【文献】
Panasonic,Uplink transmission power management and PHR reporting for dual connectivity[online],3GPP TSG−RAN WG2#84 3GPP TSG-RAN WG2#84 R2-133945,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_84/Docs/R2-133945.zip>,2013年11月11日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に論議される
図1乃至
図16、及び本特許文献において本発明の開示原則を説明するために使用される様々な実施形態は、例示としてのみ提供され、開示の範囲を限定するいかなる方法としても理解されてはならない。当業者であれば、本発明の開示原則が、任意の適切に配置された無線通信システムで実現することができるものであることは自明である。
【0019】
以下の文書及び標準説明が本明細書に全体的に記述されたもののように本開示に含まれる:3GPP TS 36.211 v11.2.0,“E−UTRA、物理チャネル及び変調”(参照1)、3GPP TS36.212 v11.2.0,“E−UTRA、マルチプレキシング及びチャネルコーディング”(参照2)、3GPP TS36.213 v11.2.0,“E−UTRA、物理レイヤー手順”(参照3)、“3GPP TS36.321 v11.2.0,“E−UTRA、媒体アクセス制御(MAC)プロトコル仕様”(参照4)、3GPP TS36.331 v11.2.0,“E−UTRA、無線リソース制御(RRC)プロトコル仕様”(参照5)、3GPP TS36.101 v11.2.0,“進化した汎用地上無線アクセス(E−UTRA);ユーザ装置(UE)無線送信及び受信”(参照6)、及び2014年1月8日出願された米国公開特許第2014/0192738号“無線ネットワークにおけるアップリンク制御情報の送信/受信”(参照7)。
【0020】
本開示の1つ以上の実施形態は、デュアル接続動作の時のアップリンク送信に関する。無線通信ネットワークは、基地局又は向上したノードB(eNB)のような送信地点からユーザ装置(UEs)に信号を運搬するダウンリンク(DL)を含む。また、無線通信ネットワークは、UEからeNBのような受信地点に信号を運搬するアップリンク(UL)を含む。
【0021】
図1は、本開示による無線ネットワーク100の例を示す図である。
図1に示す無線ネットワーク100の実施形態は、例示のためのみのものである。無線ネットワーク100の他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱せず使用されることもできる。
【0022】
図1に示すように、無線ネットワーク100は、eNodeB(eNB)101、eNB102、及びeNB103を含む。eNB101は、eNB102及びeNB103と通信する。また、eNB101は、インターネット、独自のIPネットワーク、又は他のデータネットワークのような少なくとも1つのインターネットプロトコル(IP)ネットワーク130と通信する。
【0023】
ネットワークタイプにより、“eNodeB”又は“eNB”の代わりに、“基地局”又は“アクセスポイント”のようなよく知られている他の用語が使用されることができる。説明の便宜のために、本特許文書内で使用される“eNodeB”及び“eNB”という用語は、遠隔端末に対する無線アクセスを提供するネットワークインフラ構成要素を意味する。また、他のネットワークタイプにより、“ユーザ機器”又は“UE”の代わりに、 “移動局”、“加入者局”、“遠隔端末”、“無線端末”、又は“ユーザ装置”のようなよく知られている他の用語が使用されることができる。UEは、固定型又は移動型であり得、セルラーフォン、パーソナルコンピュータ装置などであり得る。説明の便宜のために、“ユーザ装置”及び“UE”という用語は、本特許文書において、UEが(移動電話又はスマートフォンのような)移動装置として見なされるか又は(デスクトップコンピュータ又はベンディングマシンのような)一般的に固定装置として見なされるかにかかわらず、無線でeNBをアクセスする遠隔無線装置を称するために使用される。
【0024】
eNB102は、eNB102のカバレッジエリア120内の第1の複数のユーザ(UEs)にネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。第1の複数のUEは、スモールビジネス(SB)内に位置できるUE111、企業体(E)内に位置できるUE112、WiFiホットスポット(HS)内に位置できるUE113、第1のレジダンス(R)内に位置できるUE115、第2のレジダンス(R)内に位置できるUE116、及びセルフォン、無線ラップトップ、無線PDAなどのようなモバイル装置(M)であるUE116を含む。eNB103は、eNB103のカバレッジエリア125内にある第2の複数のUEにネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。第2の複数のUEは、UE115及びUE116を含む。一部の実施形態において、eNB101乃至103の中の1つ以上は、5G、LTE、LTE−A、WiMAX、又は他の進歩した無線通信技術を用いて、相互に及びUE111乃至116と通信できる。
【0025】
点線は、例示及び説明のみのために、ほぼ円形態で見られるカバレッジエリア120及び125の概略的な程度を示す。カバレッジエリア120及び125のように、eNBと関連したカバレッジエリアは、自然的であり人為的な障害物と関連した無線環境内の変動及びeNBの構成により、不規則的な形態を含む他の形態を有することができることを明確に理解することができる。
【0026】
以下では、より詳細に説明するように、ネットワーク100の様々な構成要素(eNB101乃至103及び/又はUE111乃至116)は、TDDを使用することができるネットワーク100の通信方向の適応をサポートし、デュアル接続動作の時のUL送信に対するサポートを提供することができる。
【0027】
eNB101乃至103のうちの1つ以上は、それぞれのUEに含まれる送信器アンテナのセットから第1のサブセットのUE送信器アンテナを決定するように構成される。それぞれのeNB101乃至103は、UEが第1の基地局への送信のために第1のサブセットの送信器アンテナを使用するように構成する。所定の実施形態において、eNB101乃至103のうちの1つ以上は、UEから第1の基地局への送信のための最大UE送信電力の第1の比率及びUEから第2の基地局への送信のための最大UE送信電力の第2の比率を決定するように構成される。また、それぞれのeNB101乃至103は、最大UE送信電力の第1の比率及び最大UE送信電力の第2の比率をUEにシグナリングする。
【0028】
図1は、無線ネットワーク100の一例を示しているが、
図1に対して様々な変形がなされる。例えば、無線ネットワーク100は、任意の適切な配置において、任意の数のeNB及び任意の数のUEを含む。また、eNB101は、任意の数のUEと直接通信することによりそのUEにネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供できる。同様に、それぞれのeNB102及び103は、これらの間で又はネットワーク130と直接に通信し、ネットワーク130に対する直接無線広帯域アクセスをUEに提供することもできる。さらに、eNB101、102、及び/又は103は、外部電話網又は他のタイプのデータネットワークのような他の、又は、付加の外部ネットワークへのアクセスを提供できる。
【0029】
図2は、本開示によるUE116の例を示す図である。
図2に示すUE116の実施形態は、例示のためのものであるだけで、
図1の他のUEは、同一であるか又は類似の構成を有する。しかしながら、UEは、広範囲な構成で現れ、
図2は、本開示の範囲をUEの任意の特定の具現例に限定しない。
【0030】
図2に示すように、UE116は、アンテナ205、無線周波数(RF)送受信器210、送信(TX)処理回路215、マイクロフォン220、及び受信(RX)処理回路225を含む。また、UE116は、スピーカ230、メインプロセッサ240、入力/出力(I/O)インターフェース(IF)245、キーパッド250、ディスプレイ255、及びメモリ260を含む。メモリ260は、基本オペレーティングシステム(OS)プログラム261及び1つ以上のアプリケーション262を含む。
【0031】
RF送受信器210は、eNB又は他のUEにより送信された入力RF信号をアンテナ205から受信する。RF送受信器210は、入力RF信号をダウンコンバートすることにより中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号は、RX処理回路225に送信され、RX処理回路225は、基底帯域又はIF信号のフィルタリング、デコーディング、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路225は、処理された基底帯域信号をスピーカ230(音声データの場合)又はメインプロセッサ240(例えば、ウェブブラウジングデータの場合)に送信する。
【0032】
TX処理回路215は、マイクロフォン220からアナログ又はディジタル音声データを、あるいはメインプロセッサ240から他の送信(outgoing)基底帯域データ(例えば、ウェブデータ、電子メール、双方向ビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路215は、送信基底帯域データの符号化、多重化、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信器210は、処理された送信基底帯域又はIF信号をTX処理回路215から受信し、アンテナ205を通して送信される基底帯域又はIF信号をRF信号にアップコンバートする。
【0033】
メインプロセッサ240は、1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができ、UE116の全般的な動作を制御するためにメモリに記憶される基本OSプログラム261を実行することができる。1つのサブフレーム(SF)の送信時間間隔の間に、UEが第1の基地局への送信電力を減少させるか、又は第2の基地局への送信電力を減少させる場合に、メインプロセッサ240は、SF内の第1の基地局への送信電力を最大UE送信電力の第1の比率より低く減少させず、あるいは、UEがSF内の第2の基地局への送信電力を最大UE送信電力の第2の比率より低く減少させない。例えば、メインプロセッサ240は、公知の原理に従って、RF送受信器210、RX処理回路225、及びTX処理回路215により順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。一部の実施形態において、メインプロセッサ240は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
【0034】
また、メインプロセッサ240は、メモリ260に滞在している他のプロセス及びプログラムを実行することもできる。メインプロセッサ240は、実行プロセスにより要求される時に、メモリにデータを移動させるか又はメモリからデータを移動させることができる。一部の実施形態において、メインプロセッサ240は、OSプログラム261に基づくか、あるいは、eNB又は他のUE、又はオペレータから受信された信号に応じてアプリケーション262を実行するように構成される。また、メインプロセッサ240は、ラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータのような他の装置に接続できる機能をUE116に提供するI/Oインターフェース245に結合される。I/Oインターフェース245は、これらのアクセサリとメインプロセッサ240との間の通信経路である。
【0035】
また、メインプロセッサ240は、キーパッド250及びディスプレイ部255に結合される。UE116のオペレータは、キーパッド250を使用してデータをUE116に入力することができる。ディスプレイ255は、液晶ディスプレイ又はウェブサイトからテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングできる他のディスプレイであり得る。ディスプレイ255は、タッチスクリーンを示すこともできる。
【0036】
メモリ260は、メインプロセッサ240に結合される。メモリ260の一部は、制御又はデータシグナリングメモリ(RAM)を含むことができ、メモリ260の他の一部は、フラッシュメモリ又は他の読出し専用メモリ(ROM)を含むことができる。
【0037】
以下でより詳細に説明するように、UE116の送受信経路(RF送受信器210、TX処理回路215、及び/又はRX処理回路225を用いて具現される)は、デュアル接続動作の時のUL送信をサポートする。
【0038】
図2は、UE116の一例を示すが、
図2に対して様々な変形がなされる。例えば、
図2の様々な構成要素が結合されるか、さらに細分化されるか、又は省略されるか、特定の需要に応じて追加の構成要素が付加される。特定の例として、メインプロセッサ240は、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)及び1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)のような様々なプロセッサに分割される。また、
図2は、携帯電話又はスマートフォンとして構成されるUE116を示すが、UEは、他のタイプのモバイル又は固定装置として動作するように構成されることもある。さらに、
図2の様々な構成要素は、異なるRF構成要素がeNB101乃至103及び他のUEと通信するために使用される場合のように置き換えられることもある。
【0039】
図3は、本開示によるeNB102の例を示す図である。
図3に示すeNB102の実施形態は、例示的なものであるだけであり、
図1の他のeNBと同一であるか又は類似の構成を有する。しかしながら、eNBは、広範囲な構成で現れ、
図3は、本開示の範囲をeNBの任意の特定の具現例に限定しない。
【0040】
図3に示すように、eNB102は、多重アンテナ305a乃至305n、多重RF送受信器310a乃至310n、送信(TX)処理回路315、及び受信(RX)処理回路320を含む。また、eNB102は、制御器/プロセッサ325、メモリ330、及びバックホール又はネットワークインターフェース335を含む。
【0041】
RF送受信器310a乃至310nは、アンテナ305a乃至305nからUE又は他のeNBにより送信された信号のような入力RF信号を受信する。RF送受信器310a乃至310nは、入力RF信号をダウンコンバートすることによりIF又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号は、RX処理回路320に送信され、RX処理回路225は、基底帯域又はIF信号のフィルタリング、デコーディング及び/又はディジタル化を行うことにより、処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路320は、処理された基底帯域信号を追加で処理するために制御器/プロセッサ325に送信する。
【0042】
TX処理回路315は、制御器/プロセッサ325からアナログ又はディジタルデータ(音声データ、ウェブデータ、電子メール、双方向ビデオゲームデータなど)を受信する。TX処理回路315は、送信基底帯域データの符号化、多重化、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信器 310a乃至310nは、処理された送信基底帯域又はIF信号をTX処理回路315から受信し、アンテナ305a乃至305nを通して送信される基底帯域又はIF信号をRF信号にアップコンバートする。
【0043】
制御器/プロセッサ325は、eNB102の全般的な動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができる。例えば、制御器/プロセッサ325は、よく知られている原理に従ってRF送受信器310a乃至310n、RX処理回路320、及びTX処理回路315により順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御する。制御器/プロセッサ325は、より進歩した無線通信機能のような追加の機能もサポートすることができる。例えば、制御器/プロセッサ325は、多重アンテナ305a乃至305nから送信される信号を所望する方向に効率的に操縦するために送信される信号を異なるように加重させるビームフォーミング又は方向性ルーティング動作をサポートすることができる。広範囲な他の機能のうちのいずれか1つが制御器/プロセッサ325によりeNB102内でサポートされる。一部の実施形態において、制御器/プロセッサ325は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
【0044】
また、制御器/プロセッサ325は、基本OSのように、メモリ330に滞在するプログラム及び他のプロセスを実行することができる。制御器/プロセッサ325は、実行プロセスにより要請される時に、メモリ330の内部又は外部にデータを移動させることができる。制御器/プロセッサ325は、それぞれのUEに含まれる送信器アンテナのセットで第1のサブセットのUE送信器アンテナを決定するように構成される。制御器/プロセッサ325は、UEが第1の基地局への送信のために第1のサブセットの送信器アンテナを使用するように構成する。所定の実施形態において、制御器/プロセッサ325は、UEから第1の基地局への送信のための最大UE送信電力の第1の比率及びUEから第2の基地局への送信のための最大UE送信電力の第2の比率を決定するように構成される。また、制御器/プロセッサ325は、最大UE送信電力の第1の比率及び最大UE送信電力の第2の比率をUEにシグナリングする。
【0045】
制御器/プロセッサ325は、バックホール又はネットワークインターフェース335にも結合される。バックホール又はネットワークインターフェース335は、eNB102がバックホール接続又はネットワークを通して他の装置又はシステムと通信できるようにする。インターフェース335は、任意の適切な有線又は無線接続を通して通信をサポートできる。例えば、eNB102がセルラー通信システム(5G、LTE、又はLTE−Aをサポートするもののようなシステム)として具現される時に、インターフェース335は、eNB102が有線又は無線バックホール接続を通してeNB103のような他のeNBと通信できるようにする。eNB102がアクセスポイントとして具現される時に、インターフェース335は、eNB102が有線又は無線ローカル領域ネットワークを通すか(インターネットのような)、又はより大きいネットワークへの有線又は無線接続を通して通信するようにする。インターフェース335は、イーサネット(登録商標)又はRF送受信器のように、有線又は無線接続を通した通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
【0046】
メモリ330は、制御器/プロセッサ325に結合される。メモリ330の一部は、RAMを含み、メモリ330の他の一部は、フラッシュメモリ又は他のROMを含むことができる。
【0047】
以下でより詳細に説明するように、eNB102の送受信経路(RF送受信器310a乃至310n、TX処理回路315、及び/又はRX処理回路320を用いて具現される)は、デュアル接続動作の時のUL送信をサポートする。
【0048】
図3は、eNB102の一例を示しているが、
図3に対して様々な変形がなされる。例えば、eNB102は、
図3に示す所定数のそれぞれの構成要素を含む。特定の例として、アクセスポイントは、複数のインターフェース335を含み、制御器/プロセッサ325は、異なるネットワークアドレスの間でデータをルーティングするルーティング機能をサポートすることができる。他の特定の例として、1つのインスタンスのTX処理回路315及び1つのインスタンスのRX処理回路320を含むもので図示されているが、eNB102は、それぞれに対して様々なインスタンスを含む(RF送受信器当たりの1つなど)。
【0049】
一部の無線ネットワークにおいて、DL信号は、情報コンテンツを運搬するデータ信号、DL制御情報(DCI)を運搬する制御信号、及びパイロット信号とも知られている参照信号(RS)を含む。eNB102のようなeNBは、直交周波数分割マルチプレキシング(OFDM)を用いてDL信号を送信する。eNB102は、それぞれの物理DL共有チャネル(PDSCHs)を通してデータ情報を送信することができる。eNB102は、物理DL制御チャネル(PDCCHs)又は改善したPDCCH(EPDCCHs)を通してDCIを送信することができる(参照1)。eNB102は、UE−共通RS(CRS)、チャネル状態情報RS(CRI−RS)、及び復調RS(DMRS)を含む様々なタイプのRSの中の1つ以上を送信することができる(参照1)。eNB102は、DLシステム帯域幅(BW)を通してCRSを送信することができる。CRSは、UE116のようなUEによりデータを復調するか又は信号を制御するか又は測定を実行するために使用されることができる。CRSオーバーヘッドを減少させるために、eNB102は、時間又は周波数ドメインでCRSより小さい密度を有するCSI−RSを送信できる。チャネル測定のために、非ゼロ(non-zero)電力CSI−RS(NZP CSI−RS)リソースが使用されることができる。干渉測定(IM)のために、ゼロ電力CSI−RS(ZP CSI−RS)と関連したCSI干渉測定(CSI−IM)リソースを使用できる。eNB102は、それぞれのPDSCH又はEPDCCHのBWだけでDMRSを送信する。UE116は、PDSCH又はEPDCCHでの情報を復調するためにDMRSを使用することができる。RSは、実現例固有の方式で物理的なアンテナにマッピングされる論理的なアンテナポートと関連する(参照1)。
【0050】
また、UL信号は、情報コンテンツを運搬するデータ信号、UL制御情報(UCI)を運搬する制御信号、及びRSを含む。UE116は、それぞれの物理UL共有チャネル(PUSCH)又は物理UL制御チャネル(PUCCH)を通してデータ情報又はUCIを送信する。UE116がデータ情報及びUCIを同一の送信時間間隔(TTI)内で送信する場合に、UE116は、PUSCHを通して両方を多重化(マルチプレキシング)できる。UCIは、PDSCHを通してデータ送信ブロック(TBs)の正確な(ACK)検出又は不正確な(NACK)検出、又は半永久的にスケジューリングされた(SPS)PDSCHのリリーズを示すDCIフォーマットの検出を示すハイブリッド自動反復要請確認(HARQ−ACK)情報、UE114が自身のバッファ内にデータを有するか否かを示すスケジューリング要請(SR)、及びeNB102がUE116へのPDSCH送信のための適切なパラメータを選択できるようにするチャネル状態情報(CSI)を含む。HARQ−ACK情報は、正確な(E)PDCCH又はデータTB検出に応答する肯定応答(ACK)、正確でないデータTB検出に応答する否定応答(NACK)、及びUE116が他の手段により欠落した(E)PDCCHを識別できる場合に、内在的であるか(すなわち、UE116がHARQ−ACK信号を送信しない)、又は明示的であり得る(E)PDCCH検出(DTX)の不在(NACK及びDTXを同一のNACK/DTX状態で示すことも可能である)を含む。初期のアクセス又は後続の同期化目的で、UE116は、eNB102により、物理的なランダムアクセスチャネル(PRACH)を送信するように構成されることもできる。UL RSは、DMRS及びサウンディングRS(SRS)を含む(参照1)。UE116は、それぞれのPUSCH又はPUCCHのBWだけでDMRSを送信し、eNB102は、DMRSを使用してPUSCH又はPUCCHの情報を復調できる。UE116は、UL CSIを提供するためにSRSをeNB102に送信する。DL RSと同様に、UL RSタイプ(DMRS又はSRS)は、それぞれのアンテナポートにより識別される。DL送信又はUL送信のための送信時間単位は、サブフレーム(SF)である。
【0051】
PUSCHに対する送信電力、又はPUSCH、又はSRSがそれぞれのUL電力制御プロセスに従って決定される(参照3)。UE116のようなUEは、パワーヘッドルームレポート(Power Headroom Report:PHR)を用いてUE116が実際のPUSCHを有するか又はPUCCH送信を有するかにかかわらず、それぞれのSF内のPUSCH又はPUCCH送信のためのもの以外に、UE116が有する使用可能な電力をeNB102のようなeNBに知らせることができる(参照3及び参照4)。UE116は、しきい値を超えた経路損失の変化を通して、又はある周期的なタイマーによりPHRをトリガーすることができる。
【0052】
図4は、本開示によるPUSCH送信のためのUL SF構造の例を示す図である。
図4に示すUL SF構造の実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示の範囲から逸脱しない他の実施形態が使用されることもできる。
【0053】
ULシグナリングは、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT−S−OFDM)を使用する。UL SF410は、2つのスロットを含む。それぞれのスロット420は、UEがデータ情報、UCI、又はRSを送信する
【0054】
【数3】
[この文献は図面を表示できません]
【0055】
個のシンボル430を含む。UEは、DMRS440を送信するためにそれぞれのスロット内で1つ以上のシンボルを使用する。送信BWは、リソースブロック(RB)と呼ばれる周波数リソースユニットを含む。それぞれのRBは、
【0056】
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
【0057】
個のサブキャリア、又はリソースエレメント(RE)を含む。UEには、PUSCH送信BWに対する総
【0058】
【数5】
[この文献は図面を表示できません]
【0059】
個のREに対するM
PUSCH個のRB450が割り当てられる。UEには、PUCCH送信に対して1個のRBが割り当てられる。最後のSFシンボルは、1つ以上のUEからのSRS送信460を多重化するのに使用されることができる。データ/UCI/DMRS送信に使用可能なUL SFシンボルの数は、
【0060】
【数6】
[この文献は図面を表示できません]
【0061】
である。最後のULシンボルが少なくとも部分的にBWでPUSCH送信BWとオーバーラッピングするUEからのSRS送信をサポートする場合にN
SRS=1である。そうでなければ、N
SRS=0である。1つのSFにわたった1つのRBの送信単位を物理的RB(PRB)と称する。
【0062】
UEへのPDSCH送信又はUE116のようなUEからのPUSCH送信は、動的スケジューリング又はSPSによりトリガーされることができる。動的スケジューリングは、PDCCH又はEPDCCHにより運搬されるDCIフォーマットによるもので、PDSCH又はPUSCH送信パラメータを提供するフィールドを含む。UE116は、PDSCHスケジューリングのためのDCIフォーマット1A及びPUSCHスケジューリングのためのDCIフォーマット0を常にモニタリングする。このような2つのDCIフォーマットは、同一のサイズを有するように設計され、並びDCIフォーマット0/1Aと称されることができる。それぞれの(E)PDCCHでの他のDCIフォーマットであるDCIフォーマット1Cは、UEのグループへのネットワーク構成パラメータに関するシステム情報(SI)、又はUEによるPRACH送信に対する応答、又はUEのグループへのページング情報などを提供するPDSCHをスケジューリングできる。他のDCIフォーマットであるDCIフォーマット3又はDCIフォーマット3A(並びDCIフォーマット3/3Aと称する)は、それぞれのPUSCH又はPUCCHの送信のためにUEのグループに送信電力制御(TPC)命令を提供することができる。
【0063】
DCIフォーマットは、UE116が正確なDCIフォーマット検出を確認するようにサイクリックリダンダンシーチェック(Cyclic Redundancy Check:CRC)ビットを含む。DCIフォーマットタイプは、CRCビットをスクランブリングする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)により識別される。PDSCH又はPUSCHを1つのUEにスケジューリングする(ユニキャストスケジューリング)DCIフォーマットにおいて、RNTIは、セルRNTI(C−RNTI)である。SIをUEのグループに運搬するPDSCHをスケジューリングする(ブロードキャストスケジューリング)DCIフォーマットにおいて、RNTIは、SI−RNTIである。UEのグループからのPRACH送信に対する応答を提供するPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットにおいて、RNTIは、RA−RNTIである。UEのグループをページングするPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットにおいて、RNTIは、P−RNTIである。TPC命令をUEのグループに提供するDCIフォーマットにおいて、RNTIは、TPC−RNTIである。それぞれのRNTIタイプは、eNB102により無線リソース制御(RRC)シグナリング(参照5)のような上位レイヤーシグナリングを通してUE116に構成される(C−RNTIは、それぞれのUEに対して固有である)。SPS送信パラメータが上位レイヤーシグナリングを通してeNB102からUE116に構成され、SPSリリーズと関連したDCIフォーマットにおいて、RNTIは、SPS−RNTIである。
【0064】
残っているすべての内容において、明示的に言及されない限り、UE116に対するパラメータの構成は、UE116に対するパラメータの上位レイヤーシグナリングを意味し、上位レイヤーシグナリングは、RRCシグナリング又はMACシグナリングを意味する。
【0065】
図5は、本開示によるDCIフォーマットに対するエンコーディングプロセスの例を示す図である。
図5に示すエンコーディングプロセスの実施形態は、例示のためのみのものである。本開示の範囲から逸脱しない他の実施形態が使用されることもできる。
【0066】
eNB102は、それぞれのDCIフォーマットを個別にコーディングし、それぞれの(E)PDCCHを通して送信する。DCIフォーマットが予定されたUE116に対するRNTIは、特定のDCIフォーマットがUEに対して意図されることをUEが識別できるようにDCIフォーマットコードワードのCRCをマスキングする。(コーディングされない)DCIフォーマットビット510のCRCがCRC計算動作520を用いて計算され、その後に、そのCRCがCRCとRNTIビット540との間の排他的OR(XOR)演算530を用いてマスキングされる。XOR演算530は、次のように定義される:XOR(0,0)=0、XOR(0,1)=1、XOR(1,0)=1、XOR(1,1)=0。マスキングされたCRCビットがCRC付加演算550を用いてDCIフォーマット情報ビットに付加され、(畳み込みコードを使用する演算のような)チャネルコーディング演算560を用いてチャネルコーディングが実行され、割り当てられたリソースに適用されるレートマッチング演算570が後続し、最後に、インターリービング及び変調580の演算が実行され、出力制御信号590が送信される。本例では、CRC及びRNTIのすべてが16ビットを含む。
【0067】
図6は、本開示によるDCIフォーマットに対するデコーディングプロセスの例を示す図である。
図6に示すデコーディングプロセスの実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示の範囲から逸脱しない他の実施形態が使用されることもできる。
【0068】
受信された制御信号610が復調され、その結果によるビットが動作620でデインターリービングされ、eNB102送信器で適用されたレートマッチングが動作630を通して復旧され、その後に、動作640でデータがデコーディングされる。データをデコーディングした後に、CRCビットの抽出650を行った後にDCIフォーマット情報ビット660が得られ、その後に、UE RNTI680とのXOR演算を適用することによりデマスキング(マスキング解除)670がなされる。最終的に、UE116は、CRCテスト690を実行する。CRCテストが通過され、DCIフォーマットのコンテンツが有効である場合には、UE116は、受信された制御信号610に対応するDCIフォーマットが有効であると判定し、信号受信又は信号送信のためのパラメータを決定するか、そうでない場合には、UE116は、推定されたDCIフォーマットを無視する。
【0069】
ネットワーク容量及びデータレートに対してますます高まる需要を満足させるための1つのメカニズムがネットワーク緻密化である。これは、ネットワークノードの個数及びUEに対するそれらの近接性を増加させ、セル分割利得を提供するために小型セルを配置することにより実現される。小型セルの個数が増加し、小型セルの配置が密集していることに従って、ハンドオーバ周波数及びハンドオーバ失敗率もかなり増加する可能性がある。UEがデータオフロードのために小型セルへの同時接続を行いつつ広いカバレッジエリアを提供するマクロセルへのRRC接続を保持する、マクロセル及び1つ以上の小型セルへの同時UE接続は、頻繁なハンドオーバを避けつつ高いデータレートを可能にする。マクロセルに対するRRC接続を保持することにより、小型セルとの通信が最適化されることができ、これは、移動性管理、ページング、及びシステム情報アップデートのような制御平面(C−平面)機能がマクロセルのみにより提供されることができ、小型セルは、ユーザ平面(U−平面)通信に対して専用であることができる。
【0070】
複数のセルとのUE通信の1つの重要な態様が、例えば、小型セルのeNBとマクロセルのeNBとの間のバックホールリンクのレイテンシである。バックホールリンクのレイテンシが実質的にゼロである場合には、スケジューリング決定は、中央のエンティティによりなされ、それぞれのネットワークノードに伝達されることができる。また、UEからのフィードバックが任意のネットワークノードで受信され、中央のエンティティに伝達されることにより、UEに対する適切なスケジューリング決定を容易にすることができる。このようなタイプの動作をキャリアアグリゲーションと称する(参照3)。
【0071】
バックホールリンクのレイテンシが0でない場合に、実際に、中央のスケジューリングエンティティを使用することは実現不可能であり、これは、バックホールリンクのレイテンシがネットワークノードと中央のスケジューリングエンティティとの間の通信がある度に蓄積されるはずであり、それにより、UE通信に対して受け入れがたい遅延を引き起こし得る。したがって、スケジューリング決定が0でないレイテンシを有するバックホールリンクにより接続されるネットワークノードの各々で個別に実行される必要がある。また、ネットワークノードからスケジューリングと関連したUEからのフィードバックシグナリングは、同一のネットワークノードにより受信される必要がある。このようなタイプの動作をデュアル接続と称する。
【0072】
デュアル接続で動作を実行するための幾つかの具現例が存在する。決定要素は、2つの相互に異なるキャリア周波数上での同時送信を可能にする複数の送信器アンテナに対するUEでの使用可能性であり得る。簡潔のために、デュアル接続をサポートするためのそれぞれの可能な具現例の細部事項は、論議されない。
【0073】
図7は、本開示によるデュアル接続を使用する通信システムの例を示す図である。
図7に示すデュアル接続の実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示の範囲から逸脱しない他の実施形態が使用されることもできる。
【0074】
UE114のような第1のUEであるUE1 710は、第1のキャリア周波数f1 730を用いてマスターeNB(MeNB)720と称するeNB102のようなマクロセルのeNBと単一の接続で通信する。UE116のような第2のUEであるUE2 740は、キャリア周波数f1 730を通してMeNB720と、そして、f2 760を通して2次eNB(SeNB)750と呼ばれるeNB103のような小型セルのeNBとすべてデュアル接続状態で通信する。
【0075】
2つの送信器アンテナを有するUE116のようなUEは、eNB102のようなMeNBに送信するための1つのアンテナ及びeNB103のようなSeNBへの送信のための他の1つのアンテナを用いてデュアル接続をサポートすることができる。このような動作に対する1つの重要な要素は、UE116がMeNB102及びSeNB103にそれぞれ送信する第1及び第2の送信器アンテナを決定する。両方の送信器アンテナが正確に同一である場合に、UE116は、任意に1つを選択することができる。しかしながら、送信器アンテナは、アンテナ利得不均衡(AGI)により、いずれか1つが他の1つよりかなり大きな伝搬損失を経験することができるために、実質的には同一でない。例えば、ユーザの身体の位置又はMeNB102又はSeNB103の位置に対する方位によりAGIが発生し得る。約3デシベル(dB)又は6dBのAGIが通常的である。したがって、UE116がMeNB102との通信のために、6dBの追加の伝搬損失を経験する送信器アンテナを選択する場合に、カバレッジエリアの相当な減少が起こり得る。さらに、第1の送信器アンテナからの送信電力を増加させることにより、総送信電力の特定の上限の超過を避けるために第2の送信器アンテナからの送信電力が減少されるべき必要がある。これが望ましくないこともあるが、これは、第2の送信器アンテナからの送信電力の減少がSeNB103との通信に対して達成可能なデータレートの減少をもたらすためである。
【0076】
UEが1つのeNBと通信する場合又はUEが理想的なバックホールを通して接続される複数のeNBと通信する場合に、スケジューリングエンティティが特定のアンテナポートを使用するように動的に示すことが可能である。これを閉ループアンテナ選択と呼ぶ。閉ループアンテナ選択を通した動作は、PUSCHに限定されることができ、複数のアンテナが同一の無線周波数(RF)成分を共有するので、同一のキャリア周波数を通した動作と関連する。eNB102のようなeNBは、PUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットのCRCをスクランブリングするために追加のマスクを適用することにより、PUSCH送信に使用するアンテナポートをUE114のようなUEに示すことができる。eNB102は、
図5のステップ530におけるように、追加の動作を通して追加のマスクを適用することができる。eNB102は、すべての2進数0のマスクを用いてPUSCHを送信する第1のアンテナポートをUE114に示すことができる(事実上、
図5におけるように、1つのC−RNTIにより1つを超過するDCIフォーマットのCRCに何らの追加のマスキングも適用されない)。eNB102は、最後の要素が2進数1であり、残りのすべての要素が2進数0であるマスクを使用してPUSCHを送信する第2のアンテナポートをUE114に示すことができる。このような追加のマスキング動作は、eNB102が、最上位ビットが0の値であるC−RNTIを有するUEのみにアンテナポート選択を可能にすることを要求する。アンテナ選択がUE114に構成される場合に、SRS送信は、SRS送信に対してeNB102からUE114に構成されたSF内のアンテナポートの間で連続して交互に行われる。アンテナ選択は、UE114が複数の送信器アンテナ(フィルタ又は増幅器のような複数の無線周波数構成要素)を有することを要求しない。代わりに、アンテナ選択は、1つのRFチェーンを共有する異なるアンテナポートの間で適用することができる。
【0077】
デュアル接続の場合に、様々な送信器アンテナに対する閉ループアンテナの選択のための従来の動作の拡張は可能でなく、これは、MeNBとSeNBとの間のバックホールリンクの0でないレイテンシが独立的であり非協調的なスケジューリングエンティティを必要とするためである。また、MeNB及びSeNBは、通常、様々なキャリア周波数で動作する。
【0078】
隣接セルへの干渉を減少させ、熱に対する干渉(IoT)雑音を制御することによりそれぞれの受信信頼度目標を保証しつつ、受信された信号対干渉及び雑音比(SINR)に対して所望する目標を達成するためには、UE114のようなUEによるUL送信の電力は、eNB102のようなeNBにより制御される。UL電力制御(PC)は、セル固有及びUE固有のパラメータを有する開ループ(OL)成分、及びeNB102がDCIフォーマットの送信を通してUE114に提供する送信電力制御(TPC)命令と関連した閉ループ(CL)成分を含むことができる。
【0079】
SFiにおいて、PUSCH送信電力P
PUSCH,c(i)、PUCCH送信電力P
PUCCH(i)、SRS送信電力P
SRS(i)、及びPRACH送信電力P
PRACH(i)がそれぞれのUL電力制御プロセスに従って決定される(参照3)。UL電力制御プロセスに従って決定された送信電力を公称(nominal)送信電力と称する。
【0080】
キャリアアグリゲーションを通した動作において、SFi内のUE114のようなUEからの総公称送信電力がSFi内のUE114に対する最大送信電力P
CMAX(i)より大きい場合に、UE114は、まず、PRACH送信(存在する場合)に電力を割り当てる。UE114がPRACH送信を有しない場合に、UE114は、PUCCH送信(存在する場合)にまず電力を割り当てる。その後に、ミリワット当たりのdB(dBm)単位の送信電力Pの線形値を
【0081】
【数7】
[この文献は図面を表示できません]
【0083】
【数8】
[この文献は図面を表示できません]
【0084】
である場合に、UCI(存在する場合)を運搬するセルjでPUSCHに対して、UE114は、
【0085】
【数9】
[この文献は図面を表示できません]
【0086】
に従う電力P
PUSCH,j(i)を割り当てる。
【0087】
【数10】
[この文献は図面を表示できません]
【0089】
【数11】
[この文献は図面を表示できません]
【0090】
となるように同一のファクターw(i)で残りのそれぞれのPUSCH送信に対する公称送信電力をスケーリングする。また、UE114は、残りのPUSCH送信のうちの1つ以上に対してw(i)=0となるように設定することもできる(参照3)。
【0091】
キャリアアグリゲーションに対する動作の場合に、SFiにおいて、総UE送信電力がP
CMAX(i)より大きくないように保証するものと類似して、デュアル接続に対する動作の場合に、SFi内でMeNBの1つ以上のセル及びSeNBの1つ以上のセルでの総UE送信電力がP
CMAX(i)より大きくないように保証されなければならない。電力が制限される(総公称送信電力がP
CMAX(i)を超過する)場合に、UE116は、キャリアアグリゲーションに対して動作するUE114と類似した方式で送信されたチャネル又は信号への電力の割り当てを優先させることができる。例えば、1つ以上のセル内のPRACH送信への電力の割り当てが他の送信より優先される。例えば、MeNB102へのHARQ−ACK/SR送信がPRACH以外の送信より優先される(参照7)。したがって、電力の割り当ては、もっとも高い優先順位を有するPRACHを通したそれぞれの送信により実行される機能に従うことができ、その後に、HARQ−ACK/SR、CSI、データへの電力の割り当てが順次にくることができ、SRSへの電力がもっとも後で割り当てられる(参照3及び参照7)。
【0092】
UEは、PHRを通して現在の送信のために使用された電力の以外に自身が有する電力量をeNBに示すことができる(参照3)。正のPHR値は、UEが自身の送信電力を増加させることができることを示す。PHRは、PUSCHを通したUEのデータの一部としてUEから送信されるMAC CE内に含まれる。例えば、UEがサービングセルcに対してSFi内のPUSCHを送信しない場合には、タイプ1PHRは、数式1のように計算される。
【0093】
【数12】
[この文献は図面を表示できません]
【0095】
【数13】
[この文献は図面を表示できません]
【0096】
は、参照6での要件に基づいて計算され、P
O_PUSCH,c(1)は、UEへの上位レイヤーシグナリング及びeNBでの平均受信SINRを制御することにより提供されるパラメータであり、α
c(1)は、0≦α
c(1)≦1である時に、UEへの上位レイヤーシグナリングにより構成されたセル固有のパラメータであり、PL
cは、サービングセルcに対してUEでデシベル(dB)単位で算出されたDL経路損失推定値であり、f
c(i)は、SFiにおいて、PUSCH送信をUEにスケジューリングするDCIフォーマット又は累積値のリセットの後の最初値であるf(0)を有するDCIフォーマット3に含まれるCL TPC命令δ
PUSCH(i)を累積した関数である。
【0097】
本開示の1つ以上の実施形態は、MeNB又はSeNBが第1のアンテナからUEが送信する信号及び第2のアンテナからUEが送信する信号を測定できるようにするメカニズムを提供する。また、本開示の1つ以上の実施形態は、デュアル接続を通して動作するUEに対するアンテナ選択をサポートし、MeNB又はSeNBとの通信のための送信器アンテナをUEに示すメカニズムを提供する。最後に、本開示の1つ以上の実施形態は、UEからMeNB及びSeNBへの総送信電力が最大送信の超過を防止しつつ、カバレッジエリア又は達成可能なデータレートを減少させないようにするメカニズムを提供する。
【0098】
以下では、第1及び第2の実施形態において、MeNBとSeNBとのデュアル接続動作のための2つのUE送信器アンテナの間でのアンテナ選択が一次的に考慮される。しかしながら、本開示の実施形態が2つのUE送信器アンテナ又は2つのeNBに限定されるのではなく、2つを超えるUE送信器アンテナ又は2つを越えるeNBに対しても適用されることができる。
【0099】
実施形態1:デュアル接続のためのUE送信器アンテナに対する指示
第1の実施形態は、デュアル接続動作が可能なUE116のようなUEが、まず、eNB102のようなMeNBと初期の接続を確立することを示す。その後に、MeNB102は、eNB103のようなSeNBを含むデュアル接続動作のためにUE116を構成する。
【0100】
UE116がMeNB102と通信する間に、MeNB102は、UE116のそれぞれの送信器アンテナと関連した伝搬損失を決定することができる。例えば、MeNB102は、UE116のそれぞれのアンテナポートからSRS送信を構成し、それぞれの送信器アンテナポートに対する伝搬損失の推定値を得ることができる。UE116がデュアル接続の動作に対してMeNB102により構成された後に、MeNB102がそのようなSeNB103へのSRS送信を実行するようにUE116に示し、SeNB103に対してバックホールリンクを通したそれぞれの測定をMeNB102に通知するように示すことも可能である。その後に、MeNB102は、UE116からMeNB102又はSeNB103への送信のためのアンテナ選択の時の追加情報を使用することができる。例えば、SRS受信に基づいて、MeNB102での制御器は、UE116に対する送信器アンテナのセットの中でMeNB102(又はSeNB103)への送信のためのサブセットを決定することができる。
【0101】
UE116に対するデュアル接続の初期化を構成すると、MeNB102は、構成要素であるアンテナ−選択−SeNBを含んでSeNB103への送信のために使用するアンテナポートをUE116に通知することができる。同等に、MeNB102は、構成要素であるアンテナ−選択−MeNBを含んでMeNB102への送信に使用するアンテナポートをUE116に通知することができる。
【0102】
UE116が2つの送信器アンテナを備える場合に、アンテナ−選択−SeNBは、1つのビットを含むことができ、このとき、値‘0'は、UE116が第1のSRS送信と関連する送信器アンテナポートに対応することができ、値‘1’は、UE116が第2のSRS送信と関連する送信器アンテナポートに対応することができる。UE116が4つの送信器アンテナを備える場合に、アンテナ−選択−SeNBは、2ビット(又は4ビット)の2対を含むことができ、UE116の送信器アンテナポートとの関係は、それぞれのSRS送信に従うことができる(参照3)。
【0103】
図8は、本開示によるデュアル接続で動作するMeNBにより構成される2つの送信器アンテナを有するUEに対する送信器アンテナポートの選択の例を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンの処理回路により具現される。
【0104】
MeNB102は、ステップ810において、1ビットの構成要素アンテナ−選択−SeNB(または、1ビットの構成要素アンテナ−選択−MeNB)を含む構成を用いてSeNB103とのデュアル接続動作に対する2つの送信器アンテナポートを有するUE116を構成する。UE116は、ステップ820において、アンテナ−選択−SeNBの2進値が0と同一であるか否かを検査する。アンテナ−選択−SeNBの2進値が0と同一である場合に(または、アンテナ−選択−MeNBの2進値が1と同一である場合に)、UE116は、ステップ830において、SeNB103との通信のために第1の送信器アンテナポートを選択する(MeNB102との通信のために第2の送信器アンテナポートを選択する)。例えば、第1の送信器アンテナポートは、UE116が単一の接続でMeNB102と動作する時に、第1のアンテナポートからのSRS送信に対応することができる。アンテナ−選択−SeNBの2進値が1と同一である場合に(または、アンテナ−選択−MeNBの2進値が0と同一である場合に)、UE116は、ステップ840において、SeNB103との通信のために第2の送信器アンテナポートを選択する(MeNB102との通信のために第1の送信器アンテナポートを選択する)。例えば、第2の送信器アンテナポートは、UE116が単一の接続でMeNB102と動作する時に、第2のアンテナポートからのSRS送信に対応することができる。MeNB102によるUE116へのアンテナ−選択−SeNB(または、アンテナ−選択−MeNB)の構成は、PDSCHを通した上位レイヤーシグナリングに従い、従来のeNB送信器構造及びUE受信器構造が適用されることができる。それぞれの説明は、簡潔のために反復しない。
【0105】
実施形態2:デュアル接続の構成の後の送信器アンテナの指示
第2の実施形態は、UE116のようにデュアル接続で動作するUEに対する送信器アンテナポートの適応を示す。MeNB102又はSeNB103に対するUE116の位置(方位)の再配置又は移動性により、MeNB102又はSeNB103との通信のための送信器アンテナポートに対するUE116の選択は、時間の経過とともに変化する。
【0106】
図9は、本開示によるMeNBとSeNBとの間のUE送信器アンテナスイッチングの例を示す図である。
図9に示すMeNBとSeNBとの間のUE送信器アンテナスイッチングに対する実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示の範囲から逸脱しない他の実施形態が使用されることもできる。
【0107】
任意のUL SFにおいて、UE116は、第1のアンテナポートを用いて(910)MeNB102への送信を行い(920)、第2のアンテナポートを用いて(930)SeNB103への送信を行う(940)。任意の他のUL SFにおいて、例えば、MeNB102からのシグナリングに基づいて、UE116は、第2のアンテナポートを用いて(930)MeNB102への送信を行い(920)、第1のアンテナポートを用いて(910)SeNB103への送信を行う(940)。
【0108】
デュアル接続で動作するUE116のための送信器アンテナポートの適応を可能にするために、UE116には、UL測定ギャップが割り当てられることができる。測定ギャップUL SFの間に、UE116は、MeNB102(又はSeNB103)により受信されることができるSRSのような信号を送信し、SRS送信は、UE116が他のUL SFでSeNB103に(又はMeNB102にそれぞれ)信号を送信するために使用するアンテナポートから少なくとも出てくる。測定がそれぞれの送信ポイントからのCRSのような信号に基づいて、UEにより実行される測定ギャップの従来の使用とは反対に、MeNB102又はSeNB103との通信のためのUE116アンテナポート選択を可能にする測定ギャップは、UE116からアンテナポートにより送信される信号に基づいて、MeNB102又はSeNB103により実行される。測定ギャップは、例えば、1個のUL SF又は2個のUL SFのように複数の連続的なUL SF(又は一般的にDL SF又はUL SF)であり得、1つのフレームが10個のSFを含む時に、例えば、8個のフレームのような複数のフレームにわたった周期性を有することができる。また、SFオフセットは、測定ギャップUL SFの間にUE116に構成されることもできる。UE116の複数の送信器アンテナポートからのSRS送信の多重化は、それぞれのSRS送信パラメータの割り当てのための手段を使用する同一のSFの同一のシンボル内にあり得る(参照3)。測定ギャップUL SFは、UE116へのDL送信に対する影響を減少させるために、MeNB102及びSeNB103に対して一致するように構成されることができる。
【0109】
図10は、本開示による測定ギャップUL SFの間の単一の接続及び他のUL SFでのデュアル接続を通したUE動作を示す図である。
図10に示すUE動作の実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示の範囲から逸脱しない他の実施形態が使用されることもできる。
【0110】
UE116は、2つの測定ギャップUL SF1010を通して構成される。2つの測定ギャップUL SFは、例えば、MeNB102に対応するキャリア周波数に対するものであり得る。また、測定ギャップUL SFは、0であるシステムフレーム番号(SFN)を有するフレームに対するオフセット値1020と一緒であり得る。例えば、オフセット値は、0と反復期間1030で測定ギャップUL SFの個数を減算した値との間にあり得る。測定ギャップUL SFの間に、UE116は、他のUL SFでSeNB103に送信するためにUE116が使用する少なくとも1つ以上のアンテナポートを含む1つ以上のアンテナポートからSRSを送信する。類似した構成は、SeNB103に対して適用することができるが、簡潔のために重複する内容は、省略する。
【0111】
測定ギャップUL SF間の構成は、MeNB102によりUE116及びSeNB103のすべてに伝達されることにより、測定ギャップUL SFの間に、UE116からのUL送信を要求するUL SF内でUE116のスケジューリングを避けることをSeNB103が認識するようにできる。このような構成は、UE116がRRC_CONNECTED状態にある場合に、UE116がMeNB102のみに送信できるUL SFとUE116がSeNB103のみに送信できるUL SFとをすべて含むことができる。RRC_IDLE状態のUEに対してそのような測定ギャップをサポートすることも可能である。
【0112】
他のUL SFでのSRS送信のためのパラメータの構成と比較して、測定ギャップUL SFでのSRS送信のためのパラメータに対する個別の構成は、UE116に通知されることができる。例えば、1つより大きい場合に、測定ギャップUL SFの間のSRS送信の周期は、1つのUL SFであり得、他のSFでのSRS送信の周期は、1つのUL SFを越え得る。これとは異なり、測定ギャップUL SFが、UEが構成されたSRS送信を有するUL SFと一致する場合に、測定ギャップUL SF内のSRS送信に対して同一のパラメータの構成が使用されることができるが、UE116は、他のアンテナポートから送信する。例えば、測定ギャップUL SF内でUE116が第1のアンテナポートからMeNB102に構成されたSRS送信を有し、UE116がデュアル接続で第2のアンテナポートを使用してSeNB103への送信を行う場合に、第2のアンテナポートからのSRS送信は、第1のアンテナポートのために構成されたリソースを使用することができる。
【0113】
また、測定ギャップ、例えば、電力が制限された動作を示すUE116からのPHRに応答してMeNB102によりUE116に動的にトリガーされることができる。このとき、測定ギャップUL SFの構成が周期的に発生する代わりに、UE116は、例えば、上位レイヤーシグナリングを通してMeNB102により測定ギャップUL SFの構成に関する情報の通知を受けることができる。トリガーの後に、又は測定ギャップUL SFのデューレーションの後の開始SFのような測定ギャップUL SFの間の送信パラメータがシステム動作で予め決定されるか、UE116に予め構成されるか、又は上位レイヤーシグナリングに含まれることができる。あるいは、測定ギャップUL SFの代わりに、MeNB102がUE116に示すことによりアンテナ選択に対して上位レイヤーシグナリング又は動的シグナリングを用いて送信器アンテナをスイッチングすることができる。そのような機能は、MeNB102のみに許容されることができる(すなわち、SeNB103は、送信器アンテナをスイッチングするようにUE116に指示しないことがある)。
【0114】
図11は、本開示による測定ギャップUL SFの使用を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、基地局内の送信器チェーン内の処理回路により具現される。
【0115】
MeNB102は、ステップ1110において、MeNB102及びSeNB103に対して、1つ以上の測定ギャップUL SFを有し、SeNB103を含むデュアル接続で動作するUE116を構成する。オフセットも構成されることができる。MeNB102に対する測定ギャップUL SFの間に、UE116は、ステップ1120において、UE116が少なくとも他のUL SFでシグナリングをSeNB103に送信するために使用するアンテナポートからSRSを送信する。SeNB103に対する測定ギャップUL SFの間に、UE116は、ステップ1125において、UE116が少なくとも他のUL SFでシグナリングをMeNB103に送信するために使用するアンテナポートからSRSを送信する。ステップ1120及びステップ1125でのSRS送信からの測定に基づいて、MeNB102は、ステップ1130において、MeNB102への送信のための第1のアンテナポート及びSeNB103への送信のための第2のアンテナポートにUE116を構成する。このような構成は、ステップ1125において、バックホールリンクを通してSeNB103からMeNB102へのSRS測定に対するフィードバックに基づくこともできる。
【0116】
実施形態3:送信器アンテナ当たりの送信電力の割り当て
第3の実施形態は、eNB102のようなMeNBへのUE送信のための最大保証電力を設定し、eNB103のようなSeNBへのUE送信のための最大保証電力を設定することを示す。これとは異なり、第3の実施形態は、eNB102のようなMeNBへのUE送信のための最小保証電力を設定し、eNB103のようなSeNBへのUE送信のための最小保証電力を設定することを考慮する。MeNB及びSeNBのすべてに対するSFi内の総最大送信電力P
CMAX(i)に対する要件は、単一のeNB接続動作に対してUE116に予め定義されるか又は構成されると見なされる(参照3及び参照6)。
【0117】
MeNB102及びSeNB103での独立したスケジューラ及びMeNB102とSeNB103との間のバックホールリンクの0でないレイテンシにより、UE116がSFi内でMeNB102への第1の送信を有するようにし、SeNB103への第2の送信を有するようにすることが可能である。2つの送信は、相互に独立的であるので、それらのそれぞれの公称電力は、独立して決定され、総値は、最大UE送信電力P
CMAX(i)を超過することができる。
【0118】
UE116がSFi内でMeNB102のみに、又はSeNB102のみに送信する場合に、最大送信電力は、P
CMAX(i)であり得る。例えば、MeNB102が周波数分割デュプレキシング(FDD)を使用し、SeNB103が時分割デュプレキシング(TDD)を使用する場合に、UE116は、少なくともSeNB103でのDL SFと完全にオーバーラッピングする(参照3で定義されるように、MeNB102とSeNB103との間の同期動作のために)SF内でMeNB102への送信のための最大使用可能な電力P
CMAX(i)を推定することができる。SFオーバーラッピングがSFシンボルの一部を超過する場合に、非同期動作が発生する。例えば、非同期動作のために、UE116は、SeNB103がTDDを使用し、SFがSeNB103での2つのDL SFとオーバーラッピングする場合に、そのSF内のMeNB102への送信のための最大使用可能な電力P
CMAX(i)を推定することができる。したがって、バックホールリンクを通してSeNB103により使用されるUL/DL構成(可能な限り、UE116がSeNB103の様々なそれぞれのセル内で通信する場合の複数のUL/DL構成)に対するSeNB103でMeNB102への情報に基づいて、MeNB102は、UE116をスケジューリングする時にその情報を使用することができる。例えば、UE116によりより高い送信電力を要求するより大きいデータTBと関連したより高いULスペクトル効率性がSeNB103でのDL SFであるSF内のターゲットとなることができる。同様に、MeNB102及びSeNB103がUE116に対して様々な不連続受信(DRX)パターンを構成することができるので、UE116がDRXモードにある時にシグナリングを送受信できない場合には、MeNB102及びSeNB103は、バックホールリンクを通してDRXパターンを交換することができる。
【0119】
SFiにおいて、総送信電力がP
CMAX(i)を超過しないようにする条件を満足させるための従来の方式は、MeNB102及びSeNB103へのUE116の送信の間にP
CMAX(i)を同等に分割するものである。しかしながら、MeNB102又はSeNB103へのUE116の送信電力に対する要件を考慮しないために、そのような最大送信電力の分割は、次善策である。例えば、MeNB102へのUE116の送信のための最大電力を常にP
CMAX(i)/2に制限することは、セルカバレッジを2倍に減少させる結果をもたらす。そうすると、UE116が、MeNB102では遠く(マクロセルの境界近傍)、SeNB103に近く位置することができ、デュアル接続から利益を有することができるとしても、カバレッジの減少により、UE116は、デュアル接続で動作するように構成された後に、MeNB102への接続を保持することができないことがある。反対に、SeNB103は、通常、小型セルをサポートするので、UE116がSeNB103に送信するために使用するアンテナポートに対して最大電力をP
CMAX(i)/2に減少させることはあまり重要でなく、これは、実際に要求される最大送信電力は、通常にP
CMAX(i)/2に比べてずっと小さいためである。しかしながら、SeNB103に対するULスループットがUE116に対して最大化されなければならず、UE116がMeNB102に対するカバレッジ制限条件に近くない場合に、SeNB103へのUL送信に対しては、UE116がMeNB102に対するカバレッジ制限条件に近いときより大きい電力が割り当てられることができる。したがって、UE116がMeNB102及びSeNB103のすべてとの通信リンクを保持するように保証しつつ、MeNB102又はSeNB103に対するUE116の送信電力を構成可能であるという長所がある。
【0120】
SFiにおいて、UE116からMeNB102及びSeNB103への送信のための使用可能な電力の使用を向上させるために、MeNB102へのUE送信のための最大電力及びSeNB103へのUE送信に対する最大電力であるP
CMAX_MeNB(i)及びP
CMAX_SeNB(i)がMeNB102によりUE116に構成されることができる。線形ドメインにおいて、
【0121】
【数14】
[この文献は図面を表示できません]
【0123】
【数15】
[この文献は図面を表示できません]
【0125】
【数16】
[この文献は図面を表示できません]
【0127】
【数17】
[この文献は図面を表示できません]
【0129】
【数18】
[この文献は図面を表示できません]
【0130】
に対する上位レイヤーシグナリングは、
【0131】
【数19】
[この文献は図面を表示できません]
【0132】
のそれぞれのスケーリングファクター(分数)f
MeNB又はf
SeNBの形態であり得る(
【0133】
【数20】
[この文献は図面を表示できません]
【0135】
【数21】
[この文献は図面を表示できません]
【0137】
【数22】
[この文献は図面を表示できません]
【0139】
【数23】
[この文献は図面を表示できません]
【0141】
【数24】
[この文献は図面を表示できません]
【0142】
に対する単純な定義を可能にする。MeNB102によるUE116へのf
MeNB又はf
SeNBの構成(及びそれに従う
【0143】
【数25】
[この文献は図面を表示できません]
【0145】
【数26】
[この文献は図面を表示できません]
【0146】
の構成)は、PDSCHを通した上位レイヤーシグナリングに従い、従来のeNB送信器構造及びUE受信器構造が適用されることができる。それぞれに関する説明は、簡潔さのために反復しない。さらに、MeNB102での制御器は、以前のパラグラフで説明されたように、例えば、UE116のカバレッジ考慮事項又はターゲットデータレートに基づいてf
MeNB又はf
SeNBに対する値を決定することができる。
【0147】
P
CMAX_MeNB(i)及びP
CMAX_SeNB(i)の構成の前に、SeNB103は、MeNB102へのバックホールリンクを通してUE116からSeNB103に要求される送信電力を送信することができる。UE116において、このような要求される送信電力は、例えば、UE116に対するSeNB103と関連したカバレッジエリア又は干渉特性により定められることができる。P
CMAX_SeNB(i)(又は、それとは異なり、後述するように、UE116からSeNB103に要求される送信電力P
CMIN_SeNB(i))がUE116からSeNB103へのそのような電力要件が満足するように構成されることができる。また、MeNB102は、UE116に対するP
CMAX_MeNB(i)及びP
CMAX_SeNB(i)のSeNB103への割り当て(又は、それとは異なり、後述するように、UE116からMeNB102に要求される送信電力P
CMIN_MeNB(i)及びP
CMIN_SeNB(i)に対する割り当て)を送信することができる。例えば、MeNB102は、ミリワット当たりのP
CMAX(i)=23dB(dBm)を有するUE116にP
CMAX_MeNB(i)=22.5dBm及びP
CMAX_SeNB(i)=13dBmを割り当てることができる(この場合に、P
CMAX_MeNB(i)+P
CMAX_SeNB(i)=P
CMAX(i))。この情報は、SeNB103がMeNB102に対するP
CMAX_MeNB(i)の値(又はP
CMIN_MeNB(i)の値)を認識することにより、UE116に対する自身のスケジューリング決定を改善するようにすることができる。
【0148】
方法1:MeNBのための最大UE送信電力及びSeNBのための最大UE送信電力の設定
SFiにおいて、UE116は、MeNB102への電力P
MeNB(i)で第1のUL送信を有し、SeNB103への電力P
SeNB(i)で第2のUL送信を有し、
【0149】
【数27】
[この文献は図面を表示できません]
【0151】
【数28】
[この文献は図面を表示できません]
【0153】
【数29】
[この文献は図面を表示できません]
【0154】
以下への電力減少は、MeNB102及びSeNB103への同一の情報タイプ送信のためにMeNB102及びSeNB103のすべてに対して同一である代わりに、P
CMAX_MeNB(i)及びP
CMAX_SeNB(i)の値又はP
MeNB(i)及びP
SeNB(i)の値に左右されることができる。これは、例えば、MeNB102及びSeNB103への送信に対して同一の電力量の減少を適用することは、P
CMAX_SeNB(i)又はP
SeNB(i)がそれぞれP
CMAX_MeNB(i)又はP
MeNB(i)よりずっと小さいために、SeNB103への送信に対してより低減される効果を有することができるためである。このような電力減少は、UE116がMeNB102及びSeNB103のすべてにデータ情報又はHARQ−ACK情報のような同一の情報タイプを送信する時に適用されることができ、他の情報タイプが送信される時の電力の割り当ては、それぞれの情報タイプの相対的な優先順位に従うことができる(参照3及び参照7)。
【0155】
第1の代案において、SFiにおいて、UEからMeNB102への総送信電力P
MeNB(i)は、P
CMAX_MeNB(i)を超過しないように制限され、SeNBへのUE116からの総送信電力P
SeNB(i)は、P
CMAX_SeNB(i)を超過しないように制限される。第1の代案において、UE116が、電力制限がなされる時に(
【0156】
【数30】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
)、P
CMAX_MeNB(i)及びP
CMAX_SeNB(i)は、MeNB102及びSeNB103の各々に対するUE116からの送信電力の上限として機能する。UE116は、それぞれのUL電力制御プロセスに従って、MeNB102への送信電力P
MeNB(i)及びSeNB103への送信電力P
SeNB(i)を決定する。P
MeNB(i)>P
CMAX_MeNB(i)であるか、又はP
SeNB(i)>P
max_SeNB(i)である場合に、UE116は、まず、UE116がMeNB102に送信する情報又はUE116がSeNB103に送信する情報に従って、電力の割り当てが優先されるか否かに従って、P
MeNB(i)=P
CMAX_MeNB(i)又はP
SeNB(i)=P
CMAX_SeNB(i)となるようにそれぞれ設定する。第1の代案は、MeNB及びSeNBへの非同期送信に対してP
CMAX_MeNB(i)+P
CMAX_SeNB(i)=P
CMAX(i)である時にも適用されることができる。
P
CMAX、P
CMAX_MeNB、P
CMAX_SeNB、P
MeNB、及びP
SeNBの線形値をそれぞれ
【0158】
【数31】
[この文献は図面を表示できません]
【0160】
【数32】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
【数33】
[この文献は図面を表示できません]
【0164】
【数34】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
【数35】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
【数36】
[この文献は図面を表示できません]
【0170】
【数37】
[この文献は図面を表示できません]
【0171】
より大きくなることを避けるように要求される場合に、第1の代案の第1のアプローチ方式において、UE116は、
【0172】
【数38】
[この文献は図面を表示できません]
【0174】
【数39】
[この文献は図面を表示できません]
【0176】
【数40】
[この文献は図面を表示できません]
【0177】
だけ)MeNB102への送信電力を減少させることができ、
【0178】
【数41】
[この文献は図面を表示できません]
【0180】
【数42】
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
【数43】
[この文献は図面を表示できません]
【0183】
だけ)SeNBへの送信電力を減少させることができる。したがって、第1のアプローチ方式に従う
【0184】
【数44】
[この文献は図面を表示できません]
【0186】
【数45】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
【数46】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
を超過する場合に、電力スケーリングファクターとして作用することにより、UE116がMeNB102及びSeNB103に送信する同一の情報タイプを運搬するチャネルに対する電力スケーリングを制御するものである(
【0190】
【数47】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
【数48】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
【数49】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
であり、それぞれがSFiと無関係に同一の値を有することができる場合に、MeNB102及びSeNB103のそれぞれへの送信電力の減少を決定するための電力スケーリングファクターである)。
【0196】
第1の代案の第2のアプローチ方式において、UE116からMeNB102への送信電力の減少は、
【0197】
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
として計算されることができ、SeNB103への送信電力の減少は、
【0199】
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
として計算されることができる。
第1の代案の第3のアプローチ方式において、MeNB102への送信電力の減少は、
【0201】
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
【0202】
として計算されることができ、SeNB103への送信電力の減少は、
【0203】
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
として計算されることができ、f
MeNB及びf
SeNBは、上位レイヤーシグナリングを通してMeNB102によりUE116に構成されることができ、通常、f
MeNB+f
SeNB=1である。
【0205】
【数54】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
であるので、第3のアプローチ方式は、第1のアプローチ方式の代案的な具現であり、第1及び第3のアプローチ方式は、機能的に同一である。
【0209】
図12は、本開示による第1の代案に従ってMeNBへの送信電力及びSeNBへの送信電力の決定を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーン内の処理回路により具現される。
【0210】
SFiにおいて、UE116は、ステップ1210において、UL電力制御プロセス及び
【0211】
【数56】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
に従って、MeNB102へのチャネル又は信号(PUCCH、PUSCH、PRACH、SRS)の送信のための電力
【0213】
【数57】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
及びSeNB103へのチャネル又は信号(PUCCH、PUSCH、PRACH SRS)の送信のための電力
【0215】
【数58】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
を決定する。その後に、UE116は、ステップ1220において、
【0217】
【数59】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
【数60】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
であるかを決定し、そのような場合に、UE116は、UE116がMeNB102又はSeNB103に送信する情報タイプの相対的な優先順位に従って
【0221】
【数61】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
【数62】
[この文献は図面を表示できません]
【0224】
をそれぞれ設定する。上述したように、
【0225】
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
に対するそれぞれの比率f
MeNB及びf
SeNBを構成することにより、MeNB102によりUE116に
【0227】
【数64】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
【数65】
[この文献は図面を表示できません]
【0230】
が構成されることができる。その後に、
【0231】
【数66】
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
が可能である場合に、UE116は、ステップ1240において、
【0233】
【数67】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
【数68】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
である場合に、UEは、ステップ1250において、ファクターw
MeNBで
【0237】
【数69】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
をスケーリングし、ファクターw
SeNBで
【0239】
【数70】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
をスケーリングすることにより(同一のタイプの情報がMeNB102及びSeNB103のすべてに送信される場合に)、
【0241】
【数71】
[この文献は図面を表示できません]
【0242】
となる。スケーリングファクターw
MeNB及びw
SeNBは、第1の代案の第3のアプローチ方式について説明したように、MeNB102によりUE116に構成されるか、又はUE116により
【0243】
【数72】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
【数73】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
【数74】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
及びP
SeNB(i)のような他のパラメータを使用して決定されることができる。最後に、UE116は、ステップ1260において、
【0249】
【数75】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
送信電力でMeNB102にチャネル又は信号を送信し、
【0251】
【数76】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
送信電力でSeNB103にチャネル又は信号を送信する。
【0253】
第2の代案において、MeNB102又はSeNB103へのチャネル又は信号の送信のための電力がMeNB102及びSeNB103に対して個別に独立して決定される。SFiにおいて、UE116は、それぞれのUL電力制御プロセスを用いて、MeNB102へのチャネル又は信号の送信のための電力
【0254】
【数77】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
及びSeNB103へのチャネル又は信号の送信のための電力
【0256】
【数78】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
【数79】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
【数80】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
【数81】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
である場合に、UE116は、UE116がMeNB102又はSeNB103への電力の割り当てを優先するか否に従って、それぞれ
【0264】
【数82】
[この文献は図面を表示できません]
【0266】
【数83】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
を設定する。例えば、UE116がMeNB102への電力の割り当てを優先すると仮定する場合に、
【0268】
【数84】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
【数85】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
【数86】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
【数87】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
【数88】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
のうちの小さいものとの間の差の中でさらに小さいものとして
【0278】
【数89】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
【数90】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
【数91】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
図13は、本開示による第2の代案に従ってUEアンテナからMeNBへの送信電力及びUEアンテナからSeNBへの送信電力に対する決定を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンの処理回路により具現される。
【0285】
MeNB102は、ステップ1310において、MeNB102への送信のための電力
【0286】
【数92】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
及びSeNB103への送信のための電力
【0288】
【数93】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
をUE116に構成する。UE116は、ステップ1320において、MeNB102へのチャネル又は信号の送信及びSeNB103へのチャネル又は信号の送信のためのそれぞれの電力制御プロセスを使用して、SFiにおいて、(公称)送信電力
【0290】
【数94】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
【数95】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
を決定する。UE116がMeNB102への送信に対する電力の割り当てを優先すると仮定する時に、UE116は、ステップ1330において、
【0294】
【数96】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
【数97】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
である場合に、UE116は、ステップ1340の
【0298】
【数98】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
【数99】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
を設定する。最後に、UE116は、ステップ1350において、電力
【0302】
【数100】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
を使用してMeNB102に送信し、ステップ1355において、電力
【0304】
【数101】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
を使用してSeNB103に送信する。
第3の代案において、SFiにおいて、UE116は、UE116からの総送信電力が
【0306】
【数102】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
を超過する場合のみに、MeNB102への最大送信電力として
【0308】
【数103】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
使用するか、又はSeNB103への最大送信電力として
【0310】
【数104】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
を使用する。そうでなければ、UE116は、MeNB102に対する自身の送信電力を
【0312】
【数105】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
に制限せず、SeNB103に対する自身の送信電力を
【0314】
【数106】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
【数107】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
である場合に、そして、MeNB102に対する送信電力を
【0318】
【数108】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
に制限し、SeNB103に対する送信電力を
【0320】
【数109】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
に制限した後に、UE116からの総送信電力は、やはり
【0322】
【数110】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
を超過し、UE116からMeNB102(
【0324】
【数111】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
【数112】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
【数113】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
となるように電力減少を適用することができる。
【0331】
【数114】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
【数115】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
【数116】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
【数117】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
である場合のみに(それぞれの電力の割り当ての優先順位に従って)、UE116からMeNB102へ、又はUE116からSeNB103への送信電力をそれぞれ
【0339】
【数118】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
【数119】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
に制限するものである。すると、それらが、送信電力が
【0343】
【数120】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
を超過しないように減少させるスケーリングファクターとして機能する第1の代案とは異なり、第3の代案において、
【0345】
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
【数122】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
は、SFiにおいて、UE116による公称送信電力が(それぞれのUL電力制御プロセスに従って)、
【0349】
【数123】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
となるようにする場合に、MeNB102及びSeNB103への使用可能な最大電力
【0351】
【数124】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
を配分するように機能する。これは、MeNB102がサポートする複数のセル又はSeNB103がサポートする複数のセル内のUL送信に対してUE116が構成される場合に、MeNB102及びSeNB103への電力の割り当てを簡素化させる。
【0353】
図14は、本開示による第3の代案に従ってMeNBに送信するUEアンテナからの送信電力及びSeNBに送信するUEアンテナからの送信電力に対する決定を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンの処理回路により具現される。
【0354】
SFiにおいて、UE116は、それぞれのUL電力制御プロセス1410に従って、MeNB102へのチャネル又は信号(PUCCH、PUSCH、PRACH、SRSのような信号)の送信のための電力
【0355】
【数125】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
及びSeNB103へのチャネル又は信号(PUCCH、PUSCH、PRACH SRSのような信号)の送信のための電力
【0357】
【数126】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
を決定する。その後に、UE116は、ステップ1420において、
【0359】
【数127】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
【数128】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
である場合に、UE116は、ステップ1430において、
【0363】
【数129】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
【数130】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
であるかを判定し、そうであれば、UE116は(UE116がSeNB103又はMeNB102のそれぞれへの電力の割り当てを優先するか否かに従って)、ステップ1430において、
【0367】
【数131】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
【数132】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
を設定する。その後に、UE116は、ステップ1450において、
【0371】
【数133】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
であるかを判定し、そうであれば、UE116は、MeNB102及びSeNB103のすべてに少なくとも同一のタイプの情報が送信される時に、
【0373】
【数134】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
【数135】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
【数136】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
となるようにする。最後に、ステップ1450の後に、あるいは、ステップ1420又はステップ1450において、
【0379】
【数137】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
である場合に、UE116は、ステップ1460において、
【0381】
【数138】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
送信電力でチャネル又は信号をMeNB102に送信し、
【0383】
【数139】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
送信電力でチャネル又は信号をSeNB103に送信する。
【0385】
第3の代案の変形において、SFiにおいて、UE116は、まず、MeNB102のような第2のeNBに対する送信電力を第2のコンフィギュアド電力に減少させる前に、SeNB103のような第1のeNBに対する送信電力を第1のコンフィギュアド電力に減少させることが、総送信電力が
【0386】
【数140】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
の超過を防止するか否かを検査することができる。例えば、UE116は、まず、MeNB102への送信電力を
【0388】
【数141】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
に減少させる前に(適用可能な場合に)、SeNBへの送信電力を
【0390】
【数142】
[この文献は図面を表示できません]
【0392】
【数143】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
より大きくなることを防止するか否かを検査することができる。まず、UE116が送信電力の減少を考慮するeNBは、それぞれの情報タイプに対する優先順位に従って(同一のタイプの情報である場合にMeNB102が優先される)予め決定されることができ(参照3及び参照7)、又は、例えば、非同期動作の場合に、より早い送信を優先するもののようなデュアル接続動作に対する構成と関連して構成されることができる。したがって、
【0394】
【数144】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
【数145】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
【数146】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
である場合に、UE116は、SeNB103に対して
【0400】
【数147】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
を設定し、残りの電力をMeNB102に割り当てる(
【0402】
【数148】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
図15は、本開示による第3の代案の変形に従ってMeNBに送信するUEアンテナからの送信電力及びSeNBに送信するUEアンテナからの送信電力に対する決定を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンの処理回路により具現される。
【0405】
SFiにおいて、UE116は、ステップ1510において、それぞれのUL電力制御プロセスに従って、MeNB102へのチャネル又は信号(PUCCH、PUSCH、PRACH、SRSのような信号)の送信のための電力
【0406】
【数149】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
及びSeNB103へのチャネル又は信号(PUCCH、PUSCH、PRACH、SRSのような信号)の送信のための電力
【0408】
【数150】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
を決定する。その後に、UE116は、ステップ1520において、
【0410】
【数151】
[この文献は図面を表示できません]
【0412】
【数152】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
である場合に、UE116は、ステップ1530において、
【0414】
【数153】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
であるか否かを判定し、そうであれば、UE116は、
【0416】
【数154】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
であるように設定する。その後に、UE116は、ステップ1535において、
【0418】
【数155】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
であるか否かを判定し、そうであれば、UE116は、ステップ1540において、
【0420】
【数156】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
【数157】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
である場合に、UE116は、ステップ1545において、
【0424】
【数158】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
であるか否かを判定し、そのような場合に、UE116は、ステップ1550において、MeNB102及びSeNB103のすべてに少なくとも同一のタイプの情報が送信される時に、
【0426】
【数159】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
【数160】
[この文献は図面を表示できません]
【0430】
【数161】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
となるようにする。最後に、ステップ1550の後に、又はステップ1520又はステップ1535又はステップ1545において、
【0432】
【数162】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
である場合に、UE116は、ステップ1560において、
【0434】
【数163】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
送信電力でチャネルをMeNB102に送信し、
【0436】
【数164】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
送信電力でチャネルをSeNB103に送信する。
【0438】
SFiにおいて、UE116がMeNB102によりサポートされる複数のセル及びSeNB103によりサポートされる複数のセルでそれぞれMeNB102及びSeNB103にデータを送信する場合に、そして、
【0439】
【数165】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
【数166】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
【数167】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
である場合に、その複数のセルの各々に対する電力の割り当ては、
【0445】
【数168】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
である場合に、UE116からのそれぞれの総送信電力が
【0447】
【数169】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
【数170】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
を超過しないようにしつつ、MeNB102(MeNBセル)及びSeNB103(SeNBセル)に対して個別に実行されることができる。あるいは、UE116がMeNB102により
【0451】
【数171】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
【数172】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
の値により構成されない場合に、UE116は、それぞれの送信電力を同一の値でスケーリングすることにより、それに従う総送信電力が
【0455】
【数173】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
を超過しないようにすることにより(例えば、第1の代案の第2のアプローチ方式と同様に)、MeNB102及びSeNB103の複数のセルのそれぞれへのデータ送信のための電力の割り当てを共同で実行することができる。
【0457】
方法2:MeNBのための最小のUE送信電力及びSeNBのための最小のUE送信電力の設定
SFiに対して、UE116は、MeNB102によりMeNB102への最小送信電力
【0458】
【数174】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
【数175】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
【数176】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
【数177】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
を構成するものと関連して、MeNB102は、UE116に対してそれぞれの分数(比率)f
MeNB又はf
SeNBを構成することができ、UE116は、MeNB102に対する最小保証送信電力を
【0466】
【数178】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
として導出し、SeNB103に対する最小保証送信電力を
【0468】
【数179】
[この文献は図面を表示できません]
【0470】
【数180】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
【数181】
[この文献は図面を表示できません]
【0473】
の機能に対する2種類の代案が考慮される。
【0475】
【数182】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
【数183】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
は、MeNB102及びSeNB103へのそれぞれの送信電力が(情報タイプに従う電力優先順位付けに無関係に)それを超過しては減少することができない下限として機能する。電力減少が
【0479】
【数184】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
【数185】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
【数186】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
【数187】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
に設定され、残りの他のeNBへの送信電力は、それぞれ
【0487】
【数188】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
【数189】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
となるように設定される。したがって、
【0491】
【数190】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
である場合に、UE116からMeNB102への電力の割り当ての優先順位付けに対して、
【0493】
【数191】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
【数192】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
となる。
図16は、本開示によるMeNBへの送信のための保証電力
【0497】
【数193】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
及びSeNBへの送信のための保証電力
【0499】
【数194】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
を用いてSFi内のMeNBに送信するUEアンテナからの送信電力及びSeNBに送信するUEアンテナからの送信電力に対する決定を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンの処理回路により具現される。
【0501】
MeNB102は、ステップ1610において、SFiにおいて、MeNB102への送信のために使用可能な最小電力
【0502】
【数195】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
及び
SeNB103への送信のために使用可能な最小電力
【0504】
【数196】
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
をUE116に構成する。MeNB102へのチャネル又は信号の送信及びSeNB103へのチャネル又は信号の送信のためのそれぞれの電力制御プロセスを使用して、UE116は、ステップ1620において、送信電力
【0506】
【数197】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
【数198】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
を決定する。UE116がMeNB102への電力の割り当てを優先する場合に、UE116は、ステップ1630において、
【0510】
【数199】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
であるか否かを検査し、そうであれば、UE116は、ステップ1640の
【0512】
【数200】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
【数201】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
を設定する。最後に、UE116は、ステップ1650において、電力
【0516】
【数202】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
を使用してMeNB102への送信を行い、ステップ1655において、電力
【0518】
【数203】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
を使用してSeNB103への送信を行う。
第2の代案において、
図12又は
図14において、UE116が
【0520】
【数204】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
【数205】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
のように総送信電力を減少させるために、MeNB102への公称電力又はSeNB103への公称電力をスケーリングした後に、それに従う送信電力が
【0524】
【数206】
[この文献は図面を表示できません]
【0526】
【数207】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
よりそれぞれ小さくなる場合には、対応する送信がドロップされ、使用可能なすべての電力が残りの送信に対する使用可能な電力として割り当てられる。
【0528】
【数208】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
【数209】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
の値に対する適切な設定がMeNB102への減少された送信電力及びSeNB103への減少された送信電力のすべてが
【0532】
【数210】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
【数211】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
より低い可能性につながってはいけないとしても、このようなことが発生する場合に、SeNB103への送信がドロップされることができる。これとは異なり、それぞれの送信に対する情報コンテンツの相対的な優先順位づけに基づいて、UE116は、MeNB102への送信をドロップするか、又はSeNB103への送信をドロップするかを決定することができる。
【0536】
デュアル接続動作のためのPHR
MeNB102及びSeNB103への送信のために、UE116がSFi内の最大電力
【0537】
【数212】
[この文献は図面を表示できません]
【0538】
の超過の防止を容易にするように、デュアル接続動作のために、UE116は、MeNB102又はSeNB103のような第1のeNBに対する新たなPHRタイプをSeNB103又はMeNB102のような第2のeNBにそれぞれ報告することができる。第2のeNBがSFi内のUE116から第1のeNBへのPUSCH送信(存在する場合)のような送信を認識できないこともあるので、UE116が実際にSFi内でPUSCHを送信するか否かに無関係に、第2のeNBの任意のサービングセルcでUE116がSFiにおいてPUSCHを送信しないものと仮定し、従来のPHRタイプとは異なる第2のeNBのための新たなPHRタイプが定義される。また、eNBのセルごとに存在する従来のPHRタイプとは異なり、新たなPHRタイプは、eNBのすべてのサービングセルに対して結合されたPHRであり、
【0539】
【数213】
[この文献は図面を表示できません]
【0540】
として定義されることができ、ここで、cは、eNBのすべてのサービングセルにわたったインデックスであり、PH
type1,c(i)は、数式1で定義される。
これとは異なり、eNBの中で
【0541】
【数214】
[この文献は図面を表示できません]
【0542】
の値の通信を防止するために、新たなPHRタイプは、
【0543】
【数215】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
【数216】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
)のように、数式1に基づいて定義されることができる。あるいは、
【0547】
【数217】
[この文献は図面を表示できません]
【0548】
である場合に、UE116は、eNBに対するPHRに加えて、eNBに対する
【0549】
【数218】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
を報告することもできる。UE116が新たなPHRタイプを提供するように新たなMAC制御要素が定義されることができる。従来のPHRタイプとは異なり、新たなPHRタイプに対するトリガーは、経路損失の変更のみに基づくものでなく、UE116がどのくらい頻繁にそれぞれのeNB内でPUSCH送信を有するかに対する変化にも基づくことができる。例えば、UE116から第1のeNBへの1つのフレーム内のPUSCH送信の数が所定のファクターだけ増加する場合に、UE116は、第2のeNBへのPHR送信をトリガーすることができる。
【0551】
また、UE116は、第1のeNB又は第2のeNBへのデータ送信に対するバッファ状態報告(BSR)を提供することができる。BSRは、第2のeNBが第1のeNBでのUE116に対するPUSCHスケジューリングを予測し、それに従って可能である場合に、新たなPHRと共に第1のeNBに対するUE116の総送信電力範囲を予測するようにすることができる。新たなMAC制御要素は、UE116がMeNB102のような第2のeNBにSeNB103のような第1のeNBの新たなBSRタイプを提供するように定義されることができる。新たなBSRタイプは、それぞれの第1のeNBのすべてのサービングセルに対して結合されたBSRであるか、又はUEが第1のeNBのセルごとに有することができる暫定的な電力制限について第2のeNBにより詳細な情報を提供するためにそれぞれの第1のeNBのサービングセルの各々に対するBSRを含むベクトルであり得る。
【0552】
本開示は、例示的な実施形態とともに説明されたが、様々な変形及び修正が可能であることは、当該技術分野における当業者には明らかである。本開示は、添付の特許請求の範囲内で上記のような変形及び修正を含む。