(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本明細書において、平面視は、首掛けラベル連続体、支持基材及び首掛けラベルの表面に対して鉛直方向から見ることをいい、平面視形状は、その平面視で見たときの形状をいう。
各図において、各層の厚みは、実際の製品とは異なっていることに留意されたい。
【0013】
[第1実施形態]
<首掛けラベル連続体>
図1及び
図2は、本発明の首掛けラベル連続体の平面図である。
首掛けラベル連続体1は、長尺帯状の支持基材2と、前記支持基材2の表面上に貼付された複数のラベル前駆体3と、を有する。
ラベル前駆体3の外形は、首掛けラベルの外形と同じである。ラベル前駆体3は、首掛けラベル4と、囲繞部5と、からなる。前記囲繞部5は、ラベル前駆体3から首掛けラベル4を取り出した後の、抜き滓である。
前記複数のラベル前駆体3は、長尺帯状の支持基材2の長さ方向に所望間隔を開けて並んで貼付されている。
【0014】
図1の首掛けラベル連続体1は、単列タイプである。すなわち、
図1の首掛けラベル連続体1は、幅方向に1つのラベル前駆体3(首掛けラベル4を含むラベル前駆体3)が支持基材2の長さ方向に複数並べて貼付されている。
図2の首掛けラベル連続体1は、複列タイプである。すなわち、
図2の首掛けラベル連続体1は、1つのラベル前駆体3(首掛けラベル4を含むラベル前駆体3)が支持基材2の長さ方向に複数並んだものを1列とし、それが幅方向に2列以上並設されている。
なお、特に図示しないが、複列タイプの首掛けラベル連続体1については、幅方向に3列以上並設されていてもよい。
複列タイプの首掛けラベル連続体1は、単列(長さ方向に複数の首掛けラベル4が並んだもの)が幅方向に2列以上繰り返して連結されているものであるため、以下、単列タイプの首掛けラベル連続体1を中心に説明する。
【0015】
図1及び
図3において、長尺帯状の支持基材2の表面上に貼付された複数のラベル前駆体3は、所望の間隔を開けて長さ方向に並んで貼付されている。もっとも、(前記間隔を有さず)隣接するラベル前駆体3の外縁が接するように、前記複数のラベル前駆体3が接した状態で長さ方向に並べられていてもよい。
【0016】
前記支持基材2の長尺帯状は、長さ方向の長さが幅方向の長さに比して十分に大きい長方形状をいう。支持基材2の長さ方向の長さは、例えば、5m以上であり、好ましくは10m以上である。支持基材2の幅方向の長さは、ラベル前駆体3の幅方向の長さ以上である。
支持基材2は、柔軟なシート材から構成されている。支持基材2を構成するシート材は、特に限定されず、合成樹脂シート;合成紙;紙などが挙げられる。前記シート材の厚みは、容易に破断しない程度であれば特に限定されず、例えば、例えば、30μm〜300μmであり、好ましくは、40μm〜200μmである。
【0017】
前記各ラベル前駆体3は、その外形が首掛けラベル4の外形を成している。さらに、各ラベル前駆体3の面内には、平面視環状の切込み線6が形成されている。切込み線6は、ラベル前駆体3を厚み方向に分断する切断線である。環状の切込み線6がラベル前駆体3の面内に形成されていることにより、ラベル前駆体3は、前記切込み線6で囲われた部分である囲繞部5と、前記囲繞部5以外の部分である首掛けラベル4と、に区画されている。換言すると、ラベル前駆体3から、切込み線6で囲われた部分である囲繞部5を除いた部分が、首掛けラベル4である。前記環状の切込み線6で囲われた部分(囲繞部5)は、閉鎖領域を成しており、この囲繞部5を抜き取った後に生じる開口が、首掛けラベル4の挿通孔となる。従って、前記囲繞部5は、首掛けラベル4の挿通孔に嵌まっているとも言える。
【0018】
前記各ラベル前駆体3の外形は、首掛けラベル4の外形に応じて適宜設計できる。図示例では、ラベル前駆体3の外形は、4つの角部が弧状に形成された平面視略矩形状である。
前記平面視環状の切込み線6は、無端状である。前記切込み線6の平面視形状は、環状であれば特に限定されず、得ようとする首掛けラベル4の挿通孔の形状に応じて適宜設定できる。図示例では、切込み線6は、平面視略楕円形状である。切込み線6は、ラベル前駆体3の中央部に形成されている。もっとも、切込み線6の形成位置は、ラベル前駆体3の面内であれば特に限定されず、切込み線6がラベル前駆体3のいずれかの外縁に偏った位置に形成されていてもよい(切込み線6が偏った例としては、後述する
図19参照)。
【0019】
さらに、各ラベル前駆体3の面内には、前記切込み線6に繋がる切り目が形成されている。この切り目は、1箇所形成されていてもよいが、好ましくは、複数箇所形成される。なお、切り目は、切込み線6と同様にラベル前駆体3を厚み方向に分断する切断線であるが、用語上、切込み線6と区別するために、切り目と呼ぶ。図示例では、切り目は、幅方向に延びる第1切り目71と、長さ方向に延びる第2切り目72と、を有する。第1切り目71及び第2切り目72は、それぞれ、向かい合って一対形成されている。
例えば、一方の第1切り目71は、ラベル前駆体3の第1外縁3aと切込み線6の間に形成され、他方の第1切り目71は、ラベル前駆体3の第2外縁3bと切込み線6の間に形成されている。ラベル前駆体3の第1外縁3aと第2外縁3bは、いずれもラベル前駆体3の幅方向に延びる外縁であって、長さ方向において向かい合っているラベル前駆体3の外縁である。
第1切り目71は、図示例のように、幅方向に略直線状に延びていてもよく、或いは、特に図示しないが、幅方向に非直線状に延びていてもよい。
また、一対の第2切り目72は、長さ方向に向かい合って形成されている。一方の第2切り目72は、前記一方の第1切り目71と切込み線6との間に形成され、他方の第2切り目72は、前記他方の第1切り目71と切込み線6との間に形成されている。各第2切り目72の1つの端部は、第1切り目71に繋がり、もう1つの端部は、切込み線6に繋がっている。
なお、図示例では、第1切り目71及び第2切り目72が、囲繞部5に形成されていないので、切り目(第1切り目71及び第2切り目72)は、首掛けラベル4の面内に形成されているとも言える。もっとも、切り目が、囲繞部5に進入するように形成されていてもよい(図示せず)。囲繞部5に切り目が進入するように形成される場合としては、例えば、切込み線6に交差するように第2切り目72を形成することが挙げられる。
【0020】
ラベル前駆体3は、柔軟なシート材から構成されている。前記シート材は、特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリスチレン、塩化ビニル系樹脂などの合成樹脂シート;異種又は同種の樹脂層が複数積層された積層樹脂シート;合成紙;普通紙、上質紙などの紙;これらの中から選択される1種以上のシートに、金属箔などの機能層が積層された積層シート;これらのシートの中から2種以上のシートが積層された積層シートなどが挙げられる。
ラベル前駆体3を構成するシート材の厚みは、容易に破断しない程度であれば特に限定されず、例えば、30μm〜300μmであり、好ましくは、40μm〜200μmである。前記シート材は、透明又は不透明の何れでもよい。後述するようにラベル前駆体3の表面及び裏面の双方に意匠印刷を施す場合には、表裏の意匠が重なって見えないようにするため、不透明なシート材又は不透明な目隠し印刷を施した透明なシート材が用いられる。
【0021】
必要に応じて、ラベル前駆体3の表面及び裏面の少なくとも一方には、所望のデザインを表した意匠印刷層が設けられている。意匠印刷層は、公知の印刷インキを用いた印刷法にて形成できる。
例えば、
図4において、ラベル前駆体3の表面に意匠印刷層81が設けられ(以下、表面意匠印刷層81という)、ラベル前駆体3の裏面にも意匠印刷層82が設けられている(以下、裏面意匠印刷層82という)。
表面意匠印刷層81は、ラベル前駆体3の表面の全体又は一部に設けられる。図示例では、表面意匠印刷層81は、ラベル前駆体3の表面の全体に設けられている。また、表面意匠印刷層81を保護するため、表面意匠印刷層81の表面に無色透明な印刷保護層(図示せず)が設けられていてもよい。
裏面意匠印刷層82は、ラベル前駆体3の裏面の全体又は一部に設けられる。図示例では、裏面意匠印刷層82は、ラベル前駆体3の裏面の一部に設けられている。詳しくは、裏面意匠印刷層82は、切込み線6で囲われた部分(囲繞部5)及び切込み線6の外側近傍部を除く、ラベル前駆体3の裏面に設けられている。なお、切込み線6の外側近傍部は、切込み線6から外側10mm以内の領域であり、好ましくは切込み線6から外側5mm以内の領域であり、より好ましくは切込み線6から外側3mm以内の領域である。
前記裏面意匠印刷層82を保護するため、裏面意匠印刷層82の裏面に無色透明な印刷保護層83が設けられている。この印刷保護層83は、裏面意匠印刷層82に重ねて設けられている。
前記表面意匠印刷層81及び裏面意匠印刷層82の各印刷保護層は、従来公知の方法を採用でき、例えば、アクリル系樹脂などの樹脂成分を含み且つ顔料を含まないアクリル系樹脂インキ(いわゆるメジウムインキ)などを塗工し固化させることによって形成できる。
前記各印刷保護層の厚みは、特に限定されず、例えば、1μm〜5μmである。
【0022】
他方、支持基材2の表面が、比較的凹凸の大きい場合には、必要に応じて、図示のように、支持基材2の表面に、目止め層84が設けられる。目止め層84の表面は、凹凸の程度が小さく、目止め層84を形成することにより、支持基材2の表面を平滑化できる。また、目止め層84にて支持基材2の表面を平滑化することにより、支持基材2の表面(目止め層84の表面)に積層される弱接着層85の接着力が弱まり、首掛けラベル4を支持基材2から容易に剥離できるようになる。
目止め層84は、支持基材2の表面の全体に設けられていてもよいが、好ましくは、支持基材2の表面のうち囲繞部5及び切込み線6の外側近傍部に対応する領域を除いて、支持基材2の表面に設けられる。
図6は、支持基材2の表面において目止め層84が設けられた領域を示している。
図6において、目止め層84が設けられた領域を分かり易く示すため、その領域に無数のドットを付し、ラベル前駆体3及び切込み線6を仮想線(二点鎖線)で表している。
前記目止め層84の形成は、従来公知の方法を採用でき、例えば、アクリル系樹脂などの樹脂成分を含み且つ顔料を含まないアクリル系樹脂インキ(いわゆるメジウムインキ)などを塗工し固化させることによって目止め層84を形成できる。
前記目止め層84の厚みは、特に限定されず、例えば、1μm〜5μmである。
なお、支持基材2として、合成樹脂シートのような表面平滑性に優れたシート材を用いる場合には、前記目止め層84は省略してもよい。
【0023】
ラベル前駆体3は、弱接着層85及び強接着層86を介して支持基材2の表面に接着されている。弱接着層85と強接着層86は、ラベル前駆体3の裏面にそれぞれ独立して設けられた接着層であり、強接着層86は、弱接着層85よりも強い接着力でラベル前駆体3を支持基材2に接着する。
具体的には、強接着層86は、ラベル前駆体3のうち、囲繞部5の裏面と支持基材2の表面の間にのみ設けられ、弱接着層85は、ラベル前駆体3のうち、首掛けラベル4の裏面と支持基材2の表面の間にのみ設けられている。
図7は、ラベル前駆体3を裏面側から見た平面図であり、強接着層86及び弱接着層85が設けられた領域を分かり易く示すため、強接着層86が設けられた領域に網掛けを付し、弱接着層85が設けられた領域に無数のドットを付している。なお、
図3に表されたラベル前駆体3の1つについても、同様に、強接着層86が設けられた領域に網掛けを付し、弱接着層85が設けられた領域に無数のドットを付している。
【0024】
強接着層86は、囲繞部5の裏面の全体に設けられていてもよく、或いは、囲繞部5の裏面の一部に設けられていてもよい。好ましくは、図示例のように、強接着層86は、切込み線6の内側近傍部を除く囲繞部5の裏面に設けられている。この場合、強接着層86の外縁は、切込み線6よりも内側に配置される。なお、切込み線6の内側近傍部は、切込み線6から内側10mm以内の領域であり、好ましくは切込み線6から内側5mm以内の領域であり、より好ましくは切込み線6から内側3mm以内の領域である。
上述のように、ラベル前駆体3の裏面のうち、囲繞部5及び切込み線6の外側近傍部には、裏面意匠印刷層82が設けられておらず、且つ、支持基材2の表面のうち、囲繞部5及び切込み線6の外側近傍部に対応する領域には、目止め層84が設けられていないので、前記強接着層86は、囲繞部5(ラベル前駆体3)の裏面に直接接着し、且つ、支持基材2の表面に直接接着する。このように囲繞部5及び支持基材2に直接的に接する強接着層86は、囲繞部5及び支持基材2の双方から離れ難く、囲繞部5と支持基材2を強固に接着できる。
特に、囲繞部5の裏面及び支持基材2の表面の凹凸が大きい場合には、強接着層86が、囲繞部5及び支持基材2がより強固に接着するようになる。例えば、ラベル前駆体3及び支持基材2が紙から構成されている場合には、囲繞部5の裏面及び支持基材2の表面の凹凸が大きくなるので(粗い面となるので)、前記のように強接着層86がそれらに直接的に接するように設けることが好ましい。
【0025】
弱接着層85は、首掛けラベル4の裏面の全体に設けられていてもよく、或いは、首掛けラベル4の裏面の一部に設けられていてもよい。首掛けラベル連続体から首掛けラベルを剥離する際、首掛けラベルの縁から捲れ易くなることから、弱接着層85は、長さ方向の第1側における首掛けラベル4(ラベル前駆体3)の外縁の内側近傍部を除いて設けられ、好ましくは、図示例のように、首掛けラベル4(ラベル前駆体3)の外縁の内側近傍部の全体を除いて、首掛けラベル4の裏面に設けられている。この場合、弱接着層85の外縁は、少なくとも長さ方向の第1側の首掛けラベル4の外縁を含む首掛けラベル4の外縁よりも内側に配置される。なお、首掛けラベル4(ラベル前駆体3)の外縁の内側近傍部は、その外縁から内側10mm以内の領域であり、好ましくはその外縁から内側5mm以内の領域であり、より好ましくはその外縁から内側3mm以内の領域である。
また、長さ方向の第1側は、ラベリング装置で搬送する際の先頭側である。
【0026】
さらに、弱接着層85は、切込み線6の外側近傍部を除いて、首掛けラベル4の裏面に設けられている。この場合、弱接着層85の内縁は、切込み線6よりも外側に配置される。
従って、弱接着層85の内縁と強接着層86の外縁の間には、隙間Aが設けられている。その隙間Aにおいては、接着剤を有さず、ラベル前駆体3の裏面と支持基材2の表面とは、接着されていない(非接着である)。
上述のように、ラベル前駆体3の裏面のうち囲繞部5及び切込み線6の外側近傍部を除いて印刷保護層83が設けられ、且つ、支持基材2の表面のうち囲繞部5及び切込み線6の外側近傍部に対応する領域を除いて目止め層84が設けられているので、前記弱接着層85は、印刷保護層83の裏面に直接接着し、且つ、目止め層84の表面に直接接着する。
弱接着層85が平滑性に優れた目止め層84の表面に接していることにより、弱接着層85の目止め層84の表面に対する接着力がより弱くなり、首掛けラベル4を剥離し易くなる。
【0027】
強接着層86及び弱接着層85は、いずれもラベル前駆体3を支持基材2に接着させるための層であるが、上述のように、強接着層86は、弱接着層85よりも強い接着力を有する。従って、ラベル前駆体3のうち、囲繞部5は、強い接着力にて支持基材2に貼付され、首掛けラベル4は、弱い接着力にて支持基材2に貼付されている。
弱接着層85の接着力は、首掛けラベル4を支持基材2から人力で容易に剥離できる程度のものであり、強接着層86の接着力は、囲繞部5を支持基材2から人力で容易に剥離できない程度又は囲繞部5を支持基材2から人力で剥離した際に支持基材2又は/及び囲繞部5の材料破壊を生じるものである。
前記弱接着層85の剥離強度は、例えば、0.02N/25mm以上であり、好ましくは0.05N/25mm〜2N/25mmである。弱接着層85の剥離強度が余りに小さいと、首掛けラベル連続体1の保管・運搬時に(首掛けラベル連続体1をロールに巻き取った際など)、不用意に首掛けラベル4が脱落するおそれがあり、その剥離強度が余りに大きいと、首掛けラベル4を支持基材2から容易に剥離できないおそれがある。
前記強接着層86の剥離強度は、例えば、3N/25mm以上であり、好ましくは5N/25mm以上である。強接着層86が前記のような剥離強度を有することにより、首掛けラベル連続体1から首掛けラベル4を剥離する際、囲繞部5が離れることなく支持基材2を回収することができる。なお、前記強接着層86の剥離強度の上限は、特にないが、現実的な数値を例示すると、10N/25mm以下である。
前記各剥離強度は、JIS Z 0237に準じ、幅25mm×長さ100mmの試験片を、剥離角度:180度、剥離速さ:300mm/分、温度:23℃の条件下で剥離したときに測定される値である。
前記試験片は、ラベル前駆体とラベル前駆体の間に弱接着層(又は強接着層)を介在させて両者を貼り付けた積層物を幅25mm×長さ100mmに裁断したものを用いる。その試験片の支持基材をラベル前駆体に対して180度で剥離したときの強度を測定する。
【0028】
強接着層86及び弱接着層85は、従来公知の接着剤を用いて形成できる。前記接着剤としては、主たる樹脂成分の分類で、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤などが挙げられる。また、前記接着剤としては、その硬化形態での分類で、紫外線や可視光などで硬化する光硬化型、溶剤揮発型、2液反応型などが挙げられる。接着剤の樹脂成分や添加剤などの種類及び配合量を適宜調整することにより、接着力の異なる前記強接着層86及び弱接着層85をそれぞれ形成できる。
また、弱接着層85が接する層(図示例では、印刷保護層83や目止め層84)にシリコーン樹脂などの剥離剤を配合することにより、弱接着層85の接着力を弱めることもできる。
【0029】
<首掛けラベル連続体の製造方法>
上記首掛けラベル連続体1は、例えば、長尺帯状の支持基材及び長尺帯状のラベル基材原反をそれぞれ準備し、その支持基材の表面に、弱接着層及び強接着層を介してラベル基材原反を積層し、ラベル基材原反のみに切込み線及び切り目を形成し、ラベル基材原反の不要部分を除去することによって得ることができる。
具体的には、首掛けラベル連続体1の製造方法は、支持基材準備工程、ラベル基材原反準備工程、接着層形成工程、積層工程、切り取り工程及び除去工程を少なくとも有し、必要に応じて、他の工程を有していてもよい。
これら各工程を1つの製造ラインで一連に行ってもよいし、或いは、前記各工程から選ばれる1つ又は2つ以上の工程を、1つのラインで行い、且つ残る工程を他の1つ又は2つ以上のラインで行ってもよい。
また、前記各工程の全てを一の実施者が行ってもよいし、或いは、前記各工程から選ばれる1つ又は2つ以上の工程を一の実施者が行い、且つ残る工程を他の実施者が行ってもよい。
以下、単列タイプの首掛けラベル連続体1を製造する場合を具体的に説明するが、複列タイプの首掛けラベル連続体1の製造についても単列を複列にすること以外は単列タイプに準じて同様にして実施できる。
【0030】
図8は、首掛けラベル連続体1の製造方法を実施する製造ラインの一例を示す。この製造ラインは、例えば、支持基材及びラベル基材原反の準備工程から、首掛けラベル連続体1の製造までを一連に行うものである。
【0031】
(支持基材準備工程)
支持基材準備工程は、長尺帯状の支持基材2を準備する工程である。
支持基材2は、上記<首掛けラベル連続体>の欄で例示したようなシート材であって、長尺帯状に形成されたシート材である。
図8において、ロールに巻かれた支持基材2を、その長さ方向に繰り出してラインの下流側へと搬送する。なお、
図8の細矢印は、支持基材やラベル基材原反などの搬送方向を示すものである。その搬送途中において、支持基材2の表面に、必要に応じて、目止め層84を形成する。目止め層84の形成材料としては、メジウムインキなどを用いることができる。
長尺帯状の支持基材2の搬送途中には、第1塗布機M1が配置されている。第1塗布機M1は、目止め層84を形成するために設けられている。
前記第1塗布機M1は、特に限定されず、目止め層の形成材料の塗布方法に応じて適宜選択されるが、例えば、印刷法にて塗布する場合には、第1塗布機M1としてグラビアロール、フレキソなどの印刷機が用いられる。
【0032】
支持基材2の表面を第1塗布機M1に向けて搬送することにより、支持基材2の表面に目止め層の形成材料を塗布した後、形成材料の固化方式に従って、乾燥などの処理を行うことによって、
図9に示すように、目止め層84が形成される。
図9において、目止め層84が設けられた領域に無数のドットを付加している。目止め層84は、支持基材2の表面の全体に設けられていてもよいが、好ましくは、上述のように支持基材2の表面のうち囲繞部5(この後の工程で形成される切込み線で囲われた部分)及び切込み線6の外側近傍部に対応する領域を除いて、支持基材2の表面に設けられる。
【0033】
(ラベル基材原反準備工程)
ラベル基材原反準備工程は、ラベル前駆体3を構成する、長尺帯状のラベル基材原反31を準備する工程である。
ラベル基材原反31は、上記<首掛けラベル連続体>の欄でラベル前駆体3として例示したようなシート材であって、長尺帯状に形成されたシート材である。ラベル基材原反31の幅方向の長さは、ラベル前駆体3の幅方向の長さ以上であることを条件として、支持基材2の幅方向の長さと同じ、又はその長さよりも小さい若しくは大きくてもよい。図示例では、ラベル基材原反31と支持基材2の幅方向の長さは同じである。
【0034】
図8において、ロールに巻かれたラベル基材原反31を、その長さ方向に繰り出してラインの下流側へと搬送する。その搬送途中において、ラベル基材原反31に、上述の表面意匠印刷層81、裏面意匠印刷層82及び/又は印刷保護層83を形成する。表面意匠印刷層及び裏面意匠印刷層の形成材料としては、公知の印刷インキを用いることができ、印刷保護層の形成材料としては、メジウムインキなどを用いることができる。
長尺帯状のラベル基材原反31の搬送途中には、第2塗布機M2、第3塗布機M3及び第4塗布機M4が順に配置されている。第2塗布機M2は、表面意匠印刷層81を、第3塗布機M3は、裏面意匠印刷層82を、第4塗布機M4は、印刷保護層83を形成するために設けられている。
前記第2塗布機M2、第3塗布機M3及び第4塗布機M4は、特に限定されず、各層の形成材料の塗布方法に応じて適宜選択されるが、例えば、グラビアロール、フレキソなどの印刷機が用いられる。
【0035】
ラベル基材原反31の表面を第2塗布機M2に向けて搬送することにより、ラベル基材原反31の表面に表面意匠印刷層の形成材料を塗布した後、その形成材料の固化方式に従って乾燥などの処理を行うことによって、表面意匠印刷層81が形成される。必要に応じて、この表面意匠印刷層81の表面に、印刷保護層を形成してもよい(図示せず)。さらに、ラベル基材原反31の裏面を第3塗布機M3に向けて搬送することにより、ラベル基材原反31の裏面に裏面意匠印刷層の形成材料を塗布した後、その形成材料の固化方式に従って乾燥などの処理を行うことによって、裏面意匠印刷層82が形成される。さらに、ラベル基材原反31の裏面を第4塗布機M4に向けて搬送することにより、
図10に示すように、裏面意匠印刷層82の裏面に印刷保護層83が形成される。
図10において、印刷保護層83が設けられた領域に無数のドットを付加している。
印刷保護層83は、ラベル基材原反31の裏面の全体に設けられていてもよいが、好ましくは、上述のように、ラベル基材原反31の裏面のうち、後で形成される切込み線6で囲われる部分及び切込み線6の外側近傍部に対応する領域を除いて、ラベル基材原反31の裏面に設けられる。
【0036】
(接着層形成工程)
接着層形成工程は、前記支持基材2とラベル基材原反31とを接着するための弱接着層85及び強接着層86を形成する工程である。
弱接着層85及び強接着層86は、支持基材2の表面に設けてもよく、或いは、ラベル基材原反31の裏面に設けてもよく、或いは、支持基材2の表面及びラベル基材原反31の裏面の双方に設けてもよい。
例えば、弱接着層85及び強接着層86は、支持基材2の表面に設けられる。
図8において、目止め層84が形成された支持基材2の搬送途中に、弱接着層85及び強接着層86を形成する。弱接着層及び強接着層の形成材料としては、接着力の異なる公知の接着剤を用いることができ、前記接着剤としては、接着力の異なる紫外線硬化型接着剤などが挙げられる。
支持基材2の搬送途中には、第5塗布機M5が配置されている。第5塗布機M5は、弱接着層85及び強接着層86を形成するために設けられている。
前記第5塗布機M5は、特に限定されず、接着剤(弱接着層及び強接着層の形成材料)の塗布方法に応じて適宜選択されるが、例えば、印刷法にて塗布する場合には、第5塗布機M5としてグラビアロール、フレキソなどの印刷機が用いられる。
【0037】
支持基材2の表面を第5塗布機M5に向けて搬送することにより、支持基材2の表面に、接着力の小さい接着剤(弱接着層の形成材料。以下、弱接着剤という)及び接着力の大きい接着剤(強接着層の形成材料。以下、強接着剤という)を塗布する。
弱接着剤は、形成予定の切込み線6で囲われる部分に対応する領域を除いて、支持基材2の表面(目止め層84が設けられている場合には、目止め層84の表面)に設ければよいが、弱接着剤と強接着剤が接触しないようにするために、弱接着剤は、形成予定の切込み線6で囲われる部分及び切込み線6の外側近傍部に対応する領域を除いて、支持基材2の表面に設けることが好ましい。
強接着剤は、形成予定の切込み線6で囲われる部分に対応する領域に設ければよい。弱接着剤と強接着剤が確実に接触しないようにするために、強接着剤は、形成予定の切込み線6の内側近傍部を除いて、切込み線6で囲われる部分に設けることが好ましい。
図11において、強接着剤が塗布された領域に網掛けを付し、弱接着剤が塗布された領域に無数のドットを付している。
【0038】
(積層工程)
積層工程は、支持基材2の表面にラベル基材原反31の裏面を重ね合わせ、支持基材2とラベル基材原反31を接着して積層体を得る工程である。
図8において、弱接着剤及び強接着剤が固化する前に、支持基材2の表面上に、弱接着剤及び強接着剤を介してラベル基材原反31の裏面を重ね合わせ、その重ね合わせたものをニップロールM6,M6に通すことにより、支持基材2とラベル基材原反31とが重なった積層体が得られる。
上記のように、支持基材2の表面には、弱接着剤及び強接着剤が塗布されている。これらが固化する前にラベル基材原反31を重ねることにより、弱接着剤及び強接着剤がラベル基材原反31の裏面(印刷保護層83が設けられている場合には、印刷保護層83の裏面)にも付着する。
この積層体について、弱接着剤及び強接着剤を固化させる。紫外線硬化型接着剤を用いた場合には、紫外線照射装置M7にて紫外線処理を行うことによって、弱接着剤及び強接着剤が固化し、弱接着層85及び強接着層86が形成される。紫外線は、例えば、支持基材2の裏面側から照射される。
このようにして、弱接着層85及び強接着層86を介して支持基材2とラベル基材原反31が接着された積層体11が得られる。
【0039】
(切り取り工程)
切り取り工程は、積層体11のうちラベル基材原反31のみを所定形状に切断する工程である。
図8において、積層体11を下流側に搬送し、ラベル基材原反31の表面側から、ダイロールなどの切断具M8を用いて、ラベル基材原反31の長さ方向に複数の切込み線6を形成する。この切込み線6は、(支持基材2には至らず)ラベル基材原反31のみを切断するものである。前記切込み線6と同時に、切込み線6と組になった第1切り目71、第2切り目72及び第3切り目73を長さ方向に複数形成する(
図12(a)参照)。
図12(a)において、強接着層86が設けられた領域に網掛けを付し、弱接着層85が設けられた領域に無数のドットを付している。
これらの切り目も、(支持基材2には至らず)ラベル基材原反31のみを切断するものである。このうち、第3切り目73の形状は、平面視環状であって、ラベル前駆体3(首掛けラベル4)の外形に沿った平面視形状を成している。なお、前記切込み線6、第1切り目71及び第2切り目72は、上記<首掛けラベル連続体>の欄で説明したので、それを参照されたい。
なお、第3切り目73の形状を適宜設定することにより、様々な平面視形状のラベル前駆体3を形成できる。第3切り目73の形状を変更する場合には、その形状に応じて、弱接着層85の形状も適宜設定して、その変更した第3切り目73の内側近傍に弱接着層85が配置されるようにすることが好ましい。
【0040】
(除去工程)
除去工程は、ラベル基材原反31のうち前記第3切り目73で囲われた領域以外の領域を除去する工程である。
図8において、積層体11からラベル基材原反31のうち第3切り目73で囲われた領域以外の領域B(以下、この領域を不要領域Bという)を、回収ロールM9に巻き取りながら除去する。前記不要領域Bは、
図12(b)に示すように、平面視において恰も梯子のような形状をしている。
図12(b)において、不要領域Bを分かり易くするために、その領域に無数のドットを付している。この不要領域Bは、実質的に支持基材2に接着されていないので、容易に回収できる。
前記不要領域Bを除去した後の積層体11が、
図1に示すような首掛けラベル連続体1となる。
この首掛けラベル連続体1は、長尺帯状であり、必要に応じて、
図8に示すように、ロールに巻き取られる。
【0041】
<ラベル付き容器の製造方法>
本発明のラベル付き容器は、前記首掛けラベル連続体から首掛けラベルを剥離し、それを容器に装着することによって得られる。
前記首掛けラベルの剥離及び容器への装着は、人力で行ってもよいが、連続的に効率よくラベル付き容器を製造できることから、機械的に行うことが好ましい。
機械的に行う場合、ラベリング装置(首掛けラベルを容器に装着する装置)が用いられる。
本発明のラベル付き容器の製造方法は、ラベリング装置を用いて、前記首掛けラベル連続体を長さ方向に送り、その途中でラベリング装置のピール部にて、前記首掛けラベルの支持基材をその裏面に対して傾斜するように曲げることにより、支持基材の表面から首掛けラベルを剥離しつつ、囲繞部が貼付された状態の支持基材を回収し、前記剥離した首掛けラベルを容器に装着する。
なお、ラベル付き容器の製造にあたって、首掛けラベル連続体の製造(準備)とラベル付き容器の製造を別々に行ってもよく、或いは、一連に行ってもよい。首掛けラベル連続体1及びラベル付き容器の製造を一連に行う場合には、前記<首掛けラベル連続体の製造方法>の欄で得られた首掛けラベル連続体を、(ロールに巻き取らず)そのままラベリング装置のライン上に搬送する。また、首掛けラベル連続体の製造とラベル付き容器の製造は、一の実施者が行ってもよく、或いは、首掛けラベル連続体の製造を一の実施者が行い、且つラベル付き容器の製造を他の実施者が行ってもよい。
以下、一旦ロールに巻き取られた首掛けラベル連続体からラベル付き容器を製造する手順について具体的に説明する。
【0042】
(搬送工程)
搬送工程は、首掛けラベル連続体1の長さ方向の第1側を先頭にして、首掛けラベル連続体1を長さ方向に搬送する工程である。
上記のようにロールに巻かれた首掛けラベル連続体1を引き出し、長さ方向の第1側を先頭にしてラベリング装置のラインの下流側に首掛けラベル連続体1を搬送する。
【0043】
(剥離工程)
剥離工程は、首掛けラベル連続体1において、首掛けラベル4を支持基材2から剥離する工程である。
首掛けラベル連続体1は、ラベリング装置のピール部M10に送られる。ピール部M10は、首掛けラベル連続体1の搬送途中に配置されている。
ピール部M10は、
図13及び
図14に示すように、側面視三角形状に形成された板状体である。ピール部M10の表面は、平坦状であることが好ましい。ピール部M10の先端部M11は、尖っていてもよいが、図示のように弧状に形成されていることが好ましい。ピール部M10の先端部M11は、傾斜していることを条件として、その角度αは、鈍角又は鋭角のいずれでもよい。ただし、90度は、前記鋭角に含まれるものとする。前記鈍角の具体的数値としては、90度を超え170度以下であり、好ましくは、90度を超え120度以下である。前記鋭角の具体的数値としては、10度〜70度であり、好ましくは30度〜60度である。
好ましくは、ピール部M10の先端部M11の角度αは、鋭角である。
【0044】
首掛けラベル連続体1は、その裏面をピール部M10の表面に対面させて、ピール部M10の表面上に沿って搬送され、ピール部M10の先端部M11において、支持基材2のみがピール部M10の裏面側へと引き取られる。支持基材2は、ピール部M10の先端部M11の角度に従い、支持基材2の裏面に対して傾斜するように曲げられる。
本発明の首掛けラベル連続体1は、首掛けラベル4が弱接着層85を介して支持基材2上に接着され、且つ、囲繞部5が強接着層86を介して支持基材2上に接着されているので、支持基材2をピール部M10において裏面側へ曲げると、囲繞部5が支持基材2に接着された状態で、首掛けラベル4が支持基材2から剥離する。特に、少なくとも長さ方向の第1側における弱接着層85の外縁が首掛けラベル4(ラベル前駆体3)の外縁よりも内側に配置されるように弱接着層85が設けられているので(つまり、長さ方向の第1側における首掛けラベル4の縁部の裏面が支持基材2に接着されていないので)、ピール部M10の先端部M11において支持基材2を曲げると、縁部から首掛けラベル4が容易に剥離するようになる。なお、首掛けラベル4が剥離する際、弱接着層85は首掛けラベル4に残存する(この場合、弱接着層85と支持基材2(目止め層84が設けられている場合、目止め層84)との間で層間剥離する)、又は、弱接着層85は支持基材2に残存する(この場合、首掛けラベル4(印刷保護層83が設けられている場合、印刷保護層83)との間で層間剥離する)。本実施形態では、首掛けラベル4が剥離する際、弱接着層85は首掛けラベル4に残存するように各層の材料などが選択されている。
【0045】
前記囲繞部5が接着された状態の支持基材2は、
図13及び
図14に示すように、回収ロール(図示せず)に巻き取られる。
特に、首掛けラベル連続体1は、弱接着層85の内縁と強接着層86の外縁の間に隙間Aを有するので、弱接着層85と強接着層86が付着せず、首掛けラベル4と囲繞部5の分離が確実に行われ、首掛けラベル4が囲繞部5と共に支持基材2に接着された状態で回収されるおそれがない。
本発明の首掛けラベル連続体1は、支持基材2が(その面内に打ち抜き孔などを有さず)平坦状であるため、支持基材2がピール部M10に干渉することなく支持基材2を回収できる。また、支持基材2が平坦状であるため、ラベル付き容器の製造過程において、支持基材2が不用意に破断などするおそれがない。
さらに、首掛けラベル4の面内に挿通孔を形成するために取り外される囲繞部5(抜き滓に相当)が、支持基材2に接着されたままで支持基材2と共に回収されるので、ラベリング装置に抜き滓が噛み込むことなどを防止できる。
【0046】
剥離された首掛けラベル4は、
図14及び
図15に示すように、ピール部M10の先端部M11の近傍に順次移送されてくる容器9の頭部91上に載せられる。
首掛けラベル4は、
図15に示すように、切込み線6で囲われた部分を挿通孔Cとして開口されており、その挿通孔Cに繋がる第1切り目71及び第2切り目72が形成されている。挿通孔Cは、容器9の頭部91及び首部92よりも小径であるが、第1切り目71及び第2切り目72が形成されているので、ラベリング装置の治具(図示せず)を用いて首掛けラベル4を容器9の頭部91側に押し下げると、一対の第1切り目71に挟まれた領域D(以下、係止部Dという)が上方に押し上げられて挿通孔Cが拡径し、首掛けラベル4が容器9の頭部91から首部92へと挿通される。
挿通孔Cが首部92に挿通された首掛けラベル4は、
図16及び
図17に示すように、一対の係止部D,Dが容器9の首部92側へと付勢され、一対の係止部D,Dが、首部92に接すると共に、頭部91と首部92の間の段部93に係止される。このようにして、
図16及び
図17に示すようなラベル付き容器10が得られる。
【0047】
本発明の首掛けラベル連続体は、上記第1実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に変更できる。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、主として上記で示した実施形態と異なる構成について説明し、同様の構成等については、その説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
【0048】
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、切込み線6は平面視略楕円形状に形成されているが、これに限定されず、例えば、
図18に示すように、切込み線6が平面視略矩形状に形成されていてもよく、その他、図示しないが、切込み線6が、平面視略円形状、平面視略三角形状、平面視略多角形状などに形成されていてもよい。
また、
図18に示すように、切込み線6に繋がる1つ又は複数の切り目74がラベル前駆体3の径外方向に放射状に延びるように形成されていてもよい。
【0049】
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、切込み線6で囲われた部分(この部分は、囲繞部5であって、その囲繞部5を取り外したときには、首掛けラベル4の挿通孔Cとなる部分である)が容器9の頭部91及び首部92よりも小径であるが、例えば、
図19に示すように、切込み線6で囲われた部分が容器9の頭部91及び首部92よりも大径となるように形成されていてもよい。この場合、挿通孔を拡径するための切り目は不要であるが、必要に応じて、適宜切り目を形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、ラベル前駆体3(首掛けラベル4)の外形が平面視略矩形状であるが、これに限定されず、例えば、
図19に示すように、平面視略卵形状などでもよく、その他、図示しないが、平面視略円形状、略楕円形状、略三角形状などであってもよい。製造時に第3切り目73の形状を適宜設定することにより、様々な平面視形状のラベル前駆体3(首掛けラベル4)が得られる。なお、ラベル前駆体3の形状を変化させた場合でも、そのラベル前駆体3(首掛けラベル4)は、支持基材2に貼付して搬送などされるため、枚葉状の首掛けラベルに比して引っ掛かりなどが生じ難く、首掛けラベル4の取扱いが容易である。
【0050】
[第4実施形態]
上記第1実施形態では、切込み線6で囲われた部分は、閉塞領域とされているが、例えば、
図20に示すように、ラベル前駆体3の外縁から切込み線6に繋がる切り目75が形成されていてもよい。