(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6493691
(24)【登録日】2019年3月15日
(45)【発行日】2019年4月3日
(54)【発明の名称】船舶
(51)【国際特許分類】
B63H 5/08 20060101AFI20190325BHJP
B63B 1/08 20060101ALI20190325BHJP
B63H 5/16 20060101ALI20190325BHJP
B63H 25/38 20060101ALI20190325BHJP
【FI】
B63H5/08
B63B1/08 Z
B63H5/16 C
B63H25/38 C
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-222901(P2016-222901)
(22)【出願日】2016年11月16日
(62)【分割の表示】特願2014-41452(P2014-41452)の分割
【原出願日】2014年3月4日
(65)【公開番号】特開2017-30749(P2017-30749A)
(43)【公開日】2017年2月9日
【審査請求日】2016年11月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】518144045
【氏名又は名称】三井E&S造船株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001368
【氏名又は名称】清流国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】大庭 直樹
【審査官】
米澤 篤
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−6556(JP,A)
【文献】
実開平5−26798(JP,U)
【文献】
特開2004−299423(JP,A)
【文献】
特開平8−72797(JP,A)
【文献】
特開平11−139395(JP,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2010−0136808(KR,A)
【文献】
国際公開第2011/144239(WO,A1)
【文献】
特開2015−166218(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63H 5/08
B63B 1/08
B63H 5/16
B63H 25/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
船尾に2つプロペラ回転軸を支持する2つスケグを備えた2軸2舵のツインスケグ船において、
左右舷の各プロペラの回転方向を上側が内回りに回転するようにすると共に、
前記左右舷の各プロペラの回転軸の延長線上に左右舷の各舵の幅方向の中心を配置し、
前記プロペラの前方における前記スケグの外側のみに設けた左右舷のダクトと前記左右舷の各舵にそれぞれ設けられたバルブとを備えたか、
又は、前記左右舷の各舵にそれぞれ設けられたバルブとこのバルブから前記舵に対して外側のみに設けられたフィンとを備えたことを特徴とするツインスケグ船。
【請求項2】
前記バルブにおいて、2つの前記舵の間の内側の形状を、前記舵の外側の形状よりも小さくして、前記舵に対して非対称に形成したことを特徴とする請求項1に記載のツインスケグ船。
【請求項3】
前記バルブの中心を前記舵の幅方向中心に対して外側にずらせて、前記バルブを前記舵の外側のみに設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のツインスケグ船。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、船体の船尾がツインスケグタイプのツインスケグ船に関し、より詳細には、内回りプロペラと、ツインスケグの外側のみに設けたダクトと,舵に設置したバルブとフィンとを併設することで、省エネルギー効果を得るツインスケグ船に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、プロペラ軸を左右2つ持ち、この2つプロペラ軸を2つのスケグでそれぞれ支持したツインスケグ船では、ツインスケグの内側と外側とで流れが大きく異なる。
【0003】
このツインスケグの内側の流れは、後方が高くなる船底の傾斜に沿って流れるため、強い上昇流れとなる。この上昇流に対しては、左右のプロペラを上側で船体中心側に回す内回りにすることで、つまり、船尾側から見て、左舷側のプロペラを時計回りに、右舷側のプロペラを反時計回りに回転することで、ツインスケグの内側流れと船後で作動するプロペラの干渉によるエネルギーロスを減少させ、船舶の推進効率を向上することができる。
【0004】
一方、ツインスケグの外側の流れは、一般の船舶と同様に、船尾のビルジ部分で生じる三次元剥離によりビルジ渦が発生し、このビルジ渦の中心位置と船体表面付近との間では下向き成分を有する流れが発生する。そして、このビルジ渦の中心位置より外側の部位では上向き成分の流れが発生している。また、プロペラ後方においては、ビルジ渦に起因する流れと、プロペラ後流の合成流となっている。これらの流れに対して適切な迎角を有するフィン及びダクトを設けることで、その揚力の前後方向成分として推力を得ることができる。
【0005】
これに関連して、船尾部に設けられプロペラ軸をそれぞれ支持する左右一対のスケグ部を備えるツインスケグ船において、各スケグ部の側方に発生する船尾縦渦に起因する船体抵抗を効果的に低減して、且つツインスケグ船の推進性能を向上させるために、各スケグ部の内側壁面に、各スケグ部の内側に発生する船尾縦渦に対して前上がりの迎角を有するフィンをそれぞれ各スケグ部の内側に発生する船尾縦渦の渦中心と同じ高さ位置に設けたツインスケグ船が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
このツインスケグ船では、スケグ部の内外の計4箇所で船尾縦渦が発生するとしており、この船尾縦渦の渦中心まで、スケグ部から延びる迎角を持つフィンを設けて、回転方向運動エネルギーを弱め、また、このフィンにより前進方向成分を持つ揚力を発生させて、船体の推進性能を向上している。
【0007】
しかしながら、ツインスケグ船の推進性能向上に対しては十分ではなく、特にツインスケグ外側の流れとプロペラ回転による流れとの合成が考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2012−6556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、ツインスケグの内側の流れと外側の流れの両方のエネルギーロスを回収することで、高い省エネルギー効果を得ることができるツインスケグ船を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するための本発明のツインスケグ船は、船尾に2つプロペラ回転軸を支持する2つスケグを備えた2軸2舵のツインスケグ船において、左右舷の各プロペラの回転方向を上側が内回りに回転するようにすると共に、
前記左右舷の各プロペラの回転軸の延長線上に左右舷の各舵の幅方向の中心を配置し、前記プロペラの前方における前記スケグの外側のみに設けた左右舷のダクトと
前記左右舷の各舵にそれぞれ設けられたバルブとを備えたか、又は、
前記左右舷の各舵にそれぞれ設けられたバルブとこのバルブから前記舵に対して外側のみに設けられたフィンとを備えて構成される。
【0011】
この構成によれば、プロペラを上側が内側向かって回転する内回りとすることで、2つのスケグからなるツインスケグの内側の船底に沿って上昇してくる強い流れに対して、内回り回転のプロペラによって下降流を発生させることで、船後で作動するプロペラと船体の干渉によるエネルギーロスを減少でき、推進効率を高めることができる。
【0013】
さらに、ダクトとバルブの組合せにおいては、ツインスケグの外側のみにダクトを設けることにより、ビルジ渦によって発生する下降流を整流することができて、推進効率を高めることができるとともに、舵に設けたバルブにより、ツインスケグの外側の流れを整流することができる。
【0014】
また、バルブとフィンの組合せにおいては、舵に設けたバルブにより、ツインスケグの外側の流れを整流しつつ、バルブから外側に延びるフィンにより、ツインスケグの外側の流れとプロペラ後流の合成流れに対する揚力の前後成分を推力として得て推進力を補助することで、エネルギーロスを回収することができる。
【0015】
従って、
左右舷の各プロペラの回転軸の延長線上に左右舷の各舵の幅方向の中心を配置すると共に、プロペラの内回り回転と外側のダクトと舵付きのバルブを備えるか、又は、
左右舷の各プロペラの回転軸の延長線上に左右舷の各舵の幅方向の中心を配置すると共に、舵付きのバルブとバルブ付きのフィンを備えることにより、ツインスケグ内側および外側で異なる流場に対して、それぞれに適した手法にて推進効率を著しく上昇させることができる。
【0016】
さらに、上記のツインスケグ船で、前記バルブにおいて、2つの前記舵の間の内側の形状を、前記舵の外側の形状よりも小さくして、前記舵に対して非対称に形成する。あるいは、前記バルブの中心を前記舵の幅方向中心に対して外側にずらせて、前記バルブを前記舵の外側のみに設ける。
【0017】
この構成によれば、ツインスケグの内側の流れに対してのバルブの抵抗を少なくし、ツインスケグの外側の流れに対してバルブの整流効果を奏することができるので、より推進効率を向上できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係るツインスケグ船によれば、プロペラを上側が内側に向かう内回りにすることで、船後で作動するプロペラの効率を向上すると共に、
左右舷の各プロペラの回転軸の延長線上に左右舷の各舵の幅方向の中心を配置する。
それと共に、ダクトと舵のバルブを備えることで、舵に設けたバルブにより、ツインスケグの外側の流れを整流しつつ、ツインスケグの外側のみにダクトを併設することで、さらなる効率改善を行うことが
できる。又は、舵にバルブとフィンを備えることで、舵に設けたバルブにより、ツインスケグの外側の流れを整流しつつ、バルブから外側に延びるフィンにより、ツインスケグの外側の流れとプロペラ後流の合成流れに対する揚力の前後成分を推力として得て推進力を補助して、外側の流れのエネルギーロスを回収することで、ツインスケグ船の船尾流れによるエネルギーロスの大半を回収できるので、ツインスケグ船における省エネルギー効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施の形態の船舶のダクトとバルブとフィンを模式的に示す船舶の船尾部分の右舷側の側面図である。
【
図2】
図1の船尾形状を船尾側から見た模式的な船舶の船尾部分の背面図である。
【
図3】ダクトの大きさを模式的に示す船舶の船尾部分の側面図である。
【
図4】ダクトの大きさを模式的に示す船舶の右舷側の船尾部分の背面図である。
【
図5】非対称バルブの例を模式的に示す船舶の船尾部分の背面図である。
【
図6】非対称バルブの他の例を模式的に示す船舶の船尾部分の背面図である。
【
図7】フィンの位置を模式的に示す船舶の右舷側の船尾部分の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る実施の形態のツインスケグ船について、図面を参照しながら説明する。
図1及び
図2に示すように、この実施の形態のツインスケグ船1は、船尾において2つのプロペラ2a、2bのプロペラ回転軸3a、3bを支持する2つのスケグ4a、4bを備えると共に、各プロペラ2a、2bの後方に舵5a、5bをそれぞれ設けた2軸2舵のツインスケグ船1である。
【0021】
このツインスケグ船1の船底1aと船側外板1bに沿って船尾に流れてきた水流Fは、2つのスケグ4a、4bからなるツインスケグ4の内側の船底1cに沿って上昇してくるツインスケグ4の内側の流れFiと、ツインスケグ4の外側を流れる外側の流れFoとに分かれる。
【0022】
本発明では、このツインスケグ船1において、2つのプロペラ2a、2bの回転方向に
加えて、ダクト11a、11bと舵付きのバルブ12a、12bを備えるか、又は、このバルブ12a、12bとその外側にそれぞれ設けたフィン13a、13bを備えるかすることにより、ツインスケグ4の内側の流れFiと外側の流れFoの両方に対して、船後で作動するプロペラの効率の向上およびエネルギーロスの回収により、推進効率を改善して、省エネルギー効果を得る。
【0023】
先ず、左右舷2つの各プロペラ2a、2bを、
図2に示すように、内回りに、即ち、右舷側のプロペラ2aを反時計方向に、左舷側のプロペラ2bを時計回り方向に、回転させる構成とする。これにより、2つのプロペラ2a、2bは上方において、内側に向かって回転するようになる。
【0024】
この構成により、2つのスケグ4a、4bからなるツインスケグ4の内側の船底1cに沿って上昇してくる流れに対して、内回り回転のプロペラ2a、2bによって下降流を発生させて、船後で作動するプロペラ2a、2bと船体の干渉によるエネルギーロスを減少させる。
【0025】
また、ダクト11a、11bは、
図1及び
図2に示すように、プロペラ2a、2bよりも前方の船側外板1b又はスケグ4a、4bにそれぞれに設けられ、ツインスケグ4の外側のみに設けられる。このダクト11a、11bは、船体中心に対して左右対称に設けられる。
【0026】
また、ダクト11a、11bの船長方向に垂直な断面の形状は、円弧形状、楕円弧形状等で形成され、例えば、
図3及び
図4に示すように、プロペラ2a、2bの先端円C1の直径D1の0.25倍から1.10倍の範囲内の直径Ddの円弧で形成することが好ましい。
【0027】
このダクト11a、11bをツインスケグ4の外側のみに設けることにより、ビルジ渦によって発生する流れを整流しながらプロペラ2a、2bに導くことができて、プロペラ2a、2bと船体の干渉による影響を改善することができる。
【0028】
また、バルブ12a、12bは、
図1及び
図2に示すように、左右舷の舵5a、5bにそれぞれ設けられる。この右舷側の舵5aのバルブ12aと左舷側の舵5bのバルブ12bは、船体中心に対して左右対称に設けられる。
【0029】
図3に示すように、このバルブ12a、12bは、舵5a、5bの側面方向から見た形状は翼型などの流線型の形状に形成するが、円弧または楕円弧と直線の組み合わせであっても良い。
【0030】
図4に示すように、船尾方向から見たバルブ12a(
図4では、右舷側のバルブ12aのみ示すが、左舷側のバルブ12bでも同じ)の形状は、円弧形状、楕円弧形状等で形成される。
【0031】
このそれぞれの舵5a、5bに設けたバルブ12a、12bにより、ツインスケグ4の外側の流れFoを整流しつつ、内回りプロペラ回転による、ツインスケグ4の内側の流れFiのエネルギーロスの回収を妨げないようにすることができる。
【0032】
また、ツインスケグ船1においては、バルブ12a、12bによる整流効果は、ツインスケグ4の外側で大きく、ツインスケグ4の内側では小さいので、バルブ12a(12b)の2つの舵5a、5bの間の内側の形状を、
図5に示すように舵5a(5b)の外側の形状よりも小さくしたり、
図6に示すように舵5a(5b)の外側のみに設けたりして、非対称に形成しても良い。
【0033】
図5及び
図6の構成では。バルブ12a、12bを、楕円形に形成し、このバルブ12a(12b)の中心を舵5a(5b)の幅方向の中心に対して外側にずらせて設けている。このように構成すると比較的簡単に、非対称バルブのバルブ12a、12bを構成することができる。
【0034】
この非対称バルブで構成したバルブ12a、12bでは、外側の流れFoに対する整流効果を維持したまま、内側を小さくした分、バルブ12a、12bの内側の流れFiによる抵抗を小さくできる。
【0035】
更に、
図1及び
図2に示すように、このバルブ12a、12bから外側に延びて設けられたフィン13a、13bを備えて構成する。
【0036】
このフィン13a(13b)の船長方向の断面形状は、工作上の面からは、長方形形状、先端側が細くなる台形形状、三角形形状等の板状で形成してもよいが、揚力効果を上げるためには、翼形状に形成するのが好ましい。なお、
図1〜
図7では長方形形状の板状で形成している。
【0037】
このフィン13a(13b)の船長方向に垂直な横断面形状は、長方形形状、先端側が細くなる台形形状、三角形形状等で形成される。また、
図7に示すように、このフィン13a(13b)の先端13ap(13bp)はプロペラ2a、2bの先端円C1の直径D1の0.3倍の直径D2の円C2と、直径D1の1.2倍の直径D3の円C3との間の領域にあるように形成することが好ましい。
【0038】
このフィン13a(13b)の上から見た形状は、長方形形状、台形形状、三角形形状、後退翼形状等で形成してもよいが、揚力効果の大きい形状を実験などにより求めてその形状に形成するのが好ましい。
【0039】
このバルブ12a、12bから外側に延びるフィン13a、13bにより、ツインスケグ4の外側の流れFoとプロペラ後流の合成流れに対する揚力の前後方向成分を得て推進力を補助することでエネルギーロスを回収することができる。
【0040】
従って、プロペラ2a、2bの上側が内側に向かう内回り回転と外側のダクト11a、11bと舵付きのバルブ12a、12bと、舵の外側のみに設けたバルブ付きのフィン13a、13bの組合せにより、推進効率を著しく上昇させることができる。
【0041】
従って、上記の構成のツインスケグ船1によれば、プロペラ2a、2bを上側が内側に向かう内回りにすることで、ツインスケグ4の内側の流れFiのエネルギーロスを減少させることができる。
【0042】
そして、さらに、ダクト11a、11bを備えることで、ツインスケグ4の外側のみにダクト11a、11bを設けることにより、ビルジ渦によって発生する下降流を整流することができて、推進効率を高めることができるので、ツインスケグ船1における省エネルギー効果を得ることができる。
【0043】
又は、ダクト11a、11bと舵5a、5bのバルブ12a、12bを備えることで、舵5a、5bに設けたバルブ12a、12bにより、ツインスケグ4の外側の流れを整流でき、さらに、ツインスケグ4の外側のみにダクト11a、11bを併設することで、さらなる効率改善を行うことができるので、ツインスケグ船1における省エネルギー効果を得ることができる。
【0044】
又は、舵にバルブ12a、12bとフィン13a、13bを備えることで、舵に設けたバルブ12a、12bにより、ツインスケグ4の外側の流れを整流でき、さらに、バルブ12a、12bから外側に延びるフィン13a、13bにより、ツインスケグ4の外側の流れとプロペラ後流の合成流れに対する揚力の前後成分を推力として得て推進力を補助して、外側の流れのエネルギーロスを回収することで、ツインスケグ船1の船尾流れによるエネルギーロスの大半を減少、また回収できるので、ツインスケグ船1における省エネルギー効果を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明のツインスケグ船によれば、プロペラを上側が内側に向かう内回りにすることに
加えて、ツインスケグの外側のみにダクトと舵に設置したバルブを備えるか、又は、舵に設置したバルブとフィンを備えるかすることにより、ツインスケグの内側の流れと外側の流れの両方のエネルギーロスを回収することで、ツインスケグ船の船尾流れによるエネルギーロスの大半を効率よく回収でき、ツインスケグ船における省エネルギー効果を得ることができるので、多くの2軸2舵のツインスケグ船に利用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 ツインスケグ船
1a 船底
1b 船側外板
2a、2b プロペラ
3a、3b プロペラ回転軸
4 ツインスケグ
4a、4b スケグ
5a、5b 舵
11a、11b ダクト
12a、12b バルブ
13a、13b フィン
C1 プロペラの先端円
C2、C3 円
D1 プロペラの先端円の直径
D2、D3 直径
Dd ダクトの直径