【文献】
"High-Definition Multimedia Interface Specification Version 2.0",[online], HDMI Forum,2013年 9月 4日,Pages 1-7,14,15,21-23,101-129,[retrieved on 2018.06.14], Retrieved from the Internet: ,URL,https://glenwing.github.io/docs/HDMI-2.0.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給を支援できるか否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器により支援される電力レベルを示す供給電力レベル情報の少なくとも1つを含み、
前記電力供給支援情報は、HF−VSDB形式で受信される、請求項1に記載のシンク機器の電力供給方法。
前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報の少なくとも1つを含み、
前記要請電力特性情報は、SCDCパラメータとして送信される、 請求項1に記載のシンク機器の電力供給方法。
前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給を支援できるか否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器により支援される電力レベルを示す供給電力レベル情報の少なくとも1つを含み、
前記電力供給支援情報は、HF−VSDB形式で受信される、請求項4に記載のソース機器の電力受信方法。
前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報の少なくとも1つを含み、
前記要請電力特性情報は、SCDCパラメータとして送信される、 請求項4に記載のソース機器の電力受信方法。
前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給を支援できるか否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器により支援される電力レベルを示す供給電力レベル情報の少なくとも1つを含み、
前記電力供給支援情報は、HF−VSDB形式である、請求項7に記載のシンク機器。
前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報の少なくとも1つを含み、
前記要請電力特性情報は、SCDCパラメータである、 請求項7に記載のシンク機器。
前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給を支援できるか否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器により支援される電力レベルを示す供給電力レベル情報の少なくとも1つを含み、
前記電力供給支援情報は、HF−VSDB形式であり、
前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報の少なくとも1つを含み、
前記要請電力特性情報は、SCDCパラメータである、 請求項10に記載のソース機器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在HDMIのような高速有線インターフェースは、無圧縮映像を転送する用途に主に使われている。そして、低電力スマートフォン、タブレット、ウルトラノートブックなどの携帯用機器の普及拡散及びこれら機器での再生される高画質映像の外部の大きい画面を有する機器(例:TV、プロジェクタなど)で見るために、HDMI、Displayportなどの高速有線インターフェースの使用が徐々に増加している。
【0004】
しかしながら、長時間の間携帯用機器を駆動する場合、最適の駆動のために持続的な外部電源供給が必要であり、このために常に外部電源ケーブルを連結しなければならない。しかしながら、有線インターフェースが電力伝達機能を支援しないので、電源ケーブル連結用途に使用する機器は別途の装置を用いて外部電源と有線インターフェースを使用しなければならないという不便性がある。したがって、外部の別途装置無しで有線インターフェースを使用して電源供給を支援する方法が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した技術的課題を解決するために、本発明の一実施形態に従うHDMI(High Definition Multimedia Interface)を使用したシンク機器の電力供給方法において、前記HDMIを介してソース機器と連結されるステップ、既に設定された時間の間、前記ソース機器から+5V信号を未受信するステップ、既に設定された電力レベルで前記連結されたHDMIを介して前記ソース機器に電力を供給するステップ、前記ソース機器から前記+5V信号を受信するステップ、HPD(Hot Plug Detect)信号を転送するステップ、前記シンク機器の電力供給支援情報が含まれたEDID(Extended Display Identification Data)情報を前記ソース機器に転送するステップ、前記ソース機器の要請電力特性情報を受信するステップ、及び前記要請電力特性情報に基づいて前記ソース機器に電力を供給するステップを含むことができる。
【0006】
また、前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給支援が可能か否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器が支援する電力レベルを示す供給電力レベル情報のうちの少なくとも1つを含み、及びHF−VSDB(HDMI Forum-Vendor Specific Data Block)として受信できる。
【0007】
また、前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報のうちの少なくとも1つを含み、及びSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータとして転送できる。
【0008】
また、前記シンク機器の電力供給方法は、前記ソース機器に前記電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージを転送するステップをさらに含むことができる。
【0009】
また、前記準備完了メッセージを転送するステップは、前記シンク機器のSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)に含まれた準備完了フィールドに前記ソース機器に前記電力を供給する準備が完了されたことを指示する値を書き込むステップ、及び前記書き込みされた準備完了フィールドが指示する情報を前記準備完了メッセージとして前記ソース機器に転送するステップを含むことができる。
【0010】
また、本発明の他の実施形態に従うHDMI(High Definition Multimedia Interface)を使用したソース機器の電力受信方法において、前記HDMIを介してシンク機器と連結されるステップ、前記HDMIを介して前記シンク機器から電力の供給を受けるステップ、前記シンク機器に+5V信号を転送するステップ、前記シンク機器からHPD(Hot Plug Detect)信号を受信するステップ、前記シンク機器から前記シンク機器の電力供給支援情報が含まれたEDID(Extended Display Identification Data)情報を受信するステップ、前記受信したEDID情報をパーシングして、前記電力供給支援情報を獲得するステップ、前記ソース機器の要請電力特性情報を前記シンク機器に転送するステップ、及び前記シンク機器から前記要請電力特性情報に基づいて電力の供給を受けるステップを含むことができる。
【0011】
また、前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給支援が可能か否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器が支援する電力レベルを示す供給電力レベル情報のうちの少なくとも1つを含み、及びHF−VSDB(HDIM Forum-Vendor Specific Data Block)として受信できる。
【0012】
また、前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報のうちの少なくとも1つを含み、及びSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータとして転送できる。
【0013】
また、前記ソース機器の電力受信方法は、前記シンク機器から前記シンク機器が前記電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージを受信するステップをさらに含むことができる。
【0014】
また、前記準備完了メッセージを受信するステップは、前記シンク機器のSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)に含まれた準備完了フィールドが指示する電力供給準備完了情報を前記準備完了メッセージとして受信するステップでありうる。
【0015】
また、本発明の他の実施形態に従うHDMI(High Definition Multimedia Interface)を使用して電力を供給するシンク機器において、前記HDMIを介してデータを送受信するHDMI受信機、前記HDMIを介しての電力供給を制御するパワー制御ユニット、及び前記HDMI受信機及び前記パワー制御ユニットをコントロールするコントロールユニットを含み、前記シンク機器は、前記HDMIを介してソース機器と連結され、既に設定された時間の間、前記ソース機器から+5V信号を未受信し、既に設定された電力レベルで前記連結されたHDMIを介して前記ソース機器に電力を供給し、前記ソース機器から前記+5V信号を受信し、HPD(Hot Plug Detect)信号を転送し、前記シンク機器の電力供給支援情報が含まれたEDID(Extended Display Identification Data)情報を前記ソース機器に転送し、前記ソース機器の要請電力特性情報を受信し、及び前記要請電力特性情報に基づいて前記ソース機器に電力を供給することができる。
【0016】
また、前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給支援が可能か否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器が支援する電力レベルを示す供給電力レベル情報のうちの少なくとも1つを含み、及びHF−VSDB(HDMI Forum-Vendor Specific Data Block)として受信できる。
【0017】
また、前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報のうちの少なくとも1つを含み、及びSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータとして転送できる。
【0018】
また、前記シンク機器は、前記ソース機器に前記電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージを転送することができる。
【0019】
また、前記準備完了メッセージを転送する場合、前記シンク機器は、前記シンク機器のSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)に含まれた準備完了フィールドに前記ソース機器に前記電力を供給する準備が完了したことを指示する値を書き込み、前記書き込みされた準備完了フィールドが指示する情報を前記準備完了メッセージとして前記ソース機器に転送することができる。
【0020】
また、本発明の他の実施形態に従うHDMI(High Definition Multimedia Interface)を使用して電力を受信するソース機器において、前記HDMIを介してデータを送受信するHDMI送信機、前記HDMIを介しての電力受信を制御するパワー制御ユニット、及び前記HDMI送信機及び前記パワー制御ユニットをコントロールするコントロールユニットを含み、前記ソース機器は、前記HDMIを介してシンク機器と連結され、前記HDMIを介して前記シンク機器から電力の供給を受けて、前記シンク機器に+5V信号を転送し、前記シンク機器からHPD(Hot Plug Detect)信号を受信し、前記シンク機器から前記シンク機器の電力供給支援情報が含まれたEDID(Extended Display Identification Data)情報を受信し、前記受信したEDID情報をパーシングして、前記電力供給支援情報を獲得し、前記ソース機器の要請電力特性情報を前記シンク機器に転送し、及び前記シンク機器から前記要請電力特性情報に基づいて電力の供給を受けることができる。
【0021】
また、前記電力供給支援情報は、前記シンク機器が電力供給支援が可能か否かを示す電力供給可能情報または前記シンク機器が支援する電力レベルを示す供給電力レベル情報のうちの少なくとも1つを含み、及びHF−VSDB(HDIM Forum-Vendor Specific Data Block)として受信できる。
【0022】
また、前記要請電力特性情報は、前記シンク機器が電力供給機器として機能することを要請する要請情報または前記シンク機器から供給を受けようとする電力レベルを示す要請電力情報のうちの少なくとも1つを含み、及びSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータとして転送できる。
【0023】
また、前記ソース機器は、前記シンク機器から前記シンク機器が前記電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージを受信することができる。
【0024】
また、前記準備完了メッセージを受信する場合、前記ソース機器は、前記シンク機器のSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)に含まれた準備完了フィールドが指示する電力供給準備完了情報を前記準備完了メッセージとして受信することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、HDMIを介してソース機器とシンク機器との間の電力送受信が可能であるので、別途のケーブル連結無しでソース機器の電源供給が可能である。
【0026】
また、本発明によれば、ソース機器がEDID情報を通じてシンク機器が電力供給能力があるかが分かるので、シンク機器の種類によって電力を受信することができる。
【0027】
また、本発明によれば、Pシンク機器が支援する電力情報を転送することによって、Pソース機器で適切なレベルで電力を供給することができる。
【0028】
また、本発明によれば、Pソース機器またはPシンク機器が相手機器との電力情報をマッチングすることによって、最適のレベルで電力供給/受信を遂行することができる。
【0029】
また、本発明によれば、Pシンク機器が電力供給を必要とする場合、SCDCSを介してPソース機器に電力供給を直接要請することができる。したがって、ユーザが一々に電力供給を設定しなくてもPシンク機器が必要によってPソース機器に要請することができるので、ユーザ側不便性を解消することができる。
【0030】
また、本発明によれば、ソース機器またはシンク機器は、既存HDMI連結ステップでの信号を用いて相手機器のバッテリーが少ないか無いことをディテクトし、相手機器に電力を転送することができる。
【0031】
以外に、本発明の有利な効果は発明の実施のための最善の形態で詳細に後述する。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本明細書において使用される用語は、本明細書での機能を考慮しつつ、なるべく現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図、慣例、または新しい技術の出現などによって変わることができる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する実施形態の説明部分でその意味を記載するであろう。したがって、本明細書において使用される用語は、単純な用語の名称でない、その用語でない実質的な意味と、本明細書の全般にわたる内容に基づいて解釈されるべきであることを明かしておく。
【0034】
さらに、以下、添付図面及び添付図面に記載された内容を参照して実施形態を詳細に説明するが、実施形態により制限されるか、限定されるものではない。
【0035】
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施形態に従うHDMIシステムのブロック図である。以下では、HDMIを用いてビデオ/オーディオ/コントロールデータを送受信する機器を通称してHDMIシステムと称する。
【0037】
図1を参照すると、HDMIシステムは、ソース機器100及びシンク機器200を含むことができる。特に、HDMIシステムでHDMIを介してビデオ/オーディオデータを転送する機器はソース機器100に該当し、HDMIを介してビデオ/オーディオデータを受信する機器はシンク機器200に該当することができる。この際、2機器を連結してデータ送受信を支援する物理的装置としてHDMIケーブル及びコネクタが提供できる。
【0038】
HDMIケーブル及びコネクタは、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)データチャンネル及びTMDSクロックチャンネルを提供する4個のチャンネルのペアリングを遂行することができる。TMDSデータチャンネルは、ビデオデータ、オーディオデータ、及び付加(auxiliary)データを伝達することに使用できる。
【0039】
追加で、HDMIシステムは、VESA(Video Electronics Standards Association)DDC(Display Data Channel)を提供する。DDCは、ソース機器とシンク機器との間の構成(Configuration)及び状態(status)情報交換に使われる。CECプロトコルは、ユーザ環境の多様なオーディオビジュアル製品の間のハイ−レベルのコントロール機能を提供することができ、オプショナル(optional)に使われることもできる。また、オプショナルHEAC(HDMI Ethernet and Audio Return Channel)は、TMDSから反対方向にARC(Audio Return Channel)及び連結された機器の間のイーサネット(Ethernet)互換データネットワーキングを提供することもできる。
【0040】
ビデオデータ、オーディオデータ、及び付加データは、3個のTMDSデータチャンネルを介して転送/受信できる。TMDSクロックは、通常的にビデオピクセルレートを運用(run)し、TMDSクロックチャンネルを介して転送される。TMDSクロックはHDMI受信機で3個のTMDSデータチャンネルでのデータリカバリー(recovery)のための基準周波数(frequency reference)として使用できる。ソース機器で、TMDSデータチャンネル当たり8ビットのデータは10ビットのDCバランシングされた、トランジション(transition)が最小化されたシーケンスに変換されて、TMDSクロック周期(period)当たり10ビットのレート(rate)でシリアルに転送できる。
【0041】
TMDSチャンネルを介してオーディオデータ及び付加データを転送するために、HDMIはパケット構造を使用する。オーディオデータ及びコントロールデータのための高い信頼度(reliability)を達成するために、データはBCHエラー訂正コード及びエラー減少コーディングを使用して生成される10ビットのワードとして転送できる。
【0042】
ソース機器はDDC(Display Data Channel)シンク機器のE−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)を読み取ってシンク機器の構成情報及び可能な機能を見つけることができる。E−EDIDは以下にEDID情報と称することもできる。
【0043】
ユーティリティラインは、HEACのようなオプショナルな拡張機能に使用できる。
【0044】
ソース機器100は、シンク機器200からDDCチャンネルを介してEDID(Extended Display Identification Data)情報を受信することができる。ソース機器100は、受信したEDID情報をパーシングしてシンク機器200の構成情報及び支援機能などを認識することができる。EDID情報は、シンク機器200に関する多様な情報を含む少なくとも1つのブロックを含むことができる。
【0045】
特に、本発明の一実施形態に従うEDID情報は、電力送受信においてシンク機器200の機能及び電力供給能力に対する情報を含むことができる。ソース機器100は、このようなEDID情報を通じてシンク機器200の電力送/受信能力を認知し、これによってシンク機器200に電力を転送するか、またはシンク機器200から電力を受信することができる。
【0046】
ソース機器100は、ディスプレイユニット110、ユーザ入力インターフェースユニット120、コントロールユニット180、送信機Tx、メモリユニット140、ストレージユニット150、マルチメディアユニット160、パワー制御ユニット130、及びパワー供給ユニット170のうち、少なくとも1つを備える。
【0047】
シンク機器200は、EDID EEPROM 210、パワー制御ユニット220、ディスプレイユニット230、ユーザ入力インターフェースユニット240、受信機Rx、コントロールユニット280、パワー供給ユニット250、メモリユニット260、及びマルチメディアユニット270のうち、少なくとも1つを備える。以下において、同じ動作を行うユニットに対する説明は重複しないようにする。
【0048】
ソース機器100は、ストレージユニット150に保存されたコンテンツをシンク機器200に送信するか、ストリーミングする物理的装置を表す。ソース機器100は、シンク機器200に要請(request)メッセージを送るか、シンク機器200から受信した要請メッセージを受信して処理することができる。ソース機器100は、送信した要請メッセージに対してシンク機器200が送信する応答メッセージを処理してユーザに伝達するUIを提供でき、ソース機器100がディスプレイユニット110を含む場合には、このUIをディスプレイに提供することができる。また、ソース機器100は、供給を受けようとする電力をシンク機器200に要請することができる。
【0049】
シンク機器200は、ソース機器100からコンテンツを受信し、ソース機器100に要請メッセージを送信するか、ソース機器100から受信したメッセージを処理して応答メッセージを送信できる。シンク機器200もソース機器100から受信する応答メッセージを処理してユーザに伝達するUI(User Interface)を提供でき、シンク機器200がディスプレイユニットを含む場合には、このUIをディスプレイに提供することができる。また、シンク機器200は、ソース機器100で要請した電力をソース機器100に供給することができる。
【0050】
ユーザ入力インターフェースユニット120、240は、ユーザのアクションまたは入力を受信でき、実施形態としてユーザ入力インターフェース120、240は、リモートコントローラ、音声受信/認識装置、タッチ入力センシング/受信装置などに該当することができる。
【0051】
コントロールユニット180、280は、各機器の全般的な動作を制御できる。特に、コントロールユニット180、280は、各機器に含まれたユニット間の通信を行い、各ユニットの動作を制御できる。
【0052】
メモリユニット140、260は、様々な種類のデータが仮に保存される揮発性物理装置を表す。
【0053】
ストレージユニット150は、様々な種類のデータを保存できる非揮発性物理的装置を表す。
【0054】
EDID EEPROM 210は、EDID情報を保存しているEEPROMを表す。
【0055】
上述したメモリユニット140、260、ストレージユニット150、EDID EEPROM 210は、共にデータを保存する役割をし、これらを全てメモリユニットとして通称することもできる。
【0056】
ディスプレイユニット110、230はHDMIを介して受信されたデータまたはコンテンツ、メモリユニットに格納されたデータ及びUIなどをコントロールユニット180、280の制御によりディスプレイすることができる。
【0057】
マルチメディアユニット160、270は、様々な種類のマルチメディアを再生できる。マルチメディアユニット160、270は、コントロールユニット180、280と別に実現されるか、コントロールユニット180、280と1つの物理的構成として実現されることもできる。
【0058】
パワー供給ユニット170、250は、ソース機器100、シンク機器200、及びこれらに含まれたユニットの動作に必要な電力を供給できる。
【0059】
送信機Txはソース機器100に備えられてHDMIを介してデータを送受信するユニットであって、オーディオ/ビデオデータだけでなく機器間のコマンド、要請、アクション、応答などのメッセージを含むデータ送受信を遂行する。
【0060】
受信機Rxはシンク機器200に備えられてHDMIを介してデータを送受信するユニットであって、オーディオ/ビデオデータだけでなく機器間のコマンド、要請、アクション、応答などのメッセージを含むデータ送受信を遂行する。
【0061】
パワー制御ユニット130、220は、送受信機を介しての機器間の電力送受信を管理及び制御することができる。
【0062】
上述した各ユニットのうち、送信機Rx、受信機Tx、コントロールユニット180、280を除いたユニットは、実施形態によって選択的にソース機器100またはシンク機器200に含まれることができ、必須的な構成ユニットに該当しないこともある。
【0063】
既存にはHDMIシステムでソース機器及びシンク機器間の電力転送が支援されなかった。その結果、長時間の間携帯用機器を駆動する場合、最適の駆動のために常に外部電源ケーブルを連結しなければならない不便性が存在した。このような不便性を解消するために、本明細書ではHDMIシステムで有線インターフェースが電力伝達機能を支援するようにして外部の別途装置なくてもHDMIシステムの最適の駆動を保証する方法を提案することにする。
【0064】
以下、説明の便宜のために、電力を供給(または、転送)する機器をPソース機器、電力の供給(または、受信)を受ける機器をPシンク機器と称する。また、Pソース機器及びPシンク機器の機能を同時に支援する機器をデュアル機器と称することにする。
【0065】
図2は、本発明の第1実施形態に従うHDMIシステムの電力送受信動作に関する順序図である。本順序図でソース機器はPシンク機器またはデュアル機器として動作し、シンク機器はPソース機器として動作する。
【0066】
図2を参照すると、まず、シンク機器は電力供給支援情報をソース機器に転送することができる(S2010)。
【0067】
より詳しくは、HDMIケーブルを介してソース機器とシンク機器が連結する場合、ソース機器はシンク機器からEDID情報を受信することができる。この際、ソース機器が受信するEDID情報にはシンク機器の電力供給支援情報が含まれていることができる。電力供給支援情報はEDID情報内のHF−VSDB(HDMI Forum-Vendor Specific Data Block)に含まれて送受信できる。電力供給支援情報はシンク機器がPソース機能の支援が可能であることを示す電力供給可能情報及び/又はPソース機器としてPシンク機器に供給可能な(最大)電力レベルに関する供給電力レベル情報を含むことができる。したがって、ソース機器はこのようなEDID情報を受信及びパーシングして、シンク機器のPソース機器としての電力供給能力に関する多様な情報を獲得することができる。
【0068】
次に、ソース機器は要請電力特性情報をシンク機器に転送することができる(S2020)。
【0069】
より詳しくは、ソース機器は要請電力特性情報としてシンク機器がPソース機器として機能することを要請する要請情報及び/又はPソース機器であるシンク機器から供給を受けることを所望する(最小)電力レベルに関する要請電力情報をシンク機器に転送することができる。この際、シンク機器に転送される要請情報及び/又は要請電力特性情報は、SCDC(Status and Control Data Channel)パラメータフォーマットで転送され、シンク機器に格納されているSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)の要請フィールド(Power_Required_Source bit)及び要請電力特性フィールド(Power configuration register)に各々書き込み(write)(または、設定/アップデート)できる。シンク機器はアップデートされた前記フィールドを読み取ることによって、ソース機器の電力供給要請と共に供給を受けることを所望する電力レベルが分かる。
【0070】
次に、シンク機器はソース機器に電力を供給する準備をすることができる(S2030)。例えば、シンク機器はソース機器が所望のレベルの電力を物理的に供給してくれるための回路トランジション動作などを遂行することができる。
【0071】
次に、シンク機器は電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをソース機器に転送することができる(S2040)。より詳しくは、ソース機器が要請した電力レベルで電力供給の準備を完了したシンク機器は、SCDCS内の準備完了フィールド(Power_Supply_Ready bit)を電力供給の準備完了(または、シンク機器がPソースとして機能すること)を示す既に設定された値で書き込む(write)ことができる。ソース機器はアップデートされた前記フィールドをシンク機器から読み取ることによって、シンク機器が電力を供給する準備が完了したことが分かる。この場合、シンク機器は準備完了フィールドが指示する電力供給準備完了情報を準備完了メッセージとしてソース機器に転送することができる。
【0072】
最後に、シンク機器はソース機器に電力供給を始めることができる(S2050)。より詳しくは、シンク機器はソース機器が要請したレベルの電力をソース機器にHDMIケーブルを介して転送することができる。
【0073】
本順序図に図示してはいないが、追加でソース機器はシンク機器から電力が供給(または、提供)されたか、及び/又は供給されたならば、供給された電力レベルがどれ位か(即ち、電力供給の成功/失敗か否か)をディテクトして、これをシンク機器に知らせることができる。より詳しくは、ソース機器はシンク機器から電力供給が成功したか、または失敗したかを示す供給状態情報をSCDCパラメータフォーマットでシンク機器に転送することができる。この際、転送される情報はシンク機器のSCDCS内の供給状態フィールド(Power_Supply_Status bit)に書き込みされることができ、シンク機器はアップデートされた該当フィールドを読み取ることによって電力送信の成功か否かが分かる。
【0074】
一方、ソース機器はステップS2040の以後、電力の供給を受けるまで既に設定された時間の間待機することができる。例えば、ソース機器はシンク機器から電力供給の準備が完了したという情報を受信した後(S2040)、実際の電力を受信するまで約100msの間待機することができる。もし、100ms内に電力が受信されない場合、ソース機器はシンク機器と電力供給を再折衝するためにステップS2020に回帰するか、または電力供給手続の中断を知らせるメッセージをシンク機器に転送することができる。
【0075】
図3は、本発明の第2実施形態に従うHDMIシステムの電力送受信動作に関する順序図である。本順序図でソース機器はPシンク機器として動作し、シンク機器はデュアル機器として動作する。シンク機器がデュアル機器の場合、シンク機器のデフォルト機能はPソースでありうる。本順序図には
図2で前述した説明が同一に適用できる。
【0076】
図3を参照すると、まず、シンク機器は電力供給支援情報をソース機器に転送することができる(S3010)。
【0077】
より詳しくは、HDMIケーブルを介してソース機器とシンク機器が連結される場合、ソース機器はシンク機器からEDID情報を受信することができる。この際、ソース機器が受信するEDID情報にはシンク機器の電力供給支援情報が含まれていることができる。電力供給支援情報はEDID情報内のHF−VSDBに含まれて送受信できる。電力供給支援情報は、シンク機器がデュアル機能の支援が可能であることを示す電力供給/受信可能情報及びPソース機器としてPシンク機器に供給可能な最大電力レベルに関する供給電力レベル情報を含むことができる。
【0078】
次に、ソース機器は要請電力特性情報をシンク機器に転送することができる(S3020)。
【0079】
より詳しくは、ソース機器は要請電力特性情報としてシンク機器がPソース機器として機能することを要請する要請情報及び/又はデュアル機器であるシンク機器から供給を受けることを所望する(最小)電力レベルに関する要請電力情報をシンク機器に転送することができる。この際、シンク機器に転送される要請情報及び/又は要請電力特性情報はSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータフォーマットで転送され、シンク機器に格納されているSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)の要請フィールド(Power_Required_Source bit)及び要請電力特性フィールド(Power configuration register)に各々書き込み(または、設定/アップデート)できる。シンク機器はアップデートされた前記フィールドを読み取ることによってソース機器の電力供給要請と共に供給を受けることを所望する電力レベルが分かる。
【0080】
次に、シンク機器はソース機器に電力を供給する準備をすることができる(S3030)。例えば、シンク機器はソース機器が所望のレベルの電力を物理的に供給するための回路トランジション動作などを遂行することができる。
【0081】
次に、シンク機器は電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをソース機器に転送することができる(S3040)。より詳しくは、ソース機器が要請した電力レベルで電力供給の準備を完了したシンク機器は、SCDCS内の準備完了フィールド(Power_Supply_Ready bit)を電力供給の準備完了(または、シンク機器がPソースとして機能すること)を示す既に設定された値で書き込むことができる。ソース機器はアップデートされた前記フィールドをシンク機器から読み取ることによって、シンク機器が電力を供給する準備が完了したことが分かる。この場合、シンク機器は準備完了フィールドが指示する電力供給準備完了情報を準備完了メッセージとしてソース機器に転送することができる。
【0082】
最後に、シンク機器はソース機器に電力供給を始めることができる(S3050)。より詳しくは、シンク機器はソース機器が要請したレベルの電力をソース機器にHDMIケーブルを介して転送することができる。
【0083】
本順序図に図示してはいないが、
図2で前述したように、追加でソース機器はシンク機器から電力が供給されたか、及び/又は供給されたならば、供給された電力レベルがどれ位か(即ち、供給状態情報)をディテクトして、これをシンク機器に知らせることができる。また、ソース機器はステップS3040の以後、電力の供給を受けるまで既に設定された時間の間待機することができる。
【0084】
前述した第1及び第2実施形態を参照すると、各ソース/シンク機器の機能は多少差があるが、HDMIシステムの全体的な動作は実施形態別に同一であることを確認することができる。したがって、第1及び第2実施形態の電力転送プロトコルに従う場合、各機器の機能によって互いに異なるプロトコルを適用する必要がないという点でHDMIシステムが単純になるという長所が存在する。
【0085】
図4は、本発明の第3実施形態に従うHDMIシステムの電力送受信動作に関する順序図である。本順序図でソース機器はPソース機器またはデュアル機器として動作し、シンク機器はPシンク機器として動作する。本順序図には
図2及び3で前述した説明が同一に適用できる。
【0086】
図4を参照すると、まず、シンク機器は要請電力特性情報をソース機器に転送することができる(S4010)。
【0087】
より詳しくは、HDMIケーブルを介してソース機器とシンク機器が連結される場合、ソース機器はシンク機器からEDID情報を受信することができる。この際、ソース機器が受信するEDID情報にはシンク機器の要請電力特性情報が含まれていることができる。要請電力特性情報はEDID情報内のHF−VSDBに含まれて送受信できる。要請電力特性情報は、シンク機器がPシンク機能の支援が可能であることを示す電力受信可能情報及びPシンク機器としてPソース機器から供給を受けようとする最小電力レベルに関する受信電力レベル情報を含むことができる。
【0088】
次に、シンク機器は電力供給をソース機器に要請することができる(S4020)。
【0089】
より詳しくは、シンク機器は電力供給が必要な場合、SCDCS内の電力供給要請の有無を示す要請フィールド(Power_Required_Sink bit)の電力供給を要請する(または、シンク機器がPシンクとして機能することを示す)既に設定された値で書き込むことができる。ソース機器はシンク機器のSCDCS内のアップデートされた該当フィールドを読み取ることによって、シンク機器の電力供給要請を受信することができる。
【0090】
次に、ソース機器はシンク機器に電力を供給する準備をすることができる(S4030)。例えば、ソース機器はシンク機器が所望のレベルの電力を物理的に供給するための回路トランジション動作などを遂行することができる。この際、シンク機器やはりソース機器から電力を安定的に供給を受ける準備をすることができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行できる。
【0091】
次に、ソース機器はシンク機器が要請した電力レベルで電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをシンク機器に転送することができる(S4040)。例えば、ソース機器は電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをシンク機器に転送することができる。準備完了メッセージはSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータフォーマットで転送され、シンク機器に格納されているSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)の準備完了フィールド(Power_Supply_Ready bit)に書き込み (または、設定/アップデート)できる。シンク機器はSCDCS内のアップデートされた前記フィールドを読み取ることによって、ソース機器が電力を供給する準備が完了したことが分かる。
【0092】
最後に、ソース機器はシンク機器に電力供給を始めることができる(S4050)。より詳しくは、ソース機器はシンク機器が要請したレベルの電力をソース機器にHDMIケーブルを介して転送することができる。
【0093】
一方、本順序図に図示してはいないが、ソース機器はシンク機器が供給を受けようとする電力レベルと自身が供給することができる電力レベルとを相互比較することができる(ステップS4040の以前、またはステップS4030で)。もし、2電力レベルがマッチングされる場合(即ち、シンク機器が要請したレベルの電力をソース機器が供給可能な場合)、ソース機器はシンク機器との電力折衝を続けて進行することができ(例えば、ステップS4040に進入することができ)、反対に、2電力レベルがマッチングされない場合(即ち、同一でない場合)、ソース機器はシンク機器との電力折衝を中断することができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行されることができ、他のステップと順序が変更されることもできる。
【0094】
また、
図2で前述したように、本順序図に追加でシンク機器はソース機器から電力が供給されたか、及び/又は供給されたならば、供給された電力レベルがどれ位か(即ち、供給状態情報)をディテクトして、これをソース機器に知らせることができる。より詳しくは、シンク機器はソース機器から電力供給が成功したか、または失敗したかを示す情報をSCDCSの供給状態フィールド(Power_Supply_Status bit)に格納することができる。ソース機器は、アップデートされた該当フィールドを読み取ることによって電力送信の成功か否かが分かる。
【0095】
また、シンク機器はステップS4040の以後、電力の供給を受けるまで既に設定された時間の間待機することができる。
【0096】
図5は、本発明の第4実施形態に従うHDMIシステムの電力送受信動作に関する順序図である。本順序図でソース機器はPソース機器として動作し、シンク機器はデュアル機器として動作する。本順序図には
図2から
図4で前述した説明が同一に適用できる。
【0097】
図5を参照すると、まず、シンク機器は要請電力特性情報をソース機器に転送することができる(S5010)。
【0098】
より詳しくは、HDMIケーブルを介してソース機器とシンク機器が連結される場合、ソース機器はシンク機器からEDID情報を受信することができる。この際、ソース機器が受信するEDID情報にはシンク機器の要請電力特性情報が含まれていることができる。要請電力特性情報はEDID情報内のHF−VSDBに含まれて送受信できる。要請電力特性情報はシンク機器がデュアル機能の支援が可能であることを示す電力供給/受信可能情報及びPシンク機器としてPソース機器から供給を受けようとする最小電力レベルに関する受信電力レベル情報を含むことができる。
【0099】
次に、シンク機器は電力供給をソース機器に要請することができる(S5020)。
【0100】
より詳しくは、シンク機器は電力供給が必要な場合、SCDCS内の電力供給要請の有無を示す要請フィールド(Power_Required_Sink bit)を電力供給を要請する(または、シンク機器がPシンクとして機能することを示す)既に設定された値で書き込むことができる。ソース機器はシンク機器のSCDCS内のアップデートされた該当フィールドを読み取ることによって、シンク機器の電力供給要請を受信することができる。
【0101】
次に、ソース機器はシンク機器に電力を供給する準備をすることができる(S5030)。例えば、ソース機器はシンク機器が所望のレベルの電力を物理的に供給するための回路トランジション動作などを遂行することができる。この際、シンク機器やはりソース機器から電力を安定的に供給を受ける準備をすることができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行できる。
【0102】
次に、ソース機器はシンク機器が要請した電力レベルで電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをシンク機器に転送することができる(S5040)。例えば、ソース機器は電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをシンク機器に転送することができる。準備完了メッセージはSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータフォーマットで転送され、シンク機器に格納されているSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)の準備完了フィールド(Power_Supply_Ready bit)に書き込み(または、設定/アップデート)できる。シンク機器はSCDCS内のアップデートされた前記フィールドを読み取ることによって、ソース機器が電力を供給する準備が完了したことが分かる。
【0103】
最後に、ソース機器はシンク機器に電力供給を始めることができる(S5050)。より詳しくは、ソース機器はシンク機器が要請したレベルの電力をソース機器にHDMIケーブルを介して転送することができる。
【0104】
一方、本順序図に図示してはいないが、ソース機器はシンク機器が供給を受けようとする電力レベルと自身が供給することができる電力レベルとを相互比較することができる(ステップS5040の以前、またはステップS5030で)。もし、2電力レベルがマッチングされる場合(即ち、シンク機器が要請したレベルの電力をソース機器が供給可能な場合)、ソース機器はシンク機器との電力折衝を続けて進行することができ(例えば、ステップS5040に進入することができ)、反対に、2電力レベルがマッチングされない場合(即ち、同一でない場合)、ソース機器はシンク機器との電力折衝を中断することができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行されることができ、他のステップと順序が変更されることもできる。
【0105】
また、
図2で前述したように、本順序図に追加でシンク機器はソース機器から電力が供給されたか、及び/又は供給されたならば、供給された電力レベルがどれ位か(即ち、供給状態情報)をディテクトして、これをソース機器に知らせることができる。より詳しくは、シンク機器はソース機器から電力供給がしたか、または失敗したかを示す情報をSCDCSの供給状態フィールド(Power_Supply_Status bit)に格納することができる。ソース機器はアップデートされた該当フィールドを読み取ることによって電力送信の成功か否かが分かる。
【0106】
また、シンク機器はステップS5040の以後、電力の供給を受けるまで既に設定された時間の間待機することができる。
【0107】
前述した第3及び第4実施形態を参照すると、各ソース/シンク機器の機能は多少差があるが、HDMIシステムの全体的な動作は実施形態別に同一であることを確認することができる。したがって、第3及び第4実施形態の電力転送プロトコルに従う場合、各機器の機能によって互いに異なるプロトコルを適用する必要がないという点でHDMIシステムが単純になるという長所がある。
【0108】
図6は、本発明の第5実施形態に従うHDMIシステムの電力送受信動作に関する順序図である。本順序図でソース機器及びシンク機器は全てデュアル機器として動作する。シンク機器がデュアル機器の場合、シンク機器のデフォルト機能はPソース、ソース機器のデフォルト機能はPシンクでありうる。本順序図ではソース機器及びシンク機器に外部電力を供給する外部電力アダプターが各機器と連結解除された場合の電力送受信動作を説明する。本順序図には
図2から
図5で前述した説明が同一に適用できる。
【0109】
図6を参照すると、まず、シンク機器は電力供給支援情報をソース機器に転送することができる(S6010)。
【0110】
より詳しくは、HDMIケーブルを介してソース機器とシンク機器が連結される場合、ソース機器はシンク機器からEDID情報を受信することができる。この際、ソース機器が受信するEDID情報にはシンク機器の電力供給支援情報が含まれていることができる。電力供給支援情報はEDID情報内のHF−VSDBに含まれて送受信できる。電力供給支援情報はシンク機器がデュアル機能の支援が可能であることを示す電力供給可能情報及び/又はPソース機器としてPシンク機器に供給可能な(最大)電力レベルに関する供給電力レベル情報を含むことができる。
【0111】
次に、ソース機器は要請電力特性情報をシンク機器に転送することができる(S6020)。
【0112】
より詳しくは、ソース機器は要請電力特性情報としてシンク機器がPソース機器として機能することを要請する要請情報及び/又はデュアル機器であるシンク機器から供給を受けることを所望する(最小)電力レベルに関する要請電力情報をシンク機器に転送することができる。この際、シンク機器に転送される要請情報及び/又は要請電力特性情報はSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータフォーマットで転送され、シンク機器に格納されているSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)の要請フィールド(Power_Required_Source bit)及び要請電力特性フィールド(Power configuration register)に各々書き込み(または、設定/アップデート)できる。シンク機器はアップデートされた前記フィールドを読み取ることによって、ソース機器が供給を受けることを所望する電力レベルが分かる。
【0113】
次に、シンク機器はソース機器に電力を供給する準備をすることができる(S6030)。例えば、シンク機器はソース機器が所望のレベルの電力を物理的に供給するための回路トランジション動作などを遂行することができる。この際、ソース機器やはりシンク機器から電力を安定的に供給を受ける準備をすることができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行できる。
【0114】
次に、シンク機器は電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをソース機器に転送することができる(S6040)。より詳しくは、ソース機器が要請した電力レベルで電力供給の準備を完了したシンク機器は、SCDCS内の準備完了フィールド(Power_Supply_Ready bit)を電力供給の準備完了(または、シンク機器がPソースとして機能すること)を示す既に設定された値で書き込むことができる。ソース機器はアップデートされた前記フィールドを読み取ることによって、シンク機器が電力を供給する準備が完了したことが分かる。この場合、シンク機器は準備完了フィールドが指示する電力供給準備完了情報を準備完了メッセージとしてソース機器に転送することができる。
【0115】
最後に、シンク機器はソース機器に電力供給を始めることができる(S6050)。より詳しくは、シンク機器はソース機器が要請したレベルの電力をソース機器にHDMIケーブルを介して転送することができる。
【0116】
本順序図に図示してはいないが、
図2で前述したように、追加でソース機器はシンク機器から電力が供給されたか、及び/又は供給されたならば、供給された電力レベルがどれ位か(即ち、供給状態情報)をディテクトして、これをシンク機器に知らせることができる。また、ソース機器はステップS6040の以後、電力の供給を受けるまで既に設定された時間の間待機することができる。
【0117】
図7は、本発明の第6実施形態に従うHDMIシステムの電力送受信動作に関する順序図である。本順序図でソース機器及びシンク機器は全てデュアル機器として動作する。シンク機器がデュアル機器の場合、シンク機器のデフォルト機能はPソース、ソース機器のデフォルト機能はPシンクでありうる。本順序図ではソース機器に外部電力を供給する外部電力アダプターが連結された場合の電力送受信動作を説明する。また、本順序図は
図6の次の動作として遂行されることができ、本順序図には
図2から
図6で前述した説明が同一に適用できる。
【0118】
図7を参照すると、まず、ソース機器はシンク機器への電力供給の中断を要請することができる(S7010)。
【0119】
次に、シンク機器はソース機器への電力供給を中断することができる(S7020)。より詳しくは、シンク機器はソース機器の電力供給中断要請によってソース機器への電力供給を中断することができる。
【0120】
次に、シンク機器はソース機器に電力供給を要請することができる(S7030)。
【0121】
より詳しくは、シンク機器は電力供給を必要とする場合、SCDCS内の電力供給要請があるか否かを示す要請フィールド(Power_Required_Sink bit)を電力供給を要請する(または、シンク機器がPシンクとして機能することを示す)既に設定された値で書き込むことができる。ソース機器はシンク機器のSCDCS内のアップデートされた該当フィールドを読み取ることによって、シンク機器の電力供給要請を受信することができる。
【0122】
次に、ソース機器はシンク機器に電力を供給する準備をすることができる(S7040)。例えば、ソース機器はシンク機器が所望のレベルの電力を物理的に供給するための回路トランジション動作などを遂行することができる。この際、シンク機器やはりソース機器から電力を安定的に供給を受ける準備をすることができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行できる。
【0123】
次に、ソース機器はシンク機器が要請した電力レベルで電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをシンク機器に転送することができる(S7050)。例えば、ソース機器は電力を供給する準備が完了したことを知らせる準備完了メッセージをシンク機器に転送することができる(S7050)。準備完了メッセージはSCDC(Status and Control Data Channel)パラメータフォーマットで転送され、シンク機器に格納されているSCDCS(Status and Control Data Channel Structure)の準備完了フィールド(Power_Supply_Ready bit)に書き込み(または、設定/アップデート)できる。シンク機器はSCDCS内のアップデートされた前記フィールドを読み取ることによって、ソース機器が電力を供給する準備が完了したことが分かる。
【0124】
最後に、ソース機器はシンク機器に電力供給を始めることができる(S7060)。より詳しくは、ソース機器はシンク機器が要請したレベルの電力をソース機器にHDMIケーブルを介して転送することができる。
【0125】
一方、本順序図に図示してはいないが、ソース機器はシンク機器が供給を受けようとする電力レベルと自身が供給することができる電力レベルとを相互比較することができる(ステップS7050の以前、またはステップS7040で)。もし、2電力レベルがマッチングされる場合(即ち、シンク機器が要請したレベルの電力をソース機器が供給可能な場合)、ソース機器はシンク機器との電力折衝を続けて進行することができ(例えば、ステップS7050に進入することができ)、反対に、2電力レベルがマッチングされない場合(即ち、同一でない場合)、ソース機器はシンク機器との電力折衝を中断することができる。本動作は実施形態によって選択的に遂行されることができ、他のステップと順序が変更されることもできる。
【0126】
また、
図2で前述したように、本順序図に追加でシンク機器はソース機器から電力が供給されたか、及び/又は供給されたならば、供給された電力レベルがどれ位か(即ち、供給状態情報)をディテクトして、これをソース機器に知らせることができる。より詳しくは、シンク機器はソース機器からの電力供給が成功したか、または失敗したかを示す情報をSCDCSの供給状態フィールド(Power_Supply_Status bit)に格納することができる。ソース機器は、アップデートされた該当フィールドを読み取ることによって、電力送信の成功か否かが分かる。
【0127】
また、シンク機器はステップS7050の以後、電力の供給を受けるまで既に設定された時間の間待機することができる。
【0128】
前述した第5及び第6実施形態を参照すると、各々第3及び第5実施形態と実質的に同一であることを確認することができる。したがって、本発明の電力転送プロトコルに従う時、HDMIシステムが単純になる長所がある。
【0129】
図8は、本発明の一実施形態に従うlow/dead Batteryであるソース機器に電力を供給するHDMIシステムに関する順序図である。本明細書でlow/dead batteryとは、バッテリー残量が既に設定されたレベルより低いか、または全て消尽されて電源が不活性化された(または、off)状態を意味することができる。本順序図でソース機器はPシンク機器、シンク機器はPソース機器として動作する。本順序図には
図2から
図7で前述した説明が同一に適用できる。
【0130】
まず、シンク機器はHDMIケーブルを介してソース機器と連結されれば、+5V信号がディテクトされるか否かを確認することができる(S8010)。バッテリー残量が残っているソース機器はシンク機器とHDMIケーブルを介して連結される場合、+5V電力ラインをローレベルからハイレベルに転換し、電流を印加することによって、シンク機器に+5V信号を転送(または、印加)する。しかしながら、バッテリー残量が既に設定されたレベル未満であるソース機器は(即ち、low/dead batteryであるソース機器)+5V電力ラインをローレベルからハイレベルに転換が不可であるので、シンク機器に+5V信号を転送できなくなる。したがって、シンク機器は+5V信号がディテクトされるか否かに基づいてソース機器がlow/dead battery状態か否かを判断することができる。本実施形態でソース機器はlow/dead battery状態であるので、+5V信号をシンク機器に転送できず、その結果、シンク機器は+5V信号をディテクトすることができない。
【0131】
次に、シンク機器は既に設定された電力レベルでソース機器に電力(または、デフォルト電圧及び電流)を供給することができる(S8020)。この際、既に設定された電力レベルはソース機器と電力折衝を遂行するために要求される最小限の電力レベルに決定できる。
【0132】
次に、ソース機器はシンク機器に+5V信号を転送することができる(S8030)。ソース機器はステップS8020でシンク機器から電力の供給を受けて電源が活性化(または、on)されて+5V信号をシンク機器に転送することができる状態になることができる。その結果、活性化されたソース機器はシンク機器からEDID情報を受信するために+5V信号をシンク機器に転送することができる。
【0133】
次に、シンク機器はHPD(Hot Plug Detect)信号をソース機器に転送することができる(S8040)。より詳しくは、シンク機器はHPDラインをローレベルからハイレベルに転換して、HDMIケーブルが正常に連結され、EDID関連回路が活性化されてEDID情報へのアクセスが可能であることをソース機器に知らせることができる。
【0134】
次に、ソース機器及びシンク機器は、
図2及び3の順序図に従う電力折衝及び電力折衝結果に従う電力供給動作などを遂行することができる。即ち、HDMIシステムはステップS8040の次の動作として
図2及び
図3の順序図の動作を遂行することができる。特に、ソース機器がステップS8020で供給を受けた既に設定されたレベルの電圧より高いレベルの電圧の供給を受けることを所望する場合に、
図4及び
図5の電力折衝過程を進行して所望の電力の供給を受けることができる。
【0135】
図9は本発明の一実施形態に従うlow/dead Batteryであるシンク機器に電力を供給するHDMIシステムに関する順序図である。本順序図でソース機器はPソース機器、シンク機器はPシンク機器として動作する。本順序図には
図2から
図8で前述した説明が同一に適用できる。
【0136】
まず、ソース機器とシンク機器がHDMIケーブルを介して連結されれば、ソース機器はシンク機器に+5V信号を転送することができる(S9010)。
【0137】
次に、ソース機器はシンク機器からHPD信号がディテクトされるか否かを確認することができる(S9020)。バッテリー残量が残っているシンク機器は、ソース機器から+5V信号を受信する場合、これに対する応答としてHPD信号をソース機器に転送する。しかしながら、バッテリー残量が既に設定されたレベル未満であるシンク機器は(即ち、low/dead batteryであるシンク機器)HPDラインをローレベルからハイレベルに転換が不可であるので、ソース機器にHPD信号を転送できなくなる。したがって、ソース機器は+5V信号を転送した後、既に設定された時間の間HPD信号がディテクトされるか否かに基づいてシンク機器がlow/dead battery状態か否かを判断することができる。本実施形態でシンク機器はlow/dead battery状態であるので、HPD信号をソース機器に転送できず、その結果、ソース機器はHPD信号をディテクトできない(または、HPD信号を未受信することができる)。
【0138】
次に、ソース機器は既に設定された電力レベルでシンク機器に電力(または、デフォルト電圧及び電流)を供給することができる(S9030)。この際、既に設定された電力レベルはソース機器と電力折衝を遂行するために要求される最小限の電力レベルに決定できる。
【0139】
次に、ソース機器はシンク機器に+5V信号を転送することができる(S9040)。
【0140】
次に、シンク機器はHPD(Hot Plug Detect)信号をソース機器に転送することができる(S9050)。シンク機器はステップS9040でソース機器から電力の供給を受けて電源が活性化(または、on)されてHPD信号をソース機器に転送できる状態になることができる。したがって、シンク機器はHPDラインをローレベルからハイレベルに転換して、HDMIケーブルが正常に連結され、EDID関連回路が活性化されてEDID情報へのアクセスが可能であることをソース機器に知らせることができる。その結果、ソース機器は活性化されたシンク機器からEDID情報を受信することができる。
【0141】
次に、ソース機器及びシンク機器は、
図4及び
図5の順序図に従う電力折衝及び電力折衝結果に従う電力供給動作などを遂行することができる。即ち、HDMIシステムはステップS9050の次の動作として
図4及び
図5の順序図の動作を遂行することができる。特に、シンク機器がステップS9030で供給を受けた既に設定されたレベルの電圧より高いレベルの電圧の供給を受けることを所望する場合に、
図4及び
図5の電力折衝過程を進行して所望の電力の供給を受けることができる。
【0142】
以上、本発明の実施形態に従うHDMIシステムにおける電力供給プロトコルに関して説明した。以下では前述した実施形態に従う電力供給プロトコルで使われるHF−VSDBパラメータ及びSCDCパラメータについて説明する。
【0143】
1.HF−VSDBパラメータ
(1)機能
*PSourceフィールド(電力供給可能情報)(1bit):‘1’に設定される場合、シンク機器は電力を提供することができることを指示する(when set to 1、the Sink device is capable of providing a power)。即ち、‘1’に設定される場合、シンク機器はPソースとして機能することを指示する。
【0144】
*PSinkフィールド(電力受信可能情報)(1bit):‘1’に設定される場合、シンク機器は電力を消費することができることを指示する(when set to 1、the Sink device is willing to consume a power)。即ち、‘1’に設定される場合、シンク機器はPシンクとして機能することを指示する。
【0145】
PSourceフィールド及びPSinkフィールドが全て‘1’に設定された場合には、シンク機器がデュアルに機能することを指示することができる。
【0146】
(2)電力供給能力
*Voltage levelフィールド(3bit):0(3.3V)、1(5V)、2(9V)、3(12V)、4(20V)、5〜7:reserved for future use。
【0147】
*Current levelフィールド(2bit):0(1A)、1(2A)、2〜3:reserved for future use
【0148】
PSourceフィールドが‘1’に設定される場合、voltage levelフィールドで指示するレベルの電圧及びcurrent levelフィールドで指示するレベルの電流はシンク機器が供給可能な最大電力レベルを指示する。
【0149】
PSinkフィールドが‘1’に設定される場合、voltage levelフィールドで指示するレベルの電圧及びcurrent levelフィールドで指示するレベルの電流はシンク機器が消費する(または、供給を所望する)最小電力レベルを指示する。
【0150】
2.SCDCパラメータ
*Power_Required_Source bit(要請フィールド)(1bit)
【0151】
‘1’に設定されれば、ソース機器(Pシンク機器)が電力の供給を受ける必要があることを指示する(または、シンク機器がPソース機器として機能することを指示する)。
【0152】
*Power_Required_Sink bit(要請フィールド)(1bit)
【0153】
‘1’に設定されれば、シンク機器(Pシンク機器)が電力の供給を受ける必要があることを指示する(または、シンク機器がPシンク機器として機能することを指示する)。
【0154】
*Power_Supply_Ready bit(準備完了フィールド)(1bit)
【0155】
‘1’に設定されれば、Pソース機器としてシンク/ソース機器は電力を供給する準備が完了したことを指示する。
【0156】
*Power_Supply_Status bit(供給状態フィールド)(1bit)
【0157】
‘1’に設定されれば、Pシンク機器としてシンクまたはソース機器は電力の受信をディテクトしなかったことを指示する。
【0158】
*Power Configuration Register(要請電力特性フィールド)(5bits、write only register)
【0159】
ソース機器がPシンク機器として動作する場合、ソース機器が供給を受けることを所望する電圧/電力レベルを指示する。
【0160】
前述したフィールドは例示に過ぎず、実施形態によってビットサイズ及びフィールド名が異なるように設定できる。また、特定情報を指示するために設定されるビット値やはり‘1’として例示したが、実施形態によって他の値に設定できる。また、前記フィールドは実施形態によって1つのフィールドに結合されて特定情報を指示することもできる。
【0161】
説明の便宜のために各図面を分けて説明したが、各図面に叙述されている実施形態を併合して新しい実施形態を具現するように設計することも可能である。また、表示装置は前述したように説明された実施形態の構成と方法が限定されるように適用できるものでなく、前述した実施形態は多様な変形がなされるように各実施形態の全部または一部が選択的に組合わせて構成されることもできる。
【0162】
また、以上では望ましい実施形態について図示し、説明したが、本明細書は、上述した特定の実施形態に限定されず、請求の範囲で請求する要旨を逸脱することなく、当該明細書が属する技術分野における通常の知識を有した者により様々な変形実施が可能であることはもちろんであり、このような変形実施は、本明細書の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならないであろう。
【0163】
様々な実施形態が本発明を実施するための最善の形態で説明された。