【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の本質的な特徴は、煤燃焼触媒及び炭化水素酸化触媒で該フィルターを触媒化することによって微粒子捕集フィルターが受動的に連続再生され、それによって、該微粒子捕集フィルターにわたる圧力降下を低く保つことによって、そして、フィルターのアウトレット中へ空気をパルス噴射することによって灰を効率的に吹き払うことによって、燃料の消費を改善することができるである。
【0008】
上述したように、エンジンからの排気ガス中の煤は、燃焼することができないために、経時的にフィルター中に蓄積して圧力降下を増大させる無機の灰をさらに含む。その結果、フィルターを通る排気ガスの流れの方向を周期的に逆転させるか、又は空気をパルス噴射することにより灰を吹き払うことによって灰を除去しなければならない。
【0009】
要約すると、本発明は、0.1%〜4.0重量%の硫黄含有量及び5mg/kg〜1000mg/kgの重金属元素含有量を有する重油で運転されるエンジンからの排気ガス中に存在する煤、炭化水素、灰及び重金属を除去する方法を提供し、該方法は、
少なくとも325℃の排気ガスの排気温度が得られるような負荷で、エンジンを運転する工程;
325℃〜550℃の排気ガス温度にある該排気ガスを、それぞれが少なくとも一つの微粒子捕集フィルターを含む少なくとも一つのフィルターユニットに通過させ、そして、該排気ガス中に含有される煤、灰及び重金属を捕集する工程;
前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターから、そのフィルター上に配置された触媒と接触させることによって、捕集された煤、及び付着した炭化水素を連続的に焼尽させる工程;
周期的に、前記少なくとも一つのフィルターユニットを、排気ガスユニットの流れから切り離し、そして前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターのアウトレットを閉じる工程;
引き続き、前記少なくとも一つの微粒子フィルターの閉じたアウトレット中に、前記排気ガスの既流に対して逆向きで空気をパルス噴射し、そして、前記捕集された灰及び残存する量の煤を、前記重金属と一緒に前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターから吹き払う工程、
を含む。
【0010】
本発明で使用するための微粒子捕集フィルターは、好ましくは炭化ケイ素、コージライト、ムライト、チタン酸アルミニウム、又は焼結金属から製造される。
【0011】
典型的には、該フィルターはウォールフローフィルターとして形成され、これは、最大限の浄化効率を確実にするが、その他の種類のフィルターも採用できる。
【0012】
煤燃焼触媒は、そのフィルターの壁上又は内側に被覆される。
【0013】
煤の燃焼において活性な触媒は従来技術において公知であり、とりわけ特許文献において説明されている。
【0014】
好ましい触媒は、欧州特許第1493484 B1号明細書(特許文献1)中にさらに記載されているように、二酸化チタン、バナジウムの酸化物、タングステンの酸化物及び金属パラジウムを含む。
【0015】
該触媒は、捕捉された煤の発火点を350℃に低下させ、そして、さらに、最適なプロセス条件である325℃にまで低下させる。
【0016】
補助的なエンジンは部分的な負荷で運転することができ、それにより、その排気ガスの温度は325℃超である。フィルターのインレットにおける排気ガスの温度は325℃超であるため、連続的な煤の燃焼によって確実に受動的に再生される。
【0017】
重油は、燃料含有の添加剤(fuel born additives)として作用する多量のバナジウム及び鉄を含有していて、325℃超の該煤を追加的に焼尽させるのを促進するため、その燃料に添加剤を追加することを不要にする。
【0018】
上述したように、本発明の本質的な特徴は、重油の燃焼の間に形成された、捕捉された灰を除去することである。微粒子捕集フィルターは、そのフィルターを排気ガスの流れから遮断することによって周期的に浄化しなければならない。
【0019】
吹き払われた灰は、当技術分野で知られている、適切な補助的な灰搬出弁か、又は適切な灰輸送法によって該フィルターユニットから取り除くことができる。
【0020】
フィルターユニットの全てを、本発明による上記の方法による周期的な浄化ループにおいて浄化することができる。少なくとも一つのフィルターユニットがろ過モードのままであるため、エンジンは連続運転を維持できる。
【0021】
微粒子捕集フィルターを浄化する間、該排気ガスの既流とは逆向きに、10〜600ミリ秒、好ましくは300ミリ秒の継続時間の噴射パルスで空気が噴射される。
【0022】
その浄化サイクルにおいて、実際の微粒子捕集フィルターはそのアウトレットにおいて閉じられており、そして、弁によって、又はノズル、例えば、その閉じ弁に、又は近くに取り付けられたノズルによって空気はその閉じられたアウトレット中へ噴射される。したがって、フィルターのアウトレットが開放されている場合のやり方に比較して、より小さい体積の空気のパルスが噴射されるため、そのフィルター中に捕捉された灰を吹き払うのはより効率的である。後者の場合、微粒子捕集フィルターを囲むフィルターユニット全体を通って空気のパルスが進行するため、灰の浄化効率は制限される。
【0023】
本発明のさらなる実施形態において、パルス噴射のための空気は、4〜10バールg、好ましくは6.5バールgの圧力の圧縮空気を有するアキュムレータータンクから抜き出される。
【0024】
さらなる実施形態において、該ユニットは、エンジンのターボチャージャーの上流の圧力容器中に配置される。排気ガスは、その後、該フィルターユニットに0〜3バールgの圧力で通過させることができる。
【0025】
この実施形態における煤の燃焼温度は、追加的に排気ガスを加熱することなく、約400℃というより最適なレベルに維持することができる。さらなる利点として、排気ガスの圧力及び温度が増大した場合に微粒子捕集フィルターにわたる圧力降下が、低減される。この結果、効率的なろ過に必要なフィルターの体積が小さくなり、そして、例えば、排気ガス処理のための空間が制限された船舶への組み込み搭載を容易になる。
【0026】
ろ過のプロセスもまた一つの実施態様であり、排気ガスがフィルターユニットを通過する前か、又は該ガスがフィルターユニットを通過した後の、該排気ガス中の窒素酸化物(NOX)の選択的触媒還元(SCR)と追加的に組み合わされる。
【0027】
エンジンが、少なくとも325℃の排気ガス温度を生じる最小限の負荷より大きい負荷で運転されると、SCRユニットの熱質量が、下流のフィルターユニットの受動的な再生に無視できる程度の影響をおよぼす。
【0028】
上述したような本発明の重要な特徴とは、エンジン中の重油が燃焼した際に形成される硫黄酸化物を除去する可能性にある。上流の煤燃焼触媒は硫黄化合物に耐性であるため、SO
2をSO
3に酸化する潜在能に限界がある。
【0029】
そのため、本発明の方法のさらなる実施形態では、該方法は、少なくとも一つのフィルターユニットの下流で、開放ループ又は閉じたループで排気ガスをアルカリ溶液又は海水でスクラビングすることによって該排気ガス中に含有される硫黄酸化物の量を低減する追加の工程を含む。この方法の工程で採用されるそのスクラバーの、向流のアルカリ循環溶液は、硫黄酸化物を無害なアルカリ金属の硫酸塩又は亜硫酸塩に転化する。それにより、該硫黄酸化物はほぼ完全に除去され、そして、透明で低濁の使用済み溶液が海に排出されるか、又は陸上での輸送のために蓄積される。
【0030】
さらなる利点として、スクラビング液と混合するのに海水を使用することができる。重金属及び煤はフィルターで除去されるため、その際の該スクラビング液中の捕集された硫黄酸化物含有分は、pH制御のために適切に希釈して海に排出することができる。
【0031】
本発明はさらに、重油で運転されるエンジンからの排気ガス中に存在する煤及び灰を除去するためのシステムを提供し、該システムは、
エンジンを一つ又は二つ以上のろ過ユニットのそれぞれのインレットとそれぞれ接続している、一つ又は二つ以上の排気ガスインレット管;
前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットのそれぞれのアウトレットに接続している、一つ又は二つ以上の排気ガスアウトレット管;
付着した炭化水素と共に煤の焼尽を生じさせる触媒で触媒化された、前記一つ又は二つ以上のろ過ユニット内部で並列して接続されている少なくとも一つの微粒子捕集フィルターであって、該少なくとも一つの微粒子捕集フィルターのそれぞれのアウトレットがロック可能な、該フィルター;及び、
前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターから灰を吹き払うための前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターのアウトレットに取り付けられている空気パルスジェットバルブ装置であって、該空気パルスジェットバルブ装置は、遮断弁、空気供給部に接続されている一つ又は二つ以上の空気ブロー管、該ブロー管中のノズル、及び該ブロー管中の該ノズルを通して、該少なくとも一つの微粒子捕集フィルター中に空気をパルス噴射するための排出装置を含む、該空気パルスジェットバルブ装置、
を含む。
【0032】
図面を参照して以下に説明するように、上記のフィルターを通る逆流は、該ジェット弁をフィルターのアウトレットにおいて自動で管理することによって制御される。
図1は、本発明の実施形態に従うシステムの作動を概略的に示している。
【0033】
好ましい実施形態を以下に説明する。これらの実施形態は個別にも、あるいは組み合わせて使用することもできる。
【0034】
少なくとも一つの微粒子捕集フィルターはウォールフローフィルターの形態にある。
【0035】
少なくとも一つに微粒子捕集フィルターは、その壁上又はその内側が、捕集された煤を、該フィルターに付着した炭化水素とともに触媒作用により燃焼する触媒で被覆されている。
【0036】
該触媒は、二酸化チタン、バナジウムの酸化物及びタングステンの酸化物及び金属のパラジウムからなる。
【0037】
該少なくとも一つの微粒子捕集フィルターの本体は、炭化ケイ素、コージライト、ムライト、チタン酸アルミニウム又は焼結金属から製造されている。
【0038】
一つ又は二つ以上のブロー管は、圧縮空気を有するアキュムレータータンクに接続されている。
【0039】
一つ又は二つ以上のろ過ユニットは、エンジンのターボチャージャーの上流の圧力容器中に配置されている。
【0040】
一つ又は二つ以上のろ過ユニットは、エンジンのターボチャージャーの下流に配置されている。
【0041】
一つ又は二つ以上の排気ガスアウトレット管は、少なくとも一つのろ過ユニットを、下流の脱窒触媒を含む選択的触媒還元(SCR)ユニットに接続している。
【0042】
一つ又は二つ以上の排気ガスインレット管は、一つ又は二つ以上のろ過ユニットを、脱窒触媒を含む上流の選択的触媒還元(SCR)ユニットに接続している。
【0043】
一つ又は二つ以上の排気ガスアウトレット管は、一つ又は二つ以上のろ過ユニットをスクラバーユニットに接続している。
【0044】
脱窒(SCR)触媒ユニットを有する選択的触媒還元(SCR)ユニットは、上流の一つ又は二つ以上のろ過ユニット、及び下流のスクラビングユニットに接続されている。
【0045】
選択的触媒還元ユニットは、エンジンのターボチャージャーの上流に配置される。
【0046】
システムは、前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットの少なくとも一つにおいて前記排気ガスを迂回させるバイパス管をさらに含む。
【0047】
本発明のシステムの異なる実施形態の様々な利点は、本発明の方法についての説明と組み合わせて上記ですでに説明した。
本発明の特徴は次のとおりである。
1. 0.1%〜4.0重量%の硫黄含有量、及び5mg/kg〜1000mg/kgの重金属元素含有量を有する重油で運転されるエンジンからの排気ガス中に存在する煤、炭化水素、灰及び重金属を除去する方法であって、
少なくとも325℃の排気ガスの排気温度が得られるような負荷で、エンジンを運転する工程;
325℃〜550℃の排気ガス温度にある該排気ガスを、それぞれが少なくとも一つの微粒子捕集フィルターを含む少なくとも一つのフィルターユニットに通過させ、そして、排気ガス中に含有される煤、灰及び重金属を捕集する工程;
該フィルター上に配置された触媒と接触させることによって、前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターから、捕集された煤、及び付着した炭化水素を連続的に焼尽させる工程;
周期的に、前記少なくとも一つのフィルターユニットを、排気ガスユニットの流れから切り離し、そして前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターのアウトレットを閉じる工程;
引き続き、前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターの閉じたアウトレット中に、前記排気ガスの既流に対して逆向きで空気をパルス噴射し、そして、前記捕集された灰を、前記重金属と一緒に前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターから吹き払う工程、
を含む、上記の方法。
2. 前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターが、ウォールフローフィルターの形態にある、上記の特徴1に記載の方法。
3. 前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターの壁上又はその内側に前記触媒が被覆されている、上記の特徴2に記載方法。
4. 前記触媒が、二酸化チタン、バナジウムの酸化物及びタングステンの酸化物、及び金属パラジウムを含む、上記の特徴1〜3のいずれか一つに記載の方法。
5. 前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターの本体が、炭化ケイ素、コージライト、ムライト、チタン酸アルミニウム又は焼結金属から製造される、上記の特徴1〜4のいずれか一つに記載の方法。
6. 前記空気が、10〜600ミリ秒、好ましくは300ミリ秒の噴射パルス継続時間でパルス噴射される、上記の特徴1〜5のいずれか一つに記載の方法。
7. パルス噴射のための空気が、4〜10バールg、好ましくは6.5バールgの圧力の圧縮空気を有するアキュムレータータンクから抜き出される、上記の特徴1又は6に記載の方法。
8. 前記少なくとも一つのフィルターユニットが、エンジンのターボチャージャーの上流の圧力容器中に配置される、上記の特徴1〜7のいずれか一つに記載の方法。
9. 前記排気ガスを、0〜3バールgの圧力にある少なくとも一つのフィルターユニットに通過させる、上記の特徴8に記載の方法。
10. 前記ガスを、該少なくとも一つのフィルターユニットに通過させる前か又は該少なくとも一つのフィルターユニットに通過させた後に、前記排気ガス中の窒素酸化物を選択的触媒還元する工程をさらに含む、上記の特徴1〜9のいずれか一つに記載の方法。
11. 前記排気ガス中に含有される硫黄酸化物の量を、前記少なくとも一つのフィルターユニットの下流の、開放又は閉鎖ループ中で、該ガスをアルカリ溶液又は海水でスクラビングすることによって低減する工程をさらに含む、上記の特徴1〜10のいずれか一つに記載の方法。
12. 重油で運転されるエンジンからの排気ガス中に存在する煤及び灰を除去するためのシステムであって、
エンジンを一つ又は二つ以上のろ過ユニットのそれぞれのインレットとそれぞれ接続している、一つ又は二つ以上の排気ガスインレット管;
前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットのそれぞれのアウトレットに接続されている、一つ又は二つ以上の排気ガスアウトレット管;
付着した炭化水素と共に煤の焼尽を生じさせる触媒で触媒化された、前記一つ又は二つ以上のろ過ユニット内部で並列して接続されている少なくとも一つの微粒子捕集フィルターであって、該少なくとも一つの微粒子捕集フィルターのそれぞれのアウトレットがロック可能な、該フィルター;及び、
前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターから灰を吹き払うための前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターのアウトレットに取り付けられた空気パルスジェットバルブ装置であって、該空気パルスジェットバルブ装置は、遮断弁、空気供給部に接続された一つ又は二つ以上の空気ブロー管、該ブロー管中のノズル、及び該ブロー管中の該ノズルを通して、該少なくとも一つの微粒子捕集フィルター中に空気をパルス噴射するための排出装置を含む、該空気パルスジェットバルブ装置、
を含む、上記のシステム。
13. 前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターが、ウォールフローフィルターの形態にある、上記の特徴12に記載のシステム。
14. 前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターがその壁の上又は壁の内側を、該フィルターに捕集された煤を触媒的に燃焼させる触媒で被覆されていて、それにより、上記の13に記載のシステム。
15. 前記触媒が、二酸化チタン、バナジウムの酸化物及びタングステンの酸化物、及び金属パラジウムからなる、上記の特徴12〜14のいずれか一つに記載のシステム。
16. 前記少なくとも一つの微粒子捕集フィルターの本体が、炭化ケイ素、コージライト、又はムライト又はチタン酸アルミニウム又は焼結金属から製造されたものである、上記の特徴12〜15のいずれか一つに記載のシステム。
17. 前記一つ又は二つ以上の空気ブロー管が、圧縮空気を有するアキュムレータータンクに接続されている、上記の特徴12〜16のいずれか一つに記載のシステム。
18. 前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットが、エンジンのターボチャージャーの上流の圧力容器中に配置されている、上記の特徴12〜17のいずれか一つに記載のシステム。
19. 前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットが、エンジンのターボチャージャーの下流に配置される、上記の特徴12〜18のいずれか一つに記載のシステム。
20. 前記一つ又は二つ以上の排気ガスアウトレット管が、前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットを、下流の、脱窒触媒を含む選択的触媒還元ユニットに接続している、上記の特徴12〜19のいずれか一つに記載のシステム。
21. 前記一つ又は二つ以上の排気ガスインレット管が、前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットを、上流の脱窒触媒を含む選択的触媒還元ユニットに接続している、上記の特徴12〜19のいずれか一つに記載のシステム。
22. 前記一つ又は二つ以上の排気ガスアウトレット管が、前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットをスクラバーユニットに接続している、上記の特徴12〜19のいずれか一つに記載のシステム。
23. 脱窒触媒ユニットを含む選択的触媒還元ユニットが、上流の前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットに、そして下流のスクラビングユニットに接続されている、上記の特徴12〜19のいずれか一つに記載のシステム。
24. 前記選択的触媒還元ユニットが、エンジンのターボチャージャーの上流又は下流に配置されている、上記の特徴20〜23のいずれか一つに記載のシステム。
25. 前記一つ又は二つ以上のろ過ユニットの少なくとも一つにおいて前記排気ガスを迂回させるバイパス管をさらに含んでいる、上記の特徴12〜24のいずれか一つに記載のシステム。
【0048】
本発明の方法及びシステムのより詳細な説明は、図面を参照する特定の実施形態の下記の説明から明らかになるであろう。