、ユーザが生成した挨拶「Ding」メッセージに加えて、システムが、受信者に伝達される「Ding」メッセージの一部として、特別なイベントに関連する特別な要素を含めることもできる。例えば、特別なイベントがクリスマスである場合は、システムは、伝統的なクリスマスソングのオーディオ挨拶「Ding」メッセージ部分を含めることができる。このように、特別な挨拶「Ding」メッセージの受信者は、休日の雰囲気をより多く経験することができる。いくつかの実施形態では、システムは、多くの特別なイベントを定義することができ、これらに限定されないが、旧正月、クリスマス、正月、中秋節、国家的な記念日、バレンタインデーなどを含む。また、システムは、これらの事前に定義された特別なイベントに対する、オーディオまたはビデオクリップを含み得る、デフォルトの挨拶「Ding」メッセージを生成することもできる。それに加えて、システムは、ユーザが友人の誕生日または結婚記念日などの多くの特別なイベントを定義できるようにする。また、システムは、そのようなユーザが定義した特別なイベントに対するデフォルトの挨拶「Ding」メッセージを生成することもできる。
【0123】
ここでは、検索アイコン212を含む
図2に戻る。当ユーザは、検索アイコン212をタップして、検索ページを表示することができる。
図13は、本発明の実施形態による、例示的な検索ページを示す図を提示する。検索ページ1300は、当ユーザがアイコン1302、1304および1306をタップすることによって企業/電話連絡先リスト、グループリストおよび「Ding」メッセージをそれぞれ検索できるようにする。
【0124】
図14は、本発明の実施形態による、システム設定ページを示す図を提示する。
図14では、システム設定ページ1400は、ユーザが残りの無料通話時間(分)およびメッセージ数を閲覧し、個人設定を構成できるようにする。例えば、ユーザは、新しいメッセージ通知を設定したり、パスワードやログイン電話番号を変更したりすることができる。
【0125】
図15は、本発明の実施形態による、ユーザプロファイルページを示す図を提示する。ユーザプロファイルページ1500は、ユーザのニックネームと本当の名前の両方および他の個人情報(例えば、生年月日および場所)をリストしている。ユーザが企業に属している場合は、ユーザプロファイルページ1500は、彼の会社の電話番号および電子メールアドレス、企業内の彼のマネージャの名前、職務(任意選択)およびチームへの所属を含むユーザの企業情報もリストする。
【0126】
メッセージシステムを使用して電話会議を行う
いくつかの実施形態では、この新規のメッセージシステムは、マルチキャスト通信のために使用することができ、マルチキャスト通信では、ユーザは、複数の他のユーザと同時に通信することができる。グループチャットや電話会議がマルチキャスト通信の例である。
図16は、本発明の実施形態による、例示的なマルチキャスト通信システムを示す図を提示する。
図16では、マルチキャスト通信システム1600は、マルチキャスト通信ビジネスサーバ1602、交換サーバ1604および1606、セッションボーダーコントローラ(SBC)1608〜1614、PSTN 1616および1618、主要な発信者1620、ならびに、受信者1622および1624を含む。
【0127】
主要な発信者1620は、ポータブル通信デバイスを含み得、通信システムのクライアント側のモジュールを装備することができる。受信者は、固定電話などのポータブルおよび非ポータブル通信デバイスを含み得る。受信者は、通信システムのクライアント側のモジュールを装備しても装備しなくともよい。動作の間、主要な発信者1620は、クライアント側の端末デバイス(または短縮してクライアントデバイス)で通信システムにログインし、クライアントデバイスを介して電話会議を初期化することができる。クライアントデバイスは、これらに限定されないが、Wi−Fi(登録商標)ネットワーク、セルラネットワーク(例えば、2G、3Gまたは4G電気通信ネットワーク)を含む様々な通信チャネルを通じて、サーバと通信することができる。電話会議の要求は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を使用して、クライアントデバイスからサーバに送信することができる。いくつかの実施形態では、電話会議要求は、電話会議の参加者〈主要な発信者を含む〉と関連付けられたユーザ連絡先情報を含み得る。ユーザ連絡先情報は、ユーザ名、ユーザの通信識別子(例えば、電話番号)および電話会議に含まれるグループのグループ識別子を含み得る。
【0128】
マルチキャスト通信ビジネスサーバ(または短縮してビジネスサーバ)1602は、ユーザ連絡先情報データベースおよび/またはユーザグループ情報データベースの維持に対する責任を有する。ユーザ連絡先情報データベースは、ユーザ名および電話番号を含むユーザ連絡先情報を格納する。ユーザグループ情報データベースは、ユーザグループの識別子、各グループのメンバーおよびメンバーの電話番号を格納する。ユーザグループ情報データベースは、グループ内の各ユーザの権限をさらに格納することができる。ユーザグループが企業である場合は、ユーザグループ情報データベースは、企業の従業員の職務をさらに格納することができる。ビジネスサーバ1602がクライアントデバイスから電話会議要求を受信すると、ビジネスサーバ1602は、主要な発信元および電話会議の他の参加者の電話番号(または他のタイプの通信識別子)を得るために、ユーザ連絡先情報データベースおよび/またはユーザグループ情報データベースへのクエリを行うことができる。あるいは、これらの電話番号は、電話会議要求によって伝え、ビジネスサーバ1602に送信することができる。
【0129】
電話会議の参加者の電話番号を決定次第、ビジネスサーバ1602は、これらの番号を交換サーバ(例えば、交換サーバ1604および1606)に送信することができ、これを受けて、交換サーバは、これらの電話番号に対応する通信ネットワークに通話要求を送信することができる。
図16に示される例では、クライアントデバイス1622を呼び出すため、交換サーバは、通話要求をPSTN 1616に送信する必要がある。ボイスオーバーIP(VoIP)電話会議の場合、セッションボーダーコントローラ(SBC)を使用して、電話会議の参加者間の信号伝達および媒体経路を制御することができる。SBCは、セション開始プロトコル(SIP)に基づいて動作することができる。
【0130】
交換サーバが主要な発信者1620の電話番号および電話会議の他の参加者の電話番号との接続を確立した時点で、交換サーバは、接続ステータス更新をビジネスサーバ1602に返信し、ビジネスサーバ1602の制御に従って、電話会議参加者からの音声を他の参加者に送信することができる。また、ビジネスサーバ1602は、各参加者のクライアントデバイスの接続性を検出することもできる。クライアントデバイスがビジネスサーバ1602との接続を確立次第、ビジネスサーバ1602は、クライアントデバイスの接続ステータスを他のクライアントデバイスに送信することができる。
【0131】
いくつかの実施形態では、主要な発信者から電話会議要求を受信次第、ビジネスサーバは、電話会議に基づいて、電話会議の電話番号および対応するパスワードを生成することもできる。電話会議参加者は、通話要求をビジネスサーバ1602に送信し、着信者として電話会議の電話番号を指定することができる。要求を受信次第、ビジネスサーバ1602は、参加者によって提供されたパスワードを検証し、参加者を電話会議に追加する。次いで、ビジネスサーバ1602は、新しく追加された参加者からの音声を他の参加者に送信することができる。
【0132】
いくつかの実施形態では、主要な発信者が電話会議を開始した時点で、主要な発信者のクライアントデバイス上に電話会議制御インタフェースが表示される。電話会議制御インタフェースは、参加者を追加するための制御を含み得る。主要な発信者は、そのような制御を使用して、新しい参加者を既存の電話会議に追加するようにビジネスサーバ1602に要求することができる。また、この制御の操作により、新しい参加者の連絡先情報を電話会議制御インタフェースに表示することができる。参加者を電話会議に追加するという要求を受信次第、ビジネスサーバ1602は、追加された参加者の電話番号を得て、その番号への電話を初期化することができる。新しく追加された参加者が電話に出た時点で、ビジネスサーバ1602は、他の参加者からの音声を新しく追加された参加者に送信することができる。
【0133】
いくつかの実施形態では、ビジネスサーバ1602は、電話会議の特定の参加者に制御権限を与えることおよび分配することができる。制御権限は、電話会議の1人もしくは複数の参加者の音声を遮断することおよび/または1人もしくは複数の参加者を電話会議から切断することを含み得る。好ましい実施形態では、主要な発信者に制御権限が与えられる。電話会議を開始した後、主要な発信者は、制御権限を使用して他の参加者のステータスを制御することができる。主要な発信者のクライアントデバイス上の電話会議制御インタフェースは、他の参加者に対応する制御ボタンを含み得る。主要な発信者は、制御ボタンをタップして、特定の参加者に対する1つまたは複数の制御オプションを表示することができる。主要な発信者が参加者に対する制御オプションを選択すると、主要な発信者のクライアントデバイスは、制御コマンドをビジネスサーバ1602に送信し、これを受けて、ビジネスサーバ1602は、制御コマンドに基づいて、参加者の通信ステータスを制御する。制御コマンドは、参加者の音声を遮断する(ミュートにする)ことおよび参加者の接続を切断することを含み得る。一実施形態では、主要な発信者は、電話会議に参加している異なるユーザに制御権限を委譲するようにビジネスサーバ1602に要求することができる。それに従って、ビジネスサーバ1602は、対応するユーザの権限を設定し、制御権限と関連付けられた情報を対応するユーザに送信することができる。
【0134】
図17は、本発明の実施形態による、電話会議を初期化するための例示的なクライアントプロセスを示す図を提示する。動作の間、主要な発信者のクライアントデバイスは、複数の連絡先を含む電話会議の要求を送信する(動作1710)。主要な発信者のクライアントデバイスは、ユーザのローカルのアドレス帳(例えば、スマートフォンのアドレス帳)をロードすることができ、サーバからリモートのアドレス帳をダウンロードすることができる。ローカルのアドレス帳は、通常、当ユーザの家族メンバー、友人、同僚などの連絡先情報(例えば、電話番号)を含み得る。リモートのアドレス帳は、ユーザがインターネットを介してリモート操作で維持することができる。例えば、リモートのアドレス帳は、企業のアドレス帳を含み得、企業の従業員の名前と電話番号を含む。クライアントデバイスがリモートのアドレス帳からの1つまたは複数の連絡先を要求すると、クライアントデバイスは、それらの連絡先の名前と電話番号を得ることができる。電話会議要求を生成している間、主要な発信者は、ローカルのアドレス帳および/またはリモートのアドレス帳から1つまたは複数の連絡先を選択し、それらの連絡先と関連付けられた情報を電話会議要求の一部としてサーバに送信することができる。
【0135】
いくつかの実施形態では、連絡先と関連付けられた情報は、連絡先の名前、通信識別子(例えば、電話番号)および電話会議に含まれるグループのグループ識別子を含み得る。サーバは、グループのメンバーの電話番号(または他のタイプの通信識別子)を得るために、グループ識別子を使用してユーザグループ情報データベースへのクエリを行う。
【0136】
電話会議要求を受信次第、ビジネスサーバは、様々な電話網(例えば、PSTN)を介して、電話会議要求によって指定された電話番号に音声電話要求を送信することができる。そのような音声電話要求を受信することに応答して、クライアントデバイスは、音声電話要求を受諾するためのユーザコマンドに基づいて、電話会議制御インタフェースを生成して表示することができる(動作1720)。電話会議制御インタフェースは、電話会議の参加者および彼らの接続ステータスを表すアイコンを表示することができる。いくつかの実施形態では、ビジネスサーバは、参加者の接続ステータスを各参加クライアントデバイスに送信し、次いで、表示された接続ステータスが更新される。例えば、参加者が電話に出れば、彼の接続ステータスは、すべてのクライアントデバイス上で「接続中」に更新される(例えば、彼のアイコンをハイライトすることによって)。
【0137】
次いで、制御権限を有するクライアントデバイスは、電話会議制御インタフェースを使用して電話会議を制御することができる(動作1730)。電話会議制御インタフェースは、HTTPなどの様々なネットワーク通信プロトコルを使用してビジネスサーバと通信することができる。電話会議制御インタフェースは、参加者を追加するための制御オプションを含み得る。クライアントデバイスは、制御オプションを使用して、1人または複数の参加者を電話会議に追加することを求める要求を送信し、1人または複数の追加された参加者に対応するアイコンを電話会議制御インタフェース上に追加することができる。
【0138】
電話会議制御インタフェースは、電話会議の各参加者に対する1つまたは複数の制御を含み得る。制御は、選択された参加者の通信ステータスと関連付けられたオプション(例えば、制御ボタンという形態の)を表示するために使用することができる。例えば、電話会議制御インタフェースは、1人または複数の参加者の通信ステータスを制御することができる1つまたは複数の制御ボタンを含み得る。制御権限を有するユーザ(例えば、主要な発信者)が制御ボタンを操作すると、クライアントデバイスは、参加者の通信ステータスに関する制御コマンドをビジネスサーバに送信することができる。次いで、ビジネスサーバは、コマンドに従って、参加者の通信ステータスを制御することができる。例示的な制御コマンドは、参加者の音声を遮断するためのコマンドおよび参加者の接続を切断するためのコマンドを含み得る。
【0139】
制御ボタンは、「ミュート」ボタンおよび「切断」ボタンを含み得る。制御権限を有するユーザは、「ミュート」ボタンをタップして、対応する参加者の音声を遮断することを求める要求を送信することができる。同様に、ユーザは、「切断」ボタンをタップして、対応する参加者の接続を切断することを求める要求を送信することができる。さらに、クライアントデバイスは、サーバが要求に応答した後で、参加者の表示された通信ステータスを更新することができる。
【0140】
図18は、本発明の実施形態による、例示的なクライアントデバイスを示す図を提示する。クライアントデバイス1800は、電話会議初期化モジュール1802、連絡先選択モジュール1804および電話会議制御モジュール1806を含む。
【0141】
電話会議初期化モジュール1802は、電話会議要求の生成および送信、ならびに、電話会議の参加者と関連付けられた情報のアップロードに対する責任を有する。電話会議初期化モジュール1802は、HTTPを使用して、電話会議要求を通信サーバに送信することができる。連絡先選択モジュール1804は、ローカルのアドレス帳をロードすることおよび/またはサーバからリモートのアドレス帳を要求することに対する責任を有し、ユーザコマンドに基づいて、電話会議の参加者として、アドレス帳から1つまたは複数の連絡先を選択する。電話会議制御モジュール1806は、電話会議要求に対するユーザの応答の検出に対する責任を有する。ユーザが電話会議を受諾した場合は、電話会議制御モジュール1806は、電話会議制御インタフェースを生成して表示する。電話会議制御モジュール1806は、通信サーバからのフィードバックに基づいて参加者の通信ステータスを更新する。例えば、参加者が電話会議に接続すると、電話会議制御モジュール1806は、参加者を表すアイコンを点灯するように電話会議制御インタフェースを構成する。
【0142】
制御権限を有するユーザは、電話会議制御インタフェースに制御コマンドを入力して、1人または複数の参加者の通信ステータスを制御することができる。電話会議制御モジュール1806は、ユーザから入力制御コマンドを受信し、サーバが1人または複数の参加者の通信ステータスを相応に制御できるようにユーザコマンドをサーバに送信する。
【0143】
図19は、本発明の実施形態による、電話会議を初期化するための例示的なサーバプロセスを示す図を提示する。動作の間、通信サーバは、クライアントから電話会議要求を受信する(動作1910)。電話会議要求は、HTTPを使用して送信することができる。電話会議要求に応答して、通信サーバは、電話会議を初期化し、電話会議要求に基づいて電話会議の参加者を決定する(動作1920)。
【0144】
いくつかの実施形態では、通信サーバは、参加者の連絡先情報を電話会議要求から得ることができる。参加者と関連付けられた連絡先情報は、参加者の名前、通信識別子(例えば、電話番号)および電話会議に含まれるグループのグループ識別子を含み得る。連絡先情報が名前のみを含む場合は、通信サーバは、名前と関連付けられた電話番号(または他のタイプの通信識別子)を得るために、ユーザ連絡先情報データベースへのクエリを行うことができる。連絡先情報がグループ名を含む場合は、通信サーバは、グループのメンバーの電話番号(または他のタイプの通信識別子)を得るために、グループ識別子を使用してユーザグループ情報データベースへのクエリを行うことができる。
【0145】
それに続いて、通信サーバは、電話会議の参加者に相当する電話番号に音声電話要求を送信することができる(動作1930)。より具体的には、通信サーバが参加者の電話番号を決定した時点で、通信サーバは、それらの番号を交換サーバに送信することができる。次いで、交換サーバは、電話番号がサービスを得るネットワークに音声電話要求を送信することができる。いくつかの実施形態では、SBCは、電話番号に対応するPSTNに音声電話の要求を送信することができる。
【0146】
次いで、通信サーバは、参加者の通信経路を接続し、音声を送信することができる(動作1940)。交換サーバが主要な発信者および他の参加者の電話番号に接続した時点で、交換サーバは、接続性レポートを通信サーバに送信することができる。次いで、通信サーバは、参加者からの音声を他の参加者に送信するように交換サーバに指示することができる。また、通信サーバは、クライアントデバイスの接続性も検出する。クライアントデバイスが接続を確立すると、通信サーバは、他の参加クライアントにクライアントの接続性ステータスを更新する。
【0147】
図20は、本発明の実施形態による、例示的な通信サーバを示す図を提示する。通信サーバ2000は、電話会議管理モジュール2002および通信経路交換モジュール2004を含む。
【0148】
電話会議管理モジュール2002は、電話会議要求を受信し、受信した要求に基づいて電話会議「ルーム」を確立することに対する責任を有する。また、電話会議管理モジュール2002は、各電話会議「ルーム」に対して電話会議識別子を割り当てることもできる。通信経路交換モジュール2004は、参加者に音声電話をかけ、ある参加者からの音声を他の参加者に送信することに対する責任を有する。通信経路交換モジュール2004が電話会議識別子を有する通話要求を受信すると、通信経路交換モジュール2004は、通話要求の送信者まで通信経路を拡張する。
【0149】
それに加えて、電話会議管理モジュール2002は、制御権限を参加者(通常、主要な発信者である)に与えることができる。制御権限により、主要な発信者は、他の参加者の通信ステータスを制御することができる。電話会議の間、電話会議管理モジュール2002は、ユーザから制御コマンドを受信することができ、ユーザが制御権限を有するかどうかを判断する。ユーザが制御権限を有する場合は、電話会議管理モジュール2002は、受信したコマンドに基づいて、参加者の通信ステータスを制御することができる。
【0150】
図21は、本発明の実施形態による、例示的なグループ通信プロセスを示すフローチャートを提示する。動作の間、マルチキャスト通信サーバは、1人または複数のユーザを含む通信グループを確立することを求める要求を受信することができる(動作2110)。マルチキャスト通信サーバは、1つまたは複数の通信グループに対するユーザグループ情報データベースを維持することができる。通信グループに対するデータベースのエントリは、グループメンバーの名前および彼らの通信識別子(例えば、電話番号)を含む。その上、データベースは、グループメンバーの職務および彼に与えられた権限を記録することができる。マルチキャスト通信サーバは、ユーザの動作コマンドに基づいて、メンバー情報を編集および修正することができる。いくつかの実施形態では、通信グループは企業であり得、グループメンバーは企業の従業員を含み得る。
【0151】
マルチキャスト通信サーバは、第1のユーザから第2のユーザに送信された音声電話要求を受信することができる(動作2120)。そのような音声電話要求は、HTTPを介して送信することができる。サーバは、第1および第2のユーザが、確立された通信グループに属しているかどうかを判断する(動作2130)。両方のユーザが、通信グループに属しており、グループ内で通信する権限を有する場合は、サーバは、音声電話要求を両方のユーザに送信することができる。サーバがユーザから応答を受信すると、サーバは、2人のユーザ間の通信経路を確立することができる(動作2140)。接続を確立する前にユーザ能力権限を決定することにより、サーバは、グループ通信のセキュリティを強化することができる。
【0152】
また、動作の間、サーバは、表示のために、第1のユーザのグループへの所属情報を、第2のユーザに送信することもできる。いくつかの実施形態では、システムは、ユーザコマンドに基づいて、1人または複数のグループメンバーの能力権限を制限することもできる。例えば、第2のユーザ宛ての第1のユーザからの通話要求をサーバが受信した際、第2のユーザの能力権限が制限されているとサーバが判断した場合は、サーバは、第1のユーザからの通話要求を拒否することができる。
【0153】
コンピュータおよび通信システム
図22は、本発明の実施形態による、強制リマインダを配信するための例示的なコンピュータおよび通信システムを示す。
図22では、システム2200は、プロセッサ2210、メモリ2220および記憶装置2230を含む。記憶装置2230は、通常、命令を格納し、命令は、上記で言及される方法を実行するために、メモリ2220にロードし、プロセッサ2210によって実行することができる。その結果、システム2200は、上記で説明される機能を実行することができる。
【0154】
一実施形態では、記憶装置2230内の命令は、メッセージ伝達モジュール2232、メッセージステータスモニタリングモジュール2234、判断モジュール2236、「Ding」メッセージ生成モジュール2238および「Ding」メッセージ伝達モジュール2240を実装することができ、それらはすべて、様々な手段を通じて互いに通信することができる。
【0155】
メッセージ伝達モジュール2232は、通常のメッセージ(例えば、IMメッセージ)をユーザの1つまたは複数の連絡先に伝達することができる。メッセージステータスモニタリングモジュール2234は、受信者によってメッセージが閲覧されたかまたは開かれたかを判断するために、伝達されたメッセージのステータスをモニタする。判断モジュール2236は、伝達されたメッセージのモニタされたステータスに基づいて、トリガ条件(例えば、既定の時間の後でもメッセージが閲覧されていない)が満たされているかどうかを判断することができる。「Ding」メッセージ生成モジュール2236は、トリガ条件が満たされていると判断モジュール2236が判断することまたはユーザのコマンドに応答して、「Ding」メッセージを生成することができる。いくつかの実施形態では、「Ding」メッセージ生成モジュール2238は、ユーザインタフェースを表示し、ユーザインタフェースを介するユーザ入力に基づいて「Ding」メッセージを生成することができる。「Ding」メッセージ伝達モジュール2240は、「Ding」メッセージを伝達することができる。ユーザは、「Ding」メッセージの受信者、通信チャネルおよび伝達時間を指定することができる。
【0156】
いくつかの実施形態では、モジュール2232、2234、2236、2238および2240は、ハードウェアにおいて部分的にまたは全体的に実装することができ、プロセッサ2210の一部であり得る。さらに、いくつかの実施形態では、システムは、別々のプロセッサおよびメモリを含まない場合がある。代わりに、それらの特定のタスクを実行することに加えて、モジュール2232、2234、2236、2238および2240は、別々にまたは共同で、一般または特殊用途演算エンジンの一部であり得る。
【0157】
システム2200は、任意選択のディスプレイ2280(タッチスクリーンディスプレイであり得る)、キーボード2260およびポインティングデバイス2270と結合することができ、また、1つまたは複数のネットワークインタフェースを介してネットワーク2282と結合することもできる。
【0158】
この詳細な説明で説明されるデータ構造およびコードは、通常、コンピュータ可読記憶媒体上に格納され、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータシステムによる使用のためにコードおよび/またはデータを格納できるいかなるデバイスまたは媒体でもあり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、これらに限定されないが、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気および光学記憶装置(ディスクドライブ、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)など)、または、現在知られているかもしくは後に開発されるコンピュータ可読媒体の格納が可能な他の媒体を含む。
【0159】
詳細な説明の項目で説明される方法およびプロセスは、コードおよび/またはデータとして具体化することができ、コードおよび/またはデータは、上記で説明されるように、コンピュータ可読記憶媒体に格納することができる。コンピュータシステムがコンピュータ可読記憶媒体上に格納されたコードおよび/またはデータを読み取って実行する際は、コンピュータシステムは、データ構造およびコードとして具体化されてコンピュータ可読記憶媒体内に格納された方法およびプロセスを実行する。
【0160】
その上、本明細書で説明される方法およびプロセスは、ハードウェアモジュールまたは装置に含めることができる。これらのモジュールまたは装置は、これらに限定されないが、特定用途向け集積回路(ASIC)チップ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定の時間に特定のソフトウェアモジュールもしくはコード片を実行する専用もしくは共有プロセッサ、および/または、現在知られているかもしくは後に開発される他のプログラム可能論理デバイスを含み得る。ハードウェアモジュールまたは装置が起動されると、ハードウェアモジュールまたは装置は、それらの中に含まれる方法およびプロセスを実行する。