特許第6494924号(P6494924)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6494924
(24)【登録日】2019年3月15日
(45)【発行日】2019年4月3日
(54)【発明の名称】乳化組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/06 20060101AFI20190325BHJP
   A61K 8/37 20060101ALI20190325BHJP
   A61K 8/86 20060101ALI20190325BHJP
   A61K 8/891 20060101ALI20190325BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20190325BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20190325BHJP
【FI】
   A61K8/06
   A61K8/37
   A61K8/86
   A61K8/891
   A61K8/34
   A61Q19/00
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-107548(P2014-107548)
(22)【出願日】2014年5月23日
(65)【公開番号】特開2015-221774(P2015-221774A)
(43)【公開日】2015年12月10日
【審査請求日】2017年5月1日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502439647
【氏名又は名称】株式会社ダリヤ
(72)【発明者】
【氏名】菊田 穣
(72)【発明者】
【氏名】打田 あゆみ
【審査官】 木原 啓一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特表2001−513815(JP,A)
【文献】 特開2012−012389(JP,A)
【文献】 特開昭63−280006(JP,A)
【文献】 特開2004−298986(JP,A)
【文献】 特開平11−106328(JP,A)
【文献】 特開2007−055989(JP,A)
【文献】 BY11-014.Cosmetic-Info.jp,Internet Archive: Wayback Machine[online],2013年10月25日,[retrieved on 2018.10.31], Retrieved from the Internet,URL,https://web.archive.org/web/20131025003117/https://www.cosmetic-info.jp/mate/detail.php?id=3937
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00−8/99
A61Q 1/00−90/00
DWPI(Derwent Innovation)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)エステル油
(B)ソルビタン脂肪酸モノエステル
(C)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種
(D)合度が80〜300であるメチルポリシロキサン
(E)多価アルコール
を含有し、前記(A)成分のMIU(平均摩擦係数)が0.35〜0.45でありかつ分子量が450〜550であり、
前記(D)成分と前記(E)成分の合計含有量が17.0質量%以下であり、前記(D)成分と前記(E)成分の配合比が、(E)/(D)=5〜25である、水中油型乳化組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水中油型乳化組成物に関する。さらに詳しくは使用感としてべたつき感がなく保湿性が高く、かつ経時安定性が良好である水中油型乳化組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、空調設備の普及率向上により、室内環境は一定の温度に保たれている。しかし、エアコン等の空調設備では湿度の調節は難しく、そのため室内は湿度が低く乾燥した状態になっていることが多々ある。室内で働く女性にとっては顔や手指の乾燥が問題となっており、しっとり感の強いクリームタイプの化粧料が日常的に用いられている。クリームタイプの化粧料の例としてはフェイスクリーム、ハンドクリーム等があり、乾燥等により失われた水分を補給し、それと同時に皮膚に適度な皮脂を補給するなどの働きにより皮膚を保護するものである。しかしながら、従来のクリームは高い保湿性の代償として使用後の肌にべたつき感を与える傾向があり、不快に感じることが多々ある。
【0003】
これら皮膚用クリームのべたつき感を改善する方法は種々検討されている。特許文献1では界面活性剤と高級アルコールを特定の比率で組み合わせる方法が挙げられている。また、特許文献2では低HLBの界面活性剤を乳化剤として用い、さらに高級アルコールを添加する方法が挙げられている。特許文献3では界面活性剤の選択と転送温度乳化法の採用によって目的の達成を図っている。
【0004】
しかし、これらの先行技術文献をもってしても、塗布後のべたつき、保湿性、乳化安定性の全てを解決するには至っていないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−088129号公報
【特許文献2】特開2004−307353号公報
【特許文献3】特開平10−095707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はかかる事情を鑑みてなされたものであり、使用感としてべたつき感がなく保湿性が高く、かつ経時安定性が良好である水中油型乳化組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討した結果、下記(A)〜(C)成分を配合することによってべたつき感がなく、保湿性が高く、かつ経時安定性が良好な水中油型乳化組成物が得られることを見出した。(A)エステル油、(B)ソルビタン脂肪酸モノエステル、(C)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種。前記(A)成分はMIU(平均摩擦係数)が0.35〜0.45でありかつ分子量が450〜550である。
【発明の効果】
【0008】
すなわち本発明は、使用感としてべたつき感がなく、保湿性が高く、さらに経時安定性が良好である水中油型乳化組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
【0010】
本発明の水中油型乳化組成物は前記(A)〜(C)成分を含有する。
【0011】
前記(A)成分としては、特に限定されないが、MIU(平均摩擦係数)が0.35〜0.45であり、分子量が450〜550であるエステル油が好ましい。
【0012】
MIU(平均摩擦係数)とは油剤の摩擦特性を評価する指標である。MIUの測定は、カトーテック(株)製摩擦感テスター KES−SEを使用し、測定物質を人工皮革上に0.1mL滴下し、荷重25gの条件で求めることができる。
【0013】
前記(A)成分のMIU(平均摩擦係数)は0.35〜0.45のエステル油であることが好ましい。MIU(平均摩擦係数)が0.35より低いと滑り性が高い為なめらかさを感じられるが、さっぱり感が強く保湿感が感じられにくい。また、MIU(平均摩擦係数)が0.45より高いと保湿性が高くしっとり感が感じられるが、滑り性が低くべたつき感が強く感じられる。
【0014】
前記(A)成分の分子量は450〜550であることが好ましい。分子量が450〜550であることで適度な保湿性があり、さらに経時安定性が良好である乳化組成物を得ることができる。分子量が450〜550以外のエステル油を用いると、経時安定性が不良である。
【0015】
前記(A)成分としては、例えばミリスチン酸イソセチル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。特にトリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシルから選ばれる1種または2種であることが好ましい。トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシルから選ばれる1種または2種を用いると、べたつき感がなく、保湿性が高く、経時安定性が良好である。
【0016】
前記(A)成分の含有量としては、特に限定されないが、4.0〜10.0質量%が好ましい。特に5.0〜9.0質量%が好ましく、さらに6.0〜8.0質量%が好ましい。4.0質量%よりも少ないと保湿性が得られにくい場合があり、10.0質量%より多いと経時安定性が不良である恐れがある。
なお、本発明において他の成分についての含有量を示す%数は、特段の断りがない限り質量%数とする。
【0017】
本発明に用いられる非イオン性界面活性剤としては、べたつき感のなさ等の使用感を考慮し、前記(B)成分のソルビタン脂肪酸モノエステル、および、前記(C)成分のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種が好ましい。
【0018】
前記(B)成分としては、特に限定されないが、脂肪酸部分の炭素数が18であることが好ましい。脂肪酸部分の炭素数が18以外であると、経時安定性が不良である恐れがある。脂肪酸部分の炭素数が18であれば特に限定されないが、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタンが好ましく、特にモノステアリン酸ソルビタンが好ましい。
【0019】
前記(C)成分のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、ポリオキシエチレン基の平均付加モル数が10〜30、脂肪酸部分が炭素数14〜18の脂肪酸であることが好ましい。ポリオキシエチレン基の平均付加モル数が10〜30、脂肪酸部分の炭素数が14〜18以外であると、経時安定性が不良である恐れがあり、べたつき感が強く感じられる場合がある。例えばポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20)モノパルミチン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20)モノイソステアリン酸ソルビタン等が挙げられる。特にポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタンが好ましい。ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタンを用いると経時安定性が良好である。
【0020】
前記(C)成分のポリエチレングリコール脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、ポリエチレングリコール基の平均付加モル数が10〜40、脂肪酸部分が炭素数12〜18の脂肪酸であることが好ましい。ポリエチレングリコール基の平均付加モル数が10〜40、脂肪酸部分の炭素数が12〜18以外であると、経時安定性が不良である恐れがあり、べたつき感が強く感じられる場合がある。例えばステアリン酸ポリエチレングリコール(10)、ステアリン酸ポリエチレングリコール(25)、ステアリン酸ポリエチレングリコール(40)、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(10)、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(25)、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(40)等が挙げられる。特にステアリン酸ポリエチレングリコール(25)が好ましい。ステアリン酸ポリエチレングリコール(25)を用いると経時安定性が良好である。
【0021】
前記(C)成分のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、ポリオキシエチレン基の平均付加モル数が10〜40、脂肪酸部分が炭素数14〜18の脂肪酸であることが好ましい。ポリオキシエチレン基の平均付加モル数が10〜40、脂肪酸部分の炭素数が14〜18以外であると、経時安定性が不良である恐れがあり、べたつき感が強く感じられる場合がある。例えばステアリン酸ポリオキシエチレン(15)グリセリル、ステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル、ステアリン酸ポリオキシエチレン(25)グリセリル、ステアリン酸ポリオキシエチレン(30)グリセリル、ステアリン酸ポリオキシエチレン(40)グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(15)グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(25)グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(30)グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(40)グリセリル、オレイン酸ポリオキシエチレン(15)グリセリル、オレイン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル、オレイン酸ポリオキシエチレン(25)グリセリル、オレイン酸ポリオキシエチレン(30)グリセリル、オレイン酸ポリオキシエチレン(30)グリセリル等が挙げられる。特にステアリン酸ポリオキシエチレン(15)グリセリルが好ましい。ステアリン酸ポリオキシエチレン(15)グリセリルを用いると経時安定性が良好である。
【0022】
前記(C)成分の中でも、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、特にポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタンが好ましい。ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタンを用いると、べたつき感がなく、経時安定性が良好である。
【0023】
本発明に用いる前記(B)成分および前記(C)の合計含有量としては、特に限定されないが、1.0〜5.0%が好ましい。特に2.0〜4.0%が好ましく、さらに2.5〜3.5%が好ましい。1.0%よりも少ないと界面活性能の不足により経時安定性が不良である恐れがあり、5.0%よりも多いとべたつき感が強く感じられる場合がある。
【0024】
また、本発明で得られる乳化組成物の全体としてのHLB値は9.75〜10.5が好ましい。9.75より低く、もしくは10.5より高いと経時安定性が不良である恐れがある。
【0025】
なお、HLBとは、親水性−親油性のバランス(Hydrophile−Lipophile Balance)を示す指標であり、「Griffin法」を用いて算出する。
【0026】
前記(D)成分としては、特に限定されないが、低重合度のメチルポリシロキサンが好ましい。低重合度のメチルポリシロキサンを用いると経時安定性、べたつき感のなさが良好である。特に重合度が80〜300であることが好ましい。80より小さいと保湿性が得られにくい恐れがあり、300より大きいとべたつき感が強く感じられる場合がある。
【0027】
前記(D)成分の含有量としては、特に限定されないが、0.5〜2.0%が好ましく、特に0.5〜1.0%が好ましい。0.5%より少ないと保湿性が得られにくい恐れがあり、2.0%よりも多いとべたつき感が強く感じられる場合がある。
【0028】
前記(E)成分としては、特に限定されないが、2価または3価のアルコールから選ばれる1種または2種であることが好ましい。2価または3価のアルコール以外であると、きしみ感が感じられる場合がある。例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンが挙げられる。特にグリセリン、1,3−ブチレングリコールから選ばれる1種または2種が好ましい。グリセリン、1,3−ブチレングリコールを用いると、保湿性が良好である。
【0029】
前記(E)成分の含有量としては、特に限定されないが、5.0〜15.0%が好ましく、特に8.0〜12.0%が好ましい。5.0%未満では保湿性が得られにくい恐れがあり、15.0%を超えるとべたつき感が強く感じられる場合がある。
【0030】
前記(D)成分と前記(E)成分の合計含有量としては17.0%以下であり、前記(D)成分と前記(E)成分の配合比としては、(E)/(D)=5〜25であることが好ましい。(E)/(D)が5より低いと保湿性が得られにくい恐れがあり、25より高いとべたつき感が強く感じられる場合がある。
【0031】
本発明の水中油型乳化組成物は、その他の化粧料等に通常用いられる原料を、本発明の効果を損なわない範囲内で適宜配合してもよい。例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、抗酸化剤、水溶性紫外線吸収剤、キレート剤、防腐剤、抗菌剤、着色剤、香料、ビタミン類、植物抽出液、無機塩等を用いることができる。
【0032】
以下に、実施例をあげて、本発明をより詳細に説明する。本発明はこれにより制限されるものではない。
【実施例】
【0033】
実施例に先立って実施例で採用した評価法を説明する。
【0034】
(経時安定性)
試料を40℃、3カ月放置後の外観を目視にて観察し、下記評価基準により判定した。
<評価基準>
◎:外観の変化がなく、初期と比較して粘度または硬度の低下・上昇は10%未満である。
○:外観の変化がなく、初期と比較して粘度または硬度の低下・上昇は25%未満である。
△:気液界面での若干の油浮きや、25%以上50%未満の粘度または硬度の低下・上昇が見られる。
×:分離や、50%以上の粘度または硬度の低下・上昇が見られる。
【0035】
(べたつき感のなさ)
実施例、比較例に示した水中油型乳化組成物を被験者20名に2週間使用させ、以下の評価基準に従って評価した。
<評価基準>
◎:とても良好 15名以上がべたつかないと評価した。
○:良好 10名〜14名がべたつかないと評価した。
△:普通 5名〜9名がべたつかないと評価した。
×:悪い 4名以下がべたつかないと評価した。
【0036】
(保湿性)
実施例、比較例に示した水中油型乳化組成物を被験者20名に2週間使用させ、以下の評価基準に従って評価した。
<評価基準>
◎:とても良好 15名以上が保湿性があると評価した。
○:良好 10名〜14名が保湿性があると評価した。
△:普通 5名〜9名が保湿性があると評価した。
×:悪い 4名以下が保湿性があると評価した。
【0037】
(実施例1〜31、比較例1〜9)
実施例1〜31、比較例1〜9に示した乳化組成物を調製し、経時安定性、べたつき感のなさ、保湿性について評価し、その結果を表1〜4に示した。
【0038】
(調製方法)
a相およびb相を80℃以上に熱し、a相にb相を加え均一に混合する。次いでc相を加え均一に混合し、撹拌しながら30℃まで冷却する。なお、c相の含有量はpHが6.3程度になるように適宜調整する。
【0039】
【表1】
比較例1は経時安定性と保湿性が劣っており、比較例2は経時安定性とべたつき感のなさが劣っていた。比較例3はa相とb相を混合したときに分離してしまい、水中油型乳化組成物を調製することができなかった。
【0040】
【表2】
比較例4、5、7および8は経時安定性が劣っていた。比較例6および9はa相とb相を混合したときに分離してしまい、水中油型乳化組成物を調製することができなかった。
【0041】
【表3】
【0042】
実施例1〜31から明らかなように、本発明の乳化組成物はべたつき感がなく保湿性が高く、使用感が優れておりかつ経時安定性が良好であった。
【0043】
(実施例32および33)
実施例1〜31の結果より、最適な乳化組成物を調製した。その結果を以下の表4に示す。
【表4】
実施例32および33の乳化組成物は使用感としてべたつき感がなく保湿性が高く、かつ経時安定性が良好であった。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は水中油型乳化組成物に関する。さらに詳しくは使用感としてべたつき感がなく保湿性が高く、かつ経時安定性が良好である水中油型乳化組成物を提供できる。