特許第6483405号(P6483405)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6483405特注品注文システム及びこれに用いられる受付サーバ並びに特注品注文プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6483405
(24)【登録日】2019年2月22日
(45)【発行日】2019年3月13日
(54)【発明の名称】特注品注文システム及びこれに用いられる受付サーバ並びに特注品注文プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20190304BHJP
   G06T 19/00 20110101ALI20190304BHJP
【FI】
   G06Q30/06 320
   G06Q30/06 340
   G06T19/00 600
【請求項の数】5
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-224578(P2014-224578)
(22)【出願日】2014年11月4日
(65)【公開番号】特開2016-91272(P2016-91272A)
(43)【公開日】2016年5月23日
【審査請求日】2017年11月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】301071022
【氏名又は名称】野崎 淳夫
(73)【特許権者】
【識別番号】511240357
【氏名又は名称】暮らしの科学研究所株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085040
【弁理士】
【氏名又は名称】小泉 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】野崎 淳夫
【審査官】 原 忠
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−209827(JP,A)
【文献】 特開平11−120219(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G06T 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と受付サーバとをネットワークを介して接続し、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付ける特注品注文システムであって、
前記受付サーバは、
特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段と、
特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブルと、
この要素テーブルから選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段と、
認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段と、
この表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段と、
特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能な要素性能算出手段と、を備え
前記要素性能算出手段の算出結果に適合するように要素を選択し、
前記ユーザ端末は、表示画面及びこの表示画面に表示させる画面表示制御手段を有し、
前記画面表示制御手段は、
前記特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄と、
前記特注品の要素テーブルを参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄と、
前記サイズ情報入力欄及び特注項目情報入力欄に入力された情報に基づいて前記表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄と、
表示モデル参照欄にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄と、を表示させることを特徴とする特注品注文システム。
【請求項2】
請求項1記載の特注品注文システムのうち、特注品の設置場所が予め決められている態様において、
受付サーバは、特注品の設置場所が認識可能なデジタル写真を取り込む設置情報入力手段を有し、
前記表示モデル作成手段は、前記設置情報入力手段にて入力された設置場所を背景画像として作成された表示モデルを設置するものであることを特徴とする特注品注文システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の特注品注文システムのうち、特注品の3次元サイズ寸法が設置場所スペースにて制約されるものにおいて、
ユーザ端末のサイズ情報入力欄は、特注品の設置場所スペースの寸法情報を入力するものであることを特徴とする特注品注文システム。
【請求項4】
ユーザ端末とネットワークを介して接続され、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付ける特注品注文システムで用いられる受付サーバであって、
特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段と、
特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブルと、
この要素テーブルから選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段と、
認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段と、
この表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段と、
特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能な要素性能算出手段と、を備え
前記要素性能算出手段の算出結果に適合するように要素を選択し、
前記ユーザ端末は、表示画面及びこの表示画面に表示させる画面表示制御手段を有し、
前記画面表示制御手段は、
前記特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄と、
前記特注品の要素テーブルを参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄と、
前記サイズ情報入力欄及び特注項目情報入力欄に入力された情報に基づいて前記表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄と、
表示モデル参照欄にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄と、を表示させ、
当該ユーザ端末とネットワークを介して接続することで特注品注文システムを構築することを特徴とする受付サーバ。
【請求項5】
ユーザ端末と受付サーバとをネットワークを介して接続し、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付ける特注品注文システムに用いられるコンピュータを、
前記受付サーバには、
特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段と、
特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブルと、
この要素テーブルから選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段と、
認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段と、
この表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段と
特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能で、算出結果に適合するように要素を選択可能な要素性能算出手段として機能させ、
前記ユーザ端末の表示画面には、
前記特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄と、
前記特注品の要素テーブルを参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄と、
前記サイズ情報入力欄及び特注項目情報入力欄に入力された情報に基づいて前記表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄と、
表示モデル参照欄にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄と、を表示させる画面表示制御手段として機能させるための特注品注文プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの要請に沿った特注品を注文する特注品注文システムに係り、特に、ウェブ環境を利用した特注品注文システム及びこれに用いられる受付サーバ並びに特注品注文プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ウェブ環境を利用した市販商品の注文システムは広く利用されている。
例えば特許文献1に示すように、ウェブ(web)環境において印刷カタログから作成された電子カタログをweb端末により参照し、webショッピングを行うweb端末、及び、電子カタログを構成する商品情報データベースを持つwebサーバとによって構成される電子カタログシステムが既に提供されている。
しかしながら、ユーザの要請に沿った特注品については市販商品の注文システムをそのまま利用するのは困難である。
従来、ウェブ環境を利用した特注品注文システムとしては例えば特許文献2ないし4に記載のものが既に知られている。
特許文献2には、ユーザが自宅の端末を利用して、好みに合った花束を立体的にデザインし、デザインしたものを発注するオリジナル花束注文システムが開示されている。
特許文献3には、画面上において完成品のイメージ及び金額をリアルタイムで確認しながら、カラー、材質、パーツ仕様等のデザイン条件を選択してオリジナル仕様のエレキギターをデザインして注文するシステムが開示されている。
特許文献4には、ホームページを利用した洋服衣服のオーダーメイド販売で、ホームページのデータベースからオーダーするシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3978378号公報(発明の実施の形態,図1
【特許文献2】特開2005−4441号公報(発明の実施の形態,図5
【特許文献3】特開2008−9720号公報(発明を実施するための最良の形態,図2
【特許文献4】特開2005−31710号公報(実施例)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この種の特注品注文システム(特許文献2〜4参照)にあっては、ユーザの要請に応じて3次元サイズが異なる特注品に対し、異なる特注項目を付与するような場合には、ユーザの要請にそぐわない結果につながる懸念がある。
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、3次元サイズ及び特注項目が夫々異なる特注品を簡単且つ迅速に注文することが可能な特注品注文システム及びこれに用いられる受付サーバ並びに特注品注文プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は、ユーザ端末と受付サーバとをネットワークを介して接続し、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付ける特注品注文システムであって、前記受付サーバは、特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段と、特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブルと、この要素テーブルから選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段と、認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段と、この表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段と、特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能な要素性能算出手段と、を備え、前記要素性能算出手段の算出結果に適合するように要素を選択し、前記ユーザ端末は、表示画面及びこの表示画面に表示させる画面表示制御手段を有し、前記画面表示制御手段は、前記特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄と、前記特注品の要素テーブルを参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄と、前記サイズ情報入力欄及び特注項目情報入力欄に入力された情報に基づいて前記表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄と、表示モデル参照欄にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄と、を表示させることを特徴とする特注品注文システムである。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る特注品注文システムのうち、特注品の設置場所が予め決められている態様において、受付サーバは、特注品の設置場所が認識可能なデジタル写真を取り込む設置情報入力手段を有し、前記表示モデル作成手段は、前記設置情報入力手段にて入力された設置場所を背景画像として作成された表示モデルを設置するものであることを特徴とする特注品注文システムである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る特注品注文システムのうち、特注品の3次元サイズ寸法が設置場所スペースにて制約されるものにおいて、ユーザ端末のサイズ情報入力欄は、特注品の設置場所スペースの寸法情報を入力するものであることを特徴とする特注品注文システムである
【0008】
請求項に係る発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続され、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付ける特注品注文システムで用いられる受付サーバであって、特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段と、特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブルと、この要素テーブルから選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段と、認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段と、この表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段と、特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能な要素性能算出手段と、を備え、前記要素性能算出手段の算出結果に適合するように要素を選択し、前記ユーザ端末は、表示画面及びこの表示画面に表示させる画面表示制御手段を有し、前記画面表示制御手段は、前記特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄と、前記特注品の要素テーブルを参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄と、前記サイズ情報入力欄及び特注項目情報入力欄に入力された情報に基づいて前記表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄と、表示モデル参照欄にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄と、を表示させ、当該ユーザ端末とネットワークを介して接続することで特注品注文システムを構築することを特徴とする受付サーバである。
【0009】
請求項に係る発明は、ユーザ端末と受付サーバとをネットワークを介して接続し、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付ける特注品注文システムに用いられるコンピュータを、前記受付サーバには、特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段と、特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブルと、この要素テーブルから選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段と、認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段と、この表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段と、特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能で、算出結果に適合するように要素を選択可能な要素性能算出手段として機能させ、前記ユーザ端末の表示画面には、前記特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄と、前記特注品の要素テーブルを参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄と、前記サイズ情報入力欄及び特注項目情報入力欄に入力された情報に基づいて前記表示モデル作成手段にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄と、表示モデル参照欄にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄と、を表示させる画面表示制御手段として機能させるための特注品注文プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、3次元サイズ及び特注項目が夫々異なる特注品を簡単且つ迅速に注文することに加え、特注品の本来的性能を良好に保つことができる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、設置場所に特注品を設置した状態の適否を的確に確認することができる。
請求項3に係る発明によれば、予め決められた設置場所に特注品を設置するに当たり、特注品の設置場所スペースの最大寸法を的確に把握することができる
請求項に係る発明によれば、3次元サイズ及び特注項目が夫々異なる特注品を簡単且つ迅速に注文することに加え、特注品の本来的性能を良好に保つことが可能な特注品注文システムの受付サーバを容易に構築することができる。
請求項に係る発明によれば、3次元サイズ及び特注項目が夫々異なる特注品を簡単且つ迅速に注文することに加え、特注品の本来的性能を良好に保つことが可能な特注品注文システムを容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明が適用された特注品注文システムの実施の形態の概要を示す説明図である。
図2】実施の形態1に係る特注品注文システムの全体構成を示す説明図である。
図3】(a)は実施の形態1に係る特注品注文システムを用いて特注品である空気清浄機を注文する状況を示す説明図、(b)は特注品である空気清浄機の概略構成例を示す説明図である。
図4】(a)は実施の形態1で用いられる受付サーバの制御部の構成例を示す説明図、(b)は受付サーバのデータベース内の「注文品特定項目」の一例を示す説明図である。
図5】実施の形態1に係る特注品注文システムによる注文品特定処理過程を示すフローチャートである。
図6】実施の形態1に係る特注品注文システムによる注文確定処理過程を示すフローチャートである。
図7】実施の形態1に係る特注品注文システムによる処理内容を模式的に示す説明図である。
図8】実施の形態2に係る特注品注文システムの要部を示す説明図である。
図9】実施の形態3に係る特注品注文システムの要部(他の特注品への適用例)を示す説明図である。
図10】実施の形態4に係る特注品注文システムの全体構成を示す説明図である。
図11】実施の形態4に係る特注品注文システムによる処理内容を模式的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
◎実施の形態の概要
図1は本発明が適用される特注品注文システムの実施の形態の概要を示す説明図である。
同図において、特注品注文システムは、ユーザ端末1と受付サーバ2とをネットワーク3を介して接続し、ユーザの要請に合った特注品の注文を受け付けるものであって、受付サーバ2は、特注品の3次元サイズを認識するサイズ認識手段4と、特注品を特定する複数の要素に対し夫々選択可能な項目を予め割り付けた要素テーブル5と、この要素テーブル5から選択された各要素項目を特注品の特注項目として認識する特注項目認識手段6と、認識された特注品の3次元サイズ及び特注項目に合致した特注品表示モデルを作成する表示モデル作成手段7と、この表示モデル作成手段7にて作成された特注品表示モデルに対する注文を決定するか否かを確認する注文確認手段8と、を備え、ユーザ端末1は、表示画面10及びこの表示画面10に表示させる画面表示制御手段11を有し、画面表示制御手段11は、特注品の3次元サイズを特定するためのサイズ情報入力欄12と、特注品の要素テーブル5を参照しながら特注品の特注項目を特定するための特注項目情報入力欄13と、サイズ情報入力欄12及び特注項目情報入力欄13に入力された情報に基づいて表示モデル作成手段7にて作成された特注品表示モデルを参照するための表示モデル参照欄14と、表示モデル参照欄14にて参照した特注品表示モデルに対する注文を決定する注文決定欄15と、を表示させるものである。
このような技術的手段において、特注品の対象としては、家具、空気清浄機等の家電製品、衣服などの服飾品を始めとして、特注品(特別注文による製品)になじむものであれば広く含む。
また、本システムは、ユーザ端末1と受付サーバ2(Web上での受付機能手段に相当)とを備え、受付サーバ2、ユーザ端末1に注文する上で必要な要件を具現化するようにしたものである。
【0013】
ここで、本実施の形態で用いられる代表的態様又は好ましい態様について説明する。
先ず、特注品注文システムのうち、特注品の設置場所が予め決められている態様においては、注文品の設置場所を考慮した態様として、受付サーバ2は、特注品の設置場所が認識可能なデジタル写真を取り込む設置情報入力手段(図示せず)を有し、表示モデル作成手段7は、設置情報入力手段にて入力された設置場所を背景画像として作成された表示モデルを設置するものである態様が挙げられる。
本態様では、設置情報入力手段は、特注品の設置場所が認識可能なデジタル画像を取り込むものであればよく、ユーザがデジタルカメラ等で撮影したデジタル画像ファイルを利用することが可能である。また、表示モデル作成手段7は、設置場所の背景画像に表示モデルを設置するものであるから、ユーザが表示モデル参照欄14にて表示モデルを参照するときに予定している設置場所に設置された状態をイメージすることが可能である。
【0014】
また、特注品が例えば家具や空気清浄機等の家電製品のように、特注品の設置場所が予め決められている態様では、特注品の3次元サイズ寸法が設置場所スペースにて制約されるものにおいて、ユーザ端末1のサイズ情報入力欄12は、特注品の設置場所スペースの寸法情報を入力するものである態様が挙げられる。本例において、設置場所スペースの寸法情報については、サイズ認識手段4で認識可能であれば、採寸することで寸法を直接入力してもよいし、あるいは、特注品の設置場所についてサイズ認識可能なように基準寸法器(基準となる寸法を示す器具)と共に撮影する等適宜選定して差し支えない。
更に、特注品を構成する要素を選択するに当たり、どの程度の要素性能を要するか否かを容易に判定するという観点からすれば、受付サーバ2は、特注品を構成する要素の少なくとも一部の性能が他の特注項目情報から算出可能な要素性能算出手段を有し、この要素性能算出手段の算出結果に適合するように要素を選択する態様が好ましい。つまり、特注品の要素を選択する際に要素性能による制約を受ける場合があり得る。例えばルーバ等の種類に応じて必要となるファンの容量が相違する。このような場合には、要素性能算出手段の算出結果に適合するように要素を選択し、要素の性能を確保することが好ましい。
【0015】
また、本実施の形態では、特注品注文システムは、ユーザ端末1と受付サーバ2とを備えたものであるが、受付サーバ2が例えば日本に設置され、ユーザ端末1が別の国からのアクセスによる場合のように、複数の国に跨って本件システムが構築された態様では、特注品注文システムで用いられる受付サーバ2が設置されていれば、この受付サーバ2の存在から特注品注文システムが容易に想定することは可能である。
また、この種の特注品注文システムを構築するには、受付サーバ2及びユーザ端末1の各機能を実行するコンピュータに対し各機能を実行させる特注品注文プログラムをインストールするようにすればよい。
【0016】
◎実施の形態1
−特注品注文システムの全体構成−
図2は実施の形態1に係る特注品注文システムの全体構成を示す説明図である。
同図において、特注品注文システムは、各ユーザ端末20(具体的には20a〜20c)と受付サーバ30をネットワーク40を介して接続し、ユーザの要請に合った特注品としての空気清浄機の注文を受け付けるものである。
この種の空気清浄機は、通常各種メーカーにて製造された既製品の中からユーザが好みに応じて選択されるものが主流であるが、この場合には、既製品が設置可能な設置スペースを探して当該既製品を設置するということが通常行われている。
しかしながら、例えば設置スペースが限られたスペースしかない等の理由で既製品の空気清浄機は設置できないが、この限られたスペースを有効に利用して空気清浄機の特注品を設置したいという要望が叫ばれている。本例は、このような要望に応えた特注品注文システムである。
【0017】
本実施の形態において、ユーザ端末20(20a〜20c)は各ユーザが所有するパーソナルコンピュータ(スマートフォン等の移動型携帯端末などを含む)であり、また、受付サーバ30は業務用又はパーソナルコンピュータからなり、特注品(本例では空気清浄機)を注文するためのプログラムが予めインストールされ、各種データを格納する記憶部31と、この記憶部31に格納された‘特注品注文プログラム’を実行する制御部32と、この制御部32による演算結果を含む各種情報を表示する表示部33と、ユーザ端末20とネットワーク40を介して情報通信する通信部34と、記憶部31、制御部32、表示部33及び通信部34に対して各種信号が与えられるように操作する操作部35と、を備えている。
本例では、受付サーバ30の制御部32は‘特注品注文プログラム’を実行するものであり、ユーザ端末20にはネットワーク40を介して受付サーバ30からの制御信号やデータ信号を送受信するようにしてもよいし、あるいは、‘特注品注文プログラム’のうち、ユーザ端末20に係わる部分を一次的にダウンロードさせ、ユーザ端末20と受付サーバ30とを機能分離した状態で動作させるようにしても差し支えない。
【0018】
本実施の形態では、‘特注品注文プログラム’は、予め決められた設置スペースに収容可能な特注品としての空気清浄機50を注文するに当たり、図3(a)(b)に示すように、空気清浄機50の大きさ、デザイン、性能を特定することを可能とするように構築されている。
例えば図3(a)に示すように、家具41、書棚42、家電製品(図示せず)などの設置状態から空気清浄機50の設置スペースが限られてしまう場合には、その設置スペースに対応した大きさの寸法(高さ×幅×奥行)を決め、また、設置周辺の環境(家具41,書棚42)と整合するように空気清浄機50のデザインA,B…を決め、更には、部屋の広さや部屋の構造などの条件から空気清浄機50に必要とする性能を決めることが必要である。
本例における空気清浄機50は、空気清浄機能を具備した単体型は勿論、この空気清浄機能を一部に組み込んで家具を兼用する家具兼用型なども広く含むものである。
【0019】
−空気清浄機−
図3(b)は家具兼用型の空気清浄機50の一例を示す。
同図において、この種の空気清浄機50は、清浄機筐体51と、この清浄機筐体51を載置する家具筐体52とを備えている。
本例では、清浄機筐体51には空気流通路53が形成されており、この空気流通路53の入口開口53aには入口ルーバ54が設けられると共に、空気流通路53の出口開口53bには出口ルーバ55が設けられ、更に、空気流通路53の途中には空気清浄用の清浄フィルタ56が配設されると共に、空気流通路53内に空気を吸引するための吸引ファン57が配設されている。
ここで、清浄フィルタ56としては、例えば目の粗いプレフィルタ、細かな粉塵除去用の粉塵除去フィルタなどを多段に配列した態様が採用されている。尚、清浄フィルタ56のフィルタ要素としては、プレフィルタや粉塵除去フイルタに限られるものではなく、例えば揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compoundsの略)などの有害ガスを捕集するガス除去フィルタや、花粉等のアレルゲンの要因物質を除去するアレルゲン除去フィルタなど適宜選定して差し支えない、また、清浄フィルタ56は、複数のフィルタ要素を一体的に積層した構成であってもよいし、各フィルタ要素を別個に多段配列する構成であってもよい。
また、家具筐体52は複数(本例では3つ)の区画室521に区画されており、例えば下側の区画室521に開閉可能な家具扉58を設けると共に、その上側の区画室521には引出可能な一若しくは複数(本例では2つ)の引出し59を設けたものである。
【0020】
−制御部−
本実施の形態において、制御部32は、図4(a)に各種処理を実行するための各種データが格納されるデータベースDBから必要なデータを抽出して記憶部31に記憶し、記憶部31に記憶されたデータを用いて注文品特定処理60(図5参照)及び注文確定処理65(図6参照)を実施するようになっている。
本例では、注文品特定処理60は、図4(b)に示すように、予め決められた注文品特定項目である(0)基本デザイン、(1)寸法(高さ×幅×奥行)、(2)空気清浄の対象物質、(3)対象物質の除去性能、(4)出口ルーバ55を構成するガラリ材質、(5)出口ルーバ55を構成するガラリサイズ、(6)清浄機筐体51の色、(7)ファン容量……を特定する処理である。
この注文品特定項目としては注文品を特定する上で必要な基本項目((0)〜(7))に加えて、ユーザの個性的な要望に応えた特注項目が必要に応じて列挙されている。
【0021】
<注文品特定処理>
注文品特定処理60としては例えば図5に示すフローで実施される。
先ず、ユーザがユーザ端末20を用い、ウェブブラウザ(WWW(World Wide Webの略)の利用に供するブラウザ)にて注文URLにアクセスする。
すると、受付サーバ30は、ユーザからのアクセスに対応して‘ユーザ登録’を実施する。ここで、ユーザ登録とは、ユーザの氏名(名称)、住所などユーザを特定する情報を登録し、ユーザに対してパスワードを付与する。
この‘ユーザ登録’が完了すると、受付サーバ30は‘注文票発行61(図4(a)参照)’の処理を行い、注文票をユーザ端末20に送信し、これに伴って、ユーザ端末20では注文票が表示される。尚、この注文票には、ユーザ登録された情報が反映されている。
そして、ユーザは、ユーザ端末20上の注文票に対して注文品として家具兼用型の空気清浄機50を指定する。
【0022】
この状態において、受付サーバ30は、ユーザ端末20からの注文品の指定情報に基づいて記憶部31のデータベースDBを検索し、注文品情報をユーザ端末20に送信する。
本例では、注文品情報として、(a)注文品候補画像、(b)特定項目リストが挙げられる。ここでいう注文品候補画像とは、注文品の指定情報に基づいて、データベースDBに格納されているものが閲覧可能に送信され、また、特定項目リストは注文品を特定する上で必要なリストが数値入力可能な状態又は選択可能な状態で送信されるようになっている。なお、注文品候補画像については、特に指定しなければ、データベースDBに格納されているデータ画像の全てを閲覧することが可能であるが、閲覧数を予め指定することで、例えばユーザの注文履歴の人気傾向の高い順位から指定された数の閲覧数に絞るなど適宜選定して差し支えない。
【0023】
受付サーバ30からこの種の注文品情報が送信されると、図7に示すように、ユーザ端末20の表示画面中の注文票には、「注文品表示画面」として、「注文品候補画像A」、「注文品候補画像B」、「注文品候補画像C」……が表示され、また、「注文品候補画像A」……の対応要素には「特定項目リスト」が表示される。
この状態において、ユーザは、ユーザ端末20の表示画面中の注文票において、「注文品候補画像A」、「注文品候補画像B」、「注文品候補画像C」……の中から気に入ったデザイン、例えば「注文品候補画像A」を選択し、更に、「注文品候補画像A」に対して「特定項目リスト」の中から注文品の特定項目を選択する。
図7の例では、
(1)寸法(高さ×幅×奥行):1200mm×600mm×400mm
(2)空気清浄の対象物質:ホルムアルデヒド、VOC、臭気物質、タバコ煙
(3)対象物質の除去性能:大
(4)出口ルーバ55を構成するガラリ材質:木
(5)出口ルーバ55を構成するガラリサイズ:極細
(6)清浄機筐体51の色:木目
(7)ファン容量:X
本例では、「(7)ファン容量」については、一般的なユーザにとって具体的にどの程度要するかを選択することは困難であるので、自動計算にて算出する方式が採用されている。この方式は、ファン容量以外の他の条件(主として除去性能の大小、ガラリサイズ)に依存して予め決められた演算式に基づいて空気流通路の圧力損失が自動計算され、この圧力損失に損なわれないようにファン容量Xとして必要不可欠なレベル値が自動計算されるようになっている。
ここで、本例で用いられる演算式は以下の通りである。
【0024】
ユーザが、ユーザ端末20の表示画面における注文票において、(a)注文品候補画像、(b)注文品特定項目の選択作業を完了すると、図示外の完了ボタンを押すことで、当該注文品選択情報を受付サーバ30へと送信する。
すると、受付サーバ30は、受信された注文品選択情報に基づいて‘注文品作像62’(図4(a)参照)の処理を行い、選択された注文品候補画像Aに選択された特定項目情報のパーツを付加した注文品画像を作成する。
このとき、‘注文品作像62’の処理は、記憶部31に予めインストールされた3次元作像プログラムを実行し、一連の作像処理を実施するものである。
この後、受付サーバ30は作成された注文品画像をユーザ端末20に送信する。この状態において、ユーザ端末20の表示画面には注文品画像が表示される。
本例では、注文品画像は3次元表示で表示され、表示画面中の操作画面を操作することで、注文品画像の視認方向を略全方向的に変化させることが可能になっており、ユーザは指定した任意の視認方向から注文品画像を視認することができる。
【0025】
<注文確定処理>
この後、制御部32は注文確定処理65を実施する。
前述したように、ユーザ端末20の表示画面に注文品画像が表示されると、当該表示画面には「注文品画像の変更の有無」についての図示外の確認ボタンが表示される。
この状態において、ユーザが確認ボタンにて「注文品画像の変更有り」を操作すると、ユーザ端末20の表示画面には、最初に作成された注文品画像に加えて、「注文品候補画像」及び「特定項目リスト」が表示され、ユーザは、表示画面の注文票において、注文品画像の変更点、つまり、「注文品候補画像」及び「特定項目」の少なくともいずれかの変更点を選択して、注文品画像の変更指示を操作する。
すると、受付サーバ30には注文品画像の変更情報が送信され、受付サーバ30は、注文品画像の変更情報に基づいて記憶部31のデータベースDBを検索し、注文品作像プログラムに従って注文品画像を修正し、修正された注文品画像を送信する。この状態において、ユーザ端末20の表示画面には修正された注文品画像が再表示される。
この段階で、ユーザが未だ注文品画像を変更したい要望がある場合には、前述したような一連の注文品画像の変更処理が行われる。
一方、ユーザが最初に作成された注文品画像、あるいは、修正後の注文品画像を確定したいという要望がある場合には、ユーザ端末20の表示画面に表示される「注文品画像の変更の有無」についての確認ボタンにて「注文品画像の変更無し」を操作すればよく、この操作によって、ユーザ端末20から受付サーバ30に注文品画像の確定指示が送信される。
【0026】
すると、受付サーバ30は、記憶部31に予め格納されている価格決定プログラムを実行することで注文品画像に相当する注文品の価格を算出すると共に、記憶部31に予め格納されている配送スケジュール管理プログラムを実行することで注文品の配送予定日等を算出する。
そして、受付サーバ30は、算出された注文品の各情報をユーザ端末20へと送信する。すると、ユーザ端末20の表示画面には算出された注文品の各情報が表示される。
この状態において、ユーザは、表示画面中の注文確定ボタン(図示せず)を操作することで注文を確定する。
なお、注文を確定しない場合には、表示画面中のキャンセルボタン(図示せず)を操作すればよく、このキャンセルボタンを操作すると、本例では、一連の注文品画像の変更処理が可能な表示画面に移行する。
ユーザ端末20にて注文確定ボタンを操作すると、その後、ユーザは、注文票において、代金支払方法を指定した後、受付サーバ30に注文要求を送信する。
この状態において、受付サーバ30は、ユーザ端末20からの注文要求を受信し、ユーザ端末20に対して注文完了通知を送信すると共に、関係部署に対して注文品の配送準備処理を実施する。
【0027】
◎実施の形態2
図8は実施の形態2に係る特注品注文システムの要部を示す説明図である。
同図において、実施の形態2に係る特注品注文システムの基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、特注品を設置するための設置場所に関する情報がユーザ端末20から受付サーバ30に提供可能な機能を付加したものである。尚、実施の形態1と同様な符号は同様な符号を付してここではその詳細を省略する。
本実施の形態では、ユーザは、例えばデジタルカメラ等の撮像器具70を用いて特注品としての例えば家具兼用型の空気清浄機50の設置場所を撮影し、ユーザ端末20の図示外の記憶部の予め決められた部位に撮影写真を保存しておく。
この状態において、ユーザ端末20の表示画面の<注文品特定処理>の過程では、設置場所情報有無71の選択ボタン(図示せず)を操作することで、設置場所情報有無71が判別され、「設置場所情報有り」を選択した場合には、注文票の「設置場所情報表示欄」に設置場所の撮影写真が取り込まれ、ユーザが選択した注文品候補画像及び特定項目の情報と共に注文票に入力された各情報がネットワーク40を介して受付サーバ30へと送信される。
【0028】
そして、受付サーバ30は、ユーザ端末20から送信された注文票の各情報に基づいて注文品画像を作成すると共に、設置場所の撮影画像を注文品画像の背景画像として貼り込み、背景画像付きの注文品画像をユーザ端末20へと送信する。
このため、本実施の形態では、ユーザは、ユーザ端末20の表示画面中で設置場所の背景画像と共に注文品画像を視認することが可能になり、設置場所に注文品を設置した状態を擬似的に体感することで、設置場所に対する注文品の色合い等をより細かく判断することができる。
更に、ユーザが注文品画像の良否の判断に悩んでしまう状況も想定されるが、このような状況を配慮し、注文票の中で、相談員要求有無の選択ボタン(図示せず)を操作することで、相談員要求有無72が判断され、「相談員要求有り」を選択した場合には、受付サーバ30に「相談員要求有り」の情報が送信され、受付サーバ30は注文品に適した相談員手配処理を実施し、ユーザ端末20からの注文に対し適した相談員を割り当てる。
この状態において、例えばユーザ端末20と受付サーバ30との間で相互に面談可能な機能を備えていれば、表示画面中にユーザUと相談員(コーディネータ)Cとを内蔵カメラ等で映し出し、話合い可能な形で面談するようにしてもよい。なお、ユーザ端末20側にこのような面談機能が付属されていない場合には、相談員Cは携帯電話等の携帯端末81を利用し、通信回線80を介してユーザUの携帯端末82と通話するようにしてもよい。
このように、ユーザUが相談員Cを要求した場合には、例えばユーザ端末20の表示画面と、相談員Cの使用する相談員端末(受付サーバ30又は受付サーバ30と連動する端末)の表示画面とを同期させ、ユーザU又は相談員Cによる注文品画像の特定処理がユーザ端末20又は相談員端末の両表示画面に同期して表示されるようにしておけば、相談員Cからのアドバイスが注文品画像に直接的に反映させることが可能になり、その分、ユーザUと相談員Cとの連携がし易いという利点がある。
このように、相談員Cの要求があった場合には、ユーザUと相談員Cとの意思の疎通に不都合が生じないように、相談員CのアドバイスについてユーザUが了承したことを確認するコーディネート確認処理73を実施することが好ましい。
【0029】
◎実施の形態3
図9は実施の形態3に係る特注品注文システムの要部を示す説明図である。
本実施の形態において、特注品注文システムの基本的構成は、実施の形態1又は2と略同様な構成であるが、実施の形態1又は2とは異なる注文品への適用例を示す。
本例では、特注品としての注文品は家具90であり、この家具90についての注文品特定項目としては、(0)デザイン形状のほかに、以下の特定項目リストが挙げられる。
図9の例では、
(1)寸法(高さ×幅×奥行):1800mm×1200mm×400mm
(2)扉:窓無し扉のデザイン
(3)扉の色:木目
(4)引出し:なし
(5)材質:無垢
の項目にて特定されている。
本実施の形態では、実施の形態1又は2と略同様な処理過程を経て、特注品である家具90が注文される。
【0030】
◎実施の形態4
図10は実施の形態4に係る特注品注文システムの要部を示す説明図である。
同図において、特注品注文システムの基本的構成は、実施の形態2と略同様に、ユーザ端末20と受付サーバ30とをネットワーク40を介して通信可能としたものであるが、実施の形態2と異なり、特注品として服飾品100(図11参照)を注文可能としたものである。
本実施の形態において、特注品注文システムは図示外のコンピュータによって制御されており、このコンピュータの制御部は、各種処理を実行するための各種データが格納されるデータベースDBとして、ユーザの氏名、住所、身体的サイズ情報や好みなどの参考情報が格納されたユーザDBと、服飾品100の情報が予め決められたパーツ毎に格納された服飾DBとを用意し、これらのデータベースDBから必要なデータを抽出して受付サーバ30の図示外の記憶部に記憶し、ユーザ端末20の表示画面の注文票に情報入力することにより、記憶部に記憶されたデータを用いて注文品特定処理160及び注文確定処理165を実施するようになっている。
【0031】
本例では、ユーザは、先ずユーザ登録を行うことが必要であり、ユーザ登録としては、氏名、住所の情報に加えて、服飾品100を注文する上で必要になるユーザ本人の身体各部のサイズ情報を記入した状態で、ユーザ端末20から受付サーバ30へと送信する。更に、ユーザ登録に当たり、例えばデジタルカメラ等の撮影器具170にて本人自身を撮影し、ユーザ端末20の図示外の記憶部の予め決められた部位に撮影写真を保存し、ユーザ登録するに当たり、本人の撮影写真を添付して受付サーバ30に送信する。
この状態において、受付サーバ30がユーザ登録処理を実施すると、ユーザDBにユーザ端末20へとユーザのパスワード情報を送信する。
なお、ユーザの撮影写真はユーザ端末20を通じて行わなくても差し支えなく、例えば撮影スタジオ180等の撮影器具181を用いて撮影し、インターネット環境を利用して別のユーザ端末(携帯端末なども含む)から受付サーバ30に送信するようにしてもよい。
また、ユーザが服飾品100を注文するに当たって、服飾アドバイザを要求したい場合がある。
本例では、この要請に応えて、ユーザ端末20に送信されてくる注文票に、服飾アドバイザ要求有無150を選択する選択ボタンが設けられ、この選択ボタンを操作することで服飾アドバイザ要求有無150が判別され、「服飾アドバイザ要求有り」が選択された場合には受付サーバ30はこれを受けて服飾アドバイザ呼出処理151を実施し、例えばネットワーク40を介してユーザに対して服飾アドバイザのアドバイスを付与可能にしたものである。
【0032】
図11は服飾品の注文例を示す説明図である。
ユーザ端末20及び受付サーバ30間において、先ず、<注文品特定処理>が実施される。
本例では、<注文品特定処理160>は、注文品デザイン作業処理161とコーディネート確認作業処理162とに分かれている。
ここで、注文品デザイン作業処理161は、ユーザが、ユーザ端末20の表示画面の注文票において、注文品である服飾品100の種類(例えばブラウス)を特定することで、服飾DBに予め格納されている複数の服飾品候補画像を検索し、その中の1つを特定した後、各特定項目、例えば(1)素材、(2)色、(3)えり形状、(4)前面柄、(5)背面柄、(6)袖丈……を候補リストの中から選択すればよい。
この状態において、受付サーバ30は、ユーザが選択した特定項目が付された服飾品画像を作成し、ユーザ端末20に服飾品画像を送信し、ユーザ端末20の表示画面には服飾品画像が表示される。
この段階において、ユーザは、ユーザ端末20の表示画面に表示された服飾品画像を変更するか否かを決め、変更を要しない場合には、作成された服飾品画像を確定する処理を行い、一方、変更を要する場合には、既に作成された服飾品画像に加えて、変更項目を付加した服飾品画像を別途作成し、ユーザ端末20の表示画面の中で既に作成された服飾品画像と変更した服飾品画像とを対比し、最終的にいずれかに特定した後、作成された服飾品画像を確定するようにすればよい。
【0033】
次いで、コーディネート確認作業処理162が実施される。
このコーディネート確認作業処理は、図11に示すように、ユーザDBに格納されているユーザ本人の撮影写真及び身体的サイズ情報に基づいて本人体型モデルMを作成し、かつ、この本人体型モデルMに注文品に相当する服飾品画像を被着させ、更に、服飾品画像以外の服飾品アイテム(アウタアイテム191、パンツアイテム192、スカートアイテム193、シューズアイテム194)が選択可能に表記されたコーディネート画像Gを作成し、受付サーバ30からユーザ端末20へと送信する。
この状態において、ユーザは、ユーザ端末20の表示画面に表示されたコーディネート画像Gを見て、例えばパンツアイテム192やシューズアイテム194として、ユーザ本人の所有物に近いアイテムを選択し、注文品である服飾品画像のコーディネート状態を視認することが可能である。
この段階において、ユーザが服飾品画像の注文を確定する場合には、ユーザ端末20の表示画面において注文を確定する注文確定処理165を行うようにすればよい。
なお、ユーザが服飾品画像の注文を確定しない場合には、表示画面の注文票において、服飾品画像の変更指示を選択することで服飾品画像の変更処理を実施し、変更後の服飾品画像を再表示させた後、コーディネート確認作業処理162を経て注文確定処理165を実施するようにすればよい。
【符号の説明】
【0034】
1…ユーザ端末,2…受付サーバ,3…ネットワーク,4…サイズ認識手段,5…要素テーブル,6…特注項目認識手段,7…表示モデル作成手段,8…注文確認手段,10…表示画面,11…画面表示制御手段,12…サイズ情報入力欄,13…特注項目情報入力欄,14…表示モデル参照欄,15…注文決定欄
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11