【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
式I
【化24】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
2は、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
3は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目2)
R
1が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
R
3が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目4)
R
1及びR
3がそれぞれ独立に水素である、項目1に記載の化合物。
(項目5)
R
6が水素又はC
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルである、項目1に記載の化合物。
(項目6)
R
6が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目7)
R
1、R
3及びR
6がそれぞれ独立に水素である、項目1に記載の化合物。
(項目8)
R
4、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目1に記載の化合物。
(項目9)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目1に記載の化合物。
(項目10)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールが場合によって置換されていてよい、項目1に記載の化合物。
(項目11)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目10に記載の化合物。
(項目12)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目1に記載の化合物。
(項目13)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目12に記載の化合物。
(項目14)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目1に記載の化合物。
(項目15)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目14に記載の化合物。
(項目16)
R
5が複素環又は置換複素環である、項目1に記載の化合物。
(項目17)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目16に記載の化合物。
(項目18)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目1に記載の化合物。
(項目19)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目18に記載の化合物。
(項目20)
R
5がピリジン又は置換ピリジンである、項目1に記載の化合物。
(項目21)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目20に記載の化合物。
(項目22)
R
2がアリール又は置換アリールである、項目1に記載の化合物。
(項目23)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目22に記載の化合物。
(項目24)
R
2がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目1に記載の化合物。
(項目25)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目24に記載の化合物。
(項目26)
R
2がN、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環である、項目1に記載の化合物。
(項目27)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目26に記載の化合物。
(項目28)
式II
【化25】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
14及びR
15は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
14及びR
15は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目29)
R
1が水素である、項目28に記載の化合物。
(項目30)
R
3が水素であり、R
10が水素又はC
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルである、項目28に記載の化合物。
(項目31)
R
1及びR
3がそれぞれ独立に水素である、項目28に記載の化合物。
(項目32)
R
6及びR
9がそれぞれ独立に水素又はC
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルである、項目28に記載の化合物。
(項目33)
R
6が水素である、項目28に記載の化合物。
(項目34)
R
1、R
3及びR
6がそれぞれ独立に水素である、項目28に記載の化合物。
(項目35)
R
4、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目28に記載の化合物。
(項目36)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目28に記載の化合物。
(項目37)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールが場合によって置換されていてよい、項目28に記載の化合物。
(項目38)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目37に記載の化合物。
(項目39)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目28に記載の化合物。
(項目40)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目39に記載の化合物。
(項目41)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目28に記載の化合物。
(項目42)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目41に記載の化合物。
(項目43)
R
5が複素環又は置換複素環である、項目28に記載の化合物。
(項目44)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目43に記載の化合物。
(項目45)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目28に記載の化合物。
(項目46)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目45に記載の化合物。
(項目47)
R
5がピリジン又は置換ピリジンである、項目28に記載の化合物。
(項目48)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目47に記載の化合物。
(項目49)
R
14及びR
15が独立に水素、アルキル若しくは置換アルキルであるか、或いは上記R
14及びR
15がそれらが結合しているNと一緒になって3員、4員、5員、6員若しくは7員飽和置換又は非置換複素環を場合によって形成している、項目28に記載の化合物。
(項目50)
R
14及びR
15が独立に水素、C
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルであるか、或いは上記R
14及びR
15がそれらが結合しているNと一緒になって置換又は非置換
【化26】
を形成しており、mが1、2、3、4及び5からなる群から選択される整数である、項目28に記載の化合物。
(項目51)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目50に記載の化合物。
(項目52)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールが場合によって置換されていてよい、項目51に記載の化合物。
(項目53)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目51に記載の化合物。
(項目54)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目51に記載の化合物。
(項目55)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目51に記載の化合物。
(項目56)
式III
【化27】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
11は、水素又はC
1〜4アルキルであり、
R
12及びR
13は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
12及びR
13は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
nは、2、3、4、5及び6から選択される整数であり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目57)
R
1が水素である、項目56に記載の化合物。
(項目58)
R
3が水素である、項目56に記載の化合物。
(項目59)
R
1及びR
3がそれぞれ独立に水素である、項目56に記載の化合物。
(項目60)
R
6が水素又はC
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルである、項目56に記載の化合物。
(項目61)
R
6が水素である、項目56に記載の化合物。
(項目62)
R
1、R
3及びR
6がそれぞれ独立に水素である、項目56に記載の化合物。
(項目63)
R
4、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目56に記載の化合物。
(項目64)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目56に記載の化合物。
(項目65)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールが場合によって置換されていてよい、項目56に記載の化合物。
(項目66)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目65に記載の化合物。
(項目67)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目56に記載の化合物。
(項目68)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目67に記載の化合物。
(項目69)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目56に記載の化合物。
(項目70)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目69に記載の化合物。
(項目71)
R
5が複素環又は置換複素環である、項目56に記載の化合物。
(項目72)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目71に記載の化合物。
(項目73)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目56に記載の化合物。
(項目74)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目73に記載の化合物。
(項目75)
R
5がピリジン又は置換ピリジンである、項目56に記載の化合物。
(項目76)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目75に記載の化合物。
(項目77)
R
11が水素である、項目56に記載の化合物。
(項目78)
nが2又は3である、項目56に記載の化合物。
(項目79)
R
12及びR
13が独立に水素、アルキル又は置換アルキルであるか、或いは上記R
12及びR
13がそれらが結合しているNと一緒になって3員、4員、5員、6員若しくは7員飽和置換又は非置換複素環を場合によって形成している、項目56に記載の化合物。(項目80)
R
12及びR
13が独立に水素、C
1〜4アルキル又は置換C
1〜4アルキルであるか、或いは上記R
12及びR
13がそれらが結合しているNと一緒になって置換又は非置換
【化28】
を形成しており、mが1、2、3、4及び5からなる群から選択される整数である、項目56に記載の化合物。
(項目81)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目80に記載の化合物。
(項目82)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールが場合によって置換されていてよい、項目81に記載の化合物。
(項目83)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目81に記載の化合物。
(項目84)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目81に記載の化合物。
(項目85)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目81に記載の化合物。
(項目86)
式IV
【化29】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
14及びR
15は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
14及びR
15は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目87)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目86に記載の化合物。
(項目88)
R
9及びR
10がそれぞれ独立にメチルである、項目87に記載の化合物。
(項目89)
R
14及びR
15が独立に水素、C
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルであるか、或いは上記R
14及びR
15がそれらが結合しているNと一緒になって3員、4員、5員、6員若しくは7員飽和置換又は非置換複素環を場合によって形成している、項目87に記載の化合物。
(項目90)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールが場合によって置換されていてよい、項目89に記載の化合物。
(項目91)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目89に記載の化合物。
(項目92)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目89に記載の化合物。
(項目93)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目89に記載の化合物。
(項目94)
式V
【化30】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
11は、水素又はC
1〜4アルキルであり、
R
12及びR
13は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
12及びR
13は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
nは、2、3、4、5及び6から選択される整数であり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目95)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7、R
8及びR
11がそれぞれ独立に水素である、項目94に記載の化合物。
(項目96)
R
9及びR
10がそれぞれ独立にメチルであり、nが2である、項目95に記載の化合物。
(項目97)
R
12及びR
13が独立に水素、C
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルであるか、或いは上記R
12及びR
13がそれらが結合しているNと一緒になって3員、4員、5員、6員若しくは7員飽和置換又は非置換複素環を場合によって形成している、項目96に記載の化合物。
(項目98)
R
5がアルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール又はヘテロアリールは、場合によって置換されていてよい、項目97に記載の化合物。
(項目99)
R
5がアリール又は置換アリールである、項目97に記載の化合物。
(項目100)
R
5がヘテロアリール又は置換ヘテロアリールである、項目97に記載の化合物。
(項目101)
R
5がフェニル又は置換フェニルである、項目97に記載の化合物。
(項目102)
【化31】
【化32】
及びその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物からなる群から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目103)
項目1から102のいずれか一項に記載の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩及び薬剤学的に許容できる賦形剤、担体又は希釈剤を含む薬剤組成物。
(項目104)
哺乳動物における癌を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目105)
上記癌が肺癌、膀胱癌、頭頚部癌、黒色腫、卵巣癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、神経膠腫、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、尿生殖器癌、膵臓癌、甲状腺癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、消化管癌、胃癌、肝癌、消化管間質腫瘍、扁平細胞癌、腎細胞癌、星状細胞腫、カポジ肉腫、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、骨髄増殖性疾患及び神経膠芽腫からなる群から選択される、項目104に記載の方法。
(項目106)
上記癌が肺癌、頭頚部癌、皮膚癌、前立腺癌、結腸直腸癌、胃癌、肝癌及び腎細胞癌からなる群から選択される、項目104に記載の方法。
(項目107)
哺乳動物における肝細胞癌(HCC)を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目108)
哺乳動物における胃癌を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物をそれを必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目109)
哺乳動物における頭頚部癌を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目110)
哺乳動物における前立腺癌を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目111)
CSCsにおけるキナーゼの望ましくない活性を阻害又は低下させることにより、癌幹細胞の生存及び/又は自己再生を抑制/低減/減衰させる方法。
(項目112)
CSCPKsを標的にすることにより、癌幹細胞ニッチ、又は間質細胞シグナリングを抑制する方法。
(項目113)
哺乳動物における癌幹細胞の生存及び/又は増殖を阻害/低減/減衰させる方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目114)
哺乳動物における癌幹細胞の生存及び/又は増殖を阻害/低減/減衰させることにより癌を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目115)
哺乳動物における癌を治療する方法であって、CSCPKsを阻害するために、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目116)
上記癌が肺癌、膀胱癌、頭頚部癌、黒色腫、卵巣癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、神経膠腫、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、尿生殖器癌、膵臓癌、甲状腺癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、消化管癌、胃癌、肝癌、消化管間質腫瘍、扁平細胞癌、腎細胞癌、星状細胞腫、カポジ肉腫、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、骨髄増殖性疾患及び神経膠芽腫からなる群から選択される、項目115に記載の方法。
(項目117)
哺乳動物における転移性癌を治療する方法であって、CSCPKsを阻害するために、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む、。
(項目118)
哺乳動物における癌を治療する方法であって、CSCPKsを阻害するために、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目119)
上記癌が肺癌、膀胱癌、頭頚部癌、黒色腫、卵巣癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、神経膠腫、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、尿生殖器癌、膵臓癌、甲状腺癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、消化管癌、胃癌、肝癌、消化管間質腫瘍、扁平細胞癌、腎細胞癌、星状細胞腫、カポジ肉腫、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、骨髄増殖性疾患及び神経膠芽腫からなる群から選択される、項目118に記載の方法。
(項目120)
哺乳動物における転移性癌を治療する方法であって、CSCPKsを阻害するために、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目121)
血管新生を阻害することにより癌を治療する方法であって、哺乳動物におけるPDGFRαを標的にすることにより、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目122)
哺乳動物におけるPDGFRαを標的にすることにより、癌細胞と間質細胞の相互作用を阻害する方法。
(項目123)
標的としてのPDGFRαに対する薬物候補をスクリーニングすることにより、癌細胞と間質細胞の相互作用を阻害することができる薬物候補を特定する方法。
(項目124)
哺乳動物における間質細胞動員を阻害することにより癌を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目125)
哺乳動物におけるPDGFRα活性を阻害することにより間質細胞動員を阻害する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記阻害を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目126)
哺乳動物におけるプロテインキナーゼ関連障害を治療する方法であって、治療有効量の項目103に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
(項目127)
上記プロテインキナーゼがセリン−トレオニンキナーゼ、受容体チロシンキナーゼ及び非受容体チロシンキナーゼからなる群から選択される、項目126に記載の方法。
(項目128)
上記プロテインキナーゼ関連障害が、肺癌、膀胱癌、頭頚部癌、黒色腫、卵巣癌、前立腺癌、乳癌、小細胞肺癌、神経膠腫、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、尿生殖器癌、膵臓癌、甲状腺癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、消化管癌、胃癌、肝癌、消化管間質腫瘍、扁平細胞癌、腎細胞癌、星状細胞腫、カポジ肉腫、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、骨髄増殖性疾患及び神経膠芽腫からなる群から選択される癌である、項目126に記載の方法。
(項目129)
上記プロテインキナーゼ関連障害が、糖尿病、自己免疫疾患、過剰増殖性疾患、血管新生、炎症性疾患、免疫疾患、心血管疾患、再狭窄、線維症、乾癬、フォンヘッペルリンダウ病、変形性関節症、神経変性、感染及び慢性関節リウマチからなる群から選択される、項目126に記載の方法。
(項目130)
上記プロテインキナーゼを項目1から102のいずれか一項に記載の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩と接触させることを含む、プロテインキナーゼの触媒活性を調節する方法。
(項目131)
上記プロテインキナーゼがセリン−トレオニンキナーゼ、受容体チロシンキナーゼ及び非受容体チロシンキナーゼからなる群から選択される、項目130に記載の方法。
(項目132)
式VI
【化33】
の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩[式中、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]を調製するプロセスであって、
式VII
【化34】
の化合物[式中、
R
1、R
4、R
7及びR
8は、上文で定義した通りであり、Xは、Cl、Br、I及び−OSO
2Rから選択される脱離基であり、Rは、アルキル、置換アルキル、アリール又は置換アリールである]を
式VIII
【化35】
の化合物[式中、
R
5は、上文で定義した通りである]と反応させることを含み、式VIの化合物を得る、プロセス。
(項目133)
R
1、R
4、R
7及びR
8が独立に水素であり、R
5がアリール、複素環、アルキルアリール又はアルキルヘテロアリールであり、上記アルキル、アリール、複素環又はヘテロアリールは、場合によって置換されていてよく、XがClである、項目132に記載のプロセス。
(項目134)
式IVの化合物を式IX
【化36】
の化合物[式中、
R
2は、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
3は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールである]と反応させることをさらに含み、式I
【化37】
の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩[式中、
R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7及びR
8は上文で定義した通りである]を得る、項目132に記載のプロセス。
(項目135)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目134に記載のプロセス。
(項目136)
式VIの化合物を式X
【化38】
の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩[式中、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
3は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
9は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、又はOR
aであり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
10は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールである]と反応させることをさらに含み、式XI
【化39】
の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩[式中、
Het、R
1、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9及びR
10は、上文で定義した通りである]を得る、項目132に記載のプロセス。
(項目137)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素である、項目136に記載のプロセス。
(項目138)
式XIの化合物又はその薬剤学的に許容できる塩を式XII
HNR
14R
15(XII)
の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩[式中、R
14及びR
15は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
14及びR
15は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成している]と反応させることをさらに含み、式II
【化40】
の化合物又はその薬剤学的に許容できる塩[式中、R
1、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
14及びR
15は、上文で定義した通りである]を得る、項目136に記載のプロセス。
(項目139)
R
1、R
3、R
4、R
6、R
7及びR
8がそれぞれ独立に水素であり、R
9及びR
10がそれぞれ独立に水素、C
1〜4アルキル若しくは置換C
1〜4アルキルであり、R
14及びR
15が独立に水素、C
1〜4アルキル又は置換C
1〜4アルキルであるか、或いは上記R
14及びR
15が、それらが結合しているNと一緒になって置換又は非置換
【化41】
を形成しており、mが1、2、3、4及び5からなる群から選択される整数である、項目138に記載のプロセス。
(項目140)
式XIII
【化42】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目141)
式XI
【化43】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物[式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
9は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、又はOR
aであり、
R
10は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは上記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである]。
(項目142)
【化44】
及びその薬剤学的に許容できる塩からなる群から選択される化合物。
(項目143)
上記薬剤学的に許容できる賦形剤、担体又は希釈剤が約12.5重量%のDMA、約52.5重量%のPEG400及び約35重量%の20%ビタミンEを含む溶液混合物又は懸濁液混合物である、項目103に記載の薬剤組成物。
(項目144)
少なくとも1つの他の抗癌療法をさらに含む、項目103に記載の薬剤組成物。
(項目145)
上記抗癌療法が放射線療法(XRT)、細胞毒性薬、標的薬及び補助剤からなる群から選択される少なくとも1つの療法である、項目144に記載のいずれか1つの薬剤組成物。
(項目146)
上記抗癌療法がゲムシタビン、エルロチニブ、タキソール/タキソテレ、白金(カルボプライン及びシスプラチン)、5−FU、アドリアマイシン、ソラフェニブ、イマチニブ、アバスチン、エルビタックス又はヘルセプチンから選択される、項目144又は145に記載の薬剤組成物。
(項目147)
哺乳動物における癌を治療する方法であって、治療有効量の項目144から146のいずれか一項に記載の薬剤組成物を上記治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む方法。
1つの態様において、本発明は、式I
【0009】
【化1】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物を提供し、式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
2は、複素環又は置換複素環、アリール又は置換アリールであり、
R
3は、水素、アルキル又は置換アルキル、シクロアルキル又は置換シクロアルキル、複素環又は置換複素環、アリール又は置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、R
5は、アルキル又は置換アルキル、複素環又は置換複素環、アリール又は置換アリールであり、
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである。
【0010】
1つの態様において、本発明は、式II
【0011】
【化2】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物を提供し、式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
14及びR
15は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
14及びR
15は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである。
【0012】
他の態様において、本発明は、式III
【0013】
【化3】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物を提供し、式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
11は、水素又はC
1〜4アルキルであり、
R
12及びR
13は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
12及びR
13は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
nは、2、3、4、5及び6から選択される整数であり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである。
【0014】
他の態様において、本発明は、式IV
【0015】
【化4】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物を提供し、式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
Hetは、N、O及びSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5又は6員芳香環であり、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
14及びR
15は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
14及びR
15は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである。
【0016】
他の態様において、本発明は、式V
【0017】
【化5】
の化合物、
或いはその鏡像異性体、ジアステレオマー、互変異性体、又は薬剤学的に許容できる塩若しくは溶媒和物を提供し、式中、記号は、以下の意味を有し、各存在について独立に選択され、
R
1は、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、C(=O)OR
d、C(=O)R
a又はC(=O)NR
bR
cであり、
R
3及びR
10は、それぞれ独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
4、R
7及びR
8は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、OR
a、SR
a、S(=O)R
e、S(=O)
2R
e、P(=O)
2R
e、S(=O)
2OR
e、P(=O)
2OR
e、NR
bR
c、NR
bS(=O)
2R
e、NR
bP(=O)
2R
e、S(=O)
2NR
bR
c、P(=O)
2NR
bR
c、C(=O)OR
e、C(=O)R
a、C(=O)NR
bR
c、OC(=O)R
a、OC(=O)NR
bR
c、NR
bC(=O)OR
e、NR
dC(=O)NR
bR
c、NR
dS(=O)
2NR
bR
c、NR
dP(=O)
2NR
bR
c、NR
bC(=O)R
a又はNR
bP(=O)
2R
eであり、
R
5は、置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリールであり、
R
6及びR
9は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、CF
3、OCF
3、アルキル若しくは置換アルキル、複素環若しくは置換複素環、アリール若しくは置換アリール、又はOR
aであり、
R
11は、水素又はC
1〜4アルキルであり、
R
12及びR
13は、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
12及びR
13は、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
nは、2、3、4、5及び6から選択される整数であり、
R
aは、水素、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであり、
R
b、R
c及びR
dは、独立に水素、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールであるか、或いは前記R
b及びR
cは、それらが結合しているNと一緒になって複素環若しくは置換複素環を場合によって形成しており、
R
eは、アルキル若しくは置換アルキル、アルケニル若しくは置換アルケニル、アルキニル若しくは置換アルキニル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、複素環若しくは置換複素環、又はアリール若しくは置換アリールである。
【0018】
さらなる態様において、本発明は、上文で述べた化合物又はその薬剤学的に許容できる塩及び薬剤学的に許容できる賦形剤、担体又は希釈剤を含む薬剤組成物を提供する。特定の実施形態において、薬剤組成物は、少なくとも1つの他の抗癌療法をさらに含む。場合によっては、少なくとも1つの他の抗癌療法は、放射線療法(XRT)、細胞毒性薬、標的薬、補助薬を含む。非限定的な例としては、ゲムシタビン、エルロチニブ、タキソール/タキソテレ、白金(カルボプライン及びシスプラチン)、5−FU、アドリアマイシン、ソラフェニブ、イマチニブ、アバスチン、エルビタックス又はヘルセプチンなどがある。
【0019】
1つの態様において、本発明は、上文で述べた、治療有効量の薬剤組成物をそれを必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における癌を治療する方法を提供する。
【0020】
さらなる態様において、本発明は、CSCPKsを阻害するために、上文で述べた、治療有効量の薬剤組成物をそれを必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における癌を治療する方法を提供する。
【0021】
他の態様において、本発明は、哺乳動物におけるCSCPKsの望ましくない活性を阻害又は低下させることにより、哺乳動物における癌幹細胞の生存及び/又は増殖を阻害/低減/減衰させる方法を提供する。
【0022】
さらなる態様において、本発明は、上文で述べた、治療有効量の薬剤組成物をそれを必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における癌幹細胞の生存及び/又は増殖を阻害/低減/減衰させる方法を提供する。
【0023】
他の態様において、本発明は、上文で述べた、治療有効量の薬剤組成物をそれを必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるプロテインキナーゼ関連障害を治療する方法を提供する。
【0024】
他の態様において、本発明は、前記プロテインキナーゼを上文で述べた化合物又はその薬剤学的に許容できる塩と接触させることを含む、プロテインキナーゼの触媒活性を調節する方法を提供する。
【0025】
他の態様において、本発明は、上文で述べた化合物又はその薬剤学的に許容できる塩及びその中間体を製造するプロセスを提供する。