(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記通信部が前記外部端末から前記監視カメラが所属するグループを示すグループ情報及び前記接続情報の少なくとも一方の変更の要求を受信した場合に、前記記憶部に記録された前記グループ情報及び前記接続情報の少なくとも一方を変更する
請求項8に記載の画像管理サーバ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたシステムにおいては、監視区域に配置された監視カメラのうち、選択された監視カメラの画像を監視装置の表示部で表示する。本システムにおいては、監視装置に、全監視カメラに接続するためのリンク情報を予め登録する必要がある。また、監視装置以外の端末から、監視区域に配置された監視カメラの画像データを取得する場合にも、改めて、各監視カメラに接続するためのリンク情報を端末に入力する必要がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減することができる監視カメラ及び画像管理サーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る監視カメラは、画像を撮影する撮影部と、外部端末と通信する通信部と、前記通信部が前記外部端末から画像データの要求を受信した場合に、前記通信部に、自機が所属するグループに所属する他の監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルを前記外部端末へ送信させる制御部と、を備える。
【0007】
これにより、外部端末から一台の監視カメラに接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができる。すなわち、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。
【0008】
また、本発明の一態様に係る監視カメラは、前記接続情報が記録される記憶部と、前記記憶部に記録された前記接続情報を参照して、前記電子ファイルを作成するファイル作成部と、をさらに備えてもよい。
【0009】
これにより、監視カメラは、前記接続情報に基づいて前記電子ファイルを作成することができるため、前記接続情報が変更された場合でも、変更された前記接続情報に基づいて適切な前記電子ファイルを作成することができる。
【0010】
また、本発明の一態様に係る監視カメラにおいて、前記制御部は、前記通信部が前記外部端末から前記接続情報の変更の要求を受信した場合に、前記記憶部に記録された前記接続情報を変更してもよい。
【0011】
これにより、外部端末から、前記接続情報を変更することができるため、監視カメラの入れ替えなどにより、監視カメラのグループ構成が変更された場合にも、当該変更後のグループに所属する監視カメラの画像データを取得することができる。
【0012】
また、本発明の一態様に係る監視カメラにおいて、前記電子ファイルは、マークアップ言語で記述されており、前記接続情報に対応する画像データの表示に係るレイアウトを定めるレイアウト情報を含んでもよい。
【0013】
これにより、外部端末は、前記電子ファイルをブラウザソフトウェアなどによって開くだけで、所定のレイアウトで配列された画像を表示させることができる。
【0014】
また、本発明の一態様に係る監視カメラにおいて、前記電子ファイルは、前記レイアウト情報を、前記外部端末から変更できるように記述されていてもよい。
【0015】
これにより、外部端末から表示される画像のレイアウトを変更することができるため、外部端末の表示部などに適したレイアウトを採用することができる。
【0016】
また、本発明の一態様に係る監視カメラにおいて、前記電子ファイルは、前記外部端末から前記グループに所属する監視カメラの操作を行うための操作情報を含んでもよい。
【0017】
これにより、外部端末から各監視カメラの主電源、照明部などを遠隔操作することができる。
【0018】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバは、外部端末及び監視カメラと通信する通信部と、前記通信部が前記外部端末から前記監視カメラが所属するグループに所属する監視カメラの画像データの要求を受信した場合に、前記通信部に、前記グループに所属する監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルを前記外部端末へ送信させる制御部と、を備える。
【0019】
これにより、外部端末から画像管理サーバに接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができる。すなわち、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。
【0020】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバは、前記接続情報が記録される記憶部と、前記記憶部に記録された前記接続情報を参照して、前記電子ファイルを作成するファイル作成部と、をさらに備えてもよい。
【0021】
これにより、画像管理サーバは、前記接続情報に基づいて前記電子ファイルを作成することができるため、前記接続情報が変更された場合でも、変更された前記接続情報に基づいて適切な前記電子ファイルを作成することができる。
【0022】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバにおいて、前記制御部は、前記通信部が前記外部端末から前記監視カメラが所属するグループを示すグループ情報及び前記接続情報の少なくとも一方の変更の要求を受信した場合に、前記記憶部に記録された前記グループ情報及び前記接続情報の少なくとも一方を変更してもよい。
【0023】
これにより、外部端末から、各監視カメラが所属するグループなどを変更することができる。
【0024】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバにおいて、前記電子ファイルは、マークアップ言語で記述されており、前記接続情報に対応する画像データの表示に係るレイアウトを定めるレイアウト情報を含んでもよい。
【0025】
これにより、外部端末40は、前記電子ファイルをブラウザソフトウェアなどによって開くだけで、所定のレイアウトで配列された画像を表示させることができる。
【0026】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバは、前記制御部は、前記監視カメラが撮影した画像を前記記憶部に蓄積してもよい。
【0027】
これにより、各監視カメラが画像データを保持する必要がなくなるため、監視カメラの記憶容量を抑制することができる。また、外部端末の画像データ取得時における各監視カメラの通信データ量を抑制することができる。
【0028】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバにおいて、前記電子ファイルは、前記記憶部に蓄積された画像データ及び前記監視カメラのライブ画像データの接続情報を含んでもよい。
【0029】
これにより、外部端末において、記憶部に蓄積された画像データ及び監視カメラのライブ画像データの少なくとも一方を取得することができる。
【0030】
また、本発明の一態様に係るシステムは、上記画像管理サーバと、監視カメラと、を含む。
【0031】
これにより、外部端末から画像管理サーバに接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができる。すなわち、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。
【0032】
また、本発明の一態様に係る監視カメラの制御方法は、画像を撮影する撮影部と、外部端末と通信する通信部と、を備える監視カメラの制御方法であって、前記通信部が前記外部端末から画像データの要求を受信した場合に、前記通信部に、自機が所属するグループに所属する他の監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルを前記外部端末へ送信させるステップを含む。
【0033】
これにより、外部端末から一台の監視カメラに接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができる。すなわち、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。
【0034】
また、本発明の一態様に係る画像管理サーバの制御方法は、外部端末及び監視カメラと通信する通信部を備える画像管理サーバの制御方法であって、前記通信部が前記外部端末から前記監視カメラが所属するグループに所属する監視カメラの画像データの要求を受信した場合に、前記通信部に、前記グループに所属する監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルを前記外部端末へ送信させるステップを含む。
【0035】
これにより、外部端末から画像管理サーバに接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができる。すなわち、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。
【0036】
なお、本発明は、装置及び制御方法として実現できるだけでなく、制御方法におけるステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。また、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現すること、及び、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現することもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
【発明の効果】
【0037】
本発明により、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減することができる監視カメラ及び画像管理サーバを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0040】
なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
【0041】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係る監視カメラ及びそれを用いたシステムについて、図面を用いて説明する。
【0042】
[1−1.システムの構成]
まず、実施の形態1に係る監視カメラを用いたシステムの概要について
図1を用いて説明する。
【0043】
図1は、本実施の形態に係る監視カメラを用いたシステムの一例を示す概略図である。
【0044】
図1には、本実施の形態に係るシステムの一例として、生産設備などで使用される移載機50を監視対象とするシステムが示されている。本実施の形態に係るシステムは、主に、監視カメラ10a、10b、10c及び10dを備える。また、
図1に示されるように、本実施の形態に係るシステムは、さらに、外部端末40、ネットワーク30及びアクセスポイント20などを含んでもよい。
【0045】
図1に示される監視カメラ10a、10b、10c及び10dは、アクセスポイント20と無線通信可能なネットワークカメラである。監視カメラ10a、10b、10c及び10dは、移載機50を監視するための監視カメラのグループに所属する。各監視カメラの詳細については後述する。
【0046】
図1に示される外部端末40は、各監視カメラが撮影した画像を表示するための表示部を備える端末である。外部端末40としては、PC(Personal Computer)、スマートフォンなどを用いることができる。
【0047】
図1に示されるネットワーク30は、外部端末40とアクセスポイント20等が接続される通信網であり、例えば、LAN(Local Area Network)などから構成される。
【0048】
図1に示されるアクセスポイント20は、ネットワーク30を介して外部端末40に接続され、かつ、無線LANなどにより各監視カメラと通信を行う装置である。なお、本実施の形態においては、アクセスポイント20として、各監視カメラと無線通信を行う装置を用いる例を示すが、有線通信を行う装置を用いてもよい。
【0049】
移載機50は、ワークなどを他の生産設備などに移載する装置であって、本システムの監視対象である。
【0050】
[1−2.監視カメラの構成]
次に、
図1に示される監視カメラ10aの機能構成について、
図2を用いて説明する。
【0051】
図2は、本実施の形態に係る監視カメラ10aの機能構成を示すブロック図である。
【0052】
図2に示されるように、監視カメラ10aは、機能的には、通信部11、ファイル作成部12、制御部13、記憶部14、撮影部15及び照明部16を備える。
【0053】
監視カメラ10aの撮影部15は、監視対象を撮影して画像データを生成する画像データ生成部である。
【0054】
監視カメラ10aの照明部16は、監視カメラ10aの撮影対象を照明するための光照射部である。
【0055】
監視カメラ10aの記憶部14は、監視カメラ10aが所属するグループに所属する他の監視カメラ10b、10c及び10dの画像データを取得するための接続情報が記録されるメモリである。上記接続情報は、具体的には、画像データのURL(Uniform Resource Locator)などのリンク情報である。また、記憶部14には、撮影部15によって撮影された画像データが記録されてもよい。
【0056】
監視カメラ10aのファイル作成部12は、記憶部14に記録される接続情報を参照して、当該接続情報を含む電子ファイルを作成する処理部である。当該電子ファイルは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)などのマークアップ言語で記述された電子ファイルである。当該電子ファイルは、監視カメラ10aが所属するグループに所属する他の監視カメラ(本実施の形態では、監視カメラ10b、10c及び10d)の画像データのURLなどの接続情報を含む。さらに、当該電子ファイルは、各監視カメラの画像データの表示に係るレイアウトを定めるレイアウト情報を含む。すなわち、例えば、当該電子ファイルが、ブラウザソフトウェアによって開かれると、ブラウザウィンドウなどに、各監視カメラによって撮影された画像が、所定のレイアウトで配置された状態で表示される。当該電子ファイルの詳細については後述する。
【0057】
監視カメラ10aの通信部11は、アクセスポイント20及びネットワーク30を介して外部端末40などと通信を行う処理部である。
【0058】
監視カメラ10aの制御部13は、監視カメラ10aの制御を行う処理部であり、プロセッサなどによって構成される。具体的には、通信部11が外部端末40から画像データの要求を受信した場合に、通信部11に、ファイル作成部12で作成された電子ファイルを外部端末40へ送信させる。
【0059】
また、制御部13は、通信部11が外部端末40などから接続情報の変更の要求を受信した場合に、記憶部14に記録された接続情報を変更する。
【0060】
また、制御部13は、通信部11が外部端末40などから監視カメラ10aの操作を行うための操作情報を受信した場合に、当該操作情報に基づいて監視カメラ10aの操作を行う。監視カメラ10aの操作としては、具体的には、監視カメラ10aの照明部16のオン・オフ操作などが含まれる。
【0061】
なお、監視カメラ10b、10c及び10dは、監視カメラ10aと同様の機能構成を備えてもよいし、監視カメラ10aと同様の機能構成から電子ファイルを送信する機能を削除した機能構成を備えてもよい。監視カメラ10b、10c及び10dが、監視カメラ10aと同様の機能構成を備える場合には、監視カメラ10b、10c及び10dは、電子ファイルを送信する機能を停止させた状態で使用される。
【0062】
[1−3.電子ファイルの構成]
次に、上述した監視カメラ10aが外部端末40に送信する電子ファイルについて、
図3及び
図4を用いて説明する。
【0063】
図3は、本実施の形態に係る監視カメラ10aが外部端末40に送信する電子ファイルをブラウザソフトウェアによって開いた場合に表示されるブラウザウィンドウの一例を示す図である。
【0064】
図4は、本実施の形態において、外部端末40から各監視カメラの設定を変更する場合に表示される設定表示の概要を示す図である。
【0065】
監視カメラ10aが外部端末40に送信した電子ファイルを、外部端末40においてブラウザソフトウェアにより開くと、ブラウザウィンドウ41に、監視カメラ10aが所属するグループに所属する各監視カメラが撮影した画像が表示される。
図3に示されるように、ブラウザウィンドウ41には、監視カメラ10a、10b、10c及び10dが撮影した画像42a、42b、42c及び42dが表示される。すなわち、上記電子ファイルには、各監視カメラの画像データを取得するためのリンク情報などの接続情報が含まれる。
【0066】
また、ブラウザウィンドウ41には、レイアウト設定部43、設定変更ボタン44が表示される。
【0067】
ブラウザウィンドウ41内のレイアウト設定部43には、画像のレイアウトを選択できるボタンが複数表示される。本実施の形態においては、レイアウト設定部43には、自動配列選択ボタン43a、縦配列選択ボタン43b、横配列選択ボタン43c及び全画面表示選択ボタン43dが表示される。ユーザは、マウスなどのポインティングデバイスを用いて、いずれかのボタンを選択することにより、各監視カメラの画像を所望のレイアウトで表示させることができる。
【0068】
レイアウト設定部43の自動配列選択ボタン43aは、各監視カメラの画像を、ブラウザウィンドウ41のサイズ及び縦横比、画像の個数等に応じて自動的に配列するためのボタンである。
図3に示される例においては、自動配列選択ボタン43aが選択されることによって、画像が縦方向及び横方向ともに二つずつ表示されているが、自動配列選択ボタン43aによって表示されるレイアウトは、このような例に限られない。例えば、外部端末40として縦長の画面(ウィンドウ)形状を有するスマートフォン等を用いる場合には、自動配列選択ボタン43aを選択することにより、全画像が縦方向に一列に配列されてもよい。
【0069】
レイアウト設定部43の縦配列選択ボタン43b及び横配列選択ボタン43cは、各監視カメラの画像を、それぞれ、縦方向及び横方向に一列に配列するためのボタンである。
【0070】
レイアウト設定部43の全画面表示選択ボタン43dは、各監視カメラの画像のうち、一つの画像だけを全画面表示させるためのボタンである。全画面表示選択ボタン43dを選択することにより、画像を最大限に拡大して表示させることができる。
【0071】
ブラウザウィンドウ41に表示される設定変更ボタン44は、各監視カメラの設定を変更するためのボタンである。ユーザは、マウスなどのポインティングデバイスを用いて、設定変更ボタン44を選択することにより、各監視カメラの設定を変更することができる。具体的には、設定変更ボタン44を選択することにより、例えば、
図4に示されるような設定表示17が表示される。なお、設定表示17は、ブラウザウィンドウ41内に表示されてもよいし、別のウィンドウなどに表示されてもよい。
【0072】
設定表示17の「名称」列には、各監視カメラの名称が表示されている。本実施の形態においては、監視カメラ10b、10c及び10dの名称が、それぞれ「移載機左」、「移載機前」及び「移載機後」と表示されている。設定表示17の各監視カメラの名称が表示されたセルをポインティングデバイスなどにより選択することで、当該名称を編集可能な状態とすることができる。当該名称を編集可能な状態に維持したまま、外部端末40が備えるキーボードなどの入力デバイスにより文字などの入力を行うことによって、当該名称を変更することができる。
【0073】
設定表示17の「IPアドレス」列には、各監視カメラのIPアドレスが表示されている。「IPアドレス」列についても上記「名称」列と同様に、各監視カメラのIPアドレスが記載されたセルをポインティングデバイスなどにより選択することで、当該IPアドレスを編集可能な状態とすることができる。IPアドレスの編集は、例えば、使用中の監視カメラを、別のIPアドレスを有する監視カメラに代える場合などに行われる。
【0074】
設定表示17の「状態」列には、各監視カメラの主電源の状態が表示されている。設定表示17の各監視カメラの状態が記載されたセルをポインティングデバイスなどにより選択することで、各監視カメラの主電源の状態をオン又はオフに切り替えることができる。
【0075】
設定表示17の「画像設定」列には、外部端末40の表示部に表示される各監視カメラの画像の設定が表示されている。例えば、「Auto」とは、監視カメラが、タイマーなどにより、所定の時刻に自動的に撮影して蓄積した画像が表示される設定を示す。また、「Live」とは、監視カメラが撮影しているライブ画像が表示される設定を示す。「画像設定」列についても、上記「状態」列と同様に、各監視カメラの状態が記載されたセルをポインティングデバイスなどにより選択することで、各監視カメラの画像設定をAuto又はLiveに切り替えることができる。
【0076】
設定表示17の「照明」列には、各監視カメラの照明部16の状態が表示されている。設定表示17の各監視カメラの照明部16の状態が記載されたセルをポインティングデバイスなどにより選択することで、各監視カメラの照明部16の状態をオン又はオフに切り替えることができる。
【0077】
以上で説明された設定表示17には、監視カメラ10aの設定情報が表示されていない。これは、監視カメラ10aには、外部端末40が上記電子ファイルを用いることなく直接接続されているため、別途設定変更できるからである。ただし、設定表示17に監視カメラ10aの設定情報を追加して、設定表示17から監視カメラ10aの設定を変更できるようにしてもよい。
【0078】
また、上記ブラウザウィンドウ41において、レイアウト設定部43及び設定変更ボタン44は、ボタンを選択することで、各設定を選択又は変更する構成例を示した。しかしながら、レイアウト設定などを変更するための構成は、これに限られず、公知の任意の構成が採用され得る。例えば、レイアウト設定部43などにプルダウンメニューなどを表示して、当該プルダウンメニューから所望の設定を選択する構成としてもよい。
【0079】
[1−4.監視カメラの動作]
次に、上述のような構成を有する監視カメラ10aの動作について、
図5を用いて説明する。
【0080】
図5は、本実施の形態に係る監視カメラ10aの動作手順の一例を示すフローチャートである。
【0081】
図5に示されるように、監視カメラ10aの制御部13は、通信部11が外部端末40から画像データを要求する信号を受信したことを検知する(S1)。そして、制御部13は、監視カメラ10aが所属するグループに所属する他の監視カメラ10b、10c及び10dの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルが、記憶部14にあるか否かを判断する(S2)。ここで、制御部13は、当該電子ファイルがないと判断すると(S2でNo)、ファイル作成部12に当該電子ファイルを作成させて(S3)、通信部11に当該電子ファイルを外部端末40へ送信させる(S4)。また、制御部13は、記憶部14に当該電子ファイルがあると判断した場合(S2でYes)には、通信部11に当該電子ファイルを外部端末40へ送信させる(S4)。
【0082】
監視カメラ10aが以上のように動作することにより、外部端末40は、監視カメラ10aに接続するだけで、監視カメラ10aが所属するグループに所属する他の監視カメラの画像データを取得するための接続情報が含まれる電子ファイルを受信することができる。また、当該電子ファイルを用いることにより、外部端末40は、上記グループの各監視カメラの画像データを取得することができる。
【0083】
[1−5.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る監視カメラ10aは、画像を撮影する撮影部15と、外部端末40と通信する通信部11と、制御部13と、を備える。そして、制御部13は、通信部11が外部端末40から画像データの要求を受信した場合に、通信部11に、自機が所属するグループに所属する他の監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルを外部端末40へ送信させる。これにより、外部端末40から一台の監視カメラ10aに接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができるため、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。また、本実施の形態に係る監視カメラ10aは、複数の外部端末によって接続される場合に、特に有効である。すなわち、複数の外部端末によって、複数の監視カメラの画像データを取得するためには、従来の監視カメラを用いる場合には、各外部端末に複数の監視カメラの接続情報を入力する必要がある。一方、監視カメラ10aを用いる場合には、各外部端末に監視カメラ10aの接続情報だけを入力することで、他の監視カメラの接続情報を得ることができる。
【0084】
また、本実施の形態に係る監視カメラ10aは、前記接続情報が記録される記憶部14と、記憶部14に記録された前記接続情報を参照して、前記電子ファイルを作成するファイル作成部12と、をさらに備える。これにより、監視カメラ10aは、前記接続情報に基づいて前記電子ファイルを作成することができるため、前記接続情報が変更された場合でも、変更された前記接続情報に基づいて適切な前記電子ファイルを作成することができる。
【0085】
また、本実施の形態に係る監視カメラ10aにおいて、制御部13は、通信部11が外部端末40から前記接続情報の変更の要求を受信した場合に、記憶部14に記録された前記接続情報を変更する。これにより、外部端末40から、前記接続情報を変更することができるため、監視カメラの入れ替えなどにより、監視カメラのグループ構成が変更された場合にも、当該変更後のグループに所属する監視カメラの画像データを取得することができる。
【0086】
また、本実施の形態に係る監視カメラ10aにおいて、前記電子ファイルは、HTMLなどのマークアップ言語で記述されており、前記接続情報に対応する画像データの表示に係るレイアウトを定めるレイアウト情報を含む。これにより、外部端末40は、前記電子ファイルをブラウザソフトウェアなどによって開くだけで、所定のレイアウトで配列された画像を表示させることができる。
【0087】
また、本実施の形態に係る監視カメラ10aにおいて、前記電子ファイルは、前記レイアウト情報を、外部端末40から変更できるように記述されている。これにより、外部端末40から表示される画像のレイアウトを変更することができるため、外部端末40の表示部などに適したレイアウトを採用することができる。
【0088】
また、本実施の形態に係る監視カメラ10aにおいて、前記電子ファイルは、外部端末40から自機が所属するグループに所属する監視カメラの操作を行うための操作情報を含む。これにより、外部端末40から各監視カメラの主電源、照明部16などを遠隔操作することができる。
【0089】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の画像管理サーバについて説明する。本実施の形態においては、上記実施の形態1において監視カメラ10aによって送信される電子ファイルが、画像管理サーバによって送信される。以下、本実施の形態に係る画像管理サーバ及びそれを用いたシステムについて、図面を用いて説明する。
【0090】
[2−1.システムの構成]
まず、実施の形態2に係る画像管理サーバを用いたシステムの概要について
図6を用いて説明する。
【0091】
図6は、本実施の形態に係る画像管理サーバを用いたシステムの一例を示す概略図である。
【0092】
図6には、本実施の形態に係るシステムの一例として、生産設備などで使用される移載機50及び加工機60を監視対象とするシステムが示されている。本実施の形態に係るシステムは、主に、監視カメラ10a、10b、10c、10d、10e及び10f、並びに、画像管理サーバ100を備える。また、
図6に示されるように、本実施の形態に係るシステムは、さらに、外部端末40及びネットワーク30などを含んでもよい。
【0093】
図6に示される各監視カメラは、画像管理サーバ100と無線通信可能なネットワークカメラである。監視カメラ10a、10b、10c及び10dは、移載機50を監視するための監視カメラのグループG1に所属し、監視カメラ10e及び10fは、加工機60を監視するための監視カメラのグループG2に所属する。各監視カメラは、実施の形態1に係る監視カメラ10aと同様の機能構成を備えてもよいし、監視カメラ10aと同様の機能構成から電子ファイルを送信する機能を削除した機能構成を備えてもよい。各監視カメラが、実施の形態1に係る監視カメラ10aと同様の機能構成を備える場合には、各監視カメラは、上記電子ファイルを送信する機能を停止させた状態で使用される。
【0094】
図6に示される画像管理サーバ100は、ネットワーク30を介して外部端末40に接続され、かつ、上記各監視カメラと無線通信可能なサーバである。画像管理サーバ100の詳細については後述する。
【0095】
図6に示される外部端末40及びネットワーク30及び移載機50は、実施の形態1で述べたとおりである。
【0096】
図6に示される加工機60は、ワークなどを加工する装置であって、移載機50とともに、本システムによって監視される。
【0097】
[2−2.画像管理サーバの機能構成]
次に、
図6に示される画像管理サーバ100の機能構成について、
図7を用いて説明する。
【0098】
図7は、本実施の形態に係る画像管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。
【0099】
図7に示されるように、画像管理サーバ100は、機能的には、通信部101、ファイル作成部102、制御部103及び記憶部104を備える。
【0100】
画像管理サーバ100の記憶部104は、各監視カメラが所属するグループを示す情報であるグループ情報と、各グループに所属する監視カメラの画像データを取得するための接続情報が記録されるメモリである。上記接続情報は、具体的には、画像データのURLなどのリンク情報である。また、記憶部104は、各監視カメラが取得した画像データが記録されてもよい。
【0101】
画像管理サーバ100のファイル作成部102は、記憶部104に記録されるグループ情報及び接続情報を参照して、外部端末40からの要求に対応するグループに所属する監視カメラの接続情報を含む電子ファイルを作成する処理部である。当該電子ファイルは、例えば、HTMLなどのマークアップ言語で記述された電子ファイルである。当該電子ファイルは、外部端末40からの要求に対応するグループに所属する各監視カメラの画像データのURLなどの接続情報を含む。さらに、当該電子ファイルは、各監視カメラの画像データの表示に係るレイアウトを定めるレイアウト情報を含む。すなわち、例えば、当該電子ファイルが、ブラウザソフトウェアによって開かれると、ブラウザのウィンドウなどに、各監視カメラによって撮影された画像が、所定のレイアウトで配置された状態で表示される。当該電子ファイルの詳細については後述する。
【0102】
画像管理サーバ100の通信部101は、ネットワーク30を介して外部端末40と通信を行い、かつ、各監視カメラと無線通信を行う処理部である。
【0103】
画像管理サーバ100の制御部103は、画像管理サーバ100の制御を行う処理部であり、プロセッサなどによって構成される。具体的には、通信部101が外部端末40から所定のグループに所属する監視カメラが撮影した画像データの要求を受信した場合に、通信部101に、ファイル作成部102で作成された電子ファイルを外部端末40へ送信させる。
【0104】
また、制御部103は、通信部101が外部端末40などからグループ情報又は接続情報の変更要求を受信した場合に、記憶部104に記録されたグループ情報又は接続情報を変更する。
【0105】
また、制御部103は、通信部101が外部端末40などから各監視カメラの操作を行うための操作情報を受信した場合に、通信部101に当該操作情報を各監視カメラへ送信させる。
【0106】
[2−3.電子ファイルの構成]
次に、上述した画像管理サーバ100が外部端末40に送信する電子ファイルについて、図面を用いて説明する。
【0107】
例えば、画像管理サーバ100が外部端末40から、監視カメラ10a、10b、10c及び10dからなるグループG1の画像データを要求する信号を受信すると、画像管理サーバ100は、電子ファイルを外部端末40に送信する。当該電子ファイルには、グループG1に所属する各監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルである。例えば、外部端末40においてブラウザソフトウェアなどによって当該ファイルを開くと、実施の形態1と同様に
図3に示されるようなブラウザウィンドウ41が外部端末40の表示部に表示される。
【0108】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に
図3に示されるレイアウト設定部43により、画像のレイアウトを変更できる。
【0109】
また、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に
図3に示される設定変更ボタン44をポインティングデバイスなどによって選択すると、各監視カメラの設定を変更できる。ただし、本実施の形態においては、設定表示が実施の形態1と異なる。当該設定表示について、
図8を用いて説明する。
【0110】
図8は、本実施の形態において、外部端末40から各監視カメラの設定を変更する場合に表示される設定表示の概要を示す図である。
【0111】
図8に示される設定表示105は、実施の形態1の設定表示17に「グループ」列が追加されている点と、画像管理サーバ100に接続される全グループの監視カメラの情報が表示される点とにおいて、実施の形態1と異なる。
【0112】
図8に示されるように、設定表示105には、複数のグループの監視カメラの情報が表示され得る。また、各監視カメラが所属するグループ名が、「グループ」列に表示される。本実施の形態においては、監視カメラ10a、10b、10c及び10dのグループ名が、「G1」と表示され、監視カメラ10e及び10fのグループ名が「G2」と表示されている。設定表示105の各グループ名が記載されたセルをポインティングデバイスなどによって選択することにより、当該グループ名を編集可能な状態とすることができる。当該グループ名を編集可能な状態に維持したまま、外部端末40が備えるキーボードなどの入力デバイスにより文字などの入力を行うことによって、当該グループ名を変更することができる。グループ名の編集は、例えば、移載機50監視用の監視カメラ10dを、加工機60を監視するために使用する場合などに行われる。
【0113】
設定表示105の「名称」列、「IPアドレス」列、「状態」列、「画像設定」列及び「照明」列は、実施の形態1と同様である。なお、「画像設定」列において、「Auto」が選択される場合には、画像管理サーバ100の記憶部104に記録された画像データを外部端末40に送信してもよい。これにより、外部端末40の画像データ取得時における各監視カメラの通信データ量を抑制することができる。また、各監視カメラに画像データを蓄積する必要がなくなるため、各監視カメラの記憶容量を抑制することができる。
【0114】
[2−4.画像管理サーバの動作]
次に、画像管理サーバ100の動作の一例について説明する。
【0115】
外部端末40から監視カメラの画像データを要求された場合の画像管理サーバ100の動作は、
図5に示される実施の形態1の監視カメラ10aの動作と概ね同じである。画像管理サーバ100の動作手順の概要を以下に示す。
【0116】
画像管理サーバ100の制御部103は、通信部101が外部端末40から特定の監視カメラが所属するグループに所属する監視カメラの画像データを要求する信号を受信したことを検知する。そして、制御部103は、外部端末40が当該特定の監視カメラが所属するグループを記憶部104のグループ情報から特定する。続いて、制御部103は、当該グループに所属する監視カメラの接続情報を含む電子ファイルが記憶部104にあるか否かを判断する。ここで、制御部103は、当該電子ファイルがないと判断すると、ファイル作成部102に当該電子ファイルを作成させて、通信部101に当該電子ファイルを外部端末40へ送信させる。また、制御部103は、記憶部104に当該電子ファイルがあると判断した場合には、通信部101に当該電子ファイルを外部端末40へ送信させる。
【0117】
以上のように、画像管理サーバ100が動作することにより、外部端末40は、画像管理サーバ100に接続するだけで、所望のグループに所属する複数の監視カメラの画像データを取得するための接続情報が含まれる電子ファイルを受信することができる。当該電子ファイルを用いることにより、外部端末40は、上記グループの各監視カメラの画像データを取得することができる。
【0118】
なお、以上では、外部端末40が、画像管理サーバ100に特定の監視カメラを指定することによって、当該特定の監視カメラが所属するグループを指定する動作例を示したが、グループの指定方法はこれに限られない。例えば、外部端末40は、グループ名を画像管理サーバ100に送信することによって、グループを指定してもよい。
【0119】
[2−5.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る画像管理サーバ100は、外部端末40及び監視カメラと通信する通信部101と、制御部103とを備える。また、制御部103は、通信部101が外部端末40から監視カメラが所属するグループに所属する監視カメラの画像データの要求を受信した場合に、通信部101に、前記グループに所属する監視カメラの画像データを取得するための接続情報を含む電子ファイルを外部端末40へ送信させる。これにより、外部端末40から画像管理サーバ100に接続するだけで、複数の監視カメラの画像データを取得することができる。すなわち、複数の監視カメラの画像データを取得するために要する手間を低減できる。また、本実施の形態に係る画像管理サーバ100は、複数の外部端末によって接続される場合に、特に有効である。すなわち、複数の外部端末によって、複数の監視カメラの画像データを取得するために、画像管理サーバ100を用いない場合には、各外部端末に複数の監視カメラの接続情報を入力する必要がある。一方、画像管理サーバ100を用いる場合には、各外部端末に画像管理サーバ100の接続情報だけを入力することで、複数の監視カメラの接続情報を得ることができる。
【0120】
また、本実施の形態に係る画像管理サーバ100は、前記接続情報が記録される記憶部104と、記憶部104に記録された前記接続情報を参照して、前記電子ファイルを作成するファイル作成部102と、をさらに備える。これにより、画像管理サーバ100は、前記接続情報に基づいて前記電子ファイルを作成することができるため、前記接続情報が変更された場合でも、変更された前記接続情報に基づいて適切な前記電子ファイルを作成することができる。
【0121】
また、本実施の形態に係る画像管理サーバ100において、制御部103は、通信部101が外部端末40から監視カメラが所属するグループを示すグループ情報の変更の要求を受信した場合に、記憶部104に記録された前記グループ情報を変更する。また、制御部103は、通信部101が外部端末40から前記接続情報の変更の要求を受信した場合に、記憶部104に記録された前記接続情報を変更する。これにより、外部端末40から、各監視カメラが所属するグループなどを変更することができる。
【0122】
また、本実施の形態に係る画像管理サーバ100において、前記電子ファイルは、マークアップ言語で記述されており、前記接続情報に対応する画像データの表示に係るレイアウトを定めるレイアウト情報を含む。これにより、外部端末40は、前記電子ファイルをブラウザソフトウェアなどによって開くだけで、所定のレイアウトで配列された画像を表示させることができる。
【0123】
また、本実施の形態に係る画像管理サーバ100において、制御部103は、監視カメラが撮影した画像を記憶部104に蓄積する。これにより、各監視カメラが画像データを保持する必要がなくなるため、監視カメラの記憶容量を抑制することができる。また、外部端末40の画像データ取得時における各監視カメラの通信データ量を抑制することができる。
【0124】
また、本実施の形態に係る画像管理サーバ100において、前記電子ファイルは、記憶部104に蓄積された画像データ及び監視カメラのライブ画像データの接続情報を含む。これにより、外部端末40において、記憶部104に蓄積された画像データ及び監視カメラのライブ画像データの少なくとも一方を取得することができる。
【0125】
(変形例など)
以上、本発明の監視カメラ、画像管理サーバ及びそれらを用いたシステムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
【0126】
例えば、上記各実施の形態においては、監視カメラ又は画像管理サーバが送信する電子ファイルがマークアップ言語で記述される例を示したが、電子ファイルの形式はこれに限られない。所定のグループに所属する監視カメラの接続情報が含まれる任意の電子ファイルを用いることができる。
【0127】
また、上記各実施の形態においては、監視カメラの画像設定が「Auto」である場合の撮影タイミングとして、タイマーなどを用いる例を示したが、撮影タイミングはこれに限られない。例えば、監視カメラにIOポートを設け、監視対象からの信号を当該IOポートに入力し、所定の信号が監視対象から入力された場合に、監視カメラの撮影を開始する構成としてもよい。これにより、例えば、監視対象に何らかのエラーが発生した場合に、自動的に監視カメラの撮影が開始される。さらに、監視カメラによる撮影は、IOポートに所定の信号が入力された後、直ちに開始されてもよいし、所定の時間経過後又は所定の時間遡って開始されてもよい。所定の時間遡って撮影を開始するためには、監視カメラは、常時撮影を行い、上記所定の時間分の画像データを保持しておけばよい。