特許第6492198号(P6492198)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6492198情報処理方法および端末、ならびにコンピュータ記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6492198
(24)【登録日】2019年3月8日
(45)【発行日】2019年3月27日
(54)【発明の名称】情報処理方法および端末、ならびにコンピュータ記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20190318BHJP
【FI】
   G06F13/00 510C
【請求項の数】11
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-560866(P2017-560866)
(86)(22)【出願日】2016年3月22日
(65)【公表番号】特表2018-510440(P2018-510440A)
(43)【公表日】2018年4月12日
(86)【国際出願番号】CN2016077030
(87)【国際公開番号】WO2016206415
(87)【国際公開日】20161229
【審査請求日】2017年8月16日
(31)【優先権主張番号】201510355882.8
(32)【優先日】2015年6月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】506379493
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】孔 晶晶
(72)【発明者】
【氏名】李 勇
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 宇星
【審査官】 佐々木 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−069472(JP,A)
【文献】 特開2002−133024(JP,A)
【文献】 特開2002−216030(JP,A)
【文献】 特開2001−309440(JP,A)
【文献】 特開2014−171221(JP,A)
【文献】 特開2017−004053(JP,A)
【文献】 特開2012−227814(JP,A)
【文献】 特表2018−518771(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理方法であって、
端末が、事前に設定された方式に従って識別情報を生成し、前記識別情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示するステップであって、前記識別情報は、クライアントが前記マルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、前記クライアントによってスキャンすることができる、ステップと、
前記端末が、前記識別情報の前記クライアントのスキャン操作の結果に基づいて前記第1のイベントとの前記接続関係にある前記クライアントの識別子を取得し、識別子の第1のセットを確立するステップと、
前記端末が、条件が満たされていると、M個のクライアントから要求を受信し、前記M個のクライアントの識別子を識別するステップと、
前記端末が、識別子の前記第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するために前記M個のクライアントの前記識別子を、識別子の前記第1のセットに基づいて、スクリーニングするステップであって、MおよびNは両方とも正の整数であり、NはM以下である、ステップと、
前記端末が、プリセットルールに従って前記N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子を出力するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記M個のクライアントから前記要求を受信する前に、前記端末が前記第1のイベントにおいて、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を設定するステップであって、前記第1のサブイベントの前記情報は、前記第1のサブイベントの識別子を含む、ステップをさらに含み、
前記端末が、条件が満たされていると、前記M個のクライアントから前記要求を受信することは、
前記端末が、前記第1のイベントの前記第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、前記M個のクライアントから前記要求を受信するステップであって、前記第1のサブイベントは、要求を前記クライアントから受信する必要があるイベントである、ステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のサブイベントの前記情報は、時間パラメータをさらに含み、前記M個のクライアントから前記要求を受信することは、
前記端末が、タイマを有効にするとともに前記クライアントから前記要求を受信することを開始するための第1の命令を生成および実行するステップと、
前記端末が、前記時間パラメータに基づいて前記タイマによって設定された時間が経過すると、前記クライアントから前記要求を受信することを停止するための第2の命令を生成および実行するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記事前に設定された方式に従って前記識別情報を生成する前に、
前記端末が、前記第1のイベントの情報を設定するステップをさらに含み、
前記事前に設定された方式に従って前記識別情報を生成することは、
前記端末が、前記第1のイベントの前記情報に基づいて前記識別情報を生成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記端末が、プリセットルールに従って前記N個のクライアント識別子のうちの前記少なくとも1つのクライアント識別子を出力するステップは、
前記端末が、プリセットアルゴリズムに基づいて前記N個のクライアント識別子のうちから少なくとも1つのクライアント識別子を取得し、前記少なくとも1つのクライアント識別子を表示するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
生成ユニットと、表示ユニットと、処理ユニットと、通信ユニットとを備える、端末であって、
前記生成ユニットは、事前に設定された方式に従って識別情報を生成するように構成され、前記識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、前記クライアントによってスキャンすることができ、
前記表示ユニットは、前記マルチメディアインタラクションインターフェース上に、前記生成ユニットによって生成された前記識別情報を表示するように構成され、
前記処理ユニットは、前記表示ユニットによって生成された前記識別情報の前記クライアントのスキャン操作の結果に基づいて前記第1のイベントとの前記接続関係にある前記クライアントの識別子を取得し、識別子の第1のセットを確立するように構成され、条件が満たされていると、前記通信ユニットを有効にするようにさらに構成され、識別子の前記第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するために前記通信ユニットによって識別されたM個のクライアントの識別子を、識別子の前記第1のセットに基づいて、スクリーニングするようにさらに構成され、MおよびNは両方とも正の整数であり、NはM以下であり、
前記通信ユニットは、前記M個のクライアントから要求を受信し、前記M個のクライアントの前記識別子を識別するように構成され、
前記表示ユニットは、プリセットルールに従って前記N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子を出力するようにさらに構成される、端末。
【請求項7】
設定ユニットをさらに備え、
前記設定ユニットは、前記第1のイベントにおいて、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を設定するように構成され、前記第1のサブイベントの前記情報は、前記第1のサブイベントの識別子および時間パラメータを含み、第1のサブイベントは、要求を前記クライアントから受信する必要があるイベントであり、
前記処理ユニットは、前記第1のイベントの前記第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、前記設定ユニットによって設定された前記時間パラメータに基づいて前記M個のクライアントから前記要求を受信するために前記通信ユニットを有効にするように構成される、請求項6に記載の端末。
【請求項8】
タイミングユニットをさらに備え、
前記処理ユニットは、前記タイミングユニットを有効にするとともに前記クライアントから前記要求を受信することを開始するために前記通信ユニットを有効にするための第1の命令を生成および実行するように構成され、前記時間パラメータに基づいて前記タイミングユニットによって設定された時間が経過すると、前記クライアントから前記要求を受信することを停止するために前記通信ユニットを有効にするための第2の命令を生成および実行するようにさらに構成される、請求項7に記載の端末。
【請求項9】
前記第1のイベントの情報を設定するように構成される、設定ユニットをさらに備え、
前記生成ユニットは、前記設定ユニットによって設定された前記第1のイベントの前記情報に基づいて前記識別情報を生成するように構成される、請求項6に記載の端末。
【請求項10】
前記処理ユニットは、プリセットアルゴリズムに基づいて前記N個のクライアント識別子のうちから少なくとも1つのクライアント識別子を取得するように構成され、
前記表示ユニットは、前記少なくとも1つのクライアント識別子を表示するようにさらに構成される、請求項6に記載の端末。
【請求項11】
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理方法を実行するように構成されるコンピュータ実行可能命令を記憶する、コンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示は、情報処理技術に関し、より詳細には、情報処理方法、端末およびコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク技術の発達に伴い、(WeChatなどの)インスタントメッセージツールを使用したインタラクションのためのインタラクションプラットフォームが出現している。一例として、インスタントメッセージツールがWeChatである場合には、インタラクションプラットフォームは、例えば、WeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)などであり得る。特に、ユーザは、WeChatを介してオンサイトアクティビティに参加するために事前に設定されたアカウントをフォローし、WeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)上に表示してマルチユーザインタラクション効果を実現するためにWeChatを介してメッセージまたは画像を送信し得る。WeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)のオンサイトアクティビティでは、「WeChatシェイク」(例えば、携帯電話にあるWeChatツールのシェイク機能をアクティブにした後に、ユーザが携帯電話を握ってシェイクすること)によって、賞品を抽選し得るし、アクティビティに参加している参加者が選択され得る。彼/彼女の携帯電話をシェイクしたまたはキーをクリックして携帯電話のシェイク動作をシミュレートしたWeChatユーザは、「WeChatシェイク」を介して、同時に携帯電話をシェイクした別のWeChatユーザとマッチングされ得る。しかしながら、そのような方式では、しばしばいずれのWeChatユーザもマッチングしない場合があったり、マッチングしたWeChatユーザが数千マイル離れている場合があったりする。したがって、前記方式は、オンサイトアクティビティの適用シナリオに上手く適用されない場合があり、ユーザエクスペリエンスにとって好ましくない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
既存の技術的問題を解決するために、開示の実施形態は、ユーザがマルチメディアインタラクションプラットフォーム内で上手くマッチングしない場合があるという問題を解決し得るとともにユーザエクスペリエンスを改善し得る、情報処理方法、端末、およびコンピュータ記憶媒体を提供している。
【0004】
この目的を達成するために、開示の実施形態の技術的ソリューションは、以下のように実施される。
【0005】
開示の実施形態は、情報処理方法を提供しており、情報処理方法は、
識別情報を事前に設定された方式に従って生成し、識別情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示し、識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、クライアントによってスキャンすることができ、
第1のイベントとの接続関係にあるクライアントの識別子を識別情報のクライアントのスキャン操作の結果に基づいて取得し、識別子の第1のセットを確立し、
条件が満たされていると、M個のクライアントからの要求を受信し、M個のクライアントの識別子を識別し、
識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するためにM個のクライアントの識別子を識別子の第1のセットに基づいてスクリーニングし、MおよびNは両方とも正の整数であり得るし、NはM以下であり得るし、
N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットルールに従って出力することを含み得る。
【0006】
ある実施形態としては、M個のクライアントからの要求を受信するステップの前に、前記方法は、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を第1のイベントにおいて設定することをさらに含み得るし、第1のサブイベントの情報は、第1のサブイベントの識別子を含み、
条件が満たされていると、M個のクライアントから要求を受信するステップは、
第1のイベントの第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、M個のクライアントから要求を受信することを含み得るし、第1のサブイベントは、要求をクライアントから受信する必要があるイベントであり得る。
【0007】
ある実施形態としては、第1のサブイベントの情報は、時間パラメータをさらに含み得るし、M個のクライアントからの要求を受信するステップは、
第1の命令を、タイマを有効にするとともにクライアントから要求を受信することを開始するために生成および実行し、
時間パラメータに基づいてタイマによって設定された時間が経過すると、第2の命令を、クライアントから要求を受信することを停止するために生成および実行することを含み得る。
【0008】
ある実施形態としては、識別情報を事前に設定された方式に従って生成するステップの前に、前記方法は、
第1のイベントの情報を設定することをさらに含み得るし、
識別情報を事前に設定された方式に従って生成するステップは、
識別情報を第1のイベントの情報に基づいて生成することを含み得る。
【0009】
ある実施形態としては、N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットルールに従って出力するステップは、
少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットアルゴリズムに基づいてN個のクライアント識別子から取得し、少なくとも1つのクライアント識別子を表示することを含み得る。
【0010】
開示の実施形態は、生成ユニットと、表示ユニットと、処理ユニットと、通信ユニットとを備え得る、端末をさらに提供しており、端末は、
生成ユニットは、事前に設定された方式に従って識別情報を生成するように構成され、識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、クライアントによってスキャンすることができ、
表示ユニットは、マルチメディアインタラクションインターフェース上に、生成ユニットによって生成された識別情報を表示するように構成され得るし、
処理ユニットは、表示ユニットによって生成された識別情報のクライアントのスキャン操作の結果に基づいて第1のイベントとの接続関係にあるクライアントの識別子を取得し、識別子の第1のセットを確立するように構成され得るし、条件が満たされていると、通信ユニットを有効にするようにも構成され得るし、識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するために通信ユニットによって識別されたM個のクライアントの識別子を、識別子の第1のセットに基づいて、スクリーニングするようにさらに構成され得るし、MおよびNは両方とも正の整数であり得るし、NはM以下であり得るし、
通信ユニットは、M個のクライアントから要求を受信し、M個のクライアントの識別子を識別するように構成され得るし、
表示ユニットは、プリセットルールに従ってN個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子を出力するようにさらに構成され得る。
【0011】
ある実施形態としては、端末は、設定ユニットをさらに含み得るし、
設定ユニットは、第1のイベントにおいて、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を設定するように構成され得るし、第1のサブイベントの情報は、第1のサブイベントの識別子および時間パラメータを含み、第1のサブイベントは、要求をクライアントから受信する必要があるイベントであり得るし、
処理ユニットは、第1のイベントの第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、設定ユニットによって設定された時間パラメータに基づいてM個のクライアントから要求を受信するために通信ユニットを有効にするように構成され得る。
【0012】
ある実施形態としては、端末は、タイミングユニットをさらに含み得るし、
処理ユニットは、タイミングユニットを有効にするとともにクライアントから要求を受信することを開始するために通信ユニットを有効にするための第1の命令を生成および実行するように構成され得るし、時間パラメータに基づいてタイミングユニットによって設定された時間が経過すると、クライアントから要求を受信することを停止するために通信ユニットを有効にするための第2の命令を生成および実行するようにさらに構成され得る。
【0013】
ある実施形態としては、端末は、第1のイベントの情報を設定するように構成される、設定ユニットをさらに備え得るし、
それに対応するように、生成ユニットは、設定ユニットによって設定された第1のイベントの情報に基づいて識別情報を生成するように構成され得る。
【0014】
ある実施形態としては、処理ユニットは、プリセットアルゴリズムに基づいてN個のクライアント識別子のうちから少なくとも1つのクライアント識別子を取得するように構成され得るし、
表示ユニットは、少なくとも1つのクライアント識別子を表示するようにさらに構成され得る。
【0015】
開示の実施形態は、開示の実施形態の情報処理方法を実行するように構成されるコンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ記憶媒体をさらに提供している。
【0016】
情報処理方法に従って、端末および開示の実施形態によって提供したコンピュータ記憶媒体、識別情報を事前に設定された方式に従って生成し、識別情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示し、識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、クライアントによってスキャンすることができ、第1のイベントとの接続関係にあるクライアントの識別子を識別情報のクライアントのスキャン操作の結果に基づいて取得し、識別子の第1のセットを確立し、条件が満たされていると、M個のクライアントからの要求を受信し、M個のクライアントの識別子を識別し、識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するためにM個のクライアントの識別子を識別子の第1のセットに基づいてスクリーニングし、MおよびNは両方とも正の整数であり、NはM以下であり、N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットルールに従って出力する。このように、開示の実施形態の技術的ソリューションを採用して、空間ベースのユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームの適用シナリオにおいて実施し、すなわち、ユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームと現時点で関連があるユーザのグループに対して行い、ユーザがマルチメディアインタラクションプラットフォームにおいて上手くマッチングしない場合があるという問題を解決しており、インタラクションの円滑性および安定性を保証し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】開示の実施形態1による、情報処理方法のフローチャートである。
図2】開示の実施形態2による、情報処理方法のフローチャートである。
図3】開示の実施形態3による、情報処理方法のインタラクション図である。
図4】開示の実施形態3による、エリア設定シナリオの概略図である。
図5】開示の実施形態3による、サブイベント設定シナリオの概略図である。
図6】開示の実施形態3による、サブイベントに対応するパラメータの設定シナリオの概略図である。
図7】開示の実施形態3による、端末の適用シナリオの概略図である。
図8a】開示の実施形態3による、クライアントの適用シナリオの概略図である。
図8b】開示の実施形態3による、クライアントの適用シナリオの概略図である。
図8c】開示の実施形態3による、クライアントの適用シナリオの概略図である。
図9】開示の実施形態による、端末の第1の構造図である。
図10】開示の実施形態による、端末の第2の構造図である。
図11】開示の実施形態による、端末の第3の構造図である。
図12】開示の実施形態による、端末のハードウェア構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
開示を、詳細に図面および具体的な実施形態を参照して以下にさらに説明する。
【0019】
実施形態1
開示の実施形態1は、情報処理方法を提供している。図1は、開示の実施形態1による、情報処理方法のフローチャートである。図1に示したように、情報処理方法は、以下のステップを含む。
【0020】
ステップ101: 識別情報を事前に設定された方式に従って生成し、識別情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示し、識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、クライアントによってスキャンすることができる。
【0021】
実施形態の情報処理方法は端末に適用され、マルチメディアインタラクションプラットフォームを端末内で動作してもよく、マルチメディアインタラクションインターフェースは端末の表示画面上に提示される。マルチメディアインタラクションプラットフォームは、例えば、WeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)である。ユーザは、事前に設定されたアカウントをフォローするために2次元コードをスキャンして、WeChatスキャンツールを介してWeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)内の第1のイベントに参加し得るし、第1のイベントは、特に、マルチメディアインタラクションインターフェース上に提示される、パーティ賞品抽選会のようなパーティ集会アクティビティなどのある種のオンサイトアクティビティである。
【0022】
ここで、識別情報は、第1のイベントの関連アカウント情報を表し、アカウントおよび2次元コードなどの情報によって特に表され得る。前記実施形態においては、2次元コード情報を説明のために識別情報として採用している。
【0023】
前記ステップにおいて、識別情報を事前に設定された方式に従って生成する前に、前記方法は、第1のイベントの情報を設定することをさらに含み、識別情報を事前に設定された方式に従って生成するステップは、識別情報を第1のイベントの情報に基づいて生成することを含む。
【0024】
特に、第1のイベントの情報は、テキスト識別子またはロゴ識別子などの第1のイベントの識別子で特にあり得る。識別情報を第1のイベントの識別子に基づいて生成する操作は、2次元コード情報を第1のイベントの識別子に基づいて生成することを指し、識別情報は、第1のイベント専用の識別情報である。
【0025】
端末は、表示画面などの表示ユニットが備わっている。識別情報は、端末の表示ユニットを介して表示され、その後、ユーザは、クライアントのスキャンツールを介して識別情報をスキャンし得る、それによって、クライアントとマルチメディアインタラクションインターフェースとの間の接続関係を確立する。ユーザは、2次元コード情報をスキャンしてクライアントのスキャンツールを介してマルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローし、さらに、ユーザは、クライアントを介してテキスト情報、画像情報などを送信し得るし、テキスト情報または画像情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示して複数のユーザのインターアクティビティを改善する目的を達成し得ることを理解されたい。
【0026】
ステップ102: 第1のイベントとの接続関係にあるクライアントの識別子を識別情報のクライアントのスキャン操作の結果に基づいて取得し、識別子の第1のセットが確立されている。
【0027】
前記ステップにおいて、ユーザは、クライアントのスキャンツールを介して識別情報をスキャンしてもよく、それによって、クライアントとマルチメディアインタラクションインターフェースとの間の接続関係を確立する。すなわち、ユーザは、2次元コード情報をスキャンしてクライアントのスキャンツールを介してマルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローする。端末は、識別情報のクライアントのスキャン操作の結果、すなわち、マルチメディアインタラクションインターフェース上の第1のイベントに関するクライアントの交友結果を獲得し、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを取得し、マルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローするユーザリストを取得することと理解してもよく、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを含む識別子の第1のセットを確立し得る。ここで、例えば、クライアントは、WeChatアプリケーションクライアントであり、クライアント識別子は、WeChatユーザ名、WeChatユーザ番号、またはWeChatユーザ2次元コードカードなどのユーザを一意に表し得る識別情報であってもよい。
【0028】
ステップ103: 条件が満たされていると、M個のクライアントからの要求を受信し、M個のクライアントの識別子を識別する。
【0029】
ここで、条件が満たされていると、M個のクライアントからの要求を受信するステップは、第1のイベントの第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、M個のクライアントからの要求を受信することを含む、ここで、第1のサブイベントは、要求をクライアントから受信する必要があるイベントである。
【0030】
ここで、M個のクライアントからの要求を受信する前に、前記方法は、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を第1のイベントにおいて設定することをさらに含み、第1のサブイベントの情報は、第1のサブイベントの識別子を含む。
【0031】
前記実施形態においては、パラメータ設定機能は、マルチメディアインタラクションインターフェース上で事前に設定されており、パラメータ設定機能は、クライアントから要求を受信する必要があるイベントに関するパラメータ情報を設定してもよく、ここで、クライアントから要求を受信する必要があるイベントは、WeChatクライアントにおける「シェイク」イベントであってもよく、WeChatクライアントが「シェイク」機能を有効にするとともにユーザが携帯電話などの端末を握ってシェイク動作を開始すると、WeChatクライアントは、要求をサーバ側に送信する。前記実施形態においては、携帯電話などの端末を握ってシェイク動作を開始すると、WeChatクライアントは、マルチメディアインタラクションプラットフォームがある端末に要求を送信する。しかしながら、クライアントの、端末によって受信した、要求は、現時点においてシェイクされている携帯電話のクライアントからの要求であり、端末が端末の通信カバレッジ内のクライアントすべてから要求を受信し得る、すなわち、端末がマルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立していないクライアントから要求を受信し得ることを理解されたい。
【0032】
特に、マルチメディアインタラクションプラットフォームは、第1のイベントに関する少なくとも1つの第1のサブイベントを設定し得る。例えば、第1のイベントがパーティ集会アクティビティである場合には、第1のサブイベントは、パーティ賞品抽選会およびゲームに参加するための人員の選別などのサブイベントであってもよい。マルチメディアインタラクションインターフェース上のパラメータ設定機能は、第1のサブイベントの各々に関するパラメータを設定し得るし、パラメータは、第1のサブイベントなどの識別子を含み、第1のサブイベントの識別子は、サブイベント名であってもよい。
【0033】
さらに、前記実施形態においては、第1のサブイベントの情報は、時間パラメータをさらに含み、M個のクライアントからの要求を受信するステップは、第1の命令を、タイマを有効にするとともにクライアントから要求を受信することを開始するために生成および実行し、時間パラメータに基づいてタイマによって設定された時間が経過すると、第2の命令を、要求をクライアントから受信することを停止するために生成および実行することを含む、ここで、時間パラメータは、サブイベントの期間を表す。
【0034】
ステップ104: 識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するためにM個のクライアントの識別子を識別子の第1のセットに基づいてスクリーニングする、ここで、MおよびNは両方とも正の整数であり、NはM以下である。
【0035】
ここで、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立していないクライアントからの要求を端末が受信する場合もあるため、そのような基準で、端末は、クライアントからの受信要求から識別したM個のクライアントの識別子をスクリーニングして、識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングするN個のクライアント識別子を取得する、すなわち、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子を取得する。
【0036】
ステップ105: N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットルールに従って出力する。
【0037】
前記ステップにおいて、N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットルールに従って出力するステップは、少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットアルゴリズムに基づいてN個のクライアント識別子から取得し、少なくとも1つのクライアント識別子を表示することを含む。
【0038】
特に、第1のイベントの具体的な適用シナリオの限定の下では、第1のイベントがパーティ集会アクティビティであり第1のサブイベントがパーティ賞品抽選会である場合には、通常、参加ユーザが多数存在する一方で賞品獲得ユーザは少数存在する。そのような条件下では、端末は、N個のクライアント識別子から表示のために事前に設定された数のクライアント識別子を選択する。プリセット番号がまた、マルチメディアインタラクションインターフェース上のパラメータ設定機能に設定されていてもよい、ここで、プリセットアルゴリズムは、従来技術における任意のランダム選択アルゴリズムであってもよく、前記実施形態においてはこれ以上説明しない。
【0039】
開示の実施形態の技術的ソリューションを採用して、空間ベースのユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームの適用シナリオにおいて実施し、すなわち、ユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームと現時点で関連があるユーザのグループに対して行い、ユーザがマルチメディアインタラクションプラットフォームにおいて上手くマッチングしない場合があるという問題を解決しており、インタラクションの円滑性および安定性を保証し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善している。
【0040】
開示の実施形態は、開示の実施形態の情報処理方法を実行するように構成されるコンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ記憶媒体をさらに提供している。
【0041】
実施形態2
開示の実施形態は、情報処理方法をさらに提供している。図2は、開示の実施形態2による、情報処理方法のフローチャートである。図2に示したように、前記方法は、以下のステップを含む。
【0042】
ステップ201: 第1のイベントの情報および少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を第1のイベントにおいて設定し、第1のサブイベントの情報は、第1のサブイベントの識別子および時間パラメータを含む、ここで、第1のサブイベントは、要求をクライアントから受信する必要があるイベントである。
【0043】
実施形態の情報処理方法は端末に適用され、マルチメディアインタラクションプラットフォームを端末内で動作してもよく、マルチメディアインタラクションインターフェースは端末の表示画面上に提示される。マルチメディアインタラクションプラットフォームは、例えば、WeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)である。ユーザは、事前に設定されたアカウントをフォローするために2次元コードをスキャンして、WeChatスキャンツールを介してWeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)内の第1のイベントに参加し得るし、第1のイベントは、特に、マルチメディアインタラクションインターフェース上に提示される、パーティ賞品抽選会のようなパーティ集会アクティビティなどのある種のオンサイトアクティビティである。
【0044】
前記実施形態においては、パラメータ設定機能は、マルチメディアインタラクションインターフェース上で事前に設定されており、パラメータ設定機能は、クライアントから要求を受信する必要があるイベントに関するパラメータ情報を設定してもよい。パラメータ設定機能をプリセットファンクションキーによって実現してもよい。
【0045】
特に、第1のイベントの情報は、テキスト識別子またはロゴ識別子などの第1のイベントの識別子で特にあり得る。第1のサブイベントは、クライアントから要求を受信する必要があるイベントであり、特に、クライアントから要求を受信する必要があるイベントは、賞品を抽選するための「シェイク」およびゲームに参加するための「シェイク」などのWeChatクライアントにおける「シェイク」イベントであってもよい、ここで、第1のサブイベントの識別子は、サブイベント名であり得るし、時間パラメータは、サブイベントの期間を表す。
【0046】
ステップ202: 識別情報を第1のイベントの情報に基づいて生成し、識別情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示し、識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、クライアントによってスキャンすることができる。
【0047】
ここで、識別情報は、第1のイベントの関連アカウント情報を表し、アカウントおよび2次元コードなどの情報によって特に表され得る。識別情報を第1のイベントの情報に基づいて生成する操作は、識別情報を第1のイベントの識別子に基づいて生成すること、すなわち、2次元コード情報を第1のイベントの識別子に基づいて生成することを指す。前記実施形態においては、2次元コード情報を説明のために識別情報として採用している。
【0048】
前記実施形態においては、端末は、表示画面などの表示ユニットが備わっている。識別情報は、端末の表示ユニットを介して表示され、その後、ユーザは、クライアントのスキャンツールを介して識別情報をスキャンし得る、それによって、クライアントとマルチメディアインタラクションインターフェースとの間の接続関係を確立する。ユーザは、2次元コード情報をスキャンしてクライアントのスキャンツールを介してマルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローし、さらに、ユーザは、クライアントを介してテキスト情報、画像情報などを送信し得るし、テキスト情報または画像情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示して複数のユーザのインターアクティビティを改善する目的を達成し得ることを理解されたい。
【0049】
ステップ203: 第1のイベントとの接続関係にあるクライアントの識別子を識別情報のクライアントのスキャン操作の結果に基づいて取得し、識別子の第1のセットが確立されている。
【0050】
前記ステップにおいて、ユーザは、クライアントのスキャンツールを介して識別情報をスキャンしてもよく、それによって、クライアントとマルチメディアインタラクションインターフェースとの間の接続関係を確立する。すなわち、ユーザは、2次元コード情報をスキャンしてクライアントのスキャンツールを介してマルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローする。端末は、識別情報のクライアントのスキャン操作の結果、すなわち、マルチメディアインタラクションインターフェース上の第1のイベントに関するクライアントの交友結果を獲得し、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを取得し、マルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローするユーザリストを取得することと理解してもよく、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを含む識別子の第1のセットを確立し得る。ここで、例えば、クライアントは、WeChatアプリケーションクライアントであり、クライアント識別子は、WeChatユーザ名、WeChatユーザ番号、またはWeChatユーザ2次元コードカードなどのユーザを一意に表し得る識別情報であってもよい。
【0051】
ステップ204: 第1のイベントの第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、第1の命令を、タイマを有効にするとともにクライアントから要求を受信することを開始するために生成および実行する。
【0052】
前記実施形態においては、第1のサブイベントをトリガするための命令をオペレータのマニュアル操作によってトリガしてもよい。
【0053】
ステップ205: 時間パラメータに基づいてタイマによって設定された時間が経過すると、第2の命令を、要求をクライアントから受信することを停止するために生成および実行する。
【0054】
前記実施形態においては、マルチメディアインタラクションプラットフォームでは、各サブイベントは時間パラメータに対応している、すなわち、タイマが各サブイベントに対して設定されている。第1のサブイベントをトリガするための命令が検出されると、第1の命令を、第1のサブイベントに対応するタイマを有効にするとともに要求メッセージをクライアントから受信することを開始するために生成および実行する。それに対応するように、タイマによって設定された時間が経過すると、第2の命令を、クライアントから要求を受信することを停止するために生成および実行する。クライアントによって送信された要求の受信の開始からクライアントからの要求の受信の停止間での期間において、端末は、M個のクライアントから要求を受信する。しかしながら、クライアントの、端末によって受信した、要求は、現時点においてシェイクされている携帯電話のクライアントからの要求であり、端末が端末の通信カバレッジ内のクライアントすべてから要求を受信し得る、すなわち、端末がマルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立していないクライアントから要求を受信し得ることを理解されたい。
【0055】
ステップ206: M個のクライアントの識別子をM個のクライアントからの受信要求から識別する。
【0056】
ステップ207: 識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するためにM個のクライアントの識別子を識別子の第1のセットに基づいてスクリーニングする、ここで、MおよびNは両方とも正の整数であり、NはM以下である。
【0057】
ここで、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立していないクライアントからの要求を端末が受信する場合もあるため、そのような基準で、端末は、クライアントからの受信要求から識別したM個のクライアントの識別子をスクリーニングして、識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングするN個のクライアント識別子を取得する、すなわち、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子を取得する。
【0058】
ステップ208: 少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットアルゴリズムに基づいてN個のクライアント識別子から取得し、少なくとも1つのクライアント識別子を表示する。
【0059】
前記ステップにおいて、N個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットルールに従って出力する操作は、少なくとも1つのクライアント識別子をプリセットアルゴリズムに基づいてN個のクライアント識別子のうちから取得し、少なくとも1つのクライアント識別子を表示することを含む。
【0060】
特に、第1のイベントの具体的な適用シナリオの限定の下では、第1のイベントがパーティ集会アクティビティであり第1のサブイベントがパーティ賞品抽選会である場合には、通常、参加ユーザが多数存在する一方で賞品獲得ユーザは少数存在する。そのような条件下では、端末は、N個のクライアント識別子から表示のために事前に設定された数のクライアント識別子を選択する。プリセット番号がまた、マルチメディアインタラクションインターフェース上のパラメータ設定機能に設定されていてもよい、ここで、プリセットアルゴリズムは、従来技術における任意のランダム選択アルゴリズムであってもよく、前記実施形態においてはこれ以上説明しない。
【0061】
開示の実施形態の技術的ソリューションを採用して、空間ベースのユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームの適用シナリオにおいて実施し、すなわち、ユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームと現時点で関連があるユーザのグループに対して行い、ユーザがマルチメディアインタラクションプラットフォームにおいて上手くマッチングしない場合があるという問題を解決しており、インタラクションの円滑性および安定性を保証し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善している。
【0062】
開示の実施形態は、開示の実施形態の情報処理方法を実行するように構成されるコンピュータ実行可能命令を記憶する、コンピュータ記憶媒体をさらに提供している。
【0063】
実施形態3
実施形態1および実施形態2に基づいて、開示の実施形態は、情報処理方法をさらに提供している。前記実施形態においては、一例として、マルチメディアインタラクションプラットフォームがWeChatウォールであるとともに第1のイベントがオンサイトアクティビティである条件で説明する。図3は、開示の実施形態3による、情報処理方法のインタラクション図である。図3に示したように、前記方法は、以下のステップを含む。
【0064】
ステップ301: 端末が2次元コードを生成および表示する。
【0065】
ここで、端末が2次元コードを生成および表示する前に、オンサイトアクティビティによって要求されたパラメータは、WeChatウォール内の設定機能を介して設定されている。図4は、開示の実施形態3による、エリア設定シナリオの概略図である。図4に示したように、オンサイトアクティビティのWeChat設定処理では、「シェイクの追加」ファンクションキーなどのファンクションキーは事前に決められており、ユーザは、「シェイクの追加」ファンクションキーをクリックして、「シェイク」を必要とする各サブイベントに対してパラメータ設定を行う。
【0066】
図5は、開示の実施形態3による、サブイベント設定シナリオの概略図である。図5に示したように、「シェイクの追加」ファンクションキーがトリガされてクリックされた後には、編集ボックスが生成および表示され、ユーザは、賞品抽選またはゲームなどのサブイベントの名称を編集ボックスに入力し得る。
【0067】
図6は、開示の実施形態3による、サブイベントに対応するパラメータの設定シナリオの概略図である。図6に示したように、図5に示した編集ボックスを決定して完了した後には、パラメータ設定エリアが「シェイク」サブイベントのために生成される、ここで、時間パラメータ、ユーザ番号パラメータなどを含み、ユーザは、パラメータ設定エリアにおいて、「シェイク」サブイベントの期間、「シェイク」方式などで選択されるユーザの数を設定し得る。さらに、サブイベントが賞品抽選イベントである場合には、賞品名、賞品番号、賞品画像などを含む賞品情報をパラメータ設定エリアを介してさらに設定し得る。
【0068】
パラメータの設定が完了した後に、端末は、オンサイトアクティビティの識別子に基づいて識別情報を生成し、特に、2次元コード情報を生成し、端末の表示画面を介してそれを表示する。ユーザは、2次元コード情報をスキャンしてクライアントのスキャンツールを介してWeChatウォールに提示されたオンサイトアクティビティをフォローし得る。
【0069】
ステップ302: クライアントが2次元コードをスキャンする。
【0070】
ここで、クライアントは、2次元コードをスキャンしてWeChatウォールに提示したオンサイトアクティビティのリンクアドレスを取得する。
【0071】
ステップ303: クライアントが関連ページを開く。
【0072】
ここで、クライアントは、2次元コードをスキャンすることによって取得したリンクアドレスに基づいてWebSocket通信プロトコルを介してオンサイトアクティビティのページを開く。
【0073】
前記実施形態においては、端末は、2次元コードのクライアントのスキャン操作の結果を獲得してオンサイトアクティビティとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを取得し、このことはオンサイトアクティビティをフォローするクライアント識別子のすべてを取得することと理解してもよく、識別子のセットを生成し得る。クライアント識別子は、特に、WeChat名などのクライアント名であり得るし、識別子のセットは、WeChat名のセットである。
【0074】
ステップ304: 端末がアクティビティ開始命令を送信する。
【0075】
シナリオにおいては、オンサイトアクティビティは、賞品抽選およびゲームなどのサブイベントを含んでいてもよい。任意のサブイベントが開始されると、端末のワーカーは、アクティビティ開始キーをトリガすることによってアクティビティ開始命令を生成し、アクティビティ開始命令を送信してもよい。図7は、開示の実施形態3による、端末の適用シナリオの概略図である。概略図において、例えば、賞品抽選のサブイベントについては、端末がアクティビティ開始命令を送信した後に、図7に示したカウントダウンが開始されるようにトリガされ、カウントダウンにおける初期時間はステップ301で設定されたサブイベントに対応する時間パラメータである。
【0076】
ステップ305: クライアントがシェイクして要求メッセージを送信する。
【0077】
ステップ306: 端末がクライアントの要求メッセージを受信する。
【0078】
前記ステップにおいて、図8aから図8cは、開示の実施形態3による、クライアントの適用シナリオの概略図である。図8aに示したように、端末がアクティビティ開始命令を送信すると、ユーザは、携帯電話をシェイクし得るし、初期シェイク時点において、クライアントは、要求メッセージを端末に送信する。さらに、端末は、クライアントの要求メッセージを受信した後にクライアントに確認応答の応答メッセージを送信し、クライアントは、図8bに示した成功を表す確認応答メッセージを表示する。端末がクライアントの要求メッセージを受信せず、または、受信した要求メッセージが異常であり、クライアントがプリセット時間期間内に確認応答メッセージを受信しなかった場合には、クライアントは、図8cに示した失敗を表す確認応答メッセージを表示する。
【0079】
ステップ307: 設定時間が経過すると、端末が、クライアントの要求メッセージを受信することを停止し、スクリーニングされたユーザを表示し、結果を出し、結果をクライアントに送信する。
【0080】
ここで、カウントダウンが経過すると、端末は、通信チャネルを無効にして、クライアントの要求メッセージを受信することを停止する。
【0081】
ここで、端末が現在のオンサイトアクティビティとの接続関係を確立していないクライアントから要求を受信する場合もあるため、そのような基準で、端末は、クライアントからの受信要求をスクリーニングして、現在のオンサイトアクティビティとの接続関係を確立しているクライアント識別子を取得する。さらに、端末は、プリセットランダム選択アルゴリズムを採用することによってスクリーニングされたクライアント識別子をランダムに選択し、ステップ301で設定されたサブイベントに対応するユーザ番号パラメータに基づいて最終的に選択したクライアント識別子を決定する。図7に示したように、ユーザ番号パラメータが概略図において6である場合には、6つのクライアント識別子がランダムに選択される。
【0082】
ステップ308: クライアントが結果を表示し、フローを終了する。
【0083】
開示の実施形態の技術的ソリューションを採用して、空間ベースのユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームの適用シナリオにおいて実施し、すなわち、ユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームと現時点で関連があるユーザのグループに対して行い、ユーザがマルチメディアインタラクションプラットフォームにおいて上手くマッチングしない場合があるという問題を解決しており、インタラクションの円滑性および安定性を保証し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善している。
【0084】
実施形態4
開示の実施形態は、端末をさらに提供している。図9は、開示の実施形態に従って端末の第1の構造図である。図9に示したように、端末は、生成ユニット41と、表示ユニット42と、処理ユニット43と、通信ユニット44とを備え、
生成ユニット41は、事前に設定された方式に従って識別情報を生成するように構成され、識別情報は、クライアントがマルチメディアインタラクションインターフェース上に提示されている第1のイベントとの接続関係を確立するために、クライアントによってスキャンすることができ、
表示ユニット42は、マルチメディアインタラクションインターフェース上に、生成ユニットによって生成された識別情報を表示するように構成され、
処理ユニット43は、表示ユニット42によって生成された識別情報のクライアントのスキャン操作の結果に基づいて第1のイベントとの接続関係にあるクライアントの識別子を取得し、識別子の第1のセットを確立するように構成され、条件が満たされていると、通信ユニット44を有効にするようにも構成され、識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングしたN個のクライアント識別子を取得するために通信ユニット44によって識別されたM個のクライアントの識別子を、識別子の第1のセットに基づいて、スクリーニングするようさらに構成され、MおよびNは両方とも正の整数であり、NはM以下であり、
通信ユニット44は、M個のクライアントから要求を受信し、M個のクライアントの識別子を識別するように構成され、
表示ユニット42は、プリセットルールに従ってN個のクライアント識別子のうちの少なくとも1つのクライアント識別子を出力するようにさらに構成される。
【0085】
前記実施形態においては、マルチメディアインタラクションプラットフォームを端末内で動作してもよく、マルチメディアインタラクションインターフェースは表示ユニット42上に提示される。マルチメディアインタラクションプラットフォームは、例えば、WeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)である。ユーザは、事前に設定されたアカウントをフォローするために2次元コードをスキャンして、WeChatスキャンツールを介してWeChatウォール(またはWeChatラージスクリーン)内の第1のイベントに参加し得るし、第1のイベントは、特に、マルチメディアインタラクションインターフェース上に提示される、パーティ賞品抽選会のようなパーティ集会アクティビティなどのある種のオンサイトアクティビティである。
【0086】
ここで、識別情報は、第1のイベントの関連アカウント情報を表し、アカウントおよび2次元コードなどの情報によって特に表され得る。前記実施形態においては、2次元コード情報を説明のために識別情報として採用している。
【0087】
前記実施形態においては、表示ユニット42は、特に、例えば、表示画面である。識別情報は、端末の表示ユニット42を介して表示され、その後、ユーザは、クライアントのスキャンツールを介して識別情報をスキャンし得る、それによって、クライアントとマルチメディアインタラクションインターフェースとの間の接続関係を確立する。ユーザは、2次元コード情報をスキャンしてクライアントのスキャンツールを介してマルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローし、さらに、ユーザは、クライアントを介してテキスト情報、画像情報などを送信し得るし、テキスト情報または画像情報をマルチメディアインタラクションインターフェース上に表示して複数のユーザのインターアクティビティを改善する目的を達成し得ることを理解されたい。それに対応するように、処理ユニット43は、識別情報のクライアントのスキャン操作の結果、すなわち、マルチメディアインタラクションインターフェース上の第1のイベントに関するクライアントの交友結果を取得してマルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを取得し、マルチメディアインタラクションインターフェース上で第1のイベントをフォローするユーザリストを取得することと理解してもよく、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子のすべてを含む識別子の第1のセットを確立し得る。ここで、例えば、クライアントは、WeChatアプリケーションクライアントであり、クライアント識別子は、WeChatユーザ名、WeChatユーザ番号、またはWeChatユーザ2次元コードカードなどのユーザを一意に表し得る識別情報であってもよい。
【0088】
前記実施形態においては、通信ユニット44は、第1のイベントの第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、M個のクライアントから要求を受信するように構成される、ここで、第1のサブイベントは、要求をクライアントから受信する必要があるイベントである。ここで、処理ユニット43は、通信ユニット44がM個のクライアントから要求を受信する前に、第1のイベントにおいて、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を設定するようにさらに構成され、第1のサブイベントの情報は、第1のサブイベントの識別子を含む。
【0089】
前記実施形態においては、パラメータ設定機能は、マルチメディアインタラクションインターフェース上で事前に設定されており、パラメータ設定機能は、クライアントから要求を受信する必要があるイベントに関するパラメータ情報を設定してもよく、ここで、クライアントから要求を受信する必要があるイベントは、WeChatクライアントにおける「シェイク」イベントであってもよく、WeChatクライアントが「シェイク」機能を有効にするとともにユーザが携帯電話などの端末を握ってシェイク動作を開始すると、WeChatクライアントは、要求をサーバ側に送信する。前記実施形態においては、ユーザが携帯電話などの端末を握ってシェイク動作を開始すると、WeChatクライアントは、マルチメディアインタラクションプラットフォームがある端末に要求を送信する。しかしながら、クライアントの、端末によって受信した、要求は、現時点においてシェイクされている携帯電話のクライアントからの要求であり、端末が端末の通信カバレッジ内のクライアントすべてから要求を受信し得る、すなわち、端末がマルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立していないクライアントから要求を受信し得ることを理解されたい。
【0090】
特に、マルチメディアインタラクションプラットフォームは、第1のイベントに関する少なくとも1つの第1のサブイベントを設定し得る。例えば、第1のイベントがパーティ集会アクティビティである場合には、第1のサブイベントは、パーティ賞品抽選会およびゲームに参加するための人員の選別などのサブイベントであってもよい。マルチメディアインタラクションインターフェース上のパラメータ設定機能は、第1のサブイベントの各々に関するパラメータを設定し得るし、パラメータは、第1のサブイベントなどの識別子を含み、第1のサブイベントの識別子は、サブイベント名であってもよい。
【0091】
さらに、前記実施形態においては、第1のサブイベントの情報は、時間パラメータをさらに含み、M個のクライアントからの要求を受信する操作は、第1の命令を、タイマを有効にするとともにクライアントから要求を受信することを開始するために生成および実行し、時間パラメータに基づいてタイマによって設定された時間が経過すると、第2の命令を、要求をクライアントから受信することを停止するために生成および実行することを含む、ここで、時間パラメータは、サブイベントの期間を表す。
【0092】
前記実施形態においては、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立していないクライアントからの要求を端末が受信する場合もあるため、そのような基準で、端末の処理ユニット43は、クライアントからの受信要求から識別したM個のクライアントの識別子をスクリーニングして、識別子の第1のセット中の識別子のいずれかとマッチングするN個のクライアント識別子を取得する、すなわち、マルチメディアインタラクションインターフェースとの接続関係を確立しているクライアント識別子を取得する。
【0093】
前記実施形態においては、処理ユニット43は、プリセットアルゴリズムに基づいてN個のクライアント識別子のうちから少なくとも1つのクライアント識別子を取得するように構成され、
表示ユニット42は、少なくとも1つのクライアント識別子を表示するようにさらに構成される。
【0094】
特に、第1のイベントの具体的な適用シナリオの限定の下では、第1のイベントがパーティ集会アクティビティであり第1のサブイベントがパーティ賞品抽選会である場合には、通常、参加ユーザが多数存在する一方で賞品獲得ユーザは少数存在する。そのような条件下では、端末は、N個のクライアント識別子から表示のために事前に設定された数のクライアント識別子を選択する。プリセット番号がまた、マルチメディアインタラクションインターフェース上のパラメータ設定機能に設定されていてもよい、ここで、プリセットアルゴリズムは、従来技術における任意のランダム選択アルゴリズムであってもよく、前記実施形態においてはこれ以上説明しない。
【0095】
開示の実施形態の端末内の各処理ユニットの機能を、上述した情報処理方法における関連説明を参照して理解してもよく、開示の実施形態の端末内の各処理を、開示の実施形態の機能を実現するアナログ回路によって実施してもよく、また、インテリジェント端末上で開示の実施形態の機能を実行するソフトウェアを動作することによって実施してもよい、ことを当業者は理解すべきである。
【0096】
実施形態5
実施形態4に基づいて、開示の実施形態は、端末をさらに提供している。図10は、開示の実施形態に従って端末の第2の構造図である。図10に示したように、端末は、設定ユニット45をさらに含み、
設定ユニット45は、第1のイベントにおいて、少なくとも1つの第1のサブイベントの情報を設定するように構成され、第1のサブイベントの情報は、第1のサブイベントの識別子および時間パラメータを含む、ここで、第1のサブイベントは、要求をクライアントから受信する必要があるイベントである。
【0097】
処理ユニット43は、第1のイベントの第1のサブイベントをトリガするための命令を検出すると、通信ユニット44を有効にして設定ユニット45によって設定された時間パラメータに基づいてM個のクライアントから要求を受信するようにさらに構成される。
【0098】
前記実施形態においては、第1のイベントの情報は、テキスト識別子またはロゴ識別子などの第1のイベントの識別子で特にあり得る。第1のサブイベントは、クライアントから要求を受信する必要があるイベントであり、特に、クライアントから要求を受信する必要があるイベントは、賞品を抽選するための「シェイク」およびゲームに参加するための「シェイク」などのWeChatクライアントにおける「シェイク」イベントであってもよい、ここで、第1のサブイベントの識別子は、サブイベント名であり得るし、時間パラメータは、サブイベントの期間を表す。
【0099】
別の実施形態としては、設定ユニット45は、第1のイベントの情報を設定するように構成され、
それに対応するように、生成ユニット41は、設定ユニット45によって設定された第1のイベントの情報に基づいて識別情報を生成するようにさらに構成される。
【0100】
特に、第1のイベントの情報は、テキスト識別子またはロゴ識別子などの第1のイベントの識別子で特にあり得る。識別情報を第1のイベントの識別子に基づいて生成する操作は、2次元コード情報を第1のイベントの識別子に基づいて生成することを指し、識別情報は、第1のイベント専用の識別情報である。
【0101】
開示の実施形態の端末内の各処理ユニットの機能を、上述した情報処理方法における関連説明を参照して理解してもよく、開示の実施形態の端末内の各処理を、開示の実施形態の機能を実現するアナログ回路によって実施してもよく、また、インテリジェント端末上で開示の実施形態の機能を実行するソフトウェアを動作することによって実施してもよい、ことを当業者は理解すべきである。
【0102】
実施形態6
実施形態5に基づいて、開示の実施形態は、端末をさらに提供している。図11は、開示の実施形態に従って端末の第3の構造図である。図11に示したように、端末は、タイミングユニット46をさらに含み、
処理ユニット43は、タイミングユニット46を有効にするとともに通信ユニット44を有効にしてクライアントから要求を受信することを開始するための第1の命令を生成および実行するように構成され、時間パラメータに基づいてタイミングユニット46によって設定された時間が経過すると、通信ユニット44を有効にしてクライアントから要求を受信することを停止するための第2の命令を生成および実行するようにさらに構成される。
【0103】
前記実施形態においては、マルチメディアインタラクションプラットフォームでは、各サブイベントは時間パラメータに対応している、すなわち、タイマが各サブイベントに対して設定されている。第1のサブイベントをトリガするための命令が検出されると、処理ユニット43は、第1のサブイベントに対応するタイマを有効にするとともに要求メッセージをクライアントから受信することを開始するための第1の命令を生成および実行する。それに対応するように、タイマによって設定された時間が経過すると、処理ユニット43は、クライアントから要求を受信することを停止するための第2の命令を生成および実行する。クライアントによって送信された要求の受信の開始からクライアントからの要求の受信の停止間での期間において、通信ユニット44は、M個のクライアントから要求を受信する。
【0104】
開示の実施形態の端末内の各処理ユニットの機能を、上述した情報処理方法における関連説明を参照して理解してもよく、開示の実施形態の端末内の各処理を、開示の実施形態の機能を実現するアナログ回路によって実施してもよく、また、インテリジェント端末上で開示の実施形態の機能を実行するソフトウェアを動作することによって実施してもよい、ことを当業者は理解すべきである。
【0105】
開示の実施形態4から実施形態6においては、端末内の生成ユニット41、処理ユニット43、設定ユニット45、およびタイミングユニット46はすべて実際の適用においては端末内の中央処理ユニット(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)によって実施され得るし、端末内の表示ユニット42は、実際の適用においては端末内の表示画面またはディスプレイによって実装され得る。
【0106】
図12は、開示の実施形態による、端末のハードウェア構造図である。ハードウェアエンティティS11として機能している端末の一例を図12に示しており、端末は、プロセッサ51と、記憶媒体52と、表示画面53と、少なくとも1つの外部通信インターフェース54とを備えており、プロセッサ51、記憶媒体52、表示画面53、および外部通信インターフェース54はすべてバス55を介して接続されている。
【0107】
開示によって提供したいくつかの実施形態においては、開示した機器および方法を別の方式で実装してもよいことを理解されたい。上述した機器実施形態は、概略にすぎず、例えば、ユニットの分割が論理機能分割のみであり、他の分割方式を実際の実施形態においては採用してもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを組み合わせても別のシステムに統合してもよく、または、一部の特性を無視しても実行しなくてもよい。加えて、表示または記載したコンポーネントの各々の間の結合または直接結合もしくは通信接続は、機器またはユニットのいくつかのインターフェースを介して実施される間接結合または通信接続であってもよく、電気的または機械的であってもよいしまたは他の形式を採用してもよい。
【0108】
別個の部分として説明している上述したユニットは、物理的に分離されていてもよされていなくてもよく、ユニットとして表示した部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、すなわち、同一の場所に位置していてもよいし、または、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。ユニットの一部またはすべてを、実際の要件に従って実施形態のソリューションの目的を達成するために選択してもよい。
【0109】
加えて、開示の各実施形態における各機能ユニットをある処理ユニットに統合してもよく、各ユニットはまた独立して存在してもよく、また、2つ以上の2つのユニットをあるユニットに統合してもよい。上述した統合ユニットをハードウェア形式で実装してもよく、また、ハードウェアおよびソフトウェアの機能ユニットの形式で実装してもよい。
【0110】
上述した方法の実施形態のステップのすべてまたは一部をプログラムを介して関連ハードウェアを命令することによって実装してもよく、上述したプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るし、プログラムは、上述した方法の実施形態のステップを実行するために実行され、上述した記憶媒体は、モバイルストレージ機器、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することが可能な様々な媒体を含む、ことを当業者は理解すべきである。
【0111】
または、ソフトウェア機能モジュールの形式で実装されている、もしくは、独立した製品として販売もしくは使用されている場合には、開示の統合ユニットはまたコンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてもよい。そのような理解に基づいて、開示の実施形態の技術的ソリューションは実質的にまたは従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、コンピュータソフトウェア製品は、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク機器などであり得る)コンピュータ機器の一部を有効にして開示の各実施形態における前記方法のすべてまたは一部を実行するように構成される複数の命令を含む、記憶媒体に記憶されている。上述した記憶媒体は、モバイルストレージ機器、ROM、磁気ディスクまたは光ディスクなどのプログラムコードを記憶することが可能な様々な媒体を含む。
【0112】
上記は、開示の特定の実施形態にすぎず、開示の保護の範囲を限定することを意図しておらず、開示によって開示した技術的範囲内における当業者にとって明白な任意の変形または置換は、開示の保護の範囲に含まれるものとする。したがって、開示の保護の範囲は、特許請求の範囲の保護の範囲に従うものとする。
【産業上の利用可能性】
【0113】
開示の実施形態を採用して、空間ベースのユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームの適用シナリオにおいて実施し、すなわち、ユーザマッチングをマルチメディアインタラクションプラットフォームと現時点で関連があるユーザのグループに対して行い、ユーザがマルチメディアインタラクションプラットフォームにおいて上手くマッチングしない場合があるという問題を解決しており、インタラクションの円滑性および安定性を保証し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善している。
【符号の説明】
【0114】
41 生成ユニット
42 表示ユニット
43 処理ユニット
44 通信ユニット
45 設定ユニット
46 タイミングユニット
51 プロセッサ
52 記憶媒体
53 (オーディオ/ビデオ)出力モジュール
54 外部通信インターフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8a
図8b
図8c
図9
図10
図11
図12