特許第6487016号(P6487016)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6487016
(24)【登録日】2019年3月1日
(45)【発行日】2019年3月20日
(54)【発明の名称】一体型環状ヘッドフォン
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/10 20060101AFI20190311BHJP
【FI】
   H04R1/10 103
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-217424(P2017-217424)
(22)【出願日】2017年11月10日
【審査請求日】2017年11月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】517394315
【氏名又は名称】東莞寶トク電子有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】506195295
【氏名又は名称】寶トク科技股フン有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100075948
【弁理士】
【氏名又は名称】日比谷 征彦
(74)【代理人】
【識別番号】100181928
【弁理士】
【氏名又は名称】日比谷 洋平
(72)【発明者】
【氏名】盧賀隆
(72)【発明者】
【氏名】陳冠伶
【審査官】 堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−510215(JP,A)
【文献】 特表2012−508500(JP,A)
【文献】 実開昭58−026282(JP,U)
【文献】 国際公開第2010/015030(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/028127(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0321661(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前半部、後半部及び二つの保持部を有し、前記前半部が前記後半部に接続されることで閉鎖状を呈しており、二つの前記保持部が環状装着バンドの両側にそれぞれ位置し、各前記保持部に内側開口、外側開口及び収容部が形成されており、前記収容部が前記内側開口と前記外側開口との間に位置する、環状装着バンドと、
前記内側開口に固定される耳カバーと、前記外側開口に部分的に露出するハウジングと、前記ハウジングの内部に位置すると共に前記内側開口と対向する発音ユニットと、を有し、前記保持部の内部にそれぞれ保持される1対のスピーカーモジュールと、
を備え
前記環状装着バンドは外バンド及び内バンドを備え、
前記内側開口は前記内バンドに形成され、
前記外側開口は前記外バンドに形成され、
前記内バンドは前記外バンドに着脱可能に接続されることを特徴とする、一体型環状ヘッドフォン。
【請求項2】
前記環状装着バンドは、前記内バンドを前記外バンドに結合させるための複数の結合部材を備えることを特徴とする請求項に記載の一体型環状ヘッドフォン。
【請求項3】
前記環状装着バンドは伸縮性を有することを特徴とする請求項1に記載の一体型環状ヘッドフォン。
【請求項4】
前半部、後半部及び二つの保持部を有し、前記前半部が前記後半部に接続されることで閉鎖状を呈しており、二つの前記保持部が環状装着バンドの両側にそれぞれ位置し、各前記保持部に内側開口、外側開口及び収容部が形成されており、前記収容部が前記内側開口と前記外側開口との間に位置する、環状装着バンドと、
前記内側開口に固定される耳カバーと、前記外側開口に部分的に露出するハウジングと、前記ハウジングの内部に位置すると共に前記内側開口と対向する発音ユニットと、を有し、前記保持部の内部にそれぞれ保持される1対のスピーカーモジュールと、
を備える一体型環状ヘッドフォンであって
前記一体型環状ヘッドフォンは、
前記環状装着バンドの前記前半部に挟持されるライナー前バンドと、
前記環状装着バンドの前記後半部に挟持されるライナー後バンドと、
を更に備え、
前記ライナー前バンドの両端は、前記ライナー前バンドが前記ライナー後バンドに対して夾角を調整できるように前記スピーカーモジュールに回転可能に接続される枢着リングをそれぞれ有する、ことを特徴とする、一体型環状ヘッドフォン。
【請求項5】
前記スピーカーモジュールは環状突壁を有する内側ハウジングを更に備え、
前記枢着リングは前記環状突壁に回転可能に接続されることを特徴とする請求項に記載の一体型環状ヘッドフォン。
【請求項6】
前記ライナー後バンドは、
一端が一方の前記スピーカーモジュールに接続され、他端が第1の調整溝を形成する第1のハーフバンドと、
一端が他方の前記スピーカーモジュールに接続され、他端が第2の調整溝を形成する第2のハーフバンドと、
前記第1のハーフバンドの前記第1の調整溝と前記第2のハーフバンドの前記第2の調整溝を貫通することで前記ライナー後バンドの全長を調整するための調整部品と、
を備えることを特徴とする請求項に記載の一体型環状ヘッドフォン。
【請求項7】
前記第1のハーフバンドの前記第1の調整溝は第1のラックを形成し、
前記第2のハーフバンドの前記第2の調整溝は第2のラックを形成し、
前記調整部品はスリーブ部材及び調整ノブを備え、
前記第1の調整溝と前記第2の調整溝は前記スリーブ部材の内部に重なって位置し、
前記第1のラックと前記調整ノブは、前記スリーブ部材を貫通すると共に前記第1のラックと前記第2のラックに結合されることを特徴とする請求項に記載の一体型環状ヘッドフォン。
【請求項8】
前記スリーブ部材は開口及び前記開口の内部に位置する柱体を備え、
前記調整ノブはギアを有し、
前記ギアの中心に組立孔が形成され、
前記柱体が前記ギアの前記組立孔に差し込まれ、前記ギアが前記開口を貫通すると共に前記第1のラックと前記第2のラックに噛合されることを特徴とする請求項に記載の一体型環状ヘッドフォン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一体型環状ヘッドフォンに関し、特に、一体型環状の装着バンドを利用して二つの耳覆い型スピーカーモジュールに結合させ、ユーザが頭部に着用して音声を聴くことのできる環状ヘッドフォンに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、通常のヘッドフォンは、殆ど円弧状を呈しており、ユーザの頭を跨いで、ユーザの両側の耳に挟持されるものである。通常のヘッドフォンは安定性において揺れやすく装着に影響する一方、ユーザのヘアスタイルも壊れる。なお、従来のヘッドフォンのヘッドバンドは通常、交換できず、経年使用されて破損しやすく、ユーザは服装と組み合わせることもできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、ユーザの頭部に取り囲んで着用され、更にユーザのヘアスタイルに影響することを回避することができる一体型環状ヘッドフォンを提供することにある。
【0004】
なお、本発明が解決しようとする課題は、更に、交換又は洗浄するように、二つの耳覆い型スピーカーモジュールの装着バンドに着脱可能に接続されることで、環状ヘッドフォンの外観を変え、更にユーザは異なる服装と組み合わせる一体型環状ヘッドフォンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の一態様によれば、環状装着バンドと、1対のスピーカーモジュールとを備える一体型環状ヘッドフォンを提供する。環状装着バンドは、前半部、後半部及び二つの保持部とを有する。前半部は後半部に接続されることで閉鎖状を呈する。二つの保持部は、環状装着バンドの両側にそれぞれ位置する。各保持部に内側開口、外側開口及び収容部が形成される。収容部は内側開口と外側開口との間に位置する。1対のスピーカーモジュールは保持部内にそれぞれ保持される。各スピーカーモジュールは耳カバーと、ハウジングと、ハウジング内に位置する発音ユニットとを有する。耳カバーは内側開口に固定される。ハウジングは外側開口に部分的に露出する。発音ユニットは内側開口と対向する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は二つのスピーカーモジュールを伸縮交換可能な環状装着バンドに結合させ、ユーザの額と後頭部を取り囲み、弧状に頭に挟まれる一般のヘッドフォンとは異なる。本発明はユーザの髪型を崩すことを回避することができる。伸縮可能な環状装着バンドは、異なるサイズの頭囲に合わせ、安定して心地よく装着でき、ユーザも都合よく運動できる。交換可能な環状装着バンドは洗浄しやすい以外に、更にユーザの着こなしの全体スタイルを強めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一体型環状ヘッドフォンの分解斜視図である。
図2】本発明の一体型環状ヘッドフォンの組立斜視図である。
図3A】本発明の一体型環状ヘッドフォンの正面図である。
図3B】本発明の図3AにおけるIIIA−IIIA線に沿う断面図である。
図4A】本発明の一体型環状ヘッドフォンの装着模式図である。
図4B】本発明の図4AにおけるIVA−IVA線に沿う断面図である。
図5A】本発明の一体型環状ヘッドフォンの別の実施例の分解斜視図である。
図5B】本発明のライナー後バンドの断面図である。
図6】本発明のライナー後バンドの分解斜視図である。
図7】本発明の一体型環状ヘッドフォンの別の実施例の組立斜視図である。
図8】本発明の一体型環状ヘッドフォンの別の実施例の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明が所定の目的を達成するために採られる技術、方法及び効果がより一層判るように、以下本発明に関する詳細な説明と添付図面を参照する。本発明の目的、特徴と特点は、これにより深く且つ具体的に判るが、添付図面と添付ファイルは参考と説明のために提供するものに過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0009】
図1乃至図3A及び図3Bを参照する。図1乃至図3A及び図3Bは、それぞれ本発明の一体型環状ヘッドフォンの分解図と組立図である。本発明は、環状装着バンド(annular headband)10と、1対のスピーカーモジュール(speaker module)20、20’を備え、全体的にスポーツスタイルが形成される一体型環状ヘッドフォン100を提供する。
【0010】
環状装着バンド10は、前半部10a、後半部10b(図3Aに示すように)及び二つの保持部13を有する。前半部10aは後半部10bに接続されることで閉鎖状を呈する。二つの保持部13は、環状装着バンド10の両側にそれぞれ位置する。各保持部13に内側開口131、外側開口132及び収容部130が形成される。収容部130は内側開口131と外側開口132との間に位置する。
【0011】
図1を参照する。本実施例の環状装着バンド10は、外バンド11及び内バンド12を備える。内側開口131は内バンド12に形成される。外側開口132は外バンド11に形成される。内バンド12は外バンド11に着脱可能に接続される。環状装着バンド10は、内バンド12を外バンド11に結合させるための複数の結合部材14を備えるようにしてもよい。図3A図3Bを参照する。結合部材14は、例えば、磁気吸着による磁石、係止するボタン等の手段であってもよい。これにより、ユーザは内バンド12を容易に清掃又は交換することができ、異なるスタイルの環状ヘッドフォンを作るように外バンド11を交換することもできる。
【0012】
図1を参照する。1対のスピーカーモジュール20、20’は、保持部13の収容部130内にそれぞれ保持される。各スピーカーモジュール20、20’は耳カバー(ear cover)21、ハウジング22及びハウジング22内に位置する発音ユニット(electroacoustic transducer)23を有する。耳カバー21は内側開口131に固定される。ハウジング22は外側開口132に部分的に露出する。発音ユニット23は内側開口131と対向し、音声信号(audio signal)を音声(sound)に変換するためのものである。耳カバー21は、内バンド12に貼り付けられてもよく、スピーカーモジュール20のハウジング22に固定されてもよい。
【0013】
環状装着バンド10は、好ましくは伸縮性を有する。例えば、環状装着バンド10は伸縮性がある布材から構成される。伸縮可能な布材はユーザの異なる頭囲により、安定して心地よく頭に装着されることができる。
【0014】
図4Aを参照する。本実施例のスピーカーモジュール20にはマイク25が設けられていてもよいが、これに限定されるものではない。また、更にワイヤWが接続されてもよく、ワイヤWはオーディオプラグでスピーカーモジュール20に着脱可能に差し込まれてもよい。図4A及び図4Bを参照する。本実施例のハウジング22は、固定部221、回転部222を備える。回転部222は固定部221に回転可能に接続される。マイク25は回転部222に接続される。回転部222を回転させることでマイク25の角度を調整することができる。
【0015】
図5A図6を参照する。図5Aは本発明の一体型環状ヘッドフォンの別の実施例の分解斜視図である。本実施例は、説明の便宜上、図面に環状装着バンド10が表示されていない。本発明は、環状装着バンド10の内部にライナー前バンド15とライナー後バンド16とをつける。ライナー前バンド15は環状装着バンド10の前半部10a内に挟持される。ライナー後バンド16は環状装着バンド10の後半部10b内に挟持される。
【0016】
図8を参照する。本実施例のライナー前バンド15の両端には枢着リング150をそれぞれ有する。枢着リング150がスピーカーモジュール20、20’に回転可能に接続されることで、ライナー前バンド15はライナー後バンド16に対して夾角を例えば、図8に示すように調整することができる。その接続方式としては、例えば、スピーカーモジュール20は環状突壁260を有する内側ハウジング26を備え、枢着リング150は環状突壁260に回転可能に接続される。
【0017】
なお、ライナー前バンド15は、容易に弾性伸縮して長さを調整するように、少なくとも一つの弾性部152を一体に形成してもよい。本実施例では、二つの弾性部152が設けられている。
【0018】
図6を参照する。図6は本発明のライナー後バンドの分解斜視図である。本実施例のライナー後バンド16には、より便利な長さ調整手段が設けられているため、ユーザは手動で環状装着バンドの全体長さを調整することができる。ライナー後バンド16は、第1のハーフバンド161、第2のハーフバンド162及び調整部品(スリーブ部材163及び調整ノブ164を含む)を備える。第1のハーフバンド161の一端は一方のスピーカーモジュール20に接続される。本実施例では、第1のハーフバンド161は、スピーカーモジュール20の内側ハウジング26に引掛されることができる引掛部1611を形成する。第1のハーフバンド161の他端には第1の調整溝1610を形成する。第2のハーフバンド162の一端は他方のスピーカーモジュール20’に接続される。本実施例では、第2のハーフバンド162は、スピーカーモジュール20’の内側ハウジング26に引掛されることができる引掛部1621を形成する。第2のハーフバンド162の他端には第2の調整溝1620を形成する。調整部品(スリーブ部材163及び調整ノブ164を含む)は、第1のハーフバンド161の第1の調整溝1610と、第2のハーフバンド162の第2の調整溝1620とを貫通することで、ライナー後バンド16の全長を調整する。
【0019】
同時に図5Bを合わせて参照する。図5Bは本発明の調整部品の断面図である。第1のハーフバンド161の第1の調整溝1610は、第1のラック1613を形成する。第2のハーフバンド162の第2の調整溝1620は、第2のラック1623を形成する。調整部品は、スリーブ部材163及び調整ノブ164を備える。第1の調整溝1610と第2の調整溝1620はスリーブ部材163内に重なって位置する。第1のラック1613と調整ノブ164は、スリーブ部材163を貫通すると共に、第1のラック1613と第2のラック1623に結合される。より具体的には、スリーブ部材163は、開口1630及び開口1630内に位置する柱体1631を備える。調整ノブ164はギア1641を有する。ギア1641の中心に組立孔1640が形成される。柱体1631はギア1641の組立孔1640に差し込まれる。ギア1641は開口1630を貫通すると共に、第1のラック1613と第2のラック1623に噛合される。
【0020】
図6の逆時計回りの方向に、調整ノブ164を回転させる場合、調整ノブ164のギア1641は第1のラック1613と第2のラック1623を駆動し、第1のハーフバンド161と第2のハーフバンド162を互いに近づけ、ライナー後バンド16の全体長さを短くする。図6の時計回りの方向に、調整ノブ164を回転させる場合、調整ノブ164のギア1641は第1のラック1613と第2のラック1623を駆動し、第1のハーフバンド161と第2のハーフバンド162を互いに引き離し、ライナー後バンド16の全体長さを長くする。
【0021】
図7図8を参照する。図7図8は本発明の一体型環状ヘッドフォンの別の実施例の組立斜視図と側面図である。本実施例のライナー前バンド15とライナー後バンド16は環状装着バンド10の骨格のようである。図8のように、環状装着バンド10をライナー前バンド15とライナー後バンド16に被覆する。調整ノブ164は部分的に環状装着バンド10の後側に露出してもよい。
【0022】
本発明の特徴と効果は、二つのスピーカーモジュール20、20’を伸縮交換可能な環状装着バンド10に結合させ、ユーザの額と後頭部を取り囲み、弧状に頭に挟まれる一般のヘッドフォンとは異なる一体型環状ヘッドフォン100を提供することにある。本発明はユーザの髪型を崩すことを回避することができる。伸縮可能な環状装着バンド10は、異なるサイズの頭囲に合わせ、安定して心地よく装着でき、ユーザも都合よく運動することができる。交換可能な環状装着バンド10は洗浄しやすい以外に、更にユーザの着こなしの全体スタイルを強めることができる。
【0023】
上述したことは本発明の好ましい実施可能な実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲に基づく同等な変形と変更は、全て本発明の範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0024】
100 一体型環状ヘッドフォン
10 環状装着バンド
10a 前半部
10b 後半部
11 外バンド
12 内バンド
13 保持部
130 収容部
131 内側開口
132 外側開口
14 結合部材
15 ライナー前バンド
150 枢着リング
152 弾性部
16 ライナー後バンド
161 第1のハーフバンド
1610 第1の調整溝
1611 引掛部
1613 第1のラック
162 第2のハーフバンド
1620 第2の調整溝
1621 引掛部
1623 第2のラック
163 スリーブ部材
1630 開口
1631 柱体
164 調整ノブ
1641 ギア
1640 組立孔
20、20’ スピーカーモジュール
21 耳カバー
22 ハウジング
221 固定部
222 回転部
23 発音ユニット
25 マイク
26 内側ハウジング
260 環状突壁
W ワイヤ
【要約】      (修正有)
【課題】ユーザの頭部に取り囲んで着用され、更にユーザのヘアスタイルに影響することを回避することができる一体型環状ヘッドフォンを提供する。
【解決手段】一体型環状ヘッドフォン100は、環状装着バンド10と、1対のスピーカーモジュール20とを備える。環状装着バンドは、前半部、後半部及び二つの保持部13を有する。前半部は後半部に接続されることで閉鎖状を呈する。二つの保持部は、環状装着バンドの両側にそれぞれ位置する。各保持部には内側開口、外側開口及び収容部が形成される。収容部は内側開口と外側開口との間に位置する。1対のスピーカーモジュールは保持部内にそれぞれ保持される。各スピーカーモジュールは耳カバー21と、ハウジングと、ハウジングの内部に位置する発音ユニットとを有する。耳カバーは内側開口に固定される。ハウジングは外側開口に部分的に露出する。発音ユニットは内側開口と対向する。
【選択図】図2
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8