(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記スクリーンに現在表示されている画面が変化した場合、前記第2のリフレッシュレートを前記第4のリフレッシュレートに引き上げる第3の調整モジュールをさらに含む、請求項11に記載の装置。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
かかる技術における問題を解決するために、本発明は、リフレッシュレートの調整方法及び装置を提供する。
【0005】
本発明の実施例の第1の態様によれば、
スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出するステップと、
前記スクリーンに現在表示されている画面が前記静的画面である場合、前記スクリーンのバックライト強度を獲得するステップと、
前記バックライト強度に応じて、前記スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいて前記スクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げるステップと、
を含むリフレッシュレートの調整方法を提供する。
【0006】
好ましくは、前記バックライト強度に応じて、前記スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き下げるステップは、
前記バックライト強度に対応し、前記バックライト強度と正の相関関係を有する第2のリフレッシュレートを決定するステップと、
前記スクリーンの現在の前記第1のリフレッシュレートを前記第2のリフレッシュレートに引き下げるステップと、を含む。
【0007】
好ましくは、前記バックライト強度に対応する第2のリフレッシュレートを決定するステップは、
異なるバックライト強度と異なるバックライト電流との関係を記録する第1の対応関係において、前記バックライト強度に対応するバックライト電流を検索するステップと、
異なるバックライト電流と異なる第2のリフレッシュレートとの関係を記録する第2の対応関係において、前記バックライト電流に対応する第2のリフレッシュレートを検索するステップと、を含む。
【0008】
好ましくは、前記スクリーンの現在の前記第1のリフレッシュレートを前記第2のリフレッシュレートに引き下げるステップは、
前記第2のリフレッシュレートに基づき、前記静的画面のデータの転送速度である第1の転送速度を決定し、現在の第2の転送速度を、第2転送速度より低い前記第1の転送速度に調整するステップ、又は、
現在の第2の転送速度でデータを転送するステップ、を含み、
前記データは、前記静的画面のデータである有効データを少なくとも2グループ含み、前記少なくとも2グループの有効データの間には、前記スクリーンに表示されないデータである無効データが少なくとも1グループ挿入され、
前記第2の転送速度は前記第1のリフレッシュレートに対応する。
【0009】
好ましくは、前記第3のリフレッシュレートは前記第1のリフレッシュレートであり、前記方法は、
前記スクリーンに現在表示されている画面が前記静的画面である場合、前記動的フレームレート技術に基づき、前記静的画面に対応する前記第1のリフレッシュレートを決定するステップと、
前記スクリーンの現在の第4のリフレッシュレートを前記第1のリフレッシュレートに引き下げるステップと、
をさらに含む。
【0010】
好ましくは、前記方法は、
前記
スクリーンに現在表示されている画面が変化した場合、前記第2のリフレッシュレートを前記第4のリフレッシュレートに引き上げるステップ、
をさらに含む。
【0011】
本発明の実施例の第2の態様によれば、
スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出する画面検出モジュールと、
前記画面検出モジュールの検出結果が、前記スクリーンに現在表示されている画面が前記静的画面である場合、前記スクリーンのバックライト強度を獲得する強度獲得モジュールと、
前記強度獲得モジュールにより獲得した前記バックライト強度に応じて、前記スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいて前記スクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる第1の調整モジュールと、
を含むリフレッシュレートの調整装置を提供する。
【0012】
好ましくは、前記第1の調整モジュールは、
前記バックライト強度に対応し、前記バックライト強度と正の相関関係を有する第2のリフレッシュレートを決定するリフレッシュレート決定サブモジュールと、
前記スクリーンの現在の前記第1のリフレッシュレートを、前記リフレッシュレート決定サブモジュールにより決定された前記第2のリフレッシュレートに引き下げるリフレッシュレート調整サブモジュールと、を含む。
【0013】
好ましくは、前記リフレッシュレート確定サブモジュールは、
異なるバックライト強度と異なるバックライト電流との関係を記録する第1の対応関係において、前記バックライト強度に対応するバックライト電流を検索し、
異なるバックライト電流と異なる第2のリフレッシュレートとの関係を記録する第2の対応関係において、前記バックライト電流に対応する第2のリフレッシュレートを検索する。
【0014】
好ましくは、前記リフレッシュレート調整サブモジュールは、
前記第2のリフレッシュレートに基づき、前記静的画面のデータの転送速度である第1の転送速度を決定し、現在の第2の転送速度を、第2の転送速度より低い前記第1の転送速度に調整し、又は、
現在の第2の転送速度でデータを転送し、前記データは、前記静的画面のデータである有効データを少なくとも2グループ含み、且つ前記少なくとも2グループの有効データの間には、前記スクリーンに表示されないデータである無効データが少なくとも1グループ挿入され、
前記第2の転送速度は、前記第1のリフレッシュレートに対応する。
【0015】
好ましくは、前記第3のリフレッシュレートは前記第1のリフレッシュレートであり、前記装置は、
前記スクリーンに現在表示されている画面が前記静的画面である場合、前記動的フレームレート技術に基づき、前記静的画面に対応する前記第1のリフレッシュレートを決定するリフレッシュレート決定モジュールと、
前記スクリーンの現在の
第4のリフレッシュレートを、前記リフレッシュレート決定モジュールにより決定された前記第1のリフレッシュレートに引き下げる第2の調整モジュールと、
をさらに含む。
【0016】
好ましくは、前記装置は、
前記
スクリーンに現在表示されている画面が変化した場合、前記第2のリフレッシュレートを前記第4のリフレッシュレートに引き上げる第3の調整モジュールをさらに含む。
【0017】
本発明の実施例の第3態様によれば、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含むリフレッシュレートの調整装置を提供し、
前記プロセッサは、
スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出し、
スクリーンに現在表示されている画面が前記静的画面である場合、前記スクリーンのバックライト強度を獲得し、
前記バックライト強度に応じて、前記スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいて前記スクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例により提供される技術的解決手段は、以下のような効果を有する。
スクリーンに現在表示されている画面が静的画面であるか否かを検出し、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、バックライト強度に応じて、スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き下げるし、第2のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートより低く、第2のリフレッシュレートが動的フレームレート技術に基づいて前記スクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低いため、静的画面が表示されている時のスクリーンのリフレッシュレートを引き下げることができ、スクリーンに静的画面が表示されている時に、動的フレームレート技術により依然としてスクリーンに比較的高いリフレッシュレートが設定されていることにより消費電力が大きくなる問題を解決し、消費電力を節約する効果を達する。また、バックライト強度は、スクリーンの暗くなる速度に関わるため、バックライト強度により決定された第2のリフレッシュレートは、スクリーンのちらつきを引き起こすことなく、異なるバックライド強度のスクリーンに同じのリフレッシュレートが設けられていることで、第2のリフレッシュレートが現在のスクリーンのバックライト強度に適用しない時にスクリーンのちらつきを引き起こす問題を解決する。
スクリーンに現在表示されている画面が変化した場合、第2のリフレッシュレートを第4のリフレッシュレートに引き上げることにより、第2のリフレッシュレートで変化した画面を表示し且つリフレッシュレートが画面の変化率より低い場合、スクリーンにすべての画面が表示されず、画面の表示が不完全になる問題を解決し、画面の表示効果を向上させる。
【0019】
以上の一般的な説明と後述の詳細な説明は、例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
ここでは、例示的な実施例について、その実例を図面に示して詳しく説明する。以下、図面に関わる説明において、特別な説明がない限り、異なる図面における同じ符号は、同一又は類似の要素を示している。以下の例示的な実施例に記載された実施形態は、本発明と合致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、それらは特許請求の範囲に記載された本発明の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0022】
図1は一つの例示的な実施例により示されるリフレッシュレートの調整方法のフローチャートであり、当該リフレッシュレートの調整方法は、端末に応用され、
図1に示すように、当該リフレッシュレートの調整方法は、以下のようなステップを含む。
ステップ101において、スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出する。
ステップ102において、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、スクリーンのバックライト強度を獲得する。
ステップ103において、バックライト強度に応じて、スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる。
【0023】
上記に記載したように、本発明により提供されるリフレッシュレートの調整方法は、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面であるか否かを検出し、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、バックライト強度に応じて、スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き下げるし、第2のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートより低く、第2のリフレッシュレートが動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低いため、静的画面を表示する時に、動的フレームレート技術によってスクリーンのリフレッシュレートを引き下げることにより、スクリーンに静的画面が表示されている時に、依然としてスクリーンに比較的高いリフレッシュレートが設定されていることにより消費電力が大きくなる問題を解決し、消費電力を節約する効果を達することができる。また、バックライト強度は、スクリーンの暗くなる速度に関わるため、バックライト強度により決定された第2のリフレッシュレートは、スクリーンのちらつきを引き起こすことなく、異なるバックライド強度のスクリーンに同じのリフレッシュレートが設けられていることで、第2のリフレッシュレートが現在のスクリーンのバックライト強度に適用しない時にスクリーンのちらつきを引き起こす問題を解決する。
【0024】
図2は他の一つの例示的な実施例により示されるリフレッシュレートの調整方法のフローチャートであり、当該リフレッシュレートの調整方法は、端末に応用され、
図2に示すように、当該リフレッシュレートの調整方法は、以下のようなステップを含む。
ステップ201において、スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出する。
【0025】
スクリーンに表示されている各画面は、一つの画像フレームであり、各画面は、1グループの有効データに対応する。有効データは、表示バッファエリアにキャッシュされ、本実施例における表示バッファエリアにキャッシュされている有効データは、予め設定されたリフレッシュレートで定期的に更新される。即ち、スクリーンに表示される有効データは、定期的に次のグループの同じ又は異なる有効データに更新される。リフレッシュレートは、フレームレートとも呼ばれ、画像フレームを更新する頻度を指す。
【0026】
本実施例において、端末のスクリーンは2種類があり、第1種類のスクリーンは、video panel(動画パネル)であり、このようなスクリーンには、RAM(Random−Access Memory、ランダムアクセスメモリ)が設置されておらず、この場合、端末におけるAP(Application Processor、アプリケーションプロセッサ)は、リフレッシュレートに応じて定刻に有効データをスクリーンに送信し、スクリーンは受信した有効データを表示バッファエリアにキャッシュし、当該有効データを表示する。APから2回送信された有効データが同じである場合、スクリーンは、表示バッファエリアにおける有効データを次のグループの同じ有効データに更新する。第2種類のスクリーンは、command panel(コントロールパネル)であり、このようなスクリーンにはRAMが設置され、この場合、端末におけるAPは、有効データをスクリーンに送信し、スクリーンは受信した有効データを表示バッファエリアにキャッシュし、当該有効データを表示する。有効データに変化がない場合、スクリーンは、リフレッシュレートに従って定刻に表示バッファエリアにキャッシュされた有効データを次のグループの同じ有効データに更新する。
【0027】
スクリーンに表示された各画像フレームは、1グループの有効データに対応するため、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面であるか否かを検出し、即ち、所定の時間内に受信された有効データが変化したか否かを検出する。所定の時間内に受信された有効データが変化していない場合、端末が所定の時間内に受信した有効データが同じであることを表明し、この時、更新後に表示される有効データは、更新前に表示された有効データと同じであり、端末は、スクリーンのリフレッシュレートを引き下げることにより、メモリのアクセスによる消費電力、データの転送による消費電力及びスクリーンの更新による消費電力などを節約することができる。
【0028】
本実施例において、静的画面は、以下2つのシーンにより生成されることができる。第1のシーンにおいて、端末は、動的シーンから静的シーンに切り替えられ、例えば、スクリーンに本来は動画が再生されていたが、ユーザが再生を一時停止するウィジェットをトリガーすると、スクリーンには、一時停止したときの再生画面が表示され、この時、スクリーンに表示される画面は静的画面である。又は、第2のシーンにおいて、端末が静的シーンであり、例えば、ユーザが電子書籍を読んだり、ウェブページを閲覧している等の場合、スクリーンに表示される画面は静的画面である。
【0029】
スクリーンのリフレッシュレートを引き下げる場合、端末は、動的フレームレート技術に基づき、スクリーンのリフレッシュレートを引き下げる。この場合、本実施例により提供される方法は、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、動的フレームレート技術に基づき、静的画面に対応する第1のリフレッシュレートを決定するステップと、スクリーンの現在の第4のリフレッシュレートを第1のリフレッシュレートに引き下げるステップとを更に含む。
【0030】
第4のリフレッシュレートは、スクリーンのオリジナルリフレッシュレートであり、例えば、第4のリフレッシュレートは、スクリーンの出荷時のリフレッシュレートである。通常、大多数のスクリーンの第4のリフレッシュレートは60Hzである。
【0031】
動的フレームレート技術とは、スクリーンに静的画面が表示されている時、スクリーンのリフレッシュレートを引き下げる技術である。通常、動的フレームレート技術を利用して全てのスクリーンに設けた第1のリフレッシュレートは同じである。第1のリフレッシュレートを低過ぎに設定すると、スクリーンのちらつきを引き起こす恐れがある。これは、スクリーンの暗くなる速度がリーク電流と正の相関関係を有するからであり、即ち、リーク電流が大きくなるほど、スクリーンは速く暗くなり、リーク電流が小さくなるほど、スクリーンは遅く暗くなる。理解を容易にするために、本実施例では、第1のスクリーンと第2のスクリーンを例示的に説明する。第1のスクリーンのリーク電流が第2のスクリーンのリーク電流より大きく、第1のスクリーンと第2のスクリーンのリフレッシュレートおよび更新後のスクリーンの輝度が同じであると想定する場合、第1のスクリーンと第2のスクリーンが同時に第1のグループの有効データを更新すると、第2のグループの有効データを更新する前に、第1のスクリーンの輝度は第2のスクリーンの輝度より小さくなり、第2のグループの有効データを更新した後、更新後のスクリーンの輝度が同じであるため、第1のスクリーンの更新前後の輝度の変化は、第2のスクリーンの更新前後の輝度の変化より大きく、第1のスクリーンはちらつきやすくなる。
【0032】
動的フレームレート技術に基づいて、スクリーンのリフレッシュレートを低過ぎに設定すると、スクリーンのちらつきを引き起こすため、通常は、動的フレームレート技術に基づき、スクリーンには、比較的に高いリフレッシュレートを設定する。例えば、第3のリフレッシュレートが50Hzである場合、端末のリフレッシュレートは60Hzから50Hzに下がり、即ち、端末は、1秒に60の画面フレームを表示することから1秒に50の画面フレームを表示することになる。
【0033】
第1のリフレッシュレートを高すぎに設定すると、端末は、メモリのアクセスによる消費電力、データの転送による消費電力及びスクリーンの更新による消費電力を最大限に節約することができず、この時、ステップ202を実行する。
【0034】
ステップ202において、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、スクリーンのバックライト強度を獲得する。
バックライト強度は、スクリーンにおけるバックライトの光強度である。
【0035】
本実施例において、スクリーンにおけるバックライトの照明は、電子移動を引き起こし、電子移動は、電流を生成するため、スクリーンのリーク電流が大きくなる。即ち、バックライト強度が高いほど、リーク電流は大きく、バックライト強度が低いほど、リーク電流は小さい。
【0036】
更新前後のスクリーンがちらつかないことを確保するために、端末は、リーク電流の大きいスクリーンに高いリフレッシュレートを設け、リーク電流の小さいスクリーンに低いリフレッシュレートを設けなければならない。即ち、端末は、バックライト強度の高いスクリーンには、高いリフレッシュレートを設け、バックライト強度の低いスクリーンには、低いリフレッシュレートを設けなければならず、バックライト強度とリフレッシュレートとは正の相関関係を有する。
【0037】
ステップ203において、バックライト強度に対応し、バックライト強度と正の相関関係を有する第2のリフレッシュレートを決定する。
【0038】
バックライト強度を獲得した後、端末は、更に当該バックライト強度をバックライト電流に変換し、バックライト電流に基づき、第2のリフレッシュレートを決定することができる。この場合、バックライト強度に対応する第2のリフレッシュレートを決定するステップは、異なるバックライト強度と異なるバックライト電流との関係を記録する第1の対応関係において、バックライト強度に対応するバックライト電流を検索するステップと、異なるバックライト電流と異なる第2のリフレッシュレートとの関係を記録する第2の対応関係において、バックライト電流に対応する第2のリフレッシュレートを検索するステップを含む。
【0039】
第1の対応関係と第2の対応関係は、予め設定されたアルゴリズムに基づいて決定してもよく、大量の実験に基づいて決定してもよく、本実施例は、これに限定されるものではない。
一つの可能な実現形態において、第2の対応関係は、20mA−50Hz、10mA−40Hz、5mA−30Hz、2mA−20Hzである。
【0040】
実現する際、第2のリフレッシュレートは、フリッカー値(flicker値)を−30dBより小さくさせる。フリッカー値が−30dBより小さい場合、スクリーンがちらつかないよう確保できるので、画面フレームの表示品質を確保することができる。
【0041】
ステップ204において、スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる。
【0042】
本実施例において、第1のリフレッシュレートは、動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートであってもよく、即ち、第1のリフレッシュレートは、第3のリフレッシュレートであり、又は、第1のリフレッシュレートは、スクリーンのオリジナルリフレッシュレートであってもよく、即ち、第1のリフレッシュレートは、第4のリフレッシュレートである。
【0043】
本実施例では、リフレッシュレートを調整する2つの実現形態を提供し、以下、この2つの実現形態に対してそれぞれ説明する。
【0044】
第1の実現形態において、第2のリフレッシュレートに基づき、静的画面のデータの転送速度である第1の転送速度を決定し、第1の転送速度より高く、第1のリフレッシュレートに対応する現在の第2の転送速度を第1の転送速度に調整する。
【0045】
スクリーンは、完全な1グループの有効データを受信してから表示するため、データの転送速度を引き下げることによりリフレッシュレートを引き下げることができる。例えば、現在のリフレッシュレートは60Hzであり、60Hzに対応するデータの転送速度はaKb/sであり、マッチングするリフレッシュレートが30Hzであると、算出した30Hzに対応するデータの転送速度はa/2Kb/sになる。
【0046】
第2の実現形態において、現在の第2の転送速度でデータを転送し、データは、静的画面のデータである有効データを少なくとも2グループ含み、且つ少なくとも2グループの有効データの間には、スクリーンに表示されないデータである無効データが少なくとも1グループ挿入され、第2の転送速度は、第1のリフレッシュレートに対応する。
【0047】
スクリーンは、受信した有効データだけを使用して現在表示されている有効データを更新するため、有効データの間に無効データを挿入することで、端末が無効データを受信した場合、無効データを使用して有効データを更新することがないことにより、リフレッシュレートを引き下げることができる。
【0048】
挿入された無効データの数量は、第2のリフレッシュレートと第1のリフレッシュレートに関わる。例えば、現在の第1のリフレッシュレートが60Hzであると、この場合、1秒間に60グループの有効データを転送しなければならないが、第2のリフレッシュレートが30Hzであると、1秒間に30グループの有効データを転送しなければならず、この1秒間に30グループの無効データを挿入することができる。第2のリフレッシュレートが50Hzであると、1秒間に50グループの有効データを転送しなければならず、この1秒間に10グループの無効データを挿入することができる。
【0049】
説明すべきことは、端末は、無効データを有効データの間に均一に挿入することができる。例えば、1秒間に30グループの有効データと30グループの無効データを転送しなければならないと想定する場合、各2グループの有効データの間に、1グループの無効データを挿入することができる。1秒間に50グループの有効データと10グループの無効データを転送しなければならないと想定する場合、各5グループの有効データの間に、1グループの無効データを挿入することができる。勿論、その他の形態により無効データを挿入することもできるが、本実施例は、これに限定されるものではない。
【0050】
本実施例において、2グループの有効データを転送する間のアイドル時間をポーチ(porch)と呼ぶと、第2の実現形態は、ポーチ値の増加と呼ぶことができる。
【0051】
ステップ205において、
スクリーンに現在表示されている画面が変化した場合、第2のリフレッシュレートを第4のリフレッシュレートに引き上げる。
【0052】
現在表示されている画面が変化した場合、端末は、現在の第2のリフレッシュレートをスクリーンの第4のリフレッシュレートに上げなければならない。
【0053】
第1のリフレッシュレートが第4のリフレッシュレートである場合、端末は、第2のリフレッシュレートを第1のリフレッシュレートに上げなければならない。端末が、第2のリフレッシュレートを第1のリフレッシュレートに引き下げる過程と、第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き上げる過程は逆であり、例えば、端末は、第1の転送速度を第2の転送速度に調整し、又は、第2の転送速度で有効データだけを含むデータを転送するが、本実施例では、その詳細な説明を省略する。
【0054】
第3のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートである場合、端末は、第2のリフレッシュレートを第4のリフレッシュレートに上げなければならない。例えば、端末は、第1の転送速度を第4のリフレッシュレートに対応する第3の転送速度に調整し、又は、第3の転送速度で有効データだけを含むデータを転送するが、この場合の第3の転送速度は第2の転送速度より高い。
【0055】
上記に記載したように、本発明により提供されるリフレッシュレートの調整方法は、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面であるか否かを検出し、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、バックライト強度に応じてスクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き下げるし、第2のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートより低く、第2のリフレッシュレートが動的フレームレート技術に基づいて前記スクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低いため、静的画面が表示されている時のスクリーンのリフレッシュレートを引き下げることができ、スクリーンに静的画面が表示されている時に、動的フレームレート技術により依然としてスクリーンに比較的高いリフレッシュレートが設定されていることにより消費電力が大きくなる問題を解決し、消費電力を節約する効果を達する。また、バックライト強度は、スクリーンの暗くなる速度に関わるため、バックライト強度により決定された第2のリフレッシュレートは、スクリーンのちらつきを引き起こすことなく、異なるバックライド強度のスクリーンに同じのリフレッシュレートが設けられていることで、第2のリフレッシュレートが現在のスクリーンのバックライト強度に適用しない時にスクリーンのちらつきを引き起こす問題を解決する。
【0056】
スクリーンに現在表示されている画面が変化した時、第2のリフレッシュレートを第4のリフレッシュレートに引き上げることにより、第2のリフレッシュレートで変化した画面を表示し且つリフレッシュレートが画面の変化率より低い場合、スクリーンに全ての画面が表示できず、画面の表示が不完全になる問題を解決し、画面の表示効果を向上させる。
【0057】
図3は一つの例示的な実施例により示されるリフレッシュレートの調整装置のブロック図であり、当該リフレッシュレートの調整装置は、端末に応用され、
図3に示すように、当該リフレッシュレートの調整装置は、
スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出する画面検出モジュール310と、
画面検出モジュール310の検出結果が、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、スクリーンのバックライト強度を獲得する強度獲得モジュール320と、
バックライト強度獲得モジュール320によって獲得されたバックライト強度に基づき、スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる第1の調整モジュール330と、
を含む。
【0058】
上記に記載したように、本発明により提供されるリフレッシュレートの調整装置は、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面であるか否かを検出し、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、バックライト強度に応じてスクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き下げるし、第2のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートより低く、第2のリフレッシュレートが動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低いため、静的画面が表示されている時に、スクリーンのリフレッシュレートを引き下げることにより、スクリーンに静的画面が表示されている時に、動的フレームレート技術により依然としてスクリーンに比較的高いリフレッシュレートが設定されていることにより、消費電力が大きくなる問題を解決し、消費電力を節約する効果を達する。また、バックライト強度は、スクリーンの暗くなる速度に関わるため、バックライト強度により決定された第2のリフレッシュレートは、スクリーンのちらつきを引き起こすことなく、異なるバックライド強度のスクリーンに同じのリフレッシュレートが設けられていることで、第2のリフレッシュレートが現在のスクリーンのバックライト強度に適用しない時にスクリーンのちらつきを引き起こす問題を解決する。
【0059】
図4は一つの例示的な実施例により示されるリフレッシュレートの調整装置のブロック図であり、当該リフレッシュレートの調整装置は、端末に応用され、
図4に示すように、当該リフレッシュレートの調整装置は、
スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出する画面検出モジュール410と、
画面検出モジュール410の検出結果が、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、スクリーンのバックライト強度を獲得する強度獲得モジュール420と、
バックライト強度獲得モジュール420によって獲得されたバックライト強度に基づき、スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる第1の調整モジュール430と、
を含む。
【0060】
好ましくは、第1の調整モジュール430は、
バックライト強度に対応し、バックライト強度と正の相関関係を有する第2のリフレッシュレートを決定するリフレッシュレート決定サブモジュール431と、
スクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、リフレッシュレート決定サブモジュールにより決定された第2のリフレッシュレートに引き下げるリフレッシュレート調整サブモジュール432と、を含む。
【0061】
好ましくは、当該リフレッシュレート確定サブモジュール431は、さらに、
異なるバックライト強度と異なるバックライト電流との関係を記録する第1の対応関係において、バックライト強度に対応するバックライト電流を検索し、
異なるバックライト電流と異なる第2のリフレッシュレートとの関係を記録する第2の対応関係において、バックライト電流に対応する第2のリフレッシュレートを検索する。
【0062】
好ましくは、当該リフレッシュレート調整サブモジュール432は、さらに、
第2のリフレッシュレートに基づき、静的画面のデータの転送速度である第1の転送速度を決定し、現在の第2の転送速度を、第2の転送速度より低い第1の転送速度に調整し、又は、
現在の第2の転送速度でデータを転送し、データは、静的画面のデータである有効データを少なくとも2グループ含み、且つ少なくとも2グループの有効データの間には、スクリーンに表示されないデータである無効データが少なくとも1グループ挿入され、
第2の転送速度は、第1のリフレッシュレートに対応する。
【0063】
好ましくは、第3のリフレッシュレートは、第1のリフレッシュレートであり、装置は、
スクリーンに現在表示されている画面が前記静的画面である場合、動的フレームレート技術に基づき、静的画面に対応する第1のリフレッシュレートを決定するリフレッシュレート決定モジュール440と、
スクリーンの現在の
第4のリフレッシュレートを、リフレッシュレート決定モジュール440により決定された第1のリフレッシュレートに引き下げる第2の調整モジュール450と、
をさらに含む。
【0064】
好ましくは、装置は、
スクリーンに現在表示されている画面が変化した場合、第2のリフレッシュレートを第4のリフレッシュレートに引き上げる第3の調整モジュール460をさらに含む。
【0065】
上記に記載したように、本発明により提供されるリフレッシュレートの調整装置は、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面であるか否かを検出し、スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、バックライト強度に応じてスクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを第2のリフレッシュレートに引き下げるし、第2のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートより低く、第2のリフレッシュレートが動的フレームレート技術に基づいてスクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低いため、静的画面が表示されている時に、スクリーンのリフレッシュレートを引き下げることにより、スクリーンに静的画面が表示されている時に、動的フレームレート技術により依然としてスクリーンに比較的高いリフレッシュレートが設定されていることにより、消費電力が大きくなる問題を解決し、消費電力を節約する効果を達する。また、バックライト強度は、スクリーンの暗くなる速度に関わるため、バックライト強度により決定された第2のリフレッシュレートは、スクリーンのちらつきを引き起こすことなく、異なるバックライド強度のスクリーンに同じのリフレッシュレートが設けられていることで、第2のリフレッシュレートが現在のスクリーンのバックライト強度に適用しない時にスクリーンのちらつきを引き起こす問題を解決する。
【0066】
スクリーンに現在表示されている画面が変化した時、第2のリフレッシュレートを第4のリフレッシュレートに引き上げることにより、第2のリフレッシュレートで変化した画面を表示し且つリフレッシュレートが画面の変化率より低い場合、スクリーンに全ての画面が表示できず、画面の表示が不完全になる問題を解決し、画面の表示効果を向上させる。
【0067】
上記実施例における装置について、各モジュールの操作を実行する具体的な形態は、すでに当該方法に関する実施例において詳しく説明したので、ここで詳細な説明を省略する。
【0068】
本発明の一つの例示的実施例は、本発明により提供されるリフレッシュレートの調整方法を実現できるリフレッシュレートの調整装置を提供し、当該リフレッシュレートの調整装置は、プロセッサと、プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含む。
【0069】
プロセッサは、
スクリーンに現在表示されている画面が所定の時間内に変化しない画面である静的画面であるか否かを検出し、
スクリーンに現在表示されている画面が静的画面である場合、スクリーンのバックライト強度を獲得し、
バックライト強度に応じてスクリーンの現在の第1のリフレッシュレートを、動的フレームレート技術に基づいて前記スクリーンのリフレッシュレートを調整することにより得られたリフレッシュレートである第3のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートに引き下げる。
【0070】
図5は一つの例示的な実施例により示されるリフレッシュレートを調整するための装置500のブロック図である。例えば、装置500は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、運動器具、個人用デジタル補助装置などであってもよい。
【0071】
図5を参照すると、装置500は、プロセッサ部材502、メモリ504、電源部材506、マルチメディア部材508、オーディオ部材510、入力/出力(I/O:Input/Output)インターフェース512、センサ部材514及び通信部材516のうちの一つ又は複数の部材を含むことができる。
【0072】
プロセッサ部材502は、一般的に装置500の全体的操作を制御し、例えば、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関わる操作を制御する。プロセッサ部材502は、コマンドを実行するための一つ又は複数のプロセッサ518を含み、上記方法の全部又は一部のステップを完了させることができる。なお、プロセッサ部材502は、その他の部材とのインタラクションを容易にするために、一つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、プロセッサ部材502は、マルチメディア部材508とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0073】
メモリ504は、装置500における操作をサポートするために、様々な種類のデータを記憶する。これらのデータの実例は、装置500において操作される如何なるアプリケーション又は方法のコマンド、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ504は、任意のタイプの揮発性又は不揮発性メモリ又はそれらの組み合わせ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクにより実現することができる。
【0074】
電源部材506は、装置500の様々な部材のために電力を提供する。電源部材506は、電源管理システム、一つ又は複数の電源、及びその他の装置500のための電力の生成、管理及び供給に関連する部材を含むことができる。
【0075】
マルチメディア部材508は、装置500とユーザの間の出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。幾つかの実施例において、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンにタッチパネルが含まれる場合、ユーザからの入力信号を受信するために、スクリーンはタッチパネルに実現できる。タッチパネルは、タッチ、スワイプ及びタッチパネルにおけるジェスチャーを感知するために、一つ又は複数のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するとともに、タッチ又はスワイプ動作に関わる持続時間及び圧力を検出することができる。幾つかの実施例において、マルチメディア部材508は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置500が操作モードになると、例えば、撮影モード又はビデオモードになると、フロントカメラ及び/又はバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及びバックカメラは、固定された光学レンズシステムであってもよく、又は焦点距離と光学ズーム機能を有してもよい。
【0076】
オーディオ部材510は、オーディオ信号を出力及び/又は入力する。例えば、オーディオ部材510は、マイクロフォン(MIC)を含み、装置500が操作モードになると、例えば、呼び出しモード、記録モード、音声認識モードになると、マイクロフォンは外部のオーディオ信号を受信する。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ504に記憶され、又は通信部材516を介して送信される。幾つかの実施例において、オーディオ部材510は、さらにオーディオ信号を出力するスピーカーを含む。
【0077】
I/Oインターフェース512は、プロセッサ部材502と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン及びロックボタンを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0078】
センサ部材514は、装置500のために各方面の状態評価を提供する一つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサ部材514は、装置500のオン/オフ状態、部材の相対的な位置決めを検出でき、例えば、部材は装置500のディスプレイ及びキーパッドであり、センサ部材514は、さらに装置500又は装置500の一つの部材の位置変化、ユーザと装置500との接触の有無、装置500の方角又は加速/減速及び装置500の温度変化を検出することができる。センサ部材514は、近接センサを含むことができ、如何なる物理的接触がない状態で、近くの物体の存在を検出する。センサ部材514は、さらにイメージングアプリケーションに用いられる光学センサ、例えば、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor、相補型金属酸化膜半導体)又はCCD(Charge Coupled Device、電荷結合素子)イメージセンサを含むことができる。幾つかの実施例において、当該センサ部材514は、さらに加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含むことができる。
【0079】
通信部材516は、装置500とその他の装置との有線又は無線方式による通信を容易にする。装置500は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、Wi−Fi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスすることができる。一つの例示的な実施例において、通信部材516は、放送チャネルを介して外部放送管理システムからの放送信号又は放送関連情報を受信する。一つの例示的な実施例において、通信部材516は、短距離通信を促進するために、さらに近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールにおいて、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)及びその他の技術に基づいて実現することができる。
【0080】
一つの例示的な実施例において、装置500は、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子部品により実現することができ、上記の方法を実行するのに用いられる。
【0081】
一つの例示的な実施例において、さらに、コマンドを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体、例えば、コマンドを含むメモリ504を提供し、上記の方法を遂行するために、上記のコマンドは装置500のプロセッサ518により実行することができる。例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0082】
当業者であれば、明細書を考慮し、ここに開示された発明を実践した上で、本発明のその他の実施態様を容易に想到できる。本願は、本発明の任意の変形、用途又は適応的変化を含むことを意図しており、これらの変形、用途又は適応的変化は本発明の一般的な原理に準じて、本発明に開示されていない当該技術分野における一般的な知識や慣用の技術的手段を含む。明細書と実施例は、例示的なものに過ぎず、本発明の技術的範囲と思想は、特許請求の範囲によって決められる。
【0083】
本発明は、上記の説明及び図面に示された正確な構造に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な補正や変更を行うことができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって限定される。