特許第6486919号(P6486919)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6486919眼鏡用の偏光レンズを製造するための方法、及び、この方法を使用して製造されたレンズ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6486919
(24)【登録日】2019年3月1日
(45)【発行日】2019年3月20日
(54)【発明の名称】眼鏡用の偏光レンズを製造するための方法、及び、この方法を使用して製造されたレンズ
(51)【国際特許分類】
   G02C 7/12 20060101AFI20190311BHJP
   G02B 5/30 20060101ALI20190311BHJP
   B29C 45/14 20060101ALI20190311BHJP
   B29L 11/00 20060101ALN20190311BHJP
【FI】
   G02C7/12
   G02B5/30
   B29C45/14
   B29L11:00
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-528399(P2016-528399)
(86)(22)【出願日】2014年7月10日
(65)【公表番号】特表2016-525712(P2016-525712A)
(43)【公表日】2016年8月25日
(86)【国際出願番号】EP2014064858
(87)【国際公開番号】WO2015010918
(87)【国際公開日】20150129
【審査請求日】2017年6月30日
(31)【優先権主張番号】PD2013A000209
(32)【優先日】2013年7月26日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】500064225
【氏名又は名称】サフィーロ・ソシエタ・アツィオナリア・ファブリカ・イタリアナ・ラボラツィオーネ・オッチアリ・エス・ピー・エー
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼 健
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(72)【発明者】
【氏名】グァダニン、パオロ
【審査官】 池田 博一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−178920(JP,A)
【文献】 特開2006−227591(JP,A)
【文献】 特開2009−294445(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/133216(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0329184(US,A1)
【文献】 米国特許第6177032(US,B1)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0214080(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02C 7/12
B29C 45/14
G02B 5/30
B29L 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
偏光光学フイルターの構造体の上に偏光レンズを共射出成形することにより形成される、眼鏡用の偏光レンズの製造方法において、
前記偏光光学フイルターの構造体は、これの製造の間に成形された湾曲形状を有し、この湾曲形状の偏光光学フイルターの構造体は、射出モールドの中に挿入される前に、光学フイルターの上への偏光レンズの共射出成形の続く工程(60)のために、光学フイルターに所定の曲率を与えるための熱成形工程(20)がなされ
前記熱成形工程(20)で、前記光学フイルターは、光学フイルターの凸外面が所定の曲率を有するように形成されているモールド面に支持されるように、熱成形モールドの中に配置され、熱成形工程(20)の間に、前記凸外面とモールド面との間を真空にして、モールドにより規定されている曲率を光学フイルターが有するようにし、光学フイルターが冷却され、熱成形モールドから取り出されたときに、前記曲率を有し、
前記熱成形工程(20)の後に、光学フイルターの構造体をクリーニングするためのクリーニング工程(30)がなされ、このクリーニング工程は、アルカリ性の水溶液に光学フイルターを浸漬することによる超音波洗浄工程(30a)を含み、
洗浄のための前記水溶液は、13.4のpH値と、50℃の温度とを有し、光学フイルターを5分間浸漬して保つことを特徴とする方法。
【請求項2】
超音波洗浄工程(30a)には、溶液内のフイルターを保持しているバスケットを、周囲温度のもとで30秒、振ることによる水中での第1のリンスの工程(30b)が続く、請求項に係わる方法。
【請求項3】
第1のリンスの工程(30b)には、5のpH値の弱酸性の洗剤を含んでいる水溶液に光学フイルターを浸漬する第2の超音波洗浄の工程(30c)が続く、請求項に係わる方法。
【請求項4】
第2の超音波洗浄の工程には、周囲温度のもとで30秒間光学フイルターを浸漬させることによる水中でリンスする更なる工程(30d)が続く、請求項に係わる方法。
【請求項5】
分間、50℃の温度の脱塩された水中でリンスする更なる工程(30e)が続く、請求項に係わる方法。
【請求項6】
クリーニング及び洗浄工程には、光学フイルターを支持体の上に載せて55℃のオーブン内で光学フイルターを10分間で乾燥させる工程(40)が続く、請求項に係わる方法。
【請求項7】
前記乾燥工程(40)に、イオン化された空気を光学フイルターに吹き付ける工程(50)が続く、請求項に係わる方法。
【請求項8】
前記光学フイルターは、所定の光学層と、この所定の光学層を保護するための少なくとも1つの保護用のポリアミド層とを含んでいる積層構造を有している、請求項1乃至のいずれか1項に係わる方法。
【請求項9】
前記光学フイルターの上に共射出成形された偏光レンズの部分は、ポリアミドで形成されている、請求項1乃至のいずれか1項に係わる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、請求項1の特徴部の前パラグラフに記載の特徴を有する眼鏡用の偏光レンズを製造するための方法に関している。
又、本願発明は、上記製造方法を使用して製造された偏光レンズに関している。
【背景技術】
【0002】
本願発明は、偏光光学フイルター上にレンズを射出成型する技術によって、眼鏡用のレンズを製造する技術範囲に属している。
偏光レンズは、これらが奏する機能的効果及び利益のために、眼鏡使用者(opticians)に広く使用されている。偏光フイルターを有するレンズは、電磁放射線を取り除いて、直接光源から発せられた光線のみの通過を可能にし、特に、人の目をまぶしがらせる傾向がある反射光を中和(neutralising)し、そして、特に、水平光をブロックする。また、偏光フイルターは、UV−A及びUV−B放射線を減じる。反射光や反射のギラギラの影響を中和する偏光レンズを備えている眼鏡は、かくして、明確な緩和された視野を与えて、良好な視野をもたらし、視野の状態を改善し、又、色やコントラストを知覚させることができる。
【0003】
偏光レンズを製造するための既知の方法は、上にレンズの構造体が適切なモールド内での射出成形により共成形され、関連した分野では用語「ウエハ」として知られている光学フイルターの構造体を準備することを有している。
【0004】
上記方法での困難な工程は、モールド中への挿入の前のウエハの準備と、デイメンション及び質のチェックを必要としている工程と、保護膜の可能な除去及びフイルターの表面のクリーニングと、レンズの共射出成形によりなされ得る最終品質へ実質的な影響を与えるクリーニングの程度とに関することである。
【0005】
偏光ウエハの製造のための一般的なプロセスの流れで、これらプロセスが、偏光レンズの形成のための使用に係わり、光学フイルターの最適な形状をいつもは与えることができないことが、判っている。
【0006】
実際、ウエハを構成する材料の制限、及び/又は、ウエハの製造/整形の方法での制限によって、ウエハは、正確な球状ではない曲率を度々有する可能性がある。例えば、度々生じる欠陥は、光学フイルターが、全ての軸に沿った一定の曲率半径を有する代わりに2つの主軸(長手方向及び横方向)に対応した2つの異なる曲率半径を有する「円環」形状(toric shape)の欠陥である。
【0007】
ウエハの形状での欠陥は、例え僅かであっても、これにより形成される偏光レンズでの欠陥、又はさらに品質不良のための除去(reject)を生じさせる可能性がある。
【0008】
実際、球面を有するレンズを製造することを想定した場合に、ウエハ自身が精度の良い球面を有していなければ、ウエハを、レンズの射出成形のためのモールドのキャビティ内に完全に一致(match)させることは、不可能である。かくして、ウエハは、これの外面がキャビティの面とできる限り密に接触することを確実にするように、マウントのキャビティの中のある程度強制的に配置されなければならない。
【0009】
代表的には、以下の2つの異なる欠点が、このような解決策では生じる。
a)ウエハが、共成形の間に、テンションがかけられる変形されたウエハへの材への射出成形プロセスの状態の結果として、破損する。
【0010】
b)ウエハが破損しない場合でも、レンズが得られたときに、ウエハの内側には元の形が残って(remember)しまい、これをある程度回復させる傾向がり、このために、偏光レンズの変形を生じさせる。
【発明の概要】
【0011】
本願発明の基礎をなす課題は、レンズの最終構造で適切なレベルの品質を得る助けをなすように、レンズの射出成形の工程の前に、所定の構造の偏光フイルターを準備する工程を改良するために、従来技術を参照して説明された欠点を克服するようにデザインされた偏光レンズの製造のための方法を提供することである。
この課題は、請求項に従ってなされる、眼鏡用の偏光レンズを製造する方法により、本願発明で解決される。
本願発明の特徴と効果とは、添付図面を参照し、限定されないで示された方法により説明される好ましい実施の形態の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本願発明に係わる製造方法での主操作工程のフローチャートを示している。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図を参照すると、偏光フイルターを備えた眼鏡用のレンズ(図示されていない)は、主工程が、図示されたフローチャートにより概略的に示された本願発明に係わる製造方法により得られる。
【0014】
レンズは、偏光レンズとしてデザインされ、これのレンズの構造体は、レンズ材、好ましくはポリアミドを、レンズに偏光作用を付与するようにデザインされた偏光光学フイルター上に共成形させることにより製造される。
【0015】
偏光光学フイルターは、有効な偏光層が、この上に位置され、都合良くボリアミドで形成されている保護層により保護されている積層構造を好ましくは有している。このようなタイプの光学フイルターは、例えば、EP 2009154327に記載されている。
【0016】
上記積層構造のために、この光学フイルターは、又、用語「ウエハ」として、関連した技術分野で知られている。
【0017】
10で示されているこの方法の第1の工程の間、特定の方法を使用して予め形成されている光学フイルターは、例えば、ゲージ又は同様の装置を使用した一連のデイメンションのチェックと品質のチェックとを受ける。尚、前記特定の方法は、本願発明の目的ではなく、偏光特性を有する光学フイルターを与えることができる。
【0018】
上記チェックが終了すると、この光学フイルターは、添付の図面で20により示されている、本願発明に係わる方法の主工程に従って熱成形(thermoforming)処理を受ける。
【0019】
この工程では、光学フイルターは、熱成形モールドに挿入され、この中で、モールドとの接触表面がフイルターの外側凸表面となるように位置付けられる。モールドの表面は、光学フイルターのための所望の曲率を有するように(例えば、球形状に)構成されている。光学フイルターが、モールドの中に配置された後に、加熱される。この結果、真空が生じて、モールドと対向する接触表面の所に真空が生じて、光学フイルターは、モールドに取着し、モールドの形状を写して、これの曲率を受ける。そして、冷却されると、このようにして熱成形された光学フイルターは、モールドから取り出され、この方法の続く工程に行く。かくして、本願発明の方法は、光学フイルターの製造業者(例えば、熱可塑性材料のシート又は片から熱成形により得られている)により予め使用されている曲げの方法に関係なく、熱成形の工程で光学フイルターを処理することが、判るであろう。
【0020】
熱成形の工程20の後に、光学フイルターは、保護の目的のためにウエハの形成工程のときに装着された保護フイルムを、次の処理工程の間に、除去するように処理される。30により全体として示されている次の工程で、洗浄によりウエハをクリーニングする。この工程は、光学フイルターの製造及び形成のための処理での幾つかの要求を満たしている。本質的に、光学フイルターを形成するための処理は、代表的な吸湿材料であるポリアミドの存在に大きく依存して、かなり乾燥しているウエハ構造を与えている。又、この工程の間に、保護フイルムからの接着座の残りを除去する必要がある。
【0021】
30により全体的に示されているクリーンニング及び洗浄工程は、以下に詳細に記載されているように、一連のサブ工程に、好ましくは、分けられ得る。
【0022】
クリーンニング工程は、好ましくは、13.4pHで、ほぼ50℃の温度のアルカリ性の洗剤を含んでいる水溶液(aqueous solution with alkaline soap)に光学フイルターを約5分間浸漬する超音波洗浄の工程30aを含んでいる。
【0023】
上記工程30aには、溶液内のフイルターを保持しているバスケットを、周囲温度のもとで約30秒、振ることによる水中でのリンスの工程30bが続く。
【0024】
工程30bには、好ましくは、5pHの弱酸性の洗剤を含んでいる水溶液に光学フイルターを浸漬する第2の超音波洗浄の工程30cが続く。
【0025】
前記工程30cには、光学フイルターを、周囲温度のもとで約30秒間水中でリンスする工程30dが続く。
【0026】
前記工程30dには、約4分間、約50℃の温度の脱塩された水中でリンスする工程30eが続く。
【0027】
クリーニング及び洗浄工程30には、光学フイルターを支持体の上に載せて55℃のスタテックオーブン内で光学フイルターを支持体の上に載せて約10分間の残りの時間で乾燥させる工程40が続く。
【0028】
この乾燥工程40に、イオン化された空気を光学フイルターに吹き付ける工程50が続く。
【0029】
前記乾燥及び吹き付け工程が完了すると、光学フイルターは、レンズをモールド成形する続いた工程60のための準備がなされる。光学フイルターのウエハは、例えば、適切な自動工具又はロボットを使用して、全ての最初にモールドの中に配置される。そして、モールドが閉じられると、ポリアミド材(ナイロン)が、ウエハ構造体の上に共成形されるように、注入される。この注入工程が完了した後に、共成形されたレンズは、好ましくは、自動工具又はロボットの助けによりモールドから取り出され、1セツトの視覚上及び性質のチェックを受ける。
【0030】
この色が、例えば、スペクトロホトメータにより、チェックされ、そして、又、例えば、レンズメータを使用して光学特性がチェックされる。代表的には、上述されたチェックは、サンプルでなされる。続いて、詳述すると、耐傷付き処理がレンズになされるか、ミラーリング及び/又は耐反射処理がなされ、これらは自体は、公知である。
【0031】
規定された仕様又は標準に従った視覚的/審美的チェックは、パッキング及び搬送の最終工程の前に、なされる。
【0032】
かくして、本願発明は、上述された問題を解決して、上述された目的を達成し、既知の解決策に関連してリストアップされた効果を達成する。
【0033】
1つの主効果は、事前の熱成形を使用していることにより、光学フイルターのウエハが、所望の曲率を得るための形成動作を、再度、受けて、望ましくない曲率で製造工程から離れる光学フイルターの欠点が実質的な減じられ、かくして、このような欠点を有するフイルターにより形成される偏光レンズでの「破棄(reject)」の主原因の1つを減じる、ことである。
【0034】
かくして、本願発明に係わる方法によれば、光学フイルターのウエハが、偏光レンズの製造の一連の工程で必要とされている幾何学的な要求を満たすことを確実にするように、フイルターの製造者/提供者により使用される光学フイルターのウエハを曲げる方法を省略することが効果的に可能である。

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 偏光光学フイルターの構造体の上に偏光レンズを共同射出成型することにより形成される、眼鏡用の偏光レンズの製造方法において、
前記偏光光学フイルターの構造体は、これの製造の間に成形された湾曲形状を有し、この湾曲形状の偏光光学フイルターの構造体は、射出モールドの中に挿入される前に、光学フイルターの上への偏光レンズの共同射出成型の続く工程(60)のために、光学フイルターに所定の曲率を与えるための熱成形工程(20)がなされることを特徴とする方法。
[2] 前記熱成形工程(20)で、前記光学フイルターは、これの凸外面が、所定の曲率を有するように形成されているモールド面に支持された状態で、熱成形モールドの中に配置され、熱成形工程(20)の間に、前記凸外面とモールド面との間を真空にして、モールドにより規定されている曲率を光学フイルターが有するようにし、光学フイルターが冷却されたときに、前記曲率を有することを可能にしている、[1]に係わる方法。
[3] 前記熱成形工程(20)の後に、光学フイルターの構造体をクリーニングするためのクリーニング工程(30)がなされ、このクリーニング工程は、アルカリ性の洗剤に光学フイルターを浸漬することによる超音波洗浄工程(30a)を含んでいる、[1]又は[2]に係わる方法。
[4] 洗浄のための前記水溶液は、13.4のpH値と、ほぼ50℃の温度とを有し、に光学フイルターを約5分間浸漬して保つ[3]に係わる方法。
[5] 超音波洗浄工程(30a)には、溶液内のフイルターを保持しているバスケットを、周囲温度のもとで約30秒、振ることによる水中での第1のリンスの工程(30b)が続く、[4]に係わる方法。
[6] 好ましくは、5のpH値の弱酸性の洗剤を含んでいる水溶液に光学フイルターを浸漬する第2の超音波洗浄の工程(30c)がなされる、[5]に係わる方法。
[7] 第2の超音波洗浄の工程には、周囲温度のもとで約30秒間光学フイルターを浸漬させることによる水中でリンスする更なる工程(30d)が続く、[6]に係わる方法。
[8] 約4分間、約50℃の温度の脱塩された水中でリンスする更なる工程(30e)が続く、[7]に係わる方法。
[9] クリーニング及び洗浄工程には、光学フイルターを支持体の上に載せて55℃の一般的なオーブン内で光学フイルターを約10分間で乾燥させる工程(40)が続く、[8]に係わる方法。
[10] 前記乾燥工程(40)に、イオン化された空気を光学フイルターに吹き付ける工程(50)が続く、[9]に係わる方法。
[11] 前記光学フイルターは、所定の光学層と、この所定の光学層を保護するための少なくとも1つの保護用のポリアミド層とを含んでいる積層構造を有している、[1]乃至[10]のいずれか1項に係わる方法。
[12] 前記光学フイルターの上に共同射出成型さけた偏光レンズの部分は、ポリアミドで形成されている、[1]乃至[11]のいずれか1項に係わる方法。
[13] [1]乃至[12]のいずれか1項に係わる方法に従って形成された偏光レンズ。
図1