(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6495613
(24)【登録日】2019年3月15日
(45)【発行日】2019年4月3日
(54)【発明の名称】如雨露キャップ
(51)【国際特許分類】
A01G 25/14 20060101AFI20190325BHJP
【FI】
A01G25/14 F
【請求項の数】2
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2014-215041(P2014-215041)
(22)【出願日】2014年10月22日
(65)【公開番号】特開2016-77260(P2016-77260A)
(43)【公開日】2016年5月16日
【審査請求日】2017年10月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】712004462
【氏名又は名称】ホーオン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100068308
【弁理士】
【氏名又は名称】後田 春紀
(72)【発明者】
【氏名】丸山 清音
【審査官】
門 良成
(56)【参考文献】
【文献】
英国特許出願公開第02303086(GB,A)
【文献】
特開2000−060326(JP,A)
【文献】
米国特許第02539559(US,A)
【文献】
特開平09−000469(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3070996(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 25/14
A01G 27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体容器のネジ口に螺合する雌ネジを有する筒体を形成する一方、複数の孔を有し、且つ該筒体の開口部を開閉手段により開閉自在に覆う覆い体が前記筒体に接続され、更に前記筒体には、該筒体の外部と液体容器の内部とを連通する通路が形成され、且つ該通路の前記液体容器の内部に臨む開口部に、長手方向に長い空気取り入れ通路が連通されていることを特徴とする如雨露キャップ。
【請求項2】
筒体の内壁が外方に向かって広がるように傾斜した傾斜壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の如雨露キャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、如雨露キャップに係り、特に、液体容器内への水の供給が容易な如雨露キャップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、ペットボトル等の液体容器に如雨露キャップを装着して如雨露として利用している(特許文献1参照)が、液体容器を逆さにして使用するため、液体容器内の水が減ると、液体容器の底部側に空間が生じ、前記空間と外気とが連通しないため、如雨露キャップからの散水がうまくゆかず、液体容器を押圧しなければならず、作業に支障をきたしていた。これを改善するものとして、液体容器の底部近傍に空気を取り入れるための空気取り入れ手段を設けた如雨露口がある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3022886号公報
【特許文献2】実用新案登録第3033827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の特許文献2記載のものにあっては、如雨露口を液体容器から取り外さなければ、液体容器内への水の供給ができないという問題点が生じた。
【0005】
本発明は、前記問題点を考慮してなされたもので、液体容器内への水の供給が容易な如雨露キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の如雨露キャップは、液体容器のネジ口に螺合する雌ネジを有する筒体
を形成する一方、複数の孔を有し、
且つ該筒体の開口部を開閉手段により開閉自在に覆う覆い体
が前記筒体に接続され、
更に前記筒体
には、該筒体の外部と液体容器の内部とを連通する通路
が形成され、且つ該通路の前記液体容器の内部に臨む開口部
に、長手方向に長い空気取り入れ通路
が連通されて形成されている。
【0007】
また、請求項
2記載の如雨露キャップは、請求項
1に記載の如雨露キャップにおいて、筒体の内壁が外方に向かって広がるように傾斜した傾斜壁に形成されているものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の如雨露キャップによれば、液体容器の底部近傍に空気を導入することができる如雨露キャップにあって、覆い体は、筒体の開口部を
開閉手段により開閉自在に覆うため、覆い体により筒体の開口部を開ければ、つまり、液体容器に如雨露キャップをつけたまま、液体容器に水を供給することができる。
更に、筒体の外部と液体容器の内部とが空気取り入れ通路で連通されているため、散水時に液体容器内の水が減っても、散水に支障はない。
【0009】
また、請求項
2記載の如雨露キャップによれば、上述した請求項
1の発明の効果に加え、筒体の内壁が外方に向かって広がるように傾斜した傾斜壁に形成されているため、水の供給口を広く取れ、液体容器内への水の供給を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明の一実施例の如雨露キャップを液体容器に装着した状態の概略斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1の如雨露キャップを液体容器に装着した状態の概略正面図である。
【
図4】
図4は、
図1の如雨露キャップの使用状態の概略図である。
【実施例】
【0011】
本発明の一実施例の如雨露キャップを図面(
図1乃至
図4)を参照して説明する。
図1に示すCは如雨露キャップで、如雨露キャップCは、液体容器(例えば、ペットボトル)1のネジ口に螺合する雌ネジ2aを有する筒体2
を形成する一方、複数の孔3aを有し、
且つ該筒体2の開口部2bを、例えば
図1に示すような、ヒンジを備えた開閉手段Kにより開放・閉止する覆い体3が
前記筒体2に接続され、更に
前記筒体2
には、該筒体2の外部と液体容器1の内部とを連通する通路4
が形成され、且つ該通路4の液体容器1の内部に臨む開口部4aに
は、長手方向に長い空気取り入れ通路(例えば、チューブ)5
が連通されている。そして、
前記筒体2はその内壁が外方に向かって広がるように傾斜した傾斜壁2Aに形成され、
これにより水の供給口を広く取れ、且つ液体容器1内への水の供給を容易に行うことができるようになっている。
【0012】
上述した如雨露キャップCによれば、
図4に示すように、液体容器1を逆さにして使用し、液体容器1内の水が減ると、液体容器1の底部側に空間6が生じ、空間6と外気とが空気取り入れ通路5を介して連通
するので、如雨露キャップCからの散水に支障を生じない。また、液体容器1内の水がなくなった場合、液体容器1の底部近傍に空気を導入することができる
ので、覆い体3は、
開閉手段Kの開放・閉止操作により開閉自在に
形成されているため、覆い体3により筒体2の開口部
2bを開ければ、つまり、液体容器1に如雨露キャップCをつけたまま、液体容器1に水を供給することができるようになっている。
【符号の説明】
【0013】
C 如雨露キャップ
K 開閉手段
1 液体容器
2 筒体
2a 雌ネジ
2b 開口部
3 覆い体
3a 孔
4 通路
4a 開口部
5 空気取り入れ通路