特許第6477835号(P6477835)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6477835
(24)【登録日】2019年2月15日
(45)【発行日】2019年3月6日
(54)【発明の名称】車室内構造
(51)【国際特許分類】
   B60K 37/00 20060101AFI20190225BHJP
   B62D 1/04 20060101ALI20190225BHJP
   B60K 37/06 20060101ALI20190225BHJP
【FI】
   B60K37/00 E
   B62D1/04
   B60K37/00 G
   B60K37/06
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-219671(P2017-219671)
(22)【出願日】2017年11月15日
【審査請求日】2018年3月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100197561
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 三喜男
(72)【発明者】
【氏名】早田 英彦
(72)【発明者】
【氏名】宮本 孝志
(72)【発明者】
【氏名】久田 晴士
【審査官】 櫻田 正紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭61−287832(JP,A)
【文献】 特開2014−094656(JP,A)
【文献】 独国特許出願公開第102016001180(DE,A1)
【文献】 独国特許出願公開第102010018336(DE,A1)
【文献】 特開2001−113980(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2017/0166057(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0162485(US,A1)
【文献】 独国特許出願公開第102007004660(DE,A1)
【文献】 特開2008−222204(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 37/00
B60K 37/06
B62D 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転席の前方に配置されたステアリングホイールと、運転席及び助手席の前方に配置されたインストルメントパネルとを備えた車室内構造であって、
前記ステアリングホイールに、周辺部よりも目立つような所定態様で装飾された複数の第1装飾部が、前記ステアリングホイールの操舵角がゼロである状態において車幅方向に並ぶように設けられ、
前記インストルメントパネルに、前記第1装飾部と同じ種類の態様で装飾され且つ車幅方向に延びる形状を有する複数の第2装飾部が、車幅方向に並ぶように設けられ、
所定のシート基準位置に配置された運転席に所定体型の乗員が着座し、前記ステアリングホイールが所定のステアリング基準位置に配置され、且つ、前記ステアリングホイールの操舵角がゼロである基準状態において、前記複数の第1装飾部、及び、前記複数の第2装飾部は、前記乗員から見て略同一直線上に位置するように設けられていることを特徴とする車室内構造。
【請求項2】
前記複数の第2装飾部は、前記インストルメントパネルにおける前記ステアリングホイールよりも助手席側の車幅方向領域の一端部から他端部にかけて、車幅方向に連続的に並べて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車室内構造。
【請求項3】
操舵角がゼロである状態の前記ステアリングホイールの中心を挟んで、車幅方向の右側および左側のそれぞれに前記第1装飾部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車室内構造。
【請求項4】
前記インストルメントパネルにおける前記複数の第2装飾部間の部位に、車載機器を操作する操作部材が設けられ、
前記操作部材の表面の少なくとも一部には、前記第1装飾部及び前記第2装飾部と同じ種類の態様で装飾された第3装飾部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車室内構造。
【請求項5】
前記インストルメントパネルに、前記第2装飾部と同色又は同系色のカバー部を有するハザードスイッチが、前記第2装飾部の下側又は上側に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車室内構造。
【請求項6】
前記ステアリングホイールの操舵角がゼロである状態での前記第1装飾部の車体上下方向の幅は、前記第2装飾部の車体上下方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車室内構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングホイールとインストルメントパネルを備えた車両の車室内構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の内装には、車種毎に設定されたデザインコンセプトに応じて、種々の装飾部材が用いられることがある。例えば、特許文献1には、前席の前方に配置されたインストルメントパネルに装飾パネルが取り付けられた構成が開示されている。特許文献1の装飾パネルは、運転席前方のメータユニットに隣接した位置から助手席側に向かって車幅方向に延びるように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−055809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両走行時において、運転者は、水平感覚、車両前方の景色の見え方、及び、遠心力の感じ方等に基づいて、車両の姿勢及びローリング等の挙動を知覚しながら運転を行う。しかしながら、運転者による車両の姿勢および挙動の知覚は、実際には不正確であることが多い。
【0005】
そこで、運転者によって車両の姿勢および挙動を正確に知覚しやすくするために、本願発明者は、車室内の装飾を利用して、車幅方向に沿って車体水平方向に延びる軸線の傾きないし動きを認識するような運転者の感覚(以下、「横軸感」という)の向上を図ることを検討している。
【0006】
なお、上記の特許文献1に開示されているように、車幅方向に延びる装飾パネルをインストルメントパネルに取り付けることで、運転者に横軸感を与えることも考えられる。しかしながら、インストルメントパネルに1つの装飾部材を設けるだけでは、車両の姿勢および挙動の知覚精度を効果的に高めるのに十分な横軸感を得ることは難しい。
【0007】
本発明は、運転者による車両の姿勢と挙動の知覚精度を効果的に高めることができる車室内構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明に係る車室内構造は、次のように構成したことを特徴とする。
【0009】
本願の請求項1に記載の発明は、運転席の前方に配置されたステアリングホイールと、運転席及び助手席の前方に配置されたインストルメントパネルとを備えた車室内構造であって、
前記ステアリングホイールに、周辺部よりも目立つような所定態様で装飾された複数の第1装飾部が、前記ステアリングホイールの操舵角がゼロである状態において車幅方向に並ぶように設けられ、
前記インストルメントパネルに、前記第1装飾部と同じ種類の態様で装飾され且つ車幅方向に延びる形状を有する複数の第2装飾部が、車幅方向に並ぶように設けられ、
所定のシート基準位置に配置された運転席に所定体型の乗員が着座し、前記ステアリングホイールが所定のステアリング基準位置に配置され、且つ、前記ステアリングホイールの操舵角がゼロである基準状態において、前記複数の第1装飾部、及び、前記複数の第2装飾部は、前記乗員から見て略同一直線上に位置するように設けられていることを特徴とする。
【0010】
なお、周辺部よりも目立つような態様の「装飾」の具体例としては、色、明るさ、模様、材質、光沢などを周辺部に比べて顕著に異ならせる装飾が挙げられる。より具体的には、例えば、周辺部の色が黒系である場合に、銀色、明るい灰色、又は白色で装飾したり、周辺部が淡い色である場合に、濃い色で装飾したり、周辺部が樹脂部品で構成される場合に、金属部品で装飾したり、これらの逆であってもよい。
【0011】
上記の「シート基準位置」は、運転席の可動範囲内の所定位置であり、例えば、可動範囲内の中間位置であってもよい。つまり、運転席の上下方向位置を調整するリフト機構、及び、前後方向位置を調整するスライド機構が設けられる場合、「シート基準位置」は、リフト機構によって移動可能な上下方向範囲の中央、且つ、スライド機構によって移動可能な前後方向範囲の中央の位置であってもよい。
【0012】
上記の「所定体型」は、例えば、車両の設計の基準となる乗員の体型である。具体的に、「所定体型」としては、例えば、成人男性の平均的な体型が採用されてもよく、より具体的には、例えば、米国連邦基準で定められたAM50の体型(米国成人男性の平均的な体型)が採用されてもよい。
【0013】
上記の「ステアリング基準位置」は、ステアリングホイールの可動範囲内の所定位置であり、例えば、可動範囲内の中間位置であってもよい。つまり、ステアリングホイールを上下に揺動させるチルト機構が設けられる場合、「ステアリング基準位置」は、チルト機構による可動角度範囲の中央の位置であってもよい。
【0014】
上記の「ステアリングホイールの操舵角がゼロである状態」とは、ステアリングホイールの回転方向の角度位置が、車両を直進させるときの位置にある状態を意味する。
【0015】
請求項2に記載の発明に係る車室内構造は、前記請求項1に記載の発明において、
前記複数の第2装飾部は、前記インストルメントパネルにおける前記ステアリングホイールよりも助手席側の車幅方向領域の一端部から他端部にかけて、車幅方向に連続的に並べて配置されていることを特徴とする。
【0016】
なお、ここでいう「連続的に並べて配置」という文言は、複数の第2装飾部が全く隙間無く並べて配置されることのみならず、隙間(例えば、複数の第2装飾部のうち最も短い第2装飾部の長さよりも小さな隙間)を空けて並べて配置されることを含む意味で用いられたものである。
【0017】
請求項3に記載の発明に係る車室内構造は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、
操舵角がゼロである状態の前記ステアリングホイールの中心を挟んで、車幅方向の右側および左側のそれぞれに前記第1装飾部が設けられていることを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載の発明に係る車室内構造は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、
前記インストルメントパネルにおける前記複数の第2装飾部間の部位に、車載機器を操作する操作部材が設けられ、
前記操作部材の表面の少なくとも一部には、前記第1装飾部及び前記第2装飾部と同じ種類の態様で装飾された第3装飾部が設けられていることを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の発明に係る車室内構造は、前記請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発明において、
前記インストルメントパネルに、前記第2装飾部と同色又は同系色のカバー部を有するハザードスイッチが、前記第2装飾部の下側又は上側に隣接して設けられていることを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載の発明に係る車室内構造は、前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、
前記ステアリングホイールの操舵角がゼロである状態での前記第1装飾部の車体上下方向の幅は、前記第2装飾部の車体上下方向の幅よりも大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
請求項1に記載の発明によれば、運転者から見て、ステアリングホイール及びインストルメントパネルにおいて同種の態様で装飾された複数の装飾部が略同一直線上に配置されることで、該直線を運転者に効果的に印象づけることができる。これにより、運転者の横軸感が高められることで、運転者によって車両の姿勢および挙動を正確に知覚しやすくなるとともに、運転者が感じる車両安定感を高めることができる。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、運転席前方のステアリングホイールから、インストルメントパネルにおける助手席側の端部に至る広い車幅方向範囲に亘って、同種の装飾部が並べて設けられる。これにより、運転者の横軸感を効果的に高めることができる。
【0023】
請求項3に記載の発明によれば、ステアリングホイールにおける左右両側部分に第1装飾部が設けられることで、片側のみに設けられる場合に比べて、ステアリングホイールにおける車幅方向の広範囲に第1装飾部を設けることができる。そのため、車幅方向において、第1装飾部と第2装飾部との意匠的な連続性を運転者に印象づけやすくなる。
【0024】
請求項4に記載の発明によれば、インストルメントパネルにおいて、運転者にとって操作しやすい高さに位置する第2装飾部と同じ高さに操作部材が設けられることで、該操作部材の操作性を良好に確保できる。また、第2装飾部と同種の態様で装飾された第3装飾部が操作部材の表面に設けられていることにより、複数の第2装飾部間の意匠的な連続性が操作部材によって遮断されることを抑制できる。したがって、操作に適した位置への操作部材の搭載性の確保と、運転者の横軸感の向上とを効果的に両立させることができる。
【0025】
請求項5に記載の発明によれば、運転者の注意を引きやすい第2装飾部に隣接してハザードスイッチが設けられることで、運転者はハザードスイッチをすぐに見つけて素早く操作することができる。また、ハザードスイッチのカバー部が、第2装飾部と同色又は同系色に装飾されていることにより、ハザードスイッチを目立ちやすくすることができる。さらに、第2装飾部と同色又は同系色のハザードスイッチが第2装飾部に隣接して配置されていることにより、第2装飾部を利用した横軸感の向上効果を維持ないし向上できる。
【0026】
請求項6に記載の発明によれば、第1装飾部が第2装飾部よりも上下方向に幅広であることにより、ステアリングホイールの位置がステアリング基準位置からずれている場合、運転者の体型が所定体型と異なる場合、運転席の位置がシート基準位置からずれている場合、及び、車両を旋回させるようにステアリングホイールが操舵されている場合などにおいても、運転者から見て、複数の第2装飾部間を結ぶ直線上に第1装飾部が配置されやすくなる。したがって、様々な状況に対応して、運転者の横軸感の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態に係る車室内構造を示す斜視図。
図2】空調操作ユニット及びその周辺部を示す正面図。
図3】ステアリングホイールを示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、「下」等の方向を示す用語は、特段の説明がある場合を除いて、車両の前進走行時の進行方向を「前」とした場合における車体の各方向を指すものとする。
【0029】
[全体構成]
図1は、本実施形態に係る車室内構造を運転席の着座乗員から見た斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る車室内構造を備えた車両1は、車室の床面を構成するフロアパネル2を備えている。フロアパネル2上には、車両1の前席としての運転席4及び助手席6が車幅方向に並べて配設されている。フロアパネル2上において、運転席4と助手席6の間にはセンタコンソール8が配設されている。
【0030】
なお、本実施形態において、車両1は、左側に運転席を有する左ハンドル車であるが、本発明は、右ハンドル車にも同様に適用できる。
【0031】
車両1は、左右一対のフロントピラー11,12と、これらのフロントピラー11,12間に設けられたフロントウインドウ13とを備えている。フロントピラー11,12は、車体上下方向に延びるヒンジピラー(図示せず)の上端部から斜め後上方に向かって延設されている。運転席4及び助手席6の各車幅方向外側には、フロントピラー11,12の後側に形成される乗降用開口部を開閉するフロントドア14,16が設けられている。
【0032】
運転席4及び助手席6の前方には、車室の前面部を構成する車両内装部としてのインストルメントパネル20が設けられている。インストルメントパネル20は、左右のヒンジピラー(図示せず)間に配置されている。より具体的には、左右のヒンジピラー間に、車幅方向に延びる長尺の支持部材(図示せず)が架設されており、該支持部材にインストルメントパネル20が支持されている。
【0033】
本実施形態において、インストルメントパネル20は、黒系に着色された樹脂部品である。インストルメントパネル20には、グローブボックス21、メータユニット22、複数の空調用吹き出し口23,24,25,26、センタディスプレイ29、及び操作ユニット30が設けられている。
【0034】
グローブボックス21は、助手席6の前方に配置され、メータユニット22は、運転席4の前方に配置されている。運転席4側の空調用吹き出し口23,24は、メータユニット22の右側及び左側にそれぞれ隣接して配置されている。助手席6側の空調用吹き出し口25,26は、グローブボックス21の上方に配置されており、車体上下方向において、メータユニット22及び運転席4側の空調用吹き出し口23,24よりも低い高さ位置に配置されている。
【0035】
センタディスプレイ29及び操作ユニット30は、インストルメントパネル20における車幅方向中央部に配置されている。センタディスプレイ29は、インストルメントパネル20の上面から立ち上がるように設けられている。操作ユニット30は、車体上下方向において、メータユニット22よりも低く且つグローブボックス21よりも高い位置に配置されている。これにより、操作ユニット30は、インストルメントパネル20において運転席4及び助手席6から操作しやすい位置に配置されている。操作ユニット30の上側には、空調用ディスプレイ39が隣接して配設されている。操作ユニット30の具体的構成については、後に説明する。
【0036】
運転席4の前方には、ステアリングホイール50を有するステアリング装置が設けられている。ステアリング装置は、ステアリングホイール50の他に、該ステアリングホイール50の回転を伝えるステアリングシャフト(図示せず)、及び、該ステアリングシャフトの回転運動を車幅方向に沿った並進運動に変換して操舵輪としての前輪に伝えるステアリングギヤボックス(図示せず)を備えている。
【0037】
本実施形態において、ステアリングホイール50は、黒系に着色された樹脂部品である。ステアリングホイール50は、メータユニット22の後方に配置されている。ステアリングホイール50は、インストルメントパネル20を貫通する前記ステアリングシャフトの後端部に連結されている。ステアリングシャフトにおけるインストルメントパネル20とステアリングホイール50との間の部分は、ステアリングコラム(図示せず)に包囲されている。ステアリングホイール50は、例えばチルト機構(図示せず)によって、高さ調整可能に設けられている。
【0038】
[インストルメントパネルの操作ユニット]
図2に示すように、インストルメントパネル20の操作ユニット30は、第1ダイヤルスイッチ31、第2ダイヤルスイッチ32、及びプッシュスイッチユニット33を備えている。
【0039】
第1ダイヤルスイッチ31は、例えば、運転席4側の温度調整のために回転操作される操作部材であり、第2ダイヤルスイッチ32は、例えば、助手席6側の温度調整のために回転操作される操作部材である。第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は、助手席6側の吹き出し口25,26の下端部と車体上下方向にオーバラップする高さ位置に配置されている。第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は、同じ高さ位置において、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。
【0040】
第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は、互いに同じ形状および同じ大きさを有する。第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は、それぞれ、例えば円柱状の部材であり、インストルメントパネル20から車体後方側に突出して配置されている。本実施形態において、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は、インストルメントパネル20と同系色又は同色の樹脂部品である。つまり、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は黒系色である。第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32は、例えば、インストルメントパネル20よりも硬質の樹脂部品である。
【0041】
上記の空調用ディスプレイ39は、第1ダイヤルスイッチ31と第2ダイヤルスイッチ32との間に配置されている。空調用ディスプレイ39は、車幅方向に長い概ね長方形状である。空調用ディスプレイ39は、車体上下方向において、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32の各中心よりも上側に配置されている。空調用ディスプレイ39は、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32の上端部と車体上下方向にオーバラップし、第1ダイヤルスイッチ31の右端部及び第2ダイヤルスイッチ32の左端部と車幅方向にオーバラップして配置されている。空調用ディスプレイ39の左下及び右下の各コーナ部は、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32との干渉を避けるように例えば円弧状に切り欠かれている。
【0042】
プッシュスイッチユニット33は、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32の下側に隣接して配置されている。プッシュスイッチユニット33は、車幅方向に延びる細長い領域に配置されている。プッシュスイッチユニット33は、車幅方向において、第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32とオーバラップして配置されている。
【0043】
プッシュスイッチユニット33は、複数のプッシュ式の各種スイッチ34,35,36,37,38と、プッシュ式のハザードスイッチ40とを有する。各種スイッチ34,35,36,37,38の表面は、インストルメントパネル20と同系色又は同色、すなわち黒系に着色された樹脂製のカバー部で構成されている。ハザードスイッチ40の表面は、銀色又は明るい灰色の樹脂製カバー部で構成されている。ハザードスイッチ40のカバー部には、赤色のハザードシンボルが記されている。各種スイッチ34,35,36,37,38及びハザードスイッチ40の各カバー部は、例えば、インストルメントパネル20よりも硬質の樹脂部品である。
【0044】
各種スイッチ34,35,36,37,38は、車幅方向に略隙間無く並べて配置されている。各種スイッチ34,35,36,37,38の上縁及び下縁は、それぞれ、車体水平方向に延びる同一直線上に揃えて配置されている。ハザードスイッチ40は、プッシュスイッチユニット33における車幅方向中央部に配置されている。ハザードスイッチ40の上縁は、各種スイッチ34,35,36,37,38の上縁に揃えて配置され、ハザードスイッチ40の下縁は、各種スイッチ34,35,36,37,38の下縁よりも上側に配置されている。
【0045】
[ステアリングホイール]
図3に示すように、ステアリングホイール50は、運転者が掴む円形のグリップ部51、ステアリングシャフトの後端に連結されたハブ部52、並びに、ハブ部52からグリップ部51にかけて放射状に延びる第1スポーク部53、第2スポーク部54、及び第3スポーク部55を備えている。
【0046】
ステアリングホイール50の操舵角がゼロである状態(以下、「非操舵状態」という)において、第1スポーク部53はハブ部52から車幅方向左側へ延びるように配置され、第2スポーク部54はハブ部52から車幅方向右側へ延びるように配置され、第3スポーク部55は下方へ延びるように配置される。
【0047】
第3スポーク部55には、装飾部材79が設けられている。装飾部材79は、例えば銀色の金属部品又は樹脂部品で構成されている。装飾部材79は、径方向内側に開放したV字状である。装飾部材79は、第3スポーク部55の略全長に亘って設けられている。
【0048】
第1スポーク部53には、車載機器の各種操作に用いられる左側操作ユニット61が設けられ、第2スポーク部54には、車載機器の各種操作に用いられる右側操作ユニット62が設けられている。このように、ステアリングホイール50には、非操舵状態において、ステアリングホイール50の中心を挟んで車幅方向の右側および左側のそれぞれに、操作ユニット61,62が設けられている。
【0049】
左側操作ユニット61と右側操作ユニット62は、非操舵状態において、左右対称に構成されている。第1スポーク部53及び第2スポーク部54において、操作ユニット61,62は径方向に延びるように設けられている。したがって、非操舵状態において、各操作ユニット61,62は、車幅方向に延びるように配置されている。
【0050】
各操作ユニット61,62は、第1プッシュスイッチ71、第2プッシュスイッチ72、第3プッシュスイッチ73、第4プッシュスイッチ74、及び第5プッシュスイッチ75を備えている。
【0051】
第1〜第3プッシュスイッチ71,72,73は、非操舵状態において、操作ユニット61,62の下縁に沿って車幅方向に略隙間無く並べて配置されている。第1〜第3プッシュスイッチ71,72,73の表面は、銀色の樹脂製又は金属製のカバー部で構成されている。
【0052】
第4及び第5プッシュスイッチ74,75は、非操舵状態において、第1〜第3プッシュスイッチ71,72,73の上側に隣接して配置されている。非操舵状態において、第4及び第5プッシュスイッチ74,75は、車幅方向に並べて配置されている。第4及び第5プッシュスイッチ74,75の表面は、黒系に着色された樹脂製のカバー部で構成されている。
【0053】
各操作ユニット61,62は、その輪郭の一部を装飾する輪郭装飾部材76、及び、その中間部分を装飾する例えば一対の中間装飾部材77,78を更に備えている。輪郭装飾部材76及び中間装飾部材77,78は、銀色の樹脂部品又は金属部品である。
【0054】
輪郭装飾部材76は、J字状に屈曲した形状を有する。輪郭装飾部材76は、第4及び第5プッシュスイッチ74,75における周方向の第1〜第3プッシュスイッチ71,72,73とは反対側の縁部、第5プッシュスイッチ75における径方向のハブ部52とは反対側の縁部、及び、第3プッシュスイッチ73における径方向のハブ部52とは反対側の縁部に沿って配置されている。
【0055】
一対の中間装飾部材77,78は、それぞれ、径方向に沿って直線状に延びる形状を有する。一方の中間装飾部材77は、第4プッシュスイッチ74における周方向中間部に設けられ、他方の中間装飾部材78は、第5プッシュスイッチ75における周方向中間部に設けられている。これにより、第4及び第5プッシュスイッチ74,75は、中間装飾部材77,78によって周方向に仕切られている。一対の中間装飾部材77,78は、非操舵状態において、車幅方向沿って同一直線上に配置される。
【0056】
[第1装飾部]
各操作ユニット61,62は、上記の構成により、第1装飾ライン81、第2装飾ライン82、第3装飾ライン83、及び第4装飾ライン84を形成している。これにより、操作ユニット61,62は、ステアリングホイール50における周辺部よりも目立つように装飾された第1装飾部として機能する。
【0057】
第1装飾ライン81は、輪郭装飾部材76における第4及び第5プッシュスイッチ74,75に沿って径方向に延びる部分で構成されている。非操舵状態において、第1装飾ライン81は、操作ユニット61,62の上縁部に沿って車幅方向に延びるように配置される。
【0058】
第2装飾ライン82は、一対の中間装飾部材77,78で構成されている。非操舵状態において、第2装飾ライン82は、操作ユニット61,62の車体上下方向中間部において車幅方向に延びるように配置される。第2装飾ライン82は、第1装飾ライン81と比べて略同じか又は太く形成されている。
【0059】
第3装飾ライン83は、第1〜第3プッシュスイッチ71,72,73で構成されている。なお、輪郭装飾部材76におけるハブ部52とは反対側の端部、すなわち、第3プッシュスイッチ73の径方向外側に隣接する部分も、第3装飾ライン83の一端部を構成している。非操舵状態において、第3装飾ライン83は、操作ユニット61,62の下縁部に沿って車幅方向に延びるように配置される。第3装飾ライン83は、第1及び第2装飾ライン81,82よりも太く形成されている。
【0060】
第4装飾ライン84は、第5プッシュスイッチ75に沿って周方向に延びる部分で構成されている。非操舵状態において、第4装飾ライン84は、操作ユニット61,62の径方向外側端部に沿って、車幅方向に交差する方向に延びるように配置される。
【0061】
第1装飾部としての操作ユニット61,62は、非操舵状態において、車幅方向に延びる第1〜第3装飾ライン81,82,83によって、全体として車幅方向に延びる装飾を形成している。また、操作ユニット61,62は、第1〜第3装飾ライン81,82,83が間隔を空けて並べて配置されることで、幅広の装飾を形成している。
【0062】
第1装飾部を構成する左右の操作ユニット61,62は、非操舵状態において、車体水平方向に沿った略同一直線上において、車幅方向に並ぶように配置されている。非操舵状態においてこのように配置される左右の操作ユニット61,62によって、ステアリングホイール50を車幅方向に貫く仮想の直線を運転者にイメージさせやすくなっている。
【0063】
[第2装飾部]
図1に戻って、インストルメントパネル20には、複数の装飾部材63,64,65が設けられている。各装飾部材63,64,65は、銀色の金属部品又は樹脂部品であり、インストルメントパネル20における周辺部よりも目立つように装飾された第2装飾部として機能する。第2装飾部としての装飾部材63,64,65は、第1装飾部としてのステアリングホイール50の操作ユニット61,62と同じ種類の態様で装飾されている。
【0064】
インストルメントパネル20において、装飾部材63,64,65は、例えば3つ設けられている。各装飾部材63,64,65は、車幅方向に延びる細長い部材である。より具体的に、各装飾部材63,64,65は、角棒状の部材であり、インストルメントパネル20から車体後方側に突出して設けられている。
【0065】
複数の装飾部材63,64,65は、インストルメントパネル20におけるステアリングホイール50よりも助手席6側の車幅方向領域において、当該領域の一端部から他端部にかけて車幅方向に連続的に並べて配置されている。これらの装飾部材63,64,65は、車体水平方向に沿った略同一直線上において車幅方向に並べて配置され、これにより、車幅方向に延びる1本の装飾ライン86を形成している。
【0066】
インストルメントパネル20に形成された装飾ライン86は、ステアリングホイール50の第3装飾ライン83と比べて略同じか又は細く形成されている。すなわち、インストルメントパネル20の装飾ライン86は、ステアリングホイール50の操作ユニット61,62全体の装飾部に比べて細く形成されている。
【0067】
3本の装飾部材63,64,65のうち中央の装飾部材64は、上記の第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32間に配置されている。左側(運転席4側)の装飾部材63は、第1ダイヤルスイッチ31よりも左側(運転席4側)に配置され、中央の装飾部材64よりも短く形成されている。右側(助手席6側)の装飾部材65は、第2ダイヤルスイッチ32よりも右側(助手席6側)に配置され、中央の装飾部材64よりも長く形成されている。
【0068】
このように、装飾部材63,64,65は、ダイヤルスイッチ31,32を介して互いに隣接して配置されている。図2に示すように、装飾部材63,64,65は、ダイヤルスイッチ31,32の直径よりも細く形成されている。ダイヤルスイッチ31,32は、装飾部材63,64,65よりも車体上下方向の両側に突出して配置されている。装飾部材63,64,65は、ダイヤルスイッチ31,32に略隙間なく又は僅かな隙間を空けて隣接している。
【0069】
[第3装飾部]
第1及び第2ダイヤルスイッチ31,32には、それぞれ、第3装飾部としての装飾カバー66,67が取り付けられている。装飾カバー66,67は、例えば円筒状の装飾部材であり、ダイヤルスイッチ31,32における端面(車体後方側の面)の周縁部と外周面全体とを覆っている。装飾カバー66,67は、銀色の樹脂部品又は金属部品である。これにより、ダイヤルスイッチ31,32は、装飾部材63,64,65と同じ種類の態様で装飾されている。そのため、隣接する装飾部材63,64,65同士が装飾カバー66,67を介して意匠的に連続しているような印象を乗員に与えることができる。
【0070】
[装飾部全体]
図1に示すように、所定の基準状態において、ステアリングホイール50に第1装飾部として設けられた左右の操作ユニット61,62と、インストルメントパネル20に第2装飾部として設けられた複数の装飾部材63,64,65と、インストルメントパネル20のダイヤルスイッチ31,32に第3装飾部として設けられた装飾カバー66,67とは、運転席4の着座乗員から見て、車幅方向に延びる略同一直線上に位置するように配置される。
【0071】
ここでいう基準状態とは、所定のシート基準位置に配置された運転席4に所定体型の乗員が着座し、ステアリングホイール50が所定のステアリング基準位置に配置された非操舵状態である。
【0072】
本実施形態におけるシート基準位置は、運転席4の可動範囲内の中間位置である。具体的には、例えば、運転席4の上下方向位置を調整するリフト機構、及び、前後方向位置を調整するスライド機構が設けられる場合、リフト機構によって移動可能な上下方向範囲の中央、且つ、スライド機構によって移動可能な前後方向範囲の中央の位置が、シート基準位置になる。
【0073】
本実施形態における所定体型は、車両1の設計の基準となる乗員の体型である。具体的には、例えば、成人男性の平均的な体型が所定体型として採用される。より具体的には、例えば、米国連邦基準で定められたAM50の体型(米国成人男性の平均的な体型)が所定体型として採用されてもよい。
【0074】
本実施形態におけるステアリング基準位置は、ステアリングホイール50の可動範囲内の中間位置である。具体的には、例えば、ステアリングホイール50を上下に揺動させるチルト機構が設けられる場合、チルト機構による可動角度範囲の中央の位置がステアリング基準位置になる。
【0075】
本実施形態によれば、運転者から見て、ステアリングホイール50の左端(反助手席6側端部)近傍部からインストルメントパネル20における右端部(助手席6側端部)に至る広い車幅方向範囲に亘って、同種の態様で装飾された複数の装飾部61,62,63,64,65,66,67が略同一直線上に配置される。そのため、これらの装飾部61〜67を結ぶように車幅方向に延びる仮想の直線を運転者に効果的に印象づけることができ、これにより、運転者の横軸感を効果的に高めることができる。
【0076】
したがって、車両1の前進走行中において、運転者は、車両1の進行方向を見ながら、その視界に入る車室内の装飾部61〜67に基づく横軸感に従って、車両1の姿勢および挙動を正確に知覚しやすくなるとともに、車両1の高い安定感を感じることができる。これにより、スムーズな運転を実現しやすくなる。
【0077】
上記の基準状態では、運転者から見て、複数の装飾部材63,64,65を結ぶ仮想の直線上に操作ユニット61,62における第2装飾ライン82(図3参照)が配置される。運転席4の位置、ステアリングホイール50の位置、又は運転者の体格が基準状態からずれると、操作ユニット61,62と装飾部材63,64,65との位置関係が変わることで、運転者から見て、装飾部材63,64,65を結ぶ仮想の直線上から第2装飾ライン82が外れて配置される可能性がある。
【0078】
この場合でも、本実施形態では、非操舵状態におけるステアリングホイール50の操作ユニット61,62の上下方向の幅が、インストルメントパネル20の装飾部材63,64,65に比べて広く形成されている。これにより、運転者から見て、装飾部材63,64,65を結ぶ仮想の直線上に操作ユニット61,62の一部が配置されやすい。また、車両1を緩やかに旋回させるようにステアリングホイール50が少し操舵されている場合にも、運転者から見て、装飾部材63,64,65を結ぶ仮想の直線上に操作ユニット61,62が配置されやすい。そのため、様々な状況に対応して、操作ユニット61,62と装飾部材63,64,65との意匠的な連続性、ひいては、運転者の横軸感を確保しやすくなっている。
【0079】
また、本実施形態では、インストルメントパネル20において、装飾部材63,64,65による装飾がダイヤルスイッチ31,32によって分断されているが、ダイヤルスイッチ31,32が装飾カバー66,67で装飾されていることにより、該装飾カバー66,67を介して、装飾部材63,64,65間の意匠的な連続性が確保されている。そのため、インストルメントパネル20において、操作に適した位置へのダイヤルスイッチ31,32の搭載性を確保しつつ、運転者の横軸感を効果的に向上させ得る装飾を実現できる。
【0080】
さらに、本実施形態では、インストルメントパネル20の車幅方向中央部において目を引きやすい装飾部材64の周囲に、ダイヤルスイッチ31,32を含む操作ユニット30が配置されていることにより、該操作ユニット30の操作性の向上を図ることができる。
【0081】
特に、該操作ユニット30におけるハザードスイッチ40は、装飾部材64の下側に隣接して配置され、銀色又は明るい灰色のカバー部を有する。したがって、目立ちやすいハザードスイッチ40が、運転者の注意を引きやすい装飾部材64に隣接して設けられることで、運転者はハザードスイッチ40をすぐに見つけて素早く操作することができる。また、装飾部材64と同色又は同系色のハザードスイッチ40が装飾部材64に隣接して配置されていることにより、横軸感の向上効果を維持ないし向上できる。
【0082】
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0083】
例えば、上述の本実施形態では、ハザードスイッチ40を含むプッシュスイッチユニット33が装飾部材64の下側に隣接して配置される例を説明したが、プッシュスイッチユニット33は、装飾部材64の上側に隣接して配置されてもよい。
【0084】
また、上述の実施形態では、インストルメントパネル20において、3本の装飾部材63,64,65が設けられる例を説明したが、インストルメントパネルに設けられる装飾部材の本数は特に限定されるものでない。
【0085】
さらに、上述の実施形態では、黒系のインストルメントパネル20及びステアリングホイール50に、銀色の装飾ライン81〜84,86を形成する例を説明したが、本発明において、横軸感を向上させるための装飾部の色調は、インストルメントパネル及びステアリングホイールに対して目立ちやすく、且つ、統一感のある態様であれば、特に限定されるものでない。
【0086】
またさらに、本発明において、横軸感を向上させるための装飾部における材質及び模様なども、上述の実施形態の構成に限定されるものでなく、種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0087】
以上のように、本発明によれば、ステアリングホイールとインストルメントパネルに装飾部を設けることで、運転者の横軸感の向上を図ることが可能となるから、ステアリングホイールとインストルメントパネルを備えた車室内構造、及びこれを備えた自動車の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
【符号の説明】
【0088】
1 車両
4 運転席
6 助手席
20 インストルメントパネル
30 操作ユニット
31 第1ダイヤルスイッチ(操作部材)
32 第2ダイヤルスイッチ(操作部材)
40 ハザードスイッチ
50 ステアリングホイール
61,62 操作ユニット(第1装飾部)
63,64,65 装飾部材(第2装飾部)
66,67 装飾カバー(第3装飾部)
81〜84,86 装飾ライン
【要約】
【課題】運転者による車両の姿勢と挙動の知覚精度を効果的に高めることができる車室内構造を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール50に、周辺部よりも目立つような所定態様で装飾された複数の第1装飾部61,62を、ステアリングホイール50の操舵角がゼロである状態において車幅方向に並ぶように設け、インストルメントパネル20に、第1装飾部61,62と同じ種類の態様で装飾され且つ車幅方向に延びる形状を有する複数の第2装飾部63,64,65を、車幅方向に並ぶように設け、所定のシート基準位置に配置された運転席4に所定体型の乗員が着座し、ステアリングホイール50が所定のステアリング基準位置に配置され、且つ、ステアリングホイール50の操舵角がゼロである基準状態において、複数の第1装飾部61,62、及び、複数の第2装飾部63,64,65を、乗員から見て略同一直線上に位置するように設ける。
【選択図】図1
図1
図2
図3