(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6491702
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】取り付けブラケット及び貯蔵システム
(51)【国際特許分類】
G06F 1/18 20060101AFI20190318BHJP
H05K 7/18 20060101ALI20190318BHJP
【FI】
G06F1/18 Z
H05K7/18 L
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-130888(P2017-130888)
(22)【出願日】2017年7月4日
(65)【公開番号】特開2018-60518(P2018-60518A)
(43)【公開日】2018年4月12日
【審査請求日】2017年7月4日
(31)【優先権主張番号】62/402,333
(32)【優先日】2016年9月30日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/409,304
(32)【優先日】2017年1月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508018934
【氏名又は名称】廣達電腦股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002527
【氏名又は名称】特許業務法人北斗特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳 朝榮
(72)【発明者】
【氏名】陳 志明
【審査官】
田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−153858(JP,A)
【文献】
米国特許第06398041(US,B1)
【文献】
特開2011−222638(JP,A)
【文献】
特開2002−368462(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3185224(JP,U)
【文献】
中国特許出願公開第102656959(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/18
H05K 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバー/スイッチシャーシをラックに取り付けるための取り付けブラケットであって、
取り付けフランジと、
サーバー/スイッチシャーシに接続される部材部と、
前記部材部と前記取り付けフランジに接続される枢着機構と、
を含み、
前記取り付けフランジは、前記ラックの第一側から前記ラックの第二側に移動するように前記枢着機構に沿って枢動し、
前記枢着機構は摺動機構であり、且つ前記取り付けフランジの前記枢着機構に沿う枢動は、前記取り付けフランジの前記摺動機構に沿う摺動を含む取り付けブラケット。
【請求項2】
前記取り付けフランジは、前記部材部と重なるために、前記摺動機構に沿って摺動するように配置される請求項1に記載の取り付けブラケット。
【請求項3】
前記取り付けフランジに位置するロック機構と、
前記取り付けフランジに位置するアンロックプラグと、
を更に含み、
前記取り付けフランジと前記ラックとが接触している場合、前記ロック機構は、前記取り付けフランジを前記ラックにロックさせ、且つ前記アンロックプラグが押し付けられる場合、前記アンロックプラグが前記取り付けブラケットをパネルから解放させる請求項1又は2に記載の取り付けブラケット。
【請求項4】
サーバー/スイッチシャーシを貯蔵するための貯蔵システムであって、
ラックと、
少なくとも1つのサーバー/スイッチシャーシと、
回転可能な取り付けブラケットと、
を備え、
前記回転可能な取り付けブラケットは、
前記少なくとも1つのサーバー/スイッチシャーシに接続される部材部と、
前記取り付けブラケットと前記ラックとが互いに接触している場合、前記取り付けブラケットを前記ラックにロックさせるように配置されるロック機構を更に有する取り付けフランジと、
前記部材部と前記取り付けフランジに接続される枢着機構と、
を含み、
前記取り付けフランジは、前記ラックの第一側から前記ラックの第二側に移動するように、前記枢着機構に沿って枢動し、
前記枢着機構は摺動機構であり、前記取り付けフランジの前記枢着機構に沿う枢動は、前記取り付けフランジの前記摺動機構に沿う摺動を含む貯蔵システム。
【請求項5】
前記取り付けフランジは、前記部材部と重なるために、前記摺動機構に沿って摺動するように配置される請求項4に記載の貯蔵システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取り付けブラケット及び貯蔵システムに関し、特に、サーバー又はスイッチシャーシ用の取り付けブラケット及び貯蔵システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ラックに装着されるサーバー/スイッチシャーシは、従来、ラックの同側に装着と取り外しが行われる。つまり、サーバー/スイッチシャーシがラックの前より装着されると、前より取り外すしかない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、サーバー/スイッチシャーシ用の従来のブラケットの設計には制限があり、且つサーバー/スイッチシャーシがラック間を通ることができない。
【0004】
従って、サーバー/スイッチシャーシがラックを通ることができ、使用上の利便性を改善してかかる時間を減少するために、サーバー/スイッチシャーシがラックの異なる側に装着と取り外しができるブラケットの設計が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、シャーシに用いられる取り付けブラケットに関する。
【0006】
例示的な実施形態の一側面によれば、サーバー/スイッチシャーシをラックに取り付けるための取り付けブラケットであって、取り付けフランジと、サーバー/スイッチシャーシに接続される部材部と、部材部と取り付けフランジに接続される枢着機構と、を含み、取り付けフランジは、ラックの第一側からラックの第二側に移動するように枢着機構に沿って枢動
し、枢着機構は摺動機構であり、且つ取り付けフランジの枢着機構に沿う枢動は、取り付けフランジの摺動機構に沿う摺動を含む取り付けブラケットである。
【0007】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って360度枢動するように配置される。
【0008】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って180度枢動するように配置される。
【0010】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、部材部と重なるために、摺動機構に沿って摺動するように配置される。
【0012】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って360度回動するように配置される。
【0013】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って180度回動するように配置される。
【0014】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けブラケットは、取り付けフランジに位置するロック機構と、取り付けフランジに位置するアンロックプラグと、を更に含み、取り付けフランジとラックとが接触している場合、ロック機構は、取り付けフランジをラックにロックさせるように配置され、アンロックプラグが押し付けられる場合、アンロックプラグが取り付けブラケットを前記パネルから解放させる。
【0015】
例示的な実施形態の別の側面によれば、貯蔵サーバー/スイッチシャーシに用いられる貯蔵システムであって、ラックと、少なくとも1つのサーバー/スイッチシャーシと、回転可能な取り付けブラケットと、を備え、回転可能な取り付けブラケットは、少なくとも1つのサーバー/スイッチシャーシに接続される部材部と、取り付けブラケットとラックとが互いに接触している場合、取り付けブラケットをラックに取り付けるように配置されるロック機構を更に有する取り付けフランジと、
部材部と取り付けフランジに接続される枢着機構と、を含
み、取り付けフランジは、ラックの第一側からラックの第二側に移動するように、枢着機構に沿って枢動し、枢着機構は摺動機構であり、取り付けフランジの枢着機構に沿う枢動は、取り付けフランジの摺動機構に沿う摺動を含む貯蔵システムである。
【0017】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って360度枢動するように配置される。
【0018】
別の例示的な実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って180度枢動するように配置される。
【0020】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、部材部と重なるために、摺動機構に沿って摺動するように配置される。
【0022】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って360度回動するように配置される。
【0023】
例示的な別の実施形態によれば、取り付けフランジは、枢着機構に沿って180度回動するように配置される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1A】例示的な実施形態によるスイッチ/サーバーシャーシ用の従来の取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図1B】例示的な実施形態によるスイッチ/サーバーシャーシ用の従来の取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図2A】例示的な実施形態によるサーバー/スイッチシャーシ用の回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図2B】例示的な実施形態によるサーバー/スイッチシャーシ用の回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図2C】例示的な実施形態によるサーバー/スイッチシャーシ用の回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図2D】例示的な実施形態によるサーバー/スイッチシャーシ用の回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図3A】例示的な実施形態によるラックの上方から示される回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図3B】例示的な実施形態によるラックの上方から示される回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図4A】例示的な実施形態による摺動可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図4B】例示的な実施形態による摺動可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図5A】例示的な実施形態による回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【
図5B】例示的な実施形態による回転可能な取り付けブラケットを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明については、添付図面に合わせて詳しく説明し、参照番号は、図における全ての近似又は同等な素子を指す。図形は、比率に基づいて作図されず、この発明を図示するためのものに過ぎない。以下、適用例によって本発明の各側面を説明する。本発明を十分に理解されるために、多くの特定の細部、関連性及び方法が説明される。しかしながら、当業者であれば、その他の方法又は所定の細部の1つ以上を省略してこの発明を実行することができることは、容易に理解することができる。その他の例において、非合焦を避けるために、周知の構造又は操作を詳しく説明することがない。この発明は、動作又は事例の図示の順序によって制限されず、例えば、ある動作は異なる順序に従って且つ/又は他の動作又は事例と同時に並行することができる。尚、この発明を実施するために提出される方法では、説明される動作又は事例が全然不可欠わけではない。
【0026】
上記討論のとおり、サーバー/スイッチシャーシをラックの異なる側から装着と取り外しを行うことができることを著しい利点とし、それによりサーバー/スイッチシャーシをラックから通らせて、使用上の利便性を改善して消費時間を減少することができるラックが開発される。
【0027】
上記のとおり、本発明は、回転可能な取り付けブラケットが設計される。
図1A〜
図5Bに、このようなブラケット設計の各種の異なる例示的な実施形態を説明する。
【0028】
例示的な実施形態によれば、
図1は、サーバー/スイッチシャーシ用の従来の取り付けブラケットを示す。
【0029】
図1Aに示すように、サーバー/スイッチシャーシに接続される従来の取り付けブラケットは、シャーシをラックに接続するのに用いられる。シャーシは、ただラックの一側よりしか出入りすることができないことが明らかである。
【0030】
図1Bは、ブラケットとラックが揃い、且つネジ釘/ワッシャでブラケットをラックにロックさせることができる実施形態を更に示す。図面には、従来の取り付けブラケットの下方において、シャーシがラックの一側のみへ移動するように制限されることを明らかに示す。
【0031】
例示的な実施形態によれば、
図2A〜
図2Dには、サーバー/スイッチシャーシにおける回転可能な取り付けブラケットとラックとの相互作用を示す。
【0032】
図2Aは、例示的な実施形態に係るシャーシをラックにロックさせるようにブラケットとラックとが揃っている回転可能な取り付けブラケットを示す。
【0033】
図2Bは、回転可能な取り付けブラケットをサーバー/スイッチシャーシの方向へ回転することにより、サーバー/スイッチシャーシのラックの両側における出入りを阻止することがない例示的な実施形態を示す。
【0034】
図2Cは、完全に回転した回転可能な取り付けブラケットを示し、この時、サーバー/スイッチシャーシをラックから取り外すことができる。
【0035】
図2Dは、回転可能な取り付けブラケットが既に回転されてラックの通路から離れ、サーバー/スイッチシャーシのラックの後側からの取り外しを阻止することがない例示的な実施形態を示す。
【0036】
回転可能な取り付けブラケットの異なる実施形態について、その取り付けブラケットが回転する実施形態は、
図3Aから
図5Bを参照されたい。
【0037】
図3Aと
図3Bは、ラック304の上面図から見られた回転可能な取り付けブラケットの例示的な実施形態を示す。
【0038】
図3Aに示すように、回転可能なブラケットは、ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け具によってサーバー/スイッチシャーシ305の一部に接続される部材部301を含む。部材部301は、サーバー/スイッチシャーシ305の開口部に対応し、部材部301をサーバー/スイッチシャーシ305に取り付けることに用いることができる開口部(未図示)を有してもよい。
【0039】
回転可能な取り付けブラケットは、更に、ラック304の取り付け部に接続された取り付けフランジ303を含む。
図3Aのようにラック304の上方から見下ろすと、ラック304が取り付けフランジ303に接続される。ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け具によって取り付けフランジ303をラック304の取り付け部に接続することができる。取り付けフランジ303は、ラック304の開口部に対応し、取り付けフランジ303をラック304に取り付けることに用いることができる開口部(未図示)を有してもよい。
【0040】
例示的な実施形態によれば、回転可能な取り付けブラケットは、取り付けフランジ303に位置するロック機構306と、取り付けフランジ303に位置するアンロックプラグ307と、を更に含む。取り付けフランジ303とラック304とが接触している場合、ロック機構306が取り付けフランジ303をラック304にロックさせる。アンロックプラグ307が押し付けられる場合、アンロックプラグ307が取り付けブラケットをパネルから解放する。
【0041】
枢着機構302は、部材部301と取り付けフランジ303に接続される。例示的な実施形態によれば、サーバー/スイッチをラック304から取り外す必要がある場合、取り付けフランジ303は、
図3Bに示すようにラック304の通路から離れるように、枢着機構302に沿ってサーバー/スイッチシャーシ305へ回転することができる。矢印と点線の位置で取り付けフランジ303の移動を表し、取り付けフランジ303がラック304を阻止する懸念がなく、この移動によりシャーシがラック304の両側から自由に出入りすることができる。
【0042】
図4Aと
図4Bは、ラック404の上方から回転可能な取り付けブラケットの別の例示的な実施形態を示す。
【0043】
図4Aと
図4Bに示すように、回転可能な取り付けブラケットは、ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け具によってサーバー/スイッチシャーシ405の一部に接続される部材部401を含む。部材部401は、サーバー/スイッチシャーシ405の開口部に対応し、部材部401をサーバー/スイッチシャーシ405に取り付けるための開口部(未図示)を有してもよい。
【0044】
回転可能な取り付けブラケットは、更に、摺動機構402に接続される取り付けフランジ403を併有する。
図4Aのように、ラック404の上方から見下ろすと、ラック404が取り付けフランジ403に接続される。ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け具によって取り付けフランジ403をラック404の取り付け部に接続することができる。取り付けフランジ403は、ラック404の開口部に対応し、取り付けフランジ403をラック404に取り付けるための開口部(未図示)を有してもよい。
【0045】
例示的な実施形態によれば、摺動可能な取り付けブラケットは、更に、取り付けフランジ403に位置するロック機構406と、取り付けフランジ403に位置するアンロックプラグ407とを含む。取り付けフランジ403とラック404とが接触している場合、ロック機構406は、取り付けフランジ403をラック404にロックさせる。アンロックプラグ407が押し付けられる場合、アンロックプラグ407が取り付けブラケットをパネルから解放する。
【0046】
摺動機構402は、部材部401と取り付けフランジ403に接続される。例示的な実施形態によれば、サーバー/スイッチをラック404から取り外す必要があると、取り付けフランジ403は、
図4Bに示すようにラック404の通路から離れるように、摺動機構402に沿ってサーバー/スイッチシャーシ405へ摺動する。矢印と点線の位置で取り付けフランジ403の移動を表し、取り付けフランジ403がラック404を阻止する懸念がなく、この移動によりシャーシがラック404の両側から自由に出入りすることができる。
【0047】
図5Aと
図5Bは、ラック504の前から別の例示的な実施形態を示す。
【0048】
図5Aと
図5Bに示すように、回転可能な取り付けブラケットは、ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け具によってサーバー/スイッチシャーシ505の一部に接続される部材部501を含む。部材部501は、サーバー/スイッチシャーシ505の開口部に対応し、部材部501をサーバー/スイッチシャーシ505に取り付けるための開口部(未図示)を有してもよい。
【0049】
回転可能な取り付けブラケットは、更に、ラック504の取り付け部に接続される取り付けフランジ503を含む。
図5Aのように、正面視よりラック504の取り付けフランジ503への接続を示す。ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け具によって取り付けフランジ503をラック504の取り付け部に接続することができる。取り付けフランジ503は、ラック504の開口部に対応し、取り付けフランジ503をラック504に取り付けるための開口部(未図示)を有してもよい。
【0050】
例示的な実施形態によれば、回転可能な取り付けブラケットは、更に、取り付けフランジ503に位置するロック機構506と取り付けフランジ503に位置するアンロックプラグ507を含む。取り付けフランジ503とラック504とが接触している場合、ロック機構506が取り付けフランジ503をラック504にロックさせる。アンロックプラグ507が押し付けられる場合、アンロックプラグ507が取り付けブラケットをパネルから解放する。
【0051】
回転機構502は、部材部501と取り付けフランジ503に接続される。例示的な実施形態によれば、サーバー/スイッチシャーシをラック504から取り外す必要がある場合、取り付けフランジ503は、
図5Bに示すようにラック504の通路から離れるように、回転機構502に沿ってサーバー/スイッチシャーシ505へ回動する。矢印と点線の位置で取り付けフランジ503の移動を示し、取り付けフランジ503がラック504を阻止する懸念がなく、この移動でシャーシがラック504の両側から自由に出入りすることができる。
【0052】
回転可能な取り付けブラケットは、更に補強機構を含み、取り付けフランジと部材部がラック又はサーバー/スイッチシャーシにしっかりと取り付けられない場合、補強機構は取り付けフランジ及び部材部の揺れを防止することができる。例示的な実施形態によれば、この補強機構は、ばね荷重機構であってもよい。
【0053】
補強機構は、更に上記のような枢着機構、摺動機構又は回転機構に取り込まれてもよく、又は、独立な部品として実施してもよい。
【0054】
補強機構は、ラック又はサーバー/スイッチシャーシと接触しない時に揺れることがないように、更にネジ釘、ネジ又はその他の取り付け方法によって部材部と取り付けフランジを取り付けることができる。
【0055】
上記のように、ネジ釘、ネジ又はその他の取り付け方法を参照して補強機構を説明したが、補強機構は、独立な部品としてもよく、外部素子を使用することなく、部材部と取り付けフランジを支持する。
【0056】
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、理解すべきなのは、その呈示はただ挙例用に過ぎなく、制限するものではない。開示された実施形態は、この発明の精神と範囲を逸脱しない限り、この開示に基づいて数種類の変動を加えることができる。従って、この発明の広さと範囲は、前記の実施形態によって制限されるものではない。この発明の範囲は、後記の請求項及びその同等な効果によって定義されるものである。
【0057】
本発明は、関連の実施形態を解釈して詳しく説明したが、他の当業者は、この明細書及び添付図面を閲覧及び理解した上で、同等な効果の変更と修正を想到できる。尚、この発明の所定の特徴は、複数の実施形態の1つにのみ開示されるかもしれなく、この特徴は、所定の適用の期待とメリットを達成するために、1つ又は複数の他の実施形態における特徴と組み合わせることができる。
【0058】
ここに用いられる用語は、この発明を有意に制限するものでなく、特定の実施形態を詳しく説明することに過ぎない。上下文には、単数を特記しない限り、ここで用いられる単数型の「一」と「前記」は、複数型も指す。尚、用語「からなる」、「を有する」、「を持つ」又はその他の変形については、詳細な実施細部及び/又は請求項によらず、このような用語の使用方法は何れも、「を含む」に近い。
【0059】
特別に定義しない限り、ここの全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は何れも、当業者によって容易に理解できる。更に理解すべきなのは、ここのよく辞書に載られる通常の用語について、関連分野の背景で解読すべきであり、且つ、特別に定義しない限り、この解読は、理想化又は正規化し過ぎるべきではない。
【符号の説明】
【0060】
301 部材部
302 枢着機構
303 取り付けフランジ
304 ラック
305 サーバー/スイッチシャーシ
306 ロック機構
307 アンロックプラグ
401 部材部
402 摺動機構
403 取り付けフランジ
404 ラック
405 サーバー/スイッチシャーシ
406 ロック機構
407 アンロックプラグ
501 部材部
502 回転機構
503 取り付けフランジ
504 ラック
505 サーバー/スイッチシャーシ
506 ロック機構
507 アンロックプラグ