特許第6486813号(P6486813)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6486813
(24)【登録日】2019年3月1日
(45)【発行日】2019年3月20日
(54)【発明の名称】コードリーダ
(51)【国際特許分類】
   G06K 7/14 20060101AFI20190311BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20190311BHJP
   G06K 19/06 20060101ALI20190311BHJP
【FI】
   G06K7/14 043
   G06K7/10 372
   G06K7/14 017
   G06K19/06 037
   G06K19/06 131
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-214538(P2015-214538)
(22)【出願日】2015年10月30日
(65)【公開番号】特開2017-84262(P2017-84262A)
(43)【公開日】2017年5月18日
【審査請求日】2018年10月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼 健
(73)【特許権者】
【識別番号】501428545
【氏名又は名称】株式会社デンソーウェーブ
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(72)【発明者】
【氏名】藤本 浩章
(72)【発明者】
【氏名】原 昌宏
【審査官】 篠塚 隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−181475(JP,A)
【文献】 特開平6−236452(JP,A)
【文献】 特開2014−235488(JP,A)
【文献】 特開平10−307886(JP,A)
【文献】 特開2010−257225(JP,A)
【文献】 特開平11−328302(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K7/14
G06K7/10
G06K19/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影画像を取得する取得部と、
前記撮影画像からデータコードを読み取るコード読取部と、
前記撮影画像から前記データコードの存在を示すマークを検出するマーク検出部と、
前記コード読取部が前記データコードを読み取る場合には前記データコードに対応するコードデータを出力し、前記コード読取部が前記データコードを読み取らず前記マーク検出部が前記マークを検出する場合には第1の所定情報を出力する第1の出力部と、
を備え
前記第1の出力部は、前記第1の所定情報を出力してから第2の所定時間内に前記マーク検出部が前記マークを検出しても前記第1の所定情報を出力しない、
コードリーダ。
【請求項2】
前記第1の所定情報は、前記データコードの読み取りに失敗したことを示す情報、又は前記マークを検出したことを示す情報である、
前記請求項1に記載のコードリーダ。
【請求項3】
前記第1の出力部は、前記マーク検出部が前記マークを検出してから第1の所定時間内に前記コード読取部が前記データコードを読み取らない場合に、前記第1の所定情報を出力する、
前記請求項1又は2に記載のコードリーダ。
【請求項4】
前記撮影画像は、前記コードリーダに翳された、前記データコードを備える媒体の画像であり、
前記第1の出力部は、前記第1の所定情報を出力してから、前記媒体の再翳しが行われるまでは、前記第1の所定情報を出力しない、
前記請求項1乃至3の何れか1項に記載のコードリーダ。
【請求項5】
前記コード読取部は、検出用コードを読み取り、
前記コード読取部が検出用コードを読み取る場合には、第2の所定情報を出力する第2の出力部を備える、
前記請求項1乃至の何れか1項に記載のコードリーダ。
【請求項6】
前記第2の所定情報は、前記データコードを備える媒体の裏面が翳されたことを示す通知、又は、前記検出用コードの検出を示す検出用コード検出情報である、
前記請求項に記載のコードリーダ。
【請求項7】
前記検出用コードは、不可視光で読取可能である、
前記請求項5又は6に記載のコードリーダ。
【請求項8】
前記マークは、前記データコード内に形成される、
前記請求項1乃至の何れか1項に記載のコードリーダ。
【請求項9】
前記データコードは、二次元コードである、
前記請求項1乃至の何れか1項に記載のコードリーダ。
【請求項10】
前記データコードは、QRコードであり、
前記マークは、ファインダパターンである、
前記請求項に記載のコードリーダ。
【請求項11】
画像を撮影するカメラを備え、
前記取得部は、前記カメラが撮影した画像を前記撮影画像として取得する、
前記請求項1乃至10の何れか1項に記載のコードリーダ。
【請求項12】
外部装置とデータを送受信する通信部を備え、
前記第1の出力部は、前記通信部を通じて、前記外部装置へ前記コードデータ又は前記第1の所定情報を送信する、
前記請求項1乃至11の何れか1項に記載のコードリーダ。
【請求項13】
前記データコードは、媒体に形成され、
前記媒体は、前記データコードが形成される領域以外の領域に少なくとも1つの前記マークを備える、
前記請求項1に記載のコードリーダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コードリーダに関する。
【背景技術】
【0002】
二次元コードなどを読み取るコードリーダは、翳されたシート又は画面などからコードを読み取り、読み取ったコードから取得されるデータを外部に通知する。コードリーダは、シート又は画面などが翳されたにも拘わらずシート又は画面からコードの読み取りに失敗した場合には、無応答となる。従来、コードリーダは、コードの読み取り待機中は無応答になるが、コードの読み取りに失敗した場合にも、同様に無応答になるという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−191018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術文献は、データコードの誤り訂正機能から、どの程度コードを間違って読み取ったかでコードの印紙状態又はコードリーダの劣化を判断するものである。しかしながら、先行技術文献は、データコードの読み取りに際して、検出しやすいマークを検出することで、媒体がコードリーダに翳されたが読取できなかったのか、媒体が翳されていないために読取ができなかったのかを判断することができない。
【0005】
上記の課題を解決するため、コードの読み取り失敗に対応して情報を出力するコードリーダを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、コードリーダは、取得部と、コード読取部と、マーク検出部と、第1の出力部と、を備える。取得部は、撮影画像を取得する。コード読取部は、前記撮影画像からデータコードを読み取る。マーク検出部は、前記撮影画像から前記データコードの存在を示すマークを検出する。第1の出力部と、前記コード読取部が前記データコードを読み取る場合には前記データコードに対応するコードデータを出力し、前記コード読取部が前記データコードを読み取らず前記マーク検出部が前記マークを検出する場合には第1の所定情報を出力する。前記第1の出力部は、前記第1の所定情報を出力してから第2の所定時間内に前記マーク検出部が前記マークを検出しても前記第1の所定情報を出力しない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係るコードリーダの構成例を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る券紙の表面の構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る券紙の表面の他の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る券紙の裏面の構成例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る券紙の裏面の他の構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るコードリーダの動作例を説明するためのフローチャートである。
図7図7は、実施形態に係るコードリーダの動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
【0009】
実施形態に係るコードリーダは、シート(たとえば、券紙など)に記録されたコード又は画面(スマートフォンなどの液晶画面)などに表示されるコードを読み取る。ここでは、コードリーダが読み取るコードは、二次元コードである。コードリーダが読み取るコードは、たとえば、スタック型又はマトリックス型の二次元コードである。コードリーダが読み取るコードは、たとえば、QRコード(登録商標)である。コードリーダが読み取るコードは、特定の二次元コードに限定されるものではない。
【0010】
なお、コードリーダは、コードとしてバーコードなどの一次元コードを読み取るものであってもよい。また、コードリーダが読み取るコードは、特定の構成に限定されるものではない。
【0011】
たとえば、コードリーダは、読み取ったコードをデコードして、コードデータを取得し、コードデータを外部装置へ送信する。
【0012】
次に、コードリーダの構成例について説明する。
図1は、コードリーダ1の構成例を示すブロック図である。
【0013】
図1が示すように、コードリーダ1は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、第1のタイマ14a、第2のタイマ14b、カメラ15及び通信部16などを備える。
【0014】
プロセッサ11は、コードリーダ1全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12などに予め記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0015】
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであっても良い。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0016】
ROM12は、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めコードリーダ1の仕様に応じて組み込まれる。ROM12は、たとえば、コードリーダ1の回路基板を制御するプログラムなどを格納している。
【0017】
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のデータを格納する。また、RAM13は、プログラムの実行に必要なデータ及びプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0018】
第1のタイマ14aは、プロセッサ11が検出マークを検出した時点からの時間を計時する。たとえば、第1のタイマ14aは、プロセッサ11からの信号に基づいて計時を開始し、計時された時間をプロセッサ11に通知する。また、第1のタイマ14aは、所定の時間を計時すると、所定の信号をプロセッサ11へ送信してもよい。なお、第1のタイマ14aは、プロセッサ11の機能として実現されてもよい。
【0019】
第2のタイマ14bは、プロセッサ11が読取異常信号又は検出情報を送信した時点からの時間を計時する。第2のタイマ14bは、第1のタイマ14aと同様の構成である。
なお、第1のタイマ14a及び第2のタイマ14bは、1つのタイマであってもよい。
【0020】
カメラ15は、シートに記録されたコード又は画面などが表示するコードを含む画像を取得する。たとえば、カメラ15は、カメラ15に内蔵される又はコードリーダ1が備える照明などが照射する光の反射光を取得することで画像を取得する。また、カメラ15は、画面などが発する光を取得することで画像を取得する。カメラ15は、可視光を用いて画像を取得してもよい。また、カメラ15は、不可視光を用いて画像を取得することができる。即ち、カメラ15は、不可視光である所定の専用光を用いて画像を取得する。たとえば、カメラ15は、CCDなどである。
【0021】
たとえば、カメラ15は、カメラ15に翳されたシート又は画面などからコードを撮影する。
また、カメラ15は、ハンディタイプであってもよい。たとえば、カメラ15は、オペレータなどによってシート又は画面などに翳されることで、コードを撮影してもよい。
【0022】
ここでは、カメラ15は、シートとして券紙2に記録されたコードを撮影するものとする。
【0023】
通信部16は、外部装置とデータを送受信するためのインターフェースである。通信部16は、無線又は有線で外部装置と接続する。通信部16は、たとえば、USB接続をサポートするインターフェースである。
【0024】
プロセッサ11は、コードの読み取りに成功した場合(つまりコードデータの取得に成功した場合)、通信部16を通じて外部装置に取得されたコードデータ(デコード結果)を送信する。また、プロセッサ11は、コードの読み取りに失敗し(つまりコードデータの取得に失敗し)検出マークの検出に成功した場合、通信部16を通じて外部装置にコードの読み取りに失敗したことを示す読取異常信号(第1の所定情報)、又は検出マークの検出を示すマーク検出情報(第1の所定情報)を送信する。例えば、読取異常信号は、コードの読み取りに失敗したことを示す情報である。つまり、プロセッサ11は、コードデータの取得に成功した場合と、コードデータの取得に失敗したが検出マークの検出には成功した場合とで異なる情報を後続の処理装置に送信する。
【0025】
なお、コードリーダ1は、適宜必要な要素をさらに備え、又は不要な要素を削除してもよい。たとえば、コードリーダ1は、データを書き換え可能な不揮発性メモリ、画像を表示する表示部、又は、音を出力するスピーカ部などを備えてもよい。
【0026】
次に、券紙2について説明する。
券紙2は、たとえば、矩形の感熱媒体である。券紙2は、外部から熱を加えられると、加えられた部分が所定の色に変化する。たとえば、券紙2は、熱により黒色に変化する。たとえば、券紙2は、紙、プラスチック、又は、ビニールなどである。
【0027】
図2は、カメラ15が撮影する券紙2の表面の構成例を示す。
図2が示すように、券紙2の表面は、データコード21などを備える。
【0028】
データコード21は、所定のデータをエンコードして作成されるコードである。データコード21は、券紙2を発行する発行機などによって券紙2上に印刷される。たとえば、発行機は、券紙2を加熱することで、データコード21を券紙2上に印刷する。ここでは、データコード21は、二次元コードである。たとえば、データコード21は、QRコードである。
【0029】
たとえば、データコード21は、乗車券情報を含むものであってもよい。即ち、データコード21は、乗車券情報をエンコードして作成されるものであってもよい。データコード21が示す情報は、特定の構成に限定されるものではない。
【0030】
データコード21は、検出マーク22a乃至cを有する。検出マーク22a乃至cは、データコード21の存在を示す。たとえば、検出マーク22a乃至cは、検出マーク22a乃至cの基準位置から所定の範囲内にデータコード21があることを示す。
検出マーク22a乃至cは、データコード21内に形成される。即ち、検出マーク22a乃至cは、データコード21の一部として形成される。検出マーク22a乃至cは、データコード21の位置及び/又は方向を示してもよい。たとえば、プロセッサ11は、検出マーク22a乃至cの位置からデータコード21の位置及び/又は方向を認識してもよい。例えば、データコード21が、QRコードの場合、検出マーク22a乃至cは、QRコードのFP(ファインダパターン)であってもよい。
【0031】
検出マーク22a乃至cは、それぞれデータコード21の角に形成される。図2が示す例では、検出マーク22a乃至cは、それぞれデータコード21の左上、右上、及び、左下に形成される。なお、検出マーク22は、データコード21の中心部に形成されてもよいし、その他の箇所に形成されてもよい。データコード21が備える検出マーク22の位置及び個数は、特定の構成に限定されるものではない。
【0032】
なお、券紙2は、データコード21が形成される領域(コード領域)以外の領域に文字列などを備えてもよい。たとえば、券紙2は、当該領域にデータコード21に関連する文字列を備えてもよい。
【0033】
次に、券紙2の表面の他の構成例について説明する。
図3は、券紙2の表面の他の構成例を示す。
図3が示すように、券紙2の表面は、データコード21に加えて、コード領域外に検出マーク22を少なくとも1つ有する。図3が示す例では、券紙2の表面は、検出マーク22d乃至22gを備える。
【0034】
検出マーク22d乃至22gは、検出マーク22a乃至22cと同様の構成である。
検出マーク22d乃至22gは、それぞれ券紙2の表面の左上、左下、右上、及び、右下に形成される。なお、検出マークは、コード領域以外のその他の箇所に形成されてもよい。コード領域以外に形成される検出マーク22の位置及び個数は、特定の構成に限定されるものではない。
【0035】
次に、券紙2の裏面について説明する。
図4は、券紙2の裏面の構成例を示す。
図4が示すように、券紙2の裏面は、検出マーク22h乃至22kなどを備える。検出マーク22h乃至22kは、検出マーク22a乃至22cと同様の構成である。
【0036】
図4が示す例では、検出マーク22h乃至22kは、それぞれ券紙2の裏面の左上、左下、右上、及び、右下に形成される。なお、券紙2の裏面は、他の位置に検出マーク22を備えてもよい。券紙2の裏面が備える検出マーク22の個数及び位置は、特定の構成に限定されるものではない。
【0037】
次に、券紙2の裏面の他の構成例について説明する。
図5は、券紙2の裏面の他の構成例を示す。
図5が示すように、券紙2の裏面は、隠蔽層23及び検出用コード24などを備える。
【0038】
隠蔽層23は、所定の専用光を用いて情報(コード)が読み取られる層である(専用光により情報が読み取り可能となる記録領域である)。隠蔽層23は、所定の専用光を透過し、可視光を透過しない。カメラ15は、所定の専用光を照射して、隠蔽層23の下にあるコード等からの反射光を得ることができる。
【0039】
専用光は、カメラ15が読み取ることができる不可視光である。専用光は、たとえば、紫外線又は赤外線などである。
なお、隠蔽層23は、券紙2の裏面の全体に形成されてもよい。
【0040】
検出用コード24は、所定の情報をエンコードして作成されるコードである。たとえば、検出用コード24は、いずれの券紙2であっても同様の情報を示すものであってもよい。たとえば、検出用コード24は、自身が裏面に形成されていることを示すものであってもよい。また、検出用コード24は、テスト用のコードであってもよい。たとえば、検出用コード24は、QRコードである。
【0041】
検出用コード24は、隠蔽層23の下に形成される。そのため、検出用コード24は、所定の専用光で読み取られる。即ち、検出用コード24は、不可視光で読取可能である。
【0042】
次に、プロセッサ11が実現する機能について説明する。
プロセッサ11は、カメラ15が撮影した撮影画像を取得する機能を有する(取得部)。たとえば、プロセッサ11は、画像を撮影させる信号をカメラ15へ送信する。プロセッサ11は、カメラ15から送信される画像を撮影画像として取得する。
【0043】
また、プロセッサ11は、カメラ15に媒体(たとえば、券紙2)が翳されたことを検知する機能を有する。たとえば、プロセッサ11は、カメラ15が撮影した撮影画像の明暗などから媒体が翳されたことを検知する。また、プロセッサ11は、近接センサなどの他のセンサなどを用いて、媒体が翳されたことを検知してもよい。
【0044】
プロセッサ11は、撮影画像をスキャンして、データコード21又は検出用コード24を読み取る機能を有する(コード読取部)。たとえば、プロセッサ11は、撮影画像をラスタスキャンしてデータコード21又は検出用コード24を検出する。また、プロセッサ11は、データコード21又は検出用コード24の暗モジュール及び明モジュールのパターンを検出する。プロセッサ11は、検出されたパターンからデータコード21又は検出用コード24をデコードして、データコード21又は検出用コード24から所定のデータを取得する。なお、プロセッサ11がデータコード21又は検出用コード24を読み取る方法、及びデータコード21又は検出用コード24からデータを取得する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
【0045】
また、プロセッサ11は、撮影画像をスキャンして、検出マーク22を検出する機能を有する(マーク検出部)。たとえば、プロセッサ11は、撮影画像をラスタスキャンして検出マーク22を検出する。なお、プロセッサ11が検出マーク22を検出する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
【0046】
なお、プロセッサ11は、データコード21又は検出用コード24を読み取る機能と検出マーク22検出する機能とを同時並行して実行してもよい。たとえば、プロセッサ11は、撮影画像に対してスキャンを実行し、データコード21又は検出用コード24を読み取る機能と検出マーク22を検出する機能とを同時に実行する。
【0047】
また、プロセッサ11は、検出用コード24を読み取った場合に、券紙2の裏面が翳されたことを示す裏面通知(第2の所定情報)、又は、検出用コードの検出を示す検出用コード検出情報(第2の所定情報)を出力する機能を有する(第2の出力部)。
【0048】
また、プロセッサ11は、検出マーク22を検出した後に所定時間(第1の所定時間)内にデータコード21を読み取ることができない場合(つまりデータコード21からコードデータを取得できない場合)、又は、券紙2がカメラ15に翳されなくなった場合に、データコード21の読み取りに失敗したことを示す読取異常通知、又は検出マークの検出を示すマーク検出情報を出力する機能を有する(第1の出力部)。
【0049】
たとえば、プロセッサ11は、検出マーク22を検出すると、第1のタイマ14aをスタートする。たとえば、プロセッサ11は、第1のタイマ14aに計時を開始させる信号を送信する。プロセッサ11は、第1のタイマ14aが第1の所定時間(たとえば、0.1秒から1秒の間で任意に設定された時間)を計時するまで、撮影画像からデータコード21を読み取る動作を継続する。
【0050】
また、プロセッサ11は、検出マーク22を検出すると、券紙2がカメラ15に翳されなくなったかを判定する。プロセッサ11は、券紙2がカメラ15に翳されなくなったと判定するまで、撮影画像からデータコード21を読み取る動作を継続する。
【0051】
たとえば、プロセッサ11は、検出された検出マーク22に基づいてデータコード21を読み取ってもよい。たとえば、プロセッサ11は、検出マーク22の位置などに基づいてデータコード21の位置及び方向などを推定する。プロセッサ11は、推定されたデータコード21の位置及び方向などに基づいてデータコード21を読み取ってもよい。
【0052】
また、プロセッサ11は、第1のタイマ14aが第1の所定時間を計時するとデータコード21の読み取り動作を終了する。プロセッサ11は、データコード21の読み取り動作を終了すると、たとえば、通信部16を通じて、データコード21の読み取りに失敗したことを示す読取異常通知、又は検出マークの検出を示すマーク検出情報を外部装置へ送信する。
【0053】
また、プロセッサ11は、読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信してから所定時間(第2の所定時間)内である場合、検出マーク22を検出しても読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信しない。
【0054】
たとえば、プロセッサ11は、読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信すると、第2のタイマ14bをスタートする。たとえば、プロセッサ11は、第2のタイマ14bに計時を開始させる信号を送信する。プロセッサ11は、第2のタイマ14bが第2の所定時間(たとえば、数秒)を計時するまで、検出マーク22を検出しても読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信しない。
【0055】
また、プロセッサ11は、読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信してから券紙2の再翳しがない場合、検出マーク22を検出しても読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信しない。
【0056】
たとえば、プロセッサ11は、読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信すると、券紙2が翳されなくなり、かつ、再度券紙2が翳されたか判定する。プロセッサ11は、券紙2の再翳しが行われるまで、検出マーク22を検出しても読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信しない。
【0057】
読取異常通知又はマーク検出情報を送信してからも検出マークを検出する度に読取異常通知又はマーク検出情報を出力した場合、プロセッサ11は、媒体が翳される続ける限り、何度も読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置に送信することがある。その場合、外部装置は、何回媒体が翳されたかを判断できない。そのため、プロセッサ11は、読取異常通知又はマーク検出情報を送信してから第2の所定時間以上、検出マーク22の未検出が続かなければ検出マーク22を検出しても読取異常通知又はマーク検出情報を送信しない。これによって、プロセッサ11は、外部装置が複雑な処理を行わなくとも、外部装置の動作と利用者が媒体を翳す動作とを同期させることができる。
【0058】
ここでは、プロセッサ11は、次の検出マーク22を検出した後に、前の検出マーク22に関する読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信してから第2の所定時間が経過するか、又は、券紙2の再翳しが行われた場合には、再度検出マーク22を検出すると、読取異常通知又はマーク検出情報を外部装置へ送信するものとする。
【0059】
次に、プロセッサ11の動作例について説明する。
図6及び図7は、プロセッサ11の動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、オペレータは、券紙2をカメラ15に翳すものとする。また、第2のタイマ14bは、初期状態において第2の所定時間を計時した状態で停止しているものとする。これにより、プロセッサ11は、最初に検出マーク22を検出した後のS16において、YESと判定し、第1のタイマ14aを開始することができる。
【0060】
まず、プロセッサ11は、カメラ15が撮影した撮影画像を取得する(S11)。撮影画像を取得すると、プロセッサ11は、撮影画像をスキャンする(S12)。
【0061】
撮影画像をスキャンすると、プロセッサ11は、撮影画像からデータコード21を読み取ったか判定する(S13)。プロセッサ11は、撮影画像からデータコード21を読み取り、データコード21からコードデータのデコードを試行し、コードデータを取得する。例えば、データコード21は、エラー訂正コードを含み、仮にコードの一部分が欠落していても(コードの一部分が読み取られなくても)、プロセッサ11は、エラー訂正コードによりコードデータをデコードすることができる。このようにして、プロセッサ11は、コードデータのデコードを試行し、データコード21からコードデータの取得に成功したか判定する。撮影画像からデータコード21を読み取っていないと判定すると(S13、NO)、つまり、コードデータを取得していないと判定すると、プロセッサ11は、検出用コード24を読み取ったか判定する(S14)。プロセッサ11は、データコード21の読み取りと同様に検出用コード24の取得に成功したか判定する。
【0062】
検出用コード24を読み取っていないと判定すると(S14、NO)、プロセッサ11は、検出マーク22を検出したか判定する(S15)。
【0063】
検出マーク22を検出していないと判定すると(S15、NO)、プロセッサ11は、S11に戻る。
【0064】
検出マーク22を検出したと判定すると(S15、YES)、プロセッサ11は、第2のタイマ14bが第2の所定時間を計時したか、又は、券紙2の再翳しが行われたかを判定する(S16)。第2のタイマ14bが第2の所定時間を計時した、又は、券紙2の再翳しが行われたと判定すると(S16、YES)、プロセッサ11は、第1のタイマ14aをスタートさせる(S17)。第1のタイマ14aをスタートすると、プロセッサ11は、カメラ15が撮影した撮影画像を取得する(S18)。撮影画像を取得すると、プロセッサ11は、撮影画像をスキャンする(S19)。
【0065】
撮影画像をスキャンすると、プロセッサ11は、撮影画像からデータコード21を読み取ったか判定する(S20)。撮影画像からデータコード21を読み取っていないと判定すると(S20、NO)、プロセッサ11は、第1のタイマ14aが第1の所定時間を計時したか又は券紙2が翳されなくなったか判定する(S21)。
【0066】
第1のタイマ14aが第1の所定時間を計時していないかつ券紙2が翳されていると判定すると(S21、NO)、プロセッサ11は、S18に戻る。第1のタイマ14aが第1の所定時間を計時した又は券紙2が翳されなくなったと判定すると(S21、YES)、プロセッサ11は、通信部16を通じて、データコード21の読み取りに失敗したことを示す読取異常通知、又は検出マークの検出を示すマーク検出情報を外部装置へ送信する(S22)。
【0067】
読取異常通知又はマーク検出情報を送信すると、プロセッサ11は、第2のタイマ14bをスタートさせる(S23)。たとえば、プロセッサ11は、第2のタイマ14bをリセットして、計時をスタートさせる。
【0068】
第2のタイマ14bをスタートさせた場合(S23)、又は、第2のタイマ14bが第2の所定時間を計時していないかつ券紙2の再翳しが行われていないと判定した場合(S16、NO)、プロセッサ11は、S11に戻る。
【0069】
撮影画像からデータコード21を読み取ったと判定した場合(S13、YES)、又は、撮影画像からデータコード21を読み取ったと判定した場合(S20、YES)、プロセッサ11は、通信部16を通じて、データコード21をデコードしたコードデータを外部装置へ送信する(S24)。
【0070】
検出用コード24を読み取ったと判定すると(S14、YES)、プロセッサ11は、通信部16を通じて、券紙2の裏面が翳されたことを示す裏面通知、又は、検出用コードの検出を示す検出用コード検出情報を外部層へ送信する(S25)。
【0071】
読取異常通知又はマーク検出情報を送信した場合(S24)、又は、裏面通知又は検出用コード検出情報を送信した場合(S25)、プロセッサ11は、動作を終了する。
【0072】
なお、コードリーダ1は、画像を表示する表示部を備えてもよい。たとえば、プロセッサ11は、読み取りに失敗したことを示すメッセージなどを読取異常通知として表示部に表示してもよい。また、プロセッサ11は、コードデータを表示部に表示してもよい。
【0073】
また、コードリーダ1は、音を出力するスピーカを備えてもよい。たとえば、プロセッサ11は、スピーカを通じて読み取りに失敗したことを示す警告音又は警告音声を読取異常通知として出力してもよい。
【0074】
たとえば、プロセッサ11は、検出マーク22を再度検出すると、第1のタイマ14aをリセットしてもよい(第1のタイマ14aを初期値に戻してもよい)。また、プロセッサ11は、検出マーク22を再度検出すると、データコード21を読み取る時間を延長してもよい。
【0075】
以上のように構成されたコードリーダは、検出マークを検知した後に一定時間内にコードを読み取ることができないと(コードデータを取得できないと)、読み取りに失敗したことを示す読取異常通知を外部装置へ送信する。検出マークはコードの存在を示すため、検出マークを検出した場合は、コードリーダは、コードが記録されたシート又はコードが表示された画面が翳されたことを認識することができる。
【0076】
そのため、コードリーダは、検出マークを検出したにもかかわらずコードを読み取ることができない場合には、読み取りに異常が生じたものと判定することができる。したがって、コードリーダは、以上の動作によって、コードの読み取り失敗に対応して情報を出力することができ、例えば、読取異常通知又はマーク検出情報を通知することができる。
【0077】
また、二次元コードからデータを読み取る場合、コードリーダは、格子状に配置されたセルの座標と白黒識別とを正確に検出する必要がある。それに対して、コードリーダは、検出マークを検出するために、概略の形状を検出すればよい。そのため、コードリーダは、カメラと二次元コードとの距離による光学ぼけ又は手ぶれが生じた場合でも、検出マークを容易に読み取ることができる。従って、コードリーダは、媒体が翳されたがデータの読取に失敗したことを判定することができる。
【0078】
また、検出マークを検出する度に読取異常通知などを出力した場合、コードリーダは、1回の翳し動作で複数の読取異常通知などを出力することがある。この場合、外部装置は、利用者が媒体を何回翳したのかを判断できない。そのため、コードリーダは、検出マークを検出した後に、所定の時間にデータを読み取らない場合に、読取異常通知などを送信することで、外部装置の動作と利用者が媒体を翳す動作とを同期させることができる。
【0079】
また、コードリーダは、検出用マークを検出した場合、裏面が翳されたことを示す裏面通知を送信する。そのため、コードリーダは、利用者が誤って券紙の裏面を翳したことを外部装置へ通知することができる。また、コードリーダは、不可視光で検出用マークを読み取ることができる。そのため、利用者は、裏面にあるコードを認識できず、誤って裏面を翳すことが防止される。
【0080】
なお、上記各機能及び各処理を実現するための手順は全てソフトウェアによって実行することが可能である。このため、上記各機能及び各処理を実現するための手順を実行するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのプログラムをコードリーダ1にインストールして実行することで、上記各機能及び各処理を実現することができる。
【0081】
例えば、プロセッサ11は、通信部16を介して、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から上記プログラムを読み取り、読み取ったプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。或いは、プロセッサ11は、通信部16を介して、上記プログラムをサーバからダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。これにより、コードリーダ1のプロセッサ11は、インストールされた上記プログラムに基づき、上記処理を実現することができる。
【0082】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
撮影画像を取得する取得部と、
前記撮影画像からデータコードを読み取るコード読取部と、
前記撮影画像から前記データコードの存在を示すマークを検出するマーク検出部と、
前記コード読取部が前記データコードを読み取る場合には前記データコードに対応するコードデータを出力し、前記コード読取部が前記データコードを読み取らず前記マーク検出部が前記マークを検出する場合には第1の所定情報を出力する第1の出力部と、
を備えるコードリーダ。
[C2]
前記第1の所定情報は、前記データコードの読み取りに失敗したことを示す情報、又は前記マークを検出したことを示す情報である、
前記C1に記載のコードリーダ。
[C3]
前記第1の出力部は、前記マーク検出部が前記マークを検出してから第1の所定時間内に前記コード読取部が前記データコードを読み取らない場合に、前記第1の所定情報を出力する、
前記C1又は2に記載のコードリーダ。
[C4]
前記第1の出力部は、前記第1の所定情報を出力してから、前記マーク検出部が第2の所定時間以上、前記マークを未検出でなければ、前記第1の所定情報を出力しない、
前記C1乃至3の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C5]
前記撮影画像は、前記コードリーダに翳された、前記データコードを備える媒体の画像であり、
前記第1の出力部は、前記第1の所定情報を出力してから、前記媒体の再翳しが行われるまでは、前記第1の所定情報を出力しない、
前記C1乃至3の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C6]
前記コード読取部は、検出用コードを読み取り、
前記コード読取部が検出用コードを読み取る場合には、第2の所定情報を出力する第2の出力部を備える、
前記C1乃至5の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C7]
前記第2の所定情報は、前記データコードを備える媒体の裏面が翳されたことを示す通知、又は、前記検出用コードの検出を示す検出用コード検出情報である、
前記C6に記載のコードリーダ。
[C8]
前記検出用コードは、不可視光で読取可能である、
前記C6又は7に記載のコードリーダ。
[C9]
前記マークは、前記データコード内に形成される、
前記C1乃至8の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C10]
前記データコードは、二次元コードである、
前記C1乃至9の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C11]
前記データコードは、QRコードであり、
前記マークは、ファインダパターンである、
前記C10に記載のコードリーダ。
[C12]
画像を撮影するカメラを備え、
前記取得部は、前記カメラが撮影した画像を前記撮影画像として取得する、
前記C1乃至11の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C13]
外部装置とデータを送受信する通信部を備え、
前記第1の出力部は、前記通信部を通じて、前記外部装置へ前記コードデータ又は前記第1の所定情報を送信する、
前記C1乃至12の何れか1項に記載のコードリーダ。
[C14]
前記データコードは、媒体に形成され、
前記媒体は、前記データコードが形成される領域以外の領域に少なくとも1つの前記マークを備える、
前記C1に記載のコードリーダ。
【符号の説明】
【0083】
1…コードリーダ、2…券紙、11…プロセッサ、14a…第1のタイマ、14b…第2のタイマ、15…カメラ、16…通信部、21…データコード、22a乃至c…検出マーク、23…隠蔽層、24…検出用コード。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7