【実施例】
【0017】
図1は、本発明の第1の実施例に係る車載装置と情報端末を含む通信システムを示す概要図である。本実施例の通信システム1は、
図1に示すように、車載装置10と、情報端末20とを含んで構成される。車載装置10は、例えば、BT通信30およびWF通信40の無線通信機を備え、情報端末20もまた、BT通信30およびWF通信40の無線通信機能を備える。情報端末20は、後述するように、BT通信30による接続を確立するためのBT通信設定およびWF通信40による接続を確立するためのWF通信設定を含み、BT通信設定がオンのときBT通信30との接続が確立され、WF通信設定がオンのときWF通信40との接続が確立される。
【0018】
図1の例では、情報端末20のWF通信設定がオンになっており、車載装置10と情報端末20の間にWF通信30の接続が確立されており、一方で、情報端末20のBT通信設定がオフになっていることで、車載装置10と情報端末20の間にBT通信40による接続が確立されていない。情報端末20のBT通信設定がオフの状態では、車載装置10側から情報端末20を検出することができないため、BT通信40による接続は確立されない。第1の実施例では、
図1に示すような接続状態の通信制御について説明する。
【0019】
図2は、第1の実施例に係る車載装置の構成例を示すブロック図である。第1の実施例に係る車載装置10は、入力部100、記憶部110、無線通信部120、表示部130、音声出力部140、ナビゲーション部150、マルチメディア再生部160、制御部170を含んで構成される。
【0020】
入力部100は、入力キーデバイス、音声認識入力装置、タッチパネル等により、ユーザーからの指示を受け取り、これを制御部170へ提供する。記憶部110は、制御部170が実行するプログラムやアプリケーションソフトウェア、地図データベース、施設データベース等を記憶することができる。記憶部110はさらに、WF通信30および/またはBT通信40の接続を確立する際に、情報端末がどのような通信規格に対応しているかを示す通信規格情報を含むことができる。
図3は、記憶部110に記憶された通信規格情報の一例を示す図である。
【0021】
図3に示すように、記憶部110は、情報端末を識別するための識別情報と、当該識別情報に関連付けて、情報端末に搭載された通信機器の固有の識別情報であるMACアドレスおよびBlueetoothアドレス(以下、BD_ADDRと呼ぶ)とを記憶する。例えば、情報端末Aについて、MACアドレス「A6:22:B3:11:55:AA」と、BD_ADDR「A6:22:B3:11:55:AB」とが関連付けして記憶される。このことは、情報端末Aは、WF通信をするWF機器、およびBT通信をするBT機器を備えていることを意味する。
【0022】
MACアドレスは、12桁の文字または数字の組み合わせで表されるWF機器に割り当てられた固有の識別情報であり、WF機器はMACアドレスを記憶している。MACアドレスは、WF通信30による接続を確立する際にWF機器を識別するための識別情報になる。BD_ADDRについても、MACアドレスと同様に、12桁の文字または数字の組み合わせで表されるBT機器に割り当てられた固有の識別情報であり、BT機器はBD_ADDRを記憶している。BD_ADDRは、BT通信40による接続を確立する際にBT機器を識別するための識別情報になる。MACアドレスおよびBD_ADDRは、WF機器およびBT機器に固有であるため、これらのアドレスを用いれば、一意にWF機器およびBT機器、すなわちそのようなWF機器およびBT機器を搭載する情報端末を特定することが可能となる。MACアドレスおよびBD_ADDRを記憶させる方法は種々のものがあるが、好ましくは、過去に接続を確立したことのあるWF機器のMACアドレスおよびBT機器のBD_ADDRを情報端末の識別情報とともに記憶する。あるいは、そのよう情報を入力部100を介してユーザーが入力してもよい。
【0023】
無線通信部120は、情報端末20との間でWF通信30および/またはBT通信40の接続を確立し、情報端末20との間で無線通信を可能にする。無線通信部120は、例えば、車載装置10の電源が投入されると、自動的に、WF機器やBT機器を検出し、検出されたWF機器あるいはBT機器との間に接続を確立する。また、無線通信部120は、ユーザーからの入力があったときにWF機器またはBT機器の検出および接続を確立することもできる。さらに、無線通信部120は、車載装置10が有する各種アプリケーションが実行されたときに、WF機器やBT機器を検出し、その接続を確立することもできる。
【0024】
図4は、無線通信部120の内部構成を示す図である。無線通信部120は、WF通信規格に従いWF通信30をするWF通信部200と、BT通信規格に従いBT通信40をするBT通信部210とを含む。WF通信部200はさらに、WF機器を検出するWF機器検出部202、検出されたWF機器との間にWF接続を確立する接続確立部204、接続が確立されたWF機器との間でデータの送受を行うデータ送受信部206を含んで構成される。BT通信部210はさらに、BT機器を検出するBT機器検出部212、検出されたBT機器との間にBT接続を確立する接続確立部214、接続が確立されたBT機器との間でデータの送受を行うデータ送受信部216を含んで構成される。
【0025】
WF機器検出部202は、車載装置10から一定の範囲内にあるWF機器を検出する。複数のWF機器が存在する場合には、複数のWF機器が検出される。また、ある態様では、WF機器検出部202は、BT通信40の接続が確立されているとき、
図3に示された通信規格情報を参照し、BT機器を搭載している情報端末を識別し、当該BT機器を搭載している情報端末がWF通信をサポートしているWF機器を搭載しているか否かを判定し、WF機器が搭載されている場合には、当該WF機器を検出する。情報端末20がWF機器を搭載しているか否かは、MACアドレスの有無から判定される。
【0026】
接続確立部204は、WF機器検出部202により検出されたWF機器との間で接続を確立する。複数のWF機器が検出された場合には、直近に接続されたWF機器、受信感度が最も良好なWF機器、過去に接続されたことがあるWF機器、あるいはユーザーからの指示等に基づき接続されるべきWF機器が選択される。接続確立部204による接続が確立されたとき、WF機器のMACアドレスと情報端末20の識別情報(例えば、デバイス名やその他の固有の情報)が
図3に示す通信規格情報として記憶される。データ送受信部206は、接続確立部204により接続されたWF機器との間でWF通信規格に従いデータの送受を行う。ある態様では、データ送受信部206は、WF通信30により、WF機器を搭載している情報端末20に対し、BT通信40の接続が確立されるような通信設定を要求するコマンドまたはデータを送信する。
【0027】
BT機器検出部212、車載装置10から一定の範囲内にあるBT機器を検出する。複数のBT機器が存在する場合には、複数のBT機器が検出される。また、ある態様では、BT機器検出部212は、WF通信30の接続が確立されているとき、
図3に示された通信規格情報を参照し、WF機器を搭載している情報端末を識別し、当該WF機器を搭載している情報端末がBT通信をサポートしているBT機器を搭載しているか否かを判定し、BT機器が搭載されている場合には、当該BT機器を検出する。情報端末20がBT機器を搭載しているか否かは、BD_ADDRの有無から判定される。
【0028】
接続確立部214は、BT機器検出部212により検出されたBT機器との間で接続を確立する。複数のBT機器が検出された場合には、直近に接続されたBT機器、受信感度が最も良好なBT機器、過去に接続されたことがあるBT機器、あるいはユーザーからの指示等に基づき接続されるべきBT機器が選択される。データ送受信部216は、接続確立部214により接続されたBT機器との間でBT通信規格に従いデータの送受を行う。ある態様では、データ送受信部216は、BT通信40により、BT機器を搭載している情報端末20に対し、WF通信30の接続が確立されるような通信設定を要求するコマンドまたはデータを送信する
【0029】
表示部130は、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、マルチメディア再生部160で再生された画像データ、ナビゲーション部150により生成された地図画像等を表示する。さらに表示部130は、情報端末20が車載装置10に無線および/または有線接続されているとき、情報端末20からWF通信部200またはBT通信部210を介して伝送される画像データを表示することができる。
【0030】
音声出力部140は、マルチメディア再生部160で再生されたオーディオデータ、ナビゲーション部150により生成された音声案内等を出力する。さらに、音声出力部140は、情報端末20が車載装置10に無線および/または有線接続されているとき、情報端末20から伝送される音声データを出力することができる。情報端末20からWF通信部200またはBT通信部210を介して伝送される音声データを出力する。
【0031】
ナビゲーション部150は、車両に搭載された車速センサ、加速度センサ、GPS衛星等を利用して自車位置を算出し、算出された自車位置情報に基づき、自車位置周辺の道路地図を表示部130に表示させたり、目的地までの経路の探索や案内を行ったりする。情報端末20がナビゲーション機能を有する場合は、WF通信30またはBT通信40を介して情報端末20のナビゲーション機能を利用することも可能である。
【0032】
マルチメディア再生部160は、DVD、CD、ブルーレイディスク等の記録媒体に記録されたビデオデータ、オーディオデータを再生する。再生されたビデオデータは、表示部130に表示され、オーディオデータは音声出力部140から出力される。
【0033】
制御部170は、マイクロプロセッサやマイクロコントローラを含み、ROM/RAMあるいは記憶部110に記憶されたプログラム等を実行することにより各部を制御する。さらに本実施例では、制御部170は、WF通信またはBT通信を介して情報端末の通信設定を変更することができる通信設定プログラム300を実行することができる。例えば、
図1に示すように、車載装置10と情報端末20間で、WF通信30が確立され、BT通信40が確立されていないとき、通信設定プログラム300は、WF通信30を利用して情報端末20のBT通信設定をオフからオンに変更する要求を行い、情報端末20のBT通信設定を自動的にオンにさせる。この際、情報端末20は、後述するように、車載装置10からの要求コマンドに応じてBT通信設定を変更するソフトウエア機能またはハードウエア機能を備えている。
【0034】
図5に、通信設定プログラムの機能的な構成を示す。通信設定プログラム300は、同図に示すように、接続制御部310、接続確認部320、接続判定部330、通信設定変更要求部340、再接続部350を含んで構成される。
【0035】
接続制御部310は、車載装置10の電源が投入されたとき、ユーザーからの指示があったとき、その他アプリケーションプログラムが実行されたとき等に応じて、無線接続部120を制御し、情報端末20との間にWF通信30やBT通信40の接続を確立させる。但し、ユーザーにより、車載装置側のWF通信30やBT通信40の通信がオフに設定されている場合には、その設定に従い、WF通信部200またはBT通信部210による接続は確立されない。さらに接続制御部310は、記憶部110に記憶された通信規格情報に基づき、特定の情報端末との間にWF通信30またはBT通信40の接続を確立させることができる。
【0036】
接続確認部320は、接続制御部310による接続結果を受け取り、必要に応じて、その結果を表示部130へ出力させることができる。例えば、
図1の例ではれば、BT通信40が確立されていないことのマーク等が表示部130に表示される。接続判定部330は、接続確認部320によりWF通信またはBT通信の接続が確認されなかった場合に、他の通信接続が可能か否かを判定する。例えば、
図1に示すように、情報端末20との間にBT通信40の接続が確立されなかったとき、接続判定部330は、WF通信30の接続が確立されている情報端末20との間にBT通信の接続が可能か否かを判定する。この判定には、例えば、
図3に示す通信規格情報が利用される。例えば、情報端末Aとの間にWF通信30が確立されているが、BT通信40が確立されていないとき、接続判定部330は、WF通信30が確立されている情報端末AがBT通信をサポートしているか否かを判定する。情報端末Aには、BT_ADDRが登録されているので、接続判定部330は、情報端末AがBT機器を備えていると判定する。
【0037】
通信設定変更要求部340は、接続判定部320によって、接続が確立されている情報端末との間に他の通信接続が可能であると判定されたとき、当該情報端末に対して他の通信接続の通信設定の変更を要求する。
図1の例で言えば、通信設定変更要求部340は、接続が確立されているWF通信30を介して、情報端末20に対してBT通信40の接続が確立されるように通信設定をオンに変更する要求を行う。
【0038】
再接続部350は、通信設定変更要求部330による要求がなされた後に、接続制御部310に再接続を行わせる。
図1の例で言えば、再接続部350が情報端末20に対してBT通信の通信設定をオンにする要求をした後、再接続部350は、接続制御部310に、BT通信部210によるBT通信40の接続動作を行わせる。
【0039】
次に、
図1に示す情報端末20について説明する。
図6は、情報端末20の構成例を示すブロック図である。第1の実施例に係る情報端末20は、入力部400、WF通信部410、BT通信部420、表示部430、音声出力部440、記憶部450、制御部460を含んで構成される。但し、この構成は一例であり、情報端末20は、公衆無線回線あるいはインターネット等の無線回線網と接続する通信手段を備えることも可能である。
【0040】
入力部400は、入力キーデバイス、音声認識入力装置、タッチパネル等により、ユーザーからの指示を受け取り、これを制御部460へ提供する。WF通信部410は、外部機器とのWF通信による接続を確立し、WF通信規格に従いデータ等の送受を行う。また、WF通信部410は、WF通信をオンまたはオフするWF通信設定を含み、当該通信設定は、ユーザー入力あるいは制御部460により設定または変更が可能である。
BT通信部420は、外部機器とのBT通信による接続を確立し、BT通信規格に従いデータ等の送受を行う。また、BT通信部420は、BT通信をオンまたはオフするBT通信設定を含み、当該通信設定は、ユーザー入力あるいは制御部460により設定または変更が可能である。表示部430は、記憶部450に記憶された画像データやインターネットから取得した画像データを表示する。音声出力部440は、記憶部450に記憶された音声データ等を出力する。記憶部450は、制御部460が実行するプログラムや外部から取得したアプリケーションソフトウェア等を記憶する。
【0041】
制御部460は、マイクロプロセッサやマイクロコントローラを含み、ROM/RAMあるいは記憶部450に記憶されたプログラム等を実行することにより各部を制御する。さらに本実施例では、制御部460は、通信設定変更要求部330からの要求に基づいてWF通信部410およびBT通信部420の通信設定を変更する通信設定プログラムを実行する。
図7に通信設定プログラム500の機能的な構成を示す。通信設定プログラム500は、通信設定変更要求部330からの要求を受け取る要求受信部510、要求受信部510によって受信された要求に基づいてWF通信部410やBT通信部420の通信設定を変更する設定変更部520、設定変更部520による設定変更が完了した旨を車載装置10に通知する設定変更完了通知部530を含んで構成される。なお、通信設定プログラム500は、情報端末20に予め格納されているものであっても良いし、アプリケーションとしてインストールしたプログラムであっても良い。
【0042】
次に、本発明の第1の実施例に係る通信システムの動作について説明する。
図8は、第1の実施例に係る通信システムの通信設定動作を示すフローチャートである。なお、
図8で示すフローは、
図1に示すように、WF通信30の接続が確立されており、かつ、BT通信40の通信設定がオフであることによりBT通信40の接続が確立できない状況を前提とする。
【0043】
まず、車載装置10の電源投入下時や情報端末が車内に持ち込まれたとき等により、接続制御部310の制御下において、車載装置10に搭載されている無線通信の接続の確立が行われる(S100)。本例では、車載装置100は、WF通信とBT通信の機能が搭載されているので、これらの接続の確立が行われる。
図4に示すWF機器検出部202は、WF機器を検出し、接続確立部204は、検出されたWF機器との間にWF接続を確立する。同様に、BT機器検出部212は、BT機器を検出し、接続確立部214は、検出されたBT機器との間にBT接続を確立する。但し、ここでは、BT機器が検出されないので、BT接続は確立されない。
【0044】
次に、接続制御部310による接続の確立が終了すると、接続確認部320は、その接続された結果を確認する(S102)。ここでは、WF通信の接続が確立され、BT通信の接続が確立されていないことが確認される。次に、接続判定部330は、車載装置10が情報端末20との間で、現在接続されている無線通信以外の無線通信の接続が可能か否かを判定する(S104)。具体的には、接続判定部330は、
図3の通信規格情報を参照し、現在接続が確立されている情報端末を特定し、特定された情報端末が、他の通信規格をサポートしているか否かを判定する。この例では、接続判定部330は、WF接続が確立されたWF機器のMACアドレスに対応する情報端末を特定し、特定された情報端末がBT_ADDRの識別情報を記憶しているか否かを判定する。BT_ADDRが記憶されていれば、情報端末は、BT機器を搭載していることになる。
【0045】
接続判定部330によって他の通信接続が可能であると判定されると、通信設定変更要求部340は、接続が確立されている通信接続(ここでは、WF通信30)を介して、情報端末20に対し、他の通信接続を可能にする通信設定への変更(ここでは、BT通信設定をオン)を要求する(S106)。具体的には、WF通信部200のデータ送受信部206は、BT通信設定をオンにすることを要求するコマンド等を情報端末20にWF通信により送信する。
【0046】
情報端末20は、要求受信部510によって当該要求を受信し(S108)、設定変更部520は、BT通信設定をオンに設定する(S110)。S110で設定される設定情報は、記憶部450に記憶される。設定変更完了通知部530は、BT通信設定がオンに変更されると、車載装置10に対して設定変更の完了を通知する(S112)。設定変更完了通知部530からの完了通知を受信すると、再接続部530は、接続制御部310による無線接続の確立を再度実行させる(S114)。つまり、BT通信部210のBT機器検出部212は、BT機器を検出し、検出されたBT機器との接続を確立する。
図9は、BT通信設定がオンに変更され、車載装置10と情報端末20との間にBT通信40の接続が確立された様子を示している。
【0047】
このように本実施例によれば、節電等により通信設定をオフにした状態でスマートフォン等の情報端末を車内に持ち込んだ場合であっても、接続が確立された通信手段を介して、情報端末の無線通信の通信設定をオンに自動的に切替えることができるため、ユーザー利便性をさらに改善することができる。
【0048】
上記実施例では、WF通信30の接続が確立され、BT通信40の接続が確立されていない場合に、WF通信を介してBT通信の接続が確立されるように情報端末の通信設定を変更する例を示したが、これとは反対に、
図10に示すように、WF通信30の接続が確立されておらず、BT通信40の接続が確立されている場合に、BT通信を介してWF通信の接続が確立されるように情報端末の通信設定を変更するようにしてもよい。
【0049】
上記実施例では、
図3に示すように、情報端末の識別情報に関連付けしてMACアドレスおよびBD_ADDRを記憶したが、情報端末の識別情報を必ずしも必要ではない。一般に、同一の情報端末に含まれるWF機器のMACアドレスとBT機器のBT_ADDRとは、予め決められた位置のアドレスビットが共通であることが多い。例えば、
図3の情報端末Aの場合、最後の2ビットのアドレスが異なるだけで、それ以外は同じである。従って、MACアドレスとBT_ADDRとを比較することで、WF機器とBT機器とが搭載された情報端末を識別することができ、それ故、情報端末がどのような通信規格をサポートしているかを判定することができる。
【0050】
また、上記実施例では、WF通信30およびBT通信40を例示したが、車載装置10および情報端末20は、WF通信やBT通信以外の異なる複数の無線通信手段を含むことが可能であり、そのような場合にも本発明を適用することができる。さらには、有線接続によって車載装置10と情報端末20が接続されている場合には、当該有線接続を介して、無線通信設定をオンにする要求を行っても良い。
【0051】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。