【文献】
Institute for Information Industry (III),"Integrated resource scheduling for in-coverage D2D communication to support Mode 1 and Mode 2",3GPP TSG-RAN WG1♯76b R1-141499,2014年 3月31日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含み、
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含み、
任意に(optionally)、
前記即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数を含み、又は、
前記ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔、及びログ構成持続時間を含む
請求項7又は8に記載の方法。
第一リソース割当方式でD2Dリソース取得失敗の情報を集める場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、競合失敗時刻、D2D UEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見や通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセルの情報や現在常駐セルの情報やサービングセルの情報、D2D UEが競合するリソースプール情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの少なくとも1つを含み、
第二リソース割当方式でD2Dリソース取得失敗の情報を集める場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、D2D UEが要求した発見や通信リソースのタイプ、D2D UEがリソースを要求した時間、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求されたリソースが属しているセルの情報や現在サービングセル情報、発見や通信リソースの要求時の要求されたリソースに関する関連情報、基地局から返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のD2D UEの関連パラメータ、及びリソース要求の失敗回数のうちの少なくとも1つを含む
請求項7又は8に記載の方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これを鑑みて、本発明の実施例は、基地局がD2D UEにより送信されたD2Dリソース取得失敗の情報に応じてD2Dリソースを処理することで、ネットワーク側でのD2Dサービスの監視制御管理機能及びD2Dサービスのユーザー体験を向上させる情報の報告方法、装置及び記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施例に係る技術案は以下のように実現される。
【0009】
本発明の実施例は情報の報告方法を提供し、前記方法は、UED2Dリソース取得失敗の構成情報を受信することと、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集め、前記D2Dリソース取得失敗の情報を送信することとを含み、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、基地局がD2Dリソースを処理するために用いられる。
【0010】
上記の技術案において、第一リソース割当方式でD2Dリソース取得失敗の情報を集める場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、競合失敗時刻、D2D UEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見や通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセルの情報や現在常駐セルやサービングセルの情報、D2D UEの競合するリソースプール情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ以上を含み、ここで、リソース競合の関連情報は、競合失敗回数、総要求回数、再送回数、及びD2D UEによって開始されたデータパケット伝送から送信成功までの遅延を含む。
【0011】
第二リソース割当方式でD2Dリソース取得失敗の情報を集める場合、前記取得されたD2Dリソース取得失敗の情報は、D2D UEが要求した発見や通信リソースのタイプ、D2D UEがリソースを要求した時間、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求されたリソースが属しているセルの情報や現在サービングセル情報、発見や通信リソースの要求時の要求されたリソースに関する関連情報、基地局から返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のD2D UEの関連パラメータ、及びリソース要求の失敗回数のうちの1つ以上を含む。
【0012】
前記第一リソース割当方式は、競合に基づくD2Dリソース取得の方式であり、前記第二リソース割当方式は、D2D UEが基地局にD2Dリソースを要求し、基地局がD2D UEに専有D2Dリソースを割り当てる方式である。
【0013】
上記の技術案において、UEは、基地局が専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信する。
【0014】
上記の技術案において、前記D2Dリソース取得失敗の情報を送信することは、UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、専用メッセージを介して集めたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信することを含む。
【0015】
上記の技術案において、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含み、ここで、前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。
【0016】
上記の技術案において、前記D2Dリソース取得失敗の情報を送信することは、
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式が即時報告方式である場合、UEは、D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、集めたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信すること、又は、前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式がログ報告方式である場合、UEは、D2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、D2D UEが連続状態にある場合、及び/又はD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、集めたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信することを含む。
【0017】
上記の技術案において、前記即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数を含み、及び/又は、前記ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔、及びログ構成持続時間を含む。
【0018】
上記の技術案において、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する前に、前記方法は、UEは、D2Dリソース取得失敗の構成情報を受信しなかった場合、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を集め、前記取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を基地局へ送信することを含む。
【0019】
本発明の実施例はまた他の情報の報告方法を提供し、前記方法は、基地局はデバイスツーデバイス(D2D)リソース取得失敗の構成情報を送信することと、D2Dリソース取得失敗の情報を受信することとを含み、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、ドライブテスト能力を有するD2Dユーザ装置(UE)がD2Dリソース取得に失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集めるために用いられる。
【0020】
上記の技術案において、前記基地局はD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信する前に、前記方法は、基地局は、モビリティ管理エンティティ(MME)又はネットワーク管理システムが送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信することをさらに含む。
【0021】
上記の技術案において、前記基地局はD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信する前に、前記方法は、基地局はドライブテスト能力を有するD2D UEを確定することをさらに含む。
【0022】
また、前記基地局はD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信することは、基地局は、専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介してD2Dリソース取得失敗の構成情報を確定されたドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信することを含む。
【0023】
上記の技術案において、前記基地局はD2Dリソース取得失敗の情報を受信することは、基地局は、D2D UEが専用メッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の情報を受信することを含む。
【0024】
上記の技術案において、前記基地局はD2Dリソース取得失敗の情報を受信した後、前記方法は、基地局は前記D2Dリソース取得失敗の情報に応じて、D2Dリソースに対してローカル処理を行うこと、又は、前記D2Dリソース取得失敗の情報をD2Dサービス管理ネットワーク要素又は追跡収集エンティティ(TCE)へ送信することを含む。
【0025】
上記の技術案において、UEのX2ハンドオーバの場合、前記基地局がソース基地局であり、前記方法は、ソース基地局はD2Dリソース取得失敗の構成情報をターゲット基地局へ送信することと、ターゲット基地局は、ハンドオーバが完了した後、D2Dリソース取得失敗の情報を報告できるD2D UEを確定することと、ターゲット基地局は、D2Dリソース取得失敗の構成情報を前記D2D UEのエアインターフェースに送信することとをさらに含み、ここで、ソース基地局のD2Dリソース取得失敗の構成情報の伝送は、シグナリングに基づく即時報告構成情報のintra−PLMNのX2ハンドオーバに適用され、又は構成情報の有効性を満たすinter−PLMNのX2ハンドオーバに適用される。
【0026】
上記の技術案において、UEのS1ハンドオーバの場合、前記基地局がソース基地局であり、前記方法は、ソース基地局がターゲット基地局とハンドオーバを行い、ハンドオーバが完了した後、ターゲットMME又はネットワーク管理システムは、ターゲット基地局を介してD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信することを決定することをさらに含む。
【0027】
上記の技術案において、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含み、ここで、前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。
【0028】
上記の技術案において、前記即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数を含み、及び/又は、前記ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔、及びログ構成持続時間を含む。
【0029】
上記の技術案において、第一リソース割当方式でD2Dリソース取得失敗の情報を集める場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、競合失敗時刻、D2D UEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見や通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセルの情報や現在常駐セルの情報やサービングセルの情報、D2D UEの競合するリソースプール情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ上を含む。
【0030】
第二リソース割当方式でD2Dリソース取得失敗の情報を集める場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、D2D UEが要求した発見や通信リソースのタイプ、D2D UEがリソースを要求した時間、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求されたリソースが属しているセルの情報や現在サービングセル情報、発見や通信リソースの要求時の要求されたリソースに関する関連情報、基地局から返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のD2D UEの関連パラメータ、及びリソース要求の失敗回数のうちの1つ上を含む。
【0031】
上記の技術案において、D2Dリソース取得失敗の情報を受信する前に、前記方法は、基地局は、UEにより送信された、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信することをさらに含む。
【0032】
本発明の実施例はまたユーザ装置を提供し、前記ユーザ装置は、
D2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される第一受信モジュールと、
D2Dリソースを取得し、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集め、第一送信モジュールをトリガーするように構成される取得モジュールと、
D2Dリソース取得失敗の情報を送信するように構成される第一送信モジュールとを含み、
前記D2Dリソース取得失敗の情報は、基地局がD2Dリソースを処理するために用いられる。
【0033】
上記の技術案において、前記第一受信モジュールは、具体的には、基地局が専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される。
【0034】
上記の技術案において、前記第一送信モジュールは、具体的には、専用メッセージを介してD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信するように構成される。
【0035】
上記の技術案において、前記第一送信モジュールは、具体的には、D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信し、又は、集めたD2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、D2D UEが接続状態にある場合、D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信するように構成される。
【0036】
上記の技術案において、前記第一送信モジュールは、さらに、第一受信モジュールがD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信しなかった場合、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を集め、前記取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を基地局へ送信するように構成される。
【0037】
本発明の実施例はまた基地局を提供し、
D2Dリソース取得失敗の構成情報を送信するように構成される第二送信モジュールと、
D2Dリソース取得失敗の情報を受信するように構成される第二受信モジュールとを含み、
前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、ドライブテスト能力を有するD2D UEがD2Dリソース取得に失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集めるために用いられる。
【0038】
上記の技術案において、前記第二受信モジュールは、さらに、D2Dリソース取得失敗の構成情報を送信する前に、MME又はネットワーク管理システムが送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される。
【0039】
上記の技術案において、前記基地局は、ドライブテスト能力を有するD2D UEを確定するように構成される確定モジュールさらに含み、
前記第二送信モジュールは、具体的には、専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信するように構成される。
【0040】
上記の技術案において、前記第二受信モジュールは、具体的には、D2D UEが専用メッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の情報を受信するように構成される。
【0041】
上記の技術案において、前記基地局は、処理モジュールをさらに含み、
前記処理モジュールは、前記D2Dリソース取得失敗の情報に応じて、D2Dリソースに対してローカル処理を行い、又は、前記取得されたD2Dリソース取得失敗の情報をD2Dサービス管理ネットワーク要素又はTCEへ送信するように構成される。
【0042】
上記の技術案において、前記第二送信モジュールは、UEのX2ハンドオーバの場合、さらに、D2Dリソース取得失敗の構成情報をターゲット基地局へ送信するように構成され、
前記確定モジュールは、さらに、ハンドオーバが完了した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を報告できるD2D UEを確定するように構成され、
前記第二送信モジュールは、さらに、D2Dリソース取得失敗の構成情報を前記D2D UEのエアインターフェースに送信するように構成される。
【0043】
上記の技術案において、UEのS1ハンドオーバの場合、前記基地局がソース基地局であり、前記処理モジュールは、さらに、ターゲット基地局とのハンドオーバを行い、ハンドオーバが完了した場合、ターゲットMME又はネットワーク管理システムは、ターゲット基地局を介してD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信することを決定するように構成される。
【0044】
上記の技術案において、前記第二受信モジュールは、さらに、D2Dリソース取得失敗の情報を受信する前に、UEにより送信された、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される。
【0045】
本発明の実施例はまたコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体には、上記情報の報告方法を実行するように構成されるコンピュータ実行可能な命令が記憶される。
【0046】
本発明の実施例によって提供される情報の報告方法、装置及び記憶媒体によれば、基地局は、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信し、D2D UEは、D2Dリソース取得失敗の構成情報を受信した後、D2Dリソースの取得が失敗したことを確定する場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信し、基地局はD2Dリソース取得失敗の情報を受信する。本発明の実施例における前記D2D UEは、ドライブテスト能力を有するD2D UEであるため、D2Dリソース取得失敗の情報を集めて基地局へ送信することができる。基地局は、受信されたD2Dリソース取得失敗の情報に応じて、D2Dリソースを処理して、ネットワーク側でのD2Dサービスの監視制御管理機能を向上させ、手動ドライブテスト作業を減少し、D2Dサービスのユーザー体験を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本発明の実施例において、基地局は、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信する。D2D UEは、D2Dリソース取得失敗の構成情報を受信した後、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。基地局はD2Dリソース取得失敗の情報を受信する。本発明の実施例における前記D2D UEは、ドライブテスト能力を有するD2D UEである。
【0049】
以下、本実施例における前記技術案をより良く理解するために、D2D技術とMDTに関する知識を簡単に説明する。D2D技術は、許可された周波数帯に応用されても良いし、許可されていない周波数帯に応用されてもよく、D2D機能をサポートする複数のUEを許容し、即ち、D2D UEは、ネットワークインフラストラクチャにかかわらず、直接発見又は直接通信を行う。D2D技術の応用モードは、
図1のように、主に3つのモードがある。
【0050】
1)
図1に示すモード1のように、UE1とUE2は、セルラーネットワークのカバレッジにおいてデータ送受信を行う。ユーザプレーンデータは、ネットワークインフラストラクチャを経由しない。
【0051】
2)
図1に示すモード2のように、弱カバレッジエリア又はカバーされていないエリア内のUEが中継送信を行う。信号品質が悪いUE4はネットワークによってカバーされている近くのUE3を介してネットワークと通信し、オペレータがカバレッジ範囲を拡大し、容量を向上させることを協力する。
【0052】
3)
図1に示すモード3のように、地震又は緊急事態が発生して、セルラーネットワークが正常に動作していない場合、装置間の直接通信を許可する。UE5、UE6及びUE7の間の制御プレーンとユーザプレーンは、いずれもネットワークインフラストラクチャを経ずに、シングルホップ又はマルチホップのデータ通信を行う。
【0053】
オペレータが専用装置を使用して手動のドライブテストを行うコストと複雑性を低減するために、第3世代の移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Projects)組織は、地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)と進化地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)システムのリリース10(Release−10)にMDT機能を導入し始めた。UTRANは、基地局(Node B)と無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)を含み、これに対応するコアネットワーク(CN:Core Network)は、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)、移動交換局サーバー(MSC Server:Mobile Switching Centre Server)、サービス提供GPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)等を含む。E−UTRANは、進化基地局(eNB)を含み、それに対応するコアネットワークCNは、HSSとモビリティ管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)等を含む。MDT機能として、UEで測定情報を自動に集め、制御シグナリングによって無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)へ報告する。そして、無線アクセスネットワークを介して保守運用(OAM:Operation And Maintenance)システムの追跡収集エンティティ(TCE:Trace Collection Entity)に報告する。MDTの応用は、主に、カバレッジ最適化、容量最適化、モビリティ最適化、共通チャネルパラメータの最適化等を含む。
【0054】
従来のMDT技術は、異なるMDT構成モードに応じて、管理に基づくMDT(Management based MDT)とシグナリングに基づくMDT(Signaling based MDT)プロセスをサポートする。管理に基づくMDTは、主に、特定エリア範囲内のUEに対するものであり、シグナリングに基づくMDTは、主に、特定UEに対してMDT構成を行うことである。シグナリングに基づくMDTは、通常に、移動加入者識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)又は国際携帯機器識別番号(IMEI:International Mobile Station Equipment Identity)でいずれかのUEを指定し、また、エリア情報を加えてUEの選択を限定する。
【0055】
従来技術において、MDTは、UEが接続状態又はアイドル状態でMDT測定を行うことをサポートする。従来MDT技術は、異なるUE報告方式によって、即時MDT(Immediate MDT)とログMDT(Logged MDT)という2つの方式をサポートする。即時MDT方式として、UEが接続状態でMDT構成情報に応じてMDT測定を行い、測定情報を無線アクセスネットワークへタイムリーに報告し、そして、無線アクセスネットワークを介してTCEへ報告する。ログMDT方式として、UEがアイドル状態でMDT構成情報に応じてMDT測定を行い、測定情報を記憶し、UEが接続状態に移行する場合、測定情報を無線アクセスネットワークへ報告し、無線アクセスネットワークを介してTCEへ報告する。
【0056】
UEに即時MDTの構成情報とログMDTの構成情報という2つの構成情報を同時に設定することができる。ネットワーク側は、UEが接続状態にある場合、このような2つのMDT構成情報を構成する。即時MDT構成情報とログMDT構成情報は、いずれも、MDT適用範囲、UEの識別情報、及びMDT測定内容を含む。ここで、MDT適用範囲はセルリスト又はTAリストで示すことができ、UEの識別情報はユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)においてUEに基づく追跡のみために用いられる。即時報告方式とログ報告方式との相違点として、即時MDT構成情報は、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数をさらに含み、ログMDT構成情報は、ログ記録間隔、及びログ構成持続時間をさらに含む。
【0057】
本発明の実施例における基地局側の情報の報告方法の基本的な処理プロセスは、
図2に示すように、以下のステップを含む。
【0058】
ステップ101において、基地局はD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信する。
【0059】
具体的には、基地局は、まず、MME又はネットワーク管理システムからのD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信し、次に、ドライブテスト能力を有するD2D UEを確定し、最後に、専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信する。
【0060】
1つの実施例において、デバイスツーデバイスリソース取得失敗の情報を報告するプロセスにおいて、D2D UEのS1ハンドオーバの場合、ターゲットMME又はネットワーク管理システムは、ターゲット基地局D2Dがリソース取得失敗の構成情報を送信するかどうかを決定する。
【0061】
デバイスツーデバイスリソース取得失敗の情報を報告するプロセスにおいて、D2D UEのX2ハンドオーバの場合、MME又はネットワーク管理システムからD2Dリソース取得失敗の構成情報を取得したソース基地局が、ターゲット基地局へハンドオーバ要求メッセージを送信する時に、X2インタフェースメッセージを介して、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報をターゲット基地局へ伝送し、ハンドオーバが完了した場合、ターゲット基地局はドライブテスト能力を有するD2D UEを確定し、D2Dリソース取得失敗の構成情報を、ドライブテスト能力を有するD2D UEのエアインターフェースへ送信する。
【0062】
ここで、基地局の間のD2Dリソース取得失敗の構成情報の転送は、シグナリングに基づく即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報のintra−PLMNのX2ハンドオーバに適用され、又は構成情報の有効性を満たすintra−PLMNのX2ハンドオーバに適用される。
【0063】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含む。
【0064】
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。即時報告方式として、D2D UEは、D2Dリソースの取得が失敗した場合、即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信する。前記ログ報告方式として、D2D UEは、D2Dリソースの取得が失敗した場合、発生したD2D UEのD2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、D2D UEが接続状態にある場合、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成要求に応じて、適当なタイミングに記憶されたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0065】
即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数をさらに含む。ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔、及びログ構成持続時間をさらに含む。
【0066】
1つの実施例において、D2D UEがネットワークのカバレッジ内にあり且つUEが接続状態にある場合、ネットワーク側は、D2D UEに即時報告方式及び/又はログ報告方式を設定する。D2D UEがネットワークのカバレッジ内にあり、且つアイドル状態にある及び/又は接続状態にある場合、ネットワーク側は、D2D UEにログ報告方式を設定する。D2D UEがネットワークのカバレッジ外にある場合、ネットワーク側は、D2D UEにログ報告方式を設定する。
【0067】
ステップ102において、基地局はD2Dリソース取得失敗の情報を受信する。
【0068】
具体的には、基地局は、D2D UEが専用メッセージを介して送信した、集めたD2Dリソース取得失敗の情報を受信する。
【0069】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の情報内容は、D2Dリソース取得失敗の構成情報によって指定される。
【0070】
第一リソース割当方式でのD2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、競合失敗時刻、D2D UEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見や通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセルの情報や現在常駐セルやサービングセルの情報、D2D UEの競合するリソースプール情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ以上の情報を含むが、これらに限定されない。ここで、前記リソース競合の関連情報は、競合失敗回数、総要求回数、再送回数、及びD2D UEによって開始されたデータパケット伝送から送信成功までの遅延等を含む。
【0071】
第二リソース割当方式でのD2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、D2D UEが要求した発見や通信リソースのタイプ、D2D UEがリソースを要求した時間、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求されたリソースが属しているセルの情報や現在サービングセル情報、発見や通信リソースの要求時の要求されたリソースに関する関連情報、基地局から返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のD2D UEの関連パラメータ、及びリソース要求の失敗回数のうちの1つ以上の情報を含むが、これらに限定されない。
【0072】
ステップ102を実行した後、前記方法は、
基地局は、前記D2Dリソース取得失敗の情報に応じて、D2Dリソースに対してローカル処理を行う、又は、前記D2Dリソース取得失敗の情報をD2Dサービス管理ネットワーク要素又はTCEへ送信することをさらに含む。
【0073】
本発明の実施例におけるユーザ装置側の情報の報告方法の基本的な処理プロセスは、
図3に示すように、以下のステップを含む。
【0074】
ステップ201において、UEは、D2Dリソース取得失敗の構成情報を受信する。
【0075】
具体的には、UEは、基地局が専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信する。
【0076】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含む。
【0077】
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。接続状態にあるUEに即時報告方式を設定し、アイドル状態にあるUEにログ報告方式を設定する。所定時間又はイベントでトリガーして、基地局を介してネットワークへ報告する。D2D UEが、ネットワークのカバレッジ内にあり、且つアイドル及び/又は接続状態にある場合、ログ報告方式を設定する。ネットワークのカバレッジ外にあるD2D UEにログ報告方式を設定する。
【0078】
即時報告方式として、D2D UEは、D2Dリソースの取得が失敗した場合、即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信する。前記ログ報告方式として、D2D UEは、D2Dリソースの取得が失敗した場合、発生したD2D UEのD2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、D2D UEが接続状態にある場合、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報における所定の時間又はイベントのトリガーに応じて、記憶されたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0079】
即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数をさらに含み、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔及びログ構成持続時間をさらに含む。
【0080】
ここで、D2D UEは、D2D UED2Dリソース取得失敗の構成情報を受信する前に、D2Dリソース使用要求を基地局へ送信する。D2D UEは、基地局が前記D2Dリソース使用要求を受信しなかった場合又はD2D UEが基地局により確定されたD2Dリソース使用方式を受信しなかった場合、D2Dリソース取得失敗の構成情報の取得が失敗し、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を集め、前記取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を基地局へ送信する。
【0081】
ステップ202において、UEは、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。
【0082】
具体的には、UEは、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。
【0083】
ここで、前記D2D UEのD2Dリソース取得失敗の情報は、第一リソース割当方式でのD2Dリソース取得失敗の情報、及び/又は第二リソース割当方式でのD2Dリソース取得失敗の情報を含む。
【0084】
ここで、第一リソース割当方式でのD2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、競合失敗時刻、D2D UEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見や通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセルの情報や現在常駐セルやサービングセルの情報、D2D UEの競合するリソースプール情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ以上の情報を含むが、これらに限定されない。ここで、前記リソース競合の関連情報は、競合失敗回数、総要求回数、再送回数、D2D UEによって開始されたデータパケット伝送から送信成功までの遅延等を含む。
【0085】
第二リソース割当方式でのD2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、D2D UEが要求した発見や通信リソースのタイプ、D2D UEがリソースを要求した時間、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求されたリソースが属しているセルの情報や現在サービングセル情報、発見や通信リソースの要求時の要求されたリソースに関する関連情報、基地局から返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のD2D UEの関連パラメータ、及びリソース要求の失敗回数のうちの1つ以上の情報を含むが、これらに限定されない。
【0086】
1つの実施例において、D2D UEのS1ハンドオーバの場合、基地局への取得されたD2Dリソース取得失敗の情報の送信を停止する。D2D UEは、X2インタフェースに基づくハンドオーバが完了した場合、集めたD2Dリソース取得失敗の情報をターゲット基地局へ送信する。
【0087】
ステップ203において、UEは、前記D2Dリソース取得失敗の情報を送信する。
【0088】
具体的には、UEは、専用メッセージを介してD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0089】
本発明の実施例における前記UEは、ドライブテスト能力を有するD2D UEである。
【0090】
実施例一
本発明の実施例一における情報の報告方法の詳細な処理プロセスは、
図4に示すように、以下のステップを含む。
【0091】
ステップ301において、基地局は、D2Dリソース取得失敗の構成情報を取得する。
【0092】
具体的には、基地局は、MME又はネットワーク管理システムにより送信されたD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信する。
【0093】
ここで、前記構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含む。
【0094】
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。即時報告方式として、D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信する。前記ログ報告方式として、D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、発生したD2D UEのD2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、D2D UEが接続状態にある場合、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、記憶されたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0095】
即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数をさらに含み、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔及びログ構成持続時間をさらに含む。
【0096】
ステップ302において、基地局は、D2Dリソース取得失敗の構成情報をD2D UEへ送信する。
【0097】
具体的には、基地局は、ドライブテスト能力を有するMDT対応D2D UEを確定してから、専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信する。
【0098】
ステップ303において、D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。
【0099】
具体的には、UEは、D2Dリソース取得が失敗したことを確定する場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。
【0100】
D2D UEは、D2Dサービス例えばD2D発見による発見信号の送信又はD2D通信によるデータ送信を行う場合、D2Dリソースを取得する必要がある。競合に基づくD2Dリソース取得方式として、基地局又はシステムが1つのD2Dリソースプールを予め割当て、D2D発見又はD2D通信を行うD2D UEは、当該リソースプールを監視し、競合方式でD2D送信リソースを取得する。MDT対応D2D UEは、競合方式でのD2Dリソース取得が失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、許可未通過、リソース制御、リソース不足、競合取得タイムアウト、競合失敗時刻にUEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見/通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセル情報や現在常駐セルやサービングセル情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ以上を含む。
【0101】
ここで、UEが基地局にリソースを要求する場合に、前記競合失敗原因が有効である。前記リソース制御について、UEの優先レベル等の情報に対して進入許可制御を行う。
【0102】
前記周囲の無線ネットワークの環境情報は、UEが失敗時刻に記録したサービングセル及び/又は隣接セルの信号品質情報を含む。
【0103】
前記位置情報は、競合失敗の場合の現在サービングセルのセル国際識別子(ECGI:E−UTRAN Cell Global Identifier)、GPS等を含む。
【0104】
前記競合失敗時刻の情報は、相対的な時間の長さ又はUEの絶対タイムスタンプを含んでもよい。
【0105】
前記リソース競合の関連情報は、競合失敗回数、総要求回数、再送回数、UEによって開始されたデータパケット伝送から送信成功までの遅延等を含む。
【0106】
D2D UEが基地局にD2Dリソースを要求し、基地局がD2D UEに専有D2Dリソースを割り当てる。D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。前記D2Dリソース取得失敗の情報は、UEが要求したリソースタイプ、UEがリソースを要求した時間、リソース要求とき属しているセル情報や現在サービングセル情報、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、D2D UEの失敗時刻の周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求した発見や通信リソース関連情報、基地局の返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のUEの関連パラメータ、及び要求したリソースの関連情報のうちの1つ以上を含む。
【0107】
ここで、前記UEが要求したリソースタイプは、発見リソース又は通信リソースを含む。
【0108】
前記D2D UEの失敗時刻の周囲の無線ネットワークの環境情報は、例えばUEが失敗時刻に記録したサービングセル及び/又は隣接セルの信号品質情報を含む。
【0109】
前記位置情報は、リソース要求失敗時刻の経度、緯度、GPS等を含む。
【0110】
前記失敗時のUEの関連パラメータは、UE送信電力等を含む。
【0111】
前記要求したリソースの関連情報は、重複要求の失敗回数と要求の合計回数等を含む。
【0112】
ステップ304において、UEは、前記D2Dリソース取得失敗の情報を送信する。
【0113】
具体的には、端末は、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報における所定報告方式に応じて、専用メッセージを介してD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0114】
ステップ305において、基地局は、D2Dリソース取得失敗の情報を受信する。
【0115】
具体的には、基地局は、D2D UEが専用メッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の情報を受信する。
【0116】
ステップ306において、基地局は、前記D2Dリソース取得失敗の情報に応じて、D2Dリソースに対してローカル処理を行い、又は、前記D2Dリソース取得失敗の情報をD2Dサービス管理ネットワーク要素又は追跡収集エンティティ(TCE)へ送信する。
【0117】
実施例二
D2D UEは、即時報告方式でデバイスツーデバイスリソース取得失敗の情報を報告する場合、X2ハンドオーバを行う。本発明の実施例二における情報の報告方法の詳細な処理プロセスは、
図5に示すように、以下のステップを含む。
【0118】
ステップ401において、D2D UEは、集めたD2Dリソース取得失敗の情報をソース基地局へ送信する。
【0119】
ステップ402において、D2D UEは、ハンドオーバ前の測定レポートをソース基地局へ送信する。
【0120】
ステップ403において、ソース基地局は、測定レポートを受信した後、ハンドオーバ要求をターゲット基地局へ送信する。
【0121】
ここで、前記ハンドオーバ要求にはD2Dリソース取得失敗の構成情報が含まれる。前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数を含む。
【0122】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は即時報告方式である。
【0123】
ステップ404において、ターゲット基地局は、ハンドオーバ要求応答をソース基地局へ送信する。
【0124】
ステップ405において、ターゲット基地局とソース基地局は、X2に基づくハンドオーバを完了する。
【0125】
ステップ406において、ターゲット基地局は、D2Dリソース取得失敗の情報を報告できるD2D UEを選択する。
【0126】
ここで、前記D2D UEは、ドライブテスト能力を有するD2D UEである。
【0127】
ステップ407において、ターゲット基地局は、D2Dリソース取得失敗の構成情報を選択されたD2D UEへ送信する。
【0128】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、ステップ403のD2Dリソース取得失敗の構成情報と同じである。
【0129】
ステップ408において、D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集め、前記D2Dリソース取得失敗の情報をターゲット基地局へ送信する。
【0130】
具体的には、UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を集め、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報における所定報告方式に応じて、専用メッセージを介してD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0131】
D2D UEは、D2Dサービス例えばD2D発見による発見信号の送信又はD2D通信によるデータ送信を行う場合、D2Dリソースを取得する必要がある。競合に基づくD2Dリソース取得方式として、基地局又はシステムが1つのD2Dリソースプールを予め割当て、D2D発見又はD2D通信を行うD2D UEは、当該リソースプールを監視し、競合方式でD2D送信リソースを取得する。MDT可能なD2D UEは、競合方式でのD2Dリソース取得が失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、許可未通過、リソース制御、リソース不足、競合取得タイムアウト、競合失敗時刻にUEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見/通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセル情報や現在常駐セルやサービングセル情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ以上を含む。
【0132】
ここで、UEが基地局にリソースを要求する場合に、前記競合失敗原因が有効である。前記リソース制御について、UE優先レベル等の情報に対して進入許可制御を行う。
【0133】
前記周囲の無線ネットワークの環境情報は、UEが失敗時刻に記録したサービングセル及び/又は隣接セルの信号品質情報を含む。
【0134】
前記位置情報は、競合失敗の場合、現在サービングセルのECGI、GPS等を含む。
【0135】
前記競合失敗時刻の情報は、相対的な時間の長さ又はUEの絶対タイムスタンプを含む。
【0136】
前記リソース競合の関連情報は、競合失敗回数、総要求回数、再送回数、UEによって開始されたデータパケット伝送から送信成功までの遅延等を含む。
【0137】
D2D UEが基地局にD2Dリソースを要求し、基地局がD2D UEに専有D2Dリソースを割り当てる。D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集める。前記D2Dリソース取得失敗の情報は、UEが要求したリソースタイプ、UEがリソースを要求した時間、リソース要求とき属しているセル情報や現在サービングセル情報、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、D2D UEの失敗時刻の周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求した発見や通信リソース関連情報、基地局の返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のUEの関連パラメータ、要求したリソースの関連情報のうちの1つ以上を含む。
【0138】
ここで、前記UEが要求したリソースタイプは、発見リソース又は通信リソースを含む。
【0139】
前記D2D UEの失敗時刻の周囲の無線ネットワークの環境情報は、例えばUEが失敗時刻に記録したサービングセル及び/又は隣接セルの信号品質情報を含む。
【0140】
前記位置情報は、リソース要求失敗時刻の経度、緯度、GPS等を含む。
【0141】
前記失敗時のUEの関連パラメータは、UE送信電力等を含む。
【0142】
前記要求したリソースの関連情報は、重複要求の失敗回数と要求の合計回数等を含む。
【0143】
以上の情報の報告方法を実現するために、本発明の実施例はまた基地局を提供し、前記基地局の構成は、
図6に示すように、第二送信モジュール11と第二受信モジュール12を含む。
【0144】
前記第二送信モジュール11は、D2Dリソース取得失敗の構成情報を送信するように構成される。前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、ドライブテスト能力を有するD2D UEがD2Dリソース取得に失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集めるために用いられる。
【0145】
前記第二受信モジュール12は、D2Dリソース取得失敗の情報を受信するように構成される。
【0146】
1つの実施例において、前記第二受信モジュール12は、さらに、D2Dリソース取得失敗の構成情報を送信する前に、MME又はネットワーク管理システムが送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される。
【0147】
1つの実施例において、前記基地局は、確定モジュール13をさらに含み、確定モジュール13は、ドライブテスト能力を有するD2D UEを確定するように構成される。
【0148】
また、前記第二送信モジュール11は、具体的には、専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEへ送信するように構成される。
【0149】
1つの実施例において、前記第二受信モジュール12は、具体的には、D2D UEが専用メッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の情報を受信するように構成される。
【0150】
1つの実施例において、前記基地局は、処理モジュール14をさらに含み、処理モジュール14は、前記D2Dリソース取得失敗の情報に応じて、D2Dリソースに対してローカル処理を行い、又は、前記D2Dリソース取得失敗の情報をD2Dサービス管理ネットワーク要素又はTCEへ送信するように構成される。
【0151】
UEのX2ハンドオーバの場合、前記第二送信モジュール11は、さらに、D2Dリソース取得失敗の構成情報をターゲット基地局へ送信するように構成される。
【0152】
前記確定モジュール13は、さらに、ハンドオーバが完了した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を報告できるD2D UEを確定するように構成される。
【0153】
また、前記第二送信モジュール11は、さらに、D2Dリソース取得失敗の構成情報を前記D2D UEのエアインターフェースに送信するように構成される。
【0154】
1つの実施例において、D2D UEのS1ハンドオーバの場合、前記基地局がソース基地局であり、前記処理モジュール14は、さらに、ターゲット基地局とのハンドオーバを行い、ハンドオーバが完了した場合、ターゲットMME又はネットワーク管理システムが、ターゲット基地局を介してD2Dリソース取得失敗の構成情報を送信するかどうかを確定するように構成される。
【0155】
D2D UEのX2ハンドオーバの場合、MME又はネットワーク管理システムからD2Dリソース取得失敗の構成情報を取得したソース基地局は、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局へ送信する場合、X2インタフェースメッセージを介して、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報をターゲット基地局へ伝送し、ハンドオーバが完了した後、ターゲット基地局は、ドライブテスト能力を有するD2D UEを確定し、D2Dリソース取得失敗の構成情報をドライブテスト能力を有するD2D UEのエアインターフェースへ送信する。
【0156】
ここで、基地局の間のD2Dリソース取得失敗の構成情報の転送は、シグナリングに基づく即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報のintra−PLMNのX2ハンドオーバに適用され、又は構成情報の有効性を満たすintra−PLMNのX2ハンドオーバに適用される。
【0157】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含む。
【0158】
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。即時報告方式として、D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信する。前記ログ報告方式として、D2D UEは、D2Dリソース取得が失敗した場合、発生したD2D UEのD2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、D2D UEが接続状態にある場合、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、記憶されたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0159】
即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数をさらに含み、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔及びログ構成持続時間をさらに含む。
【0160】
ネットワーク側は、D2D UEがネットワークのカバレッジ内にある且つ接続状態にある場合、D2D UEに即時報告方式及び/又はログ報告方式を設定する。ネットワーク側は、D2D UEがネットワークのカバレッジ内にある、且つアイドル状態にある及び/又は接続状態にある場合、ログ報告方式を設定する。ネットワーク側は、D2D UEがネットワークのカバレッジ外にある場合 、D2D UEにログ報告方式を設定する。
【0161】
以上の情報の報告方法を実現するために、本発明の実施例はまたユーザ装置を提供し、前記ユーザ装置の構成は、
図7に示すように、第一受信モジュール21、取得モジュール22、及び第一送信モジュール23を含む。
【0162】
前記第一受信モジュール21は、D2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される。
【0163】
前記取得モジュール22は、D2Dリソースを取得し、D2Dリソース取得が失敗した場合、D2Dリソース取得失敗の情報を集め、第一送信モジュールをトリガーするように構成される。
【0164】
前記第一送信モジュール23は、D2Dリソース取得失敗の情報を送信するように構成される。前記D2Dリソース取得失敗の情報は、基地局がD2Dリソースを処理するために用いられる。
【0165】
前記第一送信モジュール23は、さらに、第一受信モジュール21がD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信しなかった場合、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を集め、前記取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を基地局へ送信するように構成される。
【0166】
1つの実施例において、前記第一受信モジュール21は、具体的には、基地局が専用メッセージ又はブロードキャストメッセージを介して送信したD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信するように構成される。
【0167】
1つの実施例において、前記第一送信モジュール23は、具体的には、専用メッセージを介してD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信するように構成される。
【0168】
ここで、前記D2Dリソース取得失敗の構成情報は、D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式、D2D発見及び/又はD2D通信過程中のD2D UEのD2Dリソース失敗情報の取得指示を含む。
【0169】
前記D2Dリソース取得失敗の情報の報告方式は、即時報告方式、ログ報告方式を含む。接続状態にあるUEに即時報告方式を設定し、アイドル状態にあるUEにログ報告方式を設定する。所定時間又はイベントでトリガーして、基地局を介してネットワークへ報告する。D2D UEは、ネットワークのカバレッジ内にあり、且つアイドル及び/又は接続状態にある場合、D2Dリソース取得失敗の情報を報告する際に、ログ報告方式を使用する。ネットワークのカバレッジ外にある D2D UEは、ログ報告方式を使用する。
【0170】
即時報告方式として、D2D UEは、D2Dリソースの取得が失敗した場合、即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報に応じて、D2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ早速に送信する。前記ログ報告方式として、D2D UEは、D2Dリソースの取得が失敗した場合、発生したD2D UEのD2Dリソース取得失敗の情報を記憶し、接続状態にある場合、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報における所定の時間又はイベントのトリガーに応じて、記憶されたD2Dリソース取得失敗の情報を基地局へ送信する。
【0171】
即時報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、トリガイベントの報告、報告間隔、及び報告回数をさらに含み、ログ報告方式のD2Dリソース取得失敗の構成情報は、適用範囲、ログ記録間隔及びログ構成持続時間をさらに含む。
【0172】
1つの実施例において、第一送信モジュール23は、第一受信モジュール21がD2Dリソース取得失敗の構成情報を受信する前に、D2Dリソース使用要求を基地局へ送信する。基地局が前記D2Dリソース使用要求を受信しなかった場合又はD2D UEが基地局により確定されたD2Dリソース使用方式を受信しなかった場合、D2D UEのD2Dリソース取得失敗の構成情報の取得が失敗する。取得モジュールは、取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を集め、第一送信モジュールは、前記取得できなかったD2Dリソース取得失敗の構成情報を基地局へ送信する。
【0173】
前記D2D UE取得D2Dリソース失敗情報は、第一リソース割当方式の失敗情報及び/又は第二リソース割当方式の失敗情報を含む。ここで、前記第一リソース割当方式として、競合に基づいてD2Dリソースを取得する。前記第二リソース割当方式として、D2D UEが基地局にD2Dリソースを要求し、基地局がD2D UEに専有のD2Dリソースを割当てる。
【0174】
ここで、競合に基づくD2Dリソース取得が失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、競合失敗原因、競合失敗時刻、D2D UEの登録PLMNやサービングPLMNやPLMNリスト情報、発見や通信リソースタイプ、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、競合リソースが属しているセルの情報や現在常駐セルやサービングセルの情報、D2D UEの競合するリソースプール情報、D2D UE競合失敗の最終回に測定されたリソースプール負荷情報、競合失敗時刻の情報、通信リソース競合失敗時刻にUEが属しているD2D通信グループID、及びリソース競合の関連情報のうちの1つ以上の情報を含む。前記リソース競合の関連情報は、競合失敗回数、総要求回数、再送回数、及びD2D UEによって開始されたデータパケット伝送から送信成功までの遅延等を含む。
【0175】
基地局がD2D UEに専有のD2Dリソースを割当て失敗した場合、前記D2Dリソース取得失敗の情報は、D2D UEが要求した発見や通信リソースのタイプ、D2D UEがリソースを要求した時間、失敗時刻のD2D UEのサービングPLMNやPLMNリスト情報、周囲の無線ネットワークの環境情報、位置情報、要求されたリソースが属しているセルの情報や現在サービングセル情報、発見や通信リソースの要求時の要求されたリソースに関する関連情報、基地局から返信されたリソース要求失敗の原因、失敗時のD2D UEの関連パラメータ、及びリソース要求の失敗回数のうちの1つ以上の情報を含む。
【0176】
1つの実施例において、D2D UEのS1ハンドオーバの場合、基地局への取得されたD2Dリソース取得失敗の情報の送信を停止する。D2D UEは、X2インタフェースに基づくハンドオーバが完了した場合、集めたD2Dリソース取得失敗情報をターゲット基地局へ送信する。
【0177】
本発明の実施例における第二送信モジュール11、第二受信モジュール12、確定モジュール13、処理モジュール14は、基地局にあるプロセッサにより実現されてもよいし、具体的な論理回路より実現されても良い。本発明の実施例における第一受信モジュール21、取得モジュール22、第一送信モジュール23は、ユーザ装置にあるプロセッサにより実現されてもよいし、具体的な論理回路より実現されても良い。実際の応用において、プロセッサは中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(MPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であっても良い。
【0178】
本発明の実施例において、ソフトウェアの機能モジュールという形態により上記チップ集積方法を実現し、独立の製品として発売および使用する場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。このような理解に基づいて、本発明の実施例の技術案は、本質的には、つまり従来技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形態で体現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記録媒体に記憶され、1つのコンピュータデバイス(パソコンコンピュータ、サーバー又はネットワーク設備などである)が本発明の各実施例の前記方法の全部又は一部を実行するためのいくつかの命令を含む。前記記録媒体は、フラッシュメモリー、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリー(Read Only Memory、ROM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。このように、本発明の実施例は、特定のハードウェアとソフトウェアのいかなる組合せに限定しない。
【0179】
対応的には、本発明の実施例はまた、コンピュータ記憶媒体を提供し、当該コンピュータ記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムは、本発明の実施例の上記チップ集積方法を実行するように構成される。
【0180】
以上は本発明の好ましい実施例であるが、本発明の範囲を限定しない。