特許第6491968号(P6491968)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社タチエスの特許一覧

特許6491968トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート
<>
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000002
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000003
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000004
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000005
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000006
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000007
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000008
  • 特許6491968-トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6491968
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】トリムカバー用固定具及びトリムカバー並びに車両用シート
(51)【国際特許分類】
   A47C 31/02 20060101AFI20190318BHJP
   B60N 2/58 20060101ALI20190318BHJP
   B68G 7/05 20060101ALI20190318BHJP
【FI】
   A47C31/02 A
   B60N2/58
   B68G7/05 A
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-128989(P2015-128989)
(22)【出願日】2015年6月26日
(65)【公開番号】特開2017-12227(P2017-12227A)
(43)【公開日】2017年1月19日
【審査請求日】2018年6月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000133098
【氏名又は名称】株式会社タチエス
(74)【代理人】
【識別番号】110002505
【氏名又は名称】特許業務法人航栄特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100115107
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 猛
(74)【代理人】
【識別番号】100151194
【弁理士】
【氏名又は名称】尾澤 俊之
(72)【発明者】
【氏名】阿部 仁志
(72)【発明者】
【氏名】水野 信一
【審査官】 森林 宏和
(56)【参考文献】
【文献】 実開平2−132500(JP,U)
【文献】 実開昭61−75798(JP,U)
【文献】 特開平8−857(JP,A)
【文献】 実開平6−13695(JP,U)
【文献】 特開2010−172469(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 31/00 − 31/12
B60N 2/00 − 2/90
B68G 7/00 − 7/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック受け部が設けられたシートフレームにトリムカバーを固定するトリムカバー用固定具であって、
間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック部と、
前記複数のフック部の並びに沿って延びて前記複数のフック部を連結し、トリムカバーの縁部に接合される基部と、
を備え、
前記複数のフック部と前記基部とが一体成形されてなるトリムカバー用固定具。
【請求項2】
請求項1記載のトリムカバー用固定具であって、
前記基部は板状であって、前記複数のフック部は前記基部の長手方向に延びる側縁にそれぞれ突出して設けられており、
前記基部が湾曲可能であるトリムカバー用固定具。
【請求項3】
間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック受け部が設けられたシートフレームを覆うトリムカバーであって、
間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック部と、前記複数のフック部の並びに沿って延びて前記複数のフック部を連結する基部と、を含み、前記フック部と前記基部とが一体成形されてなる固定具を備え、
前記固定具の前記基部がトリムカバーの縁部に接合されたトリムカバー。
【請求項4】
請求項3記載のトリムカバーであって、
前記固定具の前記基部は板状であって、前記複数のフック部は前記基部の長手方向に延びる側縁にそれぞれ突出して設けられており、
前記固定具の前記基部が湾曲可能であるトリムカバー。
【請求項5】
請求項4記載のトリムカバーであって、
前記固定具の前記基部が接合されたトリムカバーの前記縁部に湾曲したコーナーを含むトリムカバー。
【請求項6】
間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック受け部が設けられたシートフレームと、
前記シートフレームを覆うトリムカバーと、
を備え、
前記トリムカバーは、前記複数のフック受け部と同じく間隔をあけて一列に並び、且つ前記複数のフック受け部と同じく断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック部と、前記複数のフック部の並びに沿って延びて前記複数のフック部を連結し、該トリムカバーの縁部に接合された基部と、を含み、前記フック部と前記基部とが一体成形されてなる固定具を有しており、
前記複数のフック部が前記複数のフック受け部にそれぞれ係止され、前記トリムカバーが前記シートフレームに固定された車両用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリムカバーをシートフレームに固定するトリムカバー用固定具、及びトリムカバー、並びに車両用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
車両用シートは、シートフレームと、シートフレームに支持されるクッションパッドと、シートフレーム及びクッションパッドを覆うトリムカバーとを備える。そして、トリムカバーの縁部の複数箇所にフックが設けられ、これらのフックがシートフレームのフック受け部に係止され、トリムカバーはシートフレームに固定される。
【0003】
シートフレームは複数のフレーム材を組み合わせて構成されており、フレーム材としては例えば金属板が用いられ、金属板の縁部がフック受け部とされる。また、フック受け部とされる金属板の縁部の一部を切り欠いてシートフレームの軽量化を図り、切り欠き部にワイヤを張って、このワイヤをフック受け部とした車両用シートも知られている(特許文献1参照)。
【0004】
トリムカバーのフックはトリムカバーの縁部に沿って間隔をあけて複数設けられ、これらのフックは個々にトリムカバーの縁部に接合されるが、断面J字状の長尺材の一部が切り欠かれて、複数のフック部が間隔をあけて設けられたフック部材も知られており、このフック部材では、複数のフック部を連結する長尺状の平板部がトリムカバーの縁部に接合される(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−093193号公報
【特許文献2】特開2010−172469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
複数のフックがトリムカバーの縁部に個々に接合される場合に、隣り合うフックの間ではトリムカバーの引張りが弱まり、トリムカバーの各部の張り具合に強弱分布が生じる場合がある。トリムカバーの各部の張り具合に強弱分布が生じると、トリムカバーの縁部に皺や弛みが生じ、また、複数の表皮材が縫い合わされてなるトリムカバーの表皮材同士の縫合ラインに蛇行が生じる虞がある。
【0007】
特許文献2に記載されたフック部材では、複数のフック部を連結する長尺状の平板部がトリムカバーの縁部に接合されるので、フック部におけるトリムカバーの引張りと隣り合うフック部の間におけるトリムカバーの引張りとを均一化することが可能である。
【0008】
しかし、特許文献2に記載されたフック部材では、フック部の断面形状が、素材である長尺材の断面形状と同一となり、全てのフック部で共通する。このため、例えば金属板の縁部及びワイヤのように断面形状が異なるフック受け部が混在する場合に、一部のフック受け部に対してフック部が整合せず、トリムカバーの固定が不確実となる。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、トリムカバーをシートフレームに確実に固定し、固定されたトリムカバーの外観品質を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様のトリムカバー用固定具は、間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック受け部が設けられたシートフレームにトリムカバーを固定するトリムカバー用固定具であって、間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック部と、前記複数のフック部の並びに沿って延びて前記複数のフック部を連結し、トリムカバーの縁部に接合される基部と、を備え、前記複数のフック部と前記基部とが一体成形されている。
【0011】
また、本発明の一態様のトリムカバーは、間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック受け部が設けられたシートフレームを覆うトリムカバーであって、間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック部と、前記複数のフック部の並びに沿って延びて前記複数のフック部を連結する基部と、を含み、前記フック部と前記基部とが一体成形されてなる固定具を備え、前記固定具の前記基部がトリムカバーの縁部に接合されている。
【0012】
また、本発明の一態様の車両用シートは、間隔をあけて一列に並び、且つ断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック受け部が設けられたシートフレームと、前記シートフレームを覆うトリムカバーと、を備え、前記トリムカバーは、前記複数のフック受け部と同じく間隔をあけて一列に並び、且つ前記複数のフック受け部と同じく断面形状によって二種以上に分かれる複数のフック部と、前記複数のフック部の並びに沿って延びて前記複数のフック部を連結し、該トリムカバーの縁部に接合された基部と、を含み、前記フック部と前記基部とが一体成形されてなる固定具を有しており、前記複数のフック部が前記複数のフック受け部にそれぞれ係止され、前記トリムカバーが前記シートフレームに固定されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、トリムカバーをシートフレームに確実に固定し、固定されたトリムカバーの外観品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態を説明するための、車両用シートの一例の斜視図である。
図2図1の車両用シートのシートクッションのサイドフレームの斜視図である。
図3図2のサイドフレームにトリムカバーの縁部を係止するためのトリムカバー用固定具の斜視図である。
図4図3のトリムカバー用固定具のIV-IV線断面図である。
図5図3のトリムカバー用固定具のV-V線断面図である。
図6図3のトリムカバー用固定具がトリムカバーの縁部に接合された状態を示す斜視図である。
図7図3のトリムカバー用固定具を介してトリムカバーの縁部がサイドフレームに係止された状態を示す斜視図である。
図8図3のトリムカバー用固定具の変形例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本実施形態を説明するための、車両用シートの一例の構成を示す。
【0016】
図1に示す車両用シート10は、座面部分を構成するシートクッション11と、背もたれ部分を構成するシートバック12とを備える。
【0017】
シートクッション11は、シートフレーム15と、シートフレーム15に支持されるクッションパッド16と、クッションパッド16及びシートフレーム15を覆うトリムカバー17とを有する。シートフレーム15は、シート前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム13及びサイドフレーム13の前端部を連結する前側フレーム14を含んで構成されている。
【0018】
トリムカバー17は複数の表皮材が袋状に縫製されて形成され、クッションパッド16及びシートフレーム15に被される。そして、サイドフレーム13に重なるトリムカバー17の開口縁部は複数のフック部を有するトリムカバー用固定具18を介してサイドフレーム13に係止され、また、前側フレーム14に重なるトリムカバー17の開口縁部は図示しない固定具を介して前側フレーム14に係止されて、トリムカバー17はシートフレーム15に固定されている。
【0019】
シートバック12もまた、シートクッション11と同様に、シートフレーム及びクッションパッド並びにトリムカバーを有し、トリムカバーはシートフレームに固定されている。
【0020】
図2は、サイドフレーム13の構成を示す。
【0021】
サイドフレーム13は、板材20と、線材21とで構成されている。板材20及び線材21は、例えば鋼材などの金属材料によって形成されている。
【0022】
板材20は、帯板状に形成されており、シート前後方向に延在し、板面をシート幅方向に向けて配置される。板材20には、例えば軽量化を目的として、板材20の下側縁に沿って切り欠き部22が設けられている。切り欠き部22によって複数に分断された板材20の下側縁部20aの少なくとも一部はトリムカバー用固定具18のフック部と係合するフック受け部23とされる。
【0023】
線材21は、例えば溶接などによって板材20に固着されている。線材21は、適宜折り曲げられており、切り欠き部22の切り欠き幅の範囲内で板材20の下側縁部20aの並びに沿って配置される横架部21aを有し、横架部21aの少なくとも一部はトリムカバー用固定具18のフック部と係合するフック受け部24とされる。
【0024】
線材21の断面は、図示の例では略円形に形成されており、板材20の下側縁部20aの略矩形の断面形状と異なる。よって、サイドフレーム13には、板材20の下側縁部20aによって構成される断面略矩形状のフック受け部(以下、第1種フック受け部という)23と、線材21の横架部21aによって構成される断面略円形状のフック受け部(以下、第2種フック受け部という)24とが混在し、第1種フック受け部23及び第2種フック受け部24が間隔をあけて一列に並んで設けられる。
【0025】
図示の例では、板材20に二つの切り欠き部22が設けられ、これらの切り欠き部22によって分断された板材20の三つの下側縁部20aのいずれもがフック受け部23とされており、また、切り欠き部22毎に線材21の横架部21aが設けられ、横架部21aのいずれもがフック受け部24とされており、三つの第1種フック受け部23と二つの第2種フック受け部24とが交互に並んでいるが、第1種フック受け部23及び第2種フック受け部24の各々の数及び並び順は、図示の例に限られるものではない。
【0026】
図3から図5は、トリムカバー用固定具18の構成を示す。
【0027】
トリムカバー用固定具18は、サイドフレーム13の第1種フック受け部23に係止される第1種フック部30と、サイドフレーム13の第2種フック受け部24に係止される第2種フック部31とを有する。第1種フック部30及び第2種フック部31は、サイドフレーム13における第1種フック受け部23及び第2種フック受け部24の各々の数及び並び順に合致するように、間隔をあけて一列に並んで設けられている。
【0028】
第1種フック部30には、第1種フック受け部23が挿し込まれるスロット30aが設けられ、スロット30aは、図4に示すように、断面略矩形状の第1種フック受け部23に対応した断面略矩形状に形成されている。
【0029】
第2種フック部31には、第2種フック受け部24が挿し込まれるスロット31aが設けられ、スロット31aは、図5に示すように、断面略円形状の第2種フック受け部24に対応した断面略円形状に形成されている。
【0030】
そして、トリムカバー用固定具18は、第1種フック部30及び第2種フック部31を連結する基部32をさらに有する。基部32は、第1種フック部30及び第2種フック部31の並びに沿って延びる板状に形成されており、第1種フック部30及び第2種フック部31は、基部32の長手方向に延びる一方の側縁からそれぞれ突出して基部32と一体に形成されている。
【0031】
以上の構成において、基部32は隣り合うフック部の間で板厚方向に可撓であり、トリムカバー用固定具18はサイドフレーム13に沿って湾曲可能に構成されている。
【0032】
トリムカバー用固定具18は、例えば合成樹脂材料を用い、射出成形や注型成形といった型成形によって形成される。また、金属板に対する打ち抜き加工やプレス加工といった塑性加工によってもトリムカバー用固定具18を形成することができる。
【0033】
図6はトリムカバー用固定具18がトリムカバー17の開口縁部に接合された状態を示し、図7はトリムカバー用固定具18を介してトリムカバー17の開口縁部がサイドフレーム13に係止された状態を示す。
【0034】
トリムカバー用固定具18の基部32がトリムカバー17の開口縁部に縫着又は接着され、トリムカバー用固定具18はトリムカバー17の開口縁部に接合されている。そして、トリムカバー用固定具18の第1種フック部30がサイドフレーム13の第1種フック受け部23に係止され、また第2種フック部31が第2種フック受け部24に係止され、トリムカバー用固定具18を介してトリムカバー17の開口縁部がサイドフレーム13に係止される。
【0035】
第1種フック部30及び第1種フック受け部23は、いずれも断面略円形状に形成され、互いに整合しており、第2種フック部31及び第2種フック受け部24は、いずれも断面略矩形状に形成され、互いに整合している。これにより、断面形状が異なる複数種のフック受け部がサイドフレーム13に混在していても、トリムカバー17をサイドフレーム13に安定して固定することができる。
【0036】
そして、第1種フック部30及び第2種フック部31の並びにおいて隣り合うフック部の間には間隔があけられているが、トリムカバー17の開口縁部は、これらのフック部30,31を連結する一続きの基部32に接合されていることから、フック部30,31におけるトリムカバー17の引張りと隣り合うフック部の間におけるトリムカバー17の引張りとが均一化される。これにより、トリムカバー17の開口縁部の皺や弛み、さらにはトリムカバー17を構成する表皮材同士の縫合ラインの蛇行を抑制して、固定されたトリムカバー17の外観品質を高めることができる。
【0037】
なお、図3に示したトリムカバー用固定具18は、サイドフレーム13に重なるトリムカバー17の開口縁部をサイドフレーム13に係止するためのものであるが、前側フレーム14及び前側フレーム14に重なるトリムカバー17の開口縁部を前側フレーム14に係止するための固定具も、サイドフレーム13及びトリムカバー用固定具18と同様に構成することができる。
【0038】
図8に示すトリムカバー用固定具118は、湾曲可能に構成されたトリムカバー用固定具18をトリムカバー17の開口縁部の全長に亘る長さに延長し、左右のサイドフレーム13と前側フレーム14との接合部位に重なるトリムカバー17のコーナーに沿って基部32を湾曲させたものである。
【0039】
トリムカバー17のコーナーに沿って湾曲させた基部32をトリムカバー17の開口縁部に接合し、トリムカバー17を単一のトリムカバー用固定具118によってシートフレーム15に固定すれば、トリムカバー17の開口縁部全体が基部32によって均一に引張られることになるので、シートフレーム15に固定されたトリムカバー17の外観品質を一層高めることができる。
【0040】
以上の説明では、断面形状が異なる二種のフック受け部23,24がサイドフレーム13や前側フレーム14に設けられ、断面形状が異なる二種のフック部30,31がトリムカバー用固定具18,118に設けられるものとして説明したが、サイドフレーム13や前側フレーム14を構成する板材20の厚さや線材21の径などが複数種ある場合などには、フック受け部及びフック部は三種以上あってもよい。
【符号の説明】
【0041】
10 車両用シート
11 シートクッション
12 シートバック
13 サイドフレーム
14 前側フレーム
15 シートフレーム
16 クッションパッド
17 トリムカバー
18 トリムカバー用固定具
23 フック受け部
24 フック受け部
30 フック部
31 フック部
32 基部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8