特許第6490474号(P6490474)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6490474
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】射出成形機
(51)【国際特許分類】
   B29C 45/40 20060101AFI20190318BHJP
   B29C 45/76 20060101ALI20190318BHJP
【FI】
   B29C45/40
   B29C45/76
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-67682(P2015-67682)
(22)【出願日】2015年3月27日
(65)【公開番号】特開2016-185694(P2016-185694A)
(43)【公開日】2016年10月27日
【審査請求日】2017年10月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002107
【氏名又は名称】住友重機械工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 基文
【審査官】 中山 基志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−108094(JP,A)
【文献】 特開平04−098457(JP,A)
【文献】 特開2010−108047(JP,A)
【文献】 特開平07−132536(JP,A)
【文献】 特表2008−534321(JP,A)
【文献】 特開2006−150837(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C45/00−45/84
B29C33/00−33/76
B22D15/00−17/32
G05B19/418
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
成形動作を制御するコントローラと、
前記成形動作の開始前に前記コントローラによって確認する複数の項目に対応する複数の情報の組合せが埋め込まれた確認用のコードを読み取り、前記コントローラに出力する読取装置とを備え、
前記コントローラは、前記確認用のコードの情報と照合する情報を、当該情報に関連する装置に付された1次元コードまたは/および2次元コードを前記読取装置によって読み取ることで取得し、
前記確認用のコードの情報と照合する情報は、成形品を保持する取出チャックに関する情報を含み、
前記コントローラは、前記取出チャックに関する情報を、当該情報に関連する装置に付された1次元コードまたは/および2次元コードを前記読取装置によって読み取ることで取得する、射出成形機。
【請求項2】
前記コントローラは、前記確認用のコードの情報と照合する情報を前記項目毎に異なる情報源から取得する、請求項1に記載の射出成形機。
【請求項3】
前記コントローラは、前記確認用のコードの情報と照合する情報が全ての前記項目において前記確認用のコードの情報に一致する場合に、前記成形動作の禁止を解除する、請求項1または2に記載の射出成形機。
【請求項4】
画面を表示する表示装置を備え、
前記コントローラは、前記確認用のコードに関する情報を、前記表示装置に表示させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成形機に関する。
【背景技術】
【0002】
射出成形機は、金型装置の型閉、型締、型開を行う型締装置と、金型装置のキャビティ空間に成形材料を充填する射出装置とを有する(例えば、特許文献1参照)。射出成形機の周辺には、取出機が配設される。取出機は、成形品を保持する取出チャックを有し、取出チャックを移動させることで成形品を射出成形機から取り出す。
【0003】
多品種の成形品を製造するため、金型装置の交換、成形材料の交換、取出機の取出チャックの交換などの段取り作業が行われる。これらの段取り作業を段取り替えと呼ぶ。ユーザは、段取り替えの後、成形開始の前に、金型装置の種類、成形材料の種類、取出チャックの種類などを確認する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−100896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、成形開始の前の確認不足などにより、誤設定が行われることがあり、不良品が出ることがあった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、成形品の歩留まりを向上した、射出成形機の提供を主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
成形動作を制御するコントローラと、
前記成形動作の開始前に前記コントローラによって確認する複数の項目に対応する複数の情報の組合せが埋め込まれた確認用のコードを読み取り、前記コントローラに出力する読取装置とを備え、
前記コントローラは、前記確認用のコードの情報と照合する情報を、当該情報に関連する装置に付された1次元コードまたは/および2次元コードを前記読取装置によって読み取ることで取得し、
前記確認用のコードの情報と照合する情報は、成形品を保持する取出チャックに関する情報を含み、
前記コントローラは、前記取出チャックに関する情報を、当該情報に関連する装置に付された1次元コードまたは/および2次元コードを前記読取装置によって読み取ることで取得する、射出成形機が提供される。


【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、成形品の歩留まりを向上した、射出成形機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。
図2】一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。
図3】一実施形態によるコントローラの処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
【0011】
図1は、一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。
【0012】
射出成形機は、型締装置10、射出装置40、操作装置50、表示装置60、コントローラ70、および読取装置80などを有する。
【0013】
型締装置10は、固定金型32が取付けられる固定プラテン12と、可動金型33が取付けられる可動プラテン13とを有する。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。
【0014】
型締装置10は、固定プラテン12に対し可動プラテン13を移動させ、金型装置30の型閉、型締、型開を行う。型締状態の固定金型32と可動金型33との間にキャビティ空間が形成される。
【0015】
尚、本実施形態の型締装置10は、型開閉方向が水平方向の横型であるが、型開閉方向が鉛直方向の竪型であってもよい。竪型の型締装置は、固定プラテンとしての下プラテン、可動プラテンとしての上プラテンなどを有する。下プラテンには下金型が取り付けられ、上プラテンには上金型が取り付けられる。下金型と上金型とで金型装置が構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取り付けられてもよい。
【0016】
射出装置40は、成形材料を加熱するシリンダ41と、シリンダ41の前端に設けられるノズル42と、シリンダ41内に進退自在に且つ回転自在に配設されるスクリュ43とを有する。
【0017】
射出装置40は、スクリュ43を回転させることにより、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ41からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ43の前方に送られシリンダ41の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ43が後退させられる。スクリュ43が所定位置まで後退し、スクリュ43の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、射出装置40はスクリュ43の回転を停止させる。
【0018】
射出装置40は、スクリュ43を前進させることにより、スクリュ43の前方の成形材料をノズル42を介して金型装置30のキャビティ空間に供給する。キャビティ空間に供給された液状の成形材料は冷却固化され、成形品が得られる。
【0019】
成形品は、型開後、取出機110(図1参照)によって取り出される。取出機110は、成形品を保持する取出チャック111を有し、取出チャック111を移動させることで成形品を射出成形機から取り出す。取出チャック111は、型開後の可動金型33と固定金型32との間の受取位置と、射出成形機の外の取出位置との間で移動自在とされる。
【0020】
射出装置40は、成形材料供給装置120と接続される。成形材料供給装置120は、成形材料を貯留するタンク121と、タンク121とシリンダ41とを接続する配管122と、配管122の途中に設けられるバルブ123とを有する。バルブ123は、配管122を開閉したり、シリンダ41と接続されるタンク121を切り替えたりする。成形材料供給装置120は、タンク121内の成形材料を、配管122などを介してシリンダ41の後部に供給する。
【0021】
尚、本実施形態の射出装置40は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式でもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
【0022】
操作装置50および表示装置60は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。操作装置50は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号をコントローラ70に出力する。表示装置60は、コントローラ70による制御下で、操作装置50における入力操作に応じた操作画面を表示する。操作画面は、成形条件の設定などに用いられる。操作画面は、複数用意され、切り替えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置60で表示される操作画面を見ながら、操作装置50を操作することにより成形条件の設定を行う。
【0023】
尚、本実施形態の操作装置50および表示装置60は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置50は、複数設けられてもよい。
【0024】
コントローラ70は、CPU(Central Processing Unit)71と、メモリなどの記憶媒体72とを有する。コントローラ70は、記憶媒体72に記憶されたプログラムをCPU71に実行させることにより、型締装置10、射出装置40、操作装置50および表示装置60などを制御する。

【0025】
読取装置80は、1次元コードや2次元コードなどのコードを読み取り、コントローラ70に出力する。2次元コードは、マトリックス式、スタック式のいずれでもよい。マトリックス式の2次元コードとしては、QRコード(登録商標)、SPコード(登録商標)、ベリコード(VeriCode)(登録商標)、マキシコード(MaxiCode)、CPコード(登録商標)、DataMatrix、Code1などが挙げられる。スタック式の2次元コードとしては、PDF417(登録商標)、マイクロPDF417、Code49、SuperCode、Ultra Code、RSS Composite、AztecMesaなどが挙げられる。
【0026】
読取装置80は、認証コードを読み取り、コントローラ70に出力する。認証コードは、紙などの媒体に掲示される。媒体として、携帯電話などの携帯端末の画面が用いられてもよい。認証コードには複数の情報の組合せが埋め込まれており、複数の情報は成形動作の開始前にコントローラ70によって確認する複数の項目に対応する。
【0027】
上記項目としては、例えば、「成形条件名」、「金型装置」、「成形材料」、「取出チャック」などが挙げられる。
【0028】
「成形条件名」は、ユーザが成形条件に付ける名前である。名前と、成形条件とは対応付けて記憶媒体72に記憶され、記憶媒体72から読み出して用いられる。成形条件名は、例えば成形品の種類に応じて付けられる。
【0029】
「金型装置」の情報としては、金型装置30の種類などが挙げられる。金型装置30は、成形品の種類に応じて交換される。
【0030】
「成形材料」の情報としては、成形材料の種類、射出装置40と成形材料供給装置120の接続状態などが挙げられる。成形材料は、成形品の種類に応じて変更される。成形材料の変更に伴い、射出装置40と成形材料供給装置120との接続状態の変更が行われる。この変更は、例えば(1)シリンダ41と配管122との切り離し、連結、(2)バルブ123の状態の変更などを含む。
【0031】
「取出チャック」の情報としては、取出チャック111の種類などが挙げられる。取出チャック111は、成形品の種類に応じて交換される。
【0032】
コントローラ70は、成形動作の開始前に、上記項目について確認を行う。確認は、認証コードの情報と、他の情報源の情報とを照合することで行われる。よって、段取り替え時の誤設定による成形不良を低減でき、成形品の歩留まりを向上できる。
【0033】
尚、上記項目の種類や数は、適宜変更可能とされる。この変更は、権限のあるユーザのみに許可されてもよい。
【0034】
コントローラ70は、認証コードの情報と照合する情報(以下、照合情報とも称する)を、項目毎に異なる情報源から取得してよい。例えば、「成形条件名」の照合情報の情報源は記憶媒体72、「金型装置」の照合情報の情報源は金型コード、「成形材料」の照合情報の情報源は成形材料コード、「取出チャック」の照合情報の情報源は取出チャックコードである。
【0035】
コントローラ70は、照合情報を、当該照合情報に関連する装置に付されたコードを読取装置80によって読み取ることで取得してよい。コードを装置に付す方法としては、特に限定されないが、例えば紙などに印刷して装置に貼る方法、装置に直接印刷する方法などが用いられる。
【0036】
金型コードは、例えば金型装置30に付される。金型コードは、固定金型32と可動金型33のいずれに付されてもよく、両方に付されてもよい。
【0037】
成形材料コードは、例えば成形材料供給装置120および射出装置40の少なくとも一方に付される。成形材料コードは、成形材料供給装置120のタンク121、配管122、バルブ123、射出装置40のシリンダ41のいずれに付されてもよく、複数の部材に付されてもよい。
【0038】
尚、成形材料供給装置120の代わりに、ホッパがシリンダ41に接続される場合、ホッパに投入する成形材料の袋に成形材料コードが付されてもよい。
【0039】
取出チャックコードは、例えば取出機110の取出チャック111に付される。
【0040】
ユーザは、読取装置80を持ち、コードが付された装置に近づく。よって、目視による確認をユーザに促すことができる。
【0041】
コントローラ70は、照合情報が全ての項目において認証コードの情報に一致する場合に、成形動作の禁止を解除してよい。全ての項目において、認証コードの情報に一致する照合情報が取得されるまで、成形動作が禁止される。
【0042】
一時的に禁止される成形動作は、全ての成形動作でなくてもよい。例えば禁止される成形動作は成形品を繰り返し自動的に製造する全自動運転であって、段取り替えに必要な手動運転は禁止されなくてもよい。
【0043】
コントローラ70は、成形動作の制御に使用する成形条件名の選択操作などを検知すると、段取り替えが行われたと判断し、全自動運転などの成形動作を再び禁止してよい。成形動作の制御に使用する成形条件名の選択操作は、例えばユーザによる入力操作により行われる。コントローラ70は、ユーザによる操作装置50の入力操作を監視することで、成形条件名の選択操作を検知できる。
【0044】
コントローラ70は、認証コードに関する情報を、表示装置60の画面に表示させてよい。例えば、コントローラは、項目毎に、認証コードの情報、照合情報、照合結果(一致、不一致の別)などを、表示装置60の画面に表示させてよい。
【0045】
図3は、一実施形態によるコントローラの処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、全自動運転などの成形動作の開始前に、成形動作の制御に使用する成形条件名の選択操作などが行われた場合に開始される。
【0046】
先ず図3のステップS11において、コントローラ70は、全自動運転などの成形動作を禁止し、ステップS12に進む。
【0047】
ステップS12において、コントローラ70は、図3の処理の開始後に認証コードの情報が取得されたか否かをチェックする。認証コードには複数の情報の組合せが埋め込まれており、複数の情報は成形動作の開始前にコントローラ70によって確認する複数の項目に対応する。上記項目としては、例えば、「成形条件名」、「金型装置」、「成形材料」、「取出チャック」などが挙げられる。
【0048】
上記ステップS12において認証コードの情報が取得されていない場合(ステップS12、NO)、コントローラ70はステップS11に戻り、ステップS11以降の処理を続行する。
【0049】
一方、上記ステップS12において認証コードの情報が取得されている場合(ステップS12、YES)、コントローラ70はステップS13に進む。
【0050】
ステップS13において、コントローラ70は、照合情報が取得されており且つ当該照合情報が認証コードの情報と一致しているか否かをチェックする。照合情報は、項目毎に異なる情報源から取得されてよい。例えば、「成形条件名」の照合情報は記憶媒体72から、「金型装置」の照合情報は金型コードから、「成形材料」の照合情報は成形材料コードから、「取出チャック」の照合情報は取出チャックコードから取得する。
【0051】
上記ステップS13において、照合情報が取得されていない場合や、照合情報が取得されているが認証コードの情報と一致しない場合(ステップS13、NO)、コントローラ70はステップS11に戻り、ステップS11以降の処理を続行する。
【0052】
一方、上記ステップS13において、照合情報が取得されており且つ当該照合情報が認証コードの情報と一致する場合(ステップS13、YES)、コントローラ70はステップS14に進む。
【0053】
ステップS14において、コントローラ70は、全項目について認証コードの情報と照合情報とが一致しているか否かをチェックする。
【0054】
上記ステップS14において、全項目について認証コードの情報と照合情報とが一致しない場合(ステップS14、NO)、コントローラ70は、ステップS11に戻り、ステップS11以降の処理を繰り返し続行する。
【0055】
一方、上記ステップS14において、全項目について認証コードの情報と照合情報とが一致する場合(ステップS14、YES)、コントローラ70は、ステップS15に進み、全自動運転などの成形動作の禁止を解除し、今回の処理を終了する。
【0056】
以上、射出成形機の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
【0057】
例えば、コントローラ70は、読取装置80を用いて認証コードの情報を取得した場合に、認証コードの「成形条件名」の情報と一致する情報を記憶媒体72から読み出し、表示装置60の画面に表示させてよい。成形動作の制御に使用する成形条件が強制的に変更される。
【0058】
また、コントローラ70は、成形材料コードを読取装置80で読み取ることで成形材料の照合情報を取得するが、成形材料供給装置120のコントローラから成形材料の照合情報を取得してもよい。
【0059】
また、コントローラ70は、取出チャックコードを読取装置80で読み取ることで取出チャック111の照合情報を取得するが、取出機110のコントローラから取出チャック111の照合情報を取得してもよい。
【0060】
また、コントローラ70の処理の順序は、図3の順序に限定されない。例えば、認証コードの情報の取得と照合情報の取得とはどちらが先に行われてもよく、一部の照合情報の取得後であって残りの照合情報の取得前に認証コードの情報の取得が行われてもよい。また、照合のタイミングも限定されない。照合情報が取得される度に一項目ずつ照合が行われてもよいし、複数の照合情報が取得された段階で一部の項目のみまとめて照合が行われてもよいし、全ての照合情報が取得された段階で一度に全ての項目の照合が行われてもよい。
【符号の説明】
【0061】
10 型締装置
30 金型装置
32 固定金型
33 可動金型
40 射出装置
41 シリンダ
50 操作装置
60 表示装置
70 コントローラ
80 読取装置
110 取出機
120 成形材料供給装置
図1
図2
図3