【実施例】
【0236】
(実施例1)
【化83】
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3,6−ジブロモ−2−(ジブロモメチル)ピリジン(1A)の合成:3,6−ジブロモ−2−メチルピリジン(5.2g、21mmol)のCCl
4(50mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(7.57g、42mmol)および2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)(0.70g、4.3mmol)を添加した。混合物を80℃で終夜加熱し、室温に冷却した。固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。生成物(1A)を、フラッシュクロマトグラフィー後に得た。MS(m/z):409.66[M+H]
+
【0237】
3,6−ジブロモピコリンアルデヒド(1B)の合成:硝酸銀(7.6g、45mmol)の水(24mL)溶液を、1A(7.36g、18mmol)の還流状態のEtOH(90mL)溶液に滴下添加した。反応混合物を80℃で5時間撹拌し、次に室温に冷却した。それに水(100mL)を添加し、次にEtOAcで抽出した(3回)。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、標題生成物1Bを得た。MS(m/z):265.96。[M+H]
+
【0238】
(S,Z)−N−((3,6−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(1C)の合成:標題化合物(1C)を、実施例7の化合物7Cの合成について提示した方法に従って、化合物1Bを利用して調製した。MS(m/z)368.86[M+H]
+
【0239】
(S)−N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(1D)の合成:標題化合物(1D)を、実施例7の化合物7Dの合成について提示した方法に従って、1Cを利用して調製した。MS(m/z)496.99[M+H]
+
【0240】
(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンアミン塩酸塩(1E)の合成:標題化合物(1E)を、実施例7の化合物7Eの合成について提示した方法に従って、1Dを利用して調製した。MS(m/z)393.29[M+H]
+
【0241】
(S)−tert−ブチル(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(1F)の合成:(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンアミン塩酸塩(1E、236mg、0.55mmol)を、DCM(2mL)中、ジ−tert−ブチルジカーボネート(120mg、0.55mmol)およびTEA(153μL、1.1mmol)と合わせた。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。反応物を、EtOAcとH
2Oとに分配した。有機物を分離し、乾燥させ、真空中で除去した。残留物をシリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)492.81[M+H]
+。
【0242】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(1G)の合成:THF(0.2mL)中の(S)−tert−ブチル(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(1G、50mg、0.1mmol)および5−エチニルピリミジン(11.5mg、0.11mmol)を脱気し、アルゴンでパージした。それに、TEA(0.05mL)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(7mg、0.01mmol)およびCuI(2mg、0.01mmol)を添加した。反応物を40℃で2時間撹拌し、次に周囲温度に冷却した。反応混合物を、EtOAcとH
2O(とアンモニア0.1mL)とに分配した。有機物を分離し、乾燥させ、真空中で除去した。残留物をシリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)516.66[M+H]
+。
【0243】
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメート(1H)の合成:(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(26mg、0.05mmol)、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−1−オン(20mg、0.075mmol)、LiCl(6mg)、およびNa
2CO
3(8.4mg、0.1mmol)の混合物に、DME/DMF/H
2O(4/1/1、2mL)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(5mg)を添加した。反応物を、マイクロ波反応器内で20分間150℃に加熱し、次にRP HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。MS(m/z)567.89[M+H]
+。
【0244】
(S)−6−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−1−オン塩酸塩(1I)の合成:(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメート(1H、5mg、0.009mmol)に、ジオキサン中4NのHCl1mLを添加した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次に溶媒を除去して、標題生成物を得た。MS(m/z)468.10[M+H]
+。
【0245】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド塩酸塩(1J)の合成:DMF0.5mL中、2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸(3mg、0.009mmol)、化合物1I(0.009mmol)およびHATU(4mg、0.011mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.7μL、0.027mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度で5分間撹拌し、次にRP HPLCによって精製して、標題生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.18 (s), 9.03 (s), 8.84 (d), 7.73 - 7.57 (m), 7.49 (d), 7.34 (s), 6.99 - 6.55 (m), 6.30 (d), 5.45 (t), 5.07 (s), 4.49 (s), 3.16 - 2.93 (m), 2.63 - 2.40 (m).MS(m/z):752.01[M+H]
+。
(実施例2)
【化84】
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【0246】
(S)−N−((3,5−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2B)の合成:DCM(30mL)中の3,5−ジブロモピコリンアルデヒド(1.9g、7.17mmol)に、(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(870mg、7.17mmol)およびCuSO
4(2.29g、14.3mmol)を添加した。反応混合物を15時間撹拌した。固体をセライトで濾過した。溶媒を真空中で除去し、残留物をシリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物2.6gを得た。MS(m/z)368.9[M+H]
+。
【0247】
(S)−N−((S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2C)の合成:(S)−N−((3,5−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2.6g、7.1mmol)をTHF(24mL)に溶解させ、−78℃に冷却した。(3,5−ジフルオロベンジル)マグネシウムブロミド(34mL、Et
2O中0.25M)を滴下添加した。反応物を−78℃で3時間撹拌し、次に0℃に温め、クエンチした。反応物を、EtOAcとNH
4Cl水溶液とに分配した。有機物を分離し、乾燥させ、真空中で除去した。残留物をシリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)496.6[M+H]
+。
【0248】
(S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンアミン(2D)の合成:DCM(3mL)に溶解させた(S)−N−((S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(650mg)に、ジオキサン(4mL)中4NのHClを添加した。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、所望の粗生成物を、さらなる精製なしに使用した。MS(m/z)393.0[M+H]
+。
【0249】
(S)−tert−ブチル1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルカルバメート(2E)の合成:(S)−1−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンアミン(780mg、1.84mmol)を、DCM(9mL)中、ジ−tert−ブチルジカーボネート(400mg、1.84mmol)およびTEA(515μL、3.7mmol)と合わせた。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。反応物を、EtOAcとH
2Oとに分配した。有機物を分離し、乾燥させ、真空中で除去した。残留物をシリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)492.9[M+H]
+。
【0250】
(S)−N−(1−(3−ブロモ−5−(シクロプロピルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(2F)の合成:標題化合物(2F)を、実施例1の化合物1Gの合成について提示した方法に従って、2Eおよびエチニルシクロプロパンを利用して調製した。MS(m/z)662.6[M+H]
+。
【0251】
(S)−N−(1−(5−(シクロプロピルエチニル)−3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(2G)の合成:標題化合物(2G)を、実施例1の化合物1Hの合成について提示した方法に従って、2Fを利用して調製した。MS(m/z)714.1[M+H]
+。
(実施例3)
【化85】
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【0252】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(3A):化合物1F(300mg、0.61mmol)を、メチル−THF(N
2で10分間泡立たせることによって脱気した)に溶解させ、TEA(0.25ml、1.83mmol)および4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(115mg、0.91mmol)を添加した後、CuI(6mg、0.03mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(21mg、0.03mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌し、次にEtOAcと水とに分配した。有機物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗製物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して(20〜80%EtOAc/ヘキサン)、化合物3Aを得た。MS(m/z)537[M+H]
+。
【0253】
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−(5−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメート(3B):化合物3A(41mg、0.076mmol)、5−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オン(31mg、0.11mmol)、PdCl
2(PCy
3)
2(6mg、0.008mmol)、NaHCO
3(19mg、0.23mmol)、1,4−ジオキサン(1.5ml)および水(0.3ml)を、マイクロ波管に添加した。N
2で、反応混合物を2分間泡立たせ、次にマイクロ波反応器内で150℃にて20分間加熱した。反応物をEtOAcと水とに分配した。有機物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗製物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して(10〜80%EtOAc/ヘキサン)、化合物3Bを得た。MS(m/z)606[M+H]
+。
【0254】
(S)−6−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オン(3C)の合成
【0255】
化合物3B(33mg、0.054mmol)を、ジクロロメタン(1ml)に溶解させた。TFA(0.5ml)を添加した。反応物を45分間撹拌し、次に濃縮して、化合物3Cを得た。MS(m/z)506[M+H]
+。
【0256】
(S)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−(5−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル)ピリジン−2−イル)エチル)−2−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アセトアミド(3D)の合成:化合物3Dを、実施例108の化合物108Fの合成について提示の方法に従って、化合物3Cおよび2−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)酢酸を利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.40 - 12.30 (m), 9.24 (dd), 9.06 (s), 7.70 - 7.51 (m), 7.18 (s), 7.07 - 6.90 (m), 6.85 (s), 6.76 - 6.63 (m), 5.89 - 5.84 (m), 5.74 (s), 5.15 - 4.94 (m), 4.01 (q), 3.87 - 3.77 (m), 3.67 - 3.57 (m), 3.37 (q), 3.15 (s), 3.06 (t), 2.37 - 2.09 (m), 2.00 - 1.91 (m), 1.83 - 1.72 (m), 1.24 - 1.03 (m), 0.87 - 0.79 (m).MS(m/z)692[M+H]
+。
(実施例4)
【化86】
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【0257】
(S)−N−(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(4A)の合成:標題化合物(4A)を、実施例1の化合物1Jの合成について提示した方法に従って、1Eを利用して調製した。
【0258】
(S)−N−(1−(6−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)エチニル)−3−ブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(4B)の合成:THF(2mL)中の(S)−N−(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(67mg、0.1mmol)に、トリエチルアミン(0.6mL)、アルキン(16mg、0.11mmol)、CuI(0.95mg、0.005mmol)、およびtrans−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(3.51mg、0.005mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで脱気し、30℃で終夜撹拌した。反応物を冷却し、EtOAcで希釈し、次に固体を、セライトおよびシリカゲルで濾別し、EtOAcにより溶出した。混合物を濃縮し、得られた粗製物質を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。MS(m/z)737.54[M+H]
+。
【0259】
(S)−N−(1−(6−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)エチニル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(4C)の合成:標題化合物(4C)を、実施例1の化合物1Hの合成について提示した方法に従って、4Bおよび5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.92 (d, 1H), 8.59 - 8.10 (m, 2H), 7.95 - 7.58 (m, 4H), 7.58 - 7.31 (m, 4H), 7.05 - 6.49 (m, 4H), 6.32 (d, 3H), 5.42 (s, 1H), 5.19 - 5.04 (m, 2H), 2.51 (d, 4H).MS(m/z)775.21[M+H]
+。
(実施例5)
【化87】
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【0260】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチニル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(5)の合成:標題化合物(5)を、実施例4の化合物4Cの合成について提示した方法に従って、6−((トリメチルシリル)エチニル)キノリン−2(1H)−オンを利用して調製した。MS(m/z)802.10[M+H]
+。
(実施例6)
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(3’−オキソスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−5’−イル)−6−(ピリミジン−5−イルエチニル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(6)の合成:標題化合物(6)を、実施例4の化合物4Cの合成について提示した方法に従って、5−エチニルピリミジンおよび5’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)スピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−3’−オンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.18 (s, 1H), 9.03 (s, 2H), 7.82 - 7.61 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.40 - 7.19 (m, 2H), 7.02 - 6.56 (m, 2H), 6.29 (d, 3H), 5.46 (d, 1H), 5.08 (s, 2H), 3.15 - 2.98 (m, 2H), 2.71 - 2.41 (m, 4H), 1.68 - 1.44 (m, 4H).MS(m/z)778.67[M+H]
+。
(実施例7)
【化89】
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【0262】
5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボキサミド(7A)の合成:CH
2Cl
2100mL中、5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボン酸(5g、20mmol)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.9g、30mmol)およびHATU(9.1g、24mmol)の混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17.4mL、100mmol)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次にCH
2Cl
2で希釈した。それを、水と半分量のブラインで洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物7Aを得た。MS(m/z)292.16[M+H]
+。
【0263】
5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボアルデヒド(7B)の合成:5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボキサミド(7A、8.2g、28mmol)のTHF(120mL)溶液を、水素化アルミニウムリチウム(1.06g、28mmol)およびTHF(120mL)の懸濁液に−78℃で滴下添加した。添加が終了してから10分間後に、混合物を撹拌した。H
2O(1.06mL)、15%NaOH水溶液(1.06mL)およびH
2O(3.18mL)を、逐次的に、混合物に0℃で非常にゆっくり添加した。得られた沈殿物を濾過し、THFで洗浄した。濾液を真空中で濃縮して、標題化合物の粗製物を得た。MS(m/z):233.14、[M+H]
+。
【0264】
(S)−N−((5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(7C)の合成:硫酸銅(II)(無水、8.9g、56mmol)を、5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−カルボアルデヒド(7B、約28mmol)および(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(3.4g、約28mmol)のCH
2Cl
2(100mL)溶液に添加した。懸濁液を室温で3日間撹拌した。反応物を濾過し、CH
2Cl
2(3×20ml)で洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物7Cを得た。MS(m/z)337.7[M+H]
+
【0265】
(S)−N−((S)−1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(7D)の合成:−78℃に冷却した(S)−N−((5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(7C、2.97g、8.8mmol)のTHF(18mL)溶液に、3,5−ジフルオロベンジルマグネシウムブロミド(53mL、ジエチルエーテル中0.25M、13.3mmol)を滴下添加した。反応混合物を−78℃で10分間撹拌し、NH
4Cl(飽和水溶液、10ml)を反応物に添加し、周囲温度に温めた。EtOAcで抽出し、有機層をNa
2SO
4(s)で乾燥させた。溶媒を除去し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物7Dを得た。MS(m/z)465.87[M+H]
+
【0266】
(S)−1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンアミン塩酸塩(7E)の合成:化合物7D(8g、17.23mmol)を、メタノール35mLに溶解させ、0℃に冷却した。それに、4NのHCl/1,4−ジオキサン(10.7mL)を添加した。反応混合物を20分間撹拌し、それにジエチルエーテルを添加した。得られた沈殿物を、真空濾過によって収集し、次に乾燥させて、標題生成物7Eを得た。MS(m/z)362.02[M+H]
+。
【0267】
(S)−N−(1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(7F)の合成:DMF10mL中、2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸(604mg、2mmol)、化合物7E(793mg、2mmol)およびHATU(912mg、2.4mmol)の混合物を、0℃に冷却した。それに、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.05mL、6mmol)を滴下添加した。反応混合物を0℃で10分間撹拌し、次にそれを撹拌しながら氷水にゆっくり注いだ。得られた沈殿物を真空濾過によって収集し、次に乾燥させて、標題生成物7Fを得た。MS(m/z)644.22[M+H]
+。
【0268】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−(メチルチオ)−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(7G)の合成:マイクロ波管に、化合物7F(300mg、0.47mmol)、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−1−オン(181mg、0.7mmol)およびPdCl
2[P(cy)
3]
2(17mg、0.023mmol)を入れた。それに、1,4−ジオキサン10mLおよび重炭酸ナトリウム水溶液(1M)1.4mLを添加した。反応混合物を、マイクロ波合成機内で25分間155℃に加熱した。室温に冷却した後、それをEtOAcと水とに分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物7Gを得た。MS(m/z)697.32[M+H]
+。
【0269】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(7H)の合成:CuI(2mg、0.01mmol)、[Pd(dppf)Cl
2](4mg、0.005mmol)、5−エチニルピリミジン(10.5mg、0.1mmol)および化合物7G(35mg、0.05mmol)の混合物に、THF(0.5mL)およびEt
3N(0.04mL、0.03mmol)を添加した。反応混合物を、マイクロ波中、150℃で30分間加熱した。室温に冷却した後、それをEtOAcで希釈した。それにSi−チオール(130mg、1.37mmol/g)を添加し、混合物を40℃で1時間撹拌した。次にそれを濾過し、濾液を10%NH
4OH水溶液、H
2Oおよびブラインで洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、逆相HPLCによって精製して、標題生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ 9.22 (s), 9.08 (d), 8.65 (s), 7.70 - 7.59 (m), 7.44 (d), 6.98 - 6.59 (m), 6.38 (d), 5.47 (q), 5.06 (s), 4.51 (s), 3.09 (d), 2.54 - 2.45 (m).MS(m/z)752.97[M+H]
+。
(実施例8)
【化90】
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【0270】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)−2−(フェニルエチニル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(8)の合成:標題化合物(8)を、実施例7の化合物7Hの合成について提示した方法に従って、化合物7Gおよびエチニルベンゼンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.10 (d), 8.60 (s), 7.71 - 7.58 (m), 7.54 - 7.42 (m), 6.95 - 6.55 (m), 6.39 (d), 5.45 (q), 5.07 (d), 4.51 (s), 3.09 (d), 2.56 - 2.42 (m).MS(m/z)751.2[M+H]
+。
(実施例9)
【化91】
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【0271】
N−((S)−1−(6−((4−シアノフェニル)エチニル)−3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(9)の合成:標題化合物(9)を、実施例10の化合物10Cの合成について提示した方法に従って、4−エチニルベンゾニトリルを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.78 (d, 1H), 7.92 - 7.74 (m, 4H), 7.74 - 7.55 (m, 3H), 7.50 (s, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.63 (d, 1H), 6.28 (d, 2H), 5.45 (d, 1H), 4.87 (d, 2H), 4.49 (s, 2H), 3.06 (d, 2H), 2.47 (s, 2H), 1.38 (s, 1H), 1.11 (s, 1H).MS(m/z)755.03[M+H]
+。
(実施例10)
【化92】
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【0272】
N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(10A)の合成:化合物1E(590mg、1.5mmol)および2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(424mg、1.5mmol)を、DMF5mLに溶解させ、0℃に冷却した。それに、HATU(686mg、1.8mmol)を添加し、次にDIEA(1.08mL、6mmol)を滴下添加した。0℃で5分間撹拌した後、混合物を氷水100mLに滴下添加し、周囲温度で1時間撹拌した。得られた白色(while)固体を濾過によって収集し、水で洗浄し、次に高真空下で終夜乾燥させて、標題生成物を得た。MS(m/z)656.86[M+H]
+。
【0273】
N−((S)−1−(3−ブロモ−6−((6−メトキシピリジン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(10B)の合成:標題化合物(10B)を、実施例1の化合物1Gの合成について提示した方法に従って、化合物10Aおよび5−エチニル−2−メトキシピリジンを利用して調製した。MS(m/z)708.06[M+H]
+。
【0274】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((6−メトキシピリジン−3−イル)エチニル)−3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(10C)の合成:標題化合物(10C)を、実施例1の化合物1Hの合成について提示した方法に従って、化合物10Bを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.46 - 8.40 (m), 7.88 (dd), 7.65 - 7.55 (m), 7.47 (d), 7.29 (d), 6.87 (dd), 6.69 - 6.59 (m), 6.28 (d), 5.44 (t), 4.88 (d), 4.49 (s), 3.96 (s), 3.12 - 2.99 (m), 2.54 - 2.41 (m), 1.44 - 1.34 (m), 1.15 - 1.10 (m).MS(m/z)761.41[M+H]
+。
(実施例11)
【化93】
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【0275】
(S)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)−N−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)エチニル)−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリミジン−4−イル)エチル)アセトアミド(11)の合成:標題化合物(11)を、実施例7の化合物7Hの合成について提示した方法に従って、化合物7Gおよび4−エチニル−2−メチルピリジンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.08 (d), 8.70 - 8.63 (m), 7.90 (s,), 7.80 (dd), 7.71 - 7.60 (m), 7.44 (s), 7.03 - 6.57 (m), 6.41 - 6.34 (m), 5.52 - 5.41 (m), 5.05 (s), 4.51 (s), 3.15 - 3.04 (m), 2.72 (s), 2.54 - 2.43 (m).MS(m/z)766.11[M+H]
+。
(実施例12)
【化94】
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【0276】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)エチニル)−3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(12)の合成:マイクロ波管に、化合物10C10mgを入れた。それに、エタノール0.3mLおよび1,4−ジオキサン中HCl(4N)0.3mLを添加した。反応混合物を、マイクロ波合成機中、100℃で20分間加熱した。冷却した後、溶媒を除去し、残留物をメタノール1mLに溶解させ、それに水酸化カリウム(4mg)を添加した。反応混合物を、マイクロ波合成機中、100℃で10分間加熱した。冷却した後、溶媒を除去し、残留物を逆相HPLCによって精製して、標題生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.72 (d), 7.81 (dd), 7.72 (dd), 7.63 - 7.52 (m), 7.46 (d), 7.28 (s), 6.69 - 6.54 (m), 6.30 - 6.23 (m), 5.43 (q), 4.87 (s), 4.49 (s), 3.07 - 3.00 (m), 2.54 - 2.43 (m), 1.45 - 1.34 (m), 1.17 - 1.09 (m).MS(m/z)746.97[M+H]
+。
(実施例13)
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
メチル((2S)−1−(2−(5−エチニル−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(13A)の合成:標題化合物を、国際公開第2010132601号に従って調製した。
【0278】
tert−ブチル2−(5−((5−ブロモ−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(13B)の合成:標題化合物(13B)を、実施例1の化合物1Gの合成について提示した方法に従って、化合物10Aおよび化合物13Aを利用して調製した。MS(m/z)837.75[M+H]
+。
【0279】
tert−ブチル2−(5−((6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチニル)−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(13C)の合成:標題化合物(13C)を、実施例1の化合物1Hの合成について提示した方法に従って、化合物13Bおよび6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−1−オンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.76 (d), 7.80(s) , 7.69 - 7.55 (m), 7.49 (d), 7.29 (s), 6.85 - 6.55 (m), 6.27 (d), 5.42 (t), 5.013-4.95 (m) , 4.49 (s) , 3.73 - 3.60 (m), 3.57 - 3.44 (m), 3.15 - 2.95 (m), 2.47 (dd), 2.20 - 1.86 (m), 1.71 - 1.02 (m).MS(m/z)888.92[M+H]
+。
(実施例14)
【化96】
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【0280】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((4−(ジメチルアミノ)フェニル)エチニル)−3−(3−オキソイソインドリン−5−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(14)の合成:標題化合物(14)を、実施例13の化合物13Cの合成について提示した方法に従って、10Aおよび4−エチニル−N,N−ジメチルアニリンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.67 - 7.41 (m, 6H), 7.28 (s, 1H), 6.83 (d, 2H), 6.69 - 6.54 (m, 1H), 6.28 (d, 2H), 5.43 (dd, 1H), 4.99 - 4.86 (m, 2H), 4.49 (s, 2H), 3.04 (s, 6H), 2.48 (dd, 2H), 1.59 - 1.32 (m, 1H), 1.22 - 1.03 (m, 1H).MS(m/z)773.11[M+H]
+。
(実施例15)
【化97】
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【0281】
N−((S)−1−(3−ブロモ−6−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(15A)の合成:標題化合物(15A)を、実施例1の化合物1Gの合成について提示した方法に従って、化合物10Aおよび1−エチニルシクロペンタノールを利用して調製した。MS(m/z)685.22[M+H]
+。
【0282】
5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(15B)の合成:マイクロ波管に、化合物15A(20mg、0.029mmol)、(3−カルバモイル−4−フルオロフェニル)ボロン酸(8mg、0.044mmol)、LiCl(2.5mg、0.058mmol)、Na
2CO
3(9mg、0.088mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(2mg、0.003mmol)を入れた。その混合物に、1,4−ジオキサン0.7mLおよびH
2O0.1mLを添加した。この系をアルゴンでパージし、次にマイクロ波管を封止し、反応混合物を、130℃の浴中で40分間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcと水とに分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を逆相HPLCによって精製して、標題生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.52 (d), 7.45 (d), 7.39 - 7.25 (m), 7.20 (), 6.71 - 6.58 (m), 6.38 - 6.28 (m), 5.34 (dd), 4.86 (s) , 3.16 - 2.89 (m), 2.55 - 2.39 (m), 2.20 - 1.97 (m), 1.98 - 1.69 (m), 1.58 - 1.23 (m), 1.15 - 1.04 (m).MS(m/z)744.35[M+H]
+。
(実施例16)
【化98】
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【0283】
5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)エチニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(16)の合成:標題化合物(16)を、実施例15の化合物15Bの合成について提示した方法に従って、化合物10Aおよび1−エチニルシクロヘキサノールを利用し、次に、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドとの鈴木反応を利用することで標題生成物を得ることによって調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.53 (d), 7.46 (d), 7.42 - 7.27 (m), 7.20 (dd), 6.65 (tt), 6.41 - 6.21 (m), 5.34 (dd), 4.85 (s) , 3.16 - 2.97 (m), 2.60 - 2.35 (m), 2.13 - 1.95 (m), 1.87 - 1.51 (m), 1.46 - 1.22 (m), 1.16 - 1.02 (m).MS(m/z)758.41[M+H]
+。
(実施例17)
【化99】
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【0284】
5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−フェニルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(17)の合成:標題化合物(17)を、実施例15の化合物15Bの合成について提示した方法に従って、化合物10Aおよび2−フェニルブタ−3−イン−2−オールを利用し、次に2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドとの鈴木反応を利用することで標題生成物を得ることによって調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.84 - 7.68 (m), 7.63 - 7.47 (m), 7.47 - 7.27 (m), 7.21 (dd), 6.73 - 6.57 (m), 6.39 - 6.24 (m), 5.35 (dd), 1.26 - 1.23 (m), 4.84 (s) , 3.06 (qd), 2.56 - 2.30 (m), 1.86 , 1.38 (q), 1.10 (m).MS(m/z)780.34[M+H]
+。
(実施例18)
【化100】
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【0285】
N−((S)−1−(5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(18A)の合成:標題化合物(18A)を、実施例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従って、化合物7Eを利用して調製した。MS(m/z)624.13[M+H]
+。
【0286】
5−(4−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−フルオロベンズアミド(18B)の合成:マイクロ波管に、化合物18A(282mg、0.45mmol)、(3−カルバモイル−4−フルオロフェニル)ボロン酸(91mg、0.5mmol)およびPdCl
2[P(cy)
3]
2(17mg、0.023mmol)を入れた。この混合物に、1,4−ジオキサン10mLおよび重炭酸ナトリウム水溶液(1M)1.4mLを添加した。この系をアルゴンでパージし、次にマイクロ波管を封止し、反応混合物を、130℃の浴中で40分間加熱した。周囲温度に冷却した後、それをEtOAcと水とに分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、次にMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題生成物を得た。MS(m/z)683.06[M+H]
+。
【0287】
5−(4−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((2−メチルピリジン−4−イル)エチニル)ピリミジン−5−イル)−2−フルオロベンズアミド(18C)の合成:標題化合物(18C)を、実施例7の化合物7Hの合成について提示した方法に従って、化合物18Bおよび4−エチニル−2−メチルピリジンを利用して調製した。
1HNMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.11 (d), 8.69 (d), 8.64 , 7.95 (d), 7.86 (dd), 7.52 (dd), 7.30 (dd), 6.70 (tt), 6.53 - 6.32 (m), 5.41 (q), 4.85 (s) , 3.19 - 3.01 (m), 2.97 (s) , 2.89 - 2.80 (m), 2.74 (s), 2.60 - 2.31 (m), 1.38 (q), 1.15 - 0.99 (m).MS(m/z)752.12[M+H]
+。
(実施例19)
【化101】
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【0288】
5−(4−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((5−メチルピリジン−3−イル)エチニル)ピリミジン−5−イル)−2−フルオロベンズアミド(19)の合成:標題化合物(19)を、実施例7の化合物7Hの合成について提示した方法に従って、化合物18Bおよび3−エチニル−5−メチルピリジンを利用して調製した。
1H
NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.09 (d), 8.75 (s) , 8.59 (d), 8.17 (dd), 7.65 - 7.43 (m), 7.29 (dd), 6.70 (tt), 6.51 - 6.18 (m), 5.40 (q), 4.83 (s) , 3.17 - 2.97 (m), 2.59 - 2.31 (m), 1.38 (td), 1.15 - 0.99 (m).MS(m/z)752.11[M+H]
+。
(実施例20)
【化102】
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【0289】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(20A)の合成:THF(3mL)中1F(300mg、0.61mmol)に、3−((トリメチルシリル)−エチニル)オキセタン−3−オール(207mg、1.22mmol)、トリエチルアミン(0.84mL、6.1mmol)、CuI(5.8mg、0.03mmol)およびPdCl
2[P(Ph)
3]
2(21mg、0.03mmol)を添加した。内容物をアルゴンガスで5〜10分間フラッシュした後、TBAF(THF中1M、0.61mmol)を添加した。反応混合物を封止し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中0〜50%EtOAcで溶出して精製して、標題化合物20Aを得た。
【0290】
(S)−tert−ブチル(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)カルバメート(20C)の合成:ジオキサン(3mL)中の20A(50mg、0.098mmol)に、N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(20B)(48mg、0.13mmol)、PdCl
2[P(Ph)
3]
2(6.8mg、0.009mmol)、および1MのNaHCO
3水溶液(0.3mL、0.3mmol)を添加した。反応混合物を封止し、マイクロ波反応器内で20分間150℃に加熱した。冷却してすぐに、反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで2回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中0〜100%EtOAcで溶出して精製して、標題化合物20Cを得た。
【0291】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)エチニル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(20D)の合成:20C(38mg、0.05mmol)のDCM(1mL)溶液に、ニートのTFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。Boc保護基が完全に除去されてすぐに、反応物を真空中で濃縮して、標題化合物20Dを得た。
【0292】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(20E)の合成:20D(0.05mmol、純度100%と想定)のDMA(1mL)溶液に、トリエチルアミン(0.02mL、0.143mmol)を添加した後、2−((3bS,4aR)−3−(トリフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(18mg、0.06mmol)およびHATU(26mg、0.06mmol)を添加した。5分間撹拌した後、反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物20Eを得た。HPLC保持時間6.83分および7.01分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む、2〜98%アセトニトリル:水、8.5分勾配、Phenomonex Kinetex C18カラムによる)。MS(m/z)818.1[M+H]
+。
(実施例21)
【化103】
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【0293】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)エチニル)−3−(5−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(21)の合成:標題化合物(21)を、実施例20の化合物20Eの合成について提示した方法に従って、20Bの代わりに5−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3(2H)−オンを利用して調製した。MS(m/z)742.1[M+H]+。HPLC保持時間6.27分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む、2〜98%アセトニトリル:水、8.5分勾配、Phenomonex Kinetex C18カラムによる)。MS(m/z)742.1[M+H]
+。
(実施例22)
【化104】
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【0294】
tert−ブチル3−((5−ブロモ−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(22A)の合成:THF(8mL)中の10A(200mg、0.3mmol)に、tert−ブチル3−ヒドロキシ−3−((トリメチルシリル)エチニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(222mg、0.8mmol)、トリエチルアミン(0.85mL、0.61mmol)、CuI(1.1mg、0.006mmol)およびPdCl
2[P(Ph)
3]
2(4mg、0.006mmol)を添加した。内容物をアルゴンガスで5〜10分間フラッシュした後、TBAF(THF中1M、0.39mmol)を添加した。反応混合物を封止し、50℃で2時間加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中0〜100%EtOAcで溶出して精製して、標題化合物22Aを得た。MS(m/z)656.7[M+H]
+。
【0295】
tert−ブチル3−((6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(22B)の合成:ジオキサン(3mL)中22A(30mg、0.04mmol)に、N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(20B)(17mg、0.05mmol)、PdCl
2[P(Ph)
3]
2(2mg、0.003mmol)、および1MのNaHCO
3水溶液(0.11mL、0.11mmol)を添加した。反応混合物を封止し、マイクロ波反応器内で20分間150℃に加熱した。冷却してすぐに、反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで2回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗製標題化合物22Bを得た。MS(m/z)772.1[M+H]
+。
【0296】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(22C)の合成:22B(約0.04mmol)のDCM(1mL)溶液に、ニートのTFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。撹拌した後、反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって、0.1%TFAを含む水中5〜100%アセトニトリルで溶出して精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物22CのTFA塩を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.86 - 8.69 (m), 7.96 - 7.81 (m), 7.72 - 7.62 (m), 7.60 - 7.47 (m), 7.27 - 7.02 (m), 6.82 - 6.51 (m), 6.42 - 6.27 (m), 5.36 - 5.26 (m), 5.11 - 5.00 (m), 4.87 - 4.71 (m), 3.19 - 3.05 (m), 3.04 - 2.85 (m), 2.57 - 2.38 (m), 1.50 - 1.32 (m), 1.21 - 0.98 (m).MS(m/z)817.1[M+H]
+。
(実施例23)
【化105】
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【0297】
N−((S)−1−(3−ブロモ−6−((3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(23A)の合成:22A(75mg、0.09mmol)のDCM(1mL)溶液に、ニートのTFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。Boc保護基を完全に除去してすぐに、反応物を真空中で濃縮して、標題化合物23Aを得た。MS(m/z)674.0[M+H]
+。
【0298】
N−((S)−1−(3−ブロモ−6−((3−ヒドロキシ−1−メチルアゼチジン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(23B)の合成:23A(50mg、0.007mmol)のACOH(2mL)溶液を、ホルムアルデヒド(0.166mL、水中37%)で処理した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(79mg、0.03mmol)で処理した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和し、ブラインで2回洗浄した。次に、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗製標題化合物23Bを得た。MS(m/z)688.0[M+H]
+。
【0299】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((3−ヒドロキシ−1−メチルアゼチジン−3−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(23C)の合成:標題化合物を、実施例22の化合物22Bの合成について提示した方法に従って、22Aの代わりに23Bを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.80 - 8.69 (m), 7.95 - 7.57 (m), 7.34 - 7.03 (m), 6.82 - 6.70 (m), 6.58 - 6.25 (m), 5.37 - 4.94 (m), 4.83 - 4.74 (m), 3.77 - 3.46 (m), 3.38 - 3.34 (m), 3.24 - 3.05 (m), 3.00 - 2.89 (m), 2.58 - 2.39 (m), 1.48 - 1.28 (m), 1.21 - 1.10 (m), 1.11 - 0.79 (m).MS(m/z)831.1[M+H]
+。
(実施例24)
【化106】
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【0300】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−((1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(24A)の合成:標題化合物を、実施例20の化合物20Aの合成について提示した方法に従って、3−((トリメチルシリル)−エチニル)オキセタン−3−オールの代わりに1−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタノールを利用して調製した。MS(m/z)507.8[M+H]
+。
【0301】
(S)−1−((6−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−2−イル)エチニル)シクロブタノール(24B)の合成:24A(163mg、0.32mmol)のDCM(1mL)溶液に、ニートのTFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。Boc保護基を完全に除去してすぐに、反応物を真空中で濃縮して、標題化合物24Bを得た。MS(m/z)407.0[M+H]
+。
【0302】
N−((S)−1−(3−ブロモ−6−((1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(24C)の合成:24B(約0.32mmol)のアセトニトリル(3mL)溶液を、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(0.146mg、0.38mmol)で室温において15分間処理した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した後、ブラインで2回洗浄した。次に、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗製標題化合物24Cを得た。MS(m/z)672.9[M+H]
+。
【0303】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(24D)の合成:標題化合物を、実施例23の化合物23Cの合成について提示した方法に従って、23Bの代わりに24Cを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.82 - 8.71 (m), 7.89 - 7.78 (m), 7.75 - 7.68 (m), 7.62 - 7.53 (m), 7.28 - 7.07 (m), 6.78 - 6.67 (m), 6.66 - 6.48 (m), 6.42 - 6.26 (m), 5.35 - 5.25 (m), 5.07 - 4.97 (m), 4.86 - 4.69 (m), 3.34 (s, 0H), 3.23 - 3.06 (m), 3.04 - 2.85 (m), 2.64 - 2.27 (m), 2.03 - 1.84 (m), 1.57 - 1.32 (m), 1.17 - 0.98 (m).MS(m/z)816.1[M+H]
+。
(実施例25)
【化107】
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【0304】
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−ヒドロキシ−シクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(25)の合成:標題化合物を、実施例24の化合物24Dの合成について提示した方法に従って、N−(1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミドの代わりに1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.88 - 8.69 (m), 7.93 - 7.79 (m), 7.79 - 7.62 (m), 7.60 - 7.52 (m), 7.34 - 7.00 (m), 6.81 - 6.52 (m), 6.45 - 6.22 (m), 5.30 - 5.20 (m), 5.08 - 4.98 (m), 4.84 - 4.69 (m), 3.18 (s, 0H), 3.15 - 3.05 (m), 3.01 - 2.91 (m), 2.86 (s, 0H), 2.68 - 2.20 (m), 2.05 - 1.87 (m), 1.47 - 1.35 (m), 1.19 - 1.00 (m).MS(m/z)738.2[M+H]
+。
(実施例26)
【化108】
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【0305】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(26)の合成:標題化合物を、実施例24の化合物24Dの合成について提示した方法に従って、1−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタノールの代わりに4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを利用し、TBAFの添加を省いて調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.84 - 8.66 (m), 7.88 - 7.76 (m), 7.76 - 7.67 (m), 7.66 - 7.53 (m), 7.33 - 7.02 (m), 6.83 - 6.68 (m), 6.68 - 6.52 (m), 6.42 - 6.27 (m), 5.37 - 5.22 (m), 5.08 - 4.94 (m), 4.85 - 4.69 (m), 4.03 - 3.90 (m), 3.91 - 3.71 (m), 3.36 - 3.31 (m), 3.20 - 3.08 (m), 3.03 - 2.88 (m), 2.56 - 2.35 (m), 2.17 - 1.99 (m), 1.98 - 1.78 (m), 1.46 - 1.35 (m), 1.21 - 0.92 (m).MS(m/z)846.1[M+H]
+。
(実施例27)
【化109】
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【0306】
N−((S)−1−(3−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(27)の合成:標題化合物を、実施例25の化合物25の合成について提示した方法に従って、1−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタノールの代わりに4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを利用し、TBAFの添加を省いて調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.88 - 8.63 (m), 7.89 - 7.75 (m), 7.75 - 7.67 (m), 7.62 - 7.53 (m), 7.32 - 7.20 (m), 7.23 - 7.05 (m), 6.86 - 6.58 (m), 6.46 - 6.27 (m), 5.29 - 5.18 (m), 5.12 - 4.97 (m), 4.85 - 4.71 (m), 4.05 - 3.87 (m), 3.85 - 3.68 (m), 3.22 - 3.03 (m), 3.02 - 2.88 (m), 2.88 - 2.79 (m), 2.64 - 2.36 (m), 2.16 - 2.03 (m), 1.96 - 1.81 (m), 1.47 - 1.34 (m), 1.18 - 1.00 (m).MS(m/z)768.1[M+H]
+。
(実施例28)
【化110】
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【0307】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(28A)の合成:標題化合物を、実施例20の化合物20Dの合成について提示した方法に従って、3−((トリメチルシリル)エチニル)オキセタン−3−オールの代わりに4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピランを利用し、TBAFを省いて調製した。MS(m/z)566.2[M+H]
+。
【0308】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(28B)の合成:28A(70mg、0.10mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液を、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(44mg、0.11mmol)で室温において15分間処理した。撹拌した後、反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物28Bを得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 7.90 - 7.77 (m), 7.73 - 7.65 (m), 7.57 - 7.45 (m), 7.29 - 7.13 (m), 6.77 - 6.68 (m), 6.64 - 6.48 (m), 6.38 - 6.27 (m), 5.35 - 5.23 (m), 5.05 - 4.94 (m), 4.05 - 3.89 (m), 3.64 - 3.55 (m), 3.34 - 3.33 (m), 3.23 - 3.06 (m), 3.05 - 2.86 (m), 2.57 - 2.39 (m), 2.08 - 1.91 (m), 1.90 - 1.74 (m), 1.48 - 1.34 (m), 1.19 - 1.00 (m).MS(m/z)830.2[M+H]
+。
(実施例29)
【化111】
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【0309】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−メチルオキセタン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(29)の合成:標題化合物を、実施例28の化合物28Bの合成について提示した方法に従って、4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールの代わりに3−エチニル−3−メチルオキセタンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.81 - 8.53 (m), 7.89 - 7.79 (m), 7.74 - 7.66 (m), 7.60 - 7.48 (m), 7.32 - 7.01 (m), 6.80 - 6.66 (m), 6.66 - 6.49 (m), 6.41 - 6.23 (m), 5.39 - 5.23 (m), 5.06 - 4.91 (m), 4.64 - 4.47 (m), 3.79 - 3.59 (m), 3.35 - 3.32 (m), 3.24 - 3.07 (m), 3.05 - 2.87 (m), 2.60 - 2.36 (m), 1.93 - 1.67 (m), 1.50 - 1.31 (m), 1.20 - 0.98 (m).MS(m/z)816.3[M+H]
+。
(実施例30)
【化112】
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【0310】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((1S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((3−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(30B)の合成:DMF(1mL)中30A(20mg、0.026mmol)を含有する反応バイアルに、3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オール(15mg、0.13mmol)、PdCl
2[P(Ph)
3]
2(1.87mg、0.003mmol)、およびジエチルアミン(19mg、0.26mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンガスで5分間フラッシュし、次に封止し、マイクロ波反応器内で15分間125℃に加熱した。冷却してすぐに、反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物30Bを得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.79 - 8.65 (m), 7.90 - 7.79 (m), 7.75 - 7.66 (m), 7.63 - 7.51 (m), 7.32 - 7.06 (m), 6.77 - 6.67 (m), 6.58 - 6.48 (m), 6.41 - 6.19 (m), 5.36 - 5.26 (m), 5.08 - 4.92 (m), 4.81 - 4.62 (m), 4.18 - 4.03 (m), 4.02 - 3.93 (m), 3.35 - 3.32 (m), 3.20 - 3.05 (m), 3.03 - 2.84 (m), 2.61 - 2.41 (m), 2.41 - 2.29 (m), 1.47 - 1.35 (m), 1.21 - 0.96 (m).MS(m/z)832.1[M+H]
+。
(実施例31)
【化113】
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【0311】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(31)の合成:標題化合物(31)を、実施例30の化合物30Bの合成について提示した方法に従って、4−エチニル−1−メチルピペリジン−4−オールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.70 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.93 - 7.82 (m, 3H), 7.79 - 7.63 (m, 5H), 7.57 (dd, 2H), 7.32 - 7.14 (m, 2H), 7.14 - 7.05 (m, 2H), 6.79 - 6.67 (m, 2H), 6.68 - 6.46 (m, 3H), 6.33 (dd, 7H), 5.29 (dd, 1H), 5.00 (q, 2H), 4.81 - 4.69 (m, 6H), 3.69 (d, 2H), 3.57 - 3.36 (m, 11H), 3.15 (dd, 12H), 3.04 - 2.84 (m, 16H), 2.48 (ddd, 4H), 2.36 - 2.25 (m, 7H), 2.20 - 2.07 (m, 2H), 1.40 (dt, 3H), 1.09 (d, 3H).MS(m/z)859.30[M+H]
+。
(実施例32)
【化114】
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【0312】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(32)の合成:標題化合物を、実施例30の化合物30Bの合成について提示した方法に従って、3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オールの代わりに1−メチル−4−(プロパ−2−イン−1−イル)ピペラジンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.72 - 8.54 (m), 7.91 - 7.79 (m), 7.78 - 7.67 (m), 7.65 - 7.50 (m), 7.31 - 7.00 (m), 6.84 - 6.57 (m), 6.57 - 6.47 (m), 6.42 - 6.19 (m), 5.38 - 5.22 (m), 5.04 - 4.93 (m), 4.82 - 4.67 (m), 3.92 - 3.70 (m), 3.34 - 3.31 (m), 3.21 - 3.10 (m), 3.01 - 2.88 (m), 2.58 - 2.37 (m), 1.50 - 1.34 (m), 1.16 - 1.02 (m).MS(m/z)858.2[M+H]
+。
(実施例33)
【化115】
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【0313】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(33)の合成:標題化合物を、実施例30の化合物30Bの合成について提示した方法に従って、3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オールの代わりに5−エチニル−1−メチル−1H−イミダゾールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.93 - 8.82 (m), 8.80 - 8.61 (m), 8.03 - 7.69 (m), 7.37 - 7.04 (m), 6.82 - 6.67 (m), 6.67 - 6.57 (m), 6.45 - 6.30 (m), 5.40 - 5.25 (m), 5.10 - 4.98 (m), 4.82 - 4.65 (m), 4.15 - 3.94 (m), 3.35 (s, 0H), 3.24 - 3.11 (m), 3.06 - 2.88 (m), 2.59 - 2.33 (m), 1.52 - 1.31 (m), 1.19 - 0.91 (m).MS(m/z)826.1[M+H]
+。
(実施例34)
【化116】
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【0314】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−モルホリノプロパ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(34)の合成:標題化合物を、実施例30の化合物30Bの合成について提示した方法に従って、3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オールの代わりに4−(プロパ−2−イン−1−イル)モルホリンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.77 - 8.59 (m), 7.97 - 7.61 (m), 7.33 - 7.06 (m), 6.82 - 6.52 (m), 6.43 - 6.28 (m), 5.35 - 5.23 (m), 5.08 - 4.99 (m), 4.80 - 4.73 (m), 4.50 - 4.33 (m), 4.06 - 3.92 (m), 3.55 - 3.45 (m), 3.34 - 3.32 (m), 3.20 - 3.10 (m), 3.02 - 2.87 (m), 2.62 - 2.35 (m), 1.49 - 1.35 (m), 1.17 - 0.98 (m).MS(m/z)845.1[M+H]
+。
(実施例35)
【化117】
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【0315】
5−(2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(35)の合成:標題化合物(35)を、実施例26の化合物26の合成について提示した方法に従って、(3−カルバモイル−4−フルオロフェニル)ボロン酸を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 7.61 - 7.46 (m), 7.44 - 7.29 (m), 7.27 - 7.17 (m), 6.72 - 6.60 (m), 6.40 - 6.28 (m), 5.42 - 5.29 (m), 4.86 (s, 0H), 4.01 - 3.89 (m), 3.85 - 3.72 (m), 3.15 - 2.96 (m), 2.58 - 2.40 (m), 2.16 - 2.00 (m), 1.95 - 1.77 (m), 1.48 - 1.33 (m), 1.20 - 1.00 (m).MS(m/z)760.2[M+H]
+。
【0316】
(実施例36)
【化118】
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【0317】
tert−ブチル2−((6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(36A)の合成:標題化合物を、実施例30の化合物30Bの合成について提示した方法に従って、3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オールの代わりにtert−ブチル2−エチニルピペリジン−1−カルボキシレートを利用して調製した。MS(m/z)929.0[M+H]
+。
【0318】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((1S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(ピペリジン−2−イルエチニル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(36B)の合成:DCM(1mL)中36B(30mg、0.03mmol)を含有する反応バイアルに、TFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮し、濾過し、逆相HPLCによって、0.1%TFAを含む水中5〜100%アセトニトリルで溶出して精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物36BのTFA塩を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.76 - 8.64 (m), 7.95 - 7.73 (m), 7.71 - 7.55 (m), 7.33 - 7.05 (m), 6.83 - 6.59 (m), 6.61 - 6.50 (m), 6.44 - 6.19 (m), 5.32 - 5.23 (m), 5.07 - 4.94 (m), 4.81 - 4.72 (m), 4.65 - 4.47 (m), 3.57 - 3.46 (m), 3.33 - 3.32 (m), 3.26 - 3.08 (m), 3.01 - 2.87 (m), 2.58 - 2.37 (m), 2.34 - 2.24 (m), 2.04 (s, 0H), 1.95 - 1.68 (m), 1.51 - 1.31 (m), 1.21 - 0.98 (m).MS(m/z)829.3[M+H]
+。
(実施例37)
【化119】
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【0319】
2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)−N−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(6−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(37)の合成:標題化合物を、実施例30の化合物30Bの合成について提示した方法に従って、3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オールの代わりに1−エチニルシクロペンタノールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.80 - 8.61 (m), 7.91 - 7.80 (m), 7.76 - 7.65 (m), 7.60 - 7.44 (m), 7.31 - 7.17 (m), 7.14 - 7.05 (m), 6.85 - 6.46 (m), 6.47 - 6.22 (m), 5.38 - 5.23 (m), 5.03 - 4.93 (m), 4.81 - 4.71 (m), 3.34 - 3.32 (m), 3.24 - 3.06 (m), 3.03 - 2.86 (m), 2.56 - 2.36 (m), 2.16 - 2.02 (m), 1.97 - 1.76 (m), 1.48 - 1.31 (m), 1.20 - 1.00 (m).MS(m/z)830.2[M+H]
+。
(実施例38)
【化120】
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【0320】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(38)の合成:標題化合物(38)を、実施例20の化合物20Eの合成について提示した方法に従って、20Bの代わりにN−(4−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミドを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.82 - 8.67 (m), 7.79 - 7.68 (m), 7.66 - 7.55 (m), 7.28 - 7.13 (m), 7.12 - 7.03 (m), 6.83 - 6.71 (m), 6.69 - 6.61 (m), 6.47 - 6.25 (m), 5.34 - 5.21 (m), 5.04 - 4.93 (m), 4.81 - 4.73 (m), 3.35 - 3.32 (m), 3.27 - 3.22 (m), 3.21 - 3.11 (m), 3.06 - 2.92 (m), 2.57 - 2.38 (m), 1.46 - 1.32 (m), 1.16 - 1.00 (m).MS(m/z)852.1[M+H]
+。
(実施例39)
【化121】
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【0321】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(39)の合成:標題化合物(39)を、実施例38の化合物38の合成について提示した方法に従って、3−((トリメチルシリル)エチニル)オキセタン−3−オールの代わりに4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを利用し、TBAFを省いて調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.88 - 8.74 (m), 7.76 - 7.65 (m), 7.65 - 7.50 (m), 7.23 - 7.12 (m), 7.11 - 7.03 (m), 6.83 - 6.58 (m), 6.50 - 6.28 (m), 5.32 - 5.22 (m), 5.03 - 4.95 (m), 4.83 - 4.70 (m), 4.03 - 3.88 (m), 3.83 - 3.72 (m), 3.35 - 3.33 (m), 3.27 - 3.22 (m), 3.20 - 3.10 (m), 3.07 - 2.93 (m), 2.62 - 2.39 (m), 2.15 - 2.04 (m), 1.98 - 1.83 (m), 1.47 - 1.30 (m), 1.19 - 1.03 (m).MS(m/z)880.1[M+H]
+。
(実施例40)
【化122】
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【0322】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(40)の合成:標題化合物(40)を、実施例38の化合物39の合成について提示した方法に従って、2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸の代わりに2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(ジフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.77 - 8.62 (m), 7.79 - 7.65 (m), 7.63 - 7.54 (m), 7.16 - 7.01 (m), 6.88 - 6.49 (m), 6.49 - 6.32 (m), 5.33 - 5.22 (m), 5.08 - 4.91 (m), 4.81 - 4.65 (m), 4.00 - 3.88 (m), 3.86 - 3.72 (m), 3.35 - 3.33 (m), 3.26 - 3.21 (m), 3.21 - 3.07 (m), 3.06 - 2.91 (m), 2.77 - 2.62 (m), 2.51 - 2.37 (m), 2.14 - 2.00 (m), 1.96 - 1.83 (m), 1.77 - 1.52 (m), 1.44 - 1.28 (m), 1.08 - 0.86 (m), 0.72 - 0.56 (m).MS(m/z)862.0[M+H]
+。
(実施例41)
【化123】
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【0323】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(41)の合成:アルゴンで、2−メチルブタ−3−イン−2−イルアセテート(15.96mg、126.5μmol)、塩化銅(I)(0.25mg、2.53μmol)、トリエチルアミン(17.63μl、126.5μmol)、およびn−メチルピペラジン(21.05μl、189.74μmol)のDMF(0.4ml)溶液を泡立たせた。混合物を封止し、マイクロ波反応器内で、110℃で5分間加熱した。得られた混合物に、43F(20mg、25.3μmol)、ヨウ化Cu(I)(0.5mg、2.5μmol)、およびPd(Cl
2)(Ph
3)
2(1.8mg、2.5μmol)を添加した。アルゴンで反応物を泡立たせ、ジエチルアミン(39.4μl、379μmol)を添加した。混合物を、マイクロ波反応器内で、125℃で15分間加熱した。過剰のアミンを真空下で除去し、生成物を逆相HPLCによって精製して、標題化合物41をアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.79 - 8.71 (m), 7.86 - 7.75 (m), 7.74 - 7.65 (m), 7.61 - 7.52 (m), 7.22 - 7.14 (m), 7.07 (d), 6.82 - 6.73 (m), 6.70 - 6.60 (m), 6.48 - 6.41 (m), 6.41-6.31 (m), 5.34 - 5.20 (m), 5.03 - 4.92 (m), 4.82 - 4.70 (m), 3.32 (s), 3.26 (s), 3.23 (s), 3.18 - 3.10 (m), 3.05 - 2.94 (m), 2.92 (s), 2.59 - 2.37 (m), 1.60 (s), 1.48 - 1.35 (m), 1.17 - 1.10 (m), 1.10 - 1.01 (m).MS(m/z)920.3[M+H]
+。
(実施例42)
【化124】
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【0324】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−((1−メチルアゼチジン−3−イル)アミノ)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(42)の合成:標題化合物(42)を、実施例41の化合物41の合成について提示した方法に従って、1−メチルアゼチジン−3−アミンを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.77 - 8.68 (m), 7.87 - 7.74 (m), 7.74 - 7.60 (m), 7.59 - 7.48 (m), 7.20 - 7.14 (m), 7.07 (d), 6.83 - 6.73 (m), 6.70 - 6.61 (m), 6.49 - 6.41 (m), 6.41 - 6.33 (m), 5.30 - 5.18 (m), 5.02 - 4.91 (m), 4.79 - 4.72 (m), 3.32 (s), 3.25 (s), 3.23 (s), 3.19 - 3.08 (m), 3.06 - 2.95 (m), 2.59 - 2.41 (m), 2.11 - 1.68 (m), 1.49 - 1.34 (m), 1.17 - 1.08 (m), 1.08 - 1.01 (m).MS(m/z)906.3[M+H]
+。
(実施例43)
【0325】
【化125】
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【0326】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(43A)の合成:(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(1.0g、2.42mmol)、N−(4−クロロ−1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(1.12g、2.90mmol)、およびPdCl
2[P(cy)
3]
2(89.0mg、0.121mmol)を、1,4−ジオキサン(12mL)および1.0MのNaHCO
3水溶液(4mL)に懸濁させた。反応混合物を、アルゴンで5分間泡立たせることによって脱気し、次に封止し、マイクロ波反応器内で150℃にて15分間加熱した。冷却してすぐに、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物43Aを得た。MS(m/z)591.72[M+H]
+。
【0327】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(43B)の合成:DCM(5mL)中の(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(43A、3.39g、5.73mmol)に、トリフルオロ酢酸(5mL)を添加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。Boc保護基を完全に除去してすぐに、トリフルオロ酢酸無水物(2.02mL、14.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を、セライトを通して濾過し、真空中で濃縮し、EtOAcに溶かし、水層がpH10になるまで、1MのNaHCO
3水溶液で注意深く中和した。有機層を収集し、水層からEtOAcでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物43Bを得た。MS(m/z)588.14[M+H]
+。
【0328】
(S)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−2−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)エチル)ピリジン1−オキシド(43C)の合成:(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(43B、8.0g、13.61mmol)のDCM(70mL)溶液に、MCPBA(3.659g、16.33mmol)を15分間かけて4回に分けて添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了してすぐに、反応物を、1MのNaHSO
3水溶液および飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした。有機層を収集し、水層からDCMでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物43Cを得た。MS(m/z)604.10[M+H]
+。
【0329】
(S)−N−(1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(43D)の合成:(S)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−2−(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)エチル)ピリジン1−オキシド(43C、1.0g、1.66mmol)を、POCl
3(2.32mL、24.84mmol)に溶かした。反応混合物を115℃で2時間撹拌した。冷却してすぐに、反応物を真空中で濃縮し、DCMに溶かし、飽和NaHCO
3水溶液と共に1時間激しく撹拌した。有機層を収集し、水層からDCMでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物43Dを得た。MS(m/z)622.13[M+H]
+。
【0330】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−クロロピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(43E)の合成:(S)−N−(1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(43D、870mg、1.40mmol)のEtOH(16mL)溶液に、2MのLiOH水溶液(7.0mL、13.98mmol)を添加した。反応物を130℃で10分間加熱した。冷却してすぐに、反応混合物を、pH5になるまで2NのHCl水溶液で酸性にした。次に、反応混合物を真空中で濃縮し、EtOAcに溶かした。この溶液に、水層がpH10になるまで飽和NaHCO
3水溶液を添加した。有機層を収集し、水層からEtOAcでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物43Eを得、それをさらなる精製なしに使用した。MS(m/z)526.06[M+H]
+。
【0331】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F)の合成:標題化合物(43F)を、実施例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従って、43Eを利用して調製した。MS(m/z)790.0[M+H]
+。
【0332】
tert−ブチル2−((5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(43G)の合成:DMF(1mL)中の43F(20mg、0.025mmol)が入っている反応バイアルに、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレート(15mg、0.076mmol)、PdCl2(P(Ph3)2(1.8mg、0.003mmol)、およびジエチルアミン(19mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンガスで2分間フラッシュし、次にマイクロ波反応器内で、125℃で15分間加熱した。冷却してすぐに、反応混合物を濾過し、溶離液を真空中で濃縮した。残留物を、EtOAcと水に分離した。有機物を分離し、乾燥させ、真空中で除去した。残留物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。MS(m/z)949.1[M+H]
+。
【0333】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(ピロリジン−2−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43H)の合成:tert−ブチル2−((5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(20mg)を、DCMに溶解させ、TFA(0.5mL)で処理した。周囲温度で30分間撹拌した後、溶媒を真空中で除去した。粗製混合物をRP HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.97 (s), 7.78 (dd), 7.65 (dd), 7.25 - 7.13 (m), 7.07 (d), 6.78 (t), 6.65 (s), 6.42 (d), 6.39 - 6.31 (m), 5.25 (dd), 4.99 (t), 4.81 - 4.70 (m), 3.59 - 3.36 (m), 3.24 (d), 3.19 - 3.08 (m), 3.08 - 2.90 (m), 2.86 (d), 2.62 - 2.35 (m), 2.35 - 2.13 (m), 1.41 (dt), 1.16 - 1.01 (m).
【0334】
MS(m/z)849.2[M+H]
+。
(実施例44)
【化126】
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【0335】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(ピロリジン−3−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(44)の合成:標題化合物(44)を、実施例43の化合物43Hの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル3−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.66 (t), 7.72 (dd), 7.56 (dd), 7.18 (d), 7.06 (d), 6.78 (t), 6.64 (s), 6.39 (dd), 5.26 (d), 5.04 - 4.92 (m), 4.81 - 4.66 (m), 3.75 - 3.52 (m), 3.44 (dt), 3.24 (d), 3.20 - 3.09 (m), 3.07 - 2.93 (m), 2.86 (d), 2.50 (dt), 2.28 (dd), 1.42 (dd), 1.10 (d).MS(m/z)849.1[M+H]
+。
(実施例45)
【化127】
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【0336】
N−((S)−1−(6−((1−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)シクロペンチル)エチニル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(45A)の合成:標題化合物(44)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル((1−エチニルシクロペンチル)メトキシ)ジメチルシランを利用して調製した(米国特許出願第2012/214762号に記載のとおり調製した)。それを以下の反応で精製なしに使用した。
【0337】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(45B)の合成:THF(1mL)中の化合物45A(20mg、0.02mmol)に、TBAF(1mL)を添加した。溶媒を真空中で除去し、残留物をRP HPLCによって精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.56 - 7.31 (m), 7.15 (q), 6.89 (d), 6.47 (t), 6.22 (d), 6.05 (d), 5.52 (q), 4.76 (d), 4.72 (d), 3.66 (s), 3.54 (d), 3.39 (d), 3.03 (s), 3.00 - 2.89 (m), 2.49 (s), 2.13 - 2.01 (m), 1.87 (dt), 1.75 (s), 1.49 - 1.37 (m), 1.30 (d), 1.19 (s), 0.90 (q).MS(m/z)878.2[M+H]
+。
(実施例46)
【化128】
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【0338】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(46)の合成:標題化合物(46)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに3−エチニルテトラヒドロフラン−3−オールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.83 - 8.67 (m), 7.77 - 7.64 (m), 7.62 - 7.53 (m), 7.24 - 7.01 (m), 6.83 - 6.55 (m), 6.49 - 6.28 (m), 5.35 - 4.92 (m), 4.80 - 4.67 (m), 4.15 - 4.03 (m), 4.00 - 3.92 (m), 3.34 - 3.32 (m), 3.26 - 3.21 (m), 3.20 - 3.07 (m), 3.06 - 2.87 (m), 2.60 - 2.43 (m), 2.39 - 2.27 (m), 1.52 - 1.35 (m), 1.15 - 1.03 (m).MS(m/z)866.1[M+H]
+。
(実施例47)
【化129】
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【0339】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(47)の合成:標題化合物(47)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに2−エチニルモルホリンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.74 - 8.56 (m), 7.80 - 7.64 (m), 7.62 - 7.48 (m), 7.22 - 6.98 (m), 6.84 - 6.57 (m), 6.49 - 6.30 (m), 5.32 - 4.92 (m), 4.78 - 4.72 (m), 3.88 - 3.73 (m), 3.56 (s, 0H), 3.34 - 3.32 (m), 3.27 - 3.10 (m), 3.05 - 2.90 (m), 2.84 - 2.66 (m), 2.61 - 2.37 (m), 1.53 - 1.32 (m), 1.19 - 0.97 (m).MS(m/z)892.3[M+H]
+。
(実施例48)
【化130】
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【0340】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(48B)の合成:ケトン(1g、7.8mmol)のメチルテトラヒドロフラン(100mL)溶液に、エチニルマグネシウムブロミド(THF中0.5M、31mL、15.6mmol)を0℃で添加した。1時間後、反応混合物を、EtOAcおよび飽和NH4Cl溶液の混合物に注いだ。分離した後、有機層を濃縮して、アルキンを固体として得た。粗製物質を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 3.90 - 3.61 (m, 2H), 2.50 (d, J = 28.3 Hz, 1H), 2.09 - 1.87 (m, 2H), 1.47 - 1.31 (m, 2H), 1.23 (d, J = 6.3 Hz, 5H), 1.17 (d, J = 6.3 Hz, 1H).
【0341】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(48C)の合成:標題化合物(48C)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、48Bおよび43Fを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.79 (t, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.24 - 7.11 (m, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.83 - 6.58 (m, 1H), 6.48 - 6.33 (m, 3H), 5.32 - 4.91 (m, 1H), 4.82 - 4.69 (m, 2H), 3.89 (dt, 2H), 3.33 (s, 2H), 3.24 (d, 4H), 2.97 (d, 2H), 2.59 - 2.38 (m, 1H), 2.11 (d, 2H), 1.53 - 1.36 (m, 3H), 1.27 (dd, 6H), 1.23 - 1.01 (m, 2H).MS(m/z)908.85[M+H]
+。
(実施例49)
【化131】
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【0342】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(モルホリン−3−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(49)の合成:標題化合物(49)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに2−エチニルモルホリンを利用して調製した。MS(m/z)865.3[M+H]+。HPLC保持時間6.27分および6.33分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む、2〜98%アセトニトリル:水、8.5分勾配、Phenomonex Kinetex C18カラムによる)。MS(m/z)865.1[M+H]
+。
(実施例50)
【化132】
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【0343】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((3aS,6aR)−3−ヒドロキシヘキサヒドロフロ[2,3−b]フラン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(50B)の合成:標題化合物(50B)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、アルキン50A(実施例48の化合物48Bの合成について提示した方法に従って調製した:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.79 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.10 - 3.90 (m, 3H), 3.86 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 3.05 (ddd, J = 9.9, 5.2, 2.6 Hz, 1H), 2.58 (s, 1H), 2.33 (ddt, J = 13.0, 5.5, 2.7 Hz, 1H), 1.92 (dtd, J = 13.3, 10.0, 8.5 Hz, 1H))および43Fを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.77 (q, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.28 - 6.99 (m, 1H), 6.88 - 6.57 (m, 1H), 6.38 (dd, 3H), 5.84 (dd, 1H), 5.38 - 4.91 (m, 1H), 4.82 - 4.66 (m, 2H), 4.15 - 3.77 (m, 4H), 3.20 - 2.91 (m, 4H), 2.86 (d, 1H), 2.61 - 2.33 (m, 4H), 2.03 - 1.87 (m, 1H), 1.47 - 1.24 (m, 2H).MS(m/z)908.55[M+H]
+
(実施例51)
【化133】
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【0344】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((6−ヒドロキシ−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(51)の合成:標題化合物(51B)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、アルキン51A(実施例48の化合物48Bの合成について提示した方法に従って調製した:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.76 (s, 2H), 4.67 (s, 2H), 2.81 - 2.65 (m, 2H), 2.51 (s, 1H), 2.49 - 2.37 (m, 2H))および43Fを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.74 (dd, 1H), 7.70 (dd, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.22 - 7.00 (m, 2H), 6.87 - 6.59 (m, 1H), 6.49 - 6.26 (m, 3H), 5.36 - 4.92 (m, 1H), 4.80 - 4.68 (m, 4H), 3.22 - 2.94 (m, 4H), 2.86 (dt, 2H), 2.63 - 2.37 (m, 5H), 1.41 (dt, 1H), 1.10 (d, 1H).MS(m/z)892.76[M+H]
+。
(実施例52)
【化134】
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【0345】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((3aS,6aR)−3−ヒドロキシヘキサヒドロフロ[2,3−b]フラン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(52)の合成:標題化合物(52)を、実施例32の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、60Aおよび50Aを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.71 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H), 7.22 - 7.13 (m, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.88 - 6.52 (m, 3H), 6.39 (dd, 4H), 5.84 (d, 1H), 4.97 (t, 1H), 4.78 - 4.64 (m, 3H), 4.09 (d, 1H), 4.02 - 3.85 (m, 4H), 3.24 (d, 6H), 3.19 - 3.08 (m, 1H), 3.07 - 2.92 (m, 4H), 2.86 (d, 1H), 2.46 (dt, 1H), 2.06 - 1.91 (m, 2H), 1.34 (dt, 2H), 1.02 (d, 1H).MS(m/z)890.18[M+H]
+。
(実施例53)
【化135】
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【0346】
tert−ブチル2−((5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)モルホリン−4−カルボキシレート(53A)の合成:標題化合物を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル2−エチニルモルホリン−4−カルボキシレートを利用して調製した。MS(m/z)965.9[M+H]
+。
【0347】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(モルホリン−2−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(53B)の合成:DCM(1mL)中53A(24mg、0.025mmol)が入っている反応バイアルに、TFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮し、濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物36Bを得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.69 - 8.50 (m), 7.84 - 7.57 (m), 7.27 - 7.00 (m), 6.75 - 6.53 (m), 6.49 - 6.30 (m), 5.36 - 4.93 (m), 4.78 - 4.65 (m), 4.35 - 4.22 (m), 4.00 - 3.80 (m), 3.71 - 3.58 (m), 3.46 - 3.36 (m), 3.37 - 3.32 (m), 3.28 - 3.21 (m), 3.18 - 2.95 (m), 2.56 - 2.32 (m), 1.49 - 1.24 (m), 1.13 - 0.93 (m).MS(m/z)865.2[M+H]
+。
(実施例54)
【化136】
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【0348】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−(フラン−2−イル)−3−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(54)の合成:標題化合物(54)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに2−(フラン−2−イル)ブタ−3−イン−2−オールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.79 - 8.67 (m), 7.71 (m), 7.65 - 7.49 (m), 7.26 - 7.02 (m), 6.91 - 6.50 (m), 6.50 - 6.29 (m), 5.35 - 5.20 (m), 5.05 - 4.93 (m), 4.80 - 4.59 (m), 3.35 - 3.32 (m), 3.26 - 3.21 (m), 3.18 - 3.09 (m), 3.04 - 2.92 (m), 2.53 - 2.38 (m), 1.94 (s), 1.47 - 1.26 (m), 1.10 - 0.96 (m), 0.93 - 0.83 (m).MS(m/z)890.1[M+H]
+。
(実施例55)
【化137】
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【0349】
N−((1S)−1−(6−((1−アセチルピロリジン−2−イル)エチニル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(55)の合成:DCM(1mL)中の43H(21mg、0.025mmol)が入っている反応バイアルに、塩化アセチル(0.005mL、0.075mmol)を添加した後、トリエチルアミン(0.01mL、0.075mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮し、濾過し、逆相HPLCによって、0.1%TFAを含む水中5〜100%アセトニトリルで溶出して精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物55のTFA塩を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.85 - 8.65 (m), 7.77 - 7.63 (m), 7.55 (ddd, 0H), 7.25 - 7.12 (m), 7.07 (dd, 0H), 6.85 - 6.70 (m), 6.62 (s, 0H), 6.51 - 6.28 (m), 5.36 - 4.91 (m), 4.83 - 4.63 (m), 3.80 - 3.70 (m), 3.69 - 3.53 (m), 3.54 - 3.41 (m), 3.37 - 3.31 (m), 3.28 - 3.20 (m), 3.19 - 3.07 (m), 3.05 - 2.91 (m), 2.59 - 2.42 (m), 2.34 - 2.28 (m), 1.49 - 1.27 (m), 1.17 - 0.97 (m).MS(m/z)891.1[M+H]
+。
(実施例56)
【化138】
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【0350】
1−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)プロパ−2−イン−1−オール(56A)の合成:エチニルマグネシウムブロミド(0.5M、4.0mL、2.0mmol)に、0℃で1−メチル−1H−イミダゾール(imadazole)−4−カルボアルデヒド(200.0mg、1.82mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、終夜室温で撹拌した。反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物56Aを得、それを追加の精製なしに使用した。
【0351】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)プロパ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(56B)の合成:N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F、20.0mg、0.025mmol)、1−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)プロパ−2−イン−1−オール(56A、17.2mg、0.126mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(1.8mg、0.003mmol)、およびCuI(0.5mg、0.003mmol)を、DMF(0.25mL)に溶かした。反応混合物にジエチルアミン(26μL、0.253mmol)を添加し、反応混合物を、アルゴンで30秒間泡立たせることによって脱気し、次に封止し、マイクロ波反応器内で、125℃で20分間加熱した。冷却してすぐに、反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物56Bをアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.97 (s), 8.77 - 8.67 (m), 7.82 - 7.73 (m), 7.73 - 7.62 (m), 7.28 - 6.99 (m), 6.83 - 6.58 (m), 6.47 - 6.35 (m), 6.07 (s), 5.34 - 4.94 (m), 4.81 - 4.69 (m), 4.13 (s), 3.34 (s), 3.28 - 3.23 (m), 3.21 - 3.08 (m), 3.07 - 2.91 (m), 2.57 - 2.41 (m), 1.52 - 1.36 (m), 1.18 - 1.02 (m).MS(m/z)890.18[M+H]
+。
(実施例57)
【化139】
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【0352】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−3−ヒドロキシ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(57)の合成:化合物57を、実施例108の化合物108Fの合成について提示した方法に従って、化合物109Hおよび2−(3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.69 (d), 7.57 (dd), 7.24 - 6.96 (m), 6.88 - 6.72 (m), 6.73 - 6.59 (m), 6.51 - 6.33 (m), 5.47 (s), 5.25 (q), 5.01 (td), 4.70 - 4.56 (m), 3.97 - 3.81 (m), 3.74 (ddd), 3.60 (s), 3.41 (s), 3.14 - 2.78 (m), 2.57 (q), 2.46 - 2.23 (m), 2.13 - 1.97 (m), 1.96 - 1.65 (m), 1.40 - 1.17 (m), 0.95-0.82 (m).MS(m/z)769[M+H]
+。
(実施例58)
【化140】
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【0353】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−ヒドロキシピロリジン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(58)の合成:標題化合物(58)を、実施例53の化合物53Bの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルモルホリン−4−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル3−エチニル−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.83 - 8.65 (m), 7.85 - 7.52 (m), 7.26 - 7.01 (m), 6.86 - 6.59 (m), 6.48 - 6.31 (m), 5.37 - 4.90 (m), 4.77 - 4.66 (m), 3.70 - 3.43 (m), 3.35 - 3.31 (m), 3.20 - 2.87 (m), 2.59 - 2.39 (m), 1.54 - 1.20 (m), 1.18 - 0.96 (m).MS(m/z)865.2[M+H]
+
(実施例59)
【化141】
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【0354】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−シクロプロピル−3−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(59)の合成:標題化合物(59)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに2−シクロプロピルブタ−3−イン−2−オールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.86 - 8.64 (m, 1H), 7.77 - 7.41 (m, 2H), 7.23 - 6.99 (m, 2H), 6.84 - 6.58 (m, 1H), 6.51 - 6.31 (m, 2H), 5.32 - 4.92 (m, 1H), 4.79 - 4.68 (m, 2H), 3.36 - 3.32 (m, 3H), 3.28 - 3.21 (m, 3H), 3.19 - 2.85 (m, 3H), 2.61 - 2.36 (m, 3H), 2.14 - 1.61 (m, 3H), 1.48 - 1.34 (m, 1H), 1.32 - 1.19 (m, 1H), 1.17 - 0.99 (m, 1H), 0.88 - 0.66 (m, 1H), 0.67 - 0.47 (m, 3H).MS(m/z)864.0[M+H]
+。
(実施例60)
【化142】
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【化143】
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【0355】
N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(60A)の合成:粗製(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−クロロピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(43E、400mg、0.76mmol)のDMA(6mL)溶液に、NEt
3(0.32mL、2.28mmol)、2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(160.6mg、0.61mmol)を添加し、次にHATU(173.4mg、0.46mmol)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次に追加のHATU(86.7mg、0.23mmol)を添加した。反応混合物を室温でさらに15分間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物60Aを得た。MS(m/z)772.03[M+H]
+。
【0356】
2−クロロエチル(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)カルバメート(60B)の合成:2−メチル−3−ブチン−2−アミン(500mg、6.01mmol)のMeCN(25mL)溶液に、0℃で固体炭酸カリウムを添加した後、MeCN(10mL)中2−クロロエチルクロロホルメート(0.65mL、6.32mmol)を10分かけて添加した。反応混合物を室温に温めた。4時間後、反応混合物を60分間90℃に加熱した。冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、濃縮し、EtOAcに溶かし、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物60Bを得、それをさらなる精製なしに使用した。
【0357】
3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン(60C)の合成:粗製2−クロロエチル(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)カルバメート(60B、630mg、3.32mmol)の乾燥THF(12mL)溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、398.61mg、9.97mmol)を添加した。反応混合物を、終夜室温で撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、2NのHClを滴下添加することによってクエンチした。反応混合物をEtOAcで2回抽出し、合わせた有機層を、飽和NaCl水溶液で洗浄した。次に、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物60Cを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.26 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 3.74 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.50 - 2.35 (m, 1H), 1.78 - 1.63 (m, 6H).
【0358】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(60D)の合成:標題化合物(60D)を、実施例56の化合物56Bの合成について提示した方法に従って、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(60A)および3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン(60C)を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 - 7.65 (m), 7.63 - 7.48 (m), 7.23 - 7.02 (m), 6.94 - 6.28 (m), 5.08 - 4.89 (m), 4.78 - 4.65 (m), 4.43 - 4.30 (m), 3.96 - 3.85 (m), 3.33 (s), 3.30 - 3.20 (m), 3.19 - 3.10 (m), 3.06 - 2.91 (m), 2.55 - 2.35 (m), 1.86 (s), 1.48 - 1.29 (m), 1.14 - 0.95 (m).MS(m/z)889.13[M+H]
+。
(実施例61)
【化144】
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【0359】
1−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタノール(61A)の合成:トリメチルシリルアセチレン(1.86mL、14.3mmol)のTHF(60mL)の溶液に、−78℃でnBuLi(ヘキサン中2.5M、5.1mL、12.8mmol)を滴下添加した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次にシクロブタノン(1.0g、14.3mmol)を添加した。反応物を室温にゆっくり温め、終夜室温で撹拌した。反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、水層から、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物61Aを得、それをさらなる精製なしに使用した。
【0360】
1−エチニルシクロブタノール(61B)の合成:粗製1−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタノール(61A、300mg、1.8mmol)のTHF(1mL)溶液に、TBAF(THF中1M、2.14mL、2.1mmol)を室温で添加した。反応混合物を、室温で30分間撹拌し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。水層から、ジエチルエーテルで2回抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、注意深く真空中で濃縮して、標題化合物61Bを得、それをさらなる精製なしに使用した。
【0361】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(61C)の合成:標題化合物(61C)を、実施例56の化合物56Bの合成について提示した方法に従って、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F)および1−エチニルシクロブタノール(61B)を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.86 - 8.70 (m), 7.71 (dd), 7.56 (dd), 7.26 - 6.98 (m), 6.88 - 6.52 (m), 6.50 - 6.30 (m), 5.32 - 4.94 (m), 4.83 - 4.71 (m), 3.35 (s), 3.28 - 3.22 (m), 3.21 - 3.13 (m), 3.07 - 2.94 (m), 2.66 - 2.29 (m), 2.07 - 1.84 (m), 1.51 - 1.24 (m), 1.20 - 1.00 (m).MS(m/z)850.09[M+H]
+。
(実施例62)
【化145】
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【0362】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロプロピル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(62A)の合成:標題化合物(62A)を、実施例56の化合物56Bの合成について提示した方法に従って、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(60A)および(1−エチニルシクロプロポキシ)トリイソプロピルシランを利用して調製した。MS(m/z)974.10[M+H]
+。
【0363】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(62B)の合成:N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)シクロプロピル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(62A、20mg、0.021mmol)のTHF溶液に、酢酸(1.4μL、0.025mmol)を添加した後、TBAF(THF中1M、24.6μL、0.025mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。完了してすぐに、反応物を濃縮し、DMFに溶かし、逆相HPLCによって精製して、標題化合物62Bをアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.67 - 8.43 (m), 7.68 (dd), 7.50 (dd), 7.28 - 6.98 (m), 6.87 - 6.52 (m), 6.46 - 6.31 (m), 5.01 - 4.91 (m), 4.79 - 4.61 (m), 3.33 (s), 3.28 - 3.19 (m), 3.16 - 3.07 (m), 3.04 - 2.91 (m), 2.55 - 2.38 (m), 1.46 - 1.26 (m), 1.19 - 1.14 (m), 1.11 - 0.98 (m).MS(m/z)818.12[M+H]
+。
(実施例63)
【化146】
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【0364】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミドの合成:標題化合物(63)を、実施例56の化合物56Bの合成について提示した方法に従って、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F)および3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン(60H)を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.84 - 8.75 (m), 7.74 - 7.67 (m), 7.62 - 7.51 (m), 7.20 - 7.02 (m), 6.83 - 6.57 (m), 6.47 - 6.33 (m), 5.03 - 4.95 (m), 4.81 - 4.70 (m), 4.40 - 4.34 (m), 3.97 - 3.83 (m), 3.33 (s), 3.28 - 3.21 (m), 3.16 - 3.08 (m), 3.06 - 2.93 (m), 2.60 - 2.36 (m), 1.85 (s), 1.50 - 1.32 (m), 1.18 - 1.00 (m).MS(m/z)907.09[M+H]
+。
(実施例64)
【化147】
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【0365】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(64)の合成:標題化合物(64)を、実施例56の化合物56Bの合成について提示した方法に従って、(1−エチニルシクロプロポキシ)トリイソプロピルシランを利用し、濃縮された有機(orgainic)画分を得、それをシリカゲルプラグに流してEtOAcで溶出した後に濃縮する追加の後処理ステップを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。次に、終了するまで混合物をTBAFで処理し、次に濃縮し、HPLCによって精製した。
1H NMR (クロロホルム-d) δ: 7.55 - 7.39 (m), 7.30 - 7.19 (m), 7.12 (dd), 6.91 (d), 6.66 (t), 6.24 - 6.12 (m), 6.11 - 6.02 (m), 5.02 - 4.89 (m), 4.80 - 4.66 (m), 4.73 (d, 1H), 3.53(d), 3.41 (s), 3.40 (s), 3.29 - 3.27 (m), 3.26 (s), 3.11 (s), 3.02 - 3.00 (m), 2.98 - 2.90 (m), 2.54 - 2.45 (m), 1.45 (q), 1.39 - 1.17 (m), 1.13 (d).MS(m/z)836.0[M+H]
+。
(実施例65)
【化148】
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【0366】
N−((1S)−1−(6−(3−(アゼチジン−3−イル)−3−ヒドロキシプロパ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(65)の合成:標題化合物(65)を、実施例53の化合物53Bの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルモルホリン−4−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル3−(1−ヒドロキシプロパ−2−イン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.85 - 8.60 (m, 1H), 7.81 - 7.45 (m, 2H), 7.25 - 6.98 (m, 1H), 6.87 - 6.55 (m, 1H), 6.49 - 6.32 (m, 3H), 5.31 - 4.92 (m, 1H), 4.79 - 4.73 (m, 2H), 4.30 - 4.09 (m, 4H), 3.33 - 3.32 (m, 4H), 3.27 - 3.21 (m, 4H), 3.18 - 2.94 (m, 3H), 2.69 - 2.33 (m, 2H), 1.56 - 1.33 (m, 1H), 1.15 - 1.01 (m, 1H).MS(m/z)865.2[M+H]
+
(実施例66)
【化149】
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【0367】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−(2−ヒドロキシアセチル)ピロリジン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(66)の合成:DCM(1mL)中の43H(21mg、0.025mmol)が入っている反応バイアルに、アセトキシアセチルクロリド(7mg、0.05mmol)を添加した後、DMAP(6m、0.05mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。メタノール(1mL)を、反応混合物に添加した後、固体炭酸カリウム(10mg、0.075mmol)を添加し、この不均質溶液を、30分間撹拌し、濾過し、濃縮し、逆相HPLCによって精製した。生成物が入っている画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物66を得た。MS(m/z)907.4[M+H]+。HPLC保持時間6.99分および7.18分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む、2〜98%アセトニトリル:水、8.5分勾配、Phenomonex Kinetex C18カラムによる)。
(実施例67)
【化150】
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【0368】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(67)の合成:標題化合物(67)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに4−エチニル−1−メチル−1H−イミダゾールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.95-8.78 (s, 1H), 8.77-8.73 (m, 1H), 8.10-8.00 (s, 1H), 7.97-7.63 (m, 2H), 7.35-7.02 (m, 1H), 6.87 -6.60 (m, 2H), 6.55 - 6.31 (m, 2H), 5.28- 4.98 (m, 1H), 4.82-4.62 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.36- 3.29 (m, 3H), 3.26-3.24 (m, 3H), 3.11-2.95 (m, 2H), 2.62-2.37 (m, 2H), 1.46 - 1.30 (m, 1H), 1.15 - 1.01 (m, 1H).MS(m/z)860.1[M+H]
+
(実施例68)
【化151】
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【0369】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(モルホリン−2−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(68)の合成:標題化合物(68)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりにtert−ブチル2−エチニルモルホリン−4−カルボキシレートを利用した後、TFA(1mL)を添加し、その後精製して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.69 - 8.50 (m, 1H), 7.84 - 7.57 (m, 2H), 7.27 - 7.00 (m, 1H), 6.90 - 6.53 (m, 2H), 6.49 - 6.30 (m, 3H), 5.36 - 4.93 (m, 2H), 4.78 - 4.65 (m, 2H), 4.35 - 4.22 (m, 1H), 4.03 - 3.87 (m, 1H), 3.71 - 3.58 (m, 1H), 3.46 - 3.36 (m, 1H), 3.37 - 3.32 (m, 4H), 3.28 - 3.21 (m, 3H), 3.18 - 2.90 (m, 3H), 2.56 - 2.32 (m, 2H), 1.49 - 1.24 (m, 2H), 1.13 - 0.93 (m, 1H).MS(m/z)847.1[M+H]
+
(実施例69)
【化152】
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【0370】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(69)の合成:標題化合物(69)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりに1−エチニルシクロブタノールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール- d
4) δ 8.80 - 8.57 (m, 1H), 7.82 - 7.47 (m, 2H), 7.26 - 6.98 (m, 1H), 6.90 - 6.50 (m, 2H), 6.49 - 6.30 (m, 3H), 5.38 - 4.89 (m, 1H), 4.80 - 4.64 (m, 2H), 3.36 - 3.32 (m, 2H), 3.28 - 3.21 (m, 3H), 3.19 - 2.92 (m, 3H), 2.64 - 2.30 (m, 7H), 2.07 - 1.85 (m, 2H), 1.52 - 1.24 (m, 1H), 1.14 - 0.94 (m, 1H).MS(m/z)832.1[M+H]
+
(実施例70)
【化153】
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【0371】
2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−(トリメチルシリル)ブタ−3−イン−2−オール(70A)の合成:トリメチルシリルアセチレン(0.64ml、4.50mmol)のTHF(5ml)溶液に、ヘキサン中2.5Mのn−ブチルリチウム(1.8ml、4.50mmol)を−78℃で滴下添加した。45分間撹拌した後、塩化セリウム(III)(1.11g、4.50mmol)を添加し、混合物を−78℃で45分間撹拌した。反応物に1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オン(112mg、0.90mmol)を添加し、得られた混合物を、−78℃で3時間撹拌し、次に、0℃に徐々に温めた。反応物を4.0M塩化アンモニウムでクエンチし、セライトでスラリー化し、濾過した。生成物を2MeTHFで抽出し、ブラインで洗浄した。有機物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を、さらなる精製なしに次のステップに持ち越した。MS(m/z)224.1[M+H]
+。
【0372】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(70B)の合成:70A(28.3mg、126.5μmol)に、THF(126μl)中1Mフッ化テトラブチルアンモニウムを添加した。室温で10分間撹拌した後、DMF(0.4mL)中の43F(20mg、25.3μmol)、ヨウ化銅(I)(1.9mg、10.1μmol)、Pd(Cl
2)(Ph
3)
2(3.6mg、5.1μmol)およびジエチルアミン(39.4μl、379.5μmol)を、反応物に添加した。アルゴンで反応物を1分間泡立たせ、混合物を、マイクロ波反応器内で125℃にて15分間加熱した。過剰のアミンを真空下で除去し、生成物を逆相HPLCによって精製して、標題化合物70Bをアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.90 - 8.75 (m), 8.19 (s), 7.75 - 7.66 (m), 7.56 - 7.47 (m), 7.20 - 7.11 (m), 7.06 (dd), 6.81- 6.71 (m), 6.68 - 6.59 (m), 6.47 - 6.39 (m), 6.39 - 6.32 (m), 5.25 (dd), 5.10 (s), 4.97 (t), 4.84 - 4.73 (m), 4.66 - 4.53 (m), 3.51 - 3.35 (m), 3.35 - 3.31 (m), 3.25 (s), 3.22 (s), 3.18 - 3.10 (m), 3.04 - 2.95 (m), 2.95 - 2.93 (m), 2.57 - 2.36 (m), 1.65 (s), 1.64 (s), 1.48 - 1.28 (m), 1.29 - 1.21 (m), 1.16 - 1.10 (m), 1.08 - 1.03 (m).MS(m/z)905.1[M+H]
+。
(実施例71)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(71)の合成:N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F、20mg、0.025mmol)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(8.4mg、0.030mmol)、Pd(PPh
3)
4(1.5mg、0.0013mmol)、およびK
2CO
3(10.5mg、0.076mmol)を、1,4−ジオキサン(0.2mL)および水(0.05mL)の混合物に懸濁させた。反応混合物をアルゴンで60秒間脱気し、次に2時間110℃に加熱した。完了してすぐに、反応混合物を冷却し、真空中で濃縮した。粗製残留物をDMFに溶かし、濾過し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物71をアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.54 - 8.45 (m), 8.28 - 8.21 (m), 7.75 - 7.59 (m), 7.18 - 7.02 (m), 6.81 - 6.56 (m), 6.48 - 6.31 (m), 5.32 - 4.97 (m), 4.60 - 4.46 (m), 4.19 - 4.08 (m), 3.64 (td), 3.47 - 3.37 (m), 3.28 - 3.18 (m), 3.08 - 2.91 (m), 2.62 - 2.37 (m), 2.28 - 2.11 (m), 1.49 - 1.35 (m), 1.20 - 1.02 (m).MS(m/z)906.22[M+H]
+。
(実施例72)
【化155】
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【0374】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(72)の合成:標題化合物(72)を、実施例71の化合物71の合成について提示した方法に従って、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F)および1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.61 - 8.54 (m), 8.40 - 8.31 (m), 7.77 - 7.60 (m), 7.18 - 7.00 (m), 6.85 - 6.57 (m), 6.51 - 6.33 (m), 5.68 (p), 5.30 - 4.95 (m), 3.48 - 3.36 (m), 3.27 - 3.18 (m), 3.09 - 2.94 (m), 2.60 - 2.39 (m), 1.52 - 1.34 (m), 1.21 - 0.98 (m).MS(m/z)878.18[M+H]
+。
(実施例73)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(ピペリジン−3−イルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(73)の合成:標題化合物(73)を、実施例57の化合物57Bの合成について提示した方法に従って、N−((S)−1−(6−クロロ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(43F)および3−エチニルピペリジン塩酸塩を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (dd), 7.58 (dd), 7.23 - 7.02 (m), 6.83 - 6.55 (m), 6.50 - 6.33 (m), 5.31 - 4.93 (m), 4.83 - 4.67 (m), 3.63 - 3.55 (m), 3.34 - 3.32 (m), 3.27 - 3.15 (m), 3.08 - 2.92 (m), 2.56 - 2.42 (m), 2.31 - 2.06 (m), 1.93 - 1.82 (m), 1.50 - 1.34 (m), 1.17 - 1.03 (m).MS(m/z)863.20[M+H]
+。
(実施例74)
【化157】
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【0376】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((5−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(74)の合成:標題化合物(74)を、実施例32の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりに5−エチニル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−オールを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.71 (dd, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.21 -7.06 (m, 2H), 6.76 -6.63 (m, 1H), 6.45 - 6.31 (m, 2H), 5.28- 4.98 (m, 1H), 4.77 (d, 2H), 4.15 (dd, 2H), 3.89 (dd, 2H), 3.36 - 3.29 (m, 3H), 3.24 (m, 3H), 3.15-2.90 (m, 1H), 3.06 - 2.91 (m, 2H), 2.49 (m, 2H), 1.55 - 1.33 (m, 7H), 1.15 - 1.01 (m, 1H).MS(m/z)910.0[M+H]
+
(実施例75)
【化158】
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【0377】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−ヒドロキシピペリジン−3−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(75)の合成:標題化合物(75)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりにtert−ブチル3−エチニル−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.80 - 7.52 (m, 2H), 7.24 - 7.00 (m, 1H), 6.83 - 6.58 (m, 1H), 6.45 - 6.32 (m, 3H), 5.35 - 4.89 (m, 1H), 4.81 - 4.66 (m, 2H), 4.21 - 4.12 (m, 2H), 3.99-3.82 (m, 2H), 3.33-3.31 (m, 3H), 3.26--3.23 (m, 3H), 3.18 - 2.90 (m, 3H), 2.65 - 2.36 (m, 2H), 1.54-1.35 (m, 7H), 1.12-1.06 (m, 1H).MS(m/z)879.4[M+H]
+
(実施例76)
【化159】
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【0378】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(76)の合成:標題化合物(76)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル2−エチニル−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.74-8.69 (m, 1H), 7.86 - 7.60 (m, 2H), 7.32 - 7.02 (m, 2H), 6.88 - 6.59 (m, 1H), 6.48 - 6.33 (m, 3H), 5.38 - 4.91 (m, 1H), 4.78-4.64 (m, 2H), 4.48-4.30 (m, 1H), 4.11 - 4.06 (m, 1H), 3.64-3.61 (m, 1H), 3.33-3.31 (m, 4H), 3.26--3.23 (m, 5H), 3.12 - 2.92 (m, 2H), 2.49-2.42 (m, 2H), 1.93 - 1.72 (m, 3H), 1.59-1.29 (m, 1H), 1.12-1.06 (m, 1H).MS(m/z)879.2[M+H]
+
(実施例77)
【化160】
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【0379】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(77)の合成:標題化合物(77)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりにtert−ブチル2−エチニル−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレートを利用し、TFA(1mL)を添加した後に精製(puriication)して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.66-8.58 (m, 1H), 7.81 - 7.68 (m, 2H), 7.24 - 7.07 (m, 1H), 6.85 - 6.54 (m, 2H), 6.44 - 6.32 (m, 3H), 5.32 - 4.96 (m, 1H), 4.75-4.66 (m, 2H), 4.44-4.38 (m, 1H), 4.11 - 4.06 (m, 1H), 3.64-3.61 (m, 1H), 3.33-3.31 (m, 4H), 3.26--3.23 (m, 4H), 3.02 - 2.97 (m, 3H), 2.49-2.42 (m, 2H), 1.93 - 1.72 (m, 3H), 1.41-1.35 (m, 1H), 1.07-1.01 (m, 1H).MS(m/z)861.2[M+H]
+
(実施例78)
【化161】
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【0380】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(78)の合成:標題化合物(78)を、実施例60の化合物60Xの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりに4−エチニル−1−メチル−1H−イミダゾールを利用して調製した。MS(m/z)842.1[M+H]+ HPLC保持時間6.21分および6.34分(0.1%トリフルオロ酢酸を含む、2〜98%アセトニトリル:水、8.5分勾配、Phenomonex Kinetex C18カラムによる)。
(実施例79)
【化162】
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【0381】
1−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾール(79A)の合成:2−メチルブタ−3−イン−2−アミン(0.51ml、4.82mmol)、水中40%グリオキサール(0.55ml、4.82mmol)、水中36%ホルムアルデヒド(0.37ml、4.82mmol)、および酢酸(0.28ml、4.82mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。水中4M塩化アンモニウム(1.3ml)を添加し、反応物を、マイクロ波反応器内で、120℃で20分間加熱した。混合物を真空中で濃縮し、ジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、シリカクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物79Aを得た。MS(m/z)135.0[M+H]
+。
【0382】
N−((S)−1−(6−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(79B)の合成:43F(20mg、25.3μmol)、1−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾール(6.79mg、50.6μmol)、ヨウ化銅(I)(0.5mg、2.5μmol)、Pd(Cl
2)(Ph
3)
2(1.8mg、2.5μmol)、およびジエチルアミン(30μl、250μmol)のDMF(0.2ml)溶液をアルゴンで脱気し、マイクロ波反応器内で125℃にて20分間加熱する。過剰のジエチルアミンを真空下で除去し、生成物を逆相HPLCによって精製して、標題化合物79Bを、アトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.57 (s), 8.00 - 7.93 (m), 7.31 - 7.27 (m), 7.00 - 6.94 (m), 6.93 - 6.85 (m), 6.44 - 6.36 (m), 6.28 (d), 6.01 - 5.93 (m), 5.87 - 5.79 (m), 5.65 - 5.53 (m), 4.54 - 4.46 (m), 4.22 - 4.15 (m), 4.00 - 3.88 (m), 2.51 (s), 2.45 (s), 2.42 (s), 2.38 - 2.29 (m), 2.26 - 2.14 (m), 1.76 - 1.60 (m), 1.34 (s), 0.65 - 0.53 (m), 0.34 - 0.28 (m), 0.27 - 0.20 (m).MS(m/z)888.2[M+H]
+。
(実施例80)
【化163】
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【0383】
N−((S)−1−(6−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(80)の合成:標題化合物(80)を、実施例79の化合物79Bの合成について提示した方法に従って、化合物60Dを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.57 (s), 7.92 - 7.83 (m), 7.29 (s), 7.00 - 6.78 (m), 6.77 - 6.69 (m), 6.44 - 6.34 (m), 6.28 (d), 6.05 - 5.70 (m), 5.66 - 5.52 (m), 4.55 - 4.45 (m), 4.22 - 4.15 (m), 3.93 (s), 3.89 (d), 2.51 (s), 2.45 (s), 2.42 (s), 2.33 (dd), 2.24 - 2.13 (m), 2.04 (s), 1.71 - 1.57 (m), 1.34 (s), 0.62 - 0.52 (m), 0.29 - 0.23 (m), 0.22 - 0.16 (m).MS(m/z)870.2[M+H]
+。
(実施例81)
【化164】
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【0384】
1−(1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−イミダゾール−2−イル)エタノン(81A)の合成:1−(1H−イミダゾール−2−イル)エタノン(0.31g、2.79mmol)のDMF(3ml)溶液に、炭酸セシウム(1.82g、5.59mmol)を添加した後、tert−ブチル(2−ヨードエトキシ)ジメチルシラン(0.8g、2.79mmol)を添加した。終夜40℃で撹拌した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した後、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物81Aを得た。MS(m/z)269.9[M+H]
+。
【0385】
2−(1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−イミダゾール−2−イル)ブタ−3−イン−2−オール(81B)の合成:撹拌状態の0.5MエチニルマグネシウムブロミドのTHF(2.4ml)溶液に、1−(1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−イミダゾール−2−イル)エタノンの2−MeTHF(7ml)溶液を0℃で滴下添加した。反応物を室温に温め、1.5時間撹拌した。得られた混合物を、氷および4.0M塩化アンモニウムの混合物に注いだ。有機層をMeTHFで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物81Bを得た。MS(m/z)295.2[M+H]
+。
【0386】
2−(2−(2−ヒドロキシブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾール−1−イル)エチルメタンスルホネート(81C)の合成:81B(90mg、0.31mmol)のTHF(1.5ml)溶液に、THF中1.0MのTBAF(0.32ml)を添加した。30分間撹拌した後、1−(メチルスルホニル)−1H−イミダゾール(44.61mg、0.31mmol)を添加し、混合物を、溶液が均質になるまで超音波処理した。反応物を、室温で3時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物81Cを得た。MS(m/z)259.5[M+H]
+。
【0387】
8−エチニル−8−メチル−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン(81D)の合成:81C(27mg、0.1mmol)のTHF(1ml)溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、5.4mg、0.14mmol)を添加した。室温で24時間撹拌した後、反応物をメタノール(1ml)で希釈し、固体をシリカゲルに搭載し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物81Dを得た。MS(m/z)163.1[M+H]
+。
【0388】
N−((S)−1−(6−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(81E)の合成:標題化合物(81E)を、実施例79の化合物79Bの合成について提示した方法に従って、8−エチニル−8−メチル−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジンを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.90 - 7.82 (m), 7.16 (s), 6.98 - 6.91 (m), 6.91 - 6.78 (m), 6.42 - 6.33 (m), 6.27 (dd), 6.04 - 5.70 (m), 5.66 - 5.51 (m), 4.51 - 4.43 (m), 4.21 - 4.11 (m), 3.91 (s), 3.87 (d), 3.83 - 3.71 (m), 3.69 - 3.52 (m), 2.44 (s), 2.41 (s), 2.36 - 2.26 (m), 2.22 - 2.11 (m), 2.04 (s), 1.70 - 1.58 (m), 1.33 (s), 0.63 - 0.52 (m), 0.29 - 0.23 (m), 0.22 - 0.16 (m).MS(m/z)916.3[M+H]
+。
(実施例82)
【化165】
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【0389】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((8−メチル−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−8−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(82)の合成:標題化合物(82)を、実施例80の化合物80の合成について提示した方法に従って、8−エチニル−8−メチル−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジンを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.99 - 7.92 (m), 7.16 (s), 6.98 - 6.90 (m), 6.90 - 6.78 (m), 6.42 - 6.33 (m), 6.29 - 6.24 (m), 6.01 - 5.91 (m), 5.86 - 5.78 (m), 5.65 - 5.51 (m), 4.47 (d), 4.21 - 4.11 (m), 3.99 - 3.86 (m), 3.84 - 3.71 (m), 3.68 - 3.52 (m), 2.44 (s), 2.41 (s), 2.36 - 2.27 (m), 2.24 - 2.13 (m), 2.04 (s), 1.76 - 1.60 (m), 1.33 (s), 0.65 - 0.55 (m), 0.33 - 0.28 (m), 0.25 - 0.20 (m).MS(m/z)898.2[M+H]
+。
(実施例83)
【化166】
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【0390】
(S)−1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−オール(83A)の合成:(S)−tert−ブチルジメチル((2−メチルオキシラン−2−イル)メトキシ)シラン(0.198g、0.97mmol)のTHF(1mL)溶液を、エタノールアミン(0.58mL、9.7mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、Me−THFに溶解させ、次にブラインで洗浄した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(m/z)264.3[M+H]
+。
【0391】
(S)−tert−ブチル(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(83B)の合成:粗製物質83A(約0.7mmol)をアセトニトリルに溶解させ、Boc無水物で室温において1時間処理した。反応物を濃縮し、粗製物質をシリカゲルによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 3.76-3.73 (m, 3H), 3.44-3.41 (m, 5H), 1.44 (s, 9H), 1.12 (s, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.04 (s, 6H).
【0392】
(S)−tert−ブチル2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(83C)の合成:83B(0.12g、0.34mmol)のトルエン溶液を、PPh
3(0.10g、0.4mmol)で処理した後、トルエン(1mL)中のアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.08g、0.4mmol)のトルエン溶液を滴下添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をブラインに注ぎ、酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 3.72-3.15 (m, 8H), 1.43 (s, 9H), 1.15 (s, 3H), 0.87 (s, 9H), 0.04 (s, 6H).
【0393】
(S)−tert−ブチル2−(ヒドロキシメチル)−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(83D)の合成:83C(0.59g、1.7mmol)のTHF溶液を、TBAF(3.42mmol、THF中1M)で室温において2時間処理した。反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液に注ぎ、生成物をエチルエーテルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗製標題化合物を得、それを次のステップのためにそのまま使用した。
【0394】
(S)−tert−ブチル2−ホルミル−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(83E)の合成:粗製83C(0.39g、1.7mmol)のDCM(10mL)溶液を、Dess−Martin試薬(1.0g、2.3mmol)で処理し、次に室温で1時間撹拌した。反応混合物をエチルエーテルに注ぎ、飽和重炭酸ナトリウム溶液で2回洗浄し、次にブラインで洗浄した。次に有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 1H NMR (400 MHz, cdcl3) δ 9.55 (s , 1H), 4.10- 4.03 (m, 1H), 3.83, 3.80- 3.63 (m, 3H), 3.07- 3.00 (m, 1H), 2.89-2.85 (d, 1H), 1.40 (s, 9H), 1.14 (s, 3H).
【0395】
(S)−tert−ブチル2−ホルミル−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(83F)の合成:粗製83E(0.78g、3.4mmol)のMeOH(10mL)溶液を、炭酸カリウム(4.7g、34mmol)で処理し、0℃に冷却した後、ジメチル−1−ジアゾ−2−オキソプロピルホスホネート(0.78g、4mmol)を添加した。反応物をゆっくり室温にし、16時間撹拌した。次に反応混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を水で2回洗浄し、次に硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 1H NMR (400 MHz, cdcl3) δ 4.14-4.00 (m, 4H), 3.70-3.63 (m, 2H), 2.42 (s, 1H), 1.47 (s, 9H), 1.45 (s, 3H).
【0396】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((R)−2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(83G)の合成:標題化合物(83G)を、実施例43の化合物43Gの合成について提示した方法に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに(S)−tert−ブチル2−ホルミル−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.74-8.69 (m, 1H), 7.86 - 7.60 (m, 2H), 7.32 - 7.02 (m, 2H), 6.88 - 6.59 (m, 1H), 6.48 - 6.33 (m, 3H), 5.38 - 4.91 (m, 1H), 4.78-4.64 (m, 2H), 4.48-4.30 (m, 1H), 4.11 - 4.06 (m, 1H), 3.64-3.61 (m, 1H), 3.33-3.31 (m, 4H), 3.26--3.23 (m, 5H), 3.12 - 2.92 (m, 2H), 2.49-2.42 (m, 2H), 1.93 - 1.72 (m, 3H), 1.59-1.29 (m, 1H), 1.12-1.06 (m, 1H).MS(m/z)879.3[M+H]
+
(実施例84)
【化167】
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【0397】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((R)−2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(84)の合成:標題化合物(84)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりにtert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.64-8.62 (m, 1H), 7.81 - 7.68 (m, 2H), 7.24 - 7.07 (m, 2H), 6.85 - 6.54 (m, 2H), 6.44 - 6.32 (m, 2H), 5.32 - 4.96 (m, 1H), 4.75-4.66 (m, 2H), 4.44-4.38 (m, 1H), 4.11 - 4.06 (m, 1H), 3.64-3.61 (m, 1H), 3.33-3.31 (m, 4H), 3.26--3.23 (m, 5H), 3.02 - 2.97 (m, 3H), 2.49-2.42 (m, 2H), 1.93 - 1.72 (m, 3H), 1.41-1.35 (m, 1H), 1.07-1.01 (m, 1H).MS(m/z)861.2[M+H]
+。
(実施例85)
【化168】
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【0398】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((R)−4−エチル−2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(85)の合成:DCM(0.25mL)および酢酸(0.25ml)中の84(14mg、0.016mmol)が入っている反応バイアルに、アセトアルデヒド(4mg、0.08mmol)を添加した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(10mg、0.048mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、濾過し、逆相HPLCによって、0.1%TFAを含む水中5〜100%アセトニトリルで溶出して精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物85のTFA塩を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.63-8.61 (m, 1H), 7.82 - 7.67 (m, 2H), 7.26 - 7.07 (m, 2H), 6.85 - 6.54 (m, 2H), 6.44 - 6.32 (m, 2H), 5.35 - 4.97 (m, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.44-4.37 (m, 1H), 4.18 - 4.15 (m, 1H), 3.89-3.86 (m, 1H), 3.56-3.47 (m, 1H), 3.33-3.31 (m, 5H), 3.26--3.12 (m, 6H), 3.02 - 2.97 (m, 1H), 2.48-2.42 (m, 2H), 1.93 - 1.75 (m, 3H), 1.45-1.37 (m, 4H), 1.03-1.01 (m, 1H).MS(m/z)889.3[M+H]
+。
(実施例86)
【化169】
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【0399】
N−((S)−1−(6−(((R)−4−アセチル−2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(86)の合成:DCM(1mL)中の84(14mg、0.016mmol)が入っている反応バイアルを、塩化アセチル(0.05mg、0.048mmol)で処理した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。反応物を濃縮し、メタノール(1mL)に溶解させ、固体炭酸カリウム(0.1mmol)で室温において30分間処理した。反応物を濾過し、逆相HPLCによって、0.1%TFAを含む水中5〜100%アセトニトリルで溶出して精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、標題化合物86のTFA塩を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.68-8.66 (m, 1H), 7.81 - 7.49 (m, 2H), 7.27 - 7.00 (m, 1H), 6.93 - 6.52 (m, 2H), 6.51 - 6.32 (m, 3H), 5.36 - 4.92 (m, 1H), 4.82 - 4.59 (m, 2H), 4.52-4.48 (m, 1H), 4.25 - 4.01 (m, 2H), 3.86-3.81 (m, 1H), 3.34-3.33 (m, 4H), 3.25-3.23 (m, 3H), 3.15-3.11 (m, 1H), 3.03 - 2.79 (m, 3H), 2.51-2.40 (m, 2H), 2.34 - 2.14 (m, 3H), 2.00 - 1.56 (m, 3H), 1.39-1.34 (m, 1H), 1.08-1.01 (m, 1H).MS(m/z)903.2[M+H]
+。
(実施例87)
【化170】
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【0400】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((R)−4−イソプロピル−2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(87)の合成:標題化合物(87)を、実施例85の化合物85の合成について提示した方法に従って、アセトアルデヒドの代わりにアセトンを利用し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムの代わりにシアノ水素化ホウ素ナトリウムを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.65-8.61 (m, 1H), 7.87 - 7.60 (m, 2H), 7.30 - 7.01 (m, 1H), 6.89 - 6.50 (m, 2H), 6.47-6.37 (m, 3H), 5.42 - 4.92 (m, 1H), 4.75 - 4.63 (m, 2H), 4.45-4.39 (m, 1H), 4.25 - 4.10 (m, 1H), 3.82-3.79 (m, 1H), 3.69 - 3.56 (m, 1H), 3.54 - 3.41 (m, 1H), 3.33 (s, 3H), 3.26-3.21 (m, 4H), 3.18-3.13 (m, 1H), 3.08 - 2.93 (m, 2H), 2.48-2.42 (m, 2H), 1.93-1.77 (m, 3H), 1.46 (dd, 6H), 1.38-1.37 (m, 1H), 1.16 - 0.95 (m, 1H).MS(m/z)903.3[M+H]
+
(実施例88)
【化171】
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【0401】
(3bS,4aR)−5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキサミド(88A)の合成:(3bS,4aR)−エチル5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキシレート(7.49g、29.7mmol)を、メタノール中7Nアンモニア(20mL)に溶解させた。溶液を金属容器内で145℃において終夜加熱した。冷却した後、揮発物を真空下で蒸発させ、残留物をDCM中10%メタノールに溶解させた。溶液をシリカゲルプラグで濾過し、DCM中10%メタノール1Lで溶出した。溶媒を真空下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(m/z)224.1[M+H]+。
【0402】
エチル2−((3bS,4aR)−3−カルバモイル−5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88B)の合成:(3bS,4aR)−5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−3−カルボキサミド(88A、4.3g、19.26mmol)を、DMF(30mL)に溶解させ、炭酸カリウム(8g、57.8mmol)を添加した。2−ブロモ酢酸エチル(3.86g、23.1mmol)を滴下添加した。混合物を周囲温度で4時間撹拌した。酢酸エチル(200mL)で希釈した後、溶液を水およびブラインで洗浄し、真空下で蒸発させた。シリカゲル120gにより、ヘキサン中50〜100%酢酸エチルで溶出して精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)310.2[M+H]+。
【0403】
エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88C)の合成:氷浴で冷却した、エチル2−((3bS,4aR)−3−カルバモイル−5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88B、3.34g、10.8mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液に、トリエチルアミン(3.31mL、24mmol)を添加した後、トリフルオロ酢酸無水物(1.68mL、12mmol)を滴下添加した。混合物を氷浴中で30分間撹拌し、次に水100mLでクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、真空下で蒸発させた。シリカゲル120gにより、ヘキサン中10〜60%酢酸エチルで溶出して精製して、標題化合物を得た。MS(m/z)292.1[M+H]+。
【0404】
エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5−ヒドロキシ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88D)の合成:エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5−(メトキシメトキシ)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88C、6.0g、20.6mmol)を、アセトニトリル(20mL)、水(10mL)、および酢酸(1.5mL)に溶解させた。混合物を、マイクロ波反応器内で125℃にて2時間加熱した。揮発物を真空下で蒸発させ、シリカゲル120gにより、ヘキサン中10〜100%酢酸エチルで精製した後、標題化合物を得た。MS(m/z)248.1[M+H]+。
【0405】
エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5−オキソ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88E)の合成:エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5−ヒドロキシ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88D、3.07g、12.42mmol)のジクロロメタン(60mL)溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(6.32g、15mmol)を添加した。混合物を周囲温度で終夜撹拌し、次にチオ硫酸ナトリウム溶液および重炭酸ナトリウム溶液でクエンチした。混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相をブラインで洗浄し、真空下で蒸発させた。シリカゲル80g上での、ヘキサン中0〜80%酢酸エチルで溶出する精製により、標題化合物を得た。MS(m/z)246.1[M+H]+。
【0406】
エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−4,4a−ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−5,2’−[1,3]ジチオラン]−1(3bH)−イル)アセテート(88F)の合成:エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5−オキソ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88E、2.48g、10.1mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液に、エタンジチオール(1.45mL、17.2mmol)を添加した後、ボロントリフルオリド酢酸錯体(2.39mL、17.2mmol)を添加した。混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次に飽和重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチした。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相をブラインで洗浄し、真空下で蒸発させた。シリカゲル40g上での、ヘキサン中0〜50%酢酸エチルで溶出する精製により、標題化合物を得た。MS(m/z)322.1[M+H]+。
【0407】
エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88G)の合成:Teflon(登録商標)瓶中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを、ジクロロメタン(30mL)に懸濁させ、−78℃に冷却した。HF/ピリジン(8mL)を添加し、混合物を10分間撹拌した。エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−4,4a−ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−5,2’−[1,3]ジチオラン]−1(3bH)−イル)アセテート(88F、3.01g、9.36mmol)のジクロロメタン(15mL)溶液を添加し、−78℃で30分間撹拌した。次に、橙赤色溶液を0℃に温め、1時間撹拌した。混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液400mLにゆっくり注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、有機相をブラインで洗浄し、真空下で蒸発させた。シリカゲル80g上での、ヘキサン中0〜50%酢酸エチルで溶出する精製により、標題化合物を得た。MS(m/z)268.2[M+H]+。
【0408】
2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(88H)の合成:エチル2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(88G、1.92g、7.19mmol)を、THF(20mL)、メタノール(6mL)および水(12mL)に溶解させた。0℃に冷却した後、水酸化リチウム(0.344g、14.37mmol)を添加し、混合物を20分間撹拌した。1NのHClで酸性化した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で蒸発させた。酢酸エチル−ヘキサンから結晶化させて、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.95 (br, 1H), 4.95 (s, 2H), 2.58 - 2.46 (m, 2H), 1.49 - 1.43 (m, 1H), 1.19 - 1.14 (m, 1H).MS(m/z)240.1[M+H]+。
【0409】
(R)−tert−ブチル2−((5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(88I)の合成:DMF(0.5mL)中の43D(60mg、0.096mmol)に、(R)−tert−ブチル2−エチニル−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(27mg、0.12mmol)、ジエチルアミン(0.1mL、0.96mmol)、CuI(1.8mg、0.01mmol)およびPdCl
2[P(Ph)
3]
2(7mg、0.01mmol)を添加した。内容物を、アルゴンガスで5〜10分間フラッシュし、封止し、MW反応器内で125℃において20分間加熱した。反応混合物をブラインに注ぎ、酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物88Iを得た。この物質を、次のステップでさらなる精製なしに使用した。MS(m/z)811.0[M+H]
+
【0410】
(R)−tert−ブチル2−((6−((S)−1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)エチニル)−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(88J)の合成:エタノール(5mL)中の88I(78mg、0.09mmol)が入っている反応バイアルに、水酸化リチウム(0.48mL、2M)を添加した。内容物を封止し、MW反応器内で130℃において10分間加熱した。反応混合物を2MのHClで酸性にし、濃縮し、酢酸エチルに溶解し、有機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物88Jを得た。この物質を、次のステップでさらなる精製なしに使用した。MS(m/z)717.1[M+H]
+
【0411】
(R)−tert−ブチル2−((5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)−2−メチルモルホリン−4−カルボキシレート(88K)の合成:88J(0.09mmol、純度100%と想定)のDMF(0.5mL)溶液に、トリエチルアミン(0.012mL、0.08mmol)を添加した後、2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(20mg、0.08mmol)およびHATU(32mg、0.08mmol)を添加した。30分間撹拌した後、反応混合物をブラインに注ぎ、酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物88Kを得た。この物質を、次のステップでさらなる精製なしに使用した。MS(m/z)936.0[M+H]
+
【0412】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((R)−2−メチルモルホリン−2−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−シアノ−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(88L)の合成:88K(約0.09mmol)のDCM(1mL)溶液に、ニートのTFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。撹拌した後、反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物88Lを得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.77 (bs, 1H), 7.93 - 7.55 (m, 2H), 7.33 - 6.95 (m, 1H), 6.79 (td, 1H), 6.54 - 6.29 (m, 2H), 5.37 - 4.95 (m, 1H), 4.82 - 4.65 (m, 2H), 4.50 - 4.34 (m, 1H), 4.09 (dd, 1H), 3.90 (d, 1H), 3.64 (dd, 1H), 3.34-3.32 (m, 3H), 3.26-3.24 (3H), 3.22-3.12 (m 2H), 3.18 - 2.93 (m, 1H), 2.52 (b, 2H), 1.80-1.72 (m, 3H), 1.46-1.42 (m, 1H), 1.10-1.08 (m, 1H).MS(m/z)836.2[M+H]
+。
(実施例89)
【化172】
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【0413】
2−メチル−1−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾール(89A)の合成:2−メチルブタ−3−イン−2−イルアセテート(160mg、1.27mmol)、2−メチルイミダゾール(156mg、1.9mmol)、塩化銅(I)(13mg、0.13mmol)、およびトリエチルアミン(0.27ml、1.9mmol)のDMF(0.5ml)溶液を、アルゴンで脱気した。混合物を、マイクロ波反応器内で125℃にて10分間加熱した。溶媒を真空下で除去し、生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物89Aを得た。MS(m/z)149.0[M+H]
+。
【0414】
N−((1S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((8−メチル−6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−8−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(89B)の合成:
【0415】
標題化合物(89B)を、実施例80の化合物80の合成について提示した方法に従って、2−メチル−1−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾールを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.69 - 8.59 (m), 7.84 (d), 7.80 - 7.75 (m), 7.71 - 7.61 (m), 7.59 - 7.51 (m), 7.20 (q), 7.10 (d), 6.85 - 6.46 (m), 6.45 - 6.34 (m), 5.33 - 5.24 (m), 5.04 - 4.95 (m), 4.73 (s), 4.69 (d), 3.33 (s), 3.25 (s), 3.23 (s), 3.17 - 3.11 (m), 3.09 (s), 3.07 (s), 3.04 - 2.94 (m), 2.52 - 2.39 (m), 2.16 (s), 1.44 - 1.33 (m), 1.09 - 1.04 (m), 1.01 - 0.96 (m).MS(m/z)884.4[M+H]
+。
(実施例90)
【化173】
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【0416】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(90)の合成:標題化合物(90)を、実施例79の化合物79Bの合成について提示した方法に従って、2−メチル−1−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾールを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.78 - 8.68 (m), 7.84 (d), 7.82 - 7.74 (m), 7.73 - 7.59 (m), 7.60 - 7.51 (m), 7.25 - 7.15 (m), 7.10 (d), 6.82 - 6.73 (m), 6.68 - 6.60 (m), 6.50 - 6.45 (m), 6.45 - 6.34 (m), 5.32 - 5.23 (m), 5.04 - 4.94 (m), 4.80 - 4.67 (m), 3.32 (s), 3.26 (s), 3.23 (s), 3.18 - 3.11 (m), 3.09 (s), 3.07 (s), 3.06 - 2.94 (m), 2.57 - 2.410 (m), 2.16 (s), 1.46 - 1.35 (m), 1.15 - 1.08 (m), 1.08 - 0.99 (m).MS(m/z)902.3[M+H]
+。
(実施例91)
【化174】
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【0417】
メチル2,2−ジメチル−3−オキソプロパノエート(91A)の合成:ジクロロメタン(30ml)中のメチル2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネート(1.93ml、15.1mmol)およびトリクロロイソシアヌル酸(3.52g、15.1mmol)の懸濁液に、TEMPO(50mg、0.3mmol)を0℃で添加した。反応物を室温に温め、3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を1M重炭酸ナトリウム(30mL)で洗浄した後、1MのHCl(30mL)、およびブライン(30mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗生成物を、さらなる精製なしに次のステップに持ち越した。
【0418】
メチル2−(1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルプロパノエート(91B)の合成:91A(1.96g、15.1mmol、純度100%と想定)のメタノール(10ml)溶液に、濃水酸化アンモニウム(3.2ml)を0℃で添加した。得られた溶液を室温で30分間撹拌し、水中40%グリオキサール(40%、2.19g、15.1mmol)およびメタノール(5ml)の混合物を、2時間かけて滴下添加した。反応物を室温に温め、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、MeTHF(30mL)で希釈し、ブライン(30ml)で洗浄した。水層からMeTHF(30mL)で抽出し戻した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗生成物をEtOAc:ヘキサン(2:1)に懸濁させ、濾過して、標題化合物91Bを得た。MS(m/z)169.1[M+H]
+。
【0419】
2−(1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オール(91C)の合成:91B(510mg、3.03mmol)のTHF(8ml)およびメタノール(2ml)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(229.43mg、6.06mmol)を数回に分けて添加した。反応物を終夜室温で撹拌した。混合物を真空下で濃縮して、MeTHF(20ml)およびブライン(20ml)で2回抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗生成物をジクロロメタン(5ml)で希釈し、沈殿物を濾過して、91Cを得た。濾液に残った生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、沈殿物と合わせて、標題化合物91Cを得た。MS(m/z)141.1[M+H]
+。
【0420】
2−(1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルプロパナール(91D)の合成:91C(140mg、1.0mmol)のTHF(4ml)溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(467mg、1.1mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を真空下で濃縮し、2MeTHF(10ml)で希釈し、1.0M重炭酸ナトリウム(10ml)および水(10ml)で洗浄した。沈殿物をセライトで濾過し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物91Dを得た。MS(m/z)139.1[M+H]
+。
【0421】
2−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾール(91E)の合成:91D(80mg、0.58mmol)のメタノール(3ml)溶液に、炭酸カリウム(80mg、0.58mmol)を添加した後、ジメチル(1−ジアゾ−2−オキソプロピル)ホスホネート(122mg、0.64mmol)を滴下添加した。終夜室温で撹拌した後、混合物を、セライトを通して濾過し、真空下で濃縮した。粗製物質をメタノールに溶かし、固体をシリカ上に搭載し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物91Eを得た。MS(m/z)135.1[M+H]
+。
【0422】
N−((S)−1−(6−(3−(1H−イミダゾール−2−イル)−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(91F)の合成:標題化合物(91F)を、実施例80の化合物80の合成について提示した方法に従って、2−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾールを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.72 - 7.64 (m), 7.63 - 7.54 (m), 7.20 - 7.14 (m), 7.08 - 6.97 (m), 6.90 - 6.51 (m), 6.43 - 6.32 (m), 5.34 - 5.26 (m), 5.00 - 4.92 (m), 4.80 - 4.64 (m), 3.32 (s), 3.25 (s), 3.22 (s), 3.17 - 3.06 (m), 3.04 - 2.93 (m), 2.52 - 2.36 (m), 1.81 (s), 1.43 - 1.31 (m), 1.10 - 1.04 (m), 1.04 - 0.97 (m).MS(m/z)870.4[M+H]
+。
(実施例92)
【化175】
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【0423】
1−メチル−2−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾール(92A)の合成:91E(10.4mg、0.08mmol)、炭酸セシウム(30mg、0.09mmol)、およびヨードメタン(0.01ml、0.12mmol)のDMF(0.2mL)溶液を、終夜室温で撹拌した。混合物を2MeTHFおよびブラインで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物91Eを得た。粗生成物を、さらなる精製なしに次のステップに持ち越した。MS(m/z)149.1[M+H]
+。
【0424】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(92B)の合成:標題化合物(92B)を、実施例80の化合物80の合成について提示した方法に従って、1−メチル−2−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−イミダゾールを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.66 (m), 7.59 - 7.52 (m), 7.21 - 7.14 (m), 7.12 - 7.07 (m), 6.91 - 6.87 (m), 6.84 - 6.34 (m), 5.27 (dd), 4.97 (t), 4.79 - 4.56 (m), 4.07 (s), 4.05 (s), 3.33 (s), 3.27 - 3.17 (m), 3.18 - 3.08 (m), 3.03 - 2.91 (m), 2.50 - 2.33 (m), 1.84 (s), 1.54 (d), 1.42 - 1.20 (m), 1.10 - 1.04 (m), 1.03 - 0.96 (m).MS(m/z)884.3[M+H]
+。
(実施例93)
【化176】
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【0425】
(S)−tert−ブチル(1−(5−ブロモ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(93A)の合成:撹拌したtBuONO(0.15mL、1.24mmol)およびCuBr
2(275.9mg、1.24mmol)のMeCN(5mL)溶液に、0℃で(S)−tert−ブチル(1−(5−アミノ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(500.0mg、0.82mmol)を添加した。懸濁液を室温に温め、終夜室温で撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、水層からEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物93Aを得た。MS(m/z)668.85、670.30[M+H]
+。
【0426】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(93B)の合成:(S)−tert−ブチル(1−(5−ブロモ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(93A、359.6mg、0.54mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中4M、1.34mL、5.4mmol)を添加した。反応混合物を4時間35℃に加熱した。完了してすぐに、反応混合物を真空中で濃縮し、DCMに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と共に撹拌した。有機層を収集し、水層をDCMで2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物93Bを得、それをさらなる精製なしに使用した。MS(m/z)570.18、572.02[M+H]
+。
【0427】
N−((S)−1−(5−ブロモ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(93C)の合成:(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−5−ブロモピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(93B、305.9mg、0.54mmol)のMeCN(9mL)溶液に、トリエチルアミン(0.08mL、0.56mmol)を添加した後、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(203.3mg、0.56mmol)を少しずつゆっくり添加した。添加が完了した後、反応混合物を室温で15分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物93Cを得た。MS(m/z)816.16、818.06[M+H]
+。
【0428】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−5−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(93D)の合成:N−((S)−1−(5−ブロモ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(93C、20mg、0.024mmol)、1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(7.3mg、0.029mmol)、Pd(PPh
3)
4(1.4mg、0.0012mmol)、およびK
2CO
3(10.2mg、0.073mmol)を、1,4−ジオキサン(0.2mL)および水(0.05mL)の混合物に懸濁させた。反応混合物をアルゴンで60秒間脱気し、次にマイクロ波反応器内で120℃にて20分間加熱した。冷却してすぐに、反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。粗製残留物をDMFに溶かし、濾過し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物93Dをアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.08 - 9.02 (m), 8.37 - 8.31 (m), 8.27 - 8.22 (m), 8.12 (s), 8.11 (s), 8.05 - 8.02 (m), 7.96 - 7.86 (m), 7.20 (q), 7.10 - 7.03 (m), 6.89 - 6.53 (m), 6.47 - 6.35 (m), 5.71 - 5.49 (m), 5.32 - 5.23 (m), 5.10 - 5.03 (m), 5.01 - 4.92 (m), 4.78 (s), 4.75 - 4.72 (m), 4.01 - 3.87 (m), 3.37 (s), 3.26 (s), 3.24 (s), 3.22 - 3.11 (m), 3.08 - 2.93 (m), 2.54 - 2.35 (m), 1.49 - 1.32 (m), 1.14 - 0.98 (m).MS(m/z)860.17[M+H]
+。
(実施例94)
【化177】
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【0429】
N−((S)−1−(6−((1−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)シクロプロピル)エチニル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(94A)の合成:標題化合物(94A)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりにtert−ブチル((1−エチニルシクロプロピル)メトキシ)ジフェニルシランを利用して調製した。MS(m/z)1070.0[M+H]
+
【0430】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(94B)の合成:94B(21mg、0.02mmol)のTHF(1mL)溶液に、TBAF(0.037mL、1M)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。撹拌した後、反応混合物を濃縮し、濾過し、逆相HPLCによって、0.1%TFAを含む水中5〜100%アセトニトリルで溶出して精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物94BのTFA塩を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.59 (bs, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.50 (dd, 1H), 7.23 - 6.98 (m, 1H), 6.90 - 6.50 (m, 2H), 6.46 - 6.21 (m, 3H), 5.34-4.94 (m, 1H), 4.80 - 4.58 (m, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.25-3.22 (m, 3H), 3.29 - 3.18 (m, 3H), 3.19 - 3.05 (m, 1H), 3.04 - 2.81 (m, 2H), 2.45 (bs, 2H), 1.68-1.62 (m, 2H), 1.11-1.10 (m, 1H), 1.14 - 1.08 (m, 3H).MS(m/z)832.1[M+H]
+。
(実施例95)
【化178】
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【化179】
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【0431】
3,3−ジフルオロ−1−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタノール(95A)の合成:トリメチルシリルアセチレン(2ml、0.01mol)をTHF(15ml)に溶解させ、−78℃に冷却した。ヘキサン中1.6MのnBuLi(9.43ml)を滴下添加し、−78℃で20分撹拌した。これを、カニューレを介して冷却したCeCl
3(3.53g、14.33mmol)のTHF(20ml)溶液(0℃)に移した。スラリーを0℃で20分間撹拌し、次に周囲温度に温め、4時間撹拌した。0℃に再冷却した後、3,3−ジフルオロシクロブタン(2200mg、0.02mol)のTHF(8ml)溶液を、有機セリウム試薬に添加した。反応物を0℃で30分間撹拌した。反応を、飽和NH
4Cl水溶液を添加することによってクエンチした。反応物を、EtOAcとH
2Oとに分配した。二相溶液をセライトで濾過した。有機物を分離し、洗浄し、乾燥させ、溶媒を真空中で除去した。残留物をシリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 2.88 (ddd, 2H), 2.78 - 2.56 (m, 2H), 0.13 - -0.14 (m, 9H).
【0432】
1−エチニル−3,3−ジフルオロシクロブタノール(95B)の合成:エーテル(10mL)中化合物95A(455mg、2.23mmol)に、10℃でTBAF(2.23mL、THF中1M)を添加した。反応物を5分間撹拌し、次にSiO
2カラムに直接搭載し、カラムクロマトグラフィーによって精製した。TLC:3:1H/EA、rf0.35、KMnO
4で染色。
【0433】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(95C)の合成:標題化合物(95C)を、実施例88の化合物88Iの合成について提示した方法に従って、1−エチニル−3,3−ジフルオロシクロブタノール(95B)を利用して調製した。MS(m/z)718.1[M+H]
+。
【0434】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(95D)の合成:標題化合物(95D)を、実施例88の化合物88Jの合成について提示した方法に従って、95Cを利用して調製した。MS(m/z)622.1[M+H]
+。
【0435】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(95E)の合成:標題化合物(95E)を、実施例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従って、95Dおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.72 (dd), 7.57 (dd), 7.17 (d), 7.07 (d), 6.88 - 6.50 (m), 6.48 - 6.31 (m), 5.33 - 5.22 (m), 4.98 (t), 4.77 - 4.61 (m), 3.51 - 3.45 (m), 3.30 (p), 3.27 - 3.07 (m), 3.07 - 2.88 (m), 2.45 (ddt), 1.38 (p), 1.27 (s), 1.05 (d).MS(m/z)868.3[M+H]
+。
(実施例96)
【化180】
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【0436】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(シクロプロピルエチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(96)の合成:標題化合物(96)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりにエチニルシクロプロパンを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.64 (dd, 1H), 7.44 (dd, 1H), 7.23 - 6.99 (m, 1H), 6.89 - 6.52 (m, 2H), 6.45 - 6.26 (m, 3H), 5.34 - 4.88 (m, 1H), 4.79 - 4.59 (m, 2H), 3.30 (d, 3H), 3.24 (d, 3H), 3.10 (dd, 1H), 3.02 - 2.88 (m, 2H), 2.45 (ddd, 2H), 1.71 - 1.48 (m, 1H), 1.38 (d, 1H), 1.09 - 0.92 (m, 3H), 0.89 (dt, 2H).MS(m/z)802.2[M+H]
+
(実施例97)
【化181】
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【0437】
(R)−tert−ブチル4−((5−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−2−イル)エチニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボキシレート(97A)の合成:標題化合物(97A)を、実施例60の化合物60Dの合成について提示した方法に従って、3−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)オキサゾリジン−2−オンの代わりに(R)−tert−ブチル4−エチニル−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボキシレートを利用して調製した。MS(m/z)961.0[M+H]
+
【0438】
N−((S)−1−(6−((R)−3−アミノ−4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(97B)の合成:97B(35mg、0.03mmol)のDCM(1mL)溶液に、TFA(1mL)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。撹拌した後、反応混合物を濃縮し、濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物94Bを得た。MS(m/z)821.3[M+H]
+。
【0439】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(((R)−2−オキソオキサゾリジン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(97C)の合成:0℃に冷却した97C(15mg、0.02mmol)のDCM(1mL)溶液に、トリエチルアミン(6mg、0.06mmol)を添加した後、トリホスゲン(6mg、0.02mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。撹拌した後、反応混合物を濃縮し、濾過し、逆相HPLCによって精製した。生成物を含有している画分をプールし、凍結乾燥させて、生成物97Cを得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.71 (dd, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.21 -7.06 (m, 2H), 6.76 -6.63 (m, 1H), 6.45 - 6.31 (m, 2H), 5.28- 4.98 (m, 1H), 4.77 (d, 2H), 3.64-3.60 (m, 2H), 3.49-3.45 (m, 1H), 3.36 m- 3.29 (m, 3H), 3.24 (m, 3H), 3.15-2.90 (m, 1H), 3.06 - 2.91 (m, 2H), 2.49 (m, 2H), 1.55 - 1.33 (m, 7H), 1.15 - 1.01 (m, 1H).MS(m/z)847.1[M+H]
+。
(実施例98)
【化182】
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【0440】
4−(2−メチルブタ−3−イン−2−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5(4H)−オン(98A)の合成:セミカルバジドを、文献の手順に従って合成した(Tetrahedron Letters、2006年、6743〜6746頁)。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.21 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 4.10 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H).この末端アルキンを、文献の手順に従って合成した(Tetrahedron Letters、2006年、6743〜6746頁)。MS(m/z)151.98[M+H]
+
【0441】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−4(5H)−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(98B)の合成:標題化合物(98B)を、実施例88の化合物88Iの合成について提示した方法に従って、98Aを利用して調製した。
【0442】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−(3−メチル−3−(5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−4(5H)−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(98C)の合成:標題化合物(98C)を、実施例88の化合物88Jの合成について提示した方法に従って、98Bを利用して調製した。
【0443】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−(3−メチル−3−(5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−4(5H)−イル)ブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(98D)の合成:標題化合物(98D)を、実施例93の化合物93Cの合成について提示した方法に従って、98Cを利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.95 - 8.60 (m, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.90 (d, 3H), 7.83 - 7.50 (m, 3H), 7.28 - 6.95 (m, 2H), 6.89 - 6.50 (m, 3H), 6.52 - 6.26 (m, 4H), 5.43 - 4.92 (m, 1H), 4.80 - 4.63 (m, 4H), 3.24 (d, 5H), 3.14 (dd, 1H), 3.04 - 2.93 (m, 2H), 2.45 (d, 3H), 2.02 (d, 8H), 1.97 - 1.81 (m, 2H), 1.37 (m, 2H), 1.12 - 0.92 (m, 2H).MS(m/z)887.13[M+H]
+
(実施例99)
【化183】
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【0444】
(S)−N−(7−(5−アミノ−2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(99B)の合成:標題化合物(99B)を、実施例95の化合物95Cの合成について提示した方法に従って、99Aを利用して調製した。MS(m/z)637.0[M+H]
+。
【0445】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(99C)の合成:標題化合物(99C)を、実施例10の化合物10Aの合成について提示した方法に従って、99Bおよび2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して調製した。MS(m/z)883.0[M+H]
+。
(実施例100)
【化184】
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【0446】
N−((S)−1−(5−アミノ−3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(100)の合成:標題化合物(100)を、実施例99の化合物99Bの合成について提示した方法に従って、2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.11 (d, 1H), 6.98 (dd, 2H), 6.85 - 6.70 (m, 1H), 6.69 - 6.56 (m, 1H), 6.44 (d, 1H), 6.41 - 6.31 (m, 2H), 6.23 (d, 1H), 5.07 - 4.93 (m, 1H), 4.81 - 4.68 (m, 3H), 3.40 (s, 3H), 3.24 (d, 6H), 3.16 - 2.85 (m, 7H), 2.61 - 2.42 (m, 3H), 1.41 (dt, 1H), 1.18 - 0.98 (m, 1H).MS(m/z)901.19[M+H]
+。
(実施例101)
【化185】
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【0447】
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセテート(101A)の合成:2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(1.5g、5.68mmol)およびN−ヒドロキシスクシンイミド(0.98g、8.52mmol)のアセトニトリル(10ml)溶液を、0℃に冷却した。この反応物に、ピリジン(1.56ml)を添加した後、塩化チオニル(0.7ml、9.65mmol)を滴下添加した。反応物を0℃で45分間撹拌した。反応物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンに溶かし、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物101Aを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム- d) δ 6.62 (t, J = 54.7, 54.7 Hz, 1H), 5.17 (s, 2H), 2.84 (s, 4H), 2.52 - 2.42 (m, 2H), 1.42 - 1.34 (m, 1H), 1.17 - 1.10 (m, 1H).
【0448】
(S)−N−((S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(101B)の合成:(S,Z)−N−((3,6−ジブロモピリジン−2−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(1.0g、2.717mmol)およびCu(OTf)
2(49.1mg、0.136mmol)のDCM(10mL)溶液に、0℃で3−フルオロベンジル亜鉛クロリド(THF中0.5M、7.6mL、3.803mmol)を7分かけて滴下添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次に飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。有機層を収集し、水層からEtOAcでさらに1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物101Bを得た。MS(m/z)476.93、478.84、480.79[M+H]
+。
【0449】
(S)−1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エタンアミン(101C)の合成:101B、714.2mg、1.493mmol)のMeOH(3.7mL)溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中4M、3.7mL、14.93mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物101Cを得、それを精製なしに使用した。MS(m/z)373.08、374.92、376.86[M+H]
+。
【0450】
(S)−tert−ブチル(1−(3,6−ジブロモピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)カルバメート(101D)の合成:101C(558.62mg、1.493mmol)のDCM溶液に、DIPEA(0.52mL、2.987mmol)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、次にBoc
2O(358.6mg、1.643mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、室温で2.5時間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物101Dを得た。MS(m/z)472.71、474.68、476.68[M+H]
+。
【0451】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)カルバメート(101E)の合成:101D(240mg、0.51mmol)の2−MeTHF(2.5mL)溶液を、アルゴンで60秒間泡立たせることによって脱気した。脱気した溶液に、NEt
3(0.21ml、1.52mmol)および95B(66.9mg、0.51mmol)を添加した後、CuI(2.9mg、0.02mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(10.7mg、0.02mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物101Eを得た。MS(m/z)424.9[M+H]
+。
【0452】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)カルバメート(101F)の合成:101E(60mg、0.11mmol)、38D(66mg、0.17mmol)、およびPdCl
2(PPh
3)
2(4.2mg、0.006mmmol)を、1,4−ジオキサン(0.75mL)およびNaHCO
3(水中1M、0.22mL)に溶かした。得られた溶液を、アルゴンで5分間泡立たせることによって脱気し、次に反応フラスコを封止し、反応物をマイクロ波反応器内で150℃にて10分間加熱した。冷却してすぐに、反応混合物をEtOAcおよび水で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物101Fをアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)703.9[M+H]
+。
【0453】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(101G)の合成:101F(80mg、0.39mmol)のDCM(0.2mL)溶液に、TFA(0.1mL)を添加した。反応混合物を、室温で1時間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物を真空中で濃縮し、EtOAcで希釈し、1MのNaHCO
3で2回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物101Gをアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)604.1[M+H]
+。
【0454】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(101H)の合成:101G(14mg、0.02mmol)のアセトニトリル(0.25ml)溶液に、101A(8.37mg、0.02mmol)を添加した。2時間撹拌した後、反応物を真空下で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物101Hをアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.62 - 7.54 (m), 7.49 - 7.42 (m), 7.12 - 7.03 (m), 6.91 (d), 6.89 - 6.79 (m), 6.77 - 6.57 (m), 6.51 - 6.38 (m), 6.07 (d), 5.25 - 5.19 (m), 4.92 - 4.84 (m), 4.70 - 4.57 (m), 3.23 (s), 3.18 - 3.02 (m), 2.94 - 2.82 (m), 2.74 (s), 2.44 - 2.28 (m), 1.37 - 1.16 (m), 1.02 - 0.96 (m), 0.94 - 0.89 (m).MS(m/z)850.2[M+H]
+。
(実施例102)
【化186】
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【0455】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(102)の合成:2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(6.5mg、0.023mmol)、101G(14mg、0.023mmol)、およびDIPEA(4.0μl、0.023mmol)のDMF(0.1ml)溶液に、HATU(8.8mg、0.023mmol)のDMF(0.2ml)溶液を滴下添加した。1時間撹拌した後、生成物を逆相HPLCによって精製して、標題化合物102をアトロプ異性体の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.72 - 7.62 (m), 7.60 - 7.51 (m), 7.22 - 7.13 (m), 6.99 (d), 6.97 - 6.89 (m), 6.81 - 6.73 (m), 6.60 - 6.48 (m), 6.14 (d), 5.35 - 5.26 (m), 5.01 - 4.94 (m), 4.81 - 4.71 (m), 3.32 (s), 3.26 (s), 3.22 (s), 3.22 - 3.14 (m), 3.04 - 2.91 (m), 2.81 (s), 2.58 - 2.39 (m), 1.48 - 1.35 (m), 1.18 - 1.10 (m), 1.11 - 1.03 (m).MS(m/z)868.2[M+H]
+。
(実施例103)
【化187】
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【0456】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(103)の合成:標題化合物(103)を、実施例95の化合物95Eの合成について提示した方法に従って、95Dおよび2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.75 (d, 1H), 7.72 (dd, 2H), 7.57 (dd, 2H), 7.25 - 7.11 (m, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.85 - 6.51 (m, 2H), 6.39 (dd, 4H), 5.35 - 4.93 (m, 1H), 4.77 (d, 2H), 3.24 (d, 6H), 3.07 - 2.88 (m, 5H), 2.58 - 2.39 (m, 1H), 1.41 (m, 2H), 1.18 - 1.01 (m, 2H).MS(m/z)886.14[M+H]
+。
(実施例104)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)アセトアミド(104)の合成:
【0458】
標題化合物(104)を、実施例95の化合物95Eの合成について提示した方法に従って、95Dおよび2−(3−(ジフルオロメチル)−4,4,7,7−テトラフルオロ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)酢酸を利用して調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.84 (d, 1H), 7.73 (t, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.29 - 7.13 (m, 1H), 7.08 (d, 1H), 7.00 - 6.53 (m, 3H), 6.51 - 6.26 (m, 3H), 5.39 - 4.88 (m, 4H), 3.35 (s, 3H), 3.27 - 3.11 (m, 7H), 3.07 - 2.81 (m, 5H), 2.52 (dd, 8H).MS(m/z)906.15[M+H]
+。
(実施例105)
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(105A)の合成:アルゴンで、1F(850mg、1.73mmol)、95B(228.2mg、1.73mmol)、Pd(Cl
2)(Ph
3)
2(24.2mg、0.03mmol)、CuI(6.6mg、0.03mmol)、およびトリエチルアミン(0.72ml、5.18mmol)のMeTHF(5mL)の溶液を1分間泡立たせた。反応物を終夜室温で撹拌し、水で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物105Aを得た。MS(m/z)542.9[M+H]
+。
【0460】
(S)−tert−ブチル(1−(6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)−3−(1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(105B)の合成:アルゴンを、ジオキサン(0.6ml)および1MのNaHCO3(0.2ml)中の105A(50mg、0.09mmol)、20B(48mg、0.13mmol)、およびPdCl
2(P(cy)
3)
2(3.5mg、0.01mmol)の懸濁液に通して1分間泡立たせた。混合物を、マイクロ波反応器内で150℃にて10分間加熱した。得られた溶液をEtOAc(5ml)で希釈し、ブライン(5ml)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物105Bを得た。粗生成物を、さらなる精製なしに次のステップに持ち越した。MS(m/z)687.9[M+H]
+。
【0461】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(105C)の合成:標題化合物(105C)を、実施例101の化合物101Gの合成について提示した方法に従って、化合物105Bを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)588.2[M+H]
+。
【0462】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(105D)の合成:標題化合物(105D)を、実施例102の化合物102の合成について提示した方法に従って、化合物105Cを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.79 - 8.70 (m), 7.88 - 7.79 (m), 7.76 - 7.68 (m), 7.62 - 7.53 (m), 7.26 (d), 7.22 - 7.14 (m), 7.12 - 7.06 (m), 6.78 - 6.69 (m), 6.66 - 6.56 (m), 6.55 - 6.51 (m), 6.37 - 6.26 (m), 5.35 - 5.26 (m), 5.05 - 4.96 (m), 4.84 - 4.71 (m), 3.33 (s), 3.28 - 3.07 (m), 3.03 - 2.84 (m), 2.57 - 2.40 (m), 1.47 - 1.35 (m), 1.17 - 1.10 (m), 1.10 - 1.03 (m).MS(m/z)852.2[M+H]
+。
(実施例106)
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
(S)−tert−ブチル(1−(3−ブロモ−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(106A)の合成:標題化合物(106A)を、実施例105の化合物105Bの合成について提示した方法に従って、(3−カルバモイル−4−フルオロフェニル)ボロン酸を利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)602.0[M+H]
+。
【0464】
(S)−5−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(106B)の合成:標題化合物(106B)を、実施例105の化合物105Cの合成について提示した方法に従って、化合物106Aを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)502.0[M+H]
+。
【0465】
5−(6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)−2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(106C)の合成:標題化合物(106C)を、実施例101の化合物101Hの合成について提示した方法に従って、化合物106Bを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.59 - 7.48 (m), 7.41 - 7.35 (m), 7.35 - 7.28 (m), 7.27 - 7.19 (m), 6.83 (s), 6.71 - 6.63 (m), 6.56 (s), 6.38 - 6.28 (m), 5.40 - 5.33 (m), 4.80 (s), 3.25 - 3.11 (m), 3.12 - 2.84 (m), 2.51 - 2.42 (m), 1.42 - 1.33 (m), 1.10 - 1.03 (m).MS(m/z)748.2[M+H]
+。
(実施例107)
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
5−(6−((3,3−ジフルオロ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)−2−((S)−1−(2−((3bS,4aR)−5,5−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(107)の合成:標題化合物(107)を、実施例102の化合物102の合成について提示した方法に従って、化合物106Bを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.56 (d), 7.50 (d), 7.42 - 7.35 (m), 7.35 - 7.27 (m), 7.22 (dd), 6.72 - 6.61 (m), 6.40 - 6.30 (m), 5.43 - 5.31 (m), 3.26 - 3.11 (m), 3.11 - 3.00 (m), 3.00 - 2.83 (m), 2.58 - 2.42 (m), 1.46 - 1.34 (m), 1.15 - 1.06 (m).MS(m/z)766.2[M+H]
+。
(実施例108)
【化192】
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【0467】
3−ヒドロキシ−3−((トリメチルシリル)エチニル)シクロブタンカルボニトリル(108B)の合成:n−BuLi(ヘキサン中1.6M、3.8ml)を、−78℃で、撹拌したトリメチルシリルアセチレン(0.99ml、7.0mmol)のTHF(4ml)溶液に3分かけて滴下添加した。反応物を−78℃で55分間撹拌した。THF1ml中の化合物108Aを添加した。反応物を−78℃で2時間撹拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗製物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物108Bを得た。
【0468】
3−エチニル−3−ヒドロキシシクロブタンカルボニトリル(108C)の合成:化合物108B(53.5mg、0.28mmol)を、THF1mlに溶解させ、次にTBAF(THF中1M、0.33ml、0.33mmol)で処理した。反応物を終夜室温で撹拌し、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出し、有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗製物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物108Cを得た。
【0469】
(S)−N−(1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−シアノ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(108D)の合成:化合物43D(75mg、0.12mmol)および化合物108C(54ul、0.39mmol)を、DMFに溶解させた。ジエチルアミン(125ul、1.21mmol)を添加した後、CuI(16mg、0.08mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(59mg、0.08mmol)を添加した。反応混合物を、N
2で1分間泡立たせた。反応物を150℃で10分間マイクロ波処理した。反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗製物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して(40〜90%EtOAc/ヘキサン)、化合物108Dをアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)707[M+H]
+。
【0470】
(S)−N−(7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((3−シアノ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)メタンスルホンアミド(108E)の合成:化合物108D(28mg、0.04mmol)を、EtOHに溶解させた。2M水酸化リチウム水溶液(0.20ml、0.40mmol)を添加した。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。完了してすぐに、反応物を1NのHClで中和し、EtOAcで希釈し、NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して、粗製化合物108Eをアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)611[M+H]
+。
【0471】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−1−メチル−3−(メチルスルホンアミド)−1H−インダゾール−7−イル)−6−((3−シアノ−1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(108F)の合成:粗製化合物108E、2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)酢酸(9mg、0.035mmol)を、DMFに溶解させた。DIEA(30ul、0.18mmol)およびHATU(16mg、0.042mmol)を添加した。反応混合物を2分間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗製物をHPLCによって精製して、化合物108Fをアトロプ異性体の混合物として得た。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.82 (d), 7.72 (dd), 7.58 (dd), 7.37 (d), 7.27 - 7.17 (m), 7.13 (d), 6.85 - 6.73 (m), 6.69 - 6.53 (m), 6.46 - 6.35 (m), 5.26 (q), 4.92 (q), 4.74 - 4.60 (m), 3.34 - 2.87 (m), 2.77 - 2.66 (m), 2.55 - 2.40 (m), 2.02 - 1.97 (m), 1.45 - 1.34 (m), 1.05 - 0.96 (m).MS(m/z)857[M+H]
+。
(実施例109)
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
(S)−(6−ブロモ−2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(109A)の合成:化合物1F(6.2g、12.6mmol)の2−メチルテトラヒドロフラン(25ml)溶液に、THF(12.6ml)中1MのLiHMDSを0℃で滴下添加した。室温で20分間撹拌した後、反応物を真空中で濃縮し、トルエン(30mL)に溶解させ、真空中で濃縮し、2−MeTHF(25ml)に再溶解させた。得られた溶液に、ホウ酸トリイソプロピル(7.11ml、37.8mmol)を−78℃で添加した後、ヘキサン中1Mのn−ブチルリチウム(20ml)を15分かけて滴下添加した。5分間撹拌した後、反応物を0℃に徐々に温め、4MのNH
4Cl水溶液(75mL)でクエンチした。追加の2−MeTHF(25mL)を添加し、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗製化合物109Aを得た。MS(m/z)457[M+H]
+。
【0473】
(S)−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(109B)の合成:化合物109A(154mg、0.34mmol)を、脱気したTHF(1.7ml)に溶解させ、TEA(0.14ml)および4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(64mg、0.51mmol)を添加した後、CuI(13mg、0.067mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(47mg、0.067mmol)を添加した。反応物を30分間撹拌し、次にEtOAcと水とに分配した。有機物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物109Bを得た。MS(m/z)503[M+H]
+。
【0474】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(4−クロロ−3−ヒドロキシ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(109C)の合成:7−ブロモ−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−オール(91mg、0.35mmol)、Na
2CO
3(31mg、0.29mmol)、Pd(PPh
3)
4(7mg、0.006mmol)を、マイクロ波管に添加した。脱気した1,4−ジオキサン(2.5ml)中の化合物109B(29mg、0.058mmol)を添加し、水(0.5ml)を添加した。反応混合物を、N
2で2分間泡立たせ、150℃で14分間マイクロ波処理した。反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗製化合物109Cをアトロプ異性体の混合物として得た。MS(m/z)639[M+H]
+。
【0475】
(S)−7−(2−(1−アミノ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−3−イル)−4−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−オール(109D)の合成:化合物109Dを、実施例3の化合物3Cの合成について提示した方法に従って、化合物109Cを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。MS(m/z)539[M+H]
+。
【0476】
N−((S)−1−(3−(4−クロロ−3−ヒドロキシ−1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−6−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((3bS,4aR)−3−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2−c]ピラゾール−1−イル)アセトアミド(109E)の合成:化合物109Eを、実施例108の化合物108Fの合成について提示した方法に従って、化合物109Cを利用して、アトロプ異性体の混合物として調製した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.68 (dd), 7.56 (dd), 7.30 (d), 7.20 - 6.88 (m), 6.87 - 6.72 (m), 6.71 - 6.60 (m), 6.52 (d), 6.48 - 6.30 (m), 5.47 (s), 5.25 (q), 4.98 (dt), 4.75 - 4.64 (m), 3.97 - 3.87 (m), 3.79 - 3.68 (m), 3.30 (s), 3.09 (s), 3.05 - 2.83 (m), 2.55 - 2.41 (m), 2.13 - 2.01 (m), 1.99 (s), 1.87 (ddd), 1.80 - 1.71 (m), 1.48 - 1.20 (m), 1.08 - 0.96 (m), 0.95 - 0.70 (m).MS(m/z)785[M+H]
+。
(実施例110)
【0477】
以下は、ヒトに治療的または予防的に使用するための、式Iの化合物(「化合物X」)を含有する代表的な医薬剤形を例示する。
(i)錠剤1 mg/錠剤
化合物X’ 100.0
ラクトース 77.5
ポビドン 15.0
クロスカルメロースナトリウム 12.0
微結晶性セルロース 92.5
ステアリン酸マグネシウム 3.0
300.0
(ii)錠剤2 mg/錠剤
化合物X’ 20.0
微結晶性セルロース 410.0
デンプン 50.0
デンプングリコール酸ナトリウム 15.0
ステアリン酸マグネシウム 5.0
500.0
(iii)カプセル剤 mg/カプセル剤
化合物X’ 10.0
コロイド状二酸化ケイ素 1.5
ラクトース 465.5
アルファ化デンプン 120.0
ステアリン酸マグネシウム 3.0
600.0
(iv)注射1(1mg/ml) mg/ml
化合物X’(遊離酸形態) 1.0
二塩基性リン酸ナトリウム 12.0
一塩基性リン酸ナトリウム 0.7
塩化ナトリウム 4.5
1.0N水酸化ナトリウム溶液
(7.0〜7.5にpH調整) 適量
注射用の水 1mLまでの適量
(v)注射2(10mg/ml) mg/ml
化合物X’(遊離酸形態) 10.0
一塩基性リン酸ナトリウム 0.3
二塩基性リン酸ナトリウム 1.1
ポリエチレングリコール400 200.0
1.0N水酸化ナトリウム溶液
(7.0〜7.5にpH調整) 適量
注射用の水 1mLまでの適量
(vi)エアロゾル剤 mg/缶
化合物X’ 20.0
オレイン酸 10.0
トリクロロモノフルオロメタン 5,000.0
ジクロロジフルオロメタン 10,000.0
ジクロロテトラフルオロエタン 5,000.0
【0478】
上記の製剤を、医薬分野で周知の従来の手順によって得ることができる。
【0479】
刊行物、特許文献および特許書類を含めたあらゆる参考文献は、あたかも参照によって個々に組み込まれているかのように、参照によって本明細書に組み込まれる。本開示では、様々な具体的な好ましい実施形態および技術を参照している。しかし、本開示の精神および範囲に含まれる多くの変形および改変が加えられ得ることを理解されたい。
【0480】
本開示の文脈(特に以下の請求項の文脈)における、用語「a」および「an」および「the」ならびに類似の参照用語の使用は、本明細書で別段指定されない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、単数と複数の両方を包含すると解釈されるべきである。本明細書に記載のあらゆる方法は、本明細書で別段指定されない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書に提示される任意のあらゆる例または例示的用語(例えば、好ましい、好ましくはなど)の使用は、単に本開示の内容をさらに例示するためのものであり、特許請求の範囲を制限しない。本明細書の用語はいずれも、特許請求されていない任意の要素が、本開示の実施に必須であることを示すものと解釈されるべきでない。
【0481】
本明細書では、特許請求される本開示の代替の実施形態が記載されている。これらの中でも、開示の実施形態の変形形態は、上記の開示を読むことにより当業者に明らかとなろう。当業者は、このような変形形態を適宜用いる(例えば、特色または実施形態を変えるまたは組み合わせる)ことが予期され、本開示の主題は、本明細書に具体的に記載されているもの以外で実施されると予期される。
【0482】
したがって、本開示は、適用される法令によって許容される、本明細書に添付の特許請求に記載の主題のあらゆる改変物および均等物を含む。さらに、前述の要素の、そのあらゆる可能な変更における任意の組合せは、本明細書で別段指定されない限り、またはその他では文脈と明らかに矛盾しない限り、本開示に包含される。
【0483】
個々の数値の使用は、あたかもその値に用語「約」または「およそ」が先行しているかのように、近似として記述されている。同様に、本願で特定される様々な範囲における数値は、別段明確に示されない限り、あたかも、記述されている範囲内の最小値および最大値の両方に用語「約」または「およそ」が先行しているかのように、近似として記述されている。このようにして、記述されている範囲を超える変動およびその範囲未満の変動は、範囲内の値と実質的に同じ結果を達成するために使用され得る。本明細書で使用される場合、用語「約」および「およそ」は、数値に言及する場合、開示の主題が最も密接に関係する分野、または問題となっている範囲もしくは要素に関連する分野の技術者にとって明らかな、通常の意味を有するものとする。厳密な数値境界の広がりの量は、多くの因子に応じて決まる。例えば、考慮され得る因子の一部として、要素の臨界および/または効果が挙げられ、所与の量の変動は、特許請求される主題の性能、ならびに当業者に公知の他の考察に影響を及ぼすことになる。本明細書で使用される場合、異なる数値に関する異なる量の有効桁の使用は、用語「約」または「およそ」の使用が、特定の数値または範囲をどのような方法で広げるように働くかを制限することを意味しない。また、範囲の開示は、最小値と最大値の間の全値を含む連続的な範囲と、用語「約」または「およそ」の使用によって付与される範囲の広がりとして企図される。したがって、本明細書の値の範囲の列挙は、単に、本明細書では別段指定されない限り、その範囲内に含まれるそれぞれ別個の値に個々に言及する略記法として働くことを企図し、それぞれ別個の値は、あたかも本明細書に個々に列挙されているかのように本明細書に組み込まれる。一態様では、およそのある値は、その値自体を含み、企図する。例えば、約xは、x自体を含み、企図する。
【0484】
本明細書に開示のデータのいずれかによって形成され得るまたはそれらから導出され得る任意の範囲、比および比の範囲は、本開示のさらなる実施形態を表し、あたかもそれらが明確に記載されているかのように本開示の一部として含まれることを理解されたい。このことには、有限の上限および/または下限の境界を含みまたは含まずに形成され得る範囲が含まれる。したがって、特定の範囲、比または比の範囲の最も密接に関係する分野の技術者は、このような値が、本明細書に提示のデータから一義的に導出できることを理解されよう。