【実施例】
【0072】
限定していると意味されることなく、可能な医薬処方物を例示し得る実施例:
「活性物質」という用語は、その塩を含めて、本発明による1種または複数の活性化合物を示す。1種または複数の他の活性物質との前に記述の組合せの1つの場合において、「活性物質」という用語は、追加の活性物質を含むこともある。標準手順は、本明細書において記述されている医薬処方物の任意の調製のためと考えられるべきである。
【0073】
【表2】
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【表3】
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【0074】
組合せ治療/
他の活性物質との組合せ
別の態様では、本発明は、本発明による活性化合物が別の活性化合物と一緒に投与される組合せ治療に関する。したがって、本発明は、活性成分のこうした組合せを提供する医薬処方物にも言及し、ここで、この1種は本発明の活性化合物である。こうした組合せは、定用量組合せ(組み合わせられるべき活性成分は、同じ医薬処方物の対象である)または自由用量組合せ(活性成分は、別々の医薬処方物中にある)であってよい。
【0075】
その結果として、本発明のさらなる態様は、本発明の活性化合物の各々、好ましくは本発明による少なくとも1種の活性化合物と、例えば、抗精神病薬、例えばハロペリドール、クロザピン、リスペリドン、クエチアピン、アリピプラゾール(aripripazole)、アセナピンおよびオランザピン;抗うつ薬、例えば選択的セロトニン再取込み阻害剤および二重セロトニン/ノルアドレナリン再取込み阻害剤;気分安定剤、例えばリチウムバルプロエートおよびラモトリジン;ベータ−セクレターゼ阻害剤;ガンマ−セクレターゼ阻害剤;ガンマ−セクレターゼモジュレーター;アミロイド凝集阻害剤、例えばシロ−イノシトールなど;直接的または間接的作用性の神経保護物質および/または疾患修飾性物質;酸化防止剤、例えばビタミンE、イチョウまたはギンコライド(ginkolide)など;抗炎症物質、例えば、Cox阻害剤、Aβ(Aベータ)低下特性を追加としてまたは排他的に有するNSAIDなど;HMG−CoA還元酵素阻害剤、例えばスタチン;アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、例えばドネペジル、リバスチグミン、タクリン、ガランタミン;NMDA受容体アンタゴニスト、例えばメマンチンなど;AMPA受容体アゴニスト;AMPA受容体陽性モジュレーター、AMPkine、グリシン輸送体1阻害剤;モノアミン受容体再取込み阻害剤;神経伝達物質の濃度または放出をモジュレートする物質;成長ホルモンの分泌を誘発する物質、例えばメシル酸イブタモレンおよびカプロモレリン;CB−1受容体アンタゴニストまたは逆アゴニスト;抗生物質、例えばミノサイクリンまたはリファンピシン;PDE1、PDE2、PDE4、PDE5、PDE9またはPDE10阻害剤、GABAA受容体逆アゴニスト;GABAAアルファ5受容体逆アゴニスト;GABAA受容体アンタゴニスト;ニコチン受容体アゴニストもしくは部分アゴニストまたは陽性モジュレーター;アルファ4ベータ2ニコチン受容体アゴニストもしくは部分アゴニストまたは陽性モジュレーター;アルファ7ニコチン受容体アゴニストもしくは部分アゴニストまたは正のアロステリックモジュレーター;;ヒスタミン受容体H3アンタゴニスト;5−HT4受容体アゴニストまたは部分アゴニスト;5−HT6受容体アンタゴニスト;アルファ2−アドレナリン受容体アンタゴニスト、カルシウムアンタゴニスト;ムスカリン受容体M1アゴニストもしくは部分アゴニストまたは陽性モジュレーター;ムスカリン受容体M2アンタゴニスト;ムスカリン受容体M4アンタゴニスト;ムスカリン受容体M4正のアロステリックモジュレーター;代謝型グルタミン酸受容体5正のアロステリックモジュレーター;代謝型グルタミン酸受容体2アンタゴニスト;代謝型グルタミン酸受容体2/3アゴニスト;代謝型グルタミン酸受容体2正のアロステリックモジュレーター、ならびに本発明による活性化合物の効力および/または安全性が増加されるおよび/または望まれない副作用が低減されるような方式で受容体または酵素をモジュレートする他の物質の群から選択される別の活性化合物との組合せに言及する。
【0076】
本発明による活性化合物は、上述した疾患および状態の処置のための、例えばAベータもしくはその一部を用いる活性免疫化またはヒト化抗Aベータ抗体もしくは抗体断片を用いる受動免疫化などの免疫治療との組合せで使用することもできる。
【0077】
本発明による活性化合物は、ハロペリドール、フルペンチキソール、フルスピリレン、クロルプロチキセン、プロチペンジル、レボメプロマジン、クロザピン、オランザピン、クエチアピン、リスペリドン、パリペリドン、アミスルプリド、ジプラシドン、アリピプラゾール、スルピリド、ゾテピン、セルチンドール、フルフェナジン、パーフェナジン、ペラジン、プロマジン、クロルプロマジン、レボメプロマジン、ベンペリドール、ブロムペリドール、ピモジド、メルペロン、ピパンペロン、イロペリドン、アセナピン、ペロスピロン、ブロナンセリン、ルラシドンのような抗精神病薬と組み合わせることもできる。
【0078】
本発明による活性化合物は、アミトリプチリンイミプラミン塩酸塩(TOFRANIL)、イミプラミンマレイン酸塩(SURMONTIL)、ロフェプラミン、デシプラミン(NORPRAMIN)、ドキセピン(SINEQUAN、ZONALON)、トリミプラミン(SURMONTIL)のような抗うつ薬と組み合わせることもできる。
【0079】
または本発明による活性化合物は、セロトニン(5−HT)再取込み阻害剤、例えばアラプロクラート、シタロプラム(CELEXA、CIPRAMIL)エスシタロプラム(LEXAPRO、CIPRALEX)、クロミプラミン(ANAFRANIL)、デュロキセチン(CYMBALTA)、フェモキセチン(MALEXIL)、フェンフルラミン(PONDIMIN)、ノルフェンフルラミン、フルオキセチン(PROZAC)、フルボキシアミン(LUVOX)、インダルピン、ミルナシプラン(IXEL)、パロキセチン(PAXIL、SEROXAT)、セルトラリン(ZOLOFT、LUSTRAL)、トラゾドン(DESYREL、MOLIPAXIN)、ベンラファキシン(EFFEXOR)、ジメルジン(NORMUD、ZELMID)、ビシファジン、デスベンラファキシン(PRISTIQ)、ブラソフェンスム(brasofensme)およびテソフェンシンと組み合わせることもできる。
【0080】
本発明による組合せは、全く同一の剤形で、即ち組合せ調製物の形態で同時に提供することができ、例えば、2つの構成成分は、1つの錠剤に、例えば前記錠剤の異なる層に組み込むことができる。該組合せは自由な組合せの形態で別々に提供することもでき、即ち、本発明の活性化合物は1つの剤形で提供され、上述した組合せパートナーの1つまたは複数は別の剤形で提供される。これらの2つの剤形は、等しい剤形、例えば2つの錠剤の同時投与であってよく、1つは本発明の活性化合物の治療有効量を含有し、1つは上述した組合せパートナーの治療有効量を含有する。所望であれば異なる投与形態を組み合わせることも可能である。適当な投与形態の任意の型が提供され得る。
別の活性物質との組合せにおける、本発明による活性化合物またはその生理学的に許容される塩は、同時に、またはずらした時期であるが特に互いが接近した時間で使用することができる。同時に投与されるならば、2種の活性物質は患者に一緒に与えられ;ずらした時期で投与されるならば、2種の活性物質は、12時間以下、特に6時間以下の期間内に連続して患者に与えられる。
【0081】
投与量または投与形態は限定されず;本発明の枠内で、任意の適当な剤形が使用され得る。例として、剤形は、パッチ剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、ペレット剤、糖衣錠剤、粉末剤、トローチ剤、坐剤などの固体調製物、液剤、懸濁剤、エマルジョン剤、点滴剤、シロップ剤、エリキシル剤などの液体調製物、またはエアロゾル剤およびスプレー剤などの気体調製物から選択することができる。
剤形は、有利には投与単位で処方され、各投与単位は、存在する各活性構成成分の単回用量を供給するように適応される。投与経路および剤形から依存して、成分は適宜選択される。
【0082】
上述されている組合せパートナーについての投与量は、便宜上、通常推奨される最低用量の1/5から通常推奨される用量の1/1であってよい。
剤形は、処方物の性質に依存して、例えば毎日1回、2回、3回または4回患者に投与される。遅延放出もしくは拡張放出処方物または他の医薬処方物の場合において、同じことが異なって適用され得る(例えば、毎週または毎月1回など)。本発明の活性化合物は、3回またはそれ以下のいずれかで、より好ましくは毎日1回または2回投与されることが好ましい。
【0083】
生物学的アッセイ
in vitro効果:
本発明の活性化合物のin vitro効果は、以下の生物学的アッセイを用いて示すことができる。
GlyT1アッセイプロトコール:
JAR細胞(ヒト胎盤性絨毛癌細胞;例えば、国際公開第2008/002583号)もしくはSK−N−MC細胞(ヒト神経芽腫細胞;Depoortere et al., 2005, Neuropsychopharmacology 30:1963-1985)のいずれかのようなGlyT1輸送体を内因的に発現する細胞、または機能的GlyT1輸送体のcDNAをコード化するプラスミドでトランスフェクトされているとともにGlyT1を安定してもしくは一過性に発現する初代のニューロンもしくは細胞(例えば、国際公開第2006/08200号)は、細胞におけるグリシン取込みをモニタリングするために使用することができる。上に記載されている細胞へのグリシン取込みの決定のための異なるプロトコールは、選択された細胞におけるグリシン取込みに干渉する化合物を同定およびランク付けするために適用することができる。
【0084】
下記の実施例に概説されている化合物は、これらの細胞へのグリシンの取込みを担当するGlyT1輸送体を内在性に発現するヒトSK−N−MC細胞(ATCC番号HTB−10)を使用することを特徴とし、これらの細胞へのグリシンの取込みは、細胞によって吸収されるとともにプレートの塩基内に含有されているシンチラントと近接される放射性グリシンに基づくCytostar−Tアッセイフォーマット(GE Healthcare、RPNQ0162)を使用してモニタリングされる。放射性崩壊は、アッセイプレートへのシンチレーションマトリックスの組入れに基づいて光シグナルに変換される。取込みは動態として記録され、時間の経過による測定カウントの傾斜はIC
50を算出するために使用される。
【0085】
詳細には、SK−N−MC細胞は、200,000細胞/ウェルの密度で96ウェルCytostar−Tアッセイプレートに播種され、ATCCによって推奨される通りの成長培地においてコンフルエンスに16〜18時間の間成長させる。アッセイを開始する前に、細胞はHBSS(Hank緩衝塩溶液;Sigma、H8264)、続きの5mMアラニン(本明細書においてHBSS/Alaと称される)で1回洗浄され、その後、以下の試薬が添加される:
1.80μl/ウェルのHBSS/Ala
2.6%のDMSO中に化合物の濃度6xを含有するHBSS/Ala 20μl/ウェル
3.およそ5〜10分のインキュベーション
4.HBSS/Ala中において20μl/ウェルの3μMグリシン(
3H−グリシン(Perkin Elmer、NET004001MC、比活性:52Ci/mmol;非標識グリシンと1:1に希釈)。
【0086】
最終アッセイにおいて、グリシン濃度は、500nM(
3H−グリシン Perkin Elmerから誘導される250nM、250nMの非標識グリシン)であり、DMSO濃度は1%である。
アッセイプレートは
3H−グリシンの添加直後にMicro−Beta Counter(Perkin Elmer)に入れられ、シグナルは60分かけて記録される。
取込みを算出するため、動態の線形範囲における傾斜は、GraphPadPrismを使用して決定され、選択濃度での異なる傾斜について、IC
50は、ソフトウェアGraphPadPrismを使用する曲線フィッティングすることによって算出される。
【0087】
あらゆる実験における最大のグリシン取込みは、基質を用いるが阻害剤を用いずに、SK−N−MC細胞のインキュベーションによって決定される。細胞によるグリシンの非特異的取込みは、基質および基準GlyT1阻害剤、例えば10μMのRG−1678を用いて細胞をインキュベートすることによって決定される(Pinard et al., 2010, J. Med. Chem. 53(12):4603-14)。
化合物は10mMのストックから希釈され、一般に、IC
50決定のため、8つの化合物濃度が使用される。
【表4】
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【0088】
1nMから1000nMの間のIC50値を有する化合物が好ましく、より好ましいのは1nMから100nMの間のIC50値を有する活性化合物であり、より好ましいのは1nMから20nMの間のIC50値を有する化合物である。
in vivo効果:
本発明の活性化合物の陽性のin vitro効力結果は、陽性のin vivo効力に変換されると思われる。
【0089】
この発明の活性化合物のin vivo効果は、Boulay et al. 2008(Pharmacol. Biochem. Behav. 91:47-58)に従った覚醒剤誘発自発運動亢進試験またはShimazaki et al. 2010(Psychopharmacology 209: 263-270)に従った社会認識試験において、Perry et al. 2008(Neuropharmacology 55:743-754)に従って、CSF中のグリシン増加に関して試験することができる。生物試験に関するさらなる情報について、これらの3つの引用がその上参照される。
【0090】
標的GlyT1輸送体に向かう阻害特性の他に、本発明による活性化合物は、さらに有利な薬物動態学的特性を提供することができる。
例えば、本発明による活性化合物は、安全性、薬物−薬物相互作用を引き起こす低いリスク、および低いクリアランスの分野で、1つまたは複数の利点を示すことができる。
本発明による活性化合物は、その上、生物学的利用能、高い吸収画分、血液脳輸送特性、好ましい(例えば高平均)平均滞留時間(mrt)、効果区画(脳脊髄液)における好ましい曝露の分野において、1つまたは複数の追加または代替の利点を示し得る。
【0091】
上述した特色に基づいて、本発明による活性化合物は、脳脊髄液における適切な曝露が必須であると考えられる疾患の処置のための1日1回の投与に適当であると思われる。
【0092】
化学的製造
略語:
Ac アセチル
ACN アセトニトリル
APCI 大気圧化学イオン化(MSにおいて)
amu 原子質量単位
Boc ter−ブチルオキシカルボニル
Burgess試薬:メトキシカルボニルスルファモイル−トリメチルアンモニウムヒドロキシド内塩
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
d 日
dba ジベンジリデンアセトン
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
ESI エレクトロスプレーイオン化法(MSにおいて)
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
Et
2O ジエチルエーテル
Exp. 実施例
h 時間
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−ヘキサフルオロホスフェート
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
HPLC−MS カップリングされた高速液体クロマトグラフィー−質量分光分析法
IPA イソプロピルアルコール
M モル(mol/L)
MeOH メタノール
min 分
MS 質量分光分析法
NMP 1−メチル−2−ピロリジノン
RP 逆相
rt 室温
R
t 保持時間(HPLCにおいて)
TBTU O−(ベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
UPLC−MS 超性能液体クロマトグラフィー−質量分光分析法
【0093】
方法:
UPLC−MS方法:
方法1
機器:LC/MS Waters Acquity UPLC System DAD、SQDシングル四重極;カラム:HSS C18 1,8μm 2,1×50mm、温度35℃;移動相:A=H
2O 90%+10%CH
3CN+CF
3COOH 0,1%、B=CH
3CN 90%+H
2O 10%;勾配:0.0分 0%B→1.20分 100%B→1.45分 100%B→1.55分 0%B→1.75分 0%B;流量:0.70mL/分;検出:UV 254nm;検出:SQD、シングル四重極;イオン供給源:ES+/ES−;走査範囲:90〜900amu
【0094】
方法2
機器:LC/MS Waters Acquity UPLC System DAD、SQDシングル四重極;カラム:BEH C18 1,7μm 2,1×50mm、温度35℃;移動相:A=H
2O 90%+10%CH
3CN+NH
4COOH 5mmol、B=CH
3CN 90%+H
2O 10%;勾配:0.0分 0%B→1.20分 100%B→1.45分 100%B→1.55分 0%B→1.75分 0%B;流量:0.70mL/分;検出:UV 254nm;検出:SQD、シングル四重極;イオン供給源:ES+/ES−;走査範囲:90〜900amu
方法23
機器:LC/MS Waters Acquity UPLC System DAD、SQDシングル四重極;カラム:BEH C18 1,7μm 2,1×50mm、温度35℃;移動相:A=H
2O 90%+10%CH
3CN+NH
4COOH 5mmol、B=CH
3CN 90%+H
2O 10%;勾配:0.0分 0%B→2.40分 100%B→2.70分 100%B→2.80分 0%B→3.00分 0%B;流量:0.70mL/分;検出:UV 254nm;検出:SQD、シングル四重極;イオン供給源:ES+/ES−;走査範囲:90〜900amu
GC−MS方法:
【0095】
方法3
機器:GC/MS Thermo Scientific TRACE GC ULTRA、DSQ II MSシングル四重極;カラム:Agilent DB−5MS、25m×0.2 5mmol×0.25μm;担体ガス:ヘリウム、1mL/分の一定流量;オーブンプログラム:50℃から、10℃/分で100℃、20℃/分で200℃、30℃/分で320℃(10分保持);検出:DSQ II MSシングル四重極;イオン供給源:EI;走査範囲:50〜450amu
HPLC−MS方法:
【0096】
方法4
機器:LC/MS ThermoFinnigan。Hplc Surveyor DAD、MSQ四重極;カラム:Synergi Hydro RP100A、2.5μm、3×50mm;溶離剤A:90%水+10%ACN+ギ酸アンモニウム10mM;溶離剤B=ACN 90%+10%H
2O+NH
4COOH 10mM;勾配:0.0分 0%B→1.50分 0%B→8.00分 100%B→10.00分 100%B→11.00分 0%B→12.00分 0%B;流量:0.7mL/分;UV検出:254nm;イオン供給源:APCI+/APCI−
方法5
機器:LC/MS ThermoFinnigan HPLC Surveyor DAD、MSQシングル四重極;カラム:Synergi Hydro RP100A、2,5μm、3×50mm;溶離剤A:90%水+10%ACN+NH4COOH 5Mm;溶離剤B=ACN 90%+10%H2O;勾配:0.0分 0%B→4分 100%B→5.30分 100%B→5.50分 0%B→6.00分 0%B;流量:1.2mL/分;UV検出:254nm;イオン供給源:APCI+/APCI−;走査範囲100〜900amu
【0097】
方法6
機器:LC/MS ThermoFinnigan HPLC Surveyor DAD、LCQFleet Ion Trap
カラム:Symmetry Shield RP8、5μm、4,6×150mm;溶離剤A:90%水+10%ACN+HCOOH 0.1%;溶離剤B:ACN 90%+H2O 10%+HCOOH 0.1%;勾配:0.0分 5%B→1.5分 5%B→11.05分 95%B→13分 95%B→13.03分 5%B→15分 5%B;流量:1.0mL/分;UV検出:254nm、Finnigan Fleet、Ion Trap;イオン供給源:ES+;走査範囲100〜900amu
【0098】
方法10
機器:LC/MS ThermoFinnigan HPLC Surveyor DAD、LCQFleet Ion Trap
カラム:Synergy Xselect CSH、2.5μm、4.6×50mm;溶離剤A:90%水+10%ACN+HCOOH 0.1%;溶離剤B:ACN 90%+H2O 10%+HCOOH 0.1%;勾配:0.0分 0%B→4分 100%B→5.30分 100%B→5.50分 0%B→6.00分 0%B;流量:1.4mL/分;UV検出:254nm、Finnigan Fleet、Ion Trap;イオン供給源:ES+;走査範囲100〜900amu
【0099】
方法7
機器:LC/MS Waters Alliance 2695 HPLC System DAD、Quattro Micro Triple四重極;カラム:Xbridge Phenyl 3.5μm 3× 30mm、温度35℃;溶離剤A:90%水+10%ACN+NH
4HCO
3 5mM;溶離剤B:ACN 90%+H2O 10%; 勾配:分 0%B→4.5分 100%B→5.80分 100%B→6.0分 0%B;流量:1.3mL/分;UV検出:254nm、Quattro Micro、三重の四重極、イオン供給源:ES+/−;走査範囲90〜1000amu。
方法8
機器:LC/MS Waters Alliance 2695 HPLCシステム DAD、Quattro Micro Triple四重極;カラム:Gemini 3μm 4.6×50mm、温度35℃;溶離剤A:90%水+10%ACN+CF
3COOH 0.1%;溶離剤B:ACN 勾配:0.0分 0%B→3.5分 90%B→4.5分 90%B→4.6分 0%B;流量:1.3mL/分;UV検出:254nm、Quattro Micro、三重の四重極、イオン供給源:ES+/−;走査範囲120〜900amu
【0100】
方法11
機器:LC/MS Waters Alliance 2695 HPLC System DAD、Quattro Micro Triple四重極;カラム:SunFire C18 3.5μm 4.6×50mm、温度35℃;溶離剤A:90%水+10%ACN+CF
3COOH 0.05%;溶離剤B:90%ACN+10%水 勾配:0.0分 0%B→4.5分 100%B→5.8分 100%B→6.0分 0%B;流量:1.3mL/分;UV検出:254nm、Quattro Micro、三重の四重極、イオン供給源:ES+/−;走査範囲90〜1000amu。
方法14
機器:LC/MS ThermoFinnigan HPLC Surveyor DAD、MSQシングル四重極;カラム:Synergi Hydro RP100A、2,5μm、3×50mm;溶離剤A:90%水+10%ACN+NH4COOH 5Mm;溶離剤B=ACN 90%+10%H2O;勾配:0.0分 0%B→1.50分→0%B→9分 100%B→10.50分 100%B→11分 0%B→12分 0%B;流量:1.2mL/分;UV検出:254nm;イオン供給源:APCI+/APCI−;走査範囲100〜900amu。
【0101】
方法16
機器:LC/MS Waters Alliance 2695 HPLC System DAD、Quattro Micro Triple四重極;カラム:Atlantis dC18 5μm 4.6×50mm、温度35℃;溶離剤A:90%水+10%ACN+CF
3COOH 0.05%;溶離剤B:90%ACN+10%水 勾配:0.0分 0%B→0.7分 0%B→4.5分 100%B→5.8分 100%B→6.0分 0%B;流量:1.3mL/分;UV検出:254nm、Quattro Micro、三重の四重極、イオン供給源:ES+/−;走査範囲90〜1000amu。
【0102】
方法17
機器:LC/MS Waters Alliance 2695 HPLC System DAD、Quattro Micro Triple四重極;カラム:zorbax Eclipse XDB−C18 3.5μm 4.6×50mm、温度35℃
溶離剤A:90%水+10%ACN+NH
4COOH 5nM;溶離剤B:90%ACN+10%水 勾配:0.0分 0%B→4.50分 100%B→5.8分 100%B→6.0分 0%B;流量:1.3mL/分;UV検出:254nm、Quattro Micro、三重の四重極、イオン供給源:ES+/−;走査範囲90〜1000amu。
方法18
機器:DAおよびMS検出器を有するLC/MS Waters 1525、カラム:Sunfire C18_4.6×30mm、2.5μm、温度6℃、溶離剤A:水+CF
3COOH 0.1%;溶離剤B:MeOH;勾配:0.0分 5%B(4mL/分)→0.05分 5%B(3mL/分)→2.05分 100%B(3mL/分)→2.1分 100%B(4.5mL/分)→2.4分 100%B(4.5mL/分)。
【0103】
方法19
機器:DAおよびMS検出器を有するLC/MS Waters 1525、カラム:Sunfire C18_4.6×30mm、2.5μmm、温度6℃、溶離剤A:水+CF
3COOH 0.1%;溶離剤B:アセトニトリル;勾配:0.0分 3%B(4mL/分)→0.15分 3%B(3mL/分)→2.15分 100%B(3mL/分)→2.2分 100%B(4.5mL/分)→2.4分 100%B(4.5mL/分)。
方法20
機器:DAおよびMS検出器を有するAgilent 1200、カラム:XBridge C18_3.0×30mm、2.5μm、温度60℃、溶離剤A:水+NH
4OH 0.1%;溶離剤B:アセトニトリル;勾配:0.0分 3%B(2.2mL/分)→0.2分 3%B(2.2mL/分)→1.2分 100%B(2.2mL/分)→1.25分 100%B(3mL/分)→1.4分 100%B(3mL/分)。
方法21
機器:DAD、Waters Autosampler およびMS検出器を有するAgilent 1100、カラム:SunFire C18_4.6×30mm、3.5μmm、温度5℃、溶離剤A:水+CF
3COOH 0.1%;溶離剤B:アセトニトリル;勾配:0.0分 5%B(4mL/分)→1.2分 100%B→1.8分 100%B;流量:4mL/分;
【0104】
方法22
機器:DAD、CTC オートサンプラー および Waters MS検出器を有するAgilent 1100;カラム:XBridge C18_4.6×30mm、3.5μm、温度6℃;溶離剤A:水+NH
4OH 0.1%;溶離剤B:アセトニトリル;勾配:0.0分 2%B(4mL/分)→1.5分 100%B→1.8分 100%B;流量:2.5mL/分;
方法27
機器:LC/MS ThermoFinnigan HPLC Surveyor DAD、MSQシングル四重極;カラム:Synergi Hydro RP100A、2,5μm、3×50mm
溶離剤A:90%水+10%ACN+NH4COOH 10Mm;溶離剤B=ACN 90%+10%H2O+NH4COOH 10Mm;勾配:0.0分 0%B→6.50分 100%B→7.50分 100%B→8.0分 0%B→9.00分 0%B;流量:1.2mL/分;UV検出:254nm;イオン供給源:APCI+/APCI−;走査範囲100〜900amu
キラルHPLC法:
【0105】
方法9
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルパックAD−H、5.0μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/IPA 70:30;流量:1mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
方法12
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/IPA 60:40;流量:1mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
方法13
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/IPA 60:40;流量:1mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
方法15
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/IPA 70:30;流量:1mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
【0106】
方法24
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルセルOD、5.0μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/IPA 90:10;流量:0.5mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
方法25
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルセルOJ、4.6μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/エタノール 97:3;流量:1mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
方法26
HPLC器具型:Agilent 1100;カラム:DaicelキラルパックAD−H、5.0μm、250mm×10mm;方法:溶離剤ヘキサン/IPA 80:20;流量:1mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
マイクロ波加熱:
10mLおよび35mLの容器が備えられているDiscover(登録商標)CEM機器。
【0107】
構造の提示に関する一般注釈
不斉中心を有する化合物:
化学構造が1つの不斉中心を含むならば、および立体化学的表示(例えば、立体化学表記、透視図などによる)が与えられていないならば、その構造はラセミ混合物を指す。
合成スキーム3および4に従って、エナンチオ純粋な出発材料から出発することで、公知の絶対立体配置を有する最終化合物を得るのが可能であり;前に記述されている合成手法が、より活性なエナンチオマーの絶対立体配置を確立するために実施例74および75の合成において使用された。実施例74の絶対立体配置はRであり、実施例75の絶対立体配置はSである。
【0108】
公知の絶対立体配置を有する実施例74および75を除いて、透視図は、単一のエナンチオマーを表示するが絶対立体配置は表示しないことが意図される。
(例1a)
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジニウムブロミドペルブロミド(7.0g、21.9mmol)を、75mlのトリクロロメタンに溶解した1−(5−フルオロ−チオフェン−2−イル)−エタノン(3.0g、20.8mmol)の溶液に添加し、得られた混合物を3時間撹拌する。
Et
2OおよびH
2Oを添加し、相を分離し、次いで有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 95:5を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.3g、収率69%)を得る。
GC-MS (方法3): R
t = 8.26分
MS (EI): m/z = 224 [M]
+
【0109】
(例1b)
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
10mlのDCMに溶解したブロモアセチルブロミド(1.6ml、18.8mmol)の溶液を、50mlのDCMに溶解したトリエチルアミン(5.2ml、37.6mmol)の撹拌溶液に滴下添加する。20分間撹拌した後、2−メチルチオフェン(1.2g、12.5mmol)の溶液を添加し、反応混合物を終夜撹拌する。50mlの氷水を添加し、30分間撹拌した後、混合物をDCMで抽出する。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 95:5〜70:30を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1.7gの表題化合物を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.07分
MS (ES+): m/z = 219-221 [M+H]
+
【0110】
(例2a)(ラセミ混合物)
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
10mlのジオキサンに溶解したエタン−1,2−ジアミン(4.8ml、71.8mmol)の溶液を、窒素雰囲気下、50mlのジオキサンに溶解した例1a(3.3g、14.4mmol)の0℃冷却溶液に滴下添加する。得られた混合物を室温で終夜撹拌する。溶媒を減圧下で除去し、残留物を60mlのメタノールおよび3mlの水に溶解する;次いで、溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(2.7g、71.8mmol)を少量ずつ添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌する。50mlの1N HCl溶液を添加する;反応混合物を15分間撹拌し、メタノールを減圧下で除去する。DCM、続いてNaOH水溶液(塩基性pHに達している必要がある)を添加する;相を分離し、水層をDCMで3回抽出する;有機相を乾燥させ、溶媒を減圧下で除去する。
残留物を、溶離液としてDCM/MeOH/NH
4OH(95:5:1〜80:20:1)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.7g、収率53%)を得る。
GC-MS (方法3): R
t = 9.30分
MS (EI): m/z = 186 [M]
+
【0111】
(例2b)(ラセミ混合物)
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
10mlの無水DCMに溶解したブロモアセチルブロミド(3.1ml、35.7mmol)を、80mlの無水DCM中の塩化アルミニウム(7.0g、52.5mmol)の撹拌懸濁液に添加し、混合物を20分間撹拌する。10mlの無水DCMに溶解した2−ヨードチオフェン(2.6ml、23.8mmol)を滴下添加し、得られた混合物を終夜撹拌する。反応物を氷/水浴で冷却し、水を添加し、混合物をDCMで抽出する;有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 95:5を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1.9gの中間体、2−ブロモ−1−(5−ヨード−チオフェン(tiophen)−2−イル)−エタノンを得る。10mlのジオキサンに溶解したエタン−1,2−ジアミン(2.1ml、31.7mmol)、40mlのジオキサンに溶解した2−ブロモ−1−(5−ヨード−チオフェン−2−イル)−エタノン(1.9g、5.8mmol)、水素化ホウ素ナトリウム(655mg、17.3mmol)、50mlのメタノールおよび2mlの水を使用し、例2aについて記載した通りに表題化合物を合成して、720mg(収率40%)の純粋な生成物を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.28分
MS (APCI+): m/z = 295 [M+H]
+
【0112】
例3b〜3hのための一般的手順:
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1〜3%mol)を、溶媒中に懸濁させた2−クロロピラジン(1当量)、アリール/ヘテロアリールボロン酸(1当量)および塩基(2当量)の混合物に添加する。反応混合物を反応が完了するまで加熱し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を水とEtOAcとに(または1N NaOH水溶液とEtOAcとに)分配する;有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮し、残留物を、適切な溶離液を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製する。
【0113】
【化37】
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【0114】
例3j〜3p(ラセミ混合物)合成のための一般的手順:
例3b〜3hを溶媒中に溶解し、触媒(10%質量/質量)を添加し、得られた混合物を、反応が完了するまでParr装置(開始pH
2 4バール)を使用して水素化する。混合物をセライトパッド越しに濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、残留物をさらに精製することなく使用する(酢酸中で行う反応については、次いで残留物をDCMとNaOH水溶液とに分配し、減圧下で濃縮する)。
【0115】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0116】
(例3r)(ラセミ混合物):
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
40mlの無水ジオキサンに溶解したエタン−1,2−ジアミン(15.4ml、230mmol)を、120mlの無水ジオキサンに溶解した2−ブロモ−1−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−エタノン(10g、41.7mmol)の5℃冷却溶液に添加する;反応混合物を室温で終夜撹拌する;30mlのMeOHおよび2mlの水を添加し、反応混合物を0℃に冷却し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(4.4g、117mmol)を少量ずつ添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌する。粗製物を160mlの10%HCl水溶液に注ぎ入れ、EtOAcで洗浄し、次いで水層を36%NaOH水溶液の添加により塩基性化し、DCMで抽出する。有機層を分離し、減圧下で濃縮して、表題化合物を粗製物(7.2g)として得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.53分
MS (ES+): m/z = 203 [M+H]
+
【0117】
(例3s)(ラセミ混合物)
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−エタノンの代わりの例1b(1.7g、6.4mmol)、エタン−1,2−ジアミン(2.4ml、35.4mmol)および水素化ホウ素ナトリウム(731mg、38mmol)から出発して、例3rについて記載した通りに、例3sを合成する;後処理の後、粗製物を、溶離液としてDCM/MeOH/NH
4OH(98:2:0.2〜80:20:2)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(340mg、収率28%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.37分
MS (ES+): m/z = 183 [M+H]
+
【0118】
(例14a)
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(751mg、0.65mmol)を、窒素雰囲気下、窒素を15分間バブリングさせて予め脱気した40mlの乾燥トルエン中の2−(トリブチルスタンニル)ピラジン(2.4g、6.5mmol)および2−ブロモ−5−メチルチアゾール(2.3g、13.0mmol)の溶液に添加し、反応物を15時間還流させる。溶媒を除去し、残留物をEt
2O中に懸濁させ、沈殿物を濾別する。濾液を減圧下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン(10:90〜EtOAc100%)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(516mg、収率44%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.92分
MS (ES+): m/z = 178 [M+H]
+
【0119】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
5mlの酢酸中に懸濁させたパラジウム(70mg、炭素上10%)を、20mlの酢酸中の例14a(516mg、2.85mmol)の溶液に添加し、反応物を水素雰囲気(4バール)下で終夜撹拌する。酸化白金(IV)水和物(50mg)を添加し、混合物を同じ条件で24時間さらに水素化する。触媒をセライトパッド越しに濾別し、混合物を減圧下で濃縮し、残留物をSCXカートリッジ上に装填する。得られた生成物を8mlのDCMに溶解し、5℃に冷却し、次いで2mlのDCM中のジ−tert−ブチル−ジカーボネート(561mg、2.57mmol)の溶液を添加する。1時間撹拌した後、NaHCO
3水溶液を添加し、有機層を分離し、減圧下で濃縮し、次いで残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc(90:10〜EtOAc100%)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、例15a(225mg、収率21%)、および不純な例15bを得、これをRPフラッシュクロマトグラフィーによりさらに精製して50mg(収率6%)の所望の化合物を得る。
【0120】
【表5】
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【0121】
(例16a)(ラセミ混合物)
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
HCl(4Nジオキサン溶液、2.9ml、11.7mmol)を、6mlのジオキサンに溶解した例15a(225mg、0.59mmol)の溶液に添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌する。溶媒を減圧下で除去し、粗製物をSCXカートリッジで精製して、表題化合物(90mg、収率84%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.44分
MS (ES+): m/z = 184 [M+H]
+
【0122】
(例27a)(ラセミ混合物)
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
例3o(100mg、0.55mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン(67μl、0.67mmol)、X−Phos(106mg、0.22mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(102mg、0.11mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(107mg、1.11mmol)を、窒素雰囲気下、2mlの予め脱気したジオキサン中に懸濁させ、次いで反応混合物をマイクロ波反応器内80℃で2時間加熱する。
粗反応混合物を濾過し、次いで分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(102mg、収率67%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.78分
MS (ES+): m/z = 276 [M+H]
+
【0123】
(例28a)(ラセミ混合物)
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
例3o(100mg、0.55mmol)、2−クロロピリミジン(76.3mg、0.67mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(192μl、1.11mmol)を1mlのDMSOに溶解し、反応混合物をマイクロ波反応器内120℃で30分間加熱する。粗生成物をEt
2Oと水とに分配する;次いで、有機層を分離し、減圧下で濃縮して、表題化合物(158mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.76分
MS (ES+): m/z = 259 [M+H]
+
【0124】
(例29a)(ラセミ混合物)
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
例3o(100mg、0.55mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2−クロロ−5−フルオロピリミジン(82μl、0.67mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(192μl、1.11mmol)および1mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例29aを合成する。粗生成物をEt
2Oと水とに分配する;次いで、有機層を分離し、減圧下で濃縮して、表題化合物(160mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.98分
MS (ES+): m/z = 277 [M+H]
+
【0125】
(例30a)(ラセミ混合物)
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
例3o(600mg、3.3mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(907mg、4.0mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.1ml、6.7mmol)および8mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例30aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内100℃で2.5時間加熱する。粗生成物をEtOAcと水とに分配し、次いで有機層を分離し、減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 1:1〜EtOAc100%を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(800mg、収率72%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.21分
MS (APCI+): m/z = 327 [M+H]
+
【0126】
(例31a)(ラセミ混合物)
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
例3o(300mg、1.67mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(453mg、2.00mmol)、X−Phos(317mg、0.67mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(345mg、0.33mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(320mg、3.33mmol)および4mlの予め脱気したジオキサンを使用して、例27aについて記載した通りに、例31aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗製物をEtOAcと水とに分配し、有機相を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮する;次いで、残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 50:50〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(175mg、収率32%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.10分
MS (APCI+): m/z = 327 [M+H]
+
【0127】
(例32a)(ラセミ混合物)
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
例3oの代わりの例2a(70mg、0.38mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(102mg、0.45mmol)、X−Phos(72mg、0.15mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(78mg、0.08mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(72mg、0.75mmol)および1.5mlの予め脱気したジオキサンを使用して、例27aについて記載した通りに、例32aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗製物をEtOAcと1N HCl水溶液とに分配し、水相を分離し、32%NaOH水溶液の添加により塩基性化し、次いでこれをEtOAcで抽出する;有機層を乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(175mg)を得、これをさらに精製することなくそのまま使用する。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.83分
MS (ES+): m/z = 333 [M+H]
+
【0128】
(例33a)(ラセミ混合物)
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
例3oの代わりの例3r(150mg、0.67mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピラジン(127mg、0.73mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(289μl、1.66mmol)および1mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例33aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内165℃で1時間加熱する。粗生成物をDCMと水とに分配し、次いで有機層を分離し、減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:0〜90:10を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(75mg、収率34%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.71分
MS (ES+): m/z = 295 [M+H]
+
【0129】
(例34a)(ラセミ混合物)
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
例3oの代わりの例3r(100mg、0.44mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2−クロロ−5−メチルピリミジン(74mg、0.58mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(307μl、1.78mmol)および1mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例34aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内120℃で30分間加熱する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物をトリフルオロ酢酸塩(55mg、収率30%)として得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.81分
MS (ES+): m/z = 295 [M+H]
+
【0130】
(例35a)(ラセミ混合物)
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
例3oの代わりの例3r(80mg、0.36mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2−クロロ−5−シクロプロピルピリミジン(73mg、0.46mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(122μl、0.71mmol)および1mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例35aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内140℃で30分間加熱する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物をトリフルオロ酢酸塩(72mg、収率47%)として得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.89分
MS (ES+): m/z = 321 [M+H]
+
【0131】
(例36a)(ラセミ混合物)
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
例3oの代わりの例3m(290mg、1.61mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(440mg、1.94mmol)、X−Phosの代わりの2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(220mg、0.56mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(140mg、0.15mmol)、カリウムtert−ブトキシド(270mg、2.41mmol)および2mlのDMSOを使用して、例27aについて記載した通りに、例36aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内120℃で40分間加熱する。粗製物をEtOAcと水とに分配し、有機相を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮し、次いで残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 80:20:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(140mg、収率27%)を得る。
HPLC-MS (方法11): R
t = 2.53分
MS (ES+): m/z = 327 [M+H]
+
【0132】
(例37a)(ラセミ混合物)
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
例3oの代わりの例3r(70mg、0.35mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(102mg、0.45mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(239μl、1.38mmol)および1mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例37aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内120℃で30分間加熱する。粗生成物をEt
2Oと水とに分配し、次いで有機層を分離し、減圧下で濃縮する;残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(70mg、収率44%)をトリフルオロ酢酸塩として得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.90分
MS (ES+): m/z = 349 [M+H]
+
【0133】
(例40b)(ラセミ混合物)
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.6ml、20.8mmol)を、50mlのアセトニトリルに溶解した例3l(2.1g、10.4mmol)の溶液中に添加する。ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(2.0g、9.4mmol)を0℃で少量ずつ添加し、反応物を2時間撹拌する。水を添加し、アセトニトリルを減圧下で除去し、残留物をDCMと水とに分配する;有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。粗生成物を、EtOAc/シクロヘキサン(cylohexane) 60:40〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.5g、収率80%)を得る。
GC-MS (方法3): R
t = 11.55分
MS (EI): m/z = 298 [M]
+
【0134】
例40bの調製と同様にして、以下の例を合成する:
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
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【0135】
(例42b)(ラセミ混合物)
【化57】
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N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(3.2g、16.6mmol)を、60mlのDCM中の例40b(2.5g、8.3mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸(carboxilic acid)1,1−ジオキシド(3.0g、16.6mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(112mg、0.8mmol)の混合物に添加する。反応混合物を室温で終夜撹拌し、次いで水を添加し、有機層を分離し、NaHCO
3水溶液で洗浄し、次いで乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 40:60〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.8g、収率97%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.80分
MS (APCI+): m/z = 459 [M+H]
+
【0136】
例42bの調製と同様にして、以下の例を合成する:
【化58】
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【0137】
(例43a)(ラセミ混合物)
【化59】
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【0138】
HATU(3.2g、8.4mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.8ml、22.0mmol)を、15mlのDMF中のテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(1.6g、8.8mmol)の溶液に添加する。20分間撹拌した後、例40c(2.3g、7.3mmol)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌する。混合物を減圧下で濃縮し、次いで残留物をEtOAcに溶解し、5%NaHCO
3溶液、5%HCl溶液および水で洗浄する。有機層を分離し、減圧下で濃縮し、残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc(50:50〜EtOAc100%)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.1g、収率63%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.05分
MS (ES+): m/z = 459 [M+H]
+
【0139】
例43aの調製と同様にして、以下の例を合成する:
【化60】
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【0140】
(例43h)(ラセミ混合物)
【化61】
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【0141】
ヨウ化銅(I)(500mg、2.63mmol)およびヘキサメチルホスホルアミド(1.8ml、10.1mmol)を、6mlの無水DMFに溶解した例42h(1.1g、2.02mmol)の撹拌溶液に添加する。5分間撹拌した後、メチル−2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)−アセテート(1.3ml、10.1mmol)を添加し、反応混合物を100℃で1時間加熱する。粗製物を飽和NH
4Cl水溶液に注ぎ入れ、EtOAcで抽出する;有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 1:1〜100%EtOAcを使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(770mg、収率69%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.12分
MS (APCI+): m/z = 495 [M-H]
+
【0142】
(例44b)(ラセミ混合物)
【化62】
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例43b(1.2g、2.3mmol)を10mlのジオキサンに溶解する;HCl(ジオキサン中4N溶液、3.7ml、14.8mmol)を添加し、完全な変換まで反応混合物を撹拌する。固体を濾過して、所望の生成物を塩酸塩(715mg)として得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.59分
MS (ES+): m/z = 341 [M+H]
+
【0143】
例44bの調製と同様にして、以下の例を合成し、NaOH水溶液またはNH
4OHを使用する場合には遊離塩基を得る:
【化63】
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【0144】
(例45a)(ラセミ混合物)
【化64】
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トリフルオロ酢酸(14.1ml、183.4mmol)を、75mlのDCM中の例43c(7.8g、18.3mmol)の0℃冷却溶液に添加する。室温で20時間撹拌した後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をSCXカートリッジで精製して、表題化合物(4.9g、収率83%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.55分
MS (ES+): m/z = 323 [M+H]
+
【0145】
(例46a)(ラセミ混合物)
【化65】
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例43d(2.0g、4.7mmol)から出発し、トリフルオロ酢酸(3.6ml、46.7mmol)および20mlのDCMを使用し、例45aについて記載した通りに、例46aを合成して、1.5gの生成物を得る。
UPLC-MS (方法4): R
t = 1.73分
MS (APCI+): m/z = 329 [M+H]
+
【0146】
(例47a)(ラセミ混合物)
【化66】
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N,N−ジイソプロピルエチルアミン(45μl、0.26mmol)および1,1−ジオキソチアン−4−カルボニルクロリド(無水DCM中の対応するカルボン酸および塩化オキサリルから予め調製した、52mg、0.26mmol)を、窒素雰囲気下、2mlの無水DCM中の例15b(50mg、0.18mmol)の溶液に添加する。反応物を終夜撹拌する。粗生成物をDCM(5ml)と5%NaHCO
3水溶液とに分配する;有機相を分離し、トリフルオロ酢酸(400μl)を添加し、反応物を終夜撹拌する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をSCXカートリッジにより精製して、表題化合物(46mg、含有率85%;含有率は254nmで推定)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.58分
MS (ES+): m/z = 344 [M+H]
+
【0147】
(例48a)(ラセミ混合物)
【化67】
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4mlの無水THFに溶解したトリメチルシリルイソシアネート(137μl、1.03mmol)の溶液を、窒素雰囲気下、10mlの無水THF中の例44c(遊離塩基として340mg、0.94mmol)の懸濁液に滴下添加し、反応混合物を20時間撹拌する。溶媒を減圧下で除去し、次いでメタノール中HClの溶液を残留物に添加し、反応物を30分間撹拌する。溶媒を除去して表題化合物(830mg)を得、さらに精製することなく以下のステップにおいて使用する。
HPLC-MS (方法11): R
t = 2.47分
MS (ES+): m/z = 406 [M+H]
+
【0148】
(例48b)(ラセミ混合物)
【化68】
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例44cの代わりの例44m(300mg、0.72mmol)、トリメチルシリルイソシアネート(405μl、2.0mmol)および10mlの無水THFから出発し、例48aについて記載した通りに、例48bを合成して、表題化合物(307mg)を得、さらに精製することなく以下のステップにおいて使用する。
HPLC-MS (方法10): R
t = 2.61分
MS (ES+): m/z = 440 [M+H]
+
【0149】
(例49a)(ラセミ混合物)
【化69】
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トリエチルアミン(8μl、0.06mmol)および1.5mlの50%NaOH水溶液を、20mlのクロロホルムに溶解した例48a(255mg、0.57mmol)の撹拌溶液に添加し、得られた混合物を終夜激しく撹拌する。2mlの50%NaOH水溶液を添加し、反応混合物をさらに8時間撹拌する。DCMおよび水を混合物に添加し、相を分離する;有機層を乾燥させ、減圧下で濃縮して、280mgの表題化合物を得、さらに精製することなく以下のステップにおいて使用する。
HPLC-MS (方法11): R
t = 3.03分
MS (ES+): m/z = 388 [M+H]
+
【0150】
(例50a)(ラセミ混合物)
【化70】
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例44cの代わりの例44g(600mg、1.8mmol)およびトリメチルシリルイソシアネート(270μl、2.0mmol)から出発し、例48aについて記載した通りに、例50aを合成して、表題化合物(560mg)を得、さらに精製することなく以下のステップにおいて使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.60分
MS (ES+): m/z = 384 [M+H]
+
【0151】
(例51a)(ラセミ混合物)
【化71】
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トリエチルアミン(20μl、0.17mmol)および6mlの50%NaOH水溶液を、10mlのクロロホルムに溶解した例50a(560mg、1.46mmol)の撹拌溶液に添加し、得られた混合物を6時間激しく撹拌する。DCMおよび水を粗製物に添加し、相を分離する;有機層を乾燥させ、減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 80:20:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(310mg、収率58%)を得る。
HPLC-MS (方法17): R
t = 2.47分
MS (ES+): m/z = 366 [M+H]
+
【0152】
(例52a)(ラセミ混合物)
【化72】
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例51a(300mg、0.82mmol)およびヒドロキシルアミン(50%水溶液、120μl、1.96mmol)を3mlのEtOHに溶解し、反応物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する。溶媒を減圧下で除去し、残留物を水とDCMとに分配する;有機相を分離し、減圧下で濃縮して、表題化合物(270mg)を得る。
HPLC-MS (方法17): R
t = 1.87分
MS (ES+): m/z = 399 [M+H]
+
【0153】
(例53a)(ラセミ混合物)
【化73】
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【0154】
例3oの代わりの例44c(150mg、0.41mmol)、2−クロロピリミジンの代わりの2,5−ジブロモピラジン(108mg、0.45mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(179μl、1.03mmol)および1mlのDMSOを使用して、例28aについて記載した通りに、例53aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内130℃で2時間加熱する。後処理の後、粗製物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 60:40〜20:80を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(130mg、収率61%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.21分
MS (ES+): m/z = 519-521 [M+H]
+
【0155】
(例54a)(ラセミ混合物)
【化74】
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例44cの代わりの例44g(370mg、1.1mmol)、2,5−ジブロモピラジン(260mg、1.1mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(210μl、1.2mmol)および2mlのDMSOを使用して、例53aについて記載した通りに、例54aを合成する。混合物をマイクロ波反応器内130℃で1時間加熱する。460mgの表題化合物を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.09分
MS (ES+): m/z = 497-499 [M+H]
+
【0156】
(例55a)(ラセミ混合物)
【化75】
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例44cの代わりの例44h(350mg、1.0mmol)およびトリメチルシリルイソシアネート(150μl、1.1mmol)から出発し、例48aについて記載した通りに、例55aを合成して、表題化合物(390mg)を得、さらに精製することなく以下のステップにおいて使用する。
HPLC-MS (方法5): R
t = 1.52分
MS (APCI+): m/z = 384 [M+H]
+
【0157】
(例56a)(ラセミ混合物)
【化76】
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【0158】
8mlのクロロホルム中の例48aの代わりの例55a(310mg、0.81mmol)、トリエチルアミン(11μl、0.08mmol)および2.5mlの50%NaOH水溶液から出発して、例49aについて記載した通りに、例56aを合成する;反応混合物を終夜撹拌した。後処理、および溶離液としてDCM/MeOH 95:5を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製の後、表題化合物を得る(149mg、収率45%)。
HPLC-MS (方法5): R
t = 1.96分
MS (APCI+): m/z = 366 [M+H]
+
【0159】
(例57a)(ラセミ混合物)
【化77】
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例51aの代わりの例56a(149mg、0.41mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(57mg、0.82mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(140μl、0.82mmol)から出発し、例52aについて記載した通りに、例57aを合成して、表題化合物(150mg)を得、さらに精製することなくそのまま使用する。
HPLC-MS (方法5): R
t = 1.46分
MS (APCI+): m/z = 399 [M+H]
+
【0160】
(例58a)
【化78】
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3mlのジヨードメタンに溶解した5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(300mg、2.0mmol)の溶液を100℃で加熱し、2時間撹拌する;亜硝酸イソアミル(1.0ml、7.8mmol)をゆっくりと滴下し、得られた反応混合物を20分間さらに撹拌する。粗生成物を、シクロヘキサン/EtOAc 100:0〜98:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(95mg)を得る。
GC-MS (方法3): R
t = 3.04分
MS (EI): m/z = 263 [M]
+
【0161】
(例59a)(単一エナンチオマー;R配置)
【化79】
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NaHCO
3(1.0g、11.9mmol)を、水中の(R)−4−フルオロフェニルグリシン(Fluorophenylglicine)(1.0g、5.9mmol)の撹拌懸濁液に添加する。30分後、tert−ブチルアルコールに溶解したジ−tert−ブチルジカーボネート(1.5g、7.1mmol)の溶液を滴下添加し、得られた反応混合物を室温で終夜撹拌する。反応物を水で、次いで5%クエン酸水溶液で希釈する(pH4〜5まで);次いで、混合物をDCMで抽出する;有機層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(1.6g)を得る。
HPLC-MS (方法17): R
t = 2.25分
MS (ES+): m/z = 292 [M+Na]
+
【0162】
(例60a)(単一エナンチオマー;R配置)
【化80】
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NaHCO
3(1.0g、11.9mmol)を、40mlのDCMおよび10mlの無水DMFに溶解した例59a(1.5g、5.6mmol)およびグリシンメチルエステル塩酸塩(700mg、5.6mmol)の撹拌混合物に添加し、反応物を30分間撹拌する。1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(830mg、6.1mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.2g、6.1mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌する。水およびDCMを添加し、有機層を分離し、5%クエン酸水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてヘキサン/EtOAc 6:4を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.9g、収率90%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.01分
MS (ES+): m/z = 341 [M+H]
+
【0163】
(例61a)(単一エナンチオマー;R配置)
【化81】
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ギ酸(20ml)を例60a(1.9g、5.0mmol)に添加し、次いで、1時間撹拌した後、酸を減圧下で除去し、10mlのトルエンおよび25mlの2−ブタノールを残留物に添加し、得られた混合物を、Dean−Stark装置を使用して4時間還流させる。溶媒を減圧下で除去し、次いで残留物をEtOAc中に懸濁させ、濾過して、表題化合物(550mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.53分
MS (ES+): m/z = 209 [M+H]
+
【0164】
(例62a)(単一エナンチオマー;R配置)
【化82】
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ボラン−メチルスルフィド錯体(2.5ml、2M THF溶液、5mmol)を、窒素雰囲気下室温で、5mlの無水THF中の例61a(200mg、1.0mmol)の撹拌混合物に添加し、反応物を20時間還流させる。室温に冷却した後、3mlのMeOHおよび0.5mlの濃HClを添加し、混合物を70℃で2時間加熱する。溶媒を減圧下で除去し、残留物を水とEt
2Oとに分配し、水層を分離し、NH
4OHの添加によりpH10まで塩基性化し、DCMで抽出する。有機層を分離し、相分離カートリッジで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(120mg)を得る。
UPLC-MS (方法23): R
t = 0.47分
MS (ES+): m/z = 181 [M+H]
+
【0165】
(例63a)(単一エナンチオマー;R配置)
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(30μL、0.2mmol)を、1mlの無水DMSOに溶解した例62a(35mg、0.2mmol)および2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(36mg、0.2mmol)の撹拌溶液に添加する;反応物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。水およびEtOAcを粗製物に添加し、有機相を分離し、水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(30mg、収率47%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.90分
MS (ES+): m/z = 327 [M+H]
+
キラルHPLC (方法15): R
t = 4.38分
【0167】
(例64a)
【化84】
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N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.8g、8.6mmol)を、DCM中のアルファ−ブロモ−4−フルオロフェニル酢酸(2.0g、8.6mmol)、D−(−)−パントラクトン(1.1g、8.6mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(100mg、0.8mmol)の撹拌溶液に添加し、反応混合物を3時間撹拌する。沈殿物を濾別し、濾液を減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてヘキサン/EtOAc 8:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.6g、収率86%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.34分
MS (ES+): m/z = 345-347 [M+H]
+
【0168】
(例65a)(単一エナンチオマー;S配置)
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
N,N’−ジベンジルエチレンジアミン(2.1g、8.6mmol)を、60mlのDCM中の例64a(2.5g、7.2mmol)、テトラブチルアンモニウムヨージド(2.7g、7.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.3ml、7.4mmol)の撹拌溶液に添加し、反応混合物を16時間撹拌する。水を添加し、有機相を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてヘキサン/EtOAc/MeOH 70:30:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.2g、収率83%)を得る。
HPLC-MS (方法17): R
t = 5.13分
MS (ES+): m/z = 375 [M+H]
+
キラルHPLC (方法24): R
t = 29.7分
【0169】
(例66a)(単一エナンチオマー;S配置)
【化86】
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ボラン−メチルスルフィド錯体(2.0M THF溶液、1.1ml、2.3mmol)を、窒素雰囲気下、6mlの無水THF中の例65a(160mg、0.4mmol)の撹拌溶液に滴下添加し、反応混合物を8時間還流させる;室温に冷却した後、2mlのMeOHおよび0.5mlの濃HCl溶液を添加し、反応混合物を1時間還流させる。溶媒を減圧下で濃縮し、残留物を水とEt
2Oとに分配し、次いで水層を分離し、NH
4OHの添加によりpH10まで塩基性化し、DCMで抽出する。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(110mg)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.13分
MS (ES+): m/z = 361 [M+H]
+
キラルHPLC (方法24): R
t = 8.0分
【0170】
(例67a)(単一エナンチオマー;S配置)
【化87】
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1−クロロエチルクロロホルメート(0.15ml、1.4mmol)を、2mlの無水ジクロロエタンに溶解した例66a(100mg、0.3mmol)の撹拌溶液に添加し、反応混合物を10時間撹拌する。溶媒を減圧下で濃縮し、3mlのMeOHを残留物に添加し、次いで反応混合物を80℃で2時間加熱する。溶媒を減圧下で除去し、残留物を水に溶解し、NH
4OHの添加によりpH10まで塩基性化し、混合物をDCMで抽出する;有機層を分離し、相分離カートリッジで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(65mg)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.9分
MS (ES+): m/z = 271 [M+H]
+
【0171】
(例68a)(単一エナンチオマー;S配置)
【化88】
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水酸化パラジウム(40mg)を、氷酢酸に溶解した例67a(50mg、0.2mmol)の撹拌溶液に添加し、反応混合物をParr装置内に入れて60PSIで3時間水素化する。触媒をセライトパッド越しに濾別し、濾液を減圧下で濃縮する;残留物を水で処理し、NH
4OHの添加により塩基性化し(pH10)、混合物をDCMで抽出する。有機相を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(30mg)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.26分
MS (ES+): m/z = 181 [M+H]
+
【0172】
(例69a)(単一エナンチオマー;S配置)
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(30μl、0.2mmol)を、例68a(30mg、0.2mmol)および2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(30mg、0.2mmol)の撹拌溶液に添加し、反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗製物を水とEtOAcとに分配し、次いで有機層を分離し、水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(35mg、収率64%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.89分
MS (ES+): m/z = 327 [M+H]
+
【0174】
(例70a)(単一エナンチオマー)
【化90】
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【0175】
D−(−)−マンデル酸(19g、124.7mmol)を、300mlのEtOAcに溶解したラセミ3−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(37.2g、124.7mmol、大規模に例40cについて記載した通りに調製)の溶液に添加する;30分間撹拌した後、反応混合物を氷/水浴で約0℃に冷却し、1時間撹拌する。白色沈殿物を濾過し、次いで還流EtOAc中で5回結晶化させる;17.5gのマンデル酸塩を得る;遊離塩基にキラルHPLC分析を行って、エナンチオマー過剰率>98%を得る。母液を収集し、溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc中で上記のように結晶化させる。エナンチオマー過剰率>98%を有する3.5gの塩を得る。ジアステレオマー塩を一緒に合わせ(21g)、NaOH水溶液で処理する。水層をEtOAcで抽出して、表題化合物を遊離塩基(13.3g)として得る。
HPLC-MS (方法27): R
t = 4.43分
MS (ES+): m/z = 299 [M+H]
+
キラルHPLC (方法25): R
t = 6.88分
【0176】
(例71a)(単一エナンチオマー)
【化91】
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テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(9.53g、53.5mmol)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(7.3g、53.5mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(13.7g、71.3mmol)を、窒素雰囲気下、30mlの無水DMFおよび140mlの無水THFに溶解した例70a(13.3g、44.6mmol)の溶液に添加する;反応混合物を72時間撹拌し、次いでTHFを減圧下で蒸発させ、残留物をNaHCO
3水溶液とEtOAcとに分配する。有機層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。粗製物をイソプロピルエーテル中に懸濁させ、撹拌し、氷水浴で冷却し、固体を濾過して、表題化合物(17.0g)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 4.43分
MS (ES+): m/z = 403[M-56+H]
+ および359 [M-100+H]
+
キラルHPLC (方法25): R
t = 13.27分
【0177】
(例72a)(単一エナンチオマー)
【化92】
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例71a(17.0g、37.1mmol)から出発し、HCl(4Nジオキサン溶液、140ml、560mmol)および300mlの1,4−ジオキサンを使用して、例44bについて記載した通りに、例72aを合成する。得られた塩酸塩を水に溶解し、NaOH水溶液で洗浄し、DCMで抽出して、表題化合物(12.2g)を得る。
HPLC-MS (方法27): R
t = 2.50分
MS (APCI+): m/z = 359 [M+H]
+
キラルHPLC (方法9): R
t = 11.66分
例示的実施形態
【0178】
(例1)(ラセミ混合物)
【化93】
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例44k(300mg、0.8mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(199mg、1.09mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(287μl、1.67mmol)を、4mlの無水DMSOに溶解し、マイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。粗製物をEtOAcと水とに分配し、有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、次いで減圧下で濃縮して、360mgの表題生成物を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.54分
MS (ES+): m/z = 505 [M+H]
+
【0179】
キラル固定相を使用するHPLCにより、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックAD−H、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した665mgの例1;
得られるもの:157mgのエナンチオマー1(例2)および40mgのエナンチオマー2(例3)
【0180】
【化94】
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【0181】
【表6】
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【0182】
例2(単一エナンチオマー)の代替合成
100mlの無水DMSO中の例72a(12.2g、33.9mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(11.6ml、67.8mmol)および2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(6.8g、37.3mmol)の溶液を100℃で加熱し、30分間撹拌する。室温に冷却した後、水を添加し、新たに形成される沈殿物を濾過し、水およびn−ヘキサンで洗浄する。固体をEtOAcに溶解し、10%クエン酸水溶液で洗浄する;有機層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物をジエチルエーテル中に懸濁させ、濾過する;次いで、得られた固体を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 1:1〜20:80を使用するシリカフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(15.0g、収率88%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.52分
MS (ES+): m/z = 505 [M+H]
+
キラルHPLC (方法9): R
t = 10.88分
【0183】
(例4)(ラセミ混合物)
【化95】
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例44kの代わりの例44b(遊離塩基、400mg、1.18mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(279mg、1.53mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(402μl、2.35mmol)および5mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例4を合成する。混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。粗製物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 70:30〜20:80を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、559mg(収率98%)の生成物を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.53分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
【0184】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックAD−H、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した500mgの例4;
得られるもの:103mgのエナンチオマー1(例5)および122mgのエナンチオマー2(例6)
【0185】
【化96】
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【0186】
【表7】
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【0187】
(例7)(ラセミ混合物)
【化97】
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無水DMSOに溶解した例44kの代わりの例44g(560mg、1.65mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(400mg、2.19mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(570μl、3.33mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例7を合成する。混合物をマイクロ波反応器内100℃で1時間加熱して、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 70:30:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製の後、680mg(収率85%)の生成物を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.48分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
【0188】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックAD−H、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した680mgの例7;
得られるもの:190mgのエナンチオマー1(例8)および90mgのエナンチオマー2(例9)
【0189】
【化98】
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【0190】
【表8】
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【0191】
(例10)(ラセミ混合物)
【化99】
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例44kの代わりの例44i(415mg、1.16mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(280mg、1.53mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(396μl、2.31mmol)および6mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例10を合成する;混合物をマイクロ波反応器内140℃で30分間加熱して、514mgの所望の生成物を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.60分
MS (ES+): m/z = 505 [M+H]
+
【0192】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した514mgの例10;
得られるもの:190mgのエナンチオマー1(例11)および100mgのエナンチオマー2(例12)
【0193】
【化100】
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【0194】
【表9】
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【0195】
(例13)(ラセミ混合物)
【化101】
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例44kの代わりの例44f(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(60mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例13を合成する。混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。分取HPLC−MSによる精製の後、84mg(収率75%)の生成物を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.08分
MS (APCI+): m/z = 505 [M+H]
+
【0196】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックAD−H、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した70mgの例13;
得られるもの:26mgのエナンチオマー1(例14)および20mgのエナンチオマー2(例15)
【0197】
【化102】
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【0198】
【表10】
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【0199】
(例16)(ラセミ混合物)
【化103】
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例44b(70mgの遊離塩基、0.21mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン(25μl、0.25mmol)、X−Phos(39mg、0.08mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(38mg、0.04mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(39mg、0.41mmol)を、窒素雰囲気下、2mlの予め脱気したジオキサン中に懸濁させる;反応混合物をマイクロ波反応器内90℃で2時間加熱する。
粗生成物を水とEtOAcとに分配し、有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮する;残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(30mg、収率34%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.25分
MS (ES+): m/z = 436 [M+H]
+
【0200】
(例17)(ラセミ混合物)
【化104】
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例44kの代わりの例44b(70mgの遊離塩基、0.21mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−フルオロピリミジン(41μl、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(71μl、0.41mmol)および2mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例17を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内120℃で2時間加熱する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(62mg、収率69%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.12分
MS (ES+): m/z = 437 [M+H]
+
【0201】
(例18)(ラセミ混合物)
【化105】
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【0202】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(72μl、0.42mmol)、続いて少量ずつ1,1−ジブロモホルムアルドキシム(85mg、0.42mmol)を、窒素雰囲気下、5mlの無水THFに溶解した例44k(150mg、0.42mmol)の冷却溶液(−20℃)中に添加する;反応混合物を1.5時間撹拌し、温度を0℃に上昇させる。2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(215μl、2.09mmol)、続いてトリエチルアミン(76μl、0.54mmol)を滴下添加し、反応物を、0℃で1時間、次いで室温で24時間撹拌する。粗製物をEtOAcで希釈し、水で洗浄する;有機相を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(41mg、収率20%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.44分
MS (ES+): m/z = 494 [M+H]
+
【0203】
(例19)(ラセミ混合物)
【化106】
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例44kの代わりの例44b(80mgの遊離塩基、0.23mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−ピリミジン(40mg、0.35mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80μl、0.46mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例19を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(43mg、収率45%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.52分
MS (APCI+): m/z = 419 [M+H]
+
【0204】
(例20)(ラセミ混合物)
【化107】
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【0205】
脱気したジオキサン中の例44b(80mgの遊離塩基、0.24mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモピリジン(27μl、0.28mmol)、X−Phos(45mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(43mg、0.05mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(45mg、0.47mmol)から出発して、例16について記載した通りに、例20を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(32mg、収率33%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.70分
MS (APCI+): m/z = 418 [M+H]
+
【0206】
(例21)(ラセミ混合物)
【化108】
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DMSO中の例44k(100mg、0.28mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(51μl、0.42mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(96μl、0.56mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例21を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(92mg、収率66%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.67分
MS (ES+): m/z = 504 [M+H]
+
【0207】
(例22)(ラセミ混合物)
【化109】
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【0208】
例44k(70mg、0.21mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−フルオロピリミジン(41μl、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(76μl、0.45mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例22を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(67mg、収率66%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.25分
MS (ES+): m/z = 455 [M+H]
+
【0209】
(例23)(ラセミ混合物)
【化110】
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例44k(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−ピリミジン(38mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(77μl、0.45mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例23を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(82mg、収率84%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 2.90分
MS (ES+): m/z = 437 [M+H]
+
【0210】
(例24)(ラセミ混合物)
【化111】
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【0211】
例44bの代わりの例44k(100mg、0.28mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモピリジン(32μl、0.33mmol)、X−Phos(53mg、0.11mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(51mg、0.06mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(54mg、0.56mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例24を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(55mg、収率45%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.72分
MS (APCI+): m/z = 436 [M+H]
+
【0212】
(例25)(ラセミ混合物)
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
例44bの代わりの例44k(120mg、0.33mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン(40μl、0.39mmol)、X−Phos(63mg、0.13mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(60mg、0.07mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(63mg、0.66mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例25を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(64mg、収率43%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.91分
MS (APCI+): m/z = 454 [M+H]
+
【0213】
(例26)(ラセミ混合物)
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
例44k(70mg、0.18mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(60mg、0.26mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μl、0.35mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例26を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(43mg、収率48%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.52分
MS (ES+): m/z = 505 [M+H]
+
【0215】
(例27)(ラセミ混合物)
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
例44bの代わりの例44f(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン(35mg、0.26mmol)、X−Phos(42mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(40mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(42mg、0.44mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例27を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 30:70〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(35mg、収率35%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.29分
MS (ES+): m/z = 454 [M+H]
+
【0216】
(例28)(ラセミ混合物)
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
例44bの代わりの例44f(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモピリジン(25μl、0.26mmol)、X−Phos(42mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(40mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(42mg、0.44mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例28を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(57mg、収率59%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.72分
MS (APCI+): m/z = 436 [M+H]
+
【0218】
(例29)(ラセミ混合物)
【化116】
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例44bの代わりの例44i(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン(35mg、0.26mmol)、X−Phos(42mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(40mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(42mg、0.44mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例29を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 30:70〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(59mg、収率58%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.38分
MS (ES+): m/z = 454 [M+H]
+
【0219】
(例30)(ラセミ混合物)
【化117】
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【0220】
例44bの代わりの例44i(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモピリジン(32μl、0.26mmol)、X−Phos(42mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(40mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(42mg、0.44mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例30を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(54mg、収率56%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.76分
MS (APCI+): m/z = 436 [M+H]
+
【0221】
(例31)(ラセミ混合物)
【化118】
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例44kの代わりの例44f(100mg、0.27mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(47μl、0.27mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(56mg、0.27mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(140μl、1.37mmol)、トリエチルアミン(76μl、0.55mmol)および2mlの無水THFから出発して、例18について記載した通りに、例31を合成する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 40:60〜20:80を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(47mg、収率34%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.54分
MS (ES+): m/z = 494 [M+H]
+
【0222】
(例32)(ラセミ混合物)
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
例44kの代わりの例44i(100mg、0.27mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(47μl、0.27mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(56mg、0.27mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(140μl、1.37mmol)、トリエチルアミン(76μl、0.55mmol)および2mlの無水THFから出発して、例18について記載した通りに、例32を合成する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 30:70〜20:80を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(45mg、収率33%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.59分
MS (ES+): m/z = 494 [M+H]
+
【0224】
(例33)(ラセミ混合物)
【化120】
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例44kの代わりの例47a(46mg、254nmで推定した含有率85%、0.11mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(17μl、0.14mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(39μl、0.23mmol)および無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例33を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で1時間加熱する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(11mg、収率19%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.85分
MS (APCI+): m/z = 489 [M+H]
+
【0225】
(例34)(ラセミ混合物)
【化121】
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【0226】
例44kの代わりの例44f(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(75mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例34を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(83mg、収率74%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.96分
MS (APCI+): m/z = 505 [M+H]
+
【0227】
(例35)(ラセミ混合物)
【化122】
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例44kの代わりの例44f(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(54mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例35を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(37mg、収率33%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.17分
MS (APCI+): m/z = 504 [M+H]
+
【0228】
(例36)(ラセミ混合物)
【化123】
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例44kの代わりの例44f(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−ピリミジン(38mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例36を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(77mg、収率79%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.37分
MS (APCI+): m/z = 437 [M+H]
+
【0229】
(例37)(ラセミ混合物)
【化124】
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例44kの代わりの例44f(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−フルオロ−ピリミジン(44mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例37を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(52mg、収率51%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.67分
MS (APCI+): m/z = 455 [M+H]
+
【0230】
(例38)(ラセミ混合物)
【化125】
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例44kの代わりの例44i(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(75mg、0.23mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例38を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(71mg、収率63%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.00分
MS (APCI+): m/z = 505 [M+H]
+
【0231】
(例39)(ラセミ混合物)
【化126】
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例44kの代わりの例44i(80mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(54mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例39を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。EtOAc/H
2O後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(77mg、収率68%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.19分
MS (APCI+): m/z = 504 [M+H]
+
【0232】
(例40)(ラセミ混合物)
【化127】
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例44kの代わりの例44i(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−ピリミジン(38mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例40を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(74mg、収率76%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.50分
MS (APCI+): m/z = 437 [M+H]
+
【0233】
(例41)(ラセミ混合物)
【化128】
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例44kの代わりの例44i(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−フルオロ−ピリミジン(44mg、0.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.44mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例41を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 20:80〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(44mg、収率43%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.78分
MS (APCI+): m/z = 455 [M+H]
+
【0234】
(例42)(エナンチオマー1)および(例43)(エナンチオマー2)
例44kの代わりの例44h(205mg、0.60mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(106μl、0.88mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(210μl、1.21mmol)および無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、表題化合物のラセミ混合物を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で1時間加熱する。H
2Oを添加し、得られた固体を濾過して、ラセミ化合物(277mg)を得た。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.16分
MS (ES+): m/z = 486 [M+H]
+
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 60:40;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した266mgのラセミ混合物;
得られるもの:94mgのエナンチオマー1(例42)および99mgのエナンチオマー2(例43)
【0235】
【化129】
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【0236】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
(例44)(ラセミ混合物)
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
例44bの代わりの例44h(60mg、0.18mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモピリジン(20μl、0.21mmol)、X−Phos(17mg、0.04mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(16mg、0.02mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(34mg、0.35mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例44を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内80℃で2時間加熱する。粗反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮する;残留物を、SCXカートリッジにより、次いで分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(43mg、収率59%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.57分
MS (APCI+): m/z = 418 [M+H]
+
【0238】
(例45)(ラセミ混合物)
【化131】
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例40cの代わりの例27a(102mg、0.37mmol)、HATU(183mg、0.48mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(159μl、0.93mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(86mg、0.48mmol)および2mlのDMFから出発して、例43aについて記載した通りに、例45を合成する。粗反応混合物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(132mg、収率82%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.77分
MS (APCI+): m/z = 436 [M+H]
+
【0239】
(例46)(ラセミ混合物)
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
例44bの代わりの例44g(100mg、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン(50mg、0.38mmol)、X−Phos(56mg、0.12mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(61mg、0.06mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(56mg、0.59mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例46を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱して、分取HPLC−MSによる精製の後、80mg(収率63%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.71分
MS (APCI+): m/z = 436 [M+H]
+
【0240】
(例47)(ラセミ混合物)
【化133】
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例44bの代わりの例44g(100mg、0.29mmol)、2−ブロモピリジン(32μl、0.35mmol)、X−Phos(15mg、0.03mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(14mg、0.01mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(56mg、0.59mmol)および脱気したジオキサン(Doxane)から出発して、例16について記載した通りに、例47を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱して、分取HPLC−MSによる精製の後、90mg(収率73%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.50分
MS (APCI+): m/z = 418 [M+H]
+
【0241】
(例48)(ラセミ混合物)
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44g(100mg、0.29mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−フルオロピリミジン(46mg、0.35mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μl、0.35mmol)および2mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例48を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(85mg、収率66%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.62分
MS (APCI+): m/z = 437 [M+H]
+
【0242】
(例49)(ラセミ混合物)
【化135】
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例44kの代わりの例44g(100mg、0.29mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−ピリミジン(40mg、0.35mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μl、0.35mmol)および2mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例49を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、粗生成物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(85mg、収率69%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.25分
MS (APCI+): m/z = 419 [M+H]
+
【0243】
(例50)(ラセミ混合物)
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.97ml、5.68mmol)を、窒素雰囲気下、20mlの無水THF中の1,1−ジブロモホルムアルドキシム(1.1g、5.68mmol)および例44h(1.9g、5.68mmol)の冷却(−20℃)懸濁液にゆっくりと添加する。温度を0℃で上昇させ、反応物を20分間撹拌する。2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(3.0ml、28.5mmol)、続いてトリエチルアミン(1.2ml、8.53mmol)を滴下添加し、反応物を、0℃で30分間、次いで室温で終夜撹拌する。粗製物をEtOAcで希釈し、水、HCl水溶液およびブラインで洗浄する;有機相を乾燥させ、減圧下で濃縮する;残留物を、EtOAc/シクロヘキサン 30:70〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.2g、収率45%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.97分
MS (APCI+): m/z = 476 [M+H]
+
【0245】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 60:40;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した1.2gの例50;
得られるもの:418mgのエナンチオマー1(例51)および484mgのエナンチオマー2(例52)
【0246】
【化137】
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【0247】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
(例53)(ラセミ混合物)
【化138】
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例40cの代わりの例28a(158mg、0.55mmol)、HATU(251mg、0.66mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(236μl、1.38mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(118mg、0.66mmol)および2mlのDMFから出発して、例43aについて記載した通りに、例53を合成する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(170mg、収率74%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.35分
MS (APCI+): m/z = 419 [M+H]
+
【0249】
(例54)(ラセミ混合物)
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
例40cの代わりの例29a(152mg、0.55mmol)、HATU(251mg、0.66mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(236μl、1.38mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(118mg、0.66mmol)および2mlのDMFから出発して、例43aについて記載した通りに、例54を合成する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(91mg、収率38%)を得る。
HPLC-MS (方法14): R
t = 5.56分
MS (APCI+): m/z = 437 [M+H]
+
【0250】
(例55)(ラセミ混合物)
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
例44bの代わりの例44h(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピリジン(48mg、0.28mmol)、X−Phos(44mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(42mg、0.05mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(44mg、0.46mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例55を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 97:3を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、68mg(収率67%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.76分
MS (APCI+): m/z = 432 [M+H]
+
【0252】
(例56)(ラセミ混合物)
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
例44bの代わりの例44h(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−メチル−5−ブロモピリジン(48mg、0.28mmol)、X−Phos(44mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(42mg、0.05mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(44mg、0.46mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例56を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 97:3を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(65mg、収率64%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.43分
MS (APCI+): m/z = 432 [M+H]
+
【0254】
(例57)(ラセミ混合物)
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
例44bの代わりの例44h(80mg、0.23mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの3−ブロモ−6−(シクロプロピル)ピリジン(55mg、0.28mmol)、X−Phos(44mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(42mg、0.05mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(44mg、0.46mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例57を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 97:3を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(22mg、収率21%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.72分
MS (APCI+): m/z = 458 [M+H]
+
【0255】
(例58)(ラセミ混合物)
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの3−ブロモ−6−(シクロプロピル)ピリジン(75mg、0.29mmol)、X−phosの代わりの9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)キサンテン(Xantene)(15mg、0.03mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(30mg、0.03mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(57mg、0.59mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例58を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(41mg、収率31%)を得る。
HPLC-MS (方法16): R
t = 3.27分
MS (APCI+): m/z = 458 [M+H]
+
【0257】
(例59)(ラセミ混合物)
【化144】
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例40bの代わりの例30a(800mg、2.40mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(691mg、3.60mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(642mg、3.60mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(32mg、0.24mmol)および2mlのDCMから出発して、例42bについて記載した通りに、例59を合成する。粗生成物をDCMと水とに分配し、有機層を分離し、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 50:50〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(820mg、収率63%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.47分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
【0258】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 62:38;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した800mgの例59;
得られるもの:330mgのエナンチオマー1(例60)および339mgのエナンチオマー2(例61)
【0259】
【化145】
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【0260】
【表13】
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【0261】
(例62)(ラセミ混合物)
【化146】
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例44bの代わりの例44c(100mg、0.28mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−シクロプロピルピリミジン(66mg、0.33mmol)、X−Phos(53mg、0.11mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(51mg、0.06mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(53mg、0.55mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例62を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で1.5時間加熱する。EtOAcの添加後、形成される固体を濾別し、濾液を減圧下で濃縮する;残留物を、最初に分取HPLC−MSにより、次いでSCXカートリッジにより精製して、表題化合物(25mg、収率19%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.69分
MS (APCI+): m/z = 481 [M+H]
+
【0262】
(例63)(ラセミ混合物)
【化147】
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例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−メチル−5−ブロモピリジン(51mg、0.29mmol)、X−phosの代わりの9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)キサンテン(15mg、0.03mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(30mg、0.03mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(57mg、0.59mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例63を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(64mg、収率51%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.38分
MS (APCI+): m/z = 432 [M+H]
+
【0263】
(例64)(ラセミ混合物)
【化148】
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【0264】
例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピリジン(51mg、0.29mmol)、X−phosの代わりの9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)キサンテン(15mg、0.03mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(30mg、0.03mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(57mg、0.59mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例64を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。EtOAc/水後処理の後、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(59mg、収率46%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.76分
MS (APCI+): m/z = 432 [M+H]
+
【0265】
(例65)(ラセミ混合物)
【化149】
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例44bの代わりの例44h(70mg、0.20mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−シクロプロピルピリミジン(48mg、0.24mmol)、X−Phos(38mg、0.08mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(37mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(39mg、0.40mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例65を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。EtOAcの添加後、形成される固体をセライトパッド越しに濾別し、濾液を減圧下で濃縮する;残留物を、最初に分取HPLC−MSにより、次いでDCM/クエン酸での後処理により精製して、表題化合物(37mg、収率39%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.45分
MS (APCI+): m/z = 459 [M+H]
+
【0266】
(例66)(ラセミ混合物)
【化150】
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例44bの代わりの例44g(76mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピリジン(46mg、0.27mmol)、X−phos(43mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(46mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(43mg、0.45mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例66を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(65mg、収率67%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.68分
MS (APCI+): m/z = 432 [M+H]
+
【0267】
(例67)(ラセミ混合物)
【化151】
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例44bの代わりの例44g(76mg、0.22mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−メチル−5−ブロモピリジン(42mg、0.24mmol)、X−phos(43mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(46mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(43mg、0.45mmol)および2mlの脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例67を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:4を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(60mg、収率62%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.33分
MS (APCI+): m/z = 432 [M+H]
+
【0268】
(例68)(ラセミ混合物)
【化152】
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【0269】
例44bの代わりの例44g(100mg、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−シクロプロピルピリミジン(70mg、0.35mmol)、X−Phosの代わりの2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(35mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(27mg、0.03mmol)、カリウムtert−ブトキシド(50mg、0.45mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例68を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で1時間加熱する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:4を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(20mg、収率15%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.32分
MS (APCI+): m/z = 459 [M+H]
+
【0270】
(例69)(ラセミ混合物)
【化153】
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【0271】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(47μl、0.27mmol)を、1mlの無水DMSOに溶解した例16a(25mg、0.14mmol)および2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾール(19.7μl、0.18mmol)の撹拌溶液中に添加する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する。粗製物をEt
2Oと5%NaHCO
3水溶液とに分配し、水層を1:1のEt
2O/EtOAc混合物で抽出し、次いで収集した有機相を乾燥させ、減圧下で濃縮する;得られた粗製の中間体を2mlの無水DCMに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(35μl、0.20mmol)および1,1−ジオキソチアン−4−カルボニルクロリド(無水DCM中の対応するカルボン酸および塩化オキサリルから予め調製した、40mg、0.20mmol)を添加し、反応物を終夜撹拌する。DCMを添加し、反応混合物を1N HCl水溶液で洗浄する;有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で濃縮する;残留物を、分取HPLC−MSにより、次いで溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 40:60〜0:100を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(12mg、収率18%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.56分
MS (APCI+): m/z = 496 [M+H]
+
【0272】
(例70)(ラセミ混合物)
【化154】
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【0273】
例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−シクロプロピルピリミジン(70mg、0.35mmol)、X−Phos(56mg、0.12mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(54mg、0.06mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(56mg、0.59mmol)および2mlの脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例70を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗反応混合物を濾過し、EtOAcで洗浄し、濾液を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLC−MSにより精製する;収集した画分を減圧下で濃縮し、生成物をEtOAcとHCl水溶液とに分配する。有機層を分離し、5%NaHCO
3水溶液で洗浄する;これを乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(61mg)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 2.93分
MS (ES+): m/z = 459 [M+H]
+
【0274】
(例71)(ラセミ混合物)
【化155】
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【0275】
例49a(280mg)およびヒドロキシルアミン(50%水溶液、78μl、1.27mmol)を2mlのEtOHに溶解し、反応物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する。溶媒を減圧下で除去して、200mgの粗製の3−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−4−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ
6−チオピラン−4−カルボニル)−N−ヒドロキシ−ピペラジン−1−カルボキサミジン中間体(HPLC−MS(方法11):R
t=1.99分、MS(ES+):m/z=421[M+H]
+)を得、これを2mlのアセトニトリルに溶解する;ジフルオロ酢酸無水物(109mg、0.63mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(160μl、0.94mmol)を添加し、反応物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する。溶媒を除去し、粗製物をEtOAcと水とに分配し、有機層を分離し、減圧下で濃縮する;残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 99:1〜90:10を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2ステップにわたって35mg、収率10%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.00分
MS (APCI+): m/z = 481 [M+H]
+
【0276】
(例72)(ラセミ混合物)
【化156】
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例16a(25mg、0.14mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(第1のステップには47μl、0.27mmol、第2には35μl、0.20)、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾールの代わりの2−ブロモ−5−トリフルオロメチルピラジン(40mg、0.18mmol)、1,1−ジオキソチアン−4−カルボニルクロリド(無水DCM中の対応するカルボン酸および塩化オキサリルから予め調製した、40mg、0.20mmol)から出発し、例69について記載した通りに、例72を合成して、精製後、表題化合物(17mg、収率26%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.83分
MS (APCI+): m/z = 490 [M+H]
+
【0277】
(例73)(ラセミ混合物)
【化157】
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例44kの代わりの例44h(60mg、0.18mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(48mg、0.26mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(91μl、0.53mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例73を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(69mg、収率79%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.63分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
【0278】
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:26℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:620mgの例73;
得られるもの:217mgのエナンチオマー1(例74)および223mgのエナンチオマー2(例75)
【0279】
【化158】
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【0280】
【表14】
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【0281】
例74(単一エナンチオマー;R−配置)の代替合成
N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(15mg、0.1mmol)を、窒素雰囲気下、0.5mlのDMFおよび1.5mlの無水THFに溶解した例63a(20mg、0.1mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(15mg、0.1mmol)および1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(10mg、0.1mmol)の撹拌溶液に添加する;次いで、反応物を16時間撹拌する。THFを減圧下で除去し、残留物を水とEtOAcとに分配する。有機層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。粗生成物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 70:30:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(26mg、収率97%;エナンチオマー過剰率97.4%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.60分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
キラルHPLC (方法15): R
t = 14.9分, 230 nmにて98.7% (R-エナンチオマー)
20.0分, 230 nmにて1.3%(S-エナンチオマー)
【0282】
例75(単一エナンチオマー;S−配置)の代替合成
N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(25mg、0.1mmol)を、窒素雰囲気下、0.5mlのDMFおよび1.5mlの無水THFに溶解した例69a(30mg、0.1mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(20mg、0.1mmol)および1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(12mg、0.1mmol)の撹拌溶液に添加し、次いで反応物を16時間撹拌する。THFを減圧下で除去し、残留物を水とEtOAcとに分配する。有機層を分離し、5%NaHCO
3水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。粗生成物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(30mg、収率74%;エナンチオマー過剰率89%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.18分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
キラルHPLC (方法15): R
t = 15.1分, 5.5% (R-エナンチオマー)
R
t = 19.0分, 94.5% (S-エナンチオマー)
【0283】
(例76)(ラセミ混合物)
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(100μl、0.58mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(120mg、0.59mmol)、例44hの代わりの例44g(200mg、0.59mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(0.31ml、2.94mmol)、トリエチルアミン(100μl、1.22mmol)を使用して、例50について記載した通りに、例76を合成する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:3を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(70mg、収率25%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.03分
MS (APCI+): m/z = 476 [M+H]
+
【0285】
(例77)(ラセミ混合物)
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(48μl、0.28mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(57mg、0.28mmol)、例44hの代わりの例44l(100mg、0.28mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(247mg、1.41mmol)、トリエチルアミン(79μl、0.57mmol)を使用して、例50について記載した通りに、例77を合成する。後処理の後、残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 50:50〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、次いで分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(42mg、収率30%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.17分
MS (APCI+): m/z = 482 [M+H]
+
【0286】
(例78)(ラセミ混合物)
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
例53a(54mg、0.11mmol)、シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(31mg、0.21mmol)、ブチル−1−アダマンチルホスフィン(1.5mg)、酢酸パラジウム(II)(0.5mg)および炭酸セシウム(102mg、0.31mmol)を、0.9mlのトルエンおよび0.1mlの水中に懸濁させ、反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。2回目のシクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(31mg、0.21mmol)を添加し、反応物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。
【0288】
混合物をEtOAcおよび水で希釈し、有機層を分離し、減圧下で濃縮し、次いで残留物を0.9mlのトルエンおよび0.1mlの水中に懸濁させ、シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(61mg、0.42mmol)、ブチル−1−アダマンチルホスフィン(2mg)、酢酸パラジウム(II)(1mg)および炭酸セシウム(102mg、0.31mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波反応器内115℃で1時間加熱する。
EtOAcおよび水を添加し、水層をDCMでさらに抽出し、次いで有機相を収集し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(11mg、収率22%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.21分
MS (APCI+): m/z = 487 [M+H]
+
【0289】
(例79)(ラセミ混合物)
【化162】
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N,N−ジイソプロピルエチルアミン(71μl、0.41mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(84mg、0.41mmol)、例44hの代わりの例44c(150mg、0.41mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(213μl、2.07mmol)、トリエチルアミン(75μl、0.54mmol)を使用して、例50について記載した通りに、例79を合成する。後処理の後、残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:0〜90:10を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、次いで分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(33mg、収率16%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.40分
MS (APCI+): m/z = 498 [M+H]
+
【0290】
(例80)(ラセミ混合物)
【化163】
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例40bの代わりの例31a(175mg、0.54mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(154mg、0.80mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(143mg、0.80mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(7mg、0.05mmol)、5mlのDCMから出発して、例42bについて記載した通りに、例80を合成する。粗製物をDCMと水とに分配し、有機層をNaHCO
3水溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 60:40〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(111mg、収率42%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.80分
MS (APCI+): m/z = 487 [M+H]
+
【0291】
(例81)(ラセミ混合物)
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
例54a(280mg、0.51mmol)、シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(210mg、1.42mmol)、ブチル−1−アダマンチルホスフィン(60mg、0.17mmol)、酢酸パラジウム(II)(13mg、0.06mmol)およびK
3PO
4(420mg、1.98mmol)を、5mlの脱気したトルエンおよび0.25mlの水中に懸濁させ、反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で1時間加熱する。粗製物をEtOAcと水とに分配し、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてDCM/MeOH 100:2を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、45mg(収率19%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法16): R
t = 3.94分
MS (ES+): m/z = 459 [M+H]
+
【0293】
(例82)(ラセミ混合物)
【化165】
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例44kの代わりの例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−シクロプロピルピリミジン(68mg、0.43mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(98μl、0.58mmol)および2mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例82を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内115℃で2時間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(41mg、収率31%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.93分
MS (APCI+): m/z = 459 [M+H]
+
【0294】
(例83)(ラセミ混合物)
【化166】
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【0295】
2mlのジオキサン中の例44bの代わりの例44c(100mgの対応する塩酸塩、0.24mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(64mg、0.28mmol)、X−Phos(45mg、0.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(49mg、0.05mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(57mg、0.59mmol)から出発して、例16について記載した通りに、例83を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で1.5時間加熱する。反応混合物をEtOAcで希釈し、セライトパッド越しに濾過し、次いでこれを減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 98:2〜70:30を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、24mg(収率20%)の表題生成物を得る。
HPLC-MS (方法14): R
t = 6.12分
MS (APCI+): m/z = 509 [M+H]
+
【0296】
(例84)(ラセミ混合物)
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
例40bの代わりの例32a(30mg、0.08mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(23mg、0.12mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(22mg、0.12mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1mg、0.01mmol)、3mlのDCMから出発して、例42bについて記載した通りに、例84を合成する。粗製物をDCMと水とに分配し、有機層をNaHCO
3水溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 50:50〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(11mg、収率26%)を得る。
HPLC-MS (方法16): R
t = 4.05分
MS (ES+): m/z = 493 [M+H]
+
【0298】
(例85)(ラセミ混合物)
【化168】
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例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの5−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(80mg、0.35mmol)、X−Phos(56mg、0.12mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(61mg、0.06mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(56mg、0.59mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例85を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗反応混合物を濾過し、分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(86mg、収率60%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.70分
MS (APCI+): m/z = 487 [M+H]
+
【0299】
(例86)(ラセミ混合物)
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
例44b(100mgの遊離塩基、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピラジン(61mg、0.35mmol)、X−Phos(56mg、0.12mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(61mg、0.06mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(56mg、0.59mmol)および脱気したジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例86を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。粗反応混合物を濾過し、分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(86mg、収率67%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.37分
MS (APCI+): m/z = 433 [M+H]
+
【0300】
(例87)(ラセミ混合物)
【化170】
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例44l(60mg、0.17mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピラジン(35mg、0.20mmol)、X−Phosの代わりの2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(21mg、0.05mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(16mg、0.02mmol)、カリウムtert−ブトキシド(29mg、0.25mmol)およびジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例87を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で1時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(37mg、収率49%)を得た。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.48分
MS (APCI+): m/z = 439 [M+H]
+
【0301】
(例88)(ラセミ混合物)
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
例44g(100mg、0.29mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピラジン(60mg、0.35mmol)、X−Phosの代わりの2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(40mg、0.10mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(27mg、0.03mmol)、カリウムtert−ブトキシド(50mg、0.45mmol)およびジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例88を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で1時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(20mg、収率16%)を得た。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.33分
MS (APCI+): m/z = 433 [M+H]
+
【0303】
(例89)(ラセミ混合物)
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
例40cの代わりの例33a(75mg、0.23mmol)、HATU(105mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(120μl、0.69mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(45mg、0.25mmol)、DMFの代わりの4mlのアセトニトリルから出発して、例43aについて記載した通りに、例89を合成する。後処理の後、残留物を、分取HPLC−MSにより精製して、蒸発中の37%HClの添加により、表題化合物(23mg、収率20%)を塩酸塩として得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.63分
MS (APCI+): m/z = 455 [M+H]
+
【0304】
(例90)(ラセミ混合物)
【化173】
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例58a(56mg、0.21mmol)を、1mlのDMSOに溶解した例44l(50mg、0.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(36μl、0.21mmol)の溶液中に添加する。6時間撹拌した後、反応混合物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(41mg、収率59%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.71分
MS (APCI+): m/z = 483 [M+H]
+
【0305】
(例91)(ラセミ混合物)
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
例44bの代わりの例44h(60mg、0.17mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジンの代わりの2−ブロモ−5−メチルピラジン(36mg、0.21mmol)、X−Phosの代わりの2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(21mg、0.05mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(16mg、0.02mmol)、カリウムtert−ブトキシド(29mg、0.25mmol)およびジオキサンから出発して、例16について記載した通りに、例91を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で1時間加熱する。後処理の後、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(39mg、収率51%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 2.84分
MS (ES+): m/z = 433 [M+H]
+
【0307】
(例92)(ラセミ混合物)
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
例33aの代わりの例34a(55mg、0.13mmol)、HATU(61mg、0.16mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(70μl、0.40mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(26mg、0.15mmol)、2mlのアセトニトリルから出発して、例89について記載した通りに、例92を合成する。後処理の後、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(29mg、収率47%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.88分
MS (APCI+): m/z = 455 [M+H]
+
【0309】
(例93)(ラセミ混合物)
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
例33aの代わりの例35a(70mg、0.16mmol)、HATU(73mg、0.19mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(84μl、0.48mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(32mg、0.18mmol)、4mlのアセトニトリルから出発して、例89について記載した通りに、例93を合成する。後処理の後、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(48mg、収率62%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.17分
MS (APCI+): m/z = 481 [M+H]
+
【0310】
(例94)(ラセミ混合物)
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
例44kの代わりの例44g(200mg、0.59mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−シクロプロピルピリミジン(130mg、0.84mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(190μl、1.11mmol)および2mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例94を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する;後処理の後、粗製物を、EtOAc/ヘキサン/MeOH 80:20:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(110mg、収率41%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.28分
MS (ES+): m/z = 459 [M+H]
+
【0312】
(例95)(ラセミ混合物)
【化178】
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DCMの代わりのDMF/THF 1:1混合物中の例40bの代わりの例36a(130mg、0.36mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(140mg、0.73mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(85mg、0.48mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(6mg、0.04mmol)から出発して、例42bについて記載した通りに、例95を合成する。水性後処理の後、残留物を、溶離液としてヘキサン/EtOAc/MeOH 20:80:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(110mg、収率63%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.25分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
【0313】
(例96)(ラセミ混合物)
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
例44kの代わりの例44l(50mg、0.14mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(49mg、0.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(49μl、0.29mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例96を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;水/EtOAc後処理の後、粗製物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 60:40〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(37mg、収率51%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.98分
MS (APCI+): m/z = 493 [M+H]
+
【0315】
(例97)(ラセミ混合物)
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44l(50mg、0.14mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−シクロプロピルピリミジン(34mg、0.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(49μl、0.29mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例97を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(13mg、収率19%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.96分
MS (APCI+): m/z = 465 [M+H]
+
【0316】
(例98)(ラセミ混合物)
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
例44kの代わりの例44l(50mg、0.14mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾール(40mg、0.21mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例98を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;後処理の後、粗製物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 60:40〜100:0を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(51mg、収率72%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.44分
MS (APCI+): m/z = 499 [M+H]
+
【0318】
(例99)(ラセミ混合物)
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44l(50mg、0.14mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(39mg、0.21mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(49μl、0.28mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例99を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(47mg、収率67%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.15分
MS (ES+): m/z = 493 [M+H]
+
【0319】
(例100)(ラセミ混合物)
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
例44kの代わりの例44l(70mg、0.20mmol)、2−クロロ−5−メチルピリミジン(39mg、0.30mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(69μl、0.40mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例100を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(16mg、収率18%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.67分
MS (APCI+): m/z = 439 [M+H]
+
【0321】
(例101)(ラセミ混合物)
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44h(50mg、0.15mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−シクロプロピルピリミジン(34mg、0.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例101を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内130℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(19mg、収率28%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.87分
MS (APCI+): m/z = 459 [M+H]
+
【0322】
(例102)(エナンチオマー1)および(例103)(エナンチオマー2)
例44kの代わりの例44c(90mgの対応する塩酸塩、0.2mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(52mg、0.3mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(133μl、0.8mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、表題化合物のラセミ混合物を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で1時間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、73mg(収率75%)のラセミ生成物を得る。
HPLC-MS (方法4): R
t = 7.07分
MS (APCI+): m/z = 509 [M+H]
+
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:504mgのラセミ混合物;
得られるもの:181mgのエナンチオマー1(例102)および183mgのエナンチオマー2(例103)
【0323】
【化185】
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【0324】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
(例104)(ラセミ混合物)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44b(60mgの対応する塩酸塩、0.19mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−メチルピリミジン(24mg、0.19mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(107μl、0.62mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例104を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内120℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(23mg、収率34%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.08分
MS (ES+): m/z = 433 [M+H]
+
【0326】
(例105)(ラセミ混合物)
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44g(130mg、0.38mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−メチルピリミジン(65mg、0.51mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(120μl、0.70mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例105を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する;;後処理の後、粗製物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 80:20:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(60mg、収率36%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 2.94分
MS (ES+): m/z = 433 [M+H]
+
【0327】
(例106)(ラセミ混合物)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
トリフルオロ酢酸無水物(180μl、1.29mmol)を、無水アセトニトリルに溶解した例52a(170mg、0.43mmol)およびトリエチルアミン(230μl、1.65mmol)の撹拌溶液中に添加する;反応混合物をマイクロ波反応器内110℃で35分間加熱する。
溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAcと水とに分配し、次いで有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する;粗製物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 60:40:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(90mg、収率44%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.50分
MS (ES+): m/z = 477 [M+H]
+
【0328】
(例107)(ラセミ混合物)
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
トリフルオロ酢酸無水物の代わりのジフルオロ酢酸無水物(100μl、0.80mmol)、例52a(100mg、0.25mmol)およびトリエチルアミン(140μl、1.01mmol)から出発し、例106について記載した通りに、例107を合成して、表題生成物(60mg、収率52%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.18分
MS (ES+): m/z = 459 [M+H]
+
【0329】
(例108)(ラセミ混合物)
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
例44kの代わりの例44h(50mg、0.15mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−メチルピリミジン(28mg、0.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例108を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内120℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(19mg、収率29%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.59分
MS (APCI+): m/z = 433 [M+H]
+
【0331】
(例109)(ラセミ混合物)
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
例44kの代わりの例44g(80mg、0.24mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(70mg、0.31mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80μl、0.48mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例109を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で30分間加熱する。後処理の後、粗製物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 80:20:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(80mg、収率70%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.95分
MS (APCI+): m/z = 487 [M+H]
+
【0332】
(例110)(ラセミ混合物)
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
例44kの代わりの例44b(60mgの対応する塩酸塩、0.15mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(42mg、0.19mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(107μl、0.62mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例110を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内120℃で30分間加熱する。粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(24mg、収率32%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.48分
MS (ES+): m/z = 487 [M+H]
+
【0334】
(例111)(ラセミ混合物)
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
例33aの代わりの例37a(70mgの対応するトリフルオロアセテート、0.15mmol)、HATU(69mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(79μl、0.45mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(30mg、0.17mmol)、4mlのアセトニトリルから出発して、例89について記載した通りに、例111を合成する。後処理の後、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(34mg、収率44%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.37分
MS (APCI+): m/z = 509 [M+H]
+
【0335】
(例112)(ラセミ混合物)
【化194】
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【0336】
1.5mlのジヨードメタンに溶解した5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(300mg、1.96mmol)の溶液を、100℃で加熱する;次いで、亜硝酸イソアミル(1.04ml、7.81mmol)をゆっくりと滴下添加し、得られた反応混合物を1時間撹拌する。粗反応物を、溶離液としてヘキサン/Et
2O 9:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、次いで、得られた2−ヨード−5−トリフルオロメチル−[1,3,4]オキサジアゾール中間体を、3mlのDMSOに溶解した例44g(280mg、0.82mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(430μl、2.51mmol)の溶液中に添加する。2時間撹拌した後、水およびEtOAcを添加し、有機相を分離し、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 80:20:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(200mg、収率51%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.10分
MS (ES+): m/z = 477 [M+H]
+
【0337】
(例113)(ラセミ混合物)
【化195】
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【0338】
3mlの無水アセトニトリル中の例52aの代わりの例57a(75mg)、トリフルオロ酢酸無水物(52μl、0.38mmol)、トリエチルアミン(97μl、0.56mmol)から出発して、例106について記載した通りに、例113を合成する;反応混合物を100℃で20分間加熱する。粗製物を水とDCMとに分配し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 30:70〜EtOAc100%を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(23mg、収率25%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.56分
MS (ES+): m/z = 477 [M+H]
+
【0339】
(例114)(ラセミ混合物)
【化196】
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3mlの無水アセトニトリル中の例57a(75mg)、ジフルオロ酢酸無水物(47μl、0.38mmol)、トリエチルアミン(97μl、0.56mmol)から出発して、例113について記載した通りに、例114を合成する;反応混合物を100℃で20分間加熱する。粗製物を水とDCMとに分配し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、溶離液としてEtOAc/シクロヘキサン 50:50〜EtOAc100%を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(36mg、収率42%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.27分
MS (ES+): m/z = 459 [M+H]
+
【0340】
(例115)(ラセミ混合物)
【化197】
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【0341】
DMSOに溶解した例44kの代わりの例44g(80mg、0.24mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−オキサゾール(76mg、0.35mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80μl、0.47mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例115を合成する。粗生成物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 70:30:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(50mg、収率45%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.31分
MS (ES+): m/z = 476 [M+H]
+
【0342】
(例116)(ラセミ混合物)
【化198】
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例55a(80mg、0.20mmol)および3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロアセトン(115μl、1.02mmol)を、1mlのtert−ブチルアルコール(butylacohol)に溶解し、90℃で8時間加熱する。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(62mg、収率63%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.38分
MS (ES+): m/z = 476 [M+H]
+
【0343】
(例117)(ラセミ混合物)
【化199】
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2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(68μl、0.39mmol)、続いて1,1−ジブロモホルムアルドキシム(78mg、0.39mmol)を、窒素雰囲気下、2mlの無水THFに溶解した例44b(128mgの遊離塩基、0.37mmol)の冷却溶液(−20℃)中に添加する。2時間撹拌した(その間に温度は0℃に上昇する)後、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(199μl、1.93mmol)、続いてトリエチルアミン(67μl、0.46mmol、1mlの無水THFに溶解している)を添加する;3時間後、温度を室温に上昇させ、反応混合物を終夜さらに撹拌する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(13mg、収率8%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.98分
MS (APCI+): m/z = 476 [M+H]
+
【0344】
(例118)(ラセミ混合物)
【化200】
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【0345】
例44kの代わりの例44g(80mg、0.24mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾール(70mg、0.37mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80μl、0.48mmol)および乾燥DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例118を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。反応混合物をEtOAc/水混合物に注ぎ入れ、有機層を分離し、水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン/MeOH 70:30:1を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(85mg、収率73%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.26分
MS (ES+): m/z = 493 [M+H]
+
【0346】
(例119)(ラセミ混合物)
【化201】
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【0347】
例44kの代わりの例44d(78mg、0.20mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(48mg、0.26mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(68μl、0.40mmol)および乾燥DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例119を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。反応混合物をEt
2O/水混合物に注ぎ入れ、有機層を分離し、1N HCl水溶液で洗浄し、次いで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(98mg、収率92%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.78分
MS (ES+): m/z = 537 [M+H]
+
【0348】
(例120)(ラセミ混合物)
【化202】
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例44gの代わりの例44h(80mg、0.24mmol)、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾール(42μl、0.38mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80μl、0.48mmol)および乾燥DMSOから出発して、実験118について記載した通りに、例120を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する;反応混合物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(87mg、収率74%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.35分
MS (ES+): m/z = 493 [M+H]
+
【0349】
(例125)(ラセミ混合物)
【化203】
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【0350】
2−ナフタレンボロン酸(Naphtaleneboronic acid)(52mg、0.30mmol)、続いて酢酸銅(II)(50mg、0.28mmol)を、2mlのジクロロメタンに溶解した例45a(22mgの対応するトリフルオロ酢酸塩、0.05mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)の溶液に添加する;反応混合物を室温で72時間撹拌する。水を添加し、有機相を分離し、減圧下で濃縮し、次いで残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(8.7mg、収率39%)を得る。
HPLC-MS (方法21): R
t = 0.96分
MS: m/z = 449 [M+H]
+
【0351】
例125の調製と同様にして、以下の例を合成する:
【化204】
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【0352】
(例127)(ラセミ混合物)
【化205】
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【0353】
2−クロロベンゾチアゾール(8.5mg、0.05mmol)、例45a(22mgの対応するトリフルオロ酢酸塩、0.05mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)を、2mlのN−メチル−2−ピロリジノンに溶解し、180℃で終夜加熱する。反応混合物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(8mg、収率35%)を得る。
HPLC-MS (方法20): R
t = 0.84分
MS: m/z = 456 [M+H]
+
【0354】
例127の調製と同様にして、以下の例を合成する:
【化206】
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【0355】
(例141)(ラセミ混合物)
【化207】
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2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾイミダゾール(220mg、1.0mmol)、2−フェニル−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg、1.5mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(500μl、2.9mmol)を3mlのアセトニトリルに溶解し、マイクロ波反応器内、160℃で1.5時間、次いで170℃で30分間加熱する。反応混合物をオープンフラスコ内に入れて90℃で撹拌して、溶媒を蒸発させ、次いで残留物を4mlのDCMに溶解する;トリフルオロ酢酸(2.0ml、26.0mmol)を添加し、反応混合物を、完全な脱保護が起こるまで撹拌する;次いで、これを50℃で濃縮する。残留物をMeOHに溶解し、トリエチルアミンの添加により塩基性化し、分取HPLC−MSにより精製して、255mg(収率74%)の中間体、2−(3−フェニル−ピペラジン−1−イル)−4−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾールを得る。
【0356】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)およびHATU(40mg、0.11mmol)を、2mlのDMFに溶解したテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(18mg、0.10mmol)の溶液中に添加する。10分間撹拌した後、2−(3−フェニル−ピペラジン−1−イル)−4−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾール(35mg、0.10mmol、上記の通りに調製)を添加し、反応混合物を終夜撹拌し、メタノール、水およびトリフルオロ酢酸で希釈し、最後に分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(最終ステップで41mg、収率81%)を得る。
HPLC-MS (方法19): R
t = 1.19分
MS: m/z = 507 [M+H]
+
【0357】
(例148)(エナンチオマー1)および(例149)(エナンチオマー2)
4mlの無水DMSO中の例44kの代わりの例44c(300mg、0.71mmolの対応する塩酸塩)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−(1,3,4)−チアジアゾール(200mg、1.06mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(489μl、2.82mmol)から出発して、例1について記載した通りに、表題化合物のラセミ混合物を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。粗製物をDCMと水とに分配する;有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、240mgのラセミ混合物を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.39分
MS (ES+): m/z = 515 [M+H]
+
キラル固定相を使用するHPLC分離により、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:254nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した240mgのラセミ混合物;
得られるもの:80mgのエナンチオマー1(例148)および90mgのエナンチオマー2(例149)
【0358】
【化208】
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【0359】
【表16】
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【0360】
(例150)(ラセミ混合物)
【化209】
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例44bの代わりの例45a(150mg、0.47mmol)から出発し、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(82μl、0.47mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(94mg、0.47mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(240μl、2.33mmol)およびトリエチルアミン(97μl、0.70mmol)を使用して、例117について記載した通りに、例150を合成する。粗製物を水とEtOAcとに分配する;有機層を分離し、減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(33mg、収率15%)を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 2.91分
MS (APCI+): m/z = 458 [M+H]
+
【0361】
(例151)(ラセミ混合物)
【化210】
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【0362】
1mlの無水DMSOに溶解した例44c(100mgの対応する塩酸塩、0.25mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−ピリミジン(55mg、0.30mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(129μl、0.75mmol)の溶液を、マイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する。粗製物を分取HPLC−MSにより精製し、得られた不純な中間体を0.9mlの無水トルエン中に懸濁させる;シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(37mg、0.25mmol)、ブチルジ−1−アダマンチルホスフィン(3mg、0.01mmol)、酢酸パラジウム(1mg、0.01mmol)、炭酸セシウム(245mg、0.75mmol)および0.1mlの水を添加し、反応混合物をマイクロ波反応器内100℃で2時間加熱する。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDMF中に懸濁させ、濾過し、分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(18.7mg、収率14%)を得る。
HPLC-MS (方法16): Rt = 4.63分
MS (ES+): m/z = 515 [M+H]+
【0363】
(例152)(ラセミ混合物)
【化211】
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【0364】
例44bの代わりの例44m(90mg、0.23mmol)から出発し、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(40μl、0.23mmol)、1,1−ジブロモホルムアルドキシム(46mg、0.23mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン(117μl、1.14mmol)およびトリエチルアミン(39μl、0.27mmol)を使用して、例117について記載した通りに、例152を合成する。粗製物を水とEtOAcとに分配し、有機層を分離し、減圧下で濃縮する。残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 1:1〜100%EtOAcを使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、不純な表題化合物を得、これを分取HPLC−MSによりさらに精製して、5mg(収率4%)の純粋な生成物を得る。
HPLC-MS (方法14): R
t = 6.82分
MS (APCI+): m/z = 532 [M+H]
+
【0365】
(例153)(ラセミ混合物)
【化212】
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例55aの代わりの例48b(80mg、0.72mmol)、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロアセトン(58μl、0.55mmol)、3mlのtert−ブチルアルコール(butylacohol)から出発し、80℃で16時間加熱して、例116について記載した通りに、例153を合成する。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、溶離液としてシクロヘキサン/EtOAc 1:1〜100%EtOAcを使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(36mg、収率35%)を得る。
HPLC-MS (方法14): R
t = 6.58分
MS (APCI+): m/z = 532 [M+H]
+
【0366】
(例154)(ラセミ混合物)
【化213】
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例44kの代わりの例44m(塩酸塩として、100mg、0.19mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾール(54mg、0.29mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(133μl、0.77mmol)および1mlの無水DMSOから出発して、例1について記載した通りに、例154を合成する;反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で30分間加熱する;粗製物を分取HPLC−MSにより精製して、表題化合物(98mg、収率93%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.72分
MS (ES+): m/z = 549 [M+H]
+
【0367】
キラル固定相を使用するHPLCにより、エナンチオマーを得る。
分離のための方法:
HPLC装置タイプ:Waters600ポンプ;カラム:DaicelキラルパックIA、5.0μm、250mm×20mm;方法:溶離液 ヘキサン/IPA 70:30;流速:15mL/分、温度:25℃;UV検出:230nm
キラルHPLCによる分離の例:
分離に供するもの:上記の通りに調製した75mgの例154;
得られるもの:30mgのエナンチオマー1(例155)および30mgのエナンチオマー2(例156)
【0368】
【化214】
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【0369】
【表17】
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【0370】
(例157)(ラセミ混合物)
【化215】
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1mlの無水DMSO中の例44kの代わりの例44b(40mg、0.11mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(20μl、0.16mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(73μl、0.42mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例157を合成する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、27mg(収率52%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法5): R
t = 3.11分
MS (APCI+): m/z = 486 [M+H]
+
【0371】
(例158)(ラセミ混合物)
【化216】
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1mlの無水DMSO中の例44kの代わりの例44n(30mg、0.08mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(20μl、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(55μl、0.32mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例158を合成する。反応混合物をマイクロ波反応器内150℃で1.5時間加熱し、粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、26mg(収率60%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法4): R
t = 6.97分
MS (APCI+): m/z = 488 [M+H]
+
【0372】
(例159)(ラセミ混合物)
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
1mlの無水DMSO中の例44kの代わりの例44n(30mg、0.08mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(22mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(55μl、0.32mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例159を合成する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、23mg(収率55%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法4): R
t = 6.94分
MS (APCI+): m/z = 489 [M+H]
+
【0373】
(例160)(ラセミ混合物)
【化218】
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【0374】
1mlの無水DMSO中の例44kの代わりの例44n(40mg、0.11mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの代わりの2−クロロ−5−トリフルオロメチル−(1,3,4)−チアジアゾール(30mg、0.16mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(73μl、0.42mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例160を合成する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製して、28mg(収率50%)の表題化合物を得る。
HPLC-MS (方法4): R
t = 6.43分
MS (APCI+): m/z = 495 [M+H]
+
【0375】
(例161)(ラセミ混合物)
【化219】
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1mlの無水DMSO中の例44kの代わりの例44n(35mg、0.09mmol)、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−ピリミジンの代わりの3−クロロ−6−トリフルオロメチル−ピリダジン(25mg、0.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(64μl、0.37mmol)から出発して、例1について記載した通りに、例161を合成する。粗生成物を分取HPLC−MSにより精製し、蒸発ステップ中にジオキサン中HClの溶液を添加して、30mg(収率62%)の対応する塩酸塩を得る。
HPLC-MS (方法4): R
t = 6.20分
MS (APCI+): m/z = 489 [M+H]
+