【実施例】
【0046】
実施例1〜3および比較例1
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表1に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対して1重量%の量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0047】
【表1】
【0048】
官能評価
上記の通りに製造したカスタードクリームを用いて、エグ味(酸味+苦味)について官能評価を実施した。官能評価は、比較例1の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームを対照として13名のパネラーにより下記の評価基準で評価した。
【0049】
実施例1〜3の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、対照に比べ、エグ味(酸味+苦味)が抑制されていた。結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】
保存試験
上記と同様に実施例1〜3および比較例1の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
【0052】
実施例1〜3の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、20日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、比較例1の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームに比べ、保存性が大幅に改善されていた。結果を表3および
図1に示す。
【0053】
【表3】
【0054】
実施例4および比較例2
ハンバーグの製造
ハンバーグヘルパー(ハウス食品製)23gに牛乳120gおよび合挽き肉250gを混合した。次いで表4に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対して0.5重量%の量で添加し、十分に混合した後、成型し(約20g/個)、予熱したスチームコンベンションオーブン(タニコー製)にて、230℃で4分間焼成し、ハンバーグを得た。得られたハンバーグは室温にて冷却後、以下の試験に供した。
【0055】
【表4】
【0056】
官能評価
上記の通りに製造したハンバーグを用いて、酸味(舌への刺激性)について官能評価を実施した。官能評価は、比較例2の日持ち向上剤を添加したハンバーグを対照として13名のパネラーにより下記の評価基準で評価した。
【0057】
実施例4の日持ち向上剤を添加したハンバーグは、対照に比べ、酸味(舌への刺激性)が抑制されていた。結果を表5に示す。
【0058】
【表5】
【0059】
保存試験
上記と同様に実施例4および比較例2の日持ち向上剤を添加して製造したハンバーグを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
【0060】
実施例4の日持ち向上剤を添加したハンバーグは、比較例2の日持ち向上剤を添加したハンバーグに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表6および
図2に示す。
【0061】
【表6】
【0062】
実施例5および比較例3
ハンバーグの製造
ハンバーグヘルパー(ハウス食品製)23gに牛乳120gおよび合挽き肉250gを混合した。次いで表7に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対して0.5重量%の量で添加し、十分に混合した後、成型し(約20g/個)、予熱したスチームコンベンションオーブン(タニコー製)にて、230℃で4分間焼成し、ハンバーグを得た。得られたハンバーグは室温にて冷却後、以下の試験に供した。
【0063】
【表7】
【0064】
保存試験
上記の通りに製造したハンバーグを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
【0065】
実施例5の日持ち向上剤を添加したハンバーグは、比較例3の日持ち向上剤を添加したハンバーグに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表8および
図3に示す。
【0066】
【表8】
【0067】
実施例6および比較例4
蒲鉾の製造
解凍した冷凍すり身200gをフードプロセッサーにて30秒間処理した後、食塩を5g添加し、さらにフードプロセッサーで30秒間処理した。次いで、旨味調味料2g、砂糖6g、および味醂6gを加え、フードプロセッサーにて30秒間処理し、氷水60gを加えた澱粉10gと共に、表9に示す組成の日持ち向上剤を、すり身全重量に対して0.5重量%の量で添加し、さらにフードプロセッサーで30秒間処理した。得られたすり身を10gずつ秤量し、無菌袋に入れて密封し、85℃のウォーターバスで20分間加熱し、蒲鉾を得た。得られた蒲鉾は、氷水中で急冷した後、以下の試験に供した。
【0068】
【表9】
【0069】
保存試験
上記の通りに製造した蒲鉾にBacillus subtilis IAM1069株の芽胞を2.2CFU/gになるよう植菌した後、15℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を計測した。
【0070】
実施例6の日持ち向上剤を添加した蒲鉾は、比較例4の日持ち向上剤を添加した蒲鉾に比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表10および
図4に示す。
【0071】
【表10】
【0072】
実施例7および比較例5
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表11に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対する酢酸カルシウムの割合が0.5重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0073】
【表11】
【0074】
保存試験
上記と同様に実施例7および比較例5の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
比較例5の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームが15日間で腐敗したのに比べ、実施例7の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、15日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、保存性が大幅に改善されていた。結果を表12および
図5に示す。
【0075】
【表12】
【0076】
実施例8および比較例6
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表13に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するソルビン酸の割合が0.1重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0077】
【表13】
【0078】
保存試験
上記と同様に実施例8および比較例6の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
実施例8の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、比較例6の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表14および
図6に示す。
【0079】
【表14】
【0080】
実施例9及び比較例7
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表15に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するソルビン酸カリウムの割合が0.1重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0081】
【表15】
【0082】
保存試験
上記と同様に実施例9および比較例7の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
比較例7の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームが8日間で腐敗したのに比べ、実施例9の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、8日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、保存性が大幅に改善されていた。結果を表16および
図7に示す。
【0083】
【表16】
【0084】
実施例10及び比較例8
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表17に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対する安息香酸の割合が0.1重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0085】
【表17】
【0086】
保存試験
上記と同様に実施例10および比較例8の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
比較例8の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームが7日間で腐敗したのに比べ、実施例10の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、7日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、保存性が大幅に改善されていた。結果を表18および
図8に示す。
【0087】
【表18】
【0088】
実施例11及び比較例9
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表19に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対する安息香酸ナトリウムの割合が0.1重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0089】
【表19】
【0090】
保存試験
上記と同様に実施例11および比較例9の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
比較例9の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームが7日間で腐敗したのに比べ、実施例11の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、7日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、保存性が大幅に改善されていた。結果を表20および
図9に示す。
【0091】
【表20】
【0092】
実施例12及び比較例10
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表21に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するプロピオン酸ナトリウムの割合が0.3重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0093】
【表21】
【0094】
保存試験
上記と同様に実施例12および比較例10の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
実施例12の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、比較例10の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表22および
図10に示す。
【0095】
【表22】
【0096】
実施例13及び比較例11
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表23に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するプロピオン酸カルシウムの割合が0.3重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0097】
【表23】
【0098】
保存試験
上記と同様に実施例13および比較例11の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
比較例11の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームが15日間で腐敗したのに比べ、実施例13の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、15日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、保存性が大幅に改善されていた。結果を表24および
図11に示す。
【0099】
【表24】
【0100】
実施例14及び比較例12
カスタードクリームの製造
全卵51gを十分に攪拌し、砂糖75gおよび篩っておいたコーンスターチ24gを加え、さらに攪拌した後、65℃に温めた牛乳300gを攪拌しながら加え、混合物を得た。次いで表25に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するナイシンの割合が0.0006重量%となる量で添加した後、攪拌しながら85℃まで加熱し、85℃で2分間攪拌した。加熱を止め、バニラエッセンスを0.5g添加した後、1分間攪拌してカスタードクリームを得た。得られたカスタードクリームは、氷冷後、以下の試験に供した。
【0101】
【表25】
【0102】
保存試験
上記と同様に実施例14および比較例12の日持ち向上剤を添加して製造したカスタードクリーム各300gを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
比較例12の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームが11日間で腐敗したのに比べ、実施例14の日持ち向上剤を添加したカスタードクリームは、11日間経過後も一般細菌の増殖が抑制されており、保存性が大幅に改善されていた。結果を表26および
図12に示す。
【0103】
【表26】
【0104】
実施例15及び比較例13
ハンバーグの製造
ハンバーグヘルパー(ハウス食品製)23gに牛乳120gおよび合挽き肉250gを混合した。次いで表27に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するソルビン酸カリウムの割合が0.1重量%となる量で添加し、十分に混合した後、成型し(約20g/個)、予熱したスチームコンベンションオーブン(タニコー製)にて、230℃で4分間焼成し、ハンバーグを得た。得られたハンバーグは室温にて冷却後、以下の試験に供した。
【0105】
【表27】
【0106】
保存試験
上記と同様に実施例15および比較例13の日持ち向上剤を添加して製造したハンバーグを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
実施例15の日持ち向上剤を添加したハンバーグは、比較例13の日持ち向上剤を添加したハンバーグに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表28および
図13に示す。
【0107】
【表28】
【0108】
実施例16及び比較例14
ハンバーグの製造
ハンバーグヘルパー(ハウス食品製)23gに牛乳120gおよび合挽き肉250gを混合した。次いで表29に記載される組成の日持ち向上剤を、得られた混合物全重量に対するナイシンの割合が0.001重量%となる量で添加し、十分に混合した後、成型し(約20g/個)、予熱したスチームコンベンションオーブン(タニコー製)にて、230℃で4分間焼成し、ハンバーグを得た。得られたハンバーグは室温にて冷却後、以下の試験に供した。
【0109】
【表29】
【0110】
保存試験
上記と同様に実施例16および比較例14の日持ち向上剤を添加して製造したハンバーグを25℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
実施例16の日持ち向上剤を添加したハンバーグは、比較例14の日持ち向上剤を添加したハンバーグに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表30および
図14に示す。
【0111】
【表30】
【0112】
実施例17及び比較例15
ソーセージの製造
豚肉赤身6kg、豚脂1.5kg、氷2.4kgおよび少量の香辛料をよく混合した。得られた混合物を1kgずつ小分けし、表31に記載される組成の日持ち向上剤を、該混合物全重量に対するソルビン酸カリウムの割合が0.2重量%となる量で添加してさらに混合した。一晩寝かした後、ケーシングし、50℃で30分間乾燥させた後、50℃で3時間燻蒸し、次いで72℃で40分間燻蒸した。燻製後、氷冷し、2次殺菌のため真空パックをした後、72℃で2時間ボイルをした。得られたソーセージを室温にて冷却後、以下の試験に供した。
【0113】
【表31】
【0114】
保存試験
上記と同様に実施例17および比較例15の日持ち向上剤を添加して製造したソーセージを15℃の恒温機内で保存し、経時的にサンプリングを行い、食品添加物公定書に記載の微生物限度試験法(寒天平板混釈法)に従って一般細菌の菌数を測定した。
実施例17の日持ち向上剤を添加したソーセージは、比較例15の日持ち向上剤を添加したソーセージに比べ、一般細菌の増殖が抑制されていた。結果を表32および
図15に示す。
【0115】
【表32】