(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記低周波スイッチングダイオードモジュールが、第1単方向ダイオードユニットと、第2単方向ダイオードユニットを含み、前記第2単方向ダイオードユニットが導通され、かつ前記第1単方向ダイオードユニットがオフのときを第1導通状態と定義し、前記第1単方向ダイオードユニットが導通され、かつ前記第2単方向ダイオードユニットがオフのときを第2導通状態と定義することを特徴とする、請求項1に記載の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路。
前記第1単方向ダイオードユニット及び前記第2単方向ダイオードユニットが交互に導通され、前記低周波スイッチングダイオードモジュールが第1導通状態と第2導通状態に切り替えられることを特徴とする、請求項2に記載の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路。
前記低周波スイッチングダイオードモジュールが、第1単方向ダイオードユニットと、第2単方向ダイオードユニットを含み、前記第1単方向ダイオードユニットの負極端が前記第1コンデンサの一端及び前記第1インダクタの他端に接続され、前記第2単方向ダイオードユニットの負極端が前記第1コンデンサの他端及び前記第2インダクタの他端に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路。
前記第1単方向ダイオードユニットの正極端及び前記第2単方向ダイオードユニットの正極端が第1ノードに接続され、前記第1スイッチの一端及び前記第2スイッチの一端が第2ノードに接続され、前記第1ノードが前記第2ノードに接続されることを特徴とする、請求項4に記載の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路。
さらに、前記第1スイッチ及び前記第1絶縁型電圧変換モジュールに接続される第1サージアブソーバモジュールと、前記第2スイッチ及び前記第2絶縁型電圧変換モジュールに接続される第2サージアブソーバモジュールと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路。
前記第2制御モジュールが、第2電圧制御ユニットと、第2ゼロ電流検出ユニットと、第2コンパレータユニットを含み、前記第2制御モジュールが前記第2絶縁型電圧変換モジュールの出力端に接続され、第2出力電圧フィードバック信号を取得し、前記第2電圧制御ユニットが前記第2出力電圧フィードバック信号を調整して第2スイッチ電流制御信号を出力し、前記第2ゼロ電流検出ユニットが前記第2絶縁型電圧変換モジュールに接続され、第2ゼロ電流検出信号を出力し、前記第2コンパレータユニットが前記第2スイッチ電流制御信号と前記第2スイッチの一端の電圧を比較し、比較結果及び前記第2ゼロ電流検出信号に基づいて第2制御信号を出力し、前記第2制御信号が前記第2スイッチのオン/オフ制御に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路。
【背景技術】
【0002】
図1に示すように、従来の単相高力率スイッチング電源1000には2つの回路構成があり、1つは非絶縁型のPFC整流器(rectifier)1100で、もう1つは絶縁型のDC−DCコンバータ1200である。
図2及び
図3にそれぞれ従来のスイッチング電源2000、3000を示す。
図2はPFC昇圧型AC−DC整流器2100にフルブリッジ式位相シフトDC−DCコンバータ2200を組み合わせており、
図3は昇圧型AC−DC整流器3100にLLC共振DC−DCコンバータ3200を組み合わせている。
図2及び
図3のスイッチング電源2000、3000はいずれも交流電源S
AC及び負荷Loadに適用される。
【0003】
しかしながら、従来のPFC回路には、次のような欠点がある。(1) 前記スイッチング電源がブリッジ整流器を備えている場合、導通損が比較的高い。(2) 現在ブリッジ整流器を備えていないスイッチング電源において、それらのスイッチング電源の回路構成はいずれも無変圧器の回路構成である。(3) 昇圧型PFCコンバータは直流出力側が大容量コンデンサであるため、交流電圧の入力の瞬間この直流コンデンサに充電され、相当高い入力電流が生じ、整流子の故障や出力ダイオードの故障が発生しやすく、また充電が高すぎて主要パワーデバイスが破損しやすい。(4) これらスイッチング電源の制御系統において、力率の制御は一次側にあり、DC−DCコンバータの制御は二次側にあるため、一次側、二次側を分離した方式でのみ制御系統を円滑に動作させることができ、回路が複雑になる。
【0004】
このため、上述の従来のPFC回路の欠点を解決できる絶縁型のPFC回路構成が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の従来技術の問題を解決するため、本発明の目的は、導通損が低く、故障しにくく、回路が簡単で、コストを節約でき、体積が小さく、変換効率が高い等の利点を備えた、単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的及びその他の目的を達するため、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は、EMIフィルタモジュール、低周波スイッチングダイオードモジュール、第1スイッチ、第2スイッチ、第1絶縁型電圧変換モジュール、第2絶縁型電圧変換モジュールを含む。
【0007】
前記EMIフィルタモジュールは外部の交流電源に接続され、前記低周波スイッチングダイオードモジュールは前記EMIフィルタモジュールに接続され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは前記低周波スイッチングダイオードモジュールに接続され、前記第1絶縁型電圧変換モジュールは前記第1スイッチに接続され、前記第2絶縁型電圧変換モジュールは前記第2スイッチに接続される。
【0008】
そのうち、前記低周波スイッチングダイオードモジュールが第1導通状態のとき、前記第1スイッチが導通され、前記第1絶縁型電圧変換モジュールがオンになり、前記低周波スイッチングダイオードモジュールが第2導通状態のとき、前記第2スイッチが導通され、前記第2絶縁型電圧変換モジュールがオンになる。
【0009】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記低周波スイッチングダイオードモジュールは、第1単方向ダイオードユニットと、第2単方向ダイオードユニットを含み、前記第2単方向ダイオードユニットが導通され、かつ前記第1単方向ダイオードユニットがオフのときを第1導通状態と定義し、前記第1単方向ダイオードユニットが導通され、かつ前記第2単方向ダイオードユニットがオフのときを第2導通状態と定義する。
【0010】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記第1単方向ダイオードユニット及び前記第2単方向ダイオードユニットは交互に導通され、前記低周波スイッチングダイオードモジュールが第1導通状態と第2導通状態に切り替えられる。
【0011】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記EMIフィルタモジュールは、第1インダクタと、第2インダクタと、第1コンデンサを含み、前記第1インダクタの一端が前記交流電源の一端に接続され、前記第2インダクタの一端が前記交流電源の他端に接続され、前記第1コンデンサの両端が前記第1インダクタの他端及び前記第2インダクタの他端とそれぞれ接続される。
【0012】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記低周波スイッチングダイオードモジュールは、第1単方向ダイオードユニットと、第2単方向ダイオードユニットを含み、前記第1単方向ダイオードユニットの負極端が前記第1コンデンサの一端及び前記第1インダクタの他端に接続され、前記第2単方向ダイオードユニットの負極端が前記第1コンデンサの他端及び前記第2インダクタの他端に接続される。
【0013】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記第1単方向ダイオードユニットの正極端及び前記第2単方向ダイオードユニットの正極端が第1ノードに接続され、前記第1スイッチの一端及び前記第2スイッチの一端が第2ノードに接続され、前記第1ノードが前記第2ノードに接続される。
【0014】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路がさらに、第1サージアブソーバモジュールと、第2サージアブソーバモジュールを含み、前記第1サージアブソーバモジュールが前記第1スイッチ及び前記第1絶縁型電圧変換モジュールに接続され、前記第2サージアブソーバモジュールが前記第2スイッチ及び前記第2絶縁型電圧変換モジュールに接続される。
【0015】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路がさらに、第1制御モジュールと、第2制御モジュールを含み、前記第1制御モジュールが前記第1スイッチのゲート端に接続され、前記第1スイッチのオン/オフを制御し、前記第2制御モジュールが前記第2スイッチのゲート端に接続され、前記第2スイッチのオン/オフを制御する。
【0016】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記第1制御モジュールは、第1電圧制御ユニットと、第1ゼロ電流検出ユニットと、第1コンパレータユニットを含み、前記第1制御モジュールが前記第1絶縁型電圧変換モジュールの出力端に接続され、第1出力電圧フィードバック信号を取得し、前記第1電圧制御ユニットが前記第1出力電圧フィードバック信号を調整して第1スイッチ電流制御信号を出力し、前記第1ゼロ電流検出ユニットが前記第1絶縁型電圧変換モジュールに接続され、第1ゼロ電流検出信号を出力し、前記第1コンパレータユニットが前記第1スイッチ電流制御信号と前記第1スイッチの一端の電圧を比較し、比較結果及び前記第1ゼロ電流検出信号に基づいて第1制御信号を出力し、前記第1制御信号が前記第1スイッチのオン/オフ制御に用いられる。
【0017】
上述の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路において、前記第2制御モジュールは、第2電圧制御ユニットと、第2ゼロ電流検出ユニットと、第2コンパレータユニットを含み、前記第2制御モジュールが前記第2絶縁型電圧変換モジュールの出力端に接続され、第2出力電圧フィードバック信号を取得し、前記第2電圧制御ユニットが前記第2出力電圧フィードバック信号を調整して第2スイッチ電流制御信号を出力し、前記第2ゼロ電流検出ユニットが前記第2絶縁型電圧変換モジュールに接続され、第2ゼロ電流検出信号を出力し、前記第2コンパレータユニットが前記第2スイッチ電流制御信号と前記第2スイッチの一端の電圧を比較し、比較結果及び前記第2ゼロ電流検出信号に基づいて第2制御信号を出力し、前記第2制御信号が前記第2スイッチのオン/オフ制御に用いられる。
【発明の効果】
【0018】
上述をまとめると、以上の回路配置により、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は、故障しにくく、回路が簡単で、コストを節約でき、体積が小さく、変換効率が高い等の利点を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】従来のスイッチング電源の一実施例の回路図である。
【
図2】従来のスイッチング電源の別の一実施例の回路図である。
【
図3】従来のスイッチング電源のさらに別の一実施例の回路図である。
【
図4】本発明の単相絶縁型力率調整回路の一実施例の概略図である。
【
図5A】本発明の単相絶縁型力率調整回路の別の一実施例の概略図である。
【
図5B】本発明の単相絶縁型力率調整回路の制御モジュールの一実施例を示す概略図である。
【
図6】本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の一実施例の動作波形図である。
【
図7A】本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の正の半周期間における蓄電モードを示す概略図である。
【
図7B】本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の正の半周期間における放電モードを示す概略図である。
【
図7C】本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の負の半周期間における蓄電モードを示す概略図である。
【
図7D】本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の負の半周期間における放電モードを示す概略図である。
【
図8】本発明の単相絶縁型力率調整回路の制御モジュールの正の半周期間における動作波形である。
【
図9】本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の模擬図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の目的、特徴、効果について充分に理解できるように、以下で具体的な実施例に添付の図面を組み合わせ、本発明について詳細に説明する。
【0021】
図4と
図5Aを参照する。
図4は本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の一実施例の概略図であり、
図5Aは本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の別の一実施例の概略図である。
図4及び
図5Aに示すように、前記単相絶縁型力率調整回路は、EMIフィルタモジュール10と、低周波スイッチングダイオードモジュール20と、第1スイッチQ
1と、第2スイッチQ
2と、第1絶縁型電圧変換モジュール30と、第2絶縁型電圧変換モジュール40と、を含む。
【0022】
前記EMIフィルタモジュール10は、第1インダクタL
S1と、第2インダクタL
S2と、第1コンデンサC
Sを含むことができ、前記第1インダクタL
S1の一端が外部の交流電源V
Sの一端に接続され、前記第2インダクタL
S2の一端が前記交流電源V
Sの他端に接続され、前記第1コンデンサC
Sの両端が前記第1インダクタL
S1の他端と前記第2インダクタL
S2の他端にそれぞれ接続される。
【0023】
前記交流電源V
Sは商用電源とすることができ、かつ前記EMIフィルタモジュール10は多種類の異なる電圧値(例えば110V、220V等)の交流電源V
Sに適応することができる。
図5Aにおいて、前記第1インダクタL
S1は前記交流電源V
Sの正極端に接続され、前記第2インダクタL
S2は前記交流電源V
Sの負極端に接続されているが、その他の可能な実施例において、前記第1インダクタL
S1は前記交流電源V
Sの負極端に接続してもよく、前記第2インダクタL
S2は前記交流電源V
Sの正極端に接続してもよい。
【0024】
前記低周波スイッチングダイオードモジュール20は、第1単方向ダイオードユニット21と、第2単方向ダイオードユニット22を含むことができる。前記第1単方向ダイオードユニット21は単方向ダイオードD
1のみを備えることができるが、直列または並列の方式で接続した2つまたは複数の単方向ダイオードを備えてもよい。前記第2単方向ダイオードユニット22は単方向ダイオードD
2のみを備えることができるが、直列または並列の方式で接続した2つまたは複数の単方向ダイオードを備えてもよい。
【0025】
前記第1単方向ダイオードユニット21の負極端は、前記第1コンデンサC
Sの一端及び前記第1インダクタL
S1の他端に接続することができ、前記第2単方向ダイオードユニット22の負極端は、前記第1コンデンサC
Sの他端及び前記第2インダクタL
S2の他端に接続することができる。
【0026】
前記第1単方向ダイオードユニット21の正極端及び前記第2単方向ダイオードユニット22の正極端は、第1ノードNode1に接続することができ、前記第1スイッチQ
1の一端及び前記第2スイッチQ
2の一端は、第2ノードNode2に接続することができ、前記第1ノードNode1は前記第2ノードNode2に接続することができる。
【0027】
前記第1絶縁型電圧変換モジュール30の入力端は前記第1スイッチQ
1に接続され、前記第2絶縁型電圧変換モジュール40の入力端は前記第2スイッチQ
2に接続され、前記第1絶縁型電圧変換モジュール30は絶縁型コイルT
r1を使用したフライバック(flyback)コンバータとすることができ、かつその二次側がダイオードD
o1及びコンデンサC
o1を備えてもよく、前記コンデンサC
o1は電圧差V
o1を有する。前記第2絶縁型電圧変換モジュール40も絶縁型コイルT
r2を使用したフライバック(flyback)コンバータとすることができ、かつその二次側がダイオードD
o2及びコンデンサC
o2を備えてもよく、前記コンデンサC
o2は電圧差V
o2を有する。
【0028】
外部の負荷Rは前記第1絶縁型電圧変換モジュール30の出力端及び前記第2絶縁型電圧変換モジュール40の出力端に接続することができ、前記負荷Rは電圧差V
oを有する。
【0029】
このほか、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路はさらに、第1サージアブソーバモジュール50と、第2サージアブソーバモジュール60を含むことができ、前記第1サージアブソーバモジュール50は、前記第1スイッチQ
1及び前記第1絶縁型電圧変換モジュール30に接続され、前記第1スイッチQ
1のサージを抑制または吸収することができ、前記第2サージアブソーバモジュール60は、前記第2スイッチQ
2及び前記第2絶縁型電圧変換モジュール40に接続され、前記第2スイッチQ
2のサージを抑制または吸収することができる。
【0030】
図5Aにおいて、前記第1サージアブソーバモジュール50は1つのコンデンサ、1つの抵抗、1つの逆方向接続したダイオードで構成されているが、これは本発明の単なる一実施例であり、これに限らない。前記第2サージアブソーバモジュール60も1つのコンデンサ、1つの抵抗、1つの逆方向接続したダイオードで構成されているが、これも本発明の単なる一実施例であり、これに限らない。
【0031】
さらに、パワーデバイスの電流低下導通損を抑え、同時にダイオードの回復電流損失を排除するために、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は電流臨界モード(critical conduction mode)で動作することができる。
【0032】
このほか、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は、第1制御モジュール70と、第2制御モジュール80を含むことができ、前記第1制御モジュール70は前記第1スイッチQ
1のゲート端に接続し、前記第1スイッチQ
1のオン/オフを制御し、前記第2制御モジュール80は前記第2スイッチQ
2のゲート端に接続し、前記第2スイッチQ
2のオン/オフを制御することができる。
【0033】
図5Bに示すように、前記第1制御モジュール70は、第1電圧制御ユニット71と、第1ゼロ電流検出ユニット72と、第1コンパレータユニット73を含み、前記第1制御モジュール70は前記第1絶縁型電圧変換モジュール30の出力端に接続され、第1出力電圧フィードバック信号を取得し、前記第1電圧制御ユニット71は前記第1出力電圧フィードバック信号を調整して第1スイッチ電流制御信号を出力し、前記第1ゼロ電流検出ユニット72は前記第1絶縁型電圧変換モジュール30に接続され、第1ゼロ電流検出信号を出力し、前記第1コンパレータユニット73は前記第1スイッチ電流制御信号と前記第1スイッチQ
1の一端の電圧を比較し、比較結果及び前記第1ゼロ電流検出信号に基づいて第1制御信号を出力し、前記第1制御信号が前記第1スイッチQ
1のオン/オフ制御に用いられる。
【0034】
前記第2制御モジュール80は、第2電圧制御ユニット81と、第2ゼロ電流検出ユニット82と、第2コンパレータユニット83を含み、前記第2制御モジュール80は前記第2絶縁型電圧変換モジュール40の出力端に接続され、第2出力電圧フィードバック信号を取得し、前記第2電圧制御ユニット81は前記第2出力電圧フィードバック信号を調整して第2スイッチ電流制御信号を出力し、前記第2ゼロ電流検出ユニット82は前記第2絶縁型電圧変換モジュール40に接続され、第2ゼロ電流検出信号を出力し、前記第2コンパレータユニット83は前記第2スイッチ電流制御信号と前記第2スイッチQ
2の一端の電圧を比較し、比較結果及び前記第2ゼロ電流検出信号に基づいて第2制御信号を出力し、前記第2制御信号が前記第2スイッチQ
2のオン/オフ制御に用いられる。
【0035】
前記第2制御モジュール80中の各部材は前記第1制御モジュール70中の各部材とほぼ対応しており、前記第2制御モジュール80中の各部材は
図5Bを参照することで分かるため、ここでは説明を省略する。
【0036】
上述の第1制御モジュール70または第2制御モジュール80において、出力電圧フィードバック信号V
ofbは電圧制御器の調整を経て、かつ整流した交流電源電圧信号ABS(V
s)を乗じた後、スイッチ電流の制御信号V
conが得られる。前記スイッチ電流の制御信号V
conと検出されたスイッチ電流V
cs1を比較した後、RSフリップフロップをリセットしてスイッチをオフにし、二次側のダイオードD
o1が変圧器の蓄電の負荷Rに対する放出を開始する。このときゼロ電流検出(zero current detection、ZCD)ユニットがコンバータの補助コイルV
aux電圧とコンパレータを使用して二次側ダイオード電流I
Do1がゼロに下降するまでの時間を検出し、このZCD信号を利用してRSフリップフロップを設定し、スイッチを導通させる。正の半周期間における制御回路の動作波形を
図6に示す。
【0037】
前記交流電源V
Sが入力する電圧の波形は正の半周と負の半周に分けることができ、正の半周の動作モードは
図7A及び
図7Bに示すとおりであり、負の半周の動作モードは
図7C及び
図7Dに示すとおりである。そのうち、
図7Aと
図7Cは蓄電モード、
図7Bと
図7Dは放電モードである。
【0038】
図7Aにおいて、前記第1スイッチQ
1が導通され、前記第1絶縁型電圧変換モジュール30がオン、前記第2スイッチQ
2が導通されず、前記第2絶縁型電圧変換モジュール40がオフのとき、前記単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の第1導通状態と定義し、電流は前記第1インダクタL
S1、前記第1絶縁型電圧変換モジュール30、前記第1スイッチQ
1、前記第2単方向ダイオードユニット22、前記第2インダクタL
S2を順に流れ、導通経路が形成される。
【0039】
図7Bにおいて、前記第1スイッチQ
1及び前記第2スイッチQ
2のいずれも導通されないとき、前記第1インダクタL
S1、前記第1コンデンサC
S、前記第2インダクタL
S2が導通経路を形成し、前記第1絶縁型電圧変換モジュール30内部に導通経路が形成される。
【0040】
図7Cにおいて、前記第2スイッチQ
2が導通され、前記第2絶縁型電圧変換モジュール40がオン、前記第1スイッチQ
1が導通されず、前記第1絶縁型電圧変換モジュール30がオフのとき、前記単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路の第2導通状態と定義し、電流は前記第2インダクタL
S2、前記第2絶縁型電圧変換モジュール40、前記第2スイッチQ
2、前記第1単方向ダイオードユニット21、前記第1インダクタL
S1の順に流れ、導通経路が形成される。
【0041】
図7Dにおいて、前記第1スイッチQ
1及び前記第2スイッチQ
2のいずれも導通されないとき、前記第2インダクタL
S2、前記第1コンデンサC
S、前記第1インダクタL
S1が導通経路を形成し、前記第2絶縁型電圧変換モジュール40内部に導通経路が形成される。
【0042】
これにより、蓄電モードにおいて、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は前記交流電源V
Sから入力される電圧の波形が正の半周または負の半周かに応じて異なる動作方式を有することができ、そのうち、前記第1単方向ダイオードユニット21と前記第2単方向ダイオードユニット22は交互に導通し、前記低周波スイッチングダイオードモジュール20に第1導通状態と第2導通状態間で切り替えさせることができ、かつ前記低周波スイッチングダイオードモジュール20は低周波方式で第1導通状態と第2導通状態が切り替わることが好ましい。
【0043】
このほか、放電モードにおいても、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は前記交流電源V
Sから入力される電圧の波形が正の半周または負の半周かに応じて異なる動作方式を有することができる。
【0044】
さらに、
図7Aにおいて、前記第1スイッチQ
1が導通されると、前記絶縁型コイルT
r1が自己誘導で蓄電し、前記第1スイッチの電流I
Q1が
図7のT
on期間に示されるように線形で上昇する。
図7Bにおいて、前記第1スイッチQ
1が導通されない(またはオフともいう)と、絶縁型コイルT
r1の自己誘導蓄電が負荷に放出され、ダイオード電流I
Do1が
図7のT
off期間に示されるように線形で下降する。Ls
1−Cs−Ls
2により形成されるローパスフィルタにより、交流電源V
Sの入力電流を低歪みの正弦波とし、力率補正の目的を達することができる。
【0045】
本実施例において、負の半周の動作原理と正の半周の動作原理は概ね同じであり、負の半周の動作波形は
図8を参照することで分かるため、ここでは説明を省略する。
【0046】
図9に示すように、以下ではPSIM模擬回路で本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路を検証する。そのうち、模擬の入力電流は220V
rms、模擬の出力電圧は400V
dc、模擬の定格負荷は200Wで、模擬結果を
図10と
図11に示す。
図10は正の半周時におけるスイッチ電流I
Q1、ダイオード電流I
Do1及びゼロ電流検出信号ZCD波形を示しており、ゼロ電流検出動作で確実にコンバータを電流臨界モードで動作させることができることを示している。
図11は模擬回路の各部分の波形を示しており、正負の半周で確実に2つのコンバータを交互に導通し、入力電圧及び電流が同相で、入力電流は低歪みであり、入力力率は1に接近しており、出力電圧も安定した400Vに調整できることを示している。これらはいずれも無ブリッジ式絶縁型コンバータ回路及びその制御回路の有効性を証明している。
【0047】
即ち、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路はスイッチング電源、交流充電器等に運用し、その効率を高め、回路の体積とコストを削減でき、また高圧出力のシングルステージ電源供給回路として、コストを抑え、効率を向上することもできる。
【0048】
上述をまとめると、以上の回路配置により、本発明の単相無ブリッジ式絶縁型力率調整回路は、故障しにくく、回路が簡単で、コストを節約でき、体積が小さく、変換効率が高い等の利点を達成することができる。
【0049】
本発明は上述で最良の実施例を開示したが、当業者であれば理解できるように、この実施例は単に本発明を説明するために用いたのみであり、本発明の範囲を限定すると理解されるべきではない。注意すべきは、この実施例と同等効果を有する変化および置換はすべて、本発明の範疇内に含まれることである。このため、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の定義に準じる。