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特許6491757電話かけ方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6491757
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】電話かけ方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/42 20060101AFI20190318BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20190318BHJP
   H04W 8/18 20090101ALI20190318BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20190318BHJP
【FI】
   H04M3/42 U
   H04W88/02 110
   H04W8/18
   H04W84/10 110
【請求項の数】5
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-547060(P2017-547060)
(86)(22)【出願日】2015年12月29日
(65)【公表番号】特表2018-501747(P2018-501747A)
(43)【公表日】2018年1月18日
(86)【国際出願番号】CN2015099499
(87)【国際公開番号】WO2017071081
(87)【国際公開日】20170504
【審査請求日】2016年3月10日
(31)【優先権主張番号】201510719022.8
(32)【優先日】2015年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲ユエ▼亭
(72)【発明者】
【氏名】▲シン▼ ▲シン▼岩
(72)【発明者】
【氏名】勇 幸
【審査官】 山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−219482(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0258674(US,A1)
【文献】 特開2006−295467(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02068541(EP,A1)
【文献】 特開2006−174076(JP,A)
【文献】 特表2014−506043(JP,A)
【文献】 特開2005−167940(JP,A)
【文献】 特開2009−239586(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/155858(WO,A1)
【文献】 特開2010−239283(JP,A)
【文献】 特開2005−012243(JP,A)
【文献】 特開2004−104684(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 9/00−11/06
16/00−17/02
G06F 13/00
15/00
H04B 7/24− 7/26
H04M 1/00
1/24− 3/00
3/16− 3/20
3/38− 3/58
7/00− 7/16
11/00−11/10
99/00
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一端末に用いられる電話かけ方法であって、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断するステップと、
前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信するステップと、
前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するステップとを含み、
前記現在の状態は、指定のユーザへ公開し、
前記第一端末のユーザの現在の状態はクラウド名刺の方式で実現され、
前記クラウド名刺はユーザがクラウドサーバに記憶させた電子名刺であり、クラウド共有機能を実現し、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断する前記ステップは、
短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断し、
前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定し、
前記短距離無線伝送装置は、前記第一端末に取り付けられる、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられる、ことを特徴とする電話かけ方法。
【請求項2】
第一端末に用いられる電話かけ装置であって、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、前記第一端末のユーザが運転中である場合、情報送信モジュールを作動させるための運転判断モジュールと、
サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信し、且つ、前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するための情報送信モジュールとを備え、
前記現在の状態は、指定のユーザへ公開し、
前記第一端末のユーザの現在の状態はクラウド名刺の方式で実現され、
前記クラウド名刺はユーザがクラウドサーバに記憶させた電子名刺であり、クラウド共有機能を実現し、
前記運転判断モジュールは、短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断し、前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定し、
前記短距離無線伝送装置は、前記第一端末に取り付けられる、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられる、ことを特徴とする電話かけ装置。
【請求項3】
電話かけ装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、
前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバに第一情報を送信することで、前記サーバが前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するようにする、及び、
前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバに第二情報を送信することで、前記サーバが前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように構成され、
前記第一端末のユーザの現在の状態はクラウド名刺の方式で実現され、
前記クラウド名刺はユーザがクラウドサーバに記憶させた電子名刺であり、クラウド共有機能を実現し、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断することは、
短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断し、
前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定し、
前記短距離無線伝送装置は、前記第一端末に取り付けられる、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられる、ことを特徴とする電話かけ装置。
【請求項4】
プロセッサに実行されることにより、請求項に記載の電話かけ方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項5】
請求項に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
本願は出願番号が201510719022.8であり、出願日が2015年10月29日である中国特許出願に基づくものであり、当該中国特許出願の優先権を主張する。当該中国特許出願の全ての内容は参照のため本願に援用される。
【技術分野】
【0002】
本発明は移動通信分野に関し、特に電話かけ方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
科学技術の発展に伴い、携帯電話等の端末デバイスを使用して電話に出ることは人々の仕事と生活の中で非常に普通なこととなった。しかしながら、時には、人々が色々なことが原因で電話に出ることができない可能性がある。1つの典型的な場面は運転中であり、運転者が着信音に干渉されて、気を取られるだけでなく、一旦電話に出ると、交通事故などを引き起こしてしまう確率も更に高くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を解決するために、本発明は運転者に対する着信の干渉を回避するための電話かけ方法装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の第一態様によれば、第一端末に用いられる電話かけ方法を提供する。該方法は、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断するステップと、
前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信するステップと、
前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するステップとを含み、
前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0006】
好ましくは、第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断するステップは、
短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断するステップと、
前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定するステップとを含む。
【0007】
また、好ましくは、前記短距離無線伝送装置は前記第一端末に取り付けられる、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられる。
【0008】
本発明の実施例の第二態様によれば、第二端末に用いられる電話かけ方法を提供する。該方法は、
第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索するステップと、
前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断するステップと、
前記現在の状態が運転状態である場合、所定操作を作動させるステップとを含み、
前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0009】
好ましくは、前記所定操作は、
前記第一端末のユーザが運転中である旨の注意を促すことを含む。
【0010】
また、好ましくは、所定操作を作動させるステップの後、前記方法は、
前記現在の状態が運転状態でないことを前記サーバから検索した場合、通知を出すステップを更に含む。
【0011】
本発明の実施例の第三態様によれば、サーバに用いられる電話かけ方法を提供する。該方法は、
第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信するステップと、
前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定する、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するステップと、
前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信するステップと、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断するステップと、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、前記現在の状態を前記第二端末に送信するステップとを含み、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0012】
本発明の実施例の第四態様によれば、第一端末に用いられる電話かけ装置を提供する。該装置は、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、前記第一端末のユーザが運転中である場合、情報送信モジュールを作動させるための運転判断モジュールと、
サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信し、且つ、前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するための情報送信モジュールとを備え、
前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0013】
好ましくは、前記運転判断モジュールは、短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断し、前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定する。
【0014】
また、好ましくは、前記短距離無線伝送装置は前記第一端末に取り付けられる、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられる。
【0015】
本発明の実施例の第五態様によれば、第二端末に用いられる電話かけ装置を提供する。該装置は、
第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索するための状態検索モジュールと、
前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断し、前記現在の状態が運転状態である場合、操作モジュールを作動させるための状態判断モジュールと、
所定操作を実行するための操作モジュールとを備え、
前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0016】
好ましくは、前記所定操作は、
前記第一端末のユーザが運転中である旨の注意を促すことを含む。
【0017】
また、好ましくは、前記装置は、
前記現在の状態が運転状態でなくなったことを前記サーバから検索した場合、通知を出すための通話可能通知モジュールを更に備える。
【0018】
本発明の実施例の第六態様によれば、サーバに用いられる電話かけ装置を提供する。該装置は、
第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信するための状態情報受信モジュールと、
前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定する、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するための状態設定モジュールと、
前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信するための検索リクエスト受信モジュールと、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断し、前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、状態送信モジュールを作動させるための身分判断モジュールと、
前記現在の状態を前記第二端末に送信するための状態送信モジュールとを備え、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0019】
本発明の実施例の第七態様によれば、電話かけ装置を提供する。当該装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、
前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信し、且つ、
前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するように構成される。
【0020】
本発明の実施例の第八態様によれば、電話かけ装置を提供する。該装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索し、
前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断し、
前記現在の状態が運転状態である場合、所定操作を作動させるように構成され、
前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0021】
本発明の実施例の第九態様によれば、電話かけ装置を提供する。
【0022】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信し、
前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定し、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定し、
前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信し、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断し、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、前記現在の状態を前記第二端末に送信するように構成され、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【発明の効果】
【0023】
本発明の実施例が提供する技術的解決手段は下記のような有利な効果を含むことができる。
【0024】
関連技術において、電話を掛ける人(下記では発信者と称す)は通常相手(下記では受信者と称す)が運転中であることを知らないため、電話を掛けて受信者を干渉することも仕方が無いことである。本発明の実施例において、携帯電話などのような受信者の端末デバイスは受信者が運転中であることを知ることができ、クラウドサーバに受信者の状態を更新するように通知し、例示的に受信者の状態はクラウド名刺方式でサーバに置いておいてもよい。こうすることで発信者が電話を掛けるとき、発信者の携帯電話はまずサーバから受信者の状態を検索し、受信者が現在運転中である場合、発信者の携帯電話は発信者に注意を促すことができるため、受信者に対する干渉を回避し、運転中である受信者の安全を保障する。
【0025】
また、一般的な説明及び以下の詳細な説明は単なる例示及び解釈に過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本願の図面は明細書に取り込まれて明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示し、また、明細書と共に本発明の原理の解釈に用いられる。
図1】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。
図2】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。
図3】一つの例示的な実施例にかかる場面の模式図である。
図4】一つの例示的な実施例にかかる場面の模式図である。
図5】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。
図6】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。
図7】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。
図8】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のシグナリング模式図である。
図9】一つの例示的な実施例にかかるインターフェースの模式図である。
図10】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。
図11】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。
図12】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。
図13】一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。
図14】一つの例示的な実施例にかかる、電話を掛けるための装置のブロック図である。
図15】一つの例示的な実施例にかかる、電話を掛けるための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
次に、実施例を詳細に説明し、例示が図に示されている。以下の記述が図に係る場合、別途にて示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の実施例に記述される実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本発明の一部の側面と一致する装置および方法の例に過ぎない。
【0028】
図1は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。該方法は例えば携帯電話、タブレットPCなどのような第一端末に用いられることができる。第一端末は即ち電話を掛けられた端末であり、第一端末のユーザは即ち電話を掛けられたユーザ、言い換えると受信者である。
【0029】
図1に示すように、該方法は以下を含むことができる。
【0030】
ステップS101において、第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断する。
【0031】
具体的に実施する際、第一端末は多岐にわたる方法でそのユーザが現在運転中であるか否かを判断することができ、これらの方法について本実施例は限定しない。例えば、第一端末は第一端末の位置とユーザの車の位置が重畳するか否かによってユーザが現在運転中であるか否かを判断する、等などである。ここで使用することができるこれらの方法はいずれも本発明の主旨及び保護範囲を離反しない。
【0032】
ステップS102において、前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信する。
【0033】
サーバには、その他ユーザが検索できるように、第一端末のユーザの現在の状態が保存される。このようにすることでその他ユーザの端末が第一端末のユーザに電話を掛けるとき、まず第一端末のユーザの現在の状態を検索し、運転状態である場合、通知を出すことができる。
【0034】
例示的に、具体的に実施する際、第一端末のユーザの現在の状態をクラウド名刺の方式で実現することができる。クラウド名刺はユーザがクラウドサーバに記憶させた電子名刺であり、クラウド共有機能を実現することができるため、「クラウド名刺」と称される。
【0035】
また、プライベート保護のために、第一端末のユーザの現在の状態は通常、指定のユーザにのみ公開され、例えば指定のユーザは第一端末のユーザの、インスタントメッセージソフト上の友人、又は第一端末の連絡帳に入っている連絡先、等などであってもよい。
【0036】
ステップS103において、前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバに第二情報を送信することで、前記サーバが前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するようにする。
【0037】
このようにすることで、その他ユーザの端末が第一端末のユーザの現在の状態を再び検索したとき、もう運転状態でなくなったことが分かった場合、このときも通知を出すことができる。
【0038】
図2に示すように、本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、第一端末のユーザが運転状態であるか否かを判断する前記ステップは以下を含むことができる。
【0039】
ステップS201において、短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断する。
【0040】
例えば、短距離無線伝送装置はブルートゥースモジュールであってもよい。
【0041】
ステップS202において、前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定する。
【0042】
例えば、携帯電話のブルートゥースが車載システムに接続することができる場合、ユーザが既に車内にいることを示しており、従ってさらにはユーザが運転中であると推定することができる。当然ながら、ユーザは車内の乗客に過ぎず運転者ではない等の特殊な状況は、本実施例の討論範囲内ではない。
【0043】
例示的に、前記短距離無線伝送装置は前記第一端末に取り付けられることが可能、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられることが可能である。
【0044】
図3及び図4を参照することができる。第一端末が携帯電話で、ウェアラブルデバイスがブレスレットであることを例にすると、図3において、携帯電話303はブルートゥースを介して車302の車載システムに接続できることが分かると、サーバに該ユーザが現在運転中であることを通知するため、サーバ301に情報を送信する。図4において、ブレスレット304はブルートゥースを介して車302の車載システムに接続できることが分かると、サーバに該ユーザが現在運転中であると通知するため、携帯電話303に報告し、携帯電話303は再びサーバ301に情報を送信する。
【0045】
関連技術において、発信者は通常受信者が運転中であることを知らないため、電話を掛けて受信者を干渉することも仕方が無いことである。しかし上述した実施例においては、受信者の端末デバイスは受信者が運転中であることを知ることができ、その後クラウドサーバに受信者の状態を更新するように通知する。こうすることで発信者が電話を掛けるとき、発信者の携帯電話はまずサーバから受信者の状態を検索し、受信者が現在運転中である場合、発信者の携帯電話は発信者を注意することができ、これにより受信者に対する干渉を回避し、運転中である受信者の安全を保障する。
【0046】
図5は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。該方法は例えば携帯電話、タブレットPCなどのような第二端末に用いられることができる。第二端末は即ち電話を掛けた端末であり、第二端末のユーザは即ち電話を掛けたユーザ、言い換えると発信者である。
【0047】
図5に示すように、該方法は以下を含むことができる。
【0048】
ステップS501において、第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索する。ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0049】
サーバには、その他ユーザが検索できるように、第一端末のユーザの現在の状態が保存される。このようにすることでその他ユーザの端末が第一端末のユーザに電話を掛けるとき、まず第一端末のユーザの現在の状態を検索し、運転状態である場合、通知を出すことができる。
【0050】
例示的に、具体的に実施する際、第一端末のユーザの現在の状態をクラウド名刺の方式で実現することができる。クラウド名刺はユーザがクラウドサーバに記憶させた電子名刺であり、クラウド共有機能を実現することができるため、「クラウド名刺」と称される。
【0051】
また、プライベート保護のために、第一端末のユーザの現在の状態は通常、指定のユーザにのみ公開され、例えば指定のユーザは第一端末のユーザの、インスタントメッセージソフト上の友人、又は第一端末の連絡帳に入っている連絡先、等などであってもよい。
【0052】
ステップS502において、前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断する。
【0053】
ステップS503において、前記現在の状態が運転状態である場合、所定操作を作動させる。
【0054】
本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、前記所定操作は、
前記第一端末のユーザが運転中である旨の注意を促すことを含むことができる。
【0055】
また、所定操作は今回の発信を取り消す、又はSMS送信に変更、等などを含むことができる。これについて本実施例は限定しない。
【0056】
図6に示すように、本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、所定操作を作動させる前記ステップの後、前記方法は以下を更に含むことができる。
【0057】
ステップS504において、前記現在の状態が運転状態でなくなったことを前記サーバから検索した場合、通知を出す。
【0058】
こうすることで発信者は通知を見た後、再び受信者に電話を掛けることができる。
【0059】
上述した実施例においては、受信者の端末デバイスは受信者が運転中であることを知ることができ、その後クラウドサーバに受信者の状態を更新するように通知する。こうすることで発信者が電話を掛けるとき、発信者の携帯電話はまずサーバから受信者の状態を検索し、受信者が現在運転中である場合、発信者の携帯電話は発信者を注意することができ、これにより受信者に対する干渉を回避し、運転中である受信者の安全を保障する。
【0060】
図7は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のフローチャートである。該方法はサーバに用いられることができる。図7に示すように、該方法は以下を含むことができる。
【0061】
ステップS701において、第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信する。
【0062】
ステップS702において、前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定する、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定する。ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0063】
サーバには、その他ユーザが検索できるように、第一端末のユーザの現在の状態が保存される。このようにすることでその他ユーザの端末が第一端末のユーザに電話を掛けるとき、まず第一端末のユーザの現在の状態を検索し、運転状態である場合、通知を出すことができる。
【0064】
例示的に、具体的に実施する際、第一端末のユーザの現在の状態をクラウド名刺の方式で実現することができる。クラウド名刺はユーザがクラウドサーバに記憶させた電子名刺であり、クラウド共有機能を実現することができるため、「クラウド名刺」と称される。
【0065】
また、プライベート保護のために、第一端末のユーザの現在の状態は通常、指定のユーザにのみ公開され、例えば指定のユーザは第一端末のユーザの、インスタントメッセージソフト上の友人、又は第一端末の連絡帳に入っている連絡先、等などであってもよい。
【0066】
ステップS703において、前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信する。
【0067】
ステップS704において、前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断する。
【0068】
ステップS705において、前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、前記現在の状態を前記第二端末に送信する。
【0069】
上述した実施例においては、受信者の端末デバイスは受信者が運転中であることを知ることができ、その後クラウドサーバに受信者の状態を更新するように通知する。こうすることで発信者が電話を掛けるとき、発信者の携帯電話はまずサーバから受信者の状態を検索し、受信者が現在運転中である場合、発信者の携帯電話は発信者を注意することができ、これにより受信者に対する干渉を回避し、運転中である受信者の安全を保障する。
【0070】
下記においては一つの具体的な場面を組み合わせて本発明の手段を更に詳しく説明する。
【0071】
図8は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ方法のシグナリング模式図である。
【0072】
ステップS801において、第一端末はブルートゥースを介して車載システムに接続できることが分かり、第一端末のユーザが運転中であると推定する。
【0073】
ステップS802において、第一端末はサーバに第一情報を送信することで、サーバが第一端末のユーザのクラウド名刺を運転状態に設定するようにする。
【0074】
ステップS803において、第二端末は第一端末のユーザに電話を掛けるとき、まずはサーバから第一端末のユーザのクラウド名刺を検索する。
【0075】
ステップS804において、サーバは第一端末のユーザのクラウド名刺を第二端末に送信する。
【0076】
ステップS805において、第二端末は第一端末のユーザが運転中であることを知り、第二端末のユーザに通知する。
【0077】
また通知以外に、第二端末のユーザが選択できるようにいくつかの選択肢を提供することもできる。例示として図9を参照することができ、図9に示すように、通知を見たユーザは「呼び出しを取り消す」、「SMS送信に変更」、「呼び出しを続ける」の中から選択することができる。
【0078】
ステップS806において、第一端末は車載システムがブルートゥース接続を切断したことを知り、第一端末のユーザが運転中でなくなったと推定する。
【0079】
ステップS807において、第一端末はサーバに第二情報を送信することで、サーバが第一端末のユーザのクラウド名刺を非運転状態に設定するようにする。
【0080】
ステップS808において、第二端末は再び第一端末のユーザのクラウド名刺を検索し、運転中でなくなったことを知り、第二端末のユーザに通知する。
【0081】
ステップS809において、第二端末のユーザは再び第一端末のユーザに電話を掛けて、最終的には通話を実現する。
【0082】
上述した実施例においては、受信者の端末デバイスは受信者が運転中であることを知ることができ、その後クラウドサーバに受信者の状態を更新するように通知する。こうすることで発信者が電話を掛けるとき、発信者の携帯電話はまずサーバから受信者状態を検索し、受信者が現在運転中である場合、発信者の携帯電話は発信者を注意することができ、これにより受信者を干渉するとを避け、運転中である受信者の安全を保障する。
【0083】
下記は本発明の装置実施例であり、本発明の方法実施例の実行のために使用する。本発明の装置実施例において披露されていない細部については、本発明の方法実施例を参照されたい。
【0084】
図10は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。前記装置は第一端末に用いられることができる。図10に示すように、前記装置は、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、前記第一端末のユーザが運転中である場合、情報送信モジュール1002を作動させるための運転判断モジュール1001と、
サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信し、且つ、前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するための情報送信モジュール1002とを備えることができ、ただし前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0085】
本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、前記運転判断モジュール1001は、短距離無線伝送装置を通じて車載システムに接続できるか否かを判断し、前記車載システムに接続できる場合、前記第一端末のユーザが運転中であると特定するために使われる。
【0086】
本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、前記短距離無線伝送装置は前記第一端末に取り付けられる、又は前記第一端末と接続されたウェアラブルデバイスに取り付けられる。
【0087】
図11は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。前記装置は第二端末に用いられることができる。図11に示すように、前記装置は、
第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索するための状態検索モジュール1101と、
前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断し、前記現在の状態が運転状態である場合、操作モジュール1103を作動させるための状態判断モジュール1102と、
所定操作を実行するための操作モジュール1103とを備えることができる。
【0088】
ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0089】
本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、前記所定操作は、
前記第一端末のユーザが運転中である旨の注意を促すことを含む。
【0090】
図12に示すように、本実施例又は本発明のその他一部の実施例において、前記装置は、
前記現在の状態が運転状態でなくなったことを前記サーバから検索した場合、通知を出すための通話可能通知モジュール1104を更に備えることができる。
【0091】
図13は一つの例示的な実施例にかかる、電話かけ装置のブロック図である。前記装置はサーバに用いられることができる。図13に示すように、前記装置は、
第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信するための状態情報受信モジュール1301と、
前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定する、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するための状態設定モジュール1302と、
前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信するための検索リクエスト受信モジュール1303と、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断し、前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、状態送信モジュールを作動させるための身分判断モジュール1304と、
前記現在の状態を前記第二端末に送信するための状態送信モジュール1305とを備えることができる。
【0092】
ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0093】
上述した実施例においては、受信者の端末デバイスは受信者が運転中であることを知ることができ、その後クラウドサーバに受信者の状態を更新するように通知する。こうすることで発信者が電話を掛けるとき、発信者の携帯電話はまずサーバから受信者の状態を検索し、受信者が現在運転中である場合、発信者の携帯電話は発信者を注意することができ、これにより受信者に対する干渉を回避し、運転中である受信者の安全を保障する。
【0094】
上述した実施例における装置に関しては、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方法は既に関連する実施例において詳細な説明を行っており、ここでは繰り返し説明しない。
【0095】
本発明は電話かけ装置を更に開示し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、
前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信し、且つ、
前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信するように構成される。
【0096】
本発明は非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に開示し、前記記憶媒体のコマンドが第一端末のプロセッサによって実行されるとき、第一端末が電話かけ方法を実行できるようにするが、前記方法は、
第一端末のユーザが運転中であるか否かを判断し、
前記第一端末のユーザが運転中である場合、サーバが第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定するように、前記サーバに前記第一情報を送信し、且つ、
前記第一端末のユーザが運転中でなくなった場合、前記サーバが第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定するように、前記サーバに前記第二情報を送信する。
【0097】
本発明は電話かけ装置を更に開示し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索し、
前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断し、
前記現在の状態が運転状態である場合、所定操作を作動させるように構成される。
【0098】
ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0099】
本発明は非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に開示し、前記記憶媒体のコマンドが第二端末のプロセッサによって実行されるとき、第二端末が電話かけ方法を実行できるようにするが、前記方法は、
第一端末を呼び出すときに、前記第一端末のユーザの現在の状態をサーバから検索し、
前記現在の状態が運転状態であるか否かを判断し、
前記現在の状態が運転状態である場合、所定操作を作動させる。
【0100】
ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開し、前記第二端末のユーザは前記指定のユーザに属する。
【0101】
本発明は電話かけ装置を更に開示し、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信し、
前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定し、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定し、
前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信し、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断し、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、前記現在の状態を前記第二端末に送信するように構成される。
【0102】
ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0103】
本発明は非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に開示し、前記記憶媒体のコマンドがサーバのプロセッサによって実行されるとき、サーバが電話かけ方法を実行できるようにするが、前記方法は、
第一端末から送信された第一情報又は第二情報を受信し、
前記第一情報に基づいて前記第一端末のユーザの現在の状態を運転状態に設定し、又は前記第二情報に基づいて前記現在の状態を非運転状態に設定し、
前記現在の状態に対する第二端末の検索リクエストを受信し、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属するか否かを判断し、
前記第二端末のユーザが前記指定のユーザに属する場合、前記現在の状態を前記第二端末に送信する。
【0104】
ただし、前記現在の状態は指定のユーザへ公開する。
【0105】
図14は一つの例示的な実施例にかかる、電話を掛けるための装置のブロック図である。例えば、該装置1400は携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信設備、ゲームコンソール、タブレット設備、医療設備、フィットネス設備、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0106】
図14に示すように、装置1400は、処理ユニット1402、メモリ1404、電源ユニット1406、マルチメディアユニット1408、オーディオユニット1410、入力/出力(I/O)のインターフェース1412、センサユニット1414、及び通信ユニット1416の一つ又は複数ユニットを含むことができる。
【0107】
処理ユニット1402は通常の場合、例えば表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作と関わりのある、装置1400の全ての操作を制御する。処理ユニット1402は一つ又は複数のプロセッサ1420でコマンドを実行することができ、これにより、上述した方法の全部又は一部ステップを完成させる。また、処理ユニット1402はその他ユニットとのやり取りをするため、一つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理ユニット1402はマルチメディアユニット1408とのやり取りをするため、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0108】
メモリ1404は装置1400において、操作を実行するため、各種のデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例示は、装置1400において操作する任意のアプリケーションプログラム又は方法のコマンド、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像などを含む。メモリ1404は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に書き込みと消去が可能なROM(EEPROM)、電気的に書き込み可能なROM(EPROM)、書き込み可能メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどの全ての種類の揮発性もしくは不揮発性メモリ、又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0109】
電源ユニット1406は装置1400における各種ユニットに給電する。電源ユニット1406は電源管理システム、一つ又は複数の電源、並びにその他の装置1400のため、電力の生成、管理及び分配と関連するユニットを含むことができる。
【0110】
マルチメディアユニット1408は、前記装置1400とユーザとの間で出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するために、スクリーンはタッチスクリーンとして実現することができる。タッチ、スワイプ及びタッチパネル上の手の動きを感知するために、タッチパネルは一つ又は複数のタッチセンサを含んでいる。前記タッチセンサはタッチ又はスワイプ操作の境目を感知するだけでなく、前記タッチ又はスワイプ操作の持続時間及び圧力も感知する。一部の実施例において、マルチメディアユニット1408は一つのフロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置1400が、例えば撮影モード又は映像モードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はバックカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。それぞれのフロントカメラ及びバックカメラは一つの固定の光学レンズシステム又は、焦点距離及び光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0111】
オーディオユニット1410はオーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成されている。例えば、オーディオユニット1410は一つのマイクロフォン(MIC)を含んでおり、装置1400が呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードのような操作モードにある場合、マイクロフォンは外部のオーディオ信号を受信するように構成されている。受け付けたオーディオ信号は更にメモリ1404に記憶されるか、又は通信ユニット1416を経由して送信することができる。一部の実施例において、オーディオユニット1410は更に一つの、オーディオ信号を出力するためのスピーカーを含む。
【0112】
I/Oインターフェース1412は、処理ユニット1402と周辺インターフェースモジュールの間でインターフェースを提供し、上述した周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンにはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタン及びロックボタンが含まれるが、これに限定されない。
【0113】
センサユニット1414は、装置1400に各方面の状態の評価を提供するために、一つ又は複数のセンサを含んでいる。例えば、センサユニット1414は装置1400のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を感知することができる。前記ユニットは例えば、装置1400のディスプレイ及びキーパッドであってもよく、センサユニット1414は更に、装置1400又は装置1400の一つのユニットの位置変化、ユーザと装置1400の接触の有無、装置1400の方位又は加速/減速及び、装置1400の温度変化を検出することができる。センサユニット1414は接近センサを含むことができ、これは如何なる物理的接触がない場合においても付近の物体の存在を検出するように構成されている。センサユニット1414は更に、イメージング応用において使用される、CMOS又はCCDイメージセンサのような光センサを含むことができる。一部の実施例において、該センサユニット1414は更に、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含むことができる。
【0114】
通信ユニット1416は、装置1400がその他設備と有線又は無線方式の通信をするように構成されている。装置1400は、例えばWiFi、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせなどの、通信規格に準拠した無線ネットワークに接続することができる。一つの例示的な実施例において、通信ユニット1416は放送チャンネルを経由して、外部の放送管理システムからの放送信号又は、放送関連情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信ユニット1416は更に近距離通信を促進するための近距離無線通信(NFC)モジュールを含んでいる。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術及びその他技術に基づき、実現することが可能である。
【0115】
例示的な実施例において、装置1400は一つ又は複数の特定の用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他電子デバイスにより実現することができ、端末側の上述した方法を実行するために使用される。
【0116】
例示的な実施例において、例えばコマンドを含むメモリ1404のような、コマンドを含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、上述したコマンドは装置1400のプロセッサ1420によって実行されることで上述した方法を完成することができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0117】
図15は一つの例示的な実施例にかかる、電話を掛けるための装置のブロック図である。例えば、該装置1500を一つのサーバとして提供することができる。
【0118】
図15に示すように、装置1500は、一つ又は複数のプロセッサを有する処理ユニット1522、及びメモリ1532を代表とする記憶装置を備える。該記憶装置は、例えばアプリケーションプログラムのような、処理ユニット1522によって実行されるコマンドを記憶するために使われる。メモリ1532に記憶されるアプリケーションプログラムは、一つ又は一つ以上の、それぞれが一組のコマンドに対応するモジュールを含むことができる。また、処理ユニット1522はコマンドを実行するように構成され、上記のサーバ側の方法を実行する。
【0119】
装置1500は更に、装置1500の電源の管理を実行するように構成された電源ユニット1526、装置1500をネットワークに接続するように構成された一つの有線又は無線ネットワークインターフェース1550、及び一つの入力/出力(I/O)インターフェース1558を備える。装置1500はメモリ1532に記憶された、例えばWindous(登録商標) ServerTM、Mac 0S XTM、UnixTM、Linux(登録商標)TM、FreeBSDTMのようなオペレーティングシステムに基づいて操作することができる。
【0120】
当業者は、明細書を考慮し、ここに公開された開示を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到する。本願は、本開示の如何なる変形、用途または適応的変化もカバーすることを意図する。これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般的な仕組みに従い、かつ、本開示に開示されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単なる例示と見なされ、本開示の本当の範囲および思想は添付の特許請求の範囲によって与えられる。
【0121】
本開示が以上で記述され、図面に示された正確な構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本開示の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
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図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15