特許第6492010号(P6492010)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6492010電気コネクタ、および電気コネクタを備えた、ばね離間機能を有するアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6492010
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】電気コネクタ、および電気コネクタを備えた、ばね離間機能を有するアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/639 20060101AFI20190318BHJP
【FI】
   H01R13/639 Z
【請求項の数】10
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-546153(P2015-546153)
(86)(22)【出願日】2013年12月6日
(65)【公表番号】特表2016-504724(P2016-504724A)
(43)【公表日】2016年2月12日
(86)【国際出願番号】IN2013000755
(87)【国際公開番号】WO2014087430
(87)【国際公開日】20140612
【審査請求日】2016年10月20日
(31)【優先権主張番号】5118/CHE/2012
(32)【優先日】2012年12月7日
(33)【優先権主張国】IN
(73)【特許権者】
【識別番号】502165089
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス ユーケー リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】514095099
【氏名又は名称】ティーイー コネクティビティ インディア プライベート リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TE CONNECTIVITY INDIA PRIVATE LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100130030
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 夕香子
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(72)【発明者】
【氏名】ジョン マーシュ
(72)【発明者】
【氏名】ゴーピ ケーティー
【審査官】 藤井 眞吾
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−289756(JP,A)
【文献】 特開2012−059368(JP,A)
【文献】 特開平11−149958(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/56 −13/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
両のエアバッグ配置のスクイブとの電気的接続を確立するための電気コネクタ(2)であって、
コネクタ(2)は、プラグ方向(P)に沿って相手側コネクタ(3)に嵌合するように構成され、かつ、ばね配置(5)と、無効化装置(44)とを特徴としており、
前記ばね配置(5)は、
前記相手側コネクタ(3)に前記コネクタ(2)が挿入されるときに圧縮され、前記プラグ方向(P)に対向するばね離間力(F)を生じさせるばね要素(50)と、
少なくとも前記ばね要素(50)が部分的に収容されるプランジャ(51)と、を有し、
前記プランジャ(51)は、前記プラグ方向(P)を向き前記相手側コネクタ(3)の前面(35)と接触するばね離間面(52)と、側部に形成されたスロット(54)とを有し、
前記ばね配置(5)が、前記プラグ方向(P)と交差する作動方向(A)への前記無効化装置(44)の移動により、前記ばね離間力(F)が無効になる無効状態(D)に移るように構成され、
記無効状態(D)で、前記無効化装置(44)が前記作動方向(A)から前記スロット(54)内に嵌入されることにより、前記ばね離間面(52)が前記前面(35)と離れた状態で前記ばね配置(5)が保持されてばね力(F)を吸収し、
前記ばね配置(5)により及ぼされるすべてのばね力(F)が前記コネクタ(2)で支持される、
ことを特徴とするコネクタ(2)。
【請求項2】
前記コネクタ(2)の非嵌合状態において、前記ばね配置(5)が前記コネクタ(2)に留めて保持されることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ(2)。
【請求項3】
前記ばね配置(5)が、前記コネクタ(2)の壁部分(27a)により、前記プラグ方向(P)に沿って少なくとも部分的に案内されることを特徴とする、請求項1または2に記載のコネクタ(2)。
【請求項4】
前記コネクタ(2)がプラグ開口部(27)で前記プラグ方向(P)に開口し、
前記ばね配置(5)が前記プラグ開口部(27)内に配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ(2)。
【請求項5】
前記コネクタ(2)が少なくとも1つのコンタクト要素(7)を提供し、
前記コンタクト要素(7)は、前記相手側コネクタ(3)の少なくとも1つの相手側コンタクト要素(8)に嵌合するように構成されており、
前記ばね要素(50)が少なくとも2つの前記コンタクト要素(7)間に位置することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ(2)。
【請求項6】
前記プランジャ(51)が、前記プラグ方向(P)への前記プランジャ(51)の移動を制限する制限止め(57)を備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタ(2)。
【請求項7】
両のエアバッグ配置のスクイブとの電気的接続を確立するための電気プラグインコネクタアセンブリ(1)であって、
請求項1〜6のいずれか1項に記載のコネクタ(2)と、
前記プラグ方向(P)に沿って前記コネクタ(2)と嵌合する前記相手側コネクタ(3)と、を備えることを特徴とする電気プラグインコネクタアセンブリ(1)。
【請求項8】
前記無効化装置(44)を有し、前記作動方向(A)に沿ってロック位置(L)に移動可能に構成されるロック部材(4)をさらに備え、
前記無効化装置(44)は、前記ロック位置(L)で前記ばね配置(5)を前記無効状態(D)とする、
請求項7に記載の電気プラグインコネクタアセンブリ(1)。
【請求項9】
前記コネクタ(2)は、嵌合時に前記相手側コネクタ(3)に掛止される少なくとも1つのラッチ要素(25)を有し、
前記ロック部材(4)は、前記ロック位置(L)で前記ラッチ要素(25)が偏向することを防止することを特徴とする、
請求項8に記載の電気プラグインコネクタアセンブリ(1)。
【請求項10】
前記ロック部材(4)は、前記作動方向(A)に沿ってロック前位置(K)から前記ロック位置(L)に移動可能であり、
前記ロック部材(4)は、前記ロック前位置(K)で前記コネクタ(2)に設けられた留め具(23a)に係合される留め具(43a)を有し、
前記ばね配置(5)は、前記ロック部材(4)の前記留め具(43a)を前記ロック前位置(K)で前記留め具(23a)に係合された状態から解除するための解除装置(55)を有することを特徴とする、請求項8または請求項9に記載の電気プラグインコネクタアセンブリ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコネクタに関し、特に、車両のエアバッグ配置のスクイブとの電気的接続を確立するためのコネクタに関する。このコネクタは、プラグ方向に沿って相手側コネクタに嵌合するように構成される。
【0002】
さらに、本発明は、電気プラグインコネクタアセンブリに関し、特に車両のエアバッグ配置のスクイブとの電気的接続を確立するための電気プラグインコネクタアセンブリに関する。この電気プラグインコネクタアセンブリは、コネクタと、ばね離間位置(spring-apart position)を介してプラグ方向に沿ってコネクタに嵌合するように構成された相手側コネクタとを備え、コネクタが相手側コネクタにせいぜい部分的に嵌合する。
【背景技術】
【0003】
電気コネクタと、コネクタおよび上記種類の相手側コネクタを備える電気プラグインコネクタアセンブリとが公知である。コネクタアセンブリは、例えば、緊急事態または事故の場合にスクイブを起動してエアバッグを膨張させるために、車両のエアバッグ配置との電気的接続を確立するように使用される。先行技術によれば、例えばコネクタと相手側コネクタとが完全嵌合位置に適切に掛止されていないために、コネクタが相手側コネクタに完全には嵌合しない危険性がある。したがって、コネクタと相手側コネクタとが誤って外れるおそれがあり、それによって誤動作につながるおそれがある。
【0004】
先行技術によるプラグインコネクタアセンブリが、例えば、2012年7月12日に本出願人によって出願された欧州特許出願第12176217.3号から公知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記先行技術によるプラグインコネクタアセンブリの欠点を考慮すると、本発明の根底をなす目的は、確実かつ安定して完全嵌合状態に適切に到達したことを明示する、便利なスクイブコネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
説明の最初に記載したコネクタについて、この目的は、プラグ方向を向いたばね離間面を提供し、プラグ方向に作用するばね離間力(spring-apart force)に対抗してコネクタで変位可能であるばね配置によって達成される。言い換えると、少なくともばね離間位置において、コネクタと相手側コネクタとの間にばね離間力を及ぼすように、ばね配置を構成することができる。ばね離間力は、コネクタにプラグ方向とは反対の方向に作用することができる。
【0007】
説明の最初に記載した電気プラグインコネクタアセンブリについて、この目的は、少なくともばね離間位置において、コネクタにプラグ方向とは反対の方向に作用するばね離間力を、コネクタと相手側コネクタとの間に及ぼすばね配置によって達成される。
【0008】
これらの解決法により、プラグインコネクタアセンブリを組み立てる作業者は、コネクタが完全には嵌合していないとき、すなわち、完全嵌合位置に適切に到達していない場合にコネクタがばね離間するときに、視覚的フィードバックおよび触覚的フィードバックを有することができる。加えて、ばね離間位置は、電気的接触が確立されないことを保証することができる。ばね離間位置では、完全嵌合位置においてコネクタが相手側コネクタに掛止するまで、コネクタが相手側コネクタにせいぜい部分的に係合することができる。ラッチは、可聴クリックを発生するという点で、コネクタと相手側コネクタとの適切な嵌合を明示することができる。さらに、ラッチ機構はばね離間力を吸収することができ、これにより、コネクタおよび相手側コネクタがばね離間力によって自動的に分離されることを防止する。
【0009】
本発明による解決法は、希望に応じて組み合わせることができ、各々の場合においてそのままで有利な以下のさらなる実施形態によってさらに改良される。
【0010】
本発明によるコネクタの第1のさらなる実施形態によれば、コネクタの非嵌合状態において、ばね配置をコネクタに留めて保持することができる。例えば、ばね配置を、コネクタのハウジングに形成されたホルダ内で受容することができる。ばね配置の制限止めが、プラグ方向へのばね配置の移動を制限することができる。これにより、嵌合中にばね配置をコネクタに固定する必要なく、コネクタを相手側コネクタに片手で挿入できるため、コネクタの取扱いが容易になる。
【0011】
ばね離間位置は、電気的接触の確立を防止することができる。これにより、コネクタ嵌合の電気検査を可能にすることができ有利である。
【0012】
ばね配置を、コネクタの壁部分により、プラグ方向に沿って少なくとも部分的に案内することができる。これにより、ばね配置、および特にそのばね離間面を、プラグ方向に略平行に、直線的に移動させることができる。例えば、壁部分は案内部を提供することができる。案内部は溝として形成されてもよい。壁部分は、コネクタのプラグ部の一部であってよい。プラグ部は、コネクタの基部からプラグ方向に突出することができる。案内部を有する壁部分は、プラグ部の一部であってよい。ばね配置は、プラグ部内に少なくとも部分的に延びることができる。これにより、ばね配置を直線的に移動させつつ、コネクタと相手側コネクタとの嵌合が容易になる。
【0013】
コネクタは、プラグ開口部でプラグ方向に開口することができる。ばね離間面を、プラグ面および/またはプラグ開口部を介して接近可能(accessibly)に配置することができる。嵌合中にばね離間面を相手側プラグに当接させることができるようにするために、ばね離間面をプラグ方向と反対の方向に接近可能に配置することができる。ばね配置はプラグ開口部内に配置されてもよい。プラグ部はプラグ開口部を備えることができる。したがって、ばね配置を、少なくともプラグ方向に垂直に延びる方向でコネクタの壁部分によって囲まれるように、プラグ部内および/またはプラグ開口部後方の有害な環境影響から保護することができる。
【0014】
ばね配置は、ばね離間力が無効になる無効状態に移るように構成されてもよい。これにより、コネクタと相手側コネクタとが完全嵌合状態にあるときにばね離間力を解除して、故障を引き起こすおそれのあるばね離間力によって生じる、その耐用年数にわたる応力を、コネクタアセンブリが受けないようにすることができる。無効状態では、ばね配置をプラグ部からコネクタの基部へ引き抜くことができる。
【0015】
無効状態で、ばね配置により及ぼされるすべてのばね力をコネクタで支持することができる。ばね力をコネクタ内で支持することができる。これにより、ばね力が相手側コネクタ、すなわちコネクタと相手側コネクタとの間に作用しないため、ばね離間機能を停止し、耐用年数にわたってラッチまたはロック要素に応力を与えることになるばね離間力から、ラッチおよびロック要素を守る。
【0016】
ばね配置はスロットを備えることができ、無効状態で、コネクタの無効化装置がスロットに係合してばね力を吸収することができる。これにより、ばね力および/またはばね離間力をコネクタのみで容易に支持することができる。コネクタおよび相手側コネクタの完全嵌合状態にコネクタと相手側コネクタとをロックするように構成されたロック部材に、無効化装置を形成してもよい。これにより、ロック部材は、コネクタと相手側コネクタとを完全嵌合状態にロックし、例えばコネクタ位置決め保証(CPA:connector positioning assurance)として機能し、加えてばね力および/またはばね離間力を吸収するという点で、二重の機能を有することができる。
【0017】
ばね配置は、ばね離間面を提供するプランジャと、プランジャ内に少なくとも部分的に収容可能であり、ばね離間力を及ぼすことのできる、ばね要素とを備えることができる。プランジャは、コネクタにおいて、および/または案内部内で摺動可能に保持することができ、無効化装置と係合するためのスロットを備えることができる。これにより、ばね離間機能を容易に設けることができる。ばね要素は、例えばコイルばね(らせんばね)であってよく、または少なくとも1つのコイルばねを含んでもよい。各コイルばねをプランジャ内に収容することができる。
【0018】
ばね要素は、少なくとも2つのコンタクト要素間に位置していてもよい。これにより、最小のパッケージ要件が可能となるため、小型のコネクタを製造することができる。
【0019】
プランジャは、プラグ方向へのプランジャの移動を制限する制限止めを備えてもよい。これにより、プランジャを容易にコネクタに留めて保持することができる。さらに、適切なばね力および/またはばね離間力を与えるように、少なくとも1つのばね要素を所望のバイアスまたはプレテンションで保持することができる。
【0020】
プランジャは、コネクタのロック部材をロック前位置(pre-locking position)から解除するための解除装置を備えることができる。完全嵌合状態では、その後、ロック部材をロック前位置からロック位置に移すことができ、ロック位置で、ロック部材がコネクタと相手側コネクタとを完全嵌合状態にロックし、かつ/またはばね配置を無効にする。これにより、コネクタと相手側コネクタとが完全嵌合状態に到達したときに、プランジャがロック部材を解除することができるため、完全嵌合状態に適切に到達するためのさらなる信号を与える。
【0021】
本発明によるプラグインコネクタアセンブリのさらなる実施形態では、プラグインコネクタアセンブリの最終状態で、ばね配置が無効状態にあってもよく、この無効状態では、ばね配置により及ぼされるすべての力がコネクタで支持される。これにより、前述したように、コネクタと相手側コネクタとが完全に嵌合した後に、コネクタと相手側コネクタとの間でばね力が作用しなくなり得る。
【0022】
最終状態で、ばね配置を相手側コネクタから距離をおいて保持することができる。したがって、ばね離間面を相手側コネクタから分離することができるため、故障を引き起こすおそれのある、耐用年数にわたる応力を防止する。
【0023】
最終状態では、プラグインコネクタアセンブリのロック部材がロック位置にあってもよく、ばね配置を無効状態に封鎖してもよい。ロック部材の無効化装置が、ばね配置に作用することができる。ロック部材を、プラグ方向に垂直な方向に移動して相手側コネクタに係合するように構成されたCPAとして使用してもよい。ロック部材は、少なくともプラグ方向と反対の、相手側コネクタに対するコネクタの移動を防止することができる。コネクタが相手側コネクタに完全に嵌合する最終状態で、ロック部材はロック位置にあってよく、このロック位置では、ロック部材が少なくともコネクタで支持され、コネクタと相手側コネクタとを完全嵌合位置に固定する。
【0024】
ロック位置で、ロック部材はばね配置に係合することができる。例えばロック部材の無効化装置は、ばね配置に形成されたスロット内に突出することができるため、ばね配置を相手側コネクタから離して持ち上げる。ロック部材は、ロック前位置からロック位置へ作動方向に移動するように構成されてもよい。作動方向は、プラグ方向に略垂直に延びることができる。
【0025】
さらに、コネクタは、開口部をロック部材の案内部に与えるハウジングを備えることができる。この開口部は、ハウジングに横方向に配置され、プラグ方向に略垂直な方向を向く。案内部は、少なくとも部分的に、プラグ方向と反対の方向にロック部材を支持するように構成されてもよい。これにより、ロック部材のロック要素は、コネクタと相手側コネクタとを最終状態に固定するように容易に移動することができる。ロック要素は、少なくとも部分的に、コネクタのラッチ要素をロックする摺動ボルトとして形成されてもよい。したがって、ロック部材は、少なくとも1つのラッチ要素をロック位置にロックすることができる。ロック位置では、ロック部材に形成された留め具が、コネクタの対応留め具に係合することができるため、ロック部材がロック位置でコネクタに掛止する。
【0026】
相手側コネクタは、相手側コネクタのポケットに収容されるリテーナを備えることができ、対応ロック要素がリテーナに形成される。リテーナは、ポケットに少なくとも1つの固定部材を備え、少なくとも1つの対応固定部材を備えることができる。相手側コネクタの組立状態において、リテーナがポケット内にロックされるように、固定部材が対応固定部材に係合することができる。固定部材、ならびに/または、コネクタのラッチおよび相手側コネクタの対応ラッチを備えることのできる主ラッチアセンブリを封鎖するように、コネクタを構成することができ、その結果、固定部材、および/または例えば主ラッチとして作用するラッチ要素の誤ったロック解除を防止することができる。誤ったロック解除は、例えば、前述したロック部材により防止することができる。
【0027】
以下で、有利な実施形態を用いて、添付図面を参照しながら、本発明について例としてより詳細に説明する。しかしながら、記載される実施形態は、前述したように、個々の特徴が互いに独立して実施可能であり、または省略可能である、実現可能な構成のみである。図中の同一の要素は、同一の参照符号で示される。異なる図に示される同一の要素に関する説明の重複部分は割愛する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の実施形態によるプラグインコネクタ配置の概略斜視分解図である。
図2】組み立てられた非嵌合状態にある本発明の実施形態に係るコネクタの概略斜視図である
図3図2に示すコネクタの概略上面図である。
図4】本発明による相手側コネクタの概略上面図である。
図5図4の横断線W−Wに沿った、図4に示す相手側コネクタの概略横断面図である。
図6図3に示す横断線V−Vに沿った、ばね離間位置にある図1に示すコネクタアセンブリの概略横断面図である。
図7図3および図4に示す横断線W−Wに沿った、ばね離間位置にあるプラグインコネクタアセンブリの概略横断面図である。
図8図3に示す横断線V−Vに沿った、完全嵌合位置にあるプラグインコネクタアセンブリの概略横断面図である。
図9図3および図4に示す横断線W−Wに沿った、完全嵌合位置にあるプラグインコネクタアセンブリの概略横断面図である。
図10図3に示す横断線V−Vに沿った、最終状態にあるプラグインコネクタアセンブリの概略横断面図である。
図11図3および図4に示す横断線W−Wに沿った、最終状態にあるプラグインコネクタアセンブリの概略横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下で、プラグインコネクタアセンブリ1の概略斜視分解図である図1を参照しながら、本発明の実施形態によるプラグインコネクタアセンブリ1の例示的な構成について最初に説明する。プラグインコネクタアセンブリ1は、コネクタ2、相手側コネクタ3、ロック部材4、およびばね配置5を備える。ロック部材4およびばね配置は、コネクタ2の一部であり、かつ/またはコネクタ2に関連すると見なすことができるが、必ずしもその必要はない。プラグインコネクタアセンブリ1を、電気部品6、例えば、車両のエアバッグ配置のフィルタを電気的に接続および/または収容するために使用することができる。電気部品6を、コネクタ2内に受容することができる。
【0030】
コネクタ2が有するハウジング20は、図2に示す組立前状態Rから以下でさらに説明する組立状態Sに移るときにコネクタの内部21を提供する上部シェル20aおよび下部シェル20bを備える。内部21は、電気導体、すなわち、端子および電気ラインであり得るコンタクト要素7、ならびに電気部品6の他の機能的要素を収容するように構成される。本実施形態では、コンタクト要素7が下部シェル20bに受容される。内部21への開口部22は、例えば後開口部としてハウジング20に横方向に形成され、ロック部材4の作動方向Aを画定する案内部22a、22bを提供する。
【0031】
ばね配置5用のホルダ23は、ハウジング20内、特に下部シェル20b内に軸またはスロットとして形成される。ホルダ23は、コネクタ2のプラグ部24内にプラグ方向Pに延びる略円筒形状を有する。プラグ部24は、下部シェル20bに形成され、コネクタ2が相手側コネクタ3に嵌合するように構成されるプラグ方向Pに、下部シェル20bから延びる。コネクタ2のラッチ要素25は、ハウジング20からプラグ方向Pに横方向に突出するように、プラグ部24の一部として形成されて、コネクタ2と相手側コネクタ3とを完全嵌合位置M(まだ図示せず)に掛止することができる。
【0032】
相手側コネクタ3は、リテーナ30を備える。このリテーナ30は、相手側コネクタ3のケーシング32によって形成されたポケット31内に収容されるように構成される。相手側コネクタ3の相手側プラグ部33は、リテーナ30に形成され、コネクタ2のプラグ部24を少なくとも部分的に収容するためのキャビティ34を提供する。
リテーナ30は、それぞれの対応分極要素38a、38bに嵌入する分極要素37a、37bを備えて、リテーナ30を予め定義された向きのみでポケット31に挿入できるようにする。リテーナ30の外周のボス状の固定要素37cにより、リテーナをポケット31内に固定することができる。ポケット31の内周に沿って延びる溝として形成された対応固定要素38cに、固定要素が係合するからである。コンタクト要素7に嵌合するように構成された相手側コンタクト要素8は相手側プラグ方向P’に延び、相手側プラグ方向P’はプラグ方向Pと略反対に延びる。相手側コンタクト要素8は、相手側プラグ部33に形成された相手側コンタクトレセプタクル33a、33b内に同軸に配置されるように設計される。
【0033】
ロック部材4は、コネクタ2の案内部22a、22bのそれぞれによって案内され支持されるように構成された2つの軸40a、40bを備え、軸40a、40bはコネクタ2のハウジング20の内部21に突出するようになっている。軸40a、40bは、作動方向Aに略平行に延びる。軸40a、40bの間に、ばね配置5を無効にする無効化装置(まだ図示せず)が配置される。軸40a、40bおよび無効化装置は、ロック部材4の作動部分41または本体部から突出する。作動部分41は、作動方向Aと反対を向いた外側面41aを提供して、外側面41aに作動方向Aに圧力を及ぼすことによって、ロック部材4を作動させることができる。
カバー部分41bは、外側面41aから横方向に離れて作動方向Aに延び、カバー部分41bが軸40a、40bおよび無効化装置に略平行に延びるようになっている。ロック部材4を作動方向Aに作動させるための把持を強化するために、リブ41cがカバー部分41bの上部に形成される。カバー部分42bに設けられるスリット42には、ロック部材4の弾性偏向可能な阻止装置43がロック部材4、特にカバー部分42bに配置されて、阻止装置43が少なくとも部分的にスリット42内に埋め込まれ、スリット42に沿って延びるようになっている。阻止装置43は、ハウジング20およびばね配置5と相互作用するように構成される。
【0034】
ばね配置5は、例えば図1に示すようにコイルばねとして具体化され得るばね要素50と、プランジャ51とを備える。プランジャ51は、下側51aにばね離間面を提供する、略管状または円筒形の本体を有する。このばね離間面は、相手側コネクタ3、特にリテーナ30に形成され、プラグ方向Pと略反対側、すなわち相手側プラグ方向P’を向いた前面35にばね離間力Fを及ぼすように構成される。
さらに、プランジャ51は、ばね要素50を収容するための穴または挿入部として形成されたばねホルダ53を提供する。スロット54が、プランジャ51の壁に形成され、壁を通ってばねホルダ53内に延びる。スロット54上方に解除装置55が配置され、解除装置55は、プラグ方向Pと反対の、作動方向Aに垂直な方向へ、プランジャから横方向に離れて突出する。
解除装置は解除要素56を備え、この解除要素56は、プラグ方向Pと反対の方向に、プランジャ51の上側51b上方へ突出する。スロット54および解除装置55が配置される側と反対のプランジャ51の側で、プランジャ51は、ホルダ23内でのプラグ方向Pへのプランジャ51の移動を制限するように構成された制限止め57を備える。
【0035】
図1に示すように、縦方向X(長手方向X)、横方向Y、および高さ方向Zをプラグインコネクタアセンブリ1に割り当てることができる。縦方向X、横方向Y、および高さ方向Zは各々、互いに対して垂直に延び、デカルト座標システムを構成するものとみなすことができるようになっている。プラグインコネクタアセンブリ1の部品の前側または後側へのすべての言及は、縦方向Xに関連することができる。左側または右側へのすべての言及は、横方向Yに関連することができる。上側もしくは下側または上方もしくは下方へのすべての言及は、高さ方向Zに関連することができる。作動方向Aは、縦方向Xに略平行に延びることができる。プラグ方向P、相手側プラグ方向P’、およびばね離間力Fは、高さ方向Zに略平行に延びることができる。
【0036】
図2は、組立状態Sにあるコネクタ2を示し、ここでは、ハウジング20を形成するために上部シェル20aと下部シェル20bとが組み立てられ、ロック部材4が開口部22に挿入され、ばね配置5がホルダ23に挿入される。
図2に示す概略斜視図では、上部シェル20aがラッチ舌部状の固定要素20cを備え、固定要素20cが下部ハウジングシェル20bのラッチ凹部状の対応固定要素20dと相互作用して、上部シェル20aが下部シェル20bにしっかりと固定されるようになっていることが明らかになる。プラグ部24は、コネクタ2の基部26から離れてプラグ方向Pに延び、コネクタ2の壁部分27aによって囲まれたプラグ開口部27でプラグ方向Pに開口する。
コンタクト要素7のレセプタクル28a、28bを有する端子ハウジング部28がプラグ開口部27内に配置されて、端子ハウジング部28が基部26からプラグ方向Pに突出し、レセプタクル28a、28bが相手側コンタクト要素8を受容するようにプラグ方向Pに開口する。
【0037】
ばね配置5は、ばね離間面52がプラグ方向Pを向くように、端子ハウジング部28に隣接して配置される。プラグ部24の内壁に沿って延びる凹部または溝として形成された案内部27bが、プラグ方向Pに略平行に延びる。ばね配置5、特にプランジャ51は、案内部27bに部分的に係合して、ばね離間52が、プラグ方向Pに沿って略直線的に案内されるようになっている。ラッチ要素25は、プラグ部27に横方向に配置され、戻り止め25aを各々備える。戻り止め25aは、移行領域25cを介して壁部27aに各々接続されたラッチ舌部25bに配置される。端子ハウジング部28を有するプラグ開口部27、ばね配置5、および移行領域25cは、コネクタ2のプラグ面29を形成する。さらに、図2で、ロック部材4が、作動部分42から離れて作動方向Aに延びる無効化装置44を備えることが明らかになる。無効化装置44は、ばね配置5のプランジャ51のスロット54にぴったりと嵌入するように設計された梁として形成される。
【0038】
図3は、組立状態Sのコネクタ2の概略上面図である。ここでは、ロック部材4がロック前位置Kにあることが明らかになる。ロック前位置Kでは、作動方向Aを向いた阻止装置43の端部に形成された留め具43aによって、ロック部材4がコネクタ2に拘束される。留め具43aは、ハウジング20、特に上部シェル20aの上部またはシーリングに形成された第1の対応留め具23aに係合する。さらに、ロック部材4をロック位置L(まだ図示せず)に拘束するために、第2の対応留め具23bが、第1の対応留め具の後方で作動方向Aにハウジング20に形成される。
【0039】
図4は、組立状態Sにある相手側コネクタ3の概略上面図であり、ここではリテーナ30がポケット31内に挿入され掛止される。プラグ部24を受けるためのキャビティ34が、相手側プラグ部33とケーシング32の相手側壁部分36、特にポケット31の内周との間、ならびに相手側プラグ部33と2つの固定部材37との間に形成され、ポケット31に形成された対応分極要素38a、38bに係合する分極要素37a、37bを提供する。固定部材37の外周に配置されたボス状の固定要素37cが、ポケット31の内周に沿って延びる周方向溝として形成された対応固定要素38c内に突出する。リテーナ30とポケット31は共に、今度は相手側プラグ方向P’を向いた、コネクタ2のプラグ面29を補う相手側コネクタの相手側プラグ面39を画定する。
【0040】
図5は、図4に示す横断線W−Wに沿った相手側コネクタ3の概略横断面図である。ここでは、コンタクトピン状の相手側コンタクト要素8が、相手側コンタクトレセプタクル33a、33bのそれぞれを通って相手側コンタクト方向P’に延びることが明らかになる。固定要素37cと、キャビティ34に挿入される、プラグ部24のラッチ要素25の戻り止め25aとを受けることができるように、対応固定要素38cが形成される。
【0041】
図6は、図3に示す横断線V−Vに沿った、ばね離間位置Nにあるプラグインコネクタアセンブリ1の概略横断面図であり、コネクタ2のプラグ部24がキャビティ34に半分挿入されている。
ばね離間位置Nでは、コンタクト要素7と相手側コンタクト要素8との電気的接触が防止される。プラグインコネクタは組立状態S、すなわち、コネクタ2と相手側コネクタ3とが組み立てられた状態で示される。ばね配置5のばね離間面52は、相手側プラグ部33の前面35に当接して、ばね離間力Fに対応するばね要素50のばね力Fに打ち勝つ係合力Fを発生させなければならない。係合力Fはプラグ方向Pに及ぼされ、ばね力Fおよびばね力Fは、コネクタ2にプラグ方向Pと反対、すなわち相手側プラグ方向P’に及ぼされる。
【0042】
ばね50は、ばねホルダ53の内周と、ハウジング20の上部または天井に形成されて、そこからプランジャ51に向かって下方へプラグ方向Pに突出するピン23cとによって、プランジャ51およびプラグ要素2の内部21の中心に位置する。プランジャ51はホルダ23内に変位可能に受容されて、プラグ方向Pに、およびプラグ方向Pと反対に、ホルダ23に沿って摺動できるようになっている。
プランジャ51の制限止め57が、ホルダ23に隣接するハウジング20の内部21に形成された当接部23dに当接するという点で、プランジャ51の移動はプラグ方向Pに制限される。さらに、ロック部材4はロック前位置Kにあり、ここでは阻止装置43の留め具43aが第1の対応留め具23a内に突出して、ロック部材4の移動が、作動方向Aおよび/または作動方向Aと反対に制限および/または阻止される。これにより、ロック部材4は、プラグインコネクタアセンブリ1が完全嵌合位置M(まだ図示せず)に適切に到達していないとともに、ハウジング20に留めて保持されることを示す。
【0043】
図6に類似した図7は、図3および図4に示す横断線W−Wに沿った、ばね離間位置Nにある組立状態Sのプラグインコネクタアセンブリ1の概略横断面図である。ラッチ要素25がキャビティ34に半分挿入されている。コンタクト要素7は、相手側コンタクト要素8の上方に位置し、コネクタ2を相手側コネクタ3内へ下方に押すときに相手側コンタクト要素8と嵌合するように、相手側コンタクト要素8とプラグ方向Pに位置合わせされる。
【0044】
図8は、図3に示す横断線V−Vに沿った、コネクタ2と相手側コネクタ3との完全嵌合位置Mにある、組立状態Sのプラグインコネクタアセンブリ1を示す。プラグ部24はキャビティ34に完全に挿入される。ばね離間力Fに等しいばね力Fが、コネクタ2にプラグ方向Pと反対の方向に及ぼされるように、ばね離間面52が前面35に当接する。プランジャ51は、ハウジング20の内部21に移動、すなわち摺動する。プランジャ51の解除要素56が第1の対応留め具23a内に突出して、阻止装置43の留め具43aがプラグ方向Pと反対の方向に対応留め具23aから押し出され、ロック部材4を作動方向Aに移動させることができるようにする。
【0045】
図9は、図3および図5に示す横断線W−Wに沿った、ロック部材がロック前位置Kにあるが、解除されて作動方向Aに作動する準備ができた、組立状態Sおよび完全嵌合位置Mにあるプラグインコネクタアセンブリ1を示す。ラッチ要素25、特にその戻り止め25aが対応固定要素38c内に突出して、ばね離間力Fに対応するばね力Fが、相手側コネクタ3、特にケーシング32に形成された対応固定要素38cで支持される。
【0046】
したがって、相手側コネクタ3は、ばね力Fおよびばね離間力Fを補償するために、保持力Fを及ぼす。さらに、図9では、電気的接続が確立されるように、コンタクト要素7が相手側コンタクト要素8を取り上げることが明らかになる。
【0047】
図10は、図3に示す横断線V−Vに沿った、図6および図8に類似したプラグインコネクタアセンブリ1の概略横断面図である。図10は、組立状態Sおよび完全嵌合位置Mにあり、さらにロック部材4がロック位置Lにある、プラグインコネクタアセンブリ1を示している。組立状態S、完全嵌合位置M、およびロック位置Lでは、プラグインコネクタアセンブリ1が最終状態Fにあり、使用する準備ができている。ロック位置Lでは、無効化装置44が作動方向Aに移動して、留め具43aが第1の対応留め具23aを超えて作動方向Aに摺動するようになっている。留め具43aは第2の対応留め具23bに係合することにより、ロック部材4をロック位置Lに固定する。言い換えると、留め具43aが第2の対応留め具23b内に突出し、ロック部材4をロック位置Lに掛止する。
【0048】
さらに、無効化装置44はスロット54内に突出して、プランジャ51が解除要素56の下方で支持されるようにする。これにより、ばね離間面52が前面35から離れて持ち上げられ、ハウジング20内で前面35から距離dをおいて配置される。したがって、無効化装置44はばね力Fを吸収する。言い換えると、ばね力Fを補償して、ばね力Fの荷重を相手側コネクタ3から取り去る無効化力Fが及ぼされるように、無効化装置44とばね配置5とが相互作用する。これにより、ばね配置5は無効状態Dになる。
【0049】
図11は、図3および図5に示す横断線W−Wに沿った、最終状態Fにあるプラグインコネクタアセンブリ1の概略横断面図である。ここで、阻止装置43がコネクタ2のハウジング20に係合しつつ、無効化装置44がスロット54内に突出して、ばね配置が無効状態Dになるようにすることが明らかになる。コネクタ2は、対応固定要素38cに係合するラッチ要素25によって相手側コネクタに掛止される。相手側コンタクト要素8はコンタクト要素7内に突出し、これらはプラグインコネクタアセンブリ1のラッチ機構によって定位置にしっかりと保持される。さらに、軸40a、40bをラッチ25に隣接して配置して、ラッチ25が偏向することを防止し、さらに戻り止め25aが対応固定要素38cから引き抜かれることを防止する。
【0050】
本発明の範囲および/または本発明のアイデアから逸脱することなく、本発明の実施形態によるプラグインコネクタアセンブリ1の上記実施形態からの変更が可能である。コネクタ2は内部21を有するハウジング20を備えることができ、内部21は、必要に応じて、ロック部材4、ばね配置5、電気部品6、コンタクト要素7を収容するように形成することができ、必要に応じて相手側コネクタ3の相手側プラグ部33を補償するように形成されたプラグ部24を有することができる。コネクタ2と相手側コネクタ3とは、所望の電気的接続を確立するために必要な任意の形状および数のコンタクト要素7、8をそれぞれ備えることができる。案内部22a、22b、軸40a、40b、開口部22、ホルダ23、対応留め具23a、23b、ピン23c、ラッチ要素25、基部26、プラグ開口部27、壁部分27a、案内部27b、端子ハウジング部28、プラグ29は、相手側プラグ部33、相手側コンタクトレセプタクル33a、33b、キャビティ34、前面35、相手側壁部分36、固定部材37、作動部分41、外側面41a、カバー部分41b、スリット42、阻止装置43、留め具43a、無効化装置44、ばね要素50、プランジャ51、スロット54、解除装置55、解除要素56、および制限止め57を補償するのに望ましい任意の形状および数で設けることができる。
【0051】
ロック部材4およびばね配置5は、いくつかの機能を有することができる。ロック部材の第1の機能は、ロック部材4の移動を防止して、ロック部材がロック位置Lを取ることができないようにするという点で、ばね離間位置Nを明確にすることであってよい。ロック部材4の第2の機能は、ばね配置5を無効にすることであってよい。そして、ばね配置5は、ばね離間機能を実現するために使用されてもよく、さらに、プラグインコネクタアセンブリ1が完全嵌合位置Mに到達したときにロック部材4をロック前位置Kから解除してもよい。
完全嵌合位置Mでは、ラッチ要素25が、軸40a、40bの助けにより完全嵌合位置Mで定位置に保持可能な主ロックラッチ要素25として作用することができる。軸40a、40bは、ラッチ要素25、特に戻り止め25aを担持するラッチ舌部25bの偏向を防止するという点でロック装置として作用し、これにより、図11に示すように主ロックのロック解除を防止する。
【符号の説明】
【0052】
1 プラグイン接続アセンブリ
2 コネクタ
3 相手側コネクタ
4 ロック部材/CPA
5 ばね配置
6 電気部品/フィルタ
7 コンタクト要素
8 相手側コンタクト要素
20 ハウジング
20a 上部シェル
20b 下部シェル
20c 固定要素
20d 対応固定要素
21 内部
22 開口部
22a、22b 案内部
23 ホルダ
23a 第1の対応留め具
23b 第2の対応留め具
23c ピン
24 プラグ部
25 ラッチ要素/主ロックラッチ
25a 戻り止め
25b ラッチ舌部
25c 移行領域
26 基部
27 プラグ開口部
27a 壁部分
27b 案内部
28 端子ハウジング部
29 プラグ面
30 リテーナ
31 ポケット
32 ケーシング
33 相手側プラグ部
33a、33b 相手側コンタクトレセプタクル
34 キャビティ
35 前面
36 相手側壁部分
37 固定部材
37a、37b 分極要素
37c 固定要素
38a、38b 対応分極要素
38c 対応固定要素
39 相手側プラグ面
40a、40b ロック装置/軸
41 作動部分
41a 外側面
41b カバー部分
41c リブ
42 スリット
43 阻止装置
43a 留め具
44 無効化装置
50 ばね要素
51 プランジャ
51a プランジャ下側
51b プランジャ上側
52 ばね離間面
53 ばねホルダ
54 スロット
55 解除装置
56 解除要素
57 制限止め
d 距離
A 作動方向
D 無効状態
係合力
ばね力
ばね離間力
保持力
無効化力
K ロック前位置
L ロック位置
N ばね離間位置
M 完全嵌合位置
P プラグ方向
P’ 相手側プラグ方向
R 組立前状態
S 組立状態
T 最終状態
X 縦方向
Y 横方向
Z 高さ方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11