特許第6491320号(P6491320)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6491320オーディオ再生システム、外部拡張装置、オーディオ再生方法、装置、プログラム、及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6491320
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】オーディオ再生システム、外部拡張装置、オーディオ再生方法、装置、プログラム、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20190318BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20190318BHJP
   H04N 21/436 20110101ALI20190318BHJP
   H04N 21/439 20110101ALI20190318BHJP
【FI】
   G10K15/04 302D
   H04R3/00 310
   H04N21/436
   H04N21/439
【請求項の数】39
【全頁数】40
(21)【出願番号】特願2017-510558(P2017-510558)
(86)(22)【出願日】2016年7月7日
(65)【公表番号】特表2018-529110(P2018-529110A)
(43)【公表日】2018年10月4日
(86)【国際出願番号】CN2016089161
(87)【国際公開番号】WO2018006354
(87)【国際公開日】20180111
【審査請求日】2017年2月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】梁 欣
(72)【発明者】
【氏名】▲費▼ 玉昆
(72)【発明者】
【氏名】温 仲文
(72)【発明者】
【氏名】▲竜▼ 桂明
(72)【発明者】
【氏名】周 明
【審査官】 須藤 竜也
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−016180(JP,A)
【文献】 実開平04−135799(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3082617(JP,U)
【文献】 国際公開第2016/082150(WO,A1)
【文献】 登録実用新案第3176560(JP,U)
【文献】 特開2008−233926(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
H04N 5/38 − 5/46
7/10
7/14 − 7/173
7/20 − 7/56
21/00 − 21/858
H04R 3/00
G09B 15/00 − 15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロホン装置、外部拡張装置及びテレビ装置を備え、
前記マイクロホン装置は前記外部拡張装置に接続され、且つ前記外部拡張装置と前記テレビ装置との間は1つの集積物理インターフェースを介して接続され、前記テレビ装置は、前記集積物理インターフェースを介して前記外部拡張装置に電力を供給し、信号伝送を行い、
前記マイクロホン装置は、前記外部拡張装置に収集したユーザー音声信号を伝送し、
前記テレビ装置は、前記集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記外部拡張装置は、前記ユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を生成し、前記集積物理インターフェースを介して前記テレビ装置の増幅回路に前記ミックスド信号を伝送し、
前記テレビ装置は、さらに、内蔵スピーカーにより前記増幅回路が受信した前記ミックスド信号を再生する
ことを特徴とするオーディオ再生システム。
【請求項2】
前記集積物理インターフェースは、集積回路内蔵のオーディオI2Sサブインターフェースを備え、前記オーディオI2Sサブインターフェースは、I2S信号を伝送し、
前記テレビ装置は、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して前記外部拡張装置に前記伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記外部拡張装置は、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して前記増幅回路に前記ミックスド信号を伝送する
ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生システム。
【請求項3】
前記集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、前記USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは前記オーディオI2Sサブインターフェースを構成し、
前記USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
前記第1のピンは、シリアルクロックSCK信号を伝送し、
前記第2のピンは、ワード選択WS信号を伝送し、
前記第3のピンは、シリアルデータ入力SD INを伝送し、
前記第4のピンは、シリアルデータ出力SD OUTを伝送し、
前記第5のピンは、マスタークロックMCLK信号、前記SD IN又は前記SD OUTのいずれか1つの信号を伝送する
ことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ再生システム。
【請求項4】
前記オーディオI2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、前記オフ状態にある場合、前記オーディオI2Sサブインターフェースは前記I2S信号の伝送を禁止し、
前記テレビ装置は、前記集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、前記外部装置の装置識別子を取得し、
前記テレビ装置は、さらに、前記装置識別子が前記外部装置が前記外部拡張装置であることを示すと、前記オーディオI2Sサブインターフェースを前記オン状態に設定し、
前記テレビ装置は、さらに、前記装置識別子が前記外部装置が前記外部拡張装置ではないことを示すと、前記オーディオI2Sサブインターフェースを前記オフ状態に設定する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のオーディオ再生システム。
【請求項5】
前記外部拡張装置は、さらに、前記集積物理インターフェースの中の前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記ミックスド信号を伝送し、前記APは、前記ミックスド信号を録音として記憶する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のオーディオ再生システム。
【請求項6】
前記テレビ装置は、さらに、前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、USBオーディオ類UACを呼び出して、前記外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記外部拡張装置は、さらに、ブリッジチップにより、前記USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、前記ユーザー音声信号及び前記I2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、前記ブリッジチップによりI2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、前記UACを呼び出して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記USBミックスド信号を伝送し、前記APは、前記USBミックスド信号を録音として記憶する
ことを特徴とする請求項3に記載のオーディオ再生システム。
【請求項7】
前記システムは、外部アンプをさらに備え、前記外部拡張装置は、ケーブル出力Line Outインターフェース又はデジタルオーディオインターフェースSPDIFを介して前記外部アンプに接続され、
前記外部拡張装置は、さらに、前記Line Outインターフェース又は前記SPDIFを介して、前記外部アンプに前記I2Sミックスド信号を伝送し、
前記外部アンプは、受信された前記I2Sミックスド信号を再生する
ことを特徴とする請求項6に記載のオーディオ再生システム。
【請求項8】
ミキシング処理チップ及び前記ミキシング処理チップに電気的に接続された集積物理インターフェースを備える外部拡張装置であって、
前記外部拡張装置は、前記集積物理インターフェースを介してテレビ装置に接続され、前記テレビ装置の電力供給及び信号伝送を受信し、
前記ミキシング処理チップは、前記テレビ装置が前記集積物理インターフェースを介して伝送した伴奏オーディオ信号を取得し、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行い、
前記ミキシング処理チップは、さらに、前記集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する
ことを特徴とする外部拡張装置。
【請求項9】
前記集積物理インターフェースは、集積回路内蔵のオーディオI2Sサブインターフェースを備え、前記オーディオI2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
前記外部拡張装置は、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記伴奏オーディオ信号を受信し、また、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記ミックスド信号を伝送する
ことを特徴とする請求項8に記載の外部拡張装置。
【請求項10】
前記集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、前記USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは前記オーディオI2Sサブインターフェースを構成し、
前記USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
前記第1のピンは、シリアルクロックSCK信号を伝送し、
前記第2のピンは、ワード選択WS信号を伝送し、
前記第3のピンは、シリアルデータ入力SD INを伝送し、
前記第4のピンは、シリアルデータ出力SD OUTを伝送し、
前記第5のピンは、マスタークロックMCLK信号、前記SD IN又は前記SD OUTのいずれか1つの信号を伝送する
ことを特徴とする請求項9に記載の外部拡張装置。
【請求項11】
前記外部拡張装置は、ブリッジチップをさらに備え、
前記ブリッジチップの一端は、前記USB2.0サブインターフェースに電気的に接続され、前記ブリッジチップの他端は、前記ミキシング処理チップに電気的に接続され、
前記ブリッジチップは、前記テレビ装置がUSB2.0サブインターフェースを介して伝送したUSB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、前記ミキシング処理チップに前記I2S伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記ミキシング処理チップは、前記ユーザー音声信号及び前記I2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、前記ブリッジチップにI2Sミックスド信号を伝送し、
前記ブリッジチップは、さらに、前記I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、前記USB2.0サブインターフェースを介して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記USBミックスド信号を伝送し、前記APは、前記USBミックスド信号を録音として記憶する
ことを特徴とする請求項10に記載の外部拡張装置。
【請求項12】
前記外部拡張装置は、ケーブル出力Line Outインターフェース又はデジタルオーディオインターフェースSPDIFをさらに備え、
前記外部拡張装置は、前記Line Outインターフェース又は前記SPDIFを介して、外部アンプに前記I2Sミックスド信号を伝送する
ことを特徴とする請求項11に記載の外部拡張装置。
【請求項13】
外部拡張装置に用いられるオーディオ処理方法であって、前記オーディオ処理方法は、
マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得するステップと、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信するステップと、
前記ユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行うステップと、
前記集積物理インターフェースを介して前記テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、前記テレビ装置は内蔵スピーカーにより前記増幅回路が受信した前記ミックスド信号を再生するステップと、を含む
ことを特徴とするオーディオ処理方法。
【請求項14】
前記集積物理インターフェースは、集積回路内蔵のオーディオI2Sサブインターフェースを備え、前記オーディオI2Sサブインターフェースは、I2S信号を伝送し、
前記テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信するステップは、
前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置が伝送した前記伴奏オーディオ信号を受信するステップを含み、
前記集積物理インターフェースを介して前記テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送するステップは、
前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置の増幅回路に前記ミックスド信号を伝送するステップを含む
ことを特徴とする請求項13に記載のオーディオ処理方法。
【請求項15】
前記集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、前記USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは前記オーディオI2Sサブインターフェースを構成し、
前記USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
前記第1のピンは、シリアルクロックSCK信号を伝送し、
前記第2のピンは、ワード選択WS信号を伝送し、
前記第3のピンは、シリアルデータ入力SD INを伝送し、
前記第4のピンは、シリアルデータ出力SD OUTを伝送し、
前記第5のピンは、マスタークロックMCLK信号、前記SD IN又は前記SD OUTのいずれか1つの信号を伝送する
ことを特徴とする請求項14に記載のオーディオ処理方法。
【請求項16】
前記オーディオ処理方法は、
前記集積物理インターフェースの中の前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記ミックスド信号を伝送し、前記APは、前記ミックスド信号を録音として記憶するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項14又は15に記載のオーディオ処理方法。
【請求項17】
前記テレビ装置は、前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、USB伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記オーディオ処理方法は、
前記USB2.0サブインターフェースを介して、前記USB伴奏オーディオ信号を受信するステップと、
ブリッジチップにより、前記USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換するステップと、
前記ユーザー音声信号及び前記I2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってI2Sミックスド信号を生成するステップと、
前記ブリッジチップにより、前記I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換するステップと、
前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、前記UACを呼び出して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記USBミックスド信号を伝送し、前記APは、前記USBミックスド信号を録音として記憶するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項15に記載のオーディオ処理方法。
【請求項18】
前記外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプに接続され、
前記オーディオ処理方法は、
前記Line Outインターフェース又は前記SPDIFを介して、前記外部アンプに前記I2Sミックスド信号を伝送し、前記外部アンプは、受信された前記I2Sミックスド信号を再生するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項17に記載のオーディオ処理方法。
【請求項19】
テレビ装置に用いられるオーディオ再生方法であって、前記オーディオ再生方法は、
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送するステップと、
前記集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置が前記テレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、前記ミックスド信号は、前記外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものであるステップと、
内蔵スピーカーにより、前記増幅回路が受信した前記ミックスド信号を再生するステップと、を含む
ことを特徴とするオーディオ再生方法。
【請求項20】
前記集積物理インターフェースは、集積回路内蔵のオーディオI2Sサブインターフェースを備え、前記オーディオI2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
前記外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送するステップは、
前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記外部拡張装置に前記伴奏オーディオ信号を伝送するステップを含む
ことを特徴とする請求項19に記載のオーディオ再生方法。
【請求項21】
前記オーディオI2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、前記オフ状態にある場合、前記オーディオI2Sサブインターフェースは前記I2S信号の伝送を禁止し、
前記オーディオ再生方法は、
前記集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、前記外部装置の装置識別子を取得するステップと、
前記装置識別子が前記外部装置が前記外部拡張装置であることを示すと、前記オーディオI2Sサブインターフェースを前記オン状態に設定するステップと、
前記装置識別子が前記外部装置が前記外部拡張装置ではないことを示すと、前記オーディオI2Sサブインターフェースを前記オフ状態に設定するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項20に記載のオーディオ再生方法。
【請求項22】
前記オーディオ再生方法は、
アプリケーションプロセッサーAPを介して、前記外部拡張装置が伝送した前記ミックスド信号を受信するステップと、
前記ミックスド信号を録音として記憶するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項20又は21に記載のオーディオ再生方法。
【請求項23】
前記集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、前記USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは前記オーディオI2Sサブインターフェースを構成し、
前記オーディオ再生方法は、さらに、
前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、USBオーディオ類UACを呼び出して、前記外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送するステップと、
前記USB2.0サブインターフェースを介して、前記外部拡張装置が伝送したUSBミックスド信号を受信し、前記USBミックスド信号は、前記外部拡張装置がブリッジチップを介してI2Sミックスド信号を変換して得られたものであり、前記I2Sミックスド信号は、前記外部拡張装置が前記ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って得られたものであり、前記I2S伴奏オーディオ信号は、前記外部拡張装置が前記ブリッジチップを介して前記USB伴奏オーディオ信号を変換して得られたものであるステップと、
前記USBミックスド信号を録音として記憶するステップとを、含む
ことを特徴とする請求項20に記載のオーディオ再生方法。
【請求項24】
マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得する第1の取得モジュールと、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信する第1の受信モジュールと、
前記ユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行う第1の処理モジュールと、
前記集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、前記テレビ装置は内蔵スピーカーにより前記増幅回路が受信した前記ミックスド信号を再生する第1の伝送モジュールと、を備える
ことを特徴とするオーディオ処理装置。
【請求項25】
前記集積物理インターフェースは、集積回路内蔵のオーディオI2Sサブインターフェースを備え、前記オーディオI2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
前記第1の受信モジュールは、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置が伝送した前記伴奏オーディオ信号を受信し、
前記第1の伝送モジュールは、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置の増幅回路に前記ミックスド信号を伝送する
ことを特徴とする請求項24に記載のオーディオ処理装置。
【請求項26】
前記集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、前記USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは前記オーディオI2Sサブインターフェースを構成し、
前記USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
前記第1のピンは、シリアルクロックSCK信号を伝送し、
前記第2のピンは、ワード選択WS信号を伝送し、
前記第3のピンは、シリアルデータ入力SD INを伝送し、
前記第4のピンは、シリアルデータ出力SD OUTを伝送し、
前記第5のピンは、マスタークロックMCLK信号、前記SD IN又は前記SD OUTのいずれか1つの信号を伝送する
ことを特徴とする請求項25に記載のオーディオ処理装置。
【請求項27】
前記オーディオ処理装置は、
前記集積物理インターフェースの中の前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記ミックスド信号を伝送し、前記APは、前記ミックスド信号を録音として記憶する第2の伝送モジュールをさらに備える
ことを特徴とする請求項25又は26に記載のオーディオ処理装置。
【請求項28】
前記テレビ装置は、前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、USB伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記オーディオ処理装置は、
前記USB2.0サブインターフェースを介して、前記USB伴奏オーディオ信号を受信する第2の受信モジュールと、
ブリッジチップにより、前記USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換する第1の変換モジュールと、
前記ユーザー音声信号及び前記I2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってI2Sミックスド信号を生成する第2の処理モジュールと、
前記ブリッジチップにより、前記I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換する第2の変換モジュールと、
前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、前記UACを呼び出して、前記テレビ装置のアプリケーションプロセッサーAPに前記USBミックスド信号を伝送し、前記APは、前記USBミックスド信号を録音として記憶する第3の伝送モジュールと、をさらに備える
ことを特徴とする請求項26に記載のオーディオ処理装置。
【請求項29】
前記外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はデジタルオーディオインターフェースSPDIFを介して、外部アンプに接続され、
前記オーディオ処理装置は、
前記Line Outインターフェース又は前記SPDIFを介して、前記外部アンプに前記I2Sミックスド信号を伝送し、前記外部アンプは、受信された前記I2Sミックスド信号を再生する第4の伝送モジュールをさらに備える
ことを特徴とする請求項28に記載のオーディオ処理装置。
【請求項30】
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する第5の伝送モジュールと、
前記集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置が出力したミックスド信号を受信し、前記ミックスド信号は、前記外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものである第3の受信モジュールと、
内蔵スピーカーにより、前記第3の受信モジュールが受信した前記ミックスド信号を再生する再生モジュールと、を備える
ことを特徴とするオーディオ再生装置。
【請求項31】
前記集積物理インターフェースは、集積回路内蔵のオーディオI2Sサブインターフェースを備え、前記オーディオI2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
前記第5の伝送モジュールは、前記オーディオI2Sサブインターフェースを介して、前記外部拡張装置に前記伴奏オーディオ信号を伝送する
ことを特徴とする請求項30に記載のオーディオ再生装置。
【請求項32】
前記オーディオI2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、前記オフ状態にある場合、前記オーディオI2Sサブインターフェースは前記I2S信号の伝送を禁止し、
前記オーディオ再生装置は、
前記集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、前記外部装置の装置識別子を取得する検出モジュールと、
前記装置識別子が前記外部装置が前記外部拡張装置であることを示すと、前記オーディオI2Sサブインターフェースを前記オン状態に設定する第1の設定モジュールと、
前記装置識別子が前記外部装置が前記外部拡張装置ではないことを示すと、前記オーディオI2Sサブインターフェースを前記オフ状態に設定する第2の設定モジュールと、をさらに備える
ことを特徴とする請求項31に記載のオーディオ再生装置。
【請求項33】
前記オーディオ再生装置は、
アプリケーションプロセッサーAPを介して、前記外部拡張装置が伝送した前記ミックスド信号を受信する第4の受信モジュールと、
前記ミックスド信号を録音として記憶する第1の記憶モジュールと、をさらに備える
ことを特徴とする請求項31又は32に記載のオーディオ再生装置。
【請求項34】
前記集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、前記USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは前記オーディオI2Sサブインターフェースを構成し、
前記オーディオ再生装置は、
前記USB2.0サブインターフェースを介するとともに、USBオーディオ類UACを呼び出して、前記前記外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送する第6の伝送モジュールと、
前記USB2.0サブインターフェースを介して、前記外部拡張装置が伝送したUSBミックスド信号を受信し、前記USBミックスド信号は、前記外部拡張装置がブリッジチップによりI2Sミックスド信号を変換して得られたものであり、前記I2Sミックスド信号は、前記外部拡張装置が前記ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って得られたものであり、前記I2S伴奏オーディオ信号は、前記外部拡張装置が前記ブリッジチップにより前記USB伴奏オーディオ信号を変換して得たものである第5の受信モジュールと、
前記USBミックスド信号を録音として記憶する第2の記憶モジュールと、をさらに備える
ことを特徴とする請求項31に記載のオーディオ再生装置。
【請求項35】
プロセッサーと、
プロセッサーで実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサーは、
マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得し、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信し、
前記ユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、
前記集積物理インターフェースを介して、前記テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、前記テレビ装置は内蔵スピーカーにより前記増幅回路が受信した前記ミックスド信号を再生するように構成される
ことを特徴とするオーディオ処理装置。
【請求項36】
プロセッサーと、
プロセッサーで実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサーは、
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記集積物理インターフェースを介して、前記外部拡張装置が出力したミックスド信号を受信し、前記ミックスド信号は、前記外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び前記伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものであり、
内蔵スピーカーにより、前記ミックスド信号を再生するように構成される
ことを特徴とするオーディオ再生装置。
【請求項37】
プロセッサーに実行されることにより、請求項13−18のいずれか1項に記載のオーディオ処理方法を実現する、プログラム。
【請求項38】
プロセッサーに実行されることにより、請求項19−23のいずれか1項に記載のオーディオ再生方法を実現する、プログラム。
【請求項39】
請求項37又は請求項38に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーディオ処理の分野に関し、特にオーディオ再生システム、外部拡張装置、オーディオ再生方法、装、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
カラオケ(英文:Karaoke)は、ユーザーに大いに喜ばれる娯楽レジャー方式である。ユーザーが自宅でカラオケを体験できるようにさせるために、ますます多くのテレビがカラオケ機能をサポートしている。
【0003】
ユーザーがテレビのカラオケ機能を利用して歌を歌うとき、テレビに内蔵されたカラオケ処理チップは、テレビに接続されたマイクロホンによりユーザー音声信号を取得して、前記ユーザー音声信号を伴奏オーディオ信号と融合させ、さらに、融合されたオーディオ信号に対してミキシング処理を行い、最後に、テレビのアンプにより、処理されたミックスド信号を再生し、これにより、プロフェッショナルカラオケ効果を達成する。しかし、テレビにカラオケ処理チップを内蔵するとコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、オーディオ再生システム、外部拡張装置、オーディオ再生方法装置、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための手段は以下の通りである。
【0006】
第1の態様は、オーディオ再生システムを提供し、前記システムは、マイクロホン装置、外部拡張装置及びテレビ装置を備え、マイクロホン装置は外部拡張装置に接続され、且つ外部拡張装置とテレビ装置との間は1つの集積物理インターフェースを介して接続され、テレビ装置は、集積物理インターフェースを介して外部拡張装置に電力を供給し、信号伝送を行い、
マイクロホン装置は、外部拡張装置に収集したユーザー音声信号を伝送し、
テレビ装置は、集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
外部拡張装置は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を生成し、集積物理インターフェースを介してテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、
テレビ装置は、さらに、内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0007】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2S(Inter‐IC Sound,集積回路内蔵オーディオ)サブインターフェースを備え、I2Sサブインターフェースは、I2S信号を伝送し、
テレビ装置は、I2Sサブインターフェースを介して外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
外部拡張装置は、I2Sサブインターフェースを介して増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0008】
選択的に、集積物理インターフェースは、USB3.0(Universal Serial Bus3.0、ユニバーサルシリアルバス3.0)インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
第1のピンは、SCK(continuous Serial Clock,シリアルクロック)信号を伝送し、
第2のピンは、WS(Word Select,ワード選択)信号を伝送し、
第3のピンは、SD IN(Serial Data IN,シリアルデータ入力)信号を伝送し、
第4のピンは、SD OUT(Serial Data OUT,シリアルデータ出力)信号を伝送し、
第5のピンは、MCLK(Master Clock,マスタークロック)信号、SD IN又はSD OUTのいずれか1つの信号を伝送する。
【0009】
選択的に、I2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、オフ状態にある場合、I2SサブインターフェースはI2S信号の伝送を禁止し、
テレビ装置は、集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、外部装置の装置識別子を取得し、
テレビ装置は、さらに、装置識別子が外部装置が外部拡張装置であることを示すと、I2Sサブインターフェースをオン状態に設定し、
テレビ装置は、さらに、装置識別子が外部装置が外部拡張装置ではないことを示すと、I2Sサブインターフェースをオフ状態に設定する。
【0010】
選択的に、外部拡張装置は、さらに、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置のAP(Application Processor,アプリケーションプロセッサー)にミックスド信号を伝送し、APは、ミックスド信号を録音として記憶する。
【0011】
選択的に、テレビ装置は、さらに、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UAC(USB Audio Class,USBオーディオ類)を呼び出して、外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送し、
外部拡張装置は、さらに、ブリッジチップにより、USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、ブリッジチップによりI2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、テレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0012】
選択的に、前記システムは、外部アンプをさらに備え、外部拡張装置は、Line Out(ケーブル出力)インターフェース又はSPDIF(SONY/PHILIPS Digital Interface Format,デジタルオーディオインターフェース)を介して外部アンプに接続され、
外部拡張装置は、さらに、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送し、
外部アンプは、受信されたI2Sミックスド信号を再生する。
【0013】
第2の態様は、外部拡張装置を提供し、前記外部拡張装置は、
ミキシング処理チップ及びミキシング処理チップに電気的に接続された集積物理インターフェースを備え、
前記外部拡張装置は、集積物理インターフェースを介してテレビ装置に接続され、テレビ装置の電力供給及び信号伝送を受信し、
前記ミキシング処理チップは、テレビ装置が集積物理インターフェースを介して伝送した伴奏オーディオ信号を取得し、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行い、
前記ミキシング処理チップは、さらに、集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0014】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
外部拡張装置は、I2Sインターフェースを介して、伴奏オーディオ信号を受信し、また、I2Sインターフェースを介して、ミックスド信号を伝送する。
【0015】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
第1のピンは、SCK信号を伝送し、
第2のピンは、WS信号を伝送し、
第3のピンは、SD INを伝送し、
第4のピンは、SD OUTを伝送し、
第5のピンは、MCLK信号、SD IN又はSD OUTのいずれか1つの信号を伝送する。
【0016】
選択的に、外部拡張装置は、ブリッジチップをさらに備え、
ブリッジチップの一端は、USB2.0サブインターフェースに電気的に接続され、ブリッジチップの他端は、ミキシング処理チップに電気的に接続され、
ブリッジチップは、テレビ装置がUSB2.0サブインターフェースを介して伝送したUSB伴奏オーディオ信号を、I2S伴奏オーディオ信号に変換し、ミキシング処理チップにI2S伴奏オーディオ信号を伝送し、
ミキシング処理チップは、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、ブリッジチップにI2Sミックスド信号を伝送し、
ブリッジチップは、さらに、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、USB2.0サブインターフェースを介して、テレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0017】
選択的に、外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFをさらに備え、
外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送する。
【0018】
第3の態様は、外部拡張装置に用いられるオーディオ再生方法を提供し、前記方法は、
マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得するステップと、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信するステップと、
ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行うステップと、
集積物理インターフェースを介してテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生するステップと、を含む。
【0019】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2Sサブインターフェースは、I2S信号を伝送し、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信するステップは、
I2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信するステップを含み、
集積物理インターフェースを介してテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送するステップは、
I2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送するステップを含む。
【0020】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
第1のピンは、SCK信号を伝送し、
第2のピンは、WS信号を伝送し、
第3のピンは、SD INを伝送し、
第4のピンは、SD OUTを伝送し、
第5のピンは、MCLK信号、SD IN又はSD OUTのいずれか1つの信号を伝送する。
【0021】
選択的に、前記方法は、
集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置のAPにミックスド信号を伝送し、APは、ミックスド信号を録音として記憶するステップをさらに含む。
【0022】
選択的に、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、USB伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記方法は、
USB2.0サブインターフェースを介して、USB伴奏オーディオ信号を受信するステップと、
ブリッジチップにより、USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換するステップと、
ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってI2Sミックスド信号を生成するステップと、
ブリッジチップにより、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換するステップと、
USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、テレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶するステップと、をさらに含む。
【0023】
選択的に、外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプに接続され、
前記方法は、
Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送し、外部アンプは、受信されたI2Sミックスド信号を再生するステップをさらに含む。
【0024】
第4の態様は、テレビ装置に用いられるオーディオ再生方法を提供し、前記方法は、
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送するステップと、
集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、ミックスド信号は、外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものであるステップと、
内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生するステップと、を含む。
【0025】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送するステップは、
I2Sサブインターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送するステップを含む。
【0026】
選択的に、I2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、オフ状態にある場合、I2SサブインターフェースはI2S信号の伝送を禁止し、
前記方法は、
集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、外部装置の装置識別子を取得するステップと、
装置識別子が外部装置が外部拡張装置であることを示すと、I2Sサブインターフェースをオン状態に設定するステップと、
装置識別子が外部装置が外部拡張装置ではないことを示すと、I2Sサブインターフェースをオフ状態に設定するステップと、をさらに含む。
【0027】
前記方法は、
APにより、外部拡張装置が伝送したミックスド信号を受信するステップと、
ミックスド信号を録音として記憶するステップと、をさらに含む。
【0028】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
前記方法は、
USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送するステップと、
USB2.0サブインターフェースを介して、外部拡張装置が伝送したUSBミックスド信号を受信し、USBミックスド信号は、外部拡張装置がブリッジチップによりI2Sミックスド信号を変換して得られたものであり、I2Sミックスド信号は、外部拡張装置がユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って得られたのであり,I2S伴奏オーディオ信号は、外部拡張装置がブリッジチップによりUSB伴奏オーディオ信号を変換して得られたものであるステップと、
USBミックスド信号を録音として記憶するステップと、をさらに含む。
【0029】
第5の態様は、オーディオ再生装置を提供し、前記装置は、
マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得する第1の取得モジュールと、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信する第1の受信モジュールと、
ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行う第1の処理モジュールと、
集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生する第1の伝送モジュールと、を備えることを特徴としている。
【0030】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
第1の受信モジュールは、I2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信し、
第1の伝送モジュールは、I2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0031】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
第1のピンは、SCK信号を伝送し、
第2のピンは、WS信号を伝送し、
第3のピンは、SD INを伝送し、
第4のピンは、SD OUTを伝送し、
第5のピンは、MCLK信号、SD IN又はSD OUTのいずれか1つの信号を伝送する。
【0032】
選択的に、前記装置は、
集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置のAPにミックスド信号を伝送し、APは、ミックスド信号を録音として記憶する第2の伝送モジュールをさらに備える。
【0033】
選択的に、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、USB伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記装置は、
USB2.0サブインターフェースを介して、USB伴奏オーディオ信号を受信する第2の受信モジュールと、
ブリッジチップにより、USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換する第1の変換モジュールと、
ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってI2Sミックスド信号を生成する第2の処理モジュールと、
ブリッジチップにより、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換する第2の変換モジュールと、
USB2.0サブインターフェースを介して、また、UACを呼び出して、テレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶する第3の伝送モジュールと、をさらに備える。
【0034】
選択的に、外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプに接続され、
前記装置は、
Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送し、外部アンプは、受信されたI2Sミックスド信号を再生する第4の伝送モジュールをさらに備える。
【0035】
第6の態様は、オーディオ再生装置を提供し、前記装置は、
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する第5の伝送モジュールと、
集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、ミックスド信号は、外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものである第3の受信モジュールと、
内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生する再生モジュールと、を備える。
【0036】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
第5の伝送モジュールは、I2Sサブインターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0037】
選択的に、I2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、オフ状態にある場合、I2SサブインターフェースはI2S信号の伝送を禁止し、
前記装置は、
集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、外部装置の装置識別子を取得する検出モジュールと、
装置識別子が外部装置が外部拡張装置であることを示すと、I2Sサブインターフェースをオン状態に設定する第1の設定モジュールと、
装置識別子が外部装置が外部拡張装置ではないことを示すと、I2Sサブインターフェースをオフ状態に設定する第2の設定モジュールと、をさらに備える。
【0038】
選択的に、前記装置は、
APにより、外部拡張装置が伝送したミックスド信号を受信する第4の受信モジュールと、
ミックスド信号を録音として記憶する第1の記憶モジュールと、をさらに備える。
【0039】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
前記装置は、
USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、前記外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送する第6の伝送モジュールと、
USB2.0サブインターフェースを介して、外部拡張装置が伝送したUSBミックスド信号を受信し、USBミックスド信号は、外部拡張装置がブリッジチップによりI2Sミックスド信号を変換して得られたものであり、I2Sミックスド信号は、外部拡張装置がユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って得られたものであり、I2S伴奏オーディオ信号は、外部拡張装置がブリッジチップによりUSB伴奏オーディオ信号を変換して得られたものである第5の受信モジュールと、
USBミックスド信号を録音として記憶する第2の記憶モジュールと、をさらに備える。
【0040】
第7の態様は、オーディオ再生装置を提供し、前記装置は、
プロセッサーと、
プロセッサーで実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサーは、
マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得し、
テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信し、
ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、
集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生するように構成される。
【0041】
第8の態様は、オーディオ再生装置を提供し、前記装置は、
プロセッサーと、
プロセッサーで実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサーは、
外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、ミックスド信号は、外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものであり、
内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生するように構成される。
【0042】
第9の態様は、プロセッサーに実行されることにより、上記オーディオ処理方法を実現する、プログラムを提供する。
【0043】
第10の態様は、プロセッサーに実行されることにより、上記オーディオ再生方法を実現する、プログラムを提供する。
【0044】
第11の態様は、上記プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0045】
本発明に提供された技術的案によれば、以下のような技術効果が奏される。
【0046】
外部拡張装置により、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、さらに、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、ミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーにより、ミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内装することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することができ、また、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的に、テレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0047】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0048】
ここの図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈する。
図1】一例示的な実施例により提供されるオーディオ再生システムを示すシステムアーキテクチャー図である。
図2A図1に示すオーディオ再生システムの信号伝送方式を示す図である。
図2B】一実施例により提供される集積物理インターフェースを示す図である。
図2C図1に示すオーディオ再生システムの他の信号伝送方式を示す図である。
図3】一例示的な実施例により提供される外部拡張装置及びテレビ装置の構造を示す図である。
図4】一例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図5】他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図6A】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図6B】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図6C】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図6D】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図6E】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。
図7】一例示的な実施例により提供されるオーディオ処理装置の構造を示す図である。
図8】他の例示的な実施例により提供されるオーディオ処理装置の構造を示す図である。
図9】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生装置の構造を示す図である。
図10】さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生装置の構造を示す図である。
図11】一例示的な実施例に係るテレビ装置を示すブロックチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。即ち、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0050】
図1は、一例示的な実施例により提供されるオーディオ再生システムを示すシステムアーキテクチャー図である。前記オーディオ再生システムは、マイクロホン装置110、外部拡張装置120及びテレビ装置130を備える。
【0051】
マイクロホン装置110は、ユーザー音声信号を収集するとともに、外部拡張装置120に前記ユーザー音声信号を伝送する。前記マイクロホン装置は、例えば、110ケーブルにより外界拡張装置120に接続されるマイクであってもよい。
【0052】
マイクロホン装置110と外部拡張装置120との間は、有線又は無線で接続される。
【0053】
外部拡張装置120は、オーディオ処理及び伝送機能を有する電子装置である。外部拡張装置120は、集積物理インターフェースを備え、また、前記集積物理インターフェースを介してテレビ装置130と電気的に接続され、テレビ装置130からの電力供給を受信するとともに、テレビ装置130と信号伝送を行う。ここで、前記集積物理インターフェースは、USB2.0インターフェース、USB3.0インターフェース、Type C(タイプC)インターフェース又はLightning(ライトニング)インターフェース等であってもよく、例えば、図1に示すように、前記外部拡張装置120は、USB3.0インターフェースが配置されたUSB装置として実現されることができる。
【0054】
テレビ装置130は、音声映像再生機能を有する電子装置であって、前記テレビ装置は、スマートテレビ又はスピーカー付きプロジェクター等であってもよい。テレビ装置130は、外部拡張装置120が伝送したミックスド信号を受信するとともに、内蔵スピーカーにより前記ミックスド信号を再生し、ここで、前記ミックスド信号は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号により生成される。なお、前記テレビ装置130は、スマートテレビボックス+テレビの組合せとしても実現されることができ、外部拡張装置120とスマートテレビボックスは、集積物理インターフェースを介して接続される。
【0055】
選択的に、前記オーディオ再生システムは、外部拡張装置120に接続される外部アンプ140をさらに備えてもよい。
【0056】
外部アンプ140は、外部拡張装置120に接続されるスピーカーであってもよく、外部拡張装置120が伝送したミックスド信号を受信するとともに、再生する。
【0057】
図1に示すオーディオ再生システムを利用してカラオケを行うとき、図2Aに示すように、マイクロホン装置110は、外部拡張装置120に収集したユーザー音声信号を伝送する。
【0058】
カラオケを行うとき、マイクロホン装置は、ユーザー音声信号を収集する役割を担うとともに、外部拡張装置との間の接続によって、収集されたユーザー音声信号を外部拡張装置120にリアルタイムに伝送する。
【0059】
テレビ装置130は、集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置120に伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0060】
外部拡張装置が集積物理インターフェースを介してテレビ装置に接続された後、テレビ装置は、前記集積物理インターフェースを介して外部拡張装置に電力を供給し、外部拡張装置がユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号がミキシング処理されるように、ユーザーが歌うと同時に、前記集積物理インターフェースを介して外部拡張装置に伴奏音信信号を伝送する。
【0061】
外部拡張装置120は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を生成し、集積物理インターフェースを介してテレビ装置130の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0062】
外部拡張装置は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号を受信した後、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して融合を行い、また、融合後の音声信号に対してミキシング処理を行い、相応のミックスド信号を生成する。ミックスド信号を生成した後、外部拡張装置は、集積物理インターフェースを介してテレビ装置に前記ミックスド信号を返送して、テレビ装置の内蔵スピーカーによって再生する。なお、遅延を下げるために、前記集積物理インターフェースを介して伝送したミックスド信号は、テレビ装置のAPに(APを介してミックスド信号を増幅回路に伝送すると、大きな遅延が存在する)伝送されずに、テレビ装置の増幅回路に直接に伝送される。
【0063】
テレビ装置の内蔵スピーカーが受信されたミックスド信号を直接に再生できるようにするために、一可能な実施形態において、外部拡張装置120とテレビ装置130との間の集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェース(I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送する)を備え、テレビ装置は、前記I2Sサブインターフェースを介して外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、外部拡張装置120は、前記I2Sサブインターフェースを介して直接にテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0064】
なお、他の可能な実施形態において、前記I2Sサブインターフェースは、PCM(Pulse Code Modulation,パルス符号変調)サブインターフェースとして置き換われてもよく、本実施例では、これに対して限定しない。
【0065】
テレビ装置130は、さらに、内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0066】
テレビ装置は、内蔵増幅回路により外部拡張装置が伝送したミックスド信号を受信するとともに、内蔵スピーカーを用いて前記ミックスド信号を再生する。前記ミックスド信号は、テレビ装置のAPを介して増幅回路に伝送されずに、増幅回路に直接に伝送されるので、ユーザー体験の面では、ユーザーの歌とテレビ装置がミックスを再生する間の遅延が小さく、ユーザー体験がよい。
【0067】
I2Sサブインターフェースを介して伝送されたI2S信号は、データだけではなく、相応のクロック信号も含み、このため、一可能な実施形態において、外部拡張装置とテレビ装置との間の集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、即ち、外部拡張装置にはUSB3.0メスが配置され、テレビ装置にはUSB3.0オスが配置される。
【0068】
ここで、前記USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成する。即ち、外部拡張装置とテレビ装置が信号伝送を行うとき、USB3.0ピンから構成されるI2Sサブインターフェースを介して信号伝送(伴奏オーディオ信号及びミックスド信号)を行う。
【0069】
具体的には、USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、ここで、第1のピンは、SCK信号を伝送し、第2のピンは、WS信号を伝送し、第3のピンは、SD INを伝送し、第4のピンは、SD OUTを伝送し、第5のピンは、MCLK信号、SD IN又はSD OUTのいずれか1つの信号を伝送する。
【0070】
SCK信号は、データ伝送を同期させて、受信端がI2S信号を受信するときに、クロックの非同期による受信エラーを避け、WS信号は、I2S信号の中のデータの左右チャネルを示し、SD INは入力データであって、且つSD INは、左右両チャネルのデータを含み、SD OUTは、出力データであって、且つSD OUTも左右両チャネルのデータを含む。第5のピンは、MCLK信号、SD IN又はSD OUTを伝送してもよく、第5のピンがSD IN又はSD OUTを伝送するとき、テレビ装置は、前記I2Sサブインターフェースを介して、外部拡張装置に4チャンネルのオーディオ伴奏信号を伝送でき、相応的に、前記外部拡張装置は、前記I2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置に4チャンネルのミックスド信号を返送でき、最終的に4チャネル再生を実現することができる。
【0071】
例えば、図2Bに示すように、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、ここで、USB3.0の中のGNDピン、D−ピン、D+ピン及びVCCピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0の中のSS_RX+ピン、SS_RX−ピン、SS_TX+ピン、SS_TX−ピン及びGND_DRAINピンはI2Sサブインターフェースを構成し、それぞれがSCK信号、WS信号、SD IN、 SD OUT及びMCLK信号を伝送する。
【0072】
テレビ装置の集積物理インターフェース(オス)は、前記外部拡張装置に接続されるだけではなく、他の外部装置にも接続されることができる。テレビ装置が外部拡張装置に接続された場合、テレビ装置は、I2Sサブインターフェースを介して外部拡張装置と信号伝送を行う必要があり、テレビ装置が他の外部装置(例えば、USB3.0標準装置)に接続された場合、前記I2Sサブインターフェースに対応するピンは、I2S信号を伝送するために使われるわけではない場合もある。
【0073】
したがって、信号伝送エラー及び集積物理インターフェースの破損を避けるために、一可能な実施形態において、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースはオン状態及びオフ状態を有し、テレビ装置が外部拡張装置に接続された場合、前記I2Sサブインターフェースはオン状態にあり、前記I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送することができ、テレビ装置が外部拡張装置に接続された場合、前記I2Sサブインターフェースはオフ状態にあり、I2SサブインターフェースはI2S信号の伝送を禁止する。具体的には、テレビ装置130は、集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、外部装置の装置識別子を取得する。
【0074】
テレビ装置は、外部装置が接続されたことを検出したとき、前記外部装置の装置識別子を取得し、前記装置識別子と外部拡張装置の識別子が同じであるかどうかを検出する。
【0075】
一可能な実施形態において、テレビ装置は、取得された装置識別子によって、前記外部装置の装置タイプを確定し、ここで、前記装置タイプは、USB3.0標準装置及び外部拡張装置等を含んでもよい。
【0076】
テレビ装置130は、さらに、装置識別子が外部装置が外部拡張装置120であることを示すと、I2Sサブインターフェースをオン状態に設定する。
【0077】
取得された装置識別子が接続された外部装置が外部拡張装置であることを示すと、テレビ装置は、I2Sサブインターフェースを介して信号伝送を行う必要があり、I2Sサブインターフェースをオン状態に設定する。
【0078】
テレビ装置130は、さらに、装置識別子が外部装置が外部拡張装置120ではないことを示すと、I2Sサブインターフェースをオフ状態に設定する。
【0079】
取得された装置識別子が接続された外部装置が外部拡張装置ではないことを示す場合、I2Sサブインターフェースに対応するピンは、信号伝送に使われるわけではなく、I2Sサブインターフェースをオフ状態に設定する(I2Sサブインターフェースに対応するピンはハイインピーダンス状態である)。
【0080】
選択的に、テレビ装置は、さらに、外部装置のタイプによって異なるピンモードに切り替えることができる。例えば、装置識別子が外部装置が外部拡張装置であることを示す場合、テレビ装置は集積物理インターフェースを第1のピンモードに切り替え、第1のピンモードで、I2Sサブインターフェースを有効にし、装置識別子が外部装置がUSB3.0標準装置であることを示す場合、テレビ装置は集積物理インターフェースを第2のピンモードに切り替え、第2のピンモードで、I2SサブインターフェースがUSB3.0標準サブインターフェースに切り替わるだけで、前記集積物理インターフェースは、標準USBインターフェースとしてUSB標準装置とデータ伝送を行うことができる。
【0081】
選択的に、外部拡張装置120は、さらに、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置130のAPにミックスド信号を伝送し、APは、ミックスド信号を録音として記憶する。
【0082】
ユーザーが歌を歌った後、再生を行う必要がある場合がある。このため、外部拡張装置は、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送するとともに、I2Sサブインターフェースを介してテレビ装置のAPに前記ミックスド信号を伝送することができる。テレビ装置のAPが前記ミックスド信号を受信した後、それを録音として記憶し、ユーザーが再生を行うことを指示すると、テレビ装置により前記録音を再生する。なお、外部拡張装置は、ユーザーが伴奏なしの音声を再生できるように、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号をテレビ装置のAPに伝送することもでき、本発明の実施例では、これに対して限定しない。
【0083】
集積物理インターフェースがUSB3.0インターフェースである場合、テレビ装置と外部拡張装置とは、I2Sサブインターフェースを介して信号伝送が行えるだけではなく、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0サブインターフェースを介しても信号伝送を行うこともでき、また、外部アンプを介してオーディオ再生を行う。
【0084】
一可能な実施形態において、図2Cに示すように、テレビ装置は、さらに、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UAC(USB Audio Class,USBオーディオ類)を呼び出して、外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0085】
テレビ装置はUACをサポートし、外部拡張装置の接続が検出されると、USB2.0サブインターフェースを介して外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送することができる。
【0086】
外部拡張装置は、さらに、ブリッジチップにより、USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、ブリッジチップにより、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、テレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0087】
相応的に、外部拡張装置は、集積物理インターフェースの中のUSB2.0サブインターフェースを介してテレビ装置が伝送したUSBオーディオ伴奏信号を受信する。受信されたUSBオーディオ伴奏信号に対して、外部拡張装置は、内蔵のブリッジチップにより前記USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換する。ここで、前記ブリッジチップは、I2S信号及びUSBオーディオ信号に対して変換を行う。
【0088】
外部拡張装置は、マイクロホン装置が伝送したユーザー音声信号及び変換して得られたI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って相応のI2Sミックスド信号を得る。
【0089】
ミックスド信号の返送を実現するために、外部拡張装置は得られたI2Sミックスド信号を処理した後、再びブリッジチップを利用して前記I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、USB2.0サブインターフェースを介してテレビ装置のAPに前記USBミックスド信号を返送する必要がある。
【0090】
テレビ装置のAPが受信されたUSBミックスド信号に対して処理を行い、増幅回路により内蔵スピーカーに伝送して再生を行うと、大きい遅延(30msより大きい)が発生され、これによって、内蔵スピーカーが再生したオーディオに明らかなヒステリシスが存在し、ユーザー体験に影響するので、後の再生で使用するために、テレビ装置のAPが返送したUSBミックスド信号を受信した後、前記USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0091】
なお、集積物理インターフェースがUSB2.0インターフェースである場合、外部拡張装置とテレビ装置とは前記方法によって信号伝送を実現してもよい、本実施例では、集積物理インターフェースがUSB3.0インターフェースであることのみを例にして例示的に説明し、本発明を限定するものではない。
【0092】
外部拡張装置は、さらに、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送し、外部アンプは、受信されたI2Sミックスド信号を再生する。
【0093】
ユーザーがミックスしたオーディオを聞くことができるように、外部拡張装置には、Line Outインターフェース又はSPDIFがさらに設けられている。ミキシング処理を完成させた後、外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIF外部アンプによりI2Sミックスド信号を伝送することができ、これによって、外部アンプはオーディオ再生を行うことが可能になり、また、同時に、I2Sミックスド信号はAPを通過する必要がなくなるので、ユーザーの歌と外部アンプがオーディオを再生する間の遅延が小さくなり、ユーザー体験がよくなる。
【0094】
図2A及び図2Bを併せて参照する、図3は、一例示的な実施例により提供される外部拡張装置310及びテレビ装置320の構造を示す図である。
【0095】
ここで、外部拡張装置310は、ミキシング処理チップ311及びミキシング処理チップ311に電気的に接続された集積物理インターフェース312(メス)を備え、テレビ装置320は、集積物理インターフェース321(オス)、増幅回路322及びスピーカー323を備える。
【0096】
外部拡張装置310は、集積物理インターフェース312を介してテレビ装置320の集積物理インターフェース321に接続され、テレビ装置320の電力供給及び信号伝送を受信する。
【0097】
前記集積物理インターフェースは、USB2.0インターフェース、USB3.0インターフェース、Type Cインターフェース又はLightningインターフェース等であってもよい。
【0098】
ミキシング処理チップ311は、テレビ装置320が集積物理インターフェース321を介して伝送した伴奏オーディオ信号を取得し、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行う。
【0099】
外部拡張装置310は、有線又は無線方式によってマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を受信する。選択的に、外部拡張装置310は、オーディオ入力インターフェースをさらに備えてもよく、また、前記オーディオ入力インターフェースを介してマイクロホン装置が伝送したユーザー音声信号を受信する。
【0100】
ユーザーがカラオケを行うとき、テレビ装置320は外部拡張装置310との間の集積物理インターフェース321を介して外部拡張装置310に伴奏オーディオ信号を伝送し、外部拡張装置310が前記伴奏オーディオ信号を受信した後、ミキシング処理チップ311により伴奏オーディオ信号及びユーザー音声信号に対してミキシング処理を行う。
【0101】
ミキシング処理チップ311は、さらに、集積物理インターフェースを介してテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0102】
伴奏オーディオ信号及びユーザー音声信号に対してミキシング処理を行った後、ミキシング処理チップ311は、集積物理インターフェース312を介して処理して得られたミックスド信号をテレビ装置320内部の増幅回路322に伝送し、テレビ装置320は、内蔵スピーカー323により増幅回路322が受信したミックスド信号に対して再生を行う。
【0103】
一可能な実施形態において、外部拡張装置310の集積物理インターフェース312はUSB3.0インターフェース(メス)であり、対応的に、テレビ装置320の集積物理インターフェース321はUSB3.0インターフェース(オス)であってもよい。
【0104】
ここで、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンは、USB2.0サブインターフェース3122を構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンは、I2Sサブインターフェース3121構成し、外部拡張装置310は、I2Sサブインターフェース3121を介してテレビ装置320が伝送した伴奏オーディオ信号を受信し、また、I2Sサブインターフェース3121を介してテレビ装置320にミックスド信号を返送する。
【0105】
具体的には、図2Bに示すように、USB3.0の中のGNDピン、D−ピン、D+ピン及びVCCピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0の中のSS_RX+ピン、SS_RX−ピン、SS_TX+ピン、SS_TX−ピン及びGND_DRAINピンはI2Sサブインターフェースを構成し、また、それぞれがSCK信号、WS信号、SD IN、SD OUT及びMCLK信号を伝送する。
【0106】
テレビ装置320がUACをサポートする場合、テレビ装置320は、I2Sサブインターフェースを介して外部拡張装置310と信号伝送が行えるだけではなく、USB2.0サブインターフェースを介しても信号伝送を行うことができる。選択的に、図3に示すように、外部拡張装置320は、ブリッジチップ313をさらに備える。
【0107】
ブリッジチップ313の一端はUSB2.0サブインターフェース3122に電気的に接続され、ブリッジチップ313の他端はミキシング処理チップ311に電気的に接続される。
【0108】
ブリッジチップ313は、テレビ装置320がUSB2.0サブインターフェース3122を介して伝送したUSB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、ミキシング処理チップ311にI2S伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0109】
ブリッジチップ311は、USB信号をI2S信号に変換し、又は、I2S信号をUSB信号に変換する。ブリッジチップ313は、USB2.0サブインターフェース3122を介してテレビ装置320が伝送したUSB伴奏オーディオ信号を受信した後、前記USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、また、変換して得られたI2S伴奏オーディオ信号をミキシング処理チップ311に伝送する。
【0110】
ミキシング処理チップ311は、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行う。
【0111】
ミキシング処理チップ311は、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って相応のミックスド信号を得る。
【0112】
図3に示すように、外部拡張装置310がUSB2.0サブインターフェース3122を利用してミックスド信号の返送を行う場合、前記ミックスド信号がテレビ装置320のAP324を通過する必要があり、AP324により前記ミックスド信号に対して処理を行って、それを増幅回路322に送信する。このような方式を採用して返送を行うと、遅延が大きくなり、ユーザー体験に影響する。伝送遅延を低減させるためには、選択的に、図3に示すように、外部拡張装置310は、Line Outインターフェース又はSPDIF314をさらに備える。
【0113】
ミキシング処理チップ311は、処理によりミックスド信号を得た後、Line Outインターフェース又はSPDIF314を介して外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送し、外部アンプは、前記I2Sミックスド信号を受信してから再生を行い、これによって、ユーザーの歌とミックス再生との遅延を著しく減少することができる。
【0114】
選択的に、ミキシング処理チップ311は、さらに、ブリッジチップ313にI2Sミックスド信号を伝送し、ブリッジチップ313は、さらに、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、USB2.0サブインターフェース3122を介してテレビ装置320のAP324にUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0115】
なお、他の可能な実施形態において、ミキシング処理チップ311は、さらに、ブリッジチップ313のみにマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を返送してもよく、本実施例では、これに対して限定しない。
【0116】
ミキシング処理チップ311は、Line Outインターフェース又はSPDIF314を介して外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送するとともに、さらに、ブリッジチップ313に前記I2Sミックスド信号を伝送してもよい。ブリッジチップ313は、I2Sミックスド信号を受信した後、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、また、USB2.0サブインターフェース3122を介してテレビ装置320のAP324にUSBミックスド信号を伝送する。AP324は、前記USBミックスド信号を受信した後、それを録音として記憶し、ユーザーが再生操作を行うとき、AP324は、記憶した録音を増幅回路322に送信することができ、また、内蔵スピーカー323により再生を行う。
【0117】
なお、本実施例では、ブリッジチップはミキシング処理チップと別に設けられたチップであってもよく、又は、ブリッジチップはミキシング処理チップの内部に内蔵されたチップであってもよく、本発明の実施例では、これに対して限定しない。
【0118】
図4は、一例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。本実施例以では、前記オーディオ再生方法を図1の外部拡張装置120に適用したことを例にして説明する。前記オーディオ再生方法は下記のステップを含む。
【0119】
ステップ401:マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得する。
【0120】
ステップ402:テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信する。
【0121】
ステップ403:ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行う。
【0122】
ステップ404:集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0123】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ再生方法は、外部拡張装置により、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、さらに、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することを達成し、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的にテレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0124】
図5は、他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。本実施例では、前記オーディオ再生方法を図1のテレビ装置130に適用したことを例にして説明する。前記オーディオ再生方法は下記のステップを含む。
【0125】
ステップ501:外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0126】
ステップ502:集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、ミックスド信号は、外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものである。
【0127】
ステップ503:内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0128】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ再生方法は、外部拡張装置により、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、さらに、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することを達成し、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的にテレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0129】
図6Aは、さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生方法を示すフローチャートである。本実施例では、前記オーディオ再生方法を図1に示すオーディオ再生システムに適用したことを例にして説明する。前記オーディオ再生方法は下記のステップを含む。
【0130】
ステップ601:外部拡張装置はマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得する。
【0131】
前記マイクロホン装置が有線マイクなどの有線装置である場合、外部拡張装置は、マイクロホン装置との間のケーブルによりマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得し、前記マイクロホン装置が無線マイクの無線装置である場合、外部拡張装置は、無線によって前記ユーザー音声信号を取得する。本実施例では、外部拡張装置がユーザー音声信号を取得する方式に対して限定するものではない。
【0132】
ステップ602:テレビ装置は、外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0133】
一可能な実施形態において、前記集積物理インターフェースは、I2S信号を伝送するためのI2Sサブインターフェースを備え、テレビ装置は集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0134】
ステップ603:外部拡張装置は、集積物理インターフェースを介してテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信する。
【0135】
相応的に、外部拡張装置は、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、前記伴奏オーディオ信号を受信する。
【0136】
ステップ604:外部拡張装置は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行う。
【0137】
外部拡張装置にはミキシング処理チップが内蔵されたので、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号を受信したとき、外部拡張装置を介して両方に対してミキシング処理を行って、最終的に、相応のミックスド信号を得る。
【0138】
ステップ605:外部拡張装置は、集積物理インターフェースを介してテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0139】
テレビ装置が伴奏オーディオ信号を伝送することと同様に、集積物理インターフェースがI2Sサブインターフェースを備える場合、外部拡張装置は、前記I2Sサブインターフェースを介して直接にテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0140】
ステップ606:テレビ装置は、集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信する。
【0141】
相応的に、テレビ装置は、I2Sサブインターフェースを介して、外部拡張装置が増幅回路に伝送したミックスド信号を受信する。
【0142】
ステップ607:テレビ装置は、内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0143】
前記ミックスド信号は、テレビ装置のAPを通過しないで直接に増幅回路に伝送されるので、その伝送遅延は低い。即ち、ユーザーの歌とミックス再生との時間間隔が短く(30msより低い)、これによって、よいユーザー体験を達成することができる。
【0144】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ再生方法は、外部拡張装置により、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、さらに、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することができ、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的にテレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0145】
本実施例では、外部拡張装置は、テレビ装置との間のI2Sサブインターフェースを介して、ミキシング処理したミックスド信号を直接にテレビ装置の増幅回路に伝送し、テレビ装置の内蔵スピーカーにより再生することによって、テレビ装置のAPによりミックスド信号の返送を避けて、返送遅延を低下させ、ユーザー体験を向上させた。
【0146】
テレビ装置の集積物理インターフェース(オス)は、前記外部拡張装置だけではなく、他の外部装置にも接続されることができる。テレビ装置が外部拡張装置に接続された場合、テレビ装置はI2Sサブインターフェースを介して外部拡張装置と信号伝送を行う必要があり、テレビ装置が他の外部装置(例えば、USB3.0標準装置)に接続された場合、前記I2Sサブインターフェースに対応するピンは、I2S信号を伝送するために使われるわけではない場合もある。
【0147】
したがって、信号伝送エラー及び集積物理インターフェースの破損を避けるために、一可能な実施形態において、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースはオン状態及びオフ状態を有し、テレビ装置が外部拡張装置に接続された場合、前記I2Sサブインターフェースはオン状態にあり、前記I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送することができ、テレビ装置が外部拡張装置に接続された場合、前記I2Sサブインターフェースはオフ状態にあり、I2SサブインターフェースはI2S信号の伝送を禁止する。図6Bに示すように、上記ステップ602の前に、下記のステップをさらに含んでもよい。
【0148】
ステップ608:テレビ装置は、集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、外部装置の装置識別子を取得する。
【0149】
異なるタイプの外部装置は異なる装置識別子を有し、テレビ装置は、外部装置の装置識別子によって、前記外部装置がカラオケ機能を有する外部拡張装置であるか否かを確定することができる。
【0150】
一可能な実施形態において、テレビ装置が装置識別子を取得された後、前記装置識別子に予め設定したキーワード(例えば、Cara OK)を含んでいるかどうかを検出し、前記装置識別子の中に予め設定したキーワードが含んでいると検出された場合、前記外部装置を外部拡張装置であると確定し、前記装置識別子の中に予め設定したキーワードが含んでいないと検出された場合、前記外部装置が外部拡張装置ではないと確定する。
【0151】
ステップ609:装置識別子が外部装置が外部拡張装置であることを示す場合、テレビ装置はI2Sサブインターフェースをオン状態に設定する。
【0152】
前記外部装置が外部拡張装置ではないと検出された場合、テレビ装置は集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースをオン状態に設定し、I2Sサブインターフェースを介して伴奏オーディオ信号伝送を行い、ステップ602を実行する。
【0153】
ステップ610:装置識別子が外部装置が外部拡張装置ではないことを示す場合、テレビ装置はI2Sサブインターフェースをオフ状態に設定する。
【0154】
前記外部装置が外部拡張装置ではないと検出された場合、テレビ装置は、I2Sサブインターフェースのピンをハイインピーダンス状態に設定することができ、これによって、前記I2Sサブインターフェースがオフ状態になり、I2S信号伝送を停止する。
【0155】
さらに、テレビ装置は、さらに、前記外部装置の装置タイプによって、I2Sサブインターフェースに対して切り替えを行うことができる。例えば、前記外部装置がUSB3.0標準装置である場合、テレビ装置は、I2SサブインターフェースをUSB3.0標準サブインターフェースに切り替えて、USB3.0標準装置とテレビ装置とのデータ伝送を保証することができ、本発明では、これに対して限定しない。
【0156】
本実施例では、テレビ装置は、外部装置の装置識別子によって前記外部装置が外部拡張装置であるか否かを確定し、前記外部装置が外部拡張装置ではない場合、I2Sをオフ状態に設定して、信号伝送エラー及び集積物理インターフェース破損を避ける。
【0157】
選択的に、図6Aに加え、図6Cに示すように、上記ステップ604の後は、下記のステップをさらに含んでもよい。
【0158】
ステップ611:外部拡張装置は、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置のAPにミックスド信号を伝送する。
【0159】
外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送するとき、I2Sサブインターフェースを介してテレビ装置のAPにミックスド信号を伝送してもよい。なお、他の可能な実施形態において、外部拡張装置は、ユーザー音声信号のみをテレビ装置のAPに返送してもよく、本実施例では、これに対して限定しない。
【0160】
ステップ612:テレビ装置は、APにより、外部拡張装置が伝送したミックスド信号を受信する。
【0161】
ステップ613:テレビ装置は、ミックスド信号を録音として記憶する。
【0162】
前記ミックスド信号を受信した後、テレビ装置は、再生のために、前記ミックスド信号を録音として記憶し、また、テレビ装置のAPは、さらに、前記録音のイントネーション及びリズムによって採点を行い、採点に対して表示することができ、本発明では、これに対して限定しない。
【0163】
一可能な実施形態において、テレビ装置は、さらに、集積物理インターフェースの中のUSB2.0サブインターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送することができ、外部拡張装置も外部アンプによって処理したミックスド信号を再生することができる。図6Dに示すように、テレビ装置と外部拡張装置との間の集積物理インターフェースがUSBサブインターフェースを備える場合、上記ステップ601の後は、下記のステップを含んでもよい。
【0164】
ステップ614:テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出してUSB伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0165】
テレビ装置がUACをサポートする場合、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介して外部拡張装置にUSBオーディオ信号伝送することができる。
【0166】
ステップ615:外部拡張装置は、USB2.0サブインターフェースを介して、USB伴奏オーディオ信号を受信する。
【0167】
相応的に、外部拡張装置は、前記USB2.0サブインターフェースを介してテレビ装置が伝送したUSB伴奏オーディオ信号を受信する。
【0168】
ステップ616:外部拡張装置は、ブリッジチップにより、USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換する。
【0169】
図3に示すように、外部拡張装置310のUSB2.0サブインターフェース3122はブリッジチップ313に電気的に接続され、USB伴奏オーディオ信号を受信したとき、外部拡張装置は、前記ブリッジチップ313によりUSB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換する。本実施例では、ブリッジチップのタイプに対して限定するものではない。
【0170】
ステップ617:外部拡張装置は、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってI2Sミックスド信号を生成する。
【0171】
上記ステップ604と同様に、外部拡張装置は、変換して得られたI2S伴奏オーディオ信号及びユーザー音声信号に対してミキシング処理を行って相応のI2Sミックスド信号を生成する。
【0172】
ステップ618:外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送する。
【0173】
ユーザーの歌とミックス再生との間の遅延を低下させるために、図3に示すように、外部拡張装置310は、外部アンプがミックスオーディオの再生を行えるように、Line Out/SPDIF314を介して外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送する。
【0174】
ステップ619:外部アンプは、前記I2Sミックスド信号を再生する。
【0175】
本実施例では、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介して外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送し、外部拡張装置は、前記USB伴奏オーディオ信号及びユーザー音声信号によりI2Sミックスド信号を生成し、また、外部アンプにより再生することによって、外部拡張装置の適応範囲を拡大させ、ユーザーの歌とミックス再生との遅延を減少し、ユーザー体験を向上させた。
【0176】
選択的に、図6Dに加え、図6Eに示すように、上記ステップ617の後は、下記のステップをさらに含んでもよい。
【0177】
ステップ618:外部拡張装置は、ブリッジチップにより、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換する。
【0178】
図3に示すように、外部拡張装置320は、Line Out/SPDIF314を介して外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送するとともに、ブリッジチップ313によりI2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換する。
【0179】
なお、外部拡張装置は、さらに、ユーザー音声信号のみをテレビ装置のAPに返送してもよく、本実施例では、これに対して限定しない。
【0180】
ステップ619:外部拡張装置は、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出してテレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送する。
【0181】
テレビ装置がUSB伴奏オーディオ信号を伝送することと同様に、外部拡張装置はUSB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出してテレビ装置のAPに変換して得られたUSBミックスド信号を伝送する。
【0182】
ステップ620:テレビ装置は、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0183】
テレビ装置は、再生のために、受信されたUSBミックスド信号を録音として記憶し、また、テレビ装置のAPは、さらに、前記録音のイントネーション及びリズムによって採点を行い、採点に対して表示することができ、本発明では、これに対して限定しない。
【0184】
下記は本発明の装置の実施例であって、本発明の方法の実施例を実行するために用いられる。本発明の装置の実施例で開示されていない詳細に対しては、本発明の方法の実施例を参照ください。
【0185】
図7は、一例示的な実施例により提供されるオーディオ処理装置の構造を示す図である。前記オーディオ処理装置は、専用ハードウェア回路、又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせを介して、図1の外部拡張装置120の全部又は一部として実現されることができ、前記オーディオ処理装置は、第1の取得モジュール701と、第1の受信モジュール702と、第1の処理モジュール703と、第1の伝送モジュール704と、を備え、
第1の取得モジュール701は、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得し、
第1の受信モジュール702は、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信し、
第1の処理モジュール703は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、
第1の伝送モジュール704は、集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0186】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ処理装置は、外部拡張装置によりマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することを達成し、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的にテレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0187】
図8は、他の例示的な実施例により提供されるオーディオ処理装置の構造を示す図である。前記オーディオ処理装置は、専用ハードウェア回路、又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、図1の外部拡張装置120の全部又は一部として実現されることができ、前記オーディオ処理装置は、第1の取得モジュール801と、第1の受信モジュール802と、第1の処理モジュール803と、第1の伝送モジュール804と、を備え、
第1の取得モジュール801は、マイクロホン装置が収集したユーザー音声信号を取得し、
第1の受信モジュール802は、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介して、テレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号を受信し、
第1の処理モジュール803は、ユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行い、
第1の伝送モジュール804は、集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0188】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
第1の受信モジュール802は、集積物理インターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送し、テレビ装置は内蔵スピーカーにより増幅回路が受信したミックスド信号を再生し、
第1の伝送モジュール804は、I2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置の増幅回路にミックスド信号を伝送する。
【0189】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
USB3.0ピンは、第1のピン、第2のピン、第3のピン、第4のピン及び第5のピンを備え、
第1のピンは、SCK信号を伝送し、
第2のピンは、WS信号を伝送し、
第3のピンは、SD INを伝送し、
第4のピンは、SD OUTを伝送し、
第5のピンは、MCLK信号、SD IN又はSD OUTのいずれか1つの信号を伝送する。
【0190】
選択的に、前記装置は、第2の伝送モジュール805をさらに備え、
第2の伝送モジュール805は、集積物理インターフェースの中のI2Sサブインターフェースを介して、テレビ装置のAPにミックスド信号を伝送し、APは、ミックスド信号を録音として記憶する。
【0191】
選択的に、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、USB伴奏オーディオ信号を伝送し、
前記装置は、第2の受信モジュール806と、第1の変換モジュール807と、第2の処理モジュール808と、第2の変換モジュール809と、第3の伝送モジュール810と、をさらに備え、
第2の受信モジュール806は、USB2.0サブインターフェースを介して、USB伴奏オーディオ信号を受信し、
第1の変換モジュール807は、ブリッジチップにより、USB伴奏オーディオ信号をI2S伴奏オーディオ信号に変換し、
第2の処理モジュール808は、ユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってI2Sミックスド信号を生成し、
第2の変換モジュール809は、ブリッジチップにより、I2Sミックスド信号をUSBミックスド信号に変換し、
第3の伝送モジュール810は、USB2.0サブインターフェースを介して、また、UACを呼び出して、テレビ装置のAPにUSBミックスド信号を伝送し、APは、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0192】
選択的に、外部拡張装置は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプに接続され、
前記装置は、第4の伝送モジュール811をさらに備え、
第4の伝送モジュール811は、Line Outインターフェース又はSPDIFを介して、外部アンプにI2Sミックスド信号を伝送し、外部アンプは、受信されたI2Sミックスド信号を再生する。
【0193】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ処理装置は、外部拡張装置によりマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することを達成し、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的にテレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0194】
本実施例では、外部拡張装置は、テレビ装置との間のI2Sサブインターフェースを介して、ミキシング処理したミックスド信号を直接にテレビ装置の増幅回路に伝送し、テレビ装置の内蔵スピーカーにより再生することで、テレビ装置のAPを介してミックスド信号を返送することを避けて、返送遅延を低下させ、ユーザー体験を向上させた。
【0195】
本実施例では、テレビ装置は、外部装置の装置識別子によって前記外部装置が外部拡張装置であるか否かを確定し、前記外部装置が外部拡張装置ではない場合、I2Sをオフ状態に設定して、信号伝送エラー及び集積物理インターフェース破損を避けた。
【0196】
本実施例では、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介して外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送し、外部拡張装置は、前記USB伴奏オーディオ信号及びユーザー音声信号によりI2Sミックスド信号を生成し、また、外部アンプにより再生することによって、外部拡張装置の適応範囲を拡大させ、ユーザーの歌とミックス再生との遅延を減少し、ユーザー体験を向上させた。
【0197】
図9は、さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生装置の構造を示す図である。前記オーディオ再生装置は、専用ハードウェア回路、又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、図1テレビ装置130の全部又は一部として実現されることができ、前記オーディオ再生装置は、第5の伝送モジュール901と、第3の受信モジュール902と、再生モジュール903と、を備え、
第5の伝送モジュール901は、外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
第3の受信モジュール902は、集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、ミックスド信号は、外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものであり、
再生モジュール903は、内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。
【0198】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ再生装置は、外部拡張装置によりマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することを達成し、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終的にテレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になる。
【0199】
図10は、さらに他の例示的な実施例により提供されるオーディオ再生装置の構造を示す図である。前記オーディオ再生装置は、専用ハードウェア回路、又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、図1テレビ装置130の全部又は一部として実現されることができ、前記オーディオ再生装置は、第5の伝送モジュール1001と、第3の受信モジュール1002と、再生モジュール1003と、を備え、
第5の伝送モジュール1001は、外部拡張装置との間の集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送し、
第3の受信モジュール1002は、集積物理インターフェースを介して、外部拡張装置がテレビ装置の増幅回路に伝送したミックスド信号を受信し、ミックスド信号は、外部拡張装置がマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及び伴奏オーディオ信号に対して、ミキシング処理を行って生成したものであって、
再生モジュール1003は、内蔵スピーカーにより、増幅回路が受信したミックスド信号を再生する。

【0200】
選択的に、集積物理インターフェースは、I2Sサブインターフェースを備え、I2SサブインターフェースはI2S信号を伝送し、
第5の伝送モジュール1001は、I2Sサブインターフェースを介して、外部拡張装置に伴奏オーディオ信号を伝送する。
【0201】
選択的に、I2Sサブインターフェースは、オン状態及びオフ状態を有し、オフ状態にある場合、I2SサブインターフェースはI2S信号の伝送を禁止し、
前記装置は、検出モジュール1004と、第1の設定モジュール1005と、第2の設定モジュール1006と、をさらに備え、
検出モジュール1004は、集積物理インターフェースを介して外部装置に接続されたことが検出された場合、外部装置の装置識別子を取得し、
第1の設定モジュール1005は、装置識別子が外部装置が外部拡張装置であることを示すと、I2Sサブインターフェースをオン状態に設定し、
第2の設定モジュール1006は、装置識別子が外部装置が外部拡張装置ではないことを示すと、I2Sサブインターフェースをオフ状態に設定する。
【0202】
選択的に、前記装置は、第4の受信モジュール1007と、第1の記憶モジュール1008と、をさらに備え、
第4の受信モジュール1007は、APにより、外部拡張装置が伝送したミックスド信号を受信し、
第1の記憶モジュール1008は、ミックスド信号を録音として記憶する。
【0203】
選択的に、集積物理インターフェースはUSB3.0インターフェースであって、USB3.0インターフェースの中のUSB2.0ピンはUSB2.0サブインターフェースを構成し、USB3.0インターフェースの中のUSB3.0ピンはI2Sサブインターフェースを構成し、
前記装置は、第6の伝送モジュール1009と、第5の受信モジュール1010と、第2の記憶モジュール1011と、をさらに備え、
第6の伝送モジュール1009は、USB2.0サブインターフェースを介するとともに、UACを呼び出して、前記外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送し、
第5の受信モジュール1010は、USB2.0サブインターフェースを介して、外部拡張装置が伝送したUSBミックスド信号を受信し、USBミックスド信号は、外部拡張装置がブリッジチップによりI2Sミックスド信号を変換して得られたものであり、I2Sミックスド信号は、外部拡張装置がユーザー音声信号及びI2S伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行って得たものであって、I2S伴奏オーディオ信号は、外部拡張装置がブリッジチップによりUSB伴奏オーディオ信号を変換して得られたものであり、
第2の記憶モジュール1011は、USBミックスド信号を録音として記憶する。
【0204】
上述のように、本実施例に提供されたオーディオ再生装置は、外部拡張装置によりマイクロホン装置が収集したユーザー音声信号及びテレビ装置が伝送した伴奏オーディオ信号に対してミキシング処理を行ってミックスド信号を取得し、テレビ装置との間の集積物理インターフェースを介してミックスド信号をテレビ装置の増幅回路に返送し、テレビ装置の内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビにカラオケ処理チップを内蔵することによってコストが高くなり、且つアップグレードに不利になる問題が解決され、カラオケ機能を外部拡張装置に集積することを達成し、前記外部拡張装置を利用してミックスド信号を生成してテレビ装置に返送し、最終テレビ装置内蔵スピーカーによりミックスド信号を再生することによって、テレビ装置の中にカラオケ処理チップを設ける必要がなくなり、製造コストを低下され、ユーザーがカラオケ機能をアップグレードすることが便利になった。
【0205】
本実施例では、外部拡張装置は、テレビ装置との間のI2Sサブインターフェースを介して、ミキシング処理したミックスド信号を直接にテレビ装置の増幅回路に伝送し、テレビ装置の内蔵スピーカーにより再生することで、テレビ装置のAPを介してミックスド信号を返送することを避けて、返送遅延を低下させ、ユーザー体験を向上させた。
【0206】
本実施例では、テレビ装置は、外部装置の装置識別子によって前記外部装置が外部拡張装置であるか否かを確定し、前記外部装置が外部拡張装置ではない場合、I2Sをオフ状態に設定して、信号伝送エラー及び集積物理インターフェース破損を避けた。
【0207】
本実施例では、テレビ装置は、USB2.0サブインターフェースを介して外部拡張装置にUSB伴奏オーディオ信号を伝送し、外部拡張装置は、前記USB伴奏オーディオ信号及びユーザー音声信号によりI2Sミックスド信号を生成し、また、外部アンプにより再生することによって、外部拡張装置の適応範囲を拡大させ、ユーザーの歌とミックス再生との遅延を減少し、ユーザー体験を向上させた。
【0208】
上記実施例の装置において、各モジュールが操作を行う具体的な方式は、すでに関連方法の実施例で詳しく説明しており、ここで詳細な説明を省略する。
【0209】
図11は、一例示的な実施例に係るテレビ装置を示すブロックチャートである。例えば、テレビ装置1100は、スマートテレビであってもよい。
【0210】
図11を参照すると、テレビ装置1100は、処理ユニット1102、メモリ1104、電源ユニット1106、マルチメディアユニット1108、オーディオユニット1110及び入力/出力(I/O)インターフェース1112の中の少なくとも1つを含んでもよい。
【0211】
処理ユニット1102は、一般的には、装置1100の全体の操作を制御する。処理ユニット1102は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー1118を備えてもよい。また、処理ユニット1102は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット1102は、マルチメディアユニット1108とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。本実施例では、前記処理ユニット1102は、アプリケーションプロセッサーAPである。
【0212】
メモリ1104は、装置1100での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置1100で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令を含む。メモリ1104は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0213】
電源ユニット1106は、装置1100の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置1100のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0214】
マルチメディアユニット1108は、装置1100とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続とき間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット1108は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置1100が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにあるとき、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0215】
オーディオユニット1110は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。本実施例では、前記オーディオユニット1110は、1つの内蔵スピーカーを備え、ミックスド信号を出力する。
【0216】
I/Oインタフェース1112は、処理ユニット1102と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものであって、本実施例では、上記I/Oインターフェースは、USB2.0インターフェース、USB3.0インターフェース、Type C インターフェース又はLightningインターフェース等であってもよい。
【0217】
例示的な実施例では、装置1100は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0218】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ1104をさらに提供する。前記命令は、装置1100のプロセッサー1118により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0219】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0220】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図7
図8
図9
図10
図11