【文献】
3GPP,E-UTRA RRC Protocol specification (Release 12),3GPP TS 36.331 V12.2.0,2014年 6月,pp.90-102,121-123,189-140
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子及び/又はユーザーが関心を持っているeMBMSサービス周波数セット識別子を含む
請求項1に記載の方法。
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、前記端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子又はユーザーが関心を持っているeMBMSサービス周波数セット識別子を含む
請求項3に記載の方法。
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、前記端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子及びユーザーが関心を持っているeMBMSサービス周波数セット識別子を含み、
前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバすることは、
前記端末を前記端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへ優先的にハンドオーバさせることを含む
請求項3に記載の方法。
【背景技術】
【0002】
インターネット(Internet)の高速発展と大画面多機能携帯電話の普及に伴い、多くの移動データマルチメディアサービスおよび各種の高帯域幅マルチメディアサービス、例えばテレビ会議、テレビ放送、ビデオオンデマンド、広告、ネットワーク教育、インタラクティブゲーム等が出現した。これらの移動データマルチメディアサービスは、移動ユーザーのますます増えるサービス要求を満たすとともに、モバイルキャリアに新しいサービス成長チャンスを提供する。さらに、これらの移動データマルチメディアサービスは、複数のユーザーが同じデータを同時に受信することを実現し、従来のデータサービスと比べて、データ量が大きく、持続時間が長く、遅延が敏感であるという特徴を有する。
【0003】
モバイルネットワークリソースを有効に利用するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)はeMBMSを提出する。eMBMSは、共有ネットワークリソースを1つのデータソースから複数の対象へ伝送するという技術である。eMBMS技術を使用する場合、ネットワークリソースの利用は、コンテンツルート数に依存し、ユーザー数に依存しない。ユーザー数が大きい場合、コアネットワークと無線アクセスネットワークは、多くのリソースを節約し、ネットワークコストを有効に低減させることができる。
【0004】
LTEにおいて、eMBMSサービスは、マルチキャストモード、即ちマルチメディア放送マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)伝送方式を使用することができ、MBSFN伝送方式を使用したサービスをMBSFNサービスと呼ぶ。MBSFNサービスは、複数のセルに同じ変調後の符号化フォーマットを使用し、同じ物理リソースを使用して同じコンテンツを生成する。eMBMSの複数セル伝送は以下の特徴を含む。1)MBSFNエリア内に同期伝送を行う。2)複数セルのeのMBMS伝送の合併をサポートする。3)マルチキャストサービスチャネル(MTCH:Multicast Traffic CHannel)とマルチキャストコントロールチャネル(MCCH:Multicast Control CHannel)は、ポイントツーマルチポイント(p−T−m)モードでMCH伝送チャネルにマッピングする。4)MBSFN同期エリア、MBSNFエリア、MBSFN伝送、広告、セル保留等は、いずれも操作によって半静的に構成されている。このように、複数のセルのユーザー装置(UE:User equipment)は、同じコンテンツである複数のeMBMSデータを受信し単一周波数ネットワーク(SFN)の合併を行うことで、受信信号の利得を向上させることができる。複数のセルは、同じ物理リソースを使用し、MBSFN送信モードで同じeMBMSサービスを送信することで、1つのMBSFNエリアを構成する。
【0005】
eMBMSの実際のネットワーク配置において、同一eMBMSサービスエリア内に周波数が異なる複数のMBSFNエリアが存在し、これらのMBSFNエリアが同じeMBMSサービスを提供する。
【0006】
UEのセルハンドオーバについて、ターゲットセルは、ネットワークによって確定される。eMBMSサービス能力を有するUEについて、従来のハンドオーバ方法に従って、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)の接続状態にあるUEは、MBSFNエリアのeNBセルに存在し、eMBMSサービスAを受信している又はeMBMSサービスAに関心を持っている場合、RRCメッセージであるMBMS関心指示(MBMSInterestIndication)によって、関心を持っている又は受信しているeMBMSの周波数セット及びマルチキャスト優先度識別子をeNBへ通知する。UEがMBSFNエリアに存在するセルの境界へ移動し、ある周波数の測定条件を満たしてeNBへ報告する場合、eNBは、測定結果に応じて、ハンドオーバの判断を行う。判断結果として、当該UEを非MBSFNエリアの周波数のセルへハンドオーバするが、UEにより報告されたeMBMSの周波数セットのセルへハンドオーバしない可能性がある。この場合、当該UEがソースセルでMBSFN方式でeMBMSサービスを実行していた場合、ハンドオーバ後、当該非MBSFNエリアのセルがeMBMSサービスを提供しないので、当該UEが関心を持っているeMBMSサービスを受信することができない又は実行中のeMBMSサービスを中断することができる。
【0007】
なお、従来では、端末により報告されたMBMSInterestIndicationにおけるeMBMSサービスの周波数セットについて、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別しない。この場合、eNBは、ハンドオーバ判断を行う場合、サービスタイプに従って対応する処理を行うことができない。例えば、従来、UEは、ユーザーが関心を持っているeMBMSサービスと実行中のeMBMSサービスの周波数セットを区別することができない。この場合、eNBは、ハンドオーバ判断を行う場合、受信中の周波数セットと関心を持っている周波数セットに対して対応処理を行うことができない。端末がeMBMSサービスを受信している場合、eNBは、関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットのセルへハンドオーバする可能性があり、端末の実行中のサービスが中断されて、ユーザー体験に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【0008】
本発明の実施例は、端末のeMBMSサービス継続性を維持し、ユーザー体験を向上させるeMBMSサービス継続性を維持する方法、システム、装置及びコンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。
【0009】
本発明の実施例に係る技術案は、以下のように実現される。
【0010】
本発明の実施例はeMBMSサービス継続性を維持する方法を提供し、前記方法は、
eMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ送信することと、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントを測定し、イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ測定レポートを報告することとを含み、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられ、
前記測定レポートは、前記ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットのセルへのハンドオーバを判断するために用いられる。
【0011】
上記の技術案において、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントを測定し、イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ測定レポートを報告することは、
前記ソース基地局により送信された第一イベント測定構成に応じて第一イベント測定を行い、第一イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ第一イベント測定レポートを報告することと、
前記ソース基地局により送信された第二イベント測定構成に応じて第二イベント測定を行い、第二イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ第二イベント測定レポートを報告することとを含み、
前記第一イベント測定レポートは、前記ソース基地局がセルハンドオーバを行うかどうかを決定するために用いられ、
前記第二イベント測定レポートは、前記ソース基地局がセルハンドオーバを終了するかどうかを決定するために用いられる。
【0012】
上記の技術案において、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子及び/又はユーザーが関心を持っているeMBMSサービス周波数セット識別子を含む。
【0013】
本発明の実施例はeMBMSサービス継続性を維持する他の方法を提供し、前記方法は、
端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信することと、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応するイベント測定構成を送信することと、
前記端末により報告された測定レポートに基づいて、セルハンドオーバの判断を行い、前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバすることとを含み、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられる。
【0014】
上記の技術案において、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応するイベント測定構成を送信することとは、
前記端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応する第一イベント測定構成を送信することと、
前記端末により報告された第一イベント測定レポートを受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応する第二イベント測定構成を送信することとを含む。
【0015】
上記の技術案において、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子又はユーザーが関心を持っているeMBMSサービス周波数セット識別子を含む。
【0016】
上記の技術案において、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、前記端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子及びユーザーが関心を持っているeMBMSサービス周波数セット識別子を含み、
前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバすることは、
前記端末を端末の実行中のeMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへ優先的にハンドオーバさせることを含む。
【0017】
本発明の実施例はまた端末を提供し、前記端末は、
強化型マルチメディア放送および同報サービス(eMBMS)サービス周波数セット識別子をソース基地局へ送信するように構成される送信モジュールと、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントを測定し、イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ測定レポートを報告するように構成される測定報告モジュールとを含み、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられ、
前記測定レポートは、前記ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットのセルへのハンドオーバを判断するために用いられる。
【0018】
上記の技術案において、前記測定報告モジュールは、第一測定報告サブモジュール、および第二測定報告サブモジュールを含み、
第一測定報告サブモジュールは、前記ソース基地局により送信された第一イベント測定構成に応じて第一イベント測定を行い、第一イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ第一イベント測定レポートを報告するように構成され、前記第一イベント測定レポートは、前記ソース基地局がセルハンドオーバを行うかどうかを決定するために用いられ、
第二測定報告サブモジュールは、前記ソース基地局により送信された第二イベント測定構成に応じて第二イベント測定を行い、第二イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、ソース基地局へ第二イベント測定レポートを報告するように構成され、前記第二イベント測定レポートは、前記ソース基地局がセルハンドオーバを終了するかどうかを決定するために用いられる。
【0019】
本発明の実施例はまた基地局を提供し、前記基地局は、
端末により送信された強化型マルチメディア放送および同報サービス(eMBMS)サービス周波数セット識別子を受信するように構成される受信モジュールと、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応するイベント測定構成を送信するように構成される測定構成モジュールと、
前記端末により報告された測定レポートに基づいて、セルハンドオーバの判断を行い、前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバするように構成されるハンドオーバモジュールとを含み、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられる。
【0020】
上記の技術案において、前記測定構成モジュールは、第一測定構成サブモジュール、および第二測定構成サブモジュールを含み、
第一測定構成サブモジュールは、前記端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応する第一イベント測定構成を送信するように構成され、
第二測定構成サブモジュールは、前記端末により報告された第一イベント測定レポートを受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応する第二イベント測定構成を送信するように構成される。
【0021】
本発明の実施例はまたeMBMSサービス継続性を維持するシステムを提供し、前記システムは、
eMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ送信し、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントを測定し、イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ測定レポートを報告するように構成される端末と、
前記端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信し、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応するイベント測定構成を送信し、前記端末により報告された測定レポートを受信する場合、セルハンドオーバの判断を行い、前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバするように構成されるソース基地局とを含み、
前記測定レポートは、前記ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットのセルへのハンドオーバを判断するために用いられ、
前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられる。
【0022】
本発明の実施例はまたコンピュータ読み取り可能な媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な媒体には、上記のeMBMSサービス継続性を維持する方法のうちのいずれか1つを実行するように構成される実行可能な命令が含まれる。
【0023】
本発明の実施例の技術案によれば、端末がeMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ報告し、ソース基地局が端末へeMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベント測定構成を送信し、端末がこの周波数範囲内において測定し、ソース基地局へ測定レポートを報告する。このように、ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットのセルへハンドオーバすることを保障し、端末を非MBSFNエリアの周波数のセルへハンドオーバすることを回避し、端末を実行中のeMBMSサービスの周波数セットのセルから他サービスの周波数セットのセルへハンドオーバすることも回避して、端末のeMBMSサービス継続性を維持し、ユーザーの体験を向上させる。
【発明を実施するための形態】
【0025】
解決しようとする課題を説明するために、
図1を参照して説明する。
図1に示すように、黒く塗りつぶした丸印で示す端末は、セルAで、eMBMSサービスを受信し、セルAはMBSFNエリアAに属し、周波数はF1である。セルBは、eMBMSサービスを提供し、MBSFNエリアBに属し、周波数がF2である。セルCがユニキャストセルであり、周波数がF3である。端末は、セルAの境界に移動してセルBとセルCに近接する場合、測定レポートを進化型基地局(eNB)へ報告する。eNBは、測定レポートに基づいて、端末をセルCへハンドオーバする。しかしながら、eMBMSサービス継続性を維持するために、端末をセルBへハンドオーバすることを期待する。
【0026】
以上の課題を解決するために、本発明の実施例において、端末により報告されたMBMSInterestIndicationには、受信中のeMBMSサービスの周波数セット及び/又は関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットが含まれ、好ましくは、マルチキャストユニキャスト優先度識別子も含まれる。マルチキャストユニキャスト優先度識別子が含まれている場合、ユニキャスト周波数とマルチキャスト周波数サービスが両立できないことを分かる。そのため、端末がマルチキャスト周波数のサービスを優先的に受信することを期待する。マルチキャストユニキャスト優先度識別子が含まれていない場合、ユニキャスト周波数サービスを優先的に受信することを分かる。説明を容易にするために、受信中のeMBMSサービスの周波数セットをf1として識別し、関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットをf2として識別する。
【0027】
以下、本発明の実施例の図面を参照し、本発明の実施例に係る技術案を詳しく説明する。
【0028】
本発明の実施例において、MBSFN方式で伝送されるeMBMSサービスについて、ユーザーのeMBMSサービス継続性を保障するために、eMBMSサービス継続性を維持する方法を提供し、
図2に示すように、以下のステップを含む。
【0029】
ステップ201において、端末は、eMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ送信する。
【0030】
ここで、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、端末により報告されたMBMSInterestIndicationに含まれている異なるタイプのeMBMSサービスに対応する周波数セットを区別するために用いられ、例えば、受信中のeMBMSサービスの周波数セット及び/又は関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットを含む。前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、具体的な形態を持ち、識別機能を有する符号であっても良いが、これに限定されない。
【0031】
端末は、アプリケーション層リストからサービスタイプを直接に取得することができる。本発明の実施例において、eMBMSサービスのタイプに従って異なるeMBMSサービス周波数セット識別子に対応する。ここで、eMBMSサービスのタイプは、端末の受信中のeMBMSサービス及び/又はユーザーが関心を持っているeMBMSサービスを含むことができ、eMBMSサービスのタイプに従って周波数セットに対応する。
【0032】
例えば、端末により報告されたMBMSInterestIndicationには、端末の受信中のeMBMSサービスに対応する周波数セットが含まれ、対応するeMBMSサービス周波数セット識別子をf1で示し、又は、端末に報告されたMBMSInterestIndicationには、ユーザーが関心を持っているeMBMSサービスに対応する周波数セットが含まれ、対応するeMBMSサービス周波数セット識別子をf2で示す。また、MBMSInterestIndicationには、eMBMSサービス周波数セット識別子f1とeMBMSサービス周波数セット識別子f2が含まれても良い。
【0033】
好ましくは、ユニキャスト周波数サービスとマルチキャスト周波数サービスが両立できない場合、端末により送信されたMBMSInterestIndicationには、マルチキャストユニキャスト優先度識別子を含まれてもよい。端末により送信されたMBMSInterestIndicationに前記マルチキャストユニキャスト優先度識別子が含まれている場合、端末は、マルチキャスト周波数サービスを優先的に受信し、そうでない場合、端末はユニキャスト周波数サービスを優先的に受信する。
【0034】
ステップ202において、ソース基地局は、端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信した後、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応するイベント測定構成を送信する。端末は、ソース基地局に送信された、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベント測定を行い、前記イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、測定レポートをソース基地局へ報告する。
【0035】
ここで、前記測定レポートは、ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットを有するセル内へのハンドオーバー判断を保障して完了するために用いられる。
【0036】
例えば、ソース基地局は、端末により送信された、MBMSInterestIndicationが含まれているメッセージを受信した後、MBMSInterestIndicationのeMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、対応する周波数セットのイベント測定構成を端末へ送信する。ここで、前記予め設定された条件は、予め設定された、測定レポートを報告するための条件であり、周知の技術であるため、説明を省略する。
【0037】
基地局のセルハンドオーバを正確にするために、このステップは、以下の処理をさらに含む。
【0038】
ソース基地局は、端末に送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応する第一イベント測定構成を前記端末へ送信する。端末は、ソース基地局により送信された前記第一イベント測定を行い、第一イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、第一イベント測定レポートをソース基地局へ報告する。ここで、ソース基地局が現在セルからのハンドオーバが必要であるかどうかを確定するように、端末が第一イベント測定を行う。前記セルハンドオーバについて、ソース基地局が端末を現在のeMBMSサービス対応する同じ周波数セットのセルへハンドオーバすることを保障する必要がある。
【0039】
ソース基地局は、端末により報告された第一イベント測定レポートを受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応する第二イベント測定構成を前記端末へ送信する。端末は、ソース基地局により送信された前記第二イベント測定を行い、第二イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、第二イベント測定レポートをソース基地局へ報告する。ここで、ソース基地局が現在セルのハンドオーバを終了するかどうかを確認するように、端末が第二イベント測定を行う。前記予め設定された条件は、予め設定された測定レポートを報告するための条件であり、周知の技術であるため、説明を省略する。
【0040】
明らかに、このステップにおいて、端末とソース基地局の間に上記方式で3回以上の測定と報告によってセルハンドオーバを行い、eMBMSサービス継続性を保障し、不正なハンドオーバを減少させ、ハンドオーバの正確性を保障することができる。
【0041】
ステップ203において、ソース基地局は、端末により報告された測定レポートを受信する場合、セルハンドオーバ判断を行い、前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバする。
【0042】
ここで、端末により送信されたMBMSInterestIndicationメッセージに、eMBMSサービス周波数セット識別子f1とeMBMSサービス周波数セット識別子f2が含まれている場合、ソース基地局は、前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへ優先的にハンドオーバさせる。
【0043】
本発明の実施例において、RRC接続状態にある端末は、RRCメッセージのMBMSInterestIndicationでeMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ報告する。ソース基地局は、eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベント測定構成を端末へ送信する。端末は、この周波数範囲においてイベント測定を行い、測定レポートをソース基地局へ報告する。このように、ソース基地局が端末を現在のeMBMSサービス対応する同じ周波数セットのセルへハンドオーバすることを保障し、端末のユーザーのeMBMSサービス継続性を保障し、ユーザー体験を向上させる。
【0044】
端末により報告されたMBMSInterestIndicationに異なるeMBMSサービス周波数セット識別子が含まれている場合について、発明は以下の実施例により実現される。
【0045】
実施例一
本実施例において、端末により報告されたMBMSInterestIndicationには、eMBMSサービス周波数セット識別子f1のみが含まれる。本実施例におけるeMBMSサービス継続性を維持する方法は、
図3に示すように、以下のステップを含む。
【0046】
ステップ301において、端末はeMBMSサービス周波数セット識別子f1をソース基地局(ソースeNB)へ送信する。
【0047】
本実施例において、端末により送信されたMBMSInterestIndicationには、eMBMSサービス周波数セット識別子f1のみが含まれ、即ち端末の受信中のeMBMSサービスの周波数セットのみが含まれる。
【0048】
実際の応用において、前記MBMSInterestIndicationには、マルチキャストユニキャスト優先度識別子が含まれても良い。
【0049】
ステップ302において、ソース基地局は、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA2イベントの測定構成を送信する。
【0050】
ここで、A2イベントの閾値がゲートウェイにより設定され、且つA2イベントの閾値がユニキャストサービスの周波数閾値より大きい。
【0051】
ステップ303において、端末は、A2イベントの測定構成が予め設定された条件を満たすことを検定した後、A2イベント測定レポートをソース基地局へ報告する。
【0052】
ステップ304において、ソース基地局は、端末により報告されたA2イベント測定レポートを受信する場合、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベント測定構成を端末へ送信する。
【0053】
ここで、A3イベントの閾値がユニキャストサービスの周波数閾値より大きいので、端末が測定を行う場合、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベントを優先的に満たすことを保障する。
【0054】
ステップ305において、端末は、A3イベントの測定構成が予め設定された条件を満たすことを検定した後、A3イベント測定レポートをソース基地局へ報告する。
【0055】
ステップ306において、ソース基地局は、端末により報告されたA3イベント測定レポートを受信する場合、セルハンドオーバ判断を行い、端末をeMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応する周波数セットのうちのいずれか1つのセルへ優先的にハンドオーバさせる。
【0056】
ここで、ステップ301において、端末により送信されたMBMSInterestIndicationにマルチキャストユニキャスト優先度識別子が含まれていない場合、端末がユニキャスト周波数サービスを優先的に受信することを分かる。また、ステップ302において、A2イベント閾値がユニキャストサービスの周波数閾値である。ステップ304において、A3イベントの閾値がユニキャストサービスの周波数閾値である。そのため、端末が測定を行う場合、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベントを優先的に満たすことを保障する。
【0057】
実施例二
本実施例におけるeMBMSサービス継続性を維持する方法は、
図4に示されたとおりであり、本実施例と実施例一との相違点は、端末により送信されたMBMSInterestIndicationにはeMBMSサービス周波数セット識別子f2のみ含まれ、即ちユーザーが関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットのみが含まれることである。
【0058】
本実施例において、ステップ401〜ステップ406は、実施例一におけるステップ301〜ステップ306のeMBMSサービス周波数セット識別子f1をeMBMSサービス周波数セット識別子f2に置換え、以外の処理と操作が同じであるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0059】
実施例三
本実施例におけるeMBMSサービス継続性を維持する方法は、
図5に示されたとおりであり、本実施例と実施例との相違点は、端末により送信されたMBMSInterestIndicationには、eMBMSサービス周波数セット識別子f1とeMBMSサービス周波数セット識別子f2が含まれ、即ち端末受信中のeMBMSサービスの周波数セットとユーザーが関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットが含まれることである。
【0060】
本実施例において、ステップ501〜ステップ506は、実施例一におけるステップ301〜ステップ306のeMBMSサービス周波数セット識別子f1をeMBMSサービス周波数セット識別子f1とeMBMSサービス周波数セット識別子f2に置き換え、以外の処理と操作が同じであるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0061】
なお、本実施例において、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応する周波数セットに対応する閾値が、eMBMSサービス周波数セット識別子f2に対応する周波数セットに対応する閾値より大きいので、ステップ505において端末はeMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベントを満たす予め設定された測定条件を優先的に測定する。
【0062】
eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベントが予め設定された測定条件を満たす場合、端末は、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベントの測定レポートをソース基地局へ報告し、ソース基地局は、eMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応する周波数セットのうちのいずれか1つのセルへ優先的にハンドオーバさせる。
【0063】
端末は、最後までeMBMSサービス周波数セット識別子f1に対応するA3イベントを測定できなかった場合、eMBMSサービス周波数セット識別子f2に対応するA3イベントを測定し、eMBMSサービス周波数セット識別子f2に対応するA3イベントの測定レポートをソース基地局へ報告する。ソース基地局は、eMBMSサービス周波数セット識別子f2に対応する周波数セットのうちのいずれか1つのセルへ優先的にハンドオーバさせる。
【0064】
上記方法を実現するために、本発明の実施例はまた端末60を提供し、
図6に示すように、当該端末60は、送信モジュール601、および測定報告モジュール602を含む。
【0065】
送信モジュール601は、eMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ送信するように構成され、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられる。
【0066】
測定報告モジュール602は、前記ソース基地局により送信された、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントを測定し、イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、測定レポートをソース基地局へ報告するように構成され、前記測定レポートは、ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットを有するセル内へのハンドオーバー判断を保障して完了するために用いられる。
【0067】
ここで、前記測定報告モジュール602は、第一測定報告サブモジュール6021、および第二測定報告モジュール6022を含む。
【0068】
第一測定報告サブモジュール6021は、ソース基地局により送信された第一イベント測定構成(ソース基地局が前記eMBMSサービス周波数セット識別子に基づいて送信する)に応じて、第一イベント測定(即ち前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントへの測定)を行い、得た第一イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、第一イベント測定レポートをソース基地局へ報告するように構成される。
【0069】
第二測定報告モジュール6022(第一測定報告サブモジュール6021と連結)は、ソース基地局により送信された第一イベント測定構成(ソース基地局が前記eMBMSサービス周波数セット識別子に基づいて送信する)に応じて、第二イベント測定(即ち前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントへの測定)を行い、得た第二イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、第二イベント測定レポートをソース基地局へ報告するように構成される。
【0070】
実際の応用において、上記送信モジュール601は、端末60における発信機により実現されることができ、測定報告モジュール602は、端末における発信機と以下のうちの1つを組み合わせて実現されることができ、即ち、中心処理装置(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサユニット(MPU:Micro Processor Unit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)である。
【0071】
本発明の実施例はまた基地局70を提供し、
図7に示すように、当該基地局70は、受信モジュール701、測定構成モジュール702、及びハンドオーバモジュール703を含む。
【0072】
受信モジュール701は、端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信するように構成され、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのeMBMSサービスの周波数セットを区別するために用いられる。
【0073】
測定構成モジュール702は、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、前記端末へ周波数セットに対応するイベント測定構成を送信するように構成される。
【0074】
ハンドオーバモジュール703は、端末により報告された測定レポートに基づいて、セルハンドオーバ判断を行い、前記端末を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルへハンドオーバするように構成される。
【0075】
好ましくは、前記測定構成モジュール702は、第一測定構成サブモジュール7021、および第二測定構成サブモジュール7022を含む。
【0076】
第一測定構成サブモジュール7021は、端末により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応する第一イベント測定構成を前記端末へ送信するように構成される。
【0077】
第二測定構成サブモジュール7022(第一測定構成サブモジュール7021と連結)は、端末により報告された第一イベント測定レポートを受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応する第二イベント測定構成を前記端末へ送信するように構成される。
【0078】
上記受信モジュール701は、基地局70における受信機により実現されることができ、測定構成モジュール702は、基地局70の受信機と以下のうちの1つを組み合わせて実現されることができ、即ち、CPU、DSP、MPU、又はFPGAであり、ハンドオーバモジュール703は、基地局70のCPU、DSP、MPU又はFPGAにより実現されることができる。
【0079】
本発明の実施例はまたeMBMSサービス継続性を維持するシステムを提供し、
図9に示すように、基地局70(基地局70がソース基地局である)、端末60、及び基地局80(基地局80がターゲット基地局である)を含む。
【0080】
前記端末60は、eMBMSサービス周波数セット識別子をソース基地局へ送信し、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのイベントを測定し、イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ測定レポートを報告するように構成され、前記測定レポートは、前記ソース基地局が端末の現在のeMBMSサービスに対応する同じ周波数セットのセルへのハンドオーバを判断するために用いられる。
【0081】
前記基地局70は、端末60により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信し、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応するイベント測定構成を前記端末60へ送信し、前記端末60により報告された測定レポートを受信する場合、セルハンドオーバ判断を行い、前記端末60を前記eMBMSサービス周波数セット識別子に対応する周波数セットのうちのいずれか1つの周波数のセルの基地局80(ターゲット基地局)へハンドオーバするように構成される。
【0082】
ここで、前記eMBMSサービス周波数セット識別子は、異なるタイプのサービスeMBMS周波数セットを区別するために用いられる。
【0083】
1つの実施形態として、端末60は、前記ソース基地局により送信された第一イベント測定構成に応じて第一イベント測定を行い、第一イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、前記ソース基地局へ第一イベント測定レポートを報告するように構成され、前記第一イベント測定レポートは、前記ソース基地局がセルハンドオーバを行うかどうかを決定するために用いられる。
【0084】
端末60は、前記ソース基地局により送信された第二イベント測定構成に応じて第二イベント測定を行い、第二イベント測定結果が予め設定された条件を満たす場合、ソース基地局へ第二イベント測定レポートを報告するように構成され、前記第二イベント測定レポートは、前記ソース基地局がセルハンドオーバを終了するかどうかを決定するために用いられる。
【0085】
1つの実施形態として、基地局70は、前記端末60により送信されたeMBMSサービス周波数セット識別子を受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応する第一イベント測定構成を前記端末60へ送信し、前記端末60に報告された第一イベント測定レポートを受信する場合、前記eMBMSサービス周波数セット識別子に応じて、周波数セットに対応する第二イベント測定構成を前記端末60へ送信するように更に構成される。
【0086】
例えば、前記端末60の構成及び各構成部分の機能は、
図6に示された構成および各モジュールを使用することができ、前記基地局70の構成及び各構成部分の機能は、
図7に示された構成および各モジュールを使用することができる。
【0087】
以上のように、本発明の実施例において、端末、基地局及び関連プロセスを改良し、
図6に示された端末と
図7に示された基地局が互いに配合して、本発明の実施例におけるeMBMSサービス継続性を維持する方法を実現することができる。しかし、従来技術における端末と基地局の送受信において、MBMSInterestIndicationを含むメッセージには、受信中のeMBMSサービスの周波数セットと関心を持っているeMBMSサービスの周波数セットを区別するための異なるeMBMSサービス周波数セット識別子が含まれない。端末の前方互換性を保持するために、従来技術の旧いバージョンの端末は、
図8に示すような処理プロセスを使用することができる。具体的には、端末がeNBへeMBMSサービスの周波数セットが含まれているMBMSInterestIndicationを連続2回に送信する。2回のMBMSInterestIndicationに含まれているeMBMSサービスの周波数セットが一致した場合、eNBは、周波数セットのうちの一回目の周波数が受信中のeMBMSサービスの周波数であると認める。このように、旧いバージョンの端末を大きく改良しなくても、本発明の実施例に係る技術案を実現することができる。
【0088】
当業者であれば、本発明の実施例は、方法、システム又はコンピュータプログラム製品を提供することができると理解される。このため、本発明は、ハードウェアの実施例、ソフトウェアの実施例又はソフトウェアとハードウェア結合された実施例形態を採用することができる。さらに、本発明は、コンピュータ用プログラムコードが含まれる1つ以上のコンピュータ用記憶媒体(磁気記憶デバイス、光データ記憶デバイスを含むが、これらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品形態を採用することができる。
【0089】
本発明は、本発明の実施例における方法、設備(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図により記述されるものである。コンピュータプログラム命令により、フローチャート及び/又はブロック図のうちの各プロセス及び/又はブロック、フローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの結合を実現することができると理解される。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋込まれた処理機又は他のプログラマブルデータ処理設備のプロセッサに提供して1つの機器を生成して、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理設備のプロセッサで命令を実行して、フローチャートにおける1つ以上のプロセス及び/又はブロック図における1つ以上のブロックで指定される機能装置を生成する。
【0090】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理設備を特定形態で動作させるコンピュータ読取可能メモリに記憶されて、当該コンピュータ読取可能メモリに記憶された命令は、命令装置を含む製品を生成する。当該命令装置は、フローチャートにおける1つ以上のプロセス及び/又はブロック図における1つ以上のブロックで指定される機能を実現する。
【0091】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理設備にロードされて、コンピュータ又は他のプログラマブル設備は、一連の操作ステップを実行してコンピュータでの処理を実現し、コンピュータは他のプログラマブル設備により実行される命令は、フローチャートにおける1つ以上のプロセス及び/又はブロック図における1つ以上のブロックで指定される機能ステップを実現する。
【0092】
以上の説明は、本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。