(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0006】
ここで、添付の図面を参照しながら各種の実施形態を以下により詳しく説明する。本発明は多くの様々な形態で実施されてもよく、本明細書に記載されている実施形態に限定されると解釈されるべきではないことが理解されよう。むしろ、これらの実施形態は、本開示が詳細で完全であるように、また当業者に対して本発明の範囲を十分に伝えるように提供される。全体を通じて、同様の参照番号は同様の要素を示す。
【0007】
概要
各種の実施形態によるロジスティクスネットワークは、有人の集荷および配達拠点を使って、(1)個人への荷物およびその他の物品の便利な配達、および/または(2)一般運送業者(common carrier)を通じて、これらの物品を他人に送りたいと希望する個人からの荷物またはその他の物品の便利な集荷を容易にする(facilitate)。各種の実施形態において、既存の小売業者が適当な集配拠点として使用されてもよい。例えば、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、花屋、雑誌スタンド、一般運送業者と関連付けられた小売店、モールのキオスク、または百貨店は、荷物(および/またはその他の物品)の配達を受け入れ、これら荷物またはその他の物品が後に好都合な時点でその荷物またはその他の物品の意図された受取人(intended recipient)によって引き取られるようにする契約を一般運送業者と締結する。小売店はまた、荷物および/またはその他の物品の持ち込み地点としての機能を果たし、これら荷物および/またはその他の物品が運送業者によって他の場所に配達されるようにする契約を締結してもよい。
【0008】
特定の実施形態において、各有人集配拠点には、少なくとも1週間のうちのある時間に人が配置され、(1)一般運送業者に関連付けられた1つまたは複数のコンピュータシステム、(2)荷物の差出人に関連付けられた1つまたは複数のコンピューティングデバイス、および(3)荷物の受取人に関連付けられた1つまたは複数のコンピューティングデバイスの両方と通信するように構成されたコンピュータシステムが備えられる。適当なコンピュータシステムの一例が
図1に示されており、明細書の最後で技術的により詳細に説明する。
【0009】
特定の実施形態において、有人集配拠点のコンピュータ(例えば、「有人集配拠点コンピュータ」)は、その有人集配拠点により取り扱われる荷物の状況に関する適当なメッセージを送信するように構成されている。例えば、有人集配拠点が荷物を受け取ると、その有人集配拠点コンピュータは自動的に、(1)一般運送業者のコンピュータシステム、(2)受取人のコンピューティングデバイス、および/または(3)差出人のコンピューティングデバイスに対し、その有人集配拠点がその荷物を受け取り、受取人が引き取れる準備ができたことを知らせる電子メール、テキスト、またはその他のメッセージを送信してもよい。メッセージにはまた、その他の適当な情報、例えば有人集配拠点の名前と場所、有人集配拠点の営業日と時間、およびその荷物が例えば(1)その物品が差出人に戻される、または(2)受取人にその物品の引き取り遅延により課金されることになるまでに個人がその荷物を引き取らなければならない期限が含まれていてもよい。
【0010】
有人集配拠点はまた、例えば(1)個人がその荷物を引き取っていること、(2)荷物引き取り期間が経過した後に荷物が運送業者に戻されていること、(3)荷物が他の有人集配拠点に転送されていること、または(4)その他の適当な事象を含む何れかの適当な事象に応答して、自動的に、(1)一般運送業者のコンピュータシステム、(2)受取人のコンピューティングデバイス、(3)差出人のコンピューティングデバイス、および/または(4)他の何れかの適当なコンピュータに電子メール、テキスト、またはその他のメッセージを送信してもよい。
【0011】
各種の実施形態において、システムは、例えば利用者が物品の配達を注文したeコマース小売店から有人集配拠点への物品の直接配達を容易にするように構成されてもよい。例えば、システムは、インターネットを介して物品を購入する利用者が、これらの物品を有人集配拠点に直接配達してもらうことができるように構成される。このような実施形態およびその他の実施形態において、システムは、利用者に対して、その利用者が注文する物品のための有人集配拠点の選択肢を提示するように構成されてもよい。
【0012】
特定の実施形態において、システムは、利用者に対して有人集配拠点の選択肢を、少なくとも部分的に、(1)利用者の家の場所、(2)利用者の職場の場所、(3)利用者が指定する何れかの場所(例えば、その利用者が頻繁に行く場所)、および/または(4)利用者に提示されるべき有人集配拠点の適切な選択肢を決定するための他の何れかの適当な距離(metric)、のうちの何れか1つに基づいて提示するように構成されてもよい。各種の実施形態において、システムは、(1)上述の場所の何れかの特定の距離内にあり、(2)(例えば、荷物を引き取れる)利用者にとって便利な時間に営業していて、(3)特定の営業時間を有し、および/または(4)利用者または一般運送業者が有人集配拠点に荷物を持ち込むかまたは集荷するのに有益でありうる、他の何れかの要素である有人集配拠点の選択肢を提供するように構成されてもよい。
【0013】
各種の実施形態において、システムは、ある有人集配拠点に荷物を受け入れる能力があるか否かを、荷物をその有人集配拠点に仕向ける(例えば、または転送する)前に、または顧客に対して、可能性のある配送場所としての代替場所を提示する前に確認するように構成される。これは例えば、その有人集配拠点に、その荷物を受け入れるための十分な物理的スペースがあること、またはその有人集配拠点に、その物品の入った荷物が有しうる特別な取扱い上の注意(例えば、その小荷物を特定の温度で保管する必要性)に対応するのに適したシステムが整っていることを確認することを含んでいてもよい。このような実施形態において、システムはさらに、実質的に自動的に(例えば、自動的に)その有人集配拠点においてその荷物のためのスペースを予約して、その有人集配拠点がその荷物を受け入れる能力がその荷物の到着前になくなってしまうことがないことを確実にするように構成されてもよい。
【0014】
特定の実施形態において、システムは、荷物を有人集配拠点から引き取ろうとしている人物の身分を確認するように構成される。システムは、何れの適当な技術を使ってその人物の身分を確認してもよく、例えば、システムがその人物に提供しておいた電子IDを受け取ること、荷物を引き取ろうとしている人物の地理的位置情報を確認すること、等による。各種の実施形態において、システムは、荷物をその荷物の意図された受取人のみに引き渡すように構成される。他の実施形態において、システムは、例えばその荷物を引き取る権限を意図された受取人から受けることのできる他人にその荷物を引き渡すように構成される。各種の実施形態において、荷物を引き取る利用者の身分を確認することによって、正しくない人物に荷物が誤って引き渡されないことが実質的に確実となる。
【0015】
このような有人集配拠点の使用には、様々な利点がありうる。第一に、特定の状況において、荷物の受取人が普段、荷物が通常配達される時に家にいないことがありうる。このような状況では、個人が特定の荷物を受け取り、および/またはサインできる有人拠点に荷物が配達されるようにし、その荷物を受取人がその荷物を取りに行けるまで安全な場所に保持することが有益でありうる。他の例として、個人は、手渡しの配達を自分の職場ではなく、職場の近所に行ってもらい、仕事中に荷物を受け取れるようにする。物品を有人集配拠点に直接発送することは、荷物およびその他の物品を個人の荷物受取人の家の住所に配達する必要がなくなり、一般運送業者およびその他の出荷および/またはロジスティクス会社にとってのコスト削減を提供できる。むしろ、一般運送業者は、荷物を、荷物の受取人が自分の荷物を回収しに行くことのできる特定の領域を営業範囲とするいくつかの有人集配拠点に配達できる。
【0016】
以下に、例えばこの概念の各種の態様を実行する中で使用可能な例示的な技術的プラットフォームとコンピュータシステムアーキテクチャを簡単に説明した後で、有人集配拠点のその他の様々な実施例を説明する。
【0017】
例示的な技術的プラットフォーム
当業者であればわかるように、本発明は、例えばコンピュータシステム、方法、またはコンピュータプログラム製品として実施できる。したがって、各種の実施形態は、完全にハードウェアによる実施形態、完全にソフトウェアによる実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとってもよい。さらに、特定の実施形態は、記憶媒体に具現化されたコンピュータ読取可能命令(例えば、ソフトウェア)を有するコンピュータ読取可能記憶媒体上に記憶されたコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。各種の実施形態は、ウェブ実装コンピュータソフトウェアの形態をとってもよい。何れかの適当なコンピュータ読取可能記憶媒体、例えばハードディスク、コンパクトディスク、DVD、光記憶デバイス、および/または磁気記憶デバイス等が利用されてもよい。
【0018】
以下に、方法、装置(例えば、システム)およびコンピュータプログラム製品のブロック図とフローチャート図を参照しながら、各種の実施形態を説明する。ブロック図とフローチャート図の各ブロックと、ブロック図とフローチャート図の複数のブロックの組み合わせはそれぞれ、コンピュータプログラム命令を実行するコンピュータによって実装可能であることが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラム可能データ処理装置にロードされて、マシン(machine)を生成して、コンピュータまたはその他のプログラム可能データ処理装置上で実行される命令がフローチャートの1つまたは複数のブロックに明記された機能を実行する手段を生成してもよい。
【0019】
これらのコンピュータプログラムの命令はまた、コンピュータ読取可能メモリに保存されてもよく、これはコンピュータまたはその他のプログラム可能データ処理装置に対し、コンピュータ読取可能メモリ内に保存された命令が、フローチャートの1つまたは複数のブロックに明記された機能を実行するように構成された製品を生成するような特定の方法で機能するように命令できる。コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたはその他のプログラム可能データ処理装置にロードされ、一連の演算ステップがそのコンピュータまたはその他のプログラム可能装置上で実行されるようにして、コンピュータ実装プロセスを生成してもよく、それによってコンピュータまたはその他のプログラム可能装置上で実行される命令はフローチャートの1つまたは複数のブロックに明記された機能を実行するためのステップを提供する。
【0020】
したがって、ブロック図とフローチャート図のブロックは、特定の機能を実行するためのメカニズムの組み合わせ、特定の機能を実行するためのステップの組み合わせ、および特定の機能を実行するためのプログラム命令をサポートする。ブロック図とフローチャート図の各ブロックと、ブロック図およびフローチャート図のブロックの組み合わせは、明記された機能またはステップを実行する専用のハードウェアベースのコンピュータシステムまたは、専用のハードウェアと適当なコンピュータ命令を実行するその他のハードウェアの組み合わせによって実装可能であることが理解されよう。
【0021】
システムアーキテクチャの例
図1は特定の実施形態によるシステム110のブロック図である。
図1に示すように、システム110は、1つまたは複数のコンピュータネットワーク115と、ロジスティクスサーバ100と、データベース140と、1つまたは複数の遠隔コンピューティングデバイス、例えばタブレットコンピュータ152、デスクトップコンピュータ154、またはモバイルコンピューティングデバイス156(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス、ラップトップコンピュータ等)と、を含む。特定の実施形態において、1つまたは複数のコンピュータネットワークは、ロジスティクスサーバ100と、データベース140と、1つまたは複数の遠隔コンピューティングデバイス152、154、156との間の通信を容易にする。
【0022】
1つまたは複数のコンピュータネットワーク115は、様々なタイプの有線または無線コンピュータネットワーク、例えばインターネット、プライベートイントラネット、メッシュネットワーク、公衆交換電話網(PSTN : public switch telephone network)、またはその他のあらゆる種類のネットワーク(例えば、コンピュータ間の通信を容易にするためにブルートゥース(Bluetooth:登録商標)または近距離無線通信を利用するネットワーク)の何れを含んでいてもよい。ロジスティクスサーバ100とデータベース140との間の通信リンクは、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN : Local Area Network)を介して、またはインターネットを介して実現されてもよい。
【0023】
図2は、システム110において、例えばクライアントコンピュータ(例えば、
図1に示されるクライアントコンピュータ152、154、156のうちの1つ)として、またはサーバコンピュータ(例えば、
図1に示されるロジスティクスサーバ100)として使用可能なコンピュータアーキテクチャ120の図式的な表現を示す。特定の実施形態において、コンピュータ120は、有人集配拠点への荷物の配達を容易にし、または有人集配拠点に配達された荷物の受取および/または処理を容易にするように構成されたシステム110に関連するコンピュータとして使用するのに適している。
【0024】
特定の実施形態において、コンピュータ120は、LAN、イントラネット、エクストラネット、および/またはインターネット内の他のコンピュータに接続(例えば、ワットワーク接続)されてもよい。前述のように、コンピュータ120は、クライアント−サーバネットワーク環境でのサーバまたはクライアントコンピュータとして、またはピアツーピア(または分散型)ネットワーク環境でのピアコンピュータ(peer computer)として動作してもよい。コンピュータ120は、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC : personal computer)、タブレットPC、セットトップボックス(STB : set-top box)、携帯情報端末(PDA : Personal Digital Assistant)、携帯電話、ウェブアプライアンス、サーバ、ネットワークルータ、スイッチもしくはブリッジ、または、そのコンピュータが行うべき動作を指定する一連の命令(連続的またはその他)を実行できる他の何れのコンピュータであってもよい。さらに、1つのコンピュータだけが示されているが、「コンピュータ」という用語は、個別に、または共同で1つの(または複数の)命令セットを実行して、本明細書で説明される方法のうちの何れか1つまたは複数を実行するあらゆるコンピュータ群も含むと解釈されるものとする。
【0025】
ある例示的なコンピュータ120は、処理装置202と、メインメモリ204(例えば、リードオンリメモリ(ROM : read-only memory)、フラッシュメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM : dynamic random access memory)、例えばシンクロナスDRAM(SDRAM : synchronous DRAM)またはRambus DRAM(RDRAM : Rambus DRAM)等)と、スタティックメモリ206(例えば、フラッシュメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM : static random access memory)等)と、データ記憶装置218と、を含み、これらはバス232を介して相互に通信する。
【0026】
処理装置202は、1つまたは複数の汎用処理装置、例えばマイクロプロセッサ、中央処理ユニット、またはその他を表す。より詳しくは、処理装置202は、複雑命令セットコンピューティング(CISC : complex instruction set computing)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISD : reduced instruction set computing)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW : very long instruction word)マイクロプロセッサ、またはその他の命令セットを実行するプロセッサ、もしくは命令セットの組み合わせを実行するプロセッサであってもよい。処理装置202はまた、1つまたは複数の専用処理装置、例えば特定用途集積回路(ASIC : application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA : field programmable gate array)、デジタル信号プロセッサ(DSP : digital signal processor)、ネットワークプロセッサ、またはその他であってもよい。処理装置202は、本明細書で説明される各種の演算とステップを実行するための処理ロジック226を実行するように構成されていてもよい。
【0027】
コンピュータ120は、ネットワークインタフェースデバイス208をさらに含んでいてもよい。コンピュータ120はまた、ビデオディスプレイユニット210(例えば、液晶ディスプレイ(LCD : liquid crystal display)または陰極線管(CRT : cathode ray tube))と、英数字入力装置212(例えば、キーボード)と、カーソル制御装置214(例えば、マウス)と、信号発生装置216(例えば、スピーカ)と、を含んでいてもよい。
【0028】
データ記憶装置218は、(非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体または非一時的なコンピュータ読取可能媒体とも呼ばれる)非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体230を含んでいてもよく、その媒体230に、本明細書で説明される方法または機能の何れか1つまたは複数を具現化する1つまたは複数の命令セット(例えばソフトウェア222)が記憶される。ソフトウェア222はまた、コンピュータ120によるその実行中、完全に、または少なくとも部分的にメインメモリ204に、および/または処理装置202にあってもよく、すなわち、メインメモリ204と処理装置202もコンピュータアクセス可能記憶媒を構成する。ソフトウェア222はさらに、ネットワークインタフェースデバイス208を介してネットワーク115上で送受信されてもよい。
【0029】
コンピュータアクセス可能記憶媒体230は例示的実施形態において単独の媒体として示されているが、「コンピュータアクセス可能記憶媒体」という用語は、1つまたは複数の命令セットを記憶する1つの媒体または複数の媒体(例えば、一元的または分散型データベース、および/または関連するキャッシュとサーバ)を含むと理解するべきである。「コンピュータアクセス可能記憶媒体」という用語はまた、コンピュータによって実行される命令セットを記憶し、符号化し、または実行することができ、コンピュータに、本発明の方法の何れか1つまたは複数を実行させるあらゆる媒体を含むと理解するべきである。「コンピュータアクセス可能記憶媒体」という用語はしたがって、ソリッドステートメモリ、光および磁気媒体等を含むがこれらに限定されないと理解するべきである。
【0030】
例示的なシステムプラットフォーム
荷物を有人集配拠点に配達するシステムの各種の実施形態は、何れの適当なロジスティクスサービスに関して実現されてもよい。例えば、特定の実施形態は、ショージア(GA)州アトランタ(Atlanta)のユナイテッド・パーセル・サービス社(United Parcel Service,Inc.)により提供される何れの適当なロジスティクスサービスに関連して実現されてもよい。システムの機能の様々な態様は、荷物配達モジュール300を含む特定のシステムモジュールにより実行されてもよい。このモジュールについて、以下により詳しく説明する。
【0031】
荷物配達モジュール
図3は、例示的な荷物配達モジュール300により実行される動作のフローチャートである。特定の実施形態において、荷物配達モジュール300は、ある有人集配拠点への荷物の配達を容易にすることができる。
【0032】
荷物配達モジュール300を実行する際、システムはまず、ステップ310で、1つまたは複数の有人集配拠点を利用者に対して表示する。各種の実施形態において、これらの有人集配拠点は、(例えば、ガソリンスタンド、食品雑貨店、および薬局を含む)小売店、独立したキオスクまたは、複数の受取人が引き取りに行くために荷物を受け取り、保管するのに適したその他のあらゆる適当な場所を含む。特定の実施形態において、有人集配拠点は有人集配拠点を含むが、有人集配拠点はまた、無人集配拠点も含んでいてよい。いくつかの実施形態において、有人集配拠点は、意図された荷物受取人の家または会社以外の場所(たとえば、小売店)を含んでいてもよい。
【0033】
各種の実施形態において、システムは、何れかの適当な基準に基づいて、利用可能な有人集配拠点を決定し、表示するように構成されてもよい。例えば、システムは、(1)利用者が、システムがその利用者から所定の半径内にあるすべての有人集配拠点を表示することを要求でき、および(2)その要求に応じて、利用者から所定の半径内にあるすべての有人集配拠点を表示するように構成されていてもよい。他の実施形態において、システムは、(1)利用者がよく行く場所(例えば、利用者の家または職場)を判断し、(2)その場所から所定の半径内のすべての有人集配拠点を表示するように構成されていてもよい。
【0034】
特定の実施形態において、システムは、販売店またはその他の実体物(entity)が、特定の顧客またはイベントのために1つまたは複数の有人集配拠点を開設できるように構成されていてもよい。他の実施形態において、システムは、利用可能な有人集配拠点のグループのうち、販売店(例えば、特定の小売店)がその販売店の物品の配達先としてもよい小グループを選択し、および/またはその販売店の物品の配達に関して、ある利用可能な有人集配拠点の小グループを除外することができるように構成されてもよい。この特徴は、特定の有人集配拠点のイメージにそぐわない特定のブランドイメージを有する販売店にとって特に望ましくありうる(例えば、高級宝飾店は、その商品がガソリンスタンドで受け取られることを望まず、その商品が高級百貨店で受け取られるほうが満足でありうる)。他の例として、特定の販売店または小売店は、その特定の販売店または小売店が所有または管理するその他の小売店に関連付けられた有人集配拠点にのみその商品が配達されることを希望しうる。
【0035】
システムは続いて、ステップ320で、利用者から、荷物を1つまたは複数の有人集配拠点のうちの特定の1つ(これは、例えば、その利用者と正式な関係を持たなくてもよい)に配達することの要求を受け取る。特定の実施形態において、要求は、利用者がオンライン小売店から物品を購入する際の会計プロセスの中で、利用者が複数の利用可能な有人集配拠点を確認した後に(上記ステップ310参照)利用者から発行されてもよい。
【0036】
システムは続いて、ステップ330で、荷物の当初の場所からその有人集配拠点への配達を容易にする。当初の場所は、その荷物の差出人の家、オンライン小売店に関連する倉庫、小売店、または他の何れの適当な場所を含んでいてもよい。各種の実施形態において、システムは、何れかの適当な一般運送業者またはその他のロジスティクス業者等を介したその荷物の配達を容易にしてもよい。
【0037】
各種の実施形態において、荷物を有人集配拠点に配達するシステムは、上述のシステムに追加される特徴を含んでいてもよい。これらの追加の特徴を、以下により詳しく説明する。
【0038】
A.実店舗内の有人集配拠点の利用
各種の実施形態において、有人集配拠点は実店舗、例えば百貨店内に提供されて、その店舗への十分な在庫の提供を容易にするために使用されてもよい。有人集配拠点には、第三者(例えば、実店舗以外の実体)または実店舗自体の人員が配置されてもよい。
【0039】
特定の実施形態において、別の有人集配拠点が、百貨店網(またはそれ以外には関係のない百貨店またはその他の店舗内)の個々の店舗に提供される。各種の実施形態において、有人集配拠点は、店舗間の商品の転送(または、他の無関係の店舗の在庫からの1つまたは複数の商品の購入)を容易にするように使用される。特定の例において、ある顧客が百貨店網にある第一の百貨店(例えば、ジョージア州マリエッタ(Marietta)にある「ABCシューズ(ABC Shoes)」の実店舗)を訪れ、サイズ10.5の特定の靴を試着し、実際はサイズ11が必要であると判断する。ABCシューズのマリエッタ店にその靴のサイズ11がなかった場合、その店舗の従業員は近くのABCシューズの店舗(および/または他の靴屋の在庫)を調べて、付近の店舗にその靴のサイズ11があるかどうかを判断する。他の店舗にその靴の所望のサイズがあることを確認したら、マリエッタ店の従業員はそのコンピュータを使って、特定された店舗(例えば、ジョージア州アルファレッタ(Alpharetta)のABDシューズの店舗、またはジョージア州メイコン(Macon)のXYZの店舗)に対して、適当なサイズ11の靴をABCシューズのマリエッタ店に送ることの要求を発行する。
【0040】
その要求を受け取ったことに応答して、ABCシューズのアルファレッタ店の従業員は、その靴のサイズ11の入った箱をABCシューズのアルファレッタ店内にある有人集配拠点に持って行く。すると、その有人集配拠点の担当者が、ABCシューズのアルファレッタ店からABCシューズのマリエッタ店へのその靴の配達を容易にする。特定の実施形態において、このことは、第一と第二の小売店の中の有人集配拠点を営業範囲とする運送業者が、第一の場所から第二の場所に定期的にばら荷として商品を配達でき、第一の小売店から第二の小売店への靴の輸送の全体的コストを削減できる。商品は、例えば、1つのコンテナにまとめて輸送され、および/または第一の小売店から第二の小売店へと直接輸送されてもよく、このことは、その商品の輸送に関連する物品ごとのコストの削減に役立つ。
【0041】
各種の実施形態において、ある特定の小売店で買い物中の顧客が探している特定の商品が入手できない場合(例えば、前述のサイズ11の靴の例)、顧客はその商品を特定の小売店における有人集配拠点以外の有人集配拠点に送ってもらうように要求してもよい。前述のサイズ11の靴の例では、顧客は靴をABCシューズのマリエッタ店にある有人集配拠点以外の有人集配拠点に送るように要求できるであろう。利用者は例えば、その靴をその利用者にとって便利な有人集配拠点(例えば、顧客の家またはオフィスの近くにある有人集配拠点)に配達するように要求してもよい。
【0042】
店内有人集配拠点はまた、その店舗の在庫を1つまたは複数の倉庫(または、その店舗の店舗網のうちのその店舗と無関係の店舗を含み得る他の店舗)から補充するために使用されてもよい。特定の実施形態において、その有人集配拠点に関連付けられた一般運送業者は、各特定の倉庫から各特定の百貨店までの定期的な出荷(例えば、ばら荷出荷)を調整する。各種の実施形態において、新たな在庫は、有人集配拠点に関連付けられた作業員によりその店舗で受け取られる。作業員はすると、その商品を在庫用として店舗従業員へと転送するように調整する。
【0043】
各種の実施形態において、店舗内有人集配拠点はまた、(1)その有人集配拠点がある百貨店に関連付けられた、および/または(2)その有人集配拠点がある百貨店と関連付けられていない小売ウェブサイトから購入した商品の返品を容易にするために使用されてもよい。例えば、特定の実施形態において、特定のビッグ・ディールズ(BIG DEALS)百貨店の中の店内有人集配拠点が、www.Big Deals.comから購入した商品の返品を受け入れるために設置されてもよい。このような場合、利用者がwww.Big Deals.comで商品を購入し、返品したいと望む場合、利用者は単純にその商品をその地元のビッグ・ディールズ百貨店の店内有人集配拠点に持って行き、商品の代金の返金を受けてもよい。特定の実施形態において、商品の返品に関わる送料(またはその他の料金)はかからない。
【0044】
他の例として、特定の「ビッグ・ディールズ」百貨店の店内有人集配拠点が、ビッグ・ディールズには無関係の小売ウェブサイトから購入した商品の返品を受け入れるように設置されてもよい。例えば、店内有人集配拠点は、www.bestbargain.comという小売ウェブサイトで購入した商品の返品を受け入れるように設置されてもよい。特定の実施形態において、利用者がwww.bestbargains.comである商品を購入し、その商品を返品したい場合、利用者はその商品を地元のビッグ・ディールズ百貨店の店内有人集配拠点に持って行き、商品の代金の返金を受け取ってもよい。特定の実施形態において、商品の返品に関わる送料(またはその他の料金)はかからない。
【0045】
各種の他の実施形態において、有人集配拠点、返品された商品を発送するロジスティクス会社、および/または商品の返品先の小売ウェブサイトは、顧客に商品返品手数料を課してもよい。特定の実施形態において、返品手数料は、(1)その有人集配拠点、(2)返品された商品を発送するロジスティクス会社、および/または(3)商品の返品先の小売ウェブサイトのうち1つまたは複数の間で分配されてもよい。他の実施形態において、返品手数料全額ではなく、返品手数料からその商品を小売ウェブサイトに送り返す費用を差し引いたものが分配される。他の実施形態において、返品手数料は、有人集配拠点、返品された商品を発送するロジスティクス会社、および/または商品の返品先である小売ウェブサイトのうちの1つまたは複数の間で、不均等に分配されてもよい(例えば、ロジスティクス会社に50%、小売ウェブサイトに25%、有人集配拠点に25%)。
【0046】
特定の実施形態において、特定の実店舗の店内有人集配拠点は、(1)その店舗で購入された商品を利用者から受け取り、(2)その商品を利用者が指定する場所に(例えば、利用者の住居または職場の住所、または他の個人の住所に)配送するために設置されてもよい。特定の実施形態において、個人には、(1)その商品の配送料金が請求されなくても、(2)その商品の割引配送料金が請求されても、(3)その商品の配送料金の全額が請求されてもよい。各種の実施形態において、その商品の配送に関わる料金はその商品の代金に応じていてもよい(例えば、所定の基準金額より高い買い物をした顧客は、配送料が無料にされるか、割引を受けてもよい)。他の実施形態において、特定の配送申込サービスの会員である個人は、その小売店で購入した商品の配送料が無料にされるか、割引を受けてもよい。
【0047】
B.有人集配拠点ネットワークのカスタム化
各種の実施形態において、システムは、利用者が自分自身の有人集配拠点網を設定できるように構成されてもよい。例えば、(利用者は例えば、インターネットを介してアクセスできる)中央ロジスティクスコンピュータシステムは、複数の有人集配拠点のそれぞれのグラフィック表現を特定の利用者に関連する地域の地図(例えば、利用者の家または会社のある地域の地図)上に表示するように構成される。システムは、利用者が、グラフィカルユーザインタフェースによって表示された1つまたは複数の有人集配拠点を、特定のロジスティクス業者がその利用者宛てのすべての荷物を配達するべきデフォルトの集配拠点として選択できるようにしてもよい。例えば、利用者は、(1)その有人集配拠点が利用可能であればロジスティクス業者がその利用者の荷物をすべて配達するべき主有人集配拠点となる有人集配拠点のうち最優先のもの、および(2)主有人集配拠点が利用できない時に、ロジスティクス業者が利用者の荷物の何れかを配達するべき1つまたは複数の代替有人集配拠点を選択する。
【0048】
各種の実施形態において、(例えば、その集配拠点が満杯になったか、または一時的または永久的に閉鎖される)特定の有人集配拠点が特定の期間中に配達を受け入れられなくなった場合、システムは、特定の有人集配拠点のグラフィカル表現を変更して、その有人集配拠点が利用不能であることを示してもよい。例えば、システムは、特定の有人集配拠点のグラフィカル表現の1つまたは複数の部分を黒ではなくグレーで表示して、その有人集配拠点が現在、荷物を受け入れられないことを示す。
【0049】
C.引き取りまでの荷物の保管に関連する経済的モデル
特定の実施形態において、システムは、荷物が特定の集配拠点に配達されたことに応答して、その荷物の受取人に対し、受取人がその集配拠点から荷物を引き取らなければならない期限を示す電子メールを送信するように構成されてもよい。特定の実施形態において、システムは、その期限をメモリに保存し、期限が過ぎてもその荷物が期限までにその集配拠点から引き取られたという表示をシステムが受け取らなかったことに応答して、システムは、集配拠点から荷物の差出人への返送を容易にする。各種の実施形態において、システムは、適切なロジスティクスサーバに対して、ロジスティクス業者にその集配拠点から荷物を集荷し、その荷物をその荷物の差出人に返送するように指示するメッセージを送信することによって、荷物の返送を容易にする。
【0050】
顧客が明示された期限前に荷物を引き取るのを奨励するために、システムは、荷物の受取人が、表示された通常の荷物引き取り期限より前の、早期引き取り期限までに荷物を引き取った場合の1つまたは複数の金銭的インセンティブを提供するように構成されていてもよい。例えば、システムは、利用者がその荷物を表示された通常の荷物引き取り期限より2日以上前にその荷物を引き取ったことに応答して、その顧客に、将来のロジスティクスサービスを無料にするか、または割引する(またはその他の金銭的インセンティブ)ことを提供するように構成される。同様に、システムは、利用者が、例えば期限延長の料金を支払うことによって、期限を延長できるように構成されてもよい。
【0051】
D.個人が、非参加ウェブサイトを介して有人集配拠点への商品の配達を調整できるようにする方法
特定の実施形態において、システムは、利用者が、小売ウェブサイトで注文した商品の特定の有人集配拠点への配達を容易にすることができるように構成されてもよい。特定の実施形態において、システムはまず、利用者に対し、特定のロジスティクス業者に関連するアドレスと、その利用者に関連するコード(例えば、固有のコード)を提供する。利用者が小売ウェブサイト上での商品の注文を完了したら、利用者はロジスティクス業者が指定したアドレスを小売ウェブサイト上の配達先住所のフィールドにその利用者に関連するコードと共に入力する。
【0052】
その結果、小売店が商品を荷物として利用者に送る際、小売店は荷物に荷札ラベルを貼付し、その荷札ラベルには、ロジスティクス業者が指定したアドレスと利用者コードを含める。荷物は次に、何れかの適当なロジスティクス業者(これは、上記の特定のロジスティクス業者であってもなくてもよい)によってロジスティクス業者指定住所に配送される。特定のロジスティクス業者がその荷物をロジスティクス業者指定住所で受け取ると、その特定のロジスティクス業者は利用者コードを読み取り、この利用者コードを使って、データベース等のデータストアから、その利用者に関連する配達情報を検索する。配達情報は、例えば利用者の氏名、連絡先情報(例えば、電子メールアドレス、携帯電話番号等)、利用者の好む有人集配拠点の住所を含んでいてもよい。
【0053】
ロジスティクス業者は、すると、(1)利用者の好む有人集配拠点(またはその他の適当な有人集配拠点)への荷物の配達を容易にし、(2)利用者の連絡先情報を使って利用者に連絡し、荷物が有人集配拠点に配達されることを知らせ、荷物を引き取るための説明を利用者に提供してもよい。特定の実施形態において、ロジスティクス業者は、利用者の好む有人集配拠点への荷物の配達を、利用者の氏名と有人集配拠点の住所を荷物に表示しなおすことによって容易にしてもよい。
【0054】
代替的な実施形態において、システムは、利用者が小売ウェブサイト上での商品の注文を完了した時に、利用者が利用者に関連するコードを単純に入力し、その商品を利用者へ配達を取り扱う特定のロジスティクス業者を選択するように構成されていてもよい。各種の実施形態において、ロジスティクス業者は、上述の方法により、このコードを使って利用者と配達情報を検索する。その後、ロジスティクス業者は、利用者と配達情報を使って商品の利用者への配達を容易にする。
【0055】
E.有人集配拠点における荷物の適正な取り扱いを容易にするシステム
各種の実施形態において、システムは、各有人集配拠点にいる個人に対して、荷物がその有人集配拠点に到達した時に荷物に関連する情報をシステムに入力することを催促するように構成されてもよい。例えば、システムは、営業日の毎日の所定の時間に、利用者に対して、システムに関連するバーコードスキャナを使って有人集配拠点に到達するすべての荷物のラベルをスキャンするように催促するリマインダメッセージを表示するように構成されてもよい。他の実施形態において、システムは、荷物が有人集配拠点に到達する予定の時間頃にこのようなリマインダを表示するように構成されてもよい。このことは、確実に各荷物に関する情報が速やかにシステムに入力されるようにするのに役立つ。
【0056】
特定の実施形態において、システムは、各有人集配拠点の閉店予定に関する情報(例えば、休日の閉店または永久的な閉店)を受け取るように構成されてもよい。システムはさらに、(1)この情報を利用者に伝え、(2)その有人集配拠点にその有人集配拠点の閉店予定期間に配達される予定の荷物の転送を容易にし、および/または(3)その有人集配拠点を、その有人集配拠点の閉店予定期間にわたり、配達受取の選択肢から外すように構成されてもよい。
【0057】
システムはまた、特定の荷物が特定の有人集配拠点に配達されることを、各種の技術を使って判断するように構成されてもよい。例えば、システムは、(1)特定の荷物が持ち込み時にスキャンされたという表示を受け取り、(2)荷物が持ち込み時にスキャンされた場所に関するデータ(例えば、携帯機器またはその他の電子機器に関連するGPS機能を利用)を受け取り、(3)その場所を1つまたは複数の有人集配拠点の地理位置情報と比較し、(4)荷物がスキャンされた場所が特定の有人集配拠点の地理位置情報に少なくとも大まかに対応すると判断されたことに応答して、荷物が特定の有人集配拠点に配達されたことを確認し、(5)荷物が特定の有人集配拠点に配達されたことを示す表示をシステムのメモリに保存するように構成される。各種の実施形態において、システムはさらに、少なくとも部分的に、荷物が特定の有人集配拠点に配達されたと確認したことに応答して、特定の荷物の配達の受取人に対して、確認を(例えば、電子メール、テキストメッセージ、その他を介して)送信するように構成されてもよい。特定の実施形態において、システムはさらに、その有人集配拠点への配達確認の要求を送信し、かかる確認を受け取るように構成される。
【0058】
F.有人集配拠点における文書への署名を容易にするシステム
各種の実施形態において、有人集配拠点は、文書、例えば契約書およびその他の法的文書への署名を管理するように構成されてもよい。特定の実施形態において、契約書への署名を容易にするために、第一の個人が、第二の個人により署名されるための文書を特定の有人集配拠点に送ってもよい。文書の有人集配拠点への配達は、上述のように容易にされてもよく、また、文書が特定の有人集配拠点に到着した時に、システムは第二の個人に対して、文書が到着したことを通知し、第二の個人が特定の有人集配拠点に出向いてその文書に署名するための説明を提供してもよい。
【0059】
すると、第二の個人は特定の有人集配拠点に出向き、有人集配拠点の担当者に身分証明書(例えば、IDカードまたは、個人のモバルコンピューティングデバイス上に表示されたコードの形態)を提示した後に、その契約書に署名してもよい。その後、担当者は何れかの適当な方法より、契約書が正しい個人より署名されたことを確認してもよい。例えば、担当者は、文書を認証し、および/または情報が正しい個人により署名されたことを確認する情報を、システムに関連するデータストアに入力する。担当者はまた、その文書の電子コピーを作成し、署名済みの文書を後に検索し、および/または第一と第二の個人に電子的に送信できるようにシステムメモリに保存してもよい。最後に、システムおよび/または担当者は、署名された文書の原本を第一または第二の個人に対し、それぞれの記録のために返送することを調整してもよい。
【0060】
各種の実施形態において、署名されるべき文書は固有のバーコードを含んでいてもよく、このバーコードは文書を特定し、文書を追跡し、および/または文書をメモリに保存するために使用される。各種の実施形態において、固有のバーコードは、文書および、文書の1人または複数の署名者を特定するために使用されてもよい。
【0061】
G.有人集配拠点における付加価値サービスの提供
特定の実施形態において、有人集配拠点の担当者は、その有人集配拠点において、荷物および/または商品について1つまたは複数の付加価値サービスを提供してもよい。例えば、1つまたは複数の付加価値サービスは、商品および/または荷物が返品されて返金が求められる時、または単純に他の場所に発送される場合に提供される。例えば、担当者は、(1)その商品を発送するために梱包し、(2)商品をギフト用に包装し、(3)返金または交換のために商品を小売店に返品するのを容易にし(以下参照)、および/または(4)その他の何れかの付加価値サービスを完了させる。
【0062】
H.ショッピングセンター内の有人集配拠点の利用
有人集配拠点の別の用途には、ショッピングセンター(例えば、モール)内に1つまたは複数の有人集配拠点を提供することが含まれる。特定の実施形態において、有人集配拠点は、(1)そのショッピングセンターで購入した商品を利用者から受け取り、(2)その商品を利用者の指定する場所(例えば、利用者の住居または会社の住所、利用者の住居または会社の住所に近いある有人集配拠点、および/または利用者の指定するその他の住所)に発送するように構成される。これによって、利用者は、ショッピングセンターで商品を購入し、その後、購入した商品の利用者の家またはその他の場所への配送を容易にし、ショッピンクセンターから商品を持って出て、商品を運ぶ等の煩わしさを回避できる。
【0063】
I.能力管理技術
特定の実施形態において、コンピュータシステムは、荷物を受け取り、保管する有人集配拠点の現在および/または将来の能力を推定するように使用されてもよい。このことは、例えば、何れの荷物も特定の平均的大きさであり、荷物の受取人により引き取られるまでの特定の期間にわたり、その有人集配拠点によって保管されることを前提とする特定のアルゴリズムを使って実施される。
【0064】
他の実施形態において、システムは、荷物を受け取り、保管する現在および/または将来の有人集配拠点の能力をモニタするためのより正確な方法を用いてもよい。例えば、各有人集配拠点内の保管空間の容積がシステム内に保存されてもよく、また、荷物がロジスティクス会社および/または有人集配拠点より受け取られた時に、各荷物の実際の寸法もシステムに入力されてよい。システムはすると、この情報を使って、(1)特定の有人集配拠点において特定の時間に保管されているか、または今後保管される荷物の全体積を計算し、(2)追加の荷物の保管に利用できる有人集配拠点の能力を、計算された荷物の体積とその有人集配拠点の保管空間の容積と比較することによって推測してもよい。
【0065】
特定の実施形態において、システムは、その有人集配拠点に保管されている(または、その有人集配拠点に保管される予定の)荷物の推測された体積または数が、その有人集配拠点の能力の特定の所定のパーセンテージ以内であれば、その有人集配拠点は追加の配達を受け入れらないと判断するように構成される。例えば、その有人集配拠点が最大能力95%と判断された場合、システムは、その有人集配拠点が追加の配達を受け入れられないと判断する。このような場合、システムは、その有人集配拠点に配達される予定であった荷物を代替有人集配拠点に届け先変更し、および/または現在利用できない有人集配拠点を示してもよい。
【0066】
他の実施形態において、システムは、特定の有人集配拠点が特定の荷物を受け入れる能力を有するか否かを判断するために、以下の異なる要素のうちの1つまたは複数を利用してもよい。このような要素としては、例えば(1)荷物の重量、(2)荷物の寸法、(3)有人集配拠点における荷物の平均待ち時間、(4)荷物の意図された受取人の1つまたは複数の特徴(例えば、意図された受取人が通常、有人集配拠点からどれだけ迅速に荷物を引き取るか)、(5)その集配拠点の常連の一般的特徴(その有人集配拠点の平均的顧客がその有人集配拠点からどれだけ迅速に荷物を引き取るか)、(6)その有人集配拠点の荷物保管容積、(7)荷物の密度、および/または(8)その有人集配拠点が荷物を受け入れるためにその能力を拡張できる可能性、が含まれる。システムはまた、その有人集配拠点の現在の在庫に荷物を物理的に追加するために必要な労力も考慮に入れてよい。
【0067】
J.有人集配拠点を利用者に推奨する方法
各種の実施形態において、システムは、特定の荷物の配達のための特定の有人集配拠点を推奨するように構成されてもよい。特定の実施形態において、システムは、少なくとも部分的に、(1)利用者により指定された場所からその有人集配拠点までの距離、(2)配達を受け入れる現在または今後の有人集配拠点の能力の推測、(3)特定の有人集配拠点に関連する活動の傾向(例えば、有人集配拠点において、日々の体積の増加率が特定の閾値を超えた場合、システムは、所定の日数にわたってその有人集配拠点を推奨しない)、または(4)他の何れかの適当な要素に基づいて、適当な推奨を自動的に生成するように構成されてもよい。システムが1つまたは複数の特定の集配拠点推奨した後、利用者は、配達の受取に推奨された有人集配拠点のうちの1つを選択するか、または配達の受取に、推奨されていない有人集配拠点を指定してもよい。
【0068】
K.それ以上容量がない有人集配拠点を届け先とする荷物を取り扱う方法
いくつかの場合に、ロジスティクスシステムまたはその他のシステムは、特定の荷物が、その荷物を受け入れるのに十分な能力を有さない特定の有人集配拠点に運ばれている途中であることを判断してもよい。このような場合、システムは、例えば、(1)特定の有人集配拠点への荷物の配達を中断して、その荷物を代替有人集配拠点に届け先変更し、意図された荷物受取人にその変更を知らせ、(2)所定の期間にわたり荷物を保管し、後にその荷物を特定の有人集配拠点に配達し、意図された受取人にスケジュール変更を知らせ、(3)荷物を受取人の家または勤務地に配達し、または(4)その状況を他の何れかの適当な方法で取り扱ってもよい。システムは、上記の方法の何れをとるかを、少なくとも部分的に、例えば1つまたは複数の利用者ごとの選好に基づいて決定してもよい。
【0069】
L.代替有人集配拠点を決定する方法
様々な状況、例えばすぐ上で説明したような状況において、システムは、荷物を代替有人集配拠点へと届け先を変更する。このような状況において、代替有人集配拠点は、例えば、(1)代替有人集配拠点の当初の標的有人集配拠点からの距離、(2)代替有人集配拠点の顧客の住居または勤務地からの距離、(3)その顧客が前回使用した有人集配拠点、または(4)その荷物の意図された受取人により表明された以前の選好に基づいて特定されてもよい。
【0070】
M.顧客が有人集配拠点の中にスペースを予約できるようにする方法
特定の実施形態において、システムは、利用者が特定の有人集配拠点において特定の荷物のためのスペースを予約でき、それによって特定の有人集配拠点(代替拠点ではない)への配達が保証されるように構成されてもよい。システムは、かかる予約を行うために荷物の受取人に料金を課しても課さなくてもよい。特定の実施形態において、システムは、有料のプレミアムロジスティクスサービスに申し込んでいる人々に対して、このような予約を無料で提供する。
【0071】
各種の実施形態において、システムは、利用者がある有人集配拠点において1つまたは複数のスペース(例えば、スペースのブロック)を予約できるように構成される。特定の実施形態において、システムは、利用者が、その利用者が1つまたは複数のスペースを予約した有人集配拠点においてその利用者への何れかの荷物の配達が予定される前の時点で、1つまたは複数のスペースを予約できるように構成されている。利用者は、例えば、将来の特定の日(例えば、複数の日)に1つまたは複数のスペースを予約する。各種の実施形態において、事前に有人集配拠点のスペースを予約できる能力により、利用者は、利用者が計画している将来の注文のため、または利用者が受取を予想する将来の出荷のためにその有人集配拠点におけるスペースが確保されるようにしてもよい。
【0072】
特定の実施形態において、スペースを予約する利用者は、個人、顧客、製造者、法人、その他を含んでいてもよい。例えば、新製品を発売する会社(例えば、新しいスマートフォンを発売するアップル(Apple)(登録商標))は、製品の発売日のために、様々な有人集荷拠点の1つまたは複数のスペースを予約してもよい。すると、この会社は、有人集配拠点の各々に対する新製品の出荷の予定を立て、利用者が顧客による注文分の製品を取りに行くか、または発売日に有人集配拠点から直接その製品を購入できるようにしてもよい。このようにすると、有人集配拠点は、例えばその製品の入手可能場所を増やし、またはその顧客による製品の購入または引き取りをより便利にすることを容易にしたい会社にとっての一時的な店頭としての役割を果たす。
【0073】
N.有人集配拠点を用いて商品の返品を容易にする方法
有人集配拠点は、いくつかの実施形態において、過去に購入した商品を小売店に返品して返金または交換を受けることを容易にするように構成されてもよい。例えば、特定の実施形態において、有人集配拠点の担当者(および/またはその有人集配拠点に関連するコンピュータシステム)は、特定の商品が返品/交換可能であるか否かを判断し、(1)その商品が返品/交換できない場合は、その商品を返品しようとしている個人に、その商品は返品/交換できないことを知らせ、または(2)商品が返品/交換可能であれば、その商品の返品先の小売店が指定する条件に従って、その商品の返品/交換を容易にする。特定の実施形態において、システムは、(1)返品される商品に関連する機械読取可能標識(例えば、UPCコード、商品を交換しようとしている個人へのその商品の販売に関する取引コード、または他の適当な商品識別子)を読み取り、(2)機械読取可能標識から得られた情報を使って、その商品が返品/交換可能であるか否かを判断するように構成される。特定の実施形態において、得られた情報は、商品の返品/交換期限を含んでいてもよい。ある物品がその時点では返品または交換できる場合、システムは、任意選択により、利用者が特定の代金返金または代替品の何れかをいつ受け取れるかを判断し、この情報を利用者に提供してもよい。
【0074】
利用者がある物品を小売ウェブサイトに、その物品を有人集配拠点に持ち込むことによって返品する特定の実施形態において、システムは、利用者が返品するその物品の入った荷物に貼付するための返品ラベルを提供するように構成されてもよい。各種の実施形態において、返品ラベルは、特定の返品可能期間(例えば、利用者(例えば、顧客)が物品を、代金の全額または一部返金と引き換えに小売ウェブサイトに返品することができる、小売ウェブサイトが設定する期間)の満了と共に失効してもよい。特定の実施形態において、返品ラベルが失効していない場合、システムは、利用者に無料で、返品された物品を有人集配拠点から小売ウェブサイト(例えば、小売ウェブサイトに関連付けられた倉庫、保管施設、または処理施設)に発送するのを容易にしてもよい。各種の実施形態において、システムは、返品ラベルが失効したと判断したことに応答して、利用者に返品手数料を請求した後に、返品された物品を有人周囲拠点から小売ウェブサイト(例えば、小売ウェブサイトに関連付けられた倉庫、保管施設、または処理施設)に発送するのを容易にしてもよい。他の実施形態において、返品ラベルが失効した場合、システムは、利用者に無料で、返品された物品をその有人集配拠点から小売ウェブサイト(例えば小売ウェブサイトに関連付けられた倉庫、保管施設、または処理施設)に発送するのを容易にしてもよく、その後、システムは小売ウェブサイトに対し、返品された物品の返品可能期間が過ぎており、小売ウェブサイトは利用者に返品手数料を請求できる(例えば、返品物品の送料を利用者が受け取ることができる返金分から差し引く)ことを通知するように構成されてもよい。
【0075】
各種の実施形態において、各有人集配拠点におけるコンピュータシステムは、利用者に対し、特定の物品のすべての部品が揃っていることを、その物品が返金または交換のために小売店に返品される前に確認するために使用可能な1つまたは複数のチェックリストおよび/または質問状にアクセスできるように構成されていてもよい。これにより、返品された物品の構成部品の交換に関連する小売店の時間とコストを節減しうる。
【0076】
O.有人集配拠点からの荷物またはその他の物品の引取を容易にする方法
有人集配拠点からの荷物またはその他の物品の引取を容易にするために各種の技術が使用されてもよい。例えば、利用者には、個人およびその個人によって特定の有人集配拠点において引き取られるべき荷物を早く特定するために使用できる電子IDカードまたはその他のデバイスが提供される。同様に、利用者には、近距離無線通信を介して利用者を特定しやすくする利用者のモバイルコンピューティングデバイス上のアプリケーション、またはモバイルデバイスのスクリーン上に表示される1つまたは複数バーコードが提供されてもよい。このようなバーコードは、あるいは、印刷され(例えば、伝票等)、有人集配拠点の担当者に提示されて、有人集配拠点に保管されている1つまたは複数の荷物の迅速な特定と引取を容易にできる。
【0077】
各種の実施形態において、システムは、意図された受取人に電子IDカード(またはシステムにより生成された印刷伝票)を他の個人に転送させることによって、荷物の意図された受取人以外の個人が荷物を引き取るのを容易にするように構成されてもよい。その他の個人はすると、電子または物理的IDカードまたは伝票を有人集配拠点の担当者に提示して、その個人が意図された受取人の代わりに荷物を引き受ける権限を有することを証明してもよい。担当者がシステムを使って電子的もしくは物理的IDカードまたは伝票の認証を確認した後に、担当者は荷物をその個人に引き渡してもよい。
【0078】
各種の実施形態において、上述の電子IDカードは、電子IDカード(またはカードを表示する機器)が特定の地理的位置(例えば、特定のGPS座標もしくはその付近、または特定のブルートゥース(Bluetooth)ネットワーク内、または特定のコンピューティングデバイスに、近距離無線通信を使用する機器と通信するのに十分に近い)にある時にだけ、有効となるように構成されてもよい。
【0079】
各種の実施形態において、システムは、利用者のコンピューティングデバイス(ひいては、おそらく利用者)が、荷物の引受時にある場所にいたことを確認するための電子トークンを生成するように構成されてもよい。このことは、荷物が他人ではなく意図された受取人が引き取ったことの証拠としての役割を果たせる。
【0080】
システムの機能の各種の態様は、物品引き取りモジュール400を含む特定のシステムモジュールによって実行されてもよい。このモジュールについて以下により詳しく説明する。
【0081】
物品引き取りモジュール
図4は、例示的な物品引き取りモジュール400によって実行される動作のフローチャートである。特定の実施形態において、物品引き取りモジュール400は、有人集配拠点からの荷物の引き取りを容易にしてもよい。物品引き取りモジュール400を実行する際、システムはまず、ステップ410で、利用者から、1つまたは複数の荷物を有人集配拠点から引き取るための要求を受け取る。各種の実施形態において、システムは、1つまたは複数の荷物の意図された受取人から要求を受け取るように構成される。他の実施形態において、システムは、意図された受取人以外の個人(例えば、意図された受取人の代わりに荷物を引き取る個人、例えば意図された受取人の妻、夫、ルームメイト、友人、同僚、息子、娘、兄弟、姉妹等)から要求を受けるように構成される。特定の実施形態において、システムは、例えば意図された受取人の代わりに要求を行う有人集配拠点の担当者(例えば、従業員)または、荷物を引き取りにその有人集配拠点に出向いた他人から要求を受け取るように構成される。
【0082】
ステップ420に戻り、システムは続いて、少なくとも部分的に、要求を受け取ることに応答して、1つまたは複数の荷物を引き取る利用者の権限を確認する。各種の実施形態において、利用者は、1つまたは複数の荷物を引き取る権限を、1つまたは複数の荷物の意図された受取人としての立場によって、意図された荷物受取人により提供される権限によって、またはその他によって有する。システムは、荷物を引き受ける利用者の権限を何れの適当な方法で確認するように構成されてもよい。このことは、例えば、利用者の身分を確認すること(例えば、その利用者が意図された荷物受取人であることを確認すること)を含んでいてもよい。
【0083】
システムは、利用者の身分を、その利用者に関連する身分証明カード(例えば、運転免許証、パスポート等)の画像を受け取り、身分証明カードに含まれる情報(例えば、氏名、住所等)をそのシステムが検索した意図された荷物受取人に関連する情報と比較することによって確認してもよい。システムは、身分証明カードからの情報を、何れの適当な光学文字認識(OCR : Optical Character Recognition)またはその他の技術を使って得てもよい。特定の実施形態において、システムは、利用者の身分を、所期の受取人に関連する身分証明カードからの情報を含む有人集配拠点の担当者からの入力を受け取り、その情報を初期の受取人に関してわかっている情報(例えば、その氏名、住所、生年月日等)と比較することによって確認するように構成される。他の実施形態において、システムは、意図された受領者に関連する確認情報を有人集配拠点に関連する担当者に対して表示してもよく、この担当者が手作業で、その荷物を引き取ろうとしている利用者の身分を確認し、システムに、その利用者の身分が確認されたことを通知してもよい。
【0084】
各種の実施形態において、システムは、システムが以前に利用者に提供したその利用者に関連する電子IDを受け取ることによって、利用者の身分を確認するように構成されてもよい。特定の実施形態において、システムは、電子IDを意図された荷物受取人に提供するように構成されてもよく、電子IDは、意図された受取人と、意図された受取人宛てとされる1つまたは複数の荷物に関連付けられてもよい。特定の実施形態において、システムは、意図された荷物受取人が電子IDを1人または複数の他人に提供することによって、1人または複数の他人に、1つまたは複数の荷物を有人集配拠点から引き取る権限を提供することができるように構成されてもよい。システムは、意図された荷物受取人が電子IDを1人または複数の他人に何れかの適当な方法で、例えば、意図された荷物受取人のモバイルコンピューティングデバイス上のアプリケーションを介して電子IDを転送すること、電子IDに関連する機械読取可能証印の画像を第二の利用者に提供すること、等によって提供できるように構成されてもよい。
【0085】
いくつかの実施形態において、システムは、電子IDに関連する1つまたは複数の機械読取可能証印(例えば、バーコード)を読み取って、利用者の身分確認を容易にするように構成されてもよい。各種の実施形態において、システムは、利用者に関連するコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォーン、タブレット等)のディスプレイから1つまたは複数の機械読取可能証印を読み取るように構成されてもよい。他の実施形態において、システムは、1つまたは複数の機械読取可能証印を含む印刷物から1つまたは複数の機械読取可能証印を読み取るように構成されてもよい。
【0086】
各種の実施形態において、システムは、利用者の権限を、権限を受けた利用者が、ある利用者が荷物を引き取ろうとしている時にその有人集配拠点に物理的にいることを判断することによって確認するように構成される。例えば、意図された荷物受取人は、意図された受取人に関連するモバイルコンピューティングデバイスをシステムに登録してもよく、システムは、実質的に自動的に、そのモバイルコンピューティングデバイス(例えば、おそらく意図された受取人)がその有人集配拠点に物理的にいることを判断するように構成されてもよい。システムは、この判断を何れの適当な方法で実施してもよく、例えば、少なくとも部分的に、モバイルコンピューティングデバイスのGPS位置に基づいて、有人集配拠点に関連するコンピューティングデバイスからモバイルデバイスとブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、近距離無線通信、または同様の技術を通じて通信することによって、等である。
【0087】
システムは続いて、ステップ430で、少なくとも部分的に、権限を確認することに応答して、1つまたは複数の荷物の利用者への引き渡しを容易にする。各種の実施形態において、システムは、利用者が荷物を引き取る権限を有することを確認し、有人集配拠点に関連する担当者に、利用者に1つまたは複数の荷物を引き渡すように(例えば、与えるように)指示する(例えば、その有人集配拠点に関連するコンピューティングデバイス上で、1つまたは複数の荷物を引き渡すことのメッセージを担当者に対して表示することによる)ように構成される。他の実施形態において、システムは、他の何れの適当な方法で引き渡しを容易にするように構成されてもよい。
【0088】
P.eコマースサイトでの人気商品の即日販売および配達を容易にする方法
特定の実施形態において、有人集配拠点は、eコマースウェブサイト上で売れ筋の1種または複数の商品(例えば、ベストセラーの書籍、DVD、またはCD)を保有しておいてもよい。特定の実施形態において、eコマースウェブサイトの利用者が、このような商品を購入したいとのその意思を表示した場合、システムは、その利用者に地理的に近い(利用者の携帯機器によって、利用者が提供する情報から、またはその他によって判断される)1つまたは複数の有人集配拠点の在庫を検索し、その有人集配拠点にその商品の在庫があるか否かを判断してもよい。在庫があれば、システムは利用者に対し、近所の有人集配拠点にその商品の在庫があることを知らせ、商品の代金をオンラインで支払い、その後、その商品を(例えば、実質的に即日に)その近所の有人集配拠点から引き取る選択肢をその利用者に提供してもよい。
【0089】
いくつかの場合において、利用者がeコマースサイトで商品を購入した後、システムは、利用者が指定された有人集配拠点からその商品を引き取るために使用できる物理的または電子的レシートを発行してもよい。システムはまた、その有人集配拠点にその利用者が商品を購入したことを電子的に通知し、商品をその利用者のためにとっておくように要求してもよい。
【0090】
Q.有人集配拠点の従業員を訓練する方法とシステム
特定の実施形態において、各有人集配拠点にクライアントコンピュータを提供してもよく、クライアントコンピュータは、(クライアントコンピュータが荷物の集荷、配達、およびまたは追跡を容易にするように構成される)アクティブモードと、(クライアントコンピュータがシステムの使い方を個人に訓練するように構成される)訓練モードとの間で切り替えられてもよい。特定の実施形態において、クライアントコンピュータが訓練モードにある時、コンピュータは、コンピュータがアクティブモードにある時のコンピュータの動作をシミュレートして、コンピュータを適正に動作させる方法の説明を提供する。
【0091】
R.有人集配拠点で調査を行う方法とシステム
特定の実施形態において、利用者が荷物を特定の有人集配拠点で引き取る際に、利用者に対し、その有人集配拠点での本人の経験に関する電子調査が提示される。利用者がその経験に高い評点を付けた場合(例えば、おそらく10のうち9〜10)、システムは利用者をフェイスブック(Facebook)等のソーシャルメディアに誘導し、そのコメントおよび/またはその他のフィードバックを提供するように促す。このことは、ソーシャルメディアウェブサイト上での肯定的なコメントの数を増やすのに役立つ。
【0092】
S.各有人集配拠点に合わせてカスタム化されたウェブサイトの提供
各種の実施形態において、システムは、各有人集配拠点に合わせてカスタム化されたウェブサイトを提供するように構成されている。ウェブサイトは、その特定の有人集配拠点に関連付けられた個人だけがアクセスできる非公開部分を含んでいてもよい。この非公開部分は、例えば有人集配拠点が集配活動を通じてどれだけ利益を上げるかに関する情報、およびその他の関連情報を表示してもよい。
【0093】
ウェブサイトはまた、公開部分も含んでいてよく、これによって特定の有人集配拠点が特別なオファー、例えば割引商品のオファー等を宣伝できる。特定の実施形態において、特定のオファーは、利用者が自分の1つまたは複数の荷物を特定の場所の前の有人集配拠点から引き取った場合にされてもよい。
【0094】
T.利用者が有人集配拠点の属性を定義できるようにする方法
特定の実施形態において、システムは、システムの利用者が、特定の有人集配拠点に関連する各種の属性を定義し、変更できるように構成されている。利用者が定義できる特定の属性には、例えばその有人集配拠点の営業時間が含まれる。例えば、利用者は、少なくとも部分的に、その有人集配拠点のある小売店の営業時間に基づいて営業時間を定義してもよい。各種の実施形態において、利用者は、他の何れかの適当な要素に基づいて営業時間を定義してもよく、また何れかの適当な理由により(例えば、少なくとも部分的に、スタッフがその有人集配拠点にいられるか否か、に基づき、もしくはそれによって、少なくとも部分的に、休日、または休日予定に基づいて、等)営業時間を変更してもよい。
【0095】
その他の実施形態において、利用者は、どの特定の物品が有人集配拠点に配達され、および/または一時的に保管されるかを定義してもよい。例えば、利用者は、ある有人集配拠点を、その有人集配拠点が特定の型式の新しいモバイルコンピューティングデバイスのみを受け入れることができるように定義してもよい。特定の実施形態において、システムは、受け入れられる物品を許可された物品に、その許可された物品に関連付けられた1つまたは複数の在庫保管単位(例えば、SKU:stock−keeping unit)を使って限定するように構成されてもよい。他の実施形態において、システムは、適当な方法によって(例えば、有人集配拠点に物品に関連付けられたバーコードが提示された時にそれをスキャンすることによって、等)、確実に許可された物品だけがその有人集配拠点によって受け入れられるようにしてもよい。
【0096】
特定の実施形態において、システムは、利用者が、有人集配拠点に関連する他の何れかの属性を定義できるように構成されてもよい。各種の実施形態において、システムは、有人集配拠点に関連付けられた各種の属性を定義および/または変更する権限を得た1人または複数の利用者のリストを受け取るように構成されてもよい。権限を得た利用者には例えば、有人集配拠点の所有者、有人集配拠点のある小売店の所有者、有人集配拠点または、有人集配拠点が関連付けられている小売店の、権限を得た管理者もしくは従業員、その有人集配拠点へ、またはその有人集配拠点からの物品の配達および/または引取を容易にすることに関連するロジスティクス会社の権限を得た担当者が含まれていてもよい。
【0097】
U.有人集配拠点への自律的な配達および有人集配拠点からの引取を容易にする方法
特定の実施形態において、システムは、利用者が1つまたは複数の物品をある有人集配拠点に実質的に自律的に配達するように要求できるように構成される。特定の例として、利用者は、1つまたは複数の物品をオンライン小売店に注文し、特定の有人集配拠点に配達されるようにしてもよい。各種の実施形態において、システムは、利用者がその物品に関するオンライン小売店との取引をゲストとして(例えば、その利用者またはそのオンライン小売店に関連するアカウントにログインせずに)完了させることができるようにしてもよい。利用者はすると、取引の一部として、その1つまたは複数の物品を有人集配拠点に配達するように要求してもよい。特定の実施形態において、システムは、利用者の氏名またはその他の個人を識別する特徴を1つまたは複数の物品に関連付けずに、その1つまたは複数の物品のその有人集配拠点への配達を容易にするように構成されてもよい。
【0098】
システムは、各種の実施形態において、使用者にエイリアス(alias)(例えば、固有の個人識別文字列等)を割り当ててもよい。他の実施形態において、システムは、1つまたは複数の物品の発送に確認番号を関連付けるように構成されてもよい。各種の実施形態において、システムは、利用者に対し、利用者が1つまたは複数の荷物を引き取りに有人集配拠点に行く際に、利用者の身分証明の証拠以外の何かを提示することを要求するように構成されてもよい。例えば、システムは、利用者に対し、1つまたは複数の物品を引き取るために、確認番号またはエイリアスを提示するように要求してもよく、システムは、利用者に対し、利用者がその1つまたは複数の物品を注文したことを確認する電子メール、テキストメッセージ、もしくはその他の適当な確認情報を示すように要求するなどしてもよい。他の実施形態において、システムは、その有人集配拠点から1つまたは複数の物品を引き取る利用者が、その利用者がその1つまたは複数の物品を注文したことを他の何れかの適当な方法(例えば、利用者の匿名性が実質的に保持される方法)で確認することを要求するように構成されてもよい。
【0099】
V.有人集配拠点としての場所の適性を判断するシステム
各種の実施形態において、システムは、特定の場所が有人集配拠点の場所として機能する適性を判断するように構成される。特定の実施形態において、この判断は、例えば(1)(例えば、特定の場所が小売店である場合)その特定の場所において返品が行われる数、(2)その場所に関する苦情の数(例えば、その場所の会社の顧客からの苦情)、(3)その特定の場所に関連する地理的および人口データ、(4)第三者からの商業的に利用可能なデータ(例えば、その特定の場所に関連する会社の売上高、その特定の場所に関連する会社をひいきにする平均的な顧客数)、および(5)他の何れかの適当な要素に基づく。
【0100】
特定の実施形態において、ある場所の有人集配拠点としての適性を判断することは、小売店またはその他の会社が、特定の事業を始めるのに適した場所を選択するために使用される何れかの適当な技術を用いて判断される。他の実施形態において、この判断は、少なくとも部分的に、ロジスティクスデータに基づく(例えば、ロジスティクス会社により利用される特定の出荷ルート等に基づく)。他の実施形態において、その判断は、上述の要素の何れかの適当な組み合わせ、またはその他の何れかの要素に基づいていてもよい。
【0101】
W.代替配達場所の柔軟な開閉
各種の実施形態において、システムは、利用者が1つまたは複数の有人集配拠点を素早く営業中の状態および/または休業の状態にし、および/または1つまたは複数の時限的有人集配拠点(例えば、所定の時間だけ存在するように設定された代替配達場所)を設置するように構成されている。特定の実施形態において、システムは、利用者が特定の有人集配拠点を、(1)有人集配拠点を指定すること、(2)その有人集配拠点の存在開始時間を指定すること、および(3)その有人集配拠点の存在終了時間を指定することによって設置できるように構成されてもよい。各種の実施形態において、開始時間は、特定のイベント(例えば、特定のコンサート、パーティ、スポーツイベント、またはその他のイベント)が開始する頃となるように選択され、終了時間は、その特定のイベントが終了する頃となるように選択される。特定の実施形態において、イベントには、特定のイベントに関連する1人または複数の個人が配置されてもよい。
【0102】
X.定期的に計画される集荷
各種の実施形態において、システムは、特定の場所からの定期的な(例えば、毎日、毎週等)集荷を調整するように構成されている。このような集荷は、有人集配拠点を営業範囲とする1つまたは複数のロジスティクス業者により行われてもよい。このサービスは有料でも無料でも実施されてよい。
【0103】
特定の実施形態において、システムは、個人が荷物を特定の場所で集荷してもらうためにリアルタイムでの集荷要求を発行できるように構成されてもよい。特定の実施形態において、システムは、複数の一般運送業者から、要求された荷物の集荷を取り扱う一般運送業者を自動的に選択するようになされてもよい。システムは、これを例えば、(1)複数の一般運送業者にその要求を知らせ、(2)複数の一般運送業者の各々から、それぞれの一般運送業者が要求された荷物の集荷をその金額で取り扱うことを希望する1つまたは複数の入札価格を受け、(3)少なくとも部分的に、それぞれの入札価格に基づいて、複数の一般運送業者から特定の1つをその要求を取り扱うように選択し、(4)特定の一般運送業者の選択に応答して、その特定の一般運送業者による荷物の集荷を容易にすることによって行ってもよい。
【0104】
Y.自動的な送料変更
各種の実施形態において、システムは、特定の個人が荷物の送料のうちで支払う金額を、その時の状況に合わせてカスタム化された方法で計算するように構成される。例えば、特定のオンライン小売店から個人への荷物の発送に関連する送料は、少なくとも部分的に、(1)荷物が配達される予定の有人集配拠点の現在の利用可能性および/または能力、(2)個人の購入および/または出荷活動の頻度(例えば、頻繁に購入および/または出荷する場合は割引を受けられる)、(3)配達を取り扱う運送業者、(4)特定の有人集配拠点への忠誠度、(5)配達を取り扱う運送業者への忠誠度、および/または(6)その個人の代わりにその有人集配拠点に出荷される全体的頻度に基づく。特定の実施形態において、システムは、何れかの特定の当事者(例えば、ある有人集配拠点の所有者)または適当な当事者の組み合わせによって、何れかの適当な要素、例えば上記要素の組み合わせに基づいてカスタム化された送料を計算するようにカスタム化可能であってもよい。
【0105】
Z.例示的な配達構成
特定の実施形態において、システムは、様々な異なる種類の場所間での1つまたは複数の荷物の配達を容易にするように構成されてもよい。例えば、システムは、(1)有人集配拠点から個人の家への、(2)有人集配拠点から他の有人集配拠点への、(3)個人の家から有人集配拠点への、および(4)第一の個人の家から第二の個人の家への1つまたは複数の荷物の配達を容易にするように構成される。
【0106】
説明のための例
図5は、荷物500を有人集配拠点512、514、516に直接配達することを概略的に示す例示的な運送図を示す。
図4に示すように、荷物の受取人は、荷物を、荷物の受取人により密接に関連する他の場所(例えば、荷物の受取人の家または職場)ではなく、有人集配拠点512、514、516に直接配達してもらうことを選択してもよい。各種の実施形態において、有人集配拠点への荷物の配達を調整するシステムは、有人集配拠点から荷物を受け取る各受取人に、荷物受取人が、自分が受け取る荷物を配達してもらう先とする1つまたは複数の有人集配拠点をその中から選択できる有人集配拠点の選択肢を提供してもよい。例えば、システムは、利用者に対し、複数の有人集配拠点(例えば、配達場所512、514、516)を提示する。これらの有人集配拠点は、その荷物の受取人の家、その荷物の受取人の職場、またはその荷物の受取人に密接に関連するその他の場所の近く(例えば、特定の距離内)にある有人集配拠点を含んでいてもよい。
【0107】
例えば、特定の有人集配拠点512は、利用者の職場513から800メートル(半マイル)にあるガソリンスタンドであってもよい。他の有人集配拠点514は、利用者のアパート515から3ブロック離れた食品雑貨店であってもよい。また別の有人集配拠点516は、利用者が会員となっているジム517の隣の花屋であってもよい。
図4からわかるように、一般運送会社(例えば、その他のロジスティクス会社)は、荷物の受取人により密接に関連する場所513、515、517ではなく、このような有人集配拠点に荷物を直接配達してもよい。
【0108】
上述のように、特定の荷物の受取人と密接に関連する特定の住所(例えば、家の住所)以外の有人集配拠点に配達することは、一般運送業者にとって、その一般運送業者が特定の日に荷物を配達しなければならない住所の総数が少なくて済むという点で有利である。このプロセスはまた、荷物の受取人にとっても有利であり、これによってその荷物が確実に便利な有人拠点に配達されることになる。このことは、例えば、一般運送業者が荷物を荷物の受取人の家に置いて行くことに関わるリスク、または荷物が荷物の受取人の職場に置き違えられるかまたは不適切に配送されることに関わるリスクを排除できる。特定の実施形態において、システムは、荷物を利用者が選択する何れの有人集配拠点にでも(例えば、集配拠点512、514、または516)配達するように構成される。
【0109】
結論
本発明が関係する分野の当業者は、上記の説明と添付の図面に示される教示の恩恵により本発明の多くの変更およびその他の実施形態を着想するであろう。上述の例は、有人集配拠点(例えば、有人の小売集配拠点)に関連する本発明の用途に関しているが、本発明は、他の適当な条件、例えば(1)無人集配拠点、(2)有人の配達専用拠点、(3)有人の集荷専用拠点、(4)無人の配達専用拠点、および(5)無人の集荷/引取専用拠点の条件でも使用されてよい。したがって、本発明は開示されている具体的な実施形態に限定されず、変更やその他の実施形態も付属の特許請求の範囲内に含められるものとする。ここでは特定の用語が使用されているが、これらは包括的、説明的な意味で使用されているにすぎず、限定を目的としていない。