【課題を解決するための手段】
【0008】
従って、本発明の幾つかの適用例により、被験者の少なくとも1つの血管の画像とともに使用するための方法であって、
少なくとも1つのコンピュータプロセッサを使用して、
画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断することと、
所与の装置タイプとして装置の分類を決定することと、
所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべきパラメータを指定することと、
指定されたパラメータを自動的に計算することと、
計算されたパラメータに呼応して出力装置上に出力を生成することと、
を含む方法が提供される。
【0009】
適用例によっては、画像内でその血管の一部分内の装置の存在を判断することは、画像内で血管の一部分内の装置の存在を示す入力をユーザから受け取ることを含む。
【0010】
適用例によっては、装置の分類を決定することは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザから受け取ることを含む。
【0011】
適用例によっては、画像内でその血管の一部分内の装置の存在を判断することは、コンピュータプロセッサを使用して画像を解析することにより、画像内でその血管の一部分内の装置の存在を自動的に判断することを含む。
【0012】
適用例によっては、装置の分類を決定することは、コンピュータプロセッサを使用して画像を解析することにより、装置の分類を自動的に決定することを含む。
【0013】
適用例によっては、計算すべきパラメータを指定することは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、イベントを指定し、そのイベントの発生時に計算すべきパラメータを指定することを含む。
【0014】
適用例によっては、計算すべきパラメータを指定することは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべき血管の寸法を指定することを含む。
【0015】
適用例によっては、計算すべきパラメータを指定することは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべき血管の機能的パラメータを指定することを含む。
【0016】
適用例によっては、計算すべきパラメータを指定することは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべき装置の寸法を指定することを含む。
【0017】
適用例によっては、パラメータを計算することは、プロセッサを使用して画像を解析することにより、パラメータを自動的に計算することを含む。
【0018】
適用例によっては、所与の装置タイプとして装置の分類を決定することは、血管フィルタとして装置の分類を決定することを含み、計算すべきパラメータを指定することは、計算すべきパラメータとして血管フィルタの最大直径を指定することを含む。
【0019】
適用例によっては、所与の装置タイプとして装置の分類を決定することは、穴閉鎖装置として装置の分類を決定することを含み、計算すべきパラメータを指定することは、計算すべきパラメータとして穴閉鎖装置の最大直径を指定することを含む。
【0020】
適用例によっては、
所与の装置タイプとして装置の分類を決定することは、装置がステントであると判断することを含み、
計算すべきパラメータを指定することは、計算すべきパラメータとして、ステントが配置される血管の領域内の血管の最小直径を指定することを含む。
【0021】
適用例によっては、
所与の装置タイプとして装置の分類を決定することは、装置がバルーンであると判断することを含み、
計算すべきパラメータを指定することは、計算すべきパラメータとして、バルーンが配置される血管の領域内の血管の最小直径を指定することを含む。
【0022】
適用例によっては、計算すべきパラメータを指定することは、計算すべきパラメータとして、血管内のバルーンの最大膨張が発生した時にバルーンが配置される血管の領域内の血管の最小直径を指定することを含む。
【0023】
適用例によっては、装置の分類を決定することは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザから受け取ることを含み、画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断することは、画像を解析することにより、画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を自動的に判断することを含む。
【0024】
適用例によっては、画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断することは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザから受け取った後に、画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断することを含む。
【0025】
本発明の幾つかの適用例により、
少なくとも1つのコンピュータプロセッサを使用して、被験者の身体内の装置を検出することと、
コンピュータプロセッサを使用して、装置を検出したことに呼応して、装置固有パラメータの指示を出力装置上に生成することと、
を含む方法が更に提供される。
【0026】
適用例によっては、装置を検出することは、被験者の身体の画像内で装置を検出することを含む。
【0027】
適用例によっては、装置を検出することは、被験者の身体の少なくとも一部分の画像を解析することにより、装置を検出することを含む。
【0028】
適用例によっては、装置固有パラメータを生成することは、被験者の身体の一部分の寸法の指示を生成することを含む。
【0029】
適用例によっては、装置固有パラメータを生成することは、被験者の身体の一部分の機能的パラメータの指示を生成することを含む。
【0030】
適用例によっては、装置固有パラメータを生成することは、装置の寸法の指示を生成することを含む。
【0031】
適用例によっては、装置固有パラメータを生成することは、コンピュータプロセッサを使用して、被験者の身体の一部分の画像を解析することにより、パラメータを計算することを含む。
【0032】
適用例によっては、装置を検出することは、装置を検出することと、装置が血管フィルタであると判断することとを含み、装置固有パラメータを生成することは、血管フィルタの最大直径の指示を生成することを含む。
【0033】
適用例によっては、
装置を検出することは、装置がステントであると判断することを含み、
装置固有パラメータを生成することは、ステントが配置される血管の領域内の血管の最小直径の指示を生成することを含む。
【0034】
適用例によっては、
装置を検出することは、装置がバルーンであると判断することを含み、
装置固有パラメータを生成することは、バルーンが配置される血管の領域内の血管の最小直径の指示を生成することを含む。
【0035】
適用例によっては、装置固有パラメータを生成することは、血管内のバルーンの最大膨張が発生した時にバルーンが配置される血管の領域内の血管の最小直径の指示を生成することを含む。
【0036】
適用例によっては、装置を検出することは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザから受け取ることと、被験者の身体の少なくとも一部分内の装置の存在を自動的に判断することとを含む。
【0037】
適用例によっては、被験者の身体の一部分内の装置の存在を判断することは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザから受け取った後に、被験者の身体の一部分内の装置の存在を判断することを含む。
【0038】
本発明の幾つかの適用例により、被験者の少なくとも1つの血管の画像とともに使用するための装置であって、
出力装置と、
少なくとも1つのコンピュータプロセッサであって、
画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断することと、
所与の装置タイプとして装置の分類を決定することと、
所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべきパラメータを指定することと、
指定されたパラメータを自動的に計算することと、
計算されたパラメータに呼応して出力装置を介して出力を生成することと、
を実行するように構成された少なくとも1つのコンピュータプロセッサと、
を含む装置が追加的に提供される。
【0039】
適用例によっては、この装置はユーザインターフェースを更に含み、コンピュータプロセッサは、画像内で血管の一部分内の装置の存在を示す入力をユーザインターフェースを介してユーザから受け取ることにより、画像内でその血管の一部分内の装置の存在を判断するように構成される。
【0040】
適用例によっては、この装置はユーザインターフェースを更に含み、コンピュータプロセッサは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザインターフェースを介してユーザから受け取ることにより、装置の分類を決定するように構成される。
【0041】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像を解析することにより、画像内でその血管の一部分内の装置の存在を自動的に判断するように構成される。
【0042】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像を解析することにより、装置の分類を自動的に決定するように構成される。
【0043】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、イベントを指定し、そのイベントの発生時に計算すべきパラメータを指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0044】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべき血管の寸法を指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0045】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべき血管の機能的パラメータを指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0046】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべき装置の寸法を指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0047】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像を解析することにより、パラメータを計算するように構成される。
【0048】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、
装置がステントであると判断することにより、所与の装置タイプとして装置の分類を決定することと、
計算すべきパラメータとして、ステントが配置される血管の領域内の血管の最小直径を指定することにより、計算すべきパラメータを指定することと、
を実行するように構成される。
【0049】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、穴閉鎖装置として装置の分類を決定することにより、所与の装置タイプとして装置の分類を決定するように構成され、コンピュータプロセッサは、計算すべきパラメータとして穴閉鎖装置の最大直径を指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0050】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、血管フィルタとして装置の分類を決定することにより、所与の装置タイプとして装置の分類を決定するように構成され、コンピュータプロセッサは、計算すべきパラメータとして血管フィルタの最大直径を指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0051】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、
装置がバルーンであると判断することにより、所与の装置タイプとして装置の分類を決定することと、
計算すべきパラメータとして、バルーンが配置される血管の領域内の血管の最小直径を指定することにより、計算すべきパラメータを指定することと、
を実行するように構成される。
【0052】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、計算すべきパラメータとして、血管内のバルーンの最大膨張が発生した時にバルーンが配置される血管の領域内の血管の最小直径を指定することにより、計算すべきパラメータを指定するように構成される。
【0053】
適用例によっては、
この装置はユーザインターフェースを更に含み、
コンピュータプロセッサは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザインターフェースを介してユーザから受け取ることにより、装置の分類を決定するように構成され、
コンピュータプロセッサは、画像を解析することにより、画像内でその血管の一部分内の装置の存在を自動的に判断するように構成される。
【0054】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、装置が所与の装置タイプであることを示す入力をユーザから受け取った後に、画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断するように構成される。
【0055】
本発明の幾つかの適用例により、被験者の少なくとも1つの血管の画像とともに使用するためのコンピュータソフトウェアプロダクトであって、そのコンピュータソフトウェアプロダクトが、プログラム命令が記憶される非一時的なコンピュータ可読媒体を含み、プログラム命令がコンピュータによって読み取られた時に、画像内でその血管の少なくとも一部分内の装置の存在を判断するステップと、所与の装置タイプとして装置の分類を決定するステップと、所与の装置タイプとしての装置の分類に基づいて、計算すべきパラメータを指定するステップと、指定されたパラメータを自動的に計算するステップと、計算されたパラメータに呼応して出力を生成するステップとをコンピュータに実行させる、コンピュータソフトウェアプロダクトが追加的に提供される。
【0056】
本発明の幾つかの適用例により、被験者の血管内のワイヤの画像とともに使用するための方法であって、そのワイヤが放射線不透部分を含み、この方法が、
少なくとも1つのコンピュータプロセッサを使用して、
画像の少なくとも一部分内のそれぞれのピクセルについて、そのピクセルが画像内の他のピクセルとともに、所与の特性を有する長く薄い1組のピクセルの一部を形成する程度を測定することにより、そのピクセルのワイヤ性尺度を決定することと、
画像の少なくとも一部分内のそれぞれのピクセルについて、そのピクセルの強度を決定することと、
画像の一部分内の領域内で、
所与の特性を有する1組のピクセルのうちの少なくとも幾つかを有する1組のピクセルのワイヤ性尺度の値に対する少なくとも1つのピクセルのワイヤ性尺度と、
所与の特性を有する1組のピクセルのうちの少なくとも幾つかの強度の値に対する少なくとも1つのピクセルの強度と、
の両方において、それぞれの閾値量より大きい変化が存在する当該少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することにより、ワイヤの放射線不透部分の先端部がその領域内に配置されていると判断することと、
により、画像内でワイヤの放射線不透部分の先端部の位置を自動的に決定することと、
画像内のワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に呼応して出力装置上に出力を生成することと、
を含む方法が更に提供される。
【0057】
適用例によっては、ピクセルのワイヤ性尺度について閾値量より大きい変化が存在する少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することは、ピクセルのワイヤ性尺度について閾値量より大きい変化が存在する、その領域内の1組のピクセルの長さの局所的方向に対応する方向に沿って配置された少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することを含む。
【0058】
適用例によっては、ピクセルの強度について閾値量より大きい変化が存在する少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することは、ピクセルの強度について閾値量より大きい変化が存在する、その領域内の1組のピクセルの長さの局所的方向に対応する方向に沿って配置された少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することを含む。
【0059】
適用例によっては、この方法は、ワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に基づいて、画像内のワイヤの放射線不透部分の位置を決定することを更に含み、
出力を生成することは、画像内のワイヤの放射線不透部分の決定された位置に呼応して出力を生成することを含む。
【0060】
適用例によっては、この装置は、ワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に基づいて、画像内のワイヤの放射線不透部分の中心の位置を決定することを更に含み、
出力を生成することは、画像内のワイヤの放射線不透部分の中心の決定された位置に呼応して出力を生成することを含む。
【0061】
適用例によっては、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定することは、機械学習技法を使用することを含む。
【0062】
適用例によっては、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定することは、ピクセルのそれぞれについて、そのピクセルが画像内の他のピクセルとともに、所与の特性を有する連続した長く薄い1組のピクセルの一部を形成する程度を測定することを含む。
【0063】
適用例によっては、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定することは、画像の少なくとも一部分のマルチスケール2次局所構造の固有値を解析することを含む。
【0064】
適用例によっては、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定することは、曲線構造を強化するフィルタを画像の少なくとも一部分に適用することを含む。
【0065】
適用例によっては、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定することは、曲線構造を検出するフィルタを画像の少なくとも一部分に適用することを含む。
【0066】
適用例によっては、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定することは、曲線構造をセグメント化するフィルタを画像の少なくとも一部分に適用することを含む。
【0067】
適用例によっては、この方法は、画像内のワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に基づいて、その画像を第2の画像と位置合わせすることを更に含む。
【0068】
適用例によっては、出力を生成することは、画像及び第2の画像が互いに位置合わせされている画像ストリームとしてその画像及び第2の画像を表示することを含む。
【0069】
適用例によっては、出力を生成することは、画像と第2の画像との位置合わせに基づいて、複合画像を生成することを含む。
【0070】
適用例によっては、この方法は、少なくとも部分的に画像内のワイヤの決定された位置に呼応して、画像と第2の画像とのマッピングのための変換関数を決定することを更に含み、出力を生成することは、決定された変換関数に基づいて出力を生成することを含む。
【0071】
適用例によっては、この方法は、決定された変換関数に基づいて、血管内の管腔内装置の位置を決定することを更に含み、出力を生成することは、管腔内装置の決定された位置に呼応して出力を生成することを含む。
【0072】
適用例によっては、
管腔内装置は管腔内データ取得装置を含み、
血管内の管腔内装置の位置を決定することは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することを含み、
出力を生成することは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することに基づいて出力を生成することを含む。
【0073】
適用例によっては、この方法は、画像内のワイヤの決定された位置に基づいて、血管内の管腔内装置の位置を決定することを更に含み、出力を生成することは、管腔内装置の決定された位置に呼応して出力を生成することを含む。
【0074】
適用例によっては、
管腔内装置は管腔内データ取得装置を含み、
血管内の管腔内装置の位置を決定することは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することを含み、
出力を生成することは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することに基づいて出力を生成することを含む。
【0075】
本発明の幾つかの適用例により、被験者の血管内のワイヤの画像とともに使用するための装置であって、そのワイヤが放射線不透部分を含み、この装置が、
出力装置と、
少なくとも1つのコンピュータプロセッサであって、
画像の少なくとも一部分内のそれぞれのピクセルについて、そのピクセルが画像内の他のピクセルとともに、所与の特性を有する長く薄い1組のピクセルの一部を形成する程度を測定することにより、そのピクセルのワイヤ性尺度を決定することと、
画像の少なくとも一部分内のそれぞれのピクセルについて、そのピクセルの強度を決定することと、
画像の一部分内の領域内で、
所与の特性を有する1組のピクセルのうちの少なくとも幾つかのワイヤ性尺度の値に対する少なくとも1つのピクセルのワイヤ性尺度と、
所与の特性を有する1組のピクセルのうちの少なくとも幾つかの強度の値に対する少なくとも1つのピクセルの強度と、
の両方において、それぞれの閾値量より大きい変化が存在する当該少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することにより、ワイヤの放射線不透部分の先端部がその領域内に配置されていると判断することと、
により、画像内でワイヤの放射線不透部分の先端部の位置を自動的に決定することと、
画像内のワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に呼応して出力装置上に出力を生成することと、
を実行するように構成された少なくとも1つのコンピュータプロセッサと、
を含む装置が追加的に提供される。
【0076】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、ピクセルのワイヤ性尺度について閾値量より大きい変化が存在する、その領域内の1組のピクセルの長さの局所的方向に対応する方向に沿って配置された少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することにより、ピクセルのワイヤ性尺度について閾値量より大きい変化が存在する少なくとも1つのピクセルが存在することを検出するように構成される。
【0077】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、ピクセルの強度について閾値量より大きい変化が存在する、その領域内の1組のピクセルの長さの局所的方向に対応する方向に沿って配置された少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することにより、ピクセルの強度について閾値量より大きい変化が存在する少なくとも1つのピクセルが存在することを検出するように構成される。
【0078】
適用例によっては、
コンピュータプロセッサは、ワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に基づいて、画像内のワイヤの放射線不透部分の位置を決定するように構成され、
プロセッサは、画像内のワイヤの放射線不透部分の決定された位置に呼応して出力を生成するように構成される。
【0079】
適用例によっては、
コンピュータプロセッサは、ワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に基づいて、画像内のワイヤの放射線不透部分の中心の位置を決定するように構成され、
コンピュータプロセッサは、画像内のワイヤの放射線不透部分の中心の決定された位置に呼応して出力を生成するように構成される。
【0080】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、機械学習技法を使用して、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定するように構成される。
【0081】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、ピクセルのそれぞれについて、そのピクセルが画像内の他のピクセルとともに、所与の特性を有する連続した長く薄い1組のピクセルの一部を形成する程度を測定することにより、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定するように構成される。
【0082】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像の少なくとも一部分のマルチスケール2次局所構造の固有値を解析することにより、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定するように構成される。
【0083】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、曲線構造を強化するフィルタを画像の少なくとも一部分に適用することにより、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定するように構成される。
【0084】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、曲線構造を検出するフィルタを画像の少なくとも一部分に適用することにより、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定するように構成される。
【0085】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、曲線構造をセグメント化するフィルタを画像の少なくとも一部分に適用することにより、画像の少なくとも一部分内のピクセルのそれぞれについてワイヤ性尺度を決定するように構成される。
【0086】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像内のワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に基づいて、その画像を第2の画像と位置合わせするように構成される。
【0087】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像及び第2の画像が互いに位置合わせされている画像ストリームとしてその画像及び第2の画像を表示することにより、出力を生成するように構成される。
【0088】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像と第2の画像との位置合わせに基づいて、複合画像を生成することにより、出力を生成するように構成される。
【0089】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、少なくとも部分的に画像内のワイヤの決定された位置に呼応して、画像と第2の画像とのマッピングのための変換関数を決定するように構成され、コンピュータプロセッサは、決定された変換関数に基づいて出力を生成するように構成される。
【0090】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、決定された変換関数に基づいて、血管内の管腔内装置の位置を決定するように構成され、コンピュータプロセッサは、管腔内装置の決定された位置に呼応して出力を生成するように構成される。
【0091】
適用例によっては、
管腔内装置は管腔内データ取得装置を含み、
コンピュータプロセッサは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することにより、血管内の管腔内装置の位置を決定するように構成され、
コンピュータプロセッサは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することに基づいて出力を生成するように構成される。
【0092】
適用例によっては、コンピュータプロセッサは、画像内のワイヤの決定された位置に基づいて、血管内の管腔内装置の位置を決定するように構成され、コンピュータプロセッサは、管腔内装置の決定された位置に呼応して出力を生成するように構成される。
【0093】
適用例によっては、
管腔内装置は管腔内データ取得装置を含み、
コンピュータプロセッサは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することにより、血管内の管腔内装置の位置を決定するように構成され、
コンピュータプロセッサは、管腔内データポイントが管腔内データ取得装置によって取得された血管内の位置を決定することに基づいて出力を生成するように構成される。
【0094】
本発明の幾つかの適用例により、被験者の血管内のワイヤの画像とともに使用するためのコンピュータソフトウェアプロダクトであって、そのワイヤが放射線不透部分を含み、そのコンピュータソフトウェアプロダクトが、プログラム命令が記憶される非一時的なコンピュータ可読媒体を含み、プログラム命令がコンピュータによって読み取られた時に、画像の少なくとも一部分内のそれぞれのピクセルについて、そのピクセルが画像内の他のピクセルとともに、所与の特性を有する長く薄い1組のピクセルの一部を形成する程度を測定することにより、そのピクセルのワイヤ性尺度を決定することと、画像の少なくとも一部分内のそれぞれのピクセルについて、そのピクセルの強度を決定することと、画像の一部分内の領域内で、所与の特性を有する1組のピクセルのうちの少なくとも幾つかのワイヤ性尺度の値に対する少なくとも1つのピクセルのワイヤ性尺度と、所与の特性を有する1組のピクセルのうちの少なくとも幾つかの強度の値に対する少なくとも1つのピクセルの強度との両方において、それぞれの閾値量より大きい変化が存在する当該少なくとも1つのピクセルが存在することを検出することにより、ワイヤの放射線不透部分の先端部がその領域内に配置されていると判断することにより、画像内でワイヤの放射線不透部分の先端部の位置を自動的に決定するステップと、画像内のワイヤの放射線不透部分の先端部の決定された位置に呼応して出力を生成するステップとをコンピュータに実行させる、コンピュータソフトウェアプロダクトが更に提供される。
【0095】
図面とともに、以下に示すその実施形態の詳細な説明により、本発明についてより完全に理解されるであろう。