特許第6493909号(P6493909)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6493909
(24)【登録日】2019年3月15日
(45)【発行日】2019年4月3日
(54)【発明の名称】車両用投射装置
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/24 20060101AFI20190325BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20190325BHJP
【FI】
   B60Q1/24 E
   B60Q1/24 D
   F21Y115:10
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-8821(P2015-8821)
(22)【出願日】2015年1月20日
(65)【公開番号】特開2016-134314(P2016-134314A)
(43)【公開日】2016年7月25日
【審査請求日】2017年8月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】横山 一幸
(72)【発明者】
【氏名】大橋 正継
(72)【発明者】
【氏名】荒井 誠弘
【審査官】 山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】 特表2006−500599(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3140985(JP,U)
【文献】 特開2011−016383(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0273671(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 1/00 − 1/56
F21S 41/00 − 45/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設けられ、分割可能にされる収容体と、
前記収容体内に設けられ、像が設けられる像部材と、
前記収容体内に設けられ、前記像を前記収容体の外側に投射する投射手段と、
を備え、前記収容体が分割された際に前記投射手段が前記収容体外に取外し可能にされる車両用投射装置。
【請求項2】
前記収容体が分割された際に前記像部材が前記収容体外に取外し可能にされる請求項1記載の車両用投射装置。
【請求項3】
前記収容体が設置され、前記収容体が分割された分割部と一体にされた設置部材を備えた請求項1又は請求項2記載の車両用投射装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、像を投射する車両用投射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の図形投影灯具では、灯具外殻内にLED光源、図形膜及びレンズが設けられており、灯具外殻外に図形膜の像が投射される。
【0003】
ここで、このような図形投影灯具では、灯具外殻内の構成を容易に変更できるのが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】中国実用新案公告第202382141号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、収容体内の構成を容易に変更できる車両用投射装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の車両用投射装置は、車両に設けられ、分割可能にされる収容体と、前記収容体内に設けられ、像が設けられる像部材と、前記収容体内に設けられ、前記像を前記収容体の外側に投射する投射手段と、を備えている。
【0007】
請求項2に記載の車両用投射装置は、請求項1に記載の車両用投射装置において、前記収容体が分割された際に前記像部材が前記収容体外に取外し可能にされる。
【0008】
請求項1に記載の車両用投射装置は前記収容体が分割された際に前記投射手段が前記収容体外に取外し可能にされる。
【0009】
請求項3に記載の車両用投射装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用投射装置において、前記収容体が設置され、前記収容体が分割された分割部と一体にされた設置部材を備えている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の車両用投射装置では、車両に設けられる収容体内に像部材及び投射手段が設けられており、投射手段が像部材に設けられる像を収容体の外側に投射する。
【0011】
ここで、収容体が分割可能にされている。このため、収容体を分割することで、収容体内の構成を容易に変更できる。
【0012】
請求項2に記載の車両用投射装置では、収容体が分割された際に像部材が収容体外に取外し可能にされる。このため、収容体を分割することで、像部材を容易に交換でき、収容体の外側に投射される像を容易に変更できる。
【0013】
請求項1に記載の車両用投射装置では、収容体が分割された際に投射手段が収容体外に取外し可能にされる。このため、収容体を分割することで、投射手段を容易に交換できる。
【0014】
請求項3に記載の車両用投射装置では、収容体が設置部材に設置されている。
【0015】
ここで、収容体が分割された分割部と設置部材が一体にされている。このため、収容体を分割することで、分割部と共に設置部材も交換できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態における車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た正面図である。
図2】本発明の実施形態に係る車両用投射装置を示す車両後方から見た正面図である。
図3】本発明の実施形態に係る車両用投射装置を示す車両右方から見た断面図(図2の3−3線断面図)である。
図4】本発明の実施形態に係る車両用投射装置を示す上側から見た分解斜視図である。
図5】本発明の実施形態に係る車両用投射装置におけるケースの上分割部等を示す下側から見た斜視図である。
図6】本発明の実施形態に係る車両用投射装置におけるケースの下分割部等を示す上側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1には、本発明の実施形態に係る車両用投射装置10が設置された設置体としての車両用ドアミラー装置12が車両後方から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
【0018】
本実施形態における車両用ドアミラー装置12は、車両のドアとしてのサイドドア(特にフロントサイドドア)の上下方向中間部かつ車両前側端における車両外側に設けられている。
【0019】
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置12は、固定部材としてのステー14を備えており、ステー14の車幅方向内側端がサイドドア(車体側)に固定されることで、車両用ドアミラー装置12がサイドドアに固定されている。
【0020】
ステー14の車幅方向外側部分には、設置部材としての樹脂製で略直方体形容器状のバイザ16が支持されており、バイザ16は、ステー14の車幅方向外側に配置されている。バイザ16の車両後側壁には、略矩形状の開口18が貫通形成されており、開口18は、バイザ16内を車両後側に開放させている。バイザ16の下壁には、略円状の貫通孔20が貫通形成されており、貫通孔20は、バイザ16内を下側に開放させている。
【0021】
貫通孔20には、設置部としての略円環板状の嵌合板16A(図2図6参照)が嵌合されている。嵌合板16Aには、取付部としての取付爪(図示省略)が所定数一体に設けられており、取付爪がバイザ16の貫通孔20周囲の部分に係合されることで、嵌合板16Aがバイザ16に取付けられている(固定されている)。嵌合板16Aの下側面(外側面)は、バイザ16の外周面と面一にされており、嵌合板16Aは、バイザ16の下壁を構成している。また、取付爪のバイザ16への係合が解除されることで、嵌合板16Aがバイザ16から取外し可能にされている。
【0022】
バイザ16内には、取付機構(図示省略)が固定されており、取付機構には、視認手段としての略矩形板状のミラー22が取付けられている。ミラー22は、バイザ16内の開口18近傍に配置されており、ミラー22は、開口18を略閉鎖している。ミラー22の鏡面22Aは、車両後側に向けられており、これにより、ミラー22が、車両の乗員(特に運転手)の車両後側の視認を可能にして、乗員の視認を補助している。また、ミラー22は、取付機構から取外し可能にされており、ミラー22が取付機構から取外された際には、バイザ16内が開口18を介して車両後側に開放される。
【0023】
バイザ16内には、貫通孔20の上側において、車両用投射装置10が収容されている。
【0024】
図2図6に示す如く、車両用投射装置10には、収容体としての樹脂製のケース24が設けられており、ケース24は、光を透過不能にされている。
【0025】
ケース24には、本体部としての逆円錐台形容器状のケース本体26が設けられており、ケース本体26の上面は、開放されている。ケース本体26の下壁(底壁)には、円状の露出孔28が貫通形成されており、露出孔28は、ケース本体26と同軸上に配置されている。ケース本体26の下壁の上面(内側面)には、露出孔28の全周において、平面視円環状のシール凹部30が形成されており、シール凹部30は、露出孔28と同軸上に配置されると共に、上側に開放されている。ケース本体26の下端外周は、バイザ16の嵌合板16Aと一体にされており、これにより、ケース24が嵌合板16Aに設置されている。また、ケース本体26の下面は、嵌合板16Aの下側面と面一にされている。
【0026】
ケース24には、収容部としての略直方体形箱状の収容箱32が設けられており、収容箱32は、ケース本体26の上端外周と一体にされている。収容箱32内は、ケース本体26内に連通されており、収容箱32の外周は、ケース本体26内への連通部分を除き、閉塞されている。
【0027】
ケース24は、ケース本体26の上下方向中間部において、分割部としての上側の上分割部24Aと下側の下分割部24Bとに分割可能にされており、ケース24は、上分割部24Aと下分割部24Bとが組付けられて構成されている。上分割部24Aにおけるケース本体26の上側部分を構成する部分は、逆円錐台形筒状の上分割筒26Aにされており、下分割部24Bは、ケース本体26の下側部分を構成して、逆円錐台形有底筒状の下分割筒26Bにされている。
【0028】
上分割筒26Aの外周面には、組付手段を構成する略直角三角形柱状の組付突起34が所定数(本実施形態では2個)一体に形成されており、所定数の組付突起34は、上分割筒26Aの周方向に等間隔に配置されている。下分割筒26Bの上端部の外周面には、組付手段を構成する矩形板状の組付板36が所定数(本実施形態では2個)一体に形成されており、所定数の組付板36は、下分割筒26Bの周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ上側に突出されている。組付板36には、矩形状の組付孔36Aが貫通形成されており、組付板36が弾性変形及び弾性復元されて組付孔36Aに組付突起34が挿入されることで、組付板36と組付突起34とが係止(弾性係合)されて、上分割部24A(上分割筒26A)と下分割部24B(下分割筒26B)とが組付けられている。
【0029】
上分割筒26Aの下面の内周側部分には、逆円錐台形筒状の嵌合筒38が一体に形成されており、嵌合筒38は、下側に突出されている。下分割筒26Bの上面の内周側部分には、全周において、平面視円環状の嵌合凹部40が形成されており、嵌合凹部40は、上側及び下分割筒26Bの内周側に開放されている。嵌合筒38は、嵌合凹部40に嵌合されており、嵌合筒38の外周面は、嵌合凹部40の外周面に嵌合されている。
【0030】
嵌合凹部40の外周面には、全周において、制限凹部42が形成されており、制限凹部42は、下分割筒26Bの内周側に開放されている。制限凹部42内には、制限手段としての円環状の制限リング44が収容されており、制限リング44は、弾性及びシール性を有している。制限リング44は、制限凹部42内で上分割筒26A(嵌合筒38)と下分割筒26Bとに狭持されて弾性収縮されており、制限リング44は、上分割筒26Aと下分割筒26Bとの間をシールして、上分割筒26Aと下分割筒26Bとの間を介するケース本体26内への水の浸入を制限している。
【0031】
ケース24内には、投射手段としての投射機構46が設けられている。
【0032】
投射機構46には、供給体としての矩形板状の回路基板48が設けられており、回路基板48は、ケース24の収容箱32内に固定されて、ケース24のケース本体26内の上側を閉鎖している。また、回路基板48は、電源(図示省略)に電気的に接続されている。
【0033】
回路基板48の下面には、光源としてのLED50が固定されており、LED50は、回路基板48に電気的に接続されている。LED50は、ケース本体26の上端内に収容されており、LED50は、ケース本体26の中心軸線上に配置されている。
【0034】
ケース本体26の上分割筒26A内には、第1レンズとしての断面略H字状のコリメータレンズ52が同軸上に収容されており、コリメータレンズ52の下面は、上分割筒26Aの嵌合筒38の下面(突出先端面)と面一にされている。
【0035】
ケース本体26の下分割筒26B内には、第2レンズとしての断面略U字状の第1結像レンズ54が同軸上に収容されており、第1結像レンズ54の上面は、下分割筒26Bの嵌合凹部40の下面(底面)と面一にされている。また、上分割筒26Aの嵌合筒38及びコリメータレンズ52と下分割筒26Bの嵌合凹部40下面及び第1結像レンズ54との間には、隙間56が形成されている。
【0036】
下分割筒26B内には、第1結像レンズ54の下側において、第3レンズとしての断面略T字状の第2結像レンズ58が同軸上に収容されており、第2結像レンズ58の外周側部分は、第1結像レンズ54の外周側部分と下分割筒26Bの下壁との間に嵌合されている。第2結像レンズ58の中心側部分には、略円柱状の突出部58Aが同軸上に形成されており、突出部58Aは、下側に突出されている。突出部58Aは、下分割筒26B下壁の露出孔28に嵌入されており、これにより、突出部58Aが下分割筒26Bの下側に露出されている。
【0037】
下分割筒26B下壁のシール凹部30内には、シール手段としての円環状のシールリング60が収容されており、シールリング60は、弾性及びシール性を有している。シールリング60は、シール凹部30内で第2結像レンズ58と下分割筒26Bの下壁とに狭持されて弾性収縮されており、シールリング60は、第2結像レンズ58と下分割筒26Bとの間をシールして、露出孔28から第2結像レンズ58と下分割筒26Bとの間を介するケース本体26内への水の浸入を制限している。
【0038】
ケース本体26内の隙間56には、像部材としての円形シート状の図柄フィルム62が収容されており、図柄フィルム62の外周部は、上分割筒26Aの嵌合筒38及びコリメータレンズ52の外周部と下分割筒26Bの嵌合凹部40下面及び第1結像レンズ54の外周部との間に狭持されている。図柄フィルム62の中心側部分には、像としての図柄62A(例えばマーク)が設けられており、図柄フィルム62は、光を透過可能にされている。
【0039】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0040】
以上の構成の車両用ドアミラー装置12では、車両用投射装置10において、電源からの電力が回路基板48を介してLED50に供給されて、LED50が光を下側に発光することで、当該光がコリメータレンズ52、図柄フィルム62、第1結像レンズ54、第2結像レンズ58(ケース24の露出孔28)を透過(通過)されて、図柄フィルム62の図柄62Aが車両の外側の地面に投射(投影)される。
【0041】
ここで、ミラー22がバイザ16内の取付機構から取外されて、バイザ16内が開口18を介して車両後側に開放された際には、ケース24が開口18を介して車両後側に露出される。このため、ケース24において上分割部24A(ケース本体26の上分割筒26A)の組付突起34と下分割部24B(ケース本体26の下分割筒26B)の組付板36との係止が解除されることで、ケース24を上分割部24A(上分割筒26A及び収容箱32)と下分割部24B(下分割筒26B)とに分割できる。これにより、ケース24を上分割部24Aと下分割部24Bとに分割することで、上分割部24Aの下面開口及び下分割筒26Bの上面開口からケース本体26内を露出させることができ、ケース本体26内の構成を容易に変更できる。
【0042】
例えば、ケース24が上分割部24Aと下分割部24Bとに分割された際には、下分割筒26Bの上面開口から図柄フィルム62を露出させることができ、図柄フィルム62を回転させることで、車両の外側の地面に投射される図柄62Aの向きを容易に変更(回転)できる。
【0043】
また、ケース24が上分割部24Aと下分割部24Bとに分割された際には、下分割筒26Bの上面開口を介して図柄フィルム62をケース本体26外に取外すことができる。このため、ケース本体26内に収容される図柄フィルム62を容易に交換でき、車両の外側の地面に投射される図柄62Aを容易に変更できる。
【0044】
さらに、ケース24が上分割部24Aと下分割部24Bとに分割された際には、下分割筒26Bの上面開口を介して結像レンズ(第1結像レンズ54及び第2結像レンズ58)をケース本体26外に取外すことができる。このため、ケース本体26内に収容される結像レンズを容易に交換できると共に、ケース本体26内に収容される結像レンズの数を容易に変更でき、車両の外側の地面に投射される図柄62Aの態様(大きさや鮮明度等)を容易に変更できる。
【0045】
また、ケース24が上分割部24Aと下分割部24Bとに分割された際には、互いに組付けられる上分割部24Aと下分割部24Bとを容易に交換できる。
【0046】
このため、例えば、車両用投射装置10が搭載される車両の種類が異なる場合等において、上分割部24Aを交換しなくても、下分割部24B(下分割筒26B)を軸方向(結像レンズの光軸方向)の向きが異なるものに交換することで、車両の外側の地面への図柄62Aの投射方向を容易に変更できる。
【0047】
さらに、バイザ16の嵌合板16Aがケース24の下分割部24B(下分割筒26B)と一体にされている。このため、ケース24を上分割部24Aと下分割部24Bとに分割することで、下分割部24Bと共に嵌合板16Aも交換でき、バイザ16が異なる車両に上分割部24Aを共用した状態で車両用投射装置10を搭載できる。
【0048】
なお、本実施形態では、ケース24をコリメータレンズ52と図柄フィルム62との間で分割可能にした。しかしながら、ケース24を他の部分(例えば、回路基板48とコリメータレンズ52との間、図柄フィルム62と第1結像レンズ54との間、及び、第1結像レンズ54と第2結像レンズ58との間の少なくとも1つ)で分割可能にしてもよい。
【0049】
さらに、本実施形態において、ケース24を分割した際に回路基板48、LED50及びコリメータレンズ52の少なくとも1つをケース24外に取外し可能にしてもよい。
【0050】
また、本実施形態では、ケース24とバイザ16の嵌合板16Aとを一体にした。しかしながら、ケース24とバイザ16とを別体にしてもよい。
【0051】
さらに、本実施形態では、車両用投射装置10を車両用ドアミラー装置12に設置した。しかしながら、車両用投射装置10は、図柄62Aを車両の外側に投射できればよい。例えば、車両用投射装置10を車両のドア(ドアノブを含む)に設置してもよく、車両用投射装置10をドアの車室側部分に設置した場合でも、ドアが開放された際に車両用投射装置10が図柄62Aを車両の外側に投射できればよい。
【符号の説明】
【0052】
10 車両用投射装置
16 バイザ(設置部材)
24 ケース(収容体)
24A 上分割部(分割部)
24B 下分割部(分割部)
46 投射機構(投射手段)
62 図柄フィルム
62A 図柄(像)
図1
図2
図3
図4
図5
図6