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特許6484907ネットワークデータ表示処理方法及びデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6484907
(24)【登録日】2019年3月1日
(45)【発行日】2019年3月20日
(54)【発明の名称】ネットワークデータ表示処理方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/00 20060101AFI20190311BHJP
【FI】
   G06F12/00 546K
【請求項の数】10
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-531361(P2017-531361)
(86)(22)【出願日】2015年12月9日
(65)【公表番号】特表2018-500672(P2018-500672A)
(43)【公表日】2018年1月11日
(86)【国際出願番号】CN2015096759
(87)【国際公開番号】WO2016095733
(87)【国際公開日】20160623
【審査請求日】2017年8月3日
(31)【優先権主張番号】201410782604.6
(32)【優先日】2014年12月16日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515093065
【氏名又は名称】ベイジン ジンドン シャンケ インフォメーション テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(72)【発明者】
【氏名】ルオ, ジンソン
【審査官】 上島 拓也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−187280(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/126069(WO,A1)
【文献】 特開2006−092186(JP,A)
【文献】 特開2013−105459(JP,A)
【文献】 特開平09−305473(JP,A)
【文献】 特開2000−250841(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 12/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにより実行される、ネットワークデータの展示処理のための方法において、
ネットワークデータのページ展示要求を受信した後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、前記データリストフレームの前記コードに従って現在のページに前記データリストフレームを展示するステップと、
前記インデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、前記各種データの前記インデックス識別子に従って、非同期モードで、バックグラウンドデータユニットに照会要求をそれぞれ送信し、前記照会された詳細データを前記インデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示するステップと、を含み、
特定タイプの前記インデックス識別子は、要求されたページに対応する要求タイプに従って決定される、
ことを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記展示された詳細データ及び前記対応するインデックス識別子を端末においてローカルにバッファリングするステップと、
同じネットワークデータのページ展示要求を再び受信した後、対応するページの各種データのデータリストフレームのコードとインデックス識別子とを取得し、前記データリストフレームの前記コードに従って現在のページに前記データリストフレームを展示するステップと、
前記各種データの前記インデックス識別子に従って、対応する詳細データを前記端末からそれぞれローカルに照会し、前記インデックス識別子に対応する前記データリストの位置に前記端末からローカルに照会された前記詳細データをそれぞれ展示するステップと、
をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記展示された詳細データ及び前記対応するインデックス識別子を端末においてローカルにバッファリングするステップと、
ネットワークデータのページ展示要求を受信した後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、前記データリストフレームの前記コードに従って現在のページに前記データリストフレームを展示するステップと、
前記各種データの前記インデックス識別子に従って、前記端末から対応する詳細データをそれぞれローカルに照会し、前記インデックス識別子に対応する前記データリストの位置に前記端末からローカルに照会された前記詳細データをそれぞれ展示するステップであって、対応する詳細データが前記端末からローカルに照会されないインデックス識別子については、前記インデックス識別子に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、前記バックグラウンドデータユニットに照会要求がそれぞれ再び送信され、次いで、前記照会された詳細データが、前記インデックス識別子に対応する前記データリストの前記位置にそれぞれ展示される、ステップと
をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
現在のページに前記データリストフレームを展示した後、前記展示されたデータリストフレームをバッファリングするステップと、前記現在のページのページめくり要求を受信した後、前記バッファリングされたデータリストフレームを前記現在のページに維持し、新しいページの各種データの各々のインデックス識別子を取得するステップと、前記各種データの各々の前記インデックス識別子に従って、対応する詳細データをそれぞれ照会するステップと、前記照会された詳細データを前記インデックス識別子に対応するデータリストの前記位置にそれぞれ展示するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
新しいページの各種データの各々のインデックス識別子を取得する前記ステップが、
端末において新しいページのページ番号をローカルに計算するステップと、前記新しいページの前記ページ番号を搬送するインデックス識別子照会要求をバックグラウンドに送信するステップと、前記バックグラウンドにおいて前記新しいページの前記番号に基づいて前記新しいページの各種データのインデックス識別子を照会するステップと、前記バックグラウンドから返された照会結果を受信するステップとを含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ネットワークデータのページ展示要求を受信した後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、前記データリストフレームの前記コードに従って現在のページに前記データリストフレームを展示するように構成された第1のローディングモジュールと、
前記インデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、前記各種データの前記インデックス識別子に従って、非同期モードで、バックグラウンドデータユニットに照会要求をそれぞれ送信し、前記照会された詳細データを前記インデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示するように構成された第2のローディングモジュールと、を備え、
特定タイプの前記インデックス識別子は、要求されたページに対応する要求タイプに従って決定される、
ことを特徴とする、ネットワークデータの展示処理のためのデバイス。
【請求項7】
前記展示された詳細データ及び前記対応するインデックス識別子を端末においてローカルにバッファリングするように構成された詳細データバッファリングモジュールと、
同じネットワークデータのページ展示要求を再び受信した後、対応するページの各種データのデータリストフレームのコードとインデックス識別子とを取得し、前記データリストフレームの前記コードに従って現在のページに前記データリストフレームを展示し、第4のローディングモジュールをトリガするように構成された第3のローディングモジュールと、
前記各種データの前記インデックス識別子に従って、対応する詳細データを前記端末からそれぞれローカルに照会し、前記インデックス識別子に対応する前記データリストの位置に前記端末からローカルに照会された前記詳細データをそれぞれ展示するように構成された前記第4のローディングモジュールと、
をさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載のネットワークデータの展示処理のためのデバイス。
【請求項8】
前記展示された詳細データ及び前記対応するインデックス識別子を端末においてローカルにバッファリングするように構成された詳細データバッファリングモジュールと、
ネットワークデータのページ展示要求を受信した後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、前記データリストフレームの前記コードに従って現在のページに前記データリストフレームを展示し、第6のローディングモジュールをトリガするように構成された第5のローディングモジュールと、
前記各種データの前記インデックス識別子に従って、対応する詳細データを前記端末からそれぞれローカルに照会し、前記インデックス識別子に対応する前記データリストの位置に前記端末からローカルに照会された前記詳細データをそれぞれ展示するように構成された前記第6のローディングモジュールであって、対応する詳細データが前記端末からローカルに照会されないインデックス識別子については、前記インデックス識別子に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、前記バックグラウンドデータユニットに照会要求がそれぞれ再び送信され、次いで、前記照会された詳細データが、前記インデックス識別子に対応する前記データリストの前記位置にそれぞれ展示される、前記第6のローディングモジュールと
をさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載のネットワークデータの展示処理のためのデバイス。
【請求項9】
前記展示されたデータリストフレームをバッファリングするように構成されたフレームキャッシングモジュールと、
前記現在のページのページめくり要求を受信した後、前記バッファリングされたデータリストフレームを前記現在のページに維持し、新しいページの各種データの各々のインデックス識別子を取得するように構成された、新しいページローディングのための第1のモジュールと、
前記各種データの各々の前記インデックス識別子に従って対応する詳細データをそれぞれ照会することと、前記照会された詳細データを前記インデックス識別子に対応するデータリストの前記位置にそれぞれ展示することとを行うように構成された新しいページローディングのための第2のモジュールと
をさらに備えることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載のネットワークデータの展示処理のためのデバイス。
【請求項10】
新しいページローディングのための前記第1のモジュールが、前記現在のページのページめくりの前記要求を受信した後、端末において新しいページのページ番号をローカルに計算し、前記新しいページの前記ページ番号を搬送するインデックス識別子照会要求をバックグラウンドに送信し、前記バックグラウンドにおいて前記新しいページの前記番号に基づいて前記新しいページの各種データのインデックス識別子を照会し、前記バックグラウンドから返された照会結果を受信するようにさらに構成されることを特徴とする、請求項9に記載のネットワークデータの展示処理のためのデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークデータを処理する技術分野に関し、特に、ネットワークデータの展示処理のための方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークの普及に伴い、インテリジェンスデバイス(たとえば、コンピュータ、スマートフォン、及びタブレットコンピュータ)並びに通信ネットワークに基づく商品展示及び取引システムが急速に発展しており、インターネットを通じてショッピングや販売の行為が行われる傾向がある。
【0003】
商品展示及び取引を実装するためのウェブサイトシステムにおいては、フォアグラウンドでのウェブアプリケーションとバックグラウンドでのウェブアプリケーションとの両方において、たとえば、商品リスト、検索リスト、注文リスト、及び販売統計リストなどの様々なデータリストを展示することに必然的に関係する。しかしながら、一見したところ単純なこれらのデータリストは、データの多数のフィールドの展示(フィールドは、リストの先頭とも呼ばれる)を収束させることがあり、バックグラウンドサーバは、融合クエリのために多くのデータリストを関連付ける必要がある。そのような処理では、データアクセス量が少ない場合には処理速度が許容可能であるが、同時アクセス量が大幅に増加すると、深刻な処理のボトルネックが発生し、ウェブページの応答が遅くなったり、動かなくなったり、ブラウザの応答が拒否されたりするなどの、いくつかのケースに直接つながる。
【0004】
前述の技術的な問題に鑑みて、従来技術の解決策は、主にバックグラウンドサーバにおけるデータバッファリングを採用する。
【0005】
図1は、従来技術の解決策による処理フローチャートである。図1を参照すると、従来技術の主な内容は、バックグラウンドサーバが、データベースを先読みし、データベース内のデータをバックグラウンドサーバのメモリにバッファリングし、フォアグラウンドからデータリスト要求が受信されたときに、バックグラウンドサーバのメモリにバッファリングされたデータからデータを照会し、以て照会速度を改善することを含む。
【0006】
しかしながら、従来技術における前述の解決策は、以下の欠点を有する。
【0007】
1)従来技術は、バックグラウンドサーバにおけるデータ処理の問題を実質的に解決するが、データベース内のすべてのデータをバックグラウンドにおいてバッファリングすることは不可能であり、同期を更新する際に遅延が生じるという問題があり、データが不正確になる可能性がある、
【0008】
2)従来の技術では、巨大なデータをバックグラウンドサーバのメモリにバッファリングする必要があり、またメモリの膨大なストレージ容量が必要となり、したがって、大きなハードウェアコストサポートが必要であり、ハードウェアコストが高い、
【0009】
3)ウェブページの大量のデータの同時展示が遅いという問題は解決されておらず、バックグラウンドサーバがアセンブリ及び送信の過程にある間にフォアグラウンドブラウザは大量の情報を展示する必要があるため、ウェブページの応答が遅くなり、また特にパフォーマンスが低く、ブラウザの設定が低いクライアントでは、応答が拒否される、
【0010】
4)たとえば、注文数や販売数量などの統計データなどの、メモリ内のすべてのデータをサーバ側においてバッファリングできるとは限らず、これによって、一度に多数のデータが照会されるとサーバ側の応答がかなり遅くなる。たとえデータウェアハウス及び他の技法が採用されても、プライマリデータベースへの負荷が軽減されるにすぎず、速度が明らかに向上することはなく、バックエンドからの要求に応答するための時間は依然として長いままである、また、
【0011】
5)一度に大量のデータがページに展示されると応答の速度が遅くなり、その結果、経験のために多数のユーザが直接失われてしまうことにつながる。
【0012】
まとめると、従来技術の主な欠点は、ハードウェアのコストが高く、データ応答速度が遅いことである。
【発明の概要】
【0013】
以上のことを鑑みて、本発明の主な目的は、ハードウェアコストを低減し、データ応答速度を向上させるために、ネットワークデータの展示処理のための方法及びデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の技術的解決策は、以下のように実現される。
【0015】
ネットワークデータの展示処理のための方法は、
ネットワークデータのページ表示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを表示するステップと、
インデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、非同期モードを使用して、各種データのインデックス識別子に従って、バックグラウンドデータユニットに照会要求をそれぞれ送信し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ表示するステップと
を含む。
【0016】
好ましい実施形態では、本方法は、
表示された詳細データ及び対応するインデックス識別子を端末においてローカルにキャッシュするステップと、
同じネットワークデータのページ表示要求が再び受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを表示するステップと、
各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データを端末からそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ表示するステップと
をさらに含む。
【0017】
好ましい実施形態では、本方法は、
表示された詳細データ及び対応するインデックス識別子を端末においてローカルにキャッシュするステップと、
ネットワークデータのページ表示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子を取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを表示するステップと、
各種データのインデックス識別子に従って、端末から対応する詳細データをそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ表示するステップと、対応する詳細データが端末からローカルに照会されないインデックス識別子については、インデックス識別子に対応する詳細データをそれぞれ照会し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置に表示するために、照会要求をバックグラウンドデータユニットに再びそれぞれ送信するステップと
をさらに含む。
【0018】
好ましい実施形態では、現在のページにデータリストフレームを表示した後、表示されたデータリストフレームをキャッシュするステップと、現在のページのページめくりの要求が受信された後に、キャッシュされたデータリストフレームを現在のページに保持し、新しいページの各種データのインデックス識別子を取得するステップと、各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データをそれぞれ照会するステップと、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ表示するステップと
をさらに含む。
【0019】
好ましい実施形態では、新しいページの各種データのインデックス識別子を取得するステップは、詳細には、
端末において新しいページの番号をローカルに計算するステップと、新しいページの番号を搬送するインデックス識別子照会要求をバックグラウンドに送信するステップと、バックグラウンドが、新しいページの番号に基づいて新しいページの各種データのインデックス識別子を紹介するステップと、バックグラウンドから返された照会結果を受信するステップと
を含む。
【0020】
ネットワークデータ表示処理デバイスは、
ネットワークデータのページ表示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを表示するために使用される第1のローディングモジュールと、
インデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、非同期モードを使用して、各種データのインデックス識別子に従って、バックグラウンドデータユニットに照会要求をそれぞれ送信し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ表示するために使用される第2のローディングモジュールと
を備えることによって特徴付けられる。
【0021】
好ましい実施形態では、本デバイスは、
表示された詳細データ及び対応するインデックス識別子を端末においてローカルにキャッシュするために使用される詳細データキャッシングモジュールと、
同じネットワークデータのページ表示要求が再び受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子を取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを表示し、第4のローディングモジュールをトリガするために使用される第3のローディングモジュールと、
各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データを端末からそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ表示するために使用される第4のローディングモジュールと
をさらに備える。
【0022】
好ましい実施形態では、本デバイスは、
表示された詳細データ及び対応するインデックス識別子を端末においてローカルにキャッシュするために使用される詳細データキャッシングモジュールと、
ネットワークデータのページ表示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子とを取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを表示し、第6のローディングモジュールをトリガするために使用される第5のローディングモジュールと、
各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データを端末からそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ表示するために使用される第6のローディングモジュールであって、対応する詳細データが端末からローカルに照会されないインデックス識別子については、インデックス識別子に対応する詳細データをそれぞれ照会し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置に表示するために、照会要求をバックグラウンドデータユニットにそれぞれ再び送信するために使用される、第6のローディングモジュールと
をさらに備える。
【0023】
好ましい実施形態では、本デバイスは、
表示されたデータリストフレームをキャッシュするために使用されるフレームキャッシングモジュールと、
現在のページのページめくりの要求が受信された後、キャッシュされたデータリストフレームを現在のページに保持し、新しいページの各種データのインデックス識別子を取得するために使用される、新しいページローディングのための第1のモジュールと、
各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データをそれぞれ照会し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ表示するために使用される、新しいページローディングのための第2のモジュールと
をさらに備える。
【0024】
好ましい実施形態では、新しいページローディングのための第1のモジュールは、端末において新しいページの番号をローカルに計算し、新しいページの番号を搬送するインデックス識別子照会要求をバックグラウンドに送信し、バックグラウンドが、新しいページの番号に基づいて新しいページの各種データのインデックス識別子を照会し、バックグラウンドから返された照会結果を受信するためにさらに使用される。
【0025】
従来技術と比較して、ネットワークデータのページ表示要求が受信された後、第1に、各種データのインデックス識別子及びデータリストフレームのコードを照会するので、バックグラウンドサーバは、高速な照会速度と非常に少ない送信量を有し、データリストは、ユーザ端末のスクリーンにほぼ瞬時に表示され、遅延がほとんど感じられず、データ応答速度が向上する。第2に、データリスト中の各行のデータが別々に、及び非同期的にロードされ、各照会要求がバックグラウンドにおいてインデックス識別子を用いて照会され、バックグラウンドサーバの計算処理時間がかなり短くなり、したがって、従来技術と比較すると、ネットワーク送信データ量が大幅に削減され、送信時間がかなり短くなり、データ応答速度が向上する。さらに、本発明は、バックグラウンドサーバのメモリを占有することなしに大きなデータ量のキャッシュ動作を実行し、バックグラウンドサーバのハードウェアコストを大幅に節約する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】従来技術における解決策の処理によるフローチャートである。
図2】本発明による、ネットワークデータの展示処理のための方法のフローチャートである。
図3】本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの一実施形態の構成図である。
図4】本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの別の実施形態の構成図である。
図5】本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの別の実施形態の構成図である。
図6】本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの別の実施形態の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明は、図面及び実施形態を参照して、以下でさらに説明される。
【0028】
図2は、本発明による、ネットワークデータの展示処理のための方法のフローチャートである。本方法は、主に以下を含む。
【0029】
ステップ201:ネットワークデータのページ展示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子(インデックスID)とを取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを展示するステップ、
【0030】
ステップ202:インデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、各種データのインデックス識別子に従って、非同期モードで、バックグラウンドデータユニットにたとえばデータベース及びデータファイルなどの照会要求をそれぞれ送信し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示するステップ。
【0031】
ステップ201において、「ネットワークデータのページ展示要求が受信された」という表現は、通常、ページのローディング要求、ネットワークデータの照会要求等を受信することを指す。ネットワークデータは、たとえば、商品識別子(ID)、商品名、モデル、価格、原産地、製造業者、及び販売数量などを含む商品リストのデータ、別の例として、注文識別子(注文番号)、時間、支払い状況、出荷状況、及び注文の詳細などを含むユーザの注文のデータ、また別の例として、ユーザ識別子(ID)、ユーザ名、ユーザの状況、及び活動レベルなどを含むユーザリストのデータなどの、表示される必要がある任意のネットワークデータであってもよい。
【0032】
「対応するページのデータリストフレーム」という表現は、ページ表示要求によって要求されたページのデータリストフレームを指す。データリストフレームは、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)リストのページのテンプレートを示す。データリストフレームのコードは、対応するページのウェブページコードから解析することができる。フォアグランドシステム、たとえば、クライアント又はブラウザは、データリストフレームのコード、たとえば、データリストの色、スタイル、及び背景などのページ要素に従って、対応するデータリストフレームのスタイルをロードしてフォアグラウンドスクリーンに展示することができる。データリストフレームがロードされて展示された後、各種データのインデックス識別子の各々に応じて各種データに対応する詳細データを照会することができ、照会された詳細データはデータリストフレームに表示される。
【0033】
データリスト中の各種データのインデックス識別子は、たとえば、商品識別子、注文識別子、及びユーザ識別子等であってもよい。特定のタイプのインデックス識別子は、要求されたページに対応する要求タイプに従って決定されてもよい。特定の実施形態では、対応するインデックス識別子は、ページ表示要求の特定の命令に従って最初に照会されてもよい。
【0034】
たとえば、ページ表示要求が商品の詳細を展示する要求である場合、商品のカテゴリ、価格帯、又は領域などの要求によって提出された照会条件に従って、照会条件に適合する商品識別子がデータベースから照会され、展示されるべきデータリスト中の各種データに対応するインデックス識別子とされる。各種データの詳細データではなく、商品識別子のみが取得されるため、ステップ201ではデータリストフレームのみが表示され、商品識別子に対応する商品名、モデル、価格、原産地、製造業者、及び販売数量などのデータリストフレーム中の詳細データは、次のステップ202において照会された後に表示される。
【0035】
ページ展示要求が特定のユーザの注文詳細を展示する要求である場合、要求によって提出されたユーザアカウントに応じてデータベース内のユーザアカウントの履歴注文番号が照会され、注文番号が、表示されるべきデータリスト中の各種データに対応するインデックス識別子とされる。各種データの詳細データではなく、注文番号のみが取得されるため、ステップ201ではデータリストフレームのみが表示され、注文に対応する時間、支払い状況、出荷状況、及び注文の詳細などのデータリストフレーム中の詳細データは、次のステップ202において照会された後に表示される。
【0036】
データリスト中の各種データのインデックス識別子が照会された後、ステップ202において、非同期モードが採用されることが可能であり、各行のインデックス識別子に応じて、ajax非同期を用いて、バックグラウンドの詳細データが循環要求されることが可能であり、一旦戻されると、循環が終了するまで詳細データの各部分が表示され、次いで、リストが完全に表示される。照会中、インデックス識別子は、照会のプライマリキーである。非同期モードは、バックグラウンドからインデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会することを意味し、すなわち、インデックス識別子の各々は、バックグラウンドへの照会要求を1回トリガする。インデックス識別子ごとの照会要求は、同期的に又は厳密な順序で実行される必要はなく、インデックス識別子に対応する照会要求は互いに独立している。特定のインデックス識別子の詳細データが照会されると、インデックス識別子の詳細データは、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に展示される。
【0037】
本発明の技術的解決策によって、ネットワークデータのページ展示要求が受信された後、たとえば、特定のサービスリストのデータの検索及び照会要求がユーザから受信された後、各種データのインデックス識別子とデータリストフレームのコードとが第1に照会されるので(すなわち、前述のステップ201)、バックグラウンドサーバの照会速度は速く、送信量は非常に少なく、以て、遅延を感じることなくユーザ端末のスクリーンにデータリストがほとんど瞬時に表示され、したがって、データ応答速度が向上する。第2に、データリストの各行のデータが独立して非同期的にロードされ(すなわち、ステップ202において)、各照会要求がバックグラウンドにおいてインデックス識別子を用いて照会され、バックグラウンドサーバの計算処理時間が非常に短くなる。ajax、フラッシュプラグイン、及びiframe技法などのインタラクティブなウェブページアプリケーション技法が要求ごとに採用されてよく、データを搬送するだけの要求(たとえば、JSONデータ構造を採用する)がバックグラウンドサーバに送信され、バックグラウンドサーバから返されたデータ応答は、HTMLコードを含んでいないため、従来技術と比較して、ネットワーク送信データ量が大幅に減少し、送信時間が非常に短くなり、データ応答速度が向上する。さらに、本発明は、バックグラウンドサーバのメモリを占有することなしに、大きなデータ量のバッファリング動作を実行し、バックグラウンドサーバのハードウェアコストを大幅に節約する。
【0038】
さらに、ステップ202の間、ユーザは、データがページに動的にロードされ続けることを観察することができ、一度照会されると詳細データの一部が即座に表示され、ユーザは詳細データの一部をすぐに見ることになる。動的なページによって、ユーザは詳細データをロードする全プロセスを実際に感じ、またバックグラウンドシステムが彼/彼女にサービスを提供するために一生懸命に働いていると感じることができるようになる。このようにして、ウェブページへの大きなデータの1回限りの展示によって引き起こされる遅くて動かないページの状況が完全に回避され、代わりにフレンドリなユーザエクスペリエンスが提示されることになる。ユーザエクスペリエンスとして、データリストの優れた迅速な展示は、ユーザが所望のターゲット情報をより迅速に見つけることに寄与することができ、所望のターゲット情報を見つけるために使用される過度のヒューマン−マシン動作、並びにリソースの浪費が低減されることになる。たとえば、ユーザは、所望の商品情報を迅速に直接見つけることができ、その情報を直接注文に変換することができ、また商業ウェブサイトの収入及び公的賞賛に寄与することができる。
【0039】
さらに、データリストフレームはページにプリロードされており、インデックス識別子の返却に応じてデータの各行がフレームに動的にリフレッシュされるので、リストフレームとリストフレームの内部に展示されるデータとの分離とデカップリングが完了し、このことはプログラムの開発と保守の分業に有益である。データリストフレームはテンプレート(ヘッダ及びデータラインを含む)に過ぎないため、データリストのすべてのコンテンツは、現在のページに表示することができる項目の数に応じて動的に循環的に生成される。これにより、リスト全体のHTMLコードの量が節約され、ネットワーク送信速度が向上する。
【0040】
好ましい実施形態では、本発明に開示された方法は、表示された詳細データ及び対応するインデックス識別子を端末においてローカルにバッファリングするステップであって、端末がクライアントのブラウザ又はローカルデバイスであるステップと、ステップ201と同じネットワークデータのページ展示要求が再び受信された後、対応するページの各種データのデータリストフレームのコードとインデックス識別子とを取得するステップと、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを展示するステップと、各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データを端末からそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ展示するステップとをさらに含む。上記のような処理により、閲覧されたデータリストページでは、詳細データがブラウザにより端末においてローカルにバッファリングされ、ページを直接表示することができるようになり、閲覧が繰り返し発生した場合、バックグラウンドサーバに再びアクセスする必要はないため、バックグラウンドサーバの負担が軽減し、表示速度をさらに向上させることを実現し得る。
【0041】
たとえば、リストが価格や販売数量などでランク付けされている場合、商品の各々のインデックス識別子(商品のプライマリキー番号)が最初に取得されているので、これらのインデックス識別子を使用することによって、現在のブラウザ側においてローカルにバッファリングされたデータを参照することができる。インデックス識別子に対応する詳細データが見つかると、それらの詳細データを直接ロードして表示することができる。このようにして、リスト中の現在の行の詳細な内容の要求をバックエンドに送信する必要はなく、以て、速度が向上し、ネットワークアクセスの量とサーバの負荷が軽減される。
【0042】
前述した実施形態は、閲覧速度を向上されるように、同じページが閲覧されたときにローカルバッファリングが実行される、閲覧されたデータリストページのみに関するものである。別の好ましい実施形態では、本発明によれば、展示された詳細データ及び対応するインデックス識別子は、端末においてローカルにバッファリングされる。ネットワークデータに対するどのような種類のページ展示要求を受信したとしても、たとえば、ページ表示要求はチャネル又は商品モデルを検索する要求であってもよく、閲覧要求であってもよいが、対応するページのデータリストフレームのコードと、各種データのインデックス識別子とが取得される。データリストフレームのコードに従って、現在のページにデータリストフレームが展示される。各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データが端末からそれぞれローカルに照会され、端末からローカルに照会された詳細データがインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示される。対応する詳細データが端末からローカルに照会されないインデックス識別子については、インデックス識別子に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、バックグラウンドデータユニットにそれぞれ照会要求が再び送信され、次いで、照会された詳細データがインデックス識別子に対応するデータリスト中の位置にそれぞれ表示される。
【0043】
前述の処理によって、本発明は、端末において、対応するインデックス識別子と、データリストのすべての表示又は閲覧された詳細データの対応する詳細データをローカルにバッファリングすることができる。ユーザが検索又は閲覧するチャネル又は商品モデルに関わらず、まず、表示される必要があるページのデータリスト中のデータのインデックス識別子を使用して、端末においてローカルに直接検索する。ローカルにバッファリングされた詳細データが端末にあると、それらの詳細データを迅速に展示することができる。これにより、ウェブサイトへのアクセスの経験が向上し、サーバの負荷が軽減される。
【0044】
本発明のさらなる実施形態では、展示されたデータリスト上でユーザによってクリックされたデータの検索識別子も記録される。たとえば、ユーザがある商品のデータをクリックすると、対応する商品IDが記録される。次いで、商品IDは端末においてローカルにバッファリングされ、閲覧マークが付される。展示されたページが再び表示されると、各種データの検索識別子に基づいて、その検索識別子に閲覧マークがあるか否かの照会が端末においてローカルに実行される。検索識別子に閲覧マークがある場合、表示された詳細データに商品が閲覧されたことを示すラベルが付されており、以てショッピング体験が向上する。
【0045】
本発明のさらなる実施形態では、データリストフレームが現在のページに展示された後、本実施形態は、展示されたデータリストフレームをバッファリングするステップをさらに含むことができる。現在のページのページめくり要求が受信された後、バッファリングされたデータリストフレームが現在のページに維持され、新しいページの各種データの各々のインデックス識別子が取得される。各種データの各々のインデックス識別子に従って、対応する詳細データが照会される(前述の実施形態において説明したように、この照会はバックグラウンドで行われてもよく、最初に端末のバッファ上でローカルに行われてもよく、次いで、照会が失敗した場合はバックグラウンドで行われてもよい)。次いで、照会された詳細データが、インデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示される。そのような処理によって、ページめくりの要求が受信されると、データカテゴリフレームのコードに従ってデータリストフレームを循環的に再生成する必要がなくなり、処理及び展示の速度がさらに向上する。
【0046】
本発明の実施形態では、新しいページの各種データのインデックス識別子を取得するステップは、詳細には、端末において新しいページのページ番号をローカルに計算するステップと、新しいページのページ番号を搬送するインデックス識別子照会要求をバックグラウンドに送信するステップと、バックグラウンドによって新しいページの番号に基づいて新しいページの各種データのインデックス識別子を照会するステップと、バックグラウンドから返された照会結果を受信するステップとを含む。たとえば、前のページ、次のページ、又は特定の番号のページをクリックする場合、ブラウザ内の現在のページのページ番号のメンテナンスを実行するためにJascriptを使用することができ、たとえば、最初のページが表示されているときは1になり、次のページがクリックされると、直接維持されたページのページ番号+1になる。要求がバックエンドに送信されると、新しいページの計算されたページ番号を直接搬送することによってインデックス識別子を照会することができ、以て、バックグラウンドにおいてページ番号計算を保存し、処理効率を向上させる。
【0047】
前述の方法に対応して、本発明は、前述の方法を実行するためのネットワークデータの展示処理のためのデバイスをさらに開示する。図3は、本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスのある実施形態の構成図である。図3を参照すると、デバイスはフォアグラウンドシステムに配置されてもよく、詳細には、
ネットワークデータのページ展示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子を取得し(詳細には、バックグラウンドから取得し)、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを展示するための第1のローディングモジュールと、
インデックス識別子の各々に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、非同期モードで各種データのインデックス識別子に従ってバックグラウンドデータユニット(たとえば、データベース及びデータファイル)に照会要求をそれぞれ送信し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示するための第2のローディングモジュールとを備える。
【0048】
図4は、本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの別の実施形態の構成図である。図4を参照すると、本デバイスは、
展示された詳細データ及び対応するインデックス識別子を端末においてローカルにバッファリングするための詳細データバッファリングモジュールと、
同じネットワークデータのページ展示要求が再び受信された後、対応するページの各種データのデータリストフレームのコードとインデックス識別子とを取得し、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを展示し、次いで第4のローディングモジュールをトリガするための第3のローディングモジュールと、
各種データのインデックス識別子に従って、対応する詳細データを端末からそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ展示するための第4のローディングモジュールとをさらに備える。
【0049】
図4の実施形態によって、閲覧されたデータリストページに対して、ブラウザは、端末において詳細データをローカルにバッファリングすることを実現することができる。閲覧が繰り返し発生すると、バックグラウンドサーバに再びアクセスする必要がなくなり、ページを直接表示することができるので、バックグラウンドサーバの負担を軽減し、表示速度をさらに向上させることができる。
【0050】
図5は、本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの別の実施形態の構成図である。図5を参照すると、本デバイスは、
展示された詳細データと対応するインデックス識別子とを端末においてローカルにバッファリングするための詳細データバッファリングモジュールと、
ネットワークデータのページ展示要求が受信された後、対応するページのデータリストフレームのコードと各種データのインデックス識別子を取得することと、データリストフレームのコードに従って現在のページにデータリストフレームを展示することと、第6のローディングモジュールをトリガすることとを行うための第5のローディングモジュールと、
各種データのインデックス識別子に従って、端末から対応する詳細データをそれぞれローカルに照会し、インデックス識別子に対応するデータリストの位置に端末からローカルに照会された詳細データをそれぞれ展示するための第6のローディングモジュールとをさらに備える。対応する詳細データが端末からローカルに照会されないインデックス識別子については、インデックス識別子に対応する詳細データをそれぞれ照会するために、バックグラウンドデータユニットにそれぞれ照会要求が再び送信され、次いで、照会された詳細データがインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示される。
【0051】
図5の実施形態によって、本発明は、端末において、対応するインデックス識別子と、データリストのすべての表示又は閲覧された詳細データの対応する詳細データをローカルにバッファリングすることができる。ユーザが検索又は閲覧するチャネル又は商品モデルに関わらず、まず、表示される必要があるページのデータリスト中のデータのインデックス識別子を使用して、端末においてローカルに直接検索する。ローカルにバッファリングされた詳細データが端末にあると、それらの詳細データを迅速に展示することができる。これにより、ウェブサイトへのアクセスの経験が向上し、サーバの負荷が軽減される。
【0052】
図6は、本発明による、ネットワークデータの展示処理のためのデバイスの別の実施形態の構成図である。図6を参照すると、前述の実施形態のうちのいずれかに基づいて、本デバイスは、
展示されたデータリストフレームをバッファリングするためのフレームバッファリングモジュールと、
現在のページのページめくり要求が受信された後、バッファリングされたデータリストフレームを現在のページに維持し、新しいページの各種データの各々のインデックス識別子を取得するための、新しいページローディングのための第1のモジュールと、
各種データの各々のインデックス識別子に従って対応する詳細データをそれぞれ照会し、照会された詳細データをインデックス識別子に対応するデータリストの位置にそれぞれ展示するための新しいページローディングのための第2のモジュールとをさらに備える。
【0053】
本出願の実施形態では、新しいページローディングのための第1のモジュールは、端末において新しいページのページ番号をローカルに計算することと、新しいページのページ番号を搬送するインデックス識別子照会要求をバックグラウンドに送信することと、バックグラウンドにおいて新しいページの番号に基づいて新しいページの各種データのインデックス識別子を照会することと、バックグラウンドから返された照会結果を受信することとを行うためにさらに使用される。
【0054】
上記で説明したように、詳細データをページインデックス化及び非同期な方法でバッチ処理するための技法を採用することによって、本発明の技術的解決策は、たとえばEコマースウェブサイトなどのビッグデータカテゴリウェブサイトへのビッグデータリスト展示の遅い速度及び貧弱な経験の問題を最終的に解決することができ、迅速でフレンドリなページローディング及び展示を実現し、ユーザエクスペリエンスを向上させ、バックグラウンドサーバへのワンタイムリクエストによって引き起こされるボトルネック負荷を軽減する。
【0055】
さらに、本発明の実施形態の各々における機能モジュールは、1つの処理ユニットにすべて統合されてもよく、物理的に別々に存在してもよく、2つ以上のモジュールが1つのユニットに統合されてもよい。前述の統合されたユニットは、ハードウェア機能ユニット又はソフトウェア機能ユニットのいずれかの形態で実装することができる。実施形態の各々における機能モジュールは、端末又はネットワークノードのいずれかに配置されてもよく、複数の端末又はネットワークノードにわたって分散されてもよい。
【0056】
さらに、本発明の各実施形態の各々は、コンピュータなどのデータ処理デバイスによって実行されるデータ処理プログラムを通じて実装することができる。データ処理プログラムが本発明を構成することは明らかである。また、ストレージ媒体に記憶されたデータ処理プログラムは、通常、ストレージ媒体から直接プログラムを読み出したり、データ処理デバイスのたとえばハードディスク及び/又はメモリなどのストレージデバイスにプログラムをインストール又はコピーしたりすることによって実行される。したがって、そのようなストレージ媒体も本発明を構成する。ストレージ媒体は、たとえば、紙ベルトなどの紙のストレージ媒体、フロッピーディスク、ハードディスク、又はフラッシュメモリなどの磁気ストレージ媒体、CD−ROMなどの光ストレージ媒体、及びMOなどの磁気光学ストレージ媒体などの、任意のタイプの記録方式を使用することができる。
【0057】
したがって、本発明は、データ処理プログラムが記憶されるストレージ媒体も開示し、データ処理プログラムは、本発明における前述の方法の実施形態のうちのいずれかを実行するために適用される。
【0058】
また、本発明の方法ステップは、たとえば、論理ゲート、スイッチ、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理コントローラ、及び埋め込みマイクロコントローラなどの、データ処理プログラム又はハードウェアのいずれかを通じて実現することができる。したがって、本発明の方法を実現することができるそのようなハードウェアも、本発明を構成することができる。
【0059】
前述の実施形態は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明を限定するために使用されるものではない。本発明の趣旨及び原理内に収まる、いかなる修正、均等な置換、及び改良も、本発明の保護範囲に含まれるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6