特許第6479503号(P6479503)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6479503
(24)【登録日】2019年2月15日
(45)【発行日】2019年3月6日
(54)【発明の名称】グローブボックス構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 7/06 20060101AFI20190225BHJP
【FI】
   B60R7/06 G
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-41308(P2015-41308)
(22)【出願日】2015年3月3日
(65)【公開番号】特開2016-159802(P2016-159802A)
(43)【公開日】2016年9月5日
【審査請求日】2017年11月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004765
【氏名又は名称】カルソニックカンセイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】240000327
【弁護士】
【氏名又は名称】弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
(74)【代理人】
【識別番号】100180068
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 怜史
(72)【発明者】
【氏名】鳥海 隆浩
【審査官】 小河 了一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−203232(JP,A)
【文献】 特開2012−016965(JP,A)
【文献】 米国特許第06135530(US,A)
【文献】 独国特許出願公開第102009050499(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グローブボックス本体に形成された開口部に、ヒンジ部を介して蓋体が開閉可能に取り付けられ、
前記開口部の周辺にカバー部材を取り付けるカバー部材取付部を設けたグローブボックス構造において、
前記開口部の縁部に、車幅方向にほぼ均一の断面形状を有して延びる桟部を有し、
前記桟部に、前記ヒンジ部と、前記カバー部材取付部と、を直列状態に配置したことを特徴とするグローブボックス構造。
【請求項2】
前記グローブボックス本体または前記蓋体は物品収納部を有し、
前記蓋体は、前記開口部の下縁部に備えられた前記ヒンジ部に下開き可能に取り付けられるとともに、
前記カバー部材は、前記グローブボックス本体の下方に取り付けられて、
前記カバー部材取付部は、前記カバー部材を係止するクリップ孔とされることを特徴とする請求項1に記載のグローブボックス構造。
【請求項3】
グローブボックス本体に形成された開口部に、ヒンジ部を介して蓋体が開閉可能に取り付けられ、
前記開口部の周辺にカバー部材を取り付けるカバー部材取付部を設けたグローブボックス構造において、
前記開口部の縁部に、前記ヒンジ部と、前記カバー部材取付部と、を直列状態に配置し、
前記グローブボックス本体または前記蓋体は物品収納部を有し、
前記蓋体は、前記開口部の下縁部に備えられた前記ヒンジ部に下開き可能に取り付けられるとともに、
前記カバー部材は、前記グローブボックス本体の下方に取り付けられて、
前記カバー部材取付部は、前記カバー部材を係止するクリップ孔とされることを特徴とするグローブボックス構造。
【請求項4】
前記下縁部に車幅方向に沿って延設された桟部を有し、
前記ヒンジ部と、前記カバー部材取付部と、は前記桟部の上に、車幅方向に沿ってそれぞれ複数ずつ設置されたことを特徴とする請求項2又は3に記載のグローブボックス構造。
【請求項5】
前記桟部は、少なくとも前記ヒンジ部の周辺に厚肉部を有することを特徴とする請求項に記載のグローブボックス構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、アンダーカバー取付部を備えたグローブボックス構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車において、一般にインスツルメントパネルの助手席足元付近には、グローブボックスと呼ばれる収納装置が設けられている。
【0003】
このグローブボックスの下部には、内部の構造物を隠す化粧パネルとして、また、助手席乗員の足の接触からグローブボックス内部を保護する保護パネルとして、アンダーカバーが取り付けられている。このアンダーカバーは、グローブボックスの下端から延設されたカバー取付部に係止されていた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−16965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたグローブボックス構造によると、アンダーカバーは、グローブボックスの下端に取り付けた延設カバー部に係止されていた。そのため、延設カバー部の分だけ余分な出っ張りが生じることとなり、乗員の足元のスペースが圧迫されて狭くなってしまう虞があった。さらに、カバー取付部は、その構造上片持ち構造となるため、アンダーカバーを係止する部位の剛性が低くなって、アンダーカバーの組み付け作業時にカバー取付部の撓みが発生し、組み付け作業の作業性が低下する虞があった。さらには、乗員の足がアンダーカバーに接触した際に、カバー取付部に撓みが発生する虞があった。そして、このような撓みの発生を抑えるために、カバー取付部を鉄板等で補強することもあった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、乗員の足元のスペースを犠牲にすることなく、さらに、高い剛性を有するカバー取付部を備えたグローブボックス構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るグローブボックス構造は、延設カバー部を設けることなく、アンダーカバーを直接取り付けることができ、なおかつ、高い剛性を有するアンダーカバー取付部を備えたグローブボックスを提供するものである。
【0008】
すなわち、本発明に係るグローブボックス構造は、グローブボックス本体に形成された開口部に、ヒンジ部を介して蓋体が開閉可能に取り付けられ、前記開口部の周辺にカバー部材を取り付けるカバー部材取付部を設けたグローブボックス構造において、前記開口部の縁部に、車幅方向にほぼ均一の断面形状を有して延びる桟部を有し、前記桟部に、前記ヒンジ部と、前記カバー部材取付部と、を直列状態に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るグローブボックス構造によれば、前記構成としたことにより、グローブボックス本体に、カバー取付部による張り出しを設けることなく、直接カバー部材(アンダーカバー)を取り付けることができるため、構造がコンパクトになって乗員の足元スペースを犠牲にすることがない。また、開口部の縁部に、開閉可能な蓋体を取り付けるヒンジ部と、カバー部材取付部と、を直列状態に配置したため、剛性の高いヒンジ部の近傍に設置したカバー部材取付部にも高い剛性を持たせることができ、カバー部材の取付剛性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】本発明に係るグローブボックス構造を有するインスツルメントパネルの斜視図である。
図1B図1Aに示したグローブボックスの分解斜視図である。
図1C図1Aに示したグローブボックス本体を斜め下方からみた斜視図である。
図2A図1BのA−A断面図である。
図2B図1BのB−B断面図である。
図3A】比較例のグローブボックス構造を有するインスツルメントパネルの斜視図である。
図3B図3Aに示したグローブボックスの分解斜視図である。
図3C図3Aに示したグローブボックス本体を斜め下方からみた斜視図である。
図4A図3BのC−C断面図である。
図4B図3BのD−D断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係るグローブボックス構造の具体的な第1の実施例について、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0012】
図1Aは、本発明に係るグローブボックス構造を有するインスツルメントパネル5の斜視図である。グローブボックス100は、車両のインスツルメントパネルの助手席側に設けられている。
【0013】
以下、グローブボックス100の構造について、図1A図1B図1Cを用いて説明する。
[グローブボックスの構造の説明]
【0014】
図1Aに示すように、グローブボックス100は、車検証等の小物を収容可能な物品収納部25を構成するグローブボックス本体10と、インスツルメントパネル5の下部に形成された開口部12にインスツルメントパネル5の下縁(縁部)を中心として下開き可能に取り付けられたグローブボックスカバー16(蓋体)と、を有している。そして、グローブボックス本体10には、インスツルメントパネル5の下方側からグローブボックス本体10の周囲をカバーするアンダーカバー18(詳細は図1B参照)が取り付けられている。
【0015】
図1Bは、図1Aに示したグローブボックス100の分解斜視図であり、グローブボックスカバー16(蓋体)とアンダーカバー18の取付構造について説明する図である。
【0016】
図1Bに示すように、グローブボックスカバー16(蓋体)は、開口部12の下縁部28に設けられたヒンジ部14に開閉可能に軸支されている。
【0017】
アンダーカバー18の裏面には、3個(複数)のクリップ20が立設されている。これらのクリップ20は、開口部12の下縁部28に設けられた3か所(複数)のクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部、詳細は図1C参照)にそれぞれ挿通されて固定される。
【0018】
このようにして、アンダーカバー18は、グローブボックス本体10の下部を覆うように取り付けられる。
【0019】
図1Cは、グローブボックス本体10を斜め下方から見た斜視図である。開口部12の下縁部28には、3か所(複数)のクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)が、車幅方向に対してヒンジ部14とは異なる位置に設けられている。そして、これらのクリップ孔22に、前述したクリップ20がそれぞれ挿通される。
【0020】
次に、グローブボックス100の断面構造について、図2A図2Bを用いて説明する。
[グローブボックスの断面構造の説明]
【0021】
図2Aは、図1Bに示すグローブボックス100を組み立てた状態で、切断線A−A、すなわち、ヒンジ部14の位置で切った断面図である。
【0022】
図2Aに示すように、グローブボックスカバー16(蓋体)に設けられたヒンジ軸受部17が、ヒンジ部14に設けられたヒンジ軸部15に回動可能に取り付けられている。
【0023】
グローブボックスカバー16(蓋体)を開閉可能とするため、ヒンジ部14およびその周辺部分には高い剛性を持たせる必要がある。そのため、ヒンジ部14が設けられた下縁部28は、車幅方向にほぼ均一の断面形状を有して延びる桟部30とされている(図1C参照)。そして、その桟部30に、図1B図1Cに示すように2か所の(複数の)ヒンジ部14を設けている。この桟部30は、図2Aに示すように、板材を細かく折り曲げたC字断面構造を有しており、下縁部28を車幅方向に亘って補強するため、ヒンジ部14およびその周辺部分の剛性が高められる。なお、ヒンジ部14の剛性をより高めるために、図2Aに仮想線で記載したように、ヒンジ部14の周辺の肉厚をグローブボックス本体10の肉厚よりもさらに厚くして、厚肉部35としてもよい。
【0024】
図2Bは、図1Bに示すグローブボックス100を組み立てた状態で、切断線B−B、すなわち、クリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)の位置で切った断面図である。
【0025】
図2Bに示すように、アンダーカバー18に設けられたクリップ20がクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)に挿通されることによって、アンダーカバー18はグローブボックス本体10に固定されている。
【0026】
クリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)は、前述した桟部30の位置に、図1Cに示すように3か所(複数)設けられている。すなわち、ヒンジ部14とクリップ孔22は、直列状態で桟部30に取り付けられている。そして、桟部30が設けられた下縁部28は、前述したように車幅方向に亘って高い剛性を有しているため、クリップ孔22にアンダーカバー18を取り付ける際の撓みの発生が防止される。また、クリップ孔22に取り付けられたアンダーカバー18に対して、グローブボックス本体10へ向かう方向の力が作用した場合であっても、アンダーカバー18の撓みの発生が防止される。
【0027】
ここで、本実施例の効果を説明するために、比較例である従来のグローブボックスの構造について、図3A図3Bを用いて説明する。
[比較例のグローブボックスの構造の説明]
【0028】
図3Aに示すように、グローブボックス100aは、車検証等の小物を収容可能な物品収納部25aを構成するグローブボックス本体10aと、インスツルメントパネル5aの下部に形成された開口部12aにインスツルメントパネル5aの下縁(縁部)を中心として下開き可能に取り付けられたグローブボックスカバー16a(蓋体)と、を有している。そして、グローブボックス本体10aには、インスツルメントパネル5aの下方側からグローブボックス本体10aの周囲をカバーするアンダーカバー18a(詳細は図3B参照)が取り付けられている。
【0029】
図3Bは、図3Aに示したグローブボックス100aの分解斜視図であり、グローブボックスカバー16a(蓋体)とアンダーカバー18aの取付構造について説明する図である。
【0030】
図3Bに示すように、グローブボックスカバー16a(蓋体)は、開口部12aの下縁部28aに設けられたヒンジ部14aに回動可能に軸支されている。
【0031】
アンダーカバー18aの裏面には、3個(複数)のクリップ20aが立設されている。これらのクリップ20aは、開口部12aの下縁部28aに取り付けられた延設カバー部19a(図3C参照)に設けられた3か所(複数)のクリップ孔22a(詳細は図3C参照)にそれぞれ挿通されて固定される。そして、アンダーカバー18aは、グローブボックス本体10aの下部を覆うように取り付けられる。
【0032】
図3Cは、グローブボックス本体10aを斜め下方から見た斜視図である。開口部12aの下縁部28aに設けられた延設カバー部19aには、3か所(複数)のクリップ孔22aが設けられている。これらのクリップ孔22aに、前述したクリップ20aが挿通されることによって、アンダーカバー18aがグローブボックス100aに固定される。
【0033】
次に、グローブボックス100aの断面構造について、図4A図4Bを用いて説明する。
[比較例のグローブボックスの断面構造の説明]
【0034】
図4Aは、図3Bに示すグローブボックス100aを組み立てた状態で、切断線C−C、すなわち、ヒンジ部14aの位置で切った断面図である。
【0035】
図4Aに示すように、グローブボックスカバー16a(蓋体)に設けられたヒンジ軸受部17aが、ヒンジ部14aに設けられたヒンジ軸部15aに回動可能に取り付けられている。
【0036】
グローブボックスカバー16a(蓋体)を開閉可能とするため、ヒンジ部14aおよびその周辺部分には高い剛性を持たせる必要がある。そのため、ヒンジ部14aが設けられた下縁部28aは、車幅方向にほぼ均一の断面形状を有して延びる桟部30aとされている(図3C参照)。そして、その桟部30aに、図3Bに示すように2か所の(複数の)ヒンジ部14aを設けている。この桟部30aは、図4Aに示すように、板材を細かく折り曲げたC字断面構造を有しており、下縁部28aを車幅方向に亘って補強するため、ヒンジ部14aおよびその周辺部分の剛性が高められる。
【0037】
図4Bは、図3Bに示すグローブボックス100aを組み立てた状態で、切断線D−D、すなわち、クリップ孔22aの位置で切った断面図である。
【0038】
図4Bに示すように、アンダーカバー18aに設けられたクリップ20aが、延設カバー部19aに設けられたクリップ孔22aに挿通されることによって、アンダーカバー18aはグローブボックス本体10aに固定されている。
【0039】
次に、本実施例のグローブボックス100のグローブボックス構造と比較例のグローブボックス100aのグローブボックス構造を比較する。
[本実施例と比較例のグローブボックス構造の比較]
【0040】
本実施例のグローブボックス構造(図1C図2A図2B)によると、アンダーカバー18に設けられた3か所(複数)のクリップ20が、桟部30に設けられた3か所(複数)のクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)にそれぞれ挿通されて固定される。そして、図2A図2Bを比較するとわかるように、クリップ孔22とヒンジ部14は、ともに同じ桟部30の上の異なる車幅方向位置に近接して設置されている。そのため、クリップ孔22は高い剛性を有し、そのクリップ孔22にクリップ20を挿通することによって、アンダーカバー18は確実に固定される。
【0041】
これに対して、比較例のグローブボックス構造(図3C図4A図4B)によると、アンダーカバー18aに設けられた3か所(複数)のクリップ20aが、延設カバー部19aに設けられた3か所(複数)のクリップ孔22aにそれぞれ挿通されて固定される。この延設カバー部19aは片持ち構造になっており、図4A図4Bを比較すると明らかなように、クリップ孔22aはヒンジ部14aが設けられた桟部30aの上には設置されていない。このように、クリップ孔22aは、高い剛性を有するヒンジ部14aの周辺に設置されていないため、アンダーカバー18aの取り付け剛性は、実施例1の構造に比べて低下する。
【0042】
以上、説明したように、実施例1に係るグローブボックス構造を有するグローブボックス100によれば、グローブボックス本体10に形成された開口部12の縁部(下縁部28)に、ヒンジ部14を介してグローブボックスカバー16(蓋体)が開閉可能に取り付けられ、開口部12にグローブボックス本体10を覆うアンダーカバー18(カバー部材)が取り付けられたグローブボックス構造において、下縁部28に、ヒンジ部14とアンダーカバー18を取り付けるためのクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)とを直列状態に配置したため、アンダーカバー18をグローブボックス本体10の下縁部28に直接取り付けることができる。したがって、アンダーカバー18の周辺の構造がコンパクトになる。
【0043】
また、実施例1に係るグローブボックス構造を有するグローブボックス100によれば、グローブボックスカバー16(蓋体)は下縁部28を中心に下開きするものとされ、アンダーカバー18(カバー部材)は、グローブボックス本体10の下方に取り付けられて、ヒンジ部14はヒンジ軸部15を有するとともに、カバー部材取付部は、アンダーカバー18を係止するクリップ孔22とされるため、グローブボックス本体10にアンダーカバー18を直接取り付けられる。したがって、乗員の足元のスペースを拡大することができる。
【0044】
そして、実施例1に係るグローブボックス構造を有するグローブボックス100によれば、下縁部28に車幅方向に沿って延設された桟部30を有し、ヒンジ部14とクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)とは、桟部30の上に、車幅方向に沿って、それぞれ複数ずつ配置される。このとき、開閉するグローブボックスカバー16(蓋体)を支えるために、高い剛性を有するように形成されたヒンジ部14の近傍にクリップ孔22が設けられるため、クリップ孔22に取り付けられるアンダーカバー18の取付剛性が高くなって、アンダーカバー18を確実に固定することができる。したがって、アンダーカバー18に、エンジンルームから漏れた騒音の進入を防音する防音部材としての役割を持たせることができる。
【0045】
さらに、実施例1に係るグローブボックス構造を有するグローブボックス100によれば、桟部30は、少なくともヒンジ部14の周辺に厚肉部35を有するため、アンダーカバー18を取り付けるクリップ孔22(カバー部材取付部,アンダーカバー取付部)に、より一層高い剛性を持たせることができ、アンダーカバー18をより一層、確実に固定することができる。
【0046】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
【0047】
例えば、実施例1において、グローブボックス本体10の内部に物品収納部25を設けた構造として説明したが、この物品収納部は、グローブボックスカバー16(蓋体)の裏面側に設けた構造としても、同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0048】
10・・・グローブボックス本体
12・・・開口部
14・・・ヒンジ部
16・・・グローブボックスカバー
18・・・アンダーカバー
20・・・クリップ
22・・・クリップ孔(カバー部材取付部)
25・・・物品収納部
28・・・下縁部(縁部)
30・・・桟部
100・・グローブボックス
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B