(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6490958
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】CVTエレメント整列装置
(51)【国際特許分類】
B23P 21/00 20060101AFI20190318BHJP
F16G 5/16 20060101ALI20190318BHJP
【FI】
B23P21/00 303B
F16G5/16 C
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-255448(P2014-255448)
(22)【出願日】2014年12月17日
(65)【公開番号】特開2016-112672(P2016-112672A)
(43)【公開日】2016年6月23日
【審査請求日】2017年11月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】504192793
【氏名又は名称】株式会社セリックス
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 宏明
(72)【発明者】
【氏名】石川 一彦
(72)【発明者】
【氏名】田中 輝昌
(72)【発明者】
【氏名】泉保 壽雄
(72)【発明者】
【氏名】中條 祐一郎
【審査官】
八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−205344(JP,A)
【文献】
特開2007−223771(JP,A)
【文献】
特許第3200612(JP,B2)
【文献】
実開昭62−124924(JP,U)
【文献】
特開2010−070303(JP,A)
【文献】
特開2007−297157(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23P 19/00;19/10−19/12;21/00
B65G 47/14
F16G 5/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バンドが挿入される切り込み部を有するCVTエレメントを、前記CVTエレメントの板幅方向で連続的に整列させた状態で搬送する複数本の供給レーンと、前記供給レーン上で先頭に位置する前記CVTエレメントを1個ずつ送り出す送り出し部と、を有するCVTエレメント整列装置であって、
前記各供給レーンから送り出された前記各CVTエレメントの前記切り込み部内に挿入されることにより、前記CVTエレメントを前記CVTエレメントの板厚方向で一列に整列させる整列部と、
前記整列部によって整列させられた複数枚の前記CVTエレメントが、前記板厚方向に押圧されて送り込まれる積層レーンと、
前記供給レーンよりも下流側に配置され、前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントのボデー部の板幅方向における端部が当接するストッパ壁と、を備え、
前記整列部は、前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントの前記切り込み部内に挿入された後、下流側に向かって後退する、
CVTエレメント整列装置。
【請求項2】
前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントを下流側から負圧によって吸引する、
請求項1記載のCVTエレメント整列装置。
【請求項3】
前記積層レーンは、前記CVTエレメントに設けられた左右一対の前記切り込み部内に挿入される左右一対の第1及び第2のレール部を有し、前記CVTエレメントの前記供給レーンからの送り出し方向において、前記第1のレール部は、下流側に位置し、前記第2のレール部は、上流側に位置すると共に、前記第1のレール部に対して所定の間隔をもって並置され、前記整列部は、前記第1のレーン部から分離され、下流側に後退した状態で前記第1のレーン部の延長線上に配置される、
請求項1又は2記載のCVTエレメント整列装置。
【請求項4】
前記ストッパ壁には、前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントのボデー部の板幅方向における端部を当接させる凹部が形成され、前記凹部には、水平方向の断面で見て、前記ストッパ壁の表壁面から奥側に向かって斜めに傾斜するボデー部突き当て面が形成されている、
請求項1〜3の何れか一項に記載のCVTエレメント整列装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CVT(Continuously Variable Transmission;無段変速機)エレメントを、積層状態で整列させるためのCVTエレメント整列装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の動力伝達装置にベルト式の無段変速機(CVT)が用いられており、無段変速機用のベルトとして、積層状態の金属板からなる左右一対のリング間をCVTエレメントで連結した構造のものが開示されている。この無段変速機用のベルトに利用される複数のCVTエレメントは、積層状態で組付けが行われているが、ノイズ低減を目的として、板厚の異なるCVTエレメントを複数組み合わせたものが利用されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−170393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、板厚が同じCVTエレメントや板厚の異なるCVTエレメントを所望の順序で自動的に効率良く一列に整列させる装置が望まれている。このような装置の一例として、特願2013−148868がある。
【0005】
本発明は、CVTエレメントを自動的に所望の順で効率良く整列させるようにしたCVTエレメント整列装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、バンドが挿入される切り込み部を有するCVTエレメントを、前記CVTエレメントの板幅方向で連続的に整列させた状態で搬送する複数本の供給レーンと、前記供給レーン上で先頭に位置する前記CVTエレメントを1個ずつ送り出す送り出し部と、を有するCVTエレメント整列装置であって、
前記各供給レーンから送り出された前記各CVTエレメントの前記切り込み部内に挿入されることにより、前記CVTエレメントを前記CVTエレメントの板厚方向で一列に整列させる整列部と、
前記整列部によって整列させられた複数枚の前記CVTエレメントが、前記板厚方向に押圧されて送り込まれる積層レーンと、を備える。
【0007】
このCVTエレメント整列装置において、各供給レーンから1個ずつ送り出されたCVTエレメントは、整列部を介して積層レーンで一列に整列させられる。この場合、整列部は、各供給レーンから送り出された各CVTエレメントの切り込み部内に挿入され、これによって、積層レーンにCVTエレメントが送り込まれる前に、CVTエレメントの倒れが起きないような姿勢制御を行って、CVTエレメントを板厚方向で一列に整列させている。このように、CVTエレメントの切り込み部を利用することで、例えCVTエレメントの厚みが異なるような場合であっても、積層レーンにCVTエレメントを送り込む前に、複数種類の厚みの異なるCVTエレメントを一組として、整列部で確実に整列させることができる。なお、厚みが同じCVTエレメントであっても、整列部の利用は可能である。
【0008】
また、前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントを下流側から負圧によって吸引する。
このような構成を採用すると、供給レーンから送り出されたCVTエレメントの切り込み部内に、整列部を、吸引力によって確実に挿入させることができる。さらには、供給レーンの下流側に配置されたストッパ壁に、CVTエレメントの板幅方向における端部が衝突しても、この衝突によって起こるCVTエレメントのバウンドを適切に防止することができる。
【0009】
また、前記積層レーンは、前記CVTエレメントに設けられた左右一対の前記切り込み部内に挿入される左右一対の第1及び第2のレール部を有し、前記CVTエレメントの前記供給レーンからの送り出し方向において、前記第1のレール部は、下流側に位置し、前記第2のレール部は、上流側に位置すると共に、前記第1のレール部に対して所定の間隔をもって並置され、前記整列部は、前記第1のレール部の延長部として形成されている。
このような構成を採用すると、積層レーンの第1のレール部を有効活用して整列部を構成することができるので、構成が簡易になり、供給レーンから積層レーンへのCVTエレメントの移行をスムーズに行うことができる。
【0010】
また、前記整列部は、前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントの前記切り込み部内に挿入された後、下流側に向かって後退する。
このような構成を採用すると、供給レーンから送り出されたCVTエレメントを所定位置まで移動させる際に、CVTエレメントの倒れ込みを防止することができる。さらには、供給レーンの下流側に配置されたストッパ壁にCVTエレメントの板幅方向の端部が勢い良く衝突することも適切に防止することができる。
【0011】
また、前記供給レーンよりも下流側に配置されたストッパ壁には、前記供給レーンから送り出された前記CVTエレメントのボデー部の板幅方向における端部を当接させる凹部が形成され、前記凹部には、水平方向の断面で見て、前記ストッパ壁の表壁面から奥側に向かって斜めに傾斜するボデー部突き当て面が形成されている。
このような構成を採用すると、ストッパ壁にCVTエレメントの板幅方向の端部が勢い良く衝突してエレメントがバウンドしても、供給レーンから送り出されたCVTエレメントが供給レーンに戻ってしまうような事態を回避させることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、CVTエレメントを自動的に所望の順で効率良く整列させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】CVTエレメントを示す正面図及び側面図である。
【
図2】本発明に係るCVTエレメント整列装置を示す断面図である。
【
図3】CVTエレメント整列装置の要部拡大断面図である。
【
図4】整列部におけるCVTエレメントの整列状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明に係るCVTエレメント整列装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】
図1に示されるように、CVTエレメント1は、所定の厚みを有する板材をプレス成型により形成されている。このCVTエレメント1は、幅広く形成されたボデー部2と、ボデー部2の中央に立設されたネック部3と、ネック部3の上端に設けられたヘッド部4と、ボデー部2とヘッド部4との間に形成されて板幅方向Aに延在する一対の切り込み部5と、からなり、左右対称形を有している。一対の切り込み部5は、ネック部3を境にして仕切られ、各切り込み部5内には金属製のバンド6が挿入されている。2本のバンド6の間を連結するために、CVTエレメント1は、積層された状態で左右一対のバンド6の間に配置され、このような構成がCVTベルトに採用されている。なお、以下、「CVTエレメント1」は、以下では単に「エレメント1」と呼ぶ。
【0016】
図2及び
図5に示されるように、CVTエレメント整列装置10は、エレメント1を、エレメント1の板幅方向A(
図1参照)に連続状態で一列に整列させて搬送する複数本(例えば4本)の供給レーン12と、供給レーン12上で先頭に位置するエレメント1を1個ずつ送り出す送り出し部13と、各供給レーン12から送り出された各エレメント1が、板厚方向B(
図1参照)に押圧されて、板厚方向Bで積層するようにエレメント1が送り込まれる積層レーン40と、供給レーン12内のエレメント1に、常に後方から風圧によって搬送力を付与しているエアーブロー15と、を備えている。
【0017】
水平且つ直線的に延在する4本の供給レーン12は、水平面内で並置され、互いに平行に配列されている。各供給レーン12は、ベース部17上でエレメント1を立てて一列の状態で搬送するために利用される一対の仕切板12a(
図6参照)を有している。仕切板12aの下流側端部の前方、すなわち供給レーン12よりも下流側には、仕切板12aに対して直交する方向に延在するストッパ壁16が配置されている。各供給レーン12から送り出された各エレメント1の板幅方向Aにおける一端部2aが、ストッパ壁16に当接した場合、エレメント1の移動が規制される。
【0018】
送り出し部13は、矢印Cで示すような揺動が可能な送りヘッド18を備え、この送りヘッド18から2本の係止爪18a,18bが斜め前方及び後方に突出している。送りヘッド18を所定角度の範囲内で回動させるための駆動機構21としては、ブロック部22を上下動させるカム機構(不図示)と、ブロック部22の上下動を送りヘッド18の位置で回転運動に変換するリンク機構23と、主として備えている。よって、カム機構(不図示)により上昇するブロック部22は、リンク機構23を介して送りヘッド18に伝達され、送りヘッド18を時計回りで正回転させる。このとき、送りヘッド18の回動によって、前側の係止爪18aの先端は斜め上前方に向かって移動し、このとき、後側の係止爪18bの先端は斜め下前方に向かって移動する。
【0019】
その結果、前側の係止爪18aは、エレメント1のヘッド部4の移動を規制していた状態からヘッド部4の移動を許容する状態に移行し、その結果、エレメント1が風圧により前進する。このとき、後方に位置するエレメント1は、後側の係止爪18bによりヘッド部4が係止させられているので、後方のエレメント1はその位置で待機させられる。その後、送りヘッド18を反時計回りで逆回転させると、後側の係止爪18bでの係止状態が解放され、後方で待機させられていたエレメント1は、係止爪18bによる移動規制状態から移動可能状態に移行し、エレメント1を風圧により前進させる。このとき、前進してきたエレメント1を前側の係止爪18aによって受け止めて、先頭のエレメント1は、送り出し待機状態になる。
【0020】
このような動作を繰り返すことにより、エレメント1の一個送り出しを可能にしている。また、供給レーン12は、4本あるので、4本の供給レーン12から同時に4個のエレメント1が送り出されて、供給レーン12の下流側端部の前方で、整列部20を介してエレメント1は板厚方向Bに整列する。
【0021】
図3及び
図4に示されるように、供給レーン12の下流側端部の前方には、水平方向に延在する整列部20が配置されている。この整列部20は、板状をなしているので、エレメント1の送り出し時に、エレメント1の切り込み部5内に挿入される。その結果、整列部20によってエレメント1の倒れを適切に防止することができ、4個のエレメント1は板厚方向Bで一列に整列させることができる。
【0022】
整列部20により整列させられた4個のエレメント1は、供給レーン12に対して直交するように延在する積層レーン40内に送り込まれる。整列部20で板厚方向Bに整列させられたエレメント1は、ピストンなどで直線往復運動を行うプッシャ45によって矢印D方向に押圧されて積層レーン40内に送り込まれる。
【0023】
水平方向に延在する積層レーン40は、エレメント1に設けられた左右一対の切り込み部5内に挿入される左右一対の第1及び第2のレール部41,42を有している。供給レーン12からエレメント1を送り出す方向において、第1のレール部41は、下流側に位置し、第2のレール部42は、上流側に位置すると共に、第1のレール部41に対して所定の間隔をもって並置されている。そして、第1のレール部41と第2のレール部42との間に形成されたスリットS内に、エレメント1のネック部3が挿入され、ヘッド部4によって、エレメント1が宙づり状態で積層レーン40上を滑りながら移動する。
【0024】
このような積層レーン40を利用した整列部20は、第1のレール部41の延長部として形成されている(
図4参照)。このような構成を採用すると、積層レーン40の第1のレール部41を有効活用して整列部20を構成することができるので、構成が簡易になり、供給レーン12から積層レーン40へのエレメント1の移行をスムーズに行うことができる。そして、整列部20によって、4枚のエレメント1は、確実に板厚方向Bに整列させられ、この状態を一組として積層レーン40にスムーズに移送される。
【0025】
図5に示されるように、供給レーン12よりも下流側に位置するストッパ壁16には、供給レーン12から送り出されたエレメント1を負圧によって吸引するための吸引口44aが設けられている。この吸引口44aは、エレメント1のボデー部2に対応するように、ストッパ壁16の下端部に形成されている。そして、ベース部17内には吸引通路44が配置され、吸引通路44の先端が吸引口44aになっており、吸引通路44は吸気装置(不図示)に接続されている。
【0026】
このような構成を採用すると、供給レーン12から送り出されたエレメント1の切り込み部5内に、整列部20を、吸引力によって確実に挿入させることができる。さらには、供給レーン12の下流側に配置されたストッパ壁16に、エレメント1の板幅方向Aにおけるボデー部2の端部2aが衝突しても、この衝突によって起こるエレメント1のバウンドを適切に防止することができる。
【0027】
図6に示されるように、ストッパ壁16には、供給レーン12から送り出されたエレメント1のボデー部2の板幅方向Aにおける端部2aを当接させる凹部43が形成され、凹部43には、水平方向の断面で見て、ストッパ壁16の表壁面16aから奥側に向かって斜めに傾斜するボデー部突き当て面43aが形成されている。凹部43のボデー部突き当て面43aにボデー部2の端部2aが勢い良く衝突してエレメント1がバウンドしても、供給レーン12から送り出されたエレメント1が供給レーン12に戻ってしまうような事態を回避させることができる。
【0028】
前述したように、CVTエレメント整列装置10において、各供給レーン12から1個ずつ送り出されたエレメント1は、整列部20を介して積層レーン40で一列に整列させられる。この場合、整列部20は、各供給レーン12から送り出された各エレメント1の切り込み部5内に挿入され、これによって、積層レーン40にエレメント1が送り込まれる前に、エレメント1の倒れが起きないような姿勢制御を行って、エレメント1を板厚方向Bで一列に整列させている。このように、エレメント1の切り込み部5を利用することで、例えエレメント1の厚みが異なるような場合であっても、積層レーン40にエレメント1を送り込む前に、複数種類の厚みの異なるエレメント1を一組として、整列部20で確実に整列させることができる。なお、厚みが同じエレメント1であっても、整列部20の利用は可能である。
【0029】
前述したCVTエレメント整列装置10において、供給レーン12の本数は、複数本であれば良く、整列部20を採用すると、供給レーン12の本数を増やし易く、高速化を図り易い。
【0030】
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、下記のような種々の変形が可能である。
【0031】
図7に示されるように、他の整列部50は、第1のレール部41の延長上に配置されているが、第1のレール部41から分離されて、水平方向に進退可能になっている。板状の整列部50の基端には、ベース部17内で水平方向に延在する通路51内を摺動させるための可動ブロック50aが固定されている。この可動ブロック50aは、図示しないエアーピストンなどのリニアアクチュエータによって通路51内で進退させることができる。可動ブロック50aの進退は、カムとリンク機構との組み合わせによっても達成可能である。この整列部50は、供給レーン12から送り出された先頭のエレメント1の切り込み部5内に挿入され、その後、下流側に向かって矢印E方向に後退する。このとき、エレメント1は、風圧によって付勢されているので、整列部50の後退に追従して前進する。
【0032】
このような構成を採用すると、供給レーン12から送り出されたエレメント1を所定位置まで移動させる際に、エレメント1の倒れ込みを防止することができる。さらには、整列部50の誘い込み効果により、ストッパ壁16にエレメント1のボデー部2の端部2aが勢い良く衝突することを適切に防止することができる。
【符号の説明】
【0033】
1…CVTエレメント(エレメント) 2…ボデー部 5…切り込み部 6…バンド 10…CVTエレメント整列装置 12…供給レーン 13…送り出し部 16…ストッパ壁 20,50…整列部 40…積層レーン 41…第1のレール部 42…第2のレール部 43…凹部 43a…ボデー部突き当て面 44a…吸引口 A…板幅方向 B…板厚方向