(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のコンテンツが前記第1の投影サービスを発行する前記再生機器に前記第1のプロトコル投影制御サービスを介して伝達される際に、再生されることになる第2のコンテンツを示す第2の再生命令が前記ローカル再生サービスを介して獲得される場合には、前記ローカル再生サービスを介して前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で前記第2のコンテンツを再生し、前記第1のプロトコル投影制御サービスを介して前記第1のコンテンツのための前記第1の投影サービスを維持するステップであって、前記第2のコンテンツは、前記第1のコンテンツとは異なる、ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記第1のコンテンツが前記第1のプロトコル投影制御サービスを介して前記第1の投影サービスに伝達される際に、前記第1のプロトコル投影制御サービスをバックグラウンドに切り替える命令を前記コンテンツ投影制御サービスを介して獲得するステップと、
前記バックグラウンドに切り替える操作を前記第1のプロトコル投影制御サービスを介して実行し、前記第1のコンテンツのための前記第1の投影サービスを維持するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記コンテンツ投影制御サービスを介して前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で状態制御インターフェースを表示するステップであって、前記第1のコンテンツに関する前記第1の投影サービスの状態は、前記状態制御インターフェース上で表示される、ステップと、
前記コンテンツ投影制御サービスを介して前記第1のコンテンツのための前記第1の投影サービスに関する状態制御命令を獲得し、前記第1のプロトコル投影制御サービスに前記第1の投影サービスの前記状態を調整させるために前記状態制御命令を前記第1のプロトコル投影制御サービスを伝達するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記コンテンツ投影制御サービスを介して前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で候補投影プロトコルを表示するステップであって、前記候補投影プロトコルは、前記少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスによって検出された投影サービスによってサポートされている投影プロトコルである、ステップと、
前記第1のコンテンツのために使用される投影プロトコルを切り替える命令を前記コンテンツ投影制御サービスを介して獲得し、前記第1のコンテンツのための新規投影プロトコルを決定するステップと、
新規投影サービスに対応する再生機器上で前記第1のコンテンツを再生させるために第3のプロトコル投影制御サービスを介して前記新規投影サービスに前記第1のコンテンツを伝達するステップであって、前記第3のプロトコル投影制御サービスは、前記新規投影プロトコルを使用するプロトコル投影制御サービスである、ステップとをさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
ローカル再生サービスユニット、コンテンツ投影制御サービスユニット、ならびに第1のプロトコル投影制御サービスユニットおよび第2のプロトコル投影制御サービスユニットを備える少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットを備える、モバイル端末であって、異なるプロトコル投影制御サービスユニットは、異なる投影プロトコルをサポートし、
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、第1の投影命令を獲得し、前記ローカル再生サービスユニットによって再生される第1のコンテンツをインターセプトし、前記インターセプトした第1のコンテンツを前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットに伝達するように構成され、前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットは、再生機器によって発行された第1の投影サービスを検出する、前記少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットのうちの、プロトコル投影制御サービスユニットであり、
前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットは、第1の投影プロトコルに基づいて前記第1の投影サービスに前記第1のコンテンツを伝達するように構成され、前記第1のコンテンツは、前記第1の投影サービスが対応する再生機器上で再生するように構成され、前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットおよび前記第1の投影サービスの双方が、前記第1の投影プロトコルをサポートし、
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で候補投影サービスを表示するようにさらに構成され、前記候補投影サービスは、前記再生機器によって発行されるとともに前記少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットによって検出された少なくとも1つの投影サービスであり、
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、前記第1のコンテンツのために使用される投影サービスを切り替える命令を獲得し、前記第1のコンテンツのために切り替えられることになる第2の投影サービスを決定するようにさらに構成され、
前記第2のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記第2の投影サービスを発行する再生機器に前記第1のコンテンツを伝達するようにさらに構成され、前記第1のコンテンツは、前記第2の投影サービスが対応する再生機器上で再生するように構成され、前記第2のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットのうちの、前記第2の投影サービスを検出する、プロトコル投影制御サービスユニットとしてさらに構成され、前記第2のプロトコル投影制御サービスユニットおよび前記第2の投影サービスの双方が、第2の投影プロトコルをサポートする、モバイル端末。
前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記第1のコンテンツが前記第1の投影サービスを発行する前記再生機器に伝達される際に、前記ローカル再生サービスユニットを介して再生されることになる第2のコンテンツを示す第2の再生命令を獲得するようにさらに構成され、前記第2のコンテンツは、前記第1のコンテンツとは異なり、
前記ローカル再生サービスユニットは、前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で前記第2のコンテンツを再生し、前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットを介して前記第1のコンテンツのための前記第1の投影サービスを維持するようにさらに構成される、請求項7に記載のモバイル端末。
前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記第1のコンテンツが前記第1の投影サービスに伝達される際に、前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットをバックグラウンドに切り替える命令を前記コンテンツ投影制御サービスユニットを介して獲得するようにさらに構成され、
前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記バックグラウンドに切り替える操作を実行し、前記第1のコンテンツのための前記第1の投影サービスを維持するようにさらに構成される、請求項7に記載のモバイル端末。
前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記第1の投影サービスが前記対応する再生機器においてあるフォーマットで前記第1のコンテンツを再生することに成功するまで、前記第1の投影サービスに前記対応する再生機器上で異なるフォーマットで前記第1のコンテンツを再生することを試行させるようにさらに構成される、請求項7に記載のモバイル端末。
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で状態制御インターフェースを表示するようにさらに構成され、前記第1のコンテンツに関する前記第1の投影サービスの状態は、前記状態制御インターフェース上で表示され、
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、前記第1のコンテンツのための前記第1の投影サービスに関する状態制御命令を獲得し、前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットに前記第1の投影サービスの前記状態を調整させるために前記状態制御命令を前記第1のプロトコル投影制御サービスユニットに伝達するようにさらに構成される、請求項7に記載のモバイル端末。
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、前記モバイル端末のディスプレイインターフェース上で候補投影プロトコルを表示するようにさらに構成され、前記候補投影プロトコルは、前記少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットによって検出された投影サービスによってサポートされている投影プロトコルであり、
前記コンテンツ投影制御サービスユニットは、前記第1のコンテンツのために使用される投影プロトコルを切り替える命令を獲得し、前記第1のコンテンツのための新規投影プロトコルを決定するようにさらに構成され、
前記モバイル端末は、第3のプロトコル投影制御サービスユニットをさらに含み、前記第3のプロトコル投影制御サービスユニットは、前記少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットのうちの前記新規投影プロトコルを使用するプロトコル投影制御サービスユニットであるとともに、新規投影サービスに前記対応する再生機器上で前記第1のコンテンツを再生させるために前記新規投影サービスに前記第1のコンテンツを伝達するように構成される、請求項7から11のいずれか一項に記載のモバイル端末。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本開示を図面および実施形態を参照して詳細に以下にさらに説明する。本明細書で説明している特定の実施形態は、例示的および説明的なものであり、特許請求の範囲に記載しているような本開示の限定ではないことは理解されよう。
【0014】
本開示の実施形態に関わる用語「第1/第2」はオブジェクトの特定のシーケンスを表すことを意図しているのではなく同様のオブジェクトを区別することを意図していることに留意すべきである。可能である場合には、「第1/第2」をその特定のシーケンスまたは連続した順序の観点により交換し得ることを理解されよう。「第1/第2」によって区別されるオブジェクトは、本開示の、本明細書で説明している、実施形態を、本明細書にて示したまたは説明したものを加えてあるシーケンスで実施することができるように適切な条件下で交換され得ることを理解すべきである。
【0015】
本開示の実施形態におけるモバイル端末を、図面を参照してここに説明する。モバイル端末は、様々な形式で実施され得る。例えば、モバイル端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノードブックコンピュータまたはウェアラブル機器(スマートグラス、スマートウォッチなど)であり得るし、モバイル端末のオペレーティングシステムは、Androidオペレーティングシステム、iPhone(登録商標) Operating System(iOS)、またはサードパーティによって開発された任意の他のオペレーティングシステム(モバイルLinux(登録商標)システム、Blackberry Quick Unix(QNX)オペレーティングシステムなど)であり得るし、マイクロコンピュータ構造(プロセッサおよびメモリを少なくとも備える)で動作し得る。本開示の実施形態において示しているように図面におけるモバイル端末の例としてスマートフォンを取り上げて説明をするが、本開示の実施形態において説明した技術的ソリューションにおいて使用されるモバイル端末のタイプへの限定を形成し得ない。
【0016】
図1を参照すれば、モバイル端末10は、投影機能を有するマルチメディア再生アプリケーション(略して、投影アプリケーション、例えばビデオ再生アプリケーションなど)を起動する。投影アプリケーションは、複数の機能モジュール、すなわち、ローカル再生サービス、コンテンツ投影制御サービス、および少なくとも2つのプロトコル投影制御サービス(例として
図1中のプロトコル投影制御サービス1およびプロトコル投影制御サービス2を用いて説明する)を含む、ここで、異なるプロトコル投影制御サービスは、異なる投影プロトコルをサポートする。例えば、プロトコル投影制御サービス1は、DLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートし得るし、プロトコル投影制御サービス2は、AirPlay投影プロトコルをサポートし得る。実際の活用においては、モバイル端末によって起動されるプロトコル投影制御サービスの数は、サポートされる必要がある投影プロトコルの数に従って決定される。例えば、
図2に示したように、Miracast投影プロトコルもサポートされる必要がある場合には、モバイル端末はまた、プロトコル投影制御サービス3を起動してMiracast投影プロトコルをサポートしてもよい。
【0017】
モバイル端末は、ローカル再生サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上で第1のコンテンツを再生する(第1のコンテンツは、本明細書において特別なコンテンツを指しているわけではなく、モバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示されるように最初にトリガされる任意のコンテンツを指しており、モバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示されるようにその後にトリガされるコンテンツ、すなわち第2のコンテンツと区別するためだけに第1のコンテンツと名付けている)。コンテンツ投影制御サービスは、以下の機能を実現するために少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスと連携するように構成される。
【0018】
1) 第1のコンテンツが、対応する再生機器上で第1のコンテンツを再生するために第1の投影サービスのために特定の投影プロトコル(上述のDLNA(登録商標)投影プロトコル、AirPlay投影プロトコル、およびMiracast投影プロトコルなど)を使用して第1の投影サービス(第1の投影サービスは、最初の投影サービスを特に指すわけではなく、実際の活用中には、再生機器は、異なる投影サービスは異なる投影プロトコルを使用する複数の投影サービスを発行する場合があり、本明細書では、第1の投影サービスは、コンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のために使用されることになるその後選択される投影サービスと区別するために、コンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末によって選択され、使用されることになる投影サービスを指している)に伝達され、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスが、再生機器によって発行される(異なる投影プロトコルを使用する)異なる投影サービスの互換性を達成するために起動される。
【0019】
2) モバイル端末が第1のプロトコル投影制御サービスを介して第1の投影サービスに第1のコンテンツを伝達した後に、ローカル再生サービスを介して第2のコンテンツ(第1のコンテンツとは異なる任意のコンテンツ)をローカルで再生する必要がある場合には、第1のコンテンツのための第1の投影サービスが、再生機器上で第1のコンテンツを継続して再生するために第1のプロトコル投影制御サービスを介して維持される。そのような方式では、モバイル端末が投影された第1のコンテンツとは異なる第2のコンテンツを視聴する際に、第1の投影サービスが、第1のコンテンツを再生機器に投影することにより中断されない、そのため、フレキシブルかつスムースな操作体験をユーザにもたらす。
【0020】
3) 第1のコンテンツが第1のプロトコル投影制御サービスを介して第1の投影サービスに伝達される際に、第1のプロトコル投影制御サービスをバックグラウンドに切り替える命令がコンテンツ投影制御サービスを介して獲得される(例えば、ユーザがこの時点で投影アプリケーションをバックグラウンドに切り替える必要があり得る)場合には、バックグラウンドに切り替える操作が第1のプロトコル投影制御サービスを介して実行され、第1のコンテンツのための第1の投影サービスが維持される。そのような方式では、モバイル端末が他の操作のために投影アプリケーションをバックグラウンドに切り替える際に、第1の投影サービスが、第1のコンテンツを再生機器に投影するにより中断されない、そのため、フレキシブルかつスムースな操作体験をユーザにもたらす。
【0021】
4) 第1の投影サービスが対応する再生機器においてあるフォーマットで第1のコンテンツを再生することに成功するまで、異なるフォーマットで第1のコンテンツを第1の投影プロトコルに基づいて第1のプロトコル投影制御サービスを介して第1の投影サービスに伝達するように試行する。同一の投影プロトコルであっても、異なる再生機器によって同一の投影プロトコルのために発行された投影サービス(第1の投影サービス)は、第1のコンテンツの異なるフォーマットをサポートする異なる能力を示し得る。異なるフォーマットで第1のコンテンツが、第1のコンテンツを獲得する第1の投影サービスが対応する再生機器上で第1のコンテンツを再生し得ることを保証するために、第1の投影サービスに伝達されており、その結果、異なる再生機器との互換性が改善されている。
【0022】
5) 第1のコンテンツの早送り、早戻し、および再生の解像度選択などの、第1の投影サービスの状態の制御は、ユーザが再生機器への第1のコンテンツの投影を制御するのに重宝する。
【0023】
6) 投影サービスの切り替え、すなわち、第1のコンテンツが投影される再生機器の切り替えは、いつでもどこでも再生機器の切り替えにおけるユーザの要求を満たすことができる。
【0024】
7) 第1のコンテンツを投影するために使用される投影プロトコルを切り替える。(第1の投影プロトコルを使用する)第1の投影サービスを発行する再生機器については、再生機器が(第2の投影プロトコルを使用する)第2の投影サービスも発行する場合には、第1のコンテンツを再生機器に投影するために現時点使用されている投影プロトコルを切り替え得る。
【0025】
上述の機能の実現を、例を参照して以下に説明をする。
【0026】
実施例1)
機能1)に対応して、
図1と組み合わせて
図3に示したコンテンツ投影のオプションのフローチャートを参照すれば、モバイル端末が投影アプリケーションを起動すると、モバイル端末は、ローカル再生サービス、コンテンツ投影制御サービス、および少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスを起動する(ステップ101)、ここで、プロトコル投影制御サービス1は、DLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートし、プロトコル投影制御サービス2は、AirPlay投影プロトコルをサポートする。モバイル端末は、投影アプリケーションにおけるローカル再生サービスを介してネットワークサイドの媒体サーバからモバイル端末のディスプレイインターフェース上で再生され得るコンテンツのリスト(TVドラマおよびコンサートなどのビデオコンテンツのアドレスリスト)を獲得する。
【0027】
図4を参照すれば、ユーザが、再生するためにコンテンツのリストから第1のコンテンツ(第1のコンテンツは、特定の基準ではなく、ユーザによってコンテンツのリストからその後選択されるコンテンツ、すなわち第2のコンテンツと区別するためだけのものであり、例えば、第1のコンテンツは、
図4中のエピソード01 41である)を選択するという場合には、
図5を参照すれば、モバイル端末は、モバイル端末のディスプレイインターフェース上で第1のコンテンツを再生するためにローカル再生サービスを介して第1のコンテンツを再生する。さらに、第1のコンテンツを投影するための仮想ボタンが、ディスプレイインターフェース上に表示され得る。ユーザが仮想ボタンをトリガした場合には、モバイル端末は、コンテンツ投影制御サービスを介して第1の投影命令を獲得(ステップ102)し、プロトコル投影制御サービスを介して投影サービスを検出(発見)し得る。実際の活用においては、一台の再生機器は、通常ただ1つの投影プロトコルをサポートしている。
図1においては、再生機器1は、DLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートする投影サービス1を発行し、再生機器2は、AirPlay投影プロトコルをサポートする投影サービス2を発行する。プロトコル投影制御サービス1がDLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートしているため、プロトコル投影制御サービス1は、再生機器1によって発行された投影サービス1を検出する。同様に、プロトコル投影制御サービス2がAirPlay投影プロトコルをサポートしているため、プロトコル投影制御サービス2は、再生機器2によって発行された投影サービス2を検出する。プロトコル投影制御サービスは、投影サービスが検出されたという情報をコンテンツ投影制御サービスに伝達し得る。
図6に示したように、第1のコンテンツを投影するために使用され得る再生機器および再生機器によってサポートされている投影プロトコルの両方が、ローカル再生サービスを介してコンテンツ投影制御サービスによってモバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示されてもよい。ここでは、ユーザが再生機器1によって発行された投影サービス1(第1の投影サービス)を選択して第1のコンテンツを投影すると仮定している。
【0028】
コンテンツ投影サービスが第1の投影サービスを決定した後に、ローカル再生サービスによって再生される第1のコンテンツ(マルチメディアサーバ内の第1のコンテンツを指し示すUniform Resource Locator(URL)などのアドレスであり得る)をインターセプトし、インターセプトした第1のコンテンツ(それに対応して第1のコンテンツのアドレスであり得る)がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)に伝達される(ステップ103)。必要に応じて、ローカル再生サービスを介して再生される第1のコンテンツがトリガされて投影される場合には、モバイル端末は、モバイル端末のディスプレイインターフェースのディスプレイ領域を節約するために、もはやローカル再生サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上で第1のコンテンツを再生することはない。当然ながら、モバイル端末はまた、ローカル再生サービスを介して第1のコンテンツを継続して再生してもよい。
【0029】
モバイル端末は、第1の投影プロトコルに基づいて、プロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)に第1のコンテンツを伝達する(ステップ104)。投影サービス1は、第1のコンテンツを対応する再生機器1において再生する(例えば、再生機器1上で動作しているプレーヤを使用する)。必要に応じて、ローカル再生サービスによって再生される第1のコンテンツの進捗をコンテンツ投影制御サービスを介して投影サービス1(第1の投影サービス)に伝達し、投影サービス1は、第1のコンテンツの再生進捗に基づいて対応する再生機器(再生機器1)上で第1のコンテンツを再生する、その結果、再生機器1に切り替えた際にコンテンツを進捗に基づいて継続して再生し得るし、連続的な視聴体験をユーザにもたらすことができる。
【0030】
上述の処理に基づいて、ユーザが
図6における投影に関して再生機器2によって発行された投影サービス2を選択する条件については、モバイル端末は、コンテンツ投影制御サービスを介してローカル再生サービスによって再生される第1のコンテンツをインターセプトし、投影サービス2が再生機器2上でレンダリングおよび再生する(例えば、再生機器2上のプレーヤアプリケーションを使用する)のために、インターセプトした第1のコンテンツをプロトコル投影制御サービス2に伝達するとともにAirPlay投影プロトコルに基づいてプロトコル投影制御サービス2を介して投影サービス2に第1のコンテンツを伝達し得ることが分かるであろう。必要に応じて、モバイル端末は、モバイル端末のディスプレイインターフェースのディスプレイ領域を節約するために、もはやローカル再生サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上で第1のコンテンツを再生しない。必要に応じて、ローカル再生サービスによって再生される第1のコンテンツの進捗をコンテンツ投影制御サービスを介して投影サービス2(第2の投影サービス)に伝達し、投影サービス1は、第1のコンテンツの再生進捗に基づいて対応する再生機器(再生機器2)上で第1のコンテンツを再生する、その結果、連続的な視聴体験をユーザにもたらすことができる。
【0031】
実施例1)においては、コンテンツ投影サービスは、コンテンツ投影が異なる投影プロトコルに基づいて異なる投影サービス(すなわち、異なる投影プロトコルを使用するサービス)を発行する再生機器において互換的に実施され得るように、(異なる投影プロトコルをサポートする)異なるプロトコル投影制御サービスと連携している。
【0032】
実施例2)
機能2)に対応して、実施例1)においてモバイル端末がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)を発行する再生機器1に第1のコンテンツを伝達する場合には、第1のコンテンツが、投影サービス1を介して再生機器1上で再生される。必要に応じて、投影サービス1のためのプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェースが、モバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示される。この時点において、モバイル端末のユーザは、再生機器1上で第1のコンテンツを再生することにより投影サービス1を中断しないことを前提として、モバイル端末上で第2のコンテンツ(すなわち、第1のコンテンツとは異なるコンテンツ)を再生するために実行される。それゆえ、ユーザは、投影アプリケーションによって表示されたコンテンツリストにおいて再生されることになる第2のコンテンツをトリガし得る。それに対応して、
図7を参照すれば、モバイル端末は、再生されることになる第2のコンテンツを示す第2の再生命令を、ローカル再生サービスを介して、獲得(ステップ201)し、ローカル再生サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上で第2のコンテンツを再生(ステップ202)し、第1のプロトコル投影制御サービスを介して第1のコンテンツのための投影サービス1(第1の投影サービス)を維持(ステップ203)し得る、すなわち、投影サービス1は、モバイル端末上で第1のコンテンツを継続して再生する。必要に応じて、投影サービス1のためのプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェースは、モバイル端末のディスプレイインターフェース上で継続して表示され得る。
【0033】
実施例2)においては、第2のコンテンツは、再生機器1上で第1のコンテンツを再生することにより投影サービス1を中断しないことを前提として、モバイル端末上で再生される。実際の活用においては、ユーザは、モバイル端末によって再生するためにリビングルームにあるテレビに映画を投影し得るし、その一方で、ユーザは、リビングルームにあるテレビ上で映画の再生に影響を与えることなく、例えば、ウェブページを閲覧するといった、別の操作のためにモバイル端末を操作し得る。
【0034】
実施例3)
機能3)に対応して、実施例1)においてモバイル端末がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)を発行する再生機器1に第1のコンテンツを伝達する場合には、第1のコンテンツが、投影サービス1を介して再生機器1上で再生される。
図8を参照すれば、投影サービス1(第1の投影サービス)のためにプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェース81が、モバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示される。この時点において、モバイル端末のユーザが、プロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)をバックグラウンドに切り替える(すなわち、投影サービス1のための状態制御インターフェースをバックグラウンドに切り替える)必要があってもよく、それによって、投影アプリケーションによってモバイル端末上で第2のコンテンツ(第1のコンテンツとは異なる)をローカルで視聴する、または、モバイル端末内の別のアプリケーションに対する操作(例えば、ラジオを聴くことおよびウェブページを閲覧すること)を実行する。それに対応して、
図9と組み合わせて
図8を参照すれば、ユーザは、投影サービス1(第1の投影サービス)のためにプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェース81上でバックグラウンドに切り替えるために仮想ボタンをトリガし得る、すなわち、モバイル端末がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)に第1のコンテンツを伝達する場合には、プロトコル投影制御サービス1をバックグラウンドに切り替える命令をコンテンツ投影制御サービスを介して獲得する(ステップ301)。バックグラウンドに切り替える操作がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して実行されると、第1のコンテンツのための投影サービス1(第1の投影サービス)は、再生機器上で第1のコンテンツを継続して再生する(ステップ302)。
【0035】
図10を参照すれば、モバイル端末は、ユーザがローカル再生サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上で第2のコンテンツを再生し得るように、ローカル再生サービスを介してコンテンツリストを表示し得る。モバイル端末は、再生機器1上で第1のコンテンツを再生することにより投影サービス1を中断しないことを前提としてローカル再生サービスに基づいて第2のコンテンツを再生することをサポートされる。当然ながら、ユーザも、モバイル端末内の他のアプリケーションに対する操作(例えば、ウェブページを閲覧すること)を実行することをサポートされ得る。
【0036】
必要に応じて、
図10を参照すれば、プロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)がバックグラウンドに切り替える操作を実行した後に、第2のコンテンツ1002は、モバイル端末のディスプレイインターフェース上で非フルスクリーンウィンドウ形式で再生されるように構成され、投影サービス1(第1の投影サービス)のためのプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェースが、識別子1001を含むディスプレイインターフェース上に表示される(ステップ303)。
図11を参照すれば、ユーザは、識別子1001をトリガして投影サービス1(第1の投影サービス)のためにモバイル端末のディスプレイインターフェースをプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェース82に切り替え得る。
【0037】
実施例3)においては、投影サービス1(第1の投影サービス)のためのプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェースはまた、再生機器1上で第1のコンテンツを再生することにより投影サービス1を中断しないことを前提として、バックグラウンドに切り替えることをサポートされる、その結果、ユーザは、再生するために投影アプリケーションのコンテンツリストから第2のコンテンツを選択し得る、または、モバイル端末内の他のアプリケーションに対する操作を実行し得る。
【0038】
実施例4)
機能4)に対応して、実際の活用においては、再生機器製メーカ間の差異により、同一の投影プロトコルを使用する投影サービスによってサポートされているコンテンツフォーマットが完全に同一ではない場合がある。例えば、いくつかの投影サービスは、Hyper Text Transfer Protocol(HTTP) Live Streaming(HLS)フォーマットをサポートしており、いくつかの投影サービスは、Moving Picture Expert Group Audio Layer-4(MP4)フォーマットをサポートしている。このような点を考慮して、
図12を参照すれば、モバイル端末が実施例1)においてDLNA(登録商標)投影プロトコル(第1の投影プロトコル)に基づいてプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)に第1のコンテンツを伝達する場合には、モバイル端末は、第1の投影プロトコルに基づいて第1のプロトコル投影制御サービスを介して、投影サービス1(第1の投影サービス)に投影サービス)を発行する対応する再生機器(再生機器、すなわち再生機器1上でHLSフォーマットで第1のコンテンツを再生させることを試行(ステップ401)し、失敗した場合には(ステップ402)、モバイル端末は、最大試行回数に達していないとの決定を前提として、投影サービス1(第1の投影サービス)に対応する再生機器(投影サービス1を発行する再生機器)、すなわち再生機器1上でHLSフォーマットで第1のコンテンツを再生させることを継続して試行(ステップ403)し、モバイル端末は、ステップ403において最大試行回数に達したと決定された場合には、投影サービス1に再生機器1上でMP4フォーマットで第1のコンテンツを再生させることを試行(ステップ404)し、失敗した場合には(ステップ405)、モバイル端末は、最大試行回数に達していないとの決定を前提として投影サービス1が対応する再生機器1上であるフォーマットで第1のコンテンツを再生することに成功するまで、投影サービス1に再生機器1上でMP4フォーマットで第1のコンテンツを再生させることを継続して試行する(ステップ406)。
【0039】
必要に応じて、第1の投影サービスが対応する再生機器上でフォーマットで第1のコンテンツを再生することを試行する場合には、複数回の試行をしてもよい。最大試行回数に達した場合には、第1の投影サービスは、対応する再生機器上で別のフォーマットで第1のコンテンツを再生することを試行する。
【0040】
実施例5)
機能5)に対応して、
図8と組み合わせて
図13を参照すれば、投影サービス1(第1の投影サービス)のためにプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェース(第1のコンテンツのための投影サービス1の状態を表示している)がコンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示されている場合には、第1のコンテンツのための投影サービス1(第1の投影サービス)のための状態制御命令をコンテンツ投影制御サービスを介して獲得(ステップ501)し、状態制御命令を、プロトコル投影制御サービス1がビデオ定義、第1のコンテンツの切り替え、早送りおよび早戻し、ボリューム調整、ならびに再生一時停止などの投影サービス1の状態を調整するために、プロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)に伝達する(ステップ502)。
【0041】
上述の処理に基づいて、投影サービス2(第2の投影サービス)のためにプロトコル投影制御サービス2(第2のプロトコル投影制御サービス)の状態制御インターフェース(第2のコンテンツのための投影サービス2の状態を表示している)がコンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上で表示されている場合には、第2のコンテンツのための投影サービス2(第2の投影サービス)のための状態制御命令をコンテンツ投影制御サービスを介して獲得し、状態制御命令を、プロトコル投影制御サービス2がビデオ定義、第2のコンテンツの切り替え、早送りおよび早戻し、ボリューム調整、ならびに再生一時停止などの投影サービス2の状態を調整するために、プロトコル投影制御サービス2(第2のプロトコル投影制御サービス)に伝達することが分かるであろう。ユーザは、モバイル端末を介して再生機器上でのコンテンツの再生を制御することができ、モバイル端末は、再生機器を直接操作しないリモート制御機能を実現しており、その結果、ユーザの操作体験が改善されている。
【0042】
実施例6)
実施例6)に対応して、実施例1)と組み合わせて
図1を参照すれば、モバイル端末がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)を発行する再生機器1に第1のコンテンツを伝達する場合には、第1のコンテンツが、投影サービス1を介して再生機器1上で再生される。その後、ユーザは、第1のコンテンツを投影するために再生機器を切り替える必要があり得る。例えば、ユーザは、再生機器2によって発行される投影サービス(第2の投影サービス)に基づいて再生機器2上で第1のコンテンツをレンダリングおよび再生する必要がある。それに対応して、
図14と組み合わせて
図15を参照すれば、第1のコンテンツのための投影サービス1のための状態制御インターフェースが、コンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上に表示される。ユーザは、状態制御インターフェース上の再生機器を切り替えるための仮想ボタン141をトリガして、モバイル端末に、コンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上に、投影サービス1(再生機器1を使用)および投影サービス2(再生機器2を使用)を含む、候補投影サービスを表示させる(ステップ601)。投影サービス1は、再生機器1によって発行されるとともにプロトコル投影制御サービス1によって検出された投影サービスである。投影サービス1およびプロトコル投影制御サービス1の双方が、DLNA(登録商標)投影プロトコル(第1の投影プロトコル)をサポートする。投影サービス2は、再生機器2によって発行されるとともにプロトコル投影制御サービス2によって検出された投影サービスである。投影サービス2およびプロトコル投影制御サービス2の双方が、AirPlay投影プロトコル(第2の投影プロトコル)をサポートする。
【0043】
ユーザが再生機器2に切り替えることを選択する、すなわち、第1のコンテンツが投影サービス2に基づいて再生機器上で再生されると仮定する。それに対応して、モバイル端末は、コンテンツ投影制御サービスを介して第1のコンテンツのために使用される投影サービスを切り替える命令を獲得し、投影サービス2(第2の投影サービス)に基づいて再生機器上で第1のコンテンツを再生すると決定する(ステップ602)。
【0044】
モバイル端末は、投影サービス2に対応する再生機器2上で第1のコンテンツを再生させる(ステップ604)ために、プロトコル投影制御サービス2(第2のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス2(第2の投影サービス)を発行する再生機器2に第1のコンテンツを伝達する(ステップ603)、ここで、第2のプロトコル投影制御サービスは、第2の投影サービスを検出する、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスのうちの1つである。第2のプロトコル投影制御サービスおよび第2の投影サービスの双方が、第2の投影プロトコルをサポートする。
【0045】
必要に応じて、モバイル端末は、コンテンツ投影制御サービスを介して投影サービスによって再生される第1のコンテンツの進捗情報(第1の投影サービス)を記憶し、進捗情報を投影サービス2(第2の投影サービス)に伝達し得る、それによって、第1のコンテンツの進捗情報に基づいて投影サービス2に第1のコンテンツを継続して再生させて、投影サービスに基づいた異なる再生機器上で第1のコンテンツの再生の継続性を保証しており、ユーザに良好な視聴体験をもたらしている。
【0046】
実施例7)
機能7)に対応して、
図16を参照すれば、再生機器1がDLNA(登録商標)をサポートする投影サービス1およびAirPlay投影プロトコルをサポートする投影サービス4を発行すると仮定している。モバイル端末によって起動されたプロトコル投影制御サービス1(DLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートする)は、再生機器1によって発行された投影サービス1を検出し、モバイル端末によって起動されたプロトコル投影制御サービス3(第3のプロトコル投影制御サービスに対応しDLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートする)は、再生機器1によって発行された投影サービス1を検出し、AirPlay投影プロトコルをサポートするプロトコル投影制御サービス2は、再生機器によって発行された投影サービス4を検出する。モバイル端末がプロトコル投影制御サービス1(第1のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス1(第1の投影サービス)を発行する再生機器1に第1のコンテンツを伝達し、第1のコンテンツが投影サービス1を介して再生機器1上で再生されると仮定する。具体的な実施形態は実施例1)を参照されたい。
【0047】
ユーザは、第1のコンテンツを投影するための投影プロトコルを変更することを再生機器1に要求する場合がある。
図17を参照すれば、ユーザは、AirPlay投影プロトコルに基づいて再生機器1上で第1のコンテンツを再生するために投影サービス4を使用することを選択する。それに対応して、モバイル端末は、コンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上に第1のコンテンツのための投影サービス1のための状態制御インターフェースを表示し、ユーザは、状態制御インターフェース上で投影プロトコルを切り替えるための仮想ボタン171をトリガして、コンテンツ投影制御サービスを介してモバイル端末のディスプレイインターフェース上に候補投影プロトコルを表示するようにモバイル端末にトリガする(ステップ701)。候補投影プロトコルは、DLNA(登録商標)投影プロトコルおよびAirPlay投影プロトコルを含む、プロトコル投影制御サービス1およびプロトコル投影制御サービス3によってサポートされている投影プロトコルである。
【0048】
ユーザが(AirPlay投影プロトコルが選択されたと仮定する)を切り替えるために投影プロトコルを選択した後に、
図18を参照すれば、モバイル端末は、コンテンツ投影制御サービスを介して第1のコンテンツのための投影プロトコルを切り替える命令を獲得し、第1のコンテンツのための新規投影プロトコル、すなわちAirPlay投影プロトコルを決定(ステップ702)し、プロトコル投影制御サービス3(第3のプロトコル投影制御サービス)を介して投影サービス4(新規投影プロトコルすなわちAirPlay投影プロトコルをサポートする新規投影サービス)に第1のコンテンツを伝達(ステップ703)して、投影サービス4(新規投影サービス)に、新規投影サービス、すなわち再生機器1を発行する再生機器上で第1のコンテンツを再生させて、再生機器1が第1のコンテンツを投影する際に投影プロトコルの切り替えを実施する。
【0049】
本開示の実施形態はまた、モバイル端末を提供しており、
図19に示したモバイル端末10のオプションの構造図を参照すれば、ローカル再生サービスユニット100(上述のローカル再生サービスに対応する)と、コンテンツ投影制御サービスユニット200(上述のコンテンツ投影制御サービスに対応する)と、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニット(上述のプロトコル投影制御サービスユニットに対応する)とを備える。
図19においては、例として、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300、第2のプロトコル投影制御サービスユニット400、および第3のプロトコル投影制御サービスユニット500を用いて説明する。異なるプロトコル投影制御サービスユニットは、異なる投影プロトコルをサポートする。例として、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、DLNA(登録商標)投影プロトコルをサポートし、第2のプロトコル投影制御サービスユニット400は、AirPlay投影プロトコルをサポートし、第3のプロトコル投影制御サービスユニット500は、Miracast投影プロトコルをサポートする。
【0050】
コンテンツ投影制御サービスユニット200は、第1の投影命令を獲得し、ローカル再生サービスユニット100によって再生される第1のコンテンツをインターセプトし、インターセプトした第1のコンテンツを第1のプロトコル投影制御サービスユニット300に伝達するように構成される、ここで、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、再生機器によって発行された第1の投影サービスを検出する、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットのうちの、プロトコル投影制御サービスユニットである。
【0051】
第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、第1の投影プロトコルに基づいて第1の投影サービスに第1のコンテンツを伝達するように構成され、第1のコンテンツは、第1の投影サービスが対応する再生機器上で再生するように構成される、ここで、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300および第1の投影サービスの双方が、第1の投影プロトコルをサポートする。
【0052】
例として、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、第1のコンテンツが第1の投影サービスを発行する再生機器に伝達される際に、ローカル再生サービスユニット100を介して再生されることになる第2のコンテンツを示す第2の再生命令を獲得するようにさらに構成され、第2のコンテンツは、第1のコンテンツとは異なる。
【0053】
ローカル再生サービスユニット100は、モバイル端末のディスプレイインターフェース上で第2のコンテンツを再生し、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300を介して第1のコンテンツのための第1の投影サービスを維持するようにさらに構成される。
【0054】
例として、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、第1のコンテンツが第1の投影サービスに伝達される際に、コンテンツ投影制御サービスユニット200を介して、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300をバックグラウンドに切り替える命令を獲得するようにさらに構成される。
【0055】
第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、バックグラウンドに切り替える操作を実行し、第1のコンテンツのための第1の投影サービスを維持するようにさらに構成される。
【0056】
例として、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300は、第1の投影サービスが対応する再生機器上で第1のコンテンツを再生することに成功するまで、第1の投影サービスに対応する再生機器上で異なるフォーマットで第1のコンテンツを再生させるようにさらに構成される。
【0057】
例として、コンテンツ投影制御サービスユニット200は、モバイル端末のディスプレイインターフェース上で状態制御インターフェースを表示するようにさらに構成され、第1のコンテンツに関する第1の投影サービスの状態は、状態制御インターフェース上で表示される。
【0058】
コンテンツ投影制御サービスユニット200は、第1のコンテンツのための第1の投影サービスに関する状態制御命令を獲得し、第1のプロトコル投影制御サービスユニット300に第1の投影サービスの状態を調整させるために状態制御命令を第1のプロトコル投影制御サービスユニット300に伝達するようにさらに構成される。
【0059】
例として、コンテンツ投影制御サービスユニット200は、モバイル端末のディスプレイインターフェース上に候補投影サービスを表示するようにさらに構成され、候補投影サービスは、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットによって検出されるとともに再生機器によって発行された投影サービスのうちの少なくとも一個である。
【0060】
コンテンツ投影制御サービスユニット200は、第1のコンテンツのための投影サービスを切り替える命令を獲得し、第1のコンテンツのための第2の投影サービスを決定するようにさらに構成される。
【0061】
第2のプロトコル投影制御サービスユニット400は、第2の投影サービスを発行する再生機器に第1のコンテンツを伝達するようにさらに構成され、第1のコンテンツは、第2の投影サービスが対応する再生機器上で再生するように構成される、ここで、第2のプロトコル投影制御サービスユニット400は、第2の投影サービスを検出する、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットのうちの、プロトコル投影制御サービスユニットとしてさらに構成される。第2のプロトコル投影制御サービスユニット400および第2の投影サービスの双方が、第2の投影プロトコルをサポートする。
【0062】
例として、コンテンツ投影制御サービスユニット200は、モバイル端末のディスプレイインターフェース上で候補投影プロトコルを表示するようにさらに構成され、候補投影プロトコルは、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスユニットによって検出された投影サービスによってサポートされている投影プロトコルである。
【0063】
コンテンツ投影制御サービスユニット200は、第1のコンテンツのために使用される投影プロトコルを切り替える命令を獲得し、第1のコンテンツのために使用される新規投影プロトコルを決定するようにさらに構成される。
【0064】
第3のプロトコル投影制御サービスユニット500は、新規投影サービスに対応する再生機器上で第1のコンテンツを再生させるために新規投影サービスに第1のコンテンツを伝達するようにさらに構成される。第3のプロトコル投影制御サービスユニット500は、新規投影プロトコルを使用するプロトコル投影制御サービスユニットである。
【0065】
モバイル端末内のユニットは、モバイル端末内のプロセッサによってメモリ内のアプリケーション(テンセントビデオのような投影アプリケーションなど)における特定のサービスを起動することによって実施され得る。例えば、ローカル再生サービスユニット100の機能を記上述のローカル再生サービスを起動することによって実現することができ、コンテンツ投影制御サービスユニット200の機能を上述のコンテンツ投影制御サービスを起動することによって実現することができ、プロトコル投影制御サービスユニットの機能を上述のプロトコル投影制御サービスを起動することによって実現することができる。
【0066】
モバイル端末が
図20に示したハードウェア構造を採用してもよいことを指摘しておくことにする。
図20に示したモバイル端末10のオプションのハードウェア構造図においては、モバイル端末10は、プロセッサ140と、入力/出力インターフェース110(ディスプレイ、キーボード、タッチスクリーン、およびラウドスピーカマイクロフォンのうちの少なくとも1つなど)と、記憶媒体120と、ネットワークインターフェース150とを備える。ネットワークインターフェース150は、外部機器とのデータ伝送をサポートするように構成され、コンポーネントは、システムバス130を介して通信のために接続され得る。
【0067】
本開示の実施形態はまた、Read-Only Memory(ROM)(ROM、FLASHメモリ、および転送デバイスなど)、磁気記憶媒体(磁気テープおよびディスクドライブなど)、光学記憶媒体(Compact Disc Read-Only Memory(CD-ROM)、Digital Video Disk Read-Only Memory(DVD-ROM)、紙カード、および紙テープなど)、および別の既知のタイプのプログラムメモリであり得る、コンピュータ可読媒体を提供している。コンピュータ実行可能命令をコンピュータ可読媒体に記憶しており(テンセントビデオのような投影アプリケーションのバイナリ実行ファイル命令など)、命令は、少なくとも1つのプロセッサに以下の動作、
ローカル再生サービス、コンテンツ投影制御サービス、および少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスを起動するステップであって、異なるプロトコル投影制御サービスは、異なる投影プロトコルをサポートする、ステップと、
コンテンツ投影制御サービスを介して第1の投影命令を獲得し、ローカル再生サービスによって再生される第1のコンテンツをインターセプトし、インターセプトした第1のコンテンツを第1のプロトコル投影制御サービスに伝達するステップであって、第1のプロトコル投影制御サービスは、再生機器によって発行された第1の投影サービスを検出する、少なくとも2つのプロトコル投影制御サービスのうちの1つである、ステップと、
第1の投影プロトコルに基づいて第1のプロトコル投影制御サービスを介して第1の投影サービスに第1のコンテンツを伝達するステップであって、第1のコンテンツは、第1の投影サービスが対応する再生機器上で再生するように構成され、第1のプロトコル投影制御サービスおよび第1の投影サービスの双方が、第1の投影プロトコルをサポートする、ステップとを実行させるために実行される。
【0068】
上記から、本開示の実施形態は、以下の有益な効果を有する。
【0069】
1) モバイル端末のユーザが投影アプリケーションを制御して再生を終了した場合には、投影機器からの投影も停止され、モバイル端末上の投影およびビデオ視聴が同時に実施できなくなる結果をもたらす。本開示の実施形態において、改善がなされている。ユーザが再生ウィンドウを終了または投影アプリケーションがバックグラウンドに切り替えられた場合には、再生機器の投影されたコンテンツは中断されず、モバイル端末は、再生機器上で投影されたコンテンツの状態(ボリューム、解像度、および進捗など)をそのまま継続して制御し得る、その一方で、ユーザは、投影に影響を与えることなくモバイル端末上で別のビデオを視聴し得るし、ユーザは、投影エントリを介して連続的な制御のために投影されたビデオの状態制御インターフェースに適宜戻し得る。
【0070】
2) 現在のところ、投影アプリケーションの大部分はそれぞれただ1つの投影プロトコルをサポートしており、このことが、プロトコルの非互換性に起因していくつかの再生装置が投影することを不可能にしている。本開示においては、DLNA(登録商標)およびAirPlayなどの少なくとも2つの主流の投影プロトコルが、投影ストリームフォーマットを機器の互換性の状況に従って同時に動的に制御できるように、統合されており、市場にある機器の互換性を可能な限り達成しており、その一方で、ユーザは、2つの投影プロトコルを適宜切り替えることができる。
【0071】
上述の方法の実施形態のステップのすべてまたは一部がプログラムを介して関連ハードウェアに命令することによって実施され得ることを当業者は理解されよう。上述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るし、プログラムは、上述の方法の実施形態のステップを実施するために実行される。記憶媒体は、モバイルストレージ機器、Random Access Memory(RAM)、ROM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することが可能な様々な媒体を含む。
【0072】
もしくは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実装して独立した製品として販売または使用される場合には、本開示の統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてもよい。そのような理解に基づいて、実質的に、本開示の実施形態の技術的ソリューション、または、従来技術への部分的な貢献が、ソフトウェア製品の形式で組み込まれていてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク機器などであり得る)が本開示の各実施形態における方法のすべてまたは一部を事項することができるように構成される複数の命令を含む、記憶媒体に記憶されている。上述の記憶媒体は、モバイルストレージ機器、RAM、ROM、磁気ディスクまたは光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することが可能な様々な媒体を含む。
【0073】
上記は、本開示の特定の実施の様式に過ぎず、本開示の保護の範囲を限定することを意図したものではない。本開示によって開示された技術的範囲内における当業者にとって明白な任意の変形または置換は、本開示の保護の範囲に含まれるものとする。したがって、本開示の保護の範囲は、特許請求の範囲の保護の範囲に従うものとする。