(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6497730
(24)【登録日】2019年3月22日
(45)【発行日】2019年4月10日
(54)【発明の名称】包装袋
(51)【国際特許分類】
B65D 75/62 20060101AFI20190401BHJP
B65D 30/22 20060101ALI20190401BHJP
B65D 33/00 20060101ALI20190401BHJP
B65D 30/20 20060101ALI20190401BHJP
B65D 81/32 20060101ALI20190401BHJP
【FI】
B65D75/62 A
B65D30/22 F
B65D33/00 C
B65D30/20 L
B65D81/32 B
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-249226(P2014-249226)
(22)【出願日】2014年12月9日
(65)【公開番号】特開2016-108034(P2016-108034A)
(43)【公開日】2016年6月20日
【審査請求日】2017年10月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000206233
【氏名又は名称】大成ラミック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001542
【氏名又は名称】特許業務法人銀座マロニエ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】新井 宏一
(72)【発明者】
【氏名】横山 直貴
【審査官】
佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−227868(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2002/0148855(US,A1)
【文献】
特開2004−250041(JP,A)
【文献】
特表2008−543683(JP,A)
【文献】
実開昭62−052165(JP,U)
【文献】
特開平11−079257(JP,A)
【文献】
国際公開第2004/018313(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 75/62
B65D 30/20
B65D 30/22
B65D 33/00
B65D 81/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともベースフィルム層とシーラント層とを備える積層フィルムを、該シーラント層が相互に対向するように表裏に重ね合わせ、その重なり合う外周縁部どうしを融着接合してなる包装袋であって、
該包装袋は、仕切りシール部によって画成された2以上の被包装物収納室を有し、
前記仕切りシール部は、その幅方向中央部に、包装袋の上端縁から下端縁に至るまで長さ方向に連続的または不連続的に延在し、かつ該仕切りシール部よりも柔軟な非シール部、線シール部または点シール部からなる易折曲部を有し、
該易折曲部を境として隣接する2つの前記被包装物収納室が重なるように折り畳み可能であることを特徴とする包装袋。
【請求項2】
前記易折曲部の幅は、0.5mm〜4.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
前記仕切りシール部の、前記易折曲部の両側に位置する部分の幅は、それぞれ少なくとも0.5mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
【請求項4】
前記仕切りシール部上に、少なくとも一の開封疵を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。
【請求項5】
前記開封疵が、Iノッチ、Uノッチ、Vノッチまたは多数の疵痕からなることを特徴とする請求項4に記載の包装袋。
【請求項6】
包装袋の外周縁部に、少なくとも一の開封疵を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状、粘稠状、粉状、顆粒状、粒状あるいはこれらの組み合わせからなる飲食品や化粧品、医薬品等の被包装物を収納保持するための、2以上の被包装物収納室を有する包装袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ジャムとマーガリン、ケチャップとマスタード、醤油とラー油などのように、2種類の液状や粘稠状等の被包装物を収納する包装袋としては、例えば、特許文献1に、4方をシールしてなる包装袋の幅方向中央部に縦シール部を設けて2つの被包装物収納部に区画し、2種類の被包装物を、該収納部にそれぞれ分けて収納することのできる包装袋が開示されている。
【0003】
この特許文献1の包装袋では、使用に際して、前記縦シール部の中央位置から2つに折り曲げ、2つの被包装物収納部を重ね合わせた状態で、該被包装物収納部を同時に手指で押圧することで被包装物を注出させている。この包装袋では、前記縦シール部からの折り畳みを容易にするため、中央縦シール部の幅方向の中央部に、レーザーを照射してベースフィルム上に連続的にのびる条溝もしくはミシン目状に間欠的に延びる条溝を設けたり、プレス機を用いてミシン目状に間欠的に延びるパンチ穴を設ける等して、折り曲げ癖をつけていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−112451号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したように特許文献1の包装袋では、中央縦シール部の幅方向の中央部に、条溝やパンチ穴を設けているが、該条溝等を中央縦シール部上に正確に形成する必要があるため、手間が非常にかかると共に、条溝等を形成した部分の強度が低くなり、この包装袋を、例えば自動充填包装機を用いて製造する際に、積層フィルムが走行中にシールロール等に引っかかる等した場合に、前記条溝等の部分から破断が発生しやすいという問題点があった。
【0006】
また、特許文献1では、包装袋を開封するため、少なくとも一本の引裂き誘導疵が、包装袋を構成する積層フィルムのベースフィルム層上の、各被包装物収納部、中央縦シール部および横シール部にかかるように設けられている。このように引裂き誘導疵を、被包装物収納部上にまで設けると、梱包や運搬等の取り扱い時における不測の押圧によって、被包装物収納部が引裂き誘導疵部分から破袋し、被包装物が漏れ出すおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明では、2以上の被包装物収納室を有する包装袋において、各被包装物収納室どうしの重ね合わせが容易で、被包装物収納室や被包装物収納室どうしを仕切るための仕切りシール部からの破袋のおそれがなく、さらには、手指を汚すことなく簡単に包装袋を引裂き開封することのできる包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者らは、上記問題点を解決すべく研究開発を行った結果、以下のような発明を開発するに至った。即ち、本発明は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを備える積層フィルムを、該シーラント層が相互に対向するように表裏に重ね合わせ、その重なり合う外周縁部どうしを融着接合してなる包装袋であって、該包装袋は、仕切りシール部によって画成された2以上の被包装物収納室を有し、前記仕切りシール部は、その幅方向中央部に、
包装袋の上端縁から下端縁に至るまで長さ方向に連続的または不連続的に延在
し、かつ該仕切りシール部よりも柔軟な
非シール部、線シール部または点シール部からなる易折曲部を有
し、該易折曲部を境として隣接する2つの前記被包装物収納室が重なるように折り畳み可能であることを特徴とする包装袋である。
【0009】
なお、本発明の包装袋については、さらに下記のような構成にすることがより好ましい解決手段となる。即ち、
(1
)前記易折曲部の幅は
、0.5mm
〜4.0mmであること、
(
2)前記仕切りシール部の、前記易折曲部の両側に位置する部分の幅は、それぞれ少なくとも0.5mmであること、
(
3)前記仕切りシール部上に、少なくとも一の開封疵を有すること、
(
4)前記開封疵が、Iノッチ、Uノッチ、Vノッチまたは多数の疵痕からなること、
(
5)包装袋の外周縁部に、少なくとも一の開封疵を有すること、
である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、包装袋を複数の被包装物収納室に画成するための仕切りシール部の幅方向中央部に、その長さ方向に延在するように、該仕切りシール部よりも柔軟な易折曲部を設けたことで、該易折曲部を境界として包装袋を折り畳んで、2つの被包装物収納室を容易に重ね合わせることができ、また、その折り畳み姿勢のままに維持することができるという効果が期待できる。
【0011】
また、前記易折曲部を、非シール部、線シール部または点シール部とした
ことにより、従来のように折り曲げ癖を付けるための条溝等を設ける必要がないため、被包装物収納室を画成するための仕切りシール部の強度が低下することがなく、該仕切りシール部が破断するおそれもない。
【0012】
また、前記易折曲部の幅を
、0.5mm
以上4.0mm
以下とした場合には、上記効果を一層有効に発揮することができ、0.5mm未満では、易折曲部の幅が狭いため、該易折曲部を境として包装袋を2つに折り曲げたとしても、折り曲げ部分がスプリングバックによって原形状(平坦な姿勢)に戻ってしまうおそれがある。
一方、仕切りシール部の、易折曲部の両側に位置する部分は、狭幅になりすぎると、破袋して被包装物収納部から被包装物が漏れ出すおそれがあるため、それぞれ少なくとも0.5mm、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは3.5〜7.0mmになるようにする。
【0013】
また、本発明の包装袋では、前記仕切りシール部上に、少なくとも一の開封疵を設けたことにより、該開封疵を始点として、仕切りシール部によって区画されてなる隣接する2つの被包装物収納部を同時に、手指による引裂きによって簡単に開封することができる。とくに、本発明によれば、開封疵が、包装袋を幅方向に区画する仕切りシール部上に設けられているため、例えば、自動充填包装機を用いて包装袋を充填包装した場合にも、ヒートシールロール等の機器にひっかかる等して誤開封されるおそれが低くなる。
【0014】
なお、前記開封疵は、Iノッチ、Uノッチ、Vノッチ、または点状や線状等からなる多数の疵痕とし、被包
装物の種類や、包装袋や開口部の大きさ等の各種の条件にあわせて設けることが好ましく、また一種もしくは複数種の開封疵を組み合わせて、複数設けてもよい。
【0015】
とくに、UノッチまたはVノッチからなる開封疵は、2つの被包装物収納部を同時に、包装袋の上端部に向かって引裂いて開封するのに好適であり、さらに、これらの開封疵によれば、被包装物収納部の角部に開口を形成することができるとともに、開封疵の形成位置を変更することによって開口部を狭幅にも広幅にも調整することができる。
【0016】
また、前記開封疵を、非シール部等からなる易折曲部上に設ける場合には、該易折曲部上のみならず、仕切りシール部の、易折曲部の両側に位置する部分に至るまで形成することが好ましく、これによれば、手指による小さな引裂力によって、仕切りシール部および被包装物収納部を簡単かつ確実に引裂いて包装袋を開封させることができる。とくに、開封疵は、その両端が、仕切りシール部の、易折曲部の側縁からその両側に位置する部分のそれぞれ0〜4mm、好ましくは0〜2mmの範囲に位置すること、また被包装物収納部の側縁から1mm以上の位置にあるように形成することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の包装袋の一実施形態を示す正面図である。
【
図2】本発明の包装袋の他の実施形態を示す正面図である。
【
図3】本発明の包装袋を、易折曲部を境界として2つに折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【
図4】本発明の包装袋の他の実施形態を示す正面図である。
【
図5】本発明の包装袋のさらに他の実施形態を示す正面図である。
【
図6】本発明の包装袋の使用形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
この発明の実施形態を図面に示すところに基づいて以下に説明する。
この発明に係る包装袋は、
図1の一実施形態に示したように、包装袋1の幅方向(図では左右方向)中央部に設けた仕切りシール部2によって画成された2つの被包装物収納部3を有している。この包装袋1は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える積層フィルムからなり、例えば、充填包装機によって形成する場合には、長尺の積層フィルムを、シーラント層が相互に対向するように幅方向に中央から半折りした後、両側部を縦シールして縦シール部5を形成することで筒状とすると同時に、中央部を縦シールして仕切りシール部2を形成することで、2つの筒状部を形成し、さらに、各筒状部にそれぞれ被包装物を充填すると共に、一定の間隔をおいて上下に横シールして横シール部8(8a、8b)を形成することによる。
なお、包装袋1は、
図1のような四方シール形の他、折返し辺を有する三方シール形の包装袋であってもよい。
【0019】
この包装袋1は、仕切りシール部2の幅方向中央部に、仕切りシール部2の長さ方向に延在する易折曲部4を有している点に特徴がある。なお、符号2aは、仕切りシール部2の、易折曲部4の両側に位置する部分(以下、「仕切りシール部分2a」と言う。)を示す。この易折曲部4は、仕切りシール部2よりも柔軟な構造からなり、例えば、
図1のような一定の幅で設けた帯状の非シール部4aや、
図2(a)の非シール部4aと線シール部4bの組み合わせ、
図2(b)の非シール部4aと点シール部4cの組み合わせ等によって構成することができる。
【0020】
また、易折曲部4は、
図1のように仕切りシール部2の長さ方向に一定の幅で設ける他、仕切りシール部2の上端から下端に向かって次第に狭幅あるいは広幅に設けること、仕切りシール部2の上部、中間部または下部のみに設けること、あるいは例えば、
図2(c)に示すように非シール部4aを、一定の間隔をおいて不連続的に設ける等、適宜変更することができる。
【0021】
なお、易折曲部4は、例えば、一対の縦シールロールによって上記したように半折りした積層フィルムの中央部に仕切りシール部2を形成するに際し、一対の縦シールロールの少なくとも一方の縦シールロールの幅方向中央部の所要の位置に凹部を設けて、積層フィルムどうしの融着を阻止することにより形成することができる。
【0022】
このように包装袋1の仕切りシール部2の幅方向中央部に易折曲部4を形成すれば、該易折曲部4が、仕切りシール部2よりも柔軟で、剛性が小さいため、
図3に示すように、包装袋1を易折曲部4を境界として容易に2つに折り畳むことができ、また包装袋1が、スプリングバックによって折り畳み姿勢から平坦な姿勢に戻るおそれもなく、手指によって押圧を加えなくてもその折り畳み姿勢を保つことができる。
【0023】
なお、易折曲部4を、例えば
図2(a)および(b)に示すように、包装袋1の上端縁から下端縁に至る全長にわたって形成した場合には、易折曲部4の上端部および下端部が、剛性の高い横シール部8a、8bによる抵抗を受けることがなく、包装袋1を易折曲部4を境界として、さらに容易に折り畳むことができると共に、その折り畳み姿勢を保つことができる。
【0024】
図1および
図2の包装袋1は、その幅方向中央付近に設けられた仕切りシール部2によって、2つの被包装物収納部3に区画形成されているが、それに限定されるものではなく、例えば、被包装物の種類や用途等に合わせて、
図4に示すように仕切りシール部2を、包装袋1の縦シール部5側に寄った位置に設けて、2つの被包装物収納部3の大きさを変えてもよいし、
図5に示すように、包装袋1の幅方向に、複数(図では3つ)の仕切りシール部2を設けて、複数の被包装物収納部3を区画形成してもよく、いずれの場合にも同様の作用効果を期待することができる。
【0025】
なお、
図1に示すように易折曲部4の幅dは
、0.5mm
以上4.0mm
以下とする
ことが好ましい。これは、易折曲部4の幅dが、0.5mm未満の場合、該易折曲部4を境として包装袋1を折り畳んだとしても、易折曲部4の両側にある仕切りシール部分2aによるスプリングバッグが大きく働き、その折り畳み姿勢を保つことができないからである。
一方、易折曲部4の幅dが、仕切りシール部2のシール幅Dに対して大きすぎると、仕切りシール部分2aが狭幅となり、破断や液漏れが発生したり、2つの被包装物収納室3が連通してしまうおそれがある。このため、易折曲部4は、仕切りシール部2の、易折曲部4の両側に位置する部分2aの幅が、それぞれ少なくとも0.5mm、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは3.5〜7.0mmになるように形成することが好ましい。
【0026】
このような包装袋1の開封においては、仕切りシール部2を介して隣接する2つの被包装物収納室3の、同時の引裂き開封を可能にするため、仕切りシール部2上に少なくとも一の開封疵6を設けることが好ましい。この開封疵6は、Iノッチ、Uノッチ、Vノッチまたは、多数の点状や線状等の疵痕からなり、被包装物の種類や、包装袋の大きさ、開口幅等の各種の条件に合わせて設ける。
【0027】
とくに開封疵6がUノッチおよびVノッチの場合には、
図3に示すように包装袋1を折り畳んで2つの被包装物収納室3を重ね合わせた状態で、図ではVノッチで示す開封疵6を始点として図中に矢印で示すように、包装袋1の仕切りシール部2を、上側横シール部8aへ向かって引き上げて、包装袋1の折り畳み部分を引裂いたことで、2つの被包装物収納室3の各角部に狭幅の開口7を形成することができる。これによれば、
図6に示したように、包装袋1を易折曲部4を境として2つに折り畳んだ姿勢とし、2つの被包装物収納室3を手指で押圧し、被包装物を各被包装物収納室3の開口7から同時に注出させることができる。
【0028】
なお、開口7の開口幅は、UノッチおよびVノッチの形成位置によって変わるため、被包装物の種類や用途等に合わせて、開封疵6の形成位置を適宜決定することが好ましく、複数の開封疵6を予め設けておき、使用に際し、使用者の好みや用途に合わせて開封疵6を選択してもよい。
【0029】
このように包装袋1を幅方向に区画する仕切りシール部2上に開封疵6を設けた場合には、例えば、自動充填包装機を用いて包装袋1を充填包装した際に、開封疵6がヒートシールロール等の機器にひっかかる等して誤開封されるおそれが低くなる。
【0030】
また、開封疵6を易折曲部4上に設ける場合には、該易折曲部4のみならず、その両側に位置する仕切りシール部分2aに至るまで形成することが好ましい。このとき、開封疵6の両端を、易折曲部4側縁から、仕切りシール部分2a上のそれぞれ0〜4mmの範囲、好ましくは0〜2mmの範囲に位置するように形成した場合には、開封疵6を始点として手指によって引裂き開封した際に、小さな引裂き力で簡単かつ確実に開封することができる。なお、開封疵6の両端が、易折曲部4の側縁から仕切りシール部分2a上の4mm超の位置にある場合や、被包装物収納室3の側縁から1mm未満の位置にある場合には、輸送や取り扱い中に誤って引裂かれて、容易に被包装物収納室3にまで伝播するおそれが高くなる。
【0031】
また、使用者の好みや用途等によっては、包装袋1の複数の被包装物収納室3のうちの、いずれか1の被包装物収納室3のみを開封させたい場合がある。そのため、本発明では、
図1に示すように、包装袋1の外周縁シール部(縦シール部5および横シール部8a、8b)の、図では縦シール部5の側端縁にノッチ等の開封疵9を設けておき、所望とする被包装物収納室3のみを開封できるようにしておくことが好ましい。
【符号の説明】
【0032】
1 包装袋
2 仕切りシール部
2a 仕切りシール部分
3 被包装物収納室
4 易折曲部
4a 非シール部
4b 線シール部
4c 点シール部
5 縦シール部
6 開封疵
7 開口
8a、8b 横シール部
9 開封疵