【実施例1】
【0018】
図1ないし
図7に示す本発明の実施例において、コインホルダ1は次に述べるような構成となっている。
略円形ないし略八角形の幅85mm、厚み mmのコインホルダ本体2と、
このコインホルダ本体2の内側に設けられた、上方から500円コインを入れて収納する上開口3で底部を略全面を塞ぐ底壁4を有する穴形態コイン収納部5と、
穴形態コイン収納部5以外の1円コイン、10円コイン、100円コイン、5円コイン、50円コイン、500円コインのコイン収納部であるコイン横出し形態コイン収納部6a、6b、7a、7b、8a、8b、9、10とからなっている。
コイン横出し形態コイン収納部6a、6b、7a、7b、8a、8b、9、10は穴形態コイン収納部5を円で囲む形態で配置されている。
コイン横出し形態コイン収納部6a、6b、7a、7b、8a、8b、9、10は、コインホルダ本体2の横からコインを出し入れ可能とされた形態であるり、コインは上部および下部からは出し入れできないように、内側に突出した上爪14a、下爪14bが設けられている。
各コイン横出し形態コイン収納部の側壁には、収納されるコインに当たり、コインをその弾性反発力により保持する2本のゴム製、合成樹脂製などの弾性保持部材11が設けれている。コインは対抗する弾性保持部材11,11に挟持形態で保持される。
コインホルダ本体2のコイン横出し形態コイン収納部6a、6b、7a、7b、8a、8b、9、10を形成する16か所の先端角は、ポケットに入れたときなどに当たっても痛くないように丸めてある(図では尖がり)。
【0019】
穴形態コイン収納部5は最大幅コインである500円コインを収納するところであり、収納した500円コインをスライド移動可能な非円形穴形態であり、収納した500円コインをその弾性反発力により保持する2本のゴム製、合成樹脂製などの弾性保持部材12a、12bからなるコイン保持部12を有し、収納した500円コインがコイン保持部12による保持の無い500円コインがフリー状態位置とされるコイン解放部13を有し(
図7の上図参照)、コイン保持部12に保持されている500円コインを(
図7の中図参照)、上開口3から入れた指で横移動させてコイン解放部13側に移動させる(
図7の下図参照)ことが可能とされ、コイン解放部13に位置している(在る)コインは上開口3を下向きにしたホルダ下向き状態にすると、穴形態コイン収納部5から外に落ち出る形態である。
【0020】
穴形態コイン収納部5は全面開口が好ましいが、少なくともコイン解放部13の上部が500円コインが確実容易に落下する開口であればよい。
例えば、コイン保持部12側に500円コインの抜けを防止する突起などを設けた形態も本発明の技術駅範囲に含まれるものである。
【0021】
底壁4には、ホックなどを取り付けるための貫通小孔15が設けられているが、爪又は指で収納コインを押し出し操作は不可能である。
底壁の形態は、例えば格子形態のもの、網目形態のもの等々多様な形態がある。
【0022】
コイン横出し形態コイン収納部6a、6bは、1円コインを収納する1円コイン収納部であり、それぞれ最大収納枚数は5枚である。
コイン横出し形態コイン収納部7a、7bは、10円コインを収納する10円コイン収納部であり、それぞれ最大収納枚数は5枚である。
コイン横出し形態コイン収納部8a、8bは、100円コインを収納する100円コイン収納部であり、それぞれ最大収納枚数は5枚である。
コイン横出し形態コイン収納部9は、5円コインを収納する5円コイン収納部であり、収納枚数は4枚である。
コイン横出し形態コイン収納部10は、50円コインを収納する50円コイン収納部であり、収納枚数は4枚である。
【0023】
図6に示すように、穴形態コイン収納部5の底部は、外側が深さ0.5mm〜2mmの凹部16となっていって、メス面ファスナ17が設けられている。
コインホルダ1を覆うカバー19はオス面ファスナ18を設けていて、メス面ファスナ17にオス面ファスナ18を係合させて、着脱形態でコインホルダ1に取り付けることができる。
カバー19には革製部材、合成樹脂製部材、合成革製部材などの形が崩れ難くかつ柔軟性部材からなっていて、覆った形態ではコインホルダ1にフィットするように折目20a、20b、20c、20dが設けられ(折目では無く単なる湾曲部であったり、より曲がりやすい柔らか部位であったりするのもよい。)、メスホック21、オスホック22が設けられている。
メス面ファスナ17、オス面ファスナ18を例えばメスホック、オスホックなどにするのもよい。
【0024】
カバー19とコインホルダ1は、穴形態コイン収納部5と略同じかそれより小面積のメス面ファスナ17とオス面ファスナ18によって連結固定されている形態であるので、各コイン横出し形態コイン収納部とカバー19との間は分離しており、そこに指を入れるとカバー17は容易に反りないし曲がって、各コイン横出し形態コイン収納部とカバー19の間に指を容易入ることができる。
これによって、各コイン横出し形態コイン収納部のコインを一枚ずつ掌に取り出すことをスムーズに行うことができ、また、親指と人差し指で全部のコインを摘みそのまま全部のコインをとりだすこともできるようになっている。
また、カバー19には、コインの価値に対応する数字の1,1,10,10,100,100、5、50、500(「円」をつけるのもよい。)が印刷、レーザ刻印、打ち付け刻印、ワッペン等により表記されている。
また、コインホルダ1の上部面にも、コイン収納部に収納されるコインの価値が小さな数字で表記されているう。
【0025】
図5に示すように、カバー19の裏側には指を入れる帯形態の手かかり部24が設けられている。
手かかり部24に指を入れることによって、コインホルダを手に保持させた手保持状態とでき、該手保持状態で支払い小銭を取出し、手保持状態のままでコインホルダを保持している手で紙幣の入った財布をもって紙幣を取出すことが可能となる。
カバーを設けない形態ないしカバーの底部が開口している形態では、コインホルダ本体の底部に直接的に手かかり部を設けるのもよい。
手かかり部の形態は、帯状形態のもの、紐状形態のもの、リング形態、フック形態もの、紐に指や手首になどが入るリング部材を設けたストラップ形態(吊り下げ状態となる)のものなど、何らかの形態で指がかかることでコインホルダを手保持状態とできる形態であればどのような形態でもよい。
【0026】
<技術的思想>
コインホルダと、
このコインホルダに設けられた、該コインホルダを手首を含む手に保持するための手かかり部と、を備えてなることを特徴とするコインホルダ。
【0027】
図5に示すように、コインホルダ1には、剥離紙で覆った粘着面を有するオス面ファスナ13が添付されている。
例えば、紙幣の入った財布にオス面ファスナ13を接着し、該オス面ファスナ13にコインホルダ1を取り付けて使用する等の使用形態を容易に実現する。
【実施例2】
【0028】
図9、9に示す実施例2のコインホルダ30は、直径略80mm〜90mmの円盤形態のコインホルダ本体31と、このコインホルダ本体31の内側である略中央に設けた略直径45mmの円形で深さ略1mm〜5mmの有底のコイン溜め部32と、コイン溜め部32を囲う形態で設けたコイン横出し形態コイン収納部6a、6b、コイン横出し形態コイン収納部7a、7b、コイン横出し形態コイン収納部8a、8b、コイン横出し形態コイン収納部9、コイン横出し形態コイン収納部10と、各コイン横出し形態コイン収納部の間に設けた、収納されたコインが抜け出ないようにその弾性力で挟持形態で保持するための8個の弾性保持部材11と、備えた構成となっている。
各コイン横出し形態コイン収納部のコインを出し入れするコイン出し入れ開口はコイン溜め部32に向いて開口されており、コインはコイン溜め部32側から各コイン横出し形態コイン収納部に押し込みいれて収納する形態となっている。
コイン横出し形態コイン収納部6a、6bは、1円コインを収納する1円コイン収納部であり、それぞれ最大収納枚数は5枚である。
コイン横出し形態コイン収納部7a、7bは、10円コインを収納する10円コイン収納部であり、それぞれ最大収納枚数は5枚である。
コイン横出し形態コイン収納部8a、8bは、100円コインを収納する100円コイン収納部であり、それぞれ最大収納枚数は5枚である。
コイン横出し形態コイン収納部9は、5円コインを収納する5円コイン収納部であり、収納枚数は4枚である。
コイン横出し形態コイン収納部10は、50円コインを収納する50円コイン収納部であり、収納枚数は4枚である。
【0029】
図10において、126円を取出すれいを説明する。
コイン横出し形態コイン収納部8aの100円コイン(1枚収納されている)に指をあて内側に引き移動させてコイン溜め部32に入れる。
コイン横出し形態コイン収納部7aの10円コイン(2枚収納されている)に指をあて内側に引き移動させ、この操作を2回行い10円コイン2枚をコイン溜め部32に入れる。
コイン横出し形態コイン収納部9の5円コイン(1枚収納されている)に指をあて内側に引き移動させてコイン溜め部32に入れる。
コイン横出し形態コイン収納部6bの1円コイン(1枚収納されている)に指をあて内側に引き移動させてコイン溜め部32に入れる。
コインホルダを下向きすとコイン溜め部32内の126円のコインは落ちるので、他方の掌で受ける。
【0030】
各コイン横出し形態コイン収納部の最端は完全に壁によって閉じ形態となっているが、収納コインの一部が外側に露出し突き出す、収納コイン直径よりも幅の狭い開口形態とするのもよい。
コインホルダーの直径を小さいものとできる。例えば65mm〜80mm。
【0031】
<技術的思想>
コインホルダ本体と、
このコインホルダ本体の内側に設けられた、コインをフリー状態で溜めることができるコイン溜め部又は前記コインを落下させ出す貫通開口と、
前記コイン溜め部又は前記貫通開口のを囲う形態で設けた異なる種類のコインを重ね収納する複数のコイン横出し形態コイン収納部と、前記複数のコイン横出し形態コイン収納部の間に設けた、収納されたコインが抜け出ないようにその弾性力で挟持形態で保持するための弾性保持部材と、備えるとともに、
前記複数のコイン横出し形態コイン収納部のコインを出し入れするコイン出し入れ開口は、前記コイン溜め部又は前記貫通開口に向いて開口されており、
コインは前記コイン溜め部側又は前記貫通開口側から各コイン横出し形態コイン収納部に押し込みいれて収納し、
前記複数のコイン横出し形態コイン収納部に収納されているコインの取出しは、コインをお前記コイン溜め部側又は前記貫通開口側に向けて移動させることにより取り出す形態であることを特徴とするコインホルダ。