(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された前記利用対象に関する前記利用者のレビューである投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者に関する情報であって、前記利用対象に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記利用対象に関する情報に基づいて、前記コンテンツに含まれる投稿情報のうち、前記閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の個数に応じて、前記利用者に前記投稿情報に対する報酬を付与することを決定する決定部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
前記取得部によって取得された前記利用対象に関する情報に基づいて、前記閲覧者が前記投稿情報に基づいて前記利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたか否かを判定する判定部をさらに備え、
前記決定部は、
前記判定部によって前記閲覧者が前記投稿情報に基づいて前記利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、前記利用者に前記投稿情報に対する報酬を付与することを決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された前記利用対象に関する前記利用者のレビューである投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者に関する情報であって、前記利用対象に関する情報を取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得された前記利用対象に関する情報に基づいて、前記コンテンツに含まれる投稿情報のうち、前記閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の個数に応じて、前記利用者に前記投稿情報に対する報酬を付与することを決定する決定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
商品又はサービスである購入対象の購入者によって投稿された前記購入対象に関する投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者に関する情報であって、前記購入対象に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記購入対象に関する情報に基づいて、前記コンテンツに含まれる投稿情報のうち、前記閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の個数に応じて、前記購入者に前記投稿情報に対する報酬を付与することを決定する決定部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
商品又はサービスである購入対象の購入者によって投稿された前記購入対象に関する投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者に関する情報であって、前記購入対象に関する情報を取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得された前記購入対象に関する情報に基づいて、前記コンテンツに含まれる投稿情報のうち、前記閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の個数に応じて、前記購入者に前記投稿情報に対する報酬を付与することを決定する決定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図1に示す情報処理装置100は、ショッピングサービスを提供するサーバ装置である。
図1の例では、情報処理システム1は、端末装置10と情報処理装置100とを有する。
【0011】
端末装置10と情報処理装置100は、図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10と複数台の情報処理装置100とが含まれてもよい。
【0012】
端末装置10は、ユーザU1によって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0013】
また、端末装置10は、ブラウザやアプリケーションにより、情報処理装置100によって配信されたショッピングサービスを提供するためのコンテンツを表示画面に表示する。また、端末装置10は、ユーザU1の操作に応じて、ユーザU1が購入を希望する商品の決済要求を情報処理装置100に送信する。
【0014】
情報処理装置100は、複数の店舗から複数の商品の出品を受け付けて、インターネットを通じて商品を販売するショッピングサービスを提供するサーバ装置である。
図1に示す例では、情報処理装置100が、商品の購入者によって投稿された商品に関するレビューを含むコンテンツC1を端末装置10に配信する例を示す。そして、情報処理装置100が、配信されたコンテンツC1に含まれるレビューに基づいてユーザU1が商品を購入したと判定した場合に、レビューに対する報酬としてレビューの投稿者にポイントを付与する例を示す。なお、
図1に示す例では、情報処理装置100が、投稿情報を含むコンテンツとして、ウェブコンテンツを配信する例を示す。
【0015】
以下、
図1を用いて、情報処理の一例を説明する。
図1に示す例では、情報処理装置100は、端末装置10からの配信要求に応じて、端末装置10において表示されるコンテンツの一例である商品画像の一覧を配信する。端末装置10は、商品画像の一覧の中からユーザU1によって商品「掃除機」に対応する商品画像が選択されると、選択された商品画像の商品「掃除機」に対応するコンテンツの配信要求を情報処理装置100に送信する(ステップS11)。なお、商品「掃除機」は、商品ID「12345」によって識別される商品である。
【0016】
情報処理装置100は、端末装置10から配信要求を受け付けた場合、選択された商品画像に対応するコンテンツとして、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1を端末装置10に配信する(ステップS12)。なお、コンテンツC1は、商品「掃除機」に関するレビューの他に、商品「掃除機」に関する情報として、商品ID「12345」、商品名「掃除機」、価格「30,000円」、及び、ユーザU1を決済サービスに遷移させるためのハイパーリンク(「商品をカートに入れる」ボタン)を含む。
【0017】
端末装置10は、情報処理装置100から受信したコンテンツC1を表示する。端末装置10は、スワイプ等のユーザU1による画面のスクロール操作に応じて、上から順番にコンテンツC1に含まれる情報を表示する。
【0018】
続いて、端末装置10は、ユーザU1によって「商品をカートに入れる」ボタンが選択されると、ユーザU1を決済サービスに遷移させる。続いて、端末装置10は、ユーザU1によって商品「掃除機」の決済処理が選択されると、商品「掃除機」の決済要求を情報処理装置100に送信する(ステップS13)。
【0019】
情報処理装置100は、端末装置10から決済要求を受け付けると、商品「掃除機」の購入処理を実行する(ステップS14)。
【0020】
続いて、情報処理装置100は、商品「掃除機」の購入処理を実行すると、商品「掃除機」に関するレビューであって、端末装置10に表示された3つのレビューRV11〜RV13をユーザU1によって閲覧されたレビューとして特定する(ステップS15)。
【0021】
続いて、情報処理装置100は、ユーザU1によって閲覧されたレビューの数に応じて、レビューの投稿者に報酬を分配する(ステップS16)。具体的には、情報処理装置100は、価格「30,000円」の10%に相当する3,000円分のポイントをレビューに対する報酬として付与することを決定する。例えば、情報処理装置100は、1円が1ポイントに相当するとして、3000ポイントをレビューに対する報酬として付与することを決定する。そして、情報処理装置100は、レビューに対する報酬である3000ポイントをユーザU1によって閲覧された3つのレビューRV11〜RV13の数で等分して、各々のレビューの投稿者であるユーザU11〜U13のユーザIDに対応付けて、各ユーザU11〜U13に1000ポイントずつ付与する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU11〜U13のユーザIDに対応付けて記憶されたポイント数を1000ずつ増加させる。
【0022】
上述したように、情報処理装置100は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する投稿情報を取得する。そして、情報処理装置100は、取得した商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する投稿情報に基づいて、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。これにより、情報処理装置100は、レビューの投稿者が意識せずにアフィリエイト報酬を受け取ることを可能にする。すなわち、情報処理装置100は、レビューの投稿者であれば、誰もがアフィリエイターになり得る仕組みを提供することができる。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0023】
なお、
図1に示す例では、情報処理装置100が、投稿情報を含むコンテンツとしてウェブコンテンツを配信する例を示したが、投稿情報を含むコンテンツとしてアプリケーションコンテンツを配信してもよい。情報処理装置100がアプリケーションコンテンツを配信する場合は、
図1のステップ11において、端末装置10は、端末装置10にインストールされたショッピングサービス用のアプリケーションを起動する。また、ステップ12において、情報処理装置100は、端末装置10からコンテンツの配信要求を受け付けた場合、アプリケーションコンテンツを端末装置10に配信する。端末装置10は、アプリケーションコンテンツを情報処理装置100から受信すると、アプリケーションにより、受信したアプリケーションコンテンツを表示画面に表示する。
【0024】
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0025】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0026】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、
図2に示すように、投稿情報記憶部121と、閲覧情報記憶部122と、購入履歴記憶部123と、ポイント情報記憶部124とを有する。
【0027】
(投稿情報記憶部121)
投稿情報記憶部121は、商品の購入者によって投稿された商品の投稿情報に関する各種の情報を記憶する。
図3に、実施形態に係る投稿情報記憶部の一例を示す。
図3に示す例では、投稿情報記憶部121は、「商品ID」、「投稿日付」、「投稿者のユーザID」、「投稿情報」、「「参考になった」の数」、「投稿情報の取得先コンテンツ」といった項目を有する。
【0028】
「商品ID」は、投稿情報に対応する商品を識別するための識別情報を示す。
図3に示す例では、投稿情報に対応する商品の商品IDは、「12345」という番号である。なお、商品IDは、全く同じ商品を識別することが可能な情報であれば、どのような情報を用いてもよい。例えば、商品IDは、JANコード(Japanese Article Number)であってもよい。JANコードとは、「どの事業者が作成したどの商品か」を識別することができる世界共通の商品識別番号である。また、商品IDは、情報処理装置100のようなサービス側が独自に各商品に割り当てる識別情報であってもよい。また、識別情報は、商品の名称自体であってもよい。
【0029】
「投稿日付」は、投稿情報が投稿された日付を示す。
図3の1レコード目に示す例では、投稿日付「2017年11月20日」は、2017年11月20日に商品ID「12345」により識別される商品に関する投稿情報が投稿されたことを示す。
【0030】
「投稿者のユーザID」は、商品を購入した購入者であって、商品に関する投稿情報を投稿した投稿者を識別するための識別情報を示す。
【0031】
「投稿情報」は、商品に関する投稿情報の内容を示す。
図3に示す例では、投稿情報が文字情報である例を示す。
【0032】
「「参考になった」の数」は、投稿情報を閲覧した閲覧者による投稿情報に対する評価を示す。
図3の1レコード目に示す例では、「参考になった」の数「500」は、投稿者のユーザID「U11」で識別される投稿者が投稿した投稿情報を閲覧した閲覧者のうち500人の閲覧者が、投稿情報が参考になったと評価するボタンを押下したことを示す。
【0033】
「投稿情報の取得先コンテンツ」は、投稿情報の取得先となるコンテンツを識別するための識別情報を示す。「投稿情報の取得先コンテンツ」は、言い換えると、投稿情報を含むコンテンツを識別するための識別情報である。
図3の1レコード目に示す例では、投稿者のユーザID「U11」により識別される投稿者によって投稿された投稿情報がコンテンツID「C1」で識別されるコンテンツ(以下、適宜「コンテンツC1」と表示する。)から取得されたことを示す。
【0034】
(閲覧情報記憶部122)
閲覧情報記憶部122は、ユーザのアクセス履歴に関する各種情報を記憶する。
図4に、実施形態に係る閲覧情報記憶部の一例を示す。
図4に示す例では、閲覧情報記憶部122は、「アクセス日時」、「ユーザID」、「コンテンツID」、「商品ID」といった項目を有する。
【0035】
「アクセス日時」は、ユーザがコンテンツにアクセスした日時の情報を示す。
【0036】
「ユーザID」は、コンテンツにアクセスしたユーザを識別するための識別情報を示す。
【0037】
「コンテンツID」は、ユーザにアクセスされたコンテンツを識別するための識別情報を示す。
【0038】
「商品ID」は、ユーザにアクセスされたコンテンツに対応する商品を識別するための識別情報を示す。
【0039】
図4に示す例では、1レコード目は、アクセス日時「2017年12月1日 5:00PM」にユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)がコンテンツID「C1」により識別されるコンテンツ(コンテンツC1)にアクセスしたことを示す。また、ユーザU1がアクセスしたコンテンツC1は、商品ID「12345」により識別される商品に対応するコンテンツであることを示す。
【0040】
(購入履歴記憶部123)
購入履歴記憶部123は、ユーザの購入履歴に関する各種情報を記憶する。
図5に、実施形態に係る購入履歴記憶部の一例を示す。
図5に示す例では、購入履歴記憶部123は、「購入日時」、「ユーザID」、「商品ID」といった項目を有する。
【0041】
「購入日時」は、ユーザが商品を購入した日時の情報を示す。具体的には、「購入日時」は、情報処理装置100が商品の決済要求をユーザの端末装置から受け付けた日時の情報を示す。
【0042】
「ユーザID」は、商品を購入したユーザを識別するための識別情報を示す。
【0043】
「商品ID」は、ユーザに購入された商品を識別するための識別情報を示す。
【0044】
図5に示す例では、1レコード目は、購入日時「2017年12月1日 8:00PM」にユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)が商品ID「12345」により識別される商品を購入したことを示す。
【0045】
(ポイント情報記憶部124)
ポイント情報記憶部124は、ユーザに付与されたポイントに関する各種情報を記憶する。
図6に、実施形態に係るポイント情報記憶部の一例を示す。
図6に示す例では、ポイント情報記憶部124は、「ユーザID」、「ポイント(Pt)」といった項目を有する。
【0046】
「ユーザID」は、ポイントを付与されたユーザを識別するための識別情報を示す。
【0047】
「ポイント(Pt)」は、ユーザに付与されたポイント数を示す。
図6に示す例では、1レコード目は、ユーザID「U11」により識別されるユーザ(ユーザU11)に付与されたポイント数が「3000」ポイントであることを示す。
【0048】
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0049】
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、配信部132と、取得部133と、判定部134と、決定部135と、付与部136とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0050】
(受付部131)
受付部131は、コンテンツの配信要求を受け付ける。具体的には、受付部131は、情報処理装置100が提供するショッピングサービスのコンテンツの配信要求を端末装置10から受け付ける。例えば、受付部131は、ショッピングサービスのコンテンツである商品画像の一覧を含むコンテンツの配信要求を端末装置10から受け付ける。配信部132は、受付部131がコンテンツの配信要求を受け付けると、商品画像の一覧を含むコンテンツを端末装置10に配信する。
【0051】
また、受付部131は、配信部132によって配信された商品画像の一覧の中から、ユーザU1によって商品「掃除機」に対応する商品画像が選択されると、選択された商品画像の商品「掃除機」に対応するコンテンツの配信要求を端末装置10から受け付ける。
【0052】
(配信部132)
配信部132は、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を取得する。ここで、「商品の利用」には、商品を購入して商品を利用すること、及び、商品を購入せずに商品を利用することだけでなく、商品を購入すること自体が含まれる。具体的には、「商品の利用者」には、実際に商品を利用したか否かに関わらず、商品を購入しただけの購入者が含まれる。また、「利用対象」には、商品である購入対象が含まれる。また、「商品の利用者」には、商品を購入せずに試供品として配られた商品を利用した利用者が含まれる。また、「商品に関する投稿情報」には、商品自体への評価や感想だけでなく、商品を販売するストアや商品を配送する配送業者への評価や感想が含まれる。また、「サービスに関する投稿情報」には、サービス自体への評価や感想だけでなく、サービスを提供する提供主や提供場所への評価や感想が含まれる。
【0053】
図1に示す例では、配信部132は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11から商品「掃除機」に関するレビューRV11を取得する。具体的には、配信部132は、ショッピングサービスのユーザU11が商品ID「12345」により識別される商品「掃除機」を購入すると、購入した商品「掃除機」に関するレビューの投稿を促すメッセージをユーザU11の端末装置に配信する。ユーザU11の端末装置は、レビューの投稿を促すメッセージを受信すると、レビューを入力するためのコンテンツにユーザU11を遷移させるハイパーリンクを含むメッセージを表示する。ユーザU11の端末装置は、ユーザU11の操作によってハイパーリンクが選択されると、レビューの入力フィールドを含むコンテンツにユーザU11を遷移させる。商品「掃除機」の購入者であるユーザU11は、購入した商品「掃除機」に関する評価や感想であるレビューRV11を文章の形式で入力フィールドに入力する。ユーザU11の端末装置は、ユーザU11によってレビューの送信ボタンが選択されると、情報処理装置100にレビューRV11を送信する。
図3の1レコード目に示すように、配信部132は、ユーザU11の端末装置からレビューRV11の投稿を受け付けると、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11のユーザID「U11」を投稿情報記憶部121の「投稿者のユーザID」の項目に格納する。また、配信部132は、ユーザU11から受け付けた商品「掃除機」に関するレビューRV11を投稿情報記憶部121の「投稿情報」の項目に格納する。同様に、
図3の2レコード目〜3レコード目に示すように、配信部132は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU12〜U13から商品「掃除機」に関するレビューRV12〜RV13を取得する。
【0054】
続いて、配信部132は、受付部131がコンテンツの配信要求を受け付けると、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を含むコンテンツを配信する。例えば、配信部132は、受付部131が商品「掃除機」に対応するコンテンツの配信要求を受け付けると、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1をユーザU1の端末装置10に配信する。例えば、配信部132は、商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1にウェブビーコン(Web Beacon)が組み込まれたものをユーザU1の端末装置10に配信する。
【0055】
ここで、ウェブビーコン(Web Beacon)とは、ユーザのアクセスを解析するためにコンテンツに組み込まれたプログラムである。配信部132は、コンテンツC1を形成するHTML(HyperText Markup Language)ファイルにJava Script(登録商標)のタグを実装することにより、コンテンツC1にウェブビーコンを組み込む。
【0056】
端末装置10は、コンテンツC1を受信すると、ウェブビーコンが組み込まれたコンテンツC1を画面に表示する。続いて、ウェブビーコンが組み込まれたコンテンツC1が端末装置10の画面に表示されると、コンテンツC1に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動して、ユーザU1のアクセスデータを端末装置10から情報処理装置100に送信する。
【0057】
(取得部133)
取得部133は、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を取得する。また、取得部133は、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者に関する情報であって、利用対象に関する情報を取得する。具体的には、取得部133は、コンテンツに組み込まれたウェブビーコンの作動により、どのユーザが、いつ、どのようなコンテンツにアクセスしたかというアクセスデータを端末装置から取得する。
【0058】
図1に示す例では、取得部133は、コンテンツC1に組み込まれたウェブビーコンの作動により、2017年12月1日に商品ID「12345」で識別される商品「掃除機」に対応するコンテンツC1にユーザU1がアクセスしたというアクセス情報を端末装置10から取得する。すなわち、取得部133は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1を配信されたユーザU1である閲覧者に関する情報として、ユーザU1がコンテンツC1にアクセスしたというアクセス情報を取得する。続いて、取得部133は、取得したユーザU1のアクセス情報を閲覧情報記憶部122に格納する。
【0059】
また、取得部133は、決済サービスを提供するためのコンテンツに組み込まれたウェブビーコンの作動により、2017年12月1日に商品ID「12345」で識別される商品「掃除機」をユーザU1が購入したという購入情報を端末装置10から取得する。すなわち、取得部133は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1を配信されたユーザU1である閲覧者に関する情報として、ユーザU1が商品「掃除機」を購入したという購入情報を取得する。続いて、取得部133は、取得した購入情報を購入履歴記憶部123に格納する。
【0060】
(判定部134)
判定部134は、取得部133によって取得された利用対象に関する情報に基づいて、利用対象に関する投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたか否かを判定する。ここで、「利用対象の提供者にとって利益につながる行動」とは、利用対象が商品である場合は、閲覧者が投稿情報に基づいて商品を購入する行動や商品に関する資料を請求する行動を意味する。また、利用対象がサービスである場合は、閲覧者が投稿情報に基づいてサービスを利用する行動やサービスの提供場所を訪問する行動を意味する。
【0061】
図1に示す例では、判定部134は、購入履歴記憶部123を参照して、商品ID「12345」で識別される商品「掃除機」をユーザU1が購入したという購入情報を取得する。判定部134は、ユーザU1が商品「掃除機」を購入したという情報に基づいて、ユーザU1が商品「掃除機」の販売者にとって利益につながる行動を起こしたと判定する。
【0062】
続いて、判定部134は、ユーザU1によって閲覧された投稿情報を特定する。具体的には、判定部134は、閲覧情報記憶部122を参照して、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1をユーザU1が閲覧したという情報を取得する。
【0063】
続いて、判定部134は、ユーザU1がコンテンツC1を閲覧したアクセス日時の情報とユーザU1が商品「掃除機」を購入した購入日時の情報とに基づいて、ユーザU1がコンテンツC1を閲覧した後に商品「掃除機」を購入したと判定する。
【0064】
続いて、判定部134は、ユーザU1が商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1を閲覧した後に商品「掃除機」を購入したという情報に基づいて、ユーザU1がコンテンツC1に含まれる3つのレビューRV11〜RV13に基づいて商品「掃除機」の販売者にとって利益につながる行動を起こしたと判定する。
【0065】
なお、
図1に示す例では、コンテンツC1にアクセスしたユーザU1が他のコンテンツに遷移することなく商品「掃除機」の決済を行う例を示したが、コンテンツC1にアクセスしたユーザU1が他のコンテンツに遷移した後に商品の決済を行ってもよい。
【0066】
(決定部135)
決定部135は、取得部133によって取得された投稿情報に基づいて、利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。また、決定部135は、取得部133によって取得された利用対象に関する情報に基づいて、利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。具体的には、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。例えば、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて商品を購入したと判定された場合、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいてサービスを利用したと判定された場合、又は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいてサービスの提供場所を訪れたと判定された場合に、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0067】
図1に示す例では、決定部135は、判定部134によって閲覧者であるユーザU1がコンテンツC1に含まれる3つのレビューRV11〜RV13に基づいて商品「掃除機」を購入したと判定されたので、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13にレビューRV11〜RV13に対する報酬としてポイントを付与することを決定する。決定部135は、商品「掃除機」の価格「30,000円」の10%に相当する3,000円分のポイントをレビューに対する報酬として付与することを決定する。例えば、決定部135は、1円が1ポイントに相当するとして、3000ポイントをレビューに対する報酬として付与することを決定する。
【0068】
また、決定部135は、コンテンツに含まれる投稿情報のうち、閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の数に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
図1に示す例では、閲覧者であるユーザU1の端末装置10の画面にコンテンツC1に含まれる3つのレビューRV11〜RV13の全てが表示される例を示した。したがって、決定部135は、レビューに対する報酬である3000ポイントをユーザU1によって閲覧された3つのレビューRV11〜RV13の数で等分して、各々のレビューの投稿者であるユーザU11〜U13に1000ポイントずつ付与することを決定する。
図7と
図8を用いてこの点について詳しく説明する。
【0069】
図7は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図7に示す例では、配信部132は、商品「掃除機」の購入者であるU11〜U15によって投稿された商品「掃除機」に関する5つのレビューRV11〜RV15を含むコンテンツC1をユーザU1の端末装置10に配信する。また、配信部132は、商品「掃除機」に関する5つのレビューRV11〜RV15を含むコンテンツC1にウェブビーコンWB11が組み込まれたものをユーザU1の端末装置10に配信する。なお、ウェブビーコンWB11は、コンテンツC1の画面に小さな画像として埋め込まれる。
【0070】
端末装置10は、コンテンツC1を受信すると、ファーストビューとして、端末装置10の画面にコンテンツC1のファーストビューFV11の領域を表示する。端末装置10は、商品ID「12345」、商品名「掃除機」、価格「30,000円」、及び、ユーザU1を決済サービスに遷移させるためのハイパーリンク(「商品をカートに入れる」ボタン)をファーストビューFV11の領域に表示する。
図7に示す例では、ファーストビューではレビューは表示されない。コンテンツC1のファーストビューFV11の領域が端末装置10の画面に表示されると、コンテンツC1に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動して、ユーザU1によってファーストビューFV11の領域が閲覧されたというアクセス情報を情報処理装置100に送信する。
【0071】
続いて、端末装置10は、スワイプ等のユーザU1による画面のスクロール操作に応じて、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1の領域を端末装置10の画面に表示する。3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1の領域が端末装置10の画面に表示されると、コンテンツC1に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動して、ユーザU1によってコンテンツC1に含まれる3つのレビューRV11〜RV13が閲覧されたというアクセス情報を情報処理装置100に送信する。ここで、更にユーザU1が画面のスクロール操作を行うことなく、商品「掃除機」の決済サービスに遷移する場合、購入者であるU14〜U15によって投稿された商品「掃除機」に関する2つのレビューRV14〜RV15を含むコンテンツC1の領域は端末装置10の画面に表示されない。
【0072】
続いて、端末装置10は、ユーザU1によって「商品をカートに入れる」ボタンが押下されると、ユーザU1を決済サービスに遷移させる。続いて、端末装置10は、ユーザU1によって商品「掃除機」の決済ボタンが押下されると、商品「掃除機」の決済要求を情報処理装置100に送信する。取得部133は、決済サービスを提供するためのコンテンツに組み込まれたウェブビーコンの作動により、商品ID「12345」で識別される商品「掃除機」をユーザU1が購入したという購入情報を端末装置10から取得する。続いて、判定部134は、ユーザU1が商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1を閲覧した後に商品「掃除機」を購入したという情報に基づいて、ユーザU1がコンテンツC1に含まれる3つのレビューRV11〜RV13に基づいて商品「掃除機」の販売者にとって利益につながる行動を起こしたと判定する。
【0073】
なお、購入者であるU14〜U15によって投稿された商品「掃除機」に関する2つのレビューRV14〜RV15を含むコンテンツC1の領域は端末装置10の画面に表示されなかったので、ユーザU1によって閲覧されていない。すなわち、2つのレビューRV14〜RV15は、ユーザU1が商品「掃除機」を購入する行動に寄与していないため、購入者であるU14〜U15にはレビューに対する報酬は付与されない。
【0074】
なお、決定部135は、コンテンツC1に含まれる投稿情報のうち、閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の表示時間に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定してもよい。具体的には、判定部134は、コンテンツC1に含まれる3つのレビューRV11〜RV13のうち、端末装置10の画面に表示されたレビューの表示時間が所定の時間以上である場合、例えば1秒以上である場合に、3つのレビューRV11〜RV13が閲覧されたと判定してもよい。すなわち、判定部134は、3つのレビューRV11〜RV13が表示された表示時間が所定の時間を下回る場合、例えば1秒を下回る場合は、3つのレビューRV11〜RV13が閲覧されなかったと判定してもよい。決定部135は、判定部134によって3つのレビューRV11〜RV13が閲覧されたと判定された場合に、商品の購入者であるユーザU11〜U13にレビューに対する報酬を付与することを決定する。
【0075】
図8は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図8に示す例では、配信部132は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1をユーザU1の端末装置10に配信する。また、配信部132は、商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1にウェブビーコンWB11が組み込まれたものをユーザU1の端末装置10に配信する。
【0076】
端末装置10は、コンテンツC1を受信すると、ファーストビューとして、端末装置10の画面にコンテンツC1のファーストビューFV11の領域を表示する。
図8に示す例では、ファーストビューではレビューは表示されない。したがって、ユーザU1が画面のスクロール操作を行うことなく、商品「掃除機」の決済サービスに遷移する場合、購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1の領域は端末装置10の画面に表示されなかったので、ユーザU1によって閲覧されていない。すなわち、3つのレビューRV11〜RV13は、ユーザU1が商品「掃除機」を購入する行動に寄与していないため、購入者であるユーザU11〜U13にはレビューに対する報酬は付与されない。
【0077】
(付与部136)
付与部136は、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与する。具体的には、付与部136は、ポイント情報記憶部124を参照して、決定部135によって決定された報酬を商品又はサービスである利用対象の利用者のユーザIDに対応付けて付与する。
図1に示す例では、付与部136は、ポイント情報記憶部124を参照して、決定部135によって決定された報酬の付与対象であって、レビューの投稿者であるユーザU11〜U13のユーザIDに対応するポイント数を1000ポイントずつ増加させる。
【0078】
例えば、付与部136は、ユーザU11が元々保有していたポイント数が2000ポイントである場合、ユーザU11のポイント数を1000ポイント増やして、3000ポイントにする。例えば、付与部136は、ユーザU12が元々保有していたポイント数が1000ポイントである場合、ユーザU12のポイント数を1000ポイント増やして、2000ポイントにする。例えば、付与部136は、ユーザU13が元々保有していたポイント数が0ポイントである場合、ユーザU13のポイント数を1000ポイント増やして、1000ポイントにする。
【0079】
なお、付与部136は、ポイント情報記憶部124を参照してポイントを付与する代わりに、決定部135によって決定された報酬の付与対象であって、レビューの投稿者であるユーザU11〜U13のユーザIDに対応するポイント情報を管理する外部のサーバ装置にアクセスして、各ユーザU11〜U13にポイントを付与するようにしてもよい。
【0080】
〔3.情報処理のフロー〕
次に、
図9を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
図9は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。
【0081】
図9に示すように、情報処理装置100は、閲覧者に関する情報であって、利用対象に関する情報を取得する(ステップS101)。
【0082】
続いて、情報処理装置100は、閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたか否かを判定する(ステップS102)。情報処理装置100は、閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしていないと判定した場合(ステップS102;No)は、処理を終了する。
【0083】
情報処理装置100は、閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定した場合(ステップS102;Yes)は、閲覧者によって閲覧された投稿情報を特定する(ステップS103)。
【0084】
続いて、情報処理装置100は、閲覧された投稿情報の数に応じて投稿者に報酬を分配する(ステップS104)。
【0085】
〔4.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0086】
〔4−1.投稿情報に含まれる文字数と表示時間とに基づいて閲覧判定する〕
図1では、情報処理装置100が、レビューを含むコンテンツC1にユーザU1がアクセスした場合にユーザU1がレビューを閲覧したと判定する例を示したが、レビューに含まれる文字数に応じた表示時間に基づいてレビューが閲覧されたか否かを判定してもよい。
図10を用いてこの点について詳しく説明する。
【0087】
図10は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。
図10に示す例では、配信部132は、商品「掃除機」の購入者であるユーザU11〜U13によって投稿された商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1をユーザU1の端末装置10に配信する。3つのレビューRV11〜RV13に含まれる文字数はそれぞれ異なっており、RV11は300文字、RV12は200文字、RV13は100文字を含む。また、配信部132は、商品「掃除機」に関する3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1にウェブビーコンWB11が組み込まれたものをユーザU1の端末装置10に配信する。
【0088】
端末装置10の画面に3つのレビューRV11〜RV13を含むコンテンツC1が表示されると、コンテンツC1に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動する。取得部133は、コンテンツC1に組み込まれたウェブビーコンWB11の作動により、RV11の表示時間が3秒であるという情報を取得する。具体的には、取得部133は、コンテンツC1に組み込まれたウェブビーコンWB11の作動により、ユーザU1のスクロール操作によって、コンテンツC1のP1の位置からP2の位置までの領域が画面に表示されるのにかかった時間が3秒であるので、RV11の表示時間が3秒であると判定する。同様に、取得部133は、コンテンツC1のP2の位置からP3の位置までの領域が画面に表示されるのにかかった時間が1秒であるので、RV12の表示時間が1秒であると判定する。また、取得部133は、コンテンツC1のP3の位置からP4の位置までの領域が画面に表示されるのにかかった時間が1秒であるので、RV13の表示時間が1秒であると判定する。
【0089】
判定部134は、レビューに含まれる文字数に応じた表示時間に基づいてレビューが閲覧されたか否かを判定する。例えば、判定部134は、レビューに含まれる文字数100文字につき1秒以上表示された場合にレビューが閲覧されたと判定する。例えば、判定部134は、レビューRV11は300文字を含むので、レビューRV11が3秒以上表示された場合にユーザU1によって閲覧されたと判定する。すると、判定部134は、取得部133によって取得されたRV11の表示時間が3秒であるという情報に基づいて、レビューRV11がユーザU1によって閲覧されたと判定する。決定部135は、判定部134によってレビューRV11がユーザU1によって閲覧されたと判定されたので、購入者であるU11に対してレビューRV11に対する報酬を付与することを決定する。同様に、判定部134は、取得部133によって取得されたRV12の表示時間が1秒であるという情報に基づいて、レビューRV12はユーザU1によって閲覧されなかったと判定する。
【0090】
決定部135は、判定部134によってレビューRV12がユーザU1によって閲覧されなかったと判定されたので、購入者であるU12に対してレビューRV12に対する報酬を付与しないことを決定する。同様に、判定部134は、取得部133によって取得されたRV13の表示時間が1秒であるという情報に基づいて、レビューRV13はユーザU1によって閲覧されたと判定する。決定部135は、判定部134によってレビューRV13がユーザU1によって閲覧されたと判定されたので、購入者であるU13に対してレビューRV13に対する報酬を付与することを決定する。
【0091】
なお、判定部134は、ビューに含まれる文字数に応じた表示時間に基づいて各々のレビューが読了されたか否かを判定してもよい。そして、決定部135は、判定部134によってレビューが読了されたと判定された場合に、レビューの投稿者にレビューに対する報酬を付与してもよい。
【0092】
また、判定部134は、各ビューの表示領域のうち中央部分に表示されたレビューのみを閲覧されたと判定してもよい。そして、決定部135は、判定部134によってレビューが閲覧されたと判定された場合に、レビューの投稿者にレビューに対する報酬を付与するようにしてもよい。
【0093】
〔4−2.SNSに投稿された動画レビューの投稿者に報酬を付与する〕
図1では、情報処理装置100が、商品に関するレビューである文字情報を投稿した商品の購入者に対して報酬を付与する例を示したが、商品に関するレビューである動画情報の再生時間に基づいて動画情報を投稿した商品の利用者に対して報酬を付与してもよい。
図11を用いてこの点について詳しく説明する。
【0094】
図11は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。
図11に示す例では、情報処理装置100は、ショッピングサービスの他に、SNS(Social Networking Service)を提供するサーバ装置である。配信部132は、掃除機である3つの商品A〜商品Cの利用者であるユーザU21よって投稿された3つの商品A〜商品Cに関する動画レビューであって、SNSに投稿された動画レビューを含むコンテンツC2をユーザU2の端末装置20に配信する。
【0095】
配信部132は、3つの商品A〜商品Cに関する動画レビューを含むコンテンツC2にウェブビーコンWB21が組み込まれたものをユーザU2の端末装置20に配信する。なお、動画レビューの内容は、ユーザU2が各商品の使用感を動画で投稿したものであるとする。また、動画レビューは、商品A、商品B、商品Cの順番でそれぞれ1分間ずつユーザU2が各商品の使用感を動画で投稿したものであり、全体で3分間の長さであるとする。
【0096】
端末装置20の画面に動画レビューを含むコンテンツC2が表示されると、コンテンツC2に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動する。ユーザU2は、SNSに投稿された動画レビューを2分間再生して閲覧する(ステップS21)。取得部133は、コンテンツC2に組み込まれたウェブビーコンWB21の作動により、動画レビューの再生時間が2分であるという情報を取得する。
【0097】
ユーザU2は、動画レビューを閲覧した後に、ショッピングサービスで商品Bを購入する。端末装置20は、ユーザU2によって商品Bの決済ボタンが押下されると、商品Bの決済要求を情報処理装置100に送信する(ステップS22)。取得部133は、決済サービスを提供するためのコンテンツに組み込まれたウェブビーコンの作動により、商品BをユーザU2が購入したという購入情報を端末装置20から取得する。
【0098】
続いて、判定部134は、ユーザU2によって閲覧された投稿情報を特定する。具体的には、判定部134は、閲覧情報記憶部122を参照して、3つの商品A〜商品Cの利用者であるU21によって投稿された3つの商品A〜商品Cに関する動画レビューを含むコンテンツC2をユーザU2が閲覧したという情報を取得する。
【0099】
続いて、決定部135は、レビューである動画情報の再生時間に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。具体的には、判定部134は、ユーザU2が3つの商品A〜商品Cに関する動画レビューを2分間再生して閲覧した後に商品Bを購入したという情報に基づいて、ユーザU2が動画レビューに含まれる3つの商品のうち、商品Aと商品Bに関する動画部分を閲覧した後に商品Bを購入したと判定する。すなわち、判定部134は、ユーザU2がコンテンツC2に含まれる動画レビューの商品Bに関する動画部分に基づいて商品Bの販売者にとって利益につながる行動を起こしたと判定する。
【0100】
決定部135は、判定部134によって閲覧者であるユーザU2がコンテンツC2に含まれる動画レビューに基づいて商品Bを購入したと判定されたので、商品Bの利用者であるU21に動画レビューに対する報酬を付与することを決定する。例えば、決定部135は、商品Bの価格が30,000円である場合、価格の10%である3,000円分のポイントを報酬として付与することを決定する。付与部136は、決定部135によって決定された3000ポイントを動画レビューに対する報酬として商品Bの利用者であるU21に付与する。
【0101】
〔4−3.レビューを閲覧したユーザが来店した場合に報酬を付与する〕
図1では、情報処理装置100が、商品に関するレビューを閲覧したユーザが商品を購入した場合にレビューの投稿者に対して報酬を付与する例を示したが、サービスに関するレビューを閲覧したユーザがサービスの提供場所を訪問した場合にレビューの投稿者に対して報酬を付与してもよい。
図12を用いてこの点について詳しく説明する。
【0102】
図12は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。
図12に示す例では、情報処理装置100は、レジャーに関する情報サービスを提供するサーバ装置である。また、情報処理装置100は、位置情報サービスを提供するサーバ装置である。
図12では、受付部131は、端末装置30からの配信要求に応じて、端末装置30において表示されるコンテンツの一例であるレジャー画像の一覧を配信する。端末装置30は、レジャー画像の一覧の中からユーザU3によってボルダリングに対応するレジャー画像が選択されると、選択されたレジャー画像のボルダリングに対応するコンテンツの配信要求を情報処理装置100に送信する(ステップS31)。
【0103】
配信部132は、受付部131が端末装置30から配信要求を受け付けた場合、選択されたレジャー画像のボルダリングに対応するコンテンツとして、ボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」の利用者であるU31〜U32によって投稿されたボルダリングに関する2つのレビューRV31〜RV32を含むコンテンツC3にウェブビーコンWB31を組み込んだものを端末装置30に配信する(ステップS32)。
【0104】
端末装置30は、コンテンツC3を受信すると、ウェブビーコンWB31が組み込まれたコンテンツC3を画面に表示する。続いて、ウェブビーコンWB31が組み込まれたコンテンツC3が端末装置30の画面に表示されると、コンテンツC3に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動して、ユーザU3のアクセスデータを端末装置30から情報処理装置100に送信する。取得部133は、ボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」の利用者であるU31〜U32によって投稿されたボルダリングに関する2つのレビューRV31〜RV32を含むコンテンツC3にユーザU3がアクセスしたという閲覧情報を端末装置30から取得する。
【0105】
その後、位置情報アプリケーションがインストールされた端末装置30を持ってユーザU3がボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」に来店する(ステップS33)。
【0106】
取得部133は、ユーザU3がボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」に来店すると、GPS(Global Positioning System)等の技術を用いて、位置情報アプリケーションがインストールされた端末装置30を所持するユーザU3の位置情報を取得する(ステップS34)。
【0107】
続いて、判定部134は、ユーザU3によって閲覧された投稿情報を特定する(ステップS35)。具体的には、取得部133は、閲覧情報記憶部122を参照して、ボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」の利用者であるU31〜U32によって投稿されたボルダリングに関する2つのレビューRV31〜RV32を含むコンテンツC3をユーザU3が閲覧したという情報を取得する。
【0108】
続いて、判定部134は、取得部133によって取得されたユーザU3の閲覧情報と位置情報とに基づいて、ユーザU3が2つのレビューRV31〜RV32閲覧した後にボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」に来店したと判定する。判定部134は、ユーザU3が2つのレビューRV31〜RV32閲覧した後にボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」に来店したという情報に基づいて、ユーザU3が2つのレビューRV31〜RV32に基づいて「Bジム新宿店」に来店したと判定する。
【0109】
決定部135は、判定部134によってユーザU3が2つのレビューRV31〜RV32に基づいて「Bジム新宿店」に来店したと判定されたので、ボルダリングの店舗である「Bジム新宿店」の利用者であるU31〜U32に対してレビューRV31〜RV32に対する報酬を付与することを決定する。決定部135は、レビューに対する報酬として1000ポイントを付与することを決定する。付与部136は、1000ポイントをユーザU3によって閲覧された2つのレビューRV31〜RV32の数で等分して、各々のレビューの投稿者U31〜U32に500ポイントずつ付与する(ステップS36)。
【0110】
なお、「利用対象の提供者にとって利益につながる行動」には、店舗を利用した利用者によって飲食店やグルメ情報に関するSNSに投稿された投稿情報に基づいて、閲覧者が実際に店舗を訪問する行動が含まれる。例えば、乗用車の相乗りの需要をマッチングさせるサービスであるライドシェアを利用した利用者によって投稿された投稿情報に基づいて、閲覧者が実際にライドシェアを利用する行動が含まれる。例えば、商品の利用者によってSNSに投稿された動画情報に基づいて、閲覧者が実際に商品を購入する行動が含まれる。
【0111】
例えば、レジャー予約サービスでハングライダーの体験ツアーを予約してハングライダーを体験した利用者によって投稿された投稿情報に基づいて、閲覧者が実際にハングライダーの体験ツアーを予約する行動が含まれる。例えば、美容院やエステ、リラクゼーション、アパレル、コンビニ、スーパーを利用した利用者によって投稿された投稿情報に基づいて、閲覧者が実際に美容院やエステ等の店舗に来店する行動が含まれる。例えば、中古車販売業者を利用した利用者によって投稿された投稿情報に基づいて、閲覧者が実際に車検時に中古車販売業者の店舗に来店する行動が含まれる。
【0112】
〔4−4.投稿情報を含むコンテンツが電子メールコンテンツである場合〕
図1では、情報処理装置100が、投稿情報を含むコンテンツとして、ウェブコンテンツを配信する例を示したが、投稿情報を含むコンテンツとして、電子メールコンテンツを配信してもよい。
図13を用いてこの点について詳しく説明する。
【0113】
図13は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。
図13に示す例では、情報処理装置100は、電子メールコンテンツを配信するサーバ装置である。
図13では、ユーザU4の端末装置40は、メールの配信要求を情報処理装置100に送信する(ステップS41)。
【0114】
受付部131は、メールの配信要求を受け付けると、商品Aの購入者であるU41〜U43によって投稿された商品Aに関する3つのレビューRV41〜RV43を含む電子メールコンテンツMS1をユーザU4の端末装置40に配信する(ステップS42)。また、配信部132は、商品Aに関する3つのレビューRV41〜RV43を含む電子メールコンテンツMS1にウェブビーコンWB41が組み込まれたものをユーザU4の端末装置40に配信する。
【0115】
端末装置40は電子メールコンテンツMS1を受信すると、画面に電子メールの配信通知を表示する。端末装置40の画面に表示された配信通知を見たユーザU4によって電子メールが開封される(ステップS43)。
【0116】
ユーザU4によって電子メールが開封されると、端末装置40は、ウェブビーコンWB41が組み込まれた電子メールコンテンツMS1を画面に表示する。続いて、ウェブビーコンWB41が組み込まれた電子メールコンテンツMS1が端末装置40の画面に表示されると、電子メールコンテンツMS1に組み込まれたJava Script(登録商標)のコードが作動して、ユーザU4のアクセスデータを端末装置40から情報処理装置100に送信する。取得部133は、商品Aの購入者であるU41〜U43によって投稿された商品Aに関する3つのレビューRV41〜RV43を含む電子メールコンテンツMS1をユーザU4が開封したという開封情報を端末装置40から取得する。付与部136は、電子メールコンテンツMS1を開封したユーザU4にメールを開封した報酬として1ポイントを付与する(ステップS44)。
【0117】
ユーザU4は、メールを開封した後に、ショッピングサービスで商品Aを購入する。端末装置40は、ユーザU4によって商品Aの決済ボタンが押下されると、商品Aの決済要求を情報処理装置100に送信する(ステップS45)。取得部133は、決済サービスを提供するためのコンテンツに組み込まれたウェブビーコンの作動により、商品AをユーザU4が購入したという購入情報を端末装置40から取得する。情報処理装置100は、商品Aの購入処理を行う(ステップS46)。
【0118】
続いて、判定部134は、ユーザU4によって閲覧された投稿情報を特定する(ステップS47)。具体的には、判定部134は、閲覧情報記憶部122を参照して、商品Aの購入者であるU41〜U43によって投稿された商品Aに関する3つのレビューRV41〜RV43を含む電子メールコンテンツMS1をユーザU4が閲覧したという情報を取得する。
【0119】
続いて、判定部134は、ユーザU4が商品Aに関する3つのレビューRV41〜RV43を閲覧した後に商品Aを購入したという情報に基づいて、ユーザU4が3つのレビューRV41〜RV43に基づいて商品Aの販売者にとって利益につながる行動を起こしたと判定する。
【0120】
決定部135は、判定部134によって閲覧者であるユーザU4が3つのレビューRV41〜RV43に基づいて商品Aの販売者にとって利益につながる行動を起こしたと判定されたので、商品Aの購入者であるU41〜U43に投稿情報の数に応じて報酬を分配することを決定する(ステップS48)。
【0121】
〔4−5.サブクラスが一致する利用対象の投稿者に報酬を付与する〕
図1では、情報処理装置100が、レビューの閲覧者がレビューに関する商品と同じ商品を購入した場合にレビューの投稿者に報酬を付与する例を示したが、レビューの閲覧者がレビューに関する利用対象とサブクラス違いの利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こした場合にレビューの投稿者に報酬を付与してもよい。すなわち、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて、利用対象と類似する他の利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0122】
具体的には、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて、利用対象を示す複数の階層構造を有する情報のうち、利用対象と所定の階層に属する情報が同一であって、所定の階層よりも下位の階層に属する情報が異なる利用対象である他の利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0123】
例えば、判定部134は、閲覧者が商品のサブクラス(色違い、サイズ違い等)が異なる商品である白色の商品に関するレビュー(例えば、「白はよくなかった。」という投稿情報)を閲覧して、商品のサブクラスが異なる商品である赤色の商品を購入した場合、赤色の商品の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定する。決定部135は、判定部134によって、「白はよくなかった。」という投稿情報に基づいて閲覧者が色違いの赤の商品を購入したと判定されたので、「白はよくなかった。」という投稿情報を投稿した投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0124】
〔4−6.投稿情報に含まれる文字数に応じて報酬を付与する〕
図1では、情報処理装置100が、閲覧された投稿情報の数に応じて報酬を等分して分配付与する例を示したが、投稿情報に含まれる文字数に応じて報酬を分配付与してもよい。
【0125】
具体的には、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる文字数に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。例えば、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる文字数が多いほど閲覧者の利益に供する投稿情報であると判定する。そして、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる文字数が多い投稿情報ほど指標値が大きくなるように学習されたモデルを用いて投稿情報に対応する指標値を算出する。
【0126】
例えば、決定部135は、投稿情報記憶部121の「投稿情報」の項目を参照する。
図3に示す例では、商品ID「12345」に対応する商品に関する5つの投稿情報のうち、4レコード目の投稿情報は「よかった。」の一言であり、他の投稿情報に比べると文字数が少ない。したがって、決定部135は、4レコード目の投稿情報が「よかった。」の一言である投稿情報に対応する指標値を、他の投稿情報に対応する指標値よりも小さく算出する。そして、決定部135は、投稿情報に対応する指標値の大きさに応じて、各投稿情報の投稿者に対して付与する報酬を分配する。
【0127】
なお、配信部132は、投稿情報に対応する指標値の大きさに応じて投稿情報の並び順が決定された投稿情報を含むコンテンツを配信してもよい。
図3に示す例では、配信部132は、4レコード目の投稿情報が「よかった。」の一言である投稿情報の並び順が4位になるように5つの投稿情報の並び順が決定された投稿情報を含むコンテンツを配信する。あるいは、配信部132は、文字情報に含まれる文字数が所定の閾値を下回る投稿情報については、配信するコンテンツに含まないようにしてもよい。
【0128】
〔4−7.投稿情報に含まれる肯定表現と否定表現の比率に応じて報酬を付与する〕
図1では、情報処理装置100が、閲覧された投稿情報の数に応じて報酬を等分して分配付与する例を示したが、投稿情報である文字情報に含まれる肯定表現を示す語句の数と否定表現を示す語句の数とに基づいて報酬を分配付与してもよい。
【0129】
具体的には、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる肯定表現を示す語句の数と否定表現を示す語句の数の比率がよいほど閲覧者の利益に供する投稿情報であると判定する。そして、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる肯定表現を示す語句の数と否定表現を示す語句の数の比率がよい投稿情報ほど指標値が大きくなるように学習されたモデルを用いて指標値を算出する。
【0130】
例えば、決定部135は、投稿情報記憶部121の「投稿情報」の項目を参照する。
図3に示す例では、1レコード目の投稿情報は、肯定表現を示す語句として、「吸引力が持続する。」、「静か。」、「夜中でも使える。」、「軽い。」、「楽に掃除できる。」という5つの表現を含む。一方、1レコード目の投稿情報は、否定表現を示す語句として、「若干値段が高い。」という表現を1つ含む。したがって、1レコード目の投稿情報は、肯定表現を示す語句と否定表現を示す語句の比率が5:1である。
【0131】
一方、2レコード目の投稿情報は、肯定表現を示す語句として、「吸引力が落ちない。」、「とても軽い。」、「便利。」、「掃除が楽。」という4つの表現を含む。一方、2レコード目の投稿情報は、否定表現を示す語句として、「無駄に多い。」、「お勧めしない。」といった2つの表現を含む。したがって、2レコード目の投稿情報は、肯定表現を示す語句と否定表現を示す語句の比率が2:1である。
【0132】
したがって、決定部135は、2レコード目の投稿情報に対応する指標値を、1レコード目の投稿情報に対応する指標値よりも大きく算出する。そして、決定部135は、投稿情報に対応する指標値の大きさに応じて、各投稿情報の投稿者に対して付与する報酬を分配する。
【0133】
なお、配信部132は、投稿情報に対応する指標値の大きさに応じて投稿情報の並び順が決定された投稿情報を含むコンテンツを配信してもよい。
【0134】
〔4−8.投稿情報に対する閲覧者の評価に基づいて報酬を付与する〕
図1では、情報処理装置100が、閲覧された投稿情報の数に応じて報酬を等分して分配付与する例を示したが、投稿情報に対する閲覧者の評価に基づいて報酬を分配付与してもよい。
【0135】
具体的には、決定部135は、閲覧者による評価が高い投稿情報ほど閲覧者の利益に供する投稿情報であると判定する。そして、決定部135は、閲覧者による評価が高い投稿情報ほど指標値が大きくなるように学習されたモデルを用いて指標値を算出する。例えば、決定部135は、投稿情報記憶部121の「「参考になった」の数」の項目を参照する。
【0136】
図3に示す例では、商品ID「12345」に対応する商品に関する5つの投稿情報のうち、1レコード目の「参考になった」の数が500の投稿情報が閲覧者による評価が最も高く、4レコード目の「参考になった」の数が0の投稿情報が閲覧者による評価が最も低い。したがって、決定部135は、4レコード目の「参考になった」の数が0の投稿情報に対応する指標値を、1レコード目の「参考になった」の数が500の投稿情報に対応する指標値よりも小さく算出する。そして、決定部135は、投稿情報に対応する指標値の大きさに応じて、各投稿情報の投稿者に対して付与する報酬を分配する。
【0137】
なお、配信部132は、投稿情報に対応する指標値の大きさに応じて投稿情報の並び順が決定された投稿情報を含むコンテンツを配信してもよい。
図3に示す例では、配信部132は、4レコード目の「参考になった」の数が0の投稿情報の並び順が4位になるように5つの投稿情報の並び順を決定する。あるいは、配信部132は、「参考になった」の数が所定の閾値を下回る投稿情報については、配信するコンテンツに含まないようにしてもよい。
【0138】
〔4−9.閲覧者の利益に供するか否かに基づいてレビューの並び順が決定されたコンテンツを配信〕
配信部132は、閲覧者の利益に供するか否かを基準として算出された指標値であって、投稿情報の各々に対応する指標値に基づいて投稿情報の並び順が決定される投稿情報を含むコンテンツを配信してもよい。なお、配信部132は、指標値が所定の閾値を下回る投稿情報については、配信するコンテンツに含まないようにしてもよい。
【0139】
具体的には、配信部132は、投稿情報が新しいほど閲覧者の利益に供する投稿情報であると判定する。そして、配信部132は、投稿情報が新しいほど指標値が大きくなるように学習されたモデルを用いて指標値を算出する。例えば、配信部132は、投稿情報記憶部121の「投稿日付」の項目を参照する。
図3に示す例では、商品ID「12345」に対応する商品に関する5つの投稿情報のうち、投稿日付が「2017年11月20日」の投稿情報が最も新しく、投稿日付が「2014年11月20日」の投稿情報が最も古い。したがって、配信部132は、投稿日付が「2014年11月20日」の投稿情報に対応する指標値を、投稿日付が「2017年11月20日」の投稿情報に対応する指標値よりも小さく算出する。
【0140】
図3に示す例では、配信部132は、投稿日付が「2014年11月20日」の投稿情報の並び順が最下位になるように5つの投稿情報の並び順を決定する。あるいは、配信部132は、投稿日付が所定の日付よりも前である投稿情報については、配信するコンテンツに含まないようにしてもよい。あるいは、配信部132は、投稿日付が最新の投稿日付に比べて所定の期間よりも前である投稿情報については、配信するコンテンツに含まないようにしてもよい。
【0141】
〔4−10.ウェアラブルカメラでアクセス情報を取得する〕
図1では、情報処理装置100がコンテンツに組み込まれたウェブビーコンによってユーザのアクセス情報を取得する例を示したが、ウェアラブルカメラでアクセス情報を取得してもよい。
【0142】
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部133と、決定部135とを備える。取得部133は、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を取得する。決定部135は、取得部133によって取得された投稿情報に基づいて、利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0143】
これにより、情報処理装置100は、レビューの投稿者が意識せずにアフィリエイト報酬を受け取ることを可能にする。すなわち、情報処理装置100は、レビューの投稿者であれば、誰もがアフィリエイターになり得る仕組みを提供することができる。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0144】
また、決定部135は、投稿情報の閲覧者による投稿情報に対する評価に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0145】
これにより、情報処理装置100は、閲覧者であるユーザにとって有益な情報を投稿した投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、よりよい投稿情報を投稿しようという投稿者の投稿意欲を高めることができる。
【0146】
また、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる文字数に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0147】
これにより、情報処理装置100は、例えば「よかった。」の一言しか含まれない投稿情報でなく、商品又はサービスである利用対象に対する評価や感想を詳しく述べた投稿情報に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。すなわち、情報処理装置100は、閲覧者であるユーザにとって有益な情報を投稿した投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、よりよい投稿情報を投稿しようという投稿者の投稿意欲を高めることができる。
【0148】
また、決定部135は、投稿情報である文字情報に含まれる肯定表現を示す語句の数と否定表現を示す語句の数とに基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0149】
これにより、情報処理装置100は、例えば肯定表現又は否定表現のいずれか一方しか含まれない投稿情報でなく、商品又はサービスである利用対象に対する肯定と否定の両方の側面から評価や感想を述べた投稿情報に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。すなわち、情報処理装置100は、閲覧者であるユーザにとって有益な情報を投稿した投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、よりよい投稿情報を投稿しようという投稿者の投稿意欲を高めることができる。
【0150】
また、取得部133は、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を含むコンテンツを配信されたユーザである閲覧者に関する情報であって、利用対象に関する情報を取得する。決定部135は、取得部133によって取得された利用対象に関する情報に基づいて、利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0151】
これにより、情報処理装置100は、閲覧者が利用対象関する何らかの行動を起こした場合に、レビューの投稿者が意識せずにアフィリエイト報酬を受け取ることを可能にする。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0152】
実施形態に係る情報処理装置100は、取得部133によって取得された利用対象に関する情報に基づいて、閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたか否かを判定する判定部134をさらに備える。そして、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。また、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて商品を購入したと判定された場合、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいてサービスを利用したと判定された場合、又は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいてサービスの提供場所を訪れたと判定された場合に、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0153】
これにより、情報処理装置100は、閲覧者が投稿情報に基づいて利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こした場合に、投稿情報の投稿者が意識せずにアフィリエイト報酬を受け取ることを可能にする。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0154】
また、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて、利用対象と類似する他の利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。具体的には、決定部135は、判定部134によって閲覧者が投稿情報に基づいて、利用対象を示す複数の階層構造を有する情報のうち、利用対象と所定の階層に属する情報が同一であって、所定の階層よりも下位の階層に属する情報が異なる利用対象である他の利用対象の提供者にとって利益につながる行動を起こしたと判定された場合に、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0155】
これにより、情報処理装置100は、例えば、「白はよくなかった。」という商品に対して否定的な投稿情報であっても、閲覧者であるユーザにとって有益な情報を投稿した投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、よりよい投稿情報を投稿しようという投稿者の投稿意欲を高めることができる。
【0156】
また、決定部135は、コンテンツに含まれる投稿情報のうち、閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の数に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与することを決定する。
【0157】
これにより、情報処理装置100は、アフィリエイトの成果が発生する度にアフィリエイトの成果報酬を算出する手間を省くことができる。また、情報処理装置100は、投稿情報の投稿者に対して公平にアフィリエイトの成果報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0158】
また、決定部135は、コンテンツに含まれる投稿情報のうち、閲覧者の端末画面に表示された投稿情報の表示時間に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0159】
これにより、情報処理装置100は、閲覧者によって実際に閲覧された投稿情報の投稿者に対してアフィリエイトの成果報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0160】
また、決定部135は、投稿情報である動画情報の再生時間に基づいて、商品又はサービスである利用対象の利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。
【0161】
これにより、情報処理装置100は、文字情報だけでなく、動画情報である投稿情報の投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0162】
また、取得部133は、閲覧者の利益に供するか否かを基準として算出された指標値であって、投稿情報の各々に対応する指標値に基づいて並び順が決定される投稿情報を含むコンテンツを配信された閲覧者に関する情報であって、商品又はサービスである利用対象の利用に関する情報を取得する。
【0163】
これにより、情報処理装置100は、閲覧者であるユーザにとって有益な情報を投稿した投稿者に対して投稿情報に対する報酬を付与することができる。したがって、情報処理装置100は、よりよい投稿情報を投稿しようという投稿者の投稿意欲を高めることができる。
【0164】
また、取得部133は、ウェブコンテンツ、アプリケーションコンテンツ、又は、電子メールコンテンツであるコンテンツを配信された閲覧者に関する情報を取得する。
【0165】
これにより、情報処理装置100は、アフィリエイトサービスの付加価値を高めることができる。
【0166】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば
図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図14は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
【0167】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0168】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0169】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0170】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0171】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムまたはデータを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0172】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0173】
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0174】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0175】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0176】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、決定部は、決定手段や決定回路に読み替えることができる。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、決定部とを備える。取得部は、商品又はサービスである利用対象の利用者によって投稿された利用対象に関する投稿情報を取得する。決定部は、取得部によって取得された投稿情報に基づいて、利用者に投稿情報に対する報酬を付与するか否かを決定する。