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特許6482011被疑者画像情報公開システム及び被疑者情報公開システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6482011
(24)【登録日】2019年2月22日
(45)【発行日】2019年3月13日
(54)【発明の名称】被疑者画像情報公開システム及び被疑者情報公開システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20190304BHJP
   G08B 25/00 20060101ALI20190304BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G08B25/00 510M
【請求項の数】3
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-149432(P2017-149432)
(22)【出願日】2017年8月1日
(65)【公開番号】特開2019-28852(P2019-28852A)
(43)【公開日】2019年2月21日
【審査請求日】2017年8月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】317005181
【氏名又は名称】有限会社小山直樹一級建築士事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100155158
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 仁
(72)【発明者】
【氏名】小山 直樹
【審査官】 原 忠
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−164103(JP,A)
【文献】 メガネ販売店 HPで”万引き犯”映像公開[オンライン],日テレNEWS24,日本,2017年 2月 9日,[検索日 2018.7.23],インターネット:<URL:http://www.news24.jp/articles/2017/02/09/07353647.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G08B 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
公衆ネットワークに接続し、違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を公開するシステムであって、
少なくとも店舗ごとに識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
違法行為の内容に関する事件情報を取得する事件情報取得手段と、
違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を取得する被疑者画像情報取得手段と、
前記店舗で行われた違法行為について前記事件情報取得手段及び前記被疑者画像情報取得手段で取得した事件情報及び被疑者画像情報を、当該店舗の識別情報と対応づけて事件情報記憶手段に登録する事件情報登録手段と、
前記被疑者画像情報に基づいて前記被疑者の特定が困難な態様の予備的画像情報を生成する予備的画像情報生成手段と、
前記店舗が利用する端末からの公開要求に応じて、前記事件情報記憶手段における当該店舗の識別情報に対応する被疑者画像情報に基づいて前記予備的画像情報生成手段で生成された予備的画像情報、及び、前記事件情報記憶手段における当該店舗の識別情報に対応する事件情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開する予備公開手段と、
前記被疑者からの連絡を受け付ける被疑者連絡受付手段と、
前記予備公開手段による公開から所定時間が経過するまでに前記被疑者連絡受付手段で連絡の受付がない場合は、前記事件情報記憶手段における当該公開に係る被疑者画像情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開する本公開手段と
前記店舗で違法行為が行われた時点又はその前後の時間帯において当該店舗内で利用された端末の端末情報を取得する第1端末情報取得手段と、
前記店舗で行われた違法行為について前記第1端末情報取得手段で取得した端末情報を、当該店舗の識別情報と対応づけて端末情報記憶手段に登録する端末情報登録手段と、
前記予備公開手段で公開した予備的画像情報にアクセスした端末の端末情報を取得する第2端末情報取得手段と、
前記第2端末情報取得手段で取得した端末情報が、前記端末情報記憶手段における前記予備的画像情報に係る店舗の識別情報に対応する端末情報と一致した場合は、前記第2端末情報取得手段で取得した端末情報に係る端末に対し通知を行う通知手段とを備えることを特徴とする被疑者画像情報公開システム。
【請求項2】
請求項1において、
前記予備公開手段による公開から経過した時間に応じて、前記予備公開手段で公開した予備的画像情報を、前記被疑者の特定がより容易な態様の予備的画像情報に更新する予備的画像情報更新手段を備えることを特徴とする被疑者画像情報公開システム。
【請求項3】
店舗で違法行為が行われた時点又はその前後の時間帯において当該店舗内で利用された端末の端末情報を取得する第1端末情報取得手段と、
違法行為に関与した被疑者に関する情報を公開する公開手段と、
前記公開手段で公開した情報にアクセスした端末の端末情報を取得する第2端末情報取得手段と、
前記第2端末情報取得手段で取得した端末情報が、前記第1端末情報取得手段で取得した端末情報と一致した場合は、前記第2端末情報取得手段で取得した端末情報に係る端末に対し通知を行う通知手段とを備えることを特徴とする被疑者情報公開システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を公開するシステムに係り、特に、違法行為に関与した被疑者を捕まえることを支援し、資力のない店舗であっても導入が容易な被疑者画像情報公開システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、犯罪等の違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を公開する技術としては、例えば、特許文献1、2記載の技術が知られている。
【0003】
特許文献1記載の技術は、自動販売機周辺の状況を撮影する撮像手段と、自動販売機に対して外部からの異常行為があったことを検出する異常検出手段と、異常検出手段により異常発生が検出されたとき、撮像手段で撮影する画像情報をホームページとして公開するWebサーバ手段とを備える(同文献〔0009〕)。
【0004】
特許文献2記載の技術は、防犯用カメラ装置と、防犯監視対象物の管理者端末装置と、防犯用カメラ装置の撮像データから常習犯を分析してWeb上に公開するサーバ装置とを備え、サーバ装置は、防犯用カメラ装置で撮像した撮像データを受け取って、撮像データに含まれる人物像が人相DBに記録された人物と一致する場合に、Web上のホームページで一致した人物の画像情報を公開する(同文献〔0019〕)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−149114号公報
【特許文献2】特開2004−164103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1、2記載の技術にあってはいずれも、被疑者画像情報が公開される装置であることを知らしめることにより違法行為に及ぶことを躊躇わせて違法行為を抑止するものであるが、ひとたび違法行為が行われてしまった場合は、被疑者を捕まえることが困難であるという問題があった。また、大がかりな装置を取り付けなければならず、資力のない店舗が万引き防止対策等に用いるには、コスト面で導入が困難であるという問題もあった。
【0007】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、違法行為に関与した被疑者を捕まえることを支援し、資力のない店舗であっても導入が容易な被疑者画像情報公開システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の被疑者画像情報公開システムは、公衆ネットワークに接続し、違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を公開するシステムであって、少なくとも店舗ごとに識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、違法行為の内容に関する事件情報を取得する事件情報取得手段と、違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を取得する被疑者画像情報取得手段と、前記店舗で行われた違法行為について前記事件情報取得手段及び前記被疑者画像情報取得手段で取得した事件情報及び被疑者画像情報を、当該店舗の識別情報と対応づけて事件情報記憶手段に登録する事件情報登録手段と、前記被疑者画像情報に基づいて前記被疑者の特定が困難な態様の予備的画像情報を生成する予備的画像情報生成手段と、前記店舗が利用する端末からの公開要求に応じて、前記事件情報記憶手段における当該店舗の識別情報に対応する被疑者画像情報に基づいて前記予備的画像情報生成手段で生成された予備的画像情報、及び、前記事件情報記憶手段における当該店舗の識別情報に対応する事件情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開する予備公開手段と、前記被疑者からの連絡を受け付ける被疑者連絡受付手段と、前記予備公開手段による公開から所定時間が経過するまでに前記被疑者連絡受付手段で連絡の受付がない場合は、前記事件情報記憶手段における当該公開に係る被疑者画像情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開する本公開手段とを備える。
【0009】
ここで、識別情報は、少なくとも店舗ごとに割り当てられていればよく、より細分化した単位で割り当てられるものであってもよい。例えば、店舗が複数の事件について被疑者画像情報を公開する場合は、事件ごとに識別情報を割り当てることが考えられる。
【0010】
また、事件情報取得手段は、例えば、入力装置等から事件情報を入力してもよいし、外部の端末等から事件情報を獲得又は受信してもよいし、記憶装置や記憶媒体等から事件情報を読み出してもよいし、情報処理等により事件情報を生成し又は算出してもよい。したがって、取得には、少なくとも入力、獲得、受信、読出(検索を含む。)、生成及び算出が含まれる。以下、取得の概念については同じである。
【0011】
また、識別情報記憶手段は、識別情報をあらゆる手段で且つあらゆる時期に記憶するものであり、識別情報を予め記憶してあるものであってもよいし、識別情報を予め記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって識別情報を記憶するようになっていてもよい。
【0012】
〔発明2〕 さらに、発明2の被疑者画像情報公開システムは、発明1の被疑者画像情報公開システムにおいて、前記予備公開手段による公開から経過した時間に応じて、前記予備公開手段で公開した予備的画像情報を、前記被疑者の特定がより容易な態様の予備的画像情報に更新する予備的画像情報更新手段を備える。
【0013】
〔発明3〕 さらに、発明3の被疑者画像情報公開システムは、発明1及び2のいずれか1の被疑者画像情報公開システムにおいて、前記店舗で違法行為が行われた時点又はその前後の時間帯において当該店舗内で利用された端末の端末情報を取得する第1端末情報取得手段と、前記店舗で行われた違法行為について前記第1端末情報取得手段で取得した端末情報を、当該店舗の識別情報と対応づけて端末情報記憶手段に登録する端末情報登録手段と、前記予備公開手段で公開した予備的画像情報にアクセスした端末の端末情報を取得する第2端末情報取得手段と、前記第2端末情報取得手段で取得した端末情報が、前記端末情報記憶手段における前記予備的画像情報に係る店舗の識別情報に対応する端末情報と一致した場合は、前記第2端末情報取得手段で取得した端末情報に係る端末に対し通知を行う通知手段とを備える。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、発明1の被疑者画像情報公開システムによれば、予備的画像情報を公開し被疑者からの連絡を促すことにより、本公開手段による公開までに被疑者が連絡してくることが期待できるので、従来に比して、被疑者を捕まえる機会を得ることができる。また、店舗登録を行い、事件情報及び被疑者画像情報を提供するだけで利用することができるので、資力のない店舗であっても比較的容易に導入することができる。
【0015】
さらに、発明2の被疑者画像情報公開システムによれば、時間の経過に伴って被疑者の特定がより容易な態様に予備的画像情報が更新されるので、被疑者からの連絡をさらに促すことができる。
【0016】
さらに、発明3の被疑者画像情報公開システムによれば、店舗で違法行為が行われた時点又はその前後の時間帯においてその店舗内で利用された端末の端末情報と、その違法行為に係る予備的画像情報にアクセスした端末の端末情報が一致した場合は、その端末に対し通知が行われるので、被疑者からの連絡をさらに促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図2】店舗端末100のハードウェア構成を示す図である。
図3】画像公開サーバ200のハードウェア構成を示す図である。
図4】ログイン情報テーブル400のデータ構造を示す図である。
図5】事件情報テーブル420のデータ構造を示す図である。
図6】被疑者画像公開処理を示すフローチャートである。
図7】被疑者画像公開処理を示すフローチャートである。
図8】事件情報及び予備的画像情報を掲載したwebページである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図8は、本実施の形態を示す図である。
【0019】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0020】
インターネット199には、図1に示すように、小売等の店舗ごとにその店舗が利用する複数の店舗端末100と、店舗で行われた万引き等の違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を公開する画像公開サーバ200とが接続されている。
【0021】
次に、店舗端末100の構成を説明する。
図2は、店舗端末100のハードウェア構成を示す図である。
【0022】
店舗端末100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(InterFace)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
【0023】
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、店舗内に設置された防犯用のカメラ46と、店舗の顧客が利用可能なフリーWi-Fi(登録商標)スポットを構成する無線通信装置48とが接続されている。
【0024】
カメラ46は、店舗内の顧客を撮影し、撮影した画像情報を店舗端末100に出力する。店舗端末100は、カメラ46から入力した画像情報を記憶装置42に記憶する。ここで、カメラ46で撮影される画像は、静止画像であってもよいし動画像であってもよい。
【0025】
無線通信装置48は、顧客の携帯端末と無線により通信可能に接続すると、顧客の携帯端末とインターネット199との間で通信を中継する。また、通信の中継時に、顧客の携帯端末の端末情報(例えば、MAC(edia Access Control address)アドレス)を顧客の携帯端末から取得し、取得した端末情報をアクセスログファイルとして内部メモリに記憶する。そして、店舗端末100からの要求に応じて、アクセスログファイルを内部メモリから読み出し、読み出したアクセスログファイルを店舗端末100に出力する。店舗端末100は、無線通信装置48から入力したアクセスログファイルを記憶装置42に記憶する。
【0026】
次に、画像公開サーバ200の構成を説明する。
図3は、画像公開サーバ200のハードウェア構成を示す図である。
【0027】
画像公開サーバ200は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU50と、所定領域に予めCPU50の制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス59で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
【0028】
I/F58には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置60と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置62と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置64とが接続されている。
【0029】
次に、記憶装置62のデータ構造を説明する。
図4は、ログイン情報テーブル400のデータ構造を示す図である。
【0030】
記憶装置62は、図4に示すように、ログイン情報テーブル400を記憶している。
ログイン情報テーブル400には、店舗ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ログインIDを登録するフィールド402と、パスワードを登録するフィールド404と、店舗を識別するための店舗IDを登録するフィールド406と、店舗の名称を登録するフィールド408と、店舗の住所を登録するフィールド410と、店舗の連絡先を登録するフィールド412とを含んで構成されている。ここで、フィールド408〜412が店舗情報を構成する。
【0031】
図5は、事件情報テーブル420のデータ構造を示す図である。
記憶装置62は、図5に示すように、事件情報テーブル420を記憶している。
【0032】
事件情報テーブル420には、事件ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、事件を識別するための事件IDを登録するフィールド422と、店舗IDを登録するフィールド424と、事件情報の公開日時を登録するフィールド426と、事件情報を登録するフィールド428と、被疑者画像ファイル名を登録するフィールド430と、アクセスログファイル名を登録するフィールド432とを含んで構成されている。
【0033】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図6及び図7は、被疑者画像公開処理を示すフローチャートである。
【0034】
画像公開サーバ200において、CPU50は、MPU(Micro-Processing Unit)等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図6のフローチャートに示す被疑者画像公開処理を実行する。
【0035】
店舗端末100では、画像公開サーバ200を利用する場合、管理者が、ログインID及びパスワードを含むログイン情報を入力し、入力したログイン情報を画像公開サーバ200に送信する。画像公開サーバ200では、図6に示すように、ステップS100に移行して、店舗端末100からログイン情報を受信し、受信したログイン情報をログイン情報テーブル400のログイン情報と照合し、ログイン情報が一致するか否かを判定する。ログイン情報が一致すると判定した場合は、ステップS102に移行する。これに対し、ログイン情報が一致しないと判定した場合は、処理を終了する。
【0036】
次いで、店舗端末100では、管理者が、店舗で行われた違法行為の内容として、例えば、事件が発生した日時、場所、被害に遭った商品、被疑者の特徴を記述したテキスト情報を事件情報として入力し、入力した事件情報を画像公開サーバ200に送信する。画像公開サーバ200では、ステップS102を経て、店舗端末100から事件情報を受信し、受信した事件情報を事件ID及び店舗IDと対応づけて事件情報テーブル420に登録する。ここで、事件IDは事件ごとに発行されるIDであり、店舗IDは、ステップS100で認証された店舗の店舗IDである。
【0037】
次いで、店舗端末100では、管理者が、店被疑者を撮影した被疑者画像情報を記憶装置42の画像情報から抽出し、抽出した被疑者画像情報を記録した被疑者画像ファイルを画像公開サーバ200に送信する。画像公開サーバ200では、ステップS104を経て、店舗端末100から被疑者画像ファイルを受信し、受信した被疑者画像ファイルを記憶装置62に記憶するとともにそのファイル名を事件ID及び店舗IDと対応づけて事件情報テーブル420に登録する。ここで、事件ID及び店舗IDは、ステップS102の事件ID及び店舗IDと同一である。
【0038】
次いで、店舗端末100では、管理者が、店舗で違法行為が行われた時点及びその前後の時間帯において無線通信装置48で取得された端末情報を記憶装置42のアクセスログファイルから抽出し、抽出した端末情報を記録したアクセスログファイルを画像公開サーバ200に送信する。画像公開サーバ200では、ステップS106を経て、店舗端末100からアクセスログファイルを受信し、受信したアクセスログファイルを記憶装置62に記憶するとともにそのファイル名を事件ID及び店舗IDと対応づけて事件情報テーブル420に登録する。ここで、事件ID及び店舗IDは、ステップS102の事件ID及び店舗IDと同一である。
【0039】
画像公開サーバ200では、ステップS108を経て、記憶装置62の被疑者画像ファイル、及び被疑者の特定が困難な解像度が初期値として設定されたパラメータ(以下「解像度パラメータ」という。)の値に基づいて、被疑者画像情報の解像度を下げた予備的画像情報を生成する。そして、ステップS110を経て、事件情報テーブル420の事件情報及び生成した予備的画像情報に基づいて、これらを公開するWebページのプレビュー画面を生成し、生成したプレビュー画面を店舗端末100に送信する。店舗端末100では、画像公開サーバ200からプレビュー画面を受信し、受信したプレビュー画面を表示装置44に表示する。そして、管理者が、公開内容に間違いがないことを確認した場合は、画像公開サーバ200に公開要求を送信する。画像公開サーバ200では、ステップS112を経て、店舗端末100から公開要求を受信したか否かを判定し、公開要求を受信したと判定した場合(YES)は、ステップS114に移行する。これに対し、公開要求を受信しないと判定した場合(NO)は、公開要求を受信するまでステップS112で待機する。
【0040】
図8は、事件情報及び予備的画像情報を掲載したwebページである。
ステップS114では、図8に示すように、事件情報及び予備的画像情報を掲載したWebページを不特定多数の端末がアクセス可能に公開する。図8の例では、事件情報、被疑者画像(予備的画像情報)及び店舗情報のほか、被疑者に対する警告メッセージが掲載されている。また、「被害店舗に連絡」のボタンが設置されている。このボタンをクリックすると、被害店舗に連絡するための連絡用フォームが表示される。連絡用フォームに必要な事項を入力すると、入力事項が被害店舗に送信される。
【0041】
次いで、ステップS116に移行して、ステップS114で公開したWebページにアクセスがあったか否かを判定し、アクセスがあったと判定した場合(YES)は、ステップS118に移行して、アクセスのあった端末から端末情報を取得する。端末情報の取得は、例えば、Webページの閲覧に伴って端末でJava(登録商標)等を実行させ、画像公開サーバ200に端末情報を送信することにより行うことができる。
【0042】
次いで、ステップS120に移行して、ステップS118で取得した端末情報が、記憶装置62のアクセスログファイルのうち、アクセスのあったWebページに係る事件IDに対応するアクセスログファイルに記録されている端末情報と一致するか否かを判定し、端末情報が一致すると判定した場合(YES)は、ステップS122に移行し、ステップS118で取得した端末情報に基づいて、アクセスのあった端末に対し警告メッセージ(例えば「被害店舗に連絡してください。」)を送信(プッシュ通知)し、ステップS124に移行する。
【0043】
ステップS124では、Webページの公開又は前回の更新から所定の更新時間(例えば、1日)が経過したか否かを判定し、更新時間が経過したと判定した場合(YES)は、ステップS126に移行して、解像度パラメータの値を増加し、ステップS128に移行する。
【0044】
ステップS128では、記憶装置62の被疑者画像ファイル及び解像度パラメータの値に基づいて、被疑者画像情報の解像度を下げた予備的画像情報を生成し、ステップS130に移行して、生成した予備的画像情報に基づいて、Webページに掲載された予備的画像情報を更新する。この予備的画像情報は、解像度パラメータの値が増加されたことにより、ステップS108で生成された予備的画像情報よりも解像度が高くなる。すなわち、被疑者の画像が鮮明となり、被疑者の特定がより容易になる。
【0045】
次いで、ステップS132に移行して、Webページのボタン「被害店舗に連絡」から誘導される連絡用フォームから連絡要求を受信したか否かを判定し、連絡要求を受信したと判定した場合(YES)は、ステップS134に移行して、連絡用フォームから送信された連絡情報を、そのWebページに係る店舗IDに対応する店舗端末100に送信し、ステップS136に移行する。
【0046】
店舗端末100では、管理者が、連絡情報の内容を確認しWebページを非公開にしてもよいと判断した場合は、画像公開サーバ200に非公開要求を送信する。画像公開サーバ200では、ステップS136を経て、店舗端末100から非公開要求を受信したか否かを判定し、非公開要求を受信したと判定した場合(YES)は、ステップS138に移行して、公開中のWebページを非公開にし、処理を終了する。
【0047】
一方、ステップS136で非公開要求を受信しないと判定した場合(NO)、及び、ステップS132で連絡要求を受信しないと判定した場合(NO)はいずれも、ステップS140に移行して、Webページの公開から所定の公開猶予時間(例えば、30日)が経過したか否かを判定し、公開猶予時間が経過したと判定した場合(YES)は、ステップS142に移行する。
【0048】
ステップS142では、記憶装置62の被疑者画像ファイルに基づいて、Webページに掲載された予備的画像情報を被疑者画像情報に変更することにより被疑者画像情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開し、処理を終了する。
【0049】
一方、ステップS140で公開猶予時間が経過していないと判定した場合(NO)は、ステップS116に移行する。
【0050】
一方、ステップS124で更新時間が経過していないと判定した場合(NO)は、ステップS132に移行する。
【0051】
一方、ステップS120で端末情報が一致しないと判定した場合(NO)、及び、ステップS116でWebページにアクセスがないと判定した場合(NO)はいずれも、ステップS124に移行する。
【0052】
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、画像公開サーバ200は、店舗端末100から事件情報及び被疑者画像情報を受信し、受信した事件情報及び被疑者画像情報を事件IDと対応づけて記憶装置62に登録し、店舗端末100からの公開要求に応じて、記憶装置62におけるその店舗の事件IDに対応する被疑者画像情報に基づいて生成された予備的画像情報、及び、記憶装置62におけるその店舗の事件IDに対応する事件情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開し、Webページの公開から公開猶予時間が経過するまでに被疑者から連絡がない場合は、被疑者画像情報を不特定多数の端末がアクセス可能に公開する。
【0053】
これにより、予備的画像情報を公開し被疑者からの連絡を促すことにより、被疑者画像情報の公開までに被疑者が連絡してくることが期待できるので、従来に比して、被疑者を捕まえる機会を得ることができる。また、店舗登録を行い、事件情報及び被疑者画像情報を提供するだけで利用することができるので、資力のない店舗であっても比較的容易に導入することができる。
【0054】
さらに、本実施の形態では、画像公開サーバ200は、Webページの公開から経過した時間に応じて、Webページに掲載された予備的画像情報を、被疑者の特定がより容易な態様の予備的画像情報に更新する。
【0055】
これにより、時間の経過に伴って被疑者の特定がより容易な態様に予備的画像情報が更新されるので、被疑者からの連絡をさらに促すことができる。
【0056】
さらに、本実施の形態では、画像公開サーバ200は、店舗で違法行為が行われた時点及びその前後の時間帯においてその店舗内で利用された端末の端末情報を受信し、受信した端末情報を事件IDと対応づけて記憶装置62に登録し、Webページにアクセスした端末の端末情報を取得し、取得した端末情報が、記憶装置62におけるWebページに係る事件IDに対応する端末情報と一致した場合は、Webページにアクセスのあった端末に対し警告メッセージを送信する。
【0057】
これにより、店舗で違法行為が行われた時点及びその前後の時間帯においてその店舗内で利用された端末の端末情報と、Webページにアクセスした端末の端末情報が一致した場合は、その端末に対し警告メッセージが送信されるので、被疑者からの連絡をさらに促すことができる。
【0058】
本実施の形態において、記憶装置62は、発明1の識別情報記憶手段、発明1の事件情報記憶手段、又は発明3の端末情報記憶手段に対応し、インターネット199は、発明1の公衆ネットワークに対応し、ステップS102は、発明1の事件情報取得手段に対応している。また、ステップS104は、発明1の被疑者画像情報取得手段に対応し、ステップS102、S104は、発明1の事件情報登録手段に対応し、ステップS106は、発明3の第1端末情報取得手段、又は発明3の端末情報登録手段に対応している。
【0059】
また、本実施の形態において、ステップS108は、発明1の予備的画像情報生成手段に対応し、ステップS112、S114は、発明1乃至3の予備公開手段に対応し、ステップS132は、発明1の被疑者連絡受付手段に対応し、ステップS142は、発明1の本公開手段に対応している。また、ステップS124〜S130は、発明2の予備的画像情報更新手段に対応し、ステップS118は、発明3の第2端末情報取得手段に対応し、ステップS120、S122は、発明3の通知手段に対応し、事件IDは、発明1又は3の識別情報に対応している。
【0060】
〔変形例〕
なお、上記実施の形態においては、店舗で違法行為が行われた時点及びその前後の時間帯において無線通信装置48で取得された端末情報を記憶装置62に登録したが、これに限らず、店舗で違法行為が行われた時点において無線通信装置48で取得された端末情報、店舗で違法行為が行われた時点よりも前の時間帯において無線通信装置48で取得された端末情報、又は店舗で違法行為が行われた時点よりも後の時間帯において無線通信装置48で取得された端末情報を記憶装置62に登録してもよい。
【0061】
また、上記実施の形態及びその変形例においては、予備的画像情報の生成を公開要求の受信前に行ったが、これに限らず、公開要求の受信後に行ってもよい。
【0062】
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ステップS116〜S122の処理を設けたが、これに限らず、これらの処理を設けなくてもよい。
【0063】
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ステップS124〜S130の処理を設けたが、これに限らず、これらの処理を設けなくてもよい。
【0064】
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ステップS124の更新時間及びステップS140の公開猶予時間を一律に設定したが、これに限らず、店舗ごと又は事件ごとに設定するように構成することもできる。
【0065】
また、上記実施の形態及びその変形例においては、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、任意の通信方式のネットワークに適用することができる。
【0066】
また、上記実施の形態及びその変形例において、図6及び図7のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM52に予め格納されているプログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM54に読み込んで実行するようにしてもよい。店舗端末100で実行される処理についても同様である。
【0067】
また、上記実施の形態及びその変形例においては、店舗で行われた万引き等の違法行為に関与した被疑者を撮影した被疑者画像情報を公開する場合について本発明を適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【符号の説明】
【0068】
100…店舗端末、 200…画像公開サーバ、 199…インターネット、 30、50…CPU、 32、52…ROM、 34、54…RAM、 38、58…I/I、 39、59…バス、 40、60…入力装置、 42、62…記憶装置、 44、64…表示装置、 46…カメラ、 48…無線通信装置、 400…ログイン情報テーブル、 420…事件情報テーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8