(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこれらの実施形態により限定されるものではない。
【0014】
まず、本発明の実施形態に係る調剤薬管理装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る調剤薬管理装置1の一例を示す図である。
【0015】
調剤薬管理装置1は、入力部2、制御部3、表示部4、および、記憶部5を有する。
【0016】
入力部2は、タッチパネル、キーボード、マウスなどの入力装置である。入力部2は、ユーザ(例えば、薬剤師など)からの指示操作、選択操作などを受け付け、受け付けた操作の内容を制御部3に出力する。例えば、入力部2は、ユーザが調剤薬の情報を確認するために行った調剤薬の選択操作を受け付け、その選択操作の内容を制御部3に出力する。
【0017】
制御部3は、調剤薬管理装置1が行う各処理を制御するプロセッサなどの制御デバイスである。この制御部3は、入力部2が受け付けた調剤薬の選択操作に基づいて、選択された調剤薬の情報を記憶部5から読み出し、その情報を表示するように表示部4を制御する。
【0018】
具体的には、制御部3は、入力部2を介して選択された調剤薬の名称、服薬期間の日数、及び、使用上の注意文を記憶部5から読み出し、それらの情報を監査情報として表示部4に表示させる。
【0019】
また、制御部3は、調剤薬の休薬期間の有無に関する情報に基づいて、選択された調剤薬が休薬期間を有するか否かを判定し、選択された調剤薬が休薬期間を有すると判断した場合、選択された調剤薬の服薬計画を示す服薬計画表を表示するよう表示部4を制御し、また、選択された調剤薬の使用上の注意文、及び、選択された調剤薬の服薬期間を服薬計画表に表示するよう表示部4を制御する。
【0020】
また、制御部3は、入力部2が受け付けたユーザからの指示操作等に基づいて、記憶部5に記憶された情報を更新する処理なども行う。
【0021】
表示部4は、ディスプレイなどの表示装置である。表示部4は、制御部3の制御によって情報の表示を行う。表示部4が表示する情報の詳細については後述する。
【0022】
記憶部5は、種々の情報を記憶するメモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。記憶部5は、患者の情報を含む患者情報管理テーブル6、調剤薬の情報を含む調剤薬情報管理テーブル7などを記憶する。患者情報管理テーブル6および調剤薬情報管理テーブル7は、必要に応じ、制御部3の制御によって更新される。
【0023】
次に、記憶部5が記憶する患者情報管理テーブル6および調剤薬情報管理テーブル7について
図2、3を用いて説明する。
図2は、本発明の実施形態における患者情報管理テーブル6の一例を示す図である。
図3は、本発明の実施形態における調剤薬情報管理テーブル7の一例を示す図である。
【0024】
図2に示すように、患者情報管理テーブル6は、患者ID、患者氏名、性別、年齢、医療機関、通院歴、病名、処方薬、処方歴などの情報を含む。
【0025】
患者IDは、患者を特定する識別情報である。患者氏名、性別および年齢は、患者IDに対応する患者の氏名、性別、年齢の情報である。医療機関および通院歴は、患者が過去に通院していた、または、現在通院している医療機関の名称およびその医療機関に通院した日付の情報である。病名は、患者がかかっている病気の名称の情報である。処方薬および処方歴は、患者がかかっている病気に対して処方される調剤薬の名称およびその調剤薬が処方された日付の情報である。
【0026】
患者情報管理テーブル6に含まれる情報は、ユーザからの入力を受けて、制御部3が更新してもよいし、図示しない通信部を介して外部装置から情報を受信して、制御部3が更新してもよい。
【0027】
一方、
図3に示すように、調剤薬情報管理テーブル7は、薬剤ID、薬剤の名称、対象の疾患、服薬期間の日数、休薬期間の有無、休薬期間の日数、および、使用上の注意文などの情報を含む。
【0028】
薬剤IDは、薬剤を特定する識別情報である。薬剤の名称は、薬剤IDに対応する薬剤の名称の情報である。対象の疾患は、薬剤が処方される対象となる疾患の情報である。服薬期間の日数は、薬剤を連続して服用してもよい日数の情報である。
【0029】
休薬期間の有無は、薬剤を服用する際に、休薬期間があるか否かを示す情報である。なお、休薬期間の有無の情報は、1ビットで表わされる。
図3に示す一例では、休薬期間がある場合に「1」が、休薬期間が無い場合に「0」が休薬期間の有無の情報として記憶される。
【0030】
休薬期間の日数は、薬剤を服用する際に、服薬期間の間に設けるべき休薬期間の日数の情報である。
【0031】
使用上の注意文は、薬剤を使用する上で注意すべき事項の情報を含む文字情報である。例えば、使用上の注意文は、薬剤の用法および用量、対象の疾患、服薬期間の日数、休薬期間の日数などの情報を含む。
【0032】
なお、前述の通り、対象の疾患、服薬期間の日数、および、休薬期間の日数の情報は、使用上の注意文とはそれぞれ別の項目として調剤薬情報管理テーブル7に記憶されている。
【0033】
なお、
図3の薬剤aの例で示すように、1つの薬剤が複数の疾患に対して処方される場合、服薬期間の日数、休薬期間の有無、および、休薬期間の日数の情報は、各疾患に対応付けてそれぞれ記憶される。
【0034】
次に、本発明の実施形態における調剤薬管理処理の処理手順について、
図4を用いて説明する。
図4は、本発明の実施形態における調剤薬管理処理の処理手順の一例を示す図である。
【0035】
まず、ユーザによる調剤薬管理アプリケーション(薬歴アプリケーションとも呼ばれる。)の起動操作を入力部2が受け付けた場合、調剤薬管理装置1の制御部3は、調剤薬管理アプリケーションを起動する(ステップS1)。
【0036】
ここで、制御部3は、調剤薬管理アプリケーションを起動する際に、表示部4を制御して、表示部4に患者一覧の画面を表示させる。制御部3は、記憶部5が有する患者情報管理テーブル6から情報を読み出し、読み出した情報に基づいて、患者一覧の画面を表示部4に表示させる。
【0037】
具体的な患者一覧の画面の一例について
図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施形態における患者一覧画面20の一例を示す図である。
図5に示すように、患者一覧画面20は、患者ID欄21、患者氏名欄22、医療機関欄23等が一覧できるように表示される。
【0038】
図4の説明に戻ると、ステップS1の処理の後、入力部2は、対象患者の選択を受け付ける(ステップS2)。具体的には、入力部2は、
図5に示す患者一覧画面20の中から患者を選択する操作をユーザから受け付ける。
【0039】
この選択操作は、例えば、入力部2がマウスの場合、ユーザが患者一覧画面20上で対象患者の情報の表示領域をクリックすることによって実行される。以下では、対象患者として、患者Aが選択されたものとして説明する。
【0040】
ステップS2にて、入力部2が患者Aの選択操作を受け付けると、制御部3は、表示部4を制御して、選択された患者Aに関する情報の一覧を服薬指導画面として表示させる(ステップS3)。
【0041】
具体的な服薬指導画面の一例について
図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施形態における服薬指導画面30の一例を示す図である。
図6に示すように、服薬指導画面30には、患者個人情報欄31、処方薬一覧領域32、通院歴領域33、処方歴領域34、および、所見領域35が設けられる。
【0042】
患者個人情報欄31には、患者Aの氏名や性別、年齢などの個人情報が表示される。処方薬一覧領域32には、患者Aに処方された調剤薬が一覧形式で表示される。通院歴領域33には、患者Aが通院した病院と通院した日付が一覧形式で表示される。処方歴領域34には、患者Aに処方された調剤薬とその調剤薬の量が、処方された日付毎に表示される。所見領域35には、医師または薬剤師による所見が表示される。
【0043】
患者個人情報欄31、処方薬一覧領域32、通院歴領域33、処方歴領域34、および、所見領域35に表示される情報は、制御部3により患者情報管理テーブル6および調剤薬情報管理テーブル7から読み出されて、表示部4により表示される。
【0044】
図4の説明に戻ると、ステップS3の処理の後、入力部2は、ユーザから薬剤の選択操作を受け付ける(ステップS4)。具体的には、入力部2は、
図6に示す服薬指導画面30の処方薬一覧領域32において行われた薬剤の選択操作をユーザから受け付ける。
【0045】
この選択操作は、例えば、入力部2がマウスの場合、ユーザが服薬指導画面30の処方薬一覧領域32上で調剤薬の表示領域をクリックすることによって実行される。以下では、調剤薬として、薬剤aが選択されたものとして説明する。
【0046】
ステップS4にて、入力部2がユーザから薬剤の選択操作を受け付けると、制御部3は、表示部4を制御して、表示部4に監査情報画面をポップアップ表示させる(ステップS5)。
【0047】
具体的な監査情報画面について、
図7を用いて説明する。
図7は、本発明の実施形態における監査情報画面40の一例を示す図である。
図7に示すように、監査情報画面40には、複数の薬剤に関する情報が一覧形式で表示される。
【0048】
ステップS4にて薬剤aが選択されたので、監査情報画面40が有する薬剤aの情報領域41には、薬剤aの名称とともに、休薬期間の有無に関する情報(「休薬期間のある薬剤」)と使用上の注意文とが表示される。
【0049】
一方で、ステップS4にて選択されていない薬剤(
図7における薬剤b〜d)については、薬剤bの情報領域42、薬剤cの情報領域43、および、薬剤dの情報領域44のように、薬剤の名称のみが示される。
【0050】
図7に示す監査情報画面40において、薬剤bが選択されると(例えば、マウス等の入力部2により薬剤bの情報領域42がクリックされると)、薬剤aの情報領域41には、薬剤aの名称のみが表示され、代わりに、薬剤bの情報領域42に、薬剤bの名称とともに、休薬期間の有無に関する情報と使用上の注意文とが表示される。
【0051】
また、
図7に示す監査情報画面40において、ユーザが初期段階で表示されていない薬剤(
図7の例では、薬剤dより下方に表示される薬剤)を選択するためには、ユーザは、監査情報画面40のスクロールバー45を操作する。制御部3は、入力部2を介してユーザによりスクロール操作が行われたか否かを判定する(ステップS6)。
【0052】
ステップS6にて、スクロール操作が行われていないと判定された場合(ステップS6においてNo)、つぎに、後述するステップS8の処理が実行される。
【0053】
ステップS6にて、ユーザによりスクロール操作が行われたと判定された場合(ステップS6においてYes)、制御部3は、表示部4を制御して、監査情報画面40に表示される薬剤の情報領域をスクロール操作に合わせて移動させる(ステップS7)。
【0054】
そして、新たに表示された薬剤の情報領域において、例えば薬剤f(図示せず)が選択されると、薬剤fの情報領域には、薬剤fの名称とともに、休薬期間の有無に関する情報と使用上の注意文とが表示される。
【0055】
次に、入力部2は、監査情報画面40において、右クリック操作による薬剤の選択操作をユーザから受け付ける(ステップS8)。以下では、薬剤aが右クリック操作によって選択されたものとして説明する。続いて、制御部3は、選択された薬剤(ここでは、薬剤a。以下同じ。)の休薬期間の有無を判定する(ステップS9)。
【0056】
具体的には、制御部3は、ステップS8にて選択された薬剤の休薬期間の有無に関する情報を調剤薬管理テーブル7から読み出す。そして、制御部3は、読み出した休薬期間の有無に関する情報に基づいて、選択された薬剤が休薬期間を有するか否かを判定する。
【0057】
ステップS9にて、選択された薬剤が休薬期間を有さないと判定された場合(ステップS9においてNo)、つぎに、後述するステップS13の処理が実行される。
【0058】
ステップS9にて、選択された薬剤が休薬期間を有すると判定された場合(ステップS9においてYes)、制御部3は、監査情報画面40上に休薬メニューを含むサブメニューをポップアップ表示させる(ステップS10)。
【0059】
具体的なサブメニュー表示について
図8を用いて説明する。
図8は、本発明の実施形態におけるサブメニュー表示の一例を示す図である。
図8に示すように、監査情報画面40において、薬剤aが右クリック操作によって選択された場合、薬剤aの情報領域41上にサブメニュー46が表示される。
【0060】
サブメニュー46には、休薬カレンダーメニュー47が含まれる。この休薬カレンダーメニュー47が、上述した休薬メニューに相当する。休薬カレンダーメニュー47は、選択された薬剤が休薬期間を有する場合にのみサブメニュー46に含まれる。
【0061】
以下では、休薬カレンダーメニュー47がユーザにより選択される場合について説明する。この場合、入力部2は、休薬メニュー(休薬カレンダーメニュー47)の選択操作をユーザから受け付ける(ステップS11)。
【0062】
次に、制御部3は、表示部4を制御して、選択された薬剤の服薬計画を示す服薬計画表を表示部4に表示させる(ステップS12)。
【0063】
具体的には、制御部3は、ステップS2にて選択された対象患者に関する情報を患者情報管理テーブル6から読み出し、また、ステップS8にて選択された薬剤に関する情報を調剤薬管理テーブル7から読み出す。
【0064】
そして、制御部3は、読み出した情報を用いて服薬計画表を生成し、生成した服薬計画表を表示部4に表示させ、この調剤薬管理処理を終了する。なお、服薬計画表の詳細については後述する。
【0065】
ステップS9にて、選択された薬剤が休薬期間を有さないと判定された場合(ステップS9においてNo)、制御部3は、休薬メニューを含まないサブメニューをポップアップ表示させる(ステップS13)。
【0066】
その後、制御部3は、休薬メニューを含まないサブメニューにおいてユーザにより選択されたメニューに対応する処理を実行し、この調剤薬管理処理を終了する。
【0067】
ここで、具体的な服薬計画表の一例について
図9および
図10を用いて説明する。
図9は、本発明の実施形態における服薬計画表の一例を示す図である。
図10は、本発明の実施形態における服薬計画表の更新例を示す図である。
【0068】
図9に示す服薬計画表50は、選択された薬剤が休薬期間を有する場合にのみ表示される。服薬計画表50には、選択された薬剤aの使用上の注意文を表示する使用上の注意文領域51と、薬剤aの服薬期間を表示するカレンダー領域52とを有する。
【0069】
制御部3は、選択された薬剤に対する使用上の注意文の情報を薬剤管理テーブル7から読み出し、表示部4を制御して、その情報を使用上の注意文領域51に表示させる。
【0070】
また、カレンダー領域52には、初期画面として服薬期間2クール分の服薬計画が表示される。
図9に示す例では、2014年9月2日から2014年10月13日までの6週間分が服薬期間として表示される。
【0071】
なお、薬剤aは、複数の疾患に対して、それぞれ異なる服薬期間の日数、および、休薬期間の日数を有するが、
図9に示す例では、表示が行われる日を服薬開始日として、薬剤aの疾患Yに対する服薬期間の日数の2クール分が表示されるよう設定されているものとする。なお、ここでは2クール分を表示することとしたが、3クール分以上表示させることとしてもよい。
【0072】
図10は、服薬期間と次の服薬期間の間に休薬期間が表示された服薬計画表50の一例を示す図である。休薬期間は、ユーザが手動で設定することができる。
【0073】
具体的には、ユーザが、カレンダー領域52上で、2クール目の服薬期間の開始日をマウス等の入力部2を操作して指定する。この場合、制御部3は、表示部4を制御して、
図10に示すように、指定された開始日(
図10の例では、2014年10月8日)から始まる2クール目の服薬期間をカレンダー領域52上に表示させる。
【0074】
この場合、1クール目と2クール目の服薬期間の間に表示される期間が休薬期間となる。これにより、カレンダー領域52に休薬期間を容易に表示させることができる。
【0075】
また、薬剤に「休薬期間」が存在する場合に、このような服薬計画表50が表示されるので、ユーザが休薬期間を決定するための入力を容易に行うことができ、休薬期間を含む服薬計画を容易に生成することができる。
【0076】
また、
図9、10に示すように、服薬計画表50に服薬期間の情報と休薬期間の情報とを含む使用上の注意文を表示させることによって、ユーザが薬剤の服薬計画を作成する際に休薬期間の日数を把握できるようになり、休薬期間を決定するための入力をさらに容易に行うことができる。
【0077】
なお、ユーザが2クール目の服薬期間がどの期間かを指定する方法はこれに限定されず、他の方法であってもよい。例えば、ユーザが、2クール目の服薬期間の開始日を数値で入力してもよいし、休薬期間の最終日を数値で入力したり、マウス等の入力部2を操作して指定したりすることとしてもよい。後者の場合、制御部3は、休薬期間の最終日の次の日を2クール目の開始日として表示部4に服薬計画表50を表示させる。
【0078】
また、制御部3が、服薬期間と休薬期間の日数に基づいて自動的に休薬期間、および、2クール目の服薬期間を設定し、それらを表示部4に表示させてもよい。具体的には、制御部3は、1クール目の服薬期間の最終日に休薬期間の日数を加算して2クール目の服薬期間の開始日を算出する。
【0079】
そして、制御部3は、表示が行われる日から服薬期間の日数分の期間を1クール目の服薬期間とし、1クール目の服薬期間の最終日の翌日から、算出された2クール目の服薬期間の開始日の前日までの期間を休薬期間とし、算出された2クール目の服薬期間の開始日から服薬期間の日数分の期間を2クール目の服薬期間として表示部4に服薬計画表50を表示させる。
【0080】
このように、
図10に示すような服薬計画表50を表示することにより、ひとつのカレンダーにおいて、複数の服薬期間、及び、複数の服薬期間に挟まれる休薬期間をユーザが即座に把握できるようになる。
【0081】
なお、上記実施形態では、休薬期間が一意に決められている場合の服薬計画表の表示例について説明したが、休薬期間に幅がある場合も考えられる(例えば、
図3に示した薬剤c)。この場合、その幅をユーザに視認しやすい形で表示することとしてもよい。以下では、休薬期間に幅がある場合の服薬計画表の表示方法の一例について説明する。
【0082】
以下では、
図2に示した疾患Zを有する患者Bに、休薬期間に幅がある薬剤c(休薬期間8〜15日。
図3の薬剤cを参照。)を処方する場合を例にとって説明する。
【0083】
図11は、本発明の実施形態の変形例における服薬計画表60の表示例を示す図である。
図11に示す服薬計画表60でも、
図10に示した服薬計画表50と同様に、制御部3は、薬剤cの使用上の注意文を含む使用上の注意文領域61と、薬剤cの服薬期間の情報を含むカレンダー領域62とを表示部4に表示させる。
【0084】
また、制御部3は、上記実施形態で説明したのと同様の方法で、1クール目の服薬期間、休薬期間、2クール目の服薬期間を表示部4に表示させる。なお、休薬期間、および、2クール目の服薬期間を計算により決定する場合には、制御部3は、幅のある休薬期間(例えば、8〜15日)のうち、所定の休薬期間(例えば、15日)を用いて計算を行うこととすればよい。
【0085】
また、制御部3は、休薬期間のうち2クール目の服薬期間を開始してもよい期間(
図11の2014年10月1日から2014年10月7日までの期間)を2クール目の服薬期間を開始してはいけない期間(
図11の2014年9月23日から2014年9月30日までの期間)と異なる態様で表示部4に表示させる。
【0086】
これにより、休薬期間に幅があることをユーザが把握しやすくなり、ユーザが2クール目の服薬期間の調整を容易に調整することができる。
【0087】
以上、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳述してきたが、上述した調剤薬管理装置1の各機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
【0088】
具体的には、コンピュータが備えるCPU(Central Processing Unit)が、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。